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JPH11201119A - ホースクリップ及びこれに使用する解除用棒状工具 - Google Patents

ホースクリップ及びこれに使用する解除用棒状工具

Info

Publication number
JPH11201119A
JPH11201119A JP707498A JP707498A JPH11201119A JP H11201119 A JPH11201119 A JP H11201119A JP 707498 A JP707498 A JP 707498A JP 707498 A JP707498 A JP 707498A JP H11201119 A JPH11201119 A JP H11201119A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hose
hose clip
knob
rod
knobs
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP707498A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Nakamura
裕司 中村
Isao Kato
功 加藤
Kazuyoshi Murase
一義 村瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Togo Seisakusho Corp
Original Assignee
Togo Seisakusho Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Togo Seisakusho Corp filed Critical Togo Seisakusho Corp
Priority to JP707498A priority Critical patent/JPH11201119A/ja
Priority to US09/076,719 priority patent/US5979020A/en
Priority to DE19821733A priority patent/DE19821733A1/de
Publication of JPH11201119A publication Critical patent/JPH11201119A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B25/00Implements for fastening, connecting or tensioning of wire or strip
    • B25B25/005Implements for fastening, connecting or tensioning of wire or strip for applying wire clasps to hose couplings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
  • Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)
  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホースクリップの拡径解除の作業性を向上さ
せる。 【解決手段】 ホースクリップ1の第1摘み片5に係止
片8を設け、第2摘み片7と係合させることによって、
ホースクリップ1は拡径状態に保持される。また、両摘
み片5,7の間で係止片8の下側には差し込み空所12
が形成され、ここへ棒状工具T1の先端部を差し込んで
こじり操作をしてやると、第2摘み片7が締付輪2の軸
方向へ移動し、係止片8の係止状態が解除される。これ
により、ホースクリップ1は拡径状態が解除され、縮径
状態へと変化する。また、両摘み片5,7同士の間は、
差し込み空所12を除き棒状工具T1を突っ込むだけの
隙間が開かないよう、肉盛りがされているため、棒状工
具の誤挿入がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホースを緊締する
ためのホースクリップと、このホースクリップが拡径状
態にあるときにこの拡径状態を解除してホースを緊締す
る縮径状態に移行させるための解除用棒状工具に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】自らのばね力を利用してホースを締め付
けるようにしたホースクリップでは、現場作業を考慮し
て予め拡径状態に保持して搬入できることが望ましい。
そのため従来より、ホルダにより両端の摘み片を把持し
て拡径状態に保持するものが広く使用されていたが、拡
径解除のためにホルダを抜いたときに、ホルダがホース
クリップのばね力ではじき飛ばされて現場に散乱すると
いう問題があった。そこで近年では、ホルダの使用を廃
してホースクリップ自体に拡径状態に保持する機能を備
えた、いわゆるホルダレスタイプのものが普及しつつあ
る。
【0003】その一例として本願出願人は、実開平6−
69581号公報に開示されたものを先に提案した。こ
のものは、図10に示すように、帯状のばね板が円形に
回曲されて締付輪30が形成されるとともに、その一端
