JPH11252549A - 画像符号化/復号化装置 - Google Patents
画像符号化/復号化装置Info
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- JPH11252549A JPH11252549A JP4837798A JP4837798A JPH11252549A JP H11252549 A JPH11252549 A JP H11252549A JP 4837798 A JP4837798 A JP 4837798A JP 4837798 A JP4837798 A JP 4837798A JP H11252549 A JPH11252549 A JP H11252549A
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 151
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- USNBCAPIYYPNGO-UHFFFAOYSA-N Decodine Natural products C12=C(O)C(OC)=CC=C2C(N2CCCCC2C2)CC2OC(=O)CCC2=CC=C(O)C1=C2 USNBCAPIYYPNGO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- ZVQOOHYFBIDMTQ-UHFFFAOYSA-N [methyl(oxido){1-[6-(trifluoromethyl)pyridin-3-yl]ethyl}-lambda(6)-sulfanylidene]cyanamide Chemical compound N#CN=S(C)(=O)C(C)C1=CC=C(C(F)(F)F)N=C1 ZVQOOHYFBIDMTQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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Landscapes
- Image Processing (AREA)
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】小型、低消費電力が要求される携帯情報端末な
どへの搭載に最適な画像符号化/復号化装置を実現す
る。 【解決手段】動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7、離散コサイン変換部(DCT)34、量子化/逆量
子化処理部(Q/IQ)313、逆離散コサイン変換部
(IDCT)35は、コントローラ31の制御により、
パイプライン動作され、1マクロブロックを構成する輝
度ブロック(Y0−Y3)および色差ブロック(Cb,
Cr)の6ブロックはそれぞれ1ステージずつ遅れなが
ら順次、動き補償画素減算(MC−SUB)、離散コサ
イン変換(DCT)、量子化・逆量子化(Q・IQ)、
逆離散コサイン変換(IDCT)、動き補償画素加算処
理(MC−ADD)処理されていく。このように互いに
異なる複数のブロックを並列処理することにより、低い
動作周波数でも効率よく画像の符号化処理を行えるよう
になる。
どへの搭載に最適な画像符号化/復号化装置を実現す
る。 【解決手段】動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7、離散コサイン変換部(DCT)34、量子化/逆量
子化処理部(Q/IQ)313、逆離散コサイン変換部
(IDCT)35は、コントローラ31の制御により、
パイプライン動作され、1マクロブロックを構成する輝
度ブロック(Y0−Y3)および色差ブロック(Cb,
Cr)の6ブロックはそれぞれ1ステージずつ遅れなが
ら順次、動き補償画素減算(MC−SUB)、離散コサ
イン変換(DCT)、量子化・逆量子化(Q・IQ)、
逆離散コサイン変換(IDCT)、動き補償画素加算処
理(MC−ADD)処理されていく。このように互いに
異なる複数のブロックを並列処理することにより、低い
動作周波数でも効率よく画像の符号化処理を行えるよう
になる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像符号化/復号化
装置に関し、特に携帯情報端末などで使用される画像符
号化/復号化装置に関する。
装置に関し、特に携帯情報端末などで使用される画像符
号化/復号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像符号化のアルゴリズムは多
数の処理を順に用いる手法がとられる。たとえばISO
/IECの画像符号化の標準であるMPEGでは離散コ
サイン変換、量子化、動き補償フレーム予測と、可変長
符号化によるエントロピー符号化とを用いる事で高能率
の符号化を実現している。他の画像符号化処理において
も同様のアルゴリズムの組み合わせによって実現されて
いる。
数の処理を順に用いる手法がとられる。たとえばISO
/IECの画像符号化の標準であるMPEGでは離散コ
サイン変換、量子化、動き補償フレーム予測と、可変長
符号化によるエントロピー符号化とを用いる事で高能率
の符号化を実現している。他の画像符号化処理において
も同様のアルゴリズムの組み合わせによって実現されて
いる。
【0003】これらの画像符号化処理において、入力画
像は固定サイズの領域に分割され各データを順に上記符
号化処理プロセスにかける事になる。例としてISO/
IEC MPEGで用いられている手法を図15に示
す。入力画像は図17に示すように輝度画素が16×1
6画素に、色差画素がそれぞれ8×8画素に分割されて
1つのデータ群を構成し(マクロブロックと呼ばれ
る)、さらに輝度画素を4つの8×8ブロックに分ける
事で1マクロブロックを6つの8×8画素ブロックで構
成し、このマクロブロック単位で画面左上から右下へと
順に取り込みながら各8×8画素ブロック単位で符号化
の各処理を順次行ってゆく。
像は固定サイズの領域に分割され各データを順に上記符
号化処理プロセスにかける事になる。例としてISO/
IEC MPEGで用いられている手法を図15に示
す。入力画像は図17に示すように輝度画素が16×1
6画素に、色差画素がそれぞれ8×8画素に分割されて
1つのデータ群を構成し(マクロブロックと呼ばれ
る)、さらに輝度画素を4つの8×8ブロックに分ける
事で1マクロブロックを6つの8×8画素ブロックで構
成し、このマクロブロック単位で画面左上から右下へと
順に取り込みながら各8×8画素ブロック単位で符号化
の各処理を順次行ってゆく。
【0004】MPEGでは、図15に示されるとおり、
まずブロック分割部11で入力動画像が多数の8×8画
素のブロックに分割され、1ブロック単位で切り出され
ながらその符号化処理がシリアルに進められていく。ま
ず、最初のブロックの入力動画像は、減算器12により
動き補償差分処理(MC−SUB)がなされ、予測によ
って得られた予測画像信号との差分が予測残差信号とし
て求められる。このように予測残差信号を求める動き補
償差分処理は動き補償(MC;MotionCompe
nsation)の一部であり、動き補償画素差分処理
(MC−SUB)と呼ばれている。次に予測算差信号は
離散コサイン変換部(DCT)13により離散コサイン
変換(DCT;Discrete Cosine Tr
ansform)されて、DCT係数データが得られ
る。このDCT係数データは、量子化部(Q)14によ
り量子化(Q;Quontizer)処理された後、可
変長符号化部(VLC)15に送られて、動きベクトル
情報などと共に可変長符号化(VLC;Variavl
e Length Coding)され、そして所定フ
ォーマットの符号化ビットストリームに組み立てられて
伝送路に送られる。
まずブロック分割部11で入力動画像が多数の8×8画
素のブロックに分割され、1ブロック単位で切り出され
ながらその符号化処理がシリアルに進められていく。ま
ず、最初のブロックの入力動画像は、減算器12により
動き補償差分処理(MC−SUB)がなされ、予測によ
って得られた予測画像信号との差分が予測残差信号とし
て求められる。このように予測残差信号を求める動き補
償差分処理は動き補償(MC;MotionCompe
nsation)の一部であり、動き補償画素差分処理
(MC−SUB)と呼ばれている。次に予測算差信号は
離散コサイン変換部(DCT)13により離散コサイン
変換(DCT;Discrete Cosine Tr
ansform)されて、DCT係数データが得られ
る。このDCT係数データは、量子化部(Q)14によ
り量子化(Q;Quontizer)処理された後、可
変長符号化部(VLC)15に送られて、動きベクトル
情報などと共に可変長符号化(VLC;Variavl
e Length Coding)され、そして所定フ
ォーマットの符号化ビットストリームに組み立てられて
伝送路に送られる。
【0005】また、量子化されたDCT係数データは、
逆量子化部(IQ)16、逆離散コサイン変換部(ID
CT)17にも送られて、量子化部(Q)14および離
散コサイン変換部(DCT)13の処理と逆の処理であ
る逆量子化(IQ;Inverse Quontize
r)および逆離散コサイン変換(IDCT;Inver
se Discrete Cosine Transf
orm)を順次受けた後、加算器18による動き補償加
算処理(MC−ADD)によって予測画像信号と加算さ
れて元のブロックの画像信号に復元される。復元された
画像信号は、局部復号信号としてフレームメモリ19に
蓄積される。このように予測画像信号との加算によって
残差信号を元の画像信号に復元する処理は、動き補償
(MC;Motion Compensation)の
中の動き補償画素加算処理(MC−ADD)と称されて
いる。
逆量子化部(IQ)16、逆離散コサイン変換部(ID
CT)17にも送られて、量子化部(Q)14および離
散コサイン変換部(DCT)13の処理と逆の処理であ
る逆量子化(IQ;Inverse Quontize
r)および逆離散コサイン変換(IDCT;Inver
se Discrete Cosine Transf
orm)を順次受けた後、加算器18による動き補償加
算処理(MC−ADD)によって予測画像信号と加算さ
れて元のブロックの画像信号に復元される。復元された
画像信号は、局部復号信号としてフレームメモリ19に
蓄積される。このように予測画像信号との加算によって
残差信号を元の画像信号に復元する処理は、動き補償
(MC;Motion Compensation)の
中の動き補償画素加算処理(MC−ADD)と称されて
いる。
【0006】また、フレームメモリ19に蓄積されてい
る画面と時間的に異なる画面のマクロブロックデータが
入力された時点で、動き検出部(ME)20では動き検
出(ME;Motion Estimation)処理
が行われ、入力マクロブロックと蓄積された参照画面と
を比較をする事により動きベクトルの探索などが行わ
れ、これにより符号化モードの選択や予測画信号の作成
が行われる。
る画面と時間的に異なる画面のマクロブロックデータが
入力された時点で、動き検出部(ME)20では動き検
出(ME;Motion Estimation)処理
が行われ、入力マクロブロックと蓄積された参照画面と
を比較をする事により動きベクトルの探索などが行わ
れ、これにより符号化モードの選択や予測画信号の作成
が行われる。
【0007】以上の処理は8x8画素の1ブロック単位
でシリアルに繰り返し実行され、1つのマクロブロック
に含まれる6ブロックの処理が全て終了すると次のマク
ロブロックデータを取り込みまた同じ処理を繰り返すこ
とになる。なお、スイッチS1,S2は符号化モードの
切替のために用いられるものであり、前述のように予測
画像と入力画像との残差信号を符号化するというフレー
ム間予測符号化を行うINTERモードではスイッチS
1はオフ、スイッチS2はオンされ、またフレーム内符
号化を行うINTRAモードでは、スイッチS1はオ
ン、スイッチS2はオフされる。
でシリアルに繰り返し実行され、1つのマクロブロック
に含まれる6ブロックの処理が全て終了すると次のマク
ロブロックデータを取り込みまた同じ処理を繰り返すこ
とになる。なお、スイッチS1,S2は符号化モードの
切替のために用いられるものであり、前述のように予測
画像と入力画像との残差信号を符号化するというフレー
ム間予測符号化を行うINTERモードではスイッチS
1はオフ、スイッチS2はオンされ、またフレーム内符
号化を行うINTRAモードでは、スイッチS1はオ
ン、スイッチS2はオフされる。
【0008】復号化装置側では、図16に示すように、
伝送路から受け取った符号化ビットストリームは可変長
復号化部(VLD)21によって可変長復号化(VL
D;Variavle Length Decodin
g)された後、各マクロブロック内の複数ブロック各々
を逆量子化部(IQ)22、逆離散コサイン変換部(I
DCT)23、動き補償加算処理部(MC−ADD)2
4にシリアルに通すことで、逆量子化処理(IQ)、逆
離散コサイン変換処理(IDCT)、動き補償加算処理
(MC−ADD)が行われて、復号画像が得られる。こ
の復号画像はビデオ出力インターフェイス26を介して
モニタに送られると共に、フレームメモリ26に蓄積さ
れる。
伝送路から受け取った符号化ビットストリームは可変長
復号化部(VLD)21によって可変長復号化(VL
D;Variavle Length Decodin
g)された後、各マクロブロック内の複数ブロック各々
を逆量子化部(IQ)22、逆離散コサイン変換部(I
DCT)23、動き補償加算処理部(MC−ADD)2
4にシリアルに通すことで、逆量子化処理(IQ)、逆
離散コサイン変換処理(IDCT)、動き補償加算処理
(MC−ADD)が行われて、復号画像が得られる。こ
の復号画像はビデオ出力インターフェイス26を介して
モニタに送られると共に、フレームメモリ26に蓄積さ
れる。
【0009】ところで、カメラから撮影した映像を符号
化して復号化装置に伝送するような場合には符号化のリ
アルタイム性が必要とされる。例えば入力画面サイズが
横176画素×縦144画素の場合にはマクロブロック
数は合計99個になり、ブロック数は594個になる。
この画像の符号化を秒当たり10フレームでリアルタイ
ムに行うためには、1マクロブロックの符号化を行うた
めにかける事ができる時間は1.01m秒となる。
化して復号化装置に伝送するような場合には符号化のリ
アルタイム性が必要とされる。例えば入力画面サイズが
横176画素×縦144画素の場合にはマクロブロック
数は合計99個になり、ブロック数は594個になる。
この画像の符号化を秒当たり10フレームでリアルタイ
ムに行うためには、1マクロブロックの符号化を行うた
めにかける事ができる時間は1.01m秒となる。
【0010】上記処理を例えばディジタルシグナルプロ
セッサ(DSP)のみで行う場合には、上記符号化処理
をリアルタイムで処理するために演算速度の向上を図る
ことが必要となる。演算速度の向上は、マルチDSP構
成の採用等によって実現できる。しかし、小型、低消費
電力が要求される携帯情報端末などに搭載することを考
えると、このように演算部を冗長化する構成は、装置サ
イズの増大、コストアップ、また何よりも消費電力の増
大を招くという点で、不向きである。
