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JPH1120650A - アンチスキッド制御装置 - Google Patents

アンチスキッド制御装置

Info

Publication number
JPH1120650A
JPH1120650A JP17487297A JP17487297A JPH1120650A JP H1120650 A JPH1120650 A JP H1120650A JP 17487297 A JP17487297 A JP 17487297A JP 17487297 A JP17487297 A JP 17487297A JP H1120650 A JPH1120650 A JP H1120650A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
pressure
control
pressure increase
skid control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17487297A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinya Takemoto
伸也 竹本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP17487297A priority Critical patent/JPH1120650A/ja
Priority to DE19829203A priority patent/DE19829203A1/de
Priority to US09/107,512 priority patent/US6116705A/en
Publication of JPH1120650A publication Critical patent/JPH1120650A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレーキペダルの移動が制限される時間を調
整して、良好なペダルフィールのアンチスキッド制御装
置を提供する。 【解決手段】 アンチスキッド制御時において、所定時
間以上の間、複数の車輪1〜4のいずれについても増圧
制御が実行される予定がないか否かを判定し、いずれの
車輪についても増圧制御を行う予定がないと判定が成さ
れた場合には、複数の車輪1〜4のうち少なくも1つの
車輪について前記所定時間内に増圧制御を実行するよう
に複数の2位置弁21〜24を制御する。すなわち、保
持制御を行うときには運転者はブレーキペダル29を踏
み込むことができないが、増圧制御時には運転者はブレ
ーキペダル29を踏み込む事ができる。このため、運転
者が板感を受ける前に増圧制御を行うようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の制動時に発
生する車輪のスリップを調整するアンチスキッド制御装
置の関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アンチスキッド制御装置は、各車
輪それぞれについて車体速度と車輪速度からスリップ率
をもとめ、車両のスリップ状態を適正状態に維持するこ
とによって車輪ロックを回避している。アンチスキッド
制御装置は、運転者のブレーキペダルの操作に応じてブ
レーキ液圧を発生するマスタシリンダと、マスタシリン
ダに発生したブレーキ液圧に基づき各車輪にブレーキ液
圧を発生させる複数のホイールシリンダを備えている。
そして、アンチスキッド制御装置は、ホイールシリンダ
におけるブレーキ液圧(以下、W/C圧という)を増減
制御することによって車両のスリップ状態を制御してい
る。
【0003】具体的には、アンチスキッド制御装置は、
上記したスリップ率が大きくなって車輪がロック傾向に
ある時には各ホイールシリンダにおけるブレーキ液をリ
ザーバに逃がすことでブレーキ液圧(以下、W/C圧と
いう)を減圧し、この減圧によってロック傾向が解除に
向かった時にはW/C圧を保持し、さらにロック傾向が
解除された時には所定のタイミングでW/C圧を増圧す
るという制御を増減制御することによって上記制御を行
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記装置ではマスタシ
リンダが発生するブレーキ液圧に基づいてW/C圧の増
圧を行っているため、W/C圧を保持するときにはマス
タシリンダは発生するブレーキ液圧がホイールシリンダ
に伝わらないようになっている。しかしながら、W/C
圧を保持することによってブレーキペダルの移動が制限
され、この移動が制限される時間が長時間になると、あ
たかもブレーキペダルが踏み込めないような感じ(以
下、板感という)を運転者に与えてしまい、ペダルフィ
ールを悪化させるうという問題がある。
【0005】本発明は上記点に鑑みてなされたもので、
ブレーキペダルの移動が制限される時間を調整して、良
好なペダルフィールのアンチスキッド制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明者らは、アンチスキッド制御装置の制御方法に
