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JPH11208827A - 商品の選択管理方法及び選択管理装置 - Google Patents

商品の選択管理方法及び選択管理装置

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Publication number
JPH11208827A
JPH11208827A JP2400898A JP2400898A JPH11208827A JP H11208827 A JPH11208827 A JP H11208827A JP 2400898 A JP2400898 A JP 2400898A JP 2400898 A JP2400898 A JP 2400898A JP H11208827 A JPH11208827 A JP H11208827A
Authority
JP
Japan
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block
product
display
work
inspection
Prior art date
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Granted
Application number
JP2400898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3077936B2 (ja
Inventor
Akimichi Ishikawa
石川昭道
Eiji Otaki
大滝英治
Isao Adachi
功 安達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamato Electric Ind Co Ltd
Original Assignee
Yamato Electric Ind Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamato Electric Ind Co Ltd filed Critical Yamato Electric Ind Co Ltd
Priority to JP2400898A priority Critical patent/JP3077936B2/ja
Publication of JPH11208827A publication Critical patent/JPH11208827A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3077936B2 publication Critical patent/JP3077936B2/ja
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 店舗からの注文商品の選択検品作業を管理す
る商品の選択管理方法及びその選択管理装置を提供する
こと。 【解決手段】 商品を種類毎にブロックに区分けして収
納した商品棚,商品を収納してブロックからブロックへ
と移送する納品ケース,商品を示すバーコード,注文リ
スト,各ブロック毎にバーコードを識別するバーコード
リーダー,店番を表示する店番表示器を備え,注文商品
の数量を数量表示器3の文字表示部3aに表示し,商品
の選択が終了した数量表示器の点灯表示部を消去し,バ
ーコードリーダー5で全商品を検品して納品ケースに収
納し,数量表示器の文字表示部に,ブロック内における
全商品の選択,検品作業が終了した時,”END”を表
示し,この”END”表示を確認した後,この数量表示
器の”END”表示を消去するとともに,店番表示器4
の店番を消去して,ブロック内の全作業の完了を知らせ
るようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,スーパー,コン
ビニエンスストア等の店舗に,商品を配送する配送セン
ターや問屋,メーカー等の保管倉庫において,店舗から
の注文商品を集めるための商品の選択管理装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来,配送センターや問屋,メーカー等
の広い保管倉庫内には,商品が保管されている商品棚が
多数配列されており,この商品棚は,多数の収納部に区
分されており,この収納部には,種類毎に区分けされた
商品がそれぞれ保管されている。そして,店舗から注文
があると,作業者はその店舗の注文伝票を見ながら,目
的とする商品が保管されている収納部からそれぞれ商品
を集め,ケースに入れ,配送場所に運び込んでいた。
【0003】又,図21に示すように,上記と同様に,
倉庫内には商品棚100が多数配列されており,この商
品棚100の各収納部(図示せず)には,それぞれ商品
が種類毎に区分けされて保管されている。そして,商品
棚100は複数のブロック100a,100b,・・・
に区分けされ,各ブロック毎に,棚ランプ101と店番
表示器102とブロック完了ランプ103とが配設され
ており,各収納部毎に,それぞれ注文された商品の数量
を表示する表示器104が配設されている。
【0004】作業開始に当たって,作業者105は各ブ
ロック毎に必要な人数配置され,店番表示器102に
は,商品を注文した店舗の店番が表示され,棚ランプ1
01が点灯し,店舗からの注文商品を収納するための箱
106がコンベヤ107で移送されてくる。収納部毎に
取り付けられている表示器104には,該当する商品を
選択する数量が表示されている。
【0005】各ブロック毎に配置されている各作業者1
05は,棚ランプ101の点灯しているブロック100
a,100b,・・・内の表示器104に表示されてい
る数量だけその収納部に保管されている商品を選択し,
次々と箱106に投入する。表示器104に表示されて
いる数量だけ商品を選択すると,作業者105は,表示
器104に設けられている確認スイッチ(図示せず)を
押圧して,表示器104の表示を消す。このようにし
て,このブロック100a内のすべての表示器104の
表示が消されると,ブロック完了ランプ103が点灯す
るとともに,ブザー(図示せず)が鳴動し,作業者に作
業が終了したことを知らせる。
【0006】そこで,作業者105は,このブロック1
00a内に1箇所だけ設けられているブロック完了スイ
ッチを押圧すると,ブロック完了ランプ103が消灯
し,このブロック100a内における選択作業が終了し
たので,選択した全商品が収納されている箱106を,
次のブロック100bへと移送する。
【0007】なお,ブロック完了スイッチを押圧する
と,店番表示器102には,次の店番が表示される。次
のブロック100bの作業者105は,同様にしてこの
ブロック100b内における商品の選択作業を行う。こ
のようにして,店番表示器102に表示されている店番
の全商品の選択作業が終了すると,この箱106は倉庫
の外に設けられている検品エリヤ108までコンベヤで
移送される。検品エリヤ108には,バーコードリーダ
ー109が配置されており,箱106に収納されている
全商品がバーコードリーダー109で検品される。
【0007】
【発明が解決しようとする問題点】このように構成され
ているので,前者の形式の場合には,作業者105によ
る注文伝票の読み間違いによる商品の取り間違い,商品
の数量の超過不足等の問題が多い。さらに,作業者10
5は,目的とする商品が収納されている場所を覚えてい
るベテランと覚えていない新人とでは,作業能率が異な
り,処理時間のばらつきが大きい。
【0008】又,後者の形式の場合には,作業者105
による表示器104の数量の読み間違いによる商品の数
量の超過不足が発生する。さらに,この表示器104
は,商品が保管されている収納部の下部に取り付けられ
ている場合が多いので,作業者105が間違って下の収
納部の商品を選択したり,時には左右方向の収納部から
選択する商品間違いが多い等の問題がある。
【0009】又,これら選択した商品は,すべて検品エ
リヤ108で,商品を箱106からひとつずつ取り出
し,この商品に付されたバーコードをバーコードリーダ
ー109で読み取りることにより検品される。しかしな
がら,このような検品方法では,多くの商品が入ってい
る箱106の中からいちいち商品を取り出し,そのバー
コードを探してバーコードリーダー109で読み取らね
ばならず,面倒であるばかりではなく,検査時間が長く
なる。
【0010】その上,商品に間違いが発生していた場
合,検品エリヤ108で初めて間違いが判明するので,
わざわざ倉庫まで戻り,該当する正しい商品を持ってこ
なければならず,大変面倒であるとともに,検査時間が
長くなる等の問題があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に係わる発明
は,商品を種類毎に区分けして収納する収納部を有し,
複数のブロックに区分けした商品棚と,各店舗から注文
された商品を収納してブロックからブロックへと移送手
段により移送する納品ケースと,店舗を識別する店番と
店舗からの注文商品をバーコードで示し,ホストコンピ
ュータ側からのデータに基づいて作成される注文リスト
等と,各ブロック毎に,バーコードを識別するバーコー
ドリーダーと店番を表示する店番表示器とこのブロック
内で収納部から選択した商品を一時的に載置する仮置台
とを備え,さらに,収納部毎に,制御用コンピュータか
らのデータを数量表示用ブロックコントローラを介して
文字及び数字で表示する文字表示部とスイッチ機能およ
び色分け点灯あるいは色分け点滅機能を備えた点灯表示
部とを有する数量表示器を備え,各ブロック毎に,数量
表示器と店番表示器とを制御する数量表示用ブロックコ
ントローラとバーコードリーダーを制御する検品用ブロ
ックコントローラとを備え,配送センター内に,数量表
示用ブロックコントローラと検品用ブロックコントロー
ラとを制御する制御用コンピュータを備え,この制御用
コンピュータを制御し,全店舗の商品管理を行うホスト
コンピュータを備えたものである。
【0012】請求項2に係わる発明は,複数のブロック
に区分けした商品棚から店舗からの注文商品を選択し,
この選択した商品を収納してブロックからブロックへと
移送手段により移送する納品ケースに,注文商品をバー
コードで示した注文リスト等を添付し,このバーコード