セッサ(DSP)のみで行う場合には、上記符号化処理
をリアルタイムで処理するために演算速度の向上を図る
ことが必要となる。演算速度の向上は、マルチDSP構
成の採用等によって実現できる。しかし、小型、低消費
電力が要求される携帯情報端末などに搭載することを考
えると、このように演算部を冗長化する構成は、装置サ
イズの増大、コストアップ、また何よりも消費電力の増
大を招くという点で、不向きである。
【0011】すなわち、携帯情報端末などの小型機器で
は低消費電力が最大要求項目であり、動作周波数を小さ
くおさえた画像符号化処理装置の実現が必要となる。
は低消費電力が最大要求項目であり、動作周波数を小さ
くおさえた画像符号化処理装置の実現が必要となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記理由より小型端末
上での画像符号化装置の実現手法としては符号化の各処
理の一部を専用回路で構成し、他の処理と共に専用回路
のコントロールをソフトウェアで行う為のCPUと組み
合わせて小型LSIを構成することが好ましい。この場
合、その小型LSIの動作周波数は比較的低い値に抑え
ることが必要となる。動作周波数を上げると、消費電力
がその分増大するからである。
上での画像符号化装置の実現手法としては符号化の各処
理の一部を専用回路で構成し、他の処理と共に専用回路
のコントロールをソフトウェアで行う為のCPUと組み
合わせて小型LSIを構成することが好ましい。この場
合、その小型LSIの動作周波数は比較的低い値に抑え
ることが必要となる。動作周波数を上げると、消費電力
がその分増大するからである。
【0013】前述のように横176画素×縦144画素
の画面サイズを有する画像の符号化を秒当たり10フレ
ームでリアルタイムに行うためには、1マクロブロック
の符号化を行うためにかける事ができる時間は1.01
m秒であるので、例えば33MHzの処理速度でこれを
実現しようとした場合には、1マクロブロックにかける
事のできるサイクル数は、最大でも33333サイクル
しかない。この値は、1マクロブロックの処理に要する
通常の演算量を考慮すると、十分ではない。
の画面サイズを有する画像の符号化を秒当たり10フレ
ームでリアルタイムに行うためには、1マクロブロック
の符号化を行うためにかける事ができる時間は1.01
m秒であるので、例えば33MHzの処理速度でこれを
実現しようとした場合には、1マクロブロックにかける
事のできるサイクル数は、最大でも33333サイクル
しかない。この値は、1マクロブロックの処理に要する
通常の演算量を考慮すると、十分ではない。
【0014】従って、従来では、低消費電力の小型LS
Iで符号化装置を構成しようとすると、画面サイズを小
さくしたり、フレームレートを下げたりする事により全
体の処理量を少なくすることが必要となり、画質の低下
が引き起こされるという問題があった。
Iで符号化装置を構成しようとすると、画面サイズを小
さくしたり、フレームレートを下げたりする事により全
体の処理量を少なくすることが必要となり、画質の低下
が引き起こされるという問題があった。
【0015】本発明はこのような実情に鑑みてなされた
ものであり、低い動作周波数でも効率よく画像の符号化
/復号化処理を行えるようにし、十分な画質と低消費電
力との両立が可能な画像符号化/復号化装置を提供する
ことを目的とする。
ものであり、低い動作周波数でも効率よく画像の符号化
/復号化処理を行えるようにし、十分な画質と低消費電
力との両立が可能な画像符号化/復号化装置を提供する
ことを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明の画像符号化装置は、縦横各々複数画素か
ら構成される複数の画像ブロックデータからなる入力デ
ータに対して符号化処理を行う第1から第nの符号化処
理手段と、前記第1から第nの符号化処理手段が前記各
画像ブロックデータに対して第1から第nの順番で処理
をし、かつ、前記第1から第nの符号化処理手段が互い
に異なる画像ブロックデータに対する処理を並列に行う
よう前記各符号化処理手段を制御する制御手段とを具備
することを特徴とする。
めに、本発明の画像符号化装置は、縦横各々複数画素か
ら構成される複数の画像ブロックデータからなる入力デ
ータに対して符号化処理を行う第1から第nの符号化処
理手段と、前記第1から第nの符号化処理手段が前記各
画像ブロックデータに対して第1から第nの順番で処理
をし、かつ、前記第1から第nの符号化処理手段が互い
に異なる画像ブロックデータに対する処理を並列に行う
よう前記各符号化処理手段を制御する制御手段とを具備
することを特徴とする。
【0017】この画像符号化装置においては、符号化処
理に必要な処理を時系列に沿って第1から第nの複数の
分割処理に分割し、それら各分割符号化処理を専用回路
などから構成される各々独立した第1から第nの複数の
符号化処理手段に割り当てている。これら符号化処理手
段は、制御手段の制御によりパイプライン動作し、画像
ブロックデータを順次入力および処理しながら第1から
第nの順番で処理する。これにより、互いに異なる複数
の画像ブロックデータが同時に異なる符号化処理手段で
処理される。このようにして、第1から第nの符号化処
理手段が互いに異なる画像ブロックデータに対する分割
符号化処理を並列に行うことにより、低い動作周波数で
も効率よく画像の符号化処理を行えるようになる。ま
た、同一処理を行う演算処理部を複数冗長化して設け
て、複数ブロックに対して同じ符号化処理を同時に行う
という従来の構成と比較すると、冗長化が行われてない
分だけ装置サイズの小型化、低消費電力化を図ることが
でき、携帯情報端末等の低消費電力が要求される機器へ
の搭載に最適な符号化装置を実現できる。
理に必要な処理を時系列に沿って第1から第nの複数の
分割処理に分割し、それら各分割符号化処理を専用回路
などから構成される各々独立した第1から第nの複数の
符号化処理手段に割り当てている。これら符号化処理手
段は、制御手段の制御によりパイプライン動作し、画像
ブロックデータを順次入力および処理しながら第1から
第nの順番で処理する。これにより、互いに異なる複数
の画像ブロックデータが同時に異なる符号化処理手段で
処理される。このようにして、第1から第nの符号化処
理手段が互いに異なる画像ブロックデータに対する分割
符号化処理を並列に行うことにより、低い動作周波数で
も効率よく画像の符号化処理を行えるようになる。ま
た、同一処理を行う演算処理部を複数冗長化して設け
て、複数ブロックに対して同じ符号化処理を同時に行う
という従来の構成と比較すると、冗長化が行われてない
分だけ装置サイズの小型化、低消費電力化を図ることが
でき、携帯情報端末等の低消費電力が要求される機器へ
の搭載に最適な符号化装置を実現できる。
【0018】また、本発明は、前記第1から第nの符号
化処理手段によって並列に行われる各処理の処理時間
は、並列処理される複数の画像ブロックデータに応じて
可変設定されることを特徴とする。
化処理手段によって並列に行われる各処理の処理時間
は、並列処理される複数の画像ブロックデータに応じて
可変設定されることを特徴とする。
【0019】一般に、パイプライン動作によって並列処
理を行う場合には、各ステージには固定時間が割り当て
られるが、画像符号化処理では入力される画像データに
応じて処理時間が異なり、例えば逆離散コサイン変換
(IDCT)処理や逆量子化(IQ)処理は入力データ
値がゼロの場合は出力もゼロであるため計算処理をする
必要がなくすぐに処理が終わることになるので、各ステ
ージの処理時間を可変にすることで、符号化処理全体に
要する時間の短縮を図ることが可能となる。
理を行う場合には、各ステージには固定時間が割り当て
られるが、画像符号化処理では入力される画像データに
応じて処理時間が異なり、例えば逆離散コサイン変換
(IDCT)処理や逆量子化(IQ)処理は入力データ
値がゼロの場合は出力もゼロであるため計算処理をする
必要がなくすぐに処理が終わることになるので、各ステ
ージの処理時間を可変にすることで、符号化処理全体に
要する時間の短縮を図ることが可能となる。
【0020】このような各ステージの処理時間の可変設
定は、前記制御手段が、前記第1から第nの符号化処理
手段によって並列に行われる各処理毎に前記第1から第
nの全ての符号化処理手段それぞれの動作終了の有無を
終了フラグの取得などによって判定し、全ての符号化処
理手段の動作終了が検出されたときに次の分割符号化処
理に移るよう制御を行うことによって実現でき、これに
より、各処理時間は同時に動作している処理の中で最も
時間のかかるものに合わせるよう制御することができ
る。
定は、前記制御手段が、前記第1から第nの符号化処理
手段によって並列に行われる各処理毎に前記第1から第
nの全ての符号化処理手段それぞれの動作終了の有無を
終了フラグの取得などによって判定し、全ての符号化処
理手段の動作終了が検出されたときに次の分割符号化処
理に移るよう制御を行うことによって実現でき、これに
より、各処理時間は同時に動作している処理の中で最も
時間のかかるものに合わせるよう制御することができ
る。
【0021】また、本発明は、前記第1から第nの符号
化処理手段による処理は、1から順に、動き補償処理、
離散コサイン変換処理、量子化と逆量子化処理、逆離散
コサイン変換処理、動き補償画素加算処理であることを
特徴とする。このようにいくつかの分割符号化処理を統
合化してそれを一つの符号化処理手段に割り当てること
により、並列処理される処理されざれの処理時間をほぼ
同じにでき並列動作を最適化することが可能となる。ま
た、前記第1から第nの符号化処理手段による処理を、
1から順に、動き補償処理、離散コサイン変換と量子化
処理、逆量子化と逆離散コサイン変換処理、動き補償画
素加算処理にしても良い。
化処理手段による処理は、1から順に、動き補償処理、
離散コサイン変換処理、量子化と逆量子化処理、逆離散
コサイン変換処理、動き補償画素加算処理であることを
特徴とする。このようにいくつかの分割符号化処理を統
合化してそれを一つの符号化処理手段に割り当てること
により、並列処理される処理されざれの処理時間をほぼ
同じにでき並列動作を最適化することが可能となる。ま
た、前記第1から第nの符号化処理手段による処理を、
1から順に、動き補償処理、離散コサイン変換と量子化
処理、逆量子化と逆離散コサイン変換処理、動き補償画
素加算処理にしても良い。
【0022】また、本発明は、画像符号化機能と復号化
機能とを併せ持つ装置において、縦横各々複数画素から
構成される複数の画像ブロックデータからなる入力デー
タに対して符号化処理を行う第1から第nの処理手段
と、符号化時には、前記第1から第nの処理手段が前記
各画像ブロックデータに対して第1から第nの順番で処
理を、かつ、前記第1から第nの処理手段が互いに異な
る画像ブロックデータに対する処理を並列に行うよう前
記各処理手段を制御し、復号化時には、前記第1から第
nの処理手段の一部を用いて、符号化された各画素ブロ
ックデータに対してその復号化のための所定の順番で処
理をし、かつ、復号化に用いられる前記第1から第nの
処理手段の一部が互いに異なる画像ブロックデータに対
する処理を並列に行うよう前記各処理手段を制御する制
御手段とを具備することを特徴とする。
機能とを併せ持つ装置において、縦横各々複数画素から
構成される複数の画像ブロックデータからなる入力デー
タに対して符号化処理を行う第1から第nの処理手段
と、符号化時には、前記第1から第nの処理手段が前記
各画像ブロックデータに対して第1から第nの順番で処
理を、かつ、前記第1から第nの処理手段が互いに異な
る画像ブロックデータに対する処理を並列に行うよう前
記各処理手段を制御し、復号化時には、前記第1から第
nの処理手段の一部を用いて、符号化された各画素ブロ
ックデータに対してその復号化のための所定の順番で処
理をし、かつ、復号化に用いられる前記第1から第nの
処理手段の一部が互いに異なる画像ブロックデータに対
する処理を並列に行うよう前記各処理手段を制御する制
御手段とを具備することを特徴とする。
【0023】このように復号化処理に用いられる処理手
段の一部を復号化にも利用することで、装置規模の縮小
を図ることが可能となる。
段の一部を復号化にも利用することで、装置規模の縮小
を図ることが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、図面を
参照して本発明の第1実施形態に係る画像符号化/復号
化装置を説明する。
参照して本発明の第1実施形態に係る画像符号化/復号
化装置を説明する。
【0025】図1は、第1実施形態の画像符号化/復号
化装置の構成を示すブロック図である。この画像符号化
/復号化装置は無線環境での誤り耐性を有するMPEG
4 [1] Visual Simple Profile 対応のものであり、画像
符号化機能と復号化機能とを併せ持つ1チップLSI
CODECとして実現されている。この画像符号化/復
号化装置は、動作周波数33MHzで、横176画素×
縦144画素というQCIF規格の画面サイズを有する
画像の符号化を、秒10フレームでリアルタイムに行え
るように構成されている。
化装置の構成を示すブロック図である。この画像符号化
/復号化装置は無線環境での誤り耐性を有するMPEG
4 [1] Visual Simple Profile 対応のものであり、画像
符号化機能と復号化機能とを併せ持つ1チップLSI
CODECとして実現されている。この画像符号化/復
号化装置は、動作周波数33MHzで、横176画素×
縦144画素というQCIF規格の画面サイズを有する
画像の符号化を、秒10フレームでリアルタイムに行え
るように構成されている。
【0026】MPEG4 は伝送誤りに強い構成となって
いるが、誤りが生じた場合の処理は復号側に任されてい
るため、画質はデコーダでのコンシールメント処理に依
存する。本画像符号化/復号化装置は、エラー処理の改
善等が可能なように、プログラムを外部よりダウンロー
ドして動作するよう作られている。
いるが、誤りが生じた場合の処理は復号側に任されてい
るため、画質はデコーダでのコンシールメント処理に依
存する。本画像符号化/復号化装置は、エラー処理の改
善等が可能なように、プログラムを外部よりダウンロー
ドして動作するよう作られている。
【0027】すなわち、図1に示されているように、本
画像符号化/復号化装置は、RISCプロセッサよりな
るコントローラ31と、このコントローラ31によって
制御されるハードウェアモジュール群とによって構成さ
れている。
画像符号化/復号化装置は、RISCプロセッサよりな
るコントローラ31と、このコントローラ31によって
制御されるハードウェアモジュール群とによって構成さ
れている。
【0028】ハードウェアモジュール群には、各ハード
ウェアと作業用の外部メモリ40との間のDMA転送を
行うDMAコントローラ(DMAC)32と、外部のカ
メラやディスプレイとのデータのやりとりを行うビデオ
インタフェース部(VIDEO−I/F)33と、離散
コサイン変換(DCT)処理を行う離散コサイン変換部
(DCT)34と、逆離散コサイン変換(IDCT)処
理を行う逆離散コサイン変換部(IDCT)35と、動
きベクトル検出および符号化モードの選択などの動き検
出(ME)処理を行う動き検出部(ME)36と、動き
