[go: up one dir, main page]

JPH1125467A - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置

Info

Publication number
JPH1125467A
JPH1125467A JP9176717A JP17671797A JPH1125467A JP H1125467 A JPH1125467 A JP H1125467A JP 9176717 A JP9176717 A JP 9176717A JP 17671797 A JP17671797 A JP 17671797A JP H1125467 A JPH1125467 A JP H1125467A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
information
recording layer
offset
tracking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9176717A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihisa Tanaka
稔久 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP9176717A priority Critical patent/JPH1125467A/ja
Publication of JPH1125467A publication Critical patent/JPH1125467A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多層記録媒体の各記録層にフォーカス制御お
よびトラッキング制御をかける。 【解決手段】 フォーカスループおよびトラッキングル
ープの各サーボループのオフセットおよびゲインを各記
録層ごとに設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光磁気ディスクま
たは光ディスクなどの情報記録媒体に記録あるいは再生
を行う情報記録再生装置に関し、特に記録層を複数有す
る多層記録媒体に対して記録あるいは再生を行う情報記
録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光磁気ディスクなどの情報記録媒
体の記憶容量を向上させるために様々な試みがなされて
いる。特に、記録媒体を高データ密度化する技術とし
て、記録層を多層化することが考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の情報記
録再生装置では、光ビームを媒体垂直方向について位置
決めするためのフォーカスサーボ、あるいは媒体半径方
向について位置決めするためのトラッキングサーボが単
層の記録媒体を制御対象としている。したがって、従来
の情報記録再生装置では、多層記録媒体の各記録層に対
するフォーカス制御あるいはトラッキング制御について
考慮されていなかった。本発明はこのような課題を解決
するためのものであり、多層記録媒体の各記録層にフォ
ーカス制御あるいはトラッキング制御をかけることがで
きる情報記録再生装置を提供することを目的としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明による情報記録再生装置は、記録層に
対して光ビームを照射する光ヘッドと、光ビームを記録
媒体に対してフォーカス方向に位置決めするフォーカシ
ング移動手段と、光ビームが照射されている情報トラッ
クがいずれの記録層に属するかを検出する記録層検出手
段と、フォーカシング移動手段のサーボループのオフセ
ットを各記録層ごとに設定する制御手段とを備えるもの
である。また、記録層に対して光ビームを照射する光ヘ
ッドと、光ビームを記録媒体に対してフォーカス方向に
位置決めするフォーカシング移動手段と、光ビームが照
射されている情報トラックがいずれの記録層に属するか
を検出する記録層検出手段と、フォーカシング移動手段
のサーボループのゲインを各記録層ごとに設定する制御
手段とを備えるものである。したがって、フォーカッシ
ング移動手段のサーボループのオフセットまたはゲイン
が各記録層ごとに設定される。
【0005】また、記録層に対して光ビームを照射する
光ヘッドと、光ビームを記録媒体に対してトラッキング
方向に位置決めするトラッキング移動手段と、光ビーム
が照射されている情報トラックがいずれの記録層に属す
るかを検出する記録層検出手段と、トラッキング移動手
段のサーボループのオフセットを各記録層ごとに設定す
る制御手段とを備えるものである。また、記録層に対し
て光ビームを照射する光ヘッドと、光ビームを記録媒体
に対してトラッキング方向に位置決めするトラッキング
移動手段と、光ビームが照射されている情報トラックが
いずれの記録層に属するかを検出する記録層検出手段
と、トラッキング移動手段のサーボループのゲインを各
記録層ごとに設定する制御手段とを備えるものである。
したがって、トラッキング移動手段のサーボループのオ
フセットまたはゲインが各記録層ごとに設定される。
【0006】また、制御手段は、任意の記録層上でフォ
ーカスサーボをかけた状態でフォーカスサーボループへ
印加するオフセットを変化させ、得られた再生信号の振
幅に基づいて再生信号の振幅が最大となるオフセットを
算出してサーボループのオフセットとして設定し、各記
録層でのフォーカスサーボループのオフセットを算出し
て設定するようにしたものである。また、制御手段は、
任意の記録層上でトラッキングサーボをかけた状態でト
ラッキングサーボループへ印加するオフセットを変化さ
せ、得られた再生信号の振幅に基づいて再生信号の振幅
が最大となるオフセットを算出してサーボループのオフ
セットとして設定し、各記録層でのトラッキングサーボ
ループのオフセットを算出して設定するようにしたもの
である。
【0007】また、制御手段は、任意の記録層上でフォ
ーカスサーボおよびトラッキングサーボをかけた状態で
フォーカスサーボループまたはトラッキングサーボルー
プへ印加するオフセットを変化させ、得られた再生信号
の振幅に基づいて再生信号の振幅が最大となるオフセッ
トを算出してサーボループのオフセットとして設定し、
各記録層でのフォーカスサーボループおよびトラッキン