ついての検討を行った。アンチスキッド制御装置は、各
車輪独立してそれぞれの増圧タイミングを設定し、この
増圧タイミングに従って各車輪に応じたホイールシリン
ダのW/C圧を増圧する。
【0007】このW/C圧を増圧するときにおける増圧
タイミングを表すタイムチャートをブレーキペダルの操
作量と共に図7に示す。但し、図7において(a)は第
1の車輪における増圧タイミングを示し、(b)は第2
の車輪における増圧タイミングを示し、(c)はリザー
バに逃がされたブレーキ液をポンプを用いずにマスタシ
リンダに向けて返流する、いわゆるポンプレスシステム
におけるブレーキペダルの操作量を示し、(d)はリザ
ーバに逃がされたブレーキ液をポンプを用いてマスタシ
リンダに向けて返流する、いわゆるポンプ付システムに
おけるブレーキペダルの操作量を示している。
【0008】この図に示すように、アンチスキッド制御
中には増圧はパルス的に行われ、増圧タイミングのとき
のみW/C圧の増圧がなされる。そして、増圧タイミン
グでない時にはW/C圧が保持される。上述したよう
に、W/C圧を保持する際にブレーキペダルの移動が制
限されるため、長時間に渡って第1、第2の車輪共に増
圧タイミングに至らない場合に運転者は板感を受け、ペ
ダルフィールを悪化させるといえる。
【0009】上記検討に基づき、本発明は以下の技術的
手段を採用する。請求項1に記載の発明においては、ア
ンチスキッド制御手段は、アンチスキッド制御時におい
て、所定時間以上の間、複数の車輪(1〜4)のいずれ
についても増圧制御が実行される予定がないか否かを判
定する判定手段(410、420)を備え、この判定手
段によっていずれの車輪についても増圧制御を行う予定
がないと判定が成された場合には、アンチスキッド制御
手段は、複数の車輪(1〜4)のうち少なくも1つの車
輪について前記所定時間内に増圧制御を実行するように
複数の弁手段(21〜24)を制御することを特徴とし
ている。
【0010】このように、運転者が板感を受け得る所定
時間内に、少なくとも1つの車輪について所望の増圧制
御を行うようにすれば、運転者はブレーキペダル(2
7)を踏み込むことができるため、板感を受けずに済
む。これにより、ペダルフィールの良好なアンチスキッ
ド制御装置にすることができる。具体的には、請求項2
に示すように、アンチスキッド制御手段は、この判定が
成される以前においてアンチスキッド制御として予定さ
れていた複数のホイールシリンダ(11〜14)の増圧
制御のタイミングを早めることによって、前記所望の増
圧制御を実行するようにすることができる。また、請求
項3に示すように、アンチスキッド制御手段は、この判
定が成される以前においてアンチスキッド制御として予
定されていた複数のホイールシリンダ(11〜14)の
増圧制御のタイミングに加えて、さらに前記所望の増圧
制御を実行するようにしてもよい。
【0011】請求項4に記載の発明においては、アンチ
スキッド制御手段は、複数の車輪(1〜4)のうち、前
回の増圧制御が行われてから最も時間が経過している車
輪を選択して、該車輪に対応する前記ホイールシリンダ
(11〜14)に対して前記所望の増圧制御を実行する
ことを特徴とする。前回の増圧制御が行われてから最も
時間が経過している車輪は、前回増圧出力を実行してか
ら時間が経過しているため、W/C圧があまり高くなく
て増圧する余裕があると考えられる。このため、このよ
うな車輪について所望の増圧制御を行えば、運転者に板
感を与えないで済むと共に、アンチスキッド制御をより
好適に行うことができる。
【0012】また、請求項5に示すように、スリップ率
が一番低い車輪を選択すれば、より具体的に車輪のスリ
ップを防ぐことができる。そして、請求項6に示すよう
に、先に行った減圧出力から現在に至るまでにおいて、
増圧出力を行った時間の和が一番少ない車輪を選択して
もよい。すなわち、増圧出力を行った時間の和が一番少
ない車輪においては、それだけ他の車輪と比べてW/C
圧が低いと考えられるため、車輪のスリップを防止しつ
つ所望の増圧制御を行うことができる。
【0013】請求項7に示すように、W/C圧が一番低
い車輪を選択することによって、より具体的に所望の増
圧制御を行うことができる。なお、請求項8に示すよう
に、第1乃至第4のホイールシリンダの少なくとも1つ
にかかるブレーキ液圧の増圧制御が所定時間以上実行さ
れていないと判定された場合に、判定される以前におい
て増圧制御するタイミングでない時期に強制的に少なく
とも1つのホイールシリンダに対して増圧制御を実行す
るようにしても、ペダルフィールの良好なアンチスキッ
ド制御装置にすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。図1は、本発明が適用されたアンチ
スキッド制御装置の構成を表す概略図である。図1に示
すように、右前輪1、左前輪2、右後輪3及び左後輪4
のそれぞれには、電磁ピックアップ式又は電気抵抗素子
(MRE)式の車輪速度センサ5〜8が配置され、各車
輪1〜4の回転に応じてパルス信号を発生する。
【0015】また、各車輪1〜4には、各々ホイールシ
