JPH1123925A - 光ファイバケーブル用テンションメンバおよびこれを用いた光ファイバケーブル - Google Patents
光ファイバケーブル用テンションメンバおよびこれを用いた光ファイバケーブルInfo
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- JPH1123925A JPH1123925A JP9172691A JP17269197A JPH1123925A JP H1123925 A JPH1123925 A JP H1123925A JP 9172691 A JP9172691 A JP 9172691A JP 17269197 A JP17269197 A JP 17269197A JP H1123925 A JPH1123925 A JP H1123925A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 良好な可撓性、強度を有し、かつ軽量化を達
成した光ファイバケーブル用テンションメンバおよびこ
れを用いた光ファイバケーブルを提供する。 【解決手段】 光ファイバケーブルのテンションメンバ
の抗張力線材の外周に設けた被覆層を、発泡率10〜5
0%、気泡径10〜400μmの発泡プラスチックとす
る。
成した光ファイバケーブル用テンションメンバおよびこ
れを用いた光ファイバケーブルを提供する。 【解決手段】 光ファイバケーブルのテンションメンバ
の抗張力線材の外周に設けた被覆層を、発泡率10〜5
0%、気泡径10〜400μmの発泡プラスチックとす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバケーブ
ル用テンションメンバおよびこれを用いた光ファイバケ
ーブルに関する。
ル用テンションメンバおよびこれを用いた光ファイバケ
ーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】図5は光ファイバケーブルの構造の一例
を示す断面概略図である。図中10はケーブル25の中
央部に位置しているテンションメンバである。一般にテ
ンションメンバ10は、その抗張力を負担する鋼線やア
ラミド繊維などの抗張力体10aに、ポリエチレンやポ
リ塩化ビニル(PVC)等プラスチック材の被覆層10
bが一体に設けられてなるものである。テンションメン
バ10には、光ファイバ心線3、または、ユニットテン
ションメンバ4の周りに光ファイバ心線5が撚り合わさ
れた光ファイバユニット3が、6本撚られて集合されて
いる。これら光ファイバ心線または光ファイバユニット
3の外周上には、押さえ巻きテープ12が巻回され、こ
の押さえ巻きテープ12上にはポリエチレン、PVC等
のシース6が設けられている。7は光ファイバ心線また
は光ファイバユニット3の空隙を埋める介在である。
を示す断面概略図である。図中10はケーブル25の中
央部に位置しているテンションメンバである。一般にテ
ンションメンバ10は、その抗張力を負担する鋼線やア
ラミド繊維などの抗張力体10aに、ポリエチレンやポ
リ塩化ビニル(PVC)等プラスチック材の被覆層10
bが一体に設けられてなるものである。テンションメン
バ10には、光ファイバ心線3、または、ユニットテン
ションメンバ4の周りに光ファイバ心線5が撚り合わさ
れた光ファイバユニット3が、6本撚られて集合されて
いる。これら光ファイバ心線または光ファイバユニット
3の外周上には、押さえ巻きテープ12が巻回され、こ
の押さえ巻きテープ12上にはポリエチレン、PVC等
のシース6が設けられている。7は光ファイバ心線また
は光ファイバユニット3の空隙を埋める介在である。
【0003】近年、光ファイバケーブルを構成するファ
イバの心線数は増加の傾向にあり、例えば実用段階では
1000心にまで増加してきている。光ファイバ心線数
の増加によってケーブル外径は増大するが、ケーブル外
径の増大はケーブルが曲がりにくくなる等ケーブル敷設
時の作業性を低下させる。加えて、心線数の増加は同時
にケーブル重量を増加させるので、ケーブルの取り扱い
が困難になり、ケーブルの輸送費も増大する。また、ケ
ーブル重量の増加によって布設時に管路とケーブルとの
摩擦も大きくなって布設張力が増え、ケーブルに加わる
荷重がより一層大きくなる。そこで、ケーブルの強度を
高めることが必要となり、その対策としてはテンション
メンバを太くすることが考えられる。しかし、テンショ
ンメンバを太くすることは、ケーブル重量を一層増大さ
せることにつながる。研究レベルでは3000心、40
00心等の多心ケーブルも開発されつつあるが、ケーブ
ル外径、重量の増大による上記の問題点をいかに解決す
るかが今後の重大なテーマとなってくるものと予想され
る。
イバの心線数は増加の傾向にあり、例えば実用段階では
1000心にまで増加してきている。光ファイバ心線数
の増加によってケーブル外径は増大するが、ケーブル外
径の増大はケーブルが曲がりにくくなる等ケーブル敷設
時の作業性を低下させる。加えて、心線数の増加は同時
にケーブル重量を増加させるので、ケーブルの取り扱い
が困難になり、ケーブルの輸送費も増大する。また、ケ
