JPH11180022A - 孔版印刷機 - Google Patents
孔版印刷機Info
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- JPH11180022A JPH11180022A JP9354809A JP35480997A JPH11180022A JP H11180022 A JPH11180022 A JP H11180022A JP 9354809 A JP9354809 A JP 9354809A JP 35480997 A JP35480997 A JP 35480997A JP H11180022 A JPH11180022 A JP H11180022A
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Abstract
たバックテンションを加えてマスタの着版位置のズレ
や、用紙またはマスタに皺が生じないようにする。 【解決手段】 用紙がドラム10とプレスローラ81の間で
挟圧搬送され印刷されているときは、ドラム10の周速度
より低くなるように設定されたレジストローラ到達速度
情報(目標値)と実際のレジストローラ51,52の速度情
報との差が略一定となるようにレジストモータ56を制御
手段170 により制御する。ドラム10とプレスローラ81の
間で挟圧搬送された用紙にレジストローラ51,52が引っ
張られて、ドラム10の周速度とレジストローラ51,52の
周速度が実質的に同一になり、目標値と実際のレジスト
ローラ51,52の速度情報との差によりレジストモータ56
に一定のマイナストルクが発生する。これにより、印刷
開始より印刷終了まで一定且つ適度なバックテンション
を用紙に加え、安定した用紙搬送を行わせる。
Description
し、より詳細には、版胴に巻装された製版済み孔版原紙
を介して印刷を施す孔版印刷機における孔版原紙の着版
ズレおよび皺の防止に関するものである。
もいう)を外周面に巻装させて回転する版胴と、この版
胴に圧接されて回転するプレスローラとの間に用紙搬送
装置により印刷用紙を挿入して、版胴内のインクがマス
タの孔部より印刷用紙に押し出されてインク転写が行え
るようにした孔版印刷機が知られている。
多くは、版胴の回転を利用した歯車等の機構を用いた1
次給紙部と2次給紙部とから構成されており、回転する
版胴に巻装されたマスタに対し、印刷用紙が版胴とプレ
スローラとの間で正確に重なるように給紙されるよう
に、印刷の始動時においてマスタと印刷用紙を前述の如
く重なるように両者を一致させるための調整が行われ
る。
る版胴回転周期と同期させた検出手段の情報により、給
紙クラッチの作動および非作動のタイミングをとり、給
紙クラッチにより間欠的に回転せしめる軸部中央部に設
けられた摩擦部材よりなるピックアップローラおよびス
クレーパにより、給紙台に載置された用紙積層体より版
胴1回転につき用紙が1枚ずつ繰り出され、2次給紙部
に搬送される。ピックアップローラおよびスクレーパに
はワンウェイクラッチが入っており、2次給紙部以降に
用紙を受け渡した後に給紙クラッチを非作動にさせると
共に、連れ回りしてバックテンションを軽減させてい
る。
により搬送された用紙の先端が、停止しているガイドロ
ーラとタイミングローラ(合わせて「給送ローラ対」と
称す)の接線近傍に突き当たり、弛みを形成した後、版
胴回転周期における所定の回転位相時に給送ローラ対を
始動させる。給送ローラ対は夫々の軸両端部にて互いに
噛合しており、ガイドローラは、歯車、無端ベルト等の
伝達手段を介してメインモータの駆動を伝達され、カ
ム、扇形歯車、ワンウエイ部材等より成る機構部によ
り、版胴1回転につき一方向数回転するように構成さ
れ、タイミングローラはガイドローラとは逆向きに従動
するようになっている。このタイミングローラは、カ
ム,カムフォロアー,リンク部材および弾性部材等より
成る機構部により、ガイドローラの回転終了後に、ガイ
ドローラより離間するようになっている。また、ガイド
ローラの駆動遮断時におけるイナーシャによる停止時間
の遅れ解消のため、その軸端部一方にバネ、電磁ブレー
キ等が設けられている。
定の押圧力により押圧されたプレスローラとの間に挟圧
搬送されることにより、版胴内部に設けられたインク供
給部よりインクが供給され、画像情報に応じて感熱穿孔
されたマスタを介して用紙に印刷が施される。
とおり、ガイドローラとプレスローラとの搬送終了時に
プレスローラはガイドローラより離間してしまうため、
ドラムとプレスローラとの間に用紙を受け渡す際、用紙
が斜行してしまったり、その後の搬送において用紙に皺
が生じてしまう問題があった。また、長い用紙の場合、
用紙の先端が版胴とプレスローラとの接線近傍に到達時
