JPH11186497A - 半導体集積回路装置 - Google Patents
半導体集積回路装置Info
- Publication number
- JPH11186497A JPH11186497A JP34807697A JP34807697A JPH11186497A JP H11186497 A JPH11186497 A JP H11186497A JP 34807697 A JP34807697 A JP 34807697A JP 34807697 A JP34807697 A JP 34807697A JP H11186497 A JPH11186497 A JP H11186497A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cell
- filter
- noise
- power supply
- circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)
- Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 面積オーバーヘッドを最小に抑え且つノイズ
電流の削減効率を向上させると共に、ノイズ源に対して
極めて有効にノイズを除去すること。 【解決手段】 駆動力の高いインバーター回路素子を有
するセル内に、拡散層とポリシリコン層により形成され
るゲート容量から成る容量素子と、拡散層の細長い部分
に形成される抵抗素子とから成るRCフィルターを作成
し、このRCフィルターを介して、前記インバーター回
路素子を電源線及びGND線に接続することにより、あ
まり大きな容量素子を用いることなく、前記インバータ
ー回路素子のスイッチング時に発生するノイズを前記R
Cフィルターによりセル内で直ちに効率よく吸収する。
電流の削減効率を向上させると共に、ノイズ源に対して
極めて有効にノイズを除去すること。 【解決手段】 駆動力の高いインバーター回路素子を有
するセル内に、拡散層とポリシリコン層により形成され
るゲート容量から成る容量素子と、拡散層の細長い部分
に形成される抵抗素子とから成るRCフィルターを作成
し、このRCフィルターを介して、前記インバーター回
路素子を電源線及びGND線に接続することにより、あ
まり大きな容量素子を用いることなく、前記インバータ
ー回路素子のスイッチング時に発生するノイズを前記R
Cフィルターによりセル内で直ちに効率よく吸収する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スタンダートセル
設計手法などにより設計される半導体集積回路装置に係
り、特に集積回路内の高駆動力の回路素子から発生する
ノイズを低減させる構成に関する。
設計手法などにより設計される半導体集積回路装置に係
り、特に集積回路内の高駆動力の回路素子から発生する
ノイズを低減させる構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体集積回路の小型化、高速化
に伴い、動作時に発生するノイズの影響が問題になって
いる。即ち、多数の回路素子が同時にスイッチングを行
うと、電源線に瞬間的に大きな電流が流れる。このよう
な電源電流の急激な変化は電源電位やグランド電位の変
動を引き起こし、遅延の増加や回路の誤動作を引き起こ
す恐れがあった。また、急激に変化する電流は高周波成
分を多く含むため、LSI内部の配線やLSI外部の配
線をアンテナとして電磁波を放射し、他の電子機器に悪
影響を与える恐れがあった。
に伴い、動作時に発生するノイズの影響が問題になって
いる。即ち、多数の回路素子が同時にスイッチングを行
うと、電源線に瞬間的に大きな電流が流れる。このよう
な電源電流の急激な変化は電源電位やグランド電位の変
動を引き起こし、遅延の増加や回路の誤動作を引き起こ
す恐れがあった。また、急激に変化する電流は高周波成
分を多く含むため、LSI内部の配線やLSI外部の配
線をアンテナとして電磁波を放射し、他の電子機器に悪
影響を与える恐れがあった。
【0003】そこで、上記問題を解決するべく、例えば
特開平7−106521で示されるように、電源線とG
ND線の間に容量素子を形成して、急激に流れる電流を
この容量素子に蓄えられた電荷から供給することによ
り、電源線に流れる電流の変化を抑えることができる。
これにより、LSI内の回路素子の動作時に発生するノ
イズによる電源電位及びGND電位の変動を低減させる
ことができると共に、ノイズが起因する電磁放射を抑制
することができる。
特開平7−106521で示されるように、電源線とG
ND線の間に容量素子を形成して、急激に流れる電流を
この容量素子に蓄えられた電荷から供給することによ
り、電源線に流れる電流の変化を抑えることができる。
これにより、LSI内の回路素子の動作時に発生するノ
イズによる電源電位及びGND電位の変動を低減させる
ことができると共に、ノイズが起因する電磁放射を抑制
することができる。
【0004】図14、図15は上記したノイズを低減さ
せるための従来技術で、自動配置配線後に発生するセル
間の配線領域にバイパスコンデンサを形成するものであ
る。図14において、本例の回路はファンクションブロ
ック(論理回路)1、2と、コンデンサセル3、電源線
4と、GND線5とから構成されている。
せるための従来技術で、自動配置配線後に発生するセル
間の配線領域にバイパスコンデンサを形成するものであ
る。図14において、本例の回路はファンクションブロ
ック(論理回路)1、2と、コンデンサセル3、電源線
4と、GND線5とから構成されている。
【0005】コンデンサセル3はPチャネルMOSトラ
ンジスタのゲート6と拡散層8とを有し、ゲート6はコ
ンタクト10によりGND電位に接続され、拡散層8は
コンタクト10により電源電位に接続されている。又、
コンデンサセル3はNチャネルMOSトランジスタのゲ
ート7と拡散層9とを有し、ゲート7はコンタクト10
により電源電位に接続され、拡散層9はコンタクト10
によりGND電位に接続されている。コンデンサセル3
の内部回路は図15に示す通りであり、電源線4及びG
ND線5間にはMOSトランジスタのゲート容量を用い
たコンデンサ3が形成される。
ンジスタのゲート6と拡散層8とを有し、ゲート6はコ
ンタクト10によりGND電位に接続され、拡散層8は
コンタクト10により電源電位に接続されている。又、
コンデンサセル3はNチャネルMOSトランジスタのゲ
ート7と拡散層9とを有し、ゲート7はコンタクト10
により電源電位に接続され、拡散層9はコンタクト10
によりGND電位に接続されている。コンデンサセル3
の内部回路は図15に示す通りであり、電源線4及びG
ND線5間にはMOSトランジスタのゲート容量を用い
