JPH11188022A - X線診断装置 - Google Patents
X線診断装置Info
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- JPH11188022A JPH11188022A JP9359795A JP35979597A JPH11188022A JP H11188022 A JPH11188022 A JP H11188022A JP 9359795 A JP9359795 A JP 9359795A JP 35979597 A JP35979597 A JP 35979597A JP H11188022 A JPH11188022 A JP H11188022A
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- sensor
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- tube
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Abstract
(57)【要約】
【課題】透過X線像検出用のX線検出器の交換を容易に
行えるようにする。 【解決手段】この発明のX線診断装置は、X線管2と患
者Mを挟んで対向配置される透過X線像検出用のX線検
出器として、X線検出素子が縦横に配列されているフラ
ットパネル型X線センサ3をセンサホルダー21に着脱
可能に取り付けるとともに、サイズの異なる2個のパネ
ル型X線センサを用意しておいて、撮影対象に合わせて
パネル型X線センサの取り替えが行える構成となってお
り、パネル型X線センサ3が薄型で軽量の取扱い易いも
のであるので、容易に取り替えが行え、常に撮影対象に
適したX線面センサによりX線透過像の検出が行える。
行えるようにする。 【解決手段】この発明のX線診断装置は、X線管2と患
者Mを挟んで対向配置される透過X線像検出用のX線検
出器として、X線検出素子が縦横に配列されているフラ
ットパネル型X線センサ3をセンサホルダー21に着脱
可能に取り付けるとともに、サイズの異なる2個のパネ
ル型X線センサを用意しておいて、撮影対象に合わせて
パネル型X線センサの取り替えが行える構成となってお
り、パネル型X線センサ3が薄型で軽量の取扱い易いも
のであるので、容易に取り替えが行え、常に撮影対象に
適したX線面センサによりX線透過像の検出が行える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、X線管からのX
線照射に伴ってX線検出器から出力されるX線検出デー
タに基づき画像処理を行って被検体のX線透視画像を得
るよう構成されたX線診断装置に係り、特に、透過X線
像検出用のX線検出器の交換を容易に行えるようにする
ための技術に関する。
線照射に伴ってX線検出器から出力されるX線検出デー
タに基づき画像処理を行って被検体のX線透視画像を得
るよう構成されたX線診断装置に係り、特に、透過X線
像検出用のX線検出器の交換を容易に行えるようにする
ための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、病院等の医療施設で使われて
いる従来のX線診断装置を示す。図10のX線診断装置
は、主に循環器系の透視撮影に適したC字状アームタイ
プの装置である。このX線診断装置では、図10に示す
ように、天板60に載置された患者MにX線を照射する
X線管61と、患者Mからの透過X線像を検出するイメ
ージインテンシファイア(以下、適宜「I・I管」と略
記)62とが、C字状アーム(C型アーム)63の両端
部に患者Mを挟んで対向する状態で各々取り付け保持さ
れているとともに、X線照射に伴ってイメージインテン
シファイア62の後部に取り付けられたTVカメラ64
から出力されるX線検出データに基づきX線透視画像を
得るための画像処理を行う画像処理部(図示省略)と、
得られたX線透視画像を表示するためのモニタ65と
が、I・I管62の後段に設けられている。
いる従来のX線診断装置を示す。図10のX線診断装置
は、主に循環器系の透視撮影に適したC字状アームタイ
プの装置である。このX線診断装置では、図10に示す
ように、天板60に載置された患者MにX線を照射する
X線管61と、患者Mからの透過X線像を検出するイメ
ージインテンシファイア(以下、適宜「I・I管」と略
記)62とが、C字状アーム(C型アーム)63の両端
部に患者Mを挟んで対向する状態で各々取り付け保持さ
れているとともに、X線照射に伴ってイメージインテン
シファイア62の後部に取り付けられたTVカメラ64
から出力されるX線検出データに基づきX線透視画像を
得るための画像処理を行う画像処理部(図示省略)と、
得られたX線透視画像を表示するためのモニタ65と
が、I・I管62の後段に設けられている。
【0003】X線撮影を実行する場合、X線管61から
患者MにX線を照射するとともに、患者Mからの透過X
線をI・I管62で検出して、I・I管62の後部のT
Vカメラ64からX線検出データとして画像処理部へ送
出する。画像処理部ではX線検出データに基づき画像処
理が行われ、最終的に得られたX線透視画像がモニタ6
5の画面に映し出され、医師の診断に供されている。
患者MにX線を照射するとともに、患者Mからの透過X
線をI・I管62で検出して、I・I管62の後部のT
Vカメラ64からX線検出データとして画像処理部へ送
出する。画像処理部ではX線検出データに基づき画像処
理が行われ、最終的に得られたX線透視画像がモニタ6
5の画面に映し出され、医師の診断に供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のX線診断装置の場合、常に撮影対象に適したI・
I管62を用いることは難しいという問題がある。具体
的に言えば、撮影対象が心臓領域の場合は、I・I管6
2を胸に密着させながら透視したり撮影したりすること
が重要であることから、外形寸法(サイズ)が9インチ
程度の小さなI・I管が適切である。これに対し撮影対
象が頭・腹部領域の場合は、広範囲を透視したり撮影し
たりすることのできる外形寸法が16インチ程度の大き
なI・I管が適切である。頭・腹部領域の場合、9イン
チのI・I管では撮影領域全体をカバー出来ず、心臓領
域の場合、16インチのI・I管では胸より先に顔に接
