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JPH1124066A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

Info

Publication number
JPH1124066A
JPH1124066A JP9194900A JP19490097A JPH1124066A JP H1124066 A JPH1124066 A JP H1124066A JP 9194900 A JP9194900 A JP 9194900A JP 19490097 A JP19490097 A JP 19490097A JP H1124066 A JPH1124066 A JP H1124066A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
display device
optical
crystal display
refractive index
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP9194900A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoya Yano
友哉 谷野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP9194900A priority Critical patent/JPH1124066A/ja
Publication of JPH1124066A publication Critical patent/JPH1124066A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶表示装置の駆動電圧低減化を図るととも
に視角依存性を改善する。 【解決手段】 液晶表示装置は所定の間隙を介して互い
に接合した上下一対の基板1,2を用いて組み立てられ
ている。各基板1,2に接合して偏光板6,7が配され
ている。光学補償板8,9が各偏光板6,7と液晶層5
との間に介在しており、その光学特性の視角依存性を補
償する。液晶層5は正の一軸性及び正の誘電異方性を有
する液晶分子からなり、電圧無印加時所定の配向方位に
沿って基板1,2とほぼ平行に配向する一方、電圧印加
時基板1,2の法線に対して連続的に傾斜角が変化した
状態で整列する。各光学補償板8,9は負の一軸性を有
する複屈折材料からなり、その光軸の傾斜角が基板1,
2の法線に対して連続的に厚み方向に沿って変化した構
造を有する。その光軸の傾斜方位が隣接する液晶層5の
配向方位から10°以下の範囲でずれている。光学補償
板8は複屈折材料8aとベースフィルム8bとの積層か
らなる。ベースフィルム8bは二軸性又は面方向に正の
一軸性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示装置に関す
る。より詳しくは、液晶表示装置の視野角改善技術及び
駆動電圧低減化技術に関する。
【0002】
【従来の技術】図12を参照して、ツイスト配向したネ
マティック液晶を利用した方式(TNモード)の液晶表
示装置の動作原理を簡潔に説明する。(A)は信号電圧
無印加状態を示し、(B)は信号電圧印加状態を表わし
ている。TNモードは低電圧、低消費電力、長寿命など
の特徴を持つディスプレイを作成できる為、各種動作モ
ードの中で最も広く用いられている。TNモードの液晶
セルは基本的には、透明電極201,202を形成した
2枚のガラス基板203,204の間に正の誘電異方性
を有するネマティック液晶205を挟んで、液晶分子の
長軸がガラス基板面に平行で、しかも上下基板間で連続
的に90°ねじれた配列、即ちツイスト配向したもので
ある。(A)に示した信号電圧無印加状態では、偏光板
206を介して入射した直線偏光は液晶セルの旋光性に
よって90°偏光方向を変えて液晶セルから出射するこ
とになる。(B)に示した様に、閾値以上の充分高い信
号電圧を印加した時には、液晶分子の長軸が電界方向に
向きを変え、電極面に垂直に並んで液晶セルの旋光性が