をバーコードリーダーで読むことにより,店番表示器に
注文した店舗の店番を表示するとともに,この店舗の注
文した商品の数量をそれぞれ数量表示器の文字表示部に
表示し,この文字表示部に表示された数量に従って商品
を選択して仮置台に一時的に載置するとともに,商品の
選択が終了した数量表示器毎に点灯表示部を押圧して数
量表示部を消去し,ブロック内の全商品の選択作業終了
後,バーコードリーダーで仮置台に載置した全商品を検
品した後,納品ケースに収納し,検品用ブロックコント
ローラからの検品情報に基づいて,制御用コンピュータ
が全商品の選択,検品作業の正常終了を確認すると,数
量表示器の消灯状態を保持し,商品の選択違い,数量の
超過不足状態の場合には,制御用コンピュータから数量
表示用ブロックコントローラへの指令により,文字表示
部にそのデータを表示するとともに,この表示に基づい
て,再度,商品を選択,検品し,制御用コンピュータが
正常終了を確認した後,再度注文リスト等をバーコード
リーダーで読んで全作業の完了を知らせるようにしたも
のである。
【0013】さらに,請求項3に係わる発明は,各ブロ
ック毎に,選択した商品の仮置台を設けずに,数量表示
器の文字表示部に表示した数量に従って商品を選択し,
商品を選択する毎に,バーコードリーダーで検品して納
品ケースに収納し,数量表示器の文字表示部には,選択
すべき商品の残りの数量を表示するようにしたものであ
る。
【0014】さらに,請求項4に係わる発明は,商品の
選択違い,数量の超過不足の状態がある場合には,数量
表示器の点灯表示部を,それぞれの状態に対応して色分
け点灯あるいは色分け点滅するようにしたものである。
【0015】さらに,請求項5に係わる発明は,商品の
選択違い状態の場合,この選択違い商品に該当する数量
表示器に,間違えて選択された商品であることを表す指
定手段を設けるようにしたものである。
【0016】請求項6に係わる発明は,各ブロック毎
に,色分け点灯可能なランプと警報音を変更可能な警報
器とを有するエラー表示灯を備え,バーコードリーダー
で商品の検品中に,ランプの色分け点灯と警報音とによ
り,商品の選択違いおよび商品の数量超過とを知らせる
ようにしたものである。
【0017】さらに,請求項7に係わる発明は,数量表
示器の文字表示部に,ブロック内における全商品の選
択,検品作業が終了した時,”END”を表示し,こ
の”END”表示を確認した後,点灯表示部を押圧し
て,この数量表示器の”END”表示を消去するととも
に,店番表示器の店番を消去して,ブロック内の全作業
の完了を知らせるようにしたものである。
【0018】さらに,請求項8に係わる発明は,数量表
示器の文字表示部に,”END”表示し,点灯表示部を
押圧して”END”表示を消去するとともに,店番表示
器に,次に作業を行う店舗の店番を表示して,ブロック
内の全作業の完了を知らせるようにしたものである。
【0019】さらに,請求項9に係わる発明は,各ブロ
ック毎に,ブロック内の全商品の選択,検品作業が完了
したことを知らせるランプとブザーと,全作業が完了し
た時に押圧する作業完了スイッチとを有する作業完了表
示器を備え,この作業完了スイッチを押圧することによ
り,店番表示器に,次に作業をする店舗の店番を表示す
るようにしたものである。
【0020】請求項10に係わる発明は,各注文リスト
等に,商品の選択を開始するブロック番号を付し,各注
文リスト等をブロック番号順に納品ケースに添付すると
ともに,各納品ケースを,それぞれ最初の開始ブロック
まで移動するようにしたものである。
【0021】さらに,請求項11に係わる発明は,各ブ
ロック毎に,選択した商品の仮置台を設けずに,数量表
示器の文字表示部に表示した数量に従ってそれぞれ該当
する収納部から商品を選択するたびに,これをバーコー
ドリーダーで検品して納品ケースに収納するとともに,
数量表示器の文字表示部に残りの数量を表示させるよう
にしたものである。
【0022】さらに,請求項12に係わる発明は,移送
手段の進行方向に隣接してモータ駆動される駆動移送手
段を配設し,全商品の選択,検品作業が終了した納品ケ
ースの上端開口部を閉鎖して次段のブロックに移送し,
次段ブロックにおける作業開始において,注文リスト等
を,再度バーコードリーダーで読むことにより全作業の
完了を確認した後,納品ケースを駆動移送手段に移送す
るものである。
【0023】さらに,請求項13に係わる発明は,各ブ
ロック毎に,文字表示画面に文字表示機能及び色分け点
灯機能を有し,数字表示画面にシーケンス番号の表示機
能を有する作業指示表示器を設け,この作業指示表示器
の文字表示画面に,ブロック内における作業内容を指示
するメッセージを文字で表示するとともに,このメッセ
ージの内容毎にこの文字表示画面を色分け点灯す,数字
表示画面に,処理する注文リスト等をシーケンス番号で
表示するようにしようにしたものである。
【0024】さらに,請求項14に係わる発明は,制御
用コンピュータに,各店舗から注文された全商品の数量
と作業者が単位時間に処理可能な商品の数量と全作業者
の人数とから予想作業時間を算出する演算機能を設けた
ものである。
【0025】さらに,請求項15に係わる発明は,制御
用コンピュータに,ブロック毎に注文した全商品を判別
する機能と,各ブロック毎に処理可能な商品の数量と配
置する作業者の人数とこの配置する業者の人数から実際
に配置可能な人数と予想作業時間とをそれぞれ算出する
演算機能とを設けたものである。
【0026】さらに,請求項16に係わる発明は,各作
業者毎の商品の選択回数とその作業時間および準備時間
とから作成した商品の選択作業実績データベースとこの
選択作業実績データベースから検品ミスの件数及びミス
率とミスの内訳毎の件数を求めた検品作業実績データベ
ースとを作成し,選択作業実績データベースと検品作業
実績データベースとから各作業者毎の作業能率を分析す
る機能を制御用コンピュータに設けたものである。
【0027】
【発明の実施の形態】
【実施例1】この発明の第1の実施例を,図1〜図13
に基づいて詳細に説明する。図1はこの発明の実施例を
示す要部構成図,図2は1ブロック分の商品棚100a
の要部平面図,図3は各機器の接続状態を示す要部構成
図,図4は作業状態を示す図,図5〜図7は数量表示器
3の正面図で,図5は商品の選択,検品作業が正常終了
した場合,図6は商品の数量超過の場合,図7は商品の
数量不足の場合を示している。図8〜図9は,エラー表
示灯6の斜視図で,図8は商品の検品作業が正常に行わ
れている時,図9は検品作業中に商品違いが生じた場合
を示している。図10〜図13はデータの流れを示すプ
ロセス図で,図10は商品の選択,検品作業が正常終了
した場合,図11は選択,検品した商品の数量不足の場
合,図12は選択,検品した商品の数量超過の場合,図
13は選択,検品した商品が商品違いの場合を示す。
【0028】図1〜図4において,配送センター内に
は,各商品を保管するための商品棚100が多数整列さ
れた状態で配置されており,これら整列された各商品棚
100の間は,作業者105が作業することが出来ると
ともに,選択した商品を入れる納品ケース1をブロック
100aからブロック100bと次々に移送するための
コンベヤ2が敷設されている。なお,納品ケース1をブ
ロックからブロックへと移送する手段としては,この実
施例1では,コンベヤ2により移送されるが,これに限
定されることなく,その他の移送手段としては,台車,
カートラック,手押し車等がある。
【0029】配送センター内の全商品棚100は,複数
のブロック100a,100b,・・・に区分けされて
おり,図1には1ブロック分の商品棚100aが示され
ている。そして,これらすべての商品棚100aには,
商品を種類別に区分けして保管するための収納部100
aa,100bb,・・・が設けられている。
【0030】3は数量表示器で,商品棚100の各収納
部100aa,100bb,・・・(以下,100aa
と記す)毎に,作業者105が見易いように,前面にそ
れぞれ取り付けられており,図5〜図7に示すように,
数字や文字等が表示される文字表示部3aとスイッチ機
能および色分け点灯あるいは色分け点滅機能を有する点
灯表示部3bとが設けられている。3cは桁部で,数量
訂正時に桁位置を指定するためのものである。3dは数
量部で,桁毎に訂正する数量を入力するためのものであ
る。
【0031】なお,文字表示部3bに表示する商品の数
量には,商品1個1個を単位とする数量,ケース単位の
数量,店舗毎に異なる発注単位の数量,店舗毎に異なる
梱包単位の数量等がある。従って,商品の数量と記載し
た場合には,これら各種の数量が含まれるものとする。
【0032】文字表示部3aには,選択する商品の数
量,選択された商品の数量の超過不足数およびブロック
100a内における全作業が終了したことを知らせる”
END”の文字が表示され,点灯表示部3bには,選択
された商品の数量が正しいか,数量の超過不足数が生じ
ているか等の状態を色分け表示するように構成されてい
る。
【0033】又,この実施例の場合には,商品の選択,
検品作業が正しく行われた場合には,図5に示すよう
に,文字表示部3a及び点灯表示部3bには,何等の表
示もない。選択,検品した商品が数量超過の場合には,
図6に示すように,文字表示部3aには超過した商品の
数量が表示されるとともに,点灯表示部3bは橙色に点
灯する。選択した商品が数量不足の場合には,図7に示
すように,文字表示部3aには不足する商品の数量が表
示されるとともに,点灯表示部3bは緑色に点灯するよ
うに構成されている。なお,点灯表示部3bの点灯色は
自由に選択することが出来る。
【0034】そして,この実施例では,文字表示部3a
に”END”表示がされた時,点灯表示部3bを押圧す
ると,ブロック内における全作業の完了を知らせるとと
もに,後述する店番表示器4の店番が消去されるように
構成されている。
【0035】なお,文字表示部3aに”END”表示さ
れた時,点灯表示部3bを押圧して,この”END”表
示を消去するとともに,店番表示器4に次に作業する店
舗の店番を表示するように設定することも出来る。又,
後述する作業完了表示器10に作業完了スイッチ10c
が設けられている場合には,ランプ102が点灯し,ブ
ザー10bが鳴動したことを確認した後,作業完了表示
器10の作業完了スイッチ10cを押圧し,次に作業す