たコンデンサ3が形成される。
【0006】しかし、上記した従来技術において、動作
時に、電源線4及びGND線5から電流を吸引してノイ
ズ源となる回路素子と図14に示したバイパスコンデン
サとが適切な距離と位置関係に配置されていないと、コ
ンデンサセル3のバイパスコンデンサがノイズの吸収に
有効に働かず、ノイズが電源線4やGND線5を通して
外部に漏れ出す恐れがあった。
時に、電源線4及びGND線5から電流を吸引してノイ
ズ源となる回路素子と図14に示したバイパスコンデン
サとが適切な距離と位置関係に配置されていないと、コ
ンデンサセル3のバイパスコンデンサがノイズの吸収に
有効に働かず、ノイズが電源線4やGND線5を通して
外部に漏れ出す恐れがあった。
【0007】ここで、上記した従来技術の他の例とし
て、電源配線下あるいはセルベースLSIにおける配線
領域にバイパスコンデンサを形成した半導体集積回路
(特開平5−48020)、周回電源線を多層にし、上
下層の周回電源線が重なる部分を異電位にすることで、
この上下層の周回電源線が重なる部分にバイパスコンデ
ンサを形成する半導体集積回路の周回電源(特開平5−
267577)等がある。
て、電源配線下あるいはセルベースLSIにおける配線
領域にバイパスコンデンサを形成した半導体集積回路
(特開平5−48020)、周回電源線を多層にし、上
下層の周回電源線が重なる部分を異電位にすることで、
この上下層の周回電源線が重なる部分にバイパスコンデ
ンサを形成する半導体集積回路の周回電源(特開平5−
267577)等がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の技
術におけるバイパスコンデンサは電流を必要とする回路
素子の近傍に作成されるとは限らないので、電源電流の
急激な変化を十分に抑えることができないという問題が
あった。即ち、バイパスコンデンサがチップ中央部に配
置され、ノイズ源となるセルがチップ周辺部に配置され
ていると、ノイズ源で発生したノイズはバイパスコンデ
ンサで吸収されることなく、チップの入出力端子から外
部に漏れ出す恐れがあった。また、大きなノイズ源とな
るセルの近傍に、小さなバイパスコンデンサが配置さ
れ、小さなノイズ源のセルの近傍に大きなバイパスコン
デンサが配置されるようなことになれば、ノイズが十分
吸収されないばかりか、場合によっては不必要に大きな
バイパスコンデンサを挿入することになり、無駄が生じ
るという問題があった。また、バイパスコンデンサだけ
では、電源電流の削減効率が低く、十分な機能を果たす
にはバイパスコンデンサを大きくしなければならない
が、図14に示した構成のバイパスコンデンサでは、十
分な大きさのバイパスコンデンサを作成できるとは限ら
ないといった問題があった。
術におけるバイパスコンデンサは電流を必要とする回路
素子の近傍に作成されるとは限らないので、電源電流の
急激な変化を十分に抑えることができないという問題が
あった。即ち、バイパスコンデンサがチップ中央部に配
置され、ノイズ源となるセルがチップ周辺部に配置され
ていると、ノイズ源で発生したノイズはバイパスコンデ
ンサで吸収されることなく、チップの入出力端子から外
部に漏れ出す恐れがあった。また、大きなノイズ源とな
るセルの近傍に、小さなバイパスコンデンサが配置さ
れ、小さなノイズ源のセルの近傍に大きなバイパスコン
デンサが配置されるようなことになれば、ノイズが十分
吸収されないばかりか、場合によっては不必要に大きな
バイパスコンデンサを挿入することになり、無駄が生じ
るという問題があった。また、バイパスコンデンサだけ
では、電源電流の削減効率が低く、十分な機能を果たす
にはバイパスコンデンサを大きくしなければならない
が、図14に示した構成のバイパスコンデンサでは、十
分な大きさのバイパスコンデンサを作成できるとは限ら
ないといった問題があった。
【0009】本発明は、上述の如き従来の課題を解決す
るためになされたもので、面積オーバーヘッドを最小に
抑え且つノイズ電流の削減効率を向上させることができ
ると共に、ノイズ源に対して極めて有効にノイズを除去
して、ノイズを電源線等に漏らすことがない半導体集積
回路装置を提供することである。
るためになされたもので、面積オーバーヘッドを最小に
抑え且つノイズ電流の削減効率を向上させることができ
ると共に、ノイズ源に対して極めて有効にノイズを除去
して、ノイズを電源線等に漏らすことがない半導体集積
回路装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明の特徴は、回路素子を内部に形成した複
数のセルを電源線に接続して作成される回路を有する半
導体集積回路装置において、少なくとも1個以上の前記
セルの内部に、抵抗素子と容量素子から成るRCフィル
ターを形成し、且つ、当該セル中の回路素子を前記RC
フィルターを介して前記電源線に接続したことにある。
に、第1の発明の特徴は、回路素子を内部に形成した複
数のセルを電源線に接続して作成される回路を有する半
導体集積回路装置において、少なくとも1個以上の前記
セルの内部に、抵抗素子と容量素子から成るRCフィル
ターを形成し、且つ、当該セル中の回路素子を前記RC
フィルターを介して前記電源線に接続したことにある。
【0011】この第1の発明によれば、セル内のインバ
ーターなどの回路素子がスイッチングなどして発生した
ノイズは、同セル内のRCフィルターにより、直ちに吸
収されるため、前記ノイズが電源線を介してセルの外部
に漏れ出すことがない。
ーターなどの回路素子がスイッチングなどして発生した
ノイズは、同セル内のRCフィルターにより、直ちに吸
収されるため、前記ノイズが電源線を介してセルの外部
に漏れ出すことがない。
【0012】第2の発明の特徴は、回路素子を内部に形
成した複数のセルを電源線に接続して作成される回路を
有する半導体集積回路装置において、セルに隣接して形
成された配線領域に、抵抗素子と容量素子から成るRC
フィルターを形成し、且つ、前記セル中の回路素子を前
記RCフィルターを介して前記電源線に接続したことに
ある。
成した複数のセルを電源線に接続して作成される回路を
有する半導体集積回路装置において、セルに隣接して形
成された配線領域に、抵抗素子と容量素子から成るRC
フィルターを形成し、且つ、前記セル中の回路素子を前
記RCフィルターを介して前記電源線に接続したことに
ある。
【0013】この第2の発明によれば、セル内のインバ
ーターなどの回路素子がスイッチングなどして発生した
ノイズは、隣接した配線領域に配置されたRCフィルタ
ーにより、直ちに吸収されるため、前記ノイズが電源線
を介して回路素子の周辺部に漏れ出すことがない。
ーターなどの回路素子がスイッチングなどして発生した
ノイズは、隣接した配線領域に配置されたRCフィルタ
