JPH11177048A - 半導体素子およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
構成され、キャパシタ誘電体膜が高誘電体膜17で構成
されているキャパシタ21を、下地11上に具える。下
部電極の剥がれを生じにくくする。 【解決手段】 下地と下部電極との間に、シリコン窒化
膜31を具えた構造とする。
Description
いたキャパシタを具える半導体素子と、該キャパシタの
製法に特徴を有した半導体素子の製造方法とに関する。
高密度化を、何らの工夫もせずに行うと、該素子に具わ
るメモリセルのキャパシタ容量が急減する。キャパシタ
容量が減ると、半導体素子の信頼性が低下する。これを
改善するには、キャパシタ表面積の拡大化や、高比誘電
率を有する誘電体膜(以下、高誘電体膜)をキャパシタ
誘電体膜として用いる方法がある。なお、ここでいう高
誘電体膜とは、例えば、五酸化二タンタル(Ta
2 O5 )、ジルコン酸チタン酸鉛(PZT)またはチタ
ン酸バリウムストロンチウム(BST)等の膜である。
細化する流れに逆行するのに対し、高誘電体膜の使用
は、キャパシタ構造を簡単にすると共に必要容量の確保
もできる。
タの電極、特に下部電極を、従来からキャパシタ用電極
として用いられていたポリシリコン電極で構成すると、
製造工程中の熱によって、高誘電体膜とポリシリコン電
極との界面に、SiO2 膜が生じてしまう。SiO2 膜
は上記高誘電体膜に比べて比誘電率が低い。そのため、
キャパシタ容量が低下するので、高誘電体膜を用いるメ
リットが薄れてしまう。
体膜を用いる場合の下部電極を、白金(Pt)またはル
テニウム(Ru)など、白金族から選ばれた金属膜で構
成する研究がなされている(例えば文献1:IEDM9
5の第903頁〜906頁)。それは、白金族が、ポリ
シリコンに比べて、物理的、化学的に安定なためであっ
た。また、特にルテニウムは、白金族の他の金属に比べ
て、パターニングが容易であるという利点を有してい
る。
ャパシタを具える半導体素子を製造する従来の方法は、
次のようなものであった。図5はその説明のための工程
図である。半導体素子の断面図によって示した工程図で
ある。ただし、切り口に着目して示してある。然も、層
間絶縁膜11までの形成が済んだ状態から示してあり、
半導体基板などの図示は省略してある。
ル11aが形成されている。このスルーホール11a内
に、下層の構成成分(例えばソース・ドレイン領域。図
示せず)と、後に形成されるキャパシタとを接続するた
めの配線(スルーホール内配線)13が、形成される。
次に、層間絶縁膜11上であってキャパシタ形成予定部
分上に、キャパシタ用の下部電極(ストレージノードと
も称される)として、白金族の金属膜15が形成される
(図5(A))。
が形成される(図5(B))。高誘電体膜17の形成が
済むと、この試料に対し、ポストアニールと称される熱
処理が行われる。
膜中の不純物を除去するためと、高誘電体膜が酸素欠
損の状態になり易いのでこの酸素を補うためと、高誘
電体膜を結晶化させて高誘電体膜の比誘電率をより高め
るために行われる。
補う等の意味から、酸素雰囲気中で行われる。然も、上
記の結晶化を図る意味から、700℃程度の温度で行わ
れる。
電体膜17上に上部電極19が形成されて、キャパシタ
21が完成する(図5(C))。
究によれば、上述した従来の半導体素子の構造および製
造方法であると、製造途中において下部電極15が下地
としての層間絶縁膜11から剥がれてしまう現象(以
下、下部電極の剥がれともいう。)が生じ易いことが、
明らかになった(後の第1比較例および第2比較例参
照)。下部電極15の剥がれが生じる原因は、明確では
ないが、以下の様なことと推定される。
てSiO2 膜を用い、下部電極としてルテニウムを用
い、高誘電体膜としてTa2 O5 を用いて、上述の従来
の製造方法により、キャパシタを製造した。
RuO2 膜が形成される場合があることが判った。この
RuO2 膜は、高誘電体膜の形成工程やその後の各種の
工程で試料になされる熱処理(上記のポストアニールも
含む)が原因で生じると考えられる。また、Ru膜で
は、これに酸化性の雰囲気で熱が加わると、500℃程
度の温度でRuの凝集が起こる場合があることも判っ
た。
い膜である。また、Ruの凝集が起こるとこれによって
