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JPH11184822A - グラフ表示装置、グラフ表示方法、及びグラフ表示処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

グラフ表示装置、グラフ表示方法、及びグラフ表示処理プログラムを記録した記録媒体

Info

Publication number
JPH11184822A
JPH11184822A JP9351319A JP35131997A JPH11184822A JP H11184822 A JPH11184822 A JP H11184822A JP 9351319 A JP9351319 A JP 9351319A JP 35131997 A JP35131997 A JP 35131997A JP H11184822 A JPH11184822 A JP H11184822A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
graph
input
value
variable
variables
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9351319A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiro Sudo
智浩 須藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP9351319A priority Critical patent/JPH11184822A/ja
Publication of JPH11184822A publication Critical patent/JPH11184822A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】入力された図形描画データや関数式データに応
じた図形やグラフを描画表示するためのグラフ表示装置
であって、座標上における線分描画のための式に含まれ
る複数の変数の変数値をそれぞれ別々に任意の値に変化
させながら、順次対応する図形やグラフを表示するこ
と。 【解決手段】図形データをダイナミック表示させるため
の各頂点座標A,B,C,Dそれぞれの任意の座標変化
式に含まれる2つの変数sとtを、変数値表示バーB1
とB2において、「↑」「↓」あるいは「←」「→」カ
ーソルキー12g〜12jの操作により、それぞれ別々
に任意の値に変化させて行き、順次各対応する変数値が
代入された座標変化式に対応する図形データに変化させ
てダイナミック表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力された図形描
画データや関数式データに応じた図形やグラフを描画表
示するためのグラフ表示装置、グラフ表示方法、及びグ
ラフ表示処理プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば関数計算機能を備えた電子
式計算装置において、関数式を入力してグラフの描画を
指示すると、入力された関数式に対応するグラフが描画
表示されるものが実用化されている。
【0003】すなわち、例えばY=X2 なる関数式を入
力すると、予め設定されたXの座標範囲においてそれぞ
れのX値に対応するY値が算出され、グラフとして描画
表示される。
【0004】このような従来のグラフ表示装置では、例
えば入力された関数式(Y=AX++B)において、変
数Aを指定し、この変数Aに代入する値を任意の範囲,
任意の間隔で変化させた場合のそれぞれの関数式に対応
するグラフを順次描画表示するようにしたダイナミック
グラフと呼ばれるグラフ表示機能を備えたものが考えら
れている。これによれば、ある関数式の1つの指定変数
を変化させた場合に、それぞれのグラフがどのように変
化するかを容易に把握することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のグラフ表示装置におけるダイナミックグラフ機能で
は、関数式に含まれる1つの変数を指定し、その値を順
次変化させた場合のそれぞれの関数式に対応するグラフ
