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JPH11213487A - カセットローディング装置のカセット前蓋ロック解除機構 - Google Patents

カセットローディング装置のカセット前蓋ロック解除機構

Info

Publication number
JPH11213487A
JPH11213487A JP10013061A JP1306198A JPH11213487A JP H11213487 A JPH11213487 A JP H11213487A JP 10013061 A JP10013061 A JP 10013061A JP 1306198 A JP1306198 A JP 1306198A JP H11213487 A JPH11213487 A JP H11213487A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cassette
front lid
side plate
tape cassette
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10013061A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3567715B2 (ja
Inventor
Atsushi Hosoya
淳 細谷
Masahiro Yamamoto
雅弘 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP01306198A priority Critical patent/JP3567715B2/ja
Publication of JPH11213487A publication Critical patent/JPH11213487A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3567715B2 publication Critical patent/JP3567715B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープカセットの前蓋のロック解除を確実に
行うことができ、かつ、シャーシの側板部の高さを低く
できて装置全体の軽量化をより一段と図ることができる
カセットローディング装置のカセット前蓋ロック解除機
構を提供する。 【解決手段】 カセットローディング装置のカセット前
蓋ロック解除機構1において、カセットホルダー20の
一方の側板部21に、テープカセット2の前蓋ロック解
除ボタン3を押圧する解除ボタン押圧手段30を設ける
と共に、該側板部21に解除ボタン押圧手段30を前蓋
ロック解除ボタン3の押圧方向に作動させるロック解除
レバー40を回動自在に設け、このロック解除レバー4
0を、カセットホルダー20内にテープカセット2を挿
入保持させた時に該テープカセット2の正面2aの押圧
により前蓋ロック解除ボタン3を押圧する方向に回転自
在にして、テープカセット2の前蓋6のロックを解除自
在にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録再生装置
としてのビデオテープレコーダ(VTR)等に用いられ
るカセットローディング装置のカセット前蓋ロック解除
機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカセットローディング装置のカセ
ット前蓋ロック解除機構として、図10及び図11に開
示されたものがある。このカセットローディング装置の
カセット前蓋ロック解除機構1″は、図10(a),
(b)及び図11(a),(b)に示すように、VTR
本体の両側板部11″(図中右側の側板部のみを示す)
に複数の逆L字状のガイド溝12を形成した金属製のシ
ャーシ10と、該各ガイド溝12に沿って合成樹脂製の
両側板部21(図中右側の側板部のみを示す)に一体突
出形成された各ガイドピン21aを介してカセット挿入
位置(カセットアンローディング位置)とそれより下方
のカセット装着位置(カセットローディング完了位置)
との間で昇降自在のカセットホルダー20と、このカセ
ットホルダー20の右側(一方)の側板部21の略中央
に一体形成され、該カセットホルダー20内にテープカ
セット2を保持して水平に移動させた時に該テープカセ
ット2の前蓋ロック解除ボタン3を押圧して該テープカ
セット2の前蓋6のロックを解除する解除ピン部31及
びこの解除ピン部31と連動する押圧ピン部32を有し
た可撓性バネ片(解除ボタン押圧手段)30とを備えて
