JPH11192085A - Sod酵素剤 - Google Patents
Sod酵素剤Info
- Publication number
- JPH11192085A JPH11192085A JP37042097A JP37042097A JPH11192085A JP H11192085 A JPH11192085 A JP H11192085A JP 37042097 A JP37042097 A JP 37042097A JP 37042097 A JP37042097 A JP 37042097A JP H11192085 A JPH11192085 A JP H11192085A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- natto
- enzyme agent
- food
- enzyme
- sod
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明は新規のスーパーオキシドジスムタ
ーゼ酵素剤の取得法、及び該酵素剤を各種疾患の予防あ
るいは予後に応用しようとするものである。 【解決手段】 納豆より水、あるいは希薄塩類溶液を用
いて抽出することを特徴とするスーパーオキシドジスム
ターゼ酵素剤。
ーゼ酵素剤の取得法、及び該酵素剤を各種疾患の予防あ
るいは予後に応用しようとするものである。 【解決手段】 納豆より水、あるいは希薄塩類溶液を用
いて抽出することを特徴とするスーパーオキシドジスム
ターゼ酵素剤。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は納豆より水、あるい
は希薄塩類溶液を用いて抽出されるスーパーオキシドジ
スムターゼ酵素剤に関する。今日、癌や各種炎症性疾
患、その他の成人病予防目的に、食品由来の本酵素は極
めて強力な活性を持つため安価に調整でき、食して安全
性が高く、また熱に対する安定性もよく、利用価値が高
いと考えられる。
は希薄塩類溶液を用いて抽出されるスーパーオキシドジ
スムターゼ酵素剤に関する。今日、癌や各種炎症性疾
患、その他の成人病予防目的に、食品由来の本酵素は極
めて強力な活性を持つため安価に調整でき、食して安全
性が高く、また熱に対する安定性もよく、利用価値が高
いと考えられる。
【0002】
【従来の技術】各種疾患に対してそれを治療、あるいは
予防するためのスーパーオキシドジスムターゼ酵素剤と
しては、これまで動物及び植物由来のものが報告されて
いるが、発酵によりいくらでも大量生産が可能で、安
価、且つ食べたり飲んで安全性の保障されたものは少な
かった。特に、Bacillus属による納豆菌を用い
た発酵食品である納豆由来の強力な本酵素剤は、これま
で全く報告がなかった。
予防するためのスーパーオキシドジスムターゼ酵素剤と
しては、これまで動物及び植物由来のものが報告されて
いるが、発酵によりいくらでも大量生産が可能で、安
価、且つ食べたり飲んで安全性の保障されたものは少な
かった。特に、Bacillus属による納豆菌を用い
た発酵食品である納豆由来の強力な本酵素剤は、これま
で全く報告がなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般の穀類そのものか
らは分離しえない強力なスーパーオキシドジスムターゼ
酵素剤を食品である納豆から容易に取得する。このもの
は安価で、食べても安全であるがゆえに、薬品としての
みならず、特に成人病予防及び予後目的のドリンク剤あ
るいは機能性食品素材としての応用が期待できる。
らは分離しえない強力なスーパーオキシドジスムターゼ
酵素剤を食品である納豆から容易に取得する。このもの
は安価で、食べても安全であるがゆえに、薬品としての
みならず、特に成人病予防及び予後目的のドリンク剤あ
るいは機能性食品素材としての応用が期待できる。
【0004】
【課題を解決するための手段】食品中には種々の生理活
性物質が含まれるが、特に最近は日本の伝統的発酵食品
である納豆中に血栓溶解酵素であるナットウキナーゼの
他、ビタミンK2、抗菌物質であるジピコリン酸などが
発見され、注目されている(工業技術会編、機能性食品
素材、食品由来の生理活性物質における研究と開発、
p.88、1989;須見ら、月刊フードケミカル、1
2:72、1990;食品機能学への招待、p.36、
三共出版、1996;齋藤陽彦、ふくおか経済、99:
78、朝日新聞8/3、1996)。これら発酵食品由
来の生理活性物質は、長年摂取されても安全性に問題が
少ないとろに最大の特長がある。我々も、長年納豆の研
究を続け、抗菌納豆、納豆アメなどを開発してきた。本
発明は、そうした研究の過程で発見するに至った極めて
強力な納豆由来のスーパーオキシドジスムターゼ酵素剤
に関するものである。
性物質が含まれるが、特に最近は日本の伝統的発酵食品
である納豆中に血栓溶解酵素であるナットウキナーゼの
他、ビタミンK2、抗菌物質であるジピコリン酸などが
発見され、注目されている(工業技術会編、機能性食品
素材、食品由来の生理活性物質における研究と開発、
p.88、1989;須見ら、月刊フードケミカル、1
2:72、1990;食品機能学への招待、p.36、
三共出版、1996;齋藤陽彦、ふくおか経済、99:
78、朝日新聞8/3、1996)。これら発酵食品由
来の生理活性物質は、長年摂取されても安全性に問題が
少ないとろに最大の特長がある。我々も、長年納豆の研
究を続け、抗菌納豆、納豆アメなどを開発してきた。本
発明は、そうした研究の過程で発見するに至った極めて
強力な納豆由来のスーパーオキシドジスムターゼ酵素剤
に関するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】次に本発明を実施例にて詳細に説
明する。
明する。
【0006】第1例 1kgの蒸煮大豆をオートクレーブで120℃、30分
間滅菌処理済みの綿栓付きの10lのステンレス容器に
入れ、1mlの納豆菌(約1010/ml)(宮城野納
豆製造所、仙台)を加え、よく撹拌した後、37℃の恒