全体の変化を容易に理解することはできるものの、前記
関数式に含まれる2つの変数の各変数値を、それぞれ別
々に任意の値に変化させながら、順次対応するグラフを
表示させることができない。
【0006】このため、複雑なグラフや複数の座標点が
共に変化する図形(3次元グラフ)等の解析を容易に行
なうことはできない問題がある。本発明は、前記のよう
な問題に鑑みなされたもので、座標上における線分描画
のための式に含まれる複数の変数の変数値をそれぞれ別
々に任意の値に変化させながら、順次対応する図形やグ
ラフを表示することが可能になるグラフ表示装置、グラ
フ表示方法、及びグラフ表示処理プログラムを記録した
記録媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の請求
項1に係わるグラフ表示装置は、グラフを描画するため
の複数の変数を含む式データを入力する式入力手段と、
この式入力手段により入力された式データ中に含まれる
複数の変数それぞれの値を表示する変数値表示手段と、
この変数値表示手段により表示される前記複数の変数そ
れぞれの値を任意の値に変更する変数値変更手段と、こ
の変数値変更手段による変更され、前記変数値表示手段
により表示された前記複数の変数それぞれの値に応じ
て、前記式入力手段により入力された式データに対応す
るグラフを描画するグラフ描画手段とを具備したことを
特徴とする。
【0008】つまり、本発明の請求項1に係わるグラフ
表示装置では、入力された式データに含まれる複数の変
数にそれぞれ任意の変数値が代入され、この複数の変数
それぞれの変数値の代入された式データに対応するグラ
フが描画されるので、1つの変数に対する変数値のみ代
入変更してグラフ描画する場合に較べ、グラフ解析の能
力を向上できることになる。
【0009】また、本発明の請求項2に係わるグラフ表
示装置は、前記請求項1に係わるグラフ表示装置にあっ
て、前記グラフ描画手段を、前記変数値変更手段により
前記変数値表示手段により表示される複数の変数それぞ
れの値が任意の値に変更される毎に、当該変更表示され
た複数の変数それぞれの値に応じて、前記式入力手段に
より入力された式データに対応するグラフを順次描画す
るグラフ描画手段としたことを特徴とする。
【0010】つまり、本発明の請求項2に係わるグラフ
表示装置では、入力された式データに含まれる複数の変
数それぞれの値が任意の値に変更される毎に、当該変更
された複数の変数それぞれの値に応じて、前記入力式デ
ータに対応するグラフが順次描画されるので、複数の変
数を別々の任意の値に共に変化させたグラフを動的に表
示できることになる。
【0011】また、本発明の請求項3に係わるグラフ表
示装置は、前記請求項1又は請求項2に係わるグラフ表
示装置にあって、前記変数値表示手段を、前記式入力手
段により入力された式データ中に含まれる複数の変数そ
れぞれの値の増減をバーの長短で表示する変数値表示手
段としたことを特徴とする。
【0012】つまり、本発明の請求項3に係わるグラフ
表示装置では、入力された式データ中に含まれる複数の
変数それぞれの値の増減は、バーの長短で表示されるの
で、複数の変数の代入値その数値、及びその変化状態を
容易に確認できることになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面により本発明の実施の形
態について説明する。図1は本発明のグラフ表示装置の
実施形態に係わる電子計算装置の電子回路の構成を示す
ブロック図である。
【0014】この電子計算装置は、コンピュータ等から
なる制御部(CPU)11を備えている。制御部(CP
U)11は、キー入力部12によるキー操作信号に応じ
てROM13に予め記憶されているシステムプログラ
ム、あるいは外部記録媒体18に予め記憶されている計
算装置制御用プログラムを記録媒体読み取り部17によ
り読み取らせて起動させ、RAM14をワークメモリと
して回路各部の動作の制御を行なうものである。
【0015】この制御部(CPU)11には、前記キー
入力部12、ROM13、記録媒体読み取り部17、R
AM14が接続されると共に、表示駆動回路15を介し
て液晶表示部16が接続される。
【0016】キー入力部12には、数値キー,演算子キ
ー,関数キー等の各種の数値・記号キー群からなるデー
