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JPH11205376A - メディア変換システム及びメディア変換プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

メディア変換システム及びメディア変換プログラムを記録した記録媒体

Info

Publication number
JPH11205376A
JPH11205376A JP10003443A JP344398A JPH11205376A JP H11205376 A JPH11205376 A JP H11205376A JP 10003443 A JP10003443 A JP 10003443A JP 344398 A JP344398 A JP 344398A JP H11205376 A JPH11205376 A JP H11205376A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
input
medium
media
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10003443A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Ichihara
和雄 市原
Atsushi Sakamoto
篤 坂本
Naoki Yamashita
直樹 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP10003443A priority Critical patent/JPH11205376A/ja
Publication of JPH11205376A publication Critical patent/JPH11205376A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば、ファクシミリ装置を介して送信され
た文字データを音声データに変換してスピーカ装置から
出力する等のように、異なるメディア間における情報通
信を可能とする。 【解決手段】 例えば「入力」として例えば音声、文
字、動画像、静止画像等の各種情報を取り扱う電話機、
パーソナルコンピュータ装置(パソコン)、ファクシミ
リ装置、ビデオテープレコーダ装置(VTR装置)等を
有し、「出力」として例えば音声、文字、動画像、静止
画像等の各種情報を取り扱う電話機、パーソナルコンピ
ュータ装置(パソコン)、ファクシミリ装置、ポケット
ベル、ビデオテープレコーダ装置、モニタ装置等を有す
る。そして、「入力」として供給された音声、文字、動
画像、静止画像等の各種情報を、当該メディア変換シス
テムが音声、文字、動画像、静止画像等の各種情報に変
換し、これを「出力」に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電話機を介
して送信された音声データを文字データに変換してパー
ソナルコンピュータ装置の表示画面に表示し、或いはイ
ンターネットを介して送信された電子メールを音声デー
タに変換し、これをスピーカ装置を介して音響出力とし
て出力し、さらには、ファクシミリ装置を介して送信さ
れた画像をパーソナルコンピュータ装置で取り扱い可能
なデータ形態に変換して表示画面に表示する等のよう
に、特定のメディアからの情報を異なるメディアに対応
可能な情報に変換して出力するメディア変換システム及
びメディア変換プログラムを記録した記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】今日において、「マルチメディア」の語
句で表されるように様々なメディアが普及しており、こ
の様々なメディアを介して相手側と情報通信を行いコミ
ュニケーションを図るようになっている。具体的には、
相手側と音声でコミュニケーションをとる場合は主に電
話機が用いられ、文字或いは画像でコミュニケーション
をとる場合は主にファクシミリ装置が用いられる。ま
た、最近では、一般家庭にパーソナルコンピュータ装置
が広く普及しており、このパーソナルコンピュータ装置
及び通信モデムを用い、インターネット(及びプロバイ
ダ)を介して、相手側のパーソナルコンピュータ装置に
対して文字データ(及び画像データ等)を伝送する電子
メールが広く利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来は、この
ように様々なメディアが普及しているにも拘わらず、各
メディアは相手側の対応するメディアに対してのみ通信
が可能であった。すなわち、例えばファクシミリ装置を
用いて画像を送信しても、相手側がファクシミリ装置を
有していなければ相手側ではこの送信された画像を受け
取ることができなかった。同様に、電話機を用いて相手
側に音声データを送信しようとした場合に、相手側が電
話機を有していなければ相手側ではこの送信された音声
データを受け取ることができなかった。このように従来
の情報通信は、相手側が同じメディアを有していること
が条件となっており、この条件が満たされない場合は、
円滑なコミュニケーションを図ることができない問題が
あった。
【0004】ここで、このように様々なメディアが普及
すると、今後、情報、通信機器や家電製品の融合化が進
むものと予想される。そして、この傾向は将来、より顕
著となり、各メディアの仲介的役割を果たすシステムの
開発が望まれることであろう。
【0005】本発明はこのような観点に基づいてなされ
た、いわば先駆的な技術的思想の創作であり、異なるメ
ディア間における情報通信を可能とし、円滑なコミュニ
ケーションを可能とするメディア変換システム及びメデ
ィア変換プログラムを記録した記録媒体の提供を目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るメディア変
換システムは、上述の課題を解決するために以下の
(1)〜(5)に記載の新規な構成を有する。
【0007】(1) 複数の入力メディアから入力され
る各種情報を出力メディアで取り扱い可能な情報形態に
変換し、この変換した情報形態の情報を、それぞれ対応
する出力メディアに転送する情報形態変換手段を有する
ことを特徴とするメディア変換システム。
【0008】(2) 前記入力メディアから情報形態変
換手段に入力される各種情報は、音声情報、及び/又
は、文字情報、及び/又は、画像情報であり、前記情報
形態変換手段は、前記音声情報を文字情報及び/又は画
像情報に変換し、文字情報を音声情報及び/又は画像情
報に変換し、画像情報を音声情報及び/又は文字情報に
変換して、対応する各出力メディアに出力することを特
徴とする上記(1)記載のメディア変換システム。
【0009】(3) 前記入力メディアから入力される
情報には、所定の機器を制御するための制御情報が付さ
れており、前記情報形態変換手段は、入力された情報か
ら前記制御情報を抽出し、この制御情報を、対応する出
力メディアに転送することを特徴とする上記(1)又は
(2)記載のメディア変換システム。
【0010】(4) 前記入力メディアから入力される
情報に対応する、各出力メディア用の情報形態の情報が
予め記憶された記憶手段を有し、前記情報形態変換手段
は、入力メディアから情報が入力されると、この入力さ
れた情報を転送する出力メディアに対応する情報形態の
情報を前記記憶手段から読み出し、これを対応する出力
メディアに転送することを特徴とする上記(1)乃至
(3)のうちのいずれかに記載のメディア変換システ
ム。
【0011】(5) 前記出力メディアには優先順位が
付されており、前記情報形態変換手段は、前記優先順位
の高い出力メディアから順に情報の転送を行うように、
入力された情報の情報形態の変換を行うことを特徴とす
る上記(1)乃至(4)のうちのいずれかに記載のメデ
ィア変換システム。
【0012】また、本発明に係るメディア変換プログラ
ムを記録した記録媒体は、上述の課題を解決するために
以下の(6)〜(9)に記載の新規な構成を有する。
【0013】(6) 複数の入力メディアから入力され
る各種情報を出力メディアで取り扱い可能な情報形態に
変換する変換ステップと、この変換した情報形態の情報
を、それぞれ対応する出力メディアに転送する出力ステ
ップとを有するメディア変換プログラムを記録した記録
媒体。
【0014】(7) 前記入力メディアから入力される
情報に付された、所定の機器を制御するための制御情報
を抽出する抽出ステップを有し、前記出力ステップは、
前記抽出ステップで抽出した制御情報を対応する出力メ
ディアに転送することを特徴とする上記(6)記載のメ
ディア変換プログラムを記録した記録媒体。