ほとんど消失する。図示の構造では、上下一対のガラス
基板203,204の外側には、2枚の偏光板206,
207を、偏光軸が入射光側の液晶分子の配向方向と一
致する様に配置する。信号電圧無印加時には90°偏光
方向を変えた光が出射側の偏光板207の偏光軸と直交
する為不透明になる。信号電圧印加時には光の偏光方向
が変わらないので出射側偏光板207を透過して透明に
なる。上下の偏光板206,207の偏光軸を平行から
直交(クロスニコル)に変えれば、上述した明暗状態
(白黒状態)を逆転することができ、いわゆるノーマリ
ホワイトモードが得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したTNモードで
はツイスト配向したネマティック液晶を用いている為
に、表示方式の原理上、見る方向によって表示色や表示
コントラストが変化するといった視角依存性があり、C
RTの表示性能を超えるまでには至らない。この問題点
を解決する為に、光学補償板を用いた構造が提案されて
おり、例えば特開平6−214116号公報に開示され
ている。この従来例では、負の一軸性を有し且つ基板法
線に対する光軸の傾斜方位が連続的に変化した構造を有
する光学補償板を用いている。以下、この光学補償原理
を簡潔に説明する。一般に、ネマティック液晶は正の一
軸性を有する複屈折材料である。即ち、異常光屈折率が
常光屈折率より大きい。この複屈折の為見る角度によっ
てコントラストが変化し、液晶セルに特有な視角依存性
が生じる。この視角依存性を補償する為には、光軸を同
じとし、屈折率異方性が等しく、且つ負の一軸性を有す
る複屈折材料が必要になる。この複屈折材料を光学補償
板として液晶セルに接合し、視角依存性を改善するもの
である。
【0004】図13の(A)は液晶による複屈折を表わ
し、(B)は光学補償板による複屈折を表わしている。
正の一軸性を有する液晶は長軸が光軸に一致した屈折率
楕円体で表わさる。光軸は基板の法線方向にほぼ一致す
る。光軸方向の屈折率をnzで表わし、光軸と直交する
方向の屈折率をnx,nyで表わすと、nx=ny<n
zとなる。(1)に示す様に光が光軸に対して平行入射
した場合には複屈折は生じない。(2)に示す様に、斜
め入射した場合には複屈折が生じる。ただし、入射角が
小さい場合には複屈折も小さい。(3)に示す様に斜め
入射角が大きくなると複屈折も大きくなる。
【0005】一方(B)に示す様に負の一軸性を有する
光学補償板は短軸が光軸に一致する屈折率楕円体で表わ
される。光学補償板においても光軸は基板法線に対して
ほぼ垂直に設定される。光学補償板は負の一軸性を有す
る為nx=ny>nzの関係になる。(1)に示す様に
光が光軸に平行入射した場合には複屈折は生じない。
(2)に示す様に斜め入射角が比較的小さい場合には複
屈折も小さい。(3)に示す様に斜め入射角が大きくな
ると複屈折も大きくなる。
【0006】ところで、ノーマリホワイトモードのTN
液晶セルの場合、黒表示の状態では液晶分子の長軸(ダ
イレクタ)はほぼ基板と垂直方向に整列する。しかし、
実際には液晶分子のダイレクタ分布は完全な垂直配向
(ホメオトロピック配向)ではなく、図14に示す様に
基板近傍程ダイレクタが法線方向から傾き基板と平行に
近くなる。この為、液晶の視角依存性を改善するには、
光学補償板でも光軸が基板法線に対して連続的に傾いた
構造が必要となる。図14では、光学補償板の光軸が徐
々に変化していく状態を模式的に3個の屈折率楕円体で
表わしている。同様に、液晶セルの光軸が徐々に変化し
ていく状態を6個の屈折率楕円体で表わしている。上側
の光学補償板で液晶セルの上半分を補償している。光学
補償板の下から一番目の屈折率楕円体の光軸と液晶セル
の上から一番目の屈折率楕円体の光軸とが互いに対応
し、複屈折性を相殺し合う。同様に、光学補償板側の下
から二番目の屈折率楕円体が液晶セルの上から二番目の
屈折率楕円体と対応し、光学補償板の下から三番目の屈
折率楕円体と液晶セルの上から三番目の屈折率楕円体と
が互いに対応している。
【0007】ところで、図14に示した様に、負の一軸
性を有する光学補償板の光軸が基板の法線方向に沿って
