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JPH11206778A - 体腔内超音波プローブ - Google Patents

体腔内超音波プローブ

Info

Publication number
JPH11206778A
JPH11206778A JP10014362A JP1436298A JPH11206778A JP H11206778 A JPH11206778 A JP H11206778A JP 10014362 A JP10014362 A JP 10014362A JP 1436298 A JP1436298 A JP 1436298A JP H11206778 A JPH11206778 A JP H11206778A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic
puncture
puncture needle
attachment
needle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10014362A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Tsutaki
新一 蔦木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP10014362A priority Critical patent/JPH11206778A/ja
Publication of JPH11206778A publication Critical patent/JPH11206778A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods
    • A61B17/34Trocars; Puncturing needles
    • A61B17/3403Needle locating or guiding means
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
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    • A61B8/08Clinical applications
    • A61B8/0833Clinical applications involving detecting or locating foreign bodies or organic structures
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 体腔内超音波プローブ自体に対しては消毒等
を簡単にできると共に、穿刺方向を簡単に変更できる穿
刺の操作性が良い体腔内超音波プローブを提供する。 【解決手段】 先端部11に超音波振動子12を内蔵
し、放射状に超音波を送受する体腔内超音波プローブ本
体4には穿刺針35をガイドするガイド孔を有する可撓
性シャフトを移動自在とする穿刺用アタッチメント5が
着脱自在で装着され、この穿刺用アタッチメント5の手
元側の操作摘み42を操作して可撓性シャフトを移動す
ることにより、アタッチメント先端部21の超音波放射
面に沿うように屈曲させたスライド支持部32のスライ
ドガイド溝に沿って可撓性のガイド部材33が移動し、
このガイド部材33の穿刺針ガイド孔にガイドして挿通
される穿刺針35の突出して刺入される方向を可変でき
る構成にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、体腔内に挿入され
る挿入部の先端部に配置した超音波振動子による超音波
観察の下で、穿刺針を刺入する機能を備えた体腔内超音
波プローブに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、体腔内に挿入して体腔内を診断或
いは検査する体腔内の診断装置として内視鏡の他に、超
音波を利用した超音波診断装置が用いられることがあ
る。このような診断装置においては、超音波観察下で、
穿刺針で病変組織を採取することがしばしば行われる。
このために、体腔内に挿入される体腔内超音波プローブ
には穿刺針の穿刺方向をガイドするガイド機構或いは通
路を有するものがある。
【0003】第1の従来例の体腔内超音波プローブとし
て例えば、特開平7−204160号公報に開示されて
いる超音波内視鏡がある。この従来例では穿刺針の突出
方向を変えられるように交換可能な通路形成駒を設けて
いる。また、第2の従来例として例えば実公平6−27
128号公報では体腔内超音波プローブに着脱自在の穿
刺アタッチメントを取付けられるようにしたものを開示
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】第1の従来例では穿刺
方向を変更しようとした場合には、その都度に通路形成
駒を変えなければならず、煩わしい操作が必要になる。
また、体腔内に挿入した後に変更を行うためには超音波
