JPH11209001A - 線条体の高速連続巻取装置および高速連続巻取方法 - Google Patents
線条体の高速連続巻取装置および高速連続巻取方法Info
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Abstract
て、満巻側の巻取ボビンから空の巻取ボビン側へ切り替
える際に、引取ローラーによる線条体へのしごきを防止
する。 【解決手段】 巻取ボビン2a,2bの中間に上側引取
ローラー6,下側引取ローラー7と吸引ノズル8a,8
bを配置する。下側引取ローラーは直接回転駆動でき、
上側引取ローラーは、軸受けを介して支持軸で支持し、
支持軸を回転駆動できる。切り替え時は、まず、下側引
取ローラーと支持軸を回転させ、両ローラーの周速を線
速と略一致させた後、引取ローラーで線条体1を挟んで
引き取る。同時に、満巻側の巻取ボビン2bの回転を停
止し、引き取られる線条体1を吸引ノズル8bで吸引処
理して、空の巻取ボビン2aに切り替える。
Description
条体の高速連続巻取装置、および、線条体の高速連続巻
取方法に関するものである。
条体を巻取ボビンに巻き取る場合に、巻取ボビンが満巻
き(所定の巻量)となった場合に、新しい巻取ボビンに
交換して巻き取る必要がある。送られてくる線条体が、
連続して製造されてくるような場合には、巻取ボビンの
交換にあたって、線条体の送りを止めて巻取ボビンを交
換することはできないから、線条体が連続して送られて
いる状態で巻取ボビンを交換する必要がある。
た高速連続巻取装置は、線条体が連続して送られている
状態で巻取ボビンを交換することができるものである。
図8ないし図13により特開平4−246068号公報
に記載された高速連続巻取装置を説明する。
図は手前の枠を省略して図示した側面図である。図中、
1は光ファイバ等の線条体、2a,2bは巻取ボビン、
3はガイドローラー、4a,4bは線寄せガイド、5
a,5bは爪車、6は上側引取ローラー、7は下側引取
ローラー、8a,8bは吸引ノズルである。爪車5a,
5bには、線条体の捕捉部が設けられている。
ー6と7を配置し、その両側に開閉する線寄せガイド4
a,4b、さらにその下部に吸引ノズル8a,8bが配
置されている。線寄せガイド4a,4bは、各々1対の
棒状のローラーよりなり、開閉できるように構成されて
いる。通常は開いた状態である。
ーラー7は、固定位置で駆動され、駆動ローラーであ
る。また、上側引取ローラー6は、空転ローラーとして
構成され、従動ローラーであり、前後および上下に移動
可能に配置されている。通常は、上側引取ローラー6
は、上昇後退位置で待機しているが、前進した位置から
下降することにより下側引取ローラー7に接し、下側引
取ローラー7と同じ速度で回転する。このとき、上側引
取ローラー6と下側引取ローラー7との間に線条体1を
挟むと、線条体1を引き取ることができる。
引取ローラー6,7から繰り出される線条体1を吸い込
むことができる。吸引ノズル8a,8bは、各々上下に
移動できるように適当な支持手段に取り付けられている
が、通常は下降位置で待機している。この高速連続巻取
装置の切り替え動作について説明する。
の図では、線条体1は、巻取ボビン2bに巻き取られて
いる。巻取ボビン2aは、回転を停止している。上側引
取ローラー6は、上昇後退位置で待機し、下側引取ロー
ラー7も回転していない。吸引ノズル8a,8bは、下
降位置にある。
巻取ボビン2aへの切り替えが行なわれる。切り替えの
予備段階では、図9に示すように、空の巻取ボビン2a
と、下側引取ローラー7が空転を開始する。この場合の
各々の周速は、線条体1の線速に一致させる。次に、ガ
イドローラー3が、巻取ボビン2a側の切り替わり位置
に移動する。巻取ボビン2a側の線寄せガイド4aは閉
じ、上側引取ローラー6が下側引取ローラー7の上まで
前進する。
となる。この段階では、巻取ボビン2aが前進し、爪車
5aが線条体1に接する直前の位置となる。次に、巻取
ボビン2b側の吸引ノズル8bが吸引を開始すると同時
