JPH11240214A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH11240214A JPH11240214A JP4476398A JP4476398A JPH11240214A JP H11240214 A JPH11240214 A JP H11240214A JP 4476398 A JP4476398 A JP 4476398A JP 4476398 A JP4476398 A JP 4476398A JP H11240214 A JPH11240214 A JP H11240214A
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- sheet
- paper
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 プラテン上に用紙の紙粉などがあっても、用
紙の側端部を正確に検知でき、用紙の幅方向において良
好な画像を形成できる画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 用紙1が搬送される方向に対して略直交
する方向に駆動されるキャリッジ8に用紙幅検知センサ
9を設けるとともに、このキャリッジ8に対向するプラ
テン2に、この用紙幅検知センサ9によって検知される
被検知部としての貫通孔11を形成する。これによっ
て、用紙1の紙粉などがプラテン2上にあっても、貫通
孔11においては、紙粉などはその孔からプラテン2を
貫通して抜け落ちるので、紙粉などによって貫通孔11
が覆われることがない。したがって、用紙幅検知センサ
9は、そのような紙粉による誤検知はなく、常に貫通孔
11を正確に検知し、用紙1の側端部を正確に検知でき
る。
紙の側端部を正確に検知でき、用紙の幅方向において良
好な画像を形成できる画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 用紙1が搬送される方向に対して略直交
する方向に駆動されるキャリッジ8に用紙幅検知センサ
9を設けるとともに、このキャリッジ8に対向するプラ
テン2に、この用紙幅検知センサ9によって検知される
被検知部としての貫通孔11を形成する。これによっ
て、用紙1の紙粉などがプラテン2上にあっても、貫通
孔11においては、紙粉などはその孔からプラテン2を
貫通して抜け落ちるので、紙粉などによって貫通孔11
が覆われることがない。したがって、用紙幅検知センサ
9は、そのような紙粉による誤検知はなく、常に貫通孔
11を正確に検知し、用紙1の側端部を正確に検知でき
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置、詳
しくは、記録媒体が搬送される方向に対して略直交する
方向に駆動されるキャリッジに、ヘッドが搭載されてい
る画像形成装置に関する。
しくは、記録媒体が搬送される方向に対して略直交する
方向に駆動されるキャリッジに、ヘッドが搭載されてい
る画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、インクジェット式の画像形成
装置などにおいては、記録部において、記録媒体として
の用紙を受けるためのプラテンと、このプラテンと対向
し、プラテン上に受けられた用紙にインクを吐出して所
定の画像を形成するためのヘッドとを備えている。この
ヘッドは、用紙が搬送される方向と略直交する方向に駆
動されるキャリッジに搭載され、選択されたノズルから
インクを吐出しながら、このキャリッジとともに用紙が
搬送される方向と略直交する方向に走査され、用紙上に
所望の画像を形成するようにしている。
装置などにおいては、記録部において、記録媒体として
の用紙を受けるためのプラテンと、このプラテンと対向
し、プラテン上に受けられた用紙にインクを吐出して所
定の画像を形成するためのヘッドとを備えている。この
ヘッドは、用紙が搬送される方向と略直交する方向に駆
動されるキャリッジに搭載され、選択されたノズルから
インクを吐出しながら、このキャリッジとともに用紙が
搬送される方向と略直交する方向に走査され、用紙上に
