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JPH11225917A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

Info

Publication number
JPH11225917A
JPH11225917A JP10029408A JP2940898A JPH11225917A JP H11225917 A JPH11225917 A JP H11225917A JP 10029408 A JP10029408 A JP 10029408A JP 2940898 A JP2940898 A JP 2940898A JP H11225917 A JPH11225917 A JP H11225917A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
temperature
cooling
circulating
electric blower
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10029408A
Other languages
English (en)
Inventor
Ritsuo Takemoto
律雄 竹本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Tec Corp
Original Assignee
Toshiba Tec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Tec Corp filed Critical Toshiba Tec Corp
Priority to JP10029408A priority Critical patent/JPH11225917A/ja
Publication of JPH11225917A publication Critical patent/JPH11225917A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B40/00Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers

Landscapes

  • Electric Suction Cleaners (AREA)
  • Electric Vacuum Cleaner (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】循環する空気を外部に放出することなく電動送
風機等の温度上昇を抑制できる空気循環式の電気掃除機
を得ることにある。 【解決手段】掃除機本体21内の電動送風機31の動作
により吸気口104から吸い込んだ空気をフィルタ85
に通して塵埃を捕捉し、電動送風機から排出される空気
を吸気口に戻して、この吸気口から回収し循環させなが
ら掃除をする電気掃除機を前提とする。循環する空気が
通される循環経路に設けられて循環する空気の温度を検
出する循環風温度センサ124と、このセンサの検出温
度が供給されるとともに検出温度が所定温度を越えた時
に電動送風機の電動機部41への入力を低減させる制御
部121と、を備える。センサ124の検出温度に基づ
く制御部121での入力低減制御により、電動機部41
の発熱を低下させて温度上昇を防止することを特徴とし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気循環式の電気
掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】空気循環式電気掃除機は、掃除機本体内
の電動送風機の動作により吸気口から空気を吸い込み、
この吸い込んだ空気をフィルタに通して塵埃を捕捉し、
前記フィルタを通過して前記電動送風機から排出される
空気を前記吸気口に戻して、この吸気口に戻された空気
を前記吸気口から回収し循環させながら掃除をするもの
であり、特開昭52−124282号公報の第3図及び
その説明、特開昭61−2821号公報、特開平3−1
62814号公報、特開平4−193239号公報等で
知られている。
【0003】この種の電気掃除機では、掃除機本体に内
蔵された電動送風機がその電動機部及び送風ファンにお
いて夫々発熱して、この電動送風機から排出される空気
(排気)の温度を上昇させるので、この温度上昇された
空気を循環させる循環式電気掃除機では、その温度が上
昇し易く、したがって、電動機部や掃除機本体のケース
等に熱的悪影響を与える恐れが高い。特に、大きなごみ
を吸込んだりして、吸気側又は排気側の風路等が詰まっ
たりした場合には、温度が異常に上がり易い。
【0004】こうした温度上昇を抑制するために特開昭
52−124282号公報の第3図及びその説明に記載
されているように、循環する空気の一部又は全部を掃除
機本体外に放出する手段、つまり、蝶弁を手動操作して
排気口より還流気流を放出する技術が知られている。同
様に、特開平4−193239号公報の第7図及びその
説明に記載されているように、吸気室と電動送風機の排
気側とを連結する排気ホースの内部に空気冷却装置を設
けて、循環する空気を冷却する技術が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、空気循環式
電気掃除機は、送風ファンからの排気を外部に排出しな
いで循環させるため、排気に乗って伝播する使用時の騒
音(特に、風切音等)を大幅に低減できる点で優れてい
るが、既述のように送風ファンによって形成される循環
空気の少なくとも一部を掃除機本体外に放出することに
より温度低下を図る構成では、気流の放出に伴い前記利
点を損なってしまうという問題がある。又、排気風路中
に空気冷却装置を設けた構成では、風路の制限から自ず
と空気冷却装置の大きさが小さく、その能力が小さいこ
ととあいまって、この冷却装置を通過する空気の風速が