【0015】(8) 前記変換ステップは、前記入力メ
ディアから情報が入力された際に、該入力メディアから
入力される情報に対応する各出力メディア用の情報形態
の情報が予め記憶された記憶手段から該出力メディア用
の情報形態の情報を読み出し、前記出力ステップは、前
記記憶手段から読み出された情報を、対応する出力メデ
ィアに転送することを特徴とする上記(6)又は(7)
記載のメディア変換プログラムを記録した記録媒体。
【0016】(9) 前記変換ステップは、優先順位の
高い出力メディアから順に情報の転送を行うように、入
力された情報の情報形態の変換を行うことを特徴とする
上記(6)乃至(9)のうち、いずれかに記載のメディ
ア変換プログラムを記録した記録媒体。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るメディア変換
システム及びメディア変換プログラムを記録した記録媒
体の好ましい実施の形態について、図面を参照しながら
詳細に説明するが、まず、本発明の理解を容易とするた
めに本発明に係るメディア変換システム及びメディア変
換プログラムを記録した記録媒体の概念の説明をする。
【0018】図1は、このメディア変換システムを概念
的に示すものであり、「入力」として例えば音声、文
字、動画像、静止画像等の各種情報を取り扱う電話機、
パーソナルコンピュータ装置(パソコン)、ファクシミ
リ装置、ビデオテープレコーダ装置(VTR装置)等を
有し、「出力」として例えば音声、文字、動画像、静止
画像等の各種情報を取り扱う電話機、パーソナルコンピ
ュータ装置(パソコン)、ファクシミリ装置、ポケット
ベル、ビデオテープレコーダ装置、モニタ装置等を有す
る。この「入力」と「出力」との間の仲介役を司るのが
当該メディア変換システムであり、本発明に係る記録媒
体に記録されたメディア変換プログラムを実行すること
で、あるメディアから入力された情報を、所定のメディ
アに対応する情報形態に変換して出力するようになって
いる。
【0019】例えば「入力」として音声、文字、動画
像、静止画像等の各種情報が供給されると、当該メディ
ア変換システムは、これらを音声、文字、動画像、静止
画像等の各種情報に変換し、これを「出力」に供給す
る。
【0020】具体的には、「入力」としてファクシミリ
装置から静止画像が供給されたとすると、当該メディア
変換システムは、この静止画像をユーザにより指定され
た情報形態である、例えばパーソナルコンピュータ装置
で取り扱い可能な情報形態に変換し、これをパーソナル
コンピュータ装置に供給して表示画面上に表示する。こ
れにより、ファクシミリ用紙上でのみ確認可能なファク
シミリ画像を、コンピュータ画像として確認可能とする
ことができる。同様に、「入力」として電話機から音声
情報が供給されたとすると、当該メディア変換システム
は、この音声情報をユーザにより指定された情報形態で
ある例えば文字情報に変換すると共にテレビジョン信号
に変換し、これをテレビジョン受像器に供給する。これ
により、電話機を介して送信されたメッセージ等をテレ
ビジョン受像器を介して視覚的に認識可能とすることが
できる。
【0021】以上一例であったが、当該メディア変換シ
ステム及びメディア変換プログラムを記録した記録媒体
は、このように、あるメディアから入力された情報を、
ユーザにより指定されたメディアに対応する情報形態に
変換することで、同じメディア同士は勿論のこと、異な
るメディア同士の双方向の通信を可能とし、円滑なコミ
ュニケーションの実現を可能としたものである。
【0022】次に、以上の説明で本発明に係るメディア
変換システム及びメディア変換プログラムを記録した記
録媒体の概念が御理解いただけたと思うが、このような
概念を具現化すると図2に示すようになる。
【0023】すなわち、この図2において、本発明の実
施の形態として説明するメディア変換システムは、ある
メディアから入力された情報(データ)を、ユーザによ
り指定されたメディアに対応するデータ形態に変換する
メディア変換システム1と、メディア変換システム1で
変換するデータ形態等の選択をユーザに行わせるための
キーボード6、マウス7と、メディア変換システム1で
変換されたデータの視覚的(及び聴覚的)な認識を可能
とする表示部8とで構成されている。
【0024】メディア変換システム1は、前記「入力」
となる各メディアに接続される複数の入力インターフェ
ース2と、前記「出力」となる各メディアに接続される
複数の出力インターフェース4と、入力インターフェー
ス2を介して供給されたデータを、キーボード6或いは
マウス7を介して指定されたデータ形態に変換し、これ
を対応するメディアの出力インターフェース4に供給す
る演算部3(CPU)とを有している。また、メディア
変換システム1は、入力インターフェース2を介して受
信したデータ、及び出力インターフェース4を介して出
力する変換後のデータ等を記憶する、例えばハードディ
スク(HDD)、半導体メモリ(RAM)、光ディスク
(MO等のリライタブルディスク)等のデータ蓄積部5
を有している。
【0025】CPU3内或いはCPU3外に設けられて
いるメモリ、或いは前記データ蓄積部5に、本発明に係
るメディア変換プログラムを記録した記録媒体が適用さ
れており、CPU3は、後に説明するようにこのメディ
ア変換プログラムを実行することで複数の入力メディア
の各種情報を適宣複数の出力メディアの情報に変換して
出力するようになっている。
【0026】なお、このメディア変換プログラムは、前
記CPU3内外のメモリ、或いはデータ蓄積部5に予め
記憶されたものを実行する他、CDROM等の記録媒体
から再生したものをHDD等にインストールしてCPU
3が実行し、或いは例えばインターネット等を介して伝
送された当該メディア変換プログラムをHDD等にイン
ストールしてCPU3が実行するようにしてもよい。
【0027】当該メディア変換システム1には、複数の
異なる物理的な入出力インターフェース2、4が存在す
るが、一つのインターフェースには論理的に複数のサー
ビスが存在する。例えば、電話回線という物理的なイン
ターフェース上には、ファクシミリ装置による文字デー
タ、画像データの通信、音声データの通信、コンピュー
タデータの通信等の異なる論理的なインターフェースが
存在する。これらの論理的なインターフェースがN個存
在する場合、データを変換、加工等して異なる(又は同
一の)論理的なインターフェースに出力する組み合わせ
はN2個となる。なお、このN2個の中にはデータ蓄積部
5も含まれる。
【0028】表示部8は、例えばパーソナルコンピュー
タ装置の表示画面(陰極線管、液晶表示部)や、テレビ
ジョン受像器等で構成される。また、この表示部8に
は、リモートコントローラ9(リモコン)を介してユー
ザからのコマンドが送信されるようになっており、この
コマンドに応じてCPU3からのデータの受け取りを行
うようになっている。
【0029】次に、このような構成を有する当該メディ
ア変換システムの動作説明をする。なお、この動作説明
では、一例としてであるが、論理的入力を動画像、静止
画像、音声、文書、状態、ボイスメール、電子メール
(Eメール)に分類し、それぞれの場合についての動作
を説明することとする。
【0030】[動画像入力時の動作]まず、入力として
入力インターフェース2を介して動画像の入力がなされ
た場合の動作は、図3のフローチャートに示すようにな
っている。この図3のフローチャートは、当該メディア
変換システム1に電源が投入されることでスタートとな
りステップS1に進む。
【0031】ステップS1では、CPU3が、いずれか
の入力インターフェース2を介して動画像の入力がなさ
れたか否かを判別し、NOの場合は動画像の入力がなさ
れるまで当該ステップS1のルーチンを繰り返し実行
し、YESの場合はステップS2に進む。ステップS2
では、CPU3が、この入力された動画像の転送が許可
されているか否かを判別し、NOの場合は後続の各ステ
ップを実行せずにそのまま当該図3のフローチャートに
示す全ルーチンを終了し、YESの場合はステップS3
に進む。
【0032】この「転送設定」は、入力されたデータを
出力(転送)するメディアの設定(選択)を行うもので
あり、前記キーボード6、或いはマウス7を用いてユー
ザにより予め設定される。CPU3は、前記ステップS
2においてこの転送設定の有無の判別を行い、転送設定
がなされている場合に、以下に説明するようにその設定
されたメディアを判別し、これに対応するデータ処理を
行い該メディアに転送することとなる。
【0033】すなわち、ステップS2において転送設定
がなされているものと判別され、ステップS3に進む
と、CPU3は、この転送設定されたメディアは、例え
