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JPH1121772A - 布帛用処理液およびその製造方法ならびにそれを用いてなる染色方法 - Google Patents

布帛用処理液およびその製造方法ならびにそれを用いてなる染色方法

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Publication number
JPH1121772A
JPH1121772A JP9176871A JP17687197A JPH1121772A JP H1121772 A JPH1121772 A JP H1121772A JP 9176871 A JP9176871 A JP 9176871A JP 17687197 A JP17687197 A JP 17687197A JP H1121772 A JPH1121772 A JP H1121772A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
fabric
soluble polymer
treatment liquid
producing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9176871A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyuki Horiguchi
智之 堀口
Yasumasa Yamamoto
泰正 山本
Yutaka Masuda
豊 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP9176871A priority Critical patent/JPH1121772A/ja
Publication of JPH1121772A publication Critical patent/JPH1121772A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】操作性に優れ、特にインクジェットまたはスプ
レー染色用布帛を製造できる布帛用処理液を提供する。 【解決手段】少なくとも水溶性高分子を含む組成物が実
質的に分散した油性媒体が、水性媒体中に分散されてな
る布帛用処理液とする。この処理液を用いてインクジェ
ットまたはスプレー染色に好適な布帛を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットま
たはスプレー染色法に際し、布帛に良好な品位を付与す
るための、布帛に水溶性高分子を付与するための処理液
とその製造方法、その処理液を用いて水溶性高分子を付
与されてなる布帛とその布帛を用いた染色方法及びその
染色物に関するものである
【0002】
【従来の技術】従来、布帛に図柄を形成する手法とし
て、手捺染、ローラー捺染、スクリーン捺染、転写捺染
などが使用されているが、いずれも予め図柄を形成した
スクリーン、彫刻スクリーン、転写紙等を用意して行う
方法である。しかしながら、近年これらのスクリーンや
転写紙を必要としない、無版のシステムであるインクジ
ェットまたはスプレー染色という新しい方法が実用化さ
れつつある。これらの方法においては、布帛に精細な画
像を得るために、にじみ防止が最も重要な課題となる。
例えば下記方法が提案されている。
【0003】(1)布帛ににじみ防止のための前処理を
行う方法 (2)インクににじみ防止のための添加剤を添加する方
法 (3)上記(1)、(2)の併用 しかしながら、上記(2)や(3)のようにインクにに
じみ防止のための添加剤を用いる方法は、にじみ防止の
効果が大きくても、インク粘度の増大、粘着性アップ、
不溶成分の増大などから、インクの吐出性及び信頼性の
低下を招く。
【0004】上記(1)の布帛前処理については、イン
クの移動を防ぐための撥水処理(特開昭60−9908
1号公報)や、布帛の保水性向上を目的とした水溶性高
分子処理(特開昭61−55277号公報)などがあ
る。
【0005】しかし本発明者らの知見によると、単に水
溶性高分子液を付与したのみでは、インク1滴1滴のに
じみは小さくなっても、短時間で吸収されないことが多
