JPH11173263A - 斜板式圧縮機 - Google Patents
斜板式圧縮機Info
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- JPH11173263A JPH11173263A JP10106703A JP10670398A JPH11173263A JP H11173263 A JPH11173263 A JP H11173263A JP 10106703 A JP10106703 A JP 10106703A JP 10670398 A JP10670398 A JP 10670398A JP H11173263 A JPH11173263 A JP H11173263A
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- Japan
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- swash plate
- coating
- solid lubricant
- piston
- sliding contact
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B27/00—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B27/0873—Component parts, e.g. sealings; Manufacturing or assembly thereof
- F04B27/0878—Pistons
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B27/00—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2203/00—Non-metallic inorganic materials
- F05C2203/08—Ceramics; Oxides
- F05C2203/0804—Non-oxide ceramics
- F05C2203/0808—Carbon, e.g. graphite
-
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- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
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- F05C2203/0804—Non-oxide ceramics
- F05C2203/0856—Sulfides
- F05C2203/086—Sulfides of molybdenum
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
- Lubricants (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
- Compressor (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】斜板に形成される潤滑性被膜の性能と生産性の
向上を図る。 【解決手段】斜板3はアルミニウム合金を母材とし、シ
ュー7、7との摺接面3aには、二硫化モリブデン、二
硫化タングステン、グラファイトの少なくとも一種から
なる固体潤滑剤の被膜が転写方式によって形成されてい
るので、被膜性能と共に生産性が向上する。
向上を図る。 【解決手段】斜板3はアルミニウム合金を母材とし、シ
ュー7、7との摺接面3aには、二硫化モリブデン、二
硫化タングステン、グラファイトの少なくとも一種から
なる固体潤滑剤の被膜が転写方式によって形成されてい
るので、被膜性能と共に生産性が向上する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、斜板式圧縮機に係
り、とくに斜板に施される表面処理の改良に関する。
り、とくに斜板に施される表面処理の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】主として車両空調用に供される例えば両
頭形の斜板式圧縮機は、駆動軸が対のシリンダブロック
に回転自在に支承され、斜板は両シリンダブロックの接
合界域に形成された斜板室内において駆動軸と一体回転
可能に結合されている。そして両シリンダブロックに整
合して配設されたボア内には両頭形のピストンが共挿さ
れ、各ピストンはシューを介して斜板と連係することに
より、斜板の回転連動がピストンの直線運動に変換され
て冷媒ガスの圧縮が行われる。
頭形の斜板式圧縮機は、駆動軸が対のシリンダブロック
に回転自在に支承され、斜板は両シリンダブロックの接
合界域に形成された斜板室内において駆動軸と一体回転
可能に結合されている。そして両シリンダブロックに整
合して配設されたボア内には両頭形のピストンが共挿さ
れ、各ピストンはシューを介して斜板と連係することに
より、斜板の回転連動がピストンの直線運動に変換され
て冷媒ガスの圧縮が行われる。
【0003】一方、片頭形の斜板式圧縮機は、シリンダ
ブロックの内端側を覆蓋するハウジングによって斜板室
(クランク室)が形成され、該斜板室内で駆動軸に装着
された斜板がシューを介してピストンと連係するように
構成され、さらに可変容量型の同圧縮機では斜板が支点
回りに傾動可能となされており、クランク室圧力の変化
に基づくピストンの両端面に作用するガス圧力の釣合に
よって、斜板の傾角変位、すなわちピストンストローク
を制御するように構成されている。
ブロックの内端側を覆蓋するハウジングによって斜板室
(クランク室)が形成され、該斜板室内で駆動軸に装着
された斜板がシューを介してピストンと連係するように
構成され、さらに可変容量型の同圧縮機では斜板が支点
回りに傾動可能となされており、クランク室圧力の変化
に基づくピストンの両端面に作用するガス圧力の釣合に
よって、斜板の傾角変位、すなわちピストンストローク
を制御するように構成されている。
【0004】さて、かかる斜板式圧縮機では、車室空調
用としてのあくなき軽量化要求からシリンダブロックに
加えて斜板やピストンにもアルミニウム合金の採用が主
流となってきている。したがって、過酷な摺動条件を強
いられる斜板のシューとの摺接面及びピストンのボアと
の摺接面には、かねてより耐摩耗、耐焼付対策が検討さ
れ、例えばピストンの摺接面に対するフッ素樹脂膜の形
成や斜板の摺接面に対する固体潤滑剤被膜の形成などが
知られている。