リンダ11〜14が配設され、マスタシリンダ16から
のブレーキ液圧が弁手段としての2位置弁(増圧制御
弁)21〜24及び各油圧管路を介して各ホイールシリ
ンダ1〜14に送られる。なお、マスタシリンダ16は
ブレーキペダル27の踏み込みによりブレーキ液圧を発
生し、ブレーキペダル27の踏み込み状態はストップス
イッチ29によって検出されている。
【0016】さらに、ホイールシリンダ11、14は2
位置弁(減圧制御弁)31、34を介してリザーバ37
に接続されており、ホイールシリンダ32、33は2位
置弁(減圧制御弁)32、33を介してリザーバ39に
接続されている。なお、各2位置弁21〜24及び31
は、連通位置と遮断位置とを有する電磁式2位置弁であ
る。
【0017】また、2位置弁21〜24の上下流には、
逆止弁41a〜44aにより、ホイールシリンダ11〜
14からマスタシリンダ16へ向かう圧油のみを2位置
弁21〜24を介して流通するバイパス管路41〜44
が設けられている。またさらに、リザーバ37、39と
マスタシリンダ16とは、逆止弁47、49を介した油
圧管路で接続されており、リザーバ37、39からマス
タシリンダ16へ向かう圧油の流通のみが許容されてい
る。
【0018】車輪速度センサ5〜8及びストップスイッ
チ29の検出信号は、電子制御回路(以下、ECUとい
う)50に入力されている。ECU50は、CPU、R
OM、RAM、I/Oを有する周知のマイクロコンピュ
ータで、上記検出信号に基づいて各2位置弁21〜24
及び31〜34を制御する信号を発生する。この制御信
号は、各車輪1〜4毎に発生される増圧出力、保持出力
及び減圧出力によって構成される。ここで、各出力に対
応する2位置弁21〜24及び31〜34の動作を右前
輪1を例に説明する。
【0019】右前輪1に増圧出力を発生するとは、2位
置弁21を連通位置にすると共に2位置弁31を遮断位
置にするように制御信号を発生することである。これに
より、マスタシリンダ16が発生するブレーキ液圧がそ
のままホイールシリンダ11に供給される。右前輪1に
保持出力を発生するとは、2位置弁21、31を共に遮
断位置にするように制御信号を発生することである。こ
れにより、ホイールシリンダ11のブレーキ液圧が保持
される。なお、この保持出力の継続中にブレーキペダル
27が緩められると、バイパス管路41を介して圧油が
流通し、ホイールシリンダ11のブレーキ液圧が減圧さ
れる。
【0020】右前輪1に減圧出力を発生するとは、2位
置弁21を遮断位置にすると共に2位置弁31を連通位
置にするように制御信号を発生することである。これに
より、ホイールシリンダ11の圧油がリザーバ37へ流
入し、ブレーキ液圧が減圧される。なお、ECU50
は、他の車輪2〜4に対しても同様の出力を行う。ま
た、減圧出力、増圧出力、保持出力の各制御信号におい
ては、それぞれ前回がどの出力制御信号であったかによ
って制御信号の状態を変えるようにしてもよい。
【0021】次に、ECU50が実行する処理の詳細を
図2〜5のフローチャートを用いて説明する。ECU5
0はイグニッションスイッチがオンすると図2に示すメ
インルーチンを実行する。なお、ECU50は、このメ
インルーチンを時分割により各車輪1〜4毎に実行す
る。処理を開始すると、まずステップ1000にて初期
化処理を実行する。この初期化処理によって、メモリク
リア、フラグリセット等の初期化処理を行い、続くステ
ップ2000にて、移行の演算処理を所定時間Ta(例
えば5ms)毎に実行するために、所定時間Taが経過
したか否かを判定することにより所定時間Taが経過す
るのを待つ。
【0022】そして、ステップ2000でYesであれ
ば、ステップ3000に移行して上記各車輪速センサ5
〜8からの回転速度信号に基づき各車輪1〜4の車輪速
度VW**を演算する。ここで、「**」は各車輪1〜
4を示す記号FR、RL、RR、FLの総称であり、す
なわち「VW**」はVWFR、VWRL、VWRR、
VWFLを表し、それぞれ右前輪1、左後輪2、右後輪
3及び左前輪4に対する車輪速度を示している。
【0023】続くステップ4000では、ステップ30
00で求めた車輪速度VW**を微分することによっ
て、各車輪1〜4の車輪加速度dVW**を演算する。
そして、ステップ5000では、ステップ3000で求
めた各車輪1〜4の車輪速度VW**のうちの最大速度
VWmax等に基づいて車体速度(推定車体速度)を演
算する。この処理は、例えば各車輪1〜4の車輪速度V
WFR〜VWRLのうちの最大速度VWmaxが前回求
めた車体速度VB(n−1)に所定値を加えた加速限界
値Vαから、車体速度VB(n−1)から所定値を減じ
た減速限界値Vβまでの範囲内にあるか否かを判断し、
最大速度VWmaxが加速限界値VαからVβまでの範
囲内にあれば最大速度VWmaxをそのまま車体速度V
Bとして設定し、最大速度VWmaxが加速限界値Vα
を超えていれば加速限界値Vαを車体速度VBとして設
定し、最大速度VWmax減速速限界値Vβを下回って
いれば減速限界速度Vβを車体速度VBとして設定する
ようにして実行される。
【0024】また、ステップ6000では、ステップ5
000で求められた車体速度VBを微分することによっ