タ入力キー12aが備えられると共に、任意に入力され
た座標の変数式や関数式等に応じて、液晶表示部16に
設定するXY座標上に線分による図形やグラフを描画表
示させるためのグラフモード、任意に入力されたプログ
ラムデータに対応する演算制御処理を行なうためのプロ
グラムモード、任意に入力された統計データに応じて統
計計算処理を行なうための統計モード等の各種動作モー
ドをメニューにしたモード選択画面G[図4(A)・図
6(A)参照]を表示させる際に操作される「メニュ
ー」キー12b、選択あるいは入力されたデータの設定
や演算の実行を指示する際に操作される「実行」キー1
2c、入力式に応じた図形やグラフの描画表示処理の開
始を指示する際に操作される「グラフ」キー12d、表
示されたグラフ上の任意の点をポインタで指示する際に
操作される「トレース」キー12e、入力された式デー
タと対応するグラフや図形データとの表示状態を切り換
える際に操作される「G←→T」キー12f、表示画面
上でのカーソルの移動やデータ選択、変数値の増減設定
等を行なう際に操作される「↑」カーソルキー12g,
「↓」カーソルキー12h,「←」カーソルキー12
i,「→」カーソルキー12j等が備えられる。
【0017】ROM13には、本電子計算装置の電子回
路におけるの全体の処理を司るシステムプログラムデー
タが予め記憶されると共に、図3に示すグラフモード処
理等、各種の動作モードの処理を司るサブプログラムデ
ータである制御プログラムデータも予め記憶される。
【0018】RAM14には、現在設定されている動作
モードを示すモードデータが記憶されるモードデータメ
モリM、前記各種の動作モードにおいて液晶表示部16
に表示すべき表示データがビットマップのパターンデー
タとして展開されて記憶される表示データメモリ19、
複数の線分を組み合わせた図形を作成するための各線分
の始点,終点を示す座標データが記憶される図形座標デ
ータメモリ20、入力された式データが記憶される入力
式データメモリ21、入力式データメモリ21に記憶さ
れた式データに含まれる各変数毎の代入値が記憶される
変数値データメモリ22a,22b,…、入力されたプ
ログラムデータが記憶されるプログラムデータメモリ2
3、図形座標データメモリ20に記憶された複数の線分
描画のための各始点,終点の座標データや、入力式デー
タメモリ21に記憶された式データ、変数値データメモ
リ22a,22b,…に記憶された該入力式データに含
まれる各変数の代入値に基づき作成された図形データや
グラフデータが、ビットマップデータで描画されて記憶
されるグラフデータメモリ24、及び各種動作モードの
制御処理に伴ない制御部(CPU)11により入出力さ
れるデータが一時的に記憶されるワークエリア25等の
データメモリが備えられる。
【0019】次に、前記構成の電子計算装置による動作
について説明する。図2は前記電子計算装置の全体処理
を示すフローチャートである。キー入力部12の「メニ
ュー」キー12bを操作すると、グラフモード,プログ
ラムモード,統計モード等の動作モードを選択設定する
ためのモードメニューを配列したモード選択画面[図4
(A)・図6(A)参照]が液晶表示部16に表示され
る(ステップS1→S2)。
【0020】このモード選択画面の表示状態において、
任意のモードメニューをカーソル移動操作して選択し
「実行」キー12cを操作すると、選択指定された動作
モードを示すモードデータがRAM14内のモードデー
タメモリMに記憶されて設定され、その設定動作モード
に対応する制御処理プログラムが起動され初期表示画面
の表示状態となる(ステップS3→S4,S5→S6,
S7)。
【0021】こうしたモード選択設定処理(ステップS
1〜S7)により、グラフモードが選択されて設定され
ると、3次元グラフ(図形)データを描画するための座
標データ、あるいは2次元グラフを描画するための式デ
ータを入力する初期表示画面[図4(B)・図6(B)
参照]が液晶表示部16に表示され、グラフモード処理
が起動される(ステップS8→SA)。
【0022】また、前記モード選択設定処理(ステップ
S1〜S7)により、プログラムモードが選択されて設
定されると、プログラムデータを入力するための初期表
示画面が液晶表示部16に表示され、プログラムモード