連続的に傾いた構造の場合、一般に基板に垂直入射した
光に対しても複屈折効果を示す。しかし、通常の光軸傾
斜型光学補償板の設定では、図15に示す様に、光学補
償板の光軸の傾斜方位を対応する偏光板の吸収軸に平行
又は直交配置している。例えば図15の例では、上側の
偏光板吸収軸と上側の光学補償板の光軸の傾斜方位とが
平行になっている。同様に、下側の偏光板の吸収軸と下
側の光学補償板の光軸の傾斜方位が平行になっている。
なお、上側偏光板の吸収軸と下側偏光板の吸収軸は直交
している。これに合わせて、上側基板の配向方位と下側
基板の配向方位も互いに直交しており、ツイスト角が9
0°となっている。この様な設定では、基板に垂直に入
射した光線に対して複屈折効果は発生しない。この為、
従来の光学補償板は視角依存性の改善には効果があるも
のの、正面方向から観察した場合のコントラストには何
ら効果を与えていなかった。仮に、コントラストが高く
なればその分駆動電圧を低減化しても画質的には問題が
生じない。液晶表示装置においては駆動電圧の低減化が
市場で強く望まれている。特に、プラズマセルを液晶セ
ルのアドレッシングに用いたプラズマアドレス型液晶表
示装置では、駆動回路側の耐圧の制約などから液晶駆動
電圧の低減化が強く望まれている。これには、液晶材料
の物性値などからのアプローチが成されているが限界に
きている。又、液晶層の厚みを大きく取れば駆動電圧の
低減化が可能になるが、これに相反して視野角特性が劣
化する。
【0008】
【課題を解決する為の手段】上述した従来の技術の課題
を解決する為に以下の手段を講じた。即ち、本発明に係
る液晶表示装置は基本的な構成として、所定の間隙を介
して互いに接合し且つ少くとも片方に電極が形成された
一対の基板と、該間隙に保持され該電極に印加される電
圧に応じて光学特性が変化する液晶層と、各基板に接合
する偏光板と、各偏光板と該液晶層との間に介在しその
光学特性の視角依存性を補償する光学補償板とを備えて
いる。前記液晶層は正の一軸性及び正の誘電異方性を有
する液晶分子からなり、電圧無印加時所定の配向方位に
沿って基板とほぼ平行に配向する一方、電圧印加時基板
の法線に対して連続的に傾斜角が変化した状態で整列す
る。前記光学補償板は負の一軸性を有する複屈折材料か
らなり、その光軸の傾斜角が基板の法線に対して連続的
に厚み方向に沿って変化した構造を有する。特徴事項と
して、該光軸の傾斜方位が隣接する液晶層の配向方位か
ら10°以下の範囲でずれている。好ましくは、前記複
屈折材料は、その光軸の傾斜角が10°ないし75°の
範囲で連続的に厚み方向に沿って変化している。又好ま
しくは、前記複屈折材料は、屈折率異方性と厚みとの積
で表わされるリターデーションの値が50nm以上25
0nm以下の範囲にある。
【0009】本発明の他の側面によれば、前記光学補償
板は該複屈折材料とベースフィルムとの積層からなる。
該ベースフィルムは二軸性又は面方向に正の一軸性を有
する。前記ベースフィルムは、その屈折率が最大になる
方位が隣接する偏光板の吸収軸に直交する関係にある。
前記ベースフィルムは、屈折率が最大になる方位の屈折
率をnxとし、これに直交する方位の屈折率をnyと
し、厚みをdとすると、(nx−ny)・dの値が0よ
り大きく150nmより小さい。
【0010】通常の光軸傾斜型光学補償板の設定では、
傾斜方位を偏光板の吸収軸従って基板の配向方位と平行
にしている。この為、基板に垂直入射した光に対して複
屈折効果は発生しない。本発明の第1側面では、一軸性
の光学補償板の光軸傾斜方位を基板配向方位からずらす
ことにより、複屈折効果を発生させている。これによ
り、液晶のリターデーションが見かけ上下方変化し、そ
の結果液晶セルの駆動電圧が低減化可能である。又、本
発明の第2側面によれば、光学補償板を構成するベース
フィルムに二軸性又は面方向に正の一軸性を有する材料
を用いている。ベースフィルムの屈折率が最大になる方
位を隣接する偏光板の吸収軸に直交させることで、偏光
板の視角依存性を補償可能である。ベースフィルムの複
屈折性を利用して入射光の振動方向を偏光板の吸収軸に
合わせ込むことが可能になる。以上の様に、本発明では
