JPH11185413A - トラッキング制御装置 - Google Patents
トラッキング制御装置Info
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- JPH11185413A JPH11185413A JP9352647A JP35264797A JPH11185413A JP H11185413 A JPH11185413 A JP H11185413A JP 9352647 A JP9352647 A JP 9352647A JP 35264797 A JP35264797 A JP 35264797A JP H11185413 A JPH11185413 A JP H11185413A
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Abstract
いトラッキング制御を行う。 【解決手段】 周期成分抽出手段11の出力するフィー
ドフォワード純信号に対し、サンプリング手段10によ
り高速で変化する高速位相領域と低速で変化する低速位
相領域を設け、高速位相領域では短いサンプリング時間
でサンプリングを行い、低速位相領域では前記サンプリ
ング時間より長いサンプリング時間でサンプリングを行
う。
Description
クを有するディスク媒体に対して記録再生を行うディス
ク装置のトラック追従制御を行うトラッキング制御装置
に関する。光ディスク装置や磁気ディスク装置などのト
ラッキング制御を行うトラッキング制御装置において
は、 (1)目標トラックとピックアップとの位置誤差を検出
してそれをフィードバックする。さらに追従性を高める
ために、 (2)フィードバックで得られた制御信号から周期成分
を抽出する。 (3)抽出した値を「一定」サンプリングでメモリに記
憶する。 (4)メモリに記憶された値を、「一定」サンプリング
で制御信号に加算する。
ドフォワード手順)は、回転するディスクのトラッキン
グのように周期的な外乱(ディスクの偏心や軸摩擦な
ど)に対して有効である。このフィードフォワード手順
によれば、回転に同期した周期成分はフィードフォワー
ド信号として一定のパターンが常に出力される。したが
って、フィードバックには比較的振幅の小さな非周期成
分だけが流れ、フィードバック系への負担が少なくな
り、大きな安定余裕が得られることが知られている。
い精度のトラッキングが必要となっており、また、装置
の高性能化、高速化により高い回転数のディスクに対す
るトラッキングが必要であるといった理由で、フィード
フォワード手順で使用しているサンプリングの周波数を
高めることが必要となっている。
御装置としては、例えば図15に示すようなものがあ
る。図15において、101は光ディスク装置の光ディ
スクであり、光ディスク101には一定間隔でトラック
が設けられており、トラックに沿ってデータの読み書き
が行われる。102はピックアップであり、ピックアッ
プ102は光ディスク101上に光ディスク101上か
らデータを読み出し、また、光ディスク101上にデー
タを書き込む。103は誤差信号生成回路であり、誤差
信号生成回路103は、光ディスク101上の回転トラ
ックとピックアップ102との位置誤差を検出し、それ
に比例した誤差信号を生成して、出力する。104は位
相補賞回路であり、位相補償回路104は誤差信号生成
回路103からの誤差信号を位相補償して、フィードバ
ックループを安定化させ、フィードバック信号を低域通
過回路105と加算器107にそれぞれ出力する。
4からのフィードバック信号から低域の周期成分を抽出
し、フィイードフォワード純信号を出力する。106は
フィードフォワードメモリであり、フィードフォワード
メモリ106には低域通過回路105からのフィードフ
ォワード純信号が記憶される。すなわち、フィードフォ
ワードメモリ106には、フィードバック信号から低域
の周期成分が抽出されたフィードフォワード純信号が一
定サンプリングで記憶される。107は加算器であり、
加算器107は、位相補償回路104からのフィードバ
ック信号とフィイードフォワードメモリ106からのフ
ィードフォワード信号を加算して、トラッキング制御信