いる。
【0003】そして、テープカセット2のカセットロー
ディング途中で該テープカセット2の前蓋6を開ける場
合には、テープカセット2をカセットホルダー20内で
保持した図10(a),(b)に示すカセット挿入位置
から該カセットホルダー20を所定の駆動手段を介して
図11(a),(b)に示すように水平移動させ、その
移動中にシャーシ10の右側の側板部11″の内面中央
上側に取り付けられたカム13によって可撓性バネ片3
0の押圧ピン部32を押し、図11(a)に示すよう
に、該押圧ピン部32と連動する解除ピン部31でテー
プカセット2の前蓋ロック解除ボタン3を押して前蓋6
のロックを解除するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のカセットローディング装置のカセット前蓋ロック解
除機構1″では、テープカセット2を保持するカセット
ホルダー20の側板部21とカム13を取り付けたシャ
ーシ10の側板部11″との間には、カセットホルダー
20の動作時のガタ(所定のクリアランス)が必要不可
欠であり、これらシャーシ10の側板部11″とカセッ
トホルダー20の側板部21との間の横方向のガタが可
撓性バネ片30の解除ピン部31でテープカセット2の
前蓋ロック解除ボタン3を押す際に悪影響を及ぼし、上
記シャーシ10の側板部11″とカセットホルダー20
の側板部21との間の隙間の寸法精度を高めないと、上
記可撓性バネ片30の解除ピン部31でテープカセット
2の前蓋ロック解除ボタン3を確実に押すことができな
かった。
【0005】また、シャーシ10の側板部11″にカム
13を設けているので、該シャーシ10の側板部11″
の高さを低くする際にテープカセット2の前蓋ロック解
除ボタン3の高さまでが限界であり、カセットローディ
ング装置の軽量化が図れなかった。また、シャーシ10
の側板部11″が高いと、組立作業性が悪くなるなどの
問題もある。
【0006】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、簡単な構造によりテープカセ
ットの前蓋のロック解除を確実に行うことができると共
に、シャーシの側板部の高さを低くすることができて装
置全体の軽量化及びシャーシへの組立作業性をより一段
と図ることができるカセットローディング装置のカセッ
ト前蓋ロック解除機構を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、両側
板部に逆L字状のガイド溝を形成したシャーシと、該ガ
イド溝に沿ってカセット挿入位置とそれより下方のカセ
ット装着位置との間で昇降自在のカセットホルダーと、
このカセットホルダーの両側板部の一方の側板部に設け
られ、該カセットホルダー内にテープカセットを保持さ
せた際に該テープカセットの前蓋ロック解除ボタンを押
圧してその前蓋のロックを解除する解除ボタン押圧手段
と、を備えたカセットローディング装置のカセット前蓋
ロック解除機構において、前記カセットホルダーの前記
一方の側板部に、前記解除ボタン押圧手段を前記前蓋ロ
ック解除ボタンの押圧方向に作動させるロック解除レバ
ーを回動自在に設け、このロック解除レバーを、前記カ
セットホルダー内に前記テープカセットを挿入保持させ
た時に該テープカセットの押圧により前記前蓋ロック解
除ボタンを押圧する方向に回転自在にしたことを特徴と
する。
【0008】請求項2の発明は、両側板部に逆L字状の
ガイド溝を形成したシャーシと、該ガイド溝に沿ってカ
セット挿入位置とそれより下方のカセット装着位置との
間で昇降自在のカセットホルダーと、このカセットホル
ダーの両側板部の一方の側板部に設けられ、該カセット
ホルダー内にテープカセットを保持させた際に該テープ
カセットの前蓋ロック解除ボタンを押圧してその前蓋の
ロックを解除する解除ボタン押圧手段と、を備えたカセ
ットローディング装置のカセット前蓋ロック解除機構に
おいて、前記カセットホルダーの前記一方の側板部に、
前記解除ボタン押圧手段を前記前蓋ロック解除ボタンの
押圧方向に作動させるロック解除レバーを回動自在に設
け、このロック解除レバーを、前記カセットホルダー内
に前記テープカセットを挿入保持させた時に該テープカ
セットの押圧により前記前蓋ロック解除ボタンを押圧す
る方向に回転自在にすると共に、該ロック解除レバー
を、前記カセットホルダーの水平移動時に前記シャーシ
の前記両側板部の一方の側板部に形成されたカムを介し
て該前蓋ロック解除ボタンを押圧する方向に更に回転自
在にしたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0010】図1は本発明の実施形態のVTR等に用い