処理が起動される(ステップS9→S10)。
【0023】また、前記モード選択設定処理(ステップ
S1〜S7)により、統計モードが選択されて設定され
ると、統計データを入力するため初期表示画面が液晶表
示部16に表示され、統計モード処理が起動される(ス
テップS11→S12)。
【0024】また、前記モード選択設定処理(ステップ
S1〜S7)により、その他の動作モードが選択されて
設定されると、その初期表示画面が液晶表示部16に表
示された後、対応する動作モード処理が起動される(ス
テップS11→他の処理)。
【0025】図3は前記電子計算装置におけるグラフモ
ード処理を示すフローチャートである。 (3次元グラフ「図形」描画の場合)図4は前記電子計
算装置のグラフモード処理に伴なう3次元グラフ(図
形)描画用のデータ設定表示状態を示す図である。
【0026】図5は前記電子計算装置のグラフモード処
理に伴なう3次元グラフ(図形)のダイナミック表示状
態を示す図である。図4(A)に示すように、キー入力
部12の「メニュー」キー12bを操作することによ
り、液晶表示部16に動作モードの選択画面Gが表示さ
れた状態で(ステップS1→S2)、カーソルキー12
g〜12jの操作によりメニューアイコンの「グラフ」
を選択して反転表示させ(ステップS3→S4)、図4
(B)に示すように、「実行」キー12cを操作する
と、CPU(制御部)11の動作モードがグラフモード
に設定されてグラフモード処理が起動され、3次元グラ
フ(図形)の頂点を構成する座標数を入力設定するため
の座標数入力画面G1が初期画面として表示される(ス
テップS5→S6,S7、S8→SA)。
【0027】この座標数入力画面G1の表示状態におい
て、同図4(B)に示すように、キー入力部12のデー
タ入力キー12aを選択操作して、例えば3角錐の頂点
数である「4」と入力した後に、図4(C)に示すよう
に、キー入力部12の「実行」キー12cを操作する
と、RAM14内の図形座標データメモリ20におい
て、4つの頂点の座標データを記憶するための座標メモ
リエリアA,B,C,Dが確保されると共に、各頂点座
標値を入力するための座標値入力画面G2が表示される
(ステップA1→A2)。
【0028】この座標値入力画面G2の表示状態におい
て、各頂点記号A,B,C,Dのそれぞれに対応する座
標値データが、データ入力キー12aの選択操作により
入力されて表示された後、図4(D)に示すように、
「実行」キー12cが操作されると、前記入力表示され
た各頂点座標A,B,C,Dそれぞれの座標値データ
が、前記RAM14内の図形座標データメモリ20に設
定確保された座標メモリエリアA,B,C,Dに記憶さ
れると共に、この各頂点座標A,B,C,Dの係数とな
り該個々の頂点座標を変化させるための変数s,tを含
む式データを入力するための座標変化式入力画面G3が
表示される(ステップA1→A2)。
【0029】この座標変化式入力画面G3の表示状態に
おいて、各頂点座標A,B,C,Dの各々に対する座標
変化式を、例えば点Aに対しては「t2 −1」、点Bに
対しては「st 」、点Cに対しては「st+(t/
s)」、点Dに対しては「s2 +t2 」として入力して
表示させた後、図4(E)に示すように、さらに、「実
行」キー12cが操作されると、各座標変化式がそれぞ
れRAM14内の入力式データメモリ21に記憶される
と共に、前記各座標変化式に含まれる変数sとtに対す
る変数値を初期設定するための変数初期値入力画面G4
が表示される(ステップA1→A2)。
【0030】ここで、前記座標変化式について説明す
る。前記図4(C)における座標値入力画面G2におい
て入力した頂点座標Aの座標値が(7,7,0)であ
り、また、前記図4(D)における座標変化式入力画面
G3において入力した該頂点座標Aに対する座標変化式
が「t2 −1」である場合には、該点Aの変化特性を表
わす式は、「(t2 −1)(7,7,0)=(7t2
7,7t2 −7,0)」となり、変数tの値の変化に伴
ないその座標値も変化する。
【0031】そして、前記図4(E)における変数初期
値入力画面G4の表示状態において、キー入力部12の
データ入力キー12aを選択的に操作して、例えば変数
sの初期値「1」、変数tの初期値「1」として入力す