号を出力する。108はトラッキング駆動回路であり、
トラッキング駆動回路108は、加算器107からのト
ラッキング制御信号を増幅して、トラッキング機構10
9を駆動する。トラッキング機構109は、トラッキン
グ駆動回路108からのトラッキング制御信号によって
光ディスク101の径方向にピックアップ102を移動
させる。
力されるフィードフォワード純信号を示し、図16
(B)はフィードフォワードメモリ106内に格納され
たフィードフォワード純信号を示す。図16(A)にお
いて、f(t) は低域通過回路によりフィードバック信号
から低域の周期成分を抽出して出力されるフィードフォ
ワード純信号であり、Tdは光ディスク101が一回路
に要する時間を示す。図16(B)はフィードフォワー
ドメモリ106内に格納されたフィードフォワード純信
号f(t) のサンプリング値を示し、サンプリング値は一
定のサンプリング時間Tでそれぞれ記憶される。サンプ
リング数はこの例では20個であり、20×T=Tdと
なる。
うな従来のトラッキング制御装置にあっては、フィード
バック信号から周期成分を抽出し、抽出したフィードフ
ォワード純信号を一定サンプリングでフィードフォワー
ドメモリに記憶するようになっていたため、フィードフ
ォワードメモリに記憶するサンプリング周波数を高める
と、それだけ記憶するデータ量が多くなり、メモリを逼
迫させるという問題があった。
なされたものであって、記憶するメモリの量を増加させ
ることなく、必要な精度に応じたサンプリングでフィー
ドフォワード手順を実行し、精度の高いトラッキング制
御を行うことができるトラッキング制御装置を提供する
ことを目的とする。
に、本発明は、図1のように構成する。請求項1の発明
は、ディスク媒体1上の目標トラックとデータを読み書
きする手段14との位置誤差を検出して誤差信号を出力
する誤差信号生成手段13と、誤差信号を位相補償して
フィードバック信号を出力する位相補償手段7と、フィ
ードバック信号から低域の周期成分を抽出しフィードフ
ォード純信号を出力する周期成分抽出手段8と、フィー
ドフォワード純信号を記憶しておき、所定のタイミング
でフィードフォワード信号を出力する周期成分記憶再生
手段11と、前記フィードバック信号と該フィードフォ
ワード信号を加算しトラッキング制御信号を出力する制
御信号合成手段12と、を備えたトラッキング制御装置
において、前記周期成分抽出手段の出力するフィードフ
ォワード純信号に対し、高速で変化する高速位相領域と
低速で変化する低速位相領域を設け、高速位相領域では
短いサンプリング時間でサンプリングを行い、低速位相
領域では前記サンプリング時間より長いサンプリング時
間でサンプリングを行うサンプリング手段10を設け
た。
キング制御装置において前記サンプリング手段10は、
前記フィードフォワード純信号を微分し、絶対値化した
後にしきい値と比較し、前記高速位相領域と低速位相領
域を判定する比較判定部と、前記高速位相領域のサンプ
ル数と前記低速位相領域のサンプル数を算出するサンプ
ル数算出手段と、所定の式により高速位相領域のサンプ
ル時間と低速位相領域のサンプル時間を演算するサンプ
ル時間演算部を有する。
ィードフォワード信号のうち、ディスク媒体の一周期分
の中で高速に変化する高速位相領域と低速に変化する低
速位相領域を設けて、高速位相領域では短いサンプリン
グ時間で、低速位相領域では前記サンプリング時間より
長いサンプリング時間で周期成分記憶手段に記録するの
で、メモリの量を増加することなく、必要な精度に応じ
たサンプリングでフィードフォワード手順を実行するこ
とができ、精度の高いトラッキング制御を行うことがで
きる。
示す図である。図2において、1はディスク媒体として
の光ディスクであり、光ディスク1には一定間隔でトラ
ックが設けられており、トラックに沿ってデータの読み
書きが行われる。2は光ディスク1上でデータの読み書
きを行う手段の一部である対物レンズであり、対物レン
ズ2を介して光ディスク1のトラック上に光を集光して
データの読み書きを行う。
テクタであり、フォトディテクタ3は、対物レンズ2に
よる集光点と目標トラックとの位置誤差を検出してそれ
に比例した誤差信号を出力する。4はDSP(デジタル