られるカセットローディング装置のカセット前蓋ロック
解除機構の要部を示す分解斜視図、図2(a),(b)
と図3(a),(b)及び図4(a),(b)は同カセ
ット前蓋ロック解除機構をそれぞれ示す平面図及び側面
図である。
【0011】本発明に係るカセットローディング装置の
カセット前蓋ロック解除機構1は、VTR本体の両側板
部11(図中右側の側板部のみを示す)に複数の逆L字
状のガイド溝12を形成した金属製のシャーシ10と、
該各ガイド溝12に沿って合成樹脂製の両側板部21
(図中右側の側板部のみを示す)に一体突出形成された
各ガイドピン21aを介してカセット挿入位置(カセッ
トアンローディング位置)とそれより下方のカセット装
着位置(カセットローディング完了位置)との間で昇降
自在のカセットホルダー20と、このカセットホルダー
20の右側(一方)の側板部21の略中央に一体形成さ
れ、該カセットホルダー20内にテープカセット2を挿
入させて保持した時に該テープカセット2の前蓋ロック
解除ボタン3を押圧して該テープカセット2の前蓋6の
ロックを解除する解除ピン部31及びこの解除ピン部3
1と連動する押圧ピン部32を有した可撓性バネ片(解
除ボタン押圧手段)30と、上記カセットホルダー20
の右側の側板部21の外面の可撓性バネ片30に隣接し
た位置に一体突出形成された円筒状の支軸部21bに回
動自在に支持され、該可撓性バネ片30の押圧ピン部3
2を押圧することでこれと連動する解除ピン部31をテ
ープカセット2の前蓋ロック解除ボタン3の押圧方向に
作動させる金属製のロック解除レバー40と、を備えて
いる。
【0012】図2(a),(b)に示すように、金属製
のシャーシ10の両側には両側板部11を上方に垂直に
折り曲げ形成してある。この両側板部11の相対向する
位置に複数の逆L字状のガイド溝12をそれぞれ形成し
てある。この各ガイド溝12は、図2(b)に示すよう
に、水平部12aと垂直部12bとで逆L字状になって
いる。
【0013】図1に示すように、カセットホルダー20
は、合成樹脂製の両側板部21と、この両側板部21の
下端間に掛け渡された金属製で矩形板状の底板部22
と、上記両側板部21の上端間に掛け渡された金属製で
矩形板状の天井板部23とで、テープカセット2を挿入
保持する略四角筒状になっている。そして、両側板部2
1の外面側にはシャーシ10の各ガイド溝12に挿入さ
れる円柱状の各ガイドピン21aを一体突出形成してあ
る。また、両側板部21の内面の底板部22の前縁側に
は、挿入されたテープカセット2のカセット筐体2Aの
正面2aの一部が当たってカセットホルダー20内に該
テープカセット2を保持するL字状のストッパ21cを
一体突出形成してある。
【0014】図1及び図2(b)に示すように、可撓性
バネ片30は、右側の側板部21の略中央に形成された
コ字状の切欠部24内に横H字状になって一体形成され
ている。この可撓性バネ片30は、スリット33により
仕切られた下側の解除ピン部31と上側の押圧ピン部3
2とを備えている。この下側の解除ピン部31のテープ
カセット2の前蓋ロック解除ボタン3側は三角柱状に突
出していて、該前蓋ロック解除ボタン3を押圧し易くな
っている。また、上側の押圧ピン部32のロック解除レ
バー40側は円錐状に突出していて、該ロック解除レバ
ー40により押圧され易くなっている。
【0015】図1に示すように、金属板状のロック解除
レバー40は、その略中央にカセットホルダー20の右
側の側板部21の支軸部21bに回動自在に嵌め込まれ
る円筒部(回動部)41を有していて、該側板部21の
一対の爪部21d,21dにより抜け止めを図って支持
されている。また、ロック解除レバー40は、右側の側
板部21のL字状のストッパ21cに対向する位置に、
該側板部21の矩形の開口孔25より該ストッパ21c
側に延びるカセット当接部42を折り曲げ形成してある
と共に、上記可撓性バネ片30の押圧ピン部32及び解
除ピン部31に対向する位置に、先端側が傾斜した作動
部43を一体突出形成してある。さらに、ロック解除レ
バー40と右側の側板部21との間には、該ロック解除
レバー40を図中時計方向に常に付勢する捩りコイルバ
ネ50を介在してある。これらにより、ロック解除レバ
ー40は、カセットホルダー20内にテープカセット2
を挿入保持させた時に該テープカセット20の正面2a
の一部がカセット当接部42を押圧することによりその
前蓋ロック解除ボタン3を押圧する方向(即ち、図中反
時計方向)に捩りコイルバネ50の付勢力に抗して回転
するようになっている。