ると、各変数データs,tの初期代入値として、RAM
14内の変数データメモリ22a,22bに記憶される
(ステップA1→A2)。
【0032】こうして、前記ステップA1→A2の繰り
返し処理に伴ない、3次元グラフ(図形)の描画のため
の各頂点A,B,C,Dに対応する座標データ(7,
7,0)が図形座標データメモリ20に記憶されると共
に、各頂点座標に対する変化式A「t2 −1」,B「s
t 」,C「st+(t/s)」,D「s2 +t2 」が入
力式データメモリ21に記憶され、さらに、各変化式に
含まれる変数s,tそれぞれの初期代入値「1」が変数
データメモリ22a,22bに記憶された状態で、図5
(A)に示すように、キー入力部12の「グラフ」キー
12dが操作されると、RAM14内の入力式データメ
モリ21に記憶されている式データが、「Y=X」の形
態からなるグラフ関数式であるか否か判断される(ステ
ップA3→A4)。
【0033】ここで、前記RAM14内の入力式データ
メモリ21に記憶されている式データが、前記座標変化
式「t2 −1」「st 」「st+(t/s)」「s2
2」であることで、グラフ関数式でないと判断される
と、図形座標データメモリ20に記憶されている4つの
頂点座標データ(7,7,0)及び入力式データメモリ
21に記憶されている各頂点座標に対する変化式A「t
2 −1」,B「st 」,C「st+(t/s)」,D
「s2 +t2 」、及び変数データメモリ22a,22b
に記憶されている各変化式に含まれる変数s,tそれぞ
れの初期代入値「1」に基づき、グラフデータメモリ2
4のビットマップメモリエリア上に設定された座標上に
おいて、前記4つの頂点座標A,B,C,D間をそれぞ
れ始点,終点とする線分により接続された3次元グラフ
(この場合は4角錐)が描画作成されて記憶され、表示
データメモリ19に書き込まれると共に、液晶表示部1
6に表示される(ステップA4→A5a,A6a)。
【0034】この際、入力された式データに応じた3次
元グラフ(図形)の表示と共に、当該表示画面の右端と
下端にそれぞれ平行に沿った状態で、前記各座標変化式
に含まれる変数sとtの代入値を棒状に表わす変数値表
示バーB1,B2が表示される(ステップA7)。
【0035】この変数値表示バーB1,B2は、それぞ
れ前記RAM14内の変数データメモリ22a,22b
に記憶されている変数sの変数代入値と変数tの変数代
入値とを棒状に示すもので、図5(B)に示すように、
キー入力部12の「↑」キー12g又は「↓」キー12
hの操作により変数データメモリ22aに記憶されてい
る変数sの代入値が増減変更されて変数値表示バーB1
において対応表示され(ステップA8→A9)、「→」
キー12j又は「←」キー12iの操作により変数デー
タメモリ22bに記憶されている変数tの代入値が増減
変更されて変数値表示バーB2において対応表示される
(ステップA10→A11)。
【0036】こうして、前記各カーソルキー「↑」12
g〜「→」12jの選択操作により、変数データメモリ
22aに記憶されている変数sの代入値、変数データメ
モリ22bに記憶されている変数tの代入値が、それぞ
れに任意の値に変更されて設定されると、その都度、該
変更設定された代入値が、入力式データメモリ21に記
憶されている4つの頂点座標A,B,C,Dそれぞれに
対する変化式A「t2−1」,B「st 」,C「st+
(t/s)」,D「s2 +t2 」に代入され、各頂点が
新たな座標位置に移動変化した3次元グラフ(図形)が
グラフデータメモリ24に描画作成されて書き替えら
れ、液晶表示部16に対しダイナミック表示される(ス
テップA12→A13)。
【0037】したがって、前記図形データをダイナミッ
ク表示させるための各座標変化式に含まれる2つの変数
sとtを、前記変数値表示バーB1とB2において、カ
ーソルキーの操作により、それぞれ別々に任意の値に変
化させて行き、順次各対応する図形データに変化させて
ダイナミック表示できるようになる。
【0038】この場合、他のグラフデータとの交点Pが
検出された場合には、その交点座標が算出されて共に表
示される(ステップA14→A15,A16)。 (2次元グラフ描画の場合)図6は前記電子計算装置の
グラフモード処理に伴なう2次元グラフ描画用のデータ