ばテレビジョン受像器やVTR装置等の動画の取り扱い
が可能なメディア(動画メディア)か否かを判別し、Y
ESの場合はステップS8に進み、NOの場合はステッ
プS4に進む。
【0034】ステップS8では、転送設定されたメディ
アとして動画メディアが設定されているため、CPU3
が、入力インターフェース2を介して供給された動画像
データを出力インターフェース4を介してその動画メデ
ィアに転送して当該図3のフローチャートに示す全ルー
チンを終了する。これにより、ユーザは、入力インター
フェース2を介して供給された動画像を例えばテレビジ
ョン受像器を介して視聴可能となる。
【0035】なお、この場合は、動画像としての入力を
そのまま動画像として出力するパターンであるため、C
PU3によるデータ形態の変換は行われないこととな
る。但し、入力された動画像データの入力レートと、こ
れを出力するメディアのデータレートとが異なる場合
は、CPU3は、入力された動画像データの入力レート
を、出力するメディアのデータレートに変換する等のよ
うに、そのメディアが取り扱い可能な形態に変換して出
力することは勿論である。
【0036】次に、前記ステップS3において、転送設
定されたメディアとして動画メディア以外のメディアが
設定されていた場合ステップS4に進み、このステップ
S4においてCPU3が、転送設定されたメディアは、
例えばスピーカ装置等の音声の取り扱いが可能なメディ
ア(音声メディア)か否かを判別し、YESの場合はス
テップS9に進み、NOの場合はステップS5に進む。
【0037】ステップS9では、CPU3が、動画像デ
ータに付加されて入力された音声データを抽出してステ
ップS10に進み、この抽出した音声データを出力イン
ターフェース4を介して音声メディアに出力して当該図
3のフローチャートに示す全ルーチンを終了する。これ
により、ユーザは、入力インターフェース2を介して供
給された動画像をスピーカ装置を介して音声として擬似
的に認識可能となる。
【0038】次に、前記ステップS4において転送設定
されたメディアが音声メディアでない場合にステップS
5に進み、このステップS5において、CPU3が、転
送設定されたメディアはファクシミリ装置やプリンタ装
置等のデータを紙面的に取り扱うメディア(紙メディ
ア)か否かを判別し、YESの場合はステップS11に
進み、NOの場合はステップS6に進む。
【0039】ステップS11では、転送設定されたメデ
ィアが紙メディアであると判別されたため、CPU3
が、その動画像データを所定のサンプリングレートでサ
ンプリング処理し、ステップS12において、この動画
像のサンプリングデータを出力する紙メディアに対応す
る転送レートを決定し、ステップS13において、出力
インターフェース4を介してこの決定したサンプリング
レートで動画像のサンプリングデータを紙メディアに出
力して当該図3のフローチャートに示す全ルーチンを終
了する。これにより、ユーザは、入力インターフェース
2を介して供給された動画像を、ファクシミリ用紙或い
はプリント用紙に印刷された画像により認識可能とな
る。
【0040】次に、前記ステップS3、ステップS4、
ステップS5において、入力された動画像を転送するメ
ディアが、動画メディア、音声メディア、紙メディアの
いずれでもないと判別された場合にステップS6に進
み、CPU3が、入力された動画像を転送するメディア
として、例えばテレビ電話機や監視カメラ装置等の固有
機器が設定されているか否かを判別し、YESの場合は
ステップS14に進み、NOの場合はステップS7に進
む。
【0041】ステップS7では、入力された動画像を転
送する転送設定はなされているのであるが、これを転送
するメディアが存在しないため、CPU3が、この入力
された動画像を図2に示すHDD等のデータ蓄積部5に
蓄積制御すると共に、データ蓄積部5に入力された情報
の蓄積を行った旨の表示を行う。これにより、入力され
た動画像が消失する不都合を防止することができる。ま
た、ユーザは、前記蓄積を行った旨の表示により、入力
された情報がデータ蓄積部5に蓄積されていることを知
ることができ、後にこれを再生して適宣処理することが
できる。
【0042】一方、前記固有機器として、例えばテレビ
電話機が設定されており、動画像のうち音声のみの転送
設定がなされている場合についてステップS14〜ステ
ップS18の各ルーチンを説明すると、この場合、動画
像のうち音声のみの転送設定がなされていたとして、C
PU3は、ステップS14において入力された動画像か
ら音声のみを抽出し、ステップS15においてこの抽出
した音声を確信し、ステップS16において抽出した音
声に付されているコマンドを抽出する。
【0043】このコマンドは、例えば動画像の送り手
が、入力する動画像の音声情報に重畳して転送するもの
であり、この場合は、例えば当該動画像の音声情報のテ
レビ電話機への転送を指定するコマンドとなっている。
ステップS17では、CPU3が、このコマンドが有効
なものであるか否かを判別し、YESの場合は抽出した
音声をテレビ電話機に転送して当該図3のフローチャー
トに示す全ルーチンを終了し、NOの場合は抽出した音
声を転送することなく当該図3のフローチャートに示す
全ルーチンを終了する。
【0044】なお、ステップS14からステップS18
の各ルーチンの説明は、入力された動画像から音声のみ
を抽出して転送することとしたが、これは、動画像のみ
を抽出して転送してもよいし、動画像及び音声の両方を
転送するようにしてもよい。例えば、動画像を転送する
固有機器として監視カメラ装置が設定されていた場合に
は、音声を転送しても無意味であるため、動画像のみを
転送することとなる。また、動画像を転送する固有機器
としてテレビ電話機が設定されているのであるが、この
テレビ電話機のデータ処理能力が動画像の転送レートに
合致しない場合(テレビ電話機のデータ処理能力では動
画像を処理しきれない場合)は、動画像を所定時間間隔
で間引き処理して転送すればよい。
【0045】[静止画像入力時の動作]次に、入力とし
て入力インターフェース2を介して静止画像の入力がな
された場合の動作は、図4のフローチャートに示すよう
になっている。この図4のフローチャートは、当該メデ
ィア変換システム1に電源が投入されることでスタート
となりステップS21に進む。
【0046】ステップS21では、CPU3が、いずれ
かの入力インターフェース2を介して静止画像の入力が
なされたか否かを判別し、NOの場合は静止画像の入力
がなされるまで当該ステップS21のルーチンを繰り返
し実行し、YESの場合はステップS22に進む。ステ
ップS22では、CPU3が、入力された静止画像の転
送が許可されているか否かを判別し、NOの場合は後続
の各ステップを実行せずにそのまま当該図4のフローチ
ャートに示す全ルーチンを終了し、YESの場合はステ
ップS23に進む。
【0047】ステップS23では、CPU3が、この転
送設定されたメディアは、例えばテレビジョン受像器や
VTR装置等の動画メディアであるか否かを判別し、Y
ESの場合はステップS29に進み、NOの場合はステ
ップS24に進む。
【0048】ステップS29では、転送設定されたメデ
ィアとして動画メディアが設定されているため、CPU
3が、入力インターフェース2を介して供給された静止
画像を出力インターフェース4を介してその動画メディ
アに転送して当該図3のフローチャートに示す全ルーチ
ンを終了する。これにより、ユーザは、入力インターフ
ェース2を介して供給された静止画像を例えばテレビジ
ョン受像器を介して視聴可能となる。
【0049】次に、前記ステップS23において、転送
設定されたメディアとして動画メディア以外のメディア
が設定されていた場合ステップS24に進み、このステ
ップS24においてCPU3が、転送設定されたメディ
アは、例えばスピーカ装置等の音声メディアであるか否
かを判別し、YESの場合はステップS30に進み、N
Oの場合はステップS25に進む。
【0050】ステップS30では、CPU3が、例えば
スキャナ装置等により静止画像を光学的に読み取り、こ
の読み取り結果から文字認識を行うOCR処理(OC
R:Optical character recognition)を行いステップ
S31に進む。ステップS31では、CPU3が、この
OCR処理により読み取った文字(テキスト)中に有効
なデータが存在するか否か(静止画像中にテキストが存
在するか否か)を判別し、YESの場合はステップS3
2に進み、NOの場合はステップS34に進む。
【0051】ステップS34では、静止画像を音声に変
換することはできず、また、静止画像中に有効な文字
(テキスト)が存在しないため、CPU3が、いわゆる
「ピー音」を形成するみなし音声データ変換処理を行
