JPH11180817A - つやハリ付与剤 - Google Patents
つやハリ付与剤Info
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- JPH11180817A JPH11180817A JP35473797A JP35473797A JPH11180817A JP H11180817 A JPH11180817 A JP H11180817A JP 35473797 A JP35473797 A JP 35473797A JP 35473797 A JP35473797 A JP 35473797A JP H11180817 A JPH11180817 A JP H11180817A
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 粉体を平面素材上に20mg/100cm2
となるように均一塗布し、これを光沢測定器を用いて、
入射光角55°、受光角−55°のときの表面反射光成
分の光沢値(R0)と、入射光角75°、受光角−35
°のときの表面反射光成分の光沢値(R35)を測定し、
硫酸バリウムの白色標準板のR0及びR35をそれぞれ
R0′及びR35′としたとき、R0/R0′が6.0〜
9.0、及びR35/R35′が3.5以上である粉体を含
有するつやハリ付与剤。 【効果】 つややかでハリのある肌にすることができ、
しかもギラツキがなく、自然な仕上がりが得られる。
となるように均一塗布し、これを光沢測定器を用いて、
入射光角55°、受光角−55°のときの表面反射光成
分の光沢値(R0)と、入射光角75°、受光角−35
°のときの表面反射光成分の光沢値(R35)を測定し、
硫酸バリウムの白色標準板のR0及びR35をそれぞれ
R0′及びR35′としたとき、R0/R0′が6.0〜
9.0、及びR35/R35′が3.5以上である粉体を含
有するつやハリ付与剤。 【効果】 つややかでハリのある肌にすることができ、
しかもギラツキがなく、自然な仕上がりが得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、つややかでハリの
ある肌にすることができ、しかもギラツキがなく、自然
な仕上がりが得られるつやハリ付与剤に関する。
ある肌にすることができ、しかもギラツキがなく、自然
な仕上がりが得られるつやハリ付与剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばメークアップ化粧料等の化
粧料では、加齢とともに失われる肌のつや、ハリをカバ
ーするため、酸化チタン被覆雲母、不揮発性油分等を配
合してつややかな仕上がりを得ることなどが行われてい
る。しかしながら、このような粉体を用いた場合には、
ギラツキがあり、また油分を用いた場合には油性感が出
てテカリがあるなど、不自然な印象を与えてしまうとい
う問題があった。
粧料では、加齢とともに失われる肌のつや、ハリをカバ
ーするため、酸化チタン被覆雲母、不揮発性油分等を配
合してつややかな仕上がりを得ることなどが行われてい
る。しかしながら、このような粉体を用いた場合には、
ギラツキがあり、また油分を用いた場合には油性感が出
てテカリがあるなど、不自然な印象を与えてしまうとい
う問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、つややかでハリのある肌にすることができ、しかも
ギラツキがないつやハリ付与剤を提供することにある。
は、つややかでハリのある肌にすることができ、しかも
ギラツキがないつやハリ付与剤を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意研究を行った結果、特定の条件で表面反
射光成分の光沢値を測定したとき、正反射及び拡散反射
がともに強い粉体を用いれば、つややかでハリのある肌
にすることができ、しかもギラツキがなく、自然な仕上
がりが得られるつやハリ付与剤が得られることを見出
し、本発明を完成した。
発明者らは鋭意研究を行った結果、特定の条件で表面反
射光成分の光沢値を測定したとき、正反射及び拡散反射
がともに強い粉体を用いれば、つややかでハリのある肌
にすることができ、しかもギラツキがなく、自然な仕上
がりが得られるつやハリ付与剤が得られることを見出
し、本発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明は、粉体を平面素材上に
20mg/100cm2 となるように均一塗布し、これを光
沢測定器を用いて、入射光角55°、受光角−55°の
ときの表面反射光成分の光沢値(R0)と、入射光角7
5°、受光角−35°のときの表面反射光成分の光沢値
(R35)を測定し、硫酸バリウムの白色標準板のR0及
びR35をそれぞれR0′及びR35′としたとき、R0/R
0′が6.0〜9.0、及びR35/R35′が3.5以上
である粉体を含有するつやハリ付与剤を提供するもので
ある。
20mg/100cm2 となるように均一塗布し、これを光
沢測定器を用いて、入射光角55°、受光角−55°の
ときの表面反射光成分の光沢値(R0)と、入射光角7
5°、受光角−35°のときの表面反射光成分の光沢値
(R35)を測定し、硫酸バリウムの白色標準板のR0及
びR35をそれぞれR0′及びR35′としたとき、R0/R
0′が6.0〜9.0、及びR35/R35′が3.5以上
である粉体を含有するつやハリ付与剤を提供するもので
ある。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明で用いる粉体の表面反射光
成分の光沢値を求めるには、まず粉体を平面素材上にと
り、スポンジを使用して軽くすりつけるようにして20
mg/100cm 2 となるように均一に塗布する。ここで、
平面素材としては、粉体を塗布できるものであれば特に
制限されず、例えばシリコーンゴムシート(トシコン、
東芝シリコーン社製)等を用いることができる。表面素
材としては、後記のようにして求められるR0/R0′が
5〜9で、R35/R35′が1.4〜1.6のものを用い
るのが特に好ましい。
成分の光沢値を求めるには、まず粉体を平面素材上にと
り、スポンジを使用して軽くすりつけるようにして20
mg/100cm 2 となるように均一に塗布する。ここで、
平面素材としては、粉体を塗布できるものであれば特に
制限されず、例えばシリコーンゴムシート(トシコン、
東芝シリコーン社製)等を用いることができる。表面素
材としては、後記のようにして求められるR0/R0′が
5〜9で、R35/R35′が1.4〜1.6のものを用い
るのが特に好ましい。
【0007】次に、これを光沢測定器を用い、入射光角
55°、受光角−55°のときの表面反射光成分の光沢
値(R0)と、入射光角75°、受光角−35°のとき
の表面反射光成分の光沢値(R35)を測定する。ここ
で、光沢測定器としては、通常の光沢・光量を計測でき
るものであれば特に制限されないが、本発明において
は、光沢測定器GP−200(村上色彩研究所製)を用
いて測定した。更に、硫酸バリウムの白色標準板のR0
及びR35を同様にして測定し、それぞれR0′及び
R35′とし、これらを用い、R0/R0′及びR35/
R35′を求める。
55°、受光角−55°のときの表面反射光成分の光沢
値(R0)と、入射光角75°、受光角−35°のとき
の表面反射光成分の光沢値(R35)を測定する。ここ
で、光沢測定器としては、通常の光沢・光量を計測でき
るものであれば特に制限されないが、本発明において
は、光沢測定器GP−200(村上色彩研究所製)を用
いて測定した。更に、硫酸バリウムの白色標準板のR0
及びR35を同様にして測定し、それぞれR0′及び
R35′とし、これらを用い、R0/R0′及びR35/
R35′を求める。
【0008】本発明で用いる粉体は、このようにして求
められるR0/R0′が6.0〜9.0、好ましくは6.