速いため、冷却効果が非常に小さく、さほど効果を期待
できないという問題がある。
【0006】したがって、本発明が解決しようとする第
1の課題は、循環する空気を外部に放出することなく電
動送風機等の温度上昇を抑制できる電気掃除機を得るこ
とにある。
【0007】又、本発明が解決しようとする第2の課題
は、前記第1の課題を解決しつつ、温度上昇の原因に対
する必要な対策を講じ易い電気掃除機を得ることにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、掃除機本体内
の電動送風機の動作により吸気口から空気を吸い込み、
この吸い込んだ空気をフィルタに通して塵埃を捕捉し、
前記フィルタを通過して前記電動送風機から排出される
空気を前記吸気口に戻して、この吸気口に戻された空気
を前記吸気口から回収し循環させながら掃除をする電気
掃除機を前提とする。
【0009】そして、前記第1の課題を解決するため
に、請求項1の発明は、前記循環する空気が通される循
環経路に設けられて前記循環する空気の温度を検出する
循環風温度センサと、この温度センサの検出温度が供給
されるとともに前記検出温度が所定温度を越えた時に前
記電動送風機が有した電動機部への入力を低減させる制
御手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0010】この請求項1の発明においては、電動送風
機の動作により空気を循環させながら吸気口から塵埃を
吸込んで掃除をするに伴って、循環する空気の温度はあ
る程度上昇する。そして、この使用状態で例えば前記循
環する空気が通される循環経路での風路抵抗が大きくな
った場合等には、温度が所定温度以上に上昇しようとす
る。しかし、この発明は、前記循環経路を循環する空気
の温度を検出する循環風温度センサとその検出に基づい
て電動機部への入力を低減させる制御手段とを備えてい
るので、前記センサが既述の空気温度の上昇を検出する
と、この温度センサの検出温度が供給される制御手段
が、循環する空気を送風する電動送風機が有する電動機
部に対する入力を低減させる。この入力低減制御には、
前記温度上昇の程度に応じて入力を制限することも、
又、この制限を一定の低入力とすることも、或いは、入
力を零にすること(運転停止)も含まれる。このような
入力低減制御にしたがい電動送風機での発熱を抑制する
ことができる。
【0011】同様に、前記第1の課題を解決するため
に、請求項2の発明は、前記電動送風機が、前記循環す
る空気が通される循環経路中に配置された送風ファンの
他に、前記電動送風機の電動機部を空冷する空気を送風
する冷却ファンを有し、この冷却ファンの回転で生起さ
れる冷却空気流を前記掃除機本体外に排出させる冷却風
排出口及び冷却空気を外部から取込む冷却風取込み口を
前記掃除機本体のケースに夫々設けたことを特徴とする
ものである。
【0012】この請求項2の発明においても、電動送風
機の動作により空気を循環させながら吸気口から塵埃を
吸込んで掃除をするに伴って、循環する空気の温度はあ
る程度上昇する。そして、この使用状態で例えば前記循
環する空気が通される循環経路での風路抵抗が大きくな
った場合等には、温度が所定温度以上に上昇しようとす
る。しかし、この発明は、循環する空気を送風する送風
ファンとともに回転される冷却ファンを有しているの
で、その回転により、掃除機本体の外部から冷却風取込
み口を通して取込んだ低温の空気を、電動機部の周囲に
通した後、掃除機本体の冷却風排出口から外部に放出で
きる。すなわち、前記循環する空気とは別に冷却ファン
の回転で形成される前記冷却空気流によって電動機部を
強制空冷するから、電動機部の発熱を抑制できる。
【0013】同様に、前記第1の課題を解決するため
に、請求項3の発明は、前記電動送風機が、前記循環す
る空気が通される循環経路中に配置された送風ファンの
他に、前記電動送風機の電動機部を空冷する空気を送風
する冷却ファンを有し、この冷却ファンの回転で生起さ
れる冷却空気流を前記掃除機本体外に排出させる冷却風
排出口及び冷却空気を外部から取込む冷却風取込み口を
前記掃除機本体のケースに夫々設け、前記電動機部を冷
却した空気の温度を検出する冷却風温度センサを前記電
動機部から前記冷却風排出口との間の冷却風路部分に設
け、前記循環する空気の温度を検出する循環風温度セン
サを前記循環経路に設け、かつ、前記両温度センサの検
出温度が夫々供給されるとともにいずれか一方の温度セ
ンサから供給された検出温度が所定温度を越えた時に前
記電動機部への入力を低減させる制御手段を備えたこと
を特徴としている。
【0014】この請求項3の発明においても、循環する
空気の温度はある程度上昇し、この使用状態で例えば前
記循環する空気が通される循環経路の風路抵抗が大きく
なった場合等には、温度が所定温度以上に上昇しようと
する。
【0015】しかし、この発明は、循環する空気を送風
する送風ファンとともに回転される冷却ファンを有して
いるので、その回転により、掃除機本体の外部から冷却
風取込み口を通して取込んだ低温の空気を、電動機部の
周囲に通した後、掃除機本体の冷却風排出口から外部に
放出できる。すなわち、前記循環する空気とは別に冷却
ファンの回転で形成される前記冷却空気流によって電動
機部を強制空冷するから、電動機部の発熱を抑制でき
る。
【0016】そして、電動機部を空冷した後の冷却空気
流の温度を検出する冷却風温度センサを備えているの
で、これにより電動機部の温度を検出できる。しかも、
この発明は、前記循環経路を循環する空気の温度を検出
する循環風温度センサを備えているので、このセンサに
より循環する空気の温度を検出できる。
【0017】したがって、前記両温度センサの検出温度
が供給される制御手段は、電動機部の温度又は循環する
空気温度のうちのいずれか一方が所定温度を越えた際
に、電動機部に対する入力を低減させる。この入力低減
制御には、前記温度上昇の程度に応じて入力を制限する
ことも、又、この制限を一定の低入力とすることも、或
