JPH11207573A - 工具寸法の測定方法 - Google Patents
工具寸法の測定方法Info
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- JPH11207573A JPH11207573A JP1891698A JP1891698A JPH11207573A JP H11207573 A JPH11207573 A JP H11207573A JP 1891698 A JP1891698 A JP 1891698A JP 1891698 A JP1891698 A JP 1891698A JP H11207573 A JPH11207573 A JP H11207573A
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Abstract
子に接触することなく、工具寸法である工具長、工具径
及びテーパー角度の測定ができる高精度で実用的な非接
触式の工具寸法の測定方法を提供する。 【解決手段】 マシニングセンタ1の主軸7に取り付け
た工具8を加工時と同様な状態で回転させ、稜線部11
CにRを形成した測定子11との間に電位差を与え、非
接触状態において発生する放電現象による電気導通を導
通センサ10により検出して、NC装置20に出力し主
軸の座標を読みとることにより工具長、工具径及びテー
パー工具の角度を測定演算する。
Description
等の工作機械に用いられる加工工具の工具寸法である工
具長及び工具径の測定方法に関し、特に非接触式の測定
方法に関するものである。
具を装着した工作機械の主軸の回転を停止した状態で、
感圧式タッチセンサを持つ測定子に接触して電気導通を
取ることにより主軸の位置を測定する方法がある。しか
しながら、前記従来の測定方法では、図8に示すよう
に、主軸7が加工時に回転(正転)すると工具8は、僅
かな主軸の伸び縮みや振れのため、その外形を回転工具
8′(極端に表現してある)のように変化させ、工具長
及び工具径の寸法が停止時に於ける寸法と比較した場
合、誤差を生じることがある。また、その測定圧は30
0〜500gと大きいため、特に小径(例えばφ0.1
〜0.2mm)の工具では、撓みが生じて、高精度の測定
ができなかったり、さらには、測定子と工具との接触に
よる測定子の損耗、工具の刃先の磨耗、チッピング等の
損傷があって加工精度が低下したり、或いは工具が折れ
てしまう等の問題点があった。
て、特開昭64−16353号及び特開昭64−163
54号に開示されたものがある。即ち、NC工作機械
(例えばマシニングセンタ)本体を導電体として、工具
と測定子が接触した際、左右下方に柔軟に移動する測定
子の下部に配置したタッチセンサからタッチ信号が出力
され、該タッチ信号に基づいてNC装置において信号処
理、演算、記憶等を行い、工具寸法である工具長及び工
具径の測定を行なうものである。
来例にあっても、例えば工具長の測定時には主軸を停止
状態にしなければならず、工具径の測定時には主軸を回
転(逆転)状態にして測定を行なうが、最終的には工具
と測定子とが接触するため、撓みや傷、磨耗が生じて工
具及び測定子の耐久性の低下を招いた。また、該撓みや
傷、磨耗のため工具寸法である工具長及び工具径の測定
精度が低下し、結果的に製品(ワーク)の加工精度が低
下した。
具の径の測定は不可能であった。一方、工具と測定子と
を接触させない非接触式の工具寸法の測定方法として磁
気センサや光センサ等を用いて測定する測定方法も公知
であるが、いずれもセンサ自身の分解能の不十分さ、加
工時の工具や製品の磁化による影響、工作油等の汚れに
より反射光の低下等の問題があり、高精度な測定に適す
るものではなかった。
たものであって、その目的とするところは、工具を加工
状態と同様の状態で正転させながら測定しても、工具が
測定子に接触することなく工具寸法である工具長及び工
具径の測定ができ、またテーパー工具の径やテーパー角
度の測定も可能な高精度で実用的な非接触式の工具寸法
の測定方法を提供することにある。
つの製品(ワーク)を完成させるには、複数の工具をA
TC(自動工具交換装置)により交換して使用するた
め、工具単体の寸法精度も重要ではあるが、むしろ複数
使用される工具間の累積誤差の方が製品(ワーク)の寸
法に大きく影響し、品質上問題視されること多い。従っ
て、ATC(自動工具交換装置)により交換して使用さ
れる複数の工具の寸法測定が高精度に迅速にできれば、