5〜7.5、R35/R35′が3.5以上、好ましくは4
以上であることが必要である。これらの範囲外となるも
のでは、つやハリが感じられなかったり、又はギラツキ
があり、十分な効果が得られない。
められるR0/R0′が6.0〜9.0、好ましくは6.
5〜7.5、R35/R35′が3.5以上、好ましくは4
以上であることが必要である。これらの範囲外となるも
のでは、つやハリが感じられなかったり、又はギラツキ
があり、十分な効果が得られない。
【0009】本発明で用いる粉体としては、前記の条件
を満たすものであれば特に制限されないが、金属酸化物
粒子で被覆されることにより干渉光を発するものが好ま
しい。ここで被覆される母粉体としては、例えば雲母、
板状酸化チタン、板状硫酸バリウム、板状酸化鉄、板状
アルミナ、板状シリカ、魚鱗箔、オキシ塩化ビスマス等
が挙げられ、特に雲母、板状硫酸バリウムが好ましい。
また、金属酸化物としては、例えば酸化チタン、酸化
鉄、酸化ジルコニウム、アルミナ等が挙げられ、これら
の1種又は2種以上を組み合わせて使用することがで
き、特に酸化チタン、酸化鉄又はこれらの混合物が好ま
しい。また、酸化チタンと酸化鉄の混合物を用いて被覆
する場合には、酸化チタンがルチル型であるのが好まし
く、更にスズを含まないのが好ましい。
を満たすものであれば特に制限されないが、金属酸化物
粒子で被覆されることにより干渉光を発するものが好ま
しい。ここで被覆される母粉体としては、例えば雲母、
板状酸化チタン、板状硫酸バリウム、板状酸化鉄、板状
アルミナ、板状シリカ、魚鱗箔、オキシ塩化ビスマス等
が挙げられ、特に雲母、板状硫酸バリウムが好ましい。
また、金属酸化物としては、例えば酸化チタン、酸化
鉄、酸化ジルコニウム、アルミナ等が挙げられ、これら
の1種又は2種以上を組み合わせて使用することがで
き、特に酸化チタン、酸化鉄又はこれらの混合物が好ま
しい。また、酸化チタンと酸化鉄の混合物を用いて被覆
する場合には、酸化チタンがルチル型であるのが好まし
く、更にスズを含まないのが好ましい。
【0010】このような粉体のうち、雲母又は板状硫酸
バリウム表面を金属酸化物で被覆したものが好ましく、
特に雲母の表面を酸化チタン、酸化鉄又はこれらの混合
物で被覆したものがより好ましい。また、金属酸化物粒
子で被覆した雲母粉体は、無干渉色(白色)であるのが
好ましい。なお、母粉体を金属酸化物粒子で被覆する方
法は特に制限されず、通常の方法に従って行えば良い。
バリウム表面を金属酸化物で被覆したものが好ましく、
特に雲母の表面を酸化チタン、酸化鉄又はこれらの混合
物で被覆したものがより好ましい。また、金属酸化物粒
子で被覆した雲母粉体は、無干渉色(白色)であるのが
好ましい。なお、母粉体を金属酸化物粒子で被覆する方
法は特に制限されず、通常の方法に従って行えば良い。
【0011】また、母粉体の表面を被覆する金属酸化物
粒子の光学的厚みをコントロールすることにより、様々
な色調をつくりだすことが可能であるが、特に反射干渉
光が無干渉色を示す粉体が好ましい。更に、2種以上の
粉体を組み合わせて用いることも可能である。
粒子の光学的厚みをコントロールすることにより、様々
な色調をつくりだすことが可能であるが、特に反射干渉
光が無干渉色を示す粉体が好ましい。更に、2種以上の
粉体を組み合わせて用いることも可能である。
【0012】本発明で用いる粉体の粒径は特に制限され
ないが、平均粒径が15μm以下、特に3.5〜12μ
mのものが、使用感が良好で、かつギラツキ感を低減し
自然な印象を与えることができ好ましい。
ないが、平均粒径が15μm以下、特に3.5〜12μ
mのものが、使用感が良好で、かつギラツキ感を低減し
自然な印象を与えることができ好ましい。
【0013】また、本発明で用いる粉体は、その表面を
疎水化処理したものを用いることもでき、化粧くずれを
防止することができ、好ましい。なお、疎水化処理によ
り、R0又はR35が変化する場合があるが、処理後の各
値が上記範囲内であれば、好適に使用することができ
る。
疎水化処理したものを用いることもでき、化粧くずれを
防止することができ、好ましい。なお、疎水化処理によ
り、R0又はR35が変化する場合があるが、処理後の各
値が上記範囲内であれば、好適に使用することができ
る。
【0014】なお、疎水化処理は、通常の方法に従い疎
水化処理剤を用いて行うことができ、該疎水化処理剤と
しては、シリコーン油、脂肪酸金属塩、アルキルリン
酸、アルキルリン酸のアルカリ金属塩又はアミン塩、N
−モノ長鎖(炭素数8〜22)脂肪族アシル塩基性アミ
ノ酸、パーフルオロアルキル基を有するフッ素化合物な
どが挙げられる。
水化処理剤を用いて行うことができ、該疎水化処理剤と
しては、シリコーン油、脂肪酸金属塩、アルキルリン
酸、アルキルリン酸のアルカリ金属塩又はアミン塩、N
−モノ長鎖(炭素数8〜22)脂肪族アシル塩基性アミ
ノ酸、パーフルオロアルキル基を有するフッ素化合物な
どが挙げられる。
【0015】シリコーン油としては、通常の化粧料等に
用いられるものであれば特に制限されず、例えばジメチ
ルポリシロキサン、環状ジメチルポリシロキサン、メチ
ルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリ
シロキサン、環状メチルハイドロジェンポリシロキサ
ン、メチルポリシロキサンエマルジョン、ポリエーテル
変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、高級脂肪酸
エステル変性シリコーン、高級アルコキシ変性シリコー
ン、フェノール変性シリコーン、高級脂肪酸変性シリコ
ーン、パーフルオロアルキル変性シリコーン等が挙げら
れる。
用いられるものであれば特に制限されず、例えばジメチ
ルポリシロキサン、環状ジメチルポリシロキサン、メチ
ルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリ
シロキサン、環状メチルハイドロジェンポリシロキサ
ン、メチルポリシロキサンエマルジョン、ポリエーテル
変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、高級脂肪酸
