JPH1122730A - 磁気軸受および磁気軸受ユニット - Google Patents
磁気軸受および磁気軸受ユニットInfo
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- JPH1122730A JPH1122730A JP17962597A JP17962597A JPH1122730A JP H1122730 A JPH1122730 A JP H1122730A JP 17962597 A JP17962597 A JP 17962597A JP 17962597 A JP17962597 A JP 17962597A JP H1122730 A JPH1122730 A JP H1122730A
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Abstract
向の両側から回転体1のターゲット4を挟むように配置
された1対の電磁石5、6と、回転体1の制御軸方向の
変位を検出する変位検出装置7と、回転体1を中立位置
に支持するために各電磁石5、6に一定の定常電流と回
転体1の変位によって変化する制御電流とからなる励磁
電流を供給する電磁石制御装置8とを備えている。電磁
石制御装置8が、1対の電磁石5、6の両方の定常電流
をともに0として、回転体1に作用する重力の制御軸方
向の成分と1対の電磁石5、6の定常電流による磁気吸
引力が釣合うようにする。
Description
ホイール式電力貯蔵装置などに使用される磁気軸受ユニ
ットおよび磁気軸受ユニットを構成する磁気軸受に関す
る。
力貯蔵装置として、鉛直状の回転体を1組のアキシアル
磁気軸受ユニットと2組のラジアル磁気軸受ユニットで
非接触支持するものが知られている。また、電力貯蔵装
置には、電力貯蔵時には電動機として電力取出し時には
発電機として機能する発電兼用電動機が設けられてお
り、電力貯蔵時には、回転体は、上記の磁気軸受ユニッ
トで非接触支持された状態で、電動機により高速回転さ
せられる。
軸方向の1箇所を鉛直なアキシアル制御軸(軸方向の制
御軸)方向の中立位置に非接触支持するものである。ラ
ジアル磁気軸受ユニットは、回転体の軸方向の2箇所に
おいて、それぞれ、アキシアル制御軸と直交するととも
に互いに直交する2つの水平なラジアル制御軸(径方向
の制御軸)方向の中立位置に回転体を非接触支持するも
のである。
Z軸、ラジアル制御軸の一方をX軸、他方をY軸という
ことにする。
鉛直なZ軸方向に非接触支持する1組のアキシアル磁気
軸受(Z軸磁気軸受)から構成されている。アキシアル
磁気軸受は、回転体の被支持部分であるフランジ部をZ
軸方向の両側から挟むように配置された上下1対の電磁
石(Z軸電磁石)と、回転体の中立位置からのZ軸方向
の変位(以下単に「Z軸変位」という)を検出する変位
検出装置(Z軸変位検出装置)と、回転体のZ軸変位に
基づいて各電磁石に励磁電流を供給する電磁石制御装置
(Z軸電磁石制御装置)とを備えている。各電磁石に供
給される励磁電流は、定常電流と制御電流を合わせたも
のである。1対の電磁石の定常電流は互いに等しく、か
つ回転体のZ軸変位にかかわらず一定である。制御電流
は回転体のZ軸変位に応じて変化し、1対の電磁石につ
いて、常に、制御電流の絶対値は互いに等しく、符号は
反対である。すなわち、一方の電磁石の制御電流が正の
値であるときは、他方の電磁石の制御電流はそれと絶対
値の等しい負の値である。回転体は鉛直に配置されてい
るため、その重量はアキシアル磁気軸受によって支持さ
れる。このため、上側(Z軸正(+)側)の第1Z軸電
磁石による上向きの磁気吸引力が、下側(Z軸負(−)
側)の第2Z軸電磁石のそれより回転体の重量分だけ大
きくなっている。つまり、常に、第1Z軸電磁石の制御
電流は正の値で、第2Z軸電磁石の制御電流は負の値に
なっている。
水平なX軸方向に非接触支持する1組のラジアル磁気軸
受(X軸磁気軸受)と、回転体を水平なY軸方向に非接
触支持する1組のラジアル磁気軸受(Y軸磁気軸受)と
から構成されている。
た被支持部分であるターゲットをX軸方向の両側から挟
むように配置された1対の電磁石(X軸電磁石)と、回
転体の中立位置からのX軸方向の変位(以下単に「X軸
変位」という)を検出する変位検出装置(X軸変位検出
装置)と、回転体のX軸変位に基づいて各電磁石に励磁
電流を供給する電磁石制御装置(X軸電磁石制御装置)
とを備えている。各電磁石に供給される励磁電流は、Z
軸磁気軸受の場合と同様、定常電流と制御電流を合わせ
たものである。回転体は鉛直に配置されているため、回
転体には、水平なX軸方向には1対のX軸電磁石による
磁気吸引力しか作用しない。このため、回転体がX軸方
向の中立位置にあるときは、各電磁石の制御電流は0で
あり、回転体が中立位置よりX軸負側に変位すると、X
軸正側の第1X軸電磁石の制御電流は正の値で、X軸負
側の第2X軸電磁石の制御電流はそれと絶対値の等しい
負の値となり、回転体が中立位置よりX軸正側に変位す
ると、X軸負側の第2X軸電磁石の制御電流は正の値
で、X軸正側の第1X軸電磁石の制御電流はそれと絶対
値の等しい負の値となる。
う点を除いて、X軸磁気軸受と同じ構成を有し、1対の
Y軸電磁石と、Y軸変位検出装置と、Y軸電磁石制御装
置を備えている。
回転体の変位に対応する電磁石の磁気吸引力を求め、こ
れに比例する信号を制御電流信号として電磁石に供給し
ている。また、各磁気軸受において、1対の電磁石にバ
イアス電流として常に一定の定常電流を供給しているの
は、電磁石における制御電流と磁気吸引力との関係を線
形化するためである。図9は、X軸磁気軸受における電
磁石の制御電流と磁気吸引力との関係を表わすグラフで
ある。
ける電磁石の制御電流と磁気吸引力との関係について説
明する。
流I1 を示し、右側が正、左側が負である。第2電磁石
の制御電流I2 は第1電磁石のそれと絶対値が等しくて
符号が逆であるから、第2電磁石の制御電流I2 につい
ては、横軸の左側が正、右側が負である。縦軸は電磁石
による磁気吸引力Fを示し、上側が正、下側が負であ
る。F1 は第1電磁石の磁気吸引力、F2 は第2電磁石
の磁気吸引力、Ft は2つの電磁石の磁気吸引力を合わ
せた電磁石全体の磁気吸引力を表わしている。磁気吸引
力は、X軸の正側向きを正、負側向きを負としている。
したがって、第1電磁石の磁気吸引力は正、第2電磁石
の磁気吸引力は負となる。各電磁石に供給される定常電
流をIo とすると、第1電磁石については、制御電流I
1 が(−Io )のときに磁気吸引力F1 が0であり、制
御電流I1 が増加するにつれて磁気吸引力F1 は二次関
数的に増加する。第2電磁石については、制御電流I2