側にアーチ状の第1摘み片31が、他端側にその第1摘
み片31のアーチ部分を通過したのちに立ち上げられて
第1摘み片31と対向する第2摘み片32がそれぞれ形
成され、締付輪30が自由状態に縮径したときにはホー
スHの締め付けが可能であり、両摘み片31,32を互
いに接近させると、ホースHへの挿脱が可能なように締
付輪30が拡径変形するようになっている。
【0004】そして締付輪30を拡径状態に保持するた
めに、第1摘み片31おける右脚の内側の側縁から、先
端が手前側に湾曲するようにして係止片33が突設され
る一方、第2摘み片32の右側縁からは第1摘み片31
側に向かって腕34が突設され、その腕34の先端に、
上記の係止片33に係止可能でかつ弧状のガイド面36
を持った仮止め爪35が設けられた構造が採用されてい
る。
【0005】拡径状態を解除する場合は、図11に示す
ように、両摘み片31,32の間を幅方向にプライヤP
で挟み付けると、両摘み片31,32が強制的に締付輪
30の軸方向に変位して、仮止め爪35が係止片33か
ら外れ、締付輪30が復元弾力で縮径変形するようにな
っている。このものは、拡径状態に保持しまたそれを強
制的に解除する場合に、締付輪30を径方向ではなくて
軸方向に沿った方向に変形させるようになっているか
ら、締付輪30が円形から歪んで変形するおそれが少な
い点で優れたものとなっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来技術では、次のような解決すべき問題点があった。す
なわち、従来のものでは拡径状態を解除する場合にプラ
イヤで挟む、という操作が必要となっている。このた
め、ホースクリップ周りはプライヤが開いた状態を確保
するだけのゆとりある空間が要求されてしまう。しか
し、自動車のエンジンルーム内のように多数の部品が密
に配置されている中では、このような作業空間を確保す
るのは無理がある。また、従来のものではプライヤの進
入方向がホースクリップ(両摘み片)の上方からに限定
されるため、その分、ホースクリップの設置箇所の自由
度が低くなってしまっていた。
【0007】本発明は上記した従来の問題点に鑑みて開
発工夫されたものであり、その目的とするところは、拡
径状態の解除作業性の向上に寄与するホースクリップお
よびその解除用工具を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1の発明は、帯状のばね板を円形に回曲する
ことで締付輪が形成されるとともに、その締付輪の一端
側には径方向にアーチ状に起立した第1摘み片が、また
他端側には前記第1摘み片のアーチ部分を通過したのち
径方向に起立して前記第1摘み片と対向可能な第2摘み
片がそれぞれ形成され、前記締付輪が自由状態に縮径し
たときにはホースを締付可能であり、前記両摘み片を互
いに接近させた状態で保持されたときには前記締付輪
が、前記ホースへ遊嵌可能な拡径状態に保持されるホー
スクリップにおいて、前記締付輪を拡径状態に保持する
ために、少なくともいずれか一方の摘み片からは、他方
の摘み片に対して解離可能に係合する係止片が形成され
る一方、前記両摘み片が接近した状態において両摘み片
同士の隙間には棒状工具の差し込み空所が形成され、こ
の差し込み空所に対し棒状工具を差し込んでこじり操作
がなされたときには、前記両摘み片が前記締付輪の軸方
向に沿って相対変位を行うことで前記係止片の係止が解
除可能となっていることを特徴とするものである。
【0009】また請求項2の発明は、請求項1記載のも
のにおいて、前記締付輪が拡径状態にあるときには、前
記両摘み片同士の隙間は、前記差し込み空所を除き、前
記棒状工具の外形寸法より狭く形成されていることを特
徴とするものである。
【0010】さらに請求項3の発明は、請求項1または
2記載のものにおいて、前記差し込み空所は、前記締付
輪寄りの位置に配されるとともに、この差し込み空所の
締付輪寄りには前記両摘み片のうちの少なくとも一方側
からは前記両摘み片同士の隙間を狭めつつ前記棒状工具
の差し込み位置を規制するストッパ突部が形成されてい
ることを特徴とするものである。
【0011】さらにまた請求項4の発明は、請求項1記
載のホースクリップにおける拡径状態を解除するための
解除用棒状工具であって、握り操作部と、この握り操作
部から軸方向に沿って棒状に延びる主幹解除部と、この
主幹解除部の途中から枝分かれして棒状に突出する分枝
解除部とからなることを特徴とするものである。
【0012】
【発明の作用及び効果】請求項1の発明の作用は以下の
ようである。第1,第2の両摘み片を接近させ、係止片
を他方の摘み片に対して係合させておく。こうして、ホ
ースクリップを拡径状態に保持し、そのまま緊締すべき
ホースの口部に嵌め込む。そして、この拡径状態を解除
する場合には、両摘み片間に形成された差し込み空所へ
棒状工具の先端部を突っ込む。そして、棒状工具をこじ
り操作してやると、両摘み片の隙間間隔が強制的に拡開
する方向、つまり締付輪の軸方向に沿う方向へ変位して
係止片の係止が解除される。これによって、締付輪は自
らの弾性力によって縮径状態に移行してホースを緊締す
る。このように、請求項1の発明によれば、棒状工具を
使用して解除動作を行わせることができる。したがっ
て、従来のようにプライヤのごとき開き動作を必要とす
る工具に比較すれば、棒状である分、作業スペースが小
さくてすむ。また、ホースクリップの進入方向も制約を