エステル変性シリコーン、高級アルコキシ変性シリコー
ン、フェノール変性シリコーン、高級脂肪酸変性シリコ
ーン、パーフルオロアルキル変性シリコーン等が挙げら
れる。
【0016】脂肪酸金属塩としては、特に炭素数12〜
18のものが好ましく、またそれらの塩としては例えば
カルシウム、マグネシウム、亜鉛、アルミニウム等の塩
が挙げられ、就中、特にアルミニウム塩が好ましい。
18のものが好ましく、またそれらの塩としては例えば
カルシウム、マグネシウム、亜鉛、アルミニウム等の塩
が挙げられ、就中、特にアルミニウム塩が好ましい。
【0017】アルキルリン酸あるいはそのアルカリ金属
塩又はアミン塩としては、炭素数8〜45のアルキル又
はアルケニル基を有するモノ又はジ−リン酸エステル、
例えばジセチルリン酸、モノラウリルリン酸、モノラウ
リルリン酸のナトリウム塩、カリウム塩又はアミン塩、
ジセチルリン酸のナトリウム塩、カリウム塩又はアミン
塩等が挙げられる。
塩又はアミン塩としては、炭素数8〜45のアルキル又
はアルケニル基を有するモノ又はジ−リン酸エステル、
例えばジセチルリン酸、モノラウリルリン酸、モノラウ
リルリン酸のナトリウム塩、カリウム塩又はアミン塩、
ジセチルリン酸のナトリウム塩、カリウム塩又はアミン
塩等が挙げられる。
【0018】N−モノ長鎖(炭素数8〜22)脂肪族ア
シル塩基性アミノ酸を構成する塩基性アミノ酸として
は、α,γ−ジアミノ酪酸、オルニチン、リジン、アル
ギニン、ヒスチジン等が挙げられる。これらは光学活性
体であってもラセミ体であってもよい。長鎖脂肪族アシ
ル基としては炭素数8〜22の飽和又は不飽和の直鎖又
は分岐鎖脂肪族アシル基であって、単一鎖長のものであ
っても混合鎖長のものであってもよい。
シル塩基性アミノ酸を構成する塩基性アミノ酸として
は、α,γ−ジアミノ酪酸、オルニチン、リジン、アル
ギニン、ヒスチジン等が挙げられる。これらは光学活性
体であってもラセミ体であってもよい。長鎖脂肪族アシ
ル基としては炭素数8〜22の飽和又は不飽和の直鎖又
は分岐鎖脂肪族アシル基であって、単一鎖長のものであ
っても混合鎖長のものであってもよい。
【0019】パーフルオロアルキル基を有するフッ素化
合物としては、例えば
合物としては、例えば
【0020】
【化1】[CmF2m+1CnH2nO]yPO(OH)3-y (式中、mは4〜14の整数、nは1〜12の整数、y
は1〜3の整数を示す。)
は1〜3の整数を示す。)
【0021】で表わされるパーフルオロアルキルリン酸
(米国特許第3632744号)、フルオロアルキルジ
(オキシエチル)アミンリン酸エステル(特開昭62−
250074号公報)、パーフルオロアルキル基を有す
る樹脂(特開昭55−167209号公報)、四フッ化
エチレン樹脂、パーフルオロアルコール、パーフルオロ
エポキシ化合物、スルホアミド型フルオロリン酸、パー
フルオロ硫酸塩、パーフルオロカルボン酸塩、パーフル
オロアルキルシラン(特開平2−218603号公報)
等が挙げられる。
(米国特許第3632744号)、フルオロアルキルジ
(オキシエチル)アミンリン酸エステル(特開昭62−
250074号公報)、パーフルオロアルキル基を有す
る樹脂(特開昭55−167209号公報)、四フッ化
エチレン樹脂、パーフルオロアルコール、パーフルオロ
エポキシ化合物、スルホアミド型フルオロリン酸、パー
フルオロ硫酸塩、パーフルオロカルボン酸塩、パーフル
オロアルキルシラン(特開平2−218603号公報)
等が挙げられる。
【0022】粉体に対する疎水化処理剤の処理量は、好
ましくは0.05〜20重量%、より好ましくは2〜1
0重量%である。この範囲内においては、充分な疎水
性、良好な感触及び耐光性が得られ好ましい。
ましくは0.05〜20重量%、より好ましくは2〜1
0重量%である。この範囲内においては、充分な疎水
性、良好な感触及び耐光性が得られ好ましい。
【0023】本発明のつやハリ付与剤には、上記の必須
成分の他に、必要に応じて本発明の効果を損なわない範
囲で、通常の化粧料に配合される成分、例えば各種オイ
ル、界面活性剤、水溶性高分子、他の粉体、保湿剤、防
腐剤、薬剤、紫外線吸収剤、色素、無機塩又は有機酸
塩、香料、キレート剤、pH調整剤、水等を配合すること
ができる。
成分の他に、必要に応じて本発明の効果を損なわない範
囲で、通常の化粧料に配合される成分、例えば各種オイ
ル、界面活性剤、水溶性高分子、他の粉体、保湿剤、防
腐剤、薬剤、紫外線吸収剤、色素、無機塩又は有機酸
塩、香料、キレート剤、pH調整剤、水等を配合すること
ができる。
【0024】オイルとしては、例えば流動パラフィン、
ワセリン、パラフィンワックス、スクワラン、ミツロ
ウ、カルナウバロウ、オリーブ油、ラノリン、高級アル
コール、脂肪酸、高級脂肪酸、エステル油、セレシン、
マイクロクリスタリンワックス、キャンデリラロウ、ジ
グリセライド、トリグリセライド、シリコーン油、パー
フルオロポリエーテル、パーフルオロデカリン、パーフ
ルオロオクタン、ホホバ油、ミリスチン酸オクチルドデ
シル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール等の化粧品
に汎用される油分が用いられる。界面活性剤としては、
例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビ
タン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリ
グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセ
リン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ
油、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル等
の非イオン性界面活性剤;ステアリン酸ナトリウム、パ
ルミチン酸トリエタノールアミン等の脂肪酸石鹸で代表
されるアニオン性界面活性剤;及びカチオン性界面活性
剤、両性界面活性剤等の化粧品に汎用される界面活性剤
が用いられる。水溶性高分子としては、例えばカルボキ
シメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシメ
チルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピ
ロリドン、トラガントガム、カラギーナン、ローカスト
ビーンガム、デキストリン、デキストリン脂肪酸エステ
ル、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、ゼラ
チン、アルギン酸ナトリウム、アラビアゴム等の化粧品
に汎用される水溶性高分子が用いられる。
ワセリン、パラフィンワックス、スクワラン、ミツロ
ウ、カルナウバロウ、オリーブ油、ラノリン、高級アル
コール、脂肪酸、高級脂肪酸、エステル油、セレシン、
マイクロクリスタリンワックス、キャンデリラロウ、ジ
グリセライド、トリグリセライド、シリコーン油、パー
フルオロポリエーテル、パーフルオロデカリン、パーフ
ルオロオクタン、ホホバ油、ミリスチン酸オクチルドデ
シル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール等の化粧品
に汎用される油分が用いられる。界面活性剤としては、
例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビ
タン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリ
グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセ
リン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ
油、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル等
の非イオン性界面活性剤;ステアリン酸ナトリウム、パ
ルミチン酸トリエタノールアミン等の脂肪酸石鹸で代表
されるアニオン性界面活性剤;及びカチオン性界面活性
剤、両性界面活性剤等の化粧品に汎用される界面活性剤
が用いられる。水溶性高分子としては、例えばカルボキ
シメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシメ
チルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピ
ロリドン、トラガントガム、カラギーナン、ローカスト
ビーンガム、デキストリン、デキストリン脂肪酸エステ
ル、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、ゼラ
チン、アルギン酸ナトリウム、アラビアゴム等の化粧品
に汎用される水溶性高分子が用いられる。
【0025】他の粉体としては、例えばタルク、マイ
カ、カオリン、セリサイト、白雲母、合成雲母、金雲
母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、バーミキュライト、
炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、珪藻土、珪酸マグ
ネシウム、珪酸カルシウム、珪酸アルミニウム、珪酸バ
リウム、珪酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、
ヒドロキシアパタイト、含水珪酸、無水珪酸、酸化マグ
ネシウム、ベントナイト、ゼオライト、セラミクスパウ
ダー、水酸化アルミニウム等の無機粉体;ナイロンパウ
ダー、ポリエチレンパウダー、ポリメチルベンゾグアナ
ミンパウダー、ポリメチルメタクリレートパウダー、四
フッ化エチレンパウダー、微結晶性セルロース、コメデ
ンプン、ラウロイルリジン等の有機粉体;ステアリン酸
カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシ
ウム、ミリスチン酸マグネシウム、セチルリン酸カルシ
ウム、セチルリン酸亜鉛ナトリウム等の界面活性剤金属
塩粉体;酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム、酸
化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄、水酸化鉄、黄土、黒酸
化鉄、カーボンブラック、マンガンバイオレット、コバ
ルトバイオレット、酸化クロム、水酸化クロム、コバル
トチタン、群青、紺青等の無機着色粉体;干渉色を有す
る酸化チタンコーティング雲母、干渉色を有する酸化チ
タンコーティングオキシ塩化ビスマス、干渉色を有する
オキシ塩化ビスマス、干渉色を有する酸化チタンコーテ
ィングタルク、干渉色を有する魚鱗箔、着色酸化チタン
コーティング雲母等の干渉色を有するパール顔料;アル
ミニウムパウダー、ステンレスパウダー、カッパーパウ
ダー等の金属粉末等の化粧品に汎用される粉体、及びシ
リコーン又はフッ素化合物で処理された粉体が用いられ
る。
カ、カオリン、セリサイト、白雲母、合成雲母、金雲
母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、バーミキュライト、
炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、珪藻土、珪酸マグ
ネシウム、珪酸カルシウム、珪酸アルミニウム、珪酸バ
リウム、珪酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、
ヒドロキシアパタイト、含水珪酸、無水珪酸、酸化マグ
ネシウム、ベントナイト、ゼオライト、セラミクスパウ
ダー、水酸化アルミニウム等の無機粉体;ナイロンパウ
ダー、ポリエチレンパウダー、ポリメチルベンゾグアナ
ミンパウダー、ポリメチルメタクリレートパウダー、四
フッ化エチレンパウダー、微結晶性セルロース、コメデ
ンプン、ラウロイルリジン等の有機粉体;ステアリン酸
カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシ
ウム、ミリスチン酸マグネシウム、セチルリン酸カルシ
ウム、セチルリン酸亜鉛ナトリウム等の界面活性剤金属