温槽内で静置培養した。3日後の発酵に生理的食塩水を
加えて2時間撹拌後、東洋濾紙No.50で濾過し、得
られた瀘液をエバポレーターで濃縮した。薄黄色の本物
質のスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)活性をE
lstnerの亜硝酸法(Anal.Bioche
m.,70:616,1976)で調べた結果、納豆の
乾燥品g当たりに換算して270単位(cu)のSOD
活性が確認できた(表1)。この活性はSOD市販製品
(日本薬品開発(株)のグリーンマグマ、プリセプト
(株)の百種百源など)と比べても、そのままの状態で
見劣りしない強いものであった。
間滅菌処理済みの綿栓付きの10lのステンレス容器に
入れ、1mlの納豆菌(約1010/ml)(宮城野納
豆製造所、仙台)を加え、よく撹拌した後、37℃の恒
温槽内で静置培養した。3日後の発酵に生理的食塩水を
加えて2時間撹拌後、東洋濾紙No.50で濾過し、得
られた瀘液をエバポレーターで濃縮した。薄黄色の本物
質のスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)活性をE
lstnerの亜硝酸法(Anal.Bioche
m.,70:616,1976)で調べた結果、納豆の
乾燥品g当たりに換算して270単位(cu)のSOD
活性が確認できた(表1)。この活性はSOD市販製品
(日本薬品開発(株)のグリーンマグマ、プリセプト
(株)の百種百源など)と比べても、そのままの状態で
見劣りしない強いものであった。
【表1】
【0007】第2例 1kgの蒸煮した大豆、及び黒豆の各々を10lの棉栓
付ビーカー内に入れ、120℃、30分間滅菌処理した
後、クリーンベンチ内で納豆菌(成瀬研究所、東京)5
00mg(109/g)を添加し、再度よく撹拌し、4
0℃の恒温槽内で5日間静置培養したものを50℃で減
圧乾燥し、各々4lの蒸留水で抽出した。これらの抽出
液に対してエタノールを80%濃度になるまで添加し、
生じる粘質物質をガーゼ濾過して除いた後、メンブラン
フイルター(0.2μ)に通した後、水による部分透
析、DAEA‐セルロース、カラムクロマトグラフィー
及びCM‐セルロースカラムクロマトグラフィーで精製
後、その溶出液をエバポレーターで濃縮した本酵素には
第1例と同じ亜硝酸法でg当たり、各々1,550c
u、及び1,700cuという強力なスーパーオキシド
ジスムターゼ活性が確認できた。
付ビーカー内に入れ、120℃、30分間滅菌処理した
後、クリーンベンチ内で納豆菌(成瀬研究所、東京)5
00mg(109/g)を添加し、再度よく撹拌し、4
0℃の恒温槽内で5日間静置培養したものを50℃で減
圧乾燥し、各々4lの蒸留水で抽出した。これらの抽出
液に対してエタノールを80%濃度になるまで添加し、
生じる粘質物質をガーゼ濾過して除いた後、メンブラン
フイルター(0.2μ)に通した後、水による部分透
析、DAEA‐セルロース、カラムクロマトグラフィー
及びCM‐セルロースカラムクロマトグラフィーで精製
後、その溶出液をエバポレーターで濃縮した本酵素には
第1例と同じ亜硝酸法でg当たり、各々1,550c
u、及び1,700cuという強力なスーパーオキシド
ジスムターゼ活性が確認できた。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、大量生産が容易で、安
価、且つ食べたり飲んだりしても安全なスーパーオキシ
ドジスムターゼ酵素剤が提供できる。
価、且つ食べたり飲んだりしても安全なスーパーオキシ
ドジスムターゼ酵素剤が提供できる。
Claims (2)
- 【請求項1】 納豆より水、あるいは希薄塩類溶液を用
いて抽出されるスーパーオキシドジスムターゼ酵素剤。 - 【請求項2】 得られた物質をそのまま、または適当な
極性有機溶媒処理、限外濾過処理、吸着クロマトグラフ
ィー、イオン交換クロマトグラフィー、ゲル濾過などの
操作を一種類以上組み合わせて精製する請求項1に記載
の取得法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37042097A JPH11192085A (ja) | 1997-12-30 | 1997-12-30 | Sod酵素剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37042097A JPH11192085A (ja) | 1997-12-30 | 1997-12-30 | Sod酵素剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11192085A true JPH11192085A (ja) | 1999-07-21 |
Family
ID=18496871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP37042097A Pending JPH11192085A (ja) | 1997-12-30 | 1997-12-30 | Sod酵素剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11192085A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110093334A (zh) * | 2019-05-08 | 2019-08-06 | 江苏博晟康生物科技有限公司 | 一种利用大豆和黑豆发酵制备纳豆激酶的方法 |
-
1997
- 1997-12-30 JP JP37042097A patent/JPH11192085A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110093334A (zh) * | 2019-05-08 | 2019-08-06 | 江苏博晟康生物科技有限公司 | 一种利用大豆和黑豆发酵制备纳豆激酶的方法 |
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