シグナルプロセッサ)であり、DSP4は位相補償回
路、低域通過回路、微分回路、サンプリング回路、フィ
ードフォワードメモリ、加算器としての機能を包含して
おり、これらの機能はソフトウェアを用いて実現され
る。位相補償回路、低域通過回路、微分回路、加算器は
アナログ回路としてDSP4の外部に配置しても良い。
SP4から出力されるトラッキング制御信号を駆動電流
として増幅、変換する。6はVCM(ボイスコイルモー
タ)であり、VCM6に、電流アンプ5によって生成さ
れた駆動電流が流れると、VCM6は矢印bで示す方向
に移動し、駆動電流に比例した加速度で光ディスク1の
径方向に対物レンズ2が移動する。
成図である。図3において、DSP4は、位相補償手段
としての位相補償回路7、周期成分抽出手段としての低
域通過回路8、微分回路9、サンプリング手段としての
サンプリング回路10、周期成分記憶手段としてのフィ
ードフォワードメモリ11、制御信号合成手段としての
加算器12により構成される。
路13は、前記フォトディテクタ3に相当し、光ディス
ク1上の目標トラックと、対物レンズ2に相当するピッ
クアップ14の位置誤差を検出し、それに比例した信号
として誤差信号を出力する。位相補償回路7は、誤差信
号生成回路13からの誤差信号を位相補償して、フィー
ドバックループを安定化させ、フィードバック信号を加
算器12および低域通過回路8に出力する。低域通過回
路8は、位相補償回路7からのフィードバック信号から
低域の周期成分を抽出し、フィードフォワード純信号を
微分回路9およびフィードフォワードメモリ11に出力
する。微分回路9は、フィードフォワード純信号を微分
してサンプリング回路10に出力する。
らの回転トリガに同期してフィードフォワードメモリ1
1への読み書きタイミングを制御する。すなわち、サン
プリング回路10は、フィードフォワード純信号のうち
光ディスク1の一周期分の中でも高速に変化する高速位
相領域ではサンプリング時間T1、低速に変化する低速
位相領域ではサンプリング時間T1より長いサンプリン
グ時間T2でフィードフォワードメモリ11にフィード
フォワード純信号を記録する。これによりn1個の高速
位相データとn2個の低速位相データがフィードフォワ
ードメモリ11に記録される。この時、n1×T1+n
2×T2=Td(ディスク一回転の時間)という関係が
ある。
にサンプリング時間Tが一定の例えば20個のデータが
ディスク一回転の時間Td(図4(A)、参照)にフィ
ードフォワードメモリに格納されるが、本実施形態にお
いては、図4(C)に示すように、高速位相領域ではサ
ンプリング時間T1のデータ(例えば、3〜8,14〜
19)が、低速位相領域ではサンプリング時間T1より
長いサンプリング時間T2のデータ(例えば1,2,9
〜13,20)がフィードフォワードメモリ11に格納
される。
ィードフォワード純信号に対して、高速位相領域と位相
領域を設け、高速位相領域ではサンプリング時間T1が
短く、低速位相領域ではサンプリング時間T1より長い
サンプリング時間T2でサンプリングを行う。図3に戻
って、フィードフォワードメモリ11に記録されたデー
タは記録されたときと同じタイミングで加算器12に出
力される。このときのタイミングは、光ディスク1の回
転パルスによりサンプリング回路10で同期がとられ
る。フィードフォワードメモリ11から出力されるフィ
ードフォワード信号は、位相補償回路7からのフィード
バック信号と合成され、トラッキング制御信号として前
記電流アンプ5に相当するトラッキング駆動回路15に
出力される。トラッキング駆動回路15は、トラッキン
グ制御信号を電流に変換し、前記VCM6に相当するト
ラッキング機構14Aに出力する。
す図である。図5において、サンプリング回路10は、
絶対値化部16、比較判定部17、サンプル数算出部1
8およびサンプル時間演算部19により構成される。絶
対値化部16は、微分回路9で微分された微分値を絶対
値化する。比較判定部17は、絶対値化された微分値と
しきい値と比較し、高速位相領域である高速部と低速位
相領域である低速部を判定する。サンプル数算出部18
は、判定された高速部のサンプル数と判定された低速部
のサンプル数を算出する。
