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JPH11216985A - 軸筒へのグリップ取付け構造 - Google Patents

軸筒へのグリップ取付け構造

Info

Publication number
JPH11216985A
JPH11216985A JP10033911A JP3391198A JPH11216985A JP H11216985 A JPH11216985 A JP H11216985A JP 10033911 A JP10033911 A JP 10033911A JP 3391198 A JP3391198 A JP 3391198A JP H11216985 A JPH11216985 A JP H11216985A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft cylinder
barrel
grip
aqueous solution
cylindrical body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10033911A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Endo
和則 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pentel Co Ltd filed Critical Pentel Co Ltd
Priority to JP10033911A priority Critical patent/JPH11216985A/ja
Publication of JPH11216985A publication Critical patent/JPH11216985A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 逐一、水溶液を軸筒に塗布するようなのでそ
の作業に手間がかかり、また、前記の水溶液を購入する
費用もかかり、結果的に製品の価格を高騰させてしまう
ものであった。また、筒状体は、軸筒に対して一見密着
しているようではあるが、実際には、接触面全体が均一
に密着されているのではなく、密着部と非密着部とが存
在している。ここで、前記筒状体を透明や半透明の部材
で形成した場合には、前記の密着部や非密着部がまだら
な模様となって表現されてしまい、決して見栄えの良い
ものではなかった。尚、前記の水溶液が例え乾燥したと
しても筒状体と軸筒との間には接着部と非接着部とによ
るまだらな模様が存在してしまい、見栄えをより一層悪
くしてしまうものであった。 【解決手段】 軸筒のグリップを挿着する部分の表面に
梨地加工を施した軸筒へのグリップ取付け構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グリップの軸筒へ
の取付け構造に関する。ここで、前記軸筒の具体例とし
ては、シャ−プペンシルやボ−ルペンなどの筆記具の軸
筒や、釣竿の軸筒、窓やドアなどのノブ、あるいは、自
転車などのハンドルなどが挙げられる。
【0002】
【従来の技術】1例として、特開平8−25875号公
報がある。筆記具の軸筒の把持する部分にグリップを挿
着した例である。その公報の実用新案登録請求の範囲に
は、「筆記具の軸筒の外側にポリビニルアルコ−ルまた
はヒドロキシエチルセルロ−スの水溶液を塗布し、その
後筒状体を上記軸筒に圧入して軸筒に取り付けてなるこ
とを特徴とする筆記具における筒状体の取付方法。」と
記載されている。接着性のある水溶液を塗布することに
よって、グリップを筒状体に圧入し易くしていると共
に、圧入後においては、回転しにくくまた抜けにくくし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術にあって
は、上述したような効果はあるが、逐一、水溶液を軸筒
に塗布するようなのでその作業に手間がかかり、また、
前記の水溶液を購入する費用もかかり、結果的に製品の
価格を高騰させてしまうものであった。また、筒状体
は、軸筒に対して一見密着しているようではあるが、実
際には、接触面全体が均一に密着されているのではな
く、密着部と非密着部とが存在している。ここで、前記
筒状体を透明や半透明の部材で形成した場合には、前記
の密着部や非密着部がまだらな模様となって表現されて
しまい、決して見栄えの良いものではなかった。尚、前
記の水溶液が例え乾燥したとしても筒状体と軸筒との間
には接着部と非接着部とによるまだらな模様が存在して
しまい、見栄えをより一層悪くしてしまうものであっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点に
鑑みてなされたものであり、軸筒のグリップを挿着する
部分の表面に梨地加工を施したことを要旨とする。
【0005】
【実施例】図1〜図3に第1例を示し説明する。シャ−
プペンシルの例である。軸筒1の内側には、芯タンク2
やチャック体3、チャックスプリング4などからなる芯
繰り出し機構5が摺動自在に配置されている。その芯繰
り出し機構5の芯タンク2の後端には、消しゴム6と天
面に孔7が形成されたノックキャップ8が着脱自在に取
り付けられている。符号9は、前記軸筒1の上部に取り
付けられた金属製のクリップである。
【0006】前記軸筒1の前方部には、縮径部10が形
成されており、その縮径部10にはゴム状弾性体よりな
るグリップ部材11が圧入されている。また、縮径部1
0の表面には、梨地加工が施されており(梨地部1
2)、その梨地部12における微細な凹凸の高さは、3
0μm程度となっているが、10μm〜60μm程度の
範囲に属していれば良い。前記縮径部10の略前端部に
は、周状の溝13が形成されており、その周状の溝13