内視鏡を体腔内から出して変更しなければならないた
め、検査中に穿刺方向を変えたい場合には、手間がかか
り、術者の負担が大きくなるし、患者の苦痛も大きくな
り、操作性が低いものであった。また、超音波内視鏡本
体に通路を設けたものでは、使用後の消毒或いは滅菌に
手間がかかる場合がある。
【0005】この点に関しては、第2の従来例は体腔内
超音波プローブ自体には通路を設ける必要がないので、
消毒等を短時間にかつ簡単に行うことができるメリット
があるが、穿刺方向を変更できない欠点がある。
【0006】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
ので、体腔内超音波プローブ自体に対しては消毒等を簡
単にできると共に、穿刺方向を簡単に変更できる穿刺の
操作性が良い体腔内超音波プローブを提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の体腔内超音波プ
ローブは体腔内に挿入される長尺の挿入部の先端部に超
音波振動子を配した体腔内超音波プローブ本体と、該体
腔内超音波プローブ本体に着脱自在に装着可能で、生体
臓器に刺入される穿刺針を挿通するための穿刺針ガイド
部を有する超音波ガイド下穿刺用アタッチメントとを具
備した体腔内超音波プローブにおいて、前記超音波ガイ
ド下穿刺用アタッチメントに穿刺針の生体臓器への刺入
角度を可変とする穿刺針刺入角度調整手段を設けること
により、体腔内超音波プローブ自体に対しては消毒等を
簡単にできると共に、穿刺方向を簡単に変更でき、良好
な穿刺の操作性を確保している。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図5は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態を備えた超
音波診断装置の構成を示し、図2は体腔内超音波プロー
ブ本体の構成を示し(図2(A)は、体腔内超音波プロ
ーブ本体を示し、図2(B)はその先端部の構成を示
す)、図3は(超音波ガイド下)穿刺用アタッチメント
の構成を示し、図4は穿刺用アタッチメントの電気系の
構成を示し、図5は本実施の形態の作用説明図を示す。
【0009】図1に示すように超音波診断装置1は本発
明の第1の実施の形態の体腔内超音波プローブ2と、こ
の体腔内超音波プローブ2が接続され、超音波を送受す
る超音波振動子12を駆動したり受信した信号に対する
信号処理を行うと共に、超音波断層像を表示する超音波
観測装置3とからなる。
【0010】この体腔内超音波プローブ2は体腔内に挿
入される体腔内超音波プローブ本体4と、この体腔内超
音波プローブ本体4に着脱自在で装着される超音波ガイ
ド下穿刺用アタッチメント(以下、単に穿刺用アタッチ
メントと略記)5とから構成される。
【0011】体腔内超音波プローブ本体4は図2にも示
すように体腔内に(具体的には、経膣用、或いは経直腸
用)挿入される長尺の挿入部6と、この挿入部6の後端
に設けられた把持部7と、この把持部7の後端から一端
が延出された超音波コード8とを有し、この超音波コー
ド8の他端にはコネクタ9が設けてあり、このコネクタ
9は超音波観測装置3に着脱自在で接続される。挿入部
6の先端部11の内部には、回転駆動される超音波振動
子12が配置され、この超音波振動子12に接続された
図示しない信号線は挿入部6、把持部7、超音波コード
8の内部を挿通され、コネクタ9に至る。
【0012】そして、このコネクタ9から超音波観測装
置3内部の分波回路13を介して送信回路14と、受信
回路15とに接続される。送信回路14は送信用の高周
波パルスを発生して、送信時に送信回路14に接続され
た分波回路13を介して超音波振動子12に印加して超
音波をパルス状に発生させ、体腔内の生体臓器等の検査
部位側に出射する。なお、分波回路13は、超音波プロ
ーブ2内に設けても良い。
【0013】その後に分波回路13は受信回路15と接
続される状態に切換えられ、検査部位側で反射された反
射超音波は再び超音波振動子12で受信して電気信号に
変換されたエコー信号を分波回路13を介して受信回路
15に導く。
【0014】この受信回路15で増幅、包洛線検波等さ
れて、エコー信号の振幅に比例した輝度信号に変換さ
れ、A/D変換されて一旦メモリに格納され、メモリに
格納された信号データはさらにディジタルスキャン変換
されて直交座標系の映像信号に変換されて受信回路15
から出力され、さらにスーパインポーズ回路16を介し
てモニタ17に入力され、このモニタ17の表示面に超
音波断層像が表示される。
【0015】図2に示すように体腔内超音波プローブ本
体4の先端部11の基端寄りの外周面には第1の凹部1
8が設けられ、さらに把持部7の前端寄りの外周面には
第2の凹部19が設けられ、図3に示すように穿刺用ア
タッチメント5の先端部、つまりアタッチメント先端部
21に設けた凸部22を第1の凹部18に嵌め、穿刺用
アタッチメント5の手元側本体23に設けた取付け用リ
ング24を第2の凹部19に嵌め込むことにより、図1
に示すように体腔内超音波プローブ本体4に穿刺用アタ