触してI・I管を胸に密着させることが出来ないので、
それぞれに適したサイズのI・I管を使う必要があるわ
けである。
従来のX線診断装置の場合、常に撮影対象に適したI・
I管62を用いることは難しいという問題がある。具体
的に言えば、撮影対象が心臓領域の場合は、I・I管6
2を胸に密着させながら透視したり撮影したりすること
が重要であることから、外形寸法(サイズ)が9インチ
程度の小さなI・I管が適切である。これに対し撮影対
象が頭・腹部領域の場合は、広範囲を透視したり撮影し
たりすることのできる外形寸法が16インチ程度の大き
なI・I管が適切である。頭・腹部領域の場合、9イン
チのI・I管では撮影領域全体をカバー出来ず、心臓領
域の場合、16インチのI・I管では胸より先に顔に接
触してI・I管を胸に密着させることが出来ないので、
それぞれに適したサイズのI・I管を使う必要があるわ
けである。
【0005】勿論、撮影対象に応じてサイズの違うI・
I管に取り替えれば問題は解消することになるけれど
も、従来のX線診断装置では、I・I管をサイズの異な
るものに取り替えることが難しい。I・I管は大容積の
重量物で簡単に取り扱うことが難しいことから、I・I
管を取り替える作業は大がかりなものとなり、オペレー
タ(X線技師)が容易にI・I管を取り替えることは無
理なのである。また、I・I管のサイズの異なるX線診
断装置を2台用意しておき、撮影対象に応じて使用装置
を選択れば問題は解消することになるけれども、装置を
2台億と購入費用やランニングコストがアップすること
から、現実的な解決策とはならず、普通、主たる撮影対
象に合わせたサイズのI・I管を装備したX線診断装置
1台を選択導入し、これで全ての透視撮影を行って間に
合わせているのであるが、主たる撮影対象以外の撮影対
象の透視撮影が不十分なものとなっている。
I管に取り替えれば問題は解消することになるけれど
も、従来のX線診断装置では、I・I管をサイズの異な
るものに取り替えることが難しい。I・I管は大容積の
重量物で簡単に取り扱うことが難しいことから、I・I
管を取り替える作業は大がかりなものとなり、オペレー
タ(X線技師)が容易にI・I管を取り替えることは無
理なのである。また、I・I管のサイズの異なるX線診
断装置を2台用意しておき、撮影対象に応じて使用装置
を選択れば問題は解消することになるけれども、装置を
2台億と購入費用やランニングコストがアップすること
から、現実的な解決策とはならず、普通、主たる撮影対
象に合わせたサイズのI・I管を装備したX線診断装置
1台を選択導入し、これで全ての透視撮影を行って間に
合わせているのであるが、主たる撮影対象以外の撮影対
象の透視撮影が不十分なものとなっている。
【0006】この発明は、上記の事情に鑑み、透過X線
像検出用のX線検出器の交換を容易に行うことができる
X線診断装置を提供することを課題とする。
像検出用のX線検出器の交換を容易に行うことができる
X線診断装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、この発明に係るX線診断装置は、被検体にX線を照
射するX線管と、被検体を挟んでX線管に対し対向配置
されている透過X線像検出用のX線検出器と、X線照射
に伴ってX線検出器から出力されるX線検出データに基
づきX線透視画像を得るための画像処理を行う画像処理
手段とを備えているX線診断装置において、前記X線検
出器として、X線検出素子が縦横に配列されているX線
面センサを備えているとともに、前記X線面センサを着
脱可能に取付けるセンサ取付け手段を備えていることを
特徴とする。
め、この発明に係るX線診断装置は、被検体にX線を照
射するX線管と、被検体を挟んでX線管に対し対向配置
されている透過X線像検出用のX線検出器と、X線照射
に伴ってX線検出器から出力されるX線検出データに基
づきX線透視画像を得るための画像処理を行う画像処理
手段とを備えているX線診断装置において、前記X線検
出器として、X線検出素子が縦横に配列されているX線
面センサを備えているとともに、前記X線面センサを着
脱可能に取付けるセンサ取付け手段を備えていることを
特徴とする。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
のX線診断装置において、センサ取付け手段により取付
けられているX線面センサをX線管に対し対向状態を維
持したまま進退移動させるX線面センサ進退手段を備え
ている。
のX線診断装置において、センサ取付け手段により取付
けられているX線面センサをX線管に対し対向状態を維
持したまま進退移動させるX線面センサ進退手段を備え
ている。
【0009】〔作用〕次に、この発明のX線診断装置に
よるX線撮影実行の際の作用について説明する。この発
明のX線診断装置によるX線撮影の場合、先ず装備中の
透過X線像検出用のX線面センサの種類が撮影対象に適
当か否かをチェックし、適当でなければ、撮影対象に適
当なX線面センサと付け替える(交換する)。この発明
のX線診断装置では、X線面センサがセンサ取付け手段
により着脱可能に取付けられているとともに、X線検出
素子が縦横に配列されているX線面センサは、大型の重
量物であるI・I管と違って、薄型の軽量物の取扱い易
いものであることから、オペレータでも難なく容易に取
り替え作業が行える。
よるX線撮影実行の際の作用について説明する。この発
明のX線診断装置によるX線撮影の場合、先ず装備中の
透過X線像検出用のX線面センサの種類が撮影対象に適
当か否かをチェックし、適当でなければ、撮影対象に適
当なX線面センサと付け替える(交換する)。この発明
のX線診断装置では、X線面センサがセンサ取付け手段
により着脱可能に取付けられているとともに、X線検出
素子が縦横に配列されているX線面センサは、大型の重
量物であるI・I管と違って、薄型の軽量物の取扱い易
いものであることから、オペレータでも難なく容易に取
り替え作業が行える。
【0010】そして、X線管とX線面センサが被検体
(の撮影部位)を挟んで対向配置した状態にセットし、
X線管から被検体にX線を照射すると、被検体へのX線
照射に伴って、X線面センサからX線検出データが出力
されるとともに、X線検出データに基づき画像処理手段
による画像処理が行われて透視あるいは撮影のためのX
線透視画像が得られる。
(の撮影部位)を挟んで対向配置した状態にセットし、
X線管から被検体にX線を照射すると、被検体へのX線