ーブル重量の増加によって布設時に管路とケーブルとの
摩擦も大きくなって布設張力が増え、ケーブルに加わる
荷重がより一層大きくなる。そこで、ケーブルの強度を
高めることが必要となり、その対策としてはテンション
メンバを太くすることが考えられる。しかし、テンショ
ンメンバを太くすることは、ケーブル重量を一層増大さ
せることにつながる。研究レベルでは3000心、40
00心等の多心ケーブルも開発されつつあるが、ケーブ
ル外径、重量の増大による上記の問題点をいかに解決す
るかが今後の重大なテーマとなってくるものと予想され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題を解決するためになされたもので、良好な可撓性、強
度を有し、かつ軽量化を達成した光ファイバケーブル用
テンションメンバおよびこれを用いた光ファイバケーブ
ルを提供することを目的とする。
題を解決するためになされたもので、良好な可撓性、強
度を有し、かつ軽量化を達成した光ファイバケーブル用
テンションメンバおよびこれを用いた光ファイバケーブ
ルを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明において
は、抗張力体の外周に設けた発泡率10〜50%未満、
気泡径10〜400μmの発泡プラスチック被覆層を有
する光ファイバケーブル用テンションメンバをを提供す
る。また、このテンションメンバを用いた光ファイバケ
ーブルを提供する。
は、抗張力体の外周に設けた発泡率10〜50%未満、
気泡径10〜400μmの発泡プラスチック被覆層を有
する光ファイバケーブル用テンションメンバをを提供す
る。また、このテンションメンバを用いた光ファイバケ
ーブルを提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】図1に本発明の光ファイバケーブ
ル用テンションメンバを用いた光ファイバケーブル(光
ファイバ心線またはユニット集合ケーブル構造)の断面
概略図を示す。図1の光ファイバーケーブル21は、図
5のケーブル25においてテンションメンバ10に替え
て本発明のテンションメンバ1を採用したものである。
本発明のテンションメンバ1は、その抗張力を負担する
鋼線やアラミド繊維などの抗張力体1a上に、発泡プラ
スチック被覆層1bが一体に設けられているものであ
る。本発明の光ファイバ用テンションメンバ1は、抗張
力体1aの被覆層として発泡率が10〜50%、気泡径
が10〜400μmである発泡プラスチック被覆層が設
けられているために、これを用いた光ファイバケーブル
21は抗張力体1aの強度を維持しつつ、同時に同径の
従来のテンションメンバを用いた光ファイバケーブルに
比べて軽量化および良好な可撓性を達成したものとなっ
ている。また、抗張力体と発泡プラスチック被覆層との
密着性を向上させる目的で、本発明の効果を損なわない
範囲で抗張力体と発泡プラスチック被覆層との間に接着
層を設けることができる。また、発泡プラスチック被覆
層を、接着性樹脂を配合した樹脂を用いて形成してもよ
い。接着性樹脂としては、エチレン−酢酸ビニルコポリ
マー(EVA系)、エチレン−アクリル酸エチルコポリ
マー(EEA系)、ポリアミド系、ポリエステル系、ポ
リオレフィン系、ポリウレタン系等の樹脂が挙げられ、
これらを単独で、または必要に応じて適宜混合して使用
することができる。
ル用テンションメンバを用いた光ファイバケーブル(光
ファイバ心線またはユニット集合ケーブル構造)の断面
概略図を示す。図1の光ファイバーケーブル21は、図
5のケーブル25においてテンションメンバ10に替え
て本発明のテンションメンバ1を採用したものである。
本発明のテンションメンバ1は、その抗張力を負担する
鋼線やアラミド繊維などの抗張力体1a上に、発泡プラ
スチック被覆層1bが一体に設けられているものであ
る。本発明の光ファイバ用テンションメンバ1は、抗張
力体1aの被覆層として発泡率が10〜50%、気泡径
が10〜400μmである発泡プラスチック被覆層が設
けられているために、これを用いた光ファイバケーブル
21は抗張力体1aの強度を維持しつつ、同時に同径の
従来のテンションメンバを用いた光ファイバケーブルに
比べて軽量化および良好な可撓性を達成したものとなっ
ている。また、抗張力体と発泡プラスチック被覆層との
密着性を向上させる目的で、本発明の効果を損なわない
範囲で抗張力体と発泡プラスチック被覆層との間に接着
層を設けることができる。また、発泡プラスチック被覆
層を、接着性樹脂を配合した樹脂を用いて形成してもよ
い。接着性樹脂としては、エチレン−酢酸ビニルコポリ
マー(EVA系)、エチレン−アクリル酸エチルコポリ
マー(EEA系)、ポリアミド系、ポリエステル系、ポ
リオレフィン系、ポリウレタン系等の樹脂が挙げられ、
これらを単独で、または必要に応じて適宜混合して使用
することができる。
【0007】図2は、図1の光ファイバケーブル21の
光ファイバ心線または光ファイバユニット3を10本集
合した光ファイバケーブルの断面概略図である。光ファ
イバ心線または光ファイバユニット3を6本集合した図
1の光ファイバケーブルと比較すると、心数の増大によ
