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JPH11209144A - 近赤外吸収フィルター用ガラスおよびそれを用いた近赤外吸収フィルター - Google Patents

近赤外吸収フィルター用ガラスおよびそれを用いた近赤外吸収フィルター

Info

Publication number
JPH11209144A
JPH11209144A JP10009277A JP927798A JPH11209144A JP H11209144 A JPH11209144 A JP H11209144A JP 10009277 A JP10009277 A JP 10009277A JP 927798 A JP927798 A JP 927798A JP H11209144 A JPH11209144 A JP H11209144A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
oxide
total
infrared absorption
absorption filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10009277A
Other languages
English (en)
Inventor
Magonori Oguma
孫権 小熊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoya Corp
Original Assignee
Hoya Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoya Corp filed Critical Hoya Corp
Priority to JP10009277A priority Critical patent/JPH11209144A/ja
Priority to US09/233,478 priority patent/US6225244B1/en
Publication of JPH11209144A publication Critical patent/JPH11209144A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C3/00Glass compositions
    • C03C3/12Silica-free oxide glass compositions
    • C03C3/16Silica-free oxide glass compositions containing phosphorus
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C3/00Glass compositions
    • C03C3/12Silica-free oxide glass compositions
    • C03C3/16Silica-free oxide glass compositions containing phosphorus
    • C03C3/17Silica-free oxide glass compositions containing phosphorus containing aluminium or beryllium
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C4/00Compositions for glass with special properties
    • C03C4/08Compositions for glass with special properties for glass selectively absorbing radiation of specified wave lengths
    • C03C4/082Compositions for glass with special properties for glass selectively absorbing radiation of specified wave lengths for infrared absorbing glass
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    • Y10S501/90Optical glass, e.g. silent on refractive index and/or ABBE number
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  • Materials Engineering (AREA)
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  • Glass Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 400〜600nmの波長域の光をよく透過
するとともに、600nm付近からの近赤外域の光を選
択的に吸収し、耐候性、耐アルカリ性に優れ、かつ低熱
膨張係数を有する近赤外吸収フィルター用ガラスを提供
する。 【解決手段】 カチオニック%で、P 35〜54%、
Zn 20〜47%、R(原子価が一価の金属元素であ
るLi、Na、KおよびCsの合計)0〜8%、M(原
子価が二価の金属元素であるMg、Ca、Ba、Srお
よびPbの合計)0〜17%、RとMの合計1〜22
%、As 0.1〜7%、Cu 0.2〜9%およびA
l 0〜6%を含有する近赤外吸収フィルター用ガラス