が(−Io )(第1電磁石の制御電流I1 がIo )のと
きに磁気吸引力F2 が0であり、制御電流I2 が増加
(第1電磁石の制御電流I1 が減少)するにつれて磁気
吸引力F2 の絶対値は二次関数的に増加する。制御電流
I1 、I2 が0のとき、第1電磁石の磁気吸引力はFo
、第2電磁石の磁気吸引力は(−Fo )であり、電磁
石全体の磁気吸引力は0となる。そして、電磁石全体の
磁気吸引力Ft は、原点(O) を通り第1電磁石の制御電
流I1 の増加に伴って増加する直線となる。すなわち、
制御電流I1 と全体の磁気吸引力Ft は比例する。
に対応する電磁石全体の磁気吸引力Fを求め、この磁気
吸引力Fに対応する第1電磁石の制御電流I1 を求め、
I1に対応する制御電流信号を第1電磁石に、(−I1
)に対応する制御電流信号を第2電磁石にそれぞれ出
力する。X軸変位に対応する電磁石全体の磁気吸引力F
は、公知のPID制御回路などにより簡単に求めること
ができる。また、前述のように第1電磁石の制御電流I
1 と電磁石全体の磁気吸引力Ft とは比例するので、電
磁石全体の磁気吸引力Fが求まれば、上記の比例関係か
ら、容易に第1電磁石の制御電流I1 を求めることがで
きる。
の負側に微小変位した場合、変位検出装置により変位が
検出され、回転体を中立位置に戻すように各電磁石に励
磁電流が供給される。図9に示すように、第1電磁石に
は、定常電流Io と正の値の制御電流Ia を合わせた励
磁電流(Io +Ia )が供給され、これに対応するX軸
正側向きの磁気吸引力F1aが第1電磁石に発生する。ま
た、第2電磁石には、定常電流Io と負の値の制御電流
(−Ia )を合わせた励磁電流(Io −Ia )が供給さ
れ、これに対応するX軸負側向きの磁気吸引力(−F2
a)が第2電磁石に発生する。第1電磁石の磁気吸引力
F1aの絶対値は第2電磁石の磁気吸引力(−F2a)の絶
対値より大きく、両者を合わせた電磁石全体の磁気吸引
力Fa は正の値となり、回転体はX軸の正側すなわち変
位が小さくなる側に吸引される。
小変位した場合は、上記とは逆に、電磁石全体の磁気吸
引力は負の値となり、第1電磁石にはこの磁気吸引力に
比例する負の値の制御電流が供給され、第2電磁石には
これと絶対値が等しい正の値の制御電流が供給される。
の変位にかかわらず、1対の電磁石に常に定常電流が供
給されているため、電磁石による消費電力が大きく、し
たがって、磁気軸受、磁気軸受ユニットおよびこれを用
いた装置の消費電力が大きいという問題がある。
は、従来、回転体の周方向にのびる連結部の両端に径方
向内側に突出した磁極部が形成された略馬蹄形のコアに
コイルが巻かれたヘテロポーラ型と呼ばれるものが使用
されている。このようなヘテロポーラ型の電磁石の場
合、両端の磁極部は互いに逆の極性に励磁されるため、
2対の電磁石を備えた磁気軸受ユニット全体で見ると、
回転体の回転方向に逆の極性の磁極部が4つずつ並ぶこ
とになる。このため、回転体の周囲の回転方向の磁束の
変化が大きく、回転により回転体のターゲットの表面に
渦電流が発生し、それによる回転損失が大きい。したが
って、その分、電動機の消費電力が大きくなり、やは
り、磁気軸受あるいは磁気軸受ユニットを用いた装置の
消費電力が大きいという問題がある。
は、回転体が水平に配置されるものや斜めに配置される
ものもあるが、そのような場合にも、上記と同様の問題
がある。
省電力化が可能な磁気軸受および磁気軸受ユニットを提
供することにある。
1の磁気軸受は、回転体を1つの制御軸方向に非接触支
持するための磁気軸受であって、回転体を磁気吸引力に
よって前記制御軸方向の所定の中立位置に非接触支持す
るために前記制御軸方向の両側から前記回転体の被支持
部分を挟むように配置された1対の電磁石と、前記回転
体の前記中立位置からの前記制御軸方向の変位を検出す
る変位検出手段と、前記回転体を前記中立位置に支持す
るために前記各電磁石に一定の定常電流と前記回転体の
前記制御軸方向の変位によって変化する制御電流とから
なる励磁電流を供給する電磁石制御手段とを備えている
磁気軸受において、前記電磁石制御手段が、前記1対の
電磁石の両方の定常電流をともに0とするか、あるいは
一方にのみ一定の定常電流を供給して、前記回転体に作
用する重力の前記制御軸方向の成分と前記1対の電磁石
の定常電流による磁気吸引力が釣合うようにするもので
あることを特徴とするものである。
は、1対の電磁石の両方の定常電流をともに0として、
1対の電磁石の定常電流による磁気吸引力を0とする。
つまり、磁気軸受は、1対の電磁石に従来は常に供給さ
れていた定常電流を0にしたものである。この場合、制
御軸が水平であるから、回転体に作用する重力の制御軸
方向の成分は0であり、1対の電磁石の両方の定常電流
を0とすることにより、重力の制御軸方向の成分(=
0)と1対の電磁石の定常電流による磁気吸引力(=
0)とを釣合わせることができる。そして、回転体の変
位が0のときは、いずれの電磁石の励磁電流も0であ
り、回転体に変位が生じたときも、いずれか一方の電磁
石に制御電流のみからなる励磁電流が供給されるだけで
ある。このため、1対の電磁石の励磁電流を合わせた磁
気軸受全体の電磁石の消費電流が、従来のものに比べて
かなり小さくなる。
あるか傾いている場合、1対の電磁石のうち、上側にあ
る電磁石にのみ回転体に作用する重力の制御軸方向の成
分と釣合う磁気吸引力を発生させるのに必要な最小限の
一定の定常電流を供給するとともに、下側にある電磁石
の定常電流を0とし、重力の制御軸方向の成分と1対の
電磁石の定常電流による磁気吸引力とを釣合わせる。こ
の場合も、一方の電磁石にのみ必要最小限の定常電流を
供給すればよく、1対の電磁石の励磁電流を合わせた磁
気軸受全体の電磁石の消費電流が、従来のものに比べて
かなり小さくなる。
ば、1対の電磁石に供給する定常電流を0にするか、あ
るいは必要最小限にすることができ、磁気軸受全体の電
磁石の消費電流を従来のものに比べてかなり小さくする
ことができる。したがって、磁気軸受、これを用いた磁
気軸受ユニット、およびこれを用いたたとえばフライホ
イール式電力貯蔵装置などの装置の省電力化が可能であ
る。
受において、前記制御軸が水平な制御軸であり、前記電
磁石制御手段が、前記1対の電磁石の両方の電磁石の定
常電流をともに0とするものである。つまり、請求項2
の磁気軸受は、回転体を1つの水平制御軸方向に非接触
支持するための磁気軸受であって、回転体を磁気吸引力
によって前記制御軸方向の所定の中立位置に非接触支持
するために前記制御軸方向の両側から前記回転体の被支
持部分を挟むように配置された1対の電磁石と、前記回
転体の前記中立位置からの前記制御軸方向の変位を検出
する変位検出手段と、前記回転体を前記中立位置に支持