所望の画像を形成するようにしている。
【0003】このような画像形成装置では、キャリッジ
に、用紙における、用紙が搬送される方向に対して略直
交する方向の側端部、つまり用紙の幅を検知するための
用紙幅検知センサが設けられており、使用される用紙の
幅に対応して画像を形成できるようにしている。この用
紙幅検知センサは、プラテン側に向かって光を発する発
光部と、プラテン側から反射される光を受ける受光部と
を有する非接触型の光センサからなり、キャリッジの駆
動により、この光センサが用紙の側端部に位置されたと
きに、すなわち、用紙とプラテンとの境目に位置された
ときに、用紙の表面から反射される光とプラテンの表面
から反射される光との反射率の違いを検知することによ
って、用紙の側端部を検知するようにしている。そのた
め、通常、用紙が白である場合には、プラテンを黒く塗
装したり、あるいは、プラテン上に黒いテープを貼りつ
けるようにしてプラテン上での光の反射をできるだけな
くし、受光部で光が検知されているときには用紙があ
り、受光部で光が検知されなくなったときを、用紙の側
端部であると検知するようにしている。
に、用紙における、用紙が搬送される方向に対して略直
交する方向の側端部、つまり用紙の幅を検知するための
用紙幅検知センサが設けられており、使用される用紙の
幅に対応して画像を形成できるようにしている。この用
紙幅検知センサは、プラテン側に向かって光を発する発
光部と、プラテン側から反射される光を受ける受光部と
を有する非接触型の光センサからなり、キャリッジの駆
動により、この光センサが用紙の側端部に位置されたと
きに、すなわち、用紙とプラテンとの境目に位置された
ときに、用紙の表面から反射される光とプラテンの表面
から反射される光との反射率の違いを検知することによ
って、用紙の側端部を検知するようにしている。そのた
め、通常、用紙が白である場合には、プラテンを黒く塗
装したり、あるいは、プラテン上に黒いテープを貼りつ
けるようにしてプラテン上での光の反射をできるだけな
くし、受光部で光が検知されているときには用紙があ
り、受光部で光が検知されなくなったときを、用紙の側
端部であると検知するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような用
紙幅センサを備える画像形成装置では、用紙から発生す
る紙粉などがプラテン上に付着することがあり、用紙幅
検知センサが、プラテン上の被検知部に付着した紙粉な
どを用紙と誤って検知してしまうことがある。これで
は、用紙の側端部を正確に検知することはできず、その
ため、用紙の幅方向において適切な画像を形成すること
ができないという不具合を生じる。
紙幅センサを備える画像形成装置では、用紙から発生す
る紙粉などがプラテン上に付着することがあり、用紙幅
検知センサが、プラテン上の被検知部に付着した紙粉な
どを用紙と誤って検知してしまうことがある。これで
は、用紙の側端部を正確に検知することはできず、その
ため、用紙の幅方向において適切な画像を形成すること
ができないという不具合を生じる。
【0005】本発明は、上記した不具合を解決するため
になされたものであり、その目的とするところは、プラ
テン上に用紙の紙粉などがあっても、用紙の側端部を正
確に検知でき、用紙の幅方向において良好な画像を形成
できる画像形成装置を提供することにある。
になされたものであり、その目的とするところは、プラ
テン上に用紙の紙粉などがあっても、用紙の側端部を正
確に検知でき、用紙の幅方向において良好な画像を形成
できる画像形成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、記録媒体を受けるための
プラテンと、前記プラテンと対向し、前記記録媒体に所
定の画像を形成するためのヘッドと、前記ヘッドが搭載
され、前記記録媒体が搬送される方向に対して略直交す
る方向に駆動されるキャリッジとを備えた画像形成装置
において、前記キャリッジには、前記記録媒体におけ
る、前記記録媒体が搬送される方向に対して略直交する
方向の側端部を検知するための記録媒体幅検知センサが
設けられるとともに、前記プラテンには、前記記録媒体
幅検知センサによって検知される被検知部が設けられ、