いは、入力を零にすること(運転停止)も含まれる。そ
して、このような入力低減制御にしたがい電動機部での
発熱を抑制できる。
【0018】この請求項3の発明を実施するにあたり、
請求項4の発明のように、前記循環風温度センサの検出
温度が所定温度を越えた時に報知動作をする第1報知手
段と、前記冷却風温度センサの検出温度が所定温度を越
えた時に報知動作をする第2報知手段と備えるとよい。
この発明の構成においては、電動機部が温度上昇したと
きには、第1報知手段が報知動作をして、冷却風経路な
どに何らかの異常があることを知らせ、又、循環空気が
温度上昇したときには、第2報知手段が報知動作をし
て、循環経路などに何らかの異常があることを知らせる
ことできる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図7を参照して本発
明の第1の実施の形態を説明する。
【0020】図1、図2、図4中符号21で示す掃除機
本体は、合成樹脂製の上ケース22と下ケース23とを
ねじ等で連結して形成されている。図3に示されるよう
に掃除機本体21には、この図において略U字状をなす
外側収容部24とこの内側の内側収容部25とがU字状
隔壁26により区画されている。隔壁26の一端部は図
3中上方に突出されていて、その先端の壁には操作用の
ハンドル27が突設されている。図1に示されるように
上ケース22には一対の切り欠き22a、切り欠き22
bが設けられ、そのうちの長い方の切り欠き22aによ
り外側収容部24の一部が露出されているとともに、短
い方の切り欠き22bにより外側収容部24の一部が露
出されている。これらの露出部分は掃除機本体21の中
心軸線を境に両側に設けられている。
【0021】掃除機本体21のハンドル27が突設され
た端部とは反対側の端部には連通部としての連通管28
が設けられている。この連通管28は掃除機本体21と
は別に成型された合成樹脂製であって、図3に示すよう
に仕切り壁28cで仕切られた第1連通管部28aと第
2連通管部28bとを有して略Y字形状をなしている。
連通管28はその第1連通管部28a、第2連通管部2
8bの互いに平行な一端部を掃除機本体21から突出さ
せるとともに、第1連通管部28a、第2連通管部28
bの相反する方向に折れ曲がった他端部を外側収容部2
4内に挿入して取付けられている。
【0022】図3及び図4に示されるように内側収容部
25には、電動送風機31と、コードリール32と、集
塵室33とが夫々収容されている。電動送風機31は連
通管28側に寄せて配置され、コードリール32はハン
ドル27側に寄せて配置され、かつ、集塵室33は電動
送風機31とコードリール32との間に配設されてい
る。したがって、連通管28と、電動送風機31と、集
塵室33と、コードリール32とは、この記載順に掃除
機本体21の長手方向に並べて設けられている。又、電
動送風機31が収容配置された収容部分は、電動送風機
31に隣接して設けられた集塵室33とは隔壁34によ
り区画されている。
【0023】電動送風機31は、図5に示されるように
電動機部41に、送風ファン42、冷却ファン43、フ
ァンカバー44、内部ファンカバー45、ファンカバー
46、排気口体47等を取付けて形成されている。
【0024】つまり、電動機部41は、一端が開口され
た有底円筒のフレーム本体51とこのフレーム本体51
の開口を閉じて設けられた円板形状のフレーム端板52
とからなる金属製の電動機フレーム53内に、ステータ
54を収容するとともに、このステータ54の内側に電
機子55を収容し、その回転軸55aを電動機フレーム
53に軸受56、軸受57を介して回転自在に支持し、
かつ、フレーム本体51にこれを貫通する一対のブラシ
装置58を取付けて形成されている。フレーム端板52
は後述の循環経路と冷却風経路とを電動送風機31内に
おいて区画する風路区画手段として用いられている。
【0025】ステータ54の外形は平面から見て略四角
形であり、その四隅部をフレーム本体51の円筒部内面
に圧接して取付けられている。それによって、ステータ
54の外面と前記円筒部内面との間には四つの弦月状を
なす電動機部内風路が形成されている。ブラシ装置58
が有するブラシ58aの先端は電機子55が有する整流
子55bの外周面に弾性的に押付けられている。フレー
ム本体51の底壁には冷却用吸気孔59が複数(1個所
のみ図示)が開けられている。フレーム本体51の開口
縁部51aはフレーム端板52よりも大径であって、こ
の開口縁部51aの少なくとも一個所には排気用通孔6
0が開けられている。
【0026】回転軸55aの両端部は軸受56、軸受5
7をいずれも貫通しており、軸受56を貫通した一端部
には送風ファン42が電機子55と一体に回転するよう
に取付けられている。軸受56を貫通した回転軸55a
の他端部には冷却ファン43が電機子55と一体に回転
するように取付けられている。金属製のファンカバー4
4は排気用通孔60を塞がないように前記開口縁部51
aに嵌合して取付けられ、このファンカバー44は中央
部に冷却ファン43の入口に近接して対向する風入口4
4aを有している。合成樹脂製の内部ファンカバー45
はフレーム端板52の外面にねじ止めされていて、送風
ファン42をフレーム端板52側から覆って設けられて
いる。送風ファン42の出口に対向する内部ファンカバ
ー45の周壁の先端はファンカバー44の内面に当接し
ており、かつ、この内部ファンカバー45の底板部には
複数の通孔61が開けられている。したがって、送風フ
ァン42の回転により風入口44aから吸い込まれた空
気は、ファンカバー44を通って内部ファンカバー45
の内面に沿って方向変換されて通孔61より流出した
後、内部ファンカバー45とフレーム端板52との間の
空間を通り排気用通孔60から電動機フレーム53外に
排出されるようになっている。
【0027】合成樹脂製のファンカバー46は冷却用吸
気孔59を塞がないように冷却ファン43を覆ってフレ