に、上昇する。次に、上側引取ローラー6が下降し、下
側引取ローラー7に近接すると同時に、線条体1を引き
取るようになる。
ン2bの回転が急停止すると、引取ローラー6,7より
繰り出される線条体1は、吸引ノズル8bに吸い込まれ
る。一方、巻取ボビン2a側では、爪車5aの捕捉部が
押し出され、線条体1をキャッチし、切断する。このと
き、線条体1の終端は、引取ローラー6,7を経て、吸
引ノズル8bへ吸い込まれる。
されると、図12に示すように、巻取ボビン2aは元の
位置に後退し、ガイドローラー3は、巻取ボビン2aへ
巻き取るときの通常位置へ移動する。一方、上側引取ロ
ーラー6、線寄せガイド4a、吸引ノズル8bは、各々
元の待機状態に戻る。これで、巻取ボビン2bから巻取
ボビン2aへの切り替えが完了する。
ン2b側を空のボビンとして切り替えが行なわれるが、
この場合は、ガイドローラー3が図13に示す位置に移
動して、引取ローラー6,7で線条体1を引き取り、巻
取ボビン2bが前進し、爪車2bの捕捉部が押し出さ
れ、線条体1をキャッチし、切断する。繰り出される線
条体1は、吸引ノズル8aに吸い込まれる。
取らせるようにして、満巻側のボビンは停止させ、切替
完了までの線条体は、吸引ノズルに吸い込むようにした
後に、空側のボビンへ切り替えることにより、切替後の
線条体の終端も吸引ノズルに吸い込まれるので、切断さ
れた線条体の終端が、満巻側ボビンに巻かれた線条体に
当たることがなく、巻き取った線条体に外傷を与えるこ
とはない。したがって、外傷によるダメージがその特性
の悪化に大きく影響するおそれのある光ファイバ等の高
速連続巻取装置に適用すると効果的である。
線速が上がっていき1000m/分を越える程度になる
と引取ローラーが正常に動作せずしごきが発生してしま
う。これは、駆動ローラーとして構成されている下側引
き取りローラー7と従動ローラーとして構成されている
上側引取ローラー6で線条体1を挟み込む際に、下側引
取ローラー7は、その周速が線条体1の線速と略等しい
速度に回転されているのに対して、上側引取ローラー6
は、従動回転を始めても、直ちに所定の周速になること
はできず、両ローラー間に周速の差が生じる。この周速
差のために、高速では線条体1が激しくしごかれ、線条
体1が光ファイバの時は断線してしまうことがある。
線条体1の端末が引取ローラー6,7、吸引ノズル8b
から抜けると、巻取ボビン2b上で線叩きをおこし、巻
き取られた線条体をも傷つけることになる。
引取ローラー6が2個あることは、より線条体1をしご
きやすくしているとともに、引取ローラー6,7からの
出線方向を不安定にしている。出線方向が不安定である
と、吸引ノズル8bによる吸引を失敗することがあり、
弛んだ線がどこかに引っかかり断線して、端末が巻取ボ
ビン2b上で線叩きをおこしてしまう。
ビンの形状に合わせて広げてあることは、平均吸引風速
を上げることができず、したがって、高速では端末を吸
引できず、弛んだ線がどこかに引っかかり断線して、端
末が巻取ボビン2b上で線叩きをおこしてしまう。
報には、2つの巻取ボビンの中間に抑えローラー44,
44’を配置し、アキュムレータ46,46’を用いて
いる。この抑えローラー44,44’、および、アキュ
ムレータ46,46’は、端末が巻取ボビン12に来な
いような線叩き対策を目的とするものではなく、スプー
ラ10の回転が停止するまで、端末カバー24に沿わせ
ることによる線叩き対策を採用している。
式であって、端末が巻取ボビン付近にある以上、線叩き
は免れない。特に、1000m/分もの高速での線叩き
対策として不十分と考えられる。
吸引ノズルほどの長さの線条体を吸収できないばかりで
なく、巻取ボビンが急停止するようなスピードに対応で
きないという問題もあり、吸引ノズルの代わりにはなら
ない。抑えローラー44,44’のように、最初から閉
じているピンチローラーの間に線条体を入れ込むのは特
に高速の場合不安定で入れ込む瞬間に断線したり、一連
の動作のタイミングがづれるために、これを、特開平4