て車体減速度dVBを演算する。そして、求められた車
体速度VBと車輪速度VB**によって各車輪1〜4に
おけるスリップ率SW**を演算する。この後、ステッ
プ8000では、各車輪1〜4におけるスリップ率SW
**と車輪加速度dVW**に基づき各車輪1〜4ごと
に各カクチュエータ21〜24の制御モードの演算を行
う。なお、この処理の詳細については図3に示す4輪の
制御モード演算のフローチャートで説明する。
【0025】そして、ステップ9000で各車輪1〜4
の出力モード判定を行い、所定の条件に合致した車輪に
対して、ステップ8000で選択した制御モードに代え
て所定の制御モードを設定する。なお、この処理の詳細
については図4に示す4輪の制御モード演算のフローチ
ャートで説明する。その後、ステップ10000では、
ステップ8000及びステップ9000で選択された各
制御モードに従った処理を実行し、2位置弁21〜24
及び31〜34におけるソレノイド駆動を行う。
【0026】次に、図2におけるステップ8000の詳
細を図3に示すフローチャートに基づいて説明する。こ
のルーチンは、各車輪1〜4における2位置弁21〜2
4及び31〜34の制御モードの設定処理を行うもので
あり、FR輪1、FL輪2、RR輪3、RL輪4に対し
て計4回実行されるようになっている。この制御モード
の設定は、各車輪1〜4における増圧出力、減圧出力、
保持出力を何ms、どの様な状態で行うかという制御条
件を決定するために行うものである。なお、各制御モー
ドの詳細については後述する。
【0027】まずステップ210では、ストップスイッ
チ26がON、すなわち車両が制動中であるか否かを判
定する。そして、ストップスイッチ26がONになるま
では、ステップ220に進んで当該車輪の制御中フラグ
をリセットし、当該車輪における2位置弁21〜24及
び31〜34の制御モードを増圧モードにセットして処
理を終了する。ここで、増圧モードとは、前述の増圧出
力を連続的に発生するモードである。すなわち、車両制
動中のノーマルブレーキで、マスタシリンダ16が発生
するブレーキ液圧がそのままホイールシリンダ11〜1
4に供給される。
【0028】一方、ストップスイッチ26がONになっ
たときはステップ240に進み、制御フラグがセットさ
れているか否かを判定する。つまり、ストップスイッチ
26がONになった直後は制御中フラグがリセット状態
にあるので、ステップ240でNoであればステップ2
50に進み、判定対象なっている車輪のスリップ率SW
**が目標スリップ率KS0(例えば20%)に対して
大きいか否かを判定する。
【0029】そして、ステップ250でNoであれば、
ステップ220に進み、制御中フラグリセットし、当該
車輪の制御モードを増圧モードにセットして処理を終了
する。また、ステップ250でYesであればステップ
260に進み、制御中フラグをセットしてステップ27
0に進む。次に、ステップ270では、当該車輪のスリ
ップ率SW**が所定のスリップ率KS1に対して大き
いか否かを判定する。この所定のスリップ率KS1は、
目標スリップ率KS0に比して小さく、例えばKS1=
20%であればKS1=15%というように設定されて
いる。
【0030】そして、ステップ270でYesであれば
ステップ280に進み、当該車輪の車輪加速度dVW*
*が加速度零(0G)よりも小さいか否か、すなわち当
該車輪が減速方向に制御されている状態にあるか、それ
とも減速方向から加速方向に反転した状態にあるかを判
定する。ステップ280でYesであればステップ29
0に進み、2位置弁21〜24及び31〜34の制御モ
ードとして減圧モードをセットして処理を終了する。ま
た、ステップ280でNoであればステップ300に進
み、2位置弁21〜24及び31〜34の制御モードと
して保持モードをセットして処理を終了する。
【0031】ここで、減圧モードとは前述の保持出力と
減圧出力とを交互に繰り返し(例えば15ms毎に切り
替えて)発生するモードであり、保持モードとは前述の
保持出力を連続的に発生するモードである。すなわち、
車輪加速度dVW**が0G以下となって車輪がロック
しつつある場合は、減圧モードによりホイールシリンダ
11〜14のブレーキ液圧を徐々に減圧し、車輪加速度
dVW**が0Gを超えてスリップが徐々に解消されつ
つある場合は、保持モードによりブレーキ液圧を保持す
るようになっている。なお、減圧モードにおいては、こ
の制御モード設定にて減圧出力と保持出力の変化周期等
が決定される。
【0032】具体的には、前回の増圧モードにおける増
圧出力回数が多ければ(或いは増圧出力時間が長けれ
ば)、減圧出力のデューティー比を大きくする。一方ス
テップ270でNoであればステップ310に進み、パ
ルス増圧モードの制御モードを所定回数分実行したか否
かを判定する。ここで、パルス増圧モードとは、所定周
期で2位置弁21〜24及び31〜34に対して増圧出
力と保持出力で交互に変化させて、ブレーキ装置のホイ
ールシリンダ圧をその変化周期に応じた増圧パターンで
徐々に増圧させるモードであり、この制御モード設定に
おいて変化周期等が決定されて増圧に緩急が設けられ
る。
【0033】具体的には、増圧モードの変化周期等は、