照射に伴って、X線面センサからX線検出データが出力
されるとともに、X線検出データに基づき画像処理手段
による画像処理が行われて透視あるいは撮影のためのX
線透視画像が得られる。
【0011】また、請求項2のX線診断装置による撮影
の場合、センサ取付け手段により取付けられているX線
面センサと被検体ないしX線管の距離が適当でなけれ
ば、X線面センサ進退手段によってX線管に対し対向状
態を維持したまま進退移動させて、距離の調整を行った
後、X線撮影を実行するようにする。X線面センサと被
検体ないしX線管との距離が長すぎる場合はX線面セン
サを前進させて近づけ、逆にX線面センサと被検体ない
しX線管との距離が短すぎる場合はX線面センサを後退
させて遠ざけることになる。
の場合、センサ取付け手段により取付けられているX線
面センサと被検体ないしX線管の距離が適当でなけれ
ば、X線面センサ進退手段によってX線管に対し対向状
態を維持したまま進退移動させて、距離の調整を行った
後、X線撮影を実行するようにする。X線面センサと被
検体ないしX線管との距離が長すぎる場合はX線面セン
サを前進させて近づけ、逆にX線面センサと被検体ない
しX線管との距離が短すぎる場合はX線面センサを後退
させて遠ざけることになる。
【0012】
【発明の実施の形態】続いて、この発明の一実施例を図
面を参照しながら説明する。図1は実施例に係るC字状
アームタイプのX線診断装置の全体構成を示すブロック
図、図2は実施例のX線診断装置のX線面センサ取り付
け構造まわりを示す縦断面図、図2は実施例のX線診断
装置のX線面センサ取り付け構造まわりを示す横断面
図、図4は実施例装置が備えるX線面センサの外形を示
す平面図である。実施例のX線診断装置は、図1に示す
ように、患者Mの体軸Zの方向に往復移動可能な患者
(被検体)M載置用の天板1を備えているとともに、患
者(被検体)MにX線を照射するX線管2と、X線検出
素子が縦横に配列されている透過X線像検出用のフラッ
トパネル型X線センサ(以下、適宜「パネル型X線セン
サ」と略記)3とを備えている。X線管2およびパネル
型X線センサ3は、C字状アーム4の両端部に相対する
ようにして取り付けられて保持され、X線撮影の際は患
者Mを挟んでX線管2およびパネル型X線センサ3が対
向配置の状態にセットされる。
面を参照しながら説明する。図1は実施例に係るC字状
アームタイプのX線診断装置の全体構成を示すブロック
図、図2は実施例のX線診断装置のX線面センサ取り付
け構造まわりを示す縦断面図、図2は実施例のX線診断
装置のX線面センサ取り付け構造まわりを示す横断面
図、図4は実施例装置が備えるX線面センサの外形を示
す平面図である。実施例のX線診断装置は、図1に示す
ように、患者Mの体軸Zの方向に往復移動可能な患者
(被検体)M載置用の天板1を備えているとともに、患
者(被検体)MにX線を照射するX線管2と、X線検出
素子が縦横に配列されている透過X線像検出用のフラッ
トパネル型X線センサ(以下、適宜「パネル型X線セン
サ」と略記)3とを備えている。X線管2およびパネル
型X線センサ3は、C字状アーム4の両端部に相対する
ようにして取り付けられて保持され、X線撮影の際は患
者Mを挟んでX線管2およびパネル型X線センサ3が対
向配置の状態にセットされる。
【0013】X線管2およびパネル型X線センサ3が取
り付けられたC字状アーム4は、矢印W1で示すよう
に、円弧の伸びる方向に往復移動可能な形でアーム支持
部5に支持されているとともに、アーム支持部5そのも
のが、水平軸Hを回転軸として、矢印W2で示す方向に
正逆回転可能に基台BSに取り付けられていて、アーム
支持部5の回転に応じてX線管2およびパネル型X線セ
ンサ3の傾きが変化しX線照射方向(撮影方向)が変わ
るよう構成されている。
り付けられたC字状アーム4は、矢印W1で示すよう
に、円弧の伸びる方向に往復移動可能な形でアーム支持
部5に支持されているとともに、アーム支持部5そのも
のが、水平軸Hを回転軸として、矢印W2で示す方向に
正逆回転可能に基台BSに取り付けられていて、アーム
支持部5の回転に応じてX線管2およびパネル型X線セ
ンサ3の傾きが変化しX線照射方向(撮影方向)が変わ
るよう構成されている。
【0014】また、パネル型X線センサ3の後段には、
パネル型X線センサ3から出力されるX線検出データを
収集し、画像処理部7へ送り出す信号収集部6が設置さ
れている。信号収集部6の後の画像処理部7は、X線検
出データをディジタル信号に変換するAD変換部8,デ
ィジタル化されたX線検出データを記憶する検出データ
メモリ9、検出データメモリ9に記憶されたX線検出デ
ータにエッジ強調やフィルタリングなどの必要な画像処
理を施すことによりX線画像を作成するデータ処理部1
0、および、得られたX線透視画像を記憶するX線画像
メモリ11を具備している。勿論、X線透視撮影中、X
線画像メモリ11に格納されたX線画像は次々と更新さ
れ続けることになる。
パネル型X線センサ3から出力されるX線検出データを
収集し、画像処理部7へ送り出す信号収集部6が設置さ
れている。信号収集部6の後の画像処理部7は、X線検
出データをディジタル信号に変換するAD変換部8,デ
ィジタル化されたX線検出データを記憶する検出データ
メモリ9、検出データメモリ9に記憶されたX線検出デ
ータにエッジ強調やフィルタリングなどの必要な画像処
理を施すことによりX線画像を作成するデータ処理部1
0、および、得られたX線透視画像を記憶するX線画像
メモリ11を具備している。勿論、X線透視撮影中、X
線画像メモリ11に格納されたX線画像は次々と更新さ
れ続けることになる。
【0015】また、X線管2は、高電圧発生器などを含
む照射制御部12のコントロールにより、管電圧・管電
流等の設定照射条件に従ってX線を患者Mに照射するよ
う構成されている。照射制御部12によるコントロール
は、キーボード13やマウス14からの設定操作に伴っ
て撮影制御部15から送出される指令信号に従って行わ
れる。また、天板1の移動は、天板制御部16のコント
ロールにより行われるよう構成されている。天板制御部
16によるコントロールも、キーボード13やマウス1
4からの設定操作に伴って撮影制御部15から送出され
る指令信号に従って行われる。
む照射制御部12のコントロールにより、管電圧・管電
流等の設定照射条件に従ってX線を患者Mに照射するよ
う構成されている。照射制御部12によるコントロール