式により高速部のサンプル時間と低速部のサンプル時間
を演算する。図6はフィードフォワード純信号の高速部
と低速部の判定処理を説明するフローチャートである。
ディスク一回転の時間をTd、サンプリング時間をTs
とすると、フィードフォワード純信号f(t) のサンプリ
ング値fd(n)は、 fd(n)=f(n×Ts) (n=0,1,2,…,m−1 m=Td/Ts) と表わすことができる。
t=n×Tsにおけるf(t) の微分値g(n) をとる。す
なわち、図7(A)に示すフィードフォワード純信号f
(t)を微分すると、図7(B)に示すような微分値g(n)
が得られる。次に、ステップS2で微分値g(n) を絶
対値化して、|g(n) |とする。次に、ステップS3で
微分値g(n) を絶対値|g(n) |としきい値Lとを比較
する。|g(n) |≧Lのときは、ステップS4で高速部
と判定し、|g(n) |<Lのときは、ステップS5で低
速部と判定する。すなわち、図7(C)に示すように、
微分値としきい値Lとを比較し、しきい値以上の斜線部
を高速部とし、しきい値未満の部分を低速部とする。こ
うして、図7(D)に示すような、ディスク一回転に要
する時間Tdにおいて、フィードフォワード純信号f
(t) は、高速部、低速部、高速部、低速部に分けられ
る。なお、微分値g(n) は、アナログの微分回路を通し
て得られたf´(t)をサンプリングして得られる。ま
た、サンプリング値fd(n)の差分Δfd(n)=fd(n)−f
d(n-1)からg(n) =Δfd(n)/Tsとして求めてもよ
い。
プル数を求める処理を示すフローチャートである。この
フローチャートにおいては、高速部のサンプル数rと低
速部のサンプル数sを求める。すなわち、n=0からm
まで繰り返して最後に r=r1+r2+…+rx s=s1+s2+…+sx としてr,sを求める。
化を行う。次に、ステップS11でfd(n)は高速部か否
かを判別する。fd(n)が高速部のときは、ステップS1
2でnに1を加算して、ステップS13でn=mになっ
たかを判別し、n≠mのときは、ステップS11に戻っ
てfd(n)は高速部か否かを判別し、n=mのときは、ス
テップS14でr1=mとする。例えば、r1=20の
ときはすべてfd(n)は高速部と判定し、処理は終了す
る。
15でr1=nとして、ステップS16でfd(n)は低速
部か否かを判別する。fd(n)が低速部のときは、ステッ
プS17でnに1を加算して、ステップS18でn=m
になったかを判別し、n≠mのときは、ステップS16
に戻ってfd(n)は低速部か否かを判別し、n=mのとき
は、ステップS19でs1=m−r1とする。
は、ステップS19でs1=17となる。ステップS1
6でfd(n)が低速部でないときは、ステップS20でs
1=n−r1とする。次に、ステップS21でfd(n)は
高速部か否かを判別する。fd(n)が高速部のときは、ス
テップS22でnに1を加算して、ステップS23でn
=mになったかを判別し、n≠mのときは、ステップS
21に戻ってfd(n)は高速部か否かを判別し、n=mの
ときは、ステップS24でr2=m−(r1+s1)と
する。ステップS21でfd(n)が高速部でないときは、
ステップS25でr2=n−(r1+s1)とする。
否かを判別する。fd(n)が低速部のときは、ステップS
27でnに1を加算して、ステップS28でn=mにな
ったかを判別し、n≠mのときは、ステップS26に戻
ってfd(n)は低速部か否かを判別し、n=mのときは、
ステップS29でs2=m−(r1+s1+r2)とす
る。ステップS26でfd(n)が低速部でないときは、ス
テップS30でs2=n−(r1+s1+r2)とす
る。
S31でsx=n−(r1+s1+r2+…+rx)を
求める。こうして、高速部のサンプル数rと低速部のサ
ンプル数sが求められる。しきい値Lには、平均速度と
いう意味があるので、フィードフォワードメモリ11の
サンプリング時間Tとの間には、T×L=一定という関
係がある。よって、高速部と低速部のフィードフォワー
ドメモリ11のサンプリング時間T1,T2を決定する
場合、 T×L=T1×{L×(1+a)}=T2×{L/(1+a)} …(1) T1×r+T2×s=Td …(2) の2式を用いる。ここでaは平均速度Lに対する高速部