設定表示状態を示す図である。
【0039】図7は前記電子計算装置のグラフモード処
理に伴なう2次元グラフのダイナミック表示状態を示す
図である。図6(A)に示すように、キー入力部12の
「メニュー」キー12bを操作することにより、液晶表
示部16に動作モードの選択画面Gが表示された状態で
(ステップS1→S2)、カーソルキー12g〜12j
の操作によりメニューアイコンの「グラフ」を選択して
反転表示させ(ステップS3→S4)、図6(B)に示
すように、「実行」キー12cを操作すると、CPU
(制御部)11の動作モードがグラフモードに設定され
てグラフモード処理が起動され、グラフ関数式を入力す
るための関数式入力画面G5が初期画面として表示され
る(ステップS5→S6,S7、S8→SA)。
【0040】この関数式入力画面G5の表示状態におい
て、同図6(B)に示すように、キー入力部12のデー
タ入力キー12aを選択操作して、グラフとして描画し
たい関数式を、例えば「Y=AX+B」と入力した後
に、図6(C)に示すように、キー入力部12の「実
行」キー12cを操作すると、入力された関数式「Y=
AX+B」がRAM14内の入力式データメモリ21に
記憶されると共に、前記関数式に含まれる変数AとBに
対する変数値を初期設定するための変数初期値入力画面
G6が表示される(ステップA1→A2)。
【0041】この変数初期値入力画面G6の表示状態に
おいて、キー入力部12のデータ入力キー12aを選択
的に操作して、例えば変数Aの初期値「2.254
4」、変数Bの初期値「1.147」として入力する
と、各変数データA,Bの初期代入値として、RAM1
4内の変数データメモリ22c,22dに記憶される
(ステップA1→A2)。
【0042】こうして、前記ステップA1→A2の繰り
返し処理に伴ない、グラフ関数式「Y=AX+B」が入
力式データメモリ21に記憶されると共に、該関数式に
含まれる変数A,Bそれぞれの初期代入値「2.254
4」「1.147」が変数データメモリ22c,22d
に記憶された状態で、図7(A)に示すように、キー入
力部12の「グラフ」キー12dが操作されると、RA
M14内の入力式データメモリ21に記憶されている関
数式データが、「Y=X」の形態からなるグラフ関数式
であるか否か判断される(ステップA3→A4)。
【0043】ここで、前記RAM14内の入力式データ
メモリ21に記憶されている式データが、前記関数式
「Y=AX+B」であることで、グラフ関数式であると
判断されると、当該入力式データメモリ21に記憶され
ている関数式「Y=AX+B」、及び変数データメモリ
22c,22dに記憶されている関数式に含まれる変数
A,Bそれぞれの初期代入値「2.2544」「1.1
47」に基づき、グラフデータメモリ24のビットマッ
プメモリエリア上に設定された座標上において、前記関
数式「Y=2.2544X+1.147」に対応する2
次元グラフが描画作成されて記憶され、表示データメモ
リ19に書き込まれると共に、液晶表示部16に表示さ
れる(ステップA4→A5b,A6b)。
【0044】この際、入力された関数式データに応じた
2次元グラフの表示と共に、当該表示画面の右端と下端
にそれぞれ平行に沿った状態で、前記関数式に含まれる
変数AとBの代入値を棒状に表わす変数値表示バーB
1,B2が表示される(ステップA7)。
【0045】この変数値表示バーB1,B2は、それぞ
れ前記RAM14内の変数データメモリ22c,22d
に記憶されている変数Aの変数代入値と変数Bの変数代
入値とを棒状に示すもので、図7(B)に示すように、
キー入力部12の「↑」キー12g又は「↓」キー12
hの操作により変数データメモリ22cに記憶されてい
る変数Aの代入値が増減変更されて変数値表示バーB1
において対応表示され(ステップA8→A9)、「→」
キー12j又は「←」キー12iの操作により変数デー
タメモリ22dに記憶されている変数Bの代入値が増減
変更されて変数値表示バーB2において対応表示される
(ステップA10→A11)。
【0046】こうして、前記各カーソルキー「↑」12
g〜「→」12jの選択操作により、変数データメモリ
22cに記憶されている変数Aの代入値、変数データメ
モリ22dに記憶されている変数Bの代入値が、それぞ