々あるため、他の部分との境界で2色のインクが接する
と、にじみが発生し、シャープな柄が得られない。
【0006】そこで、さらに吸水性、保水性をあげるた
め、布帛中の水溶性高分子の表面積が大きくなる処理方
法が検討されている。特開平2−112489号公報に
は、油中に微粒子状の水溶性高分子を分散させた処理液
を用いる方法が開示されており、発明者らの知見による
と、その処理方法では水溶性高分子が微粒子で布帛に付
与されているので表面積が大きく、インクのにじみを良
く止めることができる。しかしながら、例えるならば乾
燥後の布帛は水溶性高分子をまぶしたような状態である
ため、水溶性高分子が脱落しやすく、にじみ防止の安定
性を欠く場合があった。また、油系であるため、前処理
装置の洗浄が不便であり、また処理装置の防爆設備が必
要となる。
【0007】一方、特公平7−122224号公報では
水溶性高分子の水溶液に、水不溶性溶剤を分散させた水
中油滴型(O/W)エマルジョン液を付与する方法が開
示されている。発明者らの知見によると、この方法では
上記特開平2−112489号公報に対し水溶性処理液
であるため操作性の点で好ましく、また水溶性高分子が
繊維間隙に毛羽状の橋かけ状態で付着しているため、水
溶性高分子の脱落が少ないといった利点がある。しかし
十分な品位を満足する量の水溶性高分子を付与すると処
理液の粘度が高くなるため、付与設備の制限があり、操
作性に劣ることがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は布帛を処理す
る操作性に優れ、かつ水溶性高分子が布帛から脱落しに
くく、にじみ防止効果の高い布帛に水溶性高分子を付与
するための処理液とその製造方法、インクジェットまた
はスプレー用布帛とその製造方法、インクジェットまた
はスプレー染色方法およびその染色物を提供するもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の布帛用処理液の
一態様は、布帛に水溶性高分子を付与する処理液であっ
て、少なくとも水溶性高分子を含む組成物が実質的に分
散した油性媒体が、水性媒体中に分散されてなることを
特徴とする布帛用処理液である。
【0010】本発明の布帛用処理液の製造方法の一態様
は、水溶性高分子を付与するための処理液の製造方法で
あって、少なくとも水溶性高分子と分散剤とを油性媒体
に混合し、さらにその液を該水溶性高分子の水溶液に対
して減粘効果のある化合物を含む水性媒体に分散させる
ことを特徴とする布帛用処理液の製造方法である。
【0011】本発明の布帛用処理液の製造方法の他の一
態様は、少なくとも水溶性高分子と分散剤とを油性媒体
に混合させたものを水性媒体に分散した後に、該水溶性
高分子の水溶液に対して減粘効果のある化合物を添加す
ることを特徴とする布帛用処理液の製造方法である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる水溶性高分子
としては、天然糊剤(半合成糊剤含む)および合成糊剤
などが挙げられる。
【0013】より具体的には天然糊剤としては例えば生
でんぷん、可溶性でんぷん等のでんぷん系、ローカスト
ビーン、グアー、タマリンド等のガム系、アルギン酸ナ
トリウム等の海藻系などが挙げられる。
【0014】また、半合成糊剤としては例えば、メチル
セルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシ
メチルセルロース等のセルロース系等が挙げられる。
【0015】合成糊剤としては例えば、ポリビニルアル
コール、ポリビニルメチルエーテル等のビニル系、ポリ
アクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリアクリル酸塩、ポ
リメタクリル酸塩、ポリアクリルアミド等のアクリル
系、マレイン酸共重合物として例えばスチレンと酢酸ビ
ニルとの共重合物、その他ポリビニルピロリドン、ポリ
エチレンオキサイド等が挙げられる。
【0016】水溶性高分子の布帛に対する付与量はにじ
み防止の点から、0.05〜25%owf付与すること
が好ましく、さらに好ましくは1〜15%owfであ