補償画素加算処理(MC−ADD)および動き補償画素
差分処理(MC−SUB)を行う動き補償部(MC−A
DD/SUB)37と、可変長符号化(VLC)処理を
行う可変長符号化部(VLC)38と、可変長復号化
(VLD)処理を行う可変長復号化部(VLD)39と
が含まれている。
ウェアと作業用の外部メモリ40との間のDMA転送を
行うDMAコントローラ(DMAC)32と、外部のカ
メラやディスプレイとのデータのやりとりを行うビデオ
インタフェース部(VIDEO−I/F)33と、離散
コサイン変換(DCT)処理を行う離散コサイン変換部
(DCT)34と、逆離散コサイン変換(IDCT)処
理を行う逆離散コサイン変換部(IDCT)35と、動
きベクトル検出および符号化モードの選択などの動き検
出(ME)処理を行う動き検出部(ME)36と、動き
補償画素加算処理(MC−ADD)および動き補償画素
差分処理(MC−SUB)を行う動き補償部(MC−A
DD/SUB)37と、可変長符号化(VLC)処理を
行う可変長符号化部(VLC)38と、可変長復号化
(VLD)処理を行う可変長復号化部(VLD)39と
が含まれている。
【0029】コントローラ31には、コンピュータプロ
グラムにより実現される機能モジュールとして、符号化
動作および復号化動作全体を制御する符号化/復号化制
御部(Enc/Dec)311と、DMAコントローラ
(DMAC)32のDMA転送機能を制御するDMA制
御部312と、量子化(Q)および逆量子化(IQ)処
理を行う量子化/逆量子化処理部(Q/IQ)313が
設けられている。
グラムにより実現される機能モジュールとして、符号化
動作および復号化動作全体を制御する符号化/復号化制
御部(Enc/Dec)311と、DMAコントローラ
(DMAC)32のDMA転送機能を制御するDMA制
御部312と、量子化(Q)および逆量子化(IQ)処
理を行う量子化/逆量子化処理部(Q/IQ)313が
設けられている。
【0030】すなわち、ソフトウェアによって実現され
ている主な機能は、ハードウェアモジュール32〜38
全体の制御と、符号化/復号化処理の内の量子化(Q)
および逆量子化(IQ)処理の部分と、エラー耐性のた
めの同期符号の挿入やリバーシブルVLCによるシンタ
ックス処理などである。また、符号化/復号化処理の
内、量子化(Q)および逆量子化(IQ)処理を除く他
の全ての処理、つまり、離散コサイン変換(DCT)、
逆離散コサイン変換(IDCT)、動き検出(ME)、
動き補償(MC)、可変長符号(VLC)、可変長復号
(VLD)といった符号化/復号の信号処理に最も多く
の処理量を要する処理は、それぞれ独立した専用のハー
ドウェアモジュール34〜38で実現されている。
ている主な機能は、ハードウェアモジュール32〜38
全体の制御と、符号化/復号化処理の内の量子化(Q)
および逆量子化(IQ)処理の部分と、エラー耐性のた
めの同期符号の挿入やリバーシブルVLCによるシンタ
ックス処理などである。また、符号化/復号化処理の
内、量子化(Q)および逆量子化(IQ)処理を除く他
の全ての処理、つまり、離散コサイン変換(DCT)、
逆離散コサイン変換(IDCT)、動き検出(ME)、
動き補償(MC)、可変長符号(VLC)、可変長復号
(VLD)といった符号化/復号の信号処理に最も多く
の処理量を要する処理は、それぞれ独立した専用のハー
ドウェアモジュール34〜38で実現されている。
【0031】このシステム構成においては、符号化/復
号化に必要なDCT処理、IDCT処理、MC処理、量
子化・逆量子化処理がそれぞれ独立したブロックで行わ
れるため、動き補償部(MC−ADD/SUB)37、
離散コサイン変換部(DCT)34、量子化/逆量子化
処理部(Q/IQ)313、逆離散コサイン変換部(I
DCT)35をパイプライン動作させることにより、こ
れら各処理をマクロブロックを構成する互いに異なる複
数の画像ブロックに対して同時に実行することができ
る。この場合、動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7、離散コサイン変換部(DCT)34、量子化/逆量
子化処理部(Q/IQ)313、逆離散コサイン変換部
(IDCT)35間におけるブロックデータの受け渡し
は、これらの間で共用されているメモリ40を介して行
われる。
号化に必要なDCT処理、IDCT処理、MC処理、量
子化・逆量子化処理がそれぞれ独立したブロックで行わ
れるため、動き補償部(MC−ADD/SUB)37、
離散コサイン変換部(DCT)34、量子化/逆量子化
処理部(Q/IQ)313、逆離散コサイン変換部(I
DCT)35をパイプライン動作させることにより、こ
れら各処理をマクロブロックを構成する互いに異なる複
数の画像ブロックに対して同時に実行することができ
る。この場合、動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7、離散コサイン変換部(DCT)34、量子化/逆量
子化処理部(Q/IQ)313、逆離散コサイン変換部
(IDCT)35間におけるブロックデータの受け渡し
は、これらの間で共用されているメモリ40を介して行
われる。
【0032】本発明者は、8×8画素のブロックデータ
の処理を行うために必要な処理量について検討を行った
ところ、DCTおよびIDCTは処理は各々約1500
サイクル、量子化・逆量子化は合わせて最大約1600
サイクル、動き補償処理は加算・差分処理各々約700
サイクルであった。
の処理を行うために必要な処理量について検討を行った
ところ、DCTおよびIDCTは処理は各々約1500
サイクル、量子化・逆量子化は合わせて最大約1600
サイクル、動き補償処理は加算・差分処理各々約700
サイクルであった。
【0033】従って各々の処理時間がほぼ同じになるよ
うな並列処理化を考えると、符号化時には、DCT処
理、IDCT処理、QとIQ処理、動き補償(MC)処
理という分けかたをする事ができる。上記処理プロセス
を8×8画素の各画像ブロックに対して並列に処理を行
う場合のパイプライン構成を図2に示す。
うな並列処理化を考えると、符号化時には、DCT処
理、IDCT処理、QとIQ処理、動き補償(MC)処
理という分けかたをする事ができる。上記処理プロセス
を8×8画素の各画像ブロックに対して並列に処理を行
う場合のパイプライン構成を図2に示す。
【0034】図2において、縦方向にはある任意のマク
ロブロック(MBn)中の4つの輝度ブロック(Y0−
Y3)と2つの色差ブロック(Cb,Cr)が処理対象
ブロックデータとして示されており、また横方向にはパ
イプラインの各ステージが示されている。
ロブロック(MBn)中の4つの輝度ブロック(Y0−
Y3)と2つの色差ブロック(Cb,Cr)が処理対象
ブロックデータとして示されており、また横方向にはパ
イプラインの各ステージが示されている。
【0035】ステージ0では、輝度ブロックY0に対す
るDCT処理と輝度ブロックY1に対するMC処理(M
C−SUB)が並行して行われる。
るDCT処理と輝度ブロックY1に対するMC処理(M
C−SUB)が並行して行われる。
【0036】ステージ1では、輝度ブロックY0に対し
てはQとIQ処理が順次行われ、これと並行して、輝度
ブロックY1に対するDCT処理と輝度ブロックY2に
対するMC処理(MC−SUB)が行われる。
てはQとIQ処理が順次行われ、これと並行して、輝度
ブロックY1に対するDCT処理と輝度ブロックY2に
対するMC処理(MC−SUB)が行われる。
【0037】続く、ステージ2では、輝度ブロックY0
に対するIDCT処理と、輝度ブロックY1のQとIQ
処理と、輝度ブロックY2に対するDCT処理と、輝度
ブロックY3に対するMC処理(MC−SUB)とが並
行して行われる。
に対するIDCT処理と、輝度ブロックY1のQとIQ
処理と、輝度ブロックY2に対するDCT処理と、輝度
ブロックY3に対するMC処理(MC−SUB)とが並
行して行われる。
【0038】続く、ステージ3では、輝度ブロックY0
に対するMC処理(MC−ADD)と並行して、輝度ブ
ロックY1に対するIDCT処理と、輝度ブロックY2
のQとIQ処理と、輝度ブロックY3に対するDCT処
理と、色差ブロックCbのMC処理(MC−SUB)が
行われる。
に対するMC処理(MC−ADD)と並行して、輝度ブ
ロックY1に対するIDCT処理と、輝度ブロックY2
のQとIQ処理と、輝度ブロックY3に対するDCT処
理と、色差ブロックCbのMC処理(MC−SUB)が
行われる。
【0039】続く、ステージ4では、輝度ブロックY1
に対するMC処理(MC−ADD)と並行して、輝度ブ
ロックY2に対するIDCT処理と、輝度ブロックY3
のQとIQ処理と、色差ブロックCbのDCT処理と、
色差ブロックCrのMC処理(MC−SUB)が行われ
る。
に対するMC処理(MC−ADD)と並行して、輝度ブ
ロックY2に対するIDCT処理と、輝度ブロックY3
のQとIQ処理と、色差ブロックCbのDCT処理と、
色差ブロックCrのMC処理(MC−SUB)が行われ
る。
【0040】続く、ステージ5では、輝度ブロックY2
に対するMC処理(MC−ADD)と並行して、輝度ブ
ロックY3に対するIDCT処理と、色差ブロックCb
のQとIQ処理と、色差ブロックCrのDCT処理が行
われる。
に対するMC処理(MC−ADD)と並行して、輝度ブ
ロックY3に対するIDCT処理と、色差ブロックCb
のQとIQ処理と、色差ブロックCrのDCT処理が行
われる。
【0041】また、これらステージ0〜5の期間には、
動き検出部(ME)36による次のマクロブロック(M
Bn+1)に対する動き検出処理(ME)が行われてい
る。
動き検出部(ME)36による次のマクロブロック(M
Bn+1)に対する動き検出処理(ME)が行われてい
る。
【0042】続く、ステージ6では、輝度ブロックY3
に対するMC処理(MC−ADD)と並行して、色差ブ
ロックCbのIDCT処理と、色差ブロックCrのQと
IQ処理が行われる。また、輝度ブロックY3に対する
MC処理(MC−ADD)が終了した時点で、動き補償
部(MC−ADD/SUB)37による処理は次のマク
ロブロック(MBn+1)中の輝度ブロックY0に対す
るMC処理(MC−ADD)に切り替えられ、この処理
が色差ブロックCbのIDCT処理、色差ブロックCr
のQ/IQ処理と並行して行われる。
に対するMC処理(MC−ADD)と並行して、色差ブ
ロックCbのIDCT処理と、色差ブロックCrのQと
IQ処理が行われる。また、輝度ブロックY3に対する
MC処理(MC−ADD)が終了した時点で、動き補償
部(MC−ADD/SUB)37による処理は次のマク
ロブロック(MBn+1)中の輝度ブロックY0に対す
るMC処理(MC−ADD)に切り替えられ、この処理
が色差ブロックCbのIDCT処理、色差ブロックCr
のQ/IQ処理と並行して行われる。
【0043】続く、ステージ7では、色差ブロックCb
のMC処理(MC−ADD)と並行して、色差ブロック
CrのIDCT処理が行われる。また、色差ブロックC
rのIDCT処理が終了すると、このステージ7内で、
色差ブロックCrのMC処理(MC−ADD)が続けて
行われる。
のMC処理(MC−ADD)と並行して、色差ブロック
CrのIDCT処理が行われる。また、色差ブロックC
rのIDCT処理が終了すると、このステージ7内で、
色差ブロックCrのMC処理(MC−ADD)が続けて
行われる。
【0044】また、このステージ7では、次のマクロブ
ロック(MBn+1)についての符号化モード(INT
RA/INTER)が動き検出部(ME)36によって
決定される。
ロック(MBn+1)についての符号化モード(INT
RA/INTER)が動き検出部(ME)36によって
決定される。
【0045】以上のように、輝度ブロック(Y0−Y
3)および色差ブロック(Cb,Cr)からなる6ブロ
ックはそれぞれ1ステージずつ遅れながら順次、MC−
SUB処理、DCT処理、Q・IQ処理、IDCT処
理、MC−ADD処理されていく。これにより、ステー
ジ0〜ステージ7の8ステージで、1マクロブロック内
の6ブロック全てに対する一連の符号化処理が完了す
る。
3)および色差ブロック(Cb,Cr)からなる6ブロ
ックはそれぞれ1ステージずつ遅れながら順次、MC−
SUB処理、DCT処理、Q・IQ処理、IDCT処
理、MC−ADD処理されていく。これにより、ステー
ジ0〜ステージ7の8ステージで、1マクロブロック内
の6ブロック全てに対する一連の符号化処理が完了す
る。
【0046】前述のように、DCTおよびIDCTは処
理に各々約1500サイクル、量子化・逆量子化は合わ
せて最大約1600サイクル、動き補償処理は加算・差
分処理各々約700サイクル要することを考慮すると、
従来のように1ブロック毎に符号化処理をシリアルに行
った場合には、1マクロブロックの符号化処理には最大
約37000サイクル程度かかることになるが、本実施
形態では、パイプラインによる並列処理により、約13
000サイクルで1マクロブロックの符号化処理を完了
することができる。
理に各々約1500サイクル、量子化・逆量子化は合わ
せて最大約1600サイクル、動き補償処理は加算・差
分処理各々約700サイクル要することを考慮すると、
従来のように1ブロック毎に符号化処理をシリアルに行
った場合には、1マクロブロックの符号化処理には最大
約37000サイクル程度かかることになるが、本実施
形態では、パイプラインによる並列処理により、約13
000サイクルで1マクロブロックの符号化処理を完了
することができる。
【0047】なお、本実施形態では、動き検出部(M
E)36による処理については1ステージ内でMC−A
DDとMC−SUBの双方を行ったり、最後のステージ
7ではIDCTに後続して行うといった制御を行ってい
るが、これは、MC−ADD、MC−SUBが他の処理
に比べ短時間で終了することを利用したものであり、こ
れにより全体の処理時間のさらなる短縮を図っている。
従って、このようなMC処理を除くと、本実施形態のパ
イプライン動作では、処理対象の全ての画像ブロックデ
ータの符号化処理のために要する全パイプラインステー
ジ数Tは、処理対象の画像ブロックデータの個数をNと
し、パイプラインの段数をKとすると、T=N+K−1
の関係が設立する。このことは、図2の例では、N=
6、K=3であり、合計8ステージでパイプライン処理
が完了されていることから理解されよう。
E)36による処理については1ステージ内でMC−A
DDとMC−SUBの双方を行ったり、最後のステージ
7ではIDCTに後続して行うといった制御を行ってい
るが、これは、MC−ADD、MC−SUBが他の処理
に比べ短時間で終了することを利用したものであり、こ
れにより全体の処理時間のさらなる短縮を図っている。
従って、このようなMC処理を除くと、本実施形態のパ
イプライン動作では、処理対象の全ての画像ブロックデ
ータの符号化処理のために要する全パイプラインステー
ジ数Tは、処理対象の画像ブロックデータの個数をNと
し、パイプラインの段数をKとすると、T=N+K−1
の関係が設立する。このことは、図2の例では、N=
6、K=3であり、合計8ステージでパイプライン処理
が完了されていることから理解されよう。
【0048】また、一般に、パイプライン動作によって
並列処理を行う場合には各プロセスステージに要する時
間は固定時間が割り当てられるのが通常であるが、画像