い、これをステップS35において音声メディアに転送
して当該図4のフローチャートに示す全ルーチンを終了
する。これにより、例えばスピーカ装置を介してピー音
が音響出力として出力されることとなり、このピー音に
より、ユーザは、入力インターフェース2を介して静止
画像が入力されたことを認識することができる他、この
音声を復元して静止画像を得ることができる。
【0052】なお、この場合、静止画像中にテキストは
存在しない旨の音声メッセージを転送するようにしても
よい。これにより、スピーカ装置を介してこの音声メッ
セージが出力されることとなり、ユーザは、入力インタ
ーフェース2を介して静止画像が入力されたことを認識
することができる。
【0053】次に、前記ステップS31において、静止
画像中に有効データが存在すると、すなわち、静止画像
中にテキストが存在するものと判別された場合、ステッ
プS32において、CPU3が、このテキストの文字を
音声に変換するTTS変換処理(TTS:Text to Spee
ch)を行い、これを音声メディアに転送して当該図4の
フローチャートに示す全ルーチンを終了する。これによ
り、静止画像中に含まれていたテキストに対応する音声
が、例えばスピーカ装置を介して出力されることとな
り、ユーザは、入力された静止画像の内容等を認識する
ことができる。
【0054】次に、前記ステップS24において転送設
定されたメディアが音声メディアでない場合にステップ
S25に進み、このステップS25において、CPU3
が、転送設定されたメディアはファクシミリ装置やプリ
ンタ装置等の紙メディアであるか否かを判別し、YES
の場合はステップS36に進み、NOの場合はステップ
S26に進む。
【0055】ステップS36では、転送設定されたメデ
ィアが紙メディアであると判別されたため、CPU3
が、その静止画像データを、紙メディアに対応する所定
のフォーマットに整形し、ステップS37において、出
力インターフェース4を介してこのフォーマット整形し
た静止画像データを紙メディアに転送して当該図4のフ
ローチャートに示す全ルーチンを終了する。これによ
り、ユーザは、入力インターフェース2を介して供給さ
れた静止画像を、ファクシミリ用紙或いはプリント用紙
に印刷された画像により認識可能となる。
【0056】次に、前記ステップS26において、入力
された静止画像を転送するメディアが紙メディアでない
と判別された場合にステップS26に進み、CPU3
が、入力された静止画像を転送するメディアとして、例
えばパーソナルコンピュータ装置等の電子メディアが設
定されているか否かを判別し、YESの場合はステップ
S38に進み、NOの場合はステップS27に進む。
【0057】ステップS38では、CPU3が、入力さ
れた静止画像をテキスト部分と画像部分とに分け、テキ
スト部分をいわゆる電子メール(Eメール)のフォーマ
ットに整形すると共に、画像部分をこのEメールの添付
ファイルのフォーマットに整形し、ステップS39にお
いてこれらを電子メディアに転送し、当該図4のフロー
チャートに示す全ルーチンを終了する。これにより、ユ
ーザは、インターネットを介してこのEメールを取り込
むことで、例えばパーソナルコンピュータ装置の表示画
面を介して静止画像(及びテキスト)を認識することが
できる。
【0058】次に、前記ステップS23、ステップS2
4、ステップS25及びステップS26において、入力
された静止画像を転送するメディアが、動画メディア、
音声メディア、紙メディア、電子メディアのいずれでも
ないと判別された場合にステップS27に進み、CPU
3が、入力された静止画像を転送するメディアとして、
例えばVTR装置の記録再生制御を行うVTRコントロ
ーラや、テレビジョン受像器の表示制御等を行うTVコ
ントローラ等の固有機器が設定されているか否かを判別
し、YESの場合はステップS40に進み、NOの場合
はステップS28に進む。
【0059】ステップS28では、入力された静止画像
を転送する転送設定はなされているのであるが、これを
転送するメディアが存在しないため、CPU3が、この
入力された静止画像を図2に示すHDD等のデータ蓄積
部5に蓄積制御すると共に、データ蓄積部5に入力され
た情報の蓄積を行った旨の表示を行う。これにより、入
力された静止画像が消失する不都合を防止することがで
きる。また、ユーザは、前記蓄積を行った旨の表示によ
り、入力された情報がデータ蓄積部5に蓄積されている
ことを知ることができ、後にこれを再生して適宣処理す
ることができる。
【0060】一方、前記固有機器として、例えばVTR
コントローラが設定されており、入力された静止画像に
VTR装置を記録再生制御するためのコマンドがテキス
トとして付されている場合についてステップS40〜ス
テップS44の各ルーチンを説明すると、この場合CP
U3は、ステップS40において、スキャナ装置等によ
り入力された静止画像をOCR処理することでテキスト
の読み取りを行う。ステップS41では、CPU3が、
この静止画像中にテキスト(有効データ)が存在したか
否かを判別し、YESの場合はステップS42に進み、
NOの場合は(有効データが存在しない場合)は当該図
4のフローチャートに示す全ルーチンを終了する。
【0061】ステップS42では、CPU3が、このテ
キスト中のコマンドを解析し、ステップS43におい
て、このコマンドが有効であるか否かを判別する。そし
て、コマンドが有効でない場合はそのまま当該図4のフ
ローチャートに示す全ルーチンを終了し、コマンドが有
効である場合は、ステップS44において、この有効と
判別されたコマンドを例えばVTRコントローラに転送
して当該図4のフローチャートに示す全ルーチンを終了
する。
【0062】これにより、入力された静止画像のテキス
ト中に含まれたコマンドにより、例えばVTR装置の記
録再生制御等を行うことができる。
【0063】[音声入力時の動作]次に、入力として入
力インターフェース2を介して音声の入力がなされた場
合の動作は、図5のフローチャートに示すようになって
いる。この図5のフローチャートは、当該メディア変換
システム1に電源が投入されることでスタートとなりス
テップS51に進む。
【0064】ステップS51では、CPU3が、いずれ
かの入力インターフェース2を介して音声の入力がなさ
れたか否かを判別し、NOの場合は音声の入力がなされ
るまで当該ステップS51のルーチンを繰り返し実行
し、YESの場合はステップS52に進む。ステップS
52では、CPU3が、入力された音声の転送が許可さ
れているか否かを判別し、NOの場合は後続の各ステッ
プを実行せずにそのまま当該図5のフローチャートに示
す全ルーチンを終了し、YESの場合はステップS53
に進む。
【0065】ステップS53では、CPU3が、この転
送設定されたメディアは、例えばテレビジョン受像器や
VTR装置等の動画メディアであるか否かを判別し、Y
ESの場合はステップS59に進み、NOの場合はステ
ップS54に進む。
【0066】ステップS59では、転送設定されたメデ
ィアとして動画メディアが設定されているため、CPU
3が、入力インターフェース2を介して供給された音声
を出力インターフェース4を介してその動画メディアに
転送して当該図5のフローチャートに示す全ルーチンを
終了する。これにより、ユーザは、入力インターフェー
ス2を介して供給された音声を例えばテレビジョン受像
器に設けられているスピーカ装置を介して聴取すること
ができる。
【0067】次に、前記ステップS53において、転送
設定されたメディアとして動画メディア以外のメディア
が設定されていた場合ステップS54に進み、このステ
ップS54においてCPU3が、転送設定されたメディ
アは、例えばスピーカ装置等の音声メディアであるか否
かを判別し、YESの場合はステップS60に進み、入
力された音声情報を前記音声メディアに転送して当該図
5のフローチャートに示す全ルーチンを終了し、NOの
場合はステップS55に進む。
【0068】次に、前記ステップS54において転送設
定されたメディアが音声メディアでない場合にステップ
S55に進み、このステップS55において、CPU3
が、転送設定されたメディアはファクシミリ装置やプリ
ンタ装置等の紙メディアであるか否かを判別し、YES
の場合はステップS61に進み、NOの場合はステップ
S56に進む。
【0069】ステップS61では、転送設定されたメデ
ィアが紙メディアであると判別されたため、CPU3
が、その音声情報に基づいて音声認識を行い、ステップ
S62において、この認識した音声を文字データに変換
する。そして、ステップS63において、この音声に対
応する文字データを前記紙メディアに転送して当該図5
のフローチャートに示す全ルーチンを終了する。これに
