JPH11215987A - Tsa305遺伝子 - Google Patents
Tsa305遺伝子Info
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- JPH11215987A JPH11215987A JP10126803A JP12680398A JPH11215987A JP H11215987 A JPH11215987 A JP H11215987A JP 10126803 A JP10126803 A JP 10126803A JP 12680398 A JP12680398 A JP 12680398A JP H11215987 A JPH11215987 A JP H11215987A
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Abstract
な新規な膵臓特異的遺伝子を提供。 【解決手段】配列番号:1で示されるアミノ酸配列の全
部又は一部をコードする塩基配列を含む膵臓特異的遺伝
子。
Description
現している遺伝子TSA305、より詳しくは、線虫の
sel−1と高い相同性を有し、癌に対して抑制的に働
くと考えられる新規な膵臓特異的遺伝子に関する。また
本発明は、かかる遺伝子によってコードされる新規な蛋
白質及びその特異抗体にも関する。
死亡順位において4位及び5位を占める消化器系の悪性
腫瘍の中でも最も予後不良な癌のひとつである(Poston,
J. G., et al., Gut., 32, 800-812 (1991))。癌研究
における最も重要なゴールは、癌化に至る早期の遺伝子
変化を見分けることである。この変化の見極めは、早期
診断のための遺伝子的なツールの開発とこの致死的な疾
患をより効果的に治療するための新規な治療的アプロー
チとを導くことができる。
おいて神経発生の際の外胚葉からニューロブラストへの
分化を抑制するNotch/lin−12に対して抑制
的に働くことが報告されている(Genetics, 143 (1), 2
37-247 (1996) : Development, 124 (3), 637-644 (199
7))。該Notch/lin−12は、その強制発現が
乳癌や白血病を惹起させるため、癌関連遺伝子と考えら
れており、該癌関連遺伝子の抑制的な働きをなす上記s
el−1遺伝子は、癌に対しても抑制的に働くとも考え
られるが、現在尚之等遺伝子の役割については明確に解
明されている訳ではない。
より得られる情報は、癌化や炎症等の疾患の発症機能の
解明に重要であり、これらは、基礎科学研究の分野はも
とより、医薬品分野においても癌や炎症等の疾患の解明
やその処置法等の開発面からも望まれているところであ
る。
される前記の情報、殊にsel−1遺伝子と相同性を有
する新規な蛋白相同物をコードする遺伝子を提供するこ
とを目的とする。
由来の遺伝子につき検索を重ねた結果、該目的に合致す
る新しい膵臓特異的遺伝子の単離、同定に成功し、ここ
に本発明を完成するに至った。
以下の(a)及び(b)のいずれかの蛋白質をコードす
る塩基配列を含む遺伝子TSA305、特にヒト遺伝子
である当該遺伝子が提供される。
列からなる蛋白質、(b)配列番号:1で示されるアミ
ノ酸配列において1又は複数のアミノ酸が欠失、置換又
は付加されたアミノ酸配列からなり、TSA305との
結合活性を有する蛋白質。
ってコードされるTSA305蛋白及びこれに結合性を
有する特異抗体が提供される。
(b)のいずれかのポリヌクレオチドからなる遺伝子T
SA305、特にヒト遺伝子である当該遺伝子が提供さ
れる。
全部又は一部を含むポリヌクレオチド、(b)配列番
号:2で示される塩基配列からなるDNAとストリンジ
ェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチ
ド。
特異プローブ又は特異プライマーとして使用されるDN
A断片である上記遺伝子が提供される。
ド、塩基配列、核酸等の略号による表示は、IUPAC
−IUBの規定〔IUPAC-IUB Communication on Biologi
calNomenclature, Eur. J. Biochem., 138: 9 (198
4)〕、「塩基配列又はアミノ酸配列を含む明細書等の作
成のためのガイドライン」(特許庁編)及び当該分野に
おける慣用記号に従うものとする。
は、後述する実施例に示される「TSA305」と名付
けられたPCR産物のDNA配列から演繹されるものを
挙げることができる。その塩基配列は、配列番号:2に