ーム本体51の底部側外面に嵌合して取付けられてい
る。このファンカバー46は中央部に冷却ファン43と
対向する冷却風入口62を有している。前記フレーム本
体51の送風ファン42側には冷却風出口63が開けら
れている。したがって、冷却ファン43の回転により冷
却風入口62から吸い込まれた空気は、冷却ファン43
を通って電動機フレーム53内に流入し、この電動機フ
レーム53内を流動してステータ54等を空冷した後に
冷却風出口63を通って電動機フレーム53外に排出さ
れるようになっている。
【0028】図2及び図3に示されるように掃除機本体
21の例えば下ケース23には冷却風入口62に連通す
る冷却風取込み口64が開けられている。冷却風取込み
口64はスリット状をなす複数の孔からなる。この冷却
風取込み口64から冷却風入口62に至る連通路は掃除
機本体21内に設けた隔壁等によって、掃除機本体21
内の他の部位とは区画されている。更に、下ケース23
には冷却風出口63に連通する冷却風排出口67が開け
られている。この排出口67もスリット状をなす複数の
孔からなる。冷却風取込み口64と冷却風排出口67と
はできるだけ離して配置することが好ましく、それによ
り、冷却風排出口67から出た暖かい空気が冷却風取込
み口64に吸込まれて、電動機部41の冷却性能を低下
を少なくできる。又、これら両口64、67は掃除機本
体21の上ケース22に設けてもよく、或いは両ケース
22、24に個別に設けてもよい。
【0029】排気口体47は電動機フレーム53の送風
ファン42側部分を取囲んで設けられており、この排気
口体47には前記排気用通孔60に連通する排気口65
が設けられているとともに、この排気口65とは区画さ
れて前記冷却風出口63と電動送風機31が内蔵された
空間部分、ひいては前記冷却風排出口67に連通する冷
却用排気口66が設けられている。又、図5等において
69はファンカバー44の外周に嵌合されたゴム製の防
振パッキンである。
【0030】前記電動機部41の排気口65と連通管2
8の第2連通管部28bとは本体内排気風路71を介し
て接続されている。本体内排気風路71は、排気口65
に連結されたエルボ状の排気管72と、この排気管72
に一端部が接続された可撓性でかつ伸縮可能な排気ホー
ス73と、このホース73の他端部に連結されるととも
に第2連通管部28bに着脱可能に嵌合された継手管7
4とを有している。この本体内排気風路71は排気ホー
ス73の大部分を切り欠き22bから露出させて前記外
側収容部24に収容されている。したがって、排気ホー
ス73の伸縮性能を利用して、その長さを必要に応じて
短くする方向に継手管74を引張ることにより、第2連
通管部28bから外して切り欠き22bから引出すこと
ができ、それにより、継手管74から直接若しくは必要
により接続される図示しないブロワ用アタッチメントを
通して排気される風をブロワとして利用できるようにな
っている。
【0031】前記コードリール32は電動送風機31に
給電するために用いられ、図3及び図4に示されるよう
に給電コード81と、この給電コード81が巻き付けら
れる回転可能なリール本体82と、このリール本体82
を巻取り方向に付勢する渦巻きばね83と、図示しない
スリップリングとを有している。渦巻きばね83は給電
コード81が引出されることにより巻き締められてばね
力を蓄え、ロック解除釦84が押されることにより蓄え
たばね力を開放して引出された給電コード81を巻取る
ようになっている。
【0032】前記集塵室33には紙パックからなる第1
のフィルタ85が取外し可能に収容されているととも
に、前記吸込み間隙68に臨んで平板状をなす第2のフ
ィルタ86が取付けられている。第2のフィルタ86の
メッシュは第1のフィルタ85のメッシュよりも粗い。
第1のフィルタ85は上ケース22に取付けられた開閉
自在な蓋87を取外して集塵室33に対して着脱される
ようになっている。図4に示されるようにフィルタ85
が有する口枠85aには図示しない薄いゴム板からなる
シール弁で開閉される開口85bが設けられている。そ
して、口枠85aがセットされる集塵室33の側壁に
は、フィルタ85内と開口85bを通じて連通する吸塵
口88(図3参照)が接続されている。
【0033】図3に示されるように吸塵口88と前記連
通管28の第1連通管部28aとは本体内吸気風路89
を介して接続されている。本体内吸気風路89は、吸塵
口88に接続される吸気管90と、この吸気管90に一
端部が接続された可撓性でかつ伸縮可能な吸気ホース9
1と、この吸気ホース91の他端部に連結されるととも
に第1連通管部28aに着脱可能に嵌合された継手管9
2とを有している。この本体内吸気風路89は吸気ホー
ス91の継手管92側部分を切り欠き22aから露出さ
せて前記外側収容部24に収容されている。したがっ
て、吸気ホース91の伸縮性能を利用して、その長さを
必要に応じて短くする方向に継手管92を引張ることに
より第1連通管部28aから外して切り欠き22aから
引出すことができ、それにより、継手管92から直接若
しくは必要により接続される図示しない吸い込み用アタ
ッチメントを通して吸気することができるようになって
いる。
【0034】前記連通管28には吸込み口体101が連
通されている。この吸込み口体101が備える合成樹脂
製の接続管102は、図3に示すように仕切り壁102
cで仕切られた第1接続管部102aと第2接続管部1
02bとを有して略Y字形状をなしている。この接続管
102は、その第1接続管部102a、第2接続管部1
02bの互いに平行な一端部を前記連通管28の内側に
嵌合させ、連結フランジ28dと、連結フランジ102
dとをねじ止めすることにより連通管28に取付けられ
ている。この連結において仕切り壁102cも前記仕切
り壁28cに嵌合されるようになっている。そして、以
上の連結により第1連通管部28aと第1接続管部10
2aとが連通されるとともに、第2連通管部28bと第
2接続管部102bとが連通されるようになっている。
【0035】吸込み口体101が備える合成樹脂製の吸