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、近赤外吸収フィル
ター用ガラスおよびそれを用いた近赤外吸収フィルター
に関する。さらに詳しくは、本発明は、400〜600
nmの波長域の光を効率よく透過し、600nm付近か
らの近赤外域の光を選択的に吸収する分光特性を有し、
特にカラーVTRカメラの色補正に好適に用いられる近
赤外吸収フィルター用ガラス、およびこのガラスからな
る上記用途に好適な近赤外吸収フィルターに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラーVTRカメラなどに使用
される撮像素子は、400〜1000nm付近までの波
長の光に対して分光感度を有しており、しかも、その感
度が近赤外域にまで延びているため、人間の視感度に補
正する事が必要となる。自然光がそのまま撮像素子に入
射すると画像が赤味を帯びてしまい、良好な色再現性が
得られないため、通常近赤外域の光を吸収するフィルタ
ーを用いて、撮像素子に入射する光の色補正が行われて
いる。このような近赤外吸収フィルターに用いられるガ
ラスとしては、従来、リン酸塩ガラスに、着色成分とし
てCuOを添加したものが、種々開発され、すでに実用
化されている。
【0003】例えば、(1)重量%で、P25 60〜
90%、Al23 7.5〜20%、B23 とSiO2
との合計0〜15%、BaOとMgOとCaOとSr
Oとの合計1〜25%、Y23 とLa23 とZrO2
とTa25 とTiO2 との合計0〜15%、PbO
0〜10%およびCuO 0.4〜15%からなるカラ
ードガラス(特開昭62−128943号公報)、
(2)重量%で、P2560〜80%、Al23 3〜
11%、BaO 3〜9.5%、MgOとCaOとBa
OとSrOとの合計3〜20%、Li2O 1〜5.5
%、Li2OとNa2OとK2Oとの合計1〜10%、S
iO2 とB23 との合計0〜5%、ZrO2とTiO2
とY23 とLa23 との合計0〜5%およびCuO
0.2〜10%からなるリン酸塩ガラス(特開平4−1
04918号公報)、(3)重量%で、P25 35〜
50%、Li2O 0〜5%、Na2O 0〜12%、K
2O0〜20%、 Cs2O 0〜20%、ただし、R2
(Rはアルカリ金属である)1.5〜20%、ZnO
0〜48%、MgO 0〜7%、CaO 0〜7%、S
rO 0〜7%、BaO 0〜12%、ただしR'O
(R'はアルカリ土類金属である)0〜15%およびC
uO 0.2〜12%からなるリン酸塩ガラス(特開平
9−100136号公報)などが開示されている。
【0004】しかしながら、前記(1)および(2)の
ガラスにおいては、P25 を比較的多量に含有するた
め、長期間使用するとガラスの成分が溶出するおそれが
あり、長期間の使用が困難である。また、耐候性を改善
すべくAl23 を比較的多量に含有させると熔融温度
が上昇し、その結果Cu2+が還元され、紫外域に吸収を
もつCu+ により400nm付近の透過率が低くなり、
CCD(Charge Coupled Device)などの感度補正用
フィルターとしては望ましくないなどの欠点があっ
た。
【0005】一方、前記(3)のガラスにおいては、P
25 量を従来のリン酸塩系ガラスよりも比較的少なく
し、ZnOを比較的多量に含有させるとともに、アルカ
リ土類金属酸化物やアルカリ金属酸化物を適宜添加する
ことにより、従来得られなかったリン酸塩系ガラスでの
高耐候性および紫外〜可視域における高透過率が得られ
ている。しかしながら、このガラスは、耐アルカリ性に
ついては比較的よいものの、必ずしも充分に満足しうる
ものではなかった。耐アルカリ性が優れたものであれ
ば、ガラス研磨後の洗浄時に、洗浄性のよいアルカリ洗
剤を用いて洗浄を行っても、潜傷が起こりにくいという
メリットがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情のもとで、長期間の使用に耐え、かつ高耐候性およ
び紫外〜可視域における光に対し高透過率を有する上、
耐アルカリ性に優れる近赤外吸収フィルター用ガラス、
およびこのガラスからなる近赤外吸収フィルターを提供
することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の優
れた性能を有する近赤外吸収フィルター用ガラスを開発
すべく鋭意研究を重ねた結果、酸化銅を含むリン酸塩系
の近赤外吸収ガラスの組成を特定のものとすることによ
り、(1) 化学的耐久性が高く、(2) 近赤外吸収フィルタ
ー用として有用な、400〜600nmの波長域の光の
透過率が高く、(3) 600nmより大きな波長域の光を
選択的に吸収し、(4) 耐候性、耐アルカリ性に優れ、し
かも、(5) 加工時の指標となる熱膨張係数(平均線膨張
係数)が小さい、ガラスが得られることを見出し、この
知見に基づいて本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち、本発明は、カチオニック%で、
P 35〜54%、Zn 20〜47%、R(原子価が
一価の金属元素であるLi、Na、KおよびCsの合
計)0〜8%、M(原子価が二価の金属元素であるM
g、Ca、Ba、SrおよびPbの合計)0〜17%、
RとMの合計1〜22%、As 0.1〜7%、Cu
0.2〜9%およびAl 0〜6%を含有することを特
徴とする近赤外吸収フィルター用ガラス(以下、この近
赤外吸収フィルター用ガラスを「ガラスI」という。)
を提供するものである。
【0009】なお、本発明でいう「カチオニック%」と
は、ガラスを構成している原子のうちで荷電したときに
カチオン(価数は問わない。)となる全ての原子の合量
に占める特定の原子(ただし、荷電したときにカチオン