より、ユーザは、入力インターフェース2を介して供給
された音声を、ファクシミリ用紙或いはプリント用紙に
印刷された文字により認識可能となる。
【0070】次に、前記ステップS55において、入力
された音声を転送するメディアが紙メディアでないと判
別された場合にステップS56に進み、CPU3が、入
力された音声を転送するメディアとして、例えばパーソ
ナルコンピュータ装置等の電子メディアが設定されてい
るか否かを判別し、YESの場合はステップS64に進
み、NOの場合はステップS57に進む。
【0071】ステップS64では、CPU3が、入力さ
れた音声のフォーマットを電子メディア用の音声フォー
マットに変換し、ステップS65においてこれを電子メ
ディアに転送して当該図5のフローチャートに示す全ル
ーチンを終了する。これにより、ユーザは、例えばパー
ソナルコンピュータ装置に設けられているスピーカ装置
を介して音声を認識することができる。
【0072】次に、前記ステップS53、ステップS5
4、ステップS55及びステップS56において、入力
された音声を転送するメディアが、動画メディア、音声
メディア、紙メディア、電子メディアのいずれでもない
と判別された場合にステップS57に進み、CPU3
が、入力された音声を転送するメディアとして、例えば
VTR装置の記録再生制御を行うVTRコントローラ
や、テレビジョン受像器の表示制御等を行うTVコント
ローラ等の固有機器が設定されているか否かを判別し、
YESの場合はステップS66に進み、NOの場合はス
テップS58に進む。
【0073】ステップS58では、入力された音声を転
送する転送設定はなされているのであるが、これを転送
するメディアが存在しないため、CPU3が、この入力
された音声を図2に示すHDD等のデータ蓄積部5に蓄
積制御すると共に、データ蓄積部5に入力された情報の
蓄積を行った旨の表示を行い当該図5のフローチャート
に示す全ルーチンを終了する。これにより、入力された
音声が消失する不都合を防止することができる。また、
ユーザは、前記蓄積を行った旨の表示により、入力され
た情報がデータ蓄積部5に蓄積されていることを知るこ
とができ、後にこれを再生して適宣処理することができ
る。
【0074】一方、前記固有機器として、例えばTVコ
ントローラが設定されている場合についてステップS6
6〜ステップS69の各ルーチンを説明すると、この場
合CPU3は、ステップS66において、入力された音
声情報に基づいて音声認識を行い、ステップS67にお
いてその音声情報に付されているテレビジョン受像器を
制御するためのコマンドを抽出してステップS68に進
む。そして、ステップS68において、この抽出したコ
マンドが有効なものであるか否かを判別し、NOの場合
はそのまま当該図4のフローチャートに示す全ルーチン
を終了し、YESの場合は抽出したコマンドをTVコン
トローラに転送して当該図4のフローチャートに示す全
ルーチンを終了する。これにより、入力された音声中に
含まれたコマンドにより、例えばテレビジョン受像器の
オンオフ制御や受像画像の転送等を制御することができ
る。
【0075】[文書入力時の動作]次に、入力として入
力インターフェース2を介して文書の入力がなされた場
合の動作は、図6のフローチャートに示すようになって
いる。この図6のフローチャートは、当該メディア変換
システム1に電源が投入されることでスタートとなりス
テップS71に進む。
【0076】ステップS71では、CPU3が、いずれ
かの入力インターフェース2を介して文書の入力がなさ
れたか否かを判別し、NOの場合は文書の入力がなされ
るまで当該ステップS71のルーチンを繰り返し実行
し、YESの場合はステップS72に進む。ステップS
72では、CPU3が、入力された文書の転送が許可さ
れているか否かを判別し、NOの場合は後続の各ステッ
プを実行せずにそのまま当該図6のフローチャートに示
す全ルーチンを終了し、YESの場合はステップS73
に進む。
【0077】ステップS73では、CPU3が、この転
送設定されたメディアは、例えばテレビジョン受像器や
VTR装置等の動画メディアであるか否かを判別し、Y
ESの場合はステップS78に進み、NOの場合はステ
ップS74に進む。
【0078】ステップS78では、転送設定されたメデ
ィアとして動画メディアが設定されているため、CPU
3が、入力インターフェース2を介して供給された文書
を画像に展開し(イメージ展開)、これを出力インター
フェース4を介してその動画メディアに転送して当該図
6のフローチャートに示す全ルーチンを終了する。これ
により、ユーザは、入力インターフェース2を介して供
給された文書を例えばテレビジョン受像器の表示画面を
介して視認することができる。
【0079】次に、前記ステップS73において、転送
設定されたメディアとして動画メディア以外のメディア
が設定されていた場合ステップS74に進み、このステ
ップS74においてCPU3が、転送設定されたメディ
アは、例えばスピーカ装置等の音声メディアであるか否
かを判別し、YESの場合はステップS80に進み、N
Oの場合はステップS75に進む。
【0080】ステップS80では、CPU3が、入力さ
れた文書を構成する文字データを音声データに変換する
音声変換処理を行い、ステップS81においてこの音声
データを音声メディアに転送して当該図6のフローチャ
ートに示す全ルーチンを終了する。これにより、ユーザ
は、入力インターフェース2を介して供給された文書を
例えばスピーカ装置からの音響出力により聴取すること
ができる。
【0081】次に、前記ステップS74において転送設
定されたメディアが音声メディアでない場合にステップ
S75に進み、このステップS75において、CPU3
が、転送設定されたメディアはファクシミリ装置やプリ
ンタ装置等の紙メディアであるか否かを判別し、YES
の場合はステップS82に進み、NOの場合はステップ
S76に進む。
【0082】ステップS82では、転送設定されたメデ
ィアが紙メディアであると判別されたため、CPU3
が、入力された文書の形態を、転送設定された紙メディ
アが取り扱い可能な形態に整形し、これをステップS8
3で転送して当該図6のフローチャートに示す全ルーチ
ンを終了する。これにより、ユーザは、入力インターフ
ェース2を介して供給された文書を、ファクシミリ用紙
或いはプリント用紙に印刷された文字により認識するこ
とができる。
【0083】次に、前記ステップS75において、入力
された文書を転送するメディアが紙メディアでないと判
別された場合にステップS76に進み、CPU3が、入
力された文書を転送するメディアとして、例えばパーソ
ナルコンピュータ装置等の電子メディアが設定されてい
るか否かを判別し、YESの場合はステップS84に進
み、NOの場合はステップS77に進む。
【0084】ステップS84では、CPU3が、入力さ
れた文書のフォーマットを電子メディア用の文書フォー
マットに変換し、ステップS85においてこれを電子メ
ディアに転送して当該図6のフローチャートに示す全ル
ーチンを終了する。これにより、ユーザは、例えばパー
ソナルコンピュータ装置の表示画面を介して、前記入力
された文書を視認することができる。
【0085】次に、前記ステップS73、ステップS7
4、ステップS75及びステップS76において、入力
された文書を転送するメディアが、動画メディア、音声
メディア、紙メディア、電子メディアのいずれでもない
と判別された場合にステップS77に進み、CPU3
が、入力された文書を転送するメディアとして、例えば
VTR装置の記録再生制御を行うVTRコントローラ
や、テレビジョン受像器の表示制御等を行うTVコント
ローラ等の固有機器が設定されているか否かを判別し、
YESの場合はステップS86に進み、NOの場合はそ
のまま当該図6のフローチャートに示す全ルーチンを終
了する。
【0086】なお、このステップS77でNOと判別さ
れた場合、前述のステップS7、ステップS28、ステ
ップS58での説明と同様に、その入力された文書をデ
ータ蓄積部5に蓄積するようにしてもよい。
【0087】ステップS86では、転送設定されたメデ
ィアが固有機器であるため、CPU3は、入力された文
書に付されているコマンドを抽出し、ステップS87に
おいて、このコマンドが有効であるか否かを判別する。
そして、このコマンドが無効である場合はそのまま当該
図6のフローチャートに示す全ルーチンを終了し、コマ
ンドが有効である場合はステップS88に進み、ユーザ
により設定されている、例えばVTRコントローラやT
Vコントローラ等の固有機器にそのコマンドを転送して
当該図6のフローチャートに示す全ルーチンを終了す
る。これにより、入力された文書中に含まれたコマンド