するために前記各電磁石に一定の定常電流と前記回転体
の前記制御軸方向の変位によって変化する制御電流とか
らなる励磁電流を供給する電磁石制御手段とを備えてい
る磁気軸受において、前記電磁石制御手段が、前記1対
の電磁石の両方の定常電流をともに0として、前記回転
体に作用する重力の前記制御軸方向の成分と前記1対の
電磁石の定常電流による磁気吸引力が釣合うようにする
ものである。さらに言替えれば、請求項2の磁気軸受
は、1対の電磁石に従来は常に供給されていた定常電流
を0にしたものである。
であるから、回転体に作用する重力の制御軸方向の成分
は0であり、1対の電磁石の両方の定常電流を0とする
ことにより、重力の制御軸方向の成分(=0)と1対の
電磁石の定常電流による磁気吸引力(=0)とを釣合わ
せることができる。そして、回転体の変位が0のとき
は、いずれの電磁石の励磁電流も0であり、回転体に変
位が生じたときも、いずれか一方の電磁石に制御電流の
みからなる励磁電流が供給されるだけである。このた
め、1対の電磁石の励磁電流を合わせた磁気軸受全体の
電磁石の消費電流が、従来のものに比べてかなり小さく
なる。
受において、前記制御軸が水平でない制御軸であり、前
記電磁石制御手段が、前記1対の電磁石のうち上側にあ
るものにのみ一定の定常電流を供給するものである。つ
まり、請求項3の磁気軸受は、回転体を1つの水平でな
い制御軸方向に非接触支持するための磁気軸受であっ
て、回転体を磁気吸引力によって前記制御軸方向の所定
の中立位置に非接触支持するために前記制御軸方向の両
側から前記回転体の被支持部分を挟むように配置された
1対の電磁石と、前記回転体の前記中立位置からの前記
制御軸方向の変位を検出する変位検出手段と、前記回転
体を前記中立位置に支持するために前記各電磁石に一定
の定常電流と前記回転体の前記制御軸方向の変位によっ
て変化する制御電流とからなる励磁電流を供給する電磁
石制御手段とを備えている磁気軸受において、前記電磁
石制御手段が、上側にある電磁石にのみ一定の定常電流
を供給して、前記回転体に作用する重力の前記制御軸方
向の成分と前記1対の電磁石の定常電流による磁気吸引
力が釣合うようにするものである。
一方の電磁石にのみ必要最小限の定常電流を供給すれば
よく、1対の電磁石の励磁電流を合わせた磁気軸受全体
の電磁石の消費電流が、従来のものに比べてかなり小さ
くなる。
は3の磁気軸受において、前記電磁石制御手段が、前記
回転体の前記制御軸方向の変位に対応する前記1対の電
磁石による磁気吸引力値を求めて磁気吸引力信号として
出力する磁気吸引力演算手段と、この磁気吸引力信号に
対応する前記各電磁石の制御電流値を求めて制御電流信
号として前記各電磁石に出力する制御電流補正手段とを
備えているものである。
向の変位に対応する1対の電磁石による磁気吸引力値を
求めるものであるから、従来の電磁石制御装置と同じ構
成にすることができる。1対の電磁石のうち、少なくと
も一方の定常電流は0であるから、制御電流と磁気吸引
力との関係は線形ではないが、制御電流補正手段によ
り、磁気吸引力演算手段から出力された磁気吸引力信号
に対応する各電磁石の制御電流値を求めて制御電流信号
として各電磁石に出力するので、常に、回転体の位置制
御のために必要な磁気吸引力に応じた所望の制御電流を
電磁石に供給することができる。したがって、従来の電
磁石制御装置と同じ磁気吸引力演算手段を用いて、電磁
石の制御電流を適正に制御することができる。
その回転軸心と直交するとともに互いに直交する2つの
制御軸方向に非接触支持するための磁気軸受ユニットで
あって、前記回転体を第1の制御軸方向に非接触支持す
るための第1の磁気軸受と、前記回転体を第2の制御軸
方向に非接触支持するための第2の磁気軸受とを備え、
前記各磁気軸受が、前記回転体を磁気吸引力によって前
記各制御軸方向の所定の中立位置に非接触支持するため
に前記各制御軸方向の両側から前記回転体の被支持部分
を挟むように配置された1対の電磁石と、前記回転体の
前記中立位置からの前記各制御軸方向の変位を検出する
変位検出手段と、前記回転体を前記中立位置に支持する
ために前記各電磁石に一定の定常電流と前記回転体の前
記制御軸方向の変位によって変化する制御電流とからな
る励磁電流を供給する電磁石制御手段とをそれぞれ備え
ている磁気軸受ユニットにおいて、前記各磁気軸受の前
記電磁石制御手段が、前記1対の電磁石の両方の定常電
流をともに0とするか、あるいは一方にのみ一定の定常
電流を供給して、前記回転体に作用する重力の前記各制
御軸方向の成分と前記1対の電磁石の定常電流による磁
気吸引力が釣合うようにするものであることを特徴とす
るものである。
気軸受は、請求項1の磁気軸受と同じものである。
同様、磁気軸受の制御軸が水平である場合、1対の電磁
石の定常電流を0とすることができ、磁気軸受の制御軸
が水平でない場合、一方の電磁石にのみ必要最小限の定
常電流を供給すればよい。
れば、両方の磁気軸受について、1対の電磁石の定常電
流をともに0とすることができる。
磁気軸受の制御軸が水平でない場合は、この他方の電磁
石の一方の電磁石にのみ必要最小限の定常電流を供給す
ればよい。
い場合は、両方の磁気軸受の一方の電磁石にのみ必要最
小限の定常電流を供給すればよい。
によれば、2つの磁気軸受の電磁石に供給する定常電流
を0にするか、あるいは必要最小限にすることができ、
磁気軸受ユニット全体の電磁石の消費電流を従来のもの
に比べてかなり小さくすることができる。したがって、
磁気軸受ユニット、およびこれを用いたたとえばフライ
ホイール式電力貯蔵装置などの装置の省電力化が可能で
ある。
の磁気軸受ユニットにおいて、前記回転体の回転軸心が
鉛直状をなし、前記各磁気軸受の前記電磁石制御手段
が、前記1対の電磁石の両方の定常電流をともに0とす
るものであることを特徴とするものである。つまり、請
求項6の磁気軸受ユニットは、鉛直状の回転体をその回
転軸心と直交するとともに互いに直交する2つの水平な
制御軸方向に非接触支持するための磁気軸受ユニットで
あって、前記回転体を第1の制御軸方向に非接触支持す
るための第1の磁気軸受と、前記回転体を第2の制御軸
方向に非接触支持するための第2の磁気軸受とを備え、
前記各磁気軸受が、前記回転体を磁気吸引力によって前
記各制御軸方向の所定の中立位置に非接触支持するため
に前記各制御軸方向の両側から前記回転体の被支持部分
を挟むように配置された1対の電磁石と、前記回転体の
前記中立位置からの前記各制御軸方向の変位を検出する
変位検出手段と、前記回転体を前記中立位置に支持する
ために前記各電磁石に一定の定常電流と前記回転体の前
記制御軸方向の変位によって変化する制御電流とからな