となる原子を意味し、その価数は問わない。)の原子百
分率を意味する。
【0010】また、本発明は、重量%で、酸化リン35
〜50%、酸化亜鉛25〜46%、酸化物I(酸化リチ
ウム、酸化ナトリウム、酸化カリウムおよび酸化セシウ
ムの合計)0%以上1.5%未満、酸化物II(酸化マグ
ネシウム、酸化カルシウム、酸化バリウム、酸化ストロ
ンチウムおよび酸化鉛の合計)0〜24%、酸化物Iと
酸化物IIの合計0.5〜25%、酸化ヒ素0.05〜5
%、酸化銅0.2〜5%および酸化アルミニウム0〜5
%を含有し、かつ、これらの成分の合計量がガラス全成
分に対し80%以上であることを特徴とする近赤外吸収
フィルター用ガラス(以下、この近赤外吸収フィルター
用ガラスを「ガラスII」という。)を提供するものでも
ある。
【0011】さらに、本発明は、上記ガラスからなる近
赤外吸収フィルターを提供するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】まず、本発明のガラスIについて
説明する。本発明のガラスIは、後述するように酸化物
および/またはフッ化物からなるものであり、当該ガラ
スIの一成分である酸化リンおよび/またはフッ化リン
は400〜600nmの波長域の光を透過させ、Cu2+
による700nm以上の波長域での光を選択的に吸収す
るといった透過特性を発現させるのに最も好ましいガラ
ス網目形成成分である。リン(P)化合物(酸化リンお
よび/またはフッ化リンを意味する。以下、ガラスを構
成する元素についていう「化合物」とは、その元素の酸
化物および/またはフッ化物を意味するものとする。)
の含有量は、Pについてのカチオニック%で35〜54
%の範囲にあることが必要である。リン化合物の含有量
がPについてのカチオニック%で35%未満では所望の
透過特性が得られない上、ガラスの結晶化傾向が強くな
り、安定した生産が困難となる。また、54%を超える
と化学的耐久性が著しく低下し、本発明の目的とするガ
ラスが得られなくなる。透過特性、生産性および化学的
耐久性などを考慮すると、リン化合物の好ましい含有量
は、Pについてのカチオニック%で、38〜52%の範
囲である。
【0013】亜鉛(Zn)化合物は本発明の目的を達成
するための必須成分であって、その含有量は、Znにつ
いてのカチオニック%で20〜47%の範囲にあること
が必要である。この含有量が20%未満では良好な化学
的耐久性、特に耐候性や、熔解性および低熱膨張係数が
得られないし、47%を超えると結晶化傾向が強くな
り、安定した生産が困難となる。化学的耐久性(耐候
性)、熔解性、低熱膨張係数および生産性などを考慮す
ると、亜鉛化合物の好ましい含有量は、Znについての
カチオニック%で22〜45%の範囲である。
【0014】また、原子価が一価の金属元素であるL
i,Na,KおよびCs(以下、これらの金属元素を
「R」と総称する。)それぞれについての化合物は、い
ずれもガラスの熔解性を向上させる成分であって、その
合計は、Rについてのカチオニック%で0〜8%の範囲
にあることが必要である。この含有量が8%を超えると
耐アルカリ性が低下する上、熱膨張係数が大きくなり、
研磨加工性が悪くなる。ガラスの熔解性および熱膨張係
数などの面から、上記一価の金属元素それぞれについて
の化合物の好ましい含有量は、各金属元素(原子)につ
いてのカチオニック%で、Li 0〜8%、Na 0〜
4%、K 0〜3%、Cs 0〜2%である。
【0015】一方、原子価が二価の金属元素であるM
g,Ca,Ba,SrおよびPb(以下、これらの金属
元素を「M」と総称する。)それぞれについての化合物
は、いずれも少量の添加で耐候性を向上させる成分であ
って、その合計は、Mについてのカチオニック%で0〜
17%の範囲にあることが必要である。この含有量が1
7%を超えると、逆に耐候性が低下するとともに、耐失
透性が悪くなる。耐候性および耐失透性などの面から、
上記二価の金属元素それぞれについての化合物の好まし
い含有量は、各金属元素(原子)についてのカチオニッ
ク%で、Mg 0〜8%、Ca 0〜9%、Sr 0〜
5%である。
【0016】原子価が二価である金属元素についての化
合物の中で、バリウム(Ba)化合物は特に少量の添加
で耐候性を向上させるのに有効な成分であるので、極力
含有させた方が好ましいが、多すぎると耐失透性が悪く
なる。耐候性および耐失透性などの面から、バリウム化
合物の好ましい含有量は、Baについてのカチオニック
%で0〜5%の範囲である。また、鉛(Pb)化合物は
ガラスの融点を下げ、熔解性を良くし、低い温度でガラ
スを熔解する事によって透過率を向上させる成分である
が、この含有量がPbについてのカチオニック%で5%
を超えると耐失透性や耐候性が低下する。したがってそ
の含有量は、カチオニック%で、0〜5%の範囲が好ま
しい。
【0017】なお、前記RとMの合計含有量は、カチオ
ニック%で1〜22%の範囲にあることが必要である。
この含有量が1%未満では良好な耐候性が得られない
し、22%を超えると安定な生産が困難となる。耐候性
および生産性などを考慮すると、RとMの合計含有量
は、カチオニック%で2〜20%の範囲にあるのが好ま
しい。
【0018】次に、ヒ素(As)化合物はCu2+による
着色を安定に保持するための成分で、400nm付近の
波長の光の透過率を向上させるのに最も有効な成分であ
って、その含有量は、Asについてのカチオニック%で
0.1〜7%の範囲にあることが必要である。この含有
量が0.1%未満では紫外域の光の透過率が不十分であ
るし、7%を超えると耐候性が低下する。紫外域の光の
透過率および耐候性などを考慮すると、ヒ素化合物の好
ましい含有量は、Asについてのカチオニック%で0.