符号化処理では入力される画像データに応じてその処理
に要する時間が異なる。例えばIDCT処理やIQ処理
は入力データ値がゼロの場合は出力もゼロであるため計
算処理を行う必要がない。従って固定時間の割り当てを
行っておくと入力にゼロ値が多数含まれる場合に何もせ
ずにただ待っている状態が生じる事になる。
並列処理を行う場合には各プロセスステージに要する時
間は固定時間が割り当てられるのが通常であるが、画像
符号化処理では入力される画像データに応じてその処理
に要する時間が異なる。例えばIDCT処理やIQ処理
は入力データ値がゼロの場合は出力もゼロであるため計
算処理を行う必要がない。従って固定時間の割り当てを
行っておくと入力にゼロ値が多数含まれる場合に何もせ
ずにただ待っている状態が生じる事になる。
【0049】このような事態を避けるため、本実施形態
では、動き補償部(MC−ADD/SUB)37、離散
コサイン変換部(DCT)34、量子化/逆量子化処理
部(Q/IQ)313、逆離散コサイン変換部(IDC
T)35の各々が1ブロックの処理が終了する度にそれ
を示す終了フラグをコントローラ31に返すという仕組
みを採用しており、コントローラ31は同時に動作して
いる処理の全ての終了フラグを取得した時点で直ちに次
のステージに移る制御を行う。これにより各処理ステー
ジが可変時間になり、前述の処理サイクルをさらに短縮
する事ができる。
では、動き補償部(MC−ADD/SUB)37、離散
コサイン変換部(DCT)34、量子化/逆量子化処理
部(Q/IQ)313、逆離散コサイン変換部(IDC
T)35の各々が1ブロックの処理が終了する度にそれ
を示す終了フラグをコントローラ31に返すという仕組
みを採用しており、コントローラ31は同時に動作して
いる処理の全ての終了フラグを取得した時点で直ちに次
のステージに移る制御を行う。これにより各処理ステー
ジが可変時間になり、前述の処理サイクルをさらに短縮
する事ができる。
【0050】また、復号化処理についてもパイプライン
による並列処理が行われる。この様子を図3に示す。
による並列処理が行われる。この様子を図3に示す。
【0051】復号化処理では、図3に示されているよう
に、輝度ブロック(Y0−Y3)および色差ブロック
(Cb,Cr)からなる6ブロックはそれぞれ1ステー
ジずつ遅れながら順次、IQ処理、IDCT処理、MC
−ADD処理されていく。これにより、ステージ0〜ス
テージ6の7ステージで、1マクロブロック内の6ブロ
ック全てに対する一連の復号化処理が完了する。また、
最後のステージ6では、Crに対するIDCT処理とM
C−ADD処理が順次行われる。従って、MC−ADD
処理を除くとパイプラインの段数K=2となるので、前
述の式、T=N+K−1が成立する。
に、輝度ブロック(Y0−Y3)および色差ブロック
(Cb,Cr)からなる6ブロックはそれぞれ1ステー
ジずつ遅れながら順次、IQ処理、IDCT処理、MC
−ADD処理されていく。これにより、ステージ0〜ス
テージ6の7ステージで、1マクロブロック内の6ブロ
ック全てに対する一連の復号化処理が完了する。また、
最後のステージ6では、Crに対するIDCT処理とM
C−ADD処理が順次行われる。従って、MC−ADD
処理を除くとパイプラインの段数K=2となるので、前
述の式、T=N+K−1が成立する。
【0052】次に、図4および図5のフローチャートを
参照して、コントローラ31による符号化処理の制御動
作を説明する。
参照して、コントローラ31による符号化処理の制御動
作を説明する。
【0053】まず、ステージ0からのパイプラインステ
ージに入る前に、Y0に対するMC−SUB処理の開始
が、動き補償部(MC−ADD/SUB)37に対して
指示される(ステップS1)。そして、その動き補償部
(MC−ADD/SUB)37から終了フラグを取得す
ると(ステップS2)、ステージ0からのパイプライン
ステージに移行する。
ージに入る前に、Y0に対するMC−SUB処理の開始
が、動き補償部(MC−ADD/SUB)37に対して
指示される(ステップS1)。そして、その動き補償部
(MC−ADD/SUB)37から終了フラグを取得す
ると(ステップS2)、ステージ0からのパイプライン
ステージに移行する。
【0054】ステージ0では、Y0に対するDCT処理
の開始が離散コサイン変換部(DCT)34に対して指
示されると共に(ステップS3)、Y1に対するMC−
SUB処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SU
B)37に対して指示される(ステップS4)。そし
て、離散コサイン変換部(DCT)34および動き補償
部(MC−ADD/SUB)37の双方から終了フラグ
を取得すると(ステップS5〜S7)、ステージ1に移
行する。
の開始が離散コサイン変換部(DCT)34に対して指
示されると共に(ステップS3)、Y1に対するMC−
SUB処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SU
B)37に対して指示される(ステップS4)。そし
て、離散コサイン変換部(DCT)34および動き補償
部(MC−ADD/SUB)37の双方から終了フラグ
を取得すると(ステップS5〜S7)、ステージ1に移
行する。
【0055】ステージ1では、Y0に対するQとIQ処
理を順次行うことが量子化/逆量子化処理部(Q/I
Q)313に指示されると共に(ステップS8)、Y1
に対するDCT処理の開始が離散コサイン変換部(DC
T)34に指示され(ステップS9)、さらにY2に対
するMC−SUB処理の開始が動き補償部(MC−AD
D/SUB)37に対して指示される(ステップS1
0)。そして、量子化/逆量子化処理部(Q/IQ)3
13、離散コサイン変換部(DCT)34、および動き
補償部(MC−ADD/SUB)37の全てから終了フ
ラグを取得すると(ステップS11〜S14)、ステー
ジ2に移行する。
理を順次行うことが量子化/逆量子化処理部(Q/I
Q)313に指示されると共に(ステップS8)、Y1
に対するDCT処理の開始が離散コサイン変換部(DC
T)34に指示され(ステップS9)、さらにY2に対
するMC−SUB処理の開始が動き補償部(MC−AD
D/SUB)37に対して指示される(ステップS1
0)。そして、量子化/逆量子化処理部(Q/IQ)3
13、離散コサイン変換部(DCT)34、および動き
補償部(MC−ADD/SUB)37の全てから終了フ
ラグを取得すると(ステップS11〜S14)、ステー
ジ2に移行する。
【0056】ステージ2では、Y0に対するIDCT処
理の開始が逆離散コサイン変換部(IDCT)35に対
して指示されると共に(ステップS15)、Y1に対し
てQとIQ処理を順次行うことが量子化/逆量子化処理
部(Q/IQ)313に指示され(ステップS16)、
Y2に対するDCT処理の開始が離散コサイン変換部
(DCT)34に指示され(ステップS17)、さらに
Y3に対するMC−SUB処理の開始が動き補償部(M
C−ADD/SUB)37に対して指示される(ステッ
プS18)。そして、逆離散コサイン変換部(IDC
T)35、量子化/逆量子化処理部(Q/IQ)31
3、離散コサイン変換部(DCT)34、および動き補
償部(MC−ADD/SUB)37の全てから終了フラ
グを取得すると(ステップS19〜S23)、ステージ
3に移行する。
理の開始が逆離散コサイン変換部(IDCT)35に対
して指示されると共に(ステップS15)、Y1に対し
てQとIQ処理を順次行うことが量子化/逆量子化処理
部(Q/IQ)313に指示され(ステップS16)、
Y2に対するDCT処理の開始が離散コサイン変換部
(DCT)34に指示され(ステップS17)、さらに
Y3に対するMC−SUB処理の開始が動き補償部(M
C−ADD/SUB)37に対して指示される(ステッ
プS18)。そして、逆離散コサイン変換部(IDC
T)35、量子化/逆量子化処理部(Q/IQ)31
3、離散コサイン変換部(DCT)34、および動き補
償部(MC−ADD/SUB)37の全てから終了フラ
グを取得すると(ステップS19〜S23)、ステージ
3に移行する。
【0057】ステージ3では、Y0に対するMC−AD
D処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7に対して指示されると共に(ステップS24)、Y1
に対するIDCT処理の開始が逆離散コサイン変換部
(IDCT)35に対して指示され(ステップS2
5)、Y2に対してQとIQ処理を順次行うことが量子
化/逆量子化処理部(Q/IQ)313に指示され(ス
テップS26)、さらにY3に対するDCT処理の開始
が離散コサイン変換部(DCT)34に指示される(ス
テップS27)。動き補償部(MC−ADD/SUB)
37から終了フラグを取得すると(ステップS28,S
32)、Cbに対するMC−SUB処理の開始が動き補
償部(MC−ADD/SUB)37に対して指示される
(ステップS33)。この後、逆離散コサイン変換部
(IDCT)35、量子化/逆量子化処理部(Q/I
Q)313、離散コサイン変換部(DCT)34、およ
び動き補償部(MC−ADD/SUB)37の全てから
終了フラグを取得すると(ステップS29〜S31,S
34,S35)、図5のステージ4に移行する。
D処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7に対して指示されると共に(ステップS24)、Y1
に対するIDCT処理の開始が逆離散コサイン変換部
(IDCT)35に対して指示され(ステップS2
5)、Y2に対してQとIQ処理を順次行うことが量子
化/逆量子化処理部(Q/IQ)313に指示され(ス
テップS26)、さらにY3に対するDCT処理の開始
が離散コサイン変換部(DCT)34に指示される(ス
テップS27)。動き補償部(MC−ADD/SUB)
37から終了フラグを取得すると(ステップS28,S
32)、Cbに対するMC−SUB処理の開始が動き補
償部(MC−ADD/SUB)37に対して指示される
(ステップS33)。この後、逆離散コサイン変換部
(IDCT)35、量子化/逆量子化処理部(Q/I
Q)313、離散コサイン変換部(DCT)34、およ
び動き補償部(MC−ADD/SUB)37の全てから
終了フラグを取得すると(ステップS29〜S31,S
34,S35)、図5のステージ4に移行する。
【0058】ステージ4では、Y1に対するMC−AD
D処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7に対して指示されると共に(ステップS36)、Y2
に対するIDCT処理の開始が逆離散コサイン変換部
(IDCT)35に対して指示され(ステップS3
7)、Y3に対してQとIQ処理を順次行うことが量子
化/逆量子化処理部(Q/IQ)313に指示され(ス
テップS38)、さらにCbに対するDCT処理の開始
が離散コサイン変換部(DCT)34に指示される(ス
テップS39)。動き補償部(MC−ADD/SUB)
37から終了フラグを取得すると(ステップS36,S
44)、Crに対するMC−SUB処理の開始が動き補
償部(MC−ADD/SUB)37に対して指示される
(ステップS45)。この後、逆離散コサイン変換部
(IDCT)35、量子化/逆量子化処理部(Q/I
Q)313、離散コサイン変換部(DCT)34、およ
び動き補償部(MC−ADD/SUB)37それぞれか
ら終了フラグを取得すると(ステップS41〜S43,
S46,S47)、ステージ5に移行する。
D処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7に対して指示されると共に(ステップS36)、Y2
に対するIDCT処理の開始が逆離散コサイン変換部
(IDCT)35に対して指示され(ステップS3
7)、Y3に対してQとIQ処理を順次行うことが量子
化/逆量子化処理部(Q/IQ)313に指示され(ス
テップS38)、さらにCbに対するDCT処理の開始
が離散コサイン変換部(DCT)34に指示される(ス
テップS39)。動き補償部(MC−ADD/SUB)
37から終了フラグを取得すると(ステップS36,S
44)、Crに対するMC−SUB処理の開始が動き補
償部(MC−ADD/SUB)37に対して指示される
(ステップS45)。この後、逆離散コサイン変換部
(IDCT)35、量子化/逆量子化処理部(Q/I
Q)313、離散コサイン変換部(DCT)34、およ
び動き補償部(MC−ADD/SUB)37それぞれか
ら終了フラグを取得すると(ステップS41〜S43,
S46,S47)、ステージ5に移行する。
【0059】ステージ5では、Y2に対するMC−AD
D処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7に対して指示されると共に(ステップS48)、Y3
に対するIDCT処理の開始が逆離散コサイン変換部
(IDCT)35に対して指示され(ステップS4
9)、Cbに対してQとIQ処理を順次行うことが量子
化/逆量子化処理部(Q/IQ)313に指示され(ス
テップS50)、さらにCrに対するDCT処理の開始
が離散コサイン変換部(DCT)34に指示される(ス
テップS51)。そして、動き補償部(MC−ADD/
SUB)37、逆離散コサイン変換部(IDCT)3
5、量子化/逆量子化処理部(Q/IQ)313、およ
び離散コサイン変換部(DCT)34それぞれから終了
フラグを取得すると(ステップS52〜S56)、ステ
ージ6に移行する。
D処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7に対して指示されると共に(ステップS48)、Y3
に対するIDCT処理の開始が逆離散コサイン変換部
(IDCT)35に対して指示され(ステップS4
9)、Cbに対してQとIQ処理を順次行うことが量子
化/逆量子化処理部(Q/IQ)313に指示され(ス
テップS50)、さらにCrに対するDCT処理の開始
が離散コサイン変換部(DCT)34に指示される(ス
テップS51)。そして、動き補償部(MC−ADD/
SUB)37、逆離散コサイン変換部(IDCT)3
5、量子化/逆量子化処理部(Q/IQ)313、およ
び離散コサイン変換部(DCT)34それぞれから終了
フラグを取得すると(ステップS52〜S56)、ステ
ージ6に移行する。
【0060】ステージ6では、Y3に対するMC−AD
D処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7に対して指示されると共に(ステップS57)、Cb
に対するIDCT処理の開始が逆離散コサイン変換部
(IDCT)35に対して指示され(ステップS5
8)、さらにCrに対してQとIQ処理を順次行うこと
が量子化/逆量子化処理部(Q/IQ)313に指示さ
れる(ステップS59)。そして、動き補償部(MC−
ADD/SUB)37から終了フラグを取得すると(ス
テップS60,S63)、次のマクロブロックのY0に
対するMC−SUB処理の開始が動き補償部(MC−A
DD/SUB)37に対して指示される(ステップS6
4)。この後、逆離散コサイン変換部(IDCT)3
5、量子化/逆量子化処理部(Q/IQ)313、およ
び動き補償部(MC−ADD/SUB)37それぞれか
ら終了フラグを取得すると(ステップS61,S62,