前回の減圧モードにおける減圧出力の回数(或いは減圧
出力の累積時間)によって決定される。例えば、前回の
減圧モード中の減圧出力の累積時間が長ければ、ある程
度大きくて急なW/C圧の増圧が可能であるとして、今
回の増圧モードの出力への変化周期を早くする。また、
前回の減圧モード中の減圧出力の累積時間が短ければ、
今回の増圧モードにおける増圧出力の変化周期を遅くす
る。これにより、増圧モードにおける増圧出力タイミン
グが変わるが、このように決定された変化周期に基づ
き、増圧モード中における増圧出力の予定を推測するこ
とが可能である。
【0034】そして、ステップ310でYesであれ
ば、当該車輪のスリップは完全に抑制され、油圧制御を
終了しても車輪がスリップすることはないものとして、
ステップ220に進み、制御中フラグをリセットして、
2位置弁21〜24及び31〜34の制御モードを増圧
モードにセットして処理を終了する。すなわち、ノーマ
ルブレーキに戻す。また、ステップ310でNoであれ
ばステップ320に進み、そのままパルス増モードの制
御をセットし続け、処理を終了する。
【0035】続いて、図2におけるステップ9000の
詳細を図4に示すフローチャートに基づいて説明する。
このルーチンは、増圧タイミングをずらす車輪を選択す
る処理を行うものである。まず、ステップ410では、
前回いずれかのホイールシリンダ11〜14に対する増
圧出力がなされたときから4輪ともに所定時間KT1以
上増圧出力がなされていないか否かについて判定する。
すなわち、所定時間KT1を超えてさらに増圧出力がな
されないと、マスタシリンダ16内のブレーキ液が消費
されない。すなわち、マスタシリンダ16内のブレーキ
液がホイールシリンダ側に移動しないため、運転者がブ
レーキペダルを踏み込めないという板感を受け、ペダル
フィールが悪化するからである。そして、ステップ41
0でYesであればステップ420に進み、Noであれ
ば処理を終了する。
【0036】なお、このステップ410で肯定判定され
る場合としては、4輪いずれもが減圧モード或いは保
持モードに設定されていて、所定時間KT1経過した状
態、4輪のうち少なくとも1輪が増圧モードに設定さ
れているが、増圧出力への変化周期に基づき前回の増圧
出力から所定時間KT1が経過した状態が考えられる。
【0037】ステップ420では、前回増圧出力がなさ
れたときから所定時間KT1が経過した後、さらに所定
時間KT2を経過するまでの時間内に4輪のうちのいず
れの車輪についても増圧出力の予定がないか否かを判定
する。すなわち、上記した増圧出力がされない時間が所
定時間KT1を超えてさらに所定時間KT2を経過した
場合とすると、この所定時間KT2の時間内にいずれの
車輪についても増圧出力がされないとペダルフィールが
悪化してしまう。このため、ステップ420でYesで
あるとステップ430に進み、増圧タイミングをずらす
車輪を選択する。この車輪選択は、各車輪における前回
の増圧出力を実行したタイミングに基づいて行われ、具
体的には各車輪1〜4のうちで前回増圧出力が一番古い
車輪を選択している。前回増圧出力を実行してから時間
が経過しているため、W/C圧があまり高くなくて増圧
する余裕があると考えられるからである。また、ステッ
プ420でNoであると、ペダルフィールは悪化しない
ため処理を終了する。
【0038】そして、ステップ430で車輪の選択がな
されると、ステップ440に進み、選択された車輪にお
ける2位置弁21〜24及び31〜34の制御モードを
パルス増モードにセットして処理を終了する。続いて、
図2におけるステップ10000の詳細を図5に示すフ
ローチャートに基づいて説明する。このルーチンでは、
図2におけるステップ9000で設定された各車輪1〜
4における制御モードに従って、増圧出力、減圧出力及
び保持出力の各出力に対応したソレノイド駆動パターン
をセットする。なお、このルーチンは、FR輪1、FL
輪2、RR輪3、RL輪4に対して計4回実行されるよ
うになっている。
【0039】まず、各車輪1〜4から1輪をセットし
て、その車輪について処理を行い、その車輪について増
圧モードがセットされていたらステップ510に進み、
増圧出力におけるソレノイド駆動パターンをセットす
る。セットされた車輪についてパルス増圧モードがセッ
トされていたらステップ520に進み、現在その車輪に
ついて増圧出力タイミングか否かを判定する。この増圧
出力タイミングは、ステップ9000で設定された変化
周期等に従って判定される。そして、増圧出力タイミン
グである場合にはステップ510に進み、増圧出力にお
けるソレノイド駆動パターンをセットし、増圧出力タイ
ミングでない場合にはステップ530に進み、保持出力
におけるソレノイド駆動パターンをセットする。
【0040】また、セットされた車輪について保持モー
ドがセットされていたらステップ530に進み、保持出
力におけるソレノイド駆動パターンをセットする。さら
に、セットされた車輪について減圧モードがセットされ
ていたらステップ540に進み、現在その車輪について
増圧出力タイミングか否かを判定する。この減圧出力タ
イミングもステップ9000で設定された変化周期に従