ッチメント5を着脱自在で位置決め固定或いは装着でき
るようになっている。
【0016】図2(A)の先端部11を拡大した図2
(B)に示すように、体腔内超音波プローブ本体4の先
端部11はその基端に対して超音波透過性のある硬質ポ
リエチレン、ポリメチルペンテン等の材質で中空にした
音響キャップ25が被せるようにして取付けられてい
る。
【0017】この音響キャップ25は先端側が半円筒形
状にされてその内部の中心位置にプーリ等が設けられた
回転支持体26が軸27に回転自在に取付けられ、この
回転支持体26はこれに架け渡したベルト或いはワイヤ
等の回転伝達部材28を介して先端部11の基端内部或
いは把持部7内部に配置した図示しないモータと接続さ
れ、矢印で示すように一定速度で回転駆動される。
【0018】この回転支持体26は外周側が切り欠かれ
て超音波振動子12が固着され、回転支持体25の回転
と共に軸27の周りで回転され、この回転に同期して超
音波振動子12の超音波送受面から超音波を送受する。
そして、所定の角度範囲に対して超音波を送受すること
により、図2(A)の2点鎖線で示す描出範囲29に対
する超音波断層像をモニタ17に表示できるようにして
いる。
【0019】なお、音響キャップ25内部には超音波を
伝達する音響媒体30が充満されており、超音波振動子
12から出射される超音波を伝達し、さらに音響キャッ
プ25の先端側の超音波放射面部分を透過して、放射状
に出射され、この音響キャップ25が押し付けるように
して密着された体腔内の検査部位側に超音波を出射す
る。
【0020】また、回転支持体26には図示しないエン
コーダが取付けられており、超音波振動子12の回転角
度位置を検出し、送信回路14に出力し、送信回路14
はこの検出信号に同期して送信信号を出力する。さら
に、軸27には図示しないスリップリングが取り付けて
あり、回転される回転支持体26側(つまり、ロータ
側)と回転されない軸27側(つまり、ステータ側)と
で電気信号の伝達を行えるようにしている。なお、エン
コーダは、把持部7内のモータに接続しても良い。
【0021】本実施の形態ではこの体腔内超音波プロー
ブ本体4に図3に示す穿刺用アタッチメント5を着脱自
在で装着して、超音波断層像による観察下で、穿刺操作
を行えるようにしている。
【0022】この穿刺用アタッチメント5は長尺の軸部
31の先端側にアタッチメント先端部21を設け、この
軸部31の後端側に手元側本体23を設けている。この
アタッチメント先端部21は先端側が屈曲したほぼ板形
状で、その両側に体腔内超音波プローブ本体4の先端部
11の第1の凹部18に嵌め込むことができる凸部22
を突設している。
【0023】つまり、このアタッチメント先端部21は
体腔内超音波プローブ本体4の先端部11の例えば上部
側の外周面(超音波放射面)の両周縁部分に当接して位
置決め固定できるようにその先端側は下方に円弧状に屈
曲したスライド支持部32を有し、またアタッチメント
先端部21の基端の両側から凸部22を延出している。
【0024】このスライド支持部32は屈曲したほぼ板
形状で、その中央部を先端側から切り欠いて凹部を形成
し、この切り欠き部分にスライド自在に配置される樹脂
製で超音波透過性および可撓性を有するほぼ板形状のガ
イド部材33の両端が嵌め込まれてスライド自在とする
スライドガイド溝34が設けてある。このガイド部材3
3はその中央に穿刺針35を通すことができる穿刺針ガ
イド部となる穿刺針ガイド孔36(図5(A),(B)
参照)が設けてある。
【0025】また、このガイド部材33の後端には、穿
刺針ガイド孔36に連通するように中空で穿刺針35を
通すことができるガイド孔37を設けた可撓性シャフト
38の先端が固着されている。
【0026】この可撓性シャフト38はアタッチメント
先端部21及び軸部31内に設けたシャフト挿通孔39
を通してその後端は手元側本体23に至る。この手元側
本体23にはシャフト挿通孔39に連通する孔が設けら
れている。そして、この孔の後端から可撓性シャフト3
8内のガイド孔37を通すようにして穿刺針35を挿入
したり、可撓性シャフト38内に挿通した穿刺針35を
抜去したり、或いはこの孔から突出する穿刺針35の後
端側を前後に移動操作することにより、穿刺針35を進
退する操作等を行うことができるようにしている。
【0027】また、この孔は手元側本体23の上部側に
設けた長孔41内で可撓性シャフト38の後端が露出
し、この可撓性シャフト38の後端にその基端を固着し
た手元側操作手段としての操作摘み42が長孔41から
外部に突出している。
【0028】そして、この操作摘み42を操作して長孔
41内でその長手方向に移動することにより、可撓性シ
ャフト38を前後に移動する操作を行うことができ、従
ってこの操作により可撓性シャフト38の先端に固着し
た可撓性を有するほぼ板形状のガイド部材33を屈曲し
たスライドガイド溝34に沿って移動することができる
ようにしている。
【0029】このスライドガイド溝34は図3或いは図
5(A)、(B)に示すように音響キャップ25の外周
面の超音波放射面に沿って屈曲しているので、このスラ