−246068号公報に記載されている高速連続巻取装
置に適用したときには、入れ込む前に巻取ボビン2bに
ブレーキがかかり、全体が弛んで線条体がどこかにひっ
かかり断線するような失敗の確率が高くなる。この抑え
ローラー44,44’は、相対回転の目的が線条体を把
持した後の線条体のパスライン形成のためであり、線叩
きの防止には寄与するものではない。
載された連続巻取装置では、2つの巻取ボビンの中間に
引取ローラーを配置している。この上下の引取ローラー
にともに駆動機構を設けてもよいことが開示されてい
る。
叩きを考慮しておらず、しごきの考慮もない。高速にお
けるしごきに対しては、特開平4−246068号公報
に記載された高速連続巻取装置と何ら変わらないもので
ある。さらに、上下の引取ローラーとも駆動すると、定
常的にスリップが発生し、光ファイバやローラーの駆動
系にダメージを与えるという問題も生じる。この引取ロ
ーラーは、満巻側ボビンから空側ボビンへの張力の遮断
のために設けられたものであり、線叩きへの配慮がそも
そもなく、線叩きの防止には効果がないものである。
では、より高速になると、光ファイバのしごきによる断
線が生じて満巻側ボビンで線叩きを起こしてしまうとい
う問題は不可避である。
情に鑑みてなされたもので、例えば、1000m/分の
高速の連続巻取装置において、引取ローラーによる線条
体のしごきを低減し、線条体の断線を防止すること、お
よび、切断した端末による線叩きを防止することができ
る線条体の高速連続巻取装置および線条体の高速連続巻
取方法を提供することを目的とするものである。
は、2個の巻取ボビンを配置した巻取ボビンの切替機構
を有する線条体の高速連続巻取装置において、2個の巻
取ボビンの中間に設けられて線条体の巻取速度に略等し
い速度で予め回転駆動される1個の駆動ローラーと該駆
動ローラーに近接可能に支持される1個の従動ローラー
よりなる引取ローラーと、切断された線条体の端部を吸
引するための吸引ノズルと、切替時に前記線条体を挟み
込むよう前記両ローラーの少なくとも一方のローラーを
移動させるローラー移動機構と、前記線条体を挟み込ん
だときに両ローラー間で線条体に生じるしごきを抑制す
るしごき抑制機構を有することを特徴とするものであ
る。
の線条体の高速連続巻取装置において、前記しごき抑制
機構は、前記従動ローラーを軸受けを介して支持する支
持軸が回転駆動する駆動機構であることを特徴とするも
のである。
の線条体の高速連続巻取装置において、前記しごき抑制
機構は、前記従動ローラーの軸受けを空気軸受けとする
軸受け機構であることを特徴とするものである。
の線条体の高速連続巻取装置において、前記吸引ノズル
の吸い込み口が、吸引時に前記駆動ローラーと前記従動
ローラーの近接する位置付近で線条体を出線する位置に
あることを特徴とするものである。
の線条体の高速連続巻取装置において、前記従動ローラ
ーが、切替時に前記駆動ローラーに対し満巻きボビン側
の近接した位置に移動することを特徴とするものであ
る。
替える際に一時線状体を引取ローラーで把持する線条体
の高速連続巻取方法において、引取ローラーは、1個の
駆動ローラーと1個の従動ローラーにより構成され、線
状体を引取ローラーで把持する前に、前記駆動ローラー
を所定の回転速度で回転させる第1ステップと、前記従
動ローラーまたは前記従動ローラーの支持軸を前記駆動
ローラーの回転方向と逆方向に回転させる第2ステップ
とを有することを特徴とするものである。
替える際に一時線状体を引取ローラーで把持する線条体
の高速連続巻取方法において、引取ローラーは、1個の
駆動ローラーと1個の従動ローラーにより構成され、線
状体を引取ローラーで把持する前に、前記駆動ローラー
を所定の回転速度で回転させる第1ステップと、前記従
動ローラーと前記従動ローラーの支持軸の間に気体を供
給する第2ステップとを有することを特徴とするもので
ある。
7に記載の線条体の高速連続巻取方法において、前記従
動ローラー1個を前記駆動ローラーに対し満巻きボビン