る励磁電流を供給する電磁石制御手段とをそれぞれ備え
ている磁気軸受ユニットにおいて、前記各磁気軸受の前
記電磁石制御手段が、前記1対の電磁石の両方の定常電
流をともに0として、前記回転体に作用する重力の前記
各制御軸方向の成分と前記1対の電磁石の定常電流によ
る磁気吸引力が釣合うようにするものである。さらに言
替えれば、請求項6の磁気軸受ユニットは、2つの磁気
軸受の1対の電磁石に従来は常に供給されていた定常電
流を全て0にしたものである。
軸受は、請求項2の磁気軸受と同じものである。
の場合、請求項2の磁気軸受の場合と同様、各磁気軸受
の定常電流を全て0とすることができ、磁気軸受ユニッ
ト全体の電磁石の消費電流を非常に小さくすることがで
きる。
または6の磁気軸受ユニットにおいて、前記各磁気軸受
の各電磁石が、前記回転体の回転軸心方向にのびる連結
部の両端部に前記制御軸方向の内側に突出した磁極部が
形成されたコアを備え、前記全電磁石のコアの一方の同
一端部の磁極部が同一の極性を有し、他方の同一端部の
磁極部が上記と逆の同一の極性を有するものである。
部の磁極部に面する回転体の周囲の磁束の変化が小さく
なり、したがって、回転により回転体の表面に生じる渦
電流が小さくなり、回転損失が小さくなる。他方の同一
端部の磁極部についても同様であり、磁気軸受ユニット
全体の回転損失が小さくなる。したがって、電動機の消
費電力が小さくなり、磁気軸受ユニットを用いた装置の
消費電力が小さくなる。
の発明の実施形態について説明する。
を1組のアキシアル磁気軸受ユニットと上下2組のラジ
アル磁気軸受ユニットで非接触支持する装置(たとえば
フライホイール式電力貯蔵装置)に適用した実施形態を
示している。この場合、Z軸は鉛直に、X軸およびY軸
は水平に配置される。
受ユニットの部分を示している。
をX軸方向に非接触支持するためのラジアル磁気軸受
(X軸磁気軸受)(2) と、回転体(1) をY軸方向に非接
触支持するためのラジアル磁気軸受(Y軸磁気軸受)
(3) とを備えている。
引力によってX軸方向の所定の中立位置に非接触支持す
るためにX軸方向の両側から回転体(1) の外周のターゲ
ット(被支持部分)(4) を挟むように配置された1対の
電磁石(X軸電磁石)(5)(6)と、回転体(1) の中立位置
からのX軸方向の変位を検出する変位検出手段を構成す
る変位検出装置(X軸変位検出装置)(7) と、回転体
(1) を中立位置に支持するために回転体(1) のX軸方向
の変位に基づいて各電磁石(5)(6)に励磁電流を供給する
電磁石制御手段を構成する電磁石制御装置(X軸電磁石
制御装置)(8) とを備えている。
のをX軸第1電磁石(5) 、X軸負側のものをX軸第2電
磁石(6) ということにする。各電磁石(5)(6)は、回転体
(1)の回転軸心方向(Z軸方向)にのびる連結部(9a)の
両端部にX軸方向の内側に突出した磁極部(9b)(9c)が一
体に形成されたコア(9) と、コア(9) の磁極部(9b)(9c)
に巻かれたコイル(10)とを備えている。各電磁石(5)(6)
の連結部(9a)がハウジング(11)の内周部に固定され、磁
極部(9b)(9c)が回転体(1) のターゲット(4) にX軸方向
の外側からわずかな空隙をあけて対向している。各電磁
石(5)(6)のコイル(10)は、電磁石制御装置(8) に接続さ
れている。そして、制御装置(8) からコイル(10)に供給
される励磁電流により、1対の電磁石(5)(6)の上側の磁
極部(9b)が同一の極性に励磁され、下側の磁極部(9c)が
上記と逆の同一の極性に励磁される。この例では、上側
の磁極部(9b)がN極、下側の磁極部(9c)がS極となる。
軸方向の両側から挟むように各電磁石(5)(6)のすぐ下の
ハウジング(11)の内周部に固定されて回転体(1) との間
のX軸方向の空隙の大きさを検出する1対の変位センサ
(X軸センサ)(12)(13)と、X軸第1センサ(12)の出力
からX軸第2センサ(13)の出力を減算することにより回
転体(1) のX軸方向の中立位置からの変位を求める減算
器(14)とを備えている。減算器(14)の出力は、制御装置
(8) に入力する。
常電流を0とし、回転体(1) にX軸方向の変位が生じた
ときに、いずれか一方の電磁石(5)(6)に制御電流のみか
らなる励磁電流を供給する。したがって、回転体(1) の
変位が0のときは、各電磁石(5)(6)の制御電流も0であ
り、定常電流と制御電流を合わせた各電磁石(5)(6)の励
磁電流も0である。この場合、制御軸であるX軸は水平
であるから、回転体(1) に作用する重力のX軸方向の成
分は0であり、回転体(1) が中立位置にあるとき、両方
の電磁石(5)(6)の励磁電流が0で、これらの磁気吸引力
が0であっても、回転体(1) に作用するX軸方向の力は
0で、釣合いが保たれる。そして、回転体(1) が中立位
置からX軸負側に変位したときは、X軸正側の第1電磁
石(5)にのみ変位量に応じた正の値の制御電流が供給さ
れ、この電磁石(5) の磁気吸引力により回転体(1) はX
軸正方向に吸引される。回転体(1) が中立位置からX軸
正側に変位したときは、X軸負側の第2電磁石(6) にの
み変位量に応じた正の値の制御電流が供給され、この電
磁石(6) の磁気吸引力により回転体(1) はX軸負方向に
吸引される。このように1対の電磁石(5)(6)の制御電流
が制御されることにより、回転体(1) がX軸方向の中立
位置に保持される。
ての磁気吸引力演算装置(15)、制御電流補正手段として
の制御電流補正装置(16)および各電磁石(5)(6)に対応す
る電力増幅器(17)(18)を備えている。
磁気吸引力との関係を表わすグラフである。図3におい
て、横軸の原点(O) より右側の部分は第1電磁石(5) の
制御電流I1 を示し、右側が正、左側が負である。横軸
の原点(O) より左側の部分は第2電磁石(6) の制御電流
I2 を示し、左側が正、右側が負である。縦軸は電磁石
(5)(6)による磁気吸引力Fを示し、上側が正、下側が負
である。F1 は第1電磁石(5) の磁気吸引力、F2 は第
2電磁石(6) の磁気吸引力を表わしている。Aは、従来
のように線形化された場合の2つの電磁石(5)(6)全体の
磁気吸引力(図9のFt に相当)を表わしている。制御
電流I1 、I2 は0あるいは正の値であり、一方が正の
値のとき、他方は0である。両方の電磁石(5)(6)の定常
電流が0であるから、制御電流I1 、I2 が0のとき、
電磁石(5)(6)の励磁電流は0で、磁気吸引力F1 、F2
は0である。第1電磁石(5) の磁気吸引力F1 は正の値
で、制御電流I1 の増加に伴って二次関数的に増加す
る。第1電磁石(5) の制御電流I1 が正の値であると