により、例えばVTR装置の記録再生やテレビジョン受
像器のオンオフ等を制御することができる。
【0088】[状態入力時の動作]次に、入力として入
力インターフェース2を介して状態の入力がなされた場
合の動作は、図7のフローチャートに示すようになって
いる。この「状態」としては、この例においては、例え
ば赤外線センサ(警報:人体センサ)のセンサ出力や、
監視カメラの画像出力(及び音声出力)、或いはインタ
ーフォンの音声出力(及び画像出力)等を想定してい
る。
【0089】これを前提として説明を進めると、図7の
フローチャートは、当該メディア変換システム1に電源
が投入されることでスタートとなりステップS91に進
む。
【0090】ステップS91では、CPU3が、いずれ
かの入力インターフェース2を介して状態の入力がなさ
れたか否かを判別し、NOの場合は状態の入力がなされ
るまで当該ステップS91のルーチンを繰り返し実行
し、YESの場合はステップS92に進む。ステップS
92では、CPU3が、入力された状態の転送の許可が
なされているか否かを判別し、NOの場合は後続の各ス
テップを実行せずにそのまま当該図7のフローチャート
に示す全ルーチンを終了し、YESの場合はステップS
93に進む。
【0091】ステップS93では、CPU3が、この転
送設定されたメディアは、例えばテレビジョン受像器や
VTR装置等の動画メディアであるか否かを判別し、Y
ESの場合はステップS99に進み、NOの場合はステ
ップS94に進む。
【0092】ここで、当該メディア変換システム1のデ
ータ蓄積部5には、入力が想定される状態に応じた動画
像、静止画像、音声、データ、コマンド等が予め記憶さ
れており、以下のステップS99〜103において、入
力された状態に応じたこれら各種情報を各メディアに転
送するようになっている。
【0093】すなわち、前記ステップS93において、
転送設定されたメディアが動画メディアであると判別さ
れた場合、CPU3は、ステップS99において、前記
データ蓄積部5に予め蓄積されているその状態に応じた
動画像を読み出し、これを動画メディアに転送して当該
図7のフローチャートに示す全ルーチンを終了する。こ
れにより、ユーザは、入力インターフェース2を介して
供給された状態に応じた画像を例えばテレビジョン受像
器の表示画面を介して視認することができる。
【0094】次に、前記ステップS93において、転送
設定されたメディアとして動画メディア以外のメディア
が設定されていた場合ステップS94に進み、このステ
ップS94においてCPU3が、転送設定されたメディ
アは、例えばスピーカ装置等の音声メディアであるか否
かを判別し、YESの場合はステップS100に進み、
NOの場合はステップS75に進む。
【0095】ステップS100では、CPU3が、入力
された状態に対応する音声をデータ蓄積部5から読み出
し、これを音声メディアに転送して当該図7のフローチ
ャートに示す全ルーチンを終了する。これにより、ユー
ザは、入力インターフェース2を介して供給された状態
を、例えばスピーカ装置等の音声メディアからの音響出
力により認識することができる。
【0096】次に、前記ステップS94において転送設
定されたメディアが音声メディアでない場合にステップ
S95に進み、CPU3が、転送設定されたメディアは
ファクシミリ装置やプリンタ装置等の紙メディアである
か否かを判別し、YESの場合はステップS101に進
み、NOの場合はステップS96に進む。
【0097】ステップS101では、転送設定されたメ
ディアが紙メディアであると判別されたため、CPU3
が、入力された状態に対応する文字データ、或いは入力
された状態に対応するイメージ(画像)データをデータ
蓄積部5から読み出し、これを紙メディアに転送して当
該図7のフローチャートに示す全ルーチンを終了する。
これにより、ユーザは、入力インターフェース2を介し
て供給された状態を、ファクシミリ用紙或いはプリント
用紙に印刷された文字或いは画像により認識することが
できる。
【0098】次に、前記ステップS95において、入力
された状態を転送するメディアが紙メディアでないと判
別された場合にステップS96に進み、CPU3が、入
力された状態を転送するメディアとして、例えばパーソ
ナルコンピュータ装置等の電子メディアが設定されてい
るか否かを判別し、YESの場合はステップS102に
進み、NOの場合はステップS97に進む。
【0099】ステップS102では、CPU3が、入力
された状態に対応する文字データ、或いは入力された状
態に対応するイメージ(画像)データをデータ蓄積部5
から読み出し、これを電子メディアに転送して当該図7
のフローチャートに示す全ルーチンを終了する。これに
より、ユーザは、入力インターフェース2を介して供給
された状態を、例えばパーソナルコンピュータ装置の表
示画面を介して認識することができる。
【0100】次に、前記ステップS93、ステップS9
4、ステップS95及びステップS96において、入力
された状態を転送するメディアが、動画メディア、音声
メディア、紙メディア、電子メディアのいずれでもない
と判別された場合にステップS97に進み、CPU3
が、入力された状態を転送するメディアとして、例えば
VTR装置の記録再生制御を行うVTRコントローラ
や、テレビジョン受像器の表示制御等を行うTVコント
ローラ等の固有機器が設定されているか否かを判別し、
YESの場合はステップS103に進み、NOの場合は
ステップS98に進む。
【0101】ステップS98では、入力された状態を転
送する転送設定はなされているのであるが、これを転送
するメディアが存在しないため、CPU3が、この入力
された状態の情報(ステータス)をデータ蓄積部5に蓄
積制御すると共に、データ蓄積部5に入力された情報の
蓄積を行った旨の表示を行い当該図7のフローチャート
に示す全ルーチンを終了する。これにより、入力された
状態の情報が消失する不都合を防止することができる。
また、ユーザは、前記蓄積を行った旨の表示により、入
力された情報がデータ蓄積部5に蓄積されていることを
知ることができ、後にこれを再生して適宣処理すること
ができる。
【0102】一方、ステップS103では、転送設定さ
れたメディアが固有機器であるため、CPU3は、入力
された状態に対応するコマンドをデータ蓄積部5から読
み出し、これをTVコントローラやVTRコントローラ
等の固有機器に転送して当該図7のフローチャートに示
す全ルーチンを終了する。これにより、入力された状態
に対応するコマンドにより、TVコントローラやVTR
コントローラを介してテレビジョン受像器やVTR装置
が制御されることとなり、ユーザは、入力インターフェ
ース2を介して入力された状態を、テレビジョン受像器
の表示画像或いはVTR装置の再生画像等により間接的
に認識することができる。
【0103】[ボイスメール着信時の動作]次に、今日
において文書によるメールをインターネット上のプロバ
イダを介して指定されたユーザに配信するいわゆる電子
メール(Eメール)の他、例えば公衆電話や携帯電話を
介して送信された音声メッセージを、指定されたユーザ
に音声の状態で配信するボイスメールが知られている。
【0104】図8は、当該メディア変換システム1のボ
イスメール着信時の変換状態を示している。すなわち、
当該メディア変換システム1は、入力インターフェース
2を介してボイスメールが着信すると、このボイスメー
ルが、CPU3内に仮想的に形成された緊急メールボッ
クスに伝送されるようになっている。CPU3は、緊急
メールボックスにそのボイスメールが伝送されると、こ
のボイスメールを、ユーザにより指定された「優先順
位」に従って例えば電子メール、文字データ、音声デー
タ、コマンド等の形態に変換し、これを出力インターフ
ェース4を介してコンピュータ装置、ファクシミリ装
置、スピーカ装置、テレビジョン受像器、TVコントロ
ーラ等に転送する。
【0105】具体的には、このボイスメール着信時の動
作は、図9のフローチャートに示すようになっている。
この図9に示すフローチャートは、当該メディア変換シ
ステム1に電源が投入されることでスタートとなりステ
ップS111に進む。なお、この図9のフローチャート
の説明において、ユーザにより設定されるボイスメール
の転送先の優先順位は、携帯電話、ファクシミリ装置、
電子メール(コンピュータ装置)、固有機器の順に設定
されているものとする。
【0106】ステップS111では、CPU3が、当該
CPU3内に仮想的に設けられた前記緊急メールボック
スにボイスメール(音声メッセージ)が伝送されたか否
かを判別し、NOの場合は当該ステップS111を繰り
返し実行し、YESの場合はステップS112に進む。
ステップS112では、CPU3が、着信したボイスメ