には、グリップ部材11の内周突起14が係合してい
る。挿着後における、グリップ部材11の軸筒1からの
脱落を防止しているのである。
【0007】前記梨地加工の具体例としては、射出成形
によって軸筒1を成形するのが容易な方法であるが、軸
筒1が軟らかい製品の場合にはブロ−成形などの手段で
あっても良い。また、軸筒1の縮径部10の表面に梨地
部12を形成する手段としては、前記射出成形やブロ−
成形などの縮径部10を成形する金型のキャビティ−の
内面に、ブラスト加工や放電加工などの手段によって微
細な凹凸を形成するのが好ましい。以下に梨地加工部の
高さを種々変更した場合における、組立の容易性、並び
に、まだら模様の出具合の評価を表1に示す。
【0008】
【表1】
【0009】×:挿着開始部分から密着してしまい、
非常に挿着しにくい ×:縮径部の半分程度までは挿着されるが、それより
奥にはと同様挿着しにくくなる ×:まだらな模様が複数箇所に出現する △:梨地の凹凸が少し出現する ×:梨地の凹凸がはっきり出現する
【0010】次に、前記グリップ部材11の材質の具体
例としては、シリコ−ンゴムやエチレンプロピレンゴム
などのゴムや熱可塑性エラストマ−などの透明性のある
材質や半透明性の材質、或は、前記の材質に少量の着色
材を混入させた色付きの半透明性の材質などが挙げられ
る。特に、手で握る部分(グリップ部材)を考慮する
と、手から出る油などに強い、シリコ−ンゴムや熱可塑
性エラストマ−などが好ましい。
【0011】
【作用】グリップ部材を軸筒に挿着する場合には、つま
り、組み付ける場合には、グリップ部材の内面が、軸筒
の縮径部の微細な凹凸の凸の頂部を移動するので、スム
−ズに挿着される。また、挿着後においては、前記微細
な凸の頂部にグリップ部材が載っているため、グリップ
部材と縮径部とは面接触とはならず、点接触となり、そ
のため、まだらな模様が発生しない。また、微細な凹凸
の凸の頂部のみにグリップ部材の内面が接触しているた
め、表面全体が接触するのに比し、その接触面積が少な
いので、軸筒の色がグリップ部材に写りにくく、よっ
て、グリップ部材が軸筒とは同一色には見えず、透明で
はあるものの、グリップ部材の存在を容易に確認するこ
とができ、製品全体の形状を損なわせることもない。ち
なみに、梨地加工が施されていない軸筒に透明なグリッ
プ部材を挿着すると、軸筒の表面に密着している部分が
多いため、グリップ部材が軸筒の色と同一に見えてしま
い、グリップ部材の存在感を損なわせてしまうものであ
る。
【0012】第2例を図4、図5に示し説明する。軸筒
1の縮径部10には、前例と同様に梨地加工(梨地部1
2)が施されているが、長手方向に縦リブ15も形成さ
れている。グリップ部材11の挿着後における、グリッ
プ部材11の軸筒1に対する回転を防止している。尚、
本例においては、グリップ部材内面の縦リブに接触して
いる部分が、その他の部分に比べ軸筒の色が濃く表現さ
れるが、縦リブの頂部で線接触しているため、該接触部
分がまだら模様になることはない。尚、図2や図4に示
す例においては、グリップ部材を取り付ける縮径部の前
方部分(周状の溝13の近傍)に梨地加工を施さなかっ
たが、この前方部分にも梨地加工を施しても良い。
【0013】
【発明の効果】本発明は、軸筒のグリップを挿着する部
分の表面に梨地加工を施したので、安価な手段で、グリ
ップと軸筒との間にまだらな模様が発生しない、外観見
栄えの良い製品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1例を示す縦断面図。
【図2】図1の軸筒を示す要部拡大図。
【図3】図1のグリップ部材示す縦断面図。
【図4】本発明の第2例を示す要部拡大図。
【図5】図4のA−A線断面図。
【符号の説明】
1 軸筒 2 芯タンク 3 チャック体 4 チャックスプリング 5 芯繰り出し機構 6 消しゴム 7 孔 8 ノックキャップ 9 クリップ 10 縮径部 11 グリップ部材 12 梨地部 13 周状の溝 14 内周突起 15 縦リブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸筒のグリップを挿着する部分の表面に
    梨地加工を施したことを特徴とする軸筒へのグリップ取
    付け構造。
JP10033911A 1998-01-30 1998-01-30 軸筒へのグリップ取付け構造 Pending JPH11216985A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10033911A JPH11216985A (ja) 1998-01-30 1998-01-30 軸筒へのグリップ取付け構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10033911A JPH11216985A (ja) 1998-01-30 1998-01-30 軸筒へのグリップ取付け構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11216985A true JPH11216985A (ja) 1999-08-10

Family

ID=12399714

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10033911A Pending JPH11216985A (ja) 1998-01-30 1998-01-30 軸筒へのグリップ取付け構造

Country Status (1)

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JP (1) JPH11216985A (ja)

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