ーにより、直ちに吸収されるため、前記ノイズが電源線
を介して回路素子の周辺部に漏れ出すことがない。
【0014】第3の発明の特徴は、前記セル中の同時ス
イッチングする可能性の高いセルの両側を優先的に前記
配線領域とする自動配線を行い、この自動配線後にでき
たセルの両側の前記配線領域に前記RCフィルターを形
成することにある。
イッチングする可能性の高いセルの両側を優先的に前記
配線領域とする自動配線を行い、この自動配線後にでき
たセルの両側の前記配線領域に前記RCフィルターを形
成することにある。
【0015】第4の発明の特徴は、複数の回路素子を有
する半導体集積回路装置において、少なくとも1個以上
の回路素子に近接して抵抗素子と容量素子から成るRC
フィルターを形成し、前記回路素子を前記RCフィルタ
ーを介して電源線に接続したことにある。
する半導体集積回路装置において、少なくとも1個以上
の回路素子に近接して抵抗素子と容量素子から成るRC
フィルターを形成し、前記回路素子を前記RCフィルタ
ーを介して電源線に接続したことにある。
【0016】この第4の発明によれば、インバーターな
どの回路素子がスイッチングなどして発生したノイズ
は、前記回路素子に近接配置されたRCフィルターによ
り、直ちに吸収されるため、前記ノイズが電源線を介し
て回路素子の周辺部に漏れ出すことがない。
どの回路素子がスイッチングなどして発生したノイズ
は、前記回路素子に近接配置されたRCフィルターによ
り、直ちに吸収されるため、前記ノイズが電源線を介し
て回路素子の周辺部に漏れ出すことがない。
【0017】第5の発明の特徴は、前記抵抗素子と容量
素子の抵抗値と容量値をパラメータによって変更するこ
とにある。
素子の抵抗値と容量値をパラメータによって変更するこ
とにある。
【0018】この第5の発明によれば、パラメーターに
より前記抵抗素子と容量素子の抵抗値と容量値を変更す
るだけで、RCフィルターのノイズ吸収能力を変更で
き、各種のノイズ源に対して面積オーバーヘッド等のな
い適切なRCフィルターを用意することができる。
より前記抵抗素子と容量素子の抵抗値と容量値を変更す
るだけで、RCフィルターのノイズ吸収能力を変更で
き、各種のノイズ源に対して面積オーバーヘッド等のな
い適切なRCフィルターを用意することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の半導体集積回路
の第1の実施の形態を示した回路図であり、図2は図1
に示した回路の詳細例を示した回路図である。駆動力の
高いインバーター回路素子13は抵抗素子11を介して
VDD電位である電源線16と接地電位であるGND線
17に接続している。又、インバーター回路素子13に
並列に容量素子12が接続されている。容量素子12は
P型とN型のゲート容量121、122により構成され
ている。又、インバーター回路素子13はP型とN型の
MOSトランジスタ21、22の直列回路により構成さ
れている。
に基づいて説明する。図1は、本発明の半導体集積回路
の第1の実施の形態を示した回路図であり、図2は図1
に示した回路の詳細例を示した回路図である。駆動力の
高いインバーター回路素子13は抵抗素子11を介して
VDD電位である電源線16と接地電位であるGND線
17に接続している。又、インバーター回路素子13に
並列に容量素子12が接続されている。容量素子12は
P型とN型のゲート容量121、122により構成され
ている。又、インバーター回路素子13はP型とN型の
MOSトランジスタ21、22の直列回路により構成さ
れている。
【0020】図3は図1、図2に示したインバーター回
路素子13を有するセル内部に、抵抗素子11と容量素
子12からなるRCフィルターを備えたセルのレイアウ
ト例を示した平面図である。本例はMOS容量を利用し
ており、拡散層33とポリシリコン層32によって、ゲ
ート容量121、122が形成されている。又、抵抗素
子11は、拡散層33を意図的に細長くすることにより
形成されている。
路素子13を有するセル内部に、抵抗素子11と容量素
子12からなるRCフィルターを備えたセルのレイアウ
ト例を示した平面図である。本例はMOS容量を利用し
ており、拡散層33とポリシリコン層32によって、ゲ
ート容量121、122が形成されている。又、抵抗素
子11は、拡散層33を意図的に細長くすることにより
形成されている。
【0021】図4は上記したインバーター回路素子13
を有するセル内部に、抵抗11と容量素子12から成る
RCフィルターを備えたセルの他のレイアウト例を示し
た平面図である。セルの内部領域45にRCフィルタを
作成し、インバーター回路素子13の電源接続部14、
グランド接続部15が前記RCフィルターを介して電源
線16とGND線17に接続している。
を有するセル内部に、抵抗11と容量素子12から成る
RCフィルターを備えたセルの他のレイアウト例を示し
た平面図である。セルの内部領域45にRCフィルタを
作成し、インバーター回路素子13の電源接続部14、
グランド接続部15が前記RCフィルターを介して電源
線16とGND線17に接続している。
【0022】図5は図4で用いられるRCフィルターの
レイアウト例を示した平面図である。RCフィルタは、
拡散層33、ポリシリコン層32によって容量素子12
が形成され、拡散層33の配線によって抵抗素子11が
形成されている。容量素子12は拡散層33及びポリシ
リコン層32が交わる部分にできるゲート容量が容量素
子として機能する。このゲート容量を形成するポリシリ
コン層32の上部をメタル層31で覆い、ポリシリコン
層32とメタル層31間に更に容量を形成している。
レイアウト例を示した平面図である。RCフィルタは、
拡散層33、ポリシリコン層32によって容量素子12
が形成され、拡散層33の配線によって抵抗素子11が
形成されている。容量素子12は拡散層33及びポリシ
リコン層32が交わる部分にできるゲート容量が容量素
子として機能する。このゲート容量を形成するポリシリ
コン層32の上部をメタル層31で覆い、ポリシリコン
層32とメタル層31間に更に容量を形成している。
【0023】次に本実施の形態の動作について説明す
る。インバーター回路素子13を有するセルがスイッチ
ング動作を行った場合に電源線16に現れるノイズにつ
いて説明する。インバーター回路素子13の出力がロー
からハイレベルにスイッチングする場合を考える。例え
ば、P型のMOSトランジスタ21がオフからオンにス
イッチングすることにより、電流がセル電源接続部14
からセル出力ノ一ド18に流れ込む。もし、セル電源接
続部14が直接電源線16に接続されていれば、瞬時的
なスイッチング電流は電源線16から流入し、ノイズ源
となる。
る。インバーター回路素子13を有するセルがスイッチ