光学補償板を利用して液晶セルの低電圧駆動化と偏光板
の視角依存性の改善を同時に達成している。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1の(A)は本発明に係る
液晶表示装置の断面構造を模式的に表し、(B)は平面
構成を模式的に表わしている。図示する様に、本液晶表
示装置は所定の間隙を介して互いに接合した上下一対の
基板1,2を用いて組み立てられている。基板1の内表
面には電極3が形成されている。又、基板2の内表面に
も電極4が形成されている。両基板1,2の間隙には液
晶層5が保持されており、上下の電極3,4に印加され
る電圧に応じて光学特性が変化する。上側の基板1には
偏光板6が接合しており、下側の基板2にも偏光板7が
接合している。上側の偏光板6と液晶層5との間に光学
補償板8が介在しており、液晶層5の光学特性の視角依
存性を補償する。同様に、下側偏光板7と液晶層5との
間にも光学補償板9が介在しており、液晶層5の光学特
性の視角依存性を補償する。液晶層5は正の一軸性及び
正の誘電異方性を有する液晶分子からなり、その動作は
図12を参照して説明した通りである。即ち、電圧無印
加時には液晶分子は所定の配向方位に沿って基板1,2
とほぼ平行に配向する。電圧印加時には、液晶分子は基
板1,2の法線に対して連続的に傾斜角が変化した状態
で整列する。一方、各光学補償板8,9は負の一軸性を
有する複屈折材料からなる。その光軸の傾斜角が基板の
法線に対して連続的に厚み方向に沿って変化した構造を
有する。これは、図14を参照して説明した通りであ
る。特徴事項として、各光学補償板8,9の傾斜方位が
隣接する液晶層5の配向方位から10°以下の範囲でず
れている。好ましくは、前記複屈折材料は、その光軸の
傾斜角が10°ないし75°の範囲で連続的に厚み方向
に沿って変化している。又好ましくは、前記複屈折材料
は、屈折率異方性と厚みとの積で表わされるリターデー
ションの値が50nm以上250nm以下の範囲にあ
る。他の特徴事項として、光学補償板8は上述した複屈
折材料8aとベースフィルム8bとの積層からなる。同
様に、光学補償板9も複屈折材料9aとベースフィルム
9bとの積層からなる。各ベースフィルム8b,9bは
二軸性又は面方向に正の一軸性を有する。上側のベース
フィルム8bはその屈折率が最大になる方位が隣接する
偏光板6の吸収軸と直交する関係にある。同様に、下側
のベースフィルム9bも、その屈折率が最大になる方位
が隣接する偏光板7の吸収軸と直交する関係にある。各
ベースフィルム8b,9bは、屈折率が最大になる方位
の屈折率をnxとし、これに直交する方位の屈折率をn
yとし、厚みをdとすると、(nx−ny)・dの値が
0より大きく150nmより小さい。なお、本液晶表示
装置は一方の基板1側に光拡散板10を付加している。
【0012】図1の(B)に示す様に、上側の光学補償
板8の光軸の傾斜方位は上側の基板1の配向方位から1
0°以内の範囲でずれている。同様に、下側の光学補償
板9の光軸の傾斜方位は下側の基板2の配向方位から1
0°以内の範囲でずれている。なお、上側基板1の配向
方位と下側基板2の配向方位は互いに直交しており、液
晶層5のツイスト角が丁度90°になる。上側偏光板6
の吸収軸は上側基板1の配向方位と一致している。同様
に下側偏光板7の吸収軸は下側基板2の配向方位と一致
している。従って、上下一対の偏光板6,7はクロスニ
コルに配置されている。この様に、光学補償板8,9の
光軸の傾斜方位を各基板1,2の配向方位即ち偏光板
6,7の吸収軸からずらした場合、基板に垂直入射する
光の透過率/印加電圧特性が変化し、低電圧駆動が可能
になる。本発明の別の特徴点として、前述した様に各光
学補償板8,9のベースフィルム8b,9bとして二軸
性もしくは正の一軸性を有する複屈折材料を使ってい
る。一般には、偏光板6,7にそれ自体の視角依存性が
ある為、大きな視角でのコントラストが低下してしま
う。これも含めて補償する為には上述したベースフィル
ムの構成が有効である。この時、(B)に示す様に、上
側のベースフィルム8bの屈折率最大方位と、上側の偏
光板6の吸収軸とが互いに直交する関係にあることが必