側の近接した位置に移動させる第3ステップを有するこ
とを特徴とするものである。
8のいずれか1項に記載の線条体の高速連続巻取方法に
おいて、線条体吸引時に吸引ノズルの吸引口を前記駆動
ローラーと前記従動ローラーで線条体を把持する位置付
近で線条体の出線位置に移動させることをことを特徴と
するものである。
体の高速連続巻取装置の一実施例を動作とともに説明す
るための概略構成図である。各図において、(A)図は
平面図、(B)図は手前の枠を省略して図示した側面図
であるが、(A)図では爪車については、断面を図示し
た。
2bは巻取ボビン、3はガイドローラー、4a,4bは
線寄せガイド、5a,5bは爪車、6は上側引取ローラ
ー、7は下側引取ローラー、8a,8bは吸引ノズル、
9a,9bはカッターである。爪車5a,5bには、線
条体の捕捉部が設けられている。
ー6と7を配置し、その両側に線寄せガイド4a,4
b、さらにその下方に上方に口を向けた吸引ノズル8
a,8bが配置されている。線寄せガイド4a,4b
は、棒状のローラーよりなり、別々に移動可能に図示し
ない基台に支持されている。
7は、ローラー自体が駆動され駆動ローラーとして構成
されており、前後方向に移動可能に設けられている。一
方、上側引取ローラー6は、基本的に1個の空転ローラ
ーであり、軸受けで支持されているから、駆動ローラー
である下側引取ローラー7に接触すると、下側引取ロー
ラー7の回転に従動して回転することができる。この実
施の形態では、上側引取ローラー6を軸受けを介して支
持する支持軸は、駆動可能であり、動力源に連結するこ
とによって回転させることができる。支持軸が回転駆動
されると、軸受けの摩擦抵抗を介して、上側引取ローラ
ー6は、支持軸の回転に連れ回り、回転させることがで
きる。しかし、支持軸と上側引取ローラー6とは、粘性
抵抗または摩擦抵抗を介してある程度の動力伝達で回転
するとともに、回転抵抗を低減しているから、上側引取
ローラー6の駆動トルクは小さく、線条体1に接する
と、従動回転をする。さらに、上側引取ローラー6は、
上下、左右、前後に移動可能な構造で、通常は、上昇後
退位置で待機している。左右の位置は基本的にはどちら
で待機していてもよい。切替時には、上側引取ローラー
6は下側引取ローラー7とともに前進し、さらに、現在
巻取中の巻取ボビン側の位置に移動した後、下降するこ
とで下側引取ローラー7に近接し、下側引取ローラー7
と同じ速度で回転する。このとき上側引取ローラー6と
下側引取ローラー7との間に線条体1を挟み、線条体1
を引き取ることができる。
ー6と下側引取ローラー7との間から繰り出される線条
体1を吸い込むことができる。このとき上側引取ローラ
ー6の位置は、下側引取ローラー7の真上ではなく、巻
取中のボビンに近い方向にずらした位置に下降し接する
位置をとる。下側引取ローラーの真上もしくは停止中の
ボビンに近い方向に接すると、繰り出される線条体1は
吸引ノズル8a,8bから離れた位置に繰り出されて吸
い込むことができないからである。吸引ノズル8a,8
bは、各々上下に移動できるように適当な支持手段に取
り付けられており、通常は下降位置で待機している。
替え動作について説明する。
状態では、線条体1は、巻取ボビン2bに巻き取られて
いる。巻取ボビン2aは回転を停止している。上側引取
ローラー6は上昇後退位置で、かつ巻取ボビン2a側で
待機している。下側引取ローラー7も後退位置にあり、
回転していない。吸引ノズル8a,8bは下降位置にあ
る。
巻取ボビン2aへの切り替えが行なわれる。切り替えの
予備段階では、図2に示すように、空の巻取ボビン2a
と下側引取ローラー7および上側引取ローラー6の支持
軸が回転を開始する。この場合の各々の周速は線条体1
の線速に一致させる。この状態で、ガイドローラー3が
巻取ボビン2a側の切り替わり位置に移動する。巻取ボ
ビン2a側の線寄せガイド4aが前進。上側引取ローラ
ー6が巻取ボビン2b側へ移動し、下側引取ローラー7
とともに前進する。
なる。この段階では、巻取ボビン2aが前進し、爪車5