もRu膜に応力が生じる。したがって、RuO2 膜の発
生および又はRuの凝集が起こると、下部電極の剥がれ
が生じると推定される。
体素子を製造できない。また、下部電極の剥がれは、製
品化された半導体素子でも生じる危険がある。
下部電極が構成され、かつ、キャパシタ誘電体膜が高誘
電体膜で構成されているキャパシタを、下地上に具える
半導体素子であって、下部電極の剥がれが従来に比べて
起こりにくい構造の半導体素子が望まれる。
極が構成され、かつ、キャパシタ誘電体膜が高誘電体膜
で構成されているキャパシタを、下地上に具える半導体
素子を製造するに当たり、下部電極の剥がれが従来に比
べて起こりにくい製造方法が望まれる。
が起こりにくく、然も、キャパシタのリーク電流が小さ
くかつ高誘電体膜の結晶化が図れる製造方法が望まれ
る。
半導体素子の発明によれば、下部電極が白金族から選ば
れた金属膜で構成され、キャパシタ誘電体膜が高誘電体
膜で構成されているキャパシタを、下地上に具える半導
体素子において、前記下地と前記下部電極との間に、シ
リコン窒化膜を具えたことを特徴とする。
金属膜からなる下部電極と、下地(典型的にはSi
O2 )との間に、シリコン窒化膜が介在する構造を有し
た半導体素子が、実現される。このような構造である
と、シリコン窒化膜が介在しない構造に比べて、下部電
極の剥がれは、より高温度まで生じにくくなる(詳細は
後の実施例および比較例参照)。従って、半導体素子の
製造中および製品後での、下部電極の剥がれを従来に比
べて生じにくくできる。
ると、信頼性の高い半導体素子が実現できる。然も、高
誘電体膜を結晶化させる熱処理を十分に行うことも可能
になるから、より特性に優れた半導体素子の実現も期待
できる。
介在させると、下部電極の剥がれが従来に比べて生じに
くくなる理由は、まだ明確ではない。しかし、シリコン
窒化膜が酸素を含まないのでRuO2 等を生じさせにく
くできること、および、シリコン窒化膜が下地と下部電
極との間の応力を緩和する役目を果たすこと等が、その
理由と推定される。
部電極とシリコンとのシリサイド膜を、下地と下部電極
との間に介在させても、シリコン窒化膜を用いる場合と
同様な効果が期待できる。このようなシリサイド膜も、
酸素を含まないのでRuO2等を生じさせにくいと考え
られ、かつ、金属とシリコンとのシリサイド反応によ
り、下地と下部電極との間の応力を緩和する役目を果た
すと考えられるからである。
属窒化物の膜を、下地と下部電極との間に介在させて
も、シリコン窒化膜を用いる場合と同様な効果が期待で
きる。金属窒化物の膜も、酸素を含まないのでRuO2
等を生じさせにくいと考えられ、かつ、下地と下部電極
との間の応力を緩和する役目を果たすと考えられるから
である。金属窒化物の膜としては、例えば、窒化チタン
(TiN)の膜または窒化タングステン(WN)の膜な
どを挙げることができる。
方法によれば、以下のような各方法を主張する。
ら選ばれた金属膜で下部電極が構成され、かつ、キャパ
シタ誘電体膜が高誘電体膜で構成されているキャパシタ
を、下地上に具える半導体素子を製造するに当たり、前
記下地上にシリコン窒化膜または金属窒化物の膜を形成
し、該シリコン窒化膜または金属窒化膜上に、前記下部
電極を形成する方法を主張する。
は、シリコン窒化膜または金属窒化物の膜によって下地
と隔てられた状態で、製造工程を経ることになる。シリ
コン窒化膜または金属窒化物の膜は酸素を含まないの
で、RuO2 等を生じさせにくいと考えられる。また、
シリコン窒化膜または金属窒化物の膜が下地と下部電極
との間の応力を緩和する役目を果たすと考えられる。こ
れらのため、従来の製造方法に比べて、下部電極の剥が
れが生じにくくなる。ここで、金属窒化物の膜として、
例えば、窒化チタン(TiN)の膜または窒化タングス
テン(WN)の膜等、高融点金属の窒化膜を用いること
ができる。
コン窒化膜の代わりに、金属窒化物を用いても、同様な
効果を期待することができる。
たり、好ましくは、前記下部電極を形成した後であって
前記高誘電体膜を形成する前に、該試料に対し非酸化性
雰囲気中で熱処理をするのが良い。
ることができる温度とする。これに限られないが、例え
ば、600℃以上の温度、好ましくは600〜750℃
の範囲から選ばれる温度とする。
るので、この熱処理をしない場合より、下部電極は酸素