は、キーボード13やマウス14からの設定操作に伴っ
て撮影制御部15から送出される指令信号に従って行わ
れる。また、天板1の移動は、天板制御部16のコント
ロールにより行われるよう構成されている。天板制御部
16によるコントロールも、キーボード13やマウス1
4からの設定操作に伴って撮影制御部15から送出され
る指令信号に従って行われる。
【0016】一方、天板1の横には、画像表示モニタ1
7が設置されており、X線画像メモリ11に記憶された
X線透視画像を表示するよう構成されている他、X線画
像メモリ11に記憶されるX線透視画像をフィルムに焼
き付けて画像写真として出力する画像焼付け記録部(レ
ザー式イメージャー)18や、X線透視画像を画像信号
で保存する画像保存メモリ19も設けられている。そし
て、キーボード13やマウス14からの操作入力により
撮影制御部15から送出される指令信号に従って、X線
画像メモリ11に記憶されたX線透視画像が画像表示モ
ニタ17へ出力されて表示されたり、画像焼付け記録部
18から画像写真として送り出されたり、画像保存メモ
リ19に格納保持されたりする構成となっている。
7が設置されており、X線画像メモリ11に記憶された
X線透視画像を表示するよう構成されている他、X線画
像メモリ11に記憶されるX線透視画像をフィルムに焼
き付けて画像写真として出力する画像焼付け記録部(レ
ザー式イメージャー)18や、X線透視画像を画像信号
で保存する画像保存メモリ19も設けられている。そし
て、キーボード13やマウス14からの操作入力により
撮影制御部15から送出される指令信号に従って、X線
画像メモリ11に記憶されたX線透視画像が画像表示モ
ニタ17へ出力されて表示されたり、画像焼付け記録部
18から画像写真として送り出されたり、画像保存メモ
リ19に格納保持されたりする構成となっている。
【0017】また、C字状アーム4の矢印W1で示す方
向の往復移動や、アーム支持部5の矢印W2で示す方向
の正逆回転は、アーム制御部20のコントロールにより
行われる構成となっており、アーム制御部20によるコ
ントロールも、やはりキーボード13やマウス14から
の設定操作に伴って撮影制御部15から送出される指令
信号に従って行われる。
向の往復移動や、アーム支持部5の矢印W2で示す方向
の正逆回転は、アーム制御部20のコントロールにより
行われる構成となっており、アーム制御部20によるコ
ントロールも、やはりキーボード13やマウス14から
の設定操作に伴って撮影制御部15から送出される指令
信号に従って行われる。
【0018】さらに、実施例のX線診断装置では、特徴
的なこととして、パネル型X線センサ3が着脱可能であ
るとともに、X線管2に対し対向状態を維持したまま進
退移動可能なよう構成されている。パネル型X線センサ
3を着脱可能とする構成は次の通りである。すなわち、
図2および図3に示すように、フラットパネル型X線セ
ンサ3の裏面の中央には取付け片3aが設けられ、この
取付け片3aがC字状アーム4の端部に固定されている
二重の四角筒構造のセンサホルダー21の内筒21Aの
先端側に嵌まり込んだ状態で内筒21Aの側方からボル
ト22を締め付け方向に回してネジ止めすれば、フラッ
トパネル型X線センサ3が取り付け保持される構成とな
っている。勿論、フラットパネル型X線センサ3を外し
たい場合は、ボルト22を反対に回して緩めるだけで、
内筒21Aの先端側に嵌まり込んだ取付け片3aが抜け
出し、図2の中に二点鎖線で示すように、パネル型X線
センサ3が簡単に外れる。なお、ケーブルCBはX線検
出信号電送等のためのものであり、先端のコネクタプラ
グCBPがC字状アーム4の先端に取り付けられている
のコネクタレセプタクルCBRに結合される。
的なこととして、パネル型X線センサ3が着脱可能であ
るとともに、X線管2に対し対向状態を維持したまま進
退移動可能なよう構成されている。パネル型X線センサ
3を着脱可能とする構成は次の通りである。すなわち、
図2および図3に示すように、フラットパネル型X線セ
ンサ3の裏面の中央には取付け片3aが設けられ、この
取付け片3aがC字状アーム4の端部に固定されている
二重の四角筒構造のセンサホルダー21の内筒21Aの
先端側に嵌まり込んだ状態で内筒21Aの側方からボル
ト22を締め付け方向に回してネジ止めすれば、フラッ
トパネル型X線センサ3が取り付け保持される構成とな
っている。勿論、フラットパネル型X線センサ3を外し
たい場合は、ボルト22を反対に回して緩めるだけで、
内筒21Aの先端側に嵌まり込んだ取付け片3aが抜け
出し、図2の中に二点鎖線で示すように、パネル型X線
センサ3が簡単に外れる。なお、ケーブルCBはX線検
出信号電送等のためのものであり、先端のコネクタプラ
グCBPがC字状アーム4の先端に取り付けられている
のコネクタレセプタクルCBRに結合される。
【0019】一方、パネル型X線センサ3をX線管2に
対し対向状態を維持したまま進退可能とする構成は次の
通りである。二重の四角筒構造のセンサホルダー21の
内筒21Aは外筒21Bに対し縦方向(筒の軸方向)に
往復移動可能になっていて、この内筒21Aの往復移動
に伴ってパネル型X線センサ3が前進したり後退したり
する構成となっている。すなわち、外筒21Bの内部中
央には軸方向に沿って支持設置されたネジ棒23Aと、
内筒21Aの内部後端側に横方向に渡された結合ピース
23Bがネジ結合していて、ネジ棒23Aの正逆回転に
伴ってパネル型X線センサ3が縦方向に進退移動するの
である。進退移動の範囲は、結合ピース23Bの表面が
ネジ棒23Aの先端のストッパー23aに当たる位置
(患者MないしX線管2へ最も接近する位置)と、パネ
ル型X線センサ3の裏面が外筒21Bの先端に当たる位
置(患者MないしX線管2から最も離反する位置)の間
である。
対し対向状態を維持したまま進退可能とする構成は次の
通りである。二重の四角筒構造のセンサホルダー21の
内筒21Aは外筒21Bに対し縦方向(筒の軸方向)に
往復移動可能になっていて、この内筒21Aの往復移動
に伴ってパネル型X線センサ3が前進したり後退したり
する構成となっている。すなわち、外筒21Bの内部中
央には軸方向に沿って支持設置されたネジ棒23Aと、
内筒21Aの内部後端側に横方向に渡された結合ピース
23Bがネジ結合していて、ネジ棒23Aの正逆回転に
伴ってパネル型X線センサ3が縦方向に進退移動するの
である。進退移動の範囲は、結合ピース23Bの表面が