塩粉体;酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム、酸
化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄、水酸化鉄、黄土、黒酸
化鉄、カーボンブラック、マンガンバイオレット、コバ
ルトバイオレット、酸化クロム、水酸化クロム、コバル
トチタン、群青、紺青等の無機着色粉体;干渉色を有す
る酸化チタンコーティング雲母、干渉色を有する酸化チ
タンコーティングオキシ塩化ビスマス、干渉色を有する
オキシ塩化ビスマス、干渉色を有する酸化チタンコーテ
ィングタルク、干渉色を有する魚鱗箔、着色酸化チタン
コーティング雲母等の干渉色を有するパール顔料;アル
ミニウムパウダー、ステンレスパウダー、カッパーパウ
ダー等の金属粉末等の化粧品に汎用される粉体、及びシ
リコーン又はフッ素化合物で処理された粉体が用いられ
る。
【0026】保湿剤としては、例えばソルビトール、キ
シリトール、グリセリン、マルチトール、プロピレング
リコール、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチ
レングリコール、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳
酸、乳酸ナトリウム、ポリエチレングリコール等の化粧
品に汎用される保湿剤が用いられる。防腐剤としては、
例えばパラオキシ安息香酸アルキルエステル、安息香酸
ナトリウム、ソルビン酸カリウム等の化粧品に汎用され
る防腐剤が用いられる。薬剤としては、例えばビタミン
類、生薬、消炎剤、殺菌剤等の化粧品に汎用される薬剤
が用いられる。紫外線吸収剤としては、例えばパラアミ
ノ安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル系紫外線吸収
剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸系紫外線吸収
剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤等の化粧品に汎用さ
れる紫外線吸収剤が用いられる。
シリトール、グリセリン、マルチトール、プロピレング
リコール、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチ
レングリコール、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳
酸、乳酸ナトリウム、ポリエチレングリコール等の化粧
品に汎用される保湿剤が用いられる。防腐剤としては、
例えばパラオキシ安息香酸アルキルエステル、安息香酸
ナトリウム、ソルビン酸カリウム等の化粧品に汎用され
る防腐剤が用いられる。薬剤としては、例えばビタミン
類、生薬、消炎剤、殺菌剤等の化粧品に汎用される薬剤
が用いられる。紫外線吸収剤としては、例えばパラアミ
ノ安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル系紫外線吸収
剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸系紫外線吸収
剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤等の化粧品に汎用さ
れる紫外線吸収剤が用いられる。
【0027】色素としては、例えば赤色3号、赤色10
4号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤
色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226
号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色
401号、赤色505号、黄色4号、黄色5号、黄色2
02号、黄色203号、黄色204号、黄色401号、
青色1号、青色2号、青色201号、青色404号、緑
色3号、緑色201号、緑色204号、緑色205号、
橙色201号、橙色203号、橙色204号、橙色20
6号、橙色207号等のタール色素;カルミン酸、ラッ
カイン酸、ブラジリン、クロシン等の天然色素等の化粧
品に汎用される色素が用いられる。
4号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤
色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226
号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色
401号、赤色505号、黄色4号、黄色5号、黄色2
02号、黄色203号、黄色204号、黄色401号、
青色1号、青色2号、青色201号、青色404号、緑
色3号、緑色201号、緑色204号、緑色205号、
橙色201号、橙色203号、橙色204号、橙色20
6号、橙色207号等のタール色素;カルミン酸、ラッ
カイン酸、ブラジリン、クロシン等の天然色素等の化粧
品に汎用される色素が用いられる。
【0028】無機塩又は有機酸塩としては、塩酸、硫
酸、硝酸等の無機酸;クエン酸、酒石酸、乳酸、リンゴ
酸等のオキシカルボン酸;ギ酸、酢酸、ソルビン酸等の
カルボン酸;又はサリチル酸、安息香酸等の芳香族カル
ボン酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩又はアル
ミニウム塩が挙げられる。
酸、硝酸等の無機酸;クエン酸、酒石酸、乳酸、リンゴ
酸等のオキシカルボン酸;ギ酸、酢酸、ソルビン酸等の
カルボン酸;又はサリチル酸、安息香酸等の芳香族カル
ボン酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩又はアル
ミニウム塩が挙げられる。
【0029】好ましい無機塩又は有機酸塩の具体例とし
ては、硫酸カリウム、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウ
ム、硫酸アルミニウム、硝酸カリウム、硝酸ナトリウ