S65,S66)、ステージ7に移行する。
D処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7に対して指示されると共に(ステップS57)、Cb
に対するIDCT処理の開始が逆離散コサイン変換部
(IDCT)35に対して指示され(ステップS5
8)、さらにCrに対してQとIQ処理を順次行うこと
が量子化/逆量子化処理部(Q/IQ)313に指示さ
れる(ステップS59)。そして、動き補償部(MC−
ADD/SUB)37から終了フラグを取得すると(ス
テップS60,S63)、次のマクロブロックのY0に
対するMC−SUB処理の開始が動き補償部(MC−A
DD/SUB)37に対して指示される(ステップS6
4)。この後、逆離散コサイン変換部(IDCT)3
5、量子化/逆量子化処理部(Q/IQ)313、およ
び動き補償部(MC−ADD/SUB)37それぞれか
ら終了フラグを取得すると(ステップS61,S62,
S65,S66)、ステージ7に移行する。
【0061】ステージ7では、Cbに対するMC−AD
D処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7に対して指示されると共に(ステップS67)、Cr
に対するIDCT処理の開始が逆離散コサイン変換部
(IDCT)35に対して指示される(ステップS6
8)。動き補償部(MC−ADD/SUB)37および
逆離散コサイン変換部(IDCT)35それぞれから終
了フラグを取得すると(ステップS69〜S71)、C
rに対するMC−ADD処理の開始が動き補償部(MC
−ADD/SUB)37に対して指示される(ステップ
S72)。そして、動き補償部(MC−ADD/SU
B)37から終了フラグを取得すると(ステップS7
3)、次のマクロブロックのステージ0に移行する。
D処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7に対して指示されると共に(ステップS67)、Cr
に対するIDCT処理の開始が逆離散コサイン変換部
(IDCT)35に対して指示される(ステップS6
8)。動き補償部(MC−ADD/SUB)37および
逆離散コサイン変換部(IDCT)35それぞれから終
了フラグを取得すると(ステップS69〜S71)、C
rに対するMC−ADD処理の開始が動き補償部(MC
−ADD/SUB)37に対して指示される(ステップ
S72)。そして、動き補償部(MC−ADD/SU
B)37から終了フラグを取得すると(ステップS7
3)、次のマクロブロックのステージ0に移行する。
【0062】次に、図6および図7のフローチャートを
参照して、コントローラ31による復号化処理の制御動
作を説明する。
参照して、コントローラ31による復号化処理の制御動
作を説明する。
【0063】ステージ0では、Y0に対するIQ処理の
開始が量子化/逆量子化処理部(Q/IQ)313に指
示される(ステップS81)。そして、その量子化/逆
量子化処理部(Q/IQ)313から終了フラグを取得
すると(ステップS82)、ステージ1に移行する。
開始が量子化/逆量子化処理部(Q/IQ)313に指
示される(ステップS81)。そして、その量子化/逆
量子化処理部(Q/IQ)313から終了フラグを取得
すると(ステップS82)、ステージ1に移行する。
【0064】ステージ1では、Y0に対するIDCT処
理の開始が逆離散コサイン変換部(IDCT)35に対
して指示されると共に(ステップS83)、Y1に対す
るIQ処理の開始が量子化/逆量子化処理部(Q/I
Q)313に指示される(ステップS84)。そして、
逆離散コサイン変換部(IDCT)35および量子化/
逆量子化処理部(Q/IQ)313の双方から終了フラ
グを取得すると(ステップS85〜S87)、ステージ
2に移行する。
理の開始が逆離散コサイン変換部(IDCT)35に対
して指示されると共に(ステップS83)、Y1に対す
るIQ処理の開始が量子化/逆量子化処理部(Q/I
Q)313に指示される(ステップS84)。そして、
逆離散コサイン変換部(IDCT)35および量子化/
逆量子化処理部(Q/IQ)313の双方から終了フラ
グを取得すると(ステップS85〜S87)、ステージ
2に移行する。
【0065】ステージ2では、Y0に対するMC−AD
D処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7に指示されると共に(ステップS88)、Y1に対す
るIDCT処理の開始が逆離散コサイン変換部(IDC
T)35に対して指示され(ステップS89)、Y2に
対するIQ処理の開始が量子化/逆量子化処理部(Q/
IQ)313に指示される(ステップS90)。動き補
償部(MC−ADD/SUB)37、逆離散コサイン変
換部(IDCT)35、および量子化/逆量子化処理部
(Q/IQ)313それぞれから終了フラグを取得する
と(ステップS91〜S94)、ステージ3に移行す
る。
D処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7に指示されると共に(ステップS88)、Y1に対す
るIDCT処理の開始が逆離散コサイン変換部(IDC
T)35に対して指示され(ステップS89)、Y2に
対するIQ処理の開始が量子化/逆量子化処理部(Q/
IQ)313に指示される(ステップS90)。動き補
償部(MC−ADD/SUB)37、逆離散コサイン変
換部(IDCT)35、および量子化/逆量子化処理部
(Q/IQ)313それぞれから終了フラグを取得する
と(ステップS91〜S94)、ステージ3に移行す
る。
【0066】ステージ3では、Y1に対するMC−AD
D処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7に指示されると共に(ステップS95)、Y2に対す
るIDCT処理の開始が逆離散コサイン変換部(IDC
T)35に対して指示され(ステップS96)、Y3に
対するIQ処理の開始が量子化/逆量子化処理部(Q/
IQ)313に指示される(ステップS97)。動き補
償部(MC−ADD/SUB)37、逆離散コサイン変
換部(IDCT)35、および量子化/逆量子化処理部
(Q/IQ)313それぞれから終了フラグを取得する
と(ステップS98〜S101)、図7のステージ4に
移行する。
D処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7に指示されると共に(ステップS95)、Y2に対す
るIDCT処理の開始が逆離散コサイン変換部(IDC
T)35に対して指示され(ステップS96)、Y3に
対するIQ処理の開始が量子化/逆量子化処理部(Q/
IQ)313に指示される(ステップS97)。動き補
償部(MC−ADD/SUB)37、逆離散コサイン変
換部(IDCT)35、および量子化/逆量子化処理部
(Q/IQ)313それぞれから終了フラグを取得する
と(ステップS98〜S101)、図7のステージ4に
移行する。
【0067】ステージ4では、Y2に対するMC−AD
D処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7に指示されると共に(ステップS102)、Y3に対
するIDCT処理の開始が逆離散コサイン変換部(ID
CT)35に対して指示され(ステップS103)、C
bに対するIQ処理の開始が量子化/逆量子化処理部
(Q/IQ)313に指示される(ステップS10
4)。動き補償部(MC−ADD/SUB)37、逆離
散コサイン変換部(IDCT)35、および量子化/逆
量子化処理部(Q/IQ)313それぞれから終了フラ
グを取得すると(ステップS105〜S108)、ステ
ージ5に移行する。
D処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7に指示されると共に(ステップS102)、Y3に対
するIDCT処理の開始が逆離散コサイン変換部(ID
CT)35に対して指示され(ステップS103)、C
bに対するIQ処理の開始が量子化/逆量子化処理部
(Q/IQ)313に指示される(ステップS10
4)。動き補償部(MC−ADD/SUB)37、逆離
散コサイン変換部(IDCT)35、および量子化/逆
量子化処理部(Q/IQ)313それぞれから終了フラ
グを取得すると(ステップS105〜S108)、ステ
ージ5に移行する。
【0068】ステージ5では、Y3に対するMC−AD
D処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7に指示されると共に(ステップS109)、Cbに対
するIDCT処理の開始が逆離散コサイン変換部(ID
CT)35に対して指示され(ステップS110)、C
rに対するIQ処理の開始が量子化/逆量子化処理部
(Q/IQ)313に指示される(ステップS11
1)。動き補償部(MC−ADD/SUB)37、逆離
散コサイン変換部(IDCT)35、および量子化/逆
量子化処理部(Q/IQ)313それぞれから終了フラ
グを取得すると(ステップS112〜S115)、ステ
ージ6に移行する。
D処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7に指示されると共に(ステップS109)、Cbに対
するIDCT処理の開始が逆離散コサイン変換部(ID
CT)35に対して指示され(ステップS110)、C
rに対するIQ処理の開始が量子化/逆量子化処理部
(Q/IQ)313に指示される(ステップS11
1)。動き補償部(MC−ADD/SUB)37、逆離
散コサイン変換部(IDCT)35、および量子化/逆
量子化処理部(Q/IQ)313それぞれから終了フラ
グを取得すると(ステップS112〜S115)、ステ
ージ6に移行する。
【0069】ステージ6では、Cbに対するMC−AD
D処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7に指示されると共に(ステップS116)、Crに対
するIDCT処理の開始が逆離散コサイン変換部(ID
CT)35に対して指示される(ステップS117)。
動き補償部(MC−ADD/SUB)37および逆離散
コサイン変換部(IDCT)35それぞれから終了フラ
グを取得すると(ステップS118〜S120)、Cr
に対するMC−ADD処理の開始が動き補償部(MC−
ADD/SUB)37に指示される(ステップS12
1)。そして、動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7から終了フラグを取得すると(ステップS112)、
次のマクロブロックのステージ0に移行する。
D処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7に指示されると共に(ステップS116)、Crに対
するIDCT処理の開始が逆離散コサイン変換部(ID
CT)35に対して指示される(ステップS117)。
動き補償部(MC−ADD/SUB)37および逆離散
コサイン変換部(IDCT)35それぞれから終了フラ
グを取得すると(ステップS118〜S120)、Cr
に対するMC−ADD処理の開始が動き補償部(MC−
ADD/SUB)37に指示される(ステップS12
1)。そして、動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7から終了フラグを取得すると(ステップS112)、
次のマクロブロックのステージ0に移行する。
【0070】以上のように、本第1実施形態によれば、
符号化処理時には、動き補償減算処理(MC−SU
B)、離散コサイン変換処理(DCT)、量子化と逆量
子化処理(Q,IQ)、逆離散コサイン変換処理(ID
CT)、動き補償画素加算処理(MC−ADD)が並列
に実行され、また、復号化時には、逆量子化処理(I
Q)、逆離散コサイン変換処理(IDCT)、動き補償
画素加算処理(MC−ADD)が並列に実行される。
符号化処理時には、動き補償減算処理(MC−SU
B)、離散コサイン変換処理(DCT)、量子化と逆量
子化処理(Q,IQ)、逆離散コサイン変換処理(ID
CT)、動き補償画素加算処理(MC−ADD)が並列
に実行され、また、復号化時には、逆量子化処理(I
Q)、逆離散コサイン変換処理(IDCT)、動き補償
画素加算処理(MC−ADD)が並列に実行される。
【0071】また、本第1実施形態においては、前述し
たように、並列に行っている各処理の処理時間は処理の
種類や入力画像によって可変であるため、パイプライン
の各ステージの処理時間は、最長の処理時間の符号化ま
たは復号化処理の終了を待ってから次のステージの処理
に移行する。従って、このパイプライン処理1つに要す
る処理時間は、各パイプライステージにおける最長処理
時間の総和となる。
たように、並列に行っている各処理の処理時間は処理の
種類や入力画像によって可変であるため、パイプライン
の各ステージの処理時間は、最長の処理時間の符号化ま
たは復号化処理の終了を待ってから次のステージの処理
に移行する。従って、このパイプライン処理1つに要す
る処理時間は、各パイプライステージにおける最長処理
時間の総和となる。
【0072】また、CPUを用いてこの符号化、復号化
の処理を行う場合、CPUの動作周波数を適当な値に設
定しなければならない。例えば、1画像ブロック当たり
の処理時間が17000サイクル、画像ブロックの数が
99個、1秒当たりのフレーム数が10とすれば、CP
Uの動作周波数はこれらの横をとった約17MHz以上
としなければならない。双方向伝送を行う場合には、符
号化と復号化を同時に行う必要があるから、符号化に必
要な動作周波数と復号化に必要な復号化周波数、さらに
可変長符号処理や入出力処理等の和がCPU動作周波数
となる。
の処理を行う場合、CPUの動作周波数を適当な値に設
定しなければならない。例えば、1画像ブロック当たり
の処理時間が17000サイクル、画像ブロックの数が
99個、1秒当たりのフレーム数が10とすれば、CP
Uの動作周波数はこれらの横をとった約17MHz以上
としなければならない。双方向伝送を行う場合には、符
号化と復号化を同時に行う必要があるから、符号化に必
要な動作周波数と復号化に必要な復号化周波数、さらに
可変長符号処理や入出力処理等の和がCPU動作周波数
となる。
【0073】なお、ここでは、量子化/逆量子化処理部
(Q/IQ)313をソフトウェアで実現した場合を説
明したが、量子化/逆量子化処理部(Q/IQ)313
を専用のハードウェアモジュールとして実現することも
可能である。
(Q/IQ)313をソフトウェアで実現した場合を説
明したが、量子化/逆量子化処理部(Q/IQ)313
を専用のハードウェアモジュールとして実現することも
可能である。
【0074】(第2実施形態)図8には、本発明の第2
実施形態に係る画像符号化/復号化装置の構成が示され
ている。
実施形態に係る画像符号化/復号化装置の構成が示され
ている。
【0075】この画像符号化/復号化装置は、図1に示
した第1実施形態と比較すると、符号化/復号化処理の
分割の形態のみが異なっており、同一ステージでDCT
処理とQ処理が行われ、またIQ処理とIDCT処理も
同一ステージで実行できるようになっている。
した第1実施形態と比較すると、符号化/復号化処理の
分割の形態のみが異なっており、同一ステージでDCT