前記被検知部は、前記プラテンを貫通するように形成さ
れる隙間によって形成されていることを特徴としてい
る。
め、請求項1に記載の発明は、記録媒体を受けるための
プラテンと、前記プラテンと対向し、前記記録媒体に所
定の画像を形成するためのヘッドと、前記ヘッドが搭載
され、前記記録媒体が搬送される方向に対して略直交す
る方向に駆動されるキャリッジとを備えた画像形成装置
において、前記キャリッジには、前記記録媒体におけ
る、前記記録媒体が搬送される方向に対して略直交する
方向の側端部を検知するための記録媒体幅検知センサが
設けられるとともに、前記プラテンには、前記記録媒体
幅検知センサによって検知される被検知部が設けられ、
前記被検知部は、前記プラテンを貫通するように形成さ
れる隙間によって形成されていることを特徴としてい
る。
【0007】このような構成によると、記録媒体におけ
る、記録媒体が搬送される方向に対して略直交する方向
の側端部を検知するための記録媒体幅検知センサは、プ
ラテンを貫通するように形成される隙間を被検知部とし
て検知する。そのため、記録媒体によって生じる紙粉な
どがプラテン上にあっても、被検知部においては、紙粉
などは、その隙間からプラテンを貫通して抜け落ちてし
まい、被検知部を覆うことはない。
る、記録媒体が搬送される方向に対して略直交する方向
の側端部を検知するための記録媒体幅検知センサは、プ
ラテンを貫通するように形成される隙間を被検知部とし
て検知する。そのため、記録媒体によって生じる紙粉な
どがプラテン上にあっても、被検知部においては、紙粉
などは、その隙間からプラテンを貫通して抜け落ちてし
まい、被検知部を覆うことはない。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記被検知部が、前記プラテン
を貫通する貫通孔によって形成されていることを特徴と
している。被検知部を、プラテンを貫通する貫通孔によ
って形成することで、簡単な加工によって、被検知部を
良好に形成することができる。また、請求項3に記載の
発明は、請求項2に記載の発明において、前記貫通孔
は、前記記録媒体を受ける受け面側が小さく、前記受け
面側と反対側の面が大きくなるような形状とされている
ことを特徴としている。貫通孔を、記録媒体を受ける受
け面側が小さく、この受け面側と反対側の面が大きくな
るような形状とすることで、この貫通孔内に入ってきた
紙粉などを抜け落ちやすくすることができる。
に記載の発明において、前記被検知部が、前記プラテン
を貫通する貫通孔によって形成されていることを特徴と
している。被検知部を、プラテンを貫通する貫通孔によ
って形成することで、簡単な加工によって、被検知部を
良好に形成することができる。また、請求項3に記載の
発明は、請求項2に記載の発明において、前記貫通孔
は、前記記録媒体を受ける受け面側が小さく、前記受け
面側と反対側の面が大きくなるような形状とされている
ことを特徴としている。貫通孔を、記録媒体を受ける受
け面側が小さく、この受け面側と反対側の面が大きくな
るような形状とすることで、この貫通孔内に入ってきた
紙粉などを抜け落ちやすくすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の画像形成装置の
一実施形態を示す、インクジェット式の画像形成装置の
要部斜視図、図2は、図1における要部側断面図であ
る。図1において、このインクジェット式の画像形成装
置の本体内には、記録媒体としての用紙1を受けるため
のプレート状のプラテン2が設けられている。用紙1の
搬送方向(矢印3で示される)において、プラテン2を
挟んでその上流側および下流側には、用紙1を送るため
の駆動ローラ4と、この駆動ローラ4と用紙1を挟んで
対向する押さえローラ5とがそれぞれ設けられている。
駆動ローラ4は、図示しないモータおよびギヤ列からな
るローラ駆動機構によって回転され、駆動ローラ4と押
さえローラ5との間に挟んだ用紙1を矢印3の方向に順
次移動させる。このような、駆動ローラ4、押さえロー
ラ5およびローラ駆動機構によって用紙送り装置が構成
されている。
一実施形態を示す、インクジェット式の画像形成装置の