の平均速度と低速部の平均速度の割合を示しており、例
えばa=0.2とかに設定する。
差信号生成回路13では、光ディスク1の目標トラック
とピックアップ14の位置誤差を検出し、それに比例し
た信号として誤差信号を位相補償回路7に出力する。誤
差信号は、例えば図9に示され、横軸は時間(t)、縦
軸は電圧(V)を示す。
信号は、位相補償回路7で位相補償してフィードバック
信号として出力される。フィードバック信号は、図10
に示される。このフィードバック信号は、加算器12と
低域通過回路8にそれぞれ出力される。フィードバック
信号は、低域通過回路8で低域の周期成分が抽出され、
フィードフォワード純信号として微分回路9およびフィ
ードフォワードメモリ11に出力される。このフィード
フォワード純信号は、図11に示される。
抽出されている。フィードフォワード純信号は、微分回
路9で微分され、図7(B)に示すような微分値g(n)
を得る。微分値g(n) は、絶対値化部16により絶対値
|g(n) |にされた際に、比較判定部17によりしきい
値Lと比較され、|g(n) |≧Lのとき、高速部と判定
され、|g(n) |<Lのとき、低速部と判定される。図
7(C)に示すように、しきい値L以上の斜線部が高速
部(高速位相領域)であり、しきい値L未満の部分が低
速部(低速位相領域)である。
スク一回転の時間Tdにおいて、フィードフォワード純
信号は、例えば高速部、低速部、高速部、低速部に分け
られる。高速部のサンプル数rおよび低速部のサンプル
数sは、サンプル数算出部18により算出される。そし
て、サンプリング時間T1,T2は、サンプリング時間
演算部19によって演算される。
るので、フィードフォワードメモリ11のサンプリング
時間Tとの間には、T×L=一定という関係がある。よ
って、高速部と低側部のフィードフォワードメモリ11
のサンプリング時間T1,T2を決定する場合、前記
(1),(2)式の2式を用いる。ここでaは平均速度
Lに対する高速部の平均速度と低速部の平均速度の割合
を示しており、例えばa=0.2とかに設定する。
(1),(2)式を解くと、前記(3)式で示されるT
1、前記(4)式で示されるT2が得られる。
ディスク1からの回転トリガ信号が検出されると、フィ
ードフォワードメモリ11にフィードフォワード純信号
の記録が開始される。フィードフォワード純信号のう
ち、光ディスク1の一周期分の中で高速位相領域(高速
部)ではサンプリング時間T1、低速位相領域(低速
部)ではサンプリング時間T1より長いサンプリング時
間T2でフィードフォワードメモリ11に記録する。例
えば図4(C)に示すように、サンプリング時間T1の
3〜8および14〜19の12個の高速位相データとサ
ンプリング時間T2の1,2,9〜13,20の8個の
低速位相データがフィードフォワードメモリ11に格納
される。
に記録されたデータは、記録されたときと同じタイミン
グで加算器12に出力される。このときのタイミング
は、光ディスク1の回転パルスによりサンプリング回路
10で同期がとられる。フィードフォワードメモリ11
から出力されるサンプリング時間の異なるフィードフォ
ワード信号は、加算器12によって位相補償回路7から
のフィードバック信号と合成され、トラッキング制御信
号としてトラッキング駆動回路14に出力される。この
トラッキング制御信号の例を図12に示す。トラッキン
グ制御信号は、トラッキング駆動回路14によって電流
に変換され、トラッキング機構15に流れ、トラッキン
グ機構15は、光ディスク1の径方向に目標トラックに
向ってピックアップ14を移動させる。
ードフォワード純信号を記録するサンプリング周波数を
一律に高くせずに、必要な位相の部分だけ高くすれば良
い。また、ほとんど変動のないような位相ではサンプリ
ング周波数を意図的に低くしてやっても、制御性能に影
響を及ぼさずにメモリを節約することができる。すなわ
ち、メモリの量を増やすことなく、必要な精度に応じた
サンプリングでフィードフォワード手順を実行すること
ができ、精度の高いトラッキング制御を行うことができ
る。
である。図13において、21はディスク媒体としての