込み口体主部103の下面には吸気口104が設けられ
ている。この吸込み口体主部103の前部には周面にゴ
ム製の清掃ブレードが多数互いに平行に設けられた回転
清掃体105が回転自在に内蔵され、その清掃ブレード
の下端部は吸気口104から突出されるようになってい
る。吸込み口体主部103の後部には吸込み口体101
が接続されている。この接続は、第1接続管部102a
と第2接続管部102bとの相反する方向に折れ曲がっ
た短い円筒状先端部を、吸込み口体主部103の後部に
円形をなして設けた一対の吸気側接続口106と排気側
接続口107とに夫々回動(図3中矢印に回動方向を示
す)可能に挿入してなされている。そして、吸込み口体
主部103内の各所に必要な風導壁が設けられており、
それにより、吸込み口体主部103内には、回転清掃体
105が収容された清掃体室108と第1接続管部10
2aとを連通する主部内吸気風路109と、この主部内
吸気風路109とは区画されて清掃体室108と第2接
続管部102bとを連通する主部内排気風路110とが
形成されている。主部内排気風路110の出口110a
は噴気口をなしていて図4に示されるように回転清掃体
105の清掃ブレードに向けて排気を吹き付けるように
設けられている。図4中符号111は清掃ブレードへの
排気の吹き付けをより有効にするために清掃体室108
に設けた斜めの風導壁である。
【0036】前記構成において、互いに連通する吸気口
104、主部内吸気風路109、第1接続管部102
a、第1連通管部28a、及び本体内吸気風路89は、
吸気経路をなしている。同様に、互いに連通する吸気口
104、主部内排気風路110、第2接続管部102
b、第2連通部28b、及び本体内排気風路71は、排
気経路をなしている。これら吸気経路および排気経路
と、電動送風機31の風入口44aから排気口65に至
る風路とは、掃除のための空気を循環させる循環経路を
なしている。又、この循環経路とは別に、冷却風取込み
口64から冷却風入口62を経て電動機部41内を通
り、冷却風排気口67から排出されて内側収容部25の
電動送風機収容部分を経由して冷却風排出口67から掃
除機本体21外に排出される経路は、電動機部41を空
冷する冷却風経路をなしている。
【0037】そして、例えば電動送風機31及びその近
傍には、図3及び図5に示されるように循環風温度セン
サ124と、冷却風温度センサ125とが夫々設けられ
ている。循環風温度センサ124は、前記循環経路を循
環する空気の温度を検出するものであり、前記排気管7
2に取付けられている。このセンサ124は前記循環経
路であればどの位置に設けてもよいが、既述のように排
気経路側、取分け、図3に示されるように送風ファン4
2の直後に配置することは、循環する空気の最高温度を
検出し易く、かつ、電動機部41に接触させないで循環
空気の温度を正確に検出できる点で優れている。冷却風
温度センサ125は、前記冷却風経路において電動機部
41を通った冷却風の温度を検出するものであり、前記
冷却風排気口66の間近に位置して排気口体47の外面
に近傍に取付けられている。このセンサ125は、電動
機部41から冷却風排出口67との間の冷却部風路部分
であればどの位置に設けてもよい。
【0038】又、掃除機本体21内の例えばコードリー
ル31が収容された場所内には、コードリール31から
離間して制御手段をなす制御部121が設けられてい
る。この制御部121は、回路基板に制御上必要な半導
体素子その他の各種の制御部品を実装してなり、モータ
駆動回路、入力低減回路、報知回路等を有している。
【0039】モータ駆動回路は、前記ハンドル27等に
設けられた操作部からの入力指令(強・中・弱の運転指
令)に応じて前記ステータ54が有する巻線への供給電
圧を段階的又は無段階に調整して電動送風機31を運転
する回路である。
【0040】入力低減回路は、前記循環経路を循環する
空気温度が所定温度より上昇した時、若しくは電動機部
41の温度が所定温度より上昇した時、これらの少なく
とも一方の事態において前記巻線への供給電圧を低減さ
せる回路である。この低減の態様は、供給電圧を断つこ
とでも差し支えないが、例えば第1の実施の形態では、
供給電圧を断つことなく、この低減機能が働く前の供給
電圧よりも低い一定電圧が供給されるようにしてある。
前記両所定温度は同じでも異なっていてもよい。この入
力低減回路には、前記両センサ124、125が検出す
る循環空気の温度と電動機部41を冷却した冷却風の温
度とが夫々供給されるようになっている(図6参照)。
【0041】報知回路は、必要に応じて次に説明する第
1、第2の表示灯を選択的に点灯させるための回路であ
る。
【0042】図3及び図4に示されるように前記制御部
121の回路基板は、掃除の際ハンドル27を持って掃
除機本体21を動かすときに、掃除機本体21の容易に
視認できる場所、例えばハンドル27が突設された壁の
裏面に前記コードリール32とは干渉しないように必要
な隔離措置(図示しない)を施して取付けられている。
この回路基板121には、第1報知手段としての第1表
示灯122と、第2報知手段としての第2表示灯123
とが、前記両温度センサ124、125に対して個別に
対応して取付けられていて、これらの点灯・消灯は前記
制御部121が司るようになっている。表示灯122、
123は、発光ダイオード等からなり、夫々前記ハンド
ル27が突設された壁の外面に露出されていて、その点
灯、消灯が掃除の際に容易に視認できるようになってい
る。
【0043】なお、図1から図4において符号112は
吸込み口体主部103の前部に取付けられた前部車輪、
113は吸込み口体主部103の後部に取付けられた後
部車輪であって、これらの下端部は吸込み口体主部10
3の下面より僅かに突出していて、それらの回転により
吸込み口体101を円滑に移動させ得るようになってい
る。
【0044】前記構成のアップライト型電気掃除機は、
そのコードリール32から引出した給電コード81を電