要部斜視図、図2は、図1における要部側断面図であ
る。図1において、このインクジェット式の画像形成装
置の本体内には、記録媒体としての用紙1を受けるため
のプレート状のプラテン2が設けられている。用紙1の
搬送方向(矢印3で示される)において、プラテン2を
挟んでその上流側および下流側には、用紙1を送るため
の駆動ローラ4と、この駆動ローラ4と用紙1を挟んで
対向する押さえローラ5とがそれぞれ設けられている。
駆動ローラ4は、図示しないモータおよびギヤ列からな
るローラ駆動機構によって回転され、駆動ローラ4と押
さえローラ5との間に挟んだ用紙1を矢印3の方向に順
次移動させる。このような、駆動ローラ4、押さえロー
ラ5およびローラ駆動機構によって用紙送り装置が構成
されている。
【0010】プラテン2と対向する位置には、ホットメ
ルトインク、つまり、常温で固化し加熱することにより
液体状に溶融されるインク、を吐出するためのノズルを
備えるヘッド6が配置されている。このヘッド6は、ホ
ットメルトインクを収容するインクタンク7とともにキ
ャリッジ8に搭載されている。キャリッジ8は、プラテ
ン2に平行して設けられる2本のガイドバー14および
15によって、用紙1が搬送される方向に対して略直交
する方向(以下、用紙1の幅方向とする。)に移動可能
に支持されて、図示しないキャリッジ駆動機構によっ
て、この用紙1の幅方向に駆動される。
ルトインク、つまり、常温で固化し加熱することにより
液体状に溶融されるインク、を吐出するためのノズルを
備えるヘッド6が配置されている。このヘッド6は、ホ
ットメルトインクを収容するインクタンク7とともにキ
ャリッジ8に搭載されている。キャリッジ8は、プラテ
ン2に平行して設けられる2本のガイドバー14および
15によって、用紙1が搬送される方向に対して略直交
する方向(以下、用紙1の幅方向とする。)に移動可能
に支持されて、図示しないキャリッジ駆動機構によっ
て、この用紙1の幅方向に駆動される。
【0011】そして、ヘッド6は、選択されたノズルか
ら溶融され液体状となったホットメルトインクを吐出し
ながら、キャリッジ8の駆動によって用紙1の幅方向に
走査され、用紙1上に所望の画像を形成する。1回の走
査が終わると、紙送り装置により用紙1が送られ、用紙
1において先に画像が形成された列の次の列がヘッド6
の対向位置に位置される。この画像形成動作が順次繰り
返されることによって、用紙1に所望の画像情報が形成
される。
ら溶融され液体状となったホットメルトインクを吐出し
ながら、キャリッジ8の駆動によって用紙1の幅方向に
走査され、用紙1上に所望の画像を形成する。1回の走
査が終わると、紙送り装置により用紙1が送られ、用紙
1において先に画像が形成された列の次の列がヘッド6
の対向位置に位置される。この画像形成動作が順次繰り
返されることによって、用紙1に所望の画像情報が形成
される。
【0012】そして、このような本実施形態の画像形成
装置において、使用される用紙1の幅を検知するため
に、キャリッジ8には、用紙1における幅方向の側端部
を検知するための用紙幅検知センサ9が設けられてい
る。この用紙幅検知センサ9は、図2にも示すように、
キャリッジ8におけるプラテン2と対向する面におい
て、ヘッド6の下側(用紙1の搬送方向において下流
側)に、プラテン2と対向するように設けられている。
用紙幅検知センサ9は、プラテン2側に向かって光を発
する発光部(図示せず)と、発光部から発せられた光が
プラテン2側で反射され、その反射されてきた光を受け
る受光部(図示せず)とを有する非接触型の光センサか
ら構成されており、受光部で受ける光の強さによって、
用紙1における幅方向の側端部を検知できるようにされ
ている。
装置において、使用される用紙1の幅を検知するため
に、キャリッジ8には、用紙1における幅方向の側端部
を検知するための用紙幅検知センサ9が設けられてい
る。この用紙幅検知センサ9は、図2にも示すように、
キャリッジ8におけるプラテン2と対向する面におい
て、ヘッド6の下側(用紙1の搬送方向において下流
側)に、プラテン2と対向するように設けられている。
用紙幅検知センサ9は、プラテン2側に向かって光を発
する発光部(図示せず)と、発光部から発せられた光が