示されるとおりである。
4アミノ酸配列の新規な膵臓特異的蛋白(TSA305
蛋白という)をコードするヒトcDNAであり、全長7
885塩基からなっている。
るTSA305蛋白は、FASTAプログラム(Person
W. R., et al., Proc. Natl. Acad. Sci., USA., 85,
2444-2448 (1988))を利用したGenBank/EMBLデーターベ
ースの検索の結果、線虫のsel−1遺伝子(前記文献
参照)と非常に高い相同性を有していることが確認され
た。このことから、本発明遺伝子は、胚発生の全般に関
わるとされている癌関連遺伝子Noctch/lin−
12に対して、上記sel−1と同様に、抑制的に働く
と考えられる。
インスリン依存性糖尿病(IDDM)の原因遺伝子が存
在するとされる第14染色体q24.3−q31.1で
ある。このことから、本発明遺伝子は、糖尿病との関連
が強く示唆される。
ブロネクチンTypeIIコラーゲン結合ドメインを含む
蛋白であることが明らかとなった。かかるN末端付近の
コラーゲン結合部位は線維化との関わりを示唆するもの
であり、このことから本発明遺伝子は、線維症との関連
も強く示唆される。
本の全てにおいてその発現の欠失が認められ、主に正常
膵臓に発現することから、癌化における潜在的な予測の
価値を提言する。
5及びその遺伝子産物の提供は、上記乳癌、白血病、線
維症、糖尿病、膵癌等の各種疾患、殊に膵癌の解明、把
握、診断、予防及び治療等に極めて有用な情報乃至手段
を与える。また、本発明遺伝子は、上記各種疾患の処置
に利用される本発明遺伝子の発現を誘導する新規薬剤の
開発の上でも好適に利用できる。更に、個体或は組織に
おける本発明遺伝子の発現又はその産物の発現の検出
や、該遺伝子の変異(欠失や点変異)又は発現異常の検
出等は、上記疾患の解明や診断上において好適に利用で
きると考えられる。
で示されるアミノ酸配列からなる蛋白質をコードする塩
基配列を含む遺伝子又は配列番号:2で示される塩基配
列の全部或は一部を含むポリヌクレオチドからなる遺伝
子として例示されるが、特にこれらに限定されることな
く、例えば、上記特定のアミノ酸配列において一定の改
変を有する遺伝子や上記特定の塩基配列と一定の相同性
を有する遺伝子であることができる。
されるアミノ酸配列において1又は複数のアミノ酸が欠
失、置換又は付加されたアミノ酸配列からなる蛋白質を
コードする塩基配列を含む遺伝子もまた包含される。こ
こで、「アミノ酸の欠失、置換又は付加」の程度及びそ
れらの位置等は、改変された蛋白質が、配列番号:1で
示されるアミノ酸配列からなる蛋白質と同様の機能を有
する同効物であれば特に制限されない。具体的には、T
SA305とのインビトロ結合活性を保持するものが挙
げられる。
は、天然において、例えば突然変異や翻訳後の修飾等に
より生じることもあるが、天然由来の遺伝子(例えば本
発明の具体例遺伝子)に基づいて人為的に改変すること
もできる。本発明は、このような改変・変異の原因及び
手段等を問わず、上記特性を有する全ての改変遺伝子を
包含するものである。
スペシフィック・ミュータゲネシス〔Methods in Enzym
ology, 154: 350, 367-382 (1987);同 100: 468 (198
3);Nucleic Acids Res., 12: 9441 (1984);続生化学
実験講座1「遺伝子研究法II」、日本生化学会編, p105
(1986)〕等の遺伝子工学的手法、リン酸トリエステル
法やリン酸アミダイト法等の化学合成手段〔J. Am. Che
m. Soc., 89: 4801 (1967);同91: 3350 (1969);Scien
ce, 150: 178 (1968);Tetrahedron Lett., 22:1859 (1
981);同24: 245 (1983)〕及びそれらの組合せ方法等が
例示できる。
列番号:2で示される塩基配列の全部或は一部を含むポ
リヌクレオチドからなる遺伝子を例示できるが、この塩
基配列は、上記アミノ酸配列(配列番号:1)の各アミ
ノ酸残基を示すコドンの一つの組合せ例でもあり、本発
明遺伝子はこれらに限らず、各アミノ酸残基に対して任
意のコドンを組合せ選択した塩基配列を有することも勿
論可能である。該コドンの選択は、常法に従うことがで
き、例えば利用する宿主のコドン使用頻度等を考慮する
ことができる〔Ncleic Acids Res., 9: 43 (1981)〕。
2の具体例で示されるように、一本鎖DNAの塩基配列
として表示されるが、本発明はかかる塩基配列に相補的