に用紙後端が1次給紙部に残り、ピックアップローラと
分離ローラとの間で瞬間的なバックテンションが用紙に
発生し、この不安定な力により用紙に皺が生じてしま
い、併発して版胴に巻装されたマスタにも皺が生じ、更
に、マスタの着版位置がずれてしまう問題もあった。
であり、印刷中は用紙に無用な力が加わって着版位置が
ずれたり、用紙またはマスタに皺が生じないようにする
孔版印刷機を提供することを目的とするものである。
は、製版された孔版原紙の一端を係止させる孔版原紙係
止部を有し、孔版原紙を外周面に巻装させてなる回転可
能な版胴と、前記版胴の外表面に圧接させ該版胴と平行
に回転可能に配置されたプレスローラと、版胴とプレス
ローラとの間に用紙を搬送させる給送ローラ対と、給送
ローラ対を回転させる給送ローラ駆動手段と、版胴の回
転速度を表す版胴速度情報を検出する版胴回転情報検出
手段と、給送ローラ対の少なくとも一方の回転速度を表
す給送ローラ速度情報を検出する給送ローラ回転速度情
報検出手段と、版胴とプレスローラとの接線近傍に用紙
が到達してから版胴速度情報より低く設定された給送ロ
ーラ到達速度情報と給送ローラ速度情報との差が略一定
となるように給送ローラ駆動手段を制御する給送ローラ
制御手段とを備えたものであることを特徴とするもので
ある。
れた孔版原紙の一端を係止させる孔版原紙係止部を有
し、孔版原紙を外周面に巻装させてなる回転可能な版胴
と、前記版胴の外表面に圧接させ該版胴と平行に回転可
能に配置されたプレスローラと、版胴とプレスローラと
の間に用紙を搬送させるものであって、相互に圧接され
た給送ローラ対と、給送ローラ対を回転させる給送ロー
ラ駆動手段と、版胴とプレスローラとの接線近傍に用紙
が到達してから給送ローラ駆動手段の駆動を停止させる
給送ローラ制御手段を備えたものであることを特徴とす
るものである。
報より低く設定された給送ローラ到達速度情報と給送ロ
ーラ速度情報との差が一定となるように給送ローラ駆動
手段を制御する給送ローラ制御手段を備えたので、版胴
とプレスローラとの間で用紙を挟圧搬送させる際その用
紙に給送ローラ対が引っ張られることにより、版胴速度
情報と実質的に同一になる給送ローラ速度情報と、前述
の給送ローラ到達速度情報との差に基づいて版胴の回転
ムラに同調させた一定のマイナストルクを発生させ、即
ち、印刷開始より印刷終了まで一定且つ適度なバックテ
ンションを用紙に加えることにより、安定した用紙搬送
を行わせ、用紙または孔版原紙(マスタ)に皺が生じる
ことを防ぐことができ、更に、1次給紙部で発生する不
安定なバックテンションに影響されずマスタの着版位置
が補償される。
用紙の先端が到達した後、給送ローラ駆動手段を停止さ
せる給送ローラ制御手段を備えることで、給送ローラ
対、および給送ローラ駆動手段がもつ一定の負荷トルク
を用紙に加えることが可能となり、上述と同様な効果が
簡便な手段で達成できる。
る孔版印刷機の実施の形態について詳細に説明する。
す側面概略図である。この孔版印刷機は、版胴(以下
「ドラム」と称す)と給送ローラ対の回転ムラ,給送ロ
ーラ対の用紙搬送におけるスリップ並びに孔版原紙(マ
スタ)の着版位置のズレに起因にする印刷画像の位置ズ
レを防止する機能を備えた孔版印刷機に本発明を適用し
たものである。
10と、ドラム10の外表面に圧接されこのドラム10と平行
に回転可能に配置されたプレスローラ81と、ドラム10と
プレスローラ81との間に給紙台44に載置された用紙積層
体Sからドラム1回転毎に印刷用紙を1枚ずつ繰り出さ
せるスクレーパローラ41,ピックアップローラ42および
分離ローラ43から成る1次給紙部40と、1次給紙部40か
ら繰り出された用紙をドラム10とプレスローラ81との間
に挿入する給送ローラ対(以下「レジストローラ」と称
す)51,52およびガイド板71,72等からなる2次給紙部
50とを有している。
設けられた駆動歯車26と、ドラム10の回転軸22上に設け
られた不図示の歯車と、駆動歯車26と回転軸22に介在す
る無端ベルト27によりメインモータ25の回転がドラム10
に伝達されるように構成されている。また、このドラム
10の回転軸22の外周円上には、ドラム10の回転情報(ド
ラムパルス)を検出するドラムエンコーダ20および光セ
ンサ21から成る回転情報検出手段23が設けられている。
更に、ドラム10の外周面の一母線上には、製版済のマス
タMの一端を係止させる孔版原紙係止部の一態様である
クランプ装置16が備えられており、このクランプ装置16
近傍にはドラム10の回転位置の基準となる基準位置(本
例ではマスタの先端)を検出する基準位置検出手段(マ
スタセンサ)30がドラム10とは別体に備えられている。
動歯車26とドラム10の回転軸22上に設けられた歯車とに