源に接続した状態でハンドル27を持ち、電動送風機3
1を動作させながら掃除機本体21を移動させるととも
に吸込み口体101を床面等の被掃除個所に沿わせるこ
とにより、掃除に使用される。
【0045】この掃除動作においては、電動送風機31
の送風ファン42及び冷却ファン43が同時に回転され
る。そのため、送風ファン42の回転に生じる吸気作用
より、吸込み口体101の吸気口104から塵埃を含ん
だ空気が吸い込まれ、この空気は、清掃体室108内か
ら主部内吸気風路109を通って接続管102の吸気側
接続口106を経て、連通管28の第1連通管部28a
を経由した後、本体内吸気風路89を通って集塵室33
内のフィルタ85に吸い込まれる。こうして吸い込まれ
た空気はフィルタ85を通過するから、その際に空気中
に含まれている塵埃がフィルタ85に捕捉される。
【0046】そして、前記フィルタ85を通過した空気
は、更にフィルタ86を通り電動送風機31の風入口4
4aを通して送風ファン42に吸い込まれ、その各送風
ブレードに沿って送風ファン42の出口から吐出され
る。吐出された空気は排気用通孔60を通って排気口体
47の排気口65から電動機部41外に排出される。こ
の電動送風機31を通る空気の流れは図5中実線の矢印
で示される。
【0047】こうして排出された空気、つまり、電動送
風機31からの排気は、本体内排気風路71を通った
後、連通管28の第2連通管部28b、及び接続管10
2の第2接続管部102bを経て主部内排気風路110
に排出されるから、この風路110の出口110aから
勢い良く回転清掃体105の清掃ブレードに向けて吹き
付けられる。そのため、吸気口104に前記排気が戻さ
れて、その勢いで、被掃除床面等に含まれている塵埃を
清掃体室108に舞い上げることができるとともに、清
掃体室108内の回転清掃体105が回転されて、その
清掃ブレードの下端部が吸気口104に対向している床
面等を叩くように接触するので、床面等のごみがかき出
される。同時に、以上のようにして吸気口104に戻さ
れた排気は、既述の吸気経路により吸気口104から回
収される。このような空気の循環により、前記のように
床面等から舞い上がったりかき出された塵埃等も同時に
吸気経路に回収される。
【0048】このように排気を外部に排出しないで循環
させるため、排気による外部への塵埃等の吹き飛ばしが
発生しない点で優れている。又、排気に乗って伝播する
電動送風機31の動作音、具体的には送風ファン42に
よる風切り音の外部への放出が極めて少ないので、使用
時の騒音を大幅に低減できる。そのために、病院や夜間
等における静粛な条件下での使用に適する。しかも、送
風ファン42の回転に伴い循環される空気は、フィルタ
85等を通って清浄化されると言えども、フィルタ85
の捕捉性能以下の微細塵や電動機部41でのカーボンの
摩耗により生成される微細塵等を含んでいるが、これら
を伴って循環されるので、こうした微細塵の外部への放
出がない点でも優れている。
【0049】更に、前記のように吸気口104に戻され
る排気により床面等の塵埃を清掃体室108内に舞い上
げ、それに加えて前記排気を利用して回転清掃体105
を回転させて積極的に床面等の塵埃を清掃体室108内
にかき出して、それを回収される空気によって吸気口1
04から吸い込むから、集塵性能を向上できる点でも優
れている。
【0050】ところで、電動送風機31の運転に伴う温
度上昇は、電動機部41の巻線における抵抗発熱及び回
転軸55aと軸受56、57との摩擦により生じる電動
機部側発熱と、送風ファン42とこれより送風される循
環空気との摩擦により生じる送風ファン側発熱とによっ
て引き起こされる。しかし、以下の理由により前記温度
上昇を抑制できる。
【0051】すなわち、前記掃除中においては送風ファ
ン42とともに冷却ファン43も同時に回転されるた
め、その回転により掃除機本体21内にその外部から冷
却風取込み口64を通って外気が吸い込まれる。この外
気は、電動機フレーム53内の電機子55及び、ステー
タ54、特に、ステータ54の巻線の回りを通ってこれ
らを空冷しながら電動機フレーム53の内部を流通し、
そして、電動機フレーム53外に冷却用排気口66から
排出された後、電動送風機31の回りを通って冷却風排
出口67から掃除機本体21の外部に排出される。以上
の空気の流れのうち電動機部41内を通る空気の流れを
図5中点線矢印で示す。したがって、こうした外気によ
る強制空冷作用により、既述の空気循環に拘らず、電動
送風機31の温度、特に、電動機部41の温度を低く維
持できる。
【0052】又、既述の塵埃の吸込みに伴って、集塵室
33の第1フィルタ85内に塵埃が多量に溜まるにした
がい、前記循環経路の風路抵抗が増大するとともに、循
環経路を循環する風量が減少して、冷却ファン43の回
転による電動送風機31の冷却性能も低下傾向となり、
この送風機31の温度は上昇しようとする。しかし、実
際には、前記循環風量の減少に伴い電動送風機31の回
転数が増加するに伴い、冷却ファン43によって生起さ
れる冷却風量が増加するから、電動機部41の発熱は抑
制され、したがって、電動機部41の温度を低く維持で
きる。
【0053】ところが、第1フィルタ85が目詰まりし
ている場合には、使い初めは温度が低く電動機部41へ
の入力を最大(強運転)にして使用可能であるが、前記
循環風量の低下に伴う冷却ファン43の回転数増加に拘
らず、そのうちに電動送風機31の温度が所定温度より
も上昇しようとする。又、こうした条件でなくとも、何
らかの理由、例えば吸気口104が塞がれたり、比較的
大きなごみが前記吸気経路又は前記排気経路に引っ掛か
る等により、風路抵抗が増大したり、或いは、冷却風の
出入り口である冷却風取込み口64及び冷却風排出口6
7が詰まったり塞がれたりする等により、冷却風経路の
風路抵抗が増大した場合には、電動送風機31の温度が
所定温度よりも上昇しようとする。
【0054】しかし、こうした温度上昇、つまり、循環
経路を流れる空気の温度上昇は、循環風温度センサ12