な塩基配列からなるポリヌクレオオチドやこれらの両者
を含むコンポーネントも当然に包含するものであり、ま
た、cDNA等のDNAに限定されることもない。
配列番号:2に示される塩基配列の全部又は一部を含む
ポリヌクレオチドからなるものに限定されず、当該塩基
配列と一定の相同性を有する塩基配列からなるものも包
含するものである。かかる遺伝子としては、少なくと
も、下記に掲げるようなストリンジェントな条件下で、
配列番号:2で示される塩基配列からなるDNAとハイ
ブリダイズし、一定の条件下での洗浄してもこれより脱
離しないものが挙げられる。
NAと、6×SSC中65℃一夜の条件下或は50%ホ
ルムアミドを含む4×SSC中37℃一夜の条件下にお
いてハイブリダイズし、2×SSC中65℃での30分
間の洗浄条件下においても該DNAから脱離しない塩基
配列を有する遺伝子が例示される。ここで、SSCは、
標準食塩−クエン酸緩衝液である(standard saline ci
trate; 1×SSC = 0.15M NaCl, 0.015M sodium citrat
e)。
配列情報に基づいて、一般的な遺伝子工学的手法により
容易に製造・取得することができる〔Molecular Clonin
g 2dEd, Cold Spring Harbor Lab. Press (1989);続生
化学実験講座「遺伝子研究法I、II、III」、日本生化
学会編(1986)等参照〕。
当な起源より、常法に従ってcDNAライブラリーを調
製し、該ライブラリーから、本発明遺伝子に特有の適当
なプローブや抗体を用いて所望クローンを選択すること
により実施できる〔Proc. Natl. Acad. Sci., USA., 7
8: 6613 (1981);Science, 222: 778 (1983)等〕。
本発明遺伝子を発現する各種の細胞、組織やこれらに由
来する培養細胞等、特に膵臓組織が例示され、これらか
らの全RNAの分離、mRNAの分離や精製、cDNA
の取得とそのクローニング等はいずれも常法に従い実施
できる。尚、cDNAライブラリーは市販されてもお
り、本発明においてはそれらcDNAライブラリー、例
えばクローンテック社(Clontech Lab. Inc.)より市販
の各種cDNAライブラリー等を用いることもできる。
スクリーニングする方法も、特に制限されず、通常の方
法に従うことができる。具体的には、例えばcDNAに
より産生される蛋白質の特異抗体を使用した免疫的スク
リーニングにより対応するcDNAクローンを選択する
方法、目的のDNA配列に選択的に結合するプローブを
用いたプラークハイブリダイゼーション、コロニーハイ
ブリダイゼーション等やこれらの組合せ等を例示でき
る。
明遺伝子の塩基配列に関する情報をもとにして化学合成
されたDNA等が一般的に例示できるが、勿論既に取得
された本発明遺伝子そのものやその断片等も良好に利用
できる。
蛋白を利用した、蛋白質相互作用クローニング法(prot
ein interaction cloning procedure)によることもで
き、更に、本発明遺伝子の塩基配列情報に基づき設定し
たセンス・プライマー、アンチセンス・プライマーをス
クリーニング用プローブとして用いることもできる。
スプレイ法(Liand P., et al., Science, 257, 967-97
1 (1992))によって、異なる条件下の細胞もしくは複数
の異なる細胞群間のmRNAの発現を直接比較、検討す
ることができる。
〔Science, 230: 1350 (1985)〕によるDNA/RNA
増幅法も好適に利用できる。殊に、ライブラリーから全
長のcDNAが得られ難いような場合には、レース法
(RACE:Rapid amplification of cDNA ends;実験
医学、12(6): 35 (1994))、殊に5’−レース(5’−
RACE)法〔Proc. Natl. Acad. Sci., USA., 8: 899
8 (1988)〕等の採用が好適である。かかるPCR法の採
用に際して使用されるプライマーは、既に本発明によっ
て明らかにされた本発明遺伝子の配列情報に基づいて適
宜設定でき、これは常法に従い合成できる。
精製は、前記の通り常法に従うことができ、例えばゲル
電気泳動法等によればよい。
A断片は、常法、例えばジデオキシ法〔Proc. Natl. Ac
ad. Sci., USA., 74: 5463 (1977)〕やマキサム−ギル
バート法〔Method in Enzymology, 65: 499 (1980)〕等