介在する無端ベルト27、または歯車を介することにより
ドラム10を回転させ、この際回転軸22上に設けられたド
ラムエンコーダ20および光センサ21によりドラムパルス
を検出してドラム10の回転を制御することにより、歯車
等のバックラッシュの影響を受けること無くドラム10を
回転させることができる。
右側)には、マスタロール1より引き出されたマスタM
に画像情報に応じて感熱穿孔し1版分の製版を行う製版
部7としてガイドロール2,サーマルヘッド3,プラテ
ンローラ4および搬送ローラ5,6が備えられている。
30の近傍を拡大して示した図である。クランプ装置16
は、ドラム10の一母線方向上の両端に回転可能に軸支さ
れた枢軸12に固定され着磁部からなるクランプ板11,ク
ランプ板11を磁力により保持する台座13,14より構成さ
れる。クランプ板11の長手方向中央部には監視窓18が設
けられており、この監視窓18の周囲には反射防止帯15が
設けられている。マスタセンサ30は、発光LEDと光セ
ンサを有しており、発光LEDから発せられ反射した光
を光センサが受光することによりマスタMの先端を検出
する。
て歯車を介して噛合することにより、互いに逆向きに連
動するように構成されており、また、レジストローラ5
1,52の近傍には無端ベルト54およびレジストモータ56
等から成るレジストローラ駆動手段57が設置されてい
る。レジストローラ52の回転軸上に設けられた歯車53
と、レジストモータ56の駆動軸55上に設けられた不図示
の歯車と、歯車53と駆動軸55に介在する無端ベルト54に
よりレジストモータ56の回転がレジストローラ51,52に
伝達されるように構成されている。また、レジストモー
タ56の駆動軸55の外周円上には、レジストモータ56の回
転情報(レジストローラ回転情報、或いはレジストパル
ス)を検出するレジストエンコーダ60および光センサ61
から成る回転情報検出手段62が備えられ、レジストモー
タ56の回転情報を検出することにより等価的にレジスト
ローラ52の回転情報を検出するようになっている。
の間には、レジストローラ51,52より用紙搬送方向下流
側に所定の監視距離Lをもって配置され用紙の搬送方向
の先端を検出する用紙先端検出手段(レジストセンサ)
70が設けられている(図3参照)。なお、レジストモー
タ56としてはDCサーボモータを用いるのが好ましい。
手段23により検出したドラム回転情報と回転情報検出手
段62により等価的に検出したレジストローラ回転情報と
の差に基づいてレジストモータ56を駆動するモータドラ
イブ回路160 (図示せず)を制御する制御手段170 (図
示せず)が備えられている。
は、ドラム10とプレスローラ81との間に挟圧搬送され印
刷が施された用紙を堆積させる排紙部90としてサクショ
ンローラ91,92およびサクションベルト93が備えられて
いる。
ものであり、同図右側の点線で囲まれた部分は上記制御
手段170 を示し、後述する各種処理を行う不図示のマイ
クロプロセッサ(CPU)が備えられている。ドラム10
の回転に対するドラムエンコーダ20と光センサ21により
検出されたドラムパルスX2およびマスタセンサ30の出力
である基準パルスX1がモータ制御回路140 に入力され
る。これにより、基準パルスX1がドラム10の1回転毎に
検出され、この基準パルスX1を基準にドラムパルスX2が
計数され、この計数値がドラム10の回転位相位置を表す
こととなる。また、レジストモータ56(即ち、レジスト
ローラ51,52)の回転に対するレジストエンコーダ60と
光センサ61により検出されたレジストパルスX5もモータ
制御回路140 に入力される。
ジストモータ56の始動位置に相当する始動値NB)が設定
されており、操作パネル100 より始動値NBを調整可能と
し、この計数値を計数したところでモータ制御回路140
の次段に設けられたPWM信号発生器150 を作動させ
る。このPWM信号発生器150 は更にその次段に設けら
れたモータドライブ回路160 を介してレジストモータ56
を作動させ、レジストローラ51,52を駆動して用紙の搬
送を行う。したがって、回転するドラム10に対しレジス
トローラ51,52を回転させてドラム10とプレスローラ81
との間に印刷用紙を挿入するタイミング(ドラム10の回
転周期とレジストローラ51,52の回転周期との位相差に
相当)を設定することができると共に、レジストパルス
X5を監視することにより、レジストモータ56の回転速度
がドラム10の回転速度と一定の関係(詳細は後述する)
を有するように駆動される。これにより、天地調整が可
能となると共に、回転中にマスタMの先端がクランプ板
11より抜けドラム10の回転方向と逆向きにずれたとして