って光ファイバケーブル22に占めるテンションメンバ
1の被覆層1bの割合が増大していることがわかる。こ
のように心数が増大するにつれて本発明の光ファイバ用
テンションメンバの使用による軽量化、良好な可撓性と
いった効果が一層向上することがわかる。
光ファイバ心線または光ファイバユニット3を10本集
合した光ファイバケーブルの断面概略図である。光ファ
イバ心線または光ファイバユニット3を6本集合した図
1の光ファイバケーブルと比較すると、心数の増大によ
って光ファイバケーブル22に占めるテンションメンバ
1の被覆層1bの割合が増大していることがわかる。こ
のように心数が増大するにつれて本発明の光ファイバ用
テンションメンバの使用による軽量化、良好な可撓性と
いった効果が一層向上することがわかる。
【0008】図3は本発明のテンションメンバを用いた
別の光ファイバケーブル(マルチスロットケーブル構
造)の断面概略図である。撚り合わされた抗張力体1a
上に発泡プラスチック被覆層1bが一体に設けられたテ
ンションメンバ1上に、スロットロッド8が沿わされ、
図1と同様に介在7、押さえ巻きテープ12、シース6
が設けられた構造となっている。スロットロッド8は、
ユニットテンションメンバ4を中心として、最外層に螺
旋状に設けられた光ファイバ収納用溝9を有するもので
あり、その光ファイバ収納溝9に光ファイバ心線14が
テープ状に配置されて形成されたテープ状光ファイバ心
線11が収納され、外周を押さえ巻きテープで1回巻き
されている。
別の光ファイバケーブル(マルチスロットケーブル構
造)の断面概略図である。撚り合わされた抗張力体1a
上に発泡プラスチック被覆層1bが一体に設けられたテ
ンションメンバ1上に、スロットロッド8が沿わされ、
図1と同様に介在7、押さえ巻きテープ12、シース6
が設けられた構造となっている。スロットロッド8は、
ユニットテンションメンバ4を中心として、最外層に螺
旋状に設けられた光ファイバ収納用溝9を有するもので
あり、その光ファイバ収納溝9に光ファイバ心線14が
テープ状に配置されて形成されたテープ状光ファイバ心
線11が収納され、外周を押さえ巻きテープで1回巻き
されている。
【0009】本発明のテンションメンバ1の発泡プラス
チック被覆層1bは発泡率10〜50%、気泡径10〜
400μmであることが必須である。発泡率が10%未
満である場合、十分な可撓性または軽量化の効果が得ら
れない。また、発泡率が50%を越えると、ケーブルが
受ける外力で被覆層が変形することがある。図1、2に
示す光ファイバ心線またはユニット集合ケーブル構造の
ケーブル21、22の場合、ケーブルが受ける外力(側
圧)によって、発泡プラスチック被覆層1bがつぶれて
変形し、この変形部分に光ファイバ心線または光ファイ
バユニット3が落ち込むとマイクロベンドロス、曲げロ
スが生じるので好ましくない。また、図3に示すマルチ
スロットケーブル構造のケーブル23の場合、スロット
ロッド8が、発泡プラスチック被覆層1bに外力(側
圧)を伝え、発泡プラスチック被覆層1bがスロットロ
ッド8に形成されている光ファイバ収納溝9内にくい込
み、収納されているテープ状光ファイバ心線11の光フ
ァイバが側圧ロスを生じてしまう。
チック被覆層1bは発泡率10〜50%、気泡径10〜
400μmであることが必須である。発泡率が10%未
満である場合、十分な可撓性または軽量化の効果が得ら
れない。また、発泡率が50%を越えると、ケーブルが
受ける外力で被覆層が変形することがある。図1、2に
示す光ファイバ心線またはユニット集合ケーブル構造の
ケーブル21、22の場合、ケーブルが受ける外力(側
圧)によって、発泡プラスチック被覆層1bがつぶれて
変形し、この変形部分に光ファイバ心線または光ファイ
バユニット3が落ち込むとマイクロベンドロス、曲げロ
スが生じるので好ましくない。また、図3に示すマルチ
スロットケーブル構造のケーブル23の場合、スロット
ロッド8が、発泡プラスチック被覆層1bに外力(側
圧)を伝え、発泡プラスチック被覆層1bがスロットロ
ッド8に形成されている光ファイバ収納溝9内にくい込
み、収納されているテープ状光ファイバ心線11の光フ
ァイバが側圧ロスを生じてしまう。
【0010】なお、発泡率は下記の式により算出する。 ρ’=発泡前の樹脂の密度 ρ=発泡後の樹脂(発泡体)の密度
【0011】気泡径が10μm未満の気泡は、テンショ
ンメンバとして必要な可撓性の妨げとなる。また、40
0μmを越える気泡が多数存在すると、被覆層に外力を
受けたときに400μmを越える気泡から変形が生じ、
この変形部分に光ファイバ心線または光ファイバユニッ
トが落ち込むとマイクロベンドロス、曲げロスが生じる
ので好ましくない。また、テンションメンバをドラムに
巻き付けて保管する際、気泡径の大きな部分に巻き付け
応力が集中して、被覆層の表面に亀裂が生じることがあ
る。
ンメンバとして必要な可撓性の妨げとなる。また、40
0μmを越える気泡が多数存在すると、被覆層に外力を
受けたときに400μmを越える気泡から変形が生じ、
この変形部分に光ファイバ心線または光ファイバユニッ
トが落ち込むとマイクロベンドロス、曲げロスが生じる