に従って、また簡便には市販のシークエンスキット等を
用いて、その塩基配列を決定することができる。
子工学的手法を用いることにより、その遺伝子産物を容
易に大量に安定して製造することができる。従って、本
発明は、本発明にかかるTSA305遺伝子を含有する
ベクター(発現ベクター)及び該ベクターによって形質
転換された宿主細胞並びに該宿主細胞を培養することに
よりTSA305蛋白を製造する方法をも提供するもの
である。
〔Science, 224: 1431 (1984); Biochem. Biophys. Re
s. Comm., 130: 692 (1985); Proc. Natl. Acad. Sci.,
USA.,80: 5990 (1983)及び前記引用文献等参照〕に従
うことにより実施できる。
生物のいずれも用いることができ、例えば原核生物の宿
主としては、大腸菌や枯草菌といった一般的に用いられ
るものが広く挙げられるが、好適には大腸菌、とりわけ
エシェリヒア・コリ(Escherichia coli)K12株に含
まれるものが例示できる。また、真核生物の宿主細胞に
は、脊椎動物、酵母等の細胞が含まれ、前者としては、
例えばサルの細胞であるCOS細胞〔Cell, 23: 175 (1
981)〕やチャイニーズ・ハムスター卵巣細胞及びそのジ
ヒドロ葉酸レダクターゼ欠損株〔Proc. Natl. Acad. Sc
i., USA., 77:4216 (1980)〕等が、後者としては、サッ
カロミセス属酵母細胞等が好適に用いられているが、こ
れらに限定される訳ではない。
ターとしては、通常、発現しようとする本発明遺伝子の
上流に位置するプロモーター、RNAのスプライス部
位、ポリアデニル化部位及び転写終了配列等を保有する
ものが挙げられ、これは更に必要により複製起点を有し
ていてもよい。該発現ベクターの例としては、具体的に
は、例えばSV40の初期プロモーターを保有するpS
V2dhfr〔Mol. Cell. Biol., 1: 854 (1981)〕等が例
示できる。また、酵母細胞を宿主とする場合の発現ベク
ターの具体例としては、例えば酸性ホスフアターゼ遺伝
子に対するプロモーターを有するpAM82〔Proc. Na
tl. Acad. Sci., USA., 80: 1 (1983)〕等を例示でき
る。
細胞中で複製可能なベクターを用いて、このベクター中
に本発明遺伝子が発現できるように該遺伝子の上流にプ
ロモーター及びSD(シャイン・アンド・ダルガーノ)
塩基配列、更に蛋白合成開始に必要な開始コドン(例え
ばATG)を付与した発現プラスミドを好適利用でき
る。上記ベクターとしては、一般にpBR322及びそ
の改良ベクターがよく用いられるが、これらに限定され
ず各種のベクターを利用することができる。プロモータ
ーとしても特に限定なく、例えばトリプトファン(trp)
プロモーター、lpp プロモーター、lac プロモーター、
PL/PR プロモーター等をいずれも好適に使用できる。
は、通常の融合蛋白発現ベクターも好ましく利用でき、
該ベクターの具体例としては、グルタチオン−S−トラ
ンスフェラーゼ(GST)との融合蛋白として発現させ
るためのpGEX(Promega 社)等を例示できる。
の宿主細胞への導入方法・形質転換法にも特に制限はな
く、一般的な各種方法を採用できる。また得られる形質
転換体も、常法に従い培養することができ、該培養によ
り本発明遺伝子によりコードされる目的のTSA305
蛋白が発現・産生され、形質転換体の細胞内、細胞外若
しくは細胞膜上に蓄積若しくは分泌される。
した宿主細胞に応じて慣用される各種のものを適宜選択
利用でき、その培養も宿主細胞の生育に適した条件下で
実施できる。
5蛋白)は、所望により、その物理的性質、化学的性質
等を利用した各種の分離操作従って分離、精製すること
ができる〔「生化学データブックII」、1175-1259頁、
第1版第1刷、1980年 6月23日株式会社東京化学同人発
行;Biochemistry, 25(25): 8274 (1986); Eur. J. Bio
chem., 163: 313 (1987) 等参照〕。該方法としては、
具体的には例えば通常の再構成処理、蛋白沈澱剤による
処理(塩析法)、遠心分離、浸透圧ショック法、超音波
破砕、限外濾過、分子篩クロマトグラフィー(ゲル濾
過)、吸着クロマトグラフィー、イオン交換クロマトグ
ラフィー、アフィニティクロマトグラフィー、高速液体
クロマトグラフィー(HPLC)等の各種液体クロマト
グラフィー、透析法、これらの組合せ等が挙げられ、特