要である。同様に、下側のベースフィルム9bの屈折率
最大方位と下側の偏光板7の吸収軸とが互いに直交する
関係にあることが必要である。この様に配すると、光学
補償板のベースフィルムは斜め入射する光の振動方向を
対応する偏光板の吸収軸に合わせ込むことが可能にな
り、偏光板の視角依存性をある程度補償することができ
る。
【0013】液晶層5の屈折率異方性Δn=0.067
とし、厚みd=6.3μmとすると、液晶層5のリター
デーションΔn・dの値は420nmとなる。一方、光
学補償板8を構成する複屈折材料8aのΔn・dの値は
例えば160nmである。同様に、下側の光学補償板9
を構成する複屈折材料9aのΔn・dの値も160nm
である。更に、光学補償板8を構成するベースフィルム
8bが二軸性を有する場合、{(nx+ny)/2−n
z}・dの値は例えば50nmである。下側の光学補償
板9を構成するベースフィルム9aの値も50nmであ
る。この場合、2枚の光学補償板8,9の合計リターデ
ーションの値は(160+50)×2=420となり、
液晶層5のリターデーションの値420nmと一致し、
所望の視角依存性の補償が行われる。一般に、光学補償
板8を構成する複屈折材料8aのリターデーションの値
は50nm以上で250nm以下の範囲に設定すること
が好ましい。このリターデーションの値は液晶層5のリ
ターデーションの値に応じて最適に設定される。一方、
二軸性のベースフィルム8bの(nx−ny)・dの値
は80nmに設定されている。この様に設定すること
で、偏光板6の視角依存性を補償することができる。同
様に、下側のベースフィルム9bの(nx−ny)・d
の値も80nmに設定されており、下側の偏光板7の視
角依存性を補償することができる。一般には、(nx−
ny)・dの値は150nmより小さく設定すれば、所
望の補償効果が得られる。これ以上大きな値になると、
逆に悪影響が生じる。
【0014】図2は液晶表示装置の印加電圧/透過率特
性を示すグラフである。Aは従来の液晶表示装置の印加
電圧/透過率特性を示し、Bは図1に示した本発明に係
る液晶表示装置の印加電圧/透過率特性を示している。
グラフから明らかな様に、本発明に従って光学補償板の
光軸の傾斜方位を偏光板の吸収軸からずらした場合、印
加電圧/透過率特性が下方に変化し、低電圧駆動化が可
能である。なお、図2のグラフは基板に垂直入射した光
に対する印加電圧/透過率特性を測定している。この比
較では、プラズマアドレス型液晶表示装置をサンプルに
して測定している。又、光学補償板の光軸の傾斜方位は
偏光板の吸収軸から5°ずらしている。通常の設定と比
較して黒表示の電圧が下がっている。
【0015】図3の(1)は液晶表示装置におけるリタ
ーデーションΔn・dと透過率Tとの関係を示すグラフ
である。Aで示す従来のリターデーションに比べ、Bで
示す本発明のリターデーションが下方に変化している。
これに応じて透過率Tも若干下方に変化している。この
様に、光学補償板の光軸の傾斜方位を偏光板の吸収軸か
ら若干ずらすことで、液晶のリターデーションの値が見
かけ上低下する。(2)は液晶表示装置の印加電圧Vと
透過率Tとの関係を示すグラフである。従来の特性を曲
線Aで示し、本発明の特性をBで表わしている。(1)
で説明した様に本発明では透過率Tが若干下がる為、印
加電圧/透過率特性が下方に変化する。この結果、黒表
示時における印加電圧が実効的に下がることになり、低
電圧駆動化が達成できる。
【0016】図4は黒表示時における液晶分子のディレ
クタ分布を模式的に表わしたものである。グラフの横軸
に液晶層の厚み方向位置を光学距離nm単位で表わし、
縦軸に液晶分子のダイレクタの傾斜角を取ってある。な
お、厚み方向位置は液晶層のほぼ中央を原点0とし、こ
れから基板側に向かう厚み方向距離を表わしている。前
述した様に駆動電圧を低減化すると液晶分子のダイレク
タ分布が変化し、図示の例では曲線LCで示す様に、1
0°から72°の間に分布している。これに対し、従来
の光学補償板の光軸の傾斜方位分布はAで示す様に、曲
線LCと整合していない。そこで、本発明では光学補償
板の光軸の傾斜方位分布をBで示す様に調整し、曲線L