る店舗の店番を店番表示器4に表示するように設定する
ことも出来る。
【0036】5は検品用のバーコードリーダーで,各ブ
ロック毎に少なくとも1個ずつ配置されている。なお,
バーコードリーダー5の代わりにRFID(Remote Frequenc
y ID) 用スキャナーを用いても良く,単にバーコードリ
ーダーと記す場合には,RFID用スキャナーも含むものと
する。さらに,バーコードリーダー5は,この実施例で
は,後述する検品用BC12とは有線で接続されている
が,これを無線で接続してもよく,又,ブロック100
a毎に複数個配置するようにしてもよい。
【0037】6はエラー表示灯で,図8〜図9に示すよ
うに,色分け点灯可能なランプ6aと警報音を変更可能
な警報器6bとを備え,ランプ6aは,バーコードリー
ダー5による選択した商品の検品作業中において,検品
結果が正しいか,商品違いあるいは数量超過があるか等
の状態を色分け表示するとともに,警報器6bからの警
報音でも知らせるように構成されている。この実施例の
場合には,検品作業が正しく行われている場合には,図
8に示すように,ランプ6aは黄色に点灯した状態を保
持し,警報器6bは所定の警報音を発している。商品違
いあるいは数量超過が発生した場合には,図9に示すよ
うに,ランプ6aは赤色に点灯するとともに,警報器6
Bは大きな警報音を発するように構成されている。な
お,ランプ6aの点灯色は,自由に選択することが出来
る。
【0038】店番表示器4は,各ブロック100a毎に
1個ずつ商品棚100に取り付けられている。全店舗を
管理している後述するホストCPU14側で各店舗に店
番が付されており,後述する制御用PC13には,デー
タベースとしてこの店番が入力されている。この店番は
注文リスト7にバーコードで表示されている。
【0039】注文リスト7には,店舗ラベル,注文明細
書,バーコードラベル,非接触IDタグ等がある。そこで
注文リスト7と記載した場合,すべてが含まれるものと
する。図19に示すように,注文リスト7がブロック1
00a内における商品の選択検品作業の開始時に,バー
コードリーダー5で読まれると店番表示器4に,このブ
ロック100a内で作業をする店番が表示され,数量表
示器3が点灯する。
【0040】なお,この注文リスト7は,全作業の終了
時に,再度読むように構成されている。この際,作業ず
みの納品ケース1の注文リストを読んだ場合,店番違い
の場合,該当する店番がデータベースに登録されていな
い場合等は,店番表示器4に,例えば,999や000
などの数字で間違いを表示したり,警報音を発したりす
るように構成されている。
【0041】又,このブロック100aの全作業が完了
して,後述する数量表示用BC11からの”ブロック完
了報告”が制御用PC13に入力すると,この制御用P
C13からの”ブロック完了取り消し指示”が数量表示
用BC11に入力し,店番表示器4の店番が消去される
ように構成されている。
【0042】なお,店番表示器4には,後述する作業完
了スイッチ10cを押圧すると,次に作業をする店舗の
店番が表示される形式のものや,数量表示器3の文字表
示部3aに”END”表示された時,点灯表示部3bを
押圧すれば,今までの店番が消去されて,次の店舗の店
番が表示されるようにした形式のものもある。
【0043】納品ケース1は,作業者105により選
択,検品された商品をいれて,コンベヤ2上を移送する
もので,各店舗毎に区別されている。この納品ケース1
には,それぞれ各店舗の注文データがすべて入力されて
いる注文リスト7が添付されている。作業者105は,
この注文リスト7をバーコードリーダー5で読み取っ
て,店番を確認し,商品の選択,検品作業の開始,終了
を行う。8はプリンタで,店舗毎に納品ケース1に添付
する注文リストやその他必要なラベルが印刷される。
【0044】9は仮置台で,各ブロック100a毎にコ
ンベヤ2と商品棚100との間に設けられており,バー
コードリーダー5が配置されており,ブロック100a
内で選択された全商品を一時的に載置するとともに,こ
こで,一括して検品作業がなされる。なお,この実施例
1では,一時選択した商品を載置するものとして仮置台
9が各ブロック毎に配置されているが,これに限定され
ることなく,例えば,その他の形式のものとしては,駕
籠,キャスター付きトレイやあるいは机等であっても良
く,仮置台と記載した場合には,これらのすべての形式
のものを含むものとする。
【0045】10は作業完了表示器で,各ブロック10
0毎に少なくとも1個配設されており,ランプ10aと
ブザー10bと作業完了スイッチ10cとが設けられて
おり,それぞれ担当するブロック100a,100b・
・・内において,全商品の選択,検品の全作業が完了し
たことをランプ10aの点灯とブザー10bのブザー音
とにより知らせるように構成されている。さらに,全作
業が完了した時に,作業完了スイッチ10cを押圧する
と,店番表示器4に次に作業をする店舗の店番が表示さ
れる。
【0046】なお,数量表示器3の文字表示部3bが”
END”表示し,この”END”表示を点灯表示部3b
を押圧して消去するとともに,店番表示器4に次の店番
を表示するように設定した場合には,作業完了スイッチ
10cを作動させる必要はない。又,作業完了表示器1
0のブザー音の代わりに,各ブロック100a毎に異な
るメロディー音が鳴るようにしても良い。
【0047】図3及び図10〜図13に示すように,数
量表示用ブロックコントローラ11(以下,数量表示用
BC11と記す)は,主として数量表示器3,店番表示
器4,棚ランプ101,作業完了表示器10等を制御し
ており,検品用ブロックコントローラ12(以下,検品
用BC12と記す)は,主としてバーコードリーダー
5,エラー表示灯6を制御している。数量表示用BC1
1と検品用BC12とは,各ブロック毎に備えられてい
る。制御用コンピュータ13(以下,制御用PC13と
記す)は,配送センター内に少なくとも1箇所備えられ
ており,数量表示用BC11と検品用BC12とを制御
しているとともに,全店舗の商品管理を行うホストコン
ピュータ14(以下,ホストCPU14と記す)にオン
ラインで接続されている。
【0048】ホストCPU14は,スーパー,コンビニ
等の全店舗とオンラインで接続されており,各店舗から
の注文がオンラインで入力されると,図19に示すよう
な注文リスト7を作成して配送センターや問屋,メーカ
ー等の商品を保管している場所(以下,配送センターと
記す)に配布するように構成されている。
【0049】次に,作用動作について説明する。注文が
配送センター等のホストCPU14にオンラインで入力
されると,配送センターでは,各店舗毎の注文リスト7
が作成され,これらの注文リスト7はデジタル信号に変
換されて配送センターにオンラインで伝送され,あるい
はフロッピーデスク15を介して制御用PC13に入力
される。
【0050】図10〜図13に示すように,作業開始に
あたって,コマンド”電源ON”が,制御用PC13か
ら数量表示用BC11および検品用BC12に入力する
と,数量表示用BC11および検品用BC12の電源が
ONとなり,バーコードリーダー5が読み取り可能とな
る。そして,図4に示すように,作業者105等は,そ
れぞれ自分の担当するブロック100aで待機する。
【0051】配送センター側では,これらの注文リスト
7がプリンタ8でプリントアウトされ,各ブロック10
0a毎に分類され,商品の選択順次に従って整理され
る。次いで,この注文リスト7の枚数だけコンベヤ2上
に納品ケース1が並べられた後,注文リスト7は納品ケ
ース1にそれぞれ順番に添付される。
【0052】まず,作業者105は,担当するブロック
100aのバーコードリーダー5で注文リスト7を読み
取ると,検品用BC12からコマンド”作業店舗指示”
が制御用PC13に入力する。すると,制御用PC13
から”検品データ”とこの検品データの末尾を表す”最
終パケット指示”とが検品用BC12に送り出される。
【0053】さらに,制御用PC13から数量表示用B
C11へ,店番コードが入った”作業指示データ”とこ
のデータの末尾を表す”最終パケット指示”とが送り出
されると,店番表示器4に商品を注文した店舗の店番が
表示され,棚ランプ101が点灯し,数量表示器3が点
灯し,文字表示部3aにはそれぞれ該当する商品の選択
すべき数量が表示され,点灯表示部3bが点灯(赤色)
する。
【0054】まず,商品の選択,検品作業が正しく行わ
れた場合について,図4,図5,図10に基づいて説明
する。ブロック100aを担当する作業者105は,ま
ず最初の数量表示器3が点灯している収納部100aa
から表示されている数量の商品を取り出し,仮置台9に
載置する。この数量表示器3の商品の選択作業が終了す
ると,作業者105は,この数量表示器3の点灯表示部
3aを押圧して,数量表示器3の文字表示部3aの表示
を消去する。この際,数量表示器用BC11は,数量表
示器3の点灯表示部3aが押圧され,文字表示部3aが
消去されたのを認識している。
【0055】次いで,次に点灯している数量表示器3に
移動し,該当する収納部100aaから商品を選択し,
同様に仮置台9に載置する。このようにして,1ブロッ
ク100a内の点灯している数量表示器3の収納部10
0aaから商品の選択作業を次々と行う。このブロック
内の全商品の選択作業が終了し,数量表示器3の点灯表
示部3aがすべて押圧されたことを数量表示用BC11
が認識すると,数量表示用BC11から”作業終了報
告”が制御用PC13に送り出されるとともに,棚ラン
プ101が消灯する。
【0056】次に,検品作業に入る。まず,作業者10
5は,仮置台9上の全商品を,次々とバーコードリーダ
ー5で読み取る。この検品データは検品用BC12に入
力され,内部処理されている。なお,検品作業中,商品
違いや数量超過等の作業ミスがなく,作業が正しく行わ
れている間は,図8に示すように,エラー表示灯6のラ
ンプ6aは黄色が点灯し,警報器6bの警報音も正常で
ある。なお,検品作業は商品の選択作業と同時に平行し
て行うことも出来る。
【0057】このようにして,1ブロック内の全商品の
選択,検品作業が終了すると,作業者105は,再度,
バーコードリーダー5により納品ケース1に添付されて
いる注文リスト7の店番の読み取りを行う。すると,数
量表示用BC11から制御用PC14へ”作業終了報