ールの転送が許可されているか否かを判別し、NOの場
合は後続の各ステップを実行せずにそのまま当該図9の
フローチャートに示す全ルーチンを終了し、YESの場
合はステップS113に進む。
【0107】前述のように、この例においてはボイスメ
ールの転送先として携帯電話が最優先に設定されている
ため、CPU3は、ステップS113において予め登録
された電話番号が存在するか否かを判別し、YESの場
合はステップS118に進み、NOの場合はステップS
114に進む。
【0108】ステップS118では、予め登録された電
話番号が存在するため、CPU3が、着信したボイスメ
ールをユーザの携帯電話に転送してステップS119に
進む。これにより、ユーザは、例えば緊急メールとして
着信したボイスメールを、出先等の現在の居る場所で聴
取することができる。
【0109】ステップS119では、CPU3が、転送
したボイスメールが正確に転送されたか否かを判別す
る。そして、転送したボイスメールが正確に転送された
場合(YESの場合)は、他の優先順位のメディアに重
複して転送設定がなされている場合があるためステップ
S115に進み、転送したボイスメールが正確に転送さ
れていない場合(NOの場合)は、ボイスメールの転送
の確実化を図るべく、次の優先順位のメディアに重複し
て転送設定がなされているか否かを判別するためにステ
ップS114に進む。
【0110】ステップS114では、この例においてボ
イスメールの次順の転送先としてファクシミリ装置が設
定されているため、CPU3が、予め登録されたFAX
番号が存在するか否かを判別し、YESの場合はステッ
プS120に進み、NOの場合はステップS115に進
む。
【0111】ステップS120では、FAX番号が存在
していたため、CPU3が、音声情報として着信したボ
イスメールの音声認識を行い、ステップS121におい
て、この認識した音声であるテキストをファクシミリ装
置用のイメージデータに変換し、ステップS122にお
いて、イメージデータに変換したボイスメールを指定さ
れたFAX番号のファクシミリ装置に転送する。これに
より、ユーザは、音声メッセージとして着信したボイス
メールをファクシミリ装置による文字で認識することが
できる。CPU3は、このステップS122の実行後
に、他の優先順位のメディアに重複して転送設定がなさ
れている場合があるためステップS115に進む。
【0112】ステップS115では、この例においてボ
イスメールの次順の転送先としてコンピュータ装置が設
定されているため、CPU3が、予め登録された電子メ
ールの転送アドレスが存在するか否かを判別し、YES
の場合はステップS123に進み、NOの場合はステッ
プS116に進む。
【0113】ステップS123では、予め登録された電
子メールの転送アドレスが存在するため、CPU3が、
着信したボイスメールを電子メールの添付ファイルと
し、これを指定されたアドレスのコンピュータ装置に送
信して当該図9のフローチャートに示す全ルーチンを終
了する。これにより、ユーザは、音声メッセージとして
着信したボイスメールを電子メールの添付ファイルによ
り認識することができる。
【0114】次に、ステップS116では、この例にお
いてボイスメールの次順の転送先として例えばVTR装
置の記録再生制御を行うVTRコントローラや、テレビ
ジョン受像器の表示制御等を行うTVコントローラ等の
固有機器が設定されているため、CPU3が、予め登録
された固有機器が存在するか否かを判別し、YESの場
合はステップS124に進み、NOの場合はステップS
117に進む。
【0115】ステップS117では、ボイスメールの転
送設定はなされているのであるが、これを転送するメデ
ィアが存在しないため、CPU3が、この着信したボイ
スメールをデータ蓄積部5に蓄積制御すると共に、デー
タ蓄積部5に着信したボイスメールの蓄積を行った旨の
表示を行い当該図9のフローチャートに示す全ルーチン
を終了する。これにより、着信したボイスメールが消失
する不都合を防止することができる。また、ユーザは、
前記蓄積を行った旨の表示により、着信したボイスメー
ルがデータ蓄積部5に蓄積されていることを知ることが
でき、後にこれを再生して適宣対応することができる。
【0116】一方、ステップS124では、転送設定さ
れた固有機器が存在するため、CPU3が、各ボイスメ
ールに応じて予め登録されているコマンドのうち、着信
したボイスメールに対応するコマンドをデータ蓄積部5
から読み出し、これをTVコントローラやVTRコント
ローラ等の固有機器に転送して当該図9のフローチャー
トに示す全ルーチンを終了する。これにより、着信した
ボイスメールに対応するコマンドにより、TVコントロ
ーラやVTRコントローラを介してテレビジョン受像器
やVTR装置が制御されることとなり、ユーザは、着信
したボイスメールのメッセージ等をテレビジョン受像器
の表示画像或いはVTR装置の再生画像等により間接的
に認識することができる。
【0117】[電子メール(緊急メール)着信時の動
作]次に、入力として入力インターフェース2を介して
電子メールが着信した場合の動作は、図10のフローチ
ャートに示すようになっている。この図10のフローチ
ャートは、当該メディア変換システム1に電源が投入さ
れることでスタートとなりステップS131に進む。
【0118】ステップS131では、CPU3が、いず
れかの入力インターフェース2を介して電子メールが着
信したか否かを判別し、NOの場合は電子メールの着信
があるまで当該ステップS131のルーチンを繰り返し
実行し、YESの場合はステップS132に進む。ステ
ップS132では、CPU3が、着信した電子メールの
転送の許可がされているか否かを判別し、NOの場合は
後続の各ステップを実行せずにそのまま当該図10のフ
ローチャートに示す全ルーチンを終了し、YESの場合
はステップS133に進む。
【0119】ステップS133では、CPU3が、その
着信した電子メールに付されている緊急度を示すデータ
を読み取ることで、その電子メールが緊急メールである
か否かを判別し、NOの場合はその電子メールは緊急メ
ールではないため、着信した電子メールをデータ蓄積部
5に蓄積制御すると共に、着信した電子メールをデータ
蓄積部5に蓄積した旨の表示を行い当該図10のフロー
チャートに示す全ルーチンを終了する。これにより、着
信した電子メールが消失する不都合を防止することがで
きる。また、ユーザは、前記蓄積を行った旨の表示によ
り、着信した電子メールがデータ蓄積部5に蓄積されて
いることを知ることができ、後にこれを再生して適宣対
応することができる。
【0120】次に、ステップS134では、CPU3
が、予めユーザにより設定された緊急メールに対する対
処方法が、例えば携帯電話をコールする方法であるか否
かを判別し、YESの場合はステップS139に進み、
NOの場合はステップS135に進む。
【0121】ステップS139では、緊急メールの転送
先が携帯電話であるため、CPU3が、着信した緊急メ
ールを音声に変換可能な形態に整形し、これをステップ
S140において音声に変換し、ステップS141にお
いて、この音声を指定された電話番号の携帯電話に転送
する。これにより、ユーザは、着信した緊急メールの内
容を携帯電話を介して音声の形態で聴取することができ
る。CPU3は、この転送後に、他に、予めユーザによ
り設定された対処方法が存在する場合があるためステッ
プS135に進む。
【0122】ステップS135では、CPU3が、予め
ユーザにより設定された緊急メールに対する対処方法
が、ファクシミリ装置に送信する方法であるか否かを判
別し、YESの場合はステップS142に進み、NOの
場合はステップS136に進む。
【0123】ステップS142では、緊急メールの転送
先がファクシミリ装置であるため、CPU3が、着信し
た緊急メールの文書形態をファクシミリ装置で取り扱い
可能な形態に変換する。そして、この変換した緊急メー
ルをステップS143において、指定されたFAX番号
のファクシミリ装置に転送する。これにより、ユーザ
は、着信した緊急メールの内容をファクシミリ装置によ
る文字で認識することができる。CPU3は、この転送
後に、他に、予めユーザにより設定された対処方法が存
在する場合があるためステップS136に進む。
【0124】ステップS136では、CPU3が、予め
ユーザにより設定された緊急メールに対する対処方法
が、所定の機器を動かす方法であるか否かを判別し、Y
ESの場合はステップS144に進み、NOの場合はス
テップS137に進む。
【0125】ステップS142では、緊急メールに対す
る対処方法が所定の機器を動かす方法であるため、CP
U3が、この緊急メールに付されている、所定の機器を