受けにくく、したがって例えばエンジンルームのような
狭隘なスペースでの使用にきわめて有効である。
【0013】また、請求項2の発明では、差し込み空所
以外に棒状工具を突っ込む場所がないようにしてあるた
め、工具の誤挿入がなく、解除作業を円滑に行うことが
できる。
【0014】さらに請求項3の発明では、ストッパ突部
が形成されているため、解除操作の際に、工具が誤って
差し込み空所から外れようとする場合等においても、ス
トッパ突部に引掛かりやすくなっているため、ホースを
傷つけてしまう事態を有効に回避できる。
【0015】さらにまた請求項4の発明では、棒状工具
を主幹解除部とここから枝分かれして異なる方向に延び
る分枝解除部とから形成したため、一つの工具で様々な
方向からの解除操作が可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本実施形態のホースクリップは、
図1に示すように、ホースHとパイプPとの連結部分に
使用されるものとする。同図におけるホースクリップ1
は、ホースHに対して遊挿可能に拡径された状態を示し
ている。このホースクリップ1は、帯状のばね板を円形
に回曲することによって締付輪2が形成されており、そ
の周面には三角窓3が2箇所に開口され、ホースHの全
周に略均一の締付力が作用できるようになっている。
【0017】締付輪2の一端側には所定長さ範囲にわた
って溝部4が切られており、その先端部は溝部4を含め
て径方向に起立され、これによりアーチ状をなす第1摘
み片5が形成されている。締付輪2の他端側には、上記
した溝部4が切られている範囲とほぼ同じ長さ範囲にわ
たって、先細り状の幅狭部6が形成されている。この幅
狭部6の先端部は第1摘み片5のアーチ部分をくぐり抜
けた位置で、ほぼ径方向へ向けて第1摘み片5とほぼ同
じ高さをもって起立され、これによって、第2摘み片7
となっている。
【0018】また、第1摘み片5を構成する一方の側片
の中央部にはホースクリップ1を拡径状態に保持するた
めの係止片8が形成されている。この係止片8は、第1
摘み片5から内方へ向けてほぼ水平に張り出し、より詳
細には図5、6に示されるように、第1摘み片5との接
続部分から滑らかな円弧状をなして回曲し、さらにその
先端は僅かに第1摘み片5側へ向けて再び回曲した掛止
部8Aとなっている。
【0019】一方、第2摘み片7において係止片8と対
応する高さ位置の側縁部には切り欠き凹部9が形成され
るとともに、これに隣接して係止片8の先端部と解離可
能に係止する受け面10が形成されている。この受け面
10は、叩き出しによって係止片8よりもやや広幅の幅
寸法をもって水平方向に凹み形成され、より詳細には、
図5、6に示されるように、切り欠き凹部9側の側縁か
ら幅方向に沿ってほぼ中央部までの部分は掛止部8Aの
内面側と密着して適合できるよう、徐々にへこみ深さを
増す食い込み面10Aが形成されて外れにくくなってい
るとともに、残り半分はほぼ均一な凹み深さとなってい
る。
【0020】さらに、第1摘み片5において係止片8が
形成されている位置の下方には、内方へ向けてストッパ
突部11が半円状に突出しており、このストッパ突部1
1と係止片8および第2摘み片7とによって囲まれた領
域が差し込み空所12となる。この差し込み空所12
は、後述する棒状工具T1の先端部を差し込んだ状態で
こじり操作がなされることで第2摘み片7と第1摘み片
5との反対方向へ変位させ、もって係止片8と受け面1
0との係合を解いて拡径状態を解除させるためのもので
ある。
【0021】そして、本実施形態ではこの差し込み空所
12以外への工具の差し込みを規制するために、両摘み
片間の隙間(両摘み片の側縁同士の間の隙間)を狭める
ような工夫がなされている(図3参照)。すなわち、第
1摘み片5においては、ストッパ突部11が設けられて
いるのと反対側にも同様な突起13が形成されている。
一方、第2摘み片7は締付輪2から立ち上がり始めの部
分は均一幅で立ち上がるが、一方の側縁については上記
した突起13と対向する高さ位置より上方の領域(図3
中、B−B線より外側領域)には第1の肉盛り部14が
形成されている。また、この第1の肉盛り部14とは反
対側のサイドで切り欠き凹部9より上側の領域(図3
中、A−A線より外側領域)には、第2の肉盛り部15
が形成されている。これらの結果、両摘み片5,7の側
縁同士の間の隙間間隔は、差し込み空所12以外、棒状
工具T1の先端部の外径よりも小さくなっている。
【0022】棒状工具T1は、図2では図示しない握り
操作部と、この握り操作部から軸方向に沿って延び、そ
の先端が先細り状に形成された解除部16とからなって
いる。但し、解除部16は差し込み空所12へその先端
の一部所定長さを突っ込むことができるように形成され
ている。
【0023】本実施形態は上記のような構造であって、
続いてその作用を説明する。ホースクリップ1をホース
Hに装着する作業に先立ち、まず締付輪2が拡径状態に
保持される。その場合は、自由状態(縮径状態)にある
ホースクリップ1の両摘み片5,7の上端をプライヤ等
の工具を用いて挟み付け、両摘み片6,9を互いに接近
させる。すると、係止片8の掛止部8Aが受け面10の
裏側に摺接し、さらに工具が握られると、第2摘み片7
は掛止部8Aに設定された傾斜によって締付輪2の軸方
向に沿って係止片8から遠ざかる方向への変位が案内さ