る。また25%owf以上であると脱糊性が悪くなり、
また経済上好ましくない。また、この観点から本発明の
処理液において、処理液に対する水溶性高分子の含有量
は0.1〜30重量%であることが好ましく、さらに好
ましくは0.1〜20重量%である。30重量%以上に
なると処理液の粘度が高すぎて操作性が不便である。こ
のような処理液のピックアップ率を適宜調整して前記付
与量となるようにするのが好ましい。
【0017】水溶性高分子の中では、にじみ防止効果が
高いという点で特にポリアクリル酸系水溶性高分子が好
ましい。ここで言うポリアクリル酸系水溶性高分子と
は、主としてアクリル酸及びそのナトリウム塩などに代
表される種々のアクリル酸塩で構成される重合体または
共重合体、及びメタクリル酸及びそのナトリウム塩など
に代表される種々のメタクリル酸塩で構成される重合体
または共重合体を言う。ポリアクリル酸系水溶性高分子
の数平均分子量は特に限定されないが、1000〜40
0万が好ましく、さらに好ましくは1万〜300万であ
る。400万以上になると、にじみ防止に効果のある水
溶性高分子量を処理液に添加すると、粘度が高すぎて操
作上不便であり、また1000以下であるとにじみ防止
効果が期待できない。
【0018】本発明においては、処理液の操作性向上や
処理液を布帛に付与するときの操作性向上の点で、水溶
性高分子の水溶液に対して減粘効果のある化合物を処理
液に添加することが好ましい。本発明でいう水溶性高分
子の水溶液に対して減粘効果のある化合物とは、使用す
る水溶性高分子によって異なるが、水溶性高分子の水溶
液に添加したときに、添加していない時と比べて粘度が
減少するものであれば特に限定されない。たとえば水溶
性高分子としてポリアクリル酸を選んだ場合では、例え
ば塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、硫酸アンモニウ
ム、塩化カルシウム、トリポリリン酸ナトリウムなどの
水溶性無機塩やエチレンジアミン四酢酸四ナトリウムな
どの有機酸塩、塩酸、酢酸などの酸、などが水溶性高分
子の水溶液に対して減粘効果のある化合物として挙げら
れる。このなかで塩化ナトリウムや硫酸ナトリウム、塩
化カルシウムなどの水溶性無機塩が特に好ましく用いら
れる。これは、減粘効果が大きく、比較的安価であり、
また水に対する溶解性が高く必要量を添加することがで
きるためである。
【0019】本発明の水溶性高分子と水溶性高分子の水
溶液に対し減粘効果のある化合物の割合は、処理液に対
し下式範囲内にすることが好ましい。
【0020】0.1×B≦A<30 ここで、A:水溶性高分子の水溶液に対し減粘効果のあ
る化合物の濃度重量% B:水溶性高分子の濃度重量% より好ましくは、0.1×B≦A<20、さらに好まし
くは、0.1×B≦A<10である。水溶性高分子の水
溶液に対し減粘効果のある化合物の量は、水溶性高分子
に対し0.1倍未満であると経時変化による処理液の粘
度上昇が著しく、操作性が不便である。また水溶性高分
子の水性媒体に対し減粘効果のある化合物の濃度重量%
が30重量%以上であると、その化合物が析出したり、
処理液の分散安定性に欠く可能性が高くなるなど操作上
不便になる。
【0021】本発明の処理液では、水溶性高分子が油性
媒体に分散し、さらにこれを水性媒体に分散しているた
め、安定性を持たせる意味で界面活性剤を添加するのが
よい。ここでいう界面活性剤としては、染料や顔料の染
着阻害を実用上起こさないものであれば特に限定され
ず、ノニオン系、アニオン系、カチオン系、両性いずれ
の界面活性剤を単独もしくは併用して使用できる。
【0022】本発明の処理液の粘度は1〜100cpが
好ましく、さらに好ましくは5〜50cpである。この
範囲内にするため適宜処理液の組成や成分比、分子量な
どを調節することが好ましい。処理液は水媒体を主成分
とするため、粘度を1cp以下にすることは困難であ
る。また100cp以上であると、布帛を処理するとき
の操作性が著しく下がるため好ましくない。
【0023】本発明の処理液は、少なくとも水溶性高分
子を含む組成物が分散、および/又は溶解した油性媒体
が、水性媒体中に分散された状態、言い換えればW/O
/Wエマルジョンであることが重要である。なお本発明