って判定される。そして、減圧タイミングである場合に
はステップ550に進み、減圧出力におけるソレノイド
駆動パターンをセットし、減圧タイミングでない場合に
はステップ530に進み、保持出力におけるソレノイド
駆動パターンをセットする。
【0041】ソレノイド駆動パターンのセットされる
と、ステップ560に進んでソレノイド駆動パターンの
セットが4輪とも終了しているか否を判定する。そし
て、ステップ560でYesであればステップ570に
進み、先にセットされたソレノイド駆動パターンに従っ
て、2位置弁に備えられた各ソレノイドを駆動して、各
出力に相応した弁位置に2位置弁の弁を移動させる。ま
た、ステップ560でNoであればステップ580に進
み、現在処理を行った車輪とは異なる次の車輪をセット
し、その車輪における処理を行う。
【0042】次に、上記処理に基づくアンチスキッド制
御を行った時のタイムチャートを図6に示す。但し、図
6では簡略化のため、2つの車輪の場合で上記制御を行
った場合を示す。なお、図6において(a)は第1の車
輪における増圧タイミングを示し、(b)は第2の車輪
における増圧タイミングを示し、(c)はリザーバに逃
がされたブレーキ液をポンプを用いずにマスタシリンダ
に向けて返流する、いわゆるポンプレスシステムにおけ
るブレーキペダルの操作量を示し、(d)はリザーバに
逃がされたブレーキ液をポンプを用いてマスタシリンダ
に向けて返流する、いわゆるポンプ付システムにおける
ブレーキペダルの操作量を示している。
【0043】また、図6(a)、(b)に上記制御を行
わなかった場合における通常の増圧タイミングを斜線に
て示す。なお、この通常の増圧タイミングは前述の如
く、パルス増圧の変化周期により定められるものであ
る。まず、第1の車輪の増圧タイミングとなる時点T1
1と第2の車輪の増圧タイミングとなる時点T21が少
しずれて連続してあった場合、時間KT1経過後から時
間KT2の間の時点T12が第1の車輪の増圧タイミン
グとされる。
【0044】そして、この後も第1の車輪の増圧タイミ
ングが時点T13、第2の車輪の増圧タイミングが時点
T22、T23にあり、増圧タイミングが時間KT1を
経過したのちさらに時間KT2を超えて増圧タイミング
がないような場合をなくすようにしている。また、通常
の増圧タイミングを見ると、第2の車輪の増圧タイミン
グである時点T21から時間KT1を経過した後、時間
KT2を超えても第1、第2の車輪共に増圧タイミング
がない。上述したように、運転者は、W/C圧を保持す
る、或いは減圧する状態ではブレーキペダルを踏み込む
ことができず、W/C圧を増圧する状態でブレーキペダ
ルを踏み込むことができる。従って、通常の増圧タイミ
ングであると、運転者がブレーキペダルを踏み込めない
時間が長くなるため、運転者が板感を受けてしまう。
【0045】しかし、本実施形態においては、図6
(c)、(d)に示すように、運転者が板感を感じる前
に増圧タイミングとなるように各車輪の増圧タイミング
を前へずらしているため、運転者は板感を感じることが
ない。これにより、良好なペダルフィールのアンチスキ
ッド制御装置にすることができる。また、本実施形態の
ように増圧タイミングをずらした場合には、増圧タイミ
ングが散らばるため、運転者が一度に踏み込めるブレー
キペダル27の操作量が少なくなる。このため、ポンプ
レスシステムにおいては、ブレーキペダル27の1回の
ストローク量が減少し、滑らかなペダルフィーリングと
することができる。
【0046】なお、本実施形態では、ステップ430に
おける車輪選択の際に前回の増圧出力が一番古い車輪を
選択したが、車輪スリップ率が一番低い車輪を選択して
もよい。すなわち、車輪スリップ率が一番低い車輪は一
番スリップする可能性が低く、その車輪について増圧を
行っても当該車輪がスリップしないと考えられるからで
ある。
【0047】また、車輪選択の際に、先に行った減圧出
力から現在に至るまでにおいて、増圧出力を行った時間
の和が一番少ない車輪を選択してもよい。すなわち、増
圧出力を行った時間の和が一番少ない車輪においては、
それだけ他の車輪と比べてW/C圧が低いと考えられる
ため、このような条件を満たす車輪を選択することによ
って、当該車輪がスリップするということがないからで
ある。
【0048】さらに上記観点から、車輪選択の際に、W
/C圧が一番低い車輪を選択してもよい。具体的には、
W/C圧の一番低い車輪の選択は、W/C圧を直接計測
することや、減速Gから推定することによって行うこと
ができる。なお、減速GからのW/C圧の推定は、減圧
出力と増圧出力における減圧・増圧曲線から減圧時間と
増圧時間のマップ演算で行うことができる。
【0049】なお、本実施形態においては、ステップ4
10で肯定判定された後にステップ420に進んで、予
定判定を行っていたが、このステップ420は省略する
ようにし、ステップ410で肯定判定された場合には、
ステップ430、440に進んで前回の増圧出力から所
定時間KT1経過した時点で選択輪に対して強制的に増
圧出力を出力するようにしてもよい。
【0050】このような制御は、ステップ410で肯定
判定される場合として説明したを制御の重点とする際