告”が送り出される。制御用PC13からは,コマン
ド”検品終了許可”が検品用BC12に送り出される。
このコマンド”検品終了許可”が検品用BC12に入力
すると,検品用BC12は検品した商品の明細を読み取
る。そして,その結果,検品データが正しいことを認識
すると,コマンド”検品終了”のみを制御用PC13に
送り出す。なお,”検品終了許可”が検品用BC12に
入力して初めて検品した商品の明細を読むことが出来る
ように構成されているため,検品中に商品の明細を読み
取っても無視される。
【0058】そして,ブロック100a内の選択,検品
作業が正常に終了した場合,検品用BC12からコマン
ド”検品終了”が,制御用PC13に送り出される。こ
の時,図5に示すように,数量表示器3の文字表示部3
aにはなにも表示されず,点灯表示部3bは赤色に表示
される。なお,文字表示部3aに何も表示されない場合
には,点灯表示部3bにも何も表示されないように構成
しても良い。
【0059】そこで,制御用PC13からコマンド”ブ
ロック完了指示”が,数量表示用BC11に送り出され
る。すると,数量表示用BC11は,点灯している数量
表示器3が全部作業されたか否かをチェックし,作業終
了を認識すると数量表示器3の文字表示部に”END”
が表示される。
【0060】次いで,作業者105は,近くにある”E
ND”表示している数量表示器3の点灯表示部3aを押
圧すると,作業完了表示器10のブザー10bがオン
し,ランプ10aが消灯して,このブロック100aの
全作業が終了したことを周囲に知らせるとともに,数量
表示用BC11から”ブロック完了報告”が制御用PC
13に送り出され,このブロック100aにおける全作
業が終了し,店番表示器4の店番が消去される。このよ
うにして,選択,検品作業が正常に終了する。
【0061】上記のように,数量表示用BC11から”
ブロック完了報告”が制御用PC13に送り出される
と,制御用PC13からコマンド”ブロック完了取り消
し指示”が,数量表示用BC11と検品用BC12とに
送り出されて,次の作業に備える。
【0062】そこで,作業者105は,仮置台9に載置
されている全商品を納品ケース1に入れて,この納品ケ
ース1を次のブロック100bヘと移動させる。そし
て,このブロック100aの作業者105は,次に送ら
れてきた次の納品ケース1について,上記と同様にして
作業を開始する。又,次のブロック100bでは,送ら
れてきた納品ケース1について,他の作業者105によ
って上記と同様に作業が開始される。
【0063】次に,選択した商品の数量が不足していた
場合について,図7,図11に基づいて説明する。この
ブロック100a内の全商品の選択作業が終了し,数量
表示器3の点灯表示部3bがすべて押圧されたことを数
量表示用BC11が認識すると,数量表示用BC11か
ら”作業終了報告”が制御用PC13に送り出される。
【0064】次に,検品作業に入る。まず,作業者は,
仮置台9上の全商品を,次々とバーコードリーダー5で
読み取る。この検品情報は検品用BC12に入力され,
内部処理されている。
【0065】そして,検品作業が終了すると,作業者1
05は,納品ケース1に添付されている注文リスト7を
再度読み込む。すると,制御用PC13からは,”検品
終了許可”が検品用BC12に送り出される。この”検
品終了許可”が検品用BC12に入力すると,検品用B
C12は検品した商品の明細を読み取る。この場合に
は,作業は正常終了でないため,この読み取った”検品
情報”と”検品終了”とを制御用PC13に送り出す。
【0066】”検品情報”と”検品終了”とが制御用P
C13に入力すると,制御用BC13はこの”検品情
報”から不足している商品の数量を算出するとともに,
制御用PC13から”再表示指示データ”とこのデータ
の末尾を表す”最終パケット指示”とが,数量表示用B
C11に送り出される。すると,図7に示すように,数
量表示用BC11は,再度該当する数量表示器3の文字
表示部3aに不足している商品の数量を表示させるとと
もに,この実施例の場合には,点灯表示部3bには緑色
を点灯させる。なお,この点灯表示部3aのランプの色
彩は,この実施例に限定されることなく,他の色になる
ように設定してもよく,あるいは,単に,色つきで点滅
するようにしてもよい。
【0067】そこで,作業者105は,これらの表示に
従って再度商品の選択作業及び検品作業を,上記のよう
に行い,全作業が終了すると,即ち,点灯していた数量
表示器3の点灯表示部3bがすべて消され,再度,納品
ケース1に添付されている注文リスト7がバーコードリ
ーダー5で読み込まれると,数量表示用BC11から第
2回目の”作業終了報告”が制御用PC13に送り出さ
れる。
【0068】再作業により,すべて正常に作業が終了し
ている場合には,上記に述べたように,制御用PC13
からは,”検品終了許可”が検品用BC12に送り出さ
れると,検品用BC12は検品した商品の明細を読み取
る。その結果,”検品情報”が正しいことを認識する
と,”検品終了”のみを制御用PC13に送り出す。こ
の”検品終了”が制御用PC13に入力すると,正常終
了の場合と同様に,制御用PC13から”ブロック完了
指示”が,数量表示用BC11に送り出される。する
と,数量表示用BC11は,点灯している数量表示器3
が全部作業されたか否かをチェックし,作業終了を認識
すると数量表示器3の文字表示部3aに”END”が表
示される。
【0069】作業者105は,近くにある”END”表
示している数量表示器3の点灯表示部3aを押圧する
と,作業完了表示器10の警報器10bがオンし,ラン
プ10aがっ消灯して,このブロック100aの全作業
が終了したことを周囲に知らせるとともに,数量表示用
BC11から”ブロック完了報告”が制御用PC13に
送り出される。そして制御用PC13からは,”ブロッ
ク完了取り消し指示”が,数量表示用BC11と検品用
BC12とに送りだされ,このブロック100aにおけ
る全作業が終了し,店番表示器4の店番が消える。
【0070】このようにしたので,商品の数量不足の場
合にも,すぐその場で対応することが出来,従来のよう
に,商品選択エリアまで取りに行く必要もなく,作業能
率が良い。
【0071】次に,選択した商品の数量が超過していた
場合について,図6,図12に基づいて説明する。商品
の数量超過の場合には,検品作業の段階で作業者105
には判明する。即ち,数量表示器3の文字表示部3a
に,例えば,”6”と表示されているのに7個目をバー
コードリーダー5で読み取ると,図9に示すように,エ
ラー表示灯6のランプ6aが赤色に点灯するとともに,
警報音が発して,作業者105に作業ミスを知らせる。
この場合には,作業者105はその商品を仮置台9の他
の場所に区別して一時載置する。
【0072】なお,この作業ミス情報に関しては,検品
用BC12は認識しているが制御用PC13には伝送さ
れないように構成されている。これは,エラー表示灯6
の警告が,実際に商品の数量が超過した結果であるの
か,あるいは商品をバーコードリーダー5で2度読みし
た結果であるのか不明であるため,この時点では,”検
品情報”は,制御用PC13には送り出ささないように
構成されている。従って,この間違い情報に関しては,
検品作業がすべて終了し,検品用BC12から”検品情
報”が,制御用PC13に送り出した時点で,制御用P
C13において判断される。
【0073】そこで,検品用BC12が検品した商品の
明細を読み取ると,作業が正常終了でないため,検品用
BC12からこの読み取った”検品情報”と”検品終
了”とを制御用PC13に送り出すところまでは,上記
商品数の不足の場合と同様である。
【0074】そして,”検品情報”と”検品終了”とが
制御用PC13に入力すると,制御用BC13は,こ
の”検品情報”から超過している商品の数量を算出し,
制御用PC13から”再表示指示データ”とこのデータ
の末尾を表す”最終パケット指示”とを,数量表示用B
C11に送り出す。すると,数量表示用BC11は,再
度該当する各数量表示器3の文字表示部3aにそれぞれ
超過している商品の数量を表示させるとともに,この実
施例の場合には,図6に示すように,点灯表示部3bに
は橙色を点灯させる。
【0075】そこで,作業者105は,これらの表示に
従って,各商品をそれぞれ数量表示器3が点灯している
収納部100aaに返却し,点灯していた数量表示器3
の点灯表示部3bをすべて消す。このようにして,全作
業が終了すると,再度,納品ケース1に添付されている
注文リスト7がバーコードリーダー5で読み込まれる
と,数量表示用BC11から第2回目の”作業終了報
告”が制御用PC13に送り出される。以下の動作は,
上記商品の数量不足の場合と同様である。
【0076】次に,商品を間違って選択した場合につい
て,図6,図13に基づいて説明する。間違って商品を
選択した場合には,商品の数量超過の場合と同様に,検
品作業の段階で作業者には判明する。即ち,商品をバー
コードリーダー5で読み取ると,図9に示すように,エ
ラー表示灯6のランプ6aが赤色に点灯するとともに,
警報音が発して作業者105に作業ミスを知らせる。こ
の場合には,作業者105はその商品を仮置台9の他の
場所に隔離して一時載置する。
【0077】ここで,作業ミスによるエラー表示灯6の
警告は,選択すべき商品の代わりに他の商品を間違え
て選択した場合,選択すべき商品を余分に選択した場
合,選択する必要のない商品を余分に選択した場合,
商品のバーコードを読み取る時に2度読みした場合に
鳴動するように構成されている。
【0078】そこで,この作業ミス情報に関しては,商
品の数量超過の場合と同様に,検品用BC12は認識し
ているが制御用PC13には伝送されないように構成さ
れている。これは,エラー表示灯6の警告が,上記〜
に示すいずれの場合に対して警告しているのか不明で
るため,この時点では,検品用BC12からの”検品情
報”は,制御用PC13には送り出ささないように構成
されている。
【0079】従って,この作業ミス情報に関しては,検
品作業がすべて終了し,検品用BC12から”検品情
報”を制御用PC13に送り出した時点で,制御用PC
13において判断される。このような商品違いの場合,
即ち,エラー表示灯6が警告した場合には,この商品は
他の場所に一時隔離されている。
【0080】そこで,選択すべき商品の代わりに他の