き、第2電磁石(6) の制御電流I2 は0で、その磁気吸
引力F2 は0であるから、第1電磁石(5) の磁気吸引力
F1 がそのまま全体の磁気吸引力となる。第2電磁石
(6) の磁気吸引力F2 は負の値で、その絶対値は制御電
流I2 の増加に伴って二次関数的に増加する。第2電磁
石(6) の制御電流I2 が正の値であるとき、第1電磁石
(5) の制御電流I1 は0で、その磁気吸引力F1 は0で
あるから、第2電磁石(6) の磁気吸引力F2 がそのまま
全体の磁気吸引力となる。補正装置(16)には、第1電磁
石(5) の制御電流I1 と磁気吸引力F1 との関係、およ
び第2電磁石(6) の制御電流I2 と磁気吸引力F2 との
関係が記憶されている。
ける電磁石(5)(6)の制御電流の制御について詳細に説明
する。
は、変位検出装置(7) で検出された回転体(1) の変位に
基づき、これに対応する1対の電磁石(5)(6)全体の磁気
吸引力値(磁気吸引力0の点からの増減値)を求め、磁
気吸引力信号として制御電流補正装置(16)に出力する。
この演算装置(15)における処理は、従来の電磁石制御装
置におけるものと同様である。制御電流補正装置(16)
は、磁気吸引力演算装置(15)からの磁気吸引力信号に基
づき、各電磁石(5)(6)に供給する制御電流値を求め、制
御電流信号として対応する増幅器(17)(18)に出力する。
各増幅器(17)(18)は、制御電流補正装置(16)からの制御
電流信号を増幅し、対応する電磁石(5)(6)に制御電流と
して供給する。
演算装置(15)で演算される電磁石(5)(6)による磁気吸引
力値は0であり、これに対応する制御電流I1 、I2 は
ともに0であるから、制御電流補正装置(16)で求められ
る各電磁石(5)(6)の制御電流値はともに0であり、補正
装置(16)から増幅器(17)(18)に出力される制御電流信号
は0である。このため、増幅器(17)(18)から各電磁石(1
7)(18)に供給される制御電流すなわち励磁電流は0で、
全体の磁気吸引力が0となり、回転体(1) に作用するX
軸方向の力が0で、回転体(1) は中立位置に保持され
る。
置(15)で演算される磁気吸引力値は正の値となる。これ
をFa とすると、補正手段(16)は、第2電磁石(6) の制
御電流値を0として、これを第2の制御電流信号として
第2増幅器(18)に出力するとともに、記憶している磁気
吸引力F1 と制御電流I1 との関係から、Fa に対応す
る第1電磁石(5) の制御電流値Ia を求めて、これを第
1の制御電流信号として第1増幅器(17)に出力する。こ
れにより、第1電磁石(5) に磁気吸引力Fa が発生し、
回転体(1) はX軸正方向に吸引される。このとき、従来
のように、線形化されたAに基づいて、Fa に比例する
値を制御電流値Ia'としたのでは、実際の磁気吸引力は
Fa'となり、所望の磁気吸引力Fa は得られない。とこ
ろが、上記のように、実際の磁気吸引力F1 に基づいて
制御電流値を求めているので、所望の磁気吸引力Fa が
得られる。
置(15)で演算される磁気吸引力値は負の値となる。これ
を(−Fb )とすると、補正手段(16)は、第1電磁石
(5) の制御電流値を0として、これを第1の制御電流信
号として第1増幅器(17)に出力するとともに、記憶して
いる磁気吸引力F2 と制御電流I2 との関係から、(−
Fb )に対応する第2電磁石(6) の制御電流値Ib を求
めて、これを第2の制御電流信号として第2増幅器(18)
に出力する。これにより、第2電磁石(6) に磁気吸引力
(−Fb )が発生し、回転体(1) はX軸負方向に吸引さ
れる。
御されることにより、回転体(1) がX軸方向の中立位置
に保持される。
0)(21)と、Y軸変位検出装置(22)と、Y軸電磁石制御装
置(23)とを備えている。
同じ構成を有し、同じ部分には同一の符号を付してい
る。1対のY軸電磁石(20)(21)の上側の磁極部(9b)は、
X軸電磁石(5)(6)の上側の磁極部(9b)と同じ極性に励磁
され、X軸電磁石(5)(6)とY軸電磁石(20)(21)の上側の
磁極部(9b)は回転体(1) のターゲット(4) の上部の軸方
向の同一位置に対向している。1対のY軸電磁石(20)(2
1)の下側の磁極部(9c)は、X軸電磁石(5)(6)の下側の磁
極部(9c)と同じ極性に励磁され、X軸電磁石(5)(6)とY
軸電磁石(20)(21)の下側の磁極部(9c)は回転体(1) のタ
ーゲット(4) の下部の軸方向の同一位置に対向してい
る。
サ(24)(25)と、減算器(26)とを備えている。Y軸センサ
(24)および減算器(26)は、X軸変位検出装置(7) におけ
るX軸センサ(12)(13)および減算器(14)と同じものであ
る。
御装置(8) と同じ構成を有する。そして、X軸磁気軸受
(2) の場合と同様、Y軸変位検出装置(22)で検出された
回転体(1) のY軸方向の変位に基づいて、各Y軸電磁石
(20)(21)の制御電流が制御されることにより、回転体
(1) がY軸方向の中立位置に非接触支持される。
(3) により、回転体(1) がX軸方向およびY軸方向の中
立位置に保持される。
気軸受ユニットも上記のラジアル磁気軸受ユニットと同
じ構成を有する。そして、これら2組のラジアル磁気軸
受ユニットにより、回転体(1) がX軸方向およびY軸方
向に非接触支持される。
分を示している。
(1) をZ軸方向に非接触支持するためのアキシアル磁気
軸受(Z軸軸受)(30)を備えている。
引力によってZ軸方向の所定の中立位置に非接触支持す
るためにZ軸方向の両側から回転体(1) のフランジ部
(被支持部分)(1a)を挟むようにハウジング(11)の内周
部に固定された1対の電磁石(Z軸電磁石)(31)(32)
と、回転体(1) の中立位置からのZ軸方向の変位を検出
する変位検出手段を構成する変位検出装置(Z軸変位検
出装置)(33)と、回転体(1) を中立位置に支持するため
に回転体(1) のZ軸方向の変位に基づいて各電磁石(31)
(32)に励磁電流を供給する電磁石制御手段を構成する電
磁石制御装置(Z軸電磁石制御装置)(34)とを備えてい
る。
軸第1電磁石(31)、Z軸負側のものをZ軸第2電磁石(3
2)ということにする。第1電磁石(31)はフランジ部(1a)
の上端面に、第2電磁石(32)はフランジ部(1a)の下端面
にそれぞれZ軸方向の両側からわずかな空隙をあけて対
向している。各電磁石(31)(32)は電磁石制御装置(34)に
接続されており、制御装置(34)から供給される励磁電流
により、各電磁石(31)(32)が励磁され、フランジ部(1a)
をZ軸方向の両側に吸引する。
端面に上から対向するようにハウジング(11)の上部内面