グサーボループのオフセットを算出して設定するように
したものである。また、制御手段は、任意の記録層上で
フォーカスサーボをかけた状態でフォーカスサーボルー
プのループゲインを変化させて所定の位相差情報を検出
し、所望の位相差情報が得られた場合のループゲインを
サーボループのゲインとして設定し、各記録層でのフォ
ーカスサーボループのゲインを設定するようにしたもの
である。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1は本発明の一実施の形態である情報
記録再生装置のブロック図である。同図において、2は
記録媒体1の半径方向に移動可能なように配置された光
ヘッドである。
【0009】光ヘッド2は、所定パワーの光ビーム(レ
ーザ光)を出力する発光素子(半導体レーザ:LD)2
1、記録媒体1に反射光を検出する受光素子(PINフ
ォトダイオード)24、発光素子21の出力を検出する
受光素子(PINフォトダイオード)27、光ビームの
フォーカスを制御するフォーカスアクチュエータ25、
およびトラック位置を制御するトラックアクチュエータ
26を有している。
【0010】記録媒体1には、複数の記録層ここでは2
つの記録層1A〜1Cが厚さ方向に重なるようにして形
成されている。各記録層1A〜1Cには、同心円状ある
いは螺旋(スパイラル)状であって、記録媒体1の半径
方向に交互にランドおよびグルーブからなるトラック溝
が形成されている。
【0011】また、コントロール部6は、情報記録再生
装置の各部を制御するCPU(制御手段)であり、各種
演算処理機能を有している。EP−ROM7は、不揮発
性のメモリであり、コントロール部6の制御動作に必要
な情報を記憶する。
【0012】特に、EP−ROM7には、記録、消去あ
るいは再生動作時に用いられる光ビームの最適パワーを
示す情報が記憶される。これら情報は、パワーマップと
呼ばれ、本発明では、記録媒体1の各記録層ごとに、各
半径位置の情報トラックに対応して、記録、消去あるい
は再生動作時に用いられる光ビームの最適パワーを示す
情報が記憶される。
【0013】光ヘッド2の発光素子21から分光器(偏
光ビームスプリッタ)22を介して記録媒体1に照射さ
れた光ビームは、所定の記録層上のランドまたはグルー
ブに光ビームスポットを形成する。ここで反射された反
射光は、分光器22を介して受光部が複数(例えば4分
割)に分割されている受光素子24で受光され、それぞ
れの受光信号が信号生成部3に出力される。
【0014】信号生成部3では、これら受光信号に基づ
いて光ビームとトラックとの位置的誤差を示すトラッキ
ングエラー信号TE、焦点誤差を示すフォーカスエラー
信号FEなどの各種サーボ信号を生成する。さらに信号
生成部3では、トラックに記録されている情報を示す再
生信号RDを生成する。
【0015】フォーカスエラー信号FEは、S字曲線と
呼ばれる形状の信号であり、トラッキングエラー信号T
Eはトラックの1ピッチ分に相当する正弦波状の信号で
ある。なお、トラッキングエラー信号TEは、分割され
た各受光部の受光信号の差として検出される。
【0016】これに対し、トラッキングエラー信号は各
受光信号の和となり、トラッキングエラー信号TEとは
位相が90°ずれている。また、再生信号RDには、記
録媒体1のプリフォーマット部から得られる信号とユー
ザによって書き込まれるデータ部から得られる信号があ
る。
【0017】ID検出部5は、この再生信号RDから記
録媒体1のプリフォーマット部に書かれたIDアドレス
を認識する。このIDアドレスには、層番号、トラック
ナンバー、セクタナンバーなどが含まれており、これに
より記録媒体1上のレーザスポット追従位置がコントロ
ール部6に通知される。
【0018】なお、記録媒体1のフォーマットによって
は層番号が直接書き込まれていない場合(例えば、トラ
ックナンバー、セクタナンバーなどが各記録層にわたっ
て連番で割り当てられている場合)も有り得る。しか
し、レーザスポットが記録媒体1のいずれの記録層に追
従しているかをIDアドレスとフォーマットに基づいて
認識すれば、層番号を求めることができる。
【0019】フォーカスアクチュエータ25とともにフ
ォーカシング移動手段を構成する対物レンズ23の媒体
垂直(厚さ)方向における位置は、対物レンズフォーカ
ス位置センサ28によって検出され、対物レンズフォー
カス位置信号LPとして出力される。この信号LPは、
対物レンズ23の移動にしたがって、単調に増加または
減少する。
【0020】対物レンズフォーカス位置センサ28は、
フォーカスエラー検出と比べて検出感度が低く、検出範
囲が広い。このセンサ28から出力される対物レンズフ
ォーカス位置信号LPは、フルスケールが対物レンズ2
3の動作範囲幅1〜2mmに相当する制御勾配を持つセ
ンサ信号である。
【0021】一方、対物レンズ23の媒体半径方向にお
ける位置は、対物レンズトラック位置センサ29によっ
て検出され、対物レンズトラック位置信号TPが出力さ
れる。この信号TPは、対物レンズ23の移動にしたが
って単調に増加または減少する。
【0022】なお、これら再生信号RD、フォーカスエ
ラー信号FE、トラッキングエラー信号TE、および対
物レンズフォーカス位置信号LPは、A−D変換部4に
より検出され、装置全体を制御するコントロール部6に
対してディジタル情報として出力される。これにより、
コントロール部6は、各記録層上の各半径位置のトラッ
クにおける光ビームの最適記録/消去パワーを選択し、
あるいは各サーボループのゲイン調整やオフセット調整
を行う。
【0023】次に、各サーボループのうちフォーカスサ
ーボループについて説明する。記録媒体1の所定記録層
に光ビームスポットをシークおよび合照させるフォーカ
スサーボループは、ゲイン設定部8A、位相補償部10
A、シーク/追従切換部12のスイッチ12A、AFド
ライバ13およびフォーカスアクチュエータ25から構
成される。
【0024】フォーカスエラー信号FEは、ゲイン設定
部8Aおよひ位相補償部10Aによって最適ゲインに設
定される。オフセット印加部12は、記録媒体1の目標
とする記録層にレーザスポットを追従させる追従制御動
作(フォーカシング動作)を行うために、位相補償部1
0Aから出力されたフォーカスエラー信号FEにオフセ
ット値を印加して、制御の目標値を変化させる。
【0025】また、所望の記録層にレーザスポットを移