でいう分散とは、狭義的に用いられる分散、乳化、懸
濁、微分散、マイクロカプセル等、いかなるコロイド状
態であってもかまわず一括して分散という。
【0024】この油性媒体としては常温で液体であれば
特に限定されるものではなく、ヘキサン、ヘプタン、オ
クタン、ノナン、デカン、ウンデカン、ドデカン、トリ
デカン、テトラデカン、ケロシン、ミネラルターペン、
ベンゼン、トルエン、キシレン、石油ベンジンの様な脂
肪族または芳香族炭化水素類、トリクロロエチレン、テ
トラクロロエチレン、塩化メチレン、クロロホルム、四
塩化炭素、ジクロロエタン、ジクロロプロパン、ジクロ
ロブタン、クロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素
類、リン酸トリブチル、リン酸ジオクチル、フタル酸ジ
オクチル、フタル酸ジブチルのようなエステル塩などが
好ましい。
【0025】本発明の処理液は前記構成物質の他、必要
に応じて硫酸アンモニウム、酢酸等のpH調整剤、多孔
性微粒子、界面活性剤、均染剤、還元防止剤等添加する
ことができる。
【0026】本発明の処理液の製造方法は、少なくとも
水溶性高分子と分散剤とを油性媒体に混合し、さらに水
性媒体に分散させる方法により製造できる。本発明の処
理液の製造方法は、水溶性高分子の水溶液に対して減粘
効果のある化合物を添加することがより好ましい。この
添加方法としては、少なくとも水溶性高分子と分散剤と
を油性媒体に混合し、さらにその水溶性高分子の水溶液
に対して減粘効果のある化合物を含む水性媒体に分散さ
せる方法、または、少なくとも水溶性高分子と分散剤と
を油性媒体に混合させたものを水性媒体に分散した後
に、その水溶性高分子の水溶液に対して減粘効果のある
化合物を添加する方法が好ましい。
【0027】前記処理液によって布帛に水溶性高分子を
付与することができる。処理方法は特に限定されず、パ
ッド法、コーティング法、スプレー法、インクジェット
法等で付与することができる。付与後は通常乾燥した
後、インクジェット方式やスプレー方式などでインクを
付与するが、にじみのコントロール及びインク付着時の
布帛の膨潤コントロールのために、水分調整した布帛を
用いることができる。
【0028】本発明に適用される布帛素材は、特に限定
されず、ポリエステル、ナイロン、アクリル等の合成繊
維、綿、麻等の天然植物繊維、絹、羊毛等の天然動物繊
維、再生繊維、半合成繊維等が挙げられる。さらに布帛
構造も特に限定されず、織物、編物、不織布等を使用す
ることができる。本発明における適用素材の中では、主
として合成繊維からなるもの、特に合成繊維が主として
合成ポリアミドからなるものが好ましく使用される。合
成ポリアミドとしてはナイロン6、ナイロン66及びこ
れらを主体とする共重合物からなるポリアミド等のこと
をいう。また、合成ポリアミド以外の他の天然繊維、合
成繊維等を含有しても良い。発明者らの知見によると、
本発明の処理液はいかなる合繊に対しても適用しうる
が、特にポリアミドに関しては他に適用しうる前処理方
法がなく、本発明が格段に優れているといった点で好ま
しい形態である。
【0029】本発明により得られる布帛は、原因は明ら
かではないが布帛のすれによるにじみ防止効果の減少が
少ないといった利点がある。これは水溶性高分子が水性
媒体にも一部溶解しており、水溶性高分子の粒子のバイ
ンダー的役割を果たしているため繊維から脱落しにくく
なっているためではないかと考えられる。
【0030】本発明のインクジェットまたはスプレー染
色方法は、上記の布帛を用いて行うものである。インク
ジェット方法またはスプレー方法としては公知のいずれ
の方法でも使用することができる。
【0031】インクジェット方法の代表的な例として
は、オンデマンド方式とコンティニュアス方式がある。
オンデマンド方式としては、ピエゾタイプ、及びバブル
ジェット等のサーマルタイプ、コンティニュアス方式と
しては、荷電偏向タイプ、ヘルツ方式等が挙げられる。
【0032】またスプレー方法の代表的な例としては、
一流体システムと二流体システムがある。スプレーに電
磁弁が取り付けられているものもある。
【0033】インクジェットまたはスプレー方式により
インクを付与された布帛は、引き続き繊維への色素の定