1〜5%の範囲である。
【0019】銅(Cu)化合物は近赤外域の光を吸収す
るための必須成分であって、含有量によって、近赤外域
の透過率を調整する事が可能である。銅化合物の含有量
は、Cuについてのカチオニック%で0.2〜9%の範
囲にあることが必要である。この含有量が0.2%未満
では近赤外域の光の吸収性が不十分であるし、9%を超
えると結晶化傾向が強まり、安定な生産が困難となる。
近赤外域の光の吸収性および生産性を考慮すると、銅化
合物の好ましい含有量は、Cuについてのカチオニック
%で0.2〜7%の範囲である。
【0020】さらに、アルミニウム(Al)化合部は耐
候性および耐アルカリ性を向上させる成分であって、そ
の含有量は、Alについてのカチオニック%で0〜6%
の範囲にあることが必要である。この含有量が6%を超
えると結晶化傾向が強まり、ガラスの熔解性が低下す
る。耐候性、耐アルカリ性および熔解性などを考慮する
と、アルミニウム化合物の好ましい含有量は、Alにつ
いてのカチオニック%で0.3〜6%の範囲である。
【0021】本発明の近赤外吸収フィルター用ガラスに
おいては、所望により、任意成分として、例えばLa、
Y、Gd、In、Sc、Ge、Nb、Ta、W、Bi、
Sn、Sb、Ce、Ga、B、Rb、Si、Ti、Zr
などについての化合物を含有させることができる。
【0022】前記任意成分の中で、La、Y、Gaおよ
びNbそれぞれについての化合物は、いずれも少量を含
有させることで化学的耐久性を向上させる成分であっ
て、各成分の好ましい含有量は、各元素(原子)につい
てのカチオニック%で、La0〜1.5%、Y 0〜
1.5%、Ga 0〜2.0%、Nb 0〜3.0%の
範囲である。それぞれの成分の含有量が各元素(原子)
についてのカチオニック%で上記の範囲を超えると結晶
化傾向が強まり、安定な生産が困難となる。
【0023】In、Sc、Ge、GdおよびTaそれぞ
れについての化合物は、任意成分の中で特に耐候性と耐
アルカリ性を向上させるのに有効な成分であって、各成
分の好ましい含有量は、各元素(原子)についてのカチ
オニック%で、In 0〜9%、Sc 0〜6%、Ge
0〜5%、Gd 0〜4%、Ta 0〜4%の範囲で
ある。それぞれの成分の含有量が各元素(原子)につい
てのカチオニック%で上記の範囲を超えると結晶化傾向
が強まり、安定な生産が困難となる。
【0024】Si、TiおよびZrそれぞれについての
化合物は、いずれも耐候性を向上させる成分であって、
各成分の好ましい含有量は、各元素(原子)についての
カチオニック%で、Si 0〜8%、Ti 0〜3%、
Zr 0〜5%の範囲である。それぞれの成分の含有量
が各元素(原子)についてのカチオニック%で上記の範
囲を超えると熔融温度が上昇し、Cu2+の状態を不安定
にする上、失透傾向が強まり、安定した生産が困難とな
る。
【0025】ホウ素(B)化合物は、リン化合物から置
換することで、ガラスのフォーマーとして比較的多く含
有させることが可能な成分であって、その好ましい含有
量は、Bについてのカチオニック%で、0〜20%の範
囲である。この含有量が20%を超えると耐候性が低下
する上、600nmより長波長側のCu2+による吸光度
が減少し、所望の透過特性が得られなくなる。
【0026】SbおよびCeそれぞれについての化合物
は、Cu2+を安定に保持するのに有効な成分であって、
各成分の好ましい含有量は、各元素(原子)についての
カチオニック%で、Sb 0〜9%およびCe 0〜1
%の範囲である。アンチモン(Sb)化合物の含有量が
Sbについてのカチオニック%で9%を超えると耐候性
が低下する。また、セリウム(Ce)化合物の含有量が
Ceについてのカチオニック%で1%を超えると耐候性
が低下する上、Ce4+による紫外域の光の吸収が生じ、
400nm付近の光の透過率が低下する。
【0027】WおよびBiそれぞれについての化合物
は、ガラスの熔解性を向上させる成分であって、各成分
の好ましい含有量は、各元素(原子)についてのカチオ
ニック%で、W 0〜4%およびBi 0〜2%の範囲