ム、硝酸マグネシウム、硝酸アルミニウム、硝酸カルシ
ウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、塩化ナトリウ
ム、塩化カルシウム、塩化アルミニウム、炭酸カリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸アルミニウム、酢酸カリウ
ム、酢酸ナトリウム、酢酸カルシウム、酢酸マグネシウ
ム、ギ酸ナトリウム、ギ酸カリウム、ギ酸マグネシウ
ム、クエン酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム、ソルビン
酸カリウム、ソルビン酸ナトリウム、サリチル酸ナトリ
ウム、安息香酸カリウム、安息香酸ナトリウム等が挙げ
られ、特に硫酸カリウム、硫酸マグネシウム、塩化カリ
ウム、塩化マグネシウム、塩化アルミニウム、クエン酸
ナトリウム、酒石酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、
サリチル酸ナトリウム及び安息香酸ナトリウムが好まし
い。
ては、硫酸カリウム、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウ
ム、硫酸アルミニウム、硝酸カリウム、硝酸ナトリウ
ム、硝酸マグネシウム、硝酸アルミニウム、硝酸カルシ
ウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、塩化ナトリウ
ム、塩化カルシウム、塩化アルミニウム、炭酸カリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸アルミニウム、酢酸カリウ
ム、酢酸ナトリウム、酢酸カルシウム、酢酸マグネシウ
ム、ギ酸ナトリウム、ギ酸カリウム、ギ酸マグネシウ
ム、クエン酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム、ソルビン
酸カリウム、ソルビン酸ナトリウム、サリチル酸ナトリ
ウム、安息香酸カリウム、安息香酸ナトリウム等が挙げ
られ、特に硫酸カリウム、硫酸マグネシウム、塩化カリ
ウム、塩化マグネシウム、塩化アルミニウム、クエン酸
ナトリウム、酒石酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、
サリチル酸ナトリウム及び安息香酸ナトリウムが好まし
い。
【0030】これらの無機塩又は有機酸塩は、塩の状態
で本発明組成物中に配合しても良いが、本発明組成物製
造時に対応する酸物質及び塩基物質を、塩を形成するの
に必要な化学量論的量加え、製造してもよい。また、水
は任意の量で配合することができる。
で本発明組成物中に配合しても良いが、本発明組成物製
造時に対応する酸物質及び塩基物質を、塩を形成するの
に必要な化学量論的量加え、製造してもよい。また、水
は任意の量で配合することができる。
【0031】本発明のつやハリ付与剤は、上記の必須成
分である粉体をそのまま直接肌に塗布して使用すること
ができるほか、液状、パウダー状、固形状、乳液状、ク
リーム状等の種々の形態、例えば化粧水、美容液、乳
液、クリーム等の基礎化粧料;粉白粉、固形白粉、ルー
スパウダー、フェイスパウダー、パウダーファンデーシ
ョン、油性ファンデーション、クリーム状ファンデーシ
ョン、リキッドファンデーション、コンシーラー、口
紅、リップクリーム、頬紅等のメークアップ化粧料など
とすることができる。
分である粉体をそのまま直接肌に塗布して使用すること
ができるほか、液状、パウダー状、固形状、乳液状、ク
リーム状等の種々の形態、例えば化粧水、美容液、乳
液、クリーム等の基礎化粧料;粉白粉、固形白粉、ルー
スパウダー、フェイスパウダー、パウダーファンデーシ
ョン、油性ファンデーション、クリーム状ファンデーシ
ョン、リキッドファンデーション、コンシーラー、口
紅、リップクリーム、頬紅等のメークアップ化粧料など
とすることができる。
【0032】このような種々の形態とする場合には、上
記の必須成分である粉体は、全組成中に2.1重量%以
上、特に2.2〜10重量%、更に2.5〜5重量%配
合するのが、十分につややかでハリのある、しかもギラ
ツキがない肌にすることができるので好ましい。
記の必須成分である粉体は、全組成中に2.1重量%以
上、特に2.2〜10重量%、更に2.5〜5重量%配
合するのが、十分につややかでハリのある、しかもギラ
ツキがない肌にすることができるので好ましい。
【0033】また、その外観色は、マンセル表色系にお
いて、色相5R〜10YR、明度3.0〜8.5、彩度
1.5〜10.0の範囲内、特に色相5R〜10YR、
明度5〜8、彩度2.5〜5.2の範囲内、更に色相
2.0YR〜9.0YR、明度5.2〜8.0、彩度
2.7〜4.7の範囲内であるのが好ましい。なお、本
発明において、これらの色相、明度及び彩度は、JIS
Z 8721(色の表示方法−三属性による表示)に
従って求めたものである。
いて、色相5R〜10YR、明度3.0〜8.5、彩度
1.5〜10.0の範囲内、特に色相5R〜10YR、
明度5〜8、彩度2.5〜5.2の範囲内、更に色相
2.0YR〜9.0YR、明度5.2〜8.0、彩度
2.7〜4.7の範囲内であるのが好ましい。なお、本
発明において、これらの色相、明度及び彩度は、JIS
Z 8721(色の表示方法−三属性による表示)に
従って求めたものである。
【0034】
【発明の効果】本発明のつやハリ付与剤は、肌上に塗布
することにより、つややかでハリのある肌にすることが
でき、しかもギラツキがなく、自然な仕上がりを得るこ
とができる。
することにより、つややかでハリのある肌にすることが
でき、しかもギラツキがなく、自然な仕上がりを得るこ
とができる。
【0035】
【実施例】次に実施例を挙げ、本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれに限定されるものではない。な
お、以下の実施例において、平均粒径はSK Lase
rMicron Sizer(セイシン企業製)で湿式
にて測定した値である。
するが、本発明はこれに限定されるものではない。な
お、以下の実施例において、平均粒径はSK Lase