ング動作を行った場合に電源線16に現れるノイズにつ
いて説明する。インバーター回路素子13の出力がロー
からハイレベルにスイッチングする場合を考える。例え
ば、P型のMOSトランジスタ21がオフからオンにス
イッチングすることにより、電流がセル電源接続部14
からセル出力ノ一ド18に流れ込む。もし、セル電源接
続部14が直接電源線16に接続されていれば、瞬時的
なスイッチング電流は電源線16から流入し、ノイズ源
となる。
【0024】しかし、本例の場合、電源接続部14と電
源線16との間には抵抗素子11が存在するため、電源
線16から流入する電流は制限され、電源電位の変動が
抑制され、代わりに容量素子12に蓄えられた電荷によ
って、瞬時的に必要な電流がMOSトランジスタ21に
供給される。或いは、セルの電源接続部14と電源線1
6の間に抵抗素子11と容量素子12から成るRCフィ
ルターが挿入されているという見方もできる。このこと
によって、電源線14から流入する電流のピークが小さ
く、ノイズが大幅に削減されることになり、ノイズが前
記RCフィルターによって吸収されたことになる。
源線16との間には抵抗素子11が存在するため、電源
線16から流入する電流は制限され、電源電位の変動が
抑制され、代わりに容量素子12に蓄えられた電荷によ
って、瞬時的に必要な電流がMOSトランジスタ21に
供給される。或いは、セルの電源接続部14と電源線1
6の間に抵抗素子11と容量素子12から成るRCフィ
ルターが挿入されているという見方もできる。このこと
によって、電源線14から流入する電流のピークが小さ
く、ノイズが大幅に削減されることになり、ノイズが前
記RCフィルターによって吸収されたことになる。
【0025】本実施の形態によれば、ドライブ力の大き
なインバーター回路素子13のセルの中に抵抗素子11
と容量素子12から成るRCフィルタを形成し、このR
Cフィルタを介してインバーター回路素子13を電源線
16とGND線17との間に接続する構成とすることに
より、ノイズ源にRCフィルタが近接配置されるため、
インバーター回路素子13から発生するノイズをこの近
接配置したRCフィルタにより直ちに効率よく吸収して
低減することができ、ノイズがセル外に漏れ出すことを
防止することができる。このため、電源電位、グランド
電位の変動や電磁波の放射を有効に抑えることができ
て、前記ノイズによる他の機器への悪影響を無くすこと
ができる。
なインバーター回路素子13のセルの中に抵抗素子11
と容量素子12から成るRCフィルタを形成し、このR
Cフィルタを介してインバーター回路素子13を電源線
16とGND線17との間に接続する構成とすることに
より、ノイズ源にRCフィルタが近接配置されるため、
インバーター回路素子13から発生するノイズをこの近
接配置したRCフィルタにより直ちに効率よく吸収して
低減することができ、ノイズがセル外に漏れ出すことを
防止することができる。このため、電源電位、グランド
電位の変動や電磁波の放射を有効に抑えることができ
て、前記ノイズによる他の機器への悪影響を無くすこと
ができる。
【0026】しかも、容量素子12のみでノイズを低減
するのではなく、抵抗素子11と組み合わされたRCフ
ィルタによりノイズを低減しているため、容量素子12
の容量をさほど大きくすることなく、インバーター回路
素子13により発生されるノイズを十分に低減すること
ができるため、面積オーバーヘッドを最小とすることが
できる。
するのではなく、抵抗素子11と組み合わされたRCフ
ィルタによりノイズを低減しているため、容量素子12
の容量をさほど大きくすることなく、インバーター回路
素子13により発生されるノイズを十分に低減すること
ができるため、面積オーバーヘッドを最小とすることが
できる。
【0027】図6は本発明の半導体集積回路装置の第2
の実施の形態を示したレイアウトの平面図である。本例
の構成はセルベース設計手法により設計された半導体集
積回路ではなく、スイッチングなどを行う回路素子に近
接して配線領域が形成された回路に本発明を適用した例
である。通常のLSIのレイアウトでは、回路素子の周
辺には主としてメタル層のみからなる配線領域が存在す
る。インバーター回路素子13の上下の部分には、この
ような配線領域が存在し、これらの配線領域51A、5
1BにそれぞれRCフィルターを形成し、インバーター
回路素子13の電源接続部14とグランド接続部15に
前記RCフィルターが接続されている。
の実施の形態を示したレイアウトの平面図である。本例
の構成はセルベース設計手法により設計された半導体集
積回路ではなく、スイッチングなどを行う回路素子に近
接して配線領域が形成された回路に本発明を適用した例
である。通常のLSIのレイアウトでは、回路素子の周
辺には主としてメタル層のみからなる配線領域が存在す
る。インバーター回路素子13の上下の部分には、この
ような配線領域が存在し、これらの配線領域51A、5
1BにそれぞれRCフィルターを形成し、インバーター
回路素子13の電源接続部14とグランド接続部15に
前記RCフィルターが接続されている。
【0028】図7(A)、(B)は上記した配線領域5
1A、51Bに形成されるRCフィルターのレイアウト
例を示した平面図である。拡散層33、ポリシリコン層
32によって容量素子12が、ポリシリコン層32の配
線によって抵抗素子11が形成されている。容量素子1
2は拡散層33及びポリシリコン層32が交わる部分に
できるゲート容量が容量素子として機能する。
1A、51Bに形成されるRCフィルターのレイアウト
例を示した平面図である。拡散層33、ポリシリコン層
32によって容量素子12が、ポリシリコン層32の配
線によって抵抗素子11が形成されている。容量素子1
2は拡散層33及びポリシリコン層32が交わる部分に
できるゲート容量が容量素子として機能する。
【0029】本実施の形態によれば、配線領域51A、
51Bに形成したRCフィルターにより、インバーター
回路素子13のスイッチング時などに発生するノイズを
第1の実施の形態と同様に有効に除去することができ、
同様の効果があるが、特にRCフィルターを配線領域5
1A、51Bに形成する構成により、RCフィルターの
形成によるチップ上の回路面積の増加をもたらすことを
防止することができ、高集積化を妨げることがない。
51Bに形成したRCフィルターにより、インバーター
回路素子13のスイッチング時などに発生するノイズを
第1の実施の形態と同様に有効に除去することができ、
同様の効果があるが、特にRCフィルターを配線領域5
1A、51Bに形成する構成により、RCフィルターの
形成によるチップ上の回路面積の増加をもたらすことを
防止することができ、高集積化を妨げることがない。
【0030】図8は本発明の半導体集積回路装置の第3