4により検出されるとともに、冷却風経路を流れる冷却
風の温度上昇は冷却風温度センサ125により検出され
る。そのため、これらの異常温度検出に伴い制御部12
1は図7に示される自動制御を実行して、電動送風機3
1の温度が所定温度よりも上昇しないようにできる。
【0055】すなわち、ステップ1では循環温度センサ
124が検出すした循環経路中の空気温度T1が所定温
度TAより大きくなったかどうかを比較する。このステ
ップ1での判断がYESの場合ステップ2に進んで、循
環空気の温度表示用の第1表示灯122を点灯させる処
理を行なう。この後、ステップ3に進んで、制御部12
1の入力低減回路により電動送風機31への入力を低減
させる処理、つまり、電動機部41の巻線に供給される
電圧を一定の値に下げる入力制御を行なって、ステップ
1に戻る。
【0056】そうすると、ステップ3での処理にしたが
い電動機部41の巻線での抵抗発熱が減るので、この電
動機部41の温度上昇を抑制できるとともに、回転低下
に伴い送風ファン42での発熱も抑制されるので、電動
送風機31の温度が所定温度を越えないようにできる。
又、このような制御に伴い、両ファン42、43の回転
は低下するが、前記冷却風経路の風路抵抗はその経路に
特別な障害がない限り小さく、そして、電動送風機31
の定常回転数は毎分4万回転ぐらいであるが、既述の入
力低減制御により回転が低下しても、毎分3万回転にな
ると、冷却風量が一定化するので、外気を電動機部41
に通風させて強制空冷する作用が大幅に低下することは
ない。
【0057】しかも、既述のように第1表示灯122が
点灯するので、それを視認することにより、使用者は循
環経路に大きな風路抵抗が生じたということを認識で
き、それに基づいて第1フィルタ85の交換、若しくは
循環経路に詰まったりしているごみ等の除去等、速やか
な対策を採ることが可能である。
【0058】又、循環経路を流れる空気の温度T1が所
定温度TAより低く前記ステップ1での判断がNOの場
合にはステップ4に進む。このステップ4では、冷却風
温度センサ125が検出する冷却風経路を流れる冷却空
気温度T2が所定温度TBより大きくなったかどうかを
比較する。このステップ4での判断がNOの場合はステ
ップ1に戻る。又、YESの判断の場合ステップ5に進
んで、電動機部41の温度表示用の第2表示灯123を
点灯させる処理を行なう。この後、前記ステップ3に進
んで、制御部121の入力低減回路により電動送風機3
1への入力を低減させる処理、つまり、電動機部41の
巻線に供給される電圧を一定の値に下げる入力制御を行
なう。
【0059】それにより、電動機部41の巻線での抵抗
発熱が減るので、この電動機部41の温度上昇を抑制で
きるとともに、回転低下に伴い送風ファン42での発熱
も抑制されるので、電動送風機31の温度が所定温度を
越えないようにできる。しかも、既述のように第2表示
灯123が点灯するので、それを視認することにより、
使用者は冷却風経路に大きな風路抵抗が生じたというこ
とを認識でき、それに基づいて冷却風取込み口64又は
冷却風排出口67を塞いでいるごみ等を除去する等、速
やかな対策を採ることが可能である。
【0060】そして、前記電動機部側発熱と送風ファン
側発熱とは夫々の風路抵抗及び入力により変動するにも
拘らず、これら2系統の発熱原因に対して個別に温度検
出をして既述のように制御部121で入力低減制御をす
るので、前記変動の影響を排除して、電動送風機31及
びこれを内蔵した掃除機本体21の温度を確実の所定温
度以下に保つことができ、電動機部41の焼損を招く恐
れをなくすことができる。
【0061】しかも、吸気口104に連通される連通管
28を電動送風機31を間に置いて集塵室33と反対側
に位置して掃除機本体21に設けたから、掃除機本体2
1において吸込み空気が通って低温となる連通管28と
集塵室33との間に電動送風機31が配置されているた
め、電動送風機31をその軸線方向両側から低温の連通
管28と集塵室33とで効果的に冷却でき、加えて、既
述のように電動送風機31の周囲に沿うように設けられ
た本体内吸気風路89内を通る空気は温度が低いから、
この低温の空気によっても電動送風機31の温度上昇を
抑制できる。
【0062】又、前記第1の実施の形態では、入力低減
制御を行なった場合にも電動送風機31の運転が継続す
るので、掃除機の運転が突然止まって使用者に不要な故
障確認の手間を採らせる不具合がない点で優れている。
【0063】なお、本発明は前記第1の実施の形態に示
したアップライト型の電気掃除機だけに適用を限られる
ものではなく、キャニスタ型、ハンディ型、及びその他
各種形式の電気掃除機にも適用できる。しがって、吸気
口104は、掃除機本体に直接設けられていても良いと
ともに、本体外吸気風路と本体外排気風路とを有する延
長管等の中継管や通気ホースを介して掃除機本体に接続
される吸込み口体101に設けられていても良い。
【0064】又、本発明において、第1、第2の報知手
段はスピーカ等の音を媒介として報知するものであって
もよく、その場合、掃除機本体等の任意個所に設置でき
るとともに、音声内容又は音の出方や高低等で差別化す
ることにより、一つのスピーカを用いて報知することも
できる。
【0065】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0066】請求項1に記載の発明によれば、循環経路
を循環する空気の温度が所定温度以上になると、循環す
る空気を送風する電動送風機が有する電動機部に対する
入力を自動的に低減させて、この電動機部等での発熱を
抑制するから、循環する空気を外部に放出することなく
電動送風機等の温度上昇を抑制できる。
【0067】請求項2に記載の発明によれば、循環する
空気を送風する送風ファンとともに回転される冷却ファ
ンの回転により、循環する空気とは別に電動機部を空冷
する冷却空気流を形成して、電動機部を空冷してその発
熱を抑制するから、循環する空気を外部に放出すること