商品を間違えて選択した場合,”検品情報”では,どの
商品が間違って選択されたかは不明であるが,選択され
るべき商品には商品数量の不足状態が生じているから,
上記商品の数量不足の場合について述べたと同様な手順
で再作業が行われる。
【0081】次に,選択すべき商品を余分に選択した
場合,”検品情報”は,選択されるべき商品の商品超過
の状態が生じているから,上記商品の数量超過の場合に
ついて述べたと同様な手順で再作業が行われる。この
際,実際に余分に商品を選択したのであるかあるいは,
商品のバーコードを読み取る時に2度読みした場合で
あるのか不明であるから,再度チェックしての場合か
あるいはの場合かによりそれぞれ対応する必要があ
る。
【0082】又,選択する必要のない商品を余分に選
択した場合,”検品情報”では,商品の選択が正常終了
状態が生じているから,そのまま隔離されていた商品を
返却すればよい。
【0083】それぞれ作業ミスに応じて再作業が終了す
ると,作業者105により点灯していた数量表示器3の
点灯表示部3bがすべて消され,再度,納品ケース1に
添付されている注文リスト7がバーコードリーダー5で
読み込まれると,数量表示用BC11から”作業終了報
告”が制御用PC13に送り出される。以下の動作は,
上記正常終了,商品の数量不足,数量超過の各場合と同
様である。
【0084】なお,商品を間違って選択した場合には,
検品作業の段階でその間違った商品のバーコードは,バ
ーコードリーダー5で読み取られ,検品用BC12は,
このバーコードを認識している。そこで,制御用PC1
3から送られてきた検品データにない商品データが読み
取られた時には,この商品データは検品用BC12か
ら”検品情報”として制御用PC13へ送り出す。する
と,制御用PC13から数量表示用BC11に再表示指
示データが送り出される。
【0085】一方,選択,検品作業が終了した数量表示
器3の点灯表示部3aは,消灯されている。そこで,制
御用PC13から数量表示用BC11に”再表示指示デ
ータ”が入力した時,数量表示器3に商品違いを示す指
定手段として,例えば,エラーランプ等を設けてこれを
点灯するようにすれば,どの商品を間違えて選択したか
が判明する。従って,作業者105は,間違えた商品を
エラーランプが点灯している数量表示器3が取り付けら
れている収納部100aaに商品を返品することが出来
る。
【0086】このようにしたので,ブロック100a毎
に,商品の選択,検品作業の途中であるいは終了した時
に作業の間違いが判明するので,返品,補充作業は,す
ぐその場で行うことが出来るから,作業性が良い。又,
検品作業もブロック毎に行われるので,従来のように,
全注文商品が詰められた納品ケースからいちいち商品を
取り出してバーコードを探して読み取る必要もなく,検
品作業が簡単であり,時間も節約することが出来るとと
もに,大幅に人員を削減することが出来る。又,特に,
商品の数量不足,商品違いの場合にも,すぐその場で対
応することが出来,従来のように,商品選択エリアまで
取りに行く必要もなく,作業能率が良い。
【0087】又,ブロック100a内における全作業が
完了すると,従来は,作業者105がブロック100a
に少なくとも1個しか設けられていない作業完了表示器
10を点灯しに行かなければならず,不便であるととも
に,ブロック数が多く設定されているような大きな配送
センターでは,この行為は相当な時間的損失であった
が,この発明では,ブロック100a内における全作業
が完了すると,数量表示器3に”END”表示されるか
ら,作業者105は,これを確認した後,近くにある数
量表示器3の点灯表示部3bを押圧して,作業の完了を
知らせるこが出来るように構成されているので,作業時
間を節約することが出来る。
【0088】
【実施例2】この発明の第2の実施例は,作業時間をさ
らに短縮するためになされたもので,以下,図14〜図
15に基づいて説明する。図14はこの発明の実施例を
示す要部斜視図,図15は要部平面図である。
【0089】図14〜図15に示すように,まず,作業
の開始にあたって,ホストPC14からのデータに基づ
いてプリントアウトされた注文リスト7は,各開始ブロ
ック毎に分類され,整理される。次いで,作業者105
は注文リスト7の枚数分だけ,納品ケース1をコンベヤ
2上に並べた後,これらの納品ケース1にそれぞれ注文
リスト7を添付する。
【0090】この際,商品の選択を開始するブロック番
号の大きい順に注文リスト7を納品ケース1に添付す
る。例えば,3枚の注文リスト7があり,これらの注文
リスト7には,商品の選択作業を最初に開始するブロッ
ク番号が,1〜5まで記録されていたものがあるとする
と,注文リスト7は,5→4→3→2→1の順序で納品
ケース1に添付する。
【0091】次いで,図15に示すように,それぞれ納
品ケース1を最初の開始ブロック番号まで移動させる。
このようにしたので,各ブロックの作業者は,担当する
ブロックで商品の選択検品作業をする必要のない注文リ
スト7をバーコードリーダー5で読む手間を省略するこ
とが出来るから,作業能率,作業効率がよくなり,作業
時間を短縮することが出来る。
【0092】
【実施例3】この発明の第3の実施例は,仮置台9が設
けられていない配送センターの場合や商品がケース単位
で注文されている場合に効果のあるもので,以下,図1
6に基づいて説明する。図16はこの発明の実施例を示
す要部平面図である。
【0093】実施例1の場合には,各ブロック100a
毎に仮置台9が設けられており,このブロック100a
内で選択した全商品を仮置台9に一時載置し,次いで,
この仮置台9で検品作業を行っている。しかしながら,
この実施例3の場合には,仮置台9は設けられていな
い。
【0094】そこで,ブロック100a毎に作業者10
5は,まず最初の数量表示器3が点灯している収納部1
00aaから商品を取り出した後,直ちにバーコードリ
ーダー5でその商品に付されているバーコードを読み取
るとともに,納品ケース1に投入する。なお,検品結果
は,検品情報として検品用BC12に入力され,ここで
内部処理されている。
【0095】このようにして,各商品について1個ずつ
選択と検品とを行い,1ブロック100a内で点灯して
いる数量表示器3がすべて消去されて全作業が終了する
と,実施例1に述べたと同様に,作業者105は,再
度,バーコードリーダー5により納品ケース1に添付さ
れている注文リスト7の読み取りを行う。それ以後は,
実施例1と同様である。
【0096】そして,商品と商品の数量が正しく選択さ
れた場合,実施例1と同様に,数量表示器3の文字表示
部3aに”END”が表示される。作業者は,近くにあ
る”END”表示している数量表示器3の点灯表示部3
bを押圧すると,作業完了表示器10のブザー10bが
オンし,ランプ10aが消灯して,このブロック100
aの全作業が完了したことを周囲に知らせるとともに,
数量表示用BC11から”ブロック完了報告”が制御用
PC13に送り出される。
【0097】数量表示用BC11からの”ブロック完了
報告”が,制御用PC13に入力と,制御用PC13か
ら”ブロック完了取り消し指示”が,数量表示用BC1
1と検品用BC12に送り出されると,店番表示器4の
店番が消去され,作業者105は納品ケース1を次のブ
ロック100bに移動させる。なお,商品違い,商品の
数量超過,商品の数量不足等が発生した場合も上記実施
例1と同様である。
【0098】なお,実施例2の場合には,”検品情報”
は,1つのブロック100a内の作業が終了するまで検
品用BC12で内部処理されているが,これに限定され
ることなく,例えば,1個選択し,検品する毎に,こ
の”検品情報”を検品用BC12から制御用PC13へ
送るように設定すれば,制御用PC13では,最初の”
検品情報”から減算処理した結果を,”作業指示デー
タ”として数量表示用BC11へ送り出し,数量表示器
3には,順次減算した数量が表示されるようにしてもよ
い。そして,最後は,0表示でも又は”END”表示で
もよい。
【0099】このようにしたので,選択した商品を一時
載置する仮置台9を設ける必要もなく,配送センター内
のスペース効率がよくなる。他,注文が箱単位であった
場合には,実施例1の方法では,仮置台9もかなり広い
ものが必要となるとともに,箱を積み上げる作業も加わ
り,作業者105に負担がかかるが,この実施例3の場
合には,注文商品は1つずつ選択,検品処理して納品ケ
ース1に投入するので,このような問題が発生すること
もない。
【0100】
【実施例4】この発明の第4の実施例は,選択,検品作
業の終了した商品を収納した納品ケース1を移送するコ
ンベヤ2等の移送手段に関するもので,仮置台9が設け
られている配送センターにも,又,設けられていない配
送センターのいずれにも適用して効果のあるものであ
る。以下,図17に示す要部平面図に基づいて説明す
る。
【0101】実施例1の場合には,納品ケース1は,コ
ンベヤ2上に注文リスト7の番号順に並べられており,
この順序のままでコンベヤ2上をブロック100aから
次のブロック100bへと移送される。従って,納品ケ
ース7の中には,あるブロックでは商品の選択,検品作
業をする必要のないものもあるが,このような場合であ
っても,作業者105は,移送されてきた納品ケース1
の注文リスト7のバーコードを,バーコードリーダー5
で必ず読まねばならず,その上,自己のブロック100
a内で選択,検品作業をする必要のない納品ケース1
は,次のブロックまで押し出さねばならず,無駄な作業
をしなければならない。
【0102】そこで,この実施例4では,上記のような
無駄な作業を無くすためになされたもので,全作業が終
了した納品ケース1を追越し処理するようにしたもので
ある。そのために,納品ケース1を移送する通常のフリ
ー状態の移送手段として第1のコンベヤ2に隣接して,
モータ駆動されている第2の駆動移送手段として駆動コ
ンベヤ16が配設されている。第1のコンベヤ2上に
は,注文リスト7の数だけ店番毎に納品ケース1が開始
ブロックから順番に並べられて移送されている。
【0103】そこで,ブロック毎の作業者105は,そ
れぞれ作業を担当するブロック100a,100b,・
・・毎に点灯している数量表示器3に表示されている数
量の商品を選択し,検品して納品ケース1に投入する。
担当しているブロック100a内の作業が終了すると,
納品ケース1は次のブロック100bへと送り出され