れに任意の値に変更されて設定されると、その都度、該
変更設定された代入値が、入力式データメモリ21に記
憶されている関数式「Y=AX+B」に代入され、グラ
フ座標位置が移動変化した新たな2次元グラフがグラフ
データメモリ24に描画作成されて書き替えられ、液晶
表示部16に対しダイナミック表示される(ステップA
12→A13)。
【0047】この場合、他のグラフデータとの交点Pが
検出された場合には、その交点座標が算出され、交点座
標表示エリア26に共に表示される(ステップA14→
A15,A16)。
【0048】したがって、前記2次元グラフをダイナミ
ック表示させるためのグラフ関数式に含まれる2つの変
数AとBを、前記変数値表示バーB1とB2において、
カーソルキーの操作により、それぞれ別々に任意の値に
変化させて行き、順次各対応するグラフデータに変化さ
せてダイナミック表示できるようになる。
【0049】これにより、複雑なグラフや複数の座標点
が共に変化する図形(3次元グラフ)等の解析を容易に
行なうことができる。なお、前記各実施形態において記
載した手法、すなわち、図2のフローチャートに示す電
子計算装置の全体処理、図3のフローチャートに示すグ
ラフモード処理等の各手法は、コンピュータに実行させ
ることができるプログラムとして、メモリカード(RO
Mカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピ
ーディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−
ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記録媒体1
8に格納して配布することができる。そして、コンピュ
ータは、この外部記録媒体18に記録されたプログラム
を記録媒体読み取り部17によって読み込み、この読み
込んだプログラムによって動作が制御されることによ
り、前記各実施形態において説明した2変数変化に対応
するダイナミックグラフ表示機能を実現し、前述した手
法による同様の処理を実行することができる。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係わ
るグラフ表示装置によれば、入力された式データに含ま
れる複数の変数にそれぞれ任意の変数値が代入され、こ
の複数の変数それぞれの変数値の代入された式データに
対応するグラフが描画されるので、1つの変数に対する
変数値のみ代入変更してグラフ描画する場合に較べ、グ
ラフ解析の能力を向上できるようになる。
【0051】また、本発明の請求項2に係わるグラフ表
示装置によれば、入力された式データに含まれる複数の
変数それぞれの値が任意の値に変更される毎に、当該変
更された複数の変数それぞれの値に応じて、前記入力式
データに対応するグラフが順次描画されるので、複数の
変数を別々の任意の値に共に変化させたグラフを動的に
表示できるようになる。
【0052】また、本発明の請求項3に係わるグラフ表
示装置によれば、入力された式データ中に含まれる複数
の変数それぞれの値の増減が、バーの長短で表示される
ので、複数の変数の代入値その数値、及びその変化状態
を容易に確認できるようになる。
【0053】よって、本発明によれば、座標上における
線分描画のための式に含まれる複数の変数の変数値をそ
れぞれ別々に任意の値に変化させながら、順次対応する
図形やグラフを表示することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のグラフ表示装置の実施形態に係わる電
子計算装置の電子回路の構成を示すブロック図。
【図2】前記電子計算装置の全体処理を示すフローチャ
ート。
【図3】前記電子計算装置におけるグラフモード処理を
示すフローチャート。
【図4】前記電子計算装置のグラフモード処理に伴なう
3次元グラフ(図形)描画用のデータ設定表示状態を示
す図。
【図5】前記電子計算装置のグラフモード処理に伴なう
3次元グラフ(図形)のダイナミック表示状態を示す
図。
【図6】前記電子計算装置のグラフモード処理に伴なう
2次元グラフ描画用のデータ設定表示状態を示す図。
【図7】前記電子計算装置のグラフモード処理に伴なう
2次元グラフのダイナミック表示状態を示す図。
【符号の説明】