ので好ましくない。また、テンションメンバをドラムに
巻き付けて保管する際、気泡径の大きな部分に巻き付け
応力が集中して、被覆層の表面に亀裂が生じることがあ
る。
【0012】本発明における気泡径についてその測定方
法を図6により説明する。まず、抗張力体1aと発泡プ
ラスチック被覆層1bとからなるテンションメンバ1を
任意の点で長手方向に対して垂直に切断してする。この
切断面で最大の長さの線分AB上にある任意の20個の
気泡について、それぞれテンションメンバ1の長手方向
に対して垂直に切断していき(例えば図6の気泡30に
ついてはa−a’、b−b’、c−c’)、現れた気泡
切断の最長対角線のうち、最も長い最長対角線をその気
泡の気泡径とする。図6では気泡30のb−b’切断面
に現れる気泡断面の最長対角線の長さとなる。
法を図6により説明する。まず、抗張力体1aと発泡プ
ラスチック被覆層1bとからなるテンションメンバ1を
任意の点で長手方向に対して垂直に切断してする。この
切断面で最大の長さの線分AB上にある任意の20個の
気泡について、それぞれテンションメンバ1の長手方向
に対して垂直に切断していき(例えば図6の気泡30に
ついてはa−a’、b−b’、c−c’)、現れた気泡
切断の最長対角線のうち、最も長い最長対角線をその気
泡の気泡径とする。図6では気泡30のb−b’切断面
に現れる気泡断面の最長対角線の長さとなる。
【0013】本発明における発泡プラスチック被覆層の
発泡体としては、プラスチック材を常法により発泡させ
たものを好適に用いることができる。プラスチック材と
しては、例えば低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、
ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリ塩化ビニ
ル等の熱可塑性樹脂が挙げられ、これのを単独でまたは
必要に応じて適宜混合して使用することができる。
発泡体としては、プラスチック材を常法により発泡させ
たものを好適に用いることができる。プラスチック材と
しては、例えば低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、
ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリ塩化ビニ
ル等の熱可塑性樹脂が挙げられ、これのを単独でまたは
必要に応じて適宜混合して使用することができる。
【0014】プラスチック材を発泡させる方法として
は、窒素、二酸化炭素、アルゴン、メタン、プロパンあ
るいはフロロカーボン等の樹脂と反応しないガスを押出
機シリンダー途中から注入して押出し、発泡させる物理
発泡法、または、上記プラスチック材に化学発泡剤を配
合したコンパウンドを混練して押出し、発泡させる化学
発泡法などが適用できる。
は、窒素、二酸化炭素、アルゴン、メタン、プロパンあ
るいはフロロカーボン等の樹脂と反応しないガスを押出
機シリンダー途中から注入して押出し、発泡させる物理
発泡法、または、上記プラスチック材に化学発泡剤を配
合したコンパウンドを混練して押出し、発泡させる化学
発泡法などが適用できる。
【0015】化学発泡剤とは、その分解温度以上に加熱
されると、窒素、二酸化炭素、アンモニア等のガスを発
生する化合物であって、ジニトロソペンタメチレンテト
ラミン、アゾジカルボンアミド及びその金属塩、4,
4’−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジン)、
トルエンスルホニルヒドラジドなどが例示される。中で
も、アゾジカルボンアミドは、分解温度を種々選定でき
るので好ましい。これらの発泡剤は単独で使用してもよ
いし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。また、
尿素、尿素系化合物、亜鉛華、ステアリン酸亜鉛等の発
泡助剤により分解温度を適宜調整することができる。
されると、窒素、二酸化炭素、アンモニア等のガスを発
生する化合物であって、ジニトロソペンタメチレンテト
ラミン、アゾジカルボンアミド及びその金属塩、4,
4’−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジン)、
トルエンスルホニルヒドラジドなどが例示される。中で
も、アゾジカルボンアミドは、分解温度を種々選定でき
るので好ましい。これらの発泡剤は単独で使用してもよ
いし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。また、
尿素、尿素系化合物、亜鉛華、ステアリン酸亜鉛等の発
泡助剤により分解温度を適宜調整することができる。
【0016】発泡剤の量は、所望の発泡率、気泡径、成
形方法、発泡剤の種類等に応じて適宜調整するが、化学
発泡法による場合には、上述の化学発泡剤をプラスチッ
ク材100重量部に対して0.05〜2重量部の範囲で
調整するのが適当である。
形方法、発泡剤の種類等に応じて適宜調整するが、化学
発泡法による場合には、上述の化学発泡剤をプラスチッ
ク材100重量部に対して0.05〜2重量部の範囲で