に固定されて回転体(1) の上端面との間のZ軸方向の空
隙の大きさを検出する変位センサ(Z軸センサ)(35)
と、Z軸センサ(35)の出力を増幅して回転体(1) のZ軸
方向の変位を求める増幅器(36)とを備えている。増幅器
(36)の出力は、制御装置(34)に入力する。
で、回転体(1) には、Z軸方向に重力が作用する。制御
装置(34)は、上側にある第1電磁石(31)にのみ一定の定
常電流を常時供給し、この定常電流による第1電磁石(3
1)の上向きの磁気吸引力と回転体(1) に作用するZ軸方
向下向きの重力とを釣合わせている。そして、回転体
(1) の変位が0のときは、各電磁石(31)(32)の制御電流
は0である。第2電磁石(32)の制御電流が0であるた
め、その励磁電流も0であり、第2電磁石(32)による磁
気吸引力は0である。また、第1電磁石(31)の制御電流
が0であるため、その励磁電流は定常電流に等しく、こ
の励磁電流による上向きの磁気吸引力と回転体(1) に作
用する磁気吸引力とが釣合っている。回転体(1) が中立
位置からZ軸負側に変位したときは、第2電磁石(32)の
制御電流は0のままであり、第1電磁石(31)に変位量に
応じた正の値の制御電流が供給される。そして、第1電
磁石(31)に供給される励磁電流は制御電流の分だけ大き
くなり、第1電磁石(31)による上向きの磁気吸引力が大
きくなって、回転体(1) は全体として上向きの力を受け
る。回転体(1) が中立位置からZ軸正側に変位したとき
は、第1電磁石(31)に変位量に応じた負の値の制御電流
が供給され、これと絶対値が等しい正の値の制御電流が
第2電磁石(32)に供給される。そして、第1電磁石(31)
に供給される励磁電流は制御電流の分だけ小さくなっ
て、第1電磁石(31)による上向きの磁気吸引力が小さく
なり、第2電磁石(32)には制御電流による下向きの磁気
吸引力が発生する。このため、電磁石(31)(32)による上
向きの吸引力が小さくなり、回転体(1)は全体として下
向きの力を受ける。このように1対の電磁石(31)(32)の
制御電流が制御されることにより、回転体(1) がZ軸方
向の中立位置に保持される。
ての磁気吸引力演算装置(37)、制御電流補正手段として
の制御電流補正装置(38)および各電磁石(31)(32)に対応
する電力増幅器(39)(40)を備えている。
と磁気吸引力との関係を表わすグラフである。図5にお
いて、横軸は第1電磁石(31)の制御電流I1 を示し、右
側が正、左側が負である。第2電磁石(32)の制御電流I
2 は正の値であって、第1電磁石(31)の負の値の制御電
流I1 と絶対値が等しいので、横軸の原点(O) より左側
の部分は第2電磁石(32)の制御電流I2 も示し、第2電
磁石(32)の制御電流I2 については、左側が正、右側が
負である。縦軸は電磁石(31)(32)による磁気吸引力Fを
示し、上側が正、下側が負である。F1 は第1電磁石(3
1)の磁気吸引力、F2 は第2電磁石(32)の磁気吸引力、
Ft は2つの電磁石(31)(32)の磁気吸引力F1 、F2 を
合わせた電磁石(31)(32)全体の磁気吸引力を表わしてい
る。第1電磁石(31)に供給される定常電流をIo とする
と、制御電流I1 が(−Io )のときに第1電磁石(31)
の磁気吸引力F1 は0である。この磁気吸引力F1 は、
制御電流I1 の増加に伴って二次関数的に増加し、制御
電流I1 が0のときFo である。第1電磁石(31)の制御
電流I1 が正である領域において、第2電磁石(32)の制
御電流I2 は0であり、第2電磁石(32)の磁気吸引力F
2 は0である。したがって、第1電磁石(31)の磁気吸引
力F1 がそのまま全体の磁気吸引力Ft となる。第1電
磁石(31)の制御電流I1 が0のとき、第2電磁石(32)の
制御電流I2は0であり、その磁気吸引力F2 は0であ
る。そして、第1電磁石(31)の制御電流I1 が負である
領域において、制御電流I1 の減少(制御電流I2 の増
加)に伴って、第2電磁石(32)の磁気吸引力の絶対値は
二次関数的に増加する。したがって、全体の磁気吸引力
Ft は、制御電流I1 が0で磁気吸引力F1 がFo の点
を通り制御電流I1 の減少に伴って減少する直線とな
る。補正装置(38)には、第1電磁石(31)の制御電流I1
と全体の磁気吸引力Ft との関係が記憶されている。
ける電磁石(31)(32)の制御電流の制御について詳細に説
明する。
は、変位検出装置(33)で検出された回転体(1) の変位に
基づき、これに対応する1対の電磁石(31)(32)全体の磁
気吸引力値(磁気吸引力Fo の点からの増減値)を求
め、磁気吸引力信号として制御電流補正装置(38)に出力
する。この演算装置(37)における処理も、従来の電磁石
制御装置におけるものと同様である。制御電流補正装置
(38)は、磁気吸引力演算装置(37)からの磁気吸引力信号
に基づき、各電磁石(31)(32)に供給する制御電流値を求
め、制御電流信号として対応する増幅器(39)(40)に出力
する。各増幅器(39)(40)は、制御電流補正装置(38)から
の制御電流信号を増幅し、対応する電磁石(31)(32)に制
御電流として供給する。
7)で演算される磁気吸引力値は0であり、これに対応す
る制御電流I1 、I2 はともに0であるから、補正装置
(38)で求められる各電磁石(31)(32)の制御電流値はとも
に0であり、補正装置(38)から増幅器(39)(40)に出力さ
れる制御電流信号は0である。このため、第1増幅器(3
9)から第1電磁石(31)に供給される励磁電流は定常電流
Io に等しく、第2増幅器(40)から第2電磁石(32)に供
給される励磁電流は0であり、全体の磁気吸引力はFo
となる。そして、この磁気吸引力Fo が回転体(1) に作
用する重力と釣合い、回転体(1) は中立位置に保持され
る。
置(37)で演算される磁気吸引力値は正の値となる。これ
をaとすると、全体の磁気吸引力はFa となり、補正手
段(38)は、第2電磁石(32)の制御電流値を0として、こ
れを第2の制御電流信号として第2増幅器(40)に出力す
るとともに、記憶している磁気吸引力Ft と制御電流I
1 との関係から、Fa に対応する第1電磁石(31)の制御
電流値Ia を求めて、これを第1の制御電流信号として
第1増幅器(39)に出力する。これにより、第1電磁石(3
1)の励磁電流が(Io +Ia )となって、電磁石(31)に
よる上向きの磁気吸引力Fa (=Fo +a)が回転体
(1) に作用する重力(=Fo )より大きくなり、回転体
(1) は全体として上向きの力を受ける。
置(15)で演算される磁気吸引力値は負の値となる。これ