も、画像の基準と回転基準とは変わることはないから、
常に所定の位置に印刷されるようになる。
搬送方向の用紙先端パルスX3がモータ制御回路140 に入
力され、所定の時点に用紙先端パルスX3が検出されなけ
れば給送時にスリップを生じたものとして、該スリップ
による給送遅れ量を相殺するように、制御手段170 がレ
ジストモータ56を制御して用紙搬送タイミングを調整す
る。これにより、用紙給送時にスリップを生じ、レジス
トローラ51,52の回転制御によってだけでは対処し得な
いような大幅なズレが生じる場合であっても、所定の位
置に印刷することができるようになる。
立上分周比線図および図6〜図11に示すフローチャート
を参照して詳細に説明する。
ール体1よりマスタ原版が引き出され、ガイドロール2
に案内されてサーマルヘッド3とプラテンローラ4の間
にマスタ原版が挟圧搬送されつつ、不図示の画像読取部
より抽出された画像情報に応じてサーマルヘッド3によ
り選択的に感熱穿孔され、マスタ1版分の製版が行われ
る。このとき、プラテンローラ4の搬送方向後流側に配
設された搬送ローラ5,6は停止しており、製版済みマ
スタMは搬送ローラ5,6とサーマルヘッド3,プラテ
ンローラ4との間に介在する不図示の溜め箱に一時的に
貯容される。
ドラム10に巻き付ける着版処理においては、ドラム10を
図1に示す着版位置に回転させ、クランプ装置16のクラ
ンプ板11を台座13側の開位置に選択させた後、搬送ロー
ラ5,6によりマスタMをクランプ装置16側に搬送させ
る。マスタMの先端が台座14の上面に沿って移動(搬
送)されると、マスタMの先端が所定位置に停止するよ
うに不図示のステッピングモータを相当パルス数分のみ
駆動させる。マスタMの先端が所定位置に設定されたら
クランプ板11を台座14側の閉位置に選択し、メインモー
タ25の駆動によりドラム10を低速で図中矢印X方向に回
転させ、ドラム10が所定回転位置に達したとき、不図示
のマスタカッターによりマスタMの後端を切断すること
により、マスタMがドラム10の外周面上に巻装される。
クランプ装置16の上方に設けられた光反射型のマスタセ
ンサ30は、クランプ板11の中央部に設けられた監視窓18
を通してマスタMの先端である前縁を検出するようにな
っている。
用について概説する。なお図中ステップ番号をST印を付
けて表す(図7〜9においても同様である。)。
ム回転位置A〜B) メインモータ25の駆動開始により、ドラム10を回転さ
せ、ドラムパルスの計数を開始し(ST10)、基準パルス
数N1を始動値NBに設定し(ST11)、マスタセンサ30によ
りマスタMの前縁(或いは目印)を検出したときドラム
計数値NXをクリア(NX=0)してドラム10の回転基準と
する(ST20〜ST30)。このように、マスタMの先端或い
は目印をマスタセンサ30により検出してドラム10の回転
基準とすることにより、マスタMの先端がクランプ板11
より抜けたとしても、画像の基準即ち用紙に印刷される
画像位置と回転基準とは変わることはない。
度(即ち回転位相位置)の基準とからなり、ドラムエン
コーダ20と光センサ21によりドラムパルスX2を検出し、
ドラムパルス数を不図示のパルスカウンタにより計数す
ることによりドラム10の回転位相位置を、1パルスの周
期より回転速度を知ることができる。
ム計数値NXがレジストローラ51,52を始動させるドラム
10の回転位置B(図3参照)に相当する始動値(ドラム
パルスの計数値)NBに等しくなるまでドラム10を回転さ
せて(ST60)、用紙における画像領域の位置を整合する
(ST40)。なお、この計数値NBは操作パネル100 から加
減することができるようになっており、この始動値NBを
設定することにより、印刷用紙上の画像を所望の位置に
調整すること、即ち天地調整を行うことが可能となる。
により、給紙台44に載置された用紙積層体Sの最上面か
ら、ピックアップローラ42,スクレーパローラ41の搬送
により印刷用紙が1枚ずつ繰り出される。具体的には、
ドラム10を駆動させるメインモータ25の駆動供給よりピ
ックアップローラ42に設けられている不図示の軸を回転
させ、ドラム10の回転周期に合わせて不図示の給紙クラ
ッチにより駆動伝達、および駆動遮断のタイミングをと
り、ドラム1回転につき用紙1枚が繰り出される。スク
レーパローラ41とピックアップローラ42とは、不図示の
無端ベルトにより懸架連動するように構成されており、
メインモータ25が駆動開始すると同時にドラム10が回転
し、給紙クラッチにより駆動伝達され、スクレーパロー
ラ41がピックアップローラ42と分離ローラ43との間まで
用紙を搬送させる。その後、分離ローラ43の紙捌きによ
り、用紙1枚のみがピックアップローラ42により搬送さ