に特に有効である。すなわち、例えば増圧モードにおけ
る増圧出力の変化周期が予め所定時間KT1に制限され
ていれば、ステップ410の判定のみによって運転者に
板感を与えないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかわるアンチスキッド制御装置の構
成を示す概略図である。
【図2】図1に示すアンチスキッド制御装置のメインル
ーチンを示すフローチャートである。
【図3】図2における制御モード演算処理のフローチャ
ートである。
【図4】図2における4輪出力モード判定処理のフロー
チャートである。
【図5】図2における4輪出力制御処理のフローチャー
トである。
【図6】図1のアンチスキッド制御装置の処理に基づく
作用を示すタイムチャートである。
【図7】従来のアンチスキッド制御装置の処理に基づく
作用を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1…右前輪、2…左前輪、3…右後輪、4…左後輪、5
〜8…車輪速センサ、11〜14…ホイールシリンダ、
21〜24、31〜34…2位置弁、27…ブレーキペ
ダル、29…ストップスイッチ、50…ECU。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両制動時に複数の車輪(1〜4)のそ
    れぞれに車輪制動力を付与する複数のホイールシリンダ
    (11〜14)と、 前記車両制動時に前記複数のホイールシリンダに向けて
    ブレーキ液を付与するマスタシリンダ(16)と、 前記マスタシリンダと前記複数のホイールシリンダのそ
    れぞれとを連通する複数の管路と、 前記複数の車輪のスリップ状態を検知するスリップ状態
    検知手段(7000)と、 前記スリップ状態検知手段の検知結果に基づいて前記複
    数のホイールシリンダにかかるブレーキ液圧を調整して
    アンチスキッド制御を行うアンチスキッド制御手段と、 前記複数の管路のそれぞれに設けられ、前記アンチスキ
    ッド制御手段によって制御される複数の弁手段(21〜
    24、31〜34)とを備えおり、 前記アンチスキッド制御手段は、前記アンチスキッド制
    御時において、前記複数のホイールシリンダのいずれか
    のブレーキ液圧を減圧する減圧制御又は保持する保持制
    御を行う場合には、当該減圧・保持するホイールシリン
    ダに対応する前記弁手段を制御して前記マスタシリンダ
    と当該減圧するホイールシリンダの間におけるブレーキ
    液の流動を禁止し、前記複数のホイールシリンダのいず
    れかのブレーキ液圧を増圧する増圧制御を行う場合に
    は、当該増圧するホイールシリンダに対応する前記弁手
    段を制御して前記マスタシリンダと当該増圧するホイー
    ルシリンダの間におけるブレーキ液の流動を許容するよ
    うになっており、 前記アンチスキッド制御手段は、前記アンチスキッド制
    御時において、所定時間以上の間、前記複数の車輪のい
    ずれについても増圧制御が実行される予定がないか否か
    を判定する判定手段(410、420)を備え、 前記判定手段によっていずれの車輪についても増圧制御
    を行う予定がないと判定が成された場合には、前記アン
    チスキッド制御手段は、前記複数の車輪のうち少なくも
    1つの車輪について前記所定時間内に所望の増圧制御を
    実行するように前記複数の弁手段を制御することを特徴
    とするアンチスキッド制御装置。
  2. 【請求項2】 前記判定手段によっていずれの車輪につ
    いても増圧制御を行う予定がないと判定が成された場合
    には、前記アンチスキッド制御手段は、この判定が成さ
    れる以前においてアンチスキッド制御として予定されて
    いた前記複数のホイールシリンダの増圧制御のタイミン
    グを早めて、前記所望の増圧制御を実行するようになっ
    ていることを特徴とする請求項1に記載のアンチスキッ
    ド制御装置。
  3. 【請求項3】 前記判定手段によっていずれの車輪につ
    いても増圧制御を行う予定がないと判定が成された場合
    には、前記アンチスキッド制御手段は、この判定が成さ
    れる以前においてアンチスキッド制御として予定されて
    いる前記複数のホイールシリンダの増圧制御以外にも、
    前記所望の増圧制御を実行するようになっていることを
    特徴とする請求項1に記載のアンチスキッド制御装置。
  4. 【請求項4】 前記判定手段によっていずれの車輪につ
    いても増圧制御を行う予定がないと判定が成された場合
    には、前記アンチスキッド制御手段は、前記複数の車輪
    のうち、前回の増圧制御が行われてから最も時間が経過
    している車輪を選択して、該車輪に対応する前記ホイー
    ルシリンダに対して前記所望の増圧制御を実行すること
    を特徴とすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    か1つに記載のアンチスキッド制御装置。
  5. 【請求項5】 前記判定手段によっていずれの車輪につ