の実施の形態を示したレイアウト例を示した平面図であ
る。本例は、スイッチングの可能性の高いセル41の両
側を優先的に配線領域として用いる自動配置配線を行
い、自動配置配線後にできたセル41の両側の配線領域
51A、51BにRCフィルタを形成して、セルと接続
した構成を有する。
の実施の形態を示したレイアウト例を示した平面図であ
る。本例は、スイッチングの可能性の高いセル41の両
側を優先的に配線領域として用いる自動配置配線を行
い、自動配置配線後にできたセル41の両側の配線領域
51A、51BにRCフィルタを形成して、セルと接続
した構成を有する。
【0031】セル41はインバータセルで、このセル内
にインバーター素子回路13が形成されており、このセ
ル41の隣りに、配線領域52A、52Bが自動配置配
線の結果できている。この図では、この領域を通過する
配線は省略してある。この配線領域52A、52Bの部
分にRCフィルターを形成し、このRCフィルターをセ
ル41の電源接続部14及びグランド接続部15に接続
する。
にインバーター素子回路13が形成されており、このセ
ル41の隣りに、配線領域52A、52Bが自動配置配
線の結果できている。この図では、この領域を通過する
配線は省略してある。この配線領域52A、52Bの部
分にRCフィルターを形成し、このRCフィルターをセ
ル41の電源接続部14及びグランド接続部15に接続
する。
【0032】図9は上記した配線領域52A、52Bに
生成するRCフィルターのレイアウト例を示した平面図
である。この例では、拡散層33、ポリシリコン層32
によって容量素子12が、拡散層33の配線によって抵
抗素子11が形成されている。容量素子12は拡散層3
3及びポリシリコン層32が交わる部分にできるゲート
容量が容量素子12として機能する。このゲート容量を
形成するポリシリコン層32の上部をメタル層31で覆
い、ポリシリコン層32とメタル層31間に更に容量を
形成している。
生成するRCフィルターのレイアウト例を示した平面図
である。この例では、拡散層33、ポリシリコン層32
によって容量素子12が、拡散層33の配線によって抵
抗素子11が形成されている。容量素子12は拡散層3
3及びポリシリコン層32が交わる部分にできるゲート
容量が容量素子12として機能する。このゲート容量を
形成するポリシリコン層32の上部をメタル層31で覆
い、ポリシリコン層32とメタル層31間に更に容量を
形成している。
【0033】本実施の形態によれば、同時スイッチング
の可能性の高いセル41の両側に自動配置配線結果によ
りできる配線領域52A、52Bに、RCフィルターを
作成することで回路面積の増加を招くことなく、ノイズ
が低減されたLSIのレイアウトを生成することがで
き、図7に示した第2の実施の形態と同様の効果があ
る。
の可能性の高いセル41の両側に自動配置配線結果によ
りできる配線領域52A、52Bに、RCフィルターを
作成することで回路面積の増加を招くことなく、ノイズ
が低減されたLSIのレイアウトを生成することがで
き、図7に示した第2の実施の形態と同様の効果があ
る。
【0034】図10は本発明の半導体集積回路装置の第
4の実施の形態を示した回路図であり、図11は図10
に示した回路の詳細例を示した回路図である。駆動力の
高いラッチ回路素子19は抵抗素子11を介してVDD
電位の電源線16とGND線17に接続している。又、
ラッチ回路素子19に並列に容量素子12が接続されて
いる。容量素子12はゲート容量121、122により
構成されている。又、ラッチ回路素子19は図11の図
中左側の大半を占める多数のMOSトランジスタにより
構成されている。
4の実施の形態を示した回路図であり、図11は図10
に示した回路の詳細例を示した回路図である。駆動力の
高いラッチ回路素子19は抵抗素子11を介してVDD
電位の電源線16とGND線17に接続している。又、
ラッチ回路素子19に並列に容量素子12が接続されて
いる。容量素子12はゲート容量121、122により
構成されている。又、ラッチ回路素子19は図11の図
中左側の大半を占める多数のMOSトランジスタにより
構成されている。
【0035】図12は図11に示したラッチ回路19を
有するセル内に抵抗素子11と容量素子12からなるR
Cフィルターを備えたセルのレイアウト例を示した平面
図である。本例はゲート容量を利用しており、拡散層3
3とポリシリコン層32によりゲート容量121、12
2が形成されている。又、抵抗素子11は、拡散層33
を意図的に細長くすることにより形成されている。
有するセル内に抵抗素子11と容量素子12からなるR
Cフィルターを備えたセルのレイアウト例を示した平面
図である。本例はゲート容量を利用しており、拡散層3
3とポリシリコン層32によりゲート容量121、12
2が形成されている。又、抵抗素子11は、拡散層33
を意図的に細長くすることにより形成されている。
【0036】本実施の形態も、スイッチングなどを行っ
てノイズ源になるセルがラッチ回路素子19である点を
除いて、他の構成は図1に示した第1の実施の形態と同
様で、ラッチ回路素子19のセル中にノイズを吸収する
RCフィルターを形成してあるため、第1の実施の形態
と同様の効果がある。
てノイズ源になるセルがラッチ回路素子19である点を
除いて、他の構成は図1に示した第1の実施の形態と同
様で、ラッチ回路素子19のセル中にノイズを吸収する
RCフィルターを形成してあるため、第1の実施の形態
と同様の効果がある。
【0037】尚、上記した実施の形態で、セル中、又
は、配線領域に生成するRCフィルターの容量素子12
及び抵抗素子11の大きさをパラメータで変更できるよ
うにしておくようにすることも可能である。これはシン
ボリックレイアウトシステムで一般的に用いられている
パラメータライズドセルのようなものを用いれば容易に
実現できる。このような構成にしておくことで、後のレ
イアウトの修正作業を容易に行うことができる。
は、配線領域に生成するRCフィルターの容量素子12
及び抵抗素子11の大きさをパラメータで変更できるよ
うにしておくようにすることも可能である。これはシン
ボリックレイアウトシステムで一般的に用いられている
パラメータライズドセルのようなものを用いれば容易に
実現できる。このような構成にしておくことで、後のレ
イアウトの修正作業を容易に行うことができる。
【0038】図13は本発明の半導体集積回路装置の第
5の実施の形態を示したスタンダードセル回路の摸式図
である。スタンダードセル回路には、通常多数のドライ
ブ力の小さなセル71が含まれる。これらのセル71が
電源線16に与えるノイズの影響は少ないので、抵抗素
子11及び容量素子12から成るRCフィルターが挿入
されていない。ドライブ力の大きなインバーターやラッ
チ等を形成するセル72は大きなノイズを発生するの