着及び色素の除去工程を施すことが好ましい。定着方法
すなわち発色方法としては、従来公知の方法を使用する
ことができ、たとえば常圧、高圧、高温、乾熱等の各種
スチーミング法等が採用でき、布帛の種類や目的に応じ
て適宜使い分ければよい。合成ポリアミドのための発色
条件としては、飽和蒸気によるスチーミングが好ましく
採用される。発色後は本発明の処理剤を含む前処理剤及
び未固着染料を布帛から除くためソーピングを行うこと
が好ましく、白場汚染を防ぐため、洗浄剤、洗浄条件を
適正化するのが好ましい。さらに必要に応じ、後処理と
して湿潤堅牢度、塩素堅牢度、耐光堅牢度等の堅牢度を
さらに向上させるため、種々の薬剤を用いることができ
る。
【0034】本発明によるインクジェット用布帛または
スプレー用布帛は、水性媒体のインクに接触すると、布
帛中の水溶性高分子が瞬時に水を吸収し、にじみ防止を
達成するため、水主体のインクであれば分散染料のよう
な水不溶性染料が分散されたインク、および酸性染料、
反応染料、直接染料のような水溶性染料インクでも適用
可能である。特に水溶性染料インクには顕著な効果が得
られているといった知見が得られている。それ以外の成
分は特に限定されず、インクジェットまたはスプレー方
式に適した各種のインク設計とすることができる。
【0035】インクの代表的な成分としては、染料と主
媒体の水のほかに水溶性有機溶剤を含有する。例とし
て、アセトン、ジアセトンアルコール等のケトン又はケ
トアルコール類;ジオキサン等のエーテル類;ジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレ
ングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール等のオキシエチレン又はオキシプロピレン
付加重合体;エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、トリメチレングリコール、ブチレングリコール、へ
キシレングリコール等のアルキレン基が2〜6個の炭素
原子を含むアルキレングリコール類;1,2,6−ヘキ
サントリオール等のトリオール類;チオジグリコール;
グリセリン;エチレングリコールモノメチル(又はエチ
ル)エーテル、ジエチレングリコールモノメチル(又は
エチル)エーテル、トリエチレングリコールモノメチル
(又はエチル)エーテル等の多価アルコールの低級アル
キルエーテル類;トリエチレングリコールジメチル(又
はエチル)エーテル、テトラエチレングリコールジメチ
ル(又はエチル)エーテル等の多価アルコールの低級ジ
アルキルエーテル類;スルホラン,N−メチル−2−ピ
ロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等
が挙げられる。これら水溶性有機溶剤の含有量は、イン
ク全重量に対して重量%で3〜60%、好ましくは5〜
50%、さらに好ましくは10〜40%の範囲である。
さらに必要に応じ、界面活性剤、pH調整剤、防腐剤等
をインクに添加することができる。さらに染料をインク
化する際には必要に応じて精製、濾過等の処理を施すこ
とができる。
【0036】本発明の染色物は、前記のインクジェット
またはスプレー染色方法を使用して行われるものであ
り、にじみ防止性による優れた色鮮明性、柄シャープ性
を示すもので、一般衣料用途はもちろん、スキー、水着
等のスポーツ用途に好ましく用いることができる。
【0037】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。文中の「%」はすべて重量%である。いずれの
実施例及び比較例も下記仕様のインクセット及びインク
ジェット装置を使用し、また下記方法によりにじみ防止
性を評価した。
【0038】(インクの調製) ・インクセットAの酸性染料インクの調整 イエロー成分としてC.I.Acid Yellow
17 マゼンタ成分としてC.I.Acid Red 361 シアン成分としてC.I.Acid Blue 25 ブラック成分としてC.I.Acid Black 4
8 上記各染料に対し、下記組成のインク4種(インクセッ
トA)を調製し、1ミクロンのフィルターで濾過して使
用した。