に好ましい上記方法としては、本発明のTSA305蛋
白の特異抗体を結合させたカラムを利用するアフィニテ
ィクロマトグラフィーを例示できる。
て得られる、新規なTSA305蛋白自体をも提供する
ものである。該蛋白は、TSA305との結合活性を有
することにより特徴付けられ、前記のとおり医薬分野に
おいて有用である。
特異抗体を作成する為の免疫抗原としても利用できる。
ここで抗原として用いられるコンポーネントは、例えば
上記遺伝子工学的手法に従って大量に産生された蛋白或
はそのフラグメントであることができ、これら抗原を利
用することにより、所望の抗血清(ポリクローナル抗
体)及びモノクローナル抗体を収得することができる。
該抗体の製造方法自体は、当業者によく理解されている
ところであり、本発明においてもこれら常法に従うこと
ができる〔続生化学実験講座「免疫生化学研究法」、日
本生化学会編(1986)等参照〕。
免疫動物としては、ウサギ、モルモット、ラット、マウ
スやニワトリ等の通常動物を任意に選択でき、上記抗原
を使用する免疫方法や採血等もまた常法に従い実施でき
る。
に従い、上記免疫抗原で免疫した動物の形質細胞(免疫
細胞)と形質細胞腫細胞との融合細胞を作成し、これよ
り所望抗体を産生するクローンを選択し、該クローンの
培養により実施することができる。免疫動物は、一般に
細胞融合に使用する形質細胞腫細胞との適合性を考慮し
て選択され、通常マウスやラット等が有利に用いられて
いる。免疫は、上記抗血清の場合と同様であり、所望に
より通常のアジュバント等と併用して行なうこともでき
る。
ても、特に限定なく、例えばp3(p3/x63-Ag8)〔Natu
re, 256: 495-497 (1975)〕、p3−U1〔Current Top
icsin Microbiology and Immunology, 81: 1-7 (197
8)〕、NS−1〔Eur. J. Immunol., 6: 511-519 (197
6)〕、MPC−11〔Cell, 8: 405-415 (1976)〕、S
P2/0〔Nature, 276: 269-271 (1978)〕等、ラット
におけるR210〔Nature,277: 131-133 (1979)〕等及
びそれらに由来する細胞等の各種の骨髄腫細胞をいずれ
も使用できる。
は、通常の融合促進剤、例えばポリエチレングリコール
(PEG)やセンダイウイルス(HVJ)等の存在下に
公知の方法に準じて行なうことができ、所望のハイブリ
ドーマの分離もまた同様に行ない得る〔Meth. in Enzym
ol., 73: 3 (1981);上記続生化学実験講座等〕。
一クローン化も常法により実施され、例えば抗体産生株
の検索は、上記の本発明抗原を利用したELISA法
〔Meth. in Enzymol., 70: 419-439 (1980)〕、プラー
ク法、スポット法、凝集反応法、オクテロニー(Ouchte
rlony)法、ラジオイムノアッセイ等の一般に抗体の検
出に用いられている種々の方法に従い実施することがで
きる。
発明抗体の採取は、該ハイブリドーマを常法により培養
してその培養上清として得る、また、ハイブリドーマを
これと適合性のある哺乳動物に投与して増殖させその腹
水として得る方法等により実施される。前者の方法は、
高純度の抗体を得るのに適しており、後者の方法は、抗
体の大量生産に適している。このようにして得られる抗
体は、更に塩析、ゲル濾過、アフィニティクロマトグラ
フイー等の通常の手段により精製することができる。
305蛋白に結合性を有することによって特徴付けら
れ、これは、前述したTSA305蛋白の精製及びその
免疫学的手法による測定乃至識別等に有利に利用でき
る。本発明は、かかる新規な抗体をも提供するものであ
る。
明遺伝子の配列情報を基にすれば、例えば該遺伝子の一
部又は全部の塩基配列を利用することにより、個体もし
くは各種組織における本発明遺伝子の発現の検出を行う
ことができる。
き、例えばRT−PCR〔Reverse transcribed-Polyme
rase chain reaction; E.S. Kawasaki, et al., Amplif
ication of RNA. In PCR Protocol, A Guide to method
s and applications, AcademicPress, Inc., SanDiego,
21-27 (1991)〕によるRNA増幅やノーザンブロット
解析〔Molecular Cloning, Cold Spring Harbor Lab.