なく電動機部等の温度上昇を抑制できる。
【0068】請求項3に記載の発明によれば、循環する
空気を送風する送風ファンとともに回転される冷却ファ
ンの回転により、循環する空気とは別に電動機部を空冷
する冷却空気流を形成して、電動機部を冷却してその発
熱を抑制できるだけではなく、その冷却風から冷却風温
度センサにより電動機部の温度を検出し、かつ、空気を
循環させる循環経路を循環する空気の温度を循環風温度
センサにより検出して、そのうちのいずれか一方が所定
温度を越えた際に制御手段により電動機部に対する入力
を低減させて、この電動機部等での発熱を抑制するか
ら、循環する空気を外部に放出することなく電動送風機
等の温度上昇を抑制できる。
【0069】請求項3の発明に従属する請求項4に記載
の発明によれば、請求項3の発明の効果に加えて、温度
上昇の原因が冷却風経路又は循環経路などあることを知
らせることできるので、温度上昇の原因に対する必要な
対策を講じ易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る空気循環式ア
ップライト型電気掃除機全体の構成を示す平面図。
【図2】図1に示された電気掃除機全体の構成を示す裏
面図。
【図3】図1に示された電気掃除機をその上ケースを取
外した状態で一部切欠して示す平面図。
【図4】図1に示された型電気掃除機全体の構成を示す
縦断側面図。
【図5】図1に示された電気掃除機が備える電動送風機
の構成を示す断面図。
【図6】図1に示された電気掃除機が備える電動送風機
の制御系統を示すブロック図。
【図7】図6に示された制御系統による制御動作を説明
するためのフローチャート。
【符号の説明】
21…掃除機本体、 23…下ケース、 28…連通管、 28a…第1連通部(吸気側循環経路)、 28b…第2連通部(排気側循環経路)、 31…電動送風機、 41…電動機部、 42…送風ファン、 43…冷却ファン、 64…冷却風取込み口、 67…冷却風排出口、、 71…本体内排気風路(排気側循環経路)、 85…フィルタ、 86…フィルタ、 89…本体内吸気風路(吸気側循環経路)、 102a…第1接続管部(吸気側循環経路)、 102b…第2接続管部(排気側循環経路)、 104…吸気口、 109…主部内吸気風路(吸気側循環経路)、 110…主部内排気風路(排気側循環経路)、 121…制御部(制御手段)、 122…第1表示灯(第1報知手段)、 123…第2表示灯(第2報知手段)、 124…循環風温度センサ、 125…冷却風温度センサ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】掃除機本体内の電動送風機の動作により吸
    気口から空気を吸い込み、この吸い込んだ空気をフィル
    タに通して塵埃を捕捉し、前記フィルタを通過して前記
    電動送風機から排出される空気を前記吸気口に戻して、
    この吸気口に戻された空気を前記吸気口から回収し循環
    させながら掃除をする電気掃除機において、 前記循環する空気が通される循環経路に設けられて前記
    循環する空気の温度を検出する循環風温度センサと、こ
    の温度センサの検出温度が供給されるとともに前記検出
    温度が所定温度を越えた時に前記電動送風機が有した電
    動機部への入力を低減させる制御手段と、を備えたこと
    を特徴とする電気掃除機。
  2. 【請求項2】掃除機本体内の電動送風機の動作により吸
    気口から空気を吸い込み、この吸い込んだ空気をフィル
    タに通して塵埃を捕捉し、前記フィルタを通過して前記
    電動送風機から排出される空気を前記吸気口に戻して、
    この吸気口に戻された空気を前記吸気口から回収し循環
    させながら掃除をする電気掃除機において、 前記電動送風機が、前記循環する空気が通される循環経
    路中に配置された送風ファンの他に、前記電動送風機の
    電動機部を空冷する空気を送風する冷却ファンを有し、
    この冷却ファンの回転で生起される冷却空気流を前記掃
    除機本体外に排出させる冷却風排出口及び冷却空気を外
    部から取込む冷却風取込み口を前記掃除機本体のケース
    に夫々設けたことを特徴とする電気掃除機。
  3. 【請求項3】掃除機本体内の電動送風機の動作により吸
    気口から空気を吸い込み、この吸い込んだ空気をフィル
    タに通して塵埃を捕捉し、前記フィルタを通過して前記
    電動送風機から排出される空気を前記吸気口に戻して、
    この吸気口に戻された空気を前記吸気口から回収し循環
    させながら掃除をする電気掃除機において、 前記電動送風機が、前記循環する空気が通される循環経
    路中に配置された送風ファンの他に、前記電動送風機の
    電動機部を空冷する空気を送風する冷却ファンを有し、 この冷却ファンの回転で生起される冷却空気流を前記掃
    除機本体外に排出させる冷却風排出口及び冷却空気を外
    部から取込む冷却風取込み口を前記掃除機本体のケース
    に夫々設け、 前記電動機部を冷却した空気の温度を検出する冷却風温
    度センサを前記電動機部から前記冷却風排出口との間の
    冷却風路部分に設け、 前記循環する空気の温度を検出する循環風温度センサを
    前記循環経路に設け、 かつ、前記両温度センサの検出温度が夫々供給されると
    ともにいずれか一方の温度センサから供給された検出温
    度が所定温度を越えた時に前記電動機部への入力を低減
    させる制御手段を備えたことを特徴とする電気掃除機。
  4. 【請求項4】前記循環風温度センサの検出温度が所定温
    度を越えた時に報知動作をする第1報知手段と、前記冷
    却風温度センサの検出温度が所定温度を越えた時に報知
    動作をする第2報知手段とを備えたことを特徴とする請
    求項3に記載の電気掃除機。
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