【0039】 染料 5% エチレングリコール 30% 硫酸アンモニウム 1% 超純水 64% ・インクセットBの分散染料インクの調整 イエロー成分としてC.I.Disperse Yel
low 42 マゼンタ成分としてC.I.Disperse Red
31 シアン成分としてC.I.Disperse Blue
60 ブラック成分として、C.I.Disperse Na
vy 79、C.I.Disperse Red 7
3、C.I.Disperse Orange30の混
合物 上記各染料に対し、下記組成のインク4種(インクセッ
トB)を調製し、1ミクロンのフィルターで濾過して使
用した。
【0040】 染料25%分散液 10% 1,4−ブタンジオール 30% 超純水 65% (インクジェット装置) ・インクジェット装置I インクジェット装置としてピエゾタイプのオンデマンド
式による下記仕様のインクジェットプリンタを用いた。
【0041】色数:4色カラー 解像度:8ドット/mm プリント方式:ノズル移動方式 ・インクジェット装置II インクジェット装置としてコンティニュアス式による下
記仕様のインクジェットプリンタを用いた。
【0042】色数:4色カラー 解像度:8ドット/mm プリント方式:ノズル移動方式 (にじみ防止性評価方法)インクジェット染色した染色
物のプリントされた部分と白地の境界線の明確さ、及び
色と色の境界線の明確さから判断し、評価はそれぞれ、
◎○△×の四段階で表した。◎が最も境界が明確でにじ
み防止性が高いことを示す。
【0043】[実施例1]下記組成のW/O/Wエマル
ジョンの処理液を調製した。
【0044】A液 プリモガムF30 10% (センカ(株)製 アクリル酸共重合体と分散剤の混合
物) ミネラルターペン 5% (日本石油(株)製) エマルゲン404 2% (花王(株)製 ノニオン系界面活性剤) B液 ノニポール400 5% (三洋化成(株)製 ノニオン性界面活性剤) 塩化ナトリウム 5% 水 73% 処理液の調製法は、上記A液、B液を別々に調製後、B
液を攪拌しながらA液を徐々に加えた。
【0045】このW/O/Wエマルジョン処理液をナイ
ロン100%織物にパッド−ドライ法にて処理し、前処
理布帛1を得た。この前処理布帛に、インクジェット装
置I及びインクセットAを用いてプリントした後、10
2℃の飽和蒸気にて20分発色処理し、ついでソーピン
グ処理を行った。
【0046】これにより得られた染色布帛のにじみ防止
性、発色性を評価した。また各前処理布帛を軽く摩擦さ
せた後のにじみ防止性を評価した。その結果を表1に示
した。
【0047】[実施例2]実施例1と同様に、下記C
液、D液を混合したW/O/Wエマルジョンの処理液か
ら前処理布帛2を得、このにじみ防止性を評価し、その
評価結果を表1に示した。
【0048】C液 カーボポール#340 5% (グッドリッチ(株)製 ポリアクリル酸:分子量 約
300万) ミネラルターペン 5% ソルビタンモノオレート 2% D液 ノニポール400 5% 塩化ナトリウム 5% 水 78% [実施例3]実施例1と同様に、E液、F液を混合した
W/O/Wエマルジョンの処理液から前処理布帛3(な
おファインガムMC−8は細かく粉砕して使用した)を
得、このにじみ防止性を評価し、評価結果を表1に示し
た。
【0049】E液 ファインガム MC−8 5% (第一工業製薬(株)製 カルボキシメチルセルロー
ス) ミネラルターペン 5% ソルビタンモノオレート 2% F液 ノニポール400 5% 塩化ナトリウム 5% 水 78% [比較例1]下記組成のO/Wエマルジョン処理液を調
製し、実施例1と同様の手順で布帛を処理して、前処理
布帛4を得た。実施例1と同様のプリント、発色、ソー
ピングを行い、にじみ防止性を評価して、評価結果を表
1に示した。
【0050】 ファインガム MC−8 5% ミネラルスピリット 30% ノニポール100 2% (三洋化成(株)製) 水 63% 処理液の調整法は、ファインガムMC−8を細かく粉砕
した後、水で溶解し、ついで界面活性剤を加え、ミネラ
ルターペンを徐々に添加しながら攪拌した。
【0051】[比較例2]下記組成のW/O処理液を調
製し、実施例1と同様の手順で布帛を処理して、前処理