調整するのが適当である。
【0017】プラスチック材によっては、発泡に適した
粘度とするために架橋剤を配合してもよい。架橋剤とし
てはベンゾイルパーオキサイド、2,4−ジクロロベン
ゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、クミ
ル−t−ブチルパーオキサイド、2,5−ジメチル2,
5−ジ−t−ブチルパーオキシヘキサン、ジ−t−ブチ
ルパーオキサイド等の有機過酸化物が挙げられ、その配
合量は、プラスチック材100重量部に対して0.1〜
10重量部であることが好ましい。
粘度とするために架橋剤を配合してもよい。架橋剤とし
てはベンゾイルパーオキサイド、2,4−ジクロロベン
ゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、クミ
ル−t−ブチルパーオキサイド、2,5−ジメチル2,
5−ジ−t−ブチルパーオキシヘキサン、ジ−t−ブチ
ルパーオキサイド等の有機過酸化物が挙げられ、その配
合量は、プラスチック材100重量部に対して0.1〜
10重量部であることが好ましい。
【0018】また、上記のプラスチック材には製造工程
中および製造後製品の劣化防止を目的として、有機顔
料、カーボンブラック等の無機顔料、酸化防止剤、紫外
線吸収剤、紫外線防止剤等を適宜添加してもよい。
中および製造後製品の劣化防止を目的として、有機顔
料、カーボンブラック等の無機顔料、酸化防止剤、紫外
線吸収剤、紫外線防止剤等を適宜添加してもよい。
【0019】本発明の光ファイバケーブル用のテンショ
ンメンバは種々のケーブル構造に適用できる。例えば図
4は本発明のテンションメンバをテンションメンバ埋め
込み型ケーブルに用いた例である。この光ファイバケー
ブル24は、抗張力体1aの周囲に発泡プラスチック被
覆層が形成されたテンションメンバ1がシース6内に埋
め込まれた構造となっている。シース6内には光ファイ
バ心線5が収納されており空隙部はジェリー13で満た
されている。図4では光ファイバ心線5は複数本収納さ
れているが1本の場合もある。また、図4では各光ファ
イバ心線5は撚り合わされていないが、撚り合わされた
状態で収納されてもよい。なお、ジェリー13がないタ
イプもある。図4は2本のテンションメンバが埋め込ま
れた例であるが、より多数のテンションメンバを埋め込
む構造のケーブルもあり、ケーブル重量の低減効果はテ
ンションメンバの本数が増えるほど高まる。その他、プ
ラスチックチューブ中に複数の光ファイバを収容したル
ースチューブユニットをテンションメンバを中心として
集合したルースチューブケーブルなどさまざまなタイプ
の構造のケーブルに使用することができる。
ンメンバは種々のケーブル構造に適用できる。例えば図
4は本発明のテンションメンバをテンションメンバ埋め
込み型ケーブルに用いた例である。この光ファイバケー
ブル24は、抗張力体1aの周囲に発泡プラスチック被
覆層が形成されたテンションメンバ1がシース6内に埋
め込まれた構造となっている。シース6内には光ファイ
バ心線5が収納されており空隙部はジェリー13で満た
されている。図4では光ファイバ心線5は複数本収納さ
れているが1本の場合もある。また、図4では各光ファ
イバ心線5は撚り合わされていないが、撚り合わされた
状態で収納されてもよい。なお、ジェリー13がないタ
イプもある。図4は2本のテンションメンバが埋め込ま
れた例であるが、より多数のテンションメンバを埋め込
む構造のケーブルもあり、ケーブル重量の低減効果はテ
ンションメンバの本数が増えるほど高まる。その他、プ
ラスチックチューブ中に複数の光ファイバを収容したル
ースチューブユニットをテンションメンバを中心として
集合したルースチューブケーブルなどさまざまなタイプ
の構造のケーブルに使用することができる。
【0020】
【実施例】以下、実施例により本発明の光ファイバ用テ
ンションメンバおよび光ファイバケーブルについて詳細
に説明する。
ンションメンバおよび光ファイバケーブルについて詳細
に説明する。
【0021】(実施例1、2)φ2.6mmの単鋼線の
外周に、発泡プラスチック被覆層として発泡率20%の
ポリエチレン発泡体を外径がφ14mmになるように設
け実施例1のテンションメンバを作製した。同様の手順
で被覆層のポリエチレン発泡体の発泡率を40%とした
実施例2のテンションメンバ、および、未発泡のポリエ
チレンを被覆層とした従来のテンションメンバを作製し
た。
外周に、発泡プラスチック被覆層として発泡率20%の
ポリエチレン発泡体を外径がφ14mmになるように設
け実施例1のテンションメンバを作製した。同様の手順
で被覆層のポリエチレン発泡体の発泡率を40%とした
実施例2のテンションメンバ、および、未発泡のポリエ
チレンを被覆層とした従来のテンションメンバを作製し
た。
【0022】得られたテンションメンバについて、被覆
層の単位長さ当たりの重量を測定し、従来品と、実施例
との比較を行った。結果を表1に示す。
層の単位長さ当たりの重量を測定し、従来品と、実施例