れ、ガイド板72に案内されつつ、停止状態にあるレジス
トローラ51,52との接線上に用紙先端が突き当てられ、
ガイド板71に沿って弛みが形成される。その後、上記の
ようにドラム計数値NX=始動値NBになるまでドラム10を
回転させる(ST60待ち状態)。
スローラまで(ドラム回転位置B〜S〜F1) ドラム計数値NXがドラムパルスX2の計数値NBに等しくな
ったらレジストモータ56を始動させ、可変値である始動
値NBに固定値であるB〜Gまでの動作値NBG を加えた値
をGの終了値NGとし(ST70)、ドラム10の回転ムラにレ
ジストローラ51,52を同調(回転速度および回転位相位
置が所定の関係となるように)させる(ST100:図7お
よび図8に示すレジストモータ制御処理を行うサブルー
チン。詳細は後述する)。この処理は、ドラム計数値NX
が用紙の先端がプレスローラ81とドラム10との接線に到
達するドラムの回転位置F1(図3参照)に相当する計数
値NFに等しくなるまで行われる。
ム回転位置F1〜F2〜G) 用紙の先端がプレスローラ81とドラム10との接線に到達
したら(NX=NF)、レジストローラ51,52の回転速度が
ドラム10のλ補正(詳細は後述する)後の回転速度より
低い速度で回転するようにレジストモータ56を制御す
る。このとき、用紙がレジストローラ51,52間に存在す
るときはドラム10とプレスローラ81による挟圧搬用力の
方が強くそれに引きずられて用紙が搬送されるので、実
際のレジストローラ51,52の回転速度(周速度)とドラ
ム10の回転速度(周速度)が実質的に等しくなる。この
ため、レジストローラ51,52の目標とする周速度をドラ
ム10の周速度より低く設定することにより、その設定値
と実際のレジストローラ51,52の周速度の差によりレジ
ストモータ56にマイナストルクが発生し、用紙には所定
のバックテンションが加えられるようになる。なお、レ
ジストモータ56への制御を停止し、レジストローラ51,
52が用紙搬送に併せて連れ回るようにして、一定の負荷
トルク(バックテンション)を用紙に加えるようにして
もよい。
ら、ドラム10と用紙をその外周面上に所定の押圧力で押
圧させるプレスローラ81との間に用紙を挟圧搬送させつ
つ、ドラム10内部に設けられた不図示のインク供給部よ
り供給されたインクを感熱穿孔されたマスタの孔を通過
させてインク転写を行い用紙に印刷を施す。
ムの回転位置F2(図3参照)に到達すると、レジストロ
ーラ51,52の回転速度がドラム10の回転速度より低い速
度で回転するようになり、その後ドラム計数値NXがドラ
ム10に巻装されたマスタの後端近傍であるドラムの回転
位置G(図3参照)に相当する計数値NGに等しくなった
とき、レジストモータ56を停止させる(図8に示す ST2
06)。
る際に異常信号が発生した場合、プレスソレノイド90
(図4参照)によりプレスローラ81をドラムに対して離
間させると共に、そのままレジストローラ51,52を回転
させて排紙し(ST300〜ST310)、ドラム10の回転を停止
させる (ST330)。用紙がプレスローラ81に到達せずそ
のまま印刷処理を行わせるとプレスローラ81をインクで
汚してしまうためである。なお、このとき操作パネル10
0 にエラー表示させたり、警告音を発するようにすると
より好ましい。
〜) 適切に印刷が施された用紙は、サクションローラ91とド
ラム10との間に存する不図示の分離爪によりドラム外周
面上より剥がされつつ、サクションベルト93の下方に設
けられた不図示の吸引ファンの吸引力を伴いサクション
ベルト93の搬送により排紙部へ堆積される。
制御処理中に異常がなければ、操作パネルより入力され
た印刷枚数に達していない場合ステップ20に戻り、同様
にして次の用紙の印刷を行い (ST320)、所定枚数の印
刷が終了したらドラム10の回転を停止させる (ST33
0)。
ンの詳細 次にレジストモータ制御処理を行うサブルーチン(図
7、図8)について詳細に説明する。最初に以下のよう
な初期値設定を行う(ST101)。
のパルスカウント数(1ずつインクリメントする)であ
る。立上段階数nkはレジストモータ56の加速を何段階で
ドラム回転数まで立ち上げて行くかという指標であり、
立上分周比の分母の値に相当し、例えばnk=15(=n2)
とする。立上数kは、分周比の分子の値に相当するもの
であり、1〜n2の範囲で1ずつインクリメントする加算
カウンタの値である。
回転)のままレジスト位置補正処理を行うときの立上段
階数であり、例えばCr=13(=r)とする。到達位置数
はドラム回転位置F1における立上数kである。
ていくためのフラグであって、立上期間(図5のB〜
C,およびE〜E2の期間)をこの立上期間の段階数で割