動させる層間シーク動作を行うために、対物レンズフォ
ーカス位置信号LPにオフセット値を印加して、制御の
目標値を変化させる。なお、フォーカスエラー信号FE
および対物レンズフォーカス位置信号LPに加えるオフ
セット値の分解能としては、それぞれ対物レンズ23の
移動量が0.01μm程度,1μm程度となる電圧刻み
があればよい。
【0026】オフセット値が印加されたこれら信号は、
シーク/追従切換部12のスイッチ(SW)12Aに入
力される。シーク/追従切換部12のスイッチ12A
は、コントロール部6からの指示に応じて、各サーボル
ープの信号を切り換えることにより、層間シーク動作と
追従制御動作との切り換えを行う。
【0027】この場合、層間シーク動作時にはスイッチ
12Aによりレンズフォーカス位置信号LPが選択さ
れ、また追従動作時にはフォーカスエラー信号FEが選
択され、それぞれAFドライバ13へ出力される。これ
により、AFドライバ13からフォーカスアクチュエー
タ25に駆動電流が供給されて対物レンズ23が媒体垂
直方向に駆動され、光ビームスポットが所望の記録層に
層間シークされ、あるいは追従制御される。
【0028】なお、AFドライバ13の前段には、対物
レンズ23を媒体垂直方向に掃引動作させる掃引部13
Aと、これを切換接続するスイッチ(SW)13Bが設
けられている。これにより、装置立ち上げ時のフォーカ
ス引き込みが行われる。
【0029】次に、トラッキングサーボループについて
説明する。記録媒体1の所定トラックに光ビームスポッ
トをシークおよび追従させるトラッキングサーボループ
は、ゲイン設定部8B、位相補償部10B、シーク/追
従切換部12のスイッチ12B、ATドライバ14およ
びトラッキングアクチュエータ26から構成されてい
る。
【0030】トラックエラー信号TEは、ゲイン設定部
8Bおよび位相補償部10Bによって最適ゲインに設定
される。オフセット印加部12は、記録媒体1の目標と
する記録層にレーザスポットを追従させる追従制御動作
(トラッキング動作)を行うために、位相補償部10A
から出力されたトラックエラー信号TEにオフセット値
を印加して、制御の目標値を変化させる。
【0031】なお、トラックエラー信号TEに加えるオ
フセット値の分解能としては、対物レンズ23の移動量
が0.01μm程度となる電圧刻みがあればよい。オフ
セット値が印加された信号TE、および対物レンズトラ
ック位置センサ29からの対物レンズトラック位置信号
TPは、シーク/追従切換部12のスイッチ12Bに入
力される。
【0032】シーク/追従切換部12のスイッチ12B
は、コントロール部6からの指示に応じて、各サーボル
ープの信号を切り換えることにより、面内シーク動作と
追従制御動作との切り換えを行う。この場合、面内シー
ク動作時にはスイッチ12Aにより対物レンズトラック
位置信号TPが選択される。
【0033】また追従動作時にはトラックエラー信号T
Eが選択され、それぞれATドライバ14へ出力され
る。これにより、ATドライバ14からトラッキングア
クチュエータ26に駆動電流が供給されて、対物レンズ
23が媒体半径方向に駆動され、光ビームスポットが所
望のトラックに面内シークされ、あるいは追従制御され
る。
【0034】次に、キャリッジサーボループについて説
明する。光ヘッド2を媒体半径方向に位置決めするキャ
リッジを制御するキャリッジサーボループは、ゲイン設
定部8C、位相補償部10C、面内/層間シーク切換部
19、基準速度部18、シーク/追従切換部12のスイ
ッチ12C、キャリッジドライバ15から構成される。
【0035】対物レンズトラック位置センサ29から出
力された対物レンズトラック位置信号TPは、ゲイン設
定部8Cおよび位相補償部10Cによって最適ゲインに
設定される。位相補償部10Cからの信号TP、および
面内/層間シーク切換部19からの制御信号は、シーク
/追従切換部12のスイッチ12Cに入力される。
【0036】シーク/追従切換部12のスイッチ12C
は、コントロール部6からの指示に応じて、各サーボル
ープの信号を切り換える。これにより、面内/層間シー
クを同時に行う面内/層間シーク動作と、対物レンズ2
3の媒体半径方向の位置がキャリッジドライバ15にフ
ィードバックされる、いわゆるダブルサーボ制御動作と
の切り換えを行う。
【0037】この場合、面内/層間シーク動作時には、
スイッチ12Aにより面内/層間シーク切換部19から
の制御信号が選択される。またダブルサーボ制御動作時
には、位相補償部10Cからの対物レンズトラック位置
信号TPが選択され、それぞれキャリッジドライバ15
へ出力される。
【0038】これにより、キャリッジドライバ15から
キャリッジ(図示せず)に駆動電流が供給されて、光ヘ
ッド2の対物レンズ23が媒体半径方向に駆動される。
そして、光ビームスポットが所望のトラックに面内シー
クされ、あるいは追従制御される。
【0039】なお、面内/層間シーク切換部19は、層
間シークと面内シークを同時に行う場合、キャリッジの
移動に応じてキャリッジドライバ15の出力に生じる逆
起電圧に基づいてキャリッジの速度を検出する。そし
て、基準速度発生部18から出力される基準速度とキャ
リッジ速度との差を、制御信号としてシーク/追従切換
部12に出力する。
【0040】このとき、コントロール部6は、先に算出
した媒体半径方向の移動量からキャリッジの移動速度を
決定し、この移動速度を示す基準速度信号を基準速度部
27から出力させる。こうして、所望の速度でキャリッ
ジが移動するように制御が行われる。また、面内/層間
シーク切換部19は、キャリッジドライバ15の出力に
生じる逆起電圧の積算を、常時、行うことにより、キャ
リッジの位置を得ている。
【0041】コントロール部6は、面内/層間シーク切
換部19で得られた位置情報を基に媒体半径方向の現在
位置を推定して、それに応じて基準速度発生部18から
の基準速度を逐次変更する(例えば、目標位置に近づい
たら減速するなど)。以上のようにして、レーザスポッ
トを媒体垂直方向に移動させる層間シークと媒体半径方
向に移動させる面内シークとが同時に行われる。
【0042】これにより、光ヘッド2を媒体半径方向に
位置決めするキャリッジ(図示せず)にキャリッジドラ
イバ15から駆動電流が供給され、キャリッジが媒体半
径方向に駆動される。以上のように、対物レンズ23、
トラッキングアクチュエータ26およびキャリッジは、