との比較を行った。結果を表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】また、50cmのテンションメンバを水平
に保持し、片端に1kgの重りを吊り下げ、加重前の水
平位置から重りをつけた片端の位置までの距離を測定し
て撓み量とし、従来品の撓み量を100としたときの実
施例1、2の相対撓み量を求めて可撓性の比較を行っ
た。結果を表2に示す。
に保持し、片端に1kgの重りを吊り下げ、加重前の水
平位置から重りをつけた片端の位置までの距離を測定し
て撓み量とし、従来品の撓み量を100としたときの実
施例1、2の相対撓み量を求めて可撓性の比較を行っ
た。結果を表2に示す。
【0025】
【表2】
【0026】表1、2より、本発明品の実施例1、2の
テンションメンバは従来品と比較して軽量化がなされて
おり、その可撓性も増していることがわかった。
テンションメンバは従来品と比較して軽量化がなされて
おり、その可撓性も増していることがわかった。
【0027】(実施例3〜6、比較例1、2)外径2m
mの鋼線が7本撚りされた抗張力体の外周を表3に示し
た発泡率、気泡径を有するポリエチレン発泡体で被覆し
た外径11.5mmの実施例3〜6、比較例1、2のテ
ンションメンバを作製した。このテンションメンバをφ
300mmのマンドレルに5ターン巻き付けてサンプル
とし、このサンプルを50±2℃のアルキルアリルポリ
オキシエチレンの10%水溶液に100時間浸漬した
後、被覆層表面を拡大鏡で観察した。被覆層表面にひび
割れ、亀裂等の異常がないものを○、ひび割れ、亀裂等
の異常が生じているものを×と記した。結果を表3に示
した。
mの鋼線が7本撚りされた抗張力体の外周を表3に示し
た発泡率、気泡径を有するポリエチレン発泡体で被覆し
た外径11.5mmの実施例3〜6、比較例1、2のテ
ンションメンバを作製した。このテンションメンバをφ
300mmのマンドレルに5ターン巻き付けてサンプル
とし、このサンプルを50±2℃のアルキルアリルポリ
オキシエチレンの10%水溶液に100時間浸漬した
後、被覆層表面を拡大鏡で観察した。被覆層表面にひび
割れ、亀裂等の異常がないものを○、ひび割れ、亀裂等
の異常が生じているものを×と記した。結果を表3に示
した。
【0028】
【表3】
【0029】実施例3〜6のテンションメンバは、マン
ドレル巻き付け時にもひび割れ、亀裂等の異常が認めら
れなかった。比較例1、2のテンションメンバは、その
被覆層が発泡率10〜50%のポリエチレン発泡体より
形成されているものの発泡体の気泡径が大きすぎるため
に歪みが加えられた状態で被覆層表面にひび割れ、亀裂
が生じた。
ドレル巻き付け時にもひび割れ、亀裂等の異常が認めら
れなかった。比較例1、2のテンションメンバは、その
被覆層が発泡率10〜50%のポリエチレン発泡体より
形成されているものの発泡体の気泡径が大きすぎるため
に歪みが加えられた状態で被覆層表面にひび割れ、亀裂
が生じた。
【0030】(実施例7)実施例7は、図2に示す構造
の光ファイバケーブルである。外径2.6mmの単鋼線
1の外周に発泡率42%、気泡径70〜150μmのポ
リエチレン発泡体よりなる被覆層1bを外径が14mm
となるように設け、テンションメンバ1を作製した。こ
のテンションメンバ1の周囲に、外径1mmの鋼線上に
ナイロン被覆された光ファイバ5(外径0.9mm)を
6本集合した光ファイバユニット3(外径6mm)を1
0本撚り合わせ、その上にポリエチレンシース6を設
け、外径30mmの光ファイバケーブル22を作製し
た。得られた光ファイバケーブルの単位長さ当たりの重
量は400kg/kmであった。同様の手順で、実施例
7の光ファイバケーブルにおいて被覆層1bを未発泡
(発泡率0%)のポリエチレンとしたテンションメンバ
を用いた従来の光ファイバケーブルを作製した。その単
位当たり長さの重量は約456kg/kmであった。本
発明の光ファイバケーブルは、従来品に対して単位長さ
当たり12%の軽量化を達成することができた。。
の光ファイバケーブルである。外径2.6mmの単鋼線
1の外周に発泡率42%、気泡径70〜150μmのポ
リエチレン発泡体よりなる被覆層1bを外径が14mm
となるように設け、テンションメンバ1を作製した。こ
のテンションメンバ1の周囲に、外径1mmの鋼線上に
ナイロン被覆された光ファイバ5(外径0.9mm)を
6本集合した光ファイバユニット3(外径6mm)を1
0本撚り合わせ、その上にポリエチレンシース6を設
け、外径30mmの光ファイバケーブル22を作製し
た。得られた光ファイバケーブルの単位長さ当たりの重
量は400kg/kmであった。同様の手順で、実施例
7の光ファイバケーブルにおいて被覆層1bを未発泡
(発泡率0%)のポリエチレンとしたテンションメンバ
を用いた従来の光ファイバケーブルを作製した。その単
位当たり長さの重量は約456kg/kmであった。本
発明の光ファイバケーブルは、従来品に対して単位長さ
当たり12%の軽量化を達成することができた。。
【0031】(実施例8〜11、比較例3、4)実施例
8〜11、比較例3、4は図3に示す構造の光ファイバ
ケーブルである。外径2mmの鋼線を7本撚り合わせた
抗張力体1aの外周に表3に示す被覆層を外径が11.