aが線条体1に接する直前の位置となる。次に、巻取ボ
ビン2b側の吸引ノズル8bが吸引を開始すると同時
に、上昇する。上側引取ローラー6が下降して下側引取
ローラー7に接すると同時に、線条体1を引き取るよう
になる。
ーラー6と下側引取ローラー7とで線条体1を引き取る
ようになると同時に、巻取ボビン2bの回転が急停止
し、引取ローラー6,7より繰り出される線条体1は吸
引ノズル8bに吸い込まれる。このとき吸引ノズルの吸
引口は、引取ローラー6,7で線条体を把持する位置付
近で線条体の出線位置に移動している。吸引口は、線条
体のみに向かった形状とするのがよい。上側引取ローラ
ー6と下側引取ローラー7が線条体1を繰り出しながら
後退する。線条体1は爪車5aの補捉部でキャッチさ
れ、カッター9aにより切断される。線条体1の終端
は、上側および下側引取ローラー6,7を経て吸引ノズ
ル8bへ吸い込まれる。
始されると、図5に示すように、巻取ボビン2aは元の
位置に後退し、ガイドローラー3は、巻取ボビン2aへ
巻き取るときの通常位置へ移動する。一方、上側引取ロ
ーラー6、線寄せガイド4a、吸引ノズル8bは、各々
元の待機状態に戻る。これで、巻取ボビン2bから巻取
ボビン2aへの切り替えが完了する。
ン2b側を空のボビンとして切り替えが行なわれるが、
この場合は、ガイドローラー3が図6に示す位置に移動
して、上側および下側引取ローラー6,7で線条体1を
引き取り、巻取ボビン2bが前進し、爪車2bの捕捉部
が押し出され、線条体1をキャッチし、切断する。繰り
出される線条体1は、吸引ノズル8aに吸い込まれる。
と下側引取ローラー7とによって、線条体1を引き取る
ときに、上側引取ローラー6の周速も線条体1の線速と
略等しい速度に回転されているので、高速においても、
線条体1が激しくしごかれることはなく、線条体1が光
ファイバの時でも、断線の危険性はない。
ー6の支持軸を回転させる代わりに、軸受けを空気軸受
(支持軸とローラーの間に気体を流すようにしたもの)
などの低抵抗軸受としてもよい。低抵抗軸受を用いるこ
とにより、上側引取ローラー6をあらかじめ回転させて
おかなくても、上側引取ローラー6が従動回転に移行す
る時間を短くでき、しごきを抑えることができる。上側
引取ローラー6は、慣性モーメントの小さいものがよ
い。このとき、予めローラーを回転させておくと、回転
移行時間をさらに短くできる。
いし図13で説明した従来例のようなカッティングを行
うようにしてもよい。
ては、上側引取ローラー6は2個を配置したが、従動ロ
ーラーが2個あると、しごきが発生しやすい。しがたっ
て、上述したように、しごきを抑える対策をしたが、上
側引取ローラー6は、1個の方がよい。図7により、従
動ローラーが1個の場合の引取動作について説明する。
図7中、図1ないし図6と同様の部分には同じ符号を付
して説明を省略する。1a,1b,1cは、いずれも線
条体の位置を示している。1aは巻き始めの位置、1b
は満巻の位置、1cは出線方向の位置である。
ー7に対して、上側引取ローラー6が真上から接触する
と、線条体は1cの方向をとり、吸引ノズル8bから離
れた位置に繰り出されて吸い込むことができない。下側
引取ローラー7の停止中の巻取ボビンに近い方向に接す
ると、さらに吸引ノズル8bから離れた方向になる。吸
い込みに失敗すると、端末が線叩きを起こしてしまう。
ー6が下側引取ローラー7に接触する位置が、満巻側の
巻取ボビン2bに近い方向に接すると、吸引ノズル8b
の吸い込み口付近に線条体を出線することができ、吸い
込みに失敗することを防止できる。
aから空の巻取ボビン2bに切り替える場合には、上側
引取ローラー6は、下側引取ローラー7の真上より巻取
ボビン2aに近い方向に接するようにする。したがっ
て、上側引取ローラー6が1個の場合には、上側引取ロ
ーラー6が下側引取ローラー7に接する位置は、巻取ボ
ビンの切替方向に対応して相対的に移動されるようにす
るのがよい。
1ないし9に記載の発明によれば、線条体の高速連続巻