である。それぞれの成分の含有量が上記範囲を超えると
所望の透過特性が得られない上、耐候性および耐アルカ
リ性が低下する。
【0028】スズ(Sn)化合物はガラスの化学的耐久
性を向上させる成分であって、その好ましい含有量は、
Snについてのカチオニック%で0〜4%の範囲であ
る。この含有量が4%を超えると透過率特性が悪くなる
上、結晶化傾向が強まる。
【0029】ルビジウム(Rb)化合物は、ガラスの熔
解性をよくし、透過率を向上させる成分であって、その
好ましい含有量は、Rbについてのカチオニック%で0
〜3%の範囲である。この含有量が3%を超えるとガラ
スの耐失透性が悪くなる。
【0030】一方、本発明のガラスIを構成している原
子のうちで荷電したときにアニオン(価数は問わな
い。)となる原子(以下、この原子を「アニオン成分」
という。)は、当該ガラスIが酸化物および/またはフ
ッ化物からなることから、Oおよび/またはFである。
そして、ガラスIにおける各アニオン成分は、アニオニ
ック%で、O 60〜100%およびF 0〜40%で
あることが好ましい。Fは熔解温度を低下させ、Cu2+
の安定な着色を得るために有効な成分で、結晶化傾向を
強めずに、含有させることができるが、Fの含有量がア
ニオニック%で40%を超えると、熱膨張係数(平均線
膨張係数)が大きくなり、ガラスの加工,研磨の際にカ
ン、割れ等の問題が発生しやすくなる。Fのより好まし
い含有量は、アニオニック%で0〜30%の範囲であ
り、Oのより好ましい含有量は、アニオニック%で10
0〜70%の範囲である。なお、本発明でいう「アニオ
ニック%」とは、全てのアニオン成分についての合量に
占める特定のアニオン成分の原子百分率を意味する。
【0031】上記のFはフッ化物原料を用いて含有させ
ることができる。このフッ化物原料としては特に制限は
ないが、例えばAlF3 、LiF、NaF、KF、Cs
F、ZnF2 、PbF2 、CaF2 、MgF2 、BaF
2 、ZrF4 、YF3 などが挙げられる。
【0032】このような組成を有する本発明のガラスI
は、近赤外吸収フィルター用として有用な、400〜6
00nmの波長域の光に対し高い透過率を示すととも
に、600nmを超える波長域の光を選択的に吸収する
といった優れた透過特性を有する上、長期間使用可能な
耐候性および洗浄時に潜傷が発生しにくい耐アルカリ性
を有している。さらに、加工性の指標となる低熱膨張係
数を有しており、その100〜300℃における平均線
膨張係数は概ね97×10-7/℃である。したがって、
本発明のガラスIは、近赤外吸収フィルター用として好
適である。
【0033】次に、本発明のガラスIIについて説明す
る。本発明のガラスIIは、前述したように、重量%で、
酸化リン35〜50%、酸化亜鉛25〜46%、酸化物
I(酸化リチウム、酸化ナトリウム、酸化カリウムおよ
び酸化セシウムの合計)0%以上1.5%未満、酸化物
II(酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化バリウ
ム、酸化ストロンチウムおよび酸化鉛の合計)0〜24
%、酸化物Iと酸化物IIの合計0.5〜25%、酸化ヒ
素0.05〜5%、酸化銅0.2〜5%および酸化アル
ミニウム0〜5%を含有し、かつ、これらの成分の合計
量がガラス全成分に対し80%以上のものである。各成
分の合計量がガラス全成分に対して80%未満、すなわ
ち任意成分が20%以上になると、良好な耐候性、耐ア
ルカリ性、透過特性を有し、かつ低熱膨張係数のガラス
が得られにくくなる。
【0034】このガラスIIは、前述した本発明のガラス
Iにおけるのと同様の課題を解決するためになされたも
のである。したがって、当該ガラスIIは、前述した本発
明のガラスIと同様に、近赤外吸収フィルター用として
有用な、400〜600nmの波長域の光に対し高い透
過率を示すとともに、600nmを超える波長域の光を
選択的に吸収するといった優れた透過特性を有する上、
長期間使用可能な耐候性および洗浄時に潜傷が発生しに
くい耐アルカリ性を有している。さらに、加工性の指標