った立上幅を表す立上幅数jwを変数とし、立上幅数jwを
1ずつデクリメントする減算カウンタを制御するためも
のである。具体的には、jw=0になったら立上FLGに
1を代入し、立上数kを1繰り上げる。
サ70を通過したか否かを表すもので、最初にレジストF
LGに0を代入しておき(ST101) 、上記のような立上
処理(k=Cr)を行っている途中でレジストセンサ70
が用紙先端を検出したときにレジストFLGに1を代入
する。また、到達FLGはドラム回転位置がF1(図3参
照)に到達したか否かを表すもので、最初に到達FLG
に0を代入しておき(ST101) 、ドラム回転位置がF1に
到達したとき到達FLGに1を代入する。
状態から所定の回転速度になるまで、即ちドラム回転位
置B〜C、U〜Q'S相当位置(図5参照)の範囲で段
階的に立ち上げるので、立上数k単位の立上幅Wはその
期間のレジストパルス数N4を立上段階数nk(=r)で割
ったものとなる (ST103)。なお、N4はB〜C間のドラ
ムパルス数である。
上幅数jw=0になったら、再度、立上幅数jwに立上幅W
のパルス数を代入して立上FLGを0とし、立上FLG
=1でなければ立上幅数jwが0になるまで立上数kを一
定にする(ST104〜ST105)。次に到達FLG=1か否か
をチェックし、1でなければ図10に示す立上分周比処理
(詳細は後述する)を行い (ST110)、到達FLG=1
であれば到達位置数Ft(本例ではFt=t)を立上数kに
代入してレジストローラ51,52の周速度がドラム10の周
速度より低くなるようなレジストローラ到達速度情報を
設定する(「目標速度設定処理(ST401)」 と称す)。
ドラム回転位置がF1に達するまでは初期値設定(ST10
1) で到達FLG=0とされており、ドラム回転位置が
F1に達するまでは立上分周比処理(ST110) を行い、F1
以降は目標速度設定処理(ST401)を行うようになる。
ようにガイド板72上のレジストローラ51,52で形成され
る接線とレジストセンサ70の光軸との距離を監視距離L
としてその位置にレジストセンサ70を設け、ドラム10の
回転情報(具体的には、回転速度並びに回転位相位置)
を目標にレジストローラ51,52を段階的に加速し、その
途中速段階をレジストセンサ70による監視段階としてレ
ジストセンサ70により用紙の先端の搬送の遅れ量を検出
し、その遅れ量に相当する早め量分だけ早く加速(再立
ち上げ)させてレジストローラ51,52と用紙のスリップ
に起因する位置ズレを相殺する処理(レジスト位置補正
処理)を行うものである。
例えばドラム回転位置Bから徐々にレジストローラ51,
52を立ち上げていき、用紙のスリップが無くレジストセ
ンサ70が監視点PCにて用紙先端を検出したならば、再立
上限界点QC(ドラム回転位置E)に到達したとき再立ち
上げを行う。一方、用紙のスリップ(スリップ量S)が
ありレジストセンサ70が検出点PSにて用紙先端を検出し
たときは、面積(C−D−PD−PC)=α(s)+β
(s)=一定となるように、即ちスリップ量Sを相殺す
るように、早め量(ηN3−u)だけ再立上限界点QCより
早い再立上点QS(ドラム回転位置U)に到達したとき再
立ち上げを行う。
ストローラ51,52による用紙の搬送を再開し、ドラムパ
ルス数iを順次繰り上げて(ST204,ST205) レジストモ
ータ56の回転速度を所定の回転速度まで上昇させ、ドラ
ム回転位置がG(図3参照)に達したときレジストモー
タ56を停止させる(ST204,206)。 これにより、ドラム
1回転ごとにレジストローラ51,52の始動と停止を繰り
返しつつ、用紙を給紙台44から1枚ずつ繰り出して用紙
に印刷を行う。
でレジストモータ56を回転させる監視段階を設け、監視
距離Lにて用紙先端が検出されたか否かにより用紙の搬
送遅れ量を検出し、この検出された用紙の搬送遅れ量を
相殺するように搬送遅れ量に応じて再立上げのタイミン
グを調整することによって、用紙の先端がドラム10とプ
レスローラ81との接線(ドラムの回転位置F1)に到達す
る時点を常に一定のものとすることが可能となり、レジ
ストローラ51,52と用紙との間で生じるスリップに起因
する印刷の位置ズレを防止することが可能となる。
設定処理(ST401)が終了したら、ドラムエンコーダ20
より抽出されたパルスX2(=Pd,i)の幅をレジストエン
コーダ60より抽出されたレジストパルスX5(=Pm,i)の
幅に合わせる(ST200〜201)。これはレジストモータ56
を駆動する各駆動パルス当たりのレジストローラ51,52
による用紙の移動量をドラム10の回転方向の移動量と同
じくするための処理(ドラム回転位置がF1に達するま
で)またはレジストローラ51,52の回転速度がドラム回