る。
【0104】ここで,例えば,店番1の納品ケース1
は,第1ブロック100aと第2ブロック100bの商
品で作業が終了すると仮定すると,第2ブロック100
bの作業者105は,担当する第2ブロック100bの
作業が完了すると,納品ケース1の上端開口部を蓋等で
閉鎖し,第3ブロック100cヘ移送する。
【0105】第3ブロック100cの担当作業者が,こ
の店番1の納品ケース1のバーコードを読み取ると,検
品用BC12からは”作業店舗指示”が,制御用PC1
3へ送り出される。すると,制御用PC13からは,検
品用BC12へ”検品情報”が送られるとともに,数量
表示用BC11には”作業指示データ”が送られ,数量
表示器3に商品の数量が表示されるはずであるが,この
場合には後述する作業指示表示器17に終了表示され
る。そこで,第3ブロック100cの作業者は,作業指
示表示器17に終了表示されていることを確認した後,
店番1の納品ケース1をコンベヤ2に隣接して配設され
ている駆動コンベヤ16に押し出す。従って,店番1の
納品ケース1は,駆動コンベヤ16により直接出荷口へ
と移送される。
【0106】このように構成したので,各ブロック10
0a,100b・・・の各作業者105は,自己のブロ
ックにおいて作業計画のない納品ケース1に対して,余
計な作業をする必要もなく,作業効率がさらに向上す
る。その上,移送手段としての第1のコンベヤ2上を移
送される納品ケース1の数が少なくなるので,各ブロッ
クにおける作業が混乱することもない。
【0107】
【実施例5】この発明の第5の実施例は,各ブロック1
00a,100b・・・毎の作業者105に作業内容を
指示するための作業指示表示器17に関するもので,上
記実施例4に述べたように納品ケース1の追越し処理に
適用すればさらに効果がある。以下,図18〜図19及
び表1に基づいて説明する。図18は作業指示表示器1
7の要部正面図,図19は注文リスト7の平面図であ
る。
【0108】図18〜図19において,作業指示表示器
17は,各ブロック毎に作業者105が見易い場所に設
置されており,表示画面には,文字を表示する文字表示
画面17aと数字を表示する数字表示画面17bとが設
けられており,さらに,文字表示画面17aは表示され
ている作業状態にそれぞれ対応して表示画面の色彩が変
化するように構成されている。
【0109】文字表示画面17aには,それぞれ該当す
るブロック100a内における作業者105が行う作業
内容を指示するメッセージが,文字で表示されるととも
に,このメッセージの内容に従って文字表示画面の色彩
が変わる。例えば,この実施例の場合には,文字表示画
面17aに表示される作業指示のメッセージとしては,
表1,表2に示すような指示内容があり,各作業者10
5は,文字表示画面17aに表示された指示に従って作
業を行うことが出来る。
【0110】
【表1】
【0111】
【表2】
【0112】例えば,文字表示画面17aに,”PUS
H”と表示された場合には,該当するブロック以後の作
業がすべて終了した納品ケース1であるから,作業者1
05は,この納品ケース1を駆動コンベヤ16に移送す
る。従って,以後この納品ケース1は,駆動コンベヤ1
6により,直接出荷口へと移送される。
【0113】図19に示すように,1日に処理する全注
文リスト7には,シーケンス番号7aがバーコードで付
されている。このシーケンス番号7aは,1日に処理す
る全注文リスト7に一連番号で表示されている。作業開
始にあたってバーコードリーダー5により注文リスト7
のシーケンス番号7aを読み取ると,作業指示表示器1
7の数字表示画面17bにこの番号が表示される。な
お,1日分の注文リスト7の中で同一のシーケンス番号
7aが付されることはない。
【0114】
【実施例6】この発明の第6の実施例は,注文商品の数
量及び作業者の人数とから全作業時間を予測することの
出来るもので,以下,図1及び図20に基づいて説明す
る。図20は人員配置表を示す制御用コンピュータ13
の表示画面である。
【0115】制御用コンピュータ13には,各店舗から
注文された全商品の数量と各作業者105が単位時間に
処理可能な商品の数量と就業可能な全作業者の人数とか
ら予想作業時間を算出する演算機能が備えられている。
そこで,作業開始に当たって,この実施例の場合には,
例えば,本部のホストCPU14からオンラインで注文
リスト7が制御用コンピュータ13に伝送されると,図
20に示すように,本日の受注した全商品の数量が表示
画面に表示される。そこで,作業者1人当り1時間で処
理可能な商品の数量,就業可能な作業者の人数とを制御
用コンピュータ13に入力する。
【0116】これらの各データが制御用コンピュータ1
3に入力されると,全作業の終了に要する予想作業時間
が算出され,制御用コンピュータ13の表示画面に表示
される。従って,現在の作業人数において受注した商品
の選択,検品作業に要する時間を予測することが出来,
ひいては各店舗に納入するまでの時間を予測することが
出来る。又,作業時間を短縮するのに必要な作業者の人
数等も算出することが出来,人事管理に適用することが
出来る。
【0117】さらに,制御用コンピュータ13には,ブ
ロック毎に注文した全商品を判別する機能と,各ブロッ
ク毎に処理可能な商品の数量と配置する作業者の人数と
この配置する業者の人数から実際に配置可能な人数と各
ブロック毎の予想作業時間とをそれぞれ算出する演算機
能とが設けられている。
【0118】そこで,制御用コンピュータ13では,注
文リスト7に基づいて,各ブロック毎に作業すべき商品
の数量を判別するとともに,各ブロック毎に配置する作
業者の人数を算出して計算上人数を表示し,さらに,実
際に就業することの出来る作業者の実投入人数,各ブロ
ック毎の予想作業時間がそれぞれ求められ,表示画面に
表示される。従って,各ブロック毎に配置可能な人員,
予想作業時間を把握することが出来る。
【0119】
【実施例7】実施例6では注文商品の数量及び作業者の
人数とから予測作業時間,配置する作業人数を算出する
が,この実施例7の場合には,さらに,個々の作業者に
ついての作業能力をも考慮して,予測作業時間及び作業
者の人員配置を行おうとするものである。以下,表3〜
表5及び図1,図20に基づいて説明する。表3は商品
の選択作業実績表,表4は検品作業実績表,表5は検品
ミス明細表である。
【0120】各作業者の作業処理能力を判定するため
に,制御用コンピュータ13に商品の選択回数とその作
業時間および準備時間とを測定して入力し,表3に示す
ように,受注件数,全商品の数量とから商品の選択回数
を算出する。次いで,全商品を選択するのに要した作業
時間と商品の選択作業を開始するのに要した準備時間と
を測定して各作業者の作業実績を求め,選択回数と作業
実績とから1つの商品を選択するに要した作業時間を算
出する。このようにして作業者毎に作業分析を行い,商
品の選択作業実績を示すデータベースを各作業者毎に作
成する。
【0121】
【表3】
【0122】次いで,表4に示すように,検品ミスの発
生件数を測定して入力し,各作業者毎のミス率を算出す
る。さらに,検品ミスの内容を分析してミスの内容毎の
件数を算出し,検品作業実績を示すデータベースを各作
業者毎に作成する。検品ミスの内容を分析する場合に
は,表5に示すように,さらに詳細にミスの発生場所,
位置,商品のバーコード,そして,このバーコードの時
のミスは数量不足であるか数量超過であるか欠品である
な等のミスの内容とをそれぞれ分析して,検品ミスの明
細を示すデータベースを作成する。この作成した各デー
タベースは,制御用コンピュータ13において分析さ
れ,作業者毎の作業処理能力をも加味した作業者毎の作
業能率が算出されデータベースが作成される。なお,表
4に示す作業者の選択回数は,表3に示す場合とは異な
るデータについて求められている。
【0123】
【表4】
【0124】
【表5】
【0125】そこで,作業者毎の作業能率をも加味し
て,実施例6で示すように,各ブロック毎の配置人数,
作業の処理時間が算出される。従って,各ブロック毎の
配置人数を効率良く行うことが出来るとともに,予想作
業時間をさらに正確に予測することが出来る。
【0126】
【発明の効果】請求項1に係わる発明は,商品を種類毎
に区分けして収納する収納部を有し,複数のブロックに
区分けした商品棚と,各店舗から注文された商品を収納
してブロックからブロックへと移送手段により移送する
納品ケースと,店舗を識別する店番と店舗からの注文商
品をバーコードで示し,ホストコンピュータ側からのデ
ータに基づいて作成される注文リスト等と,各ブロック
毎に,バーコードを識別するバーコードリーダーと店番
を表示する店番表示器とこのブロック内で収納部から選
択した商品を一時的に載置する仮置台とを備え,さら
に,収納部毎に,制御用コンピュータからのデータを数
量表示用ブロックコントローラを介して文字及び数字で
表示する文字表示部とスイッチ機能および色分け点灯あ
るいは色分け点滅機能を備えた点灯表示部とを有する数
量表示器を備え,各ブロック毎に,数量表示器と店番表
示器とを制御する数量表示用ブロックコントローラとバ
ーコードリーダーを制御する検品用ブロックコントロー
ラとを備え,配送センター内に,数量表示用ブロックコ
ントローラと検品用ブロックコントローラとを制御する
制御用コンピュータを備え,この制御用コンピュータを
制御し,全店舗の商品管理を行うホストコンピュータを
備えたので,ブロック毎に,商品の選択,検品作業の途
中であるいは終了した時に作業の間違いが判明するの
で,返品,補充作業は,すぐその場で行うことが出来る
から,作業性が良い。又,検品作業もブロック毎に行わ
れるので,従来のように,全注文商品が詰められた納品
ケースからいちいち商品を取り出してバーコードを探し
て読み取る必要もなく,検品作業が簡単であり,時間も
節約することが出来るとともに,大幅に人員を削減する
ことが出来る。
【0127】又,特に,商品の数量不足,商品違いの場
合にも,すぐその場で対応することが出来,従来のよう
に,商品選択ヱリアまで取りに行く必要もなく,作業能
率が良い。
【0128】請求項2に係わる発明は,複数のブロック
に区分けした商品棚から店舗からの注文商品を選択し,
この選択した商品を収納してブロックからブロックへと
移送手段により移送する納品ケースに,注文商品をバー