イドガイド溝34に沿って可撓性を有するガイド部材3
3を移動することにより、このガイド部材33の穿刺針
ガイド孔36によりガイドされる穿刺針35の突出(穿
刺)する方向(或いは角度)を可変(或いは調整)する
ことができる穿刺針穿刺方向可変機構或いは穿刺針刺入
角度調整手段(以下、単に方向可変機構或いは角度調整
手段と略記)43を形成している。
【0030】なお、穿刺針35も適度の可撓性及び弾性
を有し、ガイド部材33が屈曲すると、その屈曲した際
の穿刺針ガイド孔36の内壁に沿って屈曲し、屈曲させ
る力が作用していないと、その弾性で直線状になる。
【0031】また、本実施の形態では操作摘み42を操
作した場合にも超音波断層像上で、穿刺針35の突出方
向(或いは刺入方向)及び距離等の情報を表示する手段
を設けている。
【0032】このために、図4に示すように例えば(可
撓性シャフト38の後端に取り付けた)操作摘み42に
はスライド抵抗器等、操作摘み42の移動位置に応じて
その抵抗値等が変化することにより、可撓性シャフト3
8の先端側の基準位置の検出(具体的には可撓性シャフ
ト38の先端に連結されたガイド部材33の穿刺針ガイ
ド孔36の先端位置の検出)が可能となる位置検出手段
45が接続されており、この位置検出手段45の出力信
号は位置信号送信回路46に入力され、この位置信号送
信回路46は位置信号を出力する。
【0033】この位置信号は手元側本体23の後端から
延出される信号伝送用のケーブル47で伝送され、この
ケーブル47の先端に設けたコネクタ48を観測装置3
に接続することにより、観測装置3内の演算処理回路4
9に入力される。
【0034】演算処理回路49では操作摘み42が最も
後方位置に設定された初期状態での穿刺針ガイド孔36
の先端位置の基準位置情報と、スライドガイド溝34の
屈曲した曲率半径等の基準情報が予め格納されている。
【0035】そして、入力される位置信号からこれらの
情報を参照して刺入方向(或いは刺入角度)に変換する
演算処理を行い、その演算結果を画像情報に変換してス
ーパインポーズ回路16を介してモニタ17に出力し、
モニタ17の表示面上で超音波断層像に穿刺針35の基
準位置、例えば図5(C)、(D)に示すようにガイド
部材33の先端位置を穿刺針35の基準位置とした針突
出始点マーカ51と、刺入距離を示す刺入距離マーカ5
2とを表示する。
【0036】なお、図5(A)は操作摘み42を最も後
方側の所定位置に設定した初期状態での体腔内超音波プ
ローブ2の先端側を示し、図5(C)はこの状態でのモ
ニタ17の表示面に表示されるマーカを示し、図5
(B)は図5(A)の状態で、操作摘み42を前方に移
動した場合での体腔内超音波プローブ2の先端側を示
し、図5(D)はこの状態でのモニタ17の表示面に表
示されるマーカを示す。
【0037】なお、図5(C),(D)では超音波断層
像と穿刺針の像を表示していないが、実際にはこれらに
重畳してマーカ51,52が表示される。このような構
成の本実施の形態の作用を以下に説明する。
【0038】体腔内超音波プローブ本体4の第1の凹部
18と第2の凹部19とに穿刺用アタッチメント5の凸
部22と取付け用リング24とをそれぞれ嵌め込むこと
により、図1に示すように体腔内超音波プローブ本体4
に穿刺用アタッチメント5が装着された体腔内超音波プ
ローブ2にすることができる。
【0039】そして、コネクタ9,48を観測装置3に
接続する。そして、この体腔内超音波プローブ2を体腔
内に挿入し、その先端部11の音響キャップ25の半円
筒状にした超音波放射面部分を生体臓器等の超音波検査
部位に押し付ける。なお、体腔内に挿入する場合には、
穿刺針35は穿刺用アタッチメント5に取付けないで挿
入するか、取り付けた状態で挿入する場合には図1或い
は図5(A)に示す状態よりも穿刺針35を後方に待避
させた状態で行う。
【0040】そして図示しない電源スイッチをONし、
さらに図示しないキーボード或いはフットスイッチ等で
超音波断層像の表示の指示操作を行う。すると、送信回
路14は送信信号を超音波振動子12にパルス的に印加
して、回転駆動される超音波振動子12からその回転位
置に同期して放射状に超音波が順次送出され、音響キャ
ップ25の超音波放射面を透過して検査部位側に対して
所定の描出範囲29で超音波で走査する。
【0041】各パルス的に送出された超音波は検査部位
側での音響インピーダスが変化している部分で反射され
て反射超音波となり、超音波振動子12で受信され、電
気信号、つまりエコー信号に変換され、受信回路15で
信号処理されて、スーパインポーズ回路16を介してモ
ニタ17の表示面に超音波断層像を表示する。
【0042】この超音波断層像を術者は観察し、生検し
た方が良い部分が存在する場合には、図示しないマーカ
表示の指示スイッチを操作し、モニタ17の表示面に図
5(C)に示すように針突出始点マーカ51と、刺入距
離を示す刺入距離マーカ52とを表示させる。
【0043】この場合、操作用摘み42を長孔41内で
最も後方位置に設定した初期状態でのガイド部材33の
穿刺針ガイド孔36の先端位置の位置情報が針突出始点