となる低熱膨張係数を有しており、その100〜300
℃における平均線膨張係数は概ね97×10-7/℃であ
る。上記のガラスIIも、前述したガラスIと同様に、近
赤外吸収フィルター用として好適である。
【0035】本発明はまた、前記組成のガラスIまたは
ガラスIIからなる近赤外吸収フィルターをも提供するも
のであり、この近赤外吸収フィルターは、例えば、カラ
ーVTRカメラなどに使用される撮像素子における入射
光の色補正などに好適に用いられる。
【0036】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明する。 実施例1〜15および比較例1〜5 表1〜表10に示すガラス組成になるように、原料とし
て、炭酸塩、硝酸塩、水酸化物、酸化物、リン酸塩など
を用いた(ただし、実施例15は、さらにZnF2 を使
用)。例えば、実施例14においては、原料としてH3
PO4 、Al(OH)3 、ZnO、Na2O、CaCO3
、Sr(NO32 、Ba(NO32、PbO、In2
3 、GeO2 、As23 およびCuOを用いた。
【0037】まず、各原料粉末をよく混合したのち、白
金製坩堝において1000〜1280℃で熔融し、撹
拌、脱泡、均質化を行った。次いで、予熱しておいた金
型に鋳込み、徐冷することによりガラスブロックを得
た。これらのガラスブロックのうち、実施例1〜実施例
15で得たものは、それぞれ本発明のガラスIに包含さ
れる組成を有すると共に、本発明のガラスIIに包含され
る組成を有している。
【0038】得られたガラスブロックを肉厚1.0mm
まで両面を高精度研磨し、透過率を測定した。実施例1
で得られたガラスの透過率曲線を図1に示す。図1から
明らかなように、400〜520nmの波長域の光の透
過率が高く、かつ650nm以上の波長の光をシャープ
に吸収していることが分かる。このように、本実施例の
ガラスにおいては、色補正フィルターとして良好な透過
特性が得られた。
【0039】次に、下記の方法に従って耐候性を求め
た。その結果を表2、表4、表6、表8および表10に
示す。 ・耐候性 加速試験として、両面を高精度研磨したガラスを相対湿
度65℃−90%RHに保持し、肉眼でガラス表面にヤ
ケが認められるまでの時間を測定し、耐候性を求めた。
【0040】また、実施例1〜15および比較例3〜5
の各ガラスについて、下記の方法に従って平均線膨張係
数および耐アルカリ性を求めた。その結果を表11に示
す。 ・平均線膨張係数 熱機械分析装置により、100〜300℃における平均
線膨張係数を求めた。 ・耐アルカリ性 厚さ1.0mmに両面研磨した30×30mmのガラス
試料を、よく撹拌されている50℃、0.01モル/リ
ットルNa5310(STPP)水溶液中に1時間浸漬
した際の単位面積当たりの質量減(mg/cm2・h
r)を測定し、耐アルカリ性を求めた。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】
【表3】
【0044】
【表4】
【0045】
【表5】
【0046】
【表6】
【0047】
【表7】
【0048】
【表8】
【0049】
【表9】
【0050】
【表10】
【0051】
【表11】
【0052】実施例1〜15の各ガラスは、ガラス表面
が変質するまでの時間が、いずれも900時間以上であ
り、極めて優れた耐候性を有することが分かる。これ
は、各実施例のガラスでは、通常のVTRカメラや他の
感光素子の視感度補正フィルターとして、長期にわたり
安定した性能が維持されることを示している。
【0053】一方、比較例1および2のガラスは、従来
のリン酸塩系ガラスであり、酸化リン(P25)を60
重量%以上含み、かつ酸化アルミニウム(Al23)を
比較的多く含有している。これらのガラスは、表面が変
質するまでの時間が、それぞれ僅か255時間および1
89時間であった。これは、VTRカメラなどで長期間
使用するのには致命的欠点であると判断できる。比較例
3のガラスは、Pの含有量が、カチオニック%で55.