トラッキング移動手段として機能する。
【0043】このようにして、記録媒体1の所望の記録
層の所望のトラックに光ビームスポットがシークされ追
従制御され、そのスポット位置に最適なパワーの光ビー
ムが出力される。16はコントロール部6からの指示、
または発光素子21の出力を検出する受光素子27から
のLDパワーモニタ信号に基づいてLDドライバ17を
制御することにより、発光素子21から所望のパワーの
光ビームを出力させるLDパワー制御部である。
【0044】コントロール部6は、前述したアドレス情
報に基づいて光ビームが照射されている層番号および半
径位置を算出し、その層番号および半径位置に応じて予
めEP−ROM14に格納されている光ビームのパワー
値を読み出してLDパワー制御部15に指示する。これ
により、記録媒体1の記録層および半径位置に応じた適
切なパワーの光ビームが出力される。
【0045】なお、このパワー制御は、記録/消去/再
生動作によってもそれぞれ適切な値に切り換えられる。
また、コントロール部6は、記録媒体1が装填された場
合、あるいは必要に応じて、記録媒体1の所定記録層お
よび所定半径位置において、情報トラックに試し書き動
作を行い、その再生信号を検査することによって、各記
録層および半径位置での記録動作に最適な記録、消去ま
たは再生条件を選択する。
【0046】次に、図3〜5を参照して、本発明の動作
として、記録層を3層備えた情報記録媒体1における層
間移動(フォーカスジャンプ)動作を例に説明する。図
3はフォーカスゲイン設定動作を示すフローチャート、
図4はトラッキングゲイン設定動作を示すフローチャー
ト、図5はオフセット調整動作を示すフローチャートで
ある。 [動作1]情報記録再生装置のコントロール部6は、記
録媒体1が装置内部に装填されると、その記録媒体1が
多層記録媒体であることを認識する。
【0047】この認識は、記録媒体1のカートリッジに
設けられた検出穴やバーコードを読み取ったり、記録媒
体1の第1層に記録されたインフォメーションエリアの
情報を読み取ったりすることで行われる。ここでは、光
ヘッド2から1番近い記録層を第1層1Aとするが、1
番遠い層1Cを第1層としてもよいことは言うまでもな
い。
【0048】[動作2]次に、情報記録再生装置は、ス
ピンドルモータ28によって記録媒体1を回転させると
ともに、キャリッジによって光ヘッド2を記録媒体1の
半径方向へ移動させる。光ヘッド2の移動先は、キャリ
ッジとスピンドルモータ1Mの取付ベースに対してあら
かじめ決まった位置に配設されたホトインタラプタなど
の位置検出器で中周位置で位置制御をかける。
【0049】[動作3]次いで、コントロール部6は、
半導体レーザ21をLDドライバ17によって発光さ
せ、対物レンズ23を通してレーザスポットを媒体面に
照射させる。このとき、スイッチ13Bは、掃引部13
Aの出力を選択しており(フォーカスサーボはオフ状
態)、掃引部13Aは、あらかじめ決められた駆動パタ
ーンにしたがってAFドライバ13に電圧値を供給す
る。これにより、フォーカスアクチュエータ25に電流
が供給され、対物レンズ23がフォーカス方向に駆動さ
れる。
【0050】このようにして、対物レンズ23をフォー
カス方向に掃引すると、図2に示すような、記録媒体1
の各記録層1A〜1Cにそれぞれ対応した3つのS字曲
線S1〜S3を有するフォーカスエラー信号FEが得ら
れる。図2はフォーカスエラー信号の取り込みを示す説
明図である。図2(b)は、図2(a)の信号FEが得
られるときの対物レンズ位置信号LPの様子を示してい
る。この信号LPは、対物レンズ23の移動にしたがっ
て単調に増加する。
【0051】なお、図2(a)、図2(b)における横
軸は、対物レンズ23と記録媒体1の距離を表し、右方
向へ行くほど対物レンズ23が媒体1に近づくものとす
る。図2(a)のフォーカスエラー信号FEをしきい値
Ecによって2値化すると、図2(c)に示すような2
値化信号が得られる。A−D変換部4は、この2値化信
号のタイミングで対物レンズ位置信号LPをサンプルホ
ールドしてディジタル値として取り込む。
【0052】これにより、記録媒体1の3つの記録層1
A〜1Cにそれぞれ対応した対物レンズ位置信号LPの
3つの値E1〜E3を得ることができる。これらの電圧
E1〜E3は、コントロール部6を介してEP−ROM
7に記憶される。なお、E1〜E3の取り込みは、対物
レンズ23の掃引を複数回繰り返して、複数個のデータ
の平均値として記憶してもよい。
【0053】[動作4]次に、記録媒体1の第1の記録
層31へのフォーカス引き込みを行う。このシーケンス
は通常の単層記録媒体のフォーカス引き込みと同様であ
る。つまり、全光量信号のレベルをモニタして記録面近
傍にピントが合いそうになったとき(図2(a)に示す
フォーカスエラー信号FEの制御点CP1の近傍)、ス
イッチ13Bを掃引部13Aからシーク/追従切換部1
2側に切り換えてフォーカスサーボをオン状態にする。
【0054】その後、記録層1Aのトラックから得られ
るトラックエラー信号TEを用いてトラッキング制御を
かける。また、トラックエラー信号TEの低域周波数成
分を用いてキャリッジを駆動するダブルサーボ制御も併
せて行う。以上の制御状態がそろって追従状態となる
(ステップ31,41,51)。
【0055】[動作5]次に、CPUは、フォーカスゲ
イン設定動作として、まずフォーカスサーボループに位
相比較型ゲイン設定部9Aを作動させる。位相比較型ゲ
イン設定部9Aは、位相補償部10Aの出力に位相比較
型ゲイン設定部9Aから単一周波数(設定すべきクロス
オーバ周波数)の正弦波出力信号を加える機能、加算直
前のサーボループ信号をゲイン設定部8Aから取り込み
正弦波出力信号との位相比較を行う機能、および両信号
の位相差が適切な角度(例えば、装置の経験的な値とし
て65度〜70度)になるようにループゲインの設定値
をコントロール部6に送信する機能を有している。
【0056】コントロール部6は、この位相比較型ゲイ
ン設定部9Aからの情報に基づいてゲイン設定部8Aの
ループゲインを変化させる(ステップ32)。所定の位
相差になったのを確認できたら(ステップ33:YE
S)、そのときのゲインを、現在追従している記録層の
フォーカスゲインとして記憶する(ステップ34)。
【0057】次に、コントロール部6は、トラッキング
ゲイン設定動作として、まずトラッキングサーボループ