プラテン2側で反射され、その反射されてきた光を受け
る受光部(図示せず)とを有する非接触型の光センサか
ら構成されており、受光部で受ける光の強さによって、
用紙1における幅方向の側端部を検知できるようにされ
ている。
【0013】一方、図1に示すように、プラテン2に
は、この用紙幅検知センサ9がキャリッジ8の駆動によ
って用紙1の幅方向に走査されたときに、その走査され
る用紙幅検知センサ9に対向する軸線10上に、用紙幅
検知センサ9の被検知部としての貫通孔11が形成され
ている。この貫通孔11は、図2に示すように、プラテ
ン2を貫通しており、用紙幅検知センサ9の発光部から
発せられる光が通過できるような径を有し、用紙1を受
ける受け面12側の径が小さく、受け面12側と反対側
の面13の径が大きくなるようなテーパ形状とされてい
る。この貫通孔11は、用紙1の幅方向において1対と
して形成されており、1対の貫通孔11の間の長さは、
用紙幅の規格(たとえば、54インチ、A0など)に対
応させている。そして、このような1対の貫通孔11
は、各規格(A0、A3、A4など)にそれぞれ対応す
るように複数対形成されており、図1に示すように、用
紙1がプラテン2上で受けられている状態においては、
複数の貫通孔11のうち、そのときに使用されている用
紙1の幅の規格に対応した1対の貫通孔11が用紙の幅
方向両側端部に現れる。
は、この用紙幅検知センサ9がキャリッジ8の駆動によ
って用紙1の幅方向に走査されたときに、その走査され
る用紙幅検知センサ9に対向する軸線10上に、用紙幅
検知センサ9の被検知部としての貫通孔11が形成され
ている。この貫通孔11は、図2に示すように、プラテ
ン2を貫通しており、用紙幅検知センサ9の発光部から
発せられる光が通過できるような径を有し、用紙1を受
ける受け面12側の径が小さく、受け面12側と反対側
の面13の径が大きくなるようなテーパ形状とされてい
る。この貫通孔11は、用紙1の幅方向において1対と
して形成されており、1対の貫通孔11の間の長さは、
用紙幅の規格(たとえば、54インチ、A0など)に対
応させている。そして、このような1対の貫通孔11
は、各規格(A0、A3、A4など)にそれぞれ対応す
るように複数対形成されており、図1に示すように、用
紙1がプラテン2上で受けられている状態においては、
複数の貫通孔11のうち、そのときに使用されている用
紙1の幅の規格に対応した1対の貫通孔11が用紙の幅
方向両側端部に現れる。
【0014】次に、このような用紙幅検知センサ9と貫
通孔11とによって、用紙1の幅方向側端部を検知する
動作について説明する。まず、キャリッジ8の駆動によ
って、用紙幅検知センサ9がヘッド6とともに用紙1の
幅方向に走査されるが、用紙幅検知センサ9が用紙1と
対向している範囲で走査されているときには、用紙幅検
知センサ9の発光部から発せられた光は用紙1によって
反射され、この反射された光が受光部によって受けられ
る状態となる。そして、用紙幅検知センサ9が、用紙1
の側端部に位置したときには、用紙1とプラテン2との
境目に現れる貫通孔11と対向するようになる。このと
き、用紙幅検知センサ9の発光部から発せられた光は、
貫通孔11を通過してしまうので、受光部によって受け
られない状態となるため、これによって、用紙1の側端
部が検知されるようになる。
通孔11とによって、用紙1の幅方向側端部を検知する
動作について説明する。まず、キャリッジ8の駆動によ
って、用紙幅検知センサ9がヘッド6とともに用紙1の
幅方向に走査されるが、用紙幅検知センサ9が用紙1と
対向している範囲で走査されているときには、用紙幅検
知センサ9の発光部から発せられた光は用紙1によって
反射され、この反射された光が受光部によって受けられ
る状態となる。そして、用紙幅検知センサ9が、用紙1
の側端部に位置したときには、用紙1とプラテン2との
境目に現れる貫通孔11と対向するようになる。このと
き、用紙幅検知センサ9の発光部から発せられた光は、
貫通孔11を通過してしまうので、受光部によって受け
られない状態となるため、これによって、用紙1の側端
部が検知されるようになる。
【0015】このような用紙幅検知センサ9と貫通孔1
