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JPH11227456A - ドアトリム - Google Patents

ドアトリム

Info

Publication number
JPH11227456A
JPH11227456A JP4883498A JP4883498A JPH11227456A JP H11227456 A JPH11227456 A JP H11227456A JP 4883498 A JP4883498 A JP 4883498A JP 4883498 A JP4883498 A JP 4883498A JP H11227456 A JPH11227456 A JP H11227456A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
door trim
reinforcing member
hanging
upper edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4883498A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahito Takahashi
政仁 高橋
Kazuo Araki
和男 荒木
Norihiro Oshima
規弘 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meiwa Gravure Co Ltd
Isuzu Motors Ltd
Shigeru Co Ltd
Original Assignee
Meiwa Gravure Co Ltd
Isuzu Motors Ltd
Shigeru Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meiwa Gravure Co Ltd, Isuzu Motors Ltd, Shigeru Co Ltd filed Critical Meiwa Gravure Co Ltd
Priority to JP4883498A priority Critical patent/JPH11227456A/ja
Publication of JPH11227456A publication Critical patent/JPH11227456A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドアトリム本体とウェザーストリップ取付座
との接合部分が自動車室内に露出しないようにして、美
観向上を図る。 【解決手段】 ドアトリム10の本体11の上縁部に外
側へ張り出す張出部12を設け、この張出部12の先端
に下方へ垂れ下がる垂下部13を設ける。また、本体1
1の上縁部の内側面にアッパーリンフォース20を当て
がう。このアッパーリンフォース20は本体11の上縁
部に当てがわれる当て部21と、垂下部13の下端面1
3aから下方へ延長される延長部22とを備えている。
この延長部22の外側面22aにウェザーストリップS
を取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のドアトリ
ムに関するものであり、特に、真空成形にて製造される
ドアトリムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5にしたがって、従来のドアトリム1
を説明する。同図に示すように、ドアトリム1は、真空
成形でできた本体2と、長板状鋼板からなる補強部材3
とを備えている。本体2の上縁部には、外側(図におい
て左)へほぼ水平に張り出す張出部2Aが設けられてい
る。この張出部2Aの先端面2aに、補強部材3が横か
ら当てがわれて接着固定されている。この補強部材3の
上端面3aは、張出部2Aの上面2bの先端縁と面一を
なしている。
【0003】補強部材3の外側面3bは、ウェザースト
リップSのための取付座として用いられる。なお、ウェ
ザーストリップSは、雨水などがドアトリム1とドアウ
ィンドーWとの隙間から侵入してこないようにシールし
たり、ドアウィンドーWの振動を防止したりするための
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のドアトリム1
は、補強部材3の上端面3aや、この補強部材3と本体
2との接合部分が筋状になって露出し、美観を損ねると
いう問題があった。
【0005】一方、図5において仮想線で示すように、
張出部2Aの下面2cの先端縁に、下方から補強部材3
の上端面3aを当てがって接合し、張出部2Aの先端面
2aと補強部材3の外側面3bとが面一をなすようにす
れば、補強部材3の上端面3aや、本体2と補強部材3
との接合部分が露出することはない。しかし、その場合
には、張出部2Aの先端面2aが車外からドア越しに見
える状態になる。この張出部2Aの先端面2aは、本体
2の真空成形後の切断面に当たるため、粗さが目立ち質
感に欠ける。したがって、この場合も美観上好ましくな
い。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、ドアトリム本体と、この本
体の上縁部に設けられた補強部材とを備えたドアトリム
において、上記本体の上縁部は、外側に張り出す張出部
と、この張出部の先端から下方に垂れ下がる垂下部とを
有し、上記補強部材は、上記張出部の下面および垂下部
の内側面に対応した外形を有して上記本体の上縁部に当
てがわれる当て部と、上記本体の垂下部の下縁より下方
へ延びる延長部とを有し、この延長部の外側面が、ウェ
ザーストリップ取付座となることを特徴とする。
【0007】ここで、上記補強部材の当て部の外側面と
延長部の外側面との境に、段差を形成して、この段差に
上記本体の垂下部の下縁が当たるようにするのが望まし
い。また、上記本体の垂下部の外側面と補強部材の延長
部の外側面とが、面一をなすようにするのが望ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1乃至図4に従って詳述する。図1は、ドアトリム10
を示したものである。このドアトリム10は、大略四角
形の平板状をした本体11と、この本体11裏面の上縁
部に取り付けられたアッパーリンフォース20(補強部
材)と、この上縁部を除く本体11裏面の各縁部、すな
わち、前縁部(同図において左)、後縁部(同図におい
て右)、および下縁部にそれぞれ取り付けられたリンフ
ォース30とから構成されている。これら本体11、ア
ッパーリンフォース20、およびリンフォース30は、
いずれも肉厚3mm程度のポリプロピレンシートからな
る真空成形品である。
【0009】リンフォース30には、その長手方向に適
宜な間隔をおいてクリップ座31が配置されている。ク
リップ座31にはクリップ(図示しない)が係合され、
このクリップによってドアトリム10が、自動車のドア
フレーム(図示しない)に取り付けられることとなる。
【0010】図2に示すように、本体11の上縁部に
は、丸みを帯びつつ、外側(同図において、左)へ張り
出す張出部12が設けられ、この張出部12の先端に
は、下方へ垂れ下がる垂下部13が設けられている。こ