5mmとなるように設け、テンションメンバ1を作製し
た。テンションメンバ1の周囲にスロットロッド8を6
本撚り合わせて配置し、その上を厚さ125μmのポリ
エチレンテレフタレート(PET)製のテープ12で1
枚巻きし、その外周に低密度ポリエチレン製のシース6
を設け、外径45mmの光ファイバケーブル23を作製
した。なお、スロットロッド8は、外径1.4mmのユ
ニットテンションメンバ4を中心として、高密度ポリエ
チレンにより形成された最外層に螺旋状に設けられた、
幅1.4mm、高さ2.5mmの光ファイバ収納用溝9
を有するものである。光ファイバ収納用溝9には幅1.
1mm、厚さ0.4mmの4心テープ状光ファイバ心線
11が5枚収納され、スロットロッド8外周は厚さ12
5μmのPETテープで1枚巻きされている。得られた
光ファイバケーブルを50mm×50mm四方で厚さ5
mmの平板2枚の間に平板同士が平行になるように挟み
込んで側圧試験機に固定した。平板間に500kgの荷
重を1.0mm/minで加え、光ファイバテープ心線
の伝送ロス増を波長1.55μm帯で測定した。伝送ロ
ス増が0.1dB/km以下であるものを○とし、伝送
ロス増が0.1dB/kmを越えるものを×とした。結
果を表4に示した。
8〜11、比較例3、4は図3に示す構造の光ファイバ
ケーブルである。外径2mmの鋼線を7本撚り合わせた
抗張力体1aの外周に表3に示す被覆層を外径が11.
5mmとなるように設け、テンションメンバ1を作製し
た。テンションメンバ1の周囲にスロットロッド8を6
本撚り合わせて配置し、その上を厚さ125μmのポリ
エチレンテレフタレート(PET)製のテープ12で1
枚巻きし、その外周に低密度ポリエチレン製のシース6
を設け、外径45mmの光ファイバケーブル23を作製
した。なお、スロットロッド8は、外径1.4mmのユ
ニットテンションメンバ4を中心として、高密度ポリエ
チレンにより形成された最外層に螺旋状に設けられた、
幅1.4mm、高さ2.5mmの光ファイバ収納用溝9
を有するものである。光ファイバ収納用溝9には幅1.
1mm、厚さ0.4mmの4心テープ状光ファイバ心線
11が5枚収納され、スロットロッド8外周は厚さ12
5μmのPETテープで1枚巻きされている。得られた
光ファイバケーブルを50mm×50mm四方で厚さ5
mmの平板2枚の間に平板同士が平行になるように挟み
込んで側圧試験機に固定した。平板間に500kgの荷
重を1.0mm/minで加え、光ファイバテープ心線
の伝送ロス増を波長1.55μm帯で測定した。伝送ロ
ス増が0.1dB/km以下であるものを○とし、伝送
ロス増が0.1dB/kmを越えるものを×とした。結
果を表4に示した。
【0032】
【表4】
【0033】表4に示すように、実施例8〜11の光フ
ァイバケーブルはそのテンションメンバの被覆層が発泡
率10〜50%、気泡径10〜400μmである発泡体
により構成されているため、側圧に対する強度が優れて
いる。それに対して、比較例3または4の光ファイバケ
ーブルは、発泡率または気泡径のいずれかが不適切であ
るために側圧に対する強度が劣るものとなっている。
ァイバケーブルはそのテンションメンバの被覆層が発泡
率10〜50%、気泡径10〜400μmである発泡体
により構成されているため、側圧に対する強度が優れて
いる。それに対して、比較例3または4の光ファイバケ
ーブルは、発泡率または気泡径のいずれかが不適切であ
るために側圧に対する強度が劣るものとなっている。
【0034】
【発明の効果】本発明の光ファイバ用テンションメンバ
は、発泡率10〜50%、気泡径10〜400μmの発
泡プラスチック被覆層を有しているため、従来のテンシ
ョンメンバに比べて可撓性が向上しかつ軽量である。こ
のテンションメンバを用いた光ファイバケーブルは、同
サイズの従来のケーブルにくらべて軽量でかつ可撓性に
優れているため、ケーブル布設工事の作業性を向上させ
ることができる。さらにこの効果は光ファイバケーブル
を構成する光ファイバの多心化にともなってケーブルの
外径、重量が増大すればするほど大きい。
は、発泡率10〜50%、気泡径10〜400μmの発
泡プラスチック被覆層を有しているため、従来のテンシ
ョンメンバに比べて可撓性が向上しかつ軽量である。こ
のテンションメンバを用いた光ファイバケーブルは、同
サイズの従来のケーブルにくらべて軽量でかつ可撓性に
優れているため、ケーブル布設工事の作業性を向上させ
ることができる。さらにこの効果は光ファイバケーブル
を構成する光ファイバの多心化にともなってケーブルの
外径、重量が増大すればするほど大きい。
【図1】本発明の心線またはファイバユニット集合ケー
ブル(6心)の断面概略図である。
ブル(6心)の断面概略図である。
【図2】本発明の心線またはファイバユニット集合ケー
ブル(10心)の断面概略図である。
ブル(10心)の断面概略図である。
【図3】本発明のマルチスロットケーブルの断面概略図
である。
である。
【図4】本発明のテンションメンバ埋め込み型ケーブル
の断面概略図である。
の断面概略図である。
【図5】従来の心線またはファイバユニット集合ケーブ
ル(6心)の断面概略図である。
ル(6心)の断面概略図である。
【図6】気泡径の測定方法を説明する概略図である。