rMicron Sizer(セイシン企業製)で湿式
にて測定した値である。
【0036】試験例1 各種粉体をシリコーンゴムシート(トシコン、東芝シリ
コーン社製)上に20mg/100cm2 となるように均一
塗布した。これを光沢測定器GP−200(村上色彩研
究所製)を用いて、R0、R35、R0′及びR35′を測定
し、R0/R0′及びR35/R35′を求めた。結果を表1
に示す。
コーン社製)上に20mg/100cm2 となるように均一
塗布した。これを光沢測定器GP−200(村上色彩研
究所製)を用いて、R0、R35、R0′及びR35′を測定
し、R0/R0′及びR35/R35′を求めた。結果を表1
に示す。
【0037】
【表1】
【0038】製造例1 1リットルの丸底フラスコ(又はニーダー)に、セリサ
イト100gを投入し、イオン交換水500mlを加えた
後、これに次式で表されるパーフルオロアルキルリン酸
エステルジオキシエチルアミン塩
イト100gを投入し、イオン交換水500mlを加えた
後、これに次式で表されるパーフルオロアルキルリン酸
エステルジオキシエチルアミン塩
【0039】
【化2】[(CmF2m+1C2H4O)yPO(ONH2(CH2CH2OH)2)3-y]
【0040】(m=6〜18、mの平均値=9、2>y
>1)の約17.5重量%水溶液33gを加え、40℃
で攪拌した。次いで、1N−塩酸40mlを加えて水溶液
のpHを3以下に下げ、粉体表面にパーフルオロアルキル
リン酸を析出させた後、これを濾過、水洗、乾燥して、
目的のフッ素化合物処理セリサイトを得た。また、セリ
サイトを酸化チタン、酸化鉄(赤、黄、黒)、酸化チタ
ン被覆雲母にそれぞれ代えた以外は同様にして、フッ素
化合物処理酸化チタン、フッ素処理酸化鉄(赤、黄、
黒)、フッ素化合物処理酸化チタン被覆雲母を得た。
>1)の約17.5重量%水溶液33gを加え、40℃
で攪拌した。次いで、1N−塩酸40mlを加えて水溶液
のpHを3以下に下げ、粉体表面にパーフルオロアルキル
リン酸を析出させた後、これを濾過、水洗、乾燥して、
目的のフッ素化合物処理セリサイトを得た。また、セリ
サイトを酸化チタン、酸化鉄(赤、黄、黒)、酸化チタ
ン被覆雲母にそれぞれ代えた以外は同様にして、フッ素
化合物処理酸化チタン、フッ素処理酸化鉄(赤、黄、
黒)、フッ素化合物処理酸化チタン被覆雲母を得た。
【0041】実施例1(二相分離型液状つやハリ付与
剤) 表2に示す組成のつやハリ付与剤を製造し、これを使用
したときのつや、ハリ、ギラツキのなさ及び化粧持ちに
ついて評価した。結果を表2に併せて示す。
剤) 表2に示す組成のつやハリ付与剤を製造し、これを使用
したときのつや、ハリ、ギラツキのなさ及び化粧持ちに
ついて評価した。結果を表2に併せて示す。
【0042】(製法)成分(8)〜(9)を室温にて溶
解した後、成分(1)〜(7)をディスパーで分散させ
た。これに成分(10)〜(15)を攪拌しながら添加
して乳化し、目的の二相分離型液状つやハリ付与剤を得
た。
解した後、成分(1)〜(7)をディスパーで分散させ
た。これに成分(10)〜(15)を攪拌しながら添加
して乳化し、目的の二相分離型液状つやハリ付与剤を得
た。
【0043】(評価方法)二相分離型液状つやハリ付与
剤について、これを用いて化粧した後のつや、ハリ及び
ギラツキのなさを20人の専門パネラーにより官能評価
し、次の基準に従って評価した。また、化粧してから6
時間後の化粧持ちについても同様に評価した。 ◎:16人以上が良好であると評価した。 ○:11〜15人が良好であると評価した。 △:6〜10人が良好であると評価した。 ×:5人以下が良好であると評価した。
剤について、これを用いて化粧した後のつや、ハリ及び
ギラツキのなさを20人の専門パネラーにより官能評価
し、次の基準に従って評価した。また、化粧してから6
時間後の化粧持ちについても同様に評価した。 ◎:16人以上が良好であると評価した。 ○:11〜15人が良好であると評価した。 △:6〜10人が良好であると評価した。 ×:5人以下が良好であると評価した。
【0044】
【表2】
【0045】実施例2(ルース状つやハリ付与剤) 以下に示す組成のルース状つやハリ付与剤を製造した。
【0046】
【表3】 (組成) (重量%) (1)酸化チタン被覆雲母(Timiron super silk MP-1005、Merck社製) 10.0 (2)ベンガラ 0.4 (3)黄色酸化鉄 0.5 (4)黒酸化鉄 0.1 (5)タルク バランス (6)ステアリン酸マグネシウム 5.0 (7)防腐剤 適量 (8)香料 微量 (9)メトキシ桂皮酸オクチル 1.0
【0047】(製法)成分(1)〜(7)をブレンダー
で攪拌混合し、これに成分(8)及び(9)を吹き付
け、更に攪拌して、目的のルース状つやハリ付与剤を得
た。
で攪拌混合し、これに成分(8)及び(9)を吹き付
け、更に攪拌して、目的のルース状つやハリ付与剤を得
た。
【0048】実施例3(固形状つやハリ付与剤) 以下に示す組成の固形状つやハリ付与剤を製造した。
【0049】
【表4】 (組成) (重量%) (1)酸化チタン被覆雲母(Flamenco satin pearl 3500 、 Mearl社製) 10.0 (2)ベンガラ 0.8 (3)黄色酸化鉄 2.5 (4)黒酸化鉄 0.1 (5)酸化チタン 10.0 (6)マイカ バランス (7)流動パラフィン 8.0 (8)ミツロウ 2.0 (9)防腐剤 適量 (10)香料 微量
【0050】(製法)成分(1)〜(6)を混合し、粉
砕機に通して粉砕した。これを高速ブレンダーに移し、
成分(7)〜(10)を加熱混合して均一にしたものを
加えて、更に混合して均一にした。これを粉砕機で処理
し、ふるいを通して粒度を揃えた後、数日間放置してか
ら金皿中に圧縮成形して、目的の固形状つやハリ付与剤
を得た。
砕機に通して粉砕した。これを高速ブレンダーに移し、
成分(7)〜(10)を加熱混合して均一にしたものを
加えて、更に混合して均一にした。これを粉砕機で処理
し、ふるいを通して粒度を揃えた後、数日間放置してか
ら金皿中に圧縮成形して、目的の固形状つやハリ付与剤
を得た。