9%であって、本発明で規定する量より多いために、耐
候性が悪く、205時間で表面が変質した。
【0054】比較例4および5のガラスは、特開平9−
100136号公報で規定された組成範囲であるが、本
発明で規定されているアルカリ量とは異なっている。こ
の比較例4、5のガラスと比べて、本実施例のガラスの
熱膨張係数はさらに小さく、いずれも97×10-7/℃
以下であり、ガラスの加工、研磨の際に起こるカン、割
れなどの問題が発生しにくいことが分かる。これらのガ
ラスは、十分に熱膨張係数が低いために、研磨加工工程
における破損率が低く、加工歩留まりの点でも従来より
優れていることが分かった。また、耐アルカリ性につい
ても良好であり、本実施例のガラスの方が優れ、超音波
洗浄などに対しても好適であることが分かる。
【0055】
【発明の効果】本発明の近赤外吸収フィルター用ガラス
は、従来用いられているリン酸塩系ガラスと比較して、
優れた耐候性や耐アルカリ性を有するとともに、良好な
透過特性を有し、かつ加工時における歩留まりの指標な
どとなる熱膨張係数が低いなどの特徴を有し、例えばカ
ラーVTRカメラなどの色補正フィルターや他の感光素
子のフィルターなどに極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られたガラスの透過率曲線であ
る。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カチオニック%で、P 35〜54%、
    Zn 20〜47%、R(原子価が一価の金属元素であ
    るLi、Na、KおよびCsの合計)0〜8%、M(原
    子価が二価の金属元素であるMg、Ca、Ba、Srお
    よびPbの合計)0〜17%、RとMの合計1〜22
    %、As 0.1〜7%、Cu 0.2〜9%およびA
    l 0〜6%を含有することを特徴とする近赤外吸収フ
    ィルター用ガラス。
  2. 【請求項2】 カチオニック%で、Mg 0〜8%、C
    a 0〜9%、Ba0〜5%、Sr 0〜5%、Pb
    0〜5%、Li 0〜8%、Na 0〜4%、K 0〜
    3%およびCs 0〜2%を含有する請求項1に記載の
    近赤外吸収フィルター用ガラス。
  3. 【請求項3】 アニオニック%で、O 60〜100%
    およびF 0〜40%を含有する請求項1または請求項
    2に記載の近赤外吸収フィルター用ガラス。
  4. 【請求項4】 重量%で、酸化リン35〜50%、酸化
    亜鉛25〜46%、酸化物I(酸化リチウム、酸化ナト
    リウム、酸化カリウムおよび酸化セシウムの合計)0%
    以上1.5%未満、酸化物II(酸化マグネシウム、酸化
    カルシウム、酸化バリウム、酸化ストロンチウムおよび
    酸化鉛の合計)0〜24%、酸化物Iと酸化物IIの合計
    0.5〜25%、酸化ヒ素0.05〜5%、酸化銅0.
    2〜5%および酸化アルミニウム0〜5%を含有し、か
    つ、これらの成分の合計量がガラス全成分に対し80%
    以上であることを特徴とする近赤外吸収フィルター用ガ
    ラス。
  5. 【請求項5】 平均線膨張係数(100〜300℃)が
    97×10-7/℃以下である、請求項1〜請求項4のい
    ずれか1項に記載の近赤外吸収フィルター用ガラス。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記
    載のガラスからなる近赤外吸収フィルター。
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