処理とQ処理が行われ、またIQ処理とIDCT処理も
同一ステージで実行できるようになっている。
【0076】すなわち、本第2実施形態の画像符号化/
復号化装置では、図1の量子化/逆量子化処理部(Q/
IQ)313、離散コサイン変換部(DCT)34、お
よび逆離散コサイン変換部(IDCT)35の代わり
に、DCT処理とQ処理を行う離散コサイン/量子化部
(DCT/Q)44と、IDCT処理とIQ処理を行う
逆離散コサイン/逆量子化部(IDCT/IQ)45と
が設けられている。これら離散コサイン/量子化部(D
CT/Q)44および逆離散コサイン/逆量子化部(I
DCT/IQ)45は互いに独立した専用のハードウェ
アモジュールによって実現されている。
復号化装置では、図1の量子化/逆量子化処理部(Q/
IQ)313、離散コサイン変換部(DCT)34、お
よび逆離散コサイン変換部(IDCT)35の代わり
に、DCT処理とQ処理を行う離散コサイン/量子化部
(DCT/Q)44と、IDCT処理とIQ処理を行う
逆離散コサイン/逆量子化部(IDCT/IQ)45と
が設けられている。これら離散コサイン/量子化部(D
CT/Q)44および逆離散コサイン/逆量子化部(I
DCT/IQ)45は互いに独立した専用のハードウェ
アモジュールによって実現されている。
【0077】図9には、符号化処理時のパイプライン動
作の様子が示されている。
作の様子が示されている。
【0078】図示のように、輝度ブロック(Y0−Y
3)および色差ブロック(Cb,Cr)からなる6ブロ
ックはそれぞれ1ステージずつ遅れながら順次、MC−
SUB処理、DCT・Q処理、IQ・IDCT処理、M
C−ADD処理されていく。
3)および色差ブロック(Cb,Cr)からなる6ブロ
ックはそれぞれ1ステージずつ遅れながら順次、MC−
SUB処理、DCT・Q処理、IQ・IDCT処理、M
C−ADD処理されていく。
【0079】すなわち、ステージ0では、輝度ブロック
Y0に対するDCT処理とQ処理が順に行われると共
に、これに並行して、輝度ブロックY1に対するMC処
理(MC−SUB)が並行して行われる。
Y0に対するDCT処理とQ処理が順に行われると共
に、これに並行して、輝度ブロックY1に対するMC処
理(MC−SUB)が並行して行われる。
【0080】続く、ステージ1では、輝度ブロックY0
に対してはIQとIDCT処理が順に行われ、これと並
行して、輝度ブロックY1に対するDCT処理とQ処理
が順に行われ、さらに輝度ブロックY2に対するMC処
理(MC−SUB)が行われる。
に対してはIQとIDCT処理が順に行われ、これと並
行して、輝度ブロックY1に対するDCT処理とQ処理
が順に行われ、さらに輝度ブロックY2に対するMC処
理(MC−SUB)が行われる。
【0081】続く、ステージ2では、輝度ブロックY0
に対するMC処理(MC−ADD)と並行して、輝度ブ
ロックY1のIQとIDCT処理、輝度ブロックY2の
DCTとQ処理、および輝度ブロックY3のMC処理
(MC−SUB)が行われる。
に対するMC処理(MC−ADD)と並行して、輝度ブ
ロックY1のIQとIDCT処理、輝度ブロックY2の
DCTとQ処理、および輝度ブロックY3のMC処理
(MC−SUB)が行われる。
【0082】続く、ステージ3では、輝度ブロックY1
に対するMC処理(MC−ADD)と並行して、輝度ブ
ロックY2のIQとIDCT処理、輝度ブロックY3の
DCTとQ処理、および色差ブロックCbのMC処理
(MC−SUB)が行われる。
に対するMC処理(MC−ADD)と並行して、輝度ブ
ロックY2のIQとIDCT処理、輝度ブロックY3の
DCTとQ処理、および色差ブロックCbのMC処理
(MC−SUB)が行われる。
【0083】続く、ステージ4では、輝度ブロックY2
に対するMC処理(MC−ADD)と並行して、輝度ブ
ロックY3のIQとIDCT処理、色差ブロックCbの
DCTとQ処理、および色差ブロックCrのMC処理
(MC−SUB)が行われる。
に対するMC処理(MC−ADD)と並行して、輝度ブ
ロックY3のIQとIDCT処理、色差ブロックCbの
DCTとQ処理、および色差ブロックCrのMC処理
(MC−SUB)が行われる。
【0084】また、これらステージ0〜4の期間には、
動き検出部(ME)36による次のマクロブロックに対
する動き検出処理(ME)が行われている。
動き検出部(ME)36による次のマクロブロックに対
する動き検出処理(ME)が行われている。
【0085】続く、ステージ5では、輝度ブロックY3
に対するMC処理(MC−ADD)と並行して、色差ブ
ロックCbのIQとIDCT処理、色差ブロックCrの
DCTとQ処理が行われる。また、輝度ブロックY3に
対するMC処理(MC−ADD)が終了した時点で、動
き補償部(MC−ADD/SUB)37による処理は次
のマクロブロック中の輝度ブロックY0に対するMC処
理(MC−ADD)に切り替えられ、この処理が、色差
ブロックCbのIQとIDCT処理、色差ブロックCr
のDCTとQ処理と、並行して行われる。
に対するMC処理(MC−ADD)と並行して、色差ブ
ロックCbのIQとIDCT処理、色差ブロックCrの
DCTとQ処理が行われる。また、輝度ブロックY3に
対するMC処理(MC−ADD)が終了した時点で、動
き補償部(MC−ADD/SUB)37による処理は次
のマクロブロック中の輝度ブロックY0に対するMC処
理(MC−ADD)に切り替えられ、この処理が、色差
ブロックCbのIQとIDCT処理、色差ブロックCr
のDCTとQ処理と、並行して行われる。
【0086】続く、ステージ6では、色差ブロックCb
のMC処理(MC−ADD)と並行して、色差ブロック
CrのIQとIDCT処理が行われる。また、色差ブロ
ックCrのIDCT処理が終了すると、このステージ6
内で、色差ブロックCrのMC処理(MC−ADD)が
続けて行われる。
のMC処理(MC−ADD)と並行して、色差ブロック
CrのIQとIDCT処理が行われる。また、色差ブロ
ックCrのIDCT処理が終了すると、このステージ6
内で、色差ブロックCrのMC処理(MC−ADD)が
続けて行われる。
【0087】また、このステージ6では、次のマクロブ
ロックについての符号化モード(INTRA/INTE
R)が動き検出部(ME)36によって決定される。
ロックについての符号化モード(INTRA/INTE
R)が動き検出部(ME)36によって決定される。
【0088】本例においても、MC処理を除くとパイプ
ラインの段数K=2となるので、式T=N+K−1が成
立する。
ラインの段数K=2となるので、式T=N+K−1が成
立する。
【0089】図10には、復号化処理時のパイプライン
動作の様子が示されている。
動作の様子が示されている。
【0090】復号化処理では、図示のように、輝度ブロ
ック(Y0−Y3)および色差ブロック(Cb,Cr)
からなる6ブロックはそれぞれ1ステージずつ遅れなが
ら順次、IQとIDCT処理、MC−ADD処理されて
いく。これにより、ステージ0〜ステージ5の6ステー
ジで、1マクロブロック内の6ブロック全てに対する一
連の復号化処理が完了する。また、最後のステージ5で
は、Crに対するIQ・IDCT処理とMC−ADD処
理が順次行われる。従って、MC−ADD処理を除くと
パイプラインの段数K=1となるので、式T=N+K−
1が成立する。
ック(Y0−Y3)および色差ブロック(Cb,Cr)
からなる6ブロックはそれぞれ1ステージずつ遅れなが
ら順次、IQとIDCT処理、MC−ADD処理されて
いく。これにより、ステージ0〜ステージ5の6ステー
ジで、1マクロブロック内の6ブロック全てに対する一
連の復号化処理が完了する。また、最後のステージ5で
は、Crに対するIQ・IDCT処理とMC−ADD処
理が順次行われる。従って、MC−ADD処理を除くと
パイプラインの段数K=1となるので、式T=N+K−
1が成立する。
【0091】次に、図11および図12のフローチャー
トを参照して、コントローラ31による符号化処理の制
御動作を説明する。
トを参照して、コントローラ31による符号化処理の制
御動作を説明する。
【0092】まず、ステージ0からのパイプラインステ
ージに入る前に、Y0に対するMC−SUB処理の開始
が動き補償部(MC−ADD/SUB)37に対して指
示される(ステップS201)。そして、その動き補償
部(MC−ADD/SUB)37から終了フラグを取得
すると(ステップS202)、ステージ0からのパイプ
ラインステージに移行する。
ージに入る前に、Y0に対するMC−SUB処理の開始
が動き補償部(MC−ADD/SUB)37に対して指
示される(ステップS201)。そして、その動き補償
部(MC−ADD/SUB)37から終了フラグを取得
すると(ステップS202)、ステージ0からのパイプ
ラインステージに移行する。
【0093】ステージ0では、Y0に対するDCTとQ
処理の開始が離散コサイン/量子化部(DCT/Q)4
4に対して指示されると共に(ステップS203)、Y
1に対するMC−SUB処理の開始が動き補償部(MC
−ADD/SUB)37に対して指示される(ステップ
S204)。そして、離散コサイン/量子化部(DCT
/Q)44および動き補償部(MC−ADD/SUB)
37の双方から終了フラグを取得すると(ステップS2
05〜S207)、ステージ1に移行する。
処理の開始が離散コサイン/量子化部(DCT/Q)4
4に対して指示されると共に(ステップS203)、Y
1に対するMC−SUB処理の開始が動き補償部(MC
−ADD/SUB)37に対して指示される(ステップ
S204)。そして、離散コサイン/量子化部(DCT
/Q)44および動き補償部(MC−ADD/SUB)
37の双方から終了フラグを取得すると(ステップS2
05〜S207)、ステージ1に移行する。
【0094】ステージ1では、Y0に対するIQとID
CT処理の開始が逆離散コサイン/逆量子化部(IDC
T/IQ)45に指示されると共に(ステップS20
8)、Y1に対するDCTとQ処理の開始が離散コサイ
ン/量子化部(DCT/Q)44に対して指示され(ス
テップS209)、さらにY2に対するMC−SUB処
理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)37に
対して指示される(ステップS210)。逆離散コサイ
ン/逆量子化部(IDCT/IQ)45、離散コサイン
/量子化部(DCT/Q)44、および動き補償部(M
C−ADD/SUB)37それぞれから終了フラグを取
得すると(ステップS211〜S214)、ステージ2
に移行する。
CT処理の開始が逆離散コサイン/逆量子化部(IDC
T/IQ)45に指示されると共に(ステップS20
8)、Y1に対するDCTとQ処理の開始が離散コサイ
ン/量子化部(DCT/Q)44に対して指示され(ス
テップS209)、さらにY2に対するMC−SUB処
理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)37に
対して指示される(ステップS210)。逆離散コサイ
ン/逆量子化部(IDCT/IQ)45、離散コサイン
/量子化部(DCT/Q)44、および動き補償部(M
C−ADD/SUB)37それぞれから終了フラグを取
得すると(ステップS211〜S214)、ステージ2
に移行する。
【0095】ステージ2では、Y0に対するMC−AD
D処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7に対して指示される(ステップS215)と共に、Y
1に対するIQとIDCT処理の開始が逆離散コサイン
/逆量子化部(IDCT/IQ)45に指示され(ステ
ップS216)、またY2に対するDCTとQ処理の開
始が離散コサイン/量子化部(DCT/Q)44に対し
て指示される(ステップS217)。動き補償部(MC
−ADD/SUB)37から終了フラグを取得すると
(ステップS219,S223)、Y3に対するMC−
SUB処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SU
B)37に対して指示される(ステップS218)。逆
離散コサイン/逆量子化部(IDCT/IQ)45、離
散コサイン/量子化部(DCT/Q)44、および動き
補償部(MC−ADD/SUB)37それぞれから終了
フラグを取得すると(ステップS220〜S222,S
224)、ステージ3に移行する。
D処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7に対して指示される(ステップS215)と共に、Y
1に対するIQとIDCT処理の開始が逆離散コサイン
/逆量子化部(IDCT/IQ)45に指示され(ステ
ップS216)、またY2に対するDCTとQ処理の開
始が離散コサイン/量子化部(DCT/Q)44に対し
て指示される(ステップS217)。動き補償部(MC
−ADD/SUB)37から終了フラグを取得すると
(ステップS219,S223)、Y3に対するMC−
SUB処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SU
B)37に対して指示される(ステップS218)。逆
離散コサイン/逆量子化部(IDCT/IQ)45、離
散コサイン/量子化部(DCT/Q)44、および動き
補償部(MC−ADD/SUB)37それぞれから終了
フラグを取得すると(ステップS220〜S222,S
224)、ステージ3に移行する。
【0096】ステージ3では、Y1に対するMC−AD
D処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7に対して指示される(ステップS225)と共に、Y
2に対するIQとIDCT処理の開始が逆離散コサイン
/逆量子化部(IDCT/IQ)45に指示され(ステ
ップS226)、またY3に対するDCTとQ処理の開
始が離散コサイン/量子化部(DCT/Q)44に対し
て指示される(ステップS227)。動き補償部(MC
−ADD/SUB)37から終了フラグを取得すると
(ステップS229,S233)、Cbに対するMC−
SUB処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SU
B)37に対して指示される(ステップS228)。逆
離散コサイン/逆量子化部(IDCT/IQ)45、離
散コサイン/量子化部(DCT/Q)44、および動き
補償部(MC−ADD/SUB)37それぞれから終了
フラグを取得すると(ステップS230〜S232,S
234)、図12のステージ4に移行する。
D処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7に対して指示される(ステップS225)と共に、Y
2に対するIQとIDCT処理の開始が逆離散コサイン
/逆量子化部(IDCT/IQ)45に指示され(ステ
ップS226)、またY3に対するDCTとQ処理の開
始が離散コサイン/量子化部(DCT/Q)44に対し
て指示される(ステップS227)。動き補償部(MC
−ADD/SUB)37から終了フラグを取得すると
(ステップS229,S233)、Cbに対するMC−
SUB処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SU
B)37に対して指示される(ステップS228)。逆