(1989)〕、in situ RT−PCR〔Nucl. Acids Res.,
21: 3159-3166 (1993)〕や in situ ハイブリダイゼー
ション等の細胞レベルでのそれら測定、NASBA法
〔Nucleic acid sequence-based amplification, Natur
e, 350: 91-92 (1991)〕及びその他の各種方法によりい
ずれも良好に実施し得る。
て、用いられるプライマーは、本発明遺伝子のみを特異
的に増幅できる該遺伝子特有のものである限り何等限定
されず、本発明の遺伝情報に基いてその配列を適宜設定
することができる。通常、これは20〜30ヌクレオチ
ド程度の部分配列を有するものとすることができる。
SA305遺伝子の検出用の特異プライマー及び/又は
特異プローブとして使用されるDNA断片をも提供する
ものである。
子TSA305及びこれによりコードされる蛋白が提供
され、これらの利用により、膵臓癌等の癌や癌化の解
明、その診断、予防及び治療等に有用な技術が提供され
る。
施例を挙げる。
方法 組織特異的な手法において発現したヒト遺伝子を確認す
るために〔α-33P〕ATPで標識した表出方法を用い
た。該方法の手順は本質的に以下に示すリアングの方法
(Liang P., et al., Science, 257, 967-971 (1992))に
よって行なった。 即ち、13のヒト組織(成人脳、胎
児脳、肺、肝臓、胃、膵臓、脾臓、乳、膀胱、胎盤、睾
丸、腎臓及び心臓:クローンテック社製)の各々から単
離したポリA RNA(0.2μg)を、ジエチルピロ
カーボネート処理された水の8μl中で3’-アンカード
・オリゴdTプライマーG(T)15MA(MはG、A
及びCの混合液である)の25pmolと混合し、65℃で
5分間加熱した。この溶液に4μlの5×ファースト・
ストランド緩衝液(BRL社製)、2μlの0.1M
DTT(BRL社製)、1μlの250mM dNTPs
(BRL社製)、1μlのリボヌクレアーゼ・インヒビ
ター(40単位;TOYOBO社製)及び1μlのスー
パースクリプトII逆転写酵素(200単位;BRL社
製)を加えた。各反応液の最終容量は20μlであっ
た。各溶液を37℃で1時間培養した後、30μlの蒸
留した水の付加により2.5倍までに希釈し、使用時ま
で−20℃で貯蔵した。
た(アマシャム社製)3’−アンカード・プライマーの
存在下でPCRによって増幅した。このcDNAのPC
R増幅は、以下のとおり実施された。即ち、各20μl
のPCR混合液は、2μlのRT反応混合液、2μlの
10×PCR緩衝液(タカラ社製)、4μlの2.5m
M dNTPs、0.25μlのEx Taq DNAポリ
メラーゼ(5単位/ml:タカラ社製)、〔α-33P〕
ATPで標識した25pmolの3’−アンカード・オリゴ
−dTプライマー及び25pmolの5’−プライマー(N
o.20、5’−GATCTGACAC−3’の任意配
列を有する10−merデオキシオリゴヌクレオチド・
プライマー)を含んでいた。また、PCR反応は以下の
条件で行なった。即ち、95℃で3分間、40℃で5分
間及び72℃で5分間を1サイクルとして行ない、それ
から95℃で0.5分間、40℃で2分間及び72℃で
1分間を40サイクル行ない、最後に72℃で5分間反
応させた。
し、フォルムアミド・シークエンシング染料中に再懸濁
して、6%アクリルアミド7.5Mウレア・シークエン
シング・ゲル上で反応させた。ゲルは固定することなし
に乾燥させ、一晩オートラジオグラフィーを実施した。
クローニング 予め乾燥ゲルを載せた3MM濾紙上にラジオアクティブ
インクで印を付けておき、これとオートラジオグラムを
あわせることにより、目的のcDNAを含むバンドが含
まれるゲルを、3MM濾紙ごと切り出した後、300μ
lのdH2Oにて1時間撹袢した。ポリアクリルアミド
・ゲルと濾紙を取り除いた後、cDNAを担体として1