その結果として高品質、低コストな製品(ワ−ク)を提
供することになる。
めに、本発明に係わる工具寸法の測定方法は、工作機械
の主軸とテーブルとの間に電位差を与えておき、前記主
軸に取り付けた工具と前記テーブルに固定した測定子と
の相対位置を電気導通により検出して前記工具の寸法を
測定する方法において、前記検出は前記工具と前記測定
子との間に非接触状態において発生する放電現象を捉え
て行うことを特徴とする。
子の前記主軸に垂直な上面に近接させた位置で、前記主
軸を径方向に相対移動させながら検出した主軸方向の位
置に基づいて工具長を測定することを特徴とする。
子の前記主軸に平行な側面に近接させた位置で、前記主
軸を前記平面に平行な径方向に相対移動させながら検出
した径方向の位置に基づいて工具径を測定することを特
徴とする。
ほぼ同じ回転数であることを特徴とする。
と前記主軸に平行な側面との稜線部にRを形成した測定
子を用いてテーパー工具の工具径を測定することを特徴
とする。
法の実施の形態を図面に基づいて説明する。まず、本発
明を実施するための装置例について図1から図3に基づ
いて説明する。図1は本発明に係わる装置例を示す概略
斜視図、図2は導通センサの原理説明図、図3は測定子
の斜視図であり、図3(a)は稜線に一種類の寸法のR
を持ち、図3(b)は2種類の寸法のRを持つものであ
る。
センタ1は、前記従来例である特開昭64−16353
号及び特開昭64−16354号に開示されたマシニン
グセンタと同様の構成を有しているので、詳細な説明を
省略する。まず、ベッド2上にY軸(矢印Y)方向へ移
動可能なテーブル3を備え、且つ、コラム4及びビーム
5に支持されX軸(矢印X)方向へ移動可能なサドル6
とサドル6に設けられたZ軸(矢印Z)方向へ移動可能
な主軸7を備えた全体構成となっている。主軸7の下端
には、加工内容に応じた工具8が装着される。そして、
9はATCであり、マシニングセンタ1の背部に設置し
てあるツールマガジン9aから所要の工具を取り出し、
主軸7に装着するものである。また、20はNC装置で
あって、マシニングセンタ1、ATC9を制御して所要
の加工作業を行なわせるとともに、テーブル3、サドル
6、主軸7等の座標読取を適宜行なう。
には主軸7を正極にテーブル3を負極にして電位差Vが
印加されており、保持コラム7A内には、励起コイル1
0Aと検出コイル10Bとより成る公知の導通センサ1
0が配設されている。導通センサ10とNC装置20と
はコントロールアンプ21を介して電気的に接続されて
いる。そして主軸7に装着した工具8と後述する測定子
11との間に電位差Vによる放電現象が発生した瞬間に
閉ループ回路10Cが構成され、マシニングセンタ1内
を導電体として流れる電流により、励起された高周波電
流をコントロールアンプ21で検出、増幅し導通信号と
してNC装置20に伝達する。そしてNC装置20はそ
の時に主軸7の座標を読み取り、導通信号の処理、演
算、記憶及び各動作指令を行なう。
1はテーブル3にステー12を介して取り付け固定した
略直方体形状の測定子であって、主軸7のZ軸方向に垂
直な平面である上面11Aと、上面11Aとの稜線部1
1Cに同寸法のRを形成して接続するZ軸に垂直でY軸
に平行な平面である一方の側面11Bと同じくこれに対
向する他方の側面11B′とを持ち、各々の平面は鏡面
仕上げされている。
センタ1により実施される、本発明に係わる工具長の測
定方法を図面により説明する。図4はマシニングセンタ
1の正面即ちY軸方向から見た同工具長の測定原理図、
図5は同工具寸法の基本的測定手順を示すフローチャー
トである。
直上空を測定子の領空と呼ぶことにする。sは回転状態
にある工具8である回転工具8′と測定子11との間で
放電現象が起きる時の放電隙間であって、印加する電位
差Vによりその大きさをある程度任意に設定できるが、
本実施の形態では0.5μmに設定し予めNC装置20
に記憶させてある。従って、工具8と測定子11とは接
触することなく導通センサ10が迅速に導通信号を出力
できる。
させ工具8を回転工具8′とし(図5のステップS
1)、次に回転工具8′が測定子11の領空外であり、
X軸座標が測定子11と干渉しない任意のX1、Y軸座
標が測定子11の側面11Bの幅以内の図示しない任意
の値、Z軸座標が測定子11上方の任意の値Z4である
待機位置に待機させる(ステップS2)。
7を、Z軸座標がZ4 から平面11Aの高さZ2との