れるため、係止片8の掛止部8Aは第2つまみ片の表面
側へ回り込み、これによって、第2摘み片7が復帰して
係止片8と第2摘み片7の受け面10とが係止し、その
結果、ホースクリップ1全体が拡径状態に保持される。
【0024】このようにして締付輪2が拡径状態に保持
されたホースクリップ1がホースHの接続現場に搬入さ
れる。接続作業現場では、拡径状態にあるホースクリッ
プ1の締付輪2をホースHの口の部分の外周の適当位置
に嵌めておき、そのまま相手のパイプPへ嵌め込み、ホ
ースクリップ1を所定の締付位置へずらしておく。
【0025】次に、ホースクリップ1の拡径状態を解除
すべく、棒状工具T1の解除部16を差し込み空所12
へ突っ込む。この時には、第1摘み片5と第2摘み片7
との間の隙間は差し込み空所12を除いて棒状工具T1
を突っ込むことができない隙間寸法に設定されているた
め、誤った箇所に棒状工具T1が突っ込まれることがな
い。このため、棒状工具T1は確実に差し込み空所12
に突っ込まれることになり(図2,3,5参照)、その
後に棒状工具T1を図6における矢印方向にこじり操作
してやると、第2摘み片7が締付輪2の軸方向に沿って
係止片8から離れる方向に変位する。そして、係止片8
の掛止部8Aが受け面10から完全に解離して係止片8
の係止が解除されれば(図4.6参照)、ホースクリッ
プ1は締付輪2の弾性力によって急速に縮径状態に復帰
し、これによってホースHが相手パイプPに対して締め
付け状態で取り付けられる。
【0026】このように、本実施形態によれば、従来と
異なり、必要作業スペースの小さい棒状工具T1を用い
てホースクリップ1の拡径状態を解除することができる
ため、ホースクリップ1周辺が高密度に配置されている
場合にきわめて有効である。また、棒状工具T1の使用
が可能となったことにより、ホースクリップ1に対して
様々な方向から工具を進入させても解除操作が可能とな
るため、作業の自由度が高まる。
【0027】図8及び図9は解除用棒状工具の変形例を
示すものである。すなわち、この例の棒状工具T2は、
握り操作部17と、そこから軸方向に沿って真っ直ぐ延
びた主幹解除部18に加え、さらに主幹解除部18の先
端寄りの位置からほぼ直交する方向に枝分かれした分枝
解除部19とから形成されている。ただし、何れの解除
部も差し込み空所12への突っ込み操作が可能に形成さ
れている。
【0028】このような構成に係る棒状工具T2によれ
ば、主幹解除部18の他に分枝解除部19を使用してホ
ースクリップ1の拡径解除操作を行うことができる。し
かも、異なる方向に張り出す解除部を設定したため、主
幹解除部18の進入して行く先(軸線上)に差し込み空
所12がない場合にも、分枝解除部19を差し込み空所
12へ突っ込むことも可能となる。したがって、主幹解
除部18を使用すれば、棒状工具T2は差し込み空所1
2によって形成される面と直交する平面に沿う面内にお
いて、ほぼ全周から進入。解除操作可能であり、さらに
加えて分枝解除部19を使用する場合には、差し込み空
所12によって形成される面に沿う面内においてほぼ全
周方向からの進入・解除操作可能となって、操作可能な
範囲が飛躍的に拡大する。勿論、差し込み空所12は表
裏いずれの側からも解除操作が可能である。
【0029】また、分枝解除部19を備えた棒状工具T
2を使用してホースクリップ1の拡径解除を行う場合に
おいて、主幹解除部18をホースクリップ1の真上方向
から進入させ、分枝解除部19を差し込み空所12に突
っ込む際あるいは解除操作を行っている間、分枝解除部
19がストッパ突部11に引掛かるため、主幹解除部1
8によってホースHを傷つけてしまう事態も緩和されて
いる。
【0030】また、本発明は種々の変更が可能であり、
次のような変形例も本発明の技術的範囲に含まれる。 差し込み空所12の開口縁周りに工具の差し込みを案
内するようなテーパ状のガイド面を設けてもよく、この
ようにすれば、遠方からの操作や目の届きにくい場所で
の作業もしやすくなる。 棒状工具T1において、分枝解除部19の本数あるい
はその張り出し方向は限定されるべきものではない。 本実施形態では、係止片を第1摘み片側に形成した
が、第2摘み片側に形成したりあるいは双方に形成する
ようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】拡径状態にあるホースクリップの斜視図
【図2】拡径状態の解除作業を示す斜視図
【図3】拡径状態において棒状工具を差し込んだ状態を
一部拡大して示す正面図
【図4】棒状工具をこじり操作して拡径状態を解除した
ときの状況を一部拡大して示す正面図
【図5】拡径状態において棒状工具を差し込んだ状態を
一部拡大して示す平断面図
【図6】棒状工具をこじり操作して拡径状態を解除した
ときの状況を一部拡大して示す平断面図
【図7】縮径状態にあるホースクリップの斜視図
【図8】他の解除用棒状工具を示す斜視図
【図9】この棒状工具を使用した複数方向から行われる
解除作業の一例を示す斜視図
【図10】従来のホースクリップの縮径状態を示す斜視
【図11】同じく拡径状態にあるホースクリップに対す
る解除操作を示す斜視図
【符号の説明】
1…ホースクリップ 2…締付輪 5…第1摘み片 7…第2摘み片 8…係止片 11…ストッパ突部 12…差し込み空所 17…握り操作部 18…主幹解除部 19…分枝解除部 H…ホース P…パイプ T1,T2…棒状工具