を通しにくくなる。従って、高誘電体膜を形成する工程
以降で酸素雰囲気での熱処理(上記のポストアニールも
含む)を試料に行ったとしても、該雰囲気中の酸素は金
属膜と下地との界面に及びにくくなる。したがって、下
地と下部電極との界面に酸化膜(金属膜がRuの場合な
らRuO2 )は生じにくくなる。また、下部電極を構成
する金属の凝集(上記の例でいえばRuの凝集)も起こ
りにくくなる。そのため、下部電極の剥がれの発生因子
をさらになくすことができる。
造方法で下地上にシリコン窒化膜を形成していた代わり
にポリシリコン膜を形成し、該ポリシリコン膜上に下部
電極を形成し、その後、該試料を非酸化性雰囲気で熱処
理し、次に、前記高誘電体膜を形成する方法を主張す
る。
リシリコン膜と下部電極(白金族の金属膜)とのシリサ
イド膜が形成できる温度とする。これに限られないが、
例えば、400〜750℃の温度を挙げることができ
る。
囲気での熱処理において、ポリシリコン膜の一部又は全
部がシリサイド化される。そのため下部電極は、シリサ
イド膜によって下地と隔てられた状態で、製造工程を経
ることになる。然も、上記熱処理により、下部電極が焼
きしめられる。このシリサイド膜は、上述の第1の製造
方法の場合のシリコン窒化膜と同様な役目を果たすと考
えられる。また、下部電極が焼きしめられるので、上述
の第1の製造方法の好適例での焼きしめの場合と同様な
作用効果が得られる。
従来の製造方法に比べて、下部電極の剥がれが生じにく
くなる。
ら選ばれた金属膜で下部電極が構成され、かつ、キャパ
シタ誘電体が高誘電体膜で構成されているキャパシタ
を、下地上に具える半導体素子を製造するに当たり、前
記下部電極を形成した後に該試料を非酸化性雰囲気で熱
処理し、その後、前記高誘電体膜を形成する方法を主張
する。
部電極を焼きしめることができる温度とする。これに限
られないが、例えば、600〜750℃の範囲から選ば
れる温度とする。
囲気での熱処理により下部電極は焼きしめられるので、
この熱処理をしない場合より、下部電極は酸素を通しに
くくなる。従って、高誘電体膜を形成する工程以降で酸
素雰囲気での熱処理(上記のポストアニールも含む)を
試料に行ったとしても、該雰囲気中の酸素は金属膜と下
地との界面に及びにくくなる。したがって、下地と下部
電極との界面に酸化膜(金属膜がRuの場合ならRuO
2 )は生じにくくなる。また、下部電極を構成する金属
の凝集(上記の例でいえばRuの凝集)も起こりにくく
なる。そのため、下部電極の剥がれの発生因子と考えら
れる因子を低減できるので、従来に比べて下部電極の剥
がれを生じにくくできる。
法の発明を実施するに当たり、高誘電体膜を形成した後
であってキャパシタ用上部電極を形成する前に、該試料
に対し、高誘電体膜中の不純物を除去するため、およ
び、酸素欠損を補うための酸素雰囲気中での熱処理と、
高誘電体膜を結晶化させる温度のかつ非酸化性雰囲気中
での熱処理とを行うのが、好適である。すなわち、ポス
トアニールを2種類の熱処理で行うのが好適である。た
だし、これら2種類の熱処理の順番は任意とできる。
体膜中の不純物を除去でき、かつ、酸素欠損を補うこと
ができる温度で良い。そのため、高誘電体膜を結晶化さ
せる温度よりかなり低い温度とできる。これに限られな
いが、600℃以下、例えば、450℃〜600℃の範
囲から選ばれる温度とすることができる。
用いる高誘電体に応じ設定されるが、比較的高温であ
る。これに限られないが、少なくとも670℃、好まし
くは、少なくとも700℃とする。
去するための熱処理と、高誘電体膜を結晶化するための
熱処理とを1つの工程で済まそうとすると、前者は酸素
雰囲気が必須であり、後者は、高温が必要であるため、
酸素雰囲気かつ高温という熱処理条件が必要になる。す
ると、下部電極の剥がれを誘発する危険が増す。
損を補うため、および、不純物を除去するための熱処理
と、高誘電体膜を結晶化するための熱処理とを分けて行
うと、酸素雰囲気での熱処理温度を低くできる。そのた
め、下部電極の剥がれを誘発する恐れを低減しつつ、不
純物を除去すること、酸素欠損を補うことおよび高誘電
体膜の結晶化を、それぞれ行える。
パシタのリーク電流を低減できる。また、高誘電体膜の
結晶化が図れると、高誘電体膜の比誘電率を高めること
ができるので、キャパシタの容量を増加させることがで