1とによって、用紙1の幅方向側端部を検知するように
すれば、用紙1の紙粉などがプラテン2上にあっても、
貫通孔11においては、紙粉などは、その孔からプラテ
ン2を貫通して抜け落ちてしまう。そのため、そのよう
な紙粉により貫通孔11が覆われることがない。したが
って、用紙幅検知センサ9は、そのような紙粉によって
誤検知することはなく、常に貫通孔11を正確に検知す
ることによって、用紙1の側端部を正確に検知でき、用
紙1の幅方向における良好な画像を形成することができ
る。
1とによって、用紙1の幅方向側端部を検知するように
すれば、用紙1の紙粉などがプラテン2上にあっても、
貫通孔11においては、紙粉などは、その孔からプラテ
ン2を貫通して抜け落ちてしまう。そのため、そのよう
な紙粉により貫通孔11が覆われることがない。したが
って、用紙幅検知センサ9は、そのような紙粉によって
誤検知することはなく、常に貫通孔11を正確に検知す
ることによって、用紙1の側端部を正確に検知でき、用
紙1の幅方向における良好な画像を形成することができ
る。
【0016】また、このような貫通孔11は、簡単な加
工によってプラテン2に良好に形成することができるの
で、製造コストがそれほど高くなることもない。さら
に、この貫通孔11は、用紙1を受ける受け面12側の
径が小さく、受け面12側と反対側の面13の径が大き
くなるようなテーパ形状とされているので、この貫通孔
11内に入ってきた紙粉などが、より抜け落ちやすくな
り、紙粉などが貫通孔11内において抜け落ちる途中で
詰まってしまうことを有効に防止することができる。な
お、テーパによって用紙1を受ける受け面12側の径が
小さく、受け面12側と反対側の面13の径が大きくな
るように形成すれば、比較的簡単な加工によって、この
ような形状を形成することができる。
工によってプラテン2に良好に形成することができるの
で、製造コストがそれほど高くなることもない。さら
に、この貫通孔11は、用紙1を受ける受け面12側の
径が小さく、受け面12側と反対側の面13の径が大き
くなるようなテーパ形状とされているので、この貫通孔
11内に入ってきた紙粉などが、より抜け落ちやすくな
り、紙粉などが貫通孔11内において抜け落ちる途中で
詰まってしまうことを有効に防止することができる。な
お、テーパによって用紙1を受ける受け面12側の径が
小さく、受け面12側と反対側の面13の径が大きくな
るように形成すれば、比較的簡単な加工によって、この
ような形状を形成することができる。
【0017】なお、本実施形態においては、用紙幅検知
センサ9の被検知部を貫通孔11によって形成したが、
プラテン2を貫通するように形成される隙間であれば、
貫通孔11に限らず、たとえば、プラテン2を2分割
し、この2分割されたプラテン2のそれぞれを、用紙の
幅方向において所定間隔隔てて配置するようにして隙間
を形成してもよい。
センサ9の被検知部を貫通孔11によって形成したが、
プラテン2を貫通するように形成される隙間であれば、
貫通孔11に限らず、たとえば、プラテン2を2分割
し、この2分割されたプラテン2のそれぞれを、用紙の
幅方向において所定間隔隔てて配置するようにして隙間
を形成してもよい。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に記載の発
明によれば、記録媒体によって生じる紙粉などがプラテ
ン上にあっても、被検知部においては、紙粉などは、そ
の隙間からプラテンを貫通して抜け落ちるので、被検知
部を覆うことがない。そのため、記録媒体幅検知センサ
は、常に被検知部を正確に検知することができる。した
がって、記録媒体幅検知センサは、常に記録媒体の側端
部を正確に検知でき、記録媒体における、記録媒体が搬
送される方向に対して略直交する方向において良好な画
像を形成することができる。
明によれば、記録媒体によって生じる紙粉などがプラテ
ン上にあっても、被検知部においては、紙粉などは、そ
の隙間からプラテンを貫通して抜け落ちるので、被検知
部を覆うことがない。そのため、記録媒体幅検知センサ
は、常に被検知部を正確に検知することができる。した
がって、記録媒体幅検知センサは、常に記録媒体の側端
部を正確に検知でき、記録媒体における、記録媒体が搬