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状のばね板を円形に回曲することで締
    付輪が形成されるとともに、その締付輪の一端側には径
    方向にアーチ状に起立した第1摘み片が、また他端側に
    は前記第1摘み片のアーチ部分を通過したのち径方向に
    起立して前記第1摘み片と対向可能な第2摘み片がそれ
    ぞれ形成され、前記締付輪が自由状態に縮径したときに
    はホースを締付可能であり、前記両摘み片を互いに接近
    させた状態で保持されたときには前記締付輪が、前記ホ
    ースへ遊嵌可能な拡径状態に保持されるホースクリップ
    において、 前記締付輪を拡径状態に保持するために、少なくともい
    ずれか一方の摘み片からは、他方の摘み片に対して解離
    可能に係合する係止片が形成される一方、前記両摘み片
    が接近した状態において両摘み片同士の隙間には棒状工
    具の差し込み空所が形成され、この差し込み空所に対し
    棒状工具を差し込んでこじり操作がなされたときには、
    前記両摘み片が前記締付輪の軸方向に沿って相対変位を
    行うことで前記係止片の係止が解除可能となっているこ
    とを特徴とするホースクリップ。
  2. 【請求項2】 前記締付輪が拡径状態にあるときには、
    前記両摘み片同士の隙間は、前記差し込み空所を除き、
    前記棒状工具の外形寸法より狭く形成されていることを
    特徴とする請求項1記載のホースクリップ。
  3. 【請求項3】前記差し込み空所は、前記締付輪寄りの位
    置に配されるとともに、この差し込み空所の締付輪寄り
    には前記両摘み片のうちの少なくとも一方側からは前記
    両摘み片同士の隙間を狭めつつ前記棒状工具の差し込み
    位置を規制するストッパ突部が形成されていることを特
    徴とする請求項1または2記載のホースクリップ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のホースクリップにおける
    拡径状態を解除するための解除用棒状工具であって、 握り操作部と、この握り操作部から軸方向に沿って棒状
    に延びる主幹解除部と、この主幹解除部の途中から枝分
    かれして棒状に突出する分枝解除部とからなることを特
    徴とする解除用棒状工具。
JP707498A 1997-05-16 1998-01-16 ホースクリップ及びこれに使用する解除用棒状工具 Pending JPH11201119A (ja)

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JP707498A JPH11201119A (ja) 1998-01-16 1998-01-16 ホースクリップ及びこれに使用する解除用棒状工具
US09/076,719 US5979020A (en) 1997-05-16 1998-05-13 Hose clip and releasing bar tool therefor
DE19821733A DE19821733A1 (de) 1997-05-16 1998-05-14 Schlauchklemme

Applications Claiming Priority (1)

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JP707498A JPH11201119A (ja) 1998-01-16 1998-01-16 ホースクリップ及びこれに使用する解除用棒状工具

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Publication Number Publication Date
JPH11201119A true JPH11201119A (ja) 1999-07-27

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ID=11655944

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JP707498A Pending JPH11201119A (ja) 1997-05-16 1998-01-16 ホースクリップ及びこれに使用する解除用棒状工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11201119A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007100872A (ja) * 2005-10-05 2007-04-19 Togo Seisakusho Corp 配管接続具
JP2020513094A (ja) * 2017-04-19 2020-04-30 リッタル ゲーエムベーハー ウント コー.カーゲーRittal GmbH & Co.KG 締結用アセンブリおよび対応するスイッチキャビネットの筐体

Cited By (3)

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