きる。したがって、この好適例によれば、下部電極の剥
がれがなく、しかも、より特性の優れた半導体素子を製
造できる。
ると、比誘電率が高まる点については、例えばこの出願
の発明者に係る文献2(Extended Abstracts of the 19
97 International Conference on Solid State Devices
and Materials,1997,pp.36-37)の特に第36頁右欄第
2段落およびFig.4に記載されている。
半導体素子およびその製造方法の各発明の実施の形態に
ついて説明する。なお、説明に用いる各図はこの発明を
理解できる程度に各構成成分の寸法、形状および配置関
係を概略的に示してあるにすぎない。また、各図におい
て同様な構成成分については同一の番号を付して示し、
その重複する説明を省略することもある。また、以下の
説明中で述べる膜厚、温度および時間などの数値的条件
は、この発明の範囲内の一例にすぎない。
膜(Si3 N4 )31を具えた半導体素子およびその製
造方法について説明する。
の実施の形態の半導体素子を製造する工程中の主な工程
での試料の様子を、断面図(切り口に着目した断面図)
によって示した工程図である。ただし、層間絶縁膜11
の形成が済んだ状態から示してあり、半導体基板の図示
などは省略してある。
縁膜11上にシリコン窒化膜31を形成する。この実施
の形態の場合、層間絶縁膜11が、下地に相当する。
ン酸化膜で構成できる。また、シリコン窒化膜31は、
CVD法など、任意好適な方法で形成できる。このシリ
コン窒化膜31の厚さは、これに限られないが、例え
ば、100〜200nmとできる。
膜31に、スルーホール11aを、公知のリソグラフィ
技術およびエッチング技術により形成する。
の構成成分(図示せず)と、後に形成されるキャパシタ
とを接続するための配線13を、形成する。この配線1
3は任意好適な材料で構成できる。例えばポリシリコン
または高融点金属などを用いることができる。
ン窒化膜31上であってキャパシタ形成予定部分上に、
白金族の金属膜からなる下部電極15(ストレージノー
ドとも称される)を、形成する。
たはルテニウム膜を用いる。特にルテニウムは、白金族
の金属の中でも、電極形状を得るためのパターニングが
行い易いので、下部電極15を構成する材料として好ま
しい。この下部電極15は、例えば、スパッタ法等の好
適な成膜方法と、リソグラフィ技術と、エッチング技術
とにより形成できる。
化膜31の方が下部電極15より広い面積で形成してあ
る。しかし、両者がほぼ同じ面積および平面形状となる
場合があっても良い。
する。この所定の膜厚は、キャパシタに要求される容量
などを考慮して決められる。
二タンタル(Ta2 O5 )、ジルコン酸チタン酸鉛(P
ZT)またはチタン酸バリウムストロンチウム(BS
T)またはBiTiO3 など、任意好適な高誘電体膜を
用いることができる。
適な成膜方法により形成する。高誘電体膜17として、
例えばTa2 O5 膜を用いる場合であれば、該膜は、例
えば、Ta(OC2 H5 )5 および酸素を原料とする低
圧CVD法(LP−CVD法)により形成することがで
きる。
し、ポストアニールを行うのが良い。このポストアニー
ルの目的は、従来と同じである。すなわち、高誘電体膜
中の不純物を除去すること、高誘電体膜の酸素欠損を補
うこと、および、高誘電体膜の結晶化を図ること等であ
る。
でかつ700℃程度の温度で行われていた。しかし、こ
の実施の形態では、ポストアニールを、酸素雰囲気での
比較的低温での熱処理と、非酸化性雰囲気でのかつ高誘
電体膜17を結晶化できる温度での熱処理とに分けて行
う。すなわち、ポストアニールを2段階で行う。
中の不純物を除去するため、および、酸素欠損を補うた
めの熱処理であるので、例えば450〜600℃の範囲
から選ばれた温度で行う。一方、非酸化性雰囲気での熱
処理は、その目的から例えば700℃程度の温度で行
う。
気、大気雰囲気に比べて酸素および又はオゾンなど酸化
力の強いガスを豊富に含む雰囲気(実質的に酸素やオゾ
ンに置換されている雰囲気も含む)をいう。また、非酸
化性雰囲気とは、酸素やオゾンを積極的に除去した雰囲
気であれば、特に限定されない。例えば、窒素雰囲気ま
たは不活性ガス雰囲気で良い。また、熱処理は、アニー