1 テンションメンバ 1a 抗張力体 1b 発泡プラスチック被覆層 10 テンションメンバ 10a 抗張力体 10b 被覆層 3 光ファイバ心線または光ファイバユニット 4 ユニットテンションメンバ 5 光ファイバ心線 6 シース 7 介在 8 スロットロッド 9 光ファイバ収納用溝 14 光ファイバ心線 11 テープ状光ファイバ心線 12 押さえ巻きテープ 13 ジェリー 21、22、23、24、25 光ファイバケーブル 30 気泡
Claims (2)
- 【請求項1】 抗張力体の外周に設けた発泡率10〜5
0%、気泡径10〜400μmの発泡プラスチック被覆
層を有する光ファイバケーブル用テンションメンバ。 - 【請求項2】 請求項1記載のテンションメンバを用い
た光ファイバケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9172691A JPH1123925A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 光ファイバケーブル用テンションメンバおよびこれを用いた光ファイバケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9172691A JPH1123925A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 光ファイバケーブル用テンションメンバおよびこれを用いた光ファイバケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1123925A true JPH1123925A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=15946575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9172691A Pending JPH1123925A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 光ファイバケーブル用テンションメンバおよびこれを用いた光ファイバケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1123925A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030083859A (ko) * | 2002-04-22 | 2003-11-01 | 삼성전자주식회사 | 중심 인장재를 구비한 광섬유 케이블 |
US7171087B2 (en) | 2004-03-29 | 2007-01-30 | Hitachi Cable, Ltd. | Optical fiber cable |
JP2013054219A (ja) * | 2011-09-05 | 2013-03-21 | Fujikura Ltd | ルースチューブ型光ファイバケーブル |
WO2016067611A1 (ja) * | 2014-10-31 | 2016-05-06 | 三菱電線工業株式会社 | 光ファイバケーブルの設計方法及び光ファイバケーブル |
JP2023109266A (ja) * | 2022-01-27 | 2023-08-08 | 古河電気工業株式会社 | 光ファイバケーブル |
-
1997
- 1997-06-30 JP JP9172691A patent/JPH1123925A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030083859A (ko) * | 2002-04-22 | 2003-11-01 | 삼성전자주식회사 | 중심 인장재를 구비한 광섬유 케이블 |
US7171087B2 (en) | 2004-03-29 | 2007-01-30 | Hitachi Cable, Ltd. | Optical fiber cable |
JP2013054219A (ja) * | 2011-09-05 | 2013-03-21 | Fujikura Ltd | ルースチューブ型光ファイバケーブル |
WO2016067611A1 (ja) * | 2014-10-31 | 2016-05-06 | 三菱電線工業株式会社 | 光ファイバケーブルの設計方法及び光ファイバケーブル |
JPWO2016067611A1 (ja) * | 2014-10-31 | 2017-06-01 | 三菱電線工業株式会社 | 光ファイバケーブルの設計方法及び光ファイバケーブル |
JP2023109266A (ja) * | 2022-01-27 | 2023-08-08 | 古河電気工業株式会社 | 光ファイバケーブル |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20031201 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040224 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041126 |