【0016】尚、図9(a),(b),(c),(d)
に示すように、テープカセット2の前蓋ロック解除ボタ
ン3は支軸4を介して前蓋6をロックするロックボタン
5と一体になっていて、箱形のカセット筐体2Aの一側
面の前側に形成された矩形の孔部2bより外側に所定長
突出している。そして、前蓋ロック解除ボタン3が可撓
性バネ片30の下側の解除ピン部31によりカセット筐
体2A内に押されると、前蓋ロック解除ボタン3を外側
に突出するように付勢する図示しないバネの付勢力に抗
して支軸4が所定方向に回転されて、ロックボタン5が
前蓋6のロックを解除するようになっている。このロッ
クが解除された前蓋6は、カセットホルダー20がシャ
ーシ10のガイド溝12の垂直部12bの下端(カセッ
トローディング完了位置)に来ると、図9(c),
(d)に示すリッドオープナー(前蓋開き部材)7によ
り全開されるようになっている。
【0017】また、図1に示すように、前蓋6の正面の
左下側には矩形の切欠部6aを形成してあり、該切欠部
6aによりテープカセット2のカセット筐体2Aの正面
2aの一部が露出している。そして、図1の1点鎖線で
示すように、カセット筐体2Aの前蓋6の切欠部6aよ
り露出した正面2aの一部が、まず、ロック解除レバー
40のカセット当接部42に当たった後、カセットホル
ダー20のストッパ21cに当たるようになっている。
さらに、カセットホルダー20の左側(他方)の図示し
ない側板部にもカセット当接部を有した上記ロック解除
レバー40と略同形の図示しない金属板状のレバーを回
動自在に支持してある。
【0018】以上実施形態のカセット前蓋ロック解除機
構1によれば、図2に示すように、カセットホルダー2
0内にテープカセット2を挿入して保持させると、該テ
ープカセット2の前蓋6の切欠部6aより露出した正面
2aの一部が、カセットホルダー20の右側の側板部2
1に支軸部21bを介して回動自在に支持されたロック
解除レバー40のカセット当接部42に当たって該カセ
ット当接部42を押す。これにより、図3(a),
(b)及び図4(a),(b)に示すように、ロック解
除レバー40が捩りコイルバネ50の付勢力に抗して反
時計方向に回転し、該ロック解除レバー40の作動部4
3によりカセットホルダー20の右側の側板部21に一
体形成された可撓性バネ片30の押圧ピン部32を押
し、該押圧ピン部32と連動する解除ピン部31により
テープカセット2の前蓋ロック解除ボタン3が押されて
前蓋6のロックが解除される。
【0019】このように、カセットホルダー20の右側
の側板部21に回動自在に支持されたロック解除レバー
40によりテープカセット2の前蓋ロック解除ボタン3
を押すので、可撓性バネ片30の解除ピン部31でテー
プカセット2の前蓋ロック解除ボタン3を押す際に、シ
ャーシ10の側板部11とカセットホルダー20の側板
部21との間の横方向のガタの影響を受けることがな
く、また、シャーシ10の側板部11とカセットホルダ
ー20の側板部21との間の隙間の寸法精度を要求しな
いで、上記ロック解除レバー40を介して可撓性バネ片
30の解除ピン部31によりテープカセット2の前蓋ロ
ック解除ボタン3を確実に押して前蓋6のロックを解除
することができる。さらに、ロック解除レバー40を介
して側板部21に一体形成された可撓性バネ片30の解
除ピン部31を作動させるようにしたので、シャーシ1
0の側板部11の高さを従来のものよりも低くすること
ができ、カセットローディング装置の軽量化をより一段
と図ることができる。また、シャーシ10の側板部11
の高さが低いので、シャーシ10への組立作業性の向上
を図ることができる。
【0020】図5は本発明の他の実施形態のVTR等に
用いられるカセットローディング装置のカセット前蓋ロ
ック解除機構の要部を示す分解斜視図、図6(a),
(b)と図7(a),(b)及び図8(a),(b)は
同カセット前蓋ロック解除機構をそれぞれ示す平面図及
び側面図である。
【0021】このカセットローディング装置のカセット
前蓋ロック解除機構1′では、前記実施形態のカセット
前蓋ロック解除機構1のシャーシ10の側板部11と同
じ高さの右側(一方)の側板部11′の上縁部に前後側
が傾斜するように内側に折り曲げられた板状のカム15
を一体形成してあり、このカム15に対向するロック解
除レバー40′の前後部にカム案内部44とカムフォロ
ア45を折り曲げ形成してある点が前記実施形態の構成
と異なる。尚、他の構成は前記実施形態と同様であるの
で、同一構成部分は同一符号を付して詳細な説明を省略
する。
【0022】このカセット前蓋ロック解除機構1′の場
合、前記カセット前蓋ロック解除機構1の場合と同様