ル炉を用いて行っても良いし、または、ランプ加熱など
の急速加熱法で行っても良い(以下の種々の熱処理にお
いて同じ。)。
極19を形成する。この上部電極19は、任意好適な材
料で構成できる。例えば、ポリシリコンまたはアルミニ
ウムまたは高融点金属または高融点金属の窒化物で構成
できる。または、白金族の金属例えば下部電極と同様な
金属で構成しても良い。このようにして、下地11上に
キャパシタ21を形成することができる。
縁膜11と下部電極15との間にシリコン窒化膜31を
具えるので、下地11上に下部電極15を直接設けた従
来構造に比べて、下部電極15の剥がれが生じにくい。
この効果について実験により確認した結果は、後の実施
例の項において説明する。
階で行うと、従来の方法でポストアニールをした場合に
比べて、半導体素子の特性向上(リーク電流の減少等)
が図れる。この効果について実験により確認した結果
を、後の実施例の項において説明する。
リコンとのシリサイド膜41を具えた半導体素子および
その製造方法について説明する。図2はそのための説明
図であり、図1と同様に示した工程図である。
縁膜11に、スルーホール11aを、公知のリソグラフ
ィ技術およびエッチング技術により形成する。
の構成成分(図示せず)と、後に形成されるキャパシタ
とを接続するための配線13を、形成する。
タ形成予定部分上に、ポリシリコン膜と、下部電極形成
用の膜として白金族の金属膜とをこの順に形成する(図
示せず)。そして、これら膜を下部電極15の形状にパ
ターニングする。これにより、ポリシリコンのパターニ
ングされた部分41aと下部電極15とが積層された構
造が得られる。
中で熱処理をする。この熱処理は、下部電極15とポリ
シリコン膜41aとが反応して、これら界面にシリサイ
ドを形成できる温度で行う。これに限られないが、40
0〜750℃の範囲から選ばれる温度で行う。また、非
酸化性の雰囲気として、例えば窒素雰囲気を用いる。
1との間にシリサイド膜41xが介在する構造が得られ
る(図2(C))。
部電極15との反応を防ぐと考えられる。従って、下部
電極15としてルテニウム膜を用いた場合に従来生じて
いたRuO2 膜は、この発明では生じない。また、従来
問題としたRuの凝集が起きても、それによる応力をこ
のシリサイド膜が吸収すると考えられる。これらのた
め、下部電極の剥がれを従来より軽減できると考えられ
る。
する(図2(C))。さらに、第1の実施の形態にて説
明した2段階の熱処理によるポストアニールをする。次
に、図2(D)に示したように、上部電極19を形成す
る。
シリコン窒化膜31上に下部電極15を形成し、該下部
電極15を非酸化性雰囲気で熱処理した後に高誘電体膜
17を形成する手順をとる製造方法(第1の製造方法の
好適例)について説明する。図3はそのための説明図で
あり、図1と同様に示した工程図である。
縁膜11上にシリコン窒化膜31を形成し、さらに、こ
れら層間絶縁膜11およびシリコン窒化膜31にスルー
ホール11aを形成し、このスルーホール11a内に配
線13を形成する。さらに、シリコン窒化膜31上に、
下部電極15を形成する(図3(A))。
処理Hをする。この熱処理は、下部電極15を焼きしめ
ることができる温度で行う。これに限られないが、例え
ば、600〜750℃の範囲から選ばれた温度で行う。
非酸化性雰囲気として例えば窒素雰囲気を用いる。
する(図3(B))。さらに、第1の実施の形態にて説
明した2段階の熱処理によるポストアニールをする。次
に、図3(C)に示したように、上部電極19を形成す
る。このようにして、下地11上にキャパシタ21を形
成することができる。
11上にシリコン窒化膜31を形成し、このシリコン窒
化膜31上に下部電極15を形成し、そして、該下部電
極15を非酸化性雰囲気で熱処理する工程を含む。その
ため、従来の製造方法に比べ、下部電極15の剥がれが
生じにくい製法が実現される。この効果について実験に
より確認した結果は、後の実施例の項において説明す
る。
階で行うと、従来の方法でポストアニールをした場合に
比べて、半導体素子の特性向上(リーク電流の減少等)
が図れる。この効果について実験により確認した結果
は、後の実施例の項において説明する。
し非酸化性雰囲気で熱処理をし、その後に、高誘電体膜
を形成する手順をとる製造方法(第3の製造方法)につ