に位相比較型ゲイン設定部を作動させる。位相比較型ゲ
イン設定部9Bは、位相補償部10Bの出力に位相比較
型ゲイン設定部9Bから単一周波数(設定すべきクロス
オーバ周波数)の正弦波出力信号を加える機能、加算直
前のサーボループ信号をゲイン設定部8Bから取り込み
正弦波出力信号と位相比較を行う機能、および両信号の
位相差が適切な角度(例えば、装置の経験的な値として
65度〜70度)になるようにループゲインの設定値を
コントロール部6に送信する機能を有している。
【0058】コントロール部6は、この位相比較型ゲイ
ン設定部9Bからの情報によりゲイン設定部8Bのゲイ
ンをコントロールする(ステップ42)。所定の位相差
になったのを確認できたら(ステップ43:YES)、
そのときのゲインを、現在追従している記録層のトラッ
キングゲインとして記憶する(ステップ44)。
【0059】[動作6]次に、コントロール部6は、オ
フセット調整動作として、まずオフセット印加部11の
オフセットレベルを段階的に切り換えて、記録媒体1に
書かれている再生信号の振幅をとらえる(ステップ5
2)。この再生信号は、既存のID部の信号でも、デー
タ部に前もって書かれた信号でも構わない。
【0060】そして、そのオフセットレベルで得られた
再生信号の振幅が最大であるか否か判断する(ステップ
53)。再生信号振幅は、最適フォーカス点をピークと
してデフォーカスを生じると放物線状に振幅が低下する
ので、再生信号最大のオフセット量を見いだすために
は、例えば以下のような方法がある。
【0061】オフセット量と再生信号振幅の関数とし
て回帰曲線を用い再生信号最大のオフセット量を算出す
る。(2次回帰、4次回帰など) 再生信号振幅最大と推定される振幅最大量からの振幅
低下の割合が一定である2カ所のオフセット量の平均値
をもって再生信号振幅最大のオフセット量とする。
【0062】再生信号振幅最大と推定される振幅最大
量からの振幅低下の割合が一定である2カ所のオフセッ
ト量の範囲で再生信号振幅量の積分を行い、その重心点
を再生信号振幅最大のオフセット量とする。 このようにして、上記いずれかの方法を用いて最大信号
振幅が検出され(ステップ53:YES)、得られたフ
ォーカスオフセット量は、EP−ROMに記憶され(ス
テップ54)、最適オフセットとしてフォーカスサーボ
ループに印加される。
【0063】次に、トラックオフセット印加部のオフセ
ットレベルを段階的に切り換えて、記録媒体1に書かれ
ている再生信号の振幅をとらえる(ステップ55)。そ
して、そのオフセットレベルで得られた再生信号の振幅
が最大であるか否か判断する(ステップ56)。
【0064】再生信号は最適トラック点をピークとして
デトラックを生じると放物線状に振幅が低下するのでフ
ォーカスの場合と同様に、上記〜のいずれかの方法
を用いて再生信号振幅最大のオフセット量を算出するこ
とができる。このトラッキングオフセット量はEP−R
OMに記憶され(ステップ57)、最適オフセットとし
てトラッキングサーボループに印加される。
【0065】[動作7]このようにして、所定の記録層
に対するゲイン設定およびオフセット設定を行った後、
残りの他の記録層への層間シークを行い、上記の動作5
および動作6を繰り返し実施する。すべての記録層に対
するゲイン設定およびオフセット設定を行った後、一連
の処理を終了する。
【0066】なお、以上の説明において、ゲイン可変
部、位相補償部、位相比較型ゲイン設定部、掃引部など
のハードウェア部分は、DSPを用いて機能実現しても
構わない。また、ディスク内の層毎のサーボ信号にばら
つきが少ない場合、あるいは、ばらつきが少ないことを
検知した場合、ゲインやオフセットは多層の中のいずれ
か1層を代表値として、固定値としても構わない。
【0067】また、以上の説明において、フォーカスサ
ーボルーブおよびトラッキングサーボループの、オフセ
ットおよびループゲインをそれぞれ設定する場合につい
て説明したが、これに限定されるものではない。例え
ば、必要に応じて、フォーカスサーボループあるいはト
ラッキングサーボループのいずれか一方のサーボループ
でだけ、オフセットおよびループゲインを設定するよう
にしてもよい。また、必要に応じて、両方あるいは任意
のサーボループにおいて、オフセットまたはループゲイ
ンのいずれか一方だけ設定するようにしてもよい。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、記録媒
体に設けられた複数の記録層について、それぞれ個別に
フォーカスサーボループあるいはトラッキングサーボル
ープにおいて、そのオフセットあるいはループゲインを
それぞれ設定するようにしたものである。したがって、
多層記録媒体の各記録層に適切なフォーカス制御あるい
はトラッキング制御をかけることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態による情報記録再生装
置のブロック図である。
【図2】 フォーカスエラー信号の取り込みを示す説明
図である。
【図3】 フォーカスゲイン設定動作を示すフローチャ
ートである。
【図4】 トラッキングゲイン設定動作を示すフローチ
ャートである。
【図5】 オフセット調整動作を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1…記録媒体、1A〜1C…記録層、2…光ヘッド、2
1…発光素子、22…分光器、24,27…受光素子、
25…フォーカスアクチュエータ、26…トラッキング
アクチュエータ、28…対物レンズフォーカス位置セン
サ、29…対物レンズトラック位置センサ、3…信号生
成部、4…A−D変換部、5…ID検出部、6…コント
ロール部、7…EP−ROM、8A〜8C…ゲイン設定
部、9A,9B位相比較型ゲイン設定部、10A〜10
C…位相補償部、11…オフセット印加部、12…シー
ク/追従切替部、13…AFドライバ、14…ATドラ
イバ、15…キャリッジドライバ、16…LDパワー制
御部、17…LDドライバ、18…基準速度発生部、1
9…面内/層間シーク切換部。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の記録層を有するとともに、各記録層
    上に同心円状あるいは螺旋状に設けられた溝状の情報ト
    ラックが形成されたディスク形状の記録媒体に対して、
    情報の記録あるいは消去あるいは再生を行う情報記録再