布帛5を得た。実施例1と同様のプリント、発色、ソー
ピング処理を行い、にじみ防止性を評価して、評価結果
を表1に示した。
【0052】 カーボポール#934 10% ソルビタンモノオレート 5% 水 26% アンモニア水(28%) 7% ポリオキシエチレン 6% ソルビタンモノオレート ミネラルターペン 40% 作り方はミネラルターペンに親油性の界面活性剤として
ソルビタンモノオレートを加え、ついでカーボポール#
934を加えて十分に攪拌した。次にアンモニア水(2
8%)、水を加えて、最後にポリオキシエチレンソルビ
タンモノオレートを加えて十分に攪拌した。
【0053】[比較例3]処理液を付与しないナイロン
100%織物に、実施例1と同様にプリント、発色、ソ
ーピング処理を行い、にじみ防止性を評価して、評価結
果を表1に示した。
【0054】
【表1】 表1から明らかなように、実施例1〜3の布帛は、にじ
み防止性、発色性に優れ、特に水溶性高分子としてポリ
アクリル酸系水溶性高分子を使用した場合、効果が顕著
であった。また同じポリアクリル酸系前処理布帛(実施
例1、2、比較例2)でも、前処理布帛をプリント前に
摩擦させた場合、本発明の前処理布帛(実施例1、2)
はにじみ防止性が減少しないことが判った。このことは
前処理した布帛を長期に保存しても、その効果は減少し
ないことを意味する。
【0055】さらに本発明においては溶剤の使用量が少
なく、環境への負荷を軽減させることが可能である。
【0056】[実施例4]実施例1記載のA液、B液か
ら調製したW/O/Wエマルジョンの処理液を、ナイロ
ンに変えてポリエステル100%織物にパッド−ドライ
法にて処理し、前処理布帛6を得た。さらにインクジェ
ット装置IIとインクセットBを用いて、プリントした。
次に過熱水蒸気170℃で7分間処理して、通常の還元
洗浄、水洗、乾燥を行った。これにより得られた染色布
帛のにじみ防止性を評価した。その結果を表2に示し
た。
【0057】[比較例4]処理を施していないポリエス
テル100%織物に、実施例4と同様のプリント、発
色、ソーピングを行い、にじみ防止性を評価した。その
評価結果を表2に示した。
【0058】
【表2】 この結果から、ポリエステル織物へのインクジェット染
色においてもにじみ防止効果があることが判った。
【0059】[実施例5、比較例5]実施例2同様の水
溶性高分子を同量使用し、エマルジョンを形成していな
い水媒体のみで下記組成の前処理液を調整した。
【0060】 カーボポール#934 10% 水 90% この処理液は粘度が非常に高く、布帛へのパッド付与は
非常に困難であり前処理布帛を得ることはできなかっ
た。これに対し実施例2の前処理布帛2では、処理液の
粘度が低いため(約30cp程度)、容易に前処理布帛
を得ることができた。
【0061】[比較例6]比較例5からさらに、前処理
布帛を調整できるように処理液の粘度を下げるため、水
溶性高分子の量を下げ、さらに水溶性無機塩を添加した
下記組成の処理液を調整した。
【0062】 カーボポール#934 1% 塩化ナトリウム 5% 水 93% これをナイロン100%織物にパッド−ドライ法にて付
与して前処理布帛7を得た。これに実施例1同様にして
プリント、発色、ソーピング処理を施してにじみ防止性
を評価した。この結果を表3に示した。
【0063】
【表3】 この結果から、本発明の処理液を使用せず、ポリアクリ
ル酸系水溶性高分子と該水溶性高分子の水性媒体に対し
減粘効果のある化合物を使用した場合でも未処理布帛
(比較例4)よりはにじみ防止性があることが判った
が、処理液の粘度による操作性の関係で多くの水溶性高
分子を布帛に付与できないこと、及び布帛への水溶性高
分子の付着状態が、本発明の処理液で布帛に付与した場
合に比べて若干異なっていると考えられることなどか
ら、にじみ防止性が本発明に比べ劣ることが判った。
【0064】
【発明の効果】本発明により得られるインクジェットま
たはスプレー用布帛は、インクのにじみがなく、鮮明且
つシャープな画像が得られ、また水主媒体のインクにす
べて適用可能であり、どの素材でも適用できるため汎用
性に富み、しかも処理液が水を主成分とするため操作性