に、カセットホルダー20内にテープカセット2を挿入
して保持させると、該テープカセット2の前蓋6の切欠
部6aより露出した正面2aの一部が、カセットホルダ
ー20の右側の側板部21に回動自在に支持されたロッ
ク解除レバー40′のカセット当接部42に当たって該
カセット当接部42を押す。これにより、図7(a),
(b)に示すように、ロック解除レバー40′が捩りコ
イルバネ50の付勢力に抗して反時計方向に回転し、該
ロック解除レバー40′の作動部43によりカセットホ
ルダー20の右側の側板部21に一体形成された可撓性
バネ片30の押圧ピン部32を押し、該押圧ピン部32
と連動する解除ピン部31によりテープカセット2の前
蓋ロック解除ボタン3が前記実施形態のカセット前蓋ロ
ック解除機構1の場合の約半分押される。
【0023】そして、上記カセット挿入位置からカセッ
トホルダー20を所定の駆動手段を介して図8(a),
(b)に示すように水平移動させ、その移動中にシャー
シ10の右側の側板部11′の上端に一体形成されたカ
ム15の下面側に、ロック解除レバー40′のカムフォ
ロア45が摺動することにより該ロック解除レバー4
0′が捩りコイルバネ50の付勢力に抗して反時計方向
に更に回転し、該ロック解除レバー40′の作動部43
によりカセットホルダー20の右側の側板部21に一体
形成された可撓性バネ片30の押圧ピン部32を更に押
し、該押圧ピン部32と連動する解除ピン部31により
テープカセット2の前蓋ロック解除ボタン3がカセット
筐体2A内に全部押されて前蓋6のロックが解除され
る。これにより、前記実施形態と同様の作用,効果を奏
する。
【0024】尚、前記各実施形態によれば、カセットホ
ルダーの一方の側板部に解除ボタン押圧手段としての可
撓性バネ片を一体形成したが、金属製の可撓性バネ片を
カセットホルダーの一方の側板部に取り付けても良い。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
カセットローディング装置のカセット前蓋ロック解除機
構によれば、カセットホルダーの一方の側板部に、解除
ボタン押圧手段を前蓋ロック解除ボタンの押圧方向に作
動させるロック解除レバーを回動自在に設け、このロッ
ク解除レバーを、カセットホルダー内にテープカセット
を挿入保持させた時に該テープカセットの押圧により前
蓋ロック解除ボタンを押圧する方向に回転自在にしたの
で、簡単な構造によりテープカセットの前蓋のロック解
除を確実に行うことができると共に、シャーシの側板部
の高さを低くすることができて装置全体の軽量化及びシ
ャーシへの組立作業性をより一段と図ることができる。
【0026】請求項2の発明のカセットローディング装
置のカセット前蓋ロック解除機構によれば、カセットホ
ルダーの一方の側板部に、解除ボタン押圧手段を前蓋ロ
ック解除ボタンの押圧方向に作動させるロック解除レバ
ーを回動自在に設け、このロック解除レバーを、カセッ
トホルダー内にテープカセットを挿入保持させた時に該
テープカセットの押圧により前蓋ロック解除ボタンを押
圧する方向に回転自在にすると共に、該ロック解除レバ
ーを、カセットホルダーの水平移動時にシャーシの両側
板部の一方の側板部に形成されたカムを介して該前蓋ロ
ック解除ボタンを押圧する方向に更に回転自在にしたの
で、簡単な構造によりテープカセットの前蓋のロック解
除を確実に行うことができると共に、シャーシの側板部
の高さを低くすることができて装置全体の軽量化及びシ
ャーシへの組立作業性をより一段と図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のカセットローディング装置
のカセット前蓋ロック解除機構の要部の分解斜視図であ
る。
【図2】(a)は上記カセット前蓋ロック解除機構のテ
ープカセットの前蓋のロック解除前の状態を示す平面
図、(b)は同状態の側面図である。
【図3】(a)は上記カセット前蓋ロック解除機構のテ
ープカセットの前蓋のロック解除時の状態を示す平面
図、(b)は同状態の側面図である。
【図4】(a)は上記カセット前蓋ロック解除機構のテ
ープカセットの前蓋のロックを解除して更に前蓋を開い
た状態を示す平面図、(b)は同状態の側面図である。
【図5】本発明の他の実施形態のカセットローディング
装置のカセット前蓋ロック解除機構の要部の分解斜視図
である。
【図6】(a)は上記他の実施形態のカセット前蓋ロッ
ク解除機構のテープカセットの前蓋のロック解除前の状
態を示す平面図、(b)は同状態の側面図である。
【図7】(a)は上記他の実施形態のカセット前蓋ロッ
ク解除機構のテープカセットの前蓋のロック解除時の状