    生装置において、 前記記録層に対して光ビームを照射する光ヘッドと、 前記光ビームを前記記録媒体に対してフォーカス方向に
    位置決めするフォーカシング移動手段と、 前記光ビームが照射されている情報トラックがいずれの
    記録層に属するかを検出する記録層検出手段と、 前記フォーカシング移動手段のサーボループのオフセッ
    トを各記録層ごとに設定する制御手段とを備えることを
    特徴とする情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 複数の記録層を有するとともに、各記録
    層上に同心円状あるいは螺旋状に設けられた溝状の情報
    トラックが形成されたディスク形状の記録媒体に対し
    て、情報の記録あるいは消去あるいは再生を行う情報記
    録再生装置において、 前記記録層に対して光ビームを照射する光ヘッドと、 前記光ビームを前記記録媒体に対してフォーカス方向に
    位置決めするフォーカシング移動手段と、 前記光ビームが照射されている情報トラックがいずれの
    記録層に属するかを検出する記録層検出手段と、 前記フォーカシング移動手段のサーボループのゲインを
    各記録層ごとに設定する制御手段とを備えることを特徴
    とする情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の情報記録再生装置におい
    て、 前記制御手段は、さらに前記フォーカシング移動手段の
    サーボループのオフセットを各記録層ごとに設定するこ
    とを特徴とする情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 複数の記録層を有するとともに、各記録
    層上に同心円状あるいは螺旋状に設けられた溝状の情報
    トラックが形成されたディスク形状の記録媒体に対し
    て、情報の記録あるいは消去あるいは再生を行う情報記
    録再生装置において、 前記記録層に対して光ビームを照射する光ヘッドと、 前記光ビームを前記記録媒体に対してトラッキング方向
    に位置決めするトラッキング移動手段と、 前記光ビームが照射されている情報トラックがいずれの
    記録層に属するかを検出する記録層検出手段と、 前記トラッキング移動手段のサーボループのオフセット
    を各記録層ごとに設定する制御手段とを備えることを特
    徴とする情報記録再生装置。
  5. 【請求項5】 複数の記録層を有するとともに、各記録
    層上に同心円状あるいは螺旋状に設けられた溝状の情報
    トラックが形成されたディスク形状の記録媒体に対し
    て、情報の記録あるいは消去あるいは再生を行う情報記
    録再生装置において、 前記記録層に対して光ビームを照射する光ヘッドと、 前記光ビームを前記記録媒体に対してトラッキング方向
    に位置決めするトラッキング移動手段と、 前記光ビームが照射されている情報トラックがいずれの
    記録層に属するかを検出する記録層検出手段と、 前記トラッキング移動手段のサーボループのゲインを各
    記録層ごとに設定する制御手段とを備えることを特徴と
    する情報記録再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の情報記録再生装置におい
    て、 前記制御手段は、さらに前記トラッキング移動手段のサ
    ーボループのオフセットを各記録層ごとに設定すること
    を特徴とする情報記録再生装置。
  7. 【請求項7】 複数の記録層を有するとともに、各記録
    層上に同心円状あるいは螺旋状に設けられた溝状の情報
    トラックが形成されたディスク形状の記録媒体に対し
    て、情報の記録あるいは消去あるいは再生を行う情報記
    録再生装置において、 前記記録層に対して光ビームを照射する光ヘッドと、 前記光ビームを前記記録媒体に対してフォーカス方向に
    位置決めするフォーカシング移動手段と、 前記光ビームを前記記録媒体に対してトラッキング方向
    に位置決めするトラッキング移動手段と、 前記光ビームが照射されている情報トラックがいずれの
    記録層に属するかを検出する記録層検出手段と、 前記フォーカシング移動手段および前記トラッキング移
    動手段の各サーボループのオフセットを各記録層ごとに
    設定する制御手段とを備えることを特徴とする情報記録
    再生装置。
  8. 【請求項8】 複数の記録層を有するとともに、各記録
    層上に同心円状あるいは螺旋状に設けられた溝状の情報
    トラックが形成されたディスク形状の記録媒体に対し
    て、情報の記録あるいは消去あるいは再生を行う情報記
    録再生装置において、 前記記録層に対して光ビームを照射する光ヘッドと、 前記光ビームを前記記録媒体に対してフォーカス方向に
    位置決めするフォーカシング移動手段と、 前記光ビームを前記記録媒体に対してトラッキング方向
    に位置決めするトラッキング移動手段と、 前記光ビームが照射されている情報トラックがいずれの
    記録層に属するかを検出する記録層検出手段と、 前記フォーカシング移動手段および前記トラッキング移
    動手段の各サーボループのゲインを各記録層ごとに設定
    する制御手段とを備えることを特徴とする情報記録再生
    装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の情報記録再生装置におい
    て、 前記制御手段は、さらに前記フォーカシング移動手段お
    よび前記トラッキング移動手段のサーボループのオフセ
    ットを各記録層ごとに設定することを特徴とする情報記
    録再生装置。
  10. 【請求項10】 請求項1または請求項3記載の情報記
    録再生装置において、 前記制御手段は、 任意の記録層上でフォーカスサーボをかけた状態でフォ
    ーカスサーボループへ印加するオフセットを変化させ、
    得られた再生信号の振幅に基づいて再生信号の振幅が最
    大となるオフセットを算出して前記サーボループのオフ
    セットとして設定し、各記録層でのフォーカスサーボル
    ープのオフセットを算出して設定することを特徴とする
    情報記録再生装置。
  11. 【請求項11】 請求項4または請求項6記載の情報記