駆動制御するためのコマンドを抽出し、ステップS14
5において、このコマンドを対応する機器に転送してス
テップS137に進む。具体的には、前記「所定の機
器」は例えばポケットベル、ホームLANに接続された
照明機器、空調装置、或いはセキュリティ関係の装置等
であり、このステップS144及びステップS145の
各ルーチンを実行することで、緊急メールのコマンドに
応じてこれらの各機器、装置が動作することとなる。
【0126】次に、ステップS137において、CPU
3は、着信した緊急メールを消去する設定がなされてい
るか否かを判別する。そして、着信した緊急メールを消
去する設定がなされている場合(YESの場合)は、こ
れを消去して当該図10に示すフローチャートの全ルー
チンを終了し、着信した緊急メールを蓄積する設定がな
されている場合(NOの場合)はステップS138に進
み、これをデータ蓄積部5に蓄積して当該図10に示す
フローチャートの全ルーチンを終了する。これにより、
緊急メールの要、不要に応じて蓄積或いは消去すること
ができる。
【0127】以上の説明から明らかなように、当該実施
の形態のメディア変換システムは、あるメディアから入
力された情報を、ユーザにより指定されたメディアに対
応する情報形態に変換して転送することができる。この
ため、同じメディア同士は勿論のこと、異なるメディア
同士の双方向の通信を可能とすることができ、円滑なコ
ミュニケーションの実現を可能とすることができる。
【0128】そして、様々なメディアが普及した今日、
及び情報、通信機器や家電製品の融合化が進むであろう
将来において、当該実施の形態のメディア変換システム
は、非常に有用であることを付け加えておく。
【0129】最後に、上述の実施の形態の説明は本発明
のほんの一例である。このため、本発明はこの実施の形
態に限定されることはなく、本発明に係る技術的思想を
逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が
可能であることは勿論である。
【0130】
【発明の効果】本発明に係るメディア変換システム及び
メディア変換プログラムを記録した記録媒体は、異なる
メディア間における情報通信を可能とし、円滑なコミュ
ニケーションを可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るメディア変換システム及びメディ
ア変換プログラムを記録した記録媒体の概念を説明する
ための図である。
【図2】本発明に係るメディア変換システム及びメディ
ア変換プログラムを記録した記録媒体を適用した実施の
形態のメディア変換システムのブロック図である。
【図3】動画像の入力時における前記実施の形態のメデ
ィア変換システムの動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図4】静止画像の入力時における前記実施の形態のメ
ディア変換システムの動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図5】音声入力時における前記実施の形態のメディア
変換システムの動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【図6】文書入力時における前記実施の形態のメディア
変換システムの動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【図7】状態入力時における前記実施の形態のメディア
変換システムの動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【図8】ボイスメールの着信時における前記実施の形態
のメディア変換システムの動作を説明するための図であ
る。
【図9】ボイスメールの着信時における前記実施の形態
のメディア変換システムの動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図10】電子メール(緊急メール)の着信時における
前記実施の形態のメディア変換システムの動作を説明す
るためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…メディア変換システム、2…入力インターフェー
ス、3…演算部(CPU) 4…出力インターフェース、5…データ蓄積部、6…キ
ーボード、7…マウス 8…表示部、9…リモートコントローラ(リモコン)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04M 11/00 303

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入力メディアから入力される各種
    情報を出力メディアで取り扱い可能な情報形態に変換
    し、この変換した情報形態の情報を、それぞれ対応する
    出力メディアに転送する情報形態変換手段を有すること
    を特徴とするメディア変換システム。
  2. 【請求項2】 前記入力メディアから情報形態変換手段
    に入力される各種情報は、音声情報、及び/又は、文字
    情報、及び/又は、画像情報であり、 前記情報形態変換手段は、前記音声情報を文字情報及び
    /又は画像情報に変換し、文字情報を音声情報及び/又
    は画像情報に変換し、画像情報を音声情報及び/又は文
    字情報に変換して、対応する各出力メディアに出力する
    ことを特徴とする請求項1記載のメディア変換システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記入力メディアから入力される情報に
    は、所定の機器を制御するための制御情報が付されてお
    り、 前記情報形態変換手段は、入力された情報から前記制御
    情報を抽出し、この制御情報を、対応する出力メディア
    に転送することを特徴とする請求項1又は請求項2記載
    のメディア変換システム。
  4. 【請求項4】 前記入力メディアから入力される情報に
    対応する、各出力メディア用の情報形態の情報が予め記
    憶された記憶手段を有し、 前記情報形態変換手段は、入力メディアから情報が入力
    されると、この入力された情報を転送する出力メディア
    に対応する情報形態の情報を前記記憶手段から読み出
    し、これを対応する出力メディアに転送することを特徴
    とする請求項1乃至請求項3のうち、いずれか1項記載
    のメディア変換システム。
  5. 【請求項5】 前記出力メディアには優先順位が付され
    ており、 前記情報形態変換手段は、前記優先順位の高い出力メデ
    ィアから順に情報の転送を行うように、入力された情報
    の情報形態の変換を行うことを特徴とする請求項1乃至
    請求項4のうち、いずれか1項記載のメディア変換シス
    テム。
  6. 【請求項6】 複数の入力メディアから入力される各種
    情報を出力メディアで取り扱い可能な情報形態に変換す
    る変換ステップと、 この変換した情報形態の情報を、それぞれ対応する出力
    メディアに転送する出力ステップとを有するメディア変
    換プログラムを記録した記録媒体。
  7. 【請求項7】 前記入力メディアから入力される情報に
    付された、所定の機器を制御するための制御情報を抽出
    する抽出ステップを有し、 前記出力ステップは、前記抽出ステップで抽出した制御
    情報を対応する出力メディアに転送することを特徴とす
    る請求項6記載のメディア変換プログラムを記録した記
    録媒体。
  8. 【請求項8】 前記変換ステップは、前記入力メディア
    から情報が入力された際に、該入力メディアから入力さ
    れる情報に対応する各出力メディア用の情報形態の情報
    が予め記憶された記憶手段から該出力メディア用の情報
    形態の情報を読み出し、 前記出力ステップは、前記記憶手段から読み出された情
    報を、対応する出力メディアに転送することを特徴とす
    る請求項6又は請求項7記載のメディア変換プログラム
    を記録した記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記変換ステップは、優先順位の高い出
    力メディアから順に情報の転送を行うように、入力され
    た情報の情報形態の変換を行うことを特徴とする請求項
    6乃至請求項8のうち、いずれか1項記載のメディア変
    換プログラムを記録した記録媒体。
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