コードで示した注文リスト等を添付し,このバーコード
をバーコードリーダーで読むことにより,店番表示器に
注文した店舗の店番を表示するとともに,この店舗の注
文した商品の数量をそれぞれ数量表示器の文字表示部に
表示し,この文字表示部に表示された数量に従って商品
を選択して仮置台に一時的に載置するとともに,商品の
選択が終了した数量表示器毎に点灯表示部を押圧して数
量表示部を消去し,ブロック内の全商品の選択作業終了
後,バーコードリーダーで仮置台に載置した全商品を検
品した後,納品ケースに収納し,検品用ブロックコント
ローラからの検品情報に基づいて,制御用コンピュータ
が全商品の選択,検品作業の正常終了を確認すると,数
量表示器の消灯状態を保持し,商品の選択違い,数量の
超過不足状態の場合には,制御用コンピュータから数量
表示用ブロックコントローラへの指令により,文字表示
部にそのデータを表示するとともに,この表示に基づい
て,再度,商品を選択,検品し,制御用コンピュータが
正常終了を確認した後,再度注文リスト等をバーコード
リーダーで読んで全作業の完了を知らせるようにしたの
で,商品の選択,検品作業を確実に行うことが出来る。
さらに商品の選択を間違った場合でも,数量表示器に表
示されるから,再度選択,検品作業をすることが出来,
作業ミスのない確実な選択,検品作業をすることが出来
る。
【0129】請求項3に係わる発明は,各ブロック毎
に,選択した商品の仮置台を設けずに,数量表示器の文
字表示部に表示した数量に従って商品を選択し,商品を
選択する毎に,バーコードリーダーで検品して納品ケー
スに収納し,数量表示器の文字表示部には,選択すべき
商品の残りの数量を表示するようにしたので,上記効果
が生じると共に,配送センター内のスペース効率が良
い。特に,商品がケース単位の場合には,さらにスペー
ス効率が良い。又,作業者は常にあといくつ選択すれば
よいかを把握することが出来る。
【0130】請求項4に係わる発明は,商品の選択違
い,数量の超過不足の状態がある場合には,数量表示器
の点灯表示部を,それぞれの状態に対応して色分け点灯
あるいは色分け点滅するようにしたので,上記のような
効果があるとともに,さらに作業ミスを明確に把握する
ことが出来る。
【0131】請求項5に係わる発明は,商品の選択違い
状態の場合,この選択違い商品に該当する数量表示器
に,間違えて選択された商品であることを表す指定手段
を設けるようにしたので,上記のような効果があるとと
もに,さらに,間違えた商品を返却する場所が明瞭にな
り,作業性がよい。
【0132】請求項6に係わる発明は,各ブロック毎
に,色分け点灯可能なランプと警報音を変更可能な警報
器とを有するエラー表示灯を備え,バーコードリーダー
で商品の検品中に,ランプの色分け点灯と警報音とによ
り,商品の選択違いおよび商品の数量超過とを知らせる
ようにしたので,上記の効果が生じるとともに,検品中
に間違い商品を区別することが出来る。
【0133】請求項7および請求項8に係わる発明は,
それぞれ数量表示器の文字表示部に,ブロック内におけ
る全商品の選択,検品作業が終了した時,”END”を
表示し,この”END”表示を確認した後,点灯表示部
を押圧して,この数量表示器の”END”表示を消去す
るとともに,店番表示器の店番を消去して,ブロック内
の全作業の完了を知らせるようにしたり,又,数量表示
器の文字表示部に,”END”表示し,点灯表示部を押
圧して”END”表示を消去するとともに,店番表示器
に,次に作業を行う店舗の店番を表示して,ブロック内
の全作業の完了を知らせるようにしたので,ブロック内
における全作業が完了すると,数量表示器に”END”
表示されるから,作業者は,これを確認した後,近くに
ある数量表示器の点灯表示部を押圧して,作業の完了を
知らせるこが出来るように構成されているので,上記の
効果が生じるとともに,作業時間を大幅に節約すること
が出来る。
【0134】さらに,請求項9に係わる発明は,各ブロ
ック毎に,ブロック内の全商品の選択,検品作業が完了
したことを知らせるランプとブザーと,全作業が完了し
た時に押圧する作業完了スイッチとを有する作業完了表
示器を備え,この作業完了スイッチを押圧することによ
り,店番表示器に,次に作業をする店舗の店番を表示す
るようにしたので,上記の請求項1,請求項4〜請求項
6の効果が生じるとともに,周囲に各ブロックの作業終
了を明確に知らせることが出来る。
【0135】請求項10に係わる発明は,各注文リスト
に,商品の選択を開始するブロック番号を付し,各注文
リストをブロック番号順に納品ケースに添付するととも
に,各納品ケースを,それぞれ最初の開始ブロックまで
移動するようにしたので,上記の各効果が生じるととも
に,作業時間をさらに短縮することが出来る。
【0136】さらに,請求項11に係わる発明は,各ブ
ロック毎に,選択した商品の仮置台を設けずに,数量表
示器の文字表示部に表示した数量に従ってそれぞれ該当
する収納部から商品を選択するたびに,これをバーコー
ドリーダーで検品して納品ケースに収納するとともに,
数量表示器の文字表示部に残りの数量を表示させるよう
にしたので,上記の各効果が生じるとともに,配送セン
ター内のスペース効率がよくなる。さらに,作業者は常
にあと幾つ商品を選択する必要があるかを把握すること
が出来る。
【0137】さらに,請求項12に係わる発明は,移送
手段の進行方向に隣接してモータ駆動される駆動移送手
段を配設し,全商品の選択,検品作業が終了した納品ケ
ースの上端開口部を閉鎖して次段のブロックに移送し,
この次段のブロックにおける作業開始において,注文リ
ストを再度バーコードリーダーで読むことにより全作業
の完了を確認した後,納品ケースを駆動移送手段に移送
するようにしたので,上記の各効果が生じるとともに,
さらに,無駄な作業を無くすことが出来る。
【0138】さらに,請求項13に係わる発明は,各ブ
ロック毎に,文字表示画面に文字表示機能及び色分け点
灯機能を有し,数字表示画面にシーケンス番号の表示機
能を有する作業指示表示器を設け,この作業指示表示器
の文字表示画面に,ブロック内における作業内容を指示
するメッセージを文字で表示するとともに,このメッセ
ージの内容毎にこの文字表示画面を色分け点灯し,数字
表示画面に,処理する注文リストをシーケンス番号で表
示するようにしようにしたので,上記の各効果が生じる
と共に,作業者は,このメッセージに従って作業をすれ
ばよく作業効率がよい。又,周囲も作業の進展状態を容
易に把握するこが出来る。
【0139】さらに,請求項14に係わる発明は,制御
用コンピュータに,各店舗から注文された全商品の数量
と作業者が単位時間に処理可能な商品の数量と全作業者
の人数とから予想作業時間を算出する演算機能を設けた
ので,実際に就業することの出来る作業者を,どのブロ
ックにどれだけ配置可能であるか等把握することが出来
る。さらに,全商品の選択作業,検品作業に要する予想
作業時間を把握することが出来,受注から納品までの時
間を予測することが出来る。
【0140】請求項15に係わる発明は,制御用コンピ
ュータに,ブロック毎に注文した全商品を判別する機能
と,各ブロック毎に処理可能な商品の数量と配置する作
業者の人数とこの配置する業者の人数から実際に配置可
能な人数と予想作業時間とをそれぞれ算出する演算機能
とを設けたので,上記のような効果が生じると共に,各
ブロック毎の作業時間をも把握することが出来る。
【0141】請求項16に係わる発明は,各作業者毎の
商品の選択回数とその作業時間および準備時間とから作
成した商品の選択作業実績データベースとこの選択作業
実績データベースから検品ミスの件数及びミス率とミス
の内訳毎の件数を求めた検品作業実績データベースとを
作成し,選択作業実績データベースと検品作業実績デー
タベースとから各作業者毎の作業能率を分析する機能を
制御用コンピュータに設けたので,さらに効率良く各作
業者を配置することが出来るとともに,より正確な作業
時間を予測することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す要部構成図であ
る。
【図2】この発明の第1の実施例を示す要部平面図であ
る。
【図3】この発明の第1の実施例を示す各機器の接続状
態を示す要部構成図である。
【図4】この発明の第1の実施例を示す要部平面図であ
る。
【図5】この発明の第1の実施例を示すもので,選択,
検品作業が正常終了した場合の数量表示器3の平面図で
ある。
【図6】この発明の第1の実施例を示すもので,選択,
検品作業が商品の数量超過となった場合の数量表示器3
の平面図である。
【図7】この発明の第1の実施例を示すもので,選択,
検品作業が商品の数量不足となった場合の数量表示器3
の平面図である。
【図8】この発明の第1の実施例を示すもので,検品作
業が正常に行われている場合のエラー表示灯6の斜視図
である。
【図9】この発明の第1の実施例を示すもので,検品作
業中に商品違いが生じた場合のエラー表示灯6の斜視図
である。
【図10】この発明の第1の実施例を示すもので,選
択,検品作業が正常終了した場合の各機器のデータの流
れを示すプロセス図である。
【図11】この発明の第1の実施例を示すもので,選
択,検品作業が商品の数量不足となった場合の各機器の
データの流れを示すプロセス図である。
【図12】この発明の第1の実施例を示すもので,選
択,検品作業が商品の数量超過となった場合の各機器の
データの流れを示すプロセス図である。
【図13】この発明の第1の実施例を示すもので,選
択,検品作業において,商品違いとなった場合の各機器
のデータの流れを示すプロセス図である。
【図14】この発明の第2の実施例を示すもので,納品
ケース1と注文リストとの関係を示す要部斜視図であ
る。
【図15】この発明の第2の実施例を示すもので,納品
ケース1と注文リストとの関係を示す要部平面図であ
る。
【図16】この発明の第3の実施例を示す要部平面図で
ある。
【図17】この発明の第4の実施例を示す要部平面図で
ある。
【図18】この発明の第5の実施例を示すもので,作業
指示表示器17の要部正面図である。
【図19】この発明の第1〜第5の実施例を示すもの
で,注文リスト7の表面図である。
【図20】この発明の第6の実施例を示すもので,人員
配置表の表示画面である。
【図21】従来例を示す要部平面図である。
【符号の説明】