Cとほぼ合わせる様にしている。一般に、液晶表示装置
の低電圧駆動化に対応して、光学補償板を構成する複屈
折材料はその光軸の傾斜角が10°ないし75°の範囲
で連続的に厚み方向に沿って変化する様に設定すればよ
い。
【0017】図5は、本発明に係る液晶表示装置の他の
実施形態を示す模式図である。図1に示した先の実施形
態と対応する部分には対応する参照番号を付して理解を
容易にしている。(A)に示す様に、本液晶表示装置は
透過型のパネル0と指向性バックライト20と光拡散板
10とから構成されている。パネル0は一対のガラス基
板を互いに貼着した構成を有し、両者の間隙に液晶が封
入されている。上側のガラス基板の前面側には偏光板6
及び光学補償板8が配置している。下側のガラス基板の
後面側にも別の偏光板7及び光学補償板9が配置してい
る。上下一対のガラス基板は例えば1.53程度の屈折
率を有している。指向性バックライト20はパネル0の
後面側に配置され平行に近い照明光を液晶パネル0に入
射する。本例では、バックライト20は光源21とプリ
ズムシート22とからなる。光源21は平面型の蛍光管
などからなり無指向性の光を放射する。プリズムシート
22は光源21から放射した無指向性の光を屈折させ、
ほぼ平行光に変換する。プリズムシート22は光源光の
コリメーションを行い、液晶パネル0に対してほぼ垂直
な照明光を全面的に入射できる。
【0018】光拡散板10は前面側に配置され、パネル
0を透過した照明光を拡散出射する。この光拡散板10
は微粒子10aと充填剤10bとから構成されている。
微粒子10aはパネル0の前面と光学補償板8との間に
敷き詰められている。充填剤10bは透明であり微粒子
10aの隙間を埋めている。微粒子10aはパネル0の
前面を構成するガラス基板とは異なる屈折率を有する一
方、充填剤10bはガラス基板に近い屈折率を有してい
る。例えば、この微粒子10aは透明なマイクロビーズ
からなり、平均粒径が30μm程度で、屈折率は1.9
3である。これは、ガラス基板の屈折率1.53と大き
く相違しており、優れた光散乱性を備えている。一方、
透明な充填剤10bは例えば紫外線硬化型の樹脂からな
り、その屈折率は1.55であり、ほぼガラス基板の屈
折率と等しい。指向性バックライト20から出射した照
明光はパネル0を通過した後、微粒子10aにより散乱
した形で出射する。微粒子10aの屈折率が大きい程拡
散が強く起こり視野角が広がる。以上の様に、視角特性
の改善が可能な光学補償板8,9に加えて、指向性バッ
クライト20と光拡散板10との組み合わせを用いるこ
とで、液晶表示装置の視角特性を一層改善することがで
きる。
【0019】(B)は、(A)に示したパネル0の一例
を示す模式的な断面図である。このパネル0は液晶セル
111とプラズマセル112と両者の間に介在する誘電
体シートからなる共通の中間板113とを積層したフラ
ット構造を有する。液晶セル111は前面側のガラス基
板114を用いて構成されており、その内側主面には透
明透明導電膜からなる複数本の信号電極115が互いに
平行に形成されている。ガラス基板114はスペーサ1
16を用いて所定の間隙を介し中間板113に接着され
ている。間隙内には液晶117が充填されている。一方
プラズマセル112は後面側のガラス基板118を用い
て構成されている。ガラス基板118の内側主面上には
信号電極115に直交する複数のプラズマ電極119が
形成されており、交互にアノード120及びカソード1
21として対を成す。ガラス基板118の内表面には各
電極対を区画化する為にストライプ状の隔壁122が形
成されている。隔壁122の頂部は中間板113に当接
している。ガラス基板118はフリットシール123を
用いて中間板113に接合されている。両者の間には気
密封止された放電チャネル124が形成される。この放
電チャネル124は隔壁122によって分割されており
個々に走査単位となる。放電チャネル124の内部には
イオン化可能なガスが封入されている。ガス種は例えば
ヘリウム、ネオン、アルゴンあるいはこれらの混合気体
から選ぶことができる。各走査単位を構成する放電チャ
ネル124と駆動単位を構成する信号電極115とは互