を(−b)とすると、全体磁気吸引力はFb となり、補
正手段(38)は、記憶している磁気吸引力Ft と制御電流
I1 との関係から、Fb に対応する負の制御電流(−I
b )を求めて、これを第1の制御電流信号として第1増
幅器(39)に出力するとともに、これと絶対値の等しい正
の制御電流Ib に対応する制御電流信号を制御電流信号
として第2増幅器(40)に出力する。これにより、第1電
磁石(31)の励磁電流が(Io −Ib )、第2電磁石(32)
の励磁電流がIb となって、電磁石(31)(32)による上向
きの磁気吸引力Fb (=Fo −b)が回転体(1) に作用
する重力より小さくなり、回転体(1) は全体として下向
きの力を受ける。
制御されることにより、回転体(1)がZ軸方向の中立位
置に保持される。
と前述の2組のラジアル磁気軸受ユニットにより、回転
体(1) がX軸、Y軸およびZ軸方向の中立位置に非接触
支持される。図示は省略したが、装置には、回転体(1)
を高速回転させるための内蔵型電動機が設けられてお
り、回転体(1) は、上記のようにラジアル磁気軸受ユニ
ットとアキシアル磁気軸受ユニットにより非接触支持さ
れた状態で、電動機により高速回転させられる。上記の
ラジアル磁気軸受ユニットの場合、ターゲット(4) の上
部の軸方向の同一位置に対向するX軸電磁石(5)(6)およ
びY軸電磁石(20)(21)の上側の磁極部(9b)が同じ極性を
有し、ターゲット(4) の下部の軸方向の同一位置に対向
するX軸電磁石(5)(6)およびY軸電磁石(20)(21)の下側
の磁極部(9c)が同じ極性を有するので、上側の磁極部(9
b)に面するターゲット(4) の周囲の磁束の変化、および
下側の磁極部(9c)に面するターゲット(4) の周囲の磁束
の変化がともに小さくなる。このため、回転体(1) の回
転によりターゲットの表面に生じる渦電流が小さくな
り、回転損失が小さくなる。したがって、ラジアル磁気
軸受ユニット全体の回転損失が小さくなって、電動機の
消費電力が小さくなり、装置全体の消費電力も小さくな
る。
を1組のアキシアル磁気軸受ユニットと2組のラジアル
磁気軸受ユニットで非接触支持する装置に適用した実施
形態を示している。この場合、Z軸は水平に配置され、
X軸およびY軸については、一方が水平に配置されて他
方が鉛直に配置される場合と、両方が斜めに配置される
場合とがある。
受ユニットの部分の1例をそれぞれ示している。
に配置される場合を示し、図1および図2のものに相当
する部分には同一の符号を付している。
(1) に作用する重力のX軸方向の成分は0である。した
がって、X軸磁気軸受(2) における電磁石制御装置(50)
は、図1の電磁石制御装置(8) と同じ構成を有する。す
なわち、制御装置(50)は、両方の電磁石(5)(6)の定常電
流を0とし、回転体(1) にX軸負方向の変位が生じたと
きに、第1電磁石(5) にのみ制御電流のみからなる励磁
電流を供給し、回転体(1) にX軸正方向の変位が生じた
ときに、第2電磁石(6) にのみ制御電流のみからなる励
磁電流を供給する。
軸方向に重力が作用する。したがって、Y軸磁気軸受
(3) における電磁石制御装置(51)は、図4の電磁石制御
装置(34)と同じ構成を有する。すなわち、制御装置(51)
は、上側にある第1電磁石(20)にのみ一定の定常電流を
常時供給して、この定常電流による第1電磁石(20)の上
向きの磁気吸引力と回転体(1) に作用するY軸方向下向
きの重力とを釣合わせ、回転体(1) にY軸負方向の変位
が生じたときに、第1電磁石(20)にのみ正の制御電流を
供給し、回転体(1) にY軸正方向の変位が生じたとき
に、第1電磁石(20)に負の制御電流を供給するととも
に、これと絶対値の等しい正の制御電流を第2電磁石(2
1)に供給する。
る場合を示し、図6のものに相当する部分には同一の符
号を付している。
なっているので、X軸磁気軸受(2)における電磁石制御
装置(52)およびY軸磁気軸受(3) における電磁石制御装
置(53)は、図6のY軸電磁石制御装置(51)とほぼ同じ構
成を有する。すなわち、X軸電磁石制御装置(52)は、上
側にある第1電磁石(5) にのみ一定の定常電流を常時供
給して、この定常電流による第1電磁石(5) のX軸方向
斜め上向きの磁気吸引力と回転体(1) に作用する重力の
X軸方向の斜め下向きの成分とを釣合わせ、回転体(1)
にX軸負方向の変位が生じたときに、第1電磁石(5) に
のみ正の制御電流を供給し、回転体(1) にX軸正方向の
変位が生じたときに、第1電磁石(5) に負の制御電流を
供給するとともに、これと絶対値の等しい正の制御電流
を第2電磁石(6) に供給する。Y軸電磁石制御装置(53)
についても、同様である。
の1例を示しており、図4のものに相当する部分には同
一の符号を付している。
(1) に作用する重力のZ軸方向の成分は0である。した
がって、Z軸磁気軸受(30)における電磁石制御装置(54)
は、図1の電磁石制御装置(8) と同じ構成を有する。す
なわち、制御装置(54)は、両方の電磁石(31)(32)の定常
電流を0とし、回転体(1) にZ軸負方向の変位が生じた
ときに、第1電磁石(31)にのみ制御電流のみからなる励
磁電流を供給し、回転体(1) にZ軸正方向の変位が生じ
たときに、第2電磁石(32)にのみ制御電流のみからなる
励磁電流を供給する。
軸受は図4のものと同様に構成され、X軸磁気軸受およ
びY軸磁気軸受は図6あるいは図7のものと同様に構成
される。
磁気軸受ユニットの縦断面部分の構成図である。
断面部分の構成図である。
制御電流と磁気吸引力との関係を示すグラフである。
ル磁気軸受ユニットの縦断面部分の構成図である。
制御電流と磁気吸引力との関係を示すグラフである。
磁気軸受ユニットの横断面部分の構成図である。
磁気軸受ユニットの横断面部分の構成図である。
ル磁気軸受ユニットの縦断面部分の構成図である。
電流と磁気吸引力との関係を示すグラフである。
Claims (7)
- 【請求項1】回転体を1つの制御軸方向に非接触支持す
るための磁気軸受であって、回転体を磁気吸引力によっ
て前記制御軸方向の所定の中立位置に非接触支持するた
めに前記制御軸方向の両側から前記回転体の被支持部分
を挟むように配置された1対の電磁石と、前記回転体の
前記中立位置からの前記制御軸方向の変位を検出する変
位検出手段と、前記回転体を前記中立位置に支持するた
めに前記各電磁石に一定の定常電流と前記回転体の前記
制御軸方向の変位によって変化する制御電流とからなる
励磁電流を供給する電磁石制御手段とを備えている磁気
軸受において、 前記電磁石制御手段が、前記1対の電磁石の両方の定常
電流をともに0とするか、あるいは一方にのみ一定の定