情報として予め演算処理回路49に格納されているの
で、針突出始点マーカ51が表示される。また、この穿
刺針ガイド孔36の先端側を延長させた線に距離情報を
付加したものが刺入距離マーカ52として表示される。
【0044】そして、この針突出始点マーカ51の前方
の刺入距離を示す刺入距離マーカ52上に穿刺針35で
穿刺しようとする組織部分が位置するように操作摘み4
2を前後に移動して穿刺角度の調整を行う。
【0045】この調整が終了したら、穿刺用アタッチメ
ント5の手元側本体23の後端側から穿刺針35の先端
側を挿入していく。そして、穿刺針35が描出範囲29
内に届くと、穿刺針35の像も表示される。なお、本実
施の形態ではガイド部材33を超音波透過性を有する部
材にしているので、ガイド部材33の先端側等が超音波
の描出範囲29内に突出した状態でもその突出した部分
でも(生体臓器に対する)超音波像を観測できる。
【0046】そして、その穿刺針35の先端がガイド部
材33の先端に届いた状態から刺入距離マーカ52の距
離だけ穿刺針35をさらに前進する操作を行うことによ
り、刺入により生検を行おうとする目標部位の組織に穿
刺針35の先端を容易に導くことができ、組織採取がで
きる。
【0047】そして、この穿刺針35を引き抜く操作を
行うことにより、採取した組織を詳細に検査することが
できる。さらに、他の部位で組織採取を行う場合には、
上述のように操作摘み42を前後に移動して、刺入距離
マーカ52上に穿刺針35で穿刺しようとする組織部分
が位置するように穿刺角度の調整を行った後、穿刺針3
5を穿刺用アタッチメント5の手元側本体23の後端側
から挿入していくことにより同様に行うことができる。
【0048】そして、超音波診断が終了した後には、体
腔内超音波プローブ2を体腔内から引き出して、体腔内
超音波プローブ本体4と穿刺用アタッチメント5とに分
離することにより、体腔内超音波プローブ本体4には穿
刺針35のガイド孔等が設けていない洗滌及び消毒し易
い構造であるので、短時間にかつ容易に洗滌及び消毒が
でき、従って短時間の後に、次の検査に使用できる。
【0049】一方、穿刺用アタッチメント5として、複
数の穿刺用アタッチメント5を用意しておけば、短時間
で消毒した体腔内超音波プローブ本体4に別の穿刺用ア
タッチメント5を装着して同様に検査に使用できる。
【0050】このように本実施の形態では、超音波の描
出範囲29内で、手元側での操作により穿刺針35の先
端の突出方向を遠隔的に調整できる角度調整手段43を
設けているので、穿刺針35で穿刺しようとする部位の
組織を簡単に採取できる。
【0051】また、本実施の形態では、角度調整手段4
3の調整により、その状態での穿刺針35がガイドされ
る刺入方向及び距離を超音波断層像上で表示できるよう
にしているので、穿刺の操作を簡単かつ容易に行うこと
ができる。また、連続して異なる位置での組織の採取等
も従来例に比べてはるかに容易に行うことができる。
【0052】また、本実施の形態では体腔内超音波プロ
ーブ本体4に対して角度調整手段43を設けた穿刺用ア
タッチメント5を着脱自在にすることにより、既存の体
腔内超音波プローブ本体に対しても装着用凹部18など
の形成により簡単に穿刺針の刺入角度を調整できる体腔
内超音波プローブを実現することができる。また、上述
のように体腔内超音波プローブ本体は短時間にかつ容易
に洗滌及び消毒ができる。
【0053】なお、穿刺用アタッチメント5を使い捨て
(ディスポーザブル)にしても良い。また、本実施の形
態では、体腔内超音波プローブ本体4はメカニカルに超
音波振動子12を移動して所定の走査範囲に対して超音
波を送受できるもので説明したが、電子走査方式の超音
波振動子でも良い。
【0054】また、本実施の形態では放射状に超音波を
走査するもので説明したが、リニアに走査するリニアタ
イプなどでも良い。超音波の走査範囲の中心軸は、本実
施の形態では挿入軸に沿う方向であるが、リニアタイプ
の場合は挿入軸に垂直な方向として、その走査範囲内で
穿刺針刺入角度を調整可能としても良い。また、挿入軸
に対して垂直方向にラジアル走査を行う超音波プローブ
に対して、その走査範囲内で穿刺角度調整可能としても
良い。
【0055】また、本実施の形態では穿刺用アタッチメ
ント5は位置信号を出力する構成としたが、位置信号か
らさらに穿刺針35の刺入角度に対応する角度信号に変
換して観測装置3側の演算処理回路49に出力する構成
にしても良い。
【0056】なお、本実施の形態ではガイド部材33を
超音波透過性の部材にしているが、穿刺針35が刺入さ
れる部分はこれより前方側であり、仮にガイド部材33
で超音波が減衰、或いは遮蔽されても、穿刺針35が刺
入される部分は超音波観測できるので、必ずしも超音波
透過性が不可欠なものでない。
【0057】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態を図6を参照して説明する。図6は本発明の
第2の実施の形態における穿刺用アタッチメントの先端
部の構成を示す。本実施の形態は第1の実施の形態とは
異なる構成の穿刺用アタッチメント61を有し、この穿