で、上記した第1〜第4の実施形態で説明したのと同様
のRCフィルターが挿入され、低ノイズ化が図られてい
る。また、クロックバッフア73には、通常のインバー
タと同程度のドライブ力であつても、特にノイズを嫌う
ため、前記RCフィルターを挿入して低ノイズ化対策が
行われている。
5の実施の形態を示したスタンダードセル回路の摸式図
である。スタンダードセル回路には、通常多数のドライ
ブ力の小さなセル71が含まれる。これらのセル71が
電源線16に与えるノイズの影響は少ないので、抵抗素
子11及び容量素子12から成るRCフィルターが挿入
されていない。ドライブ力の大きなインバーターやラッ
チ等を形成するセル72は大きなノイズを発生するの
で、上記した第1〜第4の実施形態で説明したのと同様
のRCフィルターが挿入され、低ノイズ化が図られてい
る。また、クロックバッフア73には、通常のインバー
タと同程度のドライブ力であつても、特にノイズを嫌う
ため、前記RCフィルターを挿入して低ノイズ化対策が
行われている。
【0039】本実施の形態によれば、ノイズ源になるよ
うな回路素子のセル中にRCフィルターを内蔵して作成
した低ノイズセルをスタンダードセルライブラリーの中
に入れておくことにより、容易に低ノイズの半導体集積
回路装置を設計することができる。
うな回路素子のセル中にRCフィルターを内蔵して作成
した低ノイズセルをスタンダードセルライブラリーの中
に入れておくことにより、容易に低ノイズの半導体集積
回路装置を設計することができる。
【0040】
【発明の効果】以上詳細に説明したように第1の発明の
半導体集積回路によれば、駆動力の大きな回路素子を有
するセルの中に、抵抗素子と容量素子からなるRCフィ
ルターを形成することによって、ノイズ発生源の近傍に
RCフィルターを配置できるため、効率的にノイズをセ
ル内で低減することができ、ノイズが電源線等から外部
に漏れ出すことを防止することができる。又、ノイズを
RCフィルターで吸収しているため、容量素子を大きく
しなくとも十分なノイズ低減効果を有するため、面積オ
ーバーヘッドを最小に抑え且つノイズ電流の削減効率を
向上させることができる。
半導体集積回路によれば、駆動力の大きな回路素子を有
するセルの中に、抵抗素子と容量素子からなるRCフィ
ルターを形成することによって、ノイズ発生源の近傍に
RCフィルターを配置できるため、効率的にノイズをセ
ル内で低減することができ、ノイズが電源線等から外部
に漏れ出すことを防止することができる。又、ノイズを
RCフィルターで吸収しているため、容量素子を大きく
しなくとも十分なノイズ低減効果を有するため、面積オ
ーバーヘッドを最小に抑え且つノイズ電流の削減効率を
向上させることができる。
【0041】第2、第3の発明の半導体集積回路によれ
ば、配線領域にRCフィルターを生成することによって
チップ上の回路が占める面積の増加を抑えることができ
る。
ば、配線領域にRCフィルターを生成することによって
チップ上の回路が占める面積の増加を抑えることができ
る。
【0042】第4の発明の半導体集積回路によれば、ノ
イズ源となる駆動力の大きな回路素子に近接して、抵抗
素子と容量素子からなるRCフィルターを形成すること
によって、回路素子の近傍領域内でノイズを効率的に低
減することができる。
イズ源となる駆動力の大きな回路素子に近接して、抵抗
素子と容量素子からなるRCフィルターを形成すること
によって、回路素子の近傍領域内でノイズを効率的に低
減することができる。
【0043】第5の発明の半導体集積回路によれば、容
量素子の容量値および抵抗素子の抵抗値をパラメータに
よって可変にすることで、レイアウトの修正を容易に行
うことができ、また、ドライブ力に比例した容量素子を
挿入することにより、セルに供給される電圧の電位降下
を一定値以下に抑えつつ有効にノイズを吸収させること
ができる。
量素子の容量値および抵抗素子の抵抗値をパラメータに
よって可変にすることで、レイアウトの修正を容易に行
うことができ、また、ドライブ力に比例した容量素子を
挿入することにより、セルに供給される電圧の電位降下
を一定値以下に抑えつつ有効にノイズを吸収させること
ができる。
【図1】本発明の半導体集積回路装置の第1の実施の形
態を示した回路図である。
態を示した回路図である。
【図2】図1に示した回路の詳細例を示した回路図であ
る。
る。
【図3】図2に示した回路を形成したセルのレイアウト
例を示した平面図である。
例を示した平面図である。
【図4】図2に示した回路を形成したセルの他のレイア
ウト例を示した平面図である。
ウト例を示した平面図である。
【図5】図4で用いるRCフィルターのレイアウト例を
示した平面図である。
示した平面図である。
【図6】本発明の半導体集積回路装置の第2の実施の形
態を示したレイアウトの平面図である。
態を示したレイアウトの平面図である。
【図7】図6に示した配線領域に形成されるRCフィル
ターのレイアウト例を示した平面図である。
ターのレイアウト例を示した平面図である。
【図8】本発明の半導体集積回路装置の第3の実施の形
態を示したレイアウト例を示した平面図である。
態を示したレイアウト例を示した平面図である。
【図9】図8に示した配線領域に生成するRCフィルタ
ーのレイアウト例を示した平面図である。
ーのレイアウト例を示した平面図である。
【図10】本発明の半導体集積回路装置の第4の実施の
形態を示した回路図である。
形態を示した回路図である。
【図11】図10に示した回路の詳細例を示した回路図
である。
である。
【図12】図2に示した回路を形成したセルのレイアウ
ト例を示した平面図である。
ト例を示した平面図である。
【図13】本発明の半導体集積回路装置の第5の実施の
形態を示したスタンダードセル回路の摸式図である。
形態を示したスタンダードセル回路の摸式図である。
【図14】従来のノイズ吸収用の容量素子のレイアウト
例を示した平面図である。
例を示した平面図である。
【図15】図14に示したレイアウトの等価回路を示し
た回路図である。
た回路図である。
11 抵抗素子 12 容量素子 13 インバータ回路素子 14 電源接続部 15 グランド接続部 16 電源線 17 GND線 18 セル出力ノード 19 ラッチ回路素子 21、22 M0Sトランジスタ 31 メタル層 32 ポリシリコン層 33 拡散層 34 コンタクト 41 セル 51A、51B、52A、52B 配線領域 71、72 セル 73 クロックバッファ 121、122 ゲート容量
Claims (5)
- 【請求項1】 回路素子を内部に形成した複数のセルを
電源線に接続して作成される回路を有する半導体集積回
路装置において、 少なくとも1個以上の前記セルの内部に、抵抗素子と容
量素子から成るRCフィルターを形成し、且つ、当該セ