の垂下部13の垂下量hは、5mm程度である。
【0011】垂下部13は、本体11を真空成形後、離
型する際のアンダーカットになる。すなわち、図3に示
すように、金型90で本体11を真空成形する場合、張
出部12のための型部分91の上縁部に、内側(同図に
おいて左)へ向けて張出片92を設け、この張出片92
によって垂下部13を形成することとなる。そのため、
金型90から本体11を上方(矢印方向)へ引き上げて
離型する際、垂下部13が張出片92にひっかかり、ア
ンダーカットになる。
【0012】一般に真空成形品においてアンダーカット
がある場合には、その部分の金型をスライドさせて退避
させたり、取り外したりすることができるようにしなけ
れば、離型することができない。このため、金型の構成
が複雑化して製造コストが上昇することになる。
【0013】しかし、垂下部13の垂下量hは、本体1
1の大きさに比べると非常に小さく(前述したように、
h≒5mmであるのに対し、本体11の外寸は一般に数
十cm〜1m角である。)、しかも、垂下部13は本体
11の端に設けられているので、本体11を僅かにたわ
ませるなどすれば、垂下部13を容易に無理抜きするこ
とができる。
【0014】このため、張出片91を金型90の本体部
分(図3において、金型90から張出片91を除いた部
分)と一体構成にすることができる。すなわち、離型時
に張出片91を金型90の本体部分に対してスライドさ
せたり、取り外したりすることができるように構成する
必要がない。したがって、ドアトリム10の製造コスト
が上昇することもない。
【0015】なお、離型後の成形済みシートから本体1
1を切り離すこととなる。これにより、垂下部13の下
端面13a(下縁)は切断面となる。
【0016】図1に示すように、アッパーリンフォース
20は、張出部12のほぼ全長に行きわたる細長部材で
ある。また図2に示すように、アッパーリンフォース2
0は、当て部21と、延長部22とを有している。当て
部21は、本体11の室内側の平坦な壁の上方部分に当
てがわれる当て部分21aと、張出部12の下面に当て
がわれる当て部分21bと、垂下部13の内側面13b
に当てがわれる当て部分21cとから構成されている。
延長部22は、当て部分21cよりも外側に位置して鉛
直下方へ延びており、当て部21と延長部22との境に
は段差23が形成されている。
【0017】当て部21を本体11の上縁部に当てがう
と、段差23が垂下部13の下端面13aに当たり、こ
の垂下部13の下端面13aから、延長部22が下方へ
延びることとなる。また、垂下部13の外側面13c
と、延長部22の外側面22aとが、面一をなすことと
なる。
【0018】アッパーリンフォース20は、オレフィン
系のホットメルト形接着剤で本体11に接着固定され
る。すなわち、加熱したホットメルト形接着剤を、本体
11の上縁部および垂下部13の下端面13aに塗布す
るか、またはアッパーリンフォース20の当て部21の
外側面および段差23に塗布した後、アッパーリンフォ
ース20を本体11の上縁部に当てがい、ホットメルト
形接着剤を冷却硬化させる。
【0019】このドアトリム10をドアフレームに取り
付ける際は、それに先立ち、アッパーリンフォース20
の延長部22の外側面22aにウェザーストリップSを
貼り付ける。なお、垂下部13の外側面13cと延長部
22の外側面22aとは、面一をなしているので、ウェ
ザーストリップSを垂下部13の外側面13cと延長部
22の外側面22aとにわたって貼り付けることもでき
る。そして、前記リンフォース30のクリップ座31に
係合したクリップによってドアトリム10をドアフレー
ムに取り付ける。すると、アッパーリンフォース20が
垂下部13で覆い隠されてドア内部に完全に隠れること
となり、ウェザーストリップ取付座である延長部22と
垂下部13との接合部分や、切断面である垂下部13の
下端面13aが、自動車室内(図2において右側)に露
出したり、車外(図2において左側)からドア越しに見
えることはない。かくして、自動車室内外の美観の向上
を図ることができる。なお、図2において、符号Wはド
アウィンドーである。
【0020】本発明に係るドアトリム10によれば、こ
のような美観向上の他に、以下の構造的メリットをも派
生することとなる。すなわち、図5に示す従来のドアト
リム1では、張出部2Aの先端面2aでのみ補強部材3
を接着固定していたが、当該ドアトリム10では、本体
11の室内側の平坦な壁の上方部分から張出部12の下
面および垂下部13の内側面13bへ至る広い範囲にわ
たってアッパーリンフォース20(補強部材)を接着固
定してあるので、接合力が従来よりも向上することにな
る。また、張出部12全体にわたってアッパーリンフォ
ース20が当てがわれているので、張出部12の強度が
高まり、張出部12のそりやねじれなどの変形を防止で
きることにもなる。さらに、垂下部13はリブとしての
作用も奏するので、補強効果をより一層向上させること
ができる。加えて、本体11、アッパーリンフォース2
0、およびリンフォース30は、いずれもオレフィン系
のポリプロピレンを素材にしているので、リサイクルが
容易で、資源の有効利用を図ることができる。
【0021】図4は、本発明に係る他の実施の形態を示
したものである。この実施の形態では、アッパーリンフ
ォース40の構造が前述の実施形態と異なり、他の構成
については前述の実施形態と同じであるので、図におい
て同一符号を付すことにして、その説明を省略する。ア
ッパーリンフォース40は、上記アッパーリンフォース
20の当て部21と同様の当て部42を有しているが、
当て部42と延長部43との境に段差は設けられていな
い。この延長部43の外側面43aにウェザーストリッ
プSが貼り付けられている。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜3記載
の発明によれば、本体と補強部材との接合部分が外部か
ら見えなくなるので、自動車室内外の美観の向上を図る
ことができる。
【0023】これに加えて、請求項2記載の発明によれ
ば、本体と補強部材との接合力を高めることができる。
また、請求項3記載の発明によれば、垂下部と補強部材
との外側面どうしが一平面上に揃うことによって、ウェ
ザーストリップ取付座周辺の美観が向上するとともに、
ウェザーストリップを垂下部に寄せて取り付けることも
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るドアトリムの平面図
である。
【図2】図1のA−A線端面図である。
【図3】図2の部分についてのトリム本体と金型との組
み状態を示す断面図である。
【図4】本発明の他の実施の形態に係るドアトリムの図
2相当図である。
【図5】従来のドアトリムの図2相当図である。
【符号の説明】
10,30 ドアトリム 11 本体 12 張出部 13 垂下部 20,40 アッパーリンフォース(補強部材) 21,42 当て部 22,43 延長部 23 段差
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒木 和男 群馬県邑楽群邑楽町大字中野607−4 (72)発明者 大島 規弘 大阪府東大阪市柏田東町12−28