離散コサイン/逆量子化部(IDCT/IQ)45、離
散コサイン/量子化部(DCT/Q)44、および動き
補償部(MC−ADD/SUB)37それぞれから終了
フラグを取得すると(ステップS230〜S232,S
234)、図12のステージ4に移行する。
【0097】ステージ4では、Y2に対するMC−AD
D処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7に対して指示される(ステップS235)と共に、Y
3に対するIQとIDCT処理の開始が逆離散コサイン
/逆量子化部(IDCT/IQ)45に指示され(ステ
ップS236)、またCbに対するDCTとQ処理の開
始が離散コサイン/量子化部(DCT/Q)44に対し
て指示される(ステップS237)。動き補償部(MC
−ADD/SUB)37から終了フラグを取得すると
(ステップS239,S243)、Crに対するMC−
SUB処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SU
B)37に対して指示される(ステップS238)。逆
離散コサイン/逆量子化部(IDCT/IQ)45、離
散コサイン/量子化部(DCT/Q)44、および動き
補償部(MC−ADD/SUB)37それぞれから終了
フラグを取得すると(ステップS240〜S242,S
244)、ステージ5に移行する。
D処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7に対して指示される(ステップS235)と共に、Y
3に対するIQとIDCT処理の開始が逆離散コサイン
/逆量子化部(IDCT/IQ)45に指示され(ステ
ップS236)、またCbに対するDCTとQ処理の開
始が離散コサイン/量子化部(DCT/Q)44に対し
て指示される(ステップS237)。動き補償部(MC
−ADD/SUB)37から終了フラグを取得すると
(ステップS239,S243)、Crに対するMC−
SUB処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SU
B)37に対して指示される(ステップS238)。逆
離散コサイン/逆量子化部(IDCT/IQ)45、離
散コサイン/量子化部(DCT/Q)44、および動き
補償部(MC−ADD/SUB)37それぞれから終了
フラグを取得すると(ステップS240〜S242,S
244)、ステージ5に移行する。
【0098】ステージ5では、Y3に対するMC−AD
D処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7に対して指示される(ステップS245)と共に、C
bに対するIQとIDCT処理の開始が逆離散コサイン
/逆量子化部(IDCT/IQ)45に指示され(ステ
ップS246)、またCrに対するDCTとQ処理の開
始が離散コサイン/量子化部(DCT/Q)44に対し
て指示される(ステップS247)。動き補償部(MC
−ADD/SUB)37から終了フラグを取得すると
(ステップS248,S251)、次のマクロブロック
のY0に対するMC−SUBの開始が動き補償部(MC
−ADD/SUB)37に対して指示される(ステップ
S252)。逆離散コサイン/逆量子化部(IDCT/
IQ)45、離散コサイン/量子化部(DCT/Q)4
4、および動き補償部(MC−ADD/SUB)37そ
れぞれから終了フラグを取得すると(ステップS24
9,S250,S253,S254)、ステージ6に移
行する。
D処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7に対して指示される(ステップS245)と共に、C
bに対するIQとIDCT処理の開始が逆離散コサイン
/逆量子化部(IDCT/IQ)45に指示され(ステ
ップS246)、またCrに対するDCTとQ処理の開
始が離散コサイン/量子化部(DCT/Q)44に対し
て指示される(ステップS247)。動き補償部(MC
−ADD/SUB)37から終了フラグを取得すると
(ステップS248,S251)、次のマクロブロック
のY0に対するMC−SUBの開始が動き補償部(MC
−ADD/SUB)37に対して指示される(ステップ
S252)。逆離散コサイン/逆量子化部(IDCT/
IQ)45、離散コサイン/量子化部(DCT/Q)4
4、および動き補償部(MC−ADD/SUB)37そ
れぞれから終了フラグを取得すると(ステップS24
9,S250,S253,S254)、ステージ6に移
行する。
【0099】ステージ6では、Cbに対するMC−AD
D処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7に対して指示される(ステップS255)と共に、C
rに対するIQとIDCT処理の開始が逆離散コサイン
/逆量子化部(IDCT/IQ)45に指示される(ス
テップS256)。動き補償部(MC−ADD/SU
B)37および逆離散コサイン/逆量子化部(IDCT
/IQ)45それぞれからの終了フラグを取得すると
(ステップS257〜S259)、Crに対するMC−
ADD処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SU
B)37に対して指示される(ステップS260)。そ
して、動き補償部(MC−ADD/SUB)37から終
了フラグを取得すると(ステップS261)、次のマク
ロブロックのステージ0に移行する。
D処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7に対して指示される(ステップS255)と共に、C
rに対するIQとIDCT処理の開始が逆離散コサイン
/逆量子化部(IDCT/IQ)45に指示される(ス
テップS256)。動き補償部(MC−ADD/SU
B)37および逆離散コサイン/逆量子化部(IDCT
/IQ)45それぞれからの終了フラグを取得すると
(ステップS257〜S259)、Crに対するMC−
ADD処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SU
B)37に対して指示される(ステップS260)。そ
して、動き補償部(MC−ADD/SUB)37から終
了フラグを取得すると(ステップS261)、次のマク
ロブロックのステージ0に移行する。
【0100】次に、図13および図14のフローチャー
トを参照して、コントローラ31による復号化処理の制
御動作を説明する。
トを参照して、コントローラ31による復号化処理の制
御動作を説明する。
【0101】ステージ0では、Y0に対するIQとID
CT処理の開始が逆離散コサイン/逆量子化部(IDC
T/IQ)45に対して指示される(ステップS30
1)。逆離散コサイン/逆量子化部(IDCT/IQ)
45から終了フラグを取得すると、ステージ1に移行す
る。
CT処理の開始が逆離散コサイン/逆量子化部(IDC
T/IQ)45に対して指示される(ステップS30
1)。逆離散コサイン/逆量子化部(IDCT/IQ)
45から終了フラグを取得すると、ステージ1に移行す
る。
【0102】ステージ1では、Y0に対するMC−AD
D処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7に対して指示されると共に(ステップS303)、Y
1に対するIQとIDCT処理の開始が逆離散コサイン
/逆量子化部(IDCT/IQ)45に対して指示され
る(ステップS304)。動き補償部(MC−ADD/
SUB)37および逆離散コサイン/逆量子化部(ID
CT/IQ)45の双方から終了フラグを取得すると
(ステップS305〜S307)、ステージ2に移行す
る。
D処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7に対して指示されると共に(ステップS303)、Y
1に対するIQとIDCT処理の開始が逆離散コサイン
/逆量子化部(IDCT/IQ)45に対して指示され
る(ステップS304)。動き補償部(MC−ADD/
SUB)37および逆離散コサイン/逆量子化部(ID
CT/IQ)45の双方から終了フラグを取得すると
(ステップS305〜S307)、ステージ2に移行す
る。
【0103】ステージ2では、Y1に対するMC−AD
D処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7に対して指示されると共に(ステップS308)、Y
2に対するIQとIDCT処理の開始が逆離散コサイン
/逆量子化部(IDCT/IQ)45に対して指示され
る(ステップS309)。動き補償部(MC−ADD/
SUB)37および逆離散コサイン/逆量子化部(ID
CT/IQ)45の双方から終了フラグを取得すると
(ステップS310〜S312)、ステージ3に移行す
る。
D処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7に対して指示されると共に(ステップS308)、Y
2に対するIQとIDCT処理の開始が逆離散コサイン
/逆量子化部(IDCT/IQ)45に対して指示され
る(ステップS309)。動き補償部(MC−ADD/
SUB)37および逆離散コサイン/逆量子化部(ID
CT/IQ)45の双方から終了フラグを取得すると
(ステップS310〜S312)、ステージ3に移行す
る。
【0104】ステージ3では、Y2に対するMC−AD
D処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7に対して指示されると共に(ステップS313)、Y
3に対するIQとIDCT処理の開始が逆離散コサイン
/逆量子化部(IDCT/IQ)45に対して指示され
る(ステップS314)。動き補償部(MC−ADD/
SUB)37および逆離散コサイン/逆量子化部(ID
CT/IQ)45の双方から終了フラグを取得すると
(ステップS316〜S319)、図14のステージ4
に移行する。
D処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7に対して指示されると共に(ステップS313)、Y
3に対するIQとIDCT処理の開始が逆離散コサイン
/逆量子化部(IDCT/IQ)45に対して指示され
る(ステップS314)。動き補償部(MC−ADD/
SUB)37および逆離散コサイン/逆量子化部(ID
CT/IQ)45の双方から終了フラグを取得すると
(ステップS316〜S319)、図14のステージ4
に移行する。
【0105】ステージ4では、Y3に対するMC−AD
D処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7に対して指示されると共に(ステップS320)、C
bに対するIQとIDCT処理の開始が逆離散コサイン
/逆量子化部(IDCT/IQ)45に対して指示され
る(ステップS321)。動き補償部(MC−ADD/
SUB)37および逆離散コサイン/逆量子化部(ID
CT/IQ)45の双方から終了フラグを取得すると
(ステップS322〜S324)、ステージ5に移行す
る。
D処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7に対して指示されると共に(ステップS320)、C
bに対するIQとIDCT処理の開始が逆離散コサイン
/逆量子化部(IDCT/IQ)45に対して指示され
る(ステップS321)。動き補償部(MC−ADD/
SUB)37および逆離散コサイン/逆量子化部(ID
CT/IQ)45の双方から終了フラグを取得すると
(ステップS322〜S324)、ステージ5に移行す
る。
【0106】ステージ5では、Cbに対するMC−AD
D処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7に対して指示されると共に(ステップS325)、C
rに対するIQとIDCT処理の開始が逆離散コサイン
/逆量子化部(IDCT/IQ)45に対して指示され
る(ステップS326)。動き補償部(MC−ADD/
SUB)37および逆離散コサイン/逆量子化部(ID
CT/IQ)45の双方から終了フラグを取得すると
(ステップS327〜S329)、Crに対するMC−
ADD処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SU
B)37に指示される(ステップS330)。そして、
その動き補償部(MC−ADD/SUB)37から終了
フラグを取得すると(ステップS331)、次のマクロ
ブロックのステージ0に移行する。
D処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SUB)3
7に対して指示されると共に(ステップS325)、C
rに対するIQとIDCT処理の開始が逆離散コサイン
/逆量子化部(IDCT/IQ)45に対して指示され
る(ステップS326)。動き補償部(MC−ADD/
SUB)37および逆離散コサイン/逆量子化部(ID
CT/IQ)45の双方から終了フラグを取得すると
(ステップS327〜S329)、Crに対するMC−
ADD処理の開始が動き補償部(MC−ADD/SU
B)37に指示される(ステップS330)。そして、
その動き補償部(MC−ADD/SUB)37から終了
フラグを取得すると(ステップS331)、次のマクロ
ブロックのステージ0に移行する。
【0107】また、本第2実施形態においても、前述し
たように、並列に行っている各処理の処理時間は処理の
種類や入力画像によって可変であるため、パイプライン
の各ステージの処理時間は、最長の処理時間の符号化ま
たは復号化処理の終了を待ってから次のステージの処理
に移行する。従って、このパイプライン処理1つに要す
る処理時間は、各パイプライステージにおける最長処理
時間の総和となる。
たように、並列に行っている各処理の処理時間は処理の
種類や入力画像によって可変であるため、パイプライン
の各ステージの処理時間は、最長の処理時間の符号化ま
たは復号化処理の終了を待ってから次のステージの処理
に移行する。従って、このパイプライン処理1つに要す
る処理時間は、各パイプライステージにおける最長処理
時間の総和となる。
【0108】また、CPUを用いてこの符号化、復号化
の処理を行う場合、CPUの動作周波数を適当な値に設
定しなければならない。例えば、1画像ブロック当たり
の処理時間が17000サイクル、画像ブロックの数が
99個、1秒当たりのフレーム数が10とすれば、CP
Uの動作周波数はこれらの横をとった約17MHz以上
としなければならない。双方向伝送を行う場合には、符
号化と復号化を同時に行う必要があるから、符号化に必
要な動作周波数と復号化に必要な復号化周波数、さらに
可変長符号処理や入出力処理等の和がCPU動作周波数
となる。
の処理を行う場合、CPUの動作周波数を適当な値に設
定しなければならない。例えば、1画像ブロック当たり
の処理時間が17000サイクル、画像ブロックの数が
99個、1秒当たりのフレーム数が10とすれば、CP
Uの動作周波数はこれらの横をとった約17MHz以上
としなければならない。双方向伝送を行う場合には、符
号化と復号化を同時に行う必要があるから、符号化に必
要な動作周波数と復号化に必要な復号化周波数、さらに
可変長符号処理や入出力処理等の和がCPU動作周波数