ル中の回路素子を前記RCフィルターを介して前記電源
線に接続したことを特徴とする半導体集積回路装置。 - 【請求項2】 回路素子を内部に形成した複数のセルを
電源線に接続して作成される回路を有する半導体集積回
路装置において、 セルに隣接して形成された配線領域に、抵抗素子と容量
素子から成るRCフィルターを形成し、且つ、前記セル
中の回路素子を前記RCフィルターを介して前記電源線
に接続したことを特徴とする半導体集積回路装置。 - 【請求項3】 前記セル中の同時スイッチングする可能
性の高いセルの両側を優先的に前記配線領域とする自動
配線を行い、この自動配線後にできたセルの両側の前記
配線領域に前記RCフィルターを形成することを特徴と
する請求項2記載の半導体集積回路装置。 - 【請求項4】 複数の回路素子を有する半導体集積回路
装置において、 少なくとも1個以上の回路素子に近接して抵抗素子と容
量素子から成るRCフィルターを形成し、前記回路素子
を前記RCフィルターを介して電源線に接続したことを
特徴とする半導体集積回路装置。 - 【請求項5】 前記抵抗素子と容量素子の抵抗値と容量
値をパラメータによって変更することを特徴とする請求
項1乃至4いずれか1記載の半導体集積回路装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34807697A JPH11186497A (ja) | 1997-12-17 | 1997-12-17 | 半導体集積回路装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34807697A JPH11186497A (ja) | 1997-12-17 | 1997-12-17 | 半導体集積回路装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11186497A true JPH11186497A (ja) | 1999-07-09 |
Family
ID=18394590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34807697A Pending JPH11186497A (ja) | 1997-12-17 | 1997-12-17 | 半導体集積回路装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11186497A (ja) |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1065090A2 (en) | 1999-06-30 | 2001-01-03 | Nissan Motor Company, Limited | Preceding vehicle following control system with target drive torque |
KR100351452B1 (ko) * | 1999-12-30 | 2002-09-09 | 주식회사 하이닉스반도체 | 디커플링 커패시터 구조를 갖는 반도체소자 |
JP2003218223A (ja) * | 2002-01-24 | 2003-07-31 | Kanji Otsuka | 回路構造及び半導体集積回路 |
US6684371B2 (en) | 2001-04-12 | 2004-01-27 | Fuji Electric Co., Ltd. | Layout of semiconductor integrated circuit |
JP2007273846A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Fujitsu Ltd | デカップリングコンデンサ及び半導体集積回路装置 |
JP2007299860A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Nec Electronics Corp | 半導体装置 |
US7334210B2 (en) | 2003-11-04 | 2008-02-19 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Semiconductor integrated circuit and method of designing the same |
JP2009010498A (ja) * | 2007-06-26 | 2009-01-15 | Nec Electronics Corp | 半導体回路 |
JP2009026825A (ja) * | 2007-07-17 | 2009-02-05 | Toshiba Corp | 半導体設計装置および半導体回路 |
JP2009065053A (ja) * | 2007-09-07 | 2009-03-26 | Nec Corp | 半導体集積回路およびその設計方法 |
KR100954630B1 (ko) * | 2002-01-24 | 2010-04-27 | 소니 주식회사 | 반도체 집적 회로 |
JP2010219256A (ja) * | 2009-03-16 | 2010-09-30 | Elpida Memory Inc | 半導体装置及び半導体装置の補償容量の配置方法 |
US8042077B2 (en) | 2007-12-28 | 2011-10-18 | Fujitsu Limited | Technique for creating analysis model and technique for creating circuit board model |
JP2013048142A (ja) * | 2011-08-29 | 2013-03-07 | Rohm Co Ltd | 半導体集積回路システムおよび半導体集積回路システムの配置配線方法 |
JP2018521504A (ja) * | 2015-06-11 | 2018-08-02 | アプライド・マイクロ・サーキット・コーポレーション | 高効率の半交差結合デカップリングキャパシタ |
-
1997
- 1997-12-17 JP JP34807697A patent/JPH11186497A/ja active Pending
Cited By (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1065090A2 (en) | 1999-06-30 | 2001-01-03 | Nissan Motor Company, Limited | Preceding vehicle following control system with target drive torque |