刺用アタッチメント61は第1の実施の形態で説明した
体腔内超音波プローブ本体4に着脱自在で装着されるよ
うになっている。
【0058】図6に示すように穿刺用アタッチメント6
1は図示しない長尺の軸部の先端側にアタッチメント先
端部63が設けられ、このアタッチメント先端部63は
体腔内超音波プローブ本体4の先端部11の上部面にそ
の底部面64が当接して、このアタッチメント先端部6
3の基端側の両側から凸部65が突出し、先端部11の
第1の凹部18に嵌め込むことにより位置決め固定でき
るようにしている。
【0059】このアタッチメント先端部63はその先端
側が上部側から切り欠かれて凹部65が形成され、穿刺
針35(第1の実施の形態の例えば図3参照)を起上す
るための起上台66が収納されている。
【0060】この起上台66はその後端底部寄りの位置
で軸67に取付けられ、この軸67はその両端がアタッ
チメント先端部63の凹部65両側の壁面に回動自在に
支持されている。また、この起上台66の前側底部寄り
の位置のワイヤ取付け部68に操作用ワイヤ69の先端
が固定され、この操作用ワイヤ69はアタッチメント先
端部63及び軸部のワイヤガイド孔を介して軸部の後端
の図示しない手元側本体に設けたプーリに固着されてい
る。
【0061】このプーリには操作ノブが設けてあり、こ
の操作ノブを操作することにより、操作用ワイヤ69を
牽引して図6(A)に示す状態から図6(B)に示すよ
うに起上台66を軸67の周りで回転して起上台66を
起上させることができるようにしている。
【0062】また、アタッチメント先端部63には穿刺
針を挿通する穿刺針ガイド孔71が設けてあり、この穿
刺針ガイド孔71は軸部を経て手元側本体の穿刺針挿入
口まで延出している。
【0063】また、この穿刺針ガイド孔71の先端は凹
部65で開口し、この凹部65内に配置された起上台6
6にも、この穿刺針ガイド孔71に対向する部分に、穿
刺針ガイド孔72が設けてある。
【0064】この穿刺針ガイド孔72は起上台66を起
上させない状態では図6(A)に示すように穿刺針ガイ
ド孔71の中心軸C1に沿った方向にその中心軸C2が
一致するが、起上させる操作を行うと、図6(B)に示
すように中心軸C2の方向は前方斜め上部側を向く。
【0065】このようにして穿刺針ガイド孔71、72
に挿通され、穿刺針ガイド孔72から突出される穿刺針
35の突出方向を可変できる角度調整手段73を形成し
ている。つまり角度調整手段73を調整することによ
り、図6の2点鎖線で示す描出範囲29内において、穿
刺針35の突出方向を可変できるようにしている。
【0066】また、例えば上記操作ノブで回転されるプ
ーリにはその回転角度を検出するロータリエンコーダな
どの回転角度検出手段が設けてあり、その回転角度検出
手段から出力される回転角度信号は観測装置3の演算処
理回路49に入力されるようにしている。
【0067】そして、演算処理回路49は入力される回
転角度信号から穿刺針35の刺入角度を演算処理で求
め、モニタ17の表示面上に穿刺針ガイド孔72の先端
位置等の基準位置のマーカと、その基準位置からの刺入
距離マーカ等を表示する構成にしている。なお、この場
合には、プーリが回転された各回転角度位置に対する起
上台66の軸67の周囲の回転角度の情報等、穿刺針3
5の刺入角度を演算処理するのに必要な情報が予め演算
処理回路49の情報格納部に格納されている。
【0068】本実施の形態では、起上台66を軸67の
周りで回転させることにより穿刺針35が突出される方
向を調整できるようにしている。その他の構成は第1の
実施の形態と同様である。また、その作用及び効果もほ
ぼ第1の実施の形態と同様である。
【0069】ところで、腹腔内を検査するような場合に
は、気腹針を腹部に刺入して気腹することが行われる。
この場合に従来では術者の経験で気腹針を刺入していた
が、経験が少ない術者でも腹腔内の臓器等を損傷するこ
となく、簡単に気腹できるように以下の超音波システム
或いは装置を構成すると良い。
【0070】この超音波装置は、例えば図7に示すよう
にコンベックス状の超音波放射面80を設けた体外式電
子走査式コンベックスプローブ(以下、単に体外式コン
ベックスプローブと略記)81を用い、この体外式コン
ベックスプローブ81は図8に示す腹壁挙上具83に位
置決め固定できるようにしている。
【0071】この腹壁挙上具83は四角の筒体形状の腹
壁挙上具本体84に体外式コンベックスプローブ81を
位置決め固定する第1の溝部85aと第2の溝部85b
とを対向する内壁面にそれぞれ設け、体外式コンベック
スプローブ81の超音波放射面80の後端側の両外面に
設けた第1の突起部86aと第2の突起部86bとをそ
れぞれ第1の溝部85aと第2の溝部85bに嵌め込む
ことにより位置決め固定して図9に示す装着状態に設定
できるようにしている。
【0072】なお、図7(A)に示すように体外式コン
ベックスプローブ81は中心軸Cに対して左右対称な形
状で、例えばその右側には滑り止め87が設けてあり、
この右側が超音波断層像の右側に表示されるようにスキ
ャン方向の指標も兼用している。