取装置において、巻取ローラーの切替時において、しご
きを防止することができるので、特に、1000m/分
といった高速においても、線条体を断線させることがな
く、線条体の切断、断線時の線条体の端末による線叩き
を防止できる。
れば、吸引ノズルによる吸引の失敗を防止でき、吸引に
失敗した場合の端末による線叩きを防止できる。
の概略図であり、一方の巻取ボビンへの巻取状態を示
す。
の概略図である。
の概略図である。
図である。
である。
へ切り替える状態の概略図である。
である。
方の巻取ボビンへの巻取状態を示す。
の概略図である。
階の概略図である。
略図である。
図である。
側へ切り替える状態の概略図である。
3…ガイドローラー、4a,4b…線寄せガイド、5
a,5b…爪車、6…上側引取ローラー(従動ローラ
ー)、7…下側引取ローラー(駆動ローラー)、8a,
8b…吸引ノズル、9a,9b…カッター。
Claims (9)
- 【請求項1】 2個の巻取ボビンを配置した巻取ボビン
の切替機構を有する線条体の高速連続巻取装置におい
て、2個の巻取ボビンの中間に設けられて線条体の巻取
速度に略等しい速度で予め回転駆動される1個の駆動ロ
ーラーと該駆動ローラーに近接可能に支持される1個の
従動ローラーよりなる引取ローラーと、切断された線条
体の端部を吸引するための吸引ノズルと、切替時に前記
線条体を挟み込むよう前記両ローラーの少なくとも一方
のローラーを移動させるローラー移動機構と、前記線条
体を挟み込んだときに両ローラー間で線条体に生じるし
ごきを抑制するしごき抑制機構を有することを特徴とす
る線条体の高速連続巻取装置。 - 【請求項2】 前記しごき抑制機構は、前記従動ローラ
ーを軸受けを介して支持する支持軸が回転駆動する駆動
機構であることを特徴とする請求項1に記載の線条体の
高速連続巻取装置。 - 【請求項3】 前記しごき抑制機構は、前記従動ローラ
ーの軸受けを空気軸受けとする軸受け機構であることを
特徴とする請求項1に記載の線条体の高速連続巻取装
置。 - 【請求項4】 前記吸引ノズルの吸い込み口が、吸引時
に前記駆動ローラーと前記従動ローラーの近接する位置
付近で線条体を出線する位置にあることを特徴とする請
求項1に記載の線条体の高速連続巻取装置。 - 【請求項5】 前記従動ローラーが、切替時に前記駆動
ローラーに対し満巻きボビン側の近接した位置に移動す
ることを特徴とする請求項4に記載の線条体の高速連続
巻取装置。 - 【請求項6】 巻取ボビンを切替える際に一時線状体を
引取ローラーで把持する線条体の高速連続巻取方法にお
いて、引取ローラーは、1個の駆動ローラーと1個の従
動ローラーにより構成され、線状体を引取ローラーで把
持する前に、前記駆動ローラーを所定の回転速度で回転
させる第1ステップと、前記従動ローラーまたは前記従
動ローラーの支持軸を前記駆動ローラーの回転方向と逆
方向に回転させる第2ステップとを有することを特徴と
する線条体の高速連続巻取方法。 - 【請求項7】 巻取ボビンを切替える際に一時線状体を
引取ローラーで把持する線条体の高速連続巻取方法にお
いて、引取ローラーは、1個の駆動ローラーと1個の従
動ローラーにより構成され、線状体を引取ローラーで把
持する前に、前記駆動ローラーを所定の回転速度で回転
させる第1ステップと、前記従動ローラーと前記従動ロ
ーラーの支持軸の間に気体を供給する第2ステップとを
有することを特徴とする線条体の高速連続巻取方法。 - 【請求項8】 前記従動ローラー1個を前記駆動ローラ
ーに対し満巻きボビン側の近接した位置に移動させる第
3ステップを有することを特徴とする請求項6または7
に記載の線条体の高速連続巻取方法。 - 【請求項9】 線条体吸引時に吸引ノズルの吸引口を前
記駆動ローラーと前記従動ローラーで線条体を把持する
位置付近で線条体の出線位置に移動させることをことを
特徴とする請求項6ないし8のいずれか1項に記載の線
条体の高速連続巻取方法。
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