μlの10mg/mlグリコーゲンと0.3M NaO
Acの存在下、エタノール沈澱によって再回収し、10
μlのdH2Oに再溶解した。再増幅のために、5μl
のこの溶液が用いられた。PCRの条件とプライマーは
最初のPCRに対してと同じであった。適当な大きさの
再増幅産物を第一のPCR産物として再回収し、それか
らそのPCR産物をPuc118ベクター(タカラ社製)のHinc
II部位にクローンニングした。核酸配列はABI37
7自動シークエンサー(アプライド・バイオ・システム
ズ社製)によって決定した。
たmRNAを用いて異なる表出パターンを比較した結
果、膵臓に特異的に発現した一つのPCR産物を確認し
た。これをTSA305と命名した。
ていた。FASTAプログラム(Person W. R., et al.,
Proc. Natl. Acad. Sci., USA, 85, 2444-2448 (198
8))を使用するGenBanck/EMBLデータ・ベ
ース中のDNA配列とこのヌクレオチド・データとの比
較より、このPCR産物が他の如何なる公知のDNA配
列と相同性がないことが明らかとなった。
ランダムヘキサマー−プライムド・ヒト正常膵臓cDN
AとUni-ZAPTM XR(ストラタジーン社製)を用い
て、構築した。1×106個のクローンの全体を上記方
法によって単離し、〔α−32P〕−dCTPにて標識さ
れたcDNA断片を用いてそのスクリーニングを行なっ
た。陽性クローンを選択し、それらの挿入cDNA部を
pBluescript II SK(-)中のイン・ビボに切り出した。
対して約100のプラークを確認した。この結果より、
全RNA間の転写量は、およそ0.01%であると計算
された。TSA305に相同する集合したcDNA配列
(TSA305)は、計算された分子量88768Da
を有する794アミノ酸の蛋白をコードする2382ヌ
クレオチドのオープン・リーディング・フレームを含む
7885ヌクレオチドを含んでいた。
05蛋白)は、フィブロネクチンTypeIIコラーゲン
結合ドメインを含む蛋白であることが明らかとなった。
糖尿病(IDDM)の原因遺伝子が存在するとされる第
14染色体q24.3−q31.1であった。
のsel−1と高いホモロジーを有していた。
ため、各種のヒト組織を用いたノーザンブロット分析を
行った。
(Multiple-Tissue Northern)ブロットIとII(クロー
ンテック社製)を使用した。cDNA断片は、T3とT
7プロモーター配列のプライマー・セットを用い、PC
Rによって〔α−32P〕−dCTPで標識した。増幅産
物を含むメンブランをプレハイブリダイズ(条件は製品
のプロトコールに従った)し、そしてそれから製品のプ
ロトコールに従い、ハイブリダイゼーションを行なっ
た。
−80℃で24時間オートラジオグラフに露光した。そ
の結果は図1に示すとおりである。
(Heart)、脳(brain)、睾丸(Placenta)、肺(Lun
g)、肝臓(Liver)、骨格筋(Skeletal muscle)、腎
臓(Kidney)、膵臓(Pancreas)、脾臓(Spleen)、胸
腺(Thymus)、膀胱(Prostate)、胎盤(Testis)、卵
巣(Ovary)、小腸(Small intestine)、結腸(Colo
n)及び末梢血白血球(Peripheral blood leukocyte)
である。
が膵臓(Pancreas)において特異的に観察された。
hi E., et al., Hum.Genet., 86, 14-16 (1990))に従っ
て、各コスミドDNAの0.5μgをプローブとして使
用して実施した。FISHはプロビア100フィルム
(フジ社製、ISO100)又はCCDカメラ・システ
ム(アプライド・イメージング、サイトビジョン社製)
によって捕えられた。
(前)分裂中期の細胞を試験したシグナルは、第14染色
体のバンドq24.3−q31.1に局在していた。従
って、TSA305染色体の局在部位は、14q24.