態を示す平面図、(b)は同状態の側面図である。
【図8】(a)は上記他の実施形態のカセット前蓋ロッ
ク解除機構のテープカセットの前蓋のロックを解除して
更に前蓋を開いた状態を示す平面図、(b)は同状態の
側面図である。
【図9】(a)はテープカセットの前蓋のロック状態を
示す部分側面図、(b)は同ロック状態の部分説明図、
(c)は同テープカセットの前蓋のロックを解除した状
態を示す部分側面図、(d)は同ロックを解除した状態
の部分説明図である。
【図10】(a)は従来例のカセットローディング装置
のカセット前蓋ロック解除機構のテープカセットの前蓋
のロック解除前の状態を示す平面図、(b)は同状態の
側面図である。
【図11】(a)は上記従来例のカセット前蓋ロック解
除機構のテープカセットの前蓋のロック解除時の状態を
示す平面図、(b)は同状態の側面図である。
【符号の説明】
1,1′ カセット前蓋ロック解除機構 2 テープカセット 3 前蓋ロック解除ボタン 6 前蓋 10 シャーシ 11,11′ 側板部 12 ガイド溝 15 カム 20 カセットホルダー 21 側板部 30 可撓性バネ片(解除ボタン押圧手段) 40,40′ ロック解除レバー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側板部に逆L字状のガイド溝を形成し
    たシャーシと、該ガイド溝に沿ってカセット挿入位置と
    それより下方のカセット装着位置との間で昇降自在のカ
    セットホルダーと、このカセットホルダーの両側板部の
    一方の側板部に設けられ、該カセットホルダー内にテー
    プカセットを保持させた際に該テープカセットの前蓋ロ
    ック解除ボタンを押圧してその前蓋のロックを解除する
    解除ボタン押圧手段と、を備えたカセットローディング
    装置のカセット前蓋ロック解除機構において、 前記カセットホルダーの前記一方の側板部に、前記解除
    ボタン押圧手段を前記前蓋ロック解除ボタンの押圧方向
    に作動させるロック解除レバーを回動自在に設け、この
    ロック解除レバーを、前記カセットホルダー内に前記テ
    ープカセットを挿入保持させた時に該テープカセットの
    押圧により前記前蓋ロック解除ボタンを押圧する方向に
    回転自在にしたことを特徴とするカセットローディング
    装置のカセット前蓋ロック解除機構。
  2. 【請求項2】 両側板部に逆L字状のガイド溝を形成し
    たシャーシと、該ガイド溝に沿ってカセット挿入位置と
    それより下方のカセット装着位置との間で昇降自在のカ
    セットホルダーと、このカセットホルダーの両側板部の
    一方の側板部に設けられ、該カセットホルダー内にテー
    プカセットを保持させた際に該テープカセットの前蓋ロ
    ック解除ボタンを押圧してその前蓋のロックを解除する
    解除ボタン押圧手段と、を備えたカセットローディング
    装置のカセット前蓋ロック解除機構において、 前記カセットホルダーの前記一方の側板部に、前記解除
    ボタン押圧手段を前記前蓋ロック解除ボタンの押圧方向
    に作動させるロック解除レバーを回動自在に設け、この
    ロック解除レバーを、前記カセットホルダー内に前記テ
    ープカセットを挿入保持させた時に該テープカセットの
    押圧により前記前蓋ロック解除ボタンを押圧する方向に
    回転自在にすると共に、該ロック解除レバーを、前記カ
    セットホルダーの水平移動時に前記シャーシの前記両側
    板部の一方の側板部に形成されたカムを介して該前蓋ロ
    ック解除ボタンを押圧する方向に更に回転自在にしたこ
    とを特徴とするカセットローディング装置のカセット前
    蓋ロック解除機構。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2007018630A (ja) * 2005-07-08 2007-01-25 Victor Co Of Japan Ltd カセット装着装置

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KR100424575B1 (ko) * 2001-10-20 2004-03-27 엘지전자 주식회사 자기기록재생기의 카세트 밀림방지장치
JP2007018630A (ja) * 2005-07-08 2007-01-25 Victor Co Of Japan Ltd カセット装着装置

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