転速度より所定量だけ低くなるようにレジストモータ56
の回転制御を行う処理(ドラム回転位置がF1に達した
後)である。
ーラ半径(エンコーダ検出側)、Ndをドラムエンコーダ
の解像度、Nmをレジストエンコーダの解像度、λ'を
(Pm,i→Pd,i)変換係数、λ(=1/λ')を
(Pd,i→Pm,i)変換係数とし、ドラム10を駆動する1パ
ルスあたりの移動量とレジストモータ56を駆動する1パ
ルスあたりの用紙移動量を等しくするためには、 2πRd/Nd=λ'(2πRm/Nm) → Pm,i=λPd,i なる関係であることが必要となる。即ち、λはドラム10
を駆動する1パルスあたりの移動量とレジストモータ56
を駆動する1パルスあたりの用紙移動量を等しくするた
めの係数である(λ補正)。
(=k/n2)またはt/n2を乗じ、この値を目標にレジ
ストパルスPm,iを立上幅Wのパルス数回分で収束させ
る。この際、ドラムパルスλ(k/n2)Pd,iより、周波
数を速度信号νd,i 、パルス数を回転位相位置θd,i と
し(ST200)、 また、レジストパルスPm,iより、周波数
を速度信号νm,i 、パルス数を回転位相位置θm,i とす
る(ST201)。
ルクTi+1[N・m]は、レジストモータ56の回転角度を
θm,i[pulse]、レジストモータの設定角度(ドラムの
回転角度を換算)をθd,i[pulse]、1[pulse/s] あ
たりの発生トルク[N・m]を意味する速度制御ゲイン
をKn[N・m・s/pulse]、 1[pulse] あたりの発生
トルク[N・m]を意味する位置制御ゲインをKp[N・
m・1/pulse]とすれば、 Ti+1=Kn・d(θd,i−θm,i)/dt+Kp・(θd,i−θm,i) として求めることができる。
とレジストモータ56の回転角度θm,i との位置偏差Δθ
i(=θd,i−θm,i)および速度偏差Δνi(=d(θd,i
−θm,i)/dt=νd,i−νm,i)を求め(ST202) 、ド
ラム回転位置がF1に達するまで(到達FLG=0の間)
はKn・Δνi+Kp・Δθi を計算して出力トルク指令T
i+1 とし(ST500,ST203)、ドラム回転位置がF1に達し
たら(到達FLG=1の間)はKn・Δνi を計算して出
力トルク指令Ti+1とする(ST500,ST503)。このように
して求められた位相制御を含まない速度制御のみの出力
トルク指令Ti+1に基づいて、モータ制御回路140 がPW
M信号発生器150 ,モータドライブ回路160 を介してレ
ジストモータ56を制御する。
回転位置がF1に達するまでは(到達FLG=0)Kn・Δ
νi+Kp・Δθiを出力トルク指令Ti+1として制御され、
ドラム回転位置がF1に達してドラム計数値NXがドラムパ
ルスX2の計数値NFに等しくなったら到達FLGに1が代
入される(ST601) ので、Kn・Δνi を出力トルク指令
Ti+1として制御される。即ち、ドラム回転位置がF1に達
するまではドラム10の回転とレジストローラ51,52の回
転が所定の関係(具体的には回転速度と回転位相位置の
同期がとれるように)となるように制御される。
ラム10の回転に拘わらず、目標速度設定処理(ST401)
にて設定されたレジストローラ到達速度情報(ドラム10
の周速度>目標とするレジストローラ51,52の周速度)
に基づいて、レジストローラ51,52の周速度がドラム10
の周速度より低くて且つ一定になるように制御される。
実際には用紙がレジストローラ51,52の間に挟まれた状
態でドラム10とプレスローラ81による挟圧搬用力によっ
て用紙の搬送が行われるので、レジストローラ51,52の
周速度は凡そドラム10の周速度と同じになる。このた
め、目標とする回転速度と実際の回転速度の差Δνが生
じ、この差Δνが一定となるように常にΔν・Kn(<
0)というマイナストルクによりレジストモータ56が制
御されることになる。このマイナストルクがレジストロ
ーラ51,52のブレーキとして作用し、搬送方向とは逆方
向の力即ちバックテンションが用紙に加えられるように
なる。このとき、Δν・Knは略一定でありバックテンシ
ョンも略一定したものとなる。
とき、レジストモータ56を停止させ、そうでなければド
ラムパルス数iを繰り上げステップ 104に戻す(ST204
〜206)。
刷機では、レジストローラ51,52の目標とする周速度を
ドラム10の周速度より低く設定することにより、その設
定値と実際のレジストローラ51,52の周速度の差により
レジストモータ56にマイナストルクを発生させることが
できる。このマイナストルクは、レジストモータ56によ
り駆動されたレジストローラ51,52による搬送移動量が
ドラム10の回転による外周円の移動量より小さくなろう
とする力、即ち、バックテンションに変換され、用紙に