間に隙間tを持つように予め設定したZ5 へ下降(垂
直移動)させて、ここを測定の基準位置とする(ステッ
プS3)。この場合、工具8先端の位置を従来の特開昭
64−16353号の工具長測定方法で測定しておき、
隙間tは既知の平面11Aの高さ位置であるZ2を基準
として設定する。ここで、隙間tの大きさは放電隙間s
より十分大きく、かつ測定時間を無用に長引かせない値
として適宜設定される意味のある値であり、ここでは1
5μmとしている。
まま回転工具8′を測定基準位置のX座標X1から測定
子11の上面11A上に予め設定した任意の測定位置の
X座標X2まで往復移動(ステップS4)させて、その
間に放電現象の発生即ち導通センサ10の検出があった
か否かをチェックする(ステップS5)。そして、検出
がないときは、回転工具8′を測定基準位置におけるZ
軸方向を移動軸として測定子11に近づくように微小送
りする(ステップS6)。
m)後にそのZ軸座標を保ったまま回転工具8′をX軸
方向にX1からX2までの往復移動(ステップS4)を
させ、再び導通センサ10の検出をチェックする(ステ
ップS5)。このようにして導通センサ10が検出する
まで、微小送り(ステップS6)と座標X1からX2ま
での往復移動(ステップS4)を繰り返す。そして回転
工具8′先端が放電隙間s内に入った時に回転工具8′
と測定子11との間に放電現象が起こり、導通センサ1
0が検出して導通信号を発生をする。この時のZ軸座標
がNC装置20に記憶される(ステップS7)。
定結果を後述の式によって演算記憶(ステップ8)して
工具長測定を終了する。なお、測定基準位置から所定距
離下降しても導通信号が検出されない場合は、プログラ
ム上で異常と判断して警報を鳴らすことになる。
測定子11上面11AのZ軸座標Z2は予め分かってお
り、よって、距離|Z1−Z2|は既知の値である。そ
して、回転工具8′の先端が上記待機位置における高さ
Z4から下降して、測定子11の上面11A近傍で放電
し導通信号を発生するまでに移動した座標変位を|Z3
−Z4|とすると、|Z1−Z4|=|Z1−Z2|+
s+|Z3−Z4|の式が成り立ち、回転工具8′の移
動距離|Z3−Z4|を測定すれば、上式をもって工具
長としての座標変位|Z1−Z4|が算出できる。
テーブル3上面から回転工具8′の先端までの高さ|Z
1−Z4|(待機位置の工具高さ)を「工具長」として
測定する。なお、「工具長」を狭義に解すると、図4に
Hで示す工具両端間の長さを意味することになるが、加
工作業においては、上記Hよりも待機位置の工具高さ|
Z1−Z4|を測定し、この高さ位置から製品(ワー
ク)までの間隔を算出する方が一般的であり、広い意味
で|Z1−Z4|の測定をも「工具長測定」と言う。本
実施の形態においては「工具長」を広義にとらえてい
る。
わる工具径の測定方法について図面に基づいて説明す
る。図6(a)は、本発明に係わる工具径の測定動作を
示す要部概略正面図、図6(b)は、同要部概略平面図
である。工具径測定の場合の工程フローチャートは図5
と同じであるから、図5を用いて説明する。
7を加工時と同様な状態に回転させ工具8を回転工具
8′とし(図5のステップS1)、回転工具8′が測定
子11の領空外であり、X座標が側面11B(X座標X
5)から隙間w離れたX3、Y座標が図6(b)に示す
ように側面11Bの幅外である任意の位置Y1、Z軸座
標が測定子11より上方のZ軸座標である図示しない待
機位置に移動させる(ステップS2)。ここで、隙間wの
大きさは放電隙間sより十分大きく、かつ測定時間を無
用に長引かせない値として適宜設定される値であり、こ
こでは15μmとしている。
したまま図6(a)に示すように、工具8′の先端が側
面11Bの平面部分の高さ範囲内のZ軸座標Z6まで主
軸7を下降(垂直移動)させ(ステップS3)、ここを測
定の基準位置とする。
をX、Z軸座標を保持しながらY軸座標をY1から測定
子11の側面11Bの幅内に予め設定してある測定位置
Y2まで、側面11Bに平行に往復移動(ステップS4)
させ、その間に導通センサ10の検出があったか否かを
チェックする(ステップS5)。そして、検出がなければ
測定基準位置のX軸方向を移動軸として回転工具8′を
側面11Bの方へ微小送りして接近(ステップS6)させ
た後、基準位置のY座標Y1から測定位置Y2までの往
復移動(ステップS4)を、導通センサ10が検出して導
通信号を発生をする(ステップS5)まで繰り返しなが
ら、工具8′を測定子11方向に接近させる。