ネジ棒23Aの先端のストッパー23aに当たる位置
(患者MないしX線管2へ最も接近する位置)と、パネ
ル型X線センサ3の裏面が外筒21Bの先端に当たる位
置(患者MないしX線管2から最も離反する位置)の間
である。
【0020】なお、内筒21Aの4つの外周面のうちの
3つにボールベアリング方式の車輪24が各2個づつ設
けられ、外筒21Bの4つの内周面のうちの3つにガイ
ドレール25が1本づつ設けられていて、図3に示すよ
うに、2つの車輪24,24が1本のガイドレール25
を挟むようにして係合しており、パネル型X線センサ3
は車輪24とガイドレール25で案内されながら常に安
定した状態で進退移動することができる。また、ネジ棒
23Aの回転駆動は、外筒21Bの外周面に据え付けら
れている電動モータ26によって行われる。電動モータ
26の回転力がモータ26の回転軸に取り付けられたプ
ーリ27Aからネジ棒23Aの後端に取り付けられたプ
ーリ27Bへ伝達されることにより、電動モータ26の
回転力がネジ棒23Aに伝わってネジ棒23Aが回転す
るのである。電動モータ26のオン・オフはモータ26
の近傍に設けられたスイッチ(図示省略)の切替えによ
り行われる。
3つにボールベアリング方式の車輪24が各2個づつ設
けられ、外筒21Bの4つの内周面のうちの3つにガイ
ドレール25が1本づつ設けられていて、図3に示すよ
うに、2つの車輪24,24が1本のガイドレール25
を挟むようにして係合しており、パネル型X線センサ3
は車輪24とガイドレール25で案内されながら常に安
定した状態で進退移動することができる。また、ネジ棒
23Aの回転駆動は、外筒21Bの外周面に据え付けら
れている電動モータ26によって行われる。電動モータ
26の回転力がモータ26の回転軸に取り付けられたプ
ーリ27Aからネジ棒23Aの後端に取り付けられたプ
ーリ27Bへ伝達されることにより、電動モータ26の
回転力がネジ棒23Aに伝わってネジ棒23Aが回転す
るのである。電動モータ26のオン・オフはモータ26
の近傍に設けられたスイッチ(図示省略)の切替えによ
り行われる。
【0021】したがって、実施例の場合、取付け片3a
と内筒21Aおよびボルト22によって、センサ取付け
手段が構成されていることになり、また、ネジ棒23A
および結合ピース23Bおよび電動モータ26を中心に
X線面センサ進退手段が構成されていることになる。
と内筒21Aおよびボルト22によって、センサ取付け
手段が構成されていることになり、また、ネジ棒23A
および結合ピース23Bおよび電動モータ26を中心に
X線面センサ進退手段が構成されていることになる。
【0022】そして、実施例のX線診断装置は、パネル
型X線センサ3として、図4に示すように、サイズが異
なる2種類のセンサを備えている。図4(a)に示すパ
ネル型X線センサ3Aは30cm角のサイズであり、図
4(b)に示すパネル型X線センサ3Bは50cm角の
サイズである。撮影対象に応じて両パネル型X線センサ
3A,3Bの適当な方が選択されて、内筒21Aに取り
付けられることになる。フラットパネル型X線センサを
交換する場合、ケーブルCBを外しボルト22を緩め、
装着されているパネル型X線センサを外し、他方のパネ
ル型X線センサの取付け片を内筒21Aの先端側へ嵌め
てからボルト22を再び締め直すとともにケーブルCB
を接続するだけである。
型X線センサ3として、図4に示すように、サイズが異
なる2種類のセンサを備えている。図4(a)に示すパ
ネル型X線センサ3Aは30cm角のサイズであり、図
4(b)に示すパネル型X線センサ3Bは50cm角の
サイズである。撮影対象に応じて両パネル型X線センサ
3A,3Bの適当な方が選択されて、内筒21Aに取り
付けられることになる。フラットパネル型X線センサを
交換する場合、ケーブルCBを外しボルト22を緩め、
装着されているパネル型X線センサを外し、他方のパネ
ル型X線センサの取付け片を内筒21Aの先端側へ嵌め
てからボルト22を再び締め直すとともにケーブルCB
を接続するだけである。
【0023】続いて、パネル型X線センサ3(3A,3
B)の構成を具体的に説明する。パネル型X線センサ3
におけるX線検出素子の配列としては、例えば横(x)
方向1024,縦(y)方向1024の正方形マトリッ
クス構成が挙げられる。また、パネル型X線センサ3
は、画像周辺の像歪みが殆どなく解像度も高い上に、イ
メージインテンシファイアに比べると、図3に示すよう
に、薄型・軽量で取扱い易いなど多くの利点を有する。
B)の構成を具体的に説明する。パネル型X線センサ3
におけるX線検出素子の配列としては、例えば横(x)
方向1024,縦(y)方向1024の正方形マトリッ
クス構成が挙げられる。また、パネル型X線センサ3
は、画像周辺の像歪みが殆どなく解像度も高い上に、イ
メージインテンシファイアに比べると、図3に示すよう
に、薄型・軽量で取扱い易いなど多くの利点を有する。
【0024】パネル型X線センサ3は、図5に示すよう
に、入射X線を電荷あるいは光に変換するX線変換層3
0と、X線変換層30で生じた電荷あるいは光を検出す
る素子が縦横にマトリックス状に配置形成されている検
出アレイ層31との積層構造となっており、図6(a)
に示す直接変換タイプのセンサと、図6(b)に示す間
接変換タイプのセンサとがある。前者の直接変換タイプ
の場合、X線変換層30が入射X線を直に電荷に変換す
るセレン層やCdZnTe層などからなり、検出アレイ
層31の表面に電荷検出素子32として表面電極33に
対向形成された電荷収集電極でもって電荷の検出を行い
コンデンサC1に蓄電するとともに蓄積電荷がTFT
(Thin Film Transister:薄膜トランジスタ) 34を介
して取り出される構成となっていて、各電荷検出素子3
2と、その上のX線変換層30の一部分と、コンデンサ
C1およびTFT34とで1個のX線検出素子XDが形
成される。
に、入射X線を電荷あるいは光に変換するX線変換層3
0と、X線変換層30で生じた電荷あるいは光を検出す
る素子が縦横にマトリックス状に配置形成されている検
出アレイ層31との積層構造となっており、図6(a)
に示す直接変換タイプのセンサと、図6(b)に示す間
接変換タイプのセンサとがある。前者の直接変換タイプ
の場合、X線変換層30が入射X線を直に電荷に変換す
るセレン層やCdZnTe層などからなり、検出アレイ
層31の表面に電荷検出素子32として表面電極33に