    いても増圧制御を行う予定がないと判定が成された場合
    には、前記アンチスキッド制御手段は、前記複数の車輪
    のうち、スリップ率が最も小さい車輪を選択して、該車
    輪に対応する前記ホイールシリンダに対して前記所望の
    増圧制御を実行することを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれか1つに記載のアンチスキッド制御装置。
  6. 【請求項6】 前記判定手段によっていずれの車輪につ
    いても増圧制御を行う予定がないと判定が成された場合
    には、前記アンチスキッド制御手段は、前記複数の車輪
    のうち、前回減圧制御を行ったときからの増圧時間が最
    も短い車輪を選択して、該車輪に対応する前記ホイール
    シリンダに対して前記所望の増圧制御を実行することを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載のアン
    チスキッド制御装置。
  7. 【請求項7】 前記判定手段によっていずれの車輪につ
    いても増圧制御を行う予定がないと判定が成された場合
    には、前記アンチスキッド制御手段は、前記複数のホイ
    ールシリンダのうち、最もブレーキ液圧が低いホイール
    シリンダを選択して前記所望の増圧制御を実行すること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載のア
    ンチスキッド制御装置。
  8. 【請求項8】 車両制動時に第1輪(1)に車輪制動力
    を付与する第1のホイールシリンダ(11)と、 車両制動時に第2輪(4)に車輪制動力を付与する第2
    のホイールシリンダ(14)と、 車両制動時に第3輪(2)に車輪制動力を付与する第3
    のホイールシリンダ(12)と、 車両制動時に第4輪(3)に車輪制動力を付与する第4
    のホイールシリンダ(13)と、 車両制動時に前記第1乃至第4のホイールシリンダに向
    けてブレーキ液圧を付与するマスタシリンダ(16)
    と、 前記第1、第2のホイールシリンダと前記マスタシリン
    ダとを連通する第1の配管系統と、 前記第3、第4のホイールシリンダと前記マスタシリン
    ダとを連通する第2の配管系統と、 前記第1乃至第4輪のスリップ状態を検知するスリップ
    状態検知手段(7000)と、 前記スリップ状態検知手段の検知結果に基づいて、前記
    第1乃至第4のホイールシリンダにかかるブレーキ液圧
    を制御するアンチスキッド制御手段と、 前記ホイールシリンダから流入するブレーキ液を収納す
    るリザーバ(37、39)と、 前記アンチスキッド制御手段によって制御される前記第
    1乃至第4のホイールシリンダから前記リザーバへのブ
    レーキ液の流出を制御する複数の減圧制御弁(31〜3
    4)と、 前記アンチスキッド制御手段によって制御され、前記減
    圧制御弁の制御時に前記マスタシリンダから前記ホイー
    ルシリンダへの間のブレーキ液の流動を禁止すると共に
    前記ホイールシリンダにかかるブレーキ液の流動を許容
    する増圧制御弁(21〜24)とを備え、 前記アンチスキッド制御手段は、このアンチスキッド制
    御手段の実行時に前記増圧制御弁を制御して、前記第1
    乃至第4のホイールシリンダの少なくとも1つにかかる
    ブレーキ液圧の増圧制御が所定時間以上実行されていな
    いか否かを判定する判定手段を備え、前記判定手段によ
    って肯定判定された場合には、この肯定判定される以前
    において増圧制御するタイミングでない時期に強制的に
    少なくとも1つのホイールシリンダに対して増圧制御を
    実行することを特徴とするアンチスキッド制御装置。
JP17487297A 1997-06-30 1997-06-30 アンチスキッド制御装置 Pending JPH1120650A (ja)

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JP17487297A JPH1120650A (ja) 1997-06-30 1997-06-30 アンチスキッド制御装置
DE19829203A DE19829203A1 (de) 1997-06-30 1998-06-30 Antiblockiersystem
US09/107,512 US6116705A (en) 1997-06-30 1998-06-30 Anti-skid control system

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006044381A (ja) * 2004-08-02 2006-02-16 Nissan Motor Co Ltd 車両用制動装置
JP5384724B2 (ja) * 2010-03-31 2014-01-08 ボッシュ株式会社 ブレーキ液圧制御方法および装置

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