KR100351452B1 (ko) * | 1999-12-30 | 2002-09-09 | 주식회사 하이닉스반도체 | 디커플링 커패시터 구조를 갖는 반도체소자 |
US6684371B2 (en) | 2001-04-12 | 2004-01-27 | Fuji Electric Co., Ltd. | Layout of semiconductor integrated circuit |
KR100954630B1 (ko) * | 2002-01-24 | 2010-04-27 | 소니 주식회사 | 반도체 집적 회로 |
JP2003218223A (ja) * | 2002-01-24 | 2003-07-31 | Kanji Otsuka | 回路構造及び半導体集積回路 |
JP4572054B2 (ja) * | 2002-01-24 | 2010-10-27 | 寛治 大塚 | 回路構造及び半導体集積回路 |
KR100934520B1 (ko) * | 2002-01-24 | 2009-12-29 | 오쯔까, 간지 | 회로 구조 |
US7334210B2 (en) | 2003-11-04 | 2008-02-19 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Semiconductor integrated circuit and method of designing the same |
JP2007273846A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Fujitsu Ltd | デカップリングコンデンサ及び半導体集積回路装置 |
JP2007299860A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Nec Electronics Corp | 半導体装置 |
JP2009010498A (ja) * | 2007-06-26 | 2009-01-15 | Nec Electronics Corp | 半導体回路 |
JP2009026825A (ja) * | 2007-07-17 | 2009-02-05 | Toshiba Corp | 半導体設計装置および半導体回路 |
JP2009065053A (ja) * | 2007-09-07 | 2009-03-26 | Nec Corp | 半導体集積回路およびその設計方法 |
US8042077B2 (en) | 2007-12-28 | 2011-10-18 | Fujitsu Limited | Technique for creating analysis model and technique for creating circuit board model |
US8104003B2 (en) | 2007-12-28 | 2012-01-24 | Fujitsu Limited | Technique for creating analysis model and technique for creating circuit board model |
JP2010219256A (ja) * | 2009-03-16 | 2010-09-30 | Elpida Memory Inc | 半導体装置及び半導体装置の補償容量の配置方法 |
US8669605B2 (en) | 2009-03-16 | 2014-03-11 | Yoshiaki Shimizu | Semiconductor device and arrangement method of compensation capacitor of semiconductor device |
JP2013048142A (ja) * | 2011-08-29 | 2013-03-07 | Rohm Co Ltd | 半導体集積回路システムおよび半導体集積回路システムの配置配線方法 |
JP2018521504A (ja) * | 2015-06-11 | 2018-08-02 | アプライド・マイクロ・サーキット・コーポレーション | 高効率の半交差結合デカップリングキャパシタ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3847147B2 (ja) | マルチスレショールド電圧mis集積回路装置及びその回路設計方法 | |
KR100788222B1 (ko) | 전원 및 접지배선 아래에 디커플링 캐패시터를 구비하는집적 회로 | |
US7514766B2 (en) | Semiconductor device | |
JPH11186497A (ja) | 半導体集積回路装置 | |
KR100350592B1 (ko) | 반도체 집적 회로 | |
JPS6161437A (ja) | 半導体集積回路装置 | |
JP2682397B2 (ja) | セルベース設計半導体集積回路装置 | |
JP3969020B2 (ja) | 半導体集積回路装置 | |
JP3570180B2 (ja) | 半導体集積装置 | |
JPH10107235A (ja) | ゲートアレーlsiの構成方法とこれを用いた回路装置 | |
JP2005347591A (ja) | スタンダードセル、スタンダードセル方式の半導体集積回路装置および半導体集積回路装置のレイアウト設計方法 | |
US6774671B2 (en) | Multi-purpose transistor array | |
WO2000035004A1 (fr) | Circuit integre | |
US6236232B1 (en) | Multi-purpose transistor array | |
US6653858B2 (en) | Bypass capacitance localization | |
JPH05283615A (ja) | 半導体集積回路の電源配線 | |
US6946875B2 (en) | Universal logic module and ASIC using the same | |
JP2001291775A (ja) | 集積回路のレイアウト設計方法 | |
JP2000150796A (ja) | 半導体装置 | |
JPS635551A (ja) | 半導体集積回路装置 | |
JPH08203279A (ja) | 半導体集積回路装置 | |
JP2002110798A (ja) | 半導体装置およびそのレイアウト方法 | |
JPH0574945A (ja) | セミカスタム集積回路 | |
JPH0536822A (ja) | 半導体集積回路 | |
KR20010038226A (ko) | 반도체 집적 회로의 패드 구조 |