いて、説明する。図4はそのための説明図であり、図1
と同様に示した工程図である。
aを形成し、このスルーホール11a内に配線13を形
成し、次に、この層間絶縁膜11上に下部電極15を形
成する(図4(A))。
処理をする。この熱処理は、下部電極15を焼きしめる
ことができる温度で行う。これに限られないが、例え
ば、600〜750℃の範囲から選ばれた温度で行う。
非酸化性雰囲気として例えば窒素雰囲気を用いる。
する(図4(B))。さらに、第1の実施の形態にて説
明した2段階の熱処理によるポストアニールをする。次
に、図4(C)に示したように、上部電極19を形成す
る。このようにして、下地11上にキャパシタ21を形
成することができる。
電極15を非酸化性雰囲気で焼きしめることができるの
で、下部電極の膜剥がれを従来に比べて低減することが
できる。
に、この出願の各発明の効果について実施例および比較
例により説明する。
O2 膜を形成する。次に、このSiO2 膜上にCVD法
により膜厚150nmのシリコン窒化膜を形成する。次
に、このシリコン窒化膜上に下部電極として所定膜厚の
ルテニウム膜をスパッタ法により形成する。次に、この
ルテニウム膜上に高誘電体膜として膜厚10nmのTa
2 O5 膜を形成する。このような試料を複数作製する。
第1ステップとして、550℃の温度の酸素雰囲気中に
1時間それぞれさらす。
てこれらの試料ごとで、下記の表のごとく温度を違えて
熱処理をする。ただし、いずれの熱処理も酸素雰囲気で
かつ60秒とする。
する。このようにして、第1実施例の半導体素子をそれ
ぞれ作製した。
を、窒素雰囲気に変更する。それ以外は、第1実施例と
同様にして、第2実施例の半導体素子をそれぞれ作製し
た。
であって高誘電体膜を形成する前に、試料を700℃の
温度の窒素雰囲気中に30秒さらす。それ以外は、第1
実施例と同様にして、第3実施例の半導体素子をそれぞ
れ作製した。
の雰囲気を、窒素雰囲気に変更する。それ以外は、第3
実施例と同様にして、第4実施例の半導体素子をそれぞ
れ作製した。
O2 膜を形成する。次に、このSiO2 膜上に下部電極
として所定膜厚のルテニウム膜をスパッタ法により形成
する。次に、このルテニウム膜上に高誘電体膜として膜
厚10nmのTa2 O5 膜を形成する。このような試料
を複数作製する。
第1ステップとして、550℃の温度の酸素雰囲気中に
1時間それぞれさらす。
てこれらの試料ごとで、下記の表のごとく温度を違えて
熱処理をする。ただし、いずれの熱処理も酸素雰囲気で
かつ60秒とする。
を、窒素雰囲気に変更する。それ以外は、第1比較例と
同様にして、第2比較例の半導体素子をそれぞれ作製し
た。
部電極の剥がれが生じているか否かを、光学顕微鏡によ
り観察した。また、上部および下部電極間に直流1Vの
電圧を印加した時のリーク電流を、各試料についてそれ
ぞれ測定した。これらの結果を下記の表1に示した。
全体で下部電極の剥がれが生じていない水準である。ま
た、丸印は、ウエハ内の全体で下部電極の剥がれは生じ
ていないが、リーク電流が二重丸印の水準のものに比べ
て大きい水準である。また、三角印は、ウエハ内の一部
で下部電極の剥がれが生じている水準である。X印は、
ウエハ内の全体で下部電極の剥がれが生じている水準で
ある。
ようなことが判る。
の剥がれが生じてしまう。したがって、これら比較例の
構造および製造方法は、下部電極が白金族の金属膜で構
成され、キャパシタ誘電体膜が高誘電体膜で構成されて
いるキャパシタを具える半導体素子の構造および製造方
法として、不適当である。
を比較すると、第1実施例はポストアニール温度が少な
くとも温度550℃まで、下部電極の剥がれは生じてい
ない。第1比較例はポストアニール温度が500℃でも
下部電極の剥がれは生じている。両者の構造上および製
造手順上の相違点は、下地と下部電極との間にシリコン
窒化膜があるか無いかである。したがって、下地と下部
電極との間にシリコン窒化膜を設けた方が、下部電極の
剥がれが生じにくいといえる。
ると第3実施例の方が下部電極の剥がれは高温まで生じ
ていない。また、第2実施例と第4実施例とを比較する
と、第4実施例の方が下部電極の剥がれは高温まで生じ
ていない。
相違点は、下部電極に対して非酸化性雰囲気で熱処理を
したか否かである。第2実施例と第4実施例との製造手
順上の相違点も、下部電極に対して非酸化性雰囲気で熱