より、導通信号を発生した位置(センサ検出位置)X4
はNC装置20により記憶される(ステップS7)。以下
の工程は工具長の測定の場合と同様なので説明を省略す
る。
X4から測定子11の側面11BであるX軸座標X5ま
での距離は|X4−X5|であり、工具径Dは回転工具
8′の回転軸心Cから回転工具8′の最外側端8′Aま
での距離の2倍であるから、式D=2(|X4−X5|
−s)で演算できる。従って、側面11BのX軸座標X
5が既知である場合には、回転工具8′の最外側端8′
Aが測定子11の側面11B近傍で放電し、導通信号を
発生した時点での回転工具8′の回転軸心CであるX軸
座標X4を測定すれば、上記関係式によって工具径Dを
算出できる。このように測定子11の一方の側面におけ
る測定のみで、加工時と略同じ工具径Dが測定可能とな
る。
熱変位によりX、Y軸座標が設定値に対して僅かな誤差
を生ずることが考えられ、これを無視できない場合に
は、図6(a)に示すように、主軸7を側面11B′側
の測定の基準位置であるX3′に移動させ、側面11
B′においても側面11B側と同様な工程を経てセンサ
検出位置X4′を測定してNC装置20に記憶させ、D
=|X4−X4′|−(b+2s)で演算すればこの誤
差を吸収できる。ここで、放電隙間s並びに対向側面1
1B、11B′間の距離bは既知の値であるから、両側
面11B、11B′のセンサ検出位置X4、X4′を測
定し記憶すれば、NC装置20による上式の演算により
回転工具8′の工具径が求められ記憶される。
を非接触の放電現象を捉えて行うことにより工具8及び
測定子11に測定圧を加えることがないので、工具8及
び測定子11の撓みや磨耗の発生を防止し、φ数10mm
径の工具は勿論、φ0.1〜0.2mmの小径工具を高精
度に測定することができる。
テーパー工具の径の測定方法について図面に基づいて説
明する。図7は本発明に係わるテーパー工具径の測定原
理図である。
間sを回転テーパー工具80′と測定子11の稜線部1
1Cとの間に設定するところに特徴がある。そして回転
テーパー工具80′の先端から任意の高さh1、h2で
ある2個所の工具径D1、D2を測定すればテーパー角
度も計算できるわけである。なお、ここで測定子11の
位置が正確に把握されていることが前提となる。まず、
工具径D1の測定であるが、前記ストレート工具径測定
の場合と同様な図示しない待機位置から測定基準位置ま
で下降させる。この場合の主軸7の測定基準位置は、予
め本発明の工具長測定方法で測定しておいた回転テーパ
ー工具80′先端のZ軸座標Z7を基準にして高さh1
の位置を、予めテーパー角度(勾配の呼び寸法θ)から
計算される回転テーパー工具80′と稜線部11Cとの
当接点PのZ軸座標と一致させ、X軸座標は、当接点P
と該当接点Pに当接するやはり工具先端の呼び径から計
算で求めた工具側の当接点P1との距離がX軸方向に隙
間u離した位置となるX6として、Y軸座標は回転テー
パー工具80′が測定子11と干渉しない側面11Bの
幅方向の外側にあるような位置とする。
の場合の隙間t並びに工具径測定の場合の隙間wと同様
であり、放電隙間sより十分大きく、かつ無用に測定時
間を長引かせない寸法の範囲で適宜設定する値であっ
て、この場合も15μmとしている。
の測定方法と同様の方法で、測定子11の稜線部11C
との放電により電気導通が得られるセンサ検出位置のX
座標X7を測定することにより算出できる。また、工具
径D2も工具径D1の場合と全く同様に測定することが
出来る。以上のようにして求めた工具径D1、D2の値
とその間の距離|h2−h1|とから、正確な実際のテ
ーパー角度(勾配θ)が、式θ=tan−1(|D2−
D1|/2×|h2−h1|)によって求められる。そ
して、測定して得られた実際のテーパー角度(勾配θ)
を基にして、回転テーパー工具80′の正確な実際の先
端径が演算で求められることになる。
り量は、0.5μm間隔のステップ移動により行なうの
で、結果的に0.5μm単位の測定の分解能を有するこ
とになり、実際の放電隙間sは設定値よりも小さいこと
が考えられるが、その誤差は僅かであるから許容でき
る。さらに、放電隙間sや微小ステップ送りの寸法を小
さく設定すれば測定精度はあがるが、実用上ではその必
要がない。
た実施の形態に限定されるものではなく、図3(b)に
示すように両稜線部にそれぞれ対向するように寸法の異
なるRであるR1(例えば1mmR)、R2(例えば0.