となる。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
符号化/復号化のためたの一連の処理が複数の専用モジ
ュールにそれぞれ分割し、それらモジュールが互いに異
なる画像ブロックデータに対して処理を並列に行うよう
に制御しているので、低い動作周波数でも効率よく画像
の符号化/復号化処理を行えるようになる。また、冗長
化構成は採用しておらず、同一機能を有するモジュール
は1つのみしか存在しないので、装置サイズの小型化、
低消費電力化を図ることができ、携帯情報端末等の低消
費電力が要求される機器への搭載に最適な符号化/復号
化装置を実現できる。
符号化/復号化のためたの一連の処理が複数の専用モジ
ュールにそれぞれ分割し、それらモジュールが互いに異
なる画像ブロックデータに対して処理を並列に行うよう
に制御しているので、低い動作周波数でも効率よく画像
の符号化/復号化処理を行えるようになる。また、冗長
化構成は採用しておらず、同一機能を有するモジュール
は1つのみしか存在しないので、装置サイズの小型化、
低消費電力化を図ることができ、携帯情報端末等の低消
費電力が要求される機器への搭載に最適な符号化/復号
化装置を実現できる。
【図1】本発明の第1実施形態に係る画像符号化/復号
化装置の構成を示すブロック図。
化装置の構成を示すブロック図。
【図2】同第1実施形態の画像符号化/復号化装置にお
ける符号化処理時のパイプライン動作の一例を示す図。
ける符号化処理時のパイプライン動作の一例を示す図。
【図3】同第1実施形態の画像符号化/復号化装置にお
ける復号化処理時のパイプライン動作の一例を示す図。
ける復号化処理時のパイプライン動作の一例を示す図。
【図4】同第1実施形態の画像符号化/復号化装置にお
ける符号化処理動作の制御手順の一部を説明するフロー
チャート。
ける符号化処理動作の制御手順の一部を説明するフロー
チャート。
【図5】同第1実施形態の画像符号化/復号化装置にお
ける符号化処理動作の制御手順の残りの部分を説明する
フローチャート。
ける符号化処理動作の制御手順の残りの部分を説明する
フローチャート。
【図6】同第1実施形態の画像符号化/復号化装置にお
ける復号化処理動作の制御手順の一部を説明するフロー
チャート。
ける復号化処理動作の制御手順の一部を説明するフロー
チャート。
【図7】同第1実施形態の画像符号化/復号化装置にお
ける復号化処理動作の制御手順の残りの部分を説明する
フローチャート。
ける復号化処理動作の制御手順の残りの部分を説明する
フローチャート。
【図8】本発明の第2実施形態に係る画像符号化/復号
化装置の構成を示すブロック図。
化装置の構成を示すブロック図。
【図9】同第2実施形態の画像符号化/復号化装置にお
ける符号化処理時のパイプライン動作の一例を示す図。
ける符号化処理時のパイプライン動作の一例を示す図。
【図10】同第2実施形態の画像符号化/復号化装置に
おける復号化処理時のパイプライン動作の一例を示す
図。
おける復号化処理時のパイプライン動作の一例を示す
図。
【図11】同第2実施形態の画像符号化/復号化装置に
おける符号化処理動作の制御手順の一部を説明するフロ
ーチャート。
おける符号化処理動作の制御手順の一部を説明するフロ
ーチャート。
【図12】同第2実施形態の画像符号化/復号化装置に
おける符号化処理動作の制御手順の残りの部分を説明す
るフローチャート。
おける符号化処理動作の制御手順の残りの部分を説明す
るフローチャート。
【図13】同第2実施形態の画像符号化/復号化装置に
おける復号化処理動作の制御手順の一部を説明するフロ
ーチャート。
おける復号化処理動作の制御手順の一部を説明するフロ
ーチャート。
【図14】同第2実施形態の画像符号化/復号化装置に
おける復号化処理動作の制御手順の残りの部分を説明す
るフローチャート。
おける復号化処理動作の制御手順の残りの部分を説明す
るフローチャート。
【図15】従来の画像符号化処理を説明するためのブロ
ック図。
ック図。
【図16】従来の画像復号化処理を説明するためのブロ
ック図。
ック図。
【図17】画像のマクロブロックの構成を説明する図。
31…コントローラ 32…DMAコントローラ(DMAC) 33…ビデオインタフェース部(VIDEO−I/F) 34…離散コサイン変換部(DCT) 35…逆離散コサイン変換部(IDCT) 36…動き検出部(ME) 37…動き補償部(MC−ADD/SUB) 38…可変長符号化部(VLC) 39…可変長復号化部(VLD) 311…符号化/復号化制御部(Enc/Dec) 312…DMA制御部 313…量子化/逆量子化処理部(Q/IQ) 44…離散コサイン/量子化部(DCT/Q) 45…逆離散コサイン/逆量子化部(IDCT/IQ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森本 美智代 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内
Claims (17)
- 【請求項1】 縦横各々複数画素から構成される複数の
画像ブロックデータからなる入力データに対して符号化
処理を行う第1から第nの符号化処理手段と、 前記第1から第nの符号化処理手段が前記各画像ブロッ
クデータに対して第1から第nの順番で処理をし、か
つ、前記第1から第nの符号化処理手段が互いに異なる
画像ブロックデータに対する処理を並列に行うよう前記
各符号化処理手段を制御する制御手段とを具備すること
を特徴とする画像符号化装置。 - 【請求項2】 前記第1から第nの符号化処理手段によ
って並列に行われる各処理の処理時間は、それら並列処
理される複数の画像ブロックデータに応じて可変設定さ
れることを特徴とする請求項1記載の画像符号化装置。 - 【請求項3】 前記制御手段は、前記第1から第nの符
号化処理手段によって並列に行われる各処理毎に前記第
1から第nの全ての符号化処理手段それぞれの動作終了
の有無を判定し、全ての符号化処理手段の動作終了が検
出されたときに次の分割符号化処理に移るよう制御を行
うことを特徴とする請求項2記載の画像符号化装置。 - 【請求項4】 前記第1から第nの符号化処理手段によ
る処理は、1から順に、動き補償処理、離散コサイン変
換処理、量子化と逆量子化処理、逆離散コサイン変換処
理、動き補償画素加算処理であることを特徴とする請求
項1乃至3のいずれか1項記載の画像符号化装置。 - 【請求項5】 前記第1から第nの符号化処理手段によ
る処理は、1から順に、動き補償処理、離散コサイン変
換と量子化処理、逆量子化と逆離散コサイン変換処理、
動き補償画素加算処理であることを特徴とする請求項1
乃至3のいずれか1項記載の画像符号化装置。 - 【請求項6】 縦横各々複数画素から構成される複数の
符号化された画像ブロックデータからなる入力データに
対して復号化処理を行う第1から第nの復号化処理手段
と、 前記第1から第nの復号化処理手段が前記各画素ブロッ
クデータに対して第1から第nの順番で処理をし、か
つ、前記第1から第nの復号化処理手段が互いに異なる
画像ブロックデータに対する処理を並列に行うよう前記
各復号化処理手段を制御する制御手段とを具備すること
を特徴とする画像復号化装置。 - 【請求項7】 前記第1から第nの復号化処理手段によ
る処理は、1から順に、逆量子化処理、逆離散コサイン
変換処理、動き補償画素加算処理であることを特徴とす
る請求項6記載の画像復号化装置。 - 【請求項8】 前記第1から第nの復号化処理手段によ
る処理は、1から順に、逆量子化と逆離散コサイン変換
処理、動き補償画素加算処理であることを特徴とする請
求項6記載の画像復号装置。 - 【請求項9】 縦横各々複数画素から構成される複数の
画像ブロックデータからなる入力データに対して符号化
処理を行う第1から第nの処理手段と、 符号化時には、前記第1から第nの処理手段が前記各画
像ブロックデータに対して第1から第nの順番で処理を
し、かつ、前記第1から第nの処理手段が互いに異なる
画像ブロックデータに対する処理を並列に行うよう前記
各処理手段を制御し、 復号化時には、前記第1から第nの処理手段の一部を用
いて、符号化された各画素ブロックデータに対してその
復号化のための所定の順番で処理をし、かつ、復号化に
用いられる前記第1から第nの処理手段の一部が互いに
異なる画像ブロックデータに対する処理を並列に行うよ
う前記各処理手段を制御する制御手段とを具備すること
を特徴とする画像符号化/復号化装置。 - 【請求項10】 前記各画像ブロックデータは、縦8画
素×横8画素から構成されることを特徴とする請求項
1、6、または9記載の画像符号化/復号化装置。 - 【請求項11】 縦横各々複数画素から構成される複数
の画像ブロックデータからなる入力データに対して符号
化処理を行う第1から第nの符号化処理手段を具備し、 前記第1から第nの符号化処理手段をパイプライン動作
させ、前記第1から第nの符号化処理手段が互いに異な
る画像ブロックデータに対する処理を並列に行うよう前
記パイプライン動作を制御する制御手段とを具備し、 処理対象の全ての画像ブロックデータの符号化処理のた
めに要する全パイプラインステージ数は、処理対象の画
像ブロックデータの個数と、前記第1から第nの符号化
処理手段によるパイプラインの段数との和、から1を引
いた残り値であることを特徴とする画像符号化装置。 - 【請求項12】 縦横各々複数画素から構成される複数
の符号化された画像ブロックデータからなる入力データ
に対して復号化処理を行う第1から第nの復号化処理手
段を具備し、 前記第1から第nの復号化処理手段をパイプライン動作
させ、前記第1から第nの復号化処理手段が互いに異な
る画像ブロックデータに対する処理を並列に行うよう前
記パイプライン動作を制御する制御手段とを具備し、 処理対象の全ての画像ブロックデータの復号化処理のた
めに要する全パイプラインステージ数は、処理対象の画
像ブロックデータの個数と、前記第1から第nの復号化
処理手段によるパイプラインの段数との和、から1を引
いた残り値であることを特徴とする画像復号化装置。 - 【請求項13】 縦横各々複数画素から構成される複数
の画像ブロックデータからなる入力データに対して符号
化処理を行う第1から第nの符号化処理手段を具備し、 前記第1から第nの符号化処理手段をパイプライン動作
させ、前記第1から第nの符号化処理手段が互いに異な
る画像ブロックデータに対する処理を並列に行うよう前
記パイプライン動作を制御する制御手段とを具備し、1
つのパイプラインの符号化処理のために要する処理時間
は、各パイプラインステージにおける前記第1から第n
の符号化処理手段による符号化処理に要する処理時間の
うち、最長の処理時間の総和であることを特徴とする画
像符号化装置。 - 【請求項14】 縦横各々複数画素から構成される複数
の画像ブロックデータからなる入力データに対して符号
化処理を行う第1から第nの符号化処理手段を具備し、 前記第1から第nの符号化処理手段をパイプライン動作
させ、前記第1から第nの符号化処理手段が互いに異な
る画像ブロックデータに対する処理を並列に行うよう前
記パイプライン動作を制御する制御手段とを具備し、 全ての前記画像ブロックデータに対する符号化処理を行
うのに要する動作周波数は、処理対象の全ての前記画像
ブロックデータの符号化処理を行うのに要する処理時間
と、前記画像ブロックデータの個数と、単位時間当たり
に表示させる画像のフレーム数との積に基づいて設定さ
れることを特徴とする画像符号化装置。 - 【請求項15】 縦横各々複数画像から構成される複数
の画像ブロックデータからなる入力データに対して復号
化処理を行う第1から第nの復号化処理手段を具備し、 前記第1から第nの復号化処理手段をパイプライン動作
させ、前記第1から第nの復号化処理手段が互いに異な
る画像ブロックデータに対する処理を並列に行うよう前
記パイプライン動作を制御する制御手段とを具備し、 1つのパイプラインの復号化処理のために要する処理時
間は、各パイプラインステージにおける前記第1から第
nの複号化処理手段による復号化処理に要する処理時間
のうち、最長の処理時間の総和であることを特徴とする
画像復号化装置。 - 【請求項16】 縦横各々複数画素から構成される複数
の画像ブロックデータからなる入力データに対して複号
化処理を行う第1から第nの復号化処理手段を具備し、 前記第1から第nの復号化処理手段をパイプライン動作
させ、前記第1から第nの従号化処理手段が互いに異な
る画像ブロックデータに対する処理を並列に行うよう前
記パイプライン動作を制御する制御手段とを具備し、 全ての前記画像ブロックデータに対する復号化処理を行
うのに要する動作周波数は、処理対象の全ての前記画像
ブロックデータの復号化処理を行うのに要する処理時間
と、前記画像ブロックデータの個数と、単位時間当たり
に表示させる画像のフレーム数との積に基づいて設定さ
れることを特徴とする画像復号化装置。 - 【請求項17】 縦横各々複数画像から構成される複数
の画像ブロックデータからなる入力データに対して符号
化/復号化処理を行う第1から第nの符号化/復号化処
理手段を具備し、 前記第1から第nの符号化/復号化処理手段をパイプラ
イン動作させ、前記第1から第nの符号化/従号化処理
手段が互いに異なる画像ブロックデータに対する地理を
並列に行うよう前記パイプライン動作を制御する制御手
段とを具備し、 全ての前記画魚ブロックデータに対する符号化及び復号
化処理を行うのに要る動作周波数は、前記符号化処理を
行うのに要する動作周波数と、前記復号化処理を行うの
に要する動作周波数と、少なくとも可変長符号処理を含
む動作周波数との和に基づいて設定されることを特徴と
する画像符号化/復号化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4837798A JPH11252549A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 画像符号化/復号化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4837798A JPH11252549A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 画像符号化/復号化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11252549A true JPH11252549A (ja) | 1999-09-17 |
Family
ID=12801646
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4837798A Pending JPH11252549A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 画像符号化/復号化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11252549A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1998
- 1998-02-27 JP JP4837798A patent/JPH11252549A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040210 |