は所定のバックテンションが加えられるようになる。し
たがって、印刷開始より印刷終了まで一定且つ適度なバ
ックテンションを用紙に加えることが可能となり、安定
した用紙搬送を行わせ、用紙またはマスタMに皺が生じ
ることを防ぐことができ、更に、1次給紙部40で発生す
る不安定なバックテンションに影響されずマスタMの着
版位置が補償されるようになる。
ついて説明する。上記第1の実施の形態による孔版印刷
機は、ドラム回転位置がF1に達した後は、レジストロー
ラ51,52の周速度がドラム周速度より所定量だけ低くな
るようにレジストモータ56の回転制御を行うものであっ
たが、第2の実施の形態による孔版印刷機は、基本構成
は上記第1の実施の形態による孔版印刷機と同じであ
り、ドラム回転位置がF1に達した後は、レジストモータ
56への駆動を停止して用紙に加わるバックテンションを
相互に圧接されたレジストローラ51,52が用紙の搬送に
伴って連れ回るように構成したものであって、ST503 の
前にST501,ST502の処理を追加しただけである(図9参
照)。ST202 にて速度偏差Δνiが計算されるが、ドラ
ム回転位置がF1に達した後の速度偏差Δνiは通常マイ
ナスであるから速度偏差Δνiに0が代入されて(ST50
1,ST502)、結局出力トルク指令はゼロとなる(ST50
3)。
後はレジストモータ56への駆動トルクはなくレジストモ
ータ56が停止する。しかし、用紙はドラム10とプレスロ
ーラ81に挟圧搬送されるから、レジストローラ51,52の
間に挟まれた用紙が搬送されることによってレジストロ
ーラ51,52が連れ回るようになり、レジストローラ51,
52、およびレジストローラ駆動手段57がもつ一定の負荷
トルク(バックテンション)を用紙に加えることが可能
となり、上記第1の実施の形態と同様な効果が簡便な手
段で達成できるようになる。
機を示す側面概略図
装置を詳細に示した斜視図
レジストローラを示す平面図
図
ート
すフローチャート(その1)
すフローチャート(続き)
機のレジストモータ制御処理を示すフローチャート
Claims (2)
- 【請求項1】 製版された孔版原紙の一端を係止させる
孔版原紙係止部を有し、該孔版原紙を外周面に巻装させ
てなる回転可能な版胴と、 前記版胴の外表面に圧接させ該版胴と平行に回転可能に
配置されたプレスローラと、 前記版胴と前記プレスローラとの間に用紙を搬送させる
給送ローラ対と、 前記給送ローラ対を回転させる給送ローラ駆動手段と、 前記版胴の回転速度を表す版胴速度情報を検出する版胴
回転情報検出手段と、 前記給送ローラ対の少なくとも一方の回転速度を表す給
送ローラ速度情報を検出する給送ローラ回転速度情報検
出手段と、 前記版胴と前記プレスローラとの接線近傍に用紙が到達
してから前記版胴速度情報より低く設定された給送ロー
ラ到達速度情報と前記給送ローラ速度情報との差が略一
定となるように前記給送ローラ駆動手段を制御する給送
ローラ制御手段とを備えたことを特徴とする孔版印刷
機。 - 【請求項2】 製版された孔版原紙の一端を係止させる
孔版原紙係止部を有し、該孔版原紙を外周面に巻装させ
てなる回転可能な版胴と、 前記版胴の外表面に圧接させ該版胴と平行に回転可能に
配置されたプレスローラと、 前記版胴と前記プレスローラとの間に用紙を搬送させる
ものであって、相互に圧接された給送ローラ対と、 前記給送ローラ対を回転させる給送ローラ駆動手段と、 前記版胴と前記プレスローラとの接線近傍に用紙が到達
してから前記給送ローラ駆動手段の駆動を停止させる給
送ローラ制御手段を備えたことを特徴とする孔版印刷
機。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP9354809A JPH11180022A (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | 孔版印刷機 |
EP98124349A EP0925954B1 (en) | 1997-12-24 | 1998-12-21 | Stencil printer |
DE69807643T DE69807643T2 (de) | 1997-12-24 | 1998-12-21 | Schablonendruckmaschine |
US09/218,092 US6112655A (en) | 1997-12-24 | 1998-12-22 | Stencil printer |
CN98126930A CN1106951C (zh) | 1997-12-24 | 1998-12-24 | 模版印刷机 |
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