対向形成された電荷収集電極でもって電荷の検出を行い
コンデンサC1に蓄電するとともに蓄積電荷がTFT
(Thin Film Transister:薄膜トランジスタ) 34を介
して取り出される構成となっていて、各電荷検出素子3
2と、その上のX線変換層30の一部分と、コンデンサ
C1およびTFT34とで1個のX線検出素子XDが形
成される。
【0025】後者の間接変換タイプの場合、X線変換層
30が入射X線を光に変換するシンチレータ層からな
り、検出アレイ層31の表面に光検出素子35として形
成されたフォトダイオードでもって光の検出を行いコン
デンサC1に蓄電するとともに蓄積電荷がTFT34を
介して取り出される構成となっていて、各光検出素子3
5と、その上のX線変換層30の一部分と、コンデンサ
C1とおよびTFT34とで1個のX線検出素子XDが
形成される。
30が入射X線を光に変換するシンチレータ層からな
り、検出アレイ層31の表面に光検出素子35として形
成されたフォトダイオードでもって光の検出を行いコン
デンサC1に蓄電するとともに蓄積電荷がTFT34を
介して取り出される構成となっていて、各光検出素子3
5と、その上のX線変換層30の一部分と、コンデンサ
C1とおよびTFT34とで1個のX線検出素子XDが
形成される。
【0026】そして、パネル型X線センサ3では、図7
に示すように、各X線検出素子XD,…,XDがそれぞ
れTFT34を介して縦横に走る読出し配線36,37
に接続されているとともに、読出し配線36,37は、
それぞれ横読出し駆動部38あるいは縦読出し駆動部3
9に接続されており、横・縦読出し駆動部38,39へ
読出し用の走査信号が送り込まれることになる。パネル
型X線センサ3の各X線検出素子XDの特定は横方向・
縦方向の配列に沿って各X線検出素子XDへ順番に割り
付けられている0〜1023のアドレスに基づいて行わ
れるので、読出し用の走査信号は、それぞれ横方向アド
レスまたは縦方向アドレスを指定する信号となる。
に示すように、各X線検出素子XD,…,XDがそれぞ
れTFT34を介して縦横に走る読出し配線36,37
に接続されているとともに、読出し配線36,37は、
それぞれ横読出し駆動部38あるいは縦読出し駆動部3
9に接続されており、横・縦読出し駆動部38,39へ
読出し用の走査信号が送り込まれることになる。パネル
型X線センサ3の各X線検出素子XDの特定は横方向・
縦方向の配列に沿って各X線検出素子XDへ順番に割り
付けられている0〜1023のアドレスに基づいて行わ
れるので、読出し用の走査信号は、それぞれ横方向アド
レスまたは縦方向アドレスを指定する信号となる。
【0027】横・縦の走査信号に従って横読出し駆動部
38あるいは縦読出し駆動部39から読出し配線36,
37に対して読出し用の電圧が印加されるのに伴い、各
検出素子XD,…,XDより順番にX線検出信号がTF
T34から読出し配線37を通り、さらに透視用X線検
出データとして信号収集部6の各プリアンプ40および
マルチプレクサ41を経て収集されることになる。
38あるいは縦読出し駆動部39から読出し配線36,
37に対して読出し用の電圧が印加されるのに伴い、各
検出素子XD,…,XDより順番にX線検出信号がTF
T34から読出し配線37を通り、さらに透視用X線検
出データとして信号収集部6の各プリアンプ40および
マルチプレクサ41を経て収集されることになる。
【0028】上のことから、パネル型X線センサ3から
の検出信号の読出し方式は、概ね通常のTVカメラなど
の映像検出器に準ずる構成である。実施例のセンサ3の
場合には、信号収集部6を構成する両読出し駆動部3
8,39や、プリアンプ40およびマルチプレクサ41
も、パネル型X線センサ3の検出アレイ層31の表面周
縁に設置されていて、一段と集積化が図られた構成とな
っている。また、パネル型X線センサ3から得られたX
線検出データを記憶する検出データメモリ9やX線透視
画像を記憶するX線画像メモリ11は、パネル型X線セ
ンサ3でのX線検出素子XDの縦横マトリック構成に対
応するマトリックス構成を持つフレームメモリ方式の記
憶デバイスが使われている。
の検出信号の読出し方式は、概ね通常のTVカメラなど
の映像検出器に準ずる構成である。実施例のセンサ3の
場合には、信号収集部6を構成する両読出し駆動部3
8,39や、プリアンプ40およびマルチプレクサ41
も、パネル型X線センサ3の検出アレイ層31の表面周
縁に設置されていて、一段と集積化が図られた構成とな
っている。また、パネル型X線センサ3から得られたX
線検出データを記憶する検出データメモリ9やX線透視
画像を記憶するX線画像メモリ11は、パネル型X線セ
ンサ3でのX線検出素子XDの縦横マトリック構成に対
応するマトリックス構成を持つフレームメモリ方式の記
憶デバイスが使われている。
【0029】続いて、以上に述べた構成を有する実施例
のX線診断装置により頭部のX線撮影を実行する時の装
置動作を、図8に示すフローチャートなどを参照しなが
ら説明する。なお、最初、X線診断装置にパネル型X線
センサ3として、心臓領域の撮影に適した小サイズのパ
ネル型X線センサ3Aが装着されているものとする。 〔ステップS1〕今回の撮影が頭部であるので、先ずボ
ルト22を緩めて小サイズのパネル型X線センサ3Aを
取り外す。
のX線診断装置により頭部のX線撮影を実行する時の装
置動作を、図8に示すフローチャートなどを参照しなが
ら説明する。なお、最初、X線診断装置にパネル型X線
センサ3として、心臓領域の撮影に適した小サイズのパ
ネル型X線センサ3Aが装着されているものとする。 〔ステップS1〕今回の撮影が頭部であるので、先ずボ
ルト22を緩めて小サイズのパネル型X線センサ3Aを
取り外す。
【0030】〔ステップS2〕頭部の撮影に適した大サ
イズのパネル型X線センサ3Bの取付け片3aを内筒2
1Aの先端に嵌め込んでから、ボルト22を締め直し大
サイズのパネル型X線センサ3Bを取り付け保持する。
イズのパネル型X線センサ3Bの取付け片3aを内筒2
1Aの先端に嵌め込んでから、ボルト22を締め直し大
サイズのパネル型X線センサ3Bを取り付け保持する。
【0031】〔ステップS3〕パネル型X線センサの交
換に続いて、患者Mを天板1の上に載せて透視撮影位置
へセットする。
換に続いて、患者Mを天板1の上に載せて透視撮影位置
へセットする。
【0032】〔ステップS4〕オペレータは、電動モー