【0073】また、図8に示すように腹壁挙上具本体8
4の左右両側には腹壁88(図9参照)を把持して把持
した部分を持ち挙げる把持腕89a,89bがその基端
に設けた軸90の周りで回動自在に設けられ、かつ各把
持腕89a,89bはコイルバネ91によりその先端側
が閉じる方向に付勢されている。また、各把持腕89
a,89bの先端側で腹壁88を把持する内側の面に滑
り止めの機能を有する凹凸部92が設けてある。
【0074】さらにこの腹壁挙上具本体84には体外式
コンベックスプローブ81を取り付けるための第1の溝
部85aと第2の溝部85bが設けられた位置の例えば
右側の空間部分に気腹針93(図9参照)を挿通するた
めの気腹針挿通管94を刺入角度調整用軸95を介して
回動自在に取り付けている。
【0075】そして、この気腹針挿通管94に気腹針9
3を挿通することにより、この気腹針挿通管94の中心
軸cの方向に気腹針93をガイドし、その方向に位置す
る腹壁88に気腹針93を刺入できるようにしている。
また、刺入角度調整用軸95には角度検出器96が取り
付けてあり、基準の方向からの気腹針挿通管94の傾き
角度に対応した信号を検出して出力する。
【0076】図10に示すように角度検出器96の出力
はその付近に設けた角度信号送信回路97に入力され、
角度信号に変換される。この角度信号は腹壁挙上具本体
84から延出された(図8,9では示しない)ケーブル
を介して超音波観測装置3′内の演算処理回路49′に
入力される。
【0077】この超音波観測装置3′は基本的には図1
に示す超音波観測装置3と同様の構成である。演算処理
回路49′は入力される角度信号を用いて気腹針93の
刺入ルートを演算処理で求め、その刺入ルートを示す画
像信号に変換して、(図1に示す)スーパインポーズ回
路16を介してモニタ17に出力する。そして、超音波
断層像上に気腹針93の刺入ルートをスーパインポーズ
して表示する。
【0078】従って、術者は図9に示すように設定し
て、体外式コンベックスプローブ81による超音波描出
範囲97の超音波断層像を観察することによって、刺入
ルートが腹腔内臓器等に当たらないような角度方向に気
腹針挿通管94を調整して気腹針93を挿入することに
より、体腔内臓器を損傷することなく、簡単に気腹針9
3を刺入できる。
【0079】なお、上述した実施の形態等を部分的等で
組み合わせて構成される実施の形態等も本発明に属す
る。
【0080】[付記] 1.体腔内に挿入される長尺の挿入部の先端部に超音波
振動子を配した体腔内超音波プローブ本体と、該体腔内
超音波プローブ本体に着脱自在に装着可能で、生体臓器
に刺入される穿刺針を挿通するための穿刺針ガイド部を
有する超音波ガイド下穿刺用アタッチメントとを具備し
た体腔内超音波プローブにおいて、前記超音波ガイド下
穿刺用アタッチメントに穿刺針の生体臓器への刺入角度
を可変とする穿刺針刺入角度調整手段を設けたことを特
徴とする体腔内超音波プローブ。
【0081】2.前記超音波ガイド下穿刺用アタッチメ
ントの穿刺針刺入角度調整手段が、前記超音波ガイド下
穿刺用アタッチメントの本体に設けられた第1の穿刺針
ガイド部と連通する第2の穿刺針ガイド部が設けられた
樹脂製ガイド部と、前記樹脂製ガイド部の移動量を調整
する前記超音波ガイド下穿刺用アタッチメントの手元側
に設けられた操作手段とを具備し、前記樹脂製ガイド部
は超音波透過性および可撓性を有し、且つ前記体腔内超
音波プローブ本体の超音波放射面の形状に沿って変形移
動可能であることを特徴とする付記1記載の体腔内超音
波プローブ。
【0082】3.前記超音波ガイド下穿刺用アタッチメ
ントの穿刺針刺入角度調整手段が、前記超音波ガイド下
穿刺用アタッチメントの先端部に設けられた穿刺針起上
手段と、超音波ガイド下穿刺用アタッチメントの手元側
に設けた穿刺針起上手段の操作手段とから成る付記1記
載の体腔内超音波プローブ。 4.体腔内に挿入される長尺の挿入部の先端部に超音波
振動子を配した体腔内用超音波プローブ本体と、前記体
腔内用超音波プローブ本体に着脱可能で、生体臓器に刺
入される穿刺針を挿通するための穿刺針ガイド部を具備
する超音波ガイド下穿刺用アタッチメントと、体腔内用
超音波プローブ本体が接続され、生体臓器の超音波断層
像を表示する超音波観測装置とからなる超音波システム
において、前記超音波ガイド下穿刺用アタッチメント
は、穿刺針の生体臓器への刺入角度を可変とする穿刺針
刺入角度調整手段と、生体臓器への穿刺針刺入角度を検
出するための角度検出手段を具備し、且つ前記体腔内超
音波プローブ本体が接続される超音波観測装置に角度信
号を送信する処理回路を有し、前記超音波観測装置は前
記超音波ガイド下穿刺用アタッチメントから送信された
角度信号を演算処理して、超音波断層像上に穿刺針の刺
入経路を表示可能とならしめたことを特徴とする超音波
システム。
【0083】5. 体腔内に挿入される長尺の挿入部の
先端部に超音波振動子を配した体腔内超音波プローブ本
体に着脱自在に装着可能で、生体臓器に刺入される穿刺
針を挿通するための穿刺針ガイド部を有する超音波ガイ
ド下穿刺用アタッチメントにおいて、前記超音波ガイド