5mmR)を形成しておくことにより、工具寸法の異なる
テーパー工具の測定を段取り換えをすることなく一つの
測定子で行うことができる。さらにまた、工具をスタイ
ラスに、測定子を金属加工物に置き換えて、金属加工物
の寸法測定に応用することができることは言うまでもな
い。また、以上の実施の形態では主軸が縦型のマシニン
グセンタとなっているが、主軸が横型の工作機械にも全
く同様に適用できることは言うまでもない。また、X軸
座標、Y軸座標は互いに入れ替わっていてもよい。
工具寸法の測定方法によれば、工具長及び工具径の測定
方法は、例えば0.5μm間隔の微小送りにより最終的
な測定を行なうので、工具長を高精度に測定できること
は言うまでもなく、φ数10mm径の工具は勿論、φ0.
1〜0.2mmの小径工具を高精度に測定することがで
き、この結果、超高精度な加工が実現した。さらに、非
接触により導通センサ10を作動させることにより工具
及び測定子に測定圧を加えることがないので、工具及び
測定子の撓みや傷、磨耗の発生を防止した。従って工具
及び測定子の耐久性が大巾に向上した。さらに、R付測
定子を用いることで、テーパー工具の径及びテーパー角
度の正確な測定も可能となった。
斜視図である。
フローチャートである。
ある。
Claims (5)
- 【請求項1】 工作機械の主軸とテーブルとの間に電位
差を与えておき、前記主軸に取り付けた工具と前記テー
ブルに固定した測定子との相対位置を電気導通により検
出して前記工具の寸法を測定する方法において、前記検
出は前記工具と前記測定子との間に非接触状態において
発生する放電現象を捉えて行うことを特徴とする工具寸
法の測定方法。 - 【請求項2】 前記工具を回転させながら前記測定子の
前記主軸に垂直な上面に近接させた位置で、前記主軸を
径方向に相対移動させながら検出した主軸方向の位置に
基づいて工具長を測定することを特徴とする請求項1記
載の工具寸法の測定方法。 - 【請求項3】 前記工具を回転させながら前記測定子の
前記主軸に平行な平面に近接させた位置で、前記主軸を
前記平面に平行な径方向に相対移動させながら検出した
径方向の位置に基づいて工具径を測定することを特徴と
する請求項1記載の工具寸法の測定方法。 - 【請求項4】 前記工具の回転は加工時とほぼ同じ回転
数であることを特徴とする請求項2または請求項3記載
の工具寸法の測定方法。 - 【請求項5】 前記主軸に垂直な上面と前記主軸に平行
な側面との稜線部にRを形成した測定子を用いてテーパ
ー工具の工具径を測定することを特徴とする請求項3記
載の工具寸法の測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1891698A JPH11207573A (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | 工具寸法の測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1891698A JPH11207573A (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | 工具寸法の測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11207573A true JPH11207573A (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=11984945
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1891698A Pending JPH11207573A (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | 工具寸法の測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11207573A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014087883A (ja) * | 2012-10-30 | 2014-05-15 | Toshiba Mach Co Ltd | 工具長測定方法および工作機械 |
CN112902837A (zh) * | 2020-12-29 | 2021-06-04 | 山西裕鼎精密科技有限公司 | 刀检仪以及应用于所述刀检仪的刀检方法 |
CN113681352A (zh) * | 2021-09-18 | 2021-11-23 | 中国航空工业集团公司北京航空精密机械研究所 | 基于双接触式工件测头的数控机床在机测量方法 |
-
1998
- 1998-01-30 JP JP1891698A patent/JPH11207573A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113681352A (zh) * | 2021-09-18 | 2021-11-23 | 中国航空工业集团公司北京航空精密机械研究所 | 基于双接触式工件测头的数控机床在机测量方法 |
CN113681352B (zh) * | 2021-09-18 | 2023-12-15 | 中国航空工业集团公司北京航空精密机械研究所 | 基于双接触式工件测头的数控机床在机测量方法 |
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