磁気ディスクであり、磁気ディスク21上には一定間隔
でトラックが設けられており、トラックに沿ってデータ
の読み書きが行われる。22は図3のピックアップ14
に相当する磁気ヘッドであり、磁気ヘッド22は磁気デ
ィスク21上からデータを読出しデータの書き込みを行
う。
ーボ誤差信号生成回路24は、図3の誤差信号生成回路
13に相当し、磁気ヘッド22が磁気ディスク21から
サーボ情報を検出し、それをもとに磁気ヘッド22と磁
気ディスク21の目標トラックとの位置誤差に比例した
誤差信号を出力する。23はVCM(ボイスコイルモー
タ)であり、VCM23は、図3のトラッキング機構1
5に相当し、電流アンプ5によって変換された駆動電流
VCM23に流れると、VCM23は矢印bで示す方向
に揺動し、駆動電流に比例して加速度で磁気ディスク2
1の矢印cで示す径方向に磁気ヘッド21が移動する。
サ)であり、DSP4は、図14に示すように、位相補
償回路7、低域通過回路8、フィードフォワードメモリ
11、微分回路9、サンプリング回路10および加算器
12としての機能を有し、これらの機能はソフトウェア
を用いて実現される、位相補償回路7、低域通過回路
8、加算器12、微分回路9は、アナログ回路としてD
SP4の外部に配置しても良い。
すように、絶対値化部16、比較判定部17、サンプル
数算出部18およびサンプリング時間演算部19により
構成される。サーボ誤差信号生成回路24から得られた
誤差信号は位相補償回路7を通りフィードバック信号と
なる。生成されたフィードバック信号は低域通過回路8
を通り、フィードフォワード純信号となる。フィードフ
ォワード純信号は、微分回路9およびフィードボワード
メモリ11に出力される。サンプリング回路10で、磁
気ディスク21からの回転トリガ信号が検出されると、
フィードフォワードメモリ11に記録が開始される。
ち、磁気ディスク21の一周期分の中でも高速に変化す
る高速位相領域では、サンプリング時間T1、低速に変
化する低速位相領域では、サンプリング時間T1より高
いサンプリング時間T2でフィードフォワードメモリ1
1に記録する。これによってn1個の高速位相データ
と、n2個の低速位相データがフィードフォワードメモ
リ11に記録される。このとき、n1×T1+n2×T
2=Td(ディスク一回転の時間)という関係がある。
たデータは記録された時と同じタイミングで加算器12
に出力される。このときのタイミングは、磁気ディスク
21の回転パルスにより、サンプリング回路10で同期
がとられる。フィードフォワード信号は加算器12によ
ってフィードバック信号と合成され、トラッキング制御
信号となる。生成されたトラッキング制御信号は電流ア
ンプ5によって電流に変換され、VCM23に送られ
る。駆動電流がVCM23に流れると、それに比例した
加速度で磁気ディスク21の矢印bで示す径方向に磁気
ヘッド21を移動させる。
も、フィードフォワード信号を記録するサンプリング周
波数を一律に高くせずに、必要な位相の部分だけ高くす
れば良い。また、ほとんど変動のないような位相ではサ
ンプリング周波数を意図的に低くしてやっても、制御性
能に影響を及ぼさずにメモリを節約することができる。
その結果、メモリを増加させることなく、精度の高いト
ラッキング制御を行うことができる。
ば、フィードフォワード信号のうち、ディスク媒体の一
周期分の中で高速に変化する高速位相領域と低速に変化
する低速位相領域を設けて、高速位相領域では短いサン
プリング時間で、低速位相領域では前記サンプリング時
間より長いサンプリング時間で周期成分記憶手段に記録
するので、メモリの量を増加することなく、必要な精度
に応じたサンプリングでフィードフォワード手順を実行
することができ、精度の高いトラッキング制御を行うこ
とができる。
ィードフォワードメモリの内容を示す図
ト
める処理を説明するフローチャート
一周期分の内容を示す図
Claims (2)
- 【請求項1】ディスク媒体上の目標トラックとデータを
読み書きする手段との位置誤差を検出して誤差信号を出
力する誤差信号生成手段と、 誤差信号を位相補償してフィードバック信号を出力する
位相補償手段と、 フィードバック信号から低域の周期成分を抽出しフィー