送される方向に対して略直交する方向において良好な画
像を形成することができる。
【0019】請求項2に記載の発明によれば、被検知部
を、プラテンを貫通する貫通孔によって形成すること
で、簡単な加工によって、被検知部を良好に形成するこ
とができる。したがって、簡易かつ確実に被検知部を形
成でき、製造コストの低減を図ることができる。請求項
3に記載の発明によれば、貫通孔を、記録媒体を受ける
受け面側が小さく、この受け面側と反対側の面が大きく
なるような形状とすることで、この貫通孔内に入ってき
た紙粉などを抜け落ちやすくすることができる。そのた
め、紙粉などが貫通孔内において抜け落ちる途中で詰ま
ってしまうことを有効に防止することができる。
を、プラテンを貫通する貫通孔によって形成すること
で、簡単な加工によって、被検知部を良好に形成するこ
とができる。したがって、簡易かつ確実に被検知部を形
成でき、製造コストの低減を図ることができる。請求項
3に記載の発明によれば、貫通孔を、記録媒体を受ける
受け面側が小さく、この受け面側と反対側の面が大きく
なるような形状とすることで、この貫通孔内に入ってき
た紙粉などを抜け落ちやすくすることができる。そのた
め、紙粉などが貫通孔内において抜け落ちる途中で詰ま
ってしまうことを有効に防止することができる。
【図1】本発明の画像形成装置の一実施形態を示す、イ
ンクジェット式の画像形成装置の要部斜視図である。
ンクジェット式の画像形成装置の要部斜視図である。
【図2】図1における要部側断面図である。
1 用紙 2 プラテン 6 ヘッド 8 キャリッジ 9 用紙幅検知センサ 11 貫通孔 12 受け面 13 受け面側と反対側の面
Claims (3)
- 【請求項1】 記録媒体を受けるためのプラテンと、前
記プラテンと対向し、前記記録媒体に所定の画像を形成
するためのヘッドと、前記ヘッドが搭載され、前記記録
媒体が搬送される方向に対して略直交する方向に駆動さ
れるキャリッジとを備えた画像形成装置において、 前記キャリッジには、前記記録媒体における、前記記録
媒体が搬送される方向に対して略直交する方向の側端部
を検知するための記録媒体幅検知センサが設けられると
ともに、前記プラテンには、前記記録媒体幅検知センサ
によって検知される被検知部が設けられ、 前記被検知部は、前記プラテンを貫通するように形成さ
れる隙間によって形成されていることを特徴とする、画
像形成装置。 - 【請求項2】 前記被検知部は、前記プラテンを貫通す
る貫通孔によって形成されていることを特徴とする、請
求項1に記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記貫通孔は、前記記録媒体を受ける受
け面側が小さく、前記受け面側と反対側の面が大きくな
るような形状とされていることを特徴とする、請求項2
に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4476398A JPH11240214A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4476398A JPH11240214A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11240214A true JPH11240214A (ja) | 1999-09-07 |
Family
ID=12700469
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4476398A Pending JPH11240214A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11240214A (ja) |
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-
1998
- 1998-02-26 JP JP4476398A patent/JPH11240214A/ja active Pending
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