タ26を始動させて、内筒21Aを縦方向に必要なだけ
前進あるいは後退させ、パネル型X線センサ3と患者M
ないしX線管2との距離が適当な長さとなるよう調整す
る。
タ26を始動させて、内筒21Aを縦方向に必要なだけ
前進あるいは後退させ、パネル型X線センサ3と患者M
ないしX線管2との距離が適当な長さとなるよう調整す
る。
【0033】〔ステップS5〕キーボード13またはマ
ウス14からの入力操作により撮影を開始させると、X
線管2から患者MにX線が必要な時間照射される。
ウス14からの入力操作により撮影を開始させると、X
線管2から患者MにX線が必要な時間照射される。
【0034】〔ステップS6〕X線照射に伴ってパネル
型X線センサ3Bから出力されるデータが検出データメ
モリ9に格納されるとともに、データ処理部10により
画像データ処理が行われ、X線透視画像がモニタ17の
画面に映し出されて表示されるとともに、必要な画像を
画像保存メモリ19に保存したり、あるいは、画像焼付
け記録部18により画像写真として出力したりする。
型X線センサ3Bから出力されるデータが検出データメ
モリ9に格納されるとともに、データ処理部10により
画像データ処理が行われ、X線透視画像がモニタ17の
画面に映し出されて表示されるとともに、必要な画像を
画像保存メモリ19に保存したり、あるいは、画像焼付
け記録部18により画像写真として出力したりする。
【0035】〔ステップS7〕患者Mに透視撮影を行う
患部が他に残っていれば、ステップS3以下を再び繰り
返し行う。もう透視撮影を行う患部がなければ、次のス
テップS8へ進む。
患部が他に残っていれば、ステップS3以下を再び繰り
返し行う。もう透視撮影を行う患部がなければ、次のス
テップS8へ進む。
【0036】〔ステップS8〕患者Mが天板1から降ろ
され、X線撮影は終了となる。
され、X線撮影は終了となる。
【0037】この発明は、上記実施の形態に限られるこ
とはなく、下記のように変形実施することができる。 (1)実施例のX線診断装置は、循環器系の撮影に適し
たC字状アームタイプであったが、この発明は、C字状
アームタイプに限らず、例えば図9に示すようなX線透
視撮影装置にも適用できる。このX線透視撮影装置の場
合、図9(a)に示すように、起倒回転フレーム42が
床に対して回転可能に支持されている一方、患者Mを載
置する天板43が起倒回転フレーム42の上に配設され
ていて、天板43は床に対して殆ど垂直な状態となるま
で起立させることもできる。起倒回転フレーム42に
は、その後ろ側に立設された支持フレーム44の先端に
X線管45が天板43の上面を臨むようにして取り付け
保持されている。そして、天板43の下側にはカセッテ
レス速写装置46が設置されているとともに、図9
(b)に示すように、パネル型X線センサ3がX線管4
5と対向配置となるようにして設けられている。このパ
ネル型X線センサ3は、先の実施例と同様の着脱可能か
つ進退移動可能な構成となっていて、パネル型X線セン
サ3の取り替えが容易であり、しかも、パネル型X線セ
ンサ3と患者MないしX線管45との距離が適当な長さ
となるよう調節することができる。
とはなく、下記のように変形実施することができる。 (1)実施例のX線診断装置は、循環器系の撮影に適し
たC字状アームタイプであったが、この発明は、C字状
アームタイプに限らず、例えば図9に示すようなX線透
視撮影装置にも適用できる。このX線透視撮影装置の場
合、図9(a)に示すように、起倒回転フレーム42が
床に対して回転可能に支持されている一方、患者Mを載
置する天板43が起倒回転フレーム42の上に配設され
ていて、天板43は床に対して殆ど垂直な状態となるま
で起立させることもできる。起倒回転フレーム42に
は、その後ろ側に立設された支持フレーム44の先端に
X線管45が天板43の上面を臨むようにして取り付け
保持されている。そして、天板43の下側にはカセッテ
レス速写装置46が設置されているとともに、図9
(b)に示すように、パネル型X線センサ3がX線管4
5と対向配置となるようにして設けられている。このパ
ネル型X線センサ3は、先の実施例と同様の着脱可能か
つ進退移動可能な構成となっていて、パネル型X線セン
サ3の取り替えが容易であり、しかも、パネル型X線セ
ンサ3と患者MないしX線管45との距離が適当な長さ
となるよう調節することができる。
【0038】(2)実施例のX線診断装置は、サイズの
異なるパネル型X線センサを2個備えていて、撮影対象
に応じて付け替える構成であったが、サイズは同じでX
線検出素子の配列密度や検出特性の異なるパネル型X線
センサを2個備えていて、撮影対象に応じて付け替える
構成のものも、変形例として挙げることができる。
異なるパネル型X線センサを2個備えていて、撮影対象
に応じて付け替える構成であったが、サイズは同じでX
線検出素子の配列密度や検出特性の異なるパネル型X線
センサを2個備えていて、撮影対象に応じて付け替える
構成のものも、変形例として挙げることができる。
【0039】(3)実施例のX線診断装置は、サイズの
異なるパネル型X線センサを2個備えていて、撮影対象
に応じて付け替える構成であったが、サイズの異なるパ
ネル型X線センサを3個以上の数で備えていて、撮影対
象に応じて付け替える構成のものも、変形例として挙げ
ることができる。
異なるパネル型X線センサを2個備えていて、撮影対象
に応じて付け替える構成であったが、サイズの異なるパ
ネル型X線センサを3個以上の数で備えていて、撮影対
象に応じて付け替える構成のものも、変形例として挙げ
ることができる。
【0040】(4)実施例装置では、取り付けられてい
るパネル型X線センサ3を進退移動させて、パネル型X
線センサ3と患者MないしX線管2との距離を調整でき
る構成であったが、パネル型X線センサ3を進退移動さ
せる機構を備えていない構成のものも、変形例として挙
げられる。
るパネル型X線センサ3を進退移動させて、パネル型X
線センサ3と患者MないしX線管2との距離を調整でき
る構成であったが、パネル型X線センサ3を進退移動さ
せる機構を備えていない構成のものも、変形例として挙
げられる。
【0041】(5)実施例装置では、モニタ17の他
に、画像焼付け記録部18や画像保存メモリ19も備え
ているが、画像焼付け記録部18や画像保存メモリ19
を備えていない構成のものも、変形例として挙げられ
る。
に、画像焼付け記録部18や画像保存メモリ19も備え