ドフォード純信号を出力する周期成分抽出手段と、 フィードフォワード純信号を記憶しておき、所定のタイ
ミングでフィードフォワード信号を出力する周期成分記
憶再生手段と、 前記フィードバック信号と該フィードフォワード信号を
加算しトラッキング制御信号を出力する制御信号合成手
段と、を備えたトラッキング制御装置において、 前記周期成分抽出手段の出力するフィードフォワード純
信号に対し、高速で変化する高速位相領域と低速で変化
する低速位相領域を設け、高速位相領域では短いサンプ
リング時間でサンプリングを行い、低速位相領域では前
記サンプリング時間より長いサンプリング時間でサンプ
リングを行うサンプリング手段を設けたことを特徴とす
るトラッキング制御装置。 - 【請求項2】請求項1記載のトラッキング制御装置にお
いて 前記サンプリング手段は、前記フィードフォワード純信
号を微分し、絶対値化した後にしきい値と比較し、前記
高速位相領域と低速位相領域を判定する比較判定部と、 前記高速位相領域のサンプル数と前記低速位相領域のサ
ンプル数を算出するサンプル数算出手段と、 所定の式により高速位相領域のサンプル時間と低速位相
領域のサンプル時間を演算するサンプル時間演算部を有
することを特徴とするトラッキング制御装置。
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JP35264797A JP3699263B2 (ja) | 1997-12-22 | 1997-12-22 | トラッキング制御装置 |
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JPH11185413A true JPH11185413A (ja) | 1999-07-09 |
JP3699263B2 JP3699263B2 (ja) | 2005-09-28 |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57191840A (en) * | 1981-05-20 | 1982-11-25 | Mitsubishi Electric Corp | Track follow-up controller |
JPS61138119A (ja) * | 1984-12-11 | 1986-06-25 | Horiba Ltd | 車載型運行記録装置におけるデ−タ記録方法 |
JPS6388427A (ja) * | 1986-09-30 | 1988-04-19 | Shimadzu Corp | 測定出力記録装置 |
JPH0896391A (ja) * | 1994-09-28 | 1996-04-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 光ディスク装置のトラッキング制御装置 |
-
1997
- 1997-12-22 JP JP35264797A patent/JP3699263B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
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JPS57191840A (en) * | 1981-05-20 | 1982-11-25 | Mitsubishi Electric Corp | Track follow-up controller |
JPS61138119A (ja) * | 1984-12-11 | 1986-06-25 | Horiba Ltd | 車載型運行記録装置におけるデ−タ記録方法 |
JPS6388427A (ja) * | 1986-09-30 | 1988-04-19 | Shimadzu Corp | 測定出力記録装置 |
JPH0896391A (ja) * | 1994-09-28 | 1996-04-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 光ディスク装置のトラッキング制御装置 |
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