【0051】実施例4(クリーム状つやハリ付与剤) 以下に示す組成のクリーム状つやハリ付与剤を製造し
た。
た。
【0052】
【表5】 (組成) (重量%) (1)α−モノ(メチル分岐ステアリル)グリセリル エーテル 1.5 (2)パーフルオロポリエーテル (FOMBLIN HC-04、アウジモント社製) 12.0 (3)ジメチルポリシロキサンポリオキシアルキレン 共重合体 1.5 (4)ジメチルポリシロキサン (KF96A(6cs)、信越化学工業社製) 5.0 (5)メトキシ桂皮酸オクチル 2.0 (6)フッ素化合物処理粉体(製造例1) セリサイト 4.0 酸化チタン 5.0 酸化鉄(赤、黄、黒) 1.2 (7)フッ素化合物処理酸化チタン被覆雲母 (Timiron super silk MP-1005(Merck社製) を製造例1 と同様にして処理したもの) 7.0 (8)デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0 (9)パラオキシ安息香酸ブチル 0.1 (10)安息香酸ナトリウム 0.2 (11)硫酸マグネシウム 0.5 (12)グリセリン 5.0 (13)1,3−ブチレングリコール 3.0 (14)水 バランス (15)香料 微量
【0053】(製法)成分(1)〜(5)を混合し、加
熱溶解する。これに成分(6)及び(7)をディスパー
で分散させる。この中に加熱した成分(9)〜(14)
の混合物を、攪拌下徐々に添加して乳化する。その後、
ほぼ30℃に冷却し、成分(8)及び(15)を加え、
更に室温まで冷却して、目的のクリーム状つやハリ付与
剤を得た。
熱溶解する。これに成分(6)及び(7)をディスパー
で分散させる。この中に加熱した成分(9)〜(14)
の混合物を、攪拌下徐々に添加して乳化する。その後、
ほぼ30℃に冷却し、成分(8)及び(15)を加え、
更に室温まで冷却して、目的のクリーム状つやハリ付与
剤を得た。
【0054】実施例2〜4で得られたつやハリ付与剤
は、いずれもつや感及びハリ感を付与する効果に優れた
ものであり、しかもギラツキがなく自然な仕上がりが得
られた。
は、いずれもつや感及びハリ感を付与する効果に優れた
ものであり、しかもギラツキがなく自然な仕上がりが得
られた。
Claims (10)
- 【請求項1】 粉体を平面素材上に20mg/100cm2
となるように均一塗布し、これを光沢測定器を用いて、
入射光角55°、受光角−55°のときの表面反射光成
分の光沢値(R0)と、入射光角75°、受光角−35
°のときの表面反射光成分の光沢値(R35)を測定し、
硫酸バリウムの白色標準板のR0及びR35をそれぞれ
R0′及びR35′としたとき、R0/R0′が6.0〜
9.0、及びR35/R35′が3.5以上である粉体を含
有するつやハリ付与剤。 - 【請求項2】 粉体を塗布する平面素材が、R0/R0′
=5〜9、R35/R 35′=1.4〜1.6のものである
請求項1記載のつやハリ付与剤。 - 【請求項3】 粉体の表面が疎水化処理されたものであ
る請求項1又は2記載のつやハリ付与剤。 - 【請求項4】 粉体の平均粒径が15μm以下である請
求項1〜3のいずれか1項記載のつやハリ付与剤。 - 【請求項5】 粉体が、金属酸化物粒子で被覆されたも
のである請求項1〜4のいずれか1項記載のつやハリ付
与剤。 - 【請求項6】 粉体が、雲母の表面を金属酸化物粒子で
被覆したものである請求項1〜5のいずれか1項記載の
つやハリ付与剤。 - 【請求項7】 金属酸化物が、酸化チタン、酸化鉄又は
これらの混合物である請求項5又は6記載のつやハリ付
与剤。 - 【請求項8】 金属酸化物粒子で被覆した雲母粉体が、
無干渉色である請求項6又は7記載のつやハリ付与剤。 - 【請求項9】 粉体を2.1重量%以上含有する請求項
1〜8のいずれか1項記載のつやハリ付与剤。 - 【請求項10】 外観色が、マンセル表色系において、
色相5R〜10YR、明度3.0〜8.5、彩度1.5
〜10.0の範囲内にある請求項1〜9のいずれか1項
記載のつやハリ付与剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35473797A JPH11180817A (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | つやハリ付与剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35473797A JPH11180817A (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | つやハリ付与剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11180817A true JPH11180817A (ja) | 1999-07-06 |
Family
ID=18439574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35473797A Pending JPH11180817A (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | つやハリ付与剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11180817A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20210124176A (ko) | 2018-12-27 | 2021-10-14 | 가부시키가이샤 사노쇼우카이 | 화장료 |
-
1997
- 1997-12-24 JP JP35473797A patent/JPH11180817A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20210124176A (ko) | 2018-12-27 | 2021-10-14 | 가부시키가이샤 사노쇼우카이 | 화장료 |
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