いに直交しておりその交差部にマトリックス状の画素が
規定される。
【0020】係る構成を有するパネル0においては、プ
ラズマ放電が行われる放電チャネル124を線順次で切
り換え走査するとともに、この走査に同期して液晶セル
側の信号電極115に画像信号を印加することにより表
示駆動が行われる。放電チャネル124内にプラズマ放
電が発生すると内部はほぼ一様にアノード電位になり1
ライン毎の画素選択が行われる。即ち、放電チャネル1
24はサンプリングスイッチとして機能する。プラズマ
サンプリングスイッチが導通した状態で各画素に画像信
号が印加されると、サンプリングが行われ画素の点灯も
しくは消灯が制御できる。プラズマサンプリングスイッ
チが非導通状態になった後にも画像信号はそのまま画素
内に保持される。係る構成を有するプラズマアドレス型
のパネルでは、中間板113を介して液晶117に信号
電圧が印加される。この為、液晶117に印加される実
効電圧は液晶容量と中間板との容量比により決定され
る。この為、通常の液晶パネルに比べプラズマアドレス
液晶パネルでは大きな駆動電圧が必要になる。従って、
本発明による光学補償板を用いた駆動電圧の低減化は、
特にプラズマアドレス液晶パネルの場合に大きな効果を
奏する。
【0021】図6は、従来のプラズマアドレス表示装置
の等コントラスト曲線を示すグラフである。表示装置の
画面の右方向を方位0°とし、左方向を方位180°に
取ってある。方位0°から360°の間で画面の法線方
向から傾斜した入射方向の光に対して、電圧印加時と電
圧無印加時のコントラスト比をプロットしてある。外側
の曲線はコントラスト比10の点を結んだものであり、
内側の曲線はコントラスト比が50の点を結んだもので
ある。グラフから明らかな様に、コントラスト比50の
範囲はかなり狭い。
【0022】図7は従来のプラズマアドレス液晶表示装
置の視角/透過率特性を示すグラフである。(A)は画
面左右方向に沿って切断した視角/透過率特性を示して
いる。横軸に、基板法線からの傾斜角を取り、縦軸に透
過率を取ってある。又、印加電圧をパラメータとしてい
る。(B)は同じく従来のプラズマアドレス表示装置の
視角/透過率特性を示すグラフである。(B)は特に画
面の上下方向に沿って切断した視角/透過率特性を表わ
している。
【0023】図8は本発明に係るプラズマアドレス表示
装置の等コントラスト曲線を示すグラフである。即ち、
光学補償板の光軸の傾斜方位が隣接する液晶層の配向方
位から5°の範囲でずれている。又、図9の(A)及び
(B)は各々画面の左右方向及び上下方向に沿って測定
した視角/透過率特性を表わしている。図6及び図7に
示した従来例と図8及び図9に示した本発明のデータを
比較すれば明らかな様に、本発明では視角特性が改善さ
れている。ただし、光学補償板を構成するベースフィル
ムは負の一軸性材料を用いている。
【0024】図10は、更に光学補償板のベースフィル
ムに正の一軸性材料もしくは二軸性の材料を用いた場合
の等コントラスト曲線を示している。図11の(A)及
び(B)は同じく、視野角/透過率特性を表わしてい
る。図8及び図9のデータと図10及び図11のデータ
を比較すれば明らかな様に、光学補償板のベースフィル
ムとして正の一軸性材料もしくは二軸性の材料を用いる
ことで、視角特性が一層改善されている。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光学補償板の光軸の傾斜方位を隣接する液晶層の配向方
位からずらすことにより駆動電圧の低減化が可能にな
る。又、光学補償板のベースフィルムとして二軸性又は
面方向に正の一軸性を有する複屈折材料を用いることで
偏光板の視角依存性を補償することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液晶表示装置の実施形態を示す模
式図である。
【図2】液晶表示装置の印加電圧/透過率特性を示すグ
ラフである。
【図3】液晶表示装置のリターデーション/透過率特性
及び印加電圧/透過率特性を示すグラフである。
【図4】液晶分子の傾斜角分布を示すグラフである。
【図5】本発明に係る液晶表示装置の他の実施形態を示