1 納品ケース 2 コンベヤ(移送手段) 3 数量表示器 3a 数量表示器3の文字表示部 3b 数量表示器3の点灯表示部 4 店番表示器 5 バーコードリーダー 6 エラー表示灯 7 注文リスト 9 仮置台 10 作業完了表示器 11 数量表示用ブロックコントローラ 12 検品用ブロックコントローラ 13 制御用コンピュータ 14 ホストコンピュータ 16 駆動コンベヤ(駆動移送手段) 17 作業指示表示器

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品を種類毎に区分けして収納する収納
    部を有し,複数のブロックに区分けした商品棚と,各店
    舗から注文された商品を収納してブロックからブロック
    へと移送手段により移送する納品ケースと,店舗を識別
    する店番と前記店舗からの注文商品をバーコードで示
    し,ホストコンピュータ側からのデータに基づいて作成
    される注文リスト等と,各ブロック毎に,前記バーコー
    ドを識別するバーコードリーダーと前記店番を表示する
    店番表示器とこのブロック内で前記収納部から選択した
    商品を一時的に載置する仮置台とを備え,前記収納部毎
    に,制御用コンピュータからのデータを,数量表示用ブ
    ロックコントローラを介して文字及び数字で表示する文
    字表示部とスイッチ機能および色分け点灯あるいは色分
    け点滅機能を備えた点灯表示部とを有する数量表示器を
    備え,各ブロック毎に,前記数量表示器と前記店番表示
    器とを制御する数量表示用ブロックコントローラと前記
    バーコードリーダーを制御する検品用ブロックコントロ
    ーラとを備え,配送センター内に,前記数量表示用ブロ
    ックコントローラと前記検品用ブロックコントローラと
    を制御する前記制御用コンピュータを備え,この制御用
    コンピュータを制御し,全店舗の商品管理を行う前記ホ
    ストコンピュータを備えたことを特徴とする商品の選択
    管理装置。
  2. 【請求項2】 複数のブロックに区分けした商品棚から
    店舗からの注文商品を選択し,この選択した商品を収納
    して前記ブロックからブロックへと移送手段により移送
    する納品ケースに,前記注文商品をバーコードで示した
    注文リスト等を添付し,このバーコードをバーコードリ
    ーダーで読むことにより,店番表示器に注文した店舗の
    店番を表示するとともに,この店舗の注文した商品の数
    量をそれぞれ数量表示器の文字表示部に表示し,この文
    字表示部に表示された数量に従って商品を選択して仮置
    台に一時的に載置するとともに,商品の選択が終了した
    数量表示器毎に点灯表示部を押圧して数量表示部を消去
    し,ブロック内の全商品の選択作業終了後,前記バーコ
    ードリーダーで前記仮置台に載置した全商品を検品した
    後,前記納品ケースに収納し,検品用ブロックコントロ
    ーラからの検品情報に基づいて,制御用コンピュータが
    全商品の選択,検品作業の正常終了を確認すると,前記
    数量表示器の消灯状態を保持し,商品の選択違い,数量
    の超過不足状態の場合には,前記制御用コンピュータか
    ら数量表示用ブロックコントローラへの指令により,前
    記文字表示部にそのデータを表示するとともに,この表
    示に基づいて,再度,商品を選択,検品し,前記制御用
    コンピュータが正常終了を確認した後,再度前記注文リ
    スト等を前記バーコードリーダーで読んで全作業の完了
    を知らせることを特徴とする商品の選択管理方法。
  3. 【請求項3】 各ブロック毎に,選択した商品の仮置台
    を設けずに,前記数量表示器の文字表示部に表示した数
    量に従って商品を選択し,商品を選択する毎に,前記バ
    ーコードリーダーで検品して前記納品ケースに収納し,
    前記数量表示器の文字表示部には,選択すべき商品の残
    りの数量を表示することを特徴とする請求項2に記載の
    商品の選択管理方法。
  4. 【請求項4】 商品の選択違い,数量の超過不足の状態
    がある場合には,前記数量表示器の点灯表示部を,それ
    ぞれの状態に対応して色分け点灯あるいは色分け点滅す
    るようにしたことを特徴とする請求項1に記載の商品の
    選択管理装置。
  5. 【請求項5】 商品の選択違い状態の場合,この選択違
    い商品に該当する前記数量表示器に,間違えて選択され
    た商品であることを表す指定手段を設けたことを特徴と
    する請求項1,請求項4にそれぞれ記載の商品の選択管
    理装置。
  6. 【請求項6】 各ブロック毎に,色分け点灯可能なラン
    プと警報音を変更可能な警報器とを有するエラー表示灯
    を備え,前記バーコードリーダーで商品の検品中に,前
    記ランプの色分け点灯と警報音とにより,商品の選択違
    いおよび商品の数量超過とを知らせるようにしたことを
    特徴とする請求項1,請求項4〜請求項5にそれぞれ記
    載の商品の選択管理装置。
  7. 【請求項7】 前記数量表示器の文字表示部に,ブロッ
    ク内における全商品の選択,検品作業が終了した時,”
    END”を表示し,この”END”表示を確認した後,
    前記点灯表示部を押圧して,この数量表示器の”EN
    D”表示を消去するとともに,前記店番表示器の店番を
    消去して,ブロック内の全作業の完了を知らせるように
    したことを特徴とする請求項1,請求項4〜請求項6に
    それぞれ記載の商品の選択管理装置。
  8. 【請求項8】 前記数量表示器の文字表示部に,”EN
    D”表示し,前記点灯表示部を押圧して前記”END”
    表示を消去するとともに,前記店番表示器に,次に作業
    を行う店舗の店番を表示して,ブロック内の全作業の完
    了を知らせるようにしたことを特徴とする請求項1,請
    求項4〜請求項6にそれぞれ記載の商品の選択管理装
    置。
  9. 【請求項9】 各ブロック毎に,ブロック内の全商品の
    選択,検品作業が完了したことを知らせるランプとブザ
    ーと,全作業が完了した時に押圧する作業完了スイッチ
    とを有する作業完了表示器を備え,前記作業完了スイッ
    チを押圧することにより,前記店番表示器に,次に作業
    をする店舗の店番を表示するようにしたことを特徴とす
    る請求項1,請求項4〜請求項6にそれぞれ記載の商品
    の選択管理装置。
  10. 【請求項10】 前記各注文リスト等に,商品の選択を
    開始するブロック番号を付し,各注文リスト等をブロッ
    ク番号順に前記納品ケースに添付するとともに,各納品
    ケースを,それぞれ最初の開始ブロックまで移動するこ
    とを特徴とする請求項1,請求項4〜請求項9にそれぞ
    れ記載の商品の選択管理装置。
  11. 【請求項11】 各ブロック毎に,選択した商品の仮置
    台を設けずに,前記数量表示器の文字表示部に表示した
    数量に従ってそれぞれ該当する収納部から商品を選択す
    るたびに,これを前記バーコードリーダーで検品して前
    記納品ケースに収納するとともに,前記数量表示器の文
    字表示部に残りの数量を表示させるようにしたこと,を
    特徴とする請求項1,請求項4〜請求項10にそれぞれ
    記載の商品の選択管理装置。
  12. 【請求項12】 前記移送手段の進行方向に隣接してモ
    ータ駆動される駆動移送手段を配設し,全商品の選択,
    検品作業が終了した納品ケースの上端開口部を閉鎖して
    次段のブロックに移送し,この次段のブロックにおける
    作業開始において,前記注文リスト等を,再度前記バー
    コードリーダーで読むことにより全作業の完了を確認し
    た後,前記納品ケースを前記駆動移送手段に移送するを
    特徴とする請求項1,請求項4〜請求項11にそれぞれ
    記載の商品の選択管理装置。
  13. 【請求項13】 各ブロック毎に,文字表示画面に文字
    表示機能及び色分け点灯機能を有し,数字表示画面にシ
    ーケンス番号の表示機能を有する作業指示表示器を設
    け,この作業指示表示器の前記文字表示画面に,ブロッ
    ク内における作業内容を指示するメッセージを文字で表
    示するとともに,このメッセージの内容毎にこの文字表
    示画面を色分け点灯し,前記数字表示画面に,処理する
    注文リスト等をシーケンス番号で表示するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1,請求項4〜請求項12にそれ
    ぞれ記載の商品の選択管理装置。
  14. 【請求項14】 前記制御用コンピュータに,各店舗か
    ら注文された全商品の数量と作業者が単位時間に処理可
    能な商品の数量と全作業者の人数とから予想作業時間を
    算出する演算機能を設けたことを特徴とする請求項1,
    請求項4〜請求項13にそれぞれ記載の商品の選択管理
    装置。
  15. 【請求項15】 前記制御用コンピュータに,ブロック
    毎に前記注文した全商品を判別する機能と,各ブロック
    毎に処理可能な商品の数量と配置する作業者の人数とこ
    の配置する業者の人数から実際に配置可能な人数と予想
    作業時間とをそれぞれ算出する演算機能とを設けたこと
    を特徴とする請求項14に記載の商品の選択管理装置。
  16. 【請求項16】 作業者毎の商品の選択回数とその作業
    時間および準備時間とから作成した商品の選択作業実績
    データベースと,この選択作業実績データベースから検
    品ミスの件数及びミス率を算出するとともに,ミスの内
    訳毎の件数を求めた検品作業実績データベースとを作成
    し,前記選択作業実績データベースと検品作業実績デー
    タベースとから各作業者毎の作業能率を分析する機能を
    前記制御用コンピュータに設けたことを特徴とする請求
    項14〜請求項15にそれぞれ記載の商品の選択管理装
    置。
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