    録再生装置において、 前記制御手段は、 任意の記録層上でトラッキングサーボをかけた状態でト
    ラッキングサーボループへ印加するオフセットを変化さ
    せ、得られた再生信号の振幅に基づいて再生信号の振幅
    が最大となるオフセットを算出して前記サーボループの
    オフセットとして設定し、各記録層でのトラッキングサ
    ーボループのオフセットを算出して設定することを特徴
    とする情報記録再生装置。
  12. 【請求項12】 請求項7または請求項9記載の情報記
    録再生装置において、 前記制御手段は、 任意の記録層上でフォーカスサーボおよびトラッキング
    サーボをかけた状態でフォーカスサーボループまたはト
    ラッキングサーボループへ印加するオフセットを変化さ
    せ、得られた再生信号の振幅に基づいて再生信号の振幅
    が最大となるオフセットを算出して前記サーボループの
    オフセットとして設定し、各記録層でのフォーカスサー
    ボループおよびトラッキングサーボループのオフセット
    を算出して設定することを特徴とする情報記録再生装
    置。
  13. 【請求項13】 請求項2または請求項3記載の情報記
    録再生装置において、 前記制御手段は、 任意の記録層上でフォーカスサーボをかけた状態でフォ
    ーカスサーボループのループゲインを変化させて所定の
    位相差情報を検出し、所望の位相差情報が得られた場合
    のループゲインを前記サーボループのゲインとして設定
    し、各記録層でのフォーカスサーボループのゲインを設
    定することを特徴とする情報記録再生装置。
  14. 【請求項14】 請求項5または請求項6記載の情報記
    録再生装置において、 前記制御手段は、 任意の記録層上でトラッキングサーボをかけた状態でト
    ラッキングサーボループのループゲインを変化させて所
    定の位相差情報を検出し、所望の位相差情報が得られた
    場合のループゲインを前記サーボループのゲインとして
    設定し、各記録層でのトラッキングサーボループのゲイ
    ンを設定することを特徴とする情報記録再生装置。
  15. 【請求項15】 請求項8または請求項9記載の情報記
    録再生装置において、 前記制御手段は、 任意の記録層上でフォーカスサーボおよびトラッキング
    サーボをかけた状態でフォーカスサーボループまたはト
    ラッキングサーボループのループゲインをを変化させて
    所定の位相差情報を検出し、所望の位相差情報が得られ
    た場合のループゲインを前記サーボループのゲインとし
    て設定し、各記録層でのフォーカスサーボループおよび
    トラッキングサーボループのゲインを設定することを特
    徴とする情報記録再生装置。
JP9176717A 1997-07-02 1997-07-02 情報記録再生装置 Pending JPH1125467A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9176717A JPH1125467A (ja) 1997-07-02 1997-07-02 情報記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9176717A JPH1125467A (ja) 1997-07-02 1997-07-02 情報記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1125467A true JPH1125467A (ja) 1999-01-29

Family

ID=16018545

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9176717A Pending JPH1125467A (ja) 1997-07-02 1997-07-02 情報記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1125467A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000079525A1 (fr) * 1999-06-22 2000-12-28 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Disque optique, dispositif de disque optique, et procede de reproduction pour disque optique
US6865146B2 (en) 2000-08-28 2005-03-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Signal recording medium, signal recording method, signal recording apparatus, and signal recording/reproducing apparatus
WO2006082976A1 (ja) * 2005-02-07 2006-08-10 Pioneer Corporation 記録装置及び記録方法、並びにコンピュータプログラム
JP2007323691A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Teac Corp 光ディスク装置
US7773488B2 (en) 2005-11-30 2010-08-10 Hitachi Media Electronics Co., Ltd. Information reproducing apparatus
US8000194B2 (en) 2005-04-25 2011-08-16 Hitachi-Lg Data Storage, Inc. Optical disc apparatus, method of adjusting focus offset for optical disc apparatus, and program for executing focus offset adjustment