ているが、画像焼付け記録部18や画像保存メモリ19
を備えていない構成のものも、変形例として挙げられ
る。
【0042】
【発明の効果】この発明のX線診断装置によれば、X線
透過像検出用のX線面センサがセンサ取付け手段により
着脱可能に取付けられているとともに、X線検出素子が
縦横に配列されているX線面センサは、薄型の軽量物の
取扱い易いものであることから、オペレータでも難なく
容易に取り替え作業が行え、常に撮影対象に適したX線
面センサによってX線透過像の検出が行えるようにな
り、全ての撮影対象に対し十分な透視撮影が行える。
透過像検出用のX線面センサがセンサ取付け手段により
着脱可能に取付けられているとともに、X線検出素子が
縦横に配列されているX線面センサは、薄型の軽量物の
取扱い易いものであることから、オペレータでも難なく
容易に取り替え作業が行え、常に撮影対象に適したX線
面センサによってX線透過像の検出が行えるようにな
り、全ての撮影対象に対し十分な透視撮影が行える。
【0043】また、請求項2のX線診断装置によれば、
X線面センサ進退手段によって、X線面センサと被検体
ないしX線管との距離を適当な距離に調節することがで
きるので、より適切なX線撮影が行える。
X線面センサ進退手段によって、X線面センサと被検体
ないしX線管との距離を適当な距離に調節することがで
きるので、より適切なX線撮影が行える。
【図1】実施例のX線診断装置の全体構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図2】実施例装置のパネル型X線センサ取付け構造ま
わりを示す縦断面図である。
わりを示す縦断面図である。
【図3】実施例装置のパネル型X線センサ取付け構造ま
わりを示す横断面図である。
わりを示す横断面図である。
【図4】実施例装置のパネル型X線センサの外形を示す
平面図である。
平面図である。
【図5】フラットパネル型X線センサの大略構成を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図6】フラットパネル型X線センサの層構造を示す断
面図である。
面図である。
【図7】フラットパネル型X線センサまわりの回路構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図8】実施例装置によるX線撮影動作の一連の流れを
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図9】変形例のX線診断装置の要部構成を示す説明図
である。
である。
【図10】従来のX線診断装置の概略構成を示す模式図
である。
である。
1 …天板 2 …X線管 3,3A,3B …フラットパネル型X線センサ 3a …取付け片 7 …画像処理部 21 …センサホルダー 21A …内筒 22 …ボルト 23A …ネジ棒 23B …結合ピース23B 26 …電動モータ M …患者 XD …X線検出素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 渉 京都市中京区西ノ京桑原町1番地 株式会 社島津製作所三条工場内
Claims (2)
- 【請求項1】被検体にX線を照射するX線管と、被検体
を挟んでX線管に対し対向配置されている透過X線像検
出用のX線検出器と、X線照射に伴ってX線検出器から
出力されるX線検出データに基づきX線透視画像を得る
ための画像処理を行う画像処理手段とを備えているX線
診断装置において、前記X線検出器として、X線検出素
子が縦横に配列されているX線面センサを備えていると
ともに、前記X線面センサを着脱可能に取付けるセンサ
取付け手段を備えていることを特徴とするX線診断装
置。 - 【請求項2】請求項1に記載のX線診断装置において、
センサ取付け手段により取付けられているX線面センサ
をX線管に対し対向状態を維持したまま進退移動させる
X線面センサ進退手段を備えているX線診断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9359795A JPH11188022A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | X線診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9359795A JPH11188022A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | X線診断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11188022A true JPH11188022A (ja) | 1999-07-13 |
Family
ID=18466334
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9359795A Pending JPH11188022A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | X線診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11188022A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8186879B2 (en) | 2009-03-16 | 2012-05-29 | Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc | Panel support device and X-ray apparatus |
-
1997
- 1997-12-26 JP JP9359795A patent/JPH11188022A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8186879B2 (en) | 2009-03-16 | 2012-05-29 | Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc | Panel support device and X-ray apparatus |
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