3−q31.1と同定できた。
株と膵臓癌組織における転写物の発現 TSA305遺伝子の発現がヒト膵臓癌細胞株と膵臓癌
組織において変異するかどうかを調べるために、4つの
細胞株(Aspc1(転移性腺癌, J. Natl. Cancer In
st., 67, 563-569 (1981)),Bxpc3(腺癌・未分
化, Cancer Invest., 4, 15-23 (1986)),MiaPa
ca2(腺癌, Int. J. Cancer, 19, 128-135 (1977))
及びPANC1(類上皮性、膵管癌, Int. J. Cancer,
15, 741-747 (1975))と9の膵臓の癌組織(東京大学医
科研究所、中村先生より供与)のRT−PCR分析を行
なった。
製)を使用して細胞株と膵臓癌組織から単離した10μ
lの全RNAを10単位のRNaseフリーDNase
I(ベーリンガー・マインハイム社製)で15分間処
理し、フェノール−クロロフォルムで2回抽出し、エタ
ノールで沈澱させた。一本鎖cDNAをオリゴd(T)
とランダムプライマーを使用してSuperscript ITM RN
aseH-逆転写酵素(ライフ・テクノロジー社製)に
よって合成した。2μlの各産物をPCR増幅のために
用いた。
塩基配列のプライマーP1及びP2Sを、25サイクル
のPCR増幅のために使用した。
μM各プライマー、2.5mM dNTP及び0.25
UのExtaq DNAポリメラーゼ(タカラ社製)を
含む20μl溶液中で行なった。PCR産物は、エチジ
ウム・ブロマイト染色した1.5%アガロースゲル中に
溶解させた。
spc1,レーン2=Bxpc3,レーン3=MiaP
aca2,レーン4=PANC1)と正常膵臓組織(No
rmalPancreas、レーン5)をRT−PCR分析した結果
は、図2に示す通りである。尚、図の上段はTSA30
5の結果を、下段はコントロールとしてのβ2−ミクロ
グロブリン(β2−microglobulin)の結果を示す。
組織においては見当らず、正常膵臓組織(レーン5参
照)にのみ認められることが判った。
発現(RT−PCR) TSA305遺伝子の発現を、膵癌患者サンプル(1
T、2T、3T、5T、6T、7T、10T及び11
T)、膵癌(Tumor Pancreas)及び正常膵(Invitrogen;
Human Normal Pancreas)並びに同一患者膵臓の癌部
(23T)及び非癌部(23N)について、RT−PC
R法により検出した。即ち、各サンプルよりmRNAを
抽出し、TSA305の1581−2382bp(80
1塩基対)をRT−PCRにて増幅させ、発現の有無を
検出した。濃度コントロールとしてβ2−ミクログロブ
リン(microglobulin)を用いた。結果を図3に示す。
癌サンプル全例においてTSA305遺伝子の発現の低
下或いは欠損が観察された。
より調べた本発明遺伝子のヒト組織における分布を示す
図面代用写真である。
ル,Normal)、4種の細胞株(Cell line)をRT−P
CR分析した結果を示す図面代用写真であり、上段はT
SA305の結果を、下段はコントロールとしてのβ2
−ミクログロブリンの結果を示す。
RT−PCR分析した結果を示す図面代用写真であり、
上段はTSA305の結果を、下段はコントロールとし
てのβ2−ミクログロブリンの結果を示す。
Claims (6)
- 【請求項1】以下の(a)及び(b)のいずれかの蛋白
質をコードする塩基配列を含む膵臓特異的遺伝子TSA
305: (a)配列番号:1で示されるアミノ酸配列からなる蛋
白質 (b)配列番号:1で示されるアミノ酸配列において1
又は複数のアミノ酸が欠失、置換又は付加されたアミノ
酸配列からなり、TSA305との結合活性を有する蛋
白質。 - 【請求項2】以下の(a)及び(b)のいずれかのポリ
ヌクレオチドからなる膵臓特異的遺伝子TSA305: (a)配列番号:2で示される塩基配列の全部又は一部
を含むポリヌクレオチド、(b)配列番号:2で示され
る塩基配列からなるDNAとストリンジェントな条件下
でハイブリダイズするポリヌクレオチド。 - 【請求項3】ヒト遺伝子である請求項1又は2に記載の
遺伝子。 - 【請求項4】TSA305遺伝子検出用の特異プローブ
又は特異プライマーとして使用されるDNA断片である
請求項2に記載の遺伝子。 - 【請求項5】請求項1に記載の遺伝子によってコードさ
れるTSA305蛋白。 - 【請求項6】請求項5に記載のTSA305蛋白に結合
性を有する抗体。
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