下穿刺用アタッチメントに穿刺針の生体臓器への刺入角
度を可変とする穿刺針刺入角度調整手段を設けたことを
特徴とする超音波ガイド下穿刺用アタッチメント。 6.生体の腹壁を把持して挙上するための腹壁挙上具で
あって、前記腹壁挙上具は、超音波振動子を配置した超
音波プローブに着脱自在で、腹腔内に気体を注入する気
腹装置に接続された腹腔内に刺入される気腹針を挿通す
るための気腹針ガイド部を具備したことを特徴とする超
音波ガイド下気腹針刺入用腹壁挙上具。
【0084】7.前記腹壁挙上具は、前記気腹針の腹腔
内への刺入角度を可変とする気腹針刺入角度調整手段を
具備したことを特徴とする付記6記載の超音波ガイド下
気腹針刺入用腹壁挙上具。 8.超音波振動子を内蔵した生体の超音波断層像を得る
ための超音波プローブと、 前記超音波プローブに着脱
自在で腹壁を把持して挙上するための腹壁挙上具と、前
記超音波プローブが接続され超音波断層像を表示する超
音波観測装置とから成る超音波システムにおいて、前記
腹壁挙上具は、腹腔内に気体を注入する気腹装置に接続
された腹腔内に刺入される気腹針を挿通する気腹腹ガイ
ド部と、前記気腹針の腹腔内への刺入角度を可変とする
気腹針刺入角度調整手段および刺入角度検出手段を具備
するとともに、超音波観測装置に角度信号を送信する処
理回路を有し、前記超音波観測装置は前記腹壁挙上具か
ら送信された角度信号を演算処理して、超音波断層像上
に気腹針の刺入経路を表示可能とならしめたことを特徴
とする超音波システム。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、体
腔内に挿入される長尺の挿入部の先端部に超音波振動子
を配した体腔内超音波プローブ本体と、該体腔内超音波
プローブ本体に着脱自在に装着可能で、生体臓器に刺入
される穿刺針を挿通するための穿刺針ガイド部を有する
超音波ガイド下穿刺用アタッチメントとを具備した体腔
内超音波プローブにおいて、前記超音波ガイド下穿刺用
アタッチメントに穿刺針の生体臓器への刺入角度を可変
とする穿刺針刺入角度調整手段を設けているので、体腔
内超音波プローブ自体に対しては消毒等を簡単にできる
と共に、穿刺方向を簡単に変更でき、良好な穿刺の操作
性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を備えた超音波診断
装置の構成図。
【図2】図2は体腔内超音波プローブの構成を示す図。
【図3】穿刺用アタッチメントの構成を示す斜視図。
【図4】穿刺用アタッチメントの電気系の構成を示すブ
ロック図。
【図5】本実施の形態の作用の説明図。
【図6】本発明の第2の実施の形態における穿刺用アタ
ッチメントの先端部の構成を示す断面図。
【図7】腹壁挙上具に装着される体外式超音波プローブ
を示す平面及び右側面図。
【図8】腹壁挙上具を示す断面図。
【図9】使用状態での腹壁挙上具を示す図。
【図10】腹壁挙上具に設けた電気系の構成を示すブロ
ック図。
【符号の説明】
1…超音波診断装置 2…体腔内超音波プローブ 3…超音波観測装置 4…体腔内超音波プローブ本体 5…穿刺用アタッチメント 6…挿入部 7…把持部 8…超音波コード 9…コネクタ 11…先端部 12…超音波振動子 14…送信回路 16…スーパインポーズ回路 18、19…凹部 21…アタッチメント先端部 22…凸部 23…手元側本体 24…取付け用リング 25…音響キャップ 29…描出範囲 31…軸部 32…スライド支持部 33…ガイド部材 34…スライドガイド溝 35…穿刺針 36…穿刺針ガイド孔 38…可撓性シャフト 41…長孔 42…操作摘み 43…角度調整手段 45…位置検出手段 46…位置信号送信回路 49…演算処理回路 51…針突出始点マーカ 52…刺入距離マーカ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体腔内に挿入される長尺の挿入部の先端
    部に超音波振動子を配した体腔内超音波プローブ本体
    と、該体腔内超音波プローブ本体に着脱自在に装着可能
    で、生体臓器に刺入される穿刺針を挿通するための穿刺
    針ガイド部を有する超音波ガイド下穿刺用アタッチメン
    トとを具備した体腔内超音波プローブにおいて、 前記超音波ガイド下穿刺用アタッチメントに穿刺針の生
    体臓器への刺入角度を可変とする穿刺針刺入角度調整手
    段を設けたことを特徴とする体腔内超音波プローブ。
  2. 【請求項2】 体腔内に挿入される長尺の挿入部の先端
    部に超音波振動子を配した体腔内超音波プローブ本体に
    着脱自在に装着可能で、生体臓器に刺入される穿刺針を
    挿通するための穿刺針ガイド部を有する超音波ガイド下
    穿刺用アタッチメントにおいて、 前記超音波ガイド下穿刺用アタッチメントに穿刺針の生
    体臓器への刺入角度を可変とする穿刺針刺入角度調整手
    段を設けたことを特徴とする超音波ガイド下穿刺用アタ
    ッチメント。
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