処理をしたか否かである。したがって、下部電極に対し
て非酸化性雰囲気で熱処理をした方が、下部電極の剥が
れを少なくできることが判る。
ると第2実施例の方が下部電極の剥がれは高温まで生じ
ていない。然も、高温処理でのリーク電流も比較的小さ
い。また、第3実施例と第4実施例とを比較すると、第
4実施例の方が下部電極の剥がれは高温まで生じていな
い。然も、リーク電流も小さい。
相違点は、ポストアニールの第2ステップを酸素雰囲気
とするか、非酸化性雰囲気とするかである。第3実施例
と第4実施例との製造手順上の相違点も、ポストアニー
ルの第2ステップを酸素雰囲気とするか、非酸化性雰囲
気とするかである。したがって、ポストアニールを2段
階アニールとし、かつ、高誘電体膜を結晶化させるため
の第2ステップの熱処理は非酸化性雰囲気で行う方が、
下部電極の剥がれの低減やリーク電流の低減に有効なこ
とが判る。
態および実施例に何ら限定されるものではなく、多くの
変形および変更を行うことができる。
下地を層間絶縁膜とした例を説明した。しかし、この出
願の各発明は、下部電極の剥がれが問題となる種々の下
地に適用できる。
らず、高誘電体膜と白金族の下部電極とを有したキャパ
シタを具える各種の半導体素子に広く適用できる。
発明によれば、下部電極が白金族から選ばれた金属膜で
構成され、キャパシタ誘電体膜が高誘電体膜で構成され
ているキャパシタを、下地上に具える半導体素子におい
て、前記下地と前記下部電極との間に、シリコン窒化膜
または金属窒化の膜またはシリサイド膜を具える。これ
らの膜それぞれは、下地と下部電極との反応を防止し、
かつ、下地と下部電極との応力を緩和する。これらのた
め、従来の半導体素子に比べて、下部電極の剥がれは、
より高温度まで生じにくくなる。従って、信頼性の高い
半導体素子が実現できる。然も、高誘電体膜を結晶化さ
せるため等の目的で行なうポストアニールを、十分に行
うことも可能になるから、より特性に優れた半導体素子
を実現できる。
方法によれば、下部電極が白金族から選ばれた金属膜で
構成され、キャパシタ誘電体膜が高誘電体膜で構成され
ているキャパシタを、製造するに当たり、下地上にシリ
コン窒化膜または金属窒化物の膜を形成した後に下部電
極を形成する手順をとる。このため、シリコン窒化膜ま
たは金属窒化物の膜が、下地と下部電極との反応を防止
し、かつ、下地と下部電極との応力を緩和する。したが
って、従来の製造方法に比べて、下部電極の剥がれをよ
り高温度まで生じにくくできる。
方法によれば、下部電極が白金族から選ばれた金属膜で
構成され、キャパシタ誘電体膜が高誘電体膜で構成され
ているキャパシタを、製造するに当たり、下地上にポリ
シリコン膜を形成し、このポリシリコン膜上に下部電極
を形成し、その後、この試料に非酸化性雰囲気で熱処理
をした後に、高誘電体膜を形成する手順をとる。このた
め、下地と下部電極との間に、シリサイド膜を生じさせ
ることができる。また、下部電極を焼きしめることがで
きる。このシリサイド膜は、下地と下部電極との反応防
止および応力緩和の役目を果たす。焼きしめられた下部
電極は、酸素を通過させにくくなるので、下地と下部電
極間にRuO2 等を生じにくくする。したがって、従来
の製造方法に比べて、下部電極の剥がれをより高温度ま
で生じにくくできる。
方法によれば、下部電極が白金族から選ばれた金属膜で
構成され、キャパシタ誘電体膜が高誘電体膜で構成され
ているキャパシタを、製造するに当たり、下地上に下部
電極を形成した後であって高誘電体膜を形成する前に、
この試料に非酸化性雰囲気で熱処理をする。このため下
部電極を焼きしめることができる。焼きしめられた下部
電極は、酸素を通過させにくくなるので、下地と下部電
極間にRuO2 等を生じにくくする。したがって、従来
の製造方法に比べて、下部電極の剥がれをより高温度ま
で生じにくくできる。
Claims (16)
- 【請求項1】 下部電極が白金族から選ばれた金属膜で
構成され、キャパシタ誘電体膜が高誘電体膜で構成され
ているキャパシタを、下地上に具える半導体素子におい
て、 前記下地と前記下部電極との間に、シリコン窒化膜を具
えたことを特徴とする半導体素子。 - 【請求項2】 下部電極が白金族から選ばれた金属膜で
構成され、キャパシタ誘電体膜が高誘電体膜で構成され