に優れている。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】布帛に水溶性高分子を付与する処理液であ
    って、少なくとも水溶性高分子を含む組成物が実質的に
    分散した油性媒体が、水性媒体中に分散されてなること
    を特徴とする布帛用処理液。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記水溶性高分子の水
    溶液に対して減粘効果のある化合物が前記水性媒体中に
    溶解していることを特徴とする布帛用処理液。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記減粘効果のある化
    合物が水溶性無機塩であることを特徴とする布帛用処理
    液。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の処理液に
    おいて、前記水溶性高分子がポリアクリル酸系高分子で
    あることを特徴とする布帛用処理液。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記ポリアクリル酸系
    水溶性高分子の数平均分子量が1000〜400万であ
    ることを特徴とする布帛用処理液。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載の処理液に
    おいて、前記水溶性高分子の処理液に対する含有量が
    0.1〜30重量%であることを特徴とする布帛用処理
    液。
  7. 【請求項7】請求項2〜6のいずれかに記載の処理液に
    おいて、前記水溶性高分子の水溶液に対して減粘効果の
    ある化合物の処理液に対する含有量A(重量%)と、前
    記水溶性高分子の処理液に対する含有量B(重量%)が
    下式範囲内であることを特徴とする布帛用処理液。 0.1×B≦A<30
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれかに記載の処理液の
    粘度が1〜100cpであることを特徴とする布帛用処
    理液。
  9. 【請求項9】水溶性高分子を付与するための処理液の製
    造方法であって、少なくとも水溶性高分子と分散剤とを
    油性媒体に混合し、さらにその液を該水溶性高分子の水
    溶液に対して減粘効果のある化合物を含む水性媒体に分
    散させることを特徴とする布帛用処理液の製造方法。
  10. 【請求項10】水溶性高分子を付与するための処理液の
    製造方法であって、少なくとも水溶性高分子と分散剤と
    を油性媒体に混合させたものを水性媒体に分散した後
    に、該水溶性高分子の水溶液に対して減粘効果のある化
    合物を添加することを特徴とする布帛用処理液の製造方
    法。
  11. 【請求項11】請求項1〜8のいずれかに記載の処理液
    を用いて水溶性高分子が付与されてなることを特徴とす
    る布帛の製造方法。
  12. 【請求項12】請求項9〜10のいずれかに記載の方法
    で得られた処理液を用いて水溶性高分子が付与されてな
    ることを特徴とする布帛の製造方法。
  13. 【請求項13】布帛がインクジェットおよび/又はスプ
    レーの被記録媒体として用いられるものであることを特
    徴とする請求項11または12記載の布帛の製造方法。
  14. 【請求項14】請求項11〜13のいずれかに記載の布
    帛が、主として合成繊維からなることを特徴とする布帛
    の製造方法。
  15. 【請求項15】請求項14に記載の合成繊維が主として
    ポリアミドからなることを特徴とする布帛の製造方法。
  16. 【請求項16】請求項11〜15のいずれかに記載の布
    帛に、染料又は顔料を着色成分とするインクをインクジ
    ェット又はスプレーにより付与し、ついで発色処理後、
    洗浄、乾燥をする工程を含むことを特徴とする染色方
    法。
  17. 【請求項17】請求項16記載の方法で得られることを
    特徴とする染色物。
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