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000079525A1 (fr) * 1999-06-22 2000-12-28 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Disque optique, dispositif de disque optique, et procede de reproduction pour disque optique
US6990055B1 (en) 1999-06-22 2006-01-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical disc drive for controlling reproduction of an optical disc having a plurality of data layers
US7203155B2 (en) 1999-06-22 2007-04-10 Matsushita Electric Industrial Co. Ltd. Optical disc including a plurality of data layers
US7522495B2 (en) 1999-06-22 2009-04-21 Panasonic Corporation Optical disc including a learning area having first and second regions, and methods for reproducing and recording data on the optical disc
USRE41415E1 (en) 1999-06-22 2010-07-06 Panasonic Corporation Optical disc including a plurality of data layers
US7920459B2 (en) 1999-06-22 2011-04-05 Panasonic Corporation Optical disc including a learning area having first and second regions, and methods for reproducing and recording data on the optical disc
US6865146B2 (en) 2000-08-28 2005-03-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Signal recording medium, signal recording method, signal recording apparatus, and signal recording/reproducing apparatus
WO2006082976A1 (ja) * 2005-02-07 2006-08-10 Pioneer Corporation 記録装置及び記録方法、並びにコンピュータプログラム
US8000194B2 (en) 2005-04-25 2011-08-16 Hitachi-Lg Data Storage, Inc. Optical disc apparatus, method of adjusting focus offset for optical disc apparatus, and program for executing focus offset adjustment
US7773488B2 (en) 2005-11-30 2010-08-10 Hitachi Media Electronics Co., Ltd. Information reproducing apparatus
JP2007323691A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Teac Corp 光ディスク装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH113550A (ja) 情報記録再生装置
JP5081092B2 (ja) 光記録媒体ドライブ装置及び追加記録方法
JP3772136B2 (ja) 光ディスク装置と光ディスク装置のアクセス方法
JP3409615B2 (ja) 情報記録再生装置
JPH1097720A (ja) 情報記録再生装置
JPWO2010038311A1 (ja) 光ディスクドライブ装置及び追加記録方法
US6952382B2 (en) Recording/reproduction apparatus, recording/reproduction method and information recording medium
JP2001357542A (ja) 多層光ディスク記録再生装置
JPH1166576A (ja) 情報記録再生装置
JPH1125467A (ja) 情報記録再生装置
JP2001202666A (ja) 再生パワーテスト方法及び光学的情報再生装置
EP1589528B1 (en) Optical disk device, loop gain setting method, and loop gain setting program
JPH1166575A (ja) 情報記録再生装置
USRE42067E1 (en) Method for controlling optical pickup head upon switching from following mode to seeking mode
JPH09231588A (ja) 光ディスクドライブ
JP2003099975A (ja) 多層光記録再生装置
US5199016A (en) Method and apparatus for processing data
US7274630B2 (en) Layer discriminating focus control apparatus, optical disk apparatus, and methods therefore
JPH1097756A (ja) 情報再生装置
JPH1091976A (ja) 情報記録再生装置
JP2815111B2 (ja) 光学的情報記録再生装置
JP2003217140A (ja) 光ディスクドライブ装置
JPH1186297A (ja) 情報記録再生装置
JPH1186369A (ja) 情報記録再生装置
JP2003168226A (ja) 光学的情報記録装置、光学的情報再生装置及び光学的記録再生システム