す断面図である。
【図6】従来の液晶表示装置の等コントラスト曲線を示
すグラフである。
【図7】従来の液晶表示装置の視野角/透過率特性を示
すグラフである。
【図8】本発明に係る液晶表示装置の等コントラスト曲
線を示すグラフである。
【図9】本発明に係る液晶表示装置の視野角/透過率特
性を示すグラフである。
【図10】本発明に係る液晶表示装置の等コントラスト
曲線を示すグラフである。
【図11】本発明に係る液晶表示装置の視野角/透過率
特性を示すグラフである。
【図12】従来の液晶表示装置の一例を示す模式図であ
る。
【図13】液晶による複屈折と光学補償板による複屈折
を表わす模式図である。
【図14】従来の光学補償板の構成を示す模式図であ
る。
【図15】従来の液晶表示装置の構成を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1・・・基板、2・・・基板、3・・・電極、4・・・
電極、5・・・液晶層、6・・・偏光板、7・・・偏光
板、8・・・光学補償板、9・・・光学補償板、10・
・・光拡散板

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の間隙を介して互いに接合し且つ少
    くとも片方に電極が形成された一対の基板と、該間隙に
    保持され該電極に印加される電圧に応じて光学特性が変
    化する液晶層と、各基板に接合する偏光板と、各偏光板
    と該液晶層との間に介在しその光学特性の視角依存性を
    補償する光学補償板とを有する液晶表示装置であって、 前記液晶層は正の一軸性及び正の誘電異方性を有する液
    晶分子からなり、電圧無印加時所定の配向方位に沿って
    基板とほぼ平行に配向する一方、電圧印加時基板の法線
    に対して連続的に傾斜角が変化した状態で整列し、 前記光学補償板は負の一軸性を有する複屈折材料からな
    り、その光軸の傾斜角が基板の法線に対して連続的に厚
    み方向に沿って変化した構造を有するとともに、該光軸
    の傾斜方位が隣接する液晶層の配向方位から10°以下
    の範囲でずれていることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記複屈折材料は、その光軸の傾斜角が
    10ないし75°の範囲で連続的に厚み方向に沿って変
    化していることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装
    置。
  3. 【請求項3】 前記複屈折材料は、屈折率異方性と厚み
    との積で表わされるリターデーションの値が50nm以
    上250nm以下の範囲にあることを特徴とする請求項
    1記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記光学補償板は該複屈折材料とベース
    フィルムとの積層からなり、該ベースフィルムは二軸性
    又は面方向に正の一軸性を有することを特徴とする請求
    項1記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記ベースフィルムは、その屈折率が最
    大になる方位が隣接する偏光板の吸収軸に直交する関係
    にあることを特徴とする請求項4記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 前記ベースフィルムは、屈折率が最大に
    なる方位の屈折率をnxとし、これに直交する方位の屈
    折率をnyとし、厚みをdとすると、(nx−ny)・
    dの値が0より大きく150nmより小さいことを特徴
    とする請求項5記載の液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 一方の基板側に光拡散板を付加したこと
    を特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
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