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアトリム本体と、この本体の上縁部に
    設けられた補強部材とを備えたドアトリムにおいて、 上記本体の上縁部は、外側に張り出す張出部と、この張
    出部の先端から下方に垂れ下がる垂下部とを有し、 上記補強部材は、上記張出部の下面および垂下部の内側
    面に対応した外形を有して上記本体の上縁部に当てがわ
    れる当て部と、上記本体の垂下部の下縁より下方へ延び
    る延長部とを有し、この延長部の外側面が、ウェザース
    トリップ取付座となることを特徴とするドアトリム。
  2. 【請求項2】 上記補強部材の当て部の外側面と延長部
    の外側面との境には、段差が形成されており、この段差
    に上記本体の垂下部の下縁が当たることを特徴とする請
    求項1記載のドアトリム。
  3. 【請求項3】 上記本体の垂下部の外側面と補強部材の
    延長部の外側面とが、面一をなしていることを特徴とす
    る請求項2記載のドアトリム。
JP4883498A 1998-02-13 1998-02-13 ドアトリム Pending JPH11227456A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4883498A JPH11227456A (ja) 1998-02-13 1998-02-13 ドアトリム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4883498A JPH11227456A (ja) 1998-02-13 1998-02-13 ドアトリム

Publications (1)

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JPH11227456A true JPH11227456A (ja) 1999-08-24

Family

ID=12814282

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4883498A Pending JPH11227456A (ja) 1998-02-13 1998-02-13 ドアトリム

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JP (1) JPH11227456A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004067305A1 (de) * 2003-01-27 2004-08-12 Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kg, Coburg Kraftfahrzeugtür

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004067305A1 (de) * 2003-01-27 2004-08-12 Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kg, Coburg Kraftfahrzeugtür

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