ているキャパシタを、下地上に具える半導体素子におい
て、 前記下地と前記下部電極との間に、シリサイド膜を具え
たことを特徴とする半導体素子。 - 【請求項3】 請求項2に記載の半導体素子において、 前記シリサイド膜が、前記金属膜とポリシリコン膜との
シリサイド膜であることを特徴とする半導体素子。 - 【請求項4】 下部電極が白金族から選ばれた金属膜で
構成され、キャパシタ誘電体膜が高誘電体膜で構成され
ているキャパシタを、下地上に具える半導体素子におい
て、 前記下地と前記下部電極との間に、金属窒化物の膜を具
えたことを特徴とする半導体素子。 - 【請求項5】 請求項1、2または4に記載の半導体素
子において、 前記下地がシリコン酸化膜からなる層間絶縁膜であるこ
とを特徴とする半導体素子。 - 【請求項6】 請求項1、2または4に記載の半導体素
子において、 前記高誘電体膜が、酸化タンタル(Ta2 O5 )、ジル
コン酸チタン酸鉛(PZT)およびチタン酸バリウムス
トロンチウム(BST)から選ばれた1種の膜であるこ
とを特徴とする半導体素子。 - 【請求項7】 請求項1、2または4に記載の半導体素
子において、 前記金属膜がルテニウムの膜であることを特徴とする半
導体素子。 - 【請求項8】 下部電極が白金族から選ばれた金属膜で
構成され、キャパシタ誘電体膜が高誘電体膜で構成され
ているキャパシタを、下地上に具える半導体素子を製造
するに当たり、 前記下地上にシリコン窒化膜を形成し、該シリコン窒化
膜上に、前記下部電極を形成することを特徴とする半導
体素子の製造方法。 - 【請求項9】 請求項8に記載の半導体素子の製造方法
において、 前記下部電極を形成した後であって前記高誘電体膜を形
成する前に、該試料を非酸化性雰囲気中で熱処理するこ
とを特徴とする半導体素子の製造方法。 - 【請求項10】 下部電極が白金族から選ばれた金属膜
で構成され、キャパシタ誘電体膜が高誘電体膜で構成さ
れているキャパシタを、下地上に具える半導体素子を製
造するに当たり、 前記下地上にポリシリコン膜を形成し、該ポリシリコン
膜上に前記下部電極を形成し、その後、該試料を非酸化
性雰囲気中で熱処理し、その後、前記高誘電体膜を形成
することを特徴とする半導体素子の製造方法。 - 【請求項11】 下部電極が白金族から選ばれた金属膜
で構成され、キャパシタ誘電体膜が高誘電体膜で構成さ
れているキャパシタを、下地上に具える半導体素子を製
造するに当たり、 前記下地上に金属窒化物の膜を形成し、該金属窒化物の
膜上に前記下部電極を形成し、その後、該試料を非酸化
性雰囲気中で熱処理し、その後、前記高誘電体膜を形成
することを特徴とする半導体素子の製造方法。 - 【請求項12】 下部電極が白金族から選ばれた金属膜
で構成され、キャパシタ誘電体膜が高誘電体膜で構成さ
れているキャパシタを、下地上に具える半導体素子を製
造するに当たり、 前記下地上に前記下部電極を形成した後に該試料を非酸
化性雰囲気で熱処理し、その後、前記高誘電体膜を形成
することを特徴とする半導体素子の製造方法。 - 【請求項13】 請求項8、10、11または12に記
載の半導体素子の製造方法において、 前記高誘電体膜を形成した後であって前記キャパシタ用
の上部電極を形成する前に、該試料に対し、該高誘電体
膜中の不純物を除去するため、および、酸素欠損を補う
ための酸素雰囲気中での熱処理と、該高誘電体膜を結晶
化させる温度のかつ非酸化性雰囲気中での熱処理とを行
うことを特徴とする半導体素子の製造方法。 - 【請求項14】 請求項8、10、11または12に記
載の半導体素子の製造方法において、 前記下地がシリコン酸化膜からなる層間絶縁膜であるこ
とを特徴とする半導体素子の製造方法。 - 【請求項15】 請求項8、10、11または12に記
載の半導体素子の製造方法において、 前記高誘電体膜が、五酸化二タンタル(Ta2 O5 )、
ジルコン酸チタン酸鉛(PZT)およびチタン酸バリウ
ムストロンチウム(BST)から選ばれた1種の膜であ
ることを特徴とする半導体素子の製造方法。 - 【請求項16】 請求項8、10、11または12に記
載の半導体素子の製造方法において、 前記金属膜がルテニウムの膜であることを特徴とする半
導体素子の製造方法。
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