11 …制御部(CPU)、 12 …キー入力部、 12a…データ入力キー、 12b…「メニュー」キー、 12c…「実行」キー、 12d…「グラフ」キー、 12g〜12j…カーソルキー、 13 …ROM、 14 …RAM、 16 …液晶表示部、 17 …記録媒体読み取り部、 18 …外部記録媒体、 19 …表示データメモリ、 20 …図形座標データメモリ、 21 …入力式データメモリ、 22a〜22d…変数データメモリ、 24 …グラフデータメモリ、 25 …ワークメモリ、 26 …交点座標表示エリア、 G …モード選択画面、 G1…座標数入力画面、 G2…座標値入力画面、 G3…座標変化式入力画面、 G4、G6…変数初期値入力画面、 G5…関数式入力画面、 B1、B2…変数値表示バー。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グラフを描画するための複数の変数を含
    む式データを入力する式入力手段と、 この式入力手段により入力された式データ中に含まれる
    複数の変数それぞれの値を表示する変数値表示手段と、 この変数値表示手段により表示される前記複数の変数そ
    れぞれの値を任意の値に変更する変数値変更手段と、 この変数値変更手段による変更され、前記変数値表示手
    段により表示された前記複数の変数それぞれの値に応じ
    て、前記式入力手段により入力された式データに対応す
    るグラフを描画するグラフ描画手段とを具備したことを
    特徴とするグラフ表示装置。
  2. 【請求項2】 前記グラフ描画手段は、前記変数値変更
    手段により前記変数値表示手段により表示される複数の
    変数それぞれの値が任意の値に変更される毎に、当該変
    更表示された複数の変数それぞれの値に応じて、前記式
    入力手段により入力された式データに対応するグラフを
    順次描画するグラフ描画手段であることを特徴とする請
    求項1に記載のグラフ表示装置。
  3. 【請求項3】 前記変数値表示手段は、前記式入力手段
    により入力された式データ中に含まれる複数の変数それ
    ぞれの値の増減をバーの長短で表示する変数値表示手段
    であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
    グラフ表示装置。
  4. 【請求項4】 式入力手段により入力されたグラフを描
    画するための式データ中に含まれる複数の変数それぞれ
    の値を表示する変数値表示ステップと、 この変数値表示ステップにおいて表示される前記複数の
    変数それぞれの値を任意の値に変更させる変数値変更ス
    テップと、 この変数値変更ステップにおいて変更され、前記変数値
    表示ステップにおいて表示された前記複数の変数それぞ
    れの値に応じて、前記式入力手段により入力された式デ
    ータに対応するグラフを描画するグラフ描画ステップと
    からなることを特徴とするグラフ表示方法。
  5. 【請求項5】 コンピュータを、 式入力手段により入力されたグラフを描画するための式
    データ中に含まれる複数の変数それぞれの値を表示する
    変数値表示手段、 この変数値表示手段により表示される前記複数の変数そ
    れぞれの値を任意の値に変更する変数値変更手段と、 この変数値変更手段により変更され、前記変数値表示手
    段により表示された前記複数の変数それぞれの値に応じ
    て、前記式入力手段により入力された式データに対応す
    るグラフを描画するグラフ描画手段、として機能させる
    ためのグラフ表示処理プログラムを記録した記録媒体。
JP9351319A 1997-12-19 1997-12-19 グラフ表示装置、グラフ表示方法、及びグラフ表示処理プログラムを記録した記録媒体 Pending JPH11184822A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105426070A (zh) * 2014-09-16 2016-03-23 卡西欧计算机株式会社 图形显示装置以及图形显示方法
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