常電流を供給して、前記回転体に作用する重力の前記制
御軸方向の成分と前記1対の電磁石の定常電流による磁
気吸引力が釣合うようにするものであることを特徴とす
る磁気軸受。 - 【請求項2】前記制御軸が水平な制御軸であり、前記電
磁石制御手段が、前記1対の電磁石の両方の電磁石の定
常電流をともに0とするものであることを特徴とする請
求項1の磁気軸受。 - 【請求項3】前記制御軸が水平でない制御軸であり、前
記電磁石制御手段が、前記1対の電磁石のうち上側にあ
るものにのみ一定の定常電流を供給するものであること
を特徴とする請求項1の磁気軸受。 - 【請求項4】前記電磁石制御手段が、前記回転体の前記
制御軸方向の変位に対応する前記1対の電磁石による磁
気吸引力値を求めて磁気吸引力信号として出力する磁気
吸引力演算手段と、この磁気吸引力信号に対応する前記
各電磁石の制御電流値を求めて制御電流信号として前記
各電磁石に出力する制御電流補正手段とを備えているこ
とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項の磁気軸
受。 - 【請求項5】回転体をその回転軸心と直交するとともに
互いに直交する2つの制御軸方向に非接触支持するため
の磁気軸受ユニットであって、前記回転体を第1の制御
軸方向に非接触支持するための第1の磁気軸受と、前記
回転体を第2の制御軸方向に非接触支持するための第2
の磁気軸受とを備え、前記各磁気軸受が、前記回転体を
磁気吸引力によって前記各制御軸方向の所定の中立位置
に非接触支持するために前記各制御軸方向の両側から前
記回転体の被支持部分を挟むように配置された1対の電
磁石と、前記回転体の前記中立位置からの前記各制御軸
方向の変位を検出する変位検出手段と、前記回転体を前
記中立位置に支持するために前記各電磁石に一定の定常
電流と前記回転体の前記制御軸方向の変位によって変化
する制御電流とからなる励磁電流を供給する電磁石制御
手段とをそれぞれ備えている磁気軸受ユニットにおい
て、 前記各磁気軸受の前記電磁石制御手段が、前記1対の電
磁石の両方の定常電流をともに0とするか、あるいは一
方にのみ一定の定常電流を供給して、前記回転体に作用
する重力の前記各制御軸方向の成分と前記1対の電磁石
の定常電流による磁気吸引力が釣合うようにするもので
あることを特徴とする磁気軸受ユニット。 - 【請求項6】前記回転体の回転軸心が鉛直状をなし、前
記各磁気軸受の前記電磁石制御手段が、前記1対の電磁
石の両方の定常電流をともに0とするものであることを
特徴とする請求項5の磁気軸受ユニット。 - 【請求項7】前記各磁気軸受の各電磁石が、前記回転体
の回転軸心方向にのびる連結部の両端部に前記制御軸方
向の内側に突出した磁極部が形成されたコアを備え、前
記全電磁石のコアの一方の同一端部の磁極部が同一の極
性を有し、他方の同一端部の磁極部が上記と逆の同一の
極性を有することを特徴とする請求項5または6の磁気
軸受ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17962597A JPH1122730A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 磁気軸受および磁気軸受ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17962597A JPH1122730A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 磁気軸受および磁気軸受ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1122730A true JPH1122730A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=16069046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17962597A Pending JPH1122730A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 磁気軸受および磁気軸受ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1122730A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005045266A1 (ja) * | 2003-11-05 | 2005-05-19 | Jtekt Corporation | 電力増幅装置および磁気軸受 |
JP2008045687A (ja) * | 2006-08-18 | 2008-02-28 | Jtekt Corp | 磁気軸受装置 |
US7576463B2 (en) | 2007-04-04 | 2009-08-18 | Jtekt Corporation | Magnetic bearing device and magnetic bearing spindle device |
CN107299938A (zh) * | 2016-12-07 | 2017-10-27 | 江苏国泉泵业制造有限公司 | 一种磁流体介质润滑的立式磁悬浮推力轴承 |
-
1997
- 1997-07-04 JP JP17962597A patent/JPH1122730A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005045266A1 (ja) * | 2003-11-05 | 2005-05-19 | Jtekt Corporation | 電力増幅装置および磁気軸受 |
JP2008045687A (ja) * | 2006-08-18 | 2008-02-28 | Jtekt Corp | 磁気軸受装置 |
US7576463B2 (en) | 2007-04-04 | 2009-08-18 | Jtekt Corporation | Magnetic bearing device and magnetic bearing spindle device |
CN107299938A (zh) * | 2016-12-07 | 2017-10-27 | 江苏国泉泵业制造有限公司 | 一种磁流体介质润滑的立式磁悬浮推力轴承 |
CN107299938B (zh) * | 2016-12-07 | 2018-11-30 | 江苏国泉泵业制造有限公司 | 一种磁流体介质润滑的立式磁悬浮推力轴承 |
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