用としてのあくなき軽量化要求からシリンダブロックに
加えて斜板やピストンにもアルミニウム合金の採用が主
流となってきている。したがって、過酷な摺動条件を強
いられる斜板のシューとの摺接面及びピストンのボアと
の摺接面には、かねてより耐摩耗、耐焼付対策が検討さ
れ、例えばピストンの摺接面に対するフッ素樹脂膜の形
成や斜板の摺接面に対する固体潤滑剤被膜の形成などが
知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記両
頭形のピストンは斜板の外周部を跨ぐ形の凹所をもち、
その凹所に設けられた自転防止用の干渉面が斜板の外周
面と衝接することにより、シューを介してピストンに作
用する回転モーメント、つまりピストンの回動が抑制さ
れており、一方、片頭形のピストンはその基端部に設け
られた自転防止用の干渉面が斜板室を形成する上記ハウ
ジングの内壁面と衝接することにより、同様にその回動
が抑制されている。このため圧縮機の起動時にみられる
ような無潤滑に等しい状況下では、ピストンの上記干渉
面や斜板の外周面にも焼付が懸念され、上記摺接面とも
ども潤滑性被膜の形成が試みられている。ところが斜板
への被装実務、例えばスプレー法は被膜材料の歩留りが
極端に悪く、しかも摺接面に対する被膜の密着強度が低
いため、耐焼付性ばかりでなく耐久性に関しても決して
満足すべきものとはいい難い。
頭形のピストンは斜板の外周部を跨ぐ形の凹所をもち、
その凹所に設けられた自転防止用の干渉面が斜板の外周
面と衝接することにより、シューを介してピストンに作
用する回転モーメント、つまりピストンの回動が抑制さ
れており、一方、片頭形のピストンはその基端部に設け
られた自転防止用の干渉面が斜板室を形成する上記ハウ
ジングの内壁面と衝接することにより、同様にその回動
が抑制されている。このため圧縮機の起動時にみられる
ような無潤滑に等しい状況下では、ピストンの上記干渉
面や斜板の外周面にも焼付が懸念され、上記摺接面とも
ども潤滑性被膜の形成が試みられている。ところが斜板
への被装実務、例えばスプレー法は被膜材料の歩留りが
極端に悪く、しかも摺接面に対する被膜の密着強度が低
いため、耐焼付性ばかりでなく耐久性に関しても決して
満足すべきものとはいい難い。
【0006】本発明は、被膜性能と共に生産性にも優れ
た斜板の改良によって、圧縮機の信頼性の向上を図るこ
とを解決課題としている。
た斜板の改良によって、圧縮機の信頼性の向上を図るこ
とを解決課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の発明に係る斜板式圧縮機は、シリンダブロッ
クに並設された複数のボアと、該ボアに嵌挿されたピス
トンと、駆動軸と共に回転しシューを介して該ピストン
と連係する斜板とを備えた斜板式圧縮機において、上記
斜板はアルミニウム合金を母材とし、上記シューとの摺
接面には、二硫化モリブデン、二硫化タングステン、グ
ラファイトの少なくとも一種からなる固体潤滑剤の被膜
が転写方式により形成されていることを特徴としてい
る。
項1記載の発明に係る斜板式圧縮機は、シリンダブロッ
クに並設された複数のボアと、該ボアに嵌挿されたピス
トンと、駆動軸と共に回転しシューを介して該ピストン
と連係する斜板とを備えた斜板式圧縮機において、上記
斜板はアルミニウム合金を母材とし、上記シューとの摺
接面には、二硫化モリブデン、二硫化タングステン、グ
ラファイトの少なくとも一種からなる固体潤滑剤の被膜
が転写方式により形成されていることを特徴としてい
る。
【0008】したがって、シューと係合する斜板の摺接
面に形成された上記固体潤滑剤の被膜がその優れた潤滑
性能を発揮するだけでなく、転写方式による被装によっ
て、被膜材料の歩留りや膜厚の管理など経済性、生産性
のいずれの観点からも頗る有利となる。また、請求項2
記載の発明のように、ピストンの自転防止用の干渉面と
衝接する斜板の外周面にも転写方式によって同様に固体
潤滑剤の被膜を形成すれば、ピストンとの関係において
も一層良好な耐焼付性を確保することができる。
面に形成された上記固体潤滑剤の被膜がその優れた潤滑
性能を発揮するだけでなく、転写方式による被装によっ
て、被膜材料の歩留りや膜厚の管理など経済性、生産性
のいずれの観点からも頗る有利となる。また、請求項2
記載の発明のように、ピストンの自転防止用の干渉面と
衝接する斜板の外周面にも転写方式によって同様に固体
潤滑剤の被膜を形成すれば、ピストンとの関係において
も一層良好な耐焼付性を確保することができる。
【0009】そして請求項3記載の発明のように、斜板
の摺接面に形成される被膜の素地に粗面加工を施したも
のでは、塑性変形を生起した素地表面の微細な凹凸部に
強圧された被膜材料がくい込むいわゆるアンカー効果に
より、被膜の密着強度が向上し、加えて請求項4記載の
発明のように、斜板の摺接面及び外周面に形成される被
膜の下層に錫を主体とした下地メッキを施したもので
は、一部に被膜の欠落が生じた場合でも、このメッキ層
がアルミ素地の露出を阻んで潤滑層として機能するの
で、より優れた耐久性が保証される。さらに請求項5記
載の発明のように、斜板の摺接面に形成された被膜を研
削加工によって仕上げれば、膜厚調整と同時にきわめて
高い膜面精度(平面度)を得ることができる。
の摺接面に形成される被膜の素地に粗面加工を施したも
のでは、塑性変形を生起した素地表面の微細な凹凸部に
強圧された被膜材料がくい込むいわゆるアンカー効果に
より、被膜の密着強度が向上し、加えて請求項4記載の
発明のように、斜板の摺接面及び外周面に形成される被
膜の下層に錫を主体とした下地メッキを施したもので
は、一部に被膜の欠落が生じた場合でも、このメッキ層
がアルミ素地の露出を阻んで潤滑層として機能するの
で、より優れた耐久性が保証される。さらに請求項5記
載の発明のように、斜板の摺接面に形成された被膜を研
削加工によって仕上げれば、膜厚調整と同時にきわめて
高い膜面精度(平面度)を得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の一例を
図面に基づいて説明する。図1は斜板式圧縮機の縦断面
図、図2(a)は両頭形のピストンを示す斜視図、図2
(b)は同ピストンに形成された自転防止用の干渉面を
示す縦断面図であって、対のシリンダブロック1A、1
Bによって駆動軸2が回転自在に支承され、斜板3はシ
リンダブロック1A、1Bの接合界域に形成された斜板
室4内に収容されて、駆動軸2と一体回転可能に結合さ
れている。そして両シリンダブロック1A、1Bに整合
して配設されたボア5内には両頭形のピストン6が共挿
され、各ピストン6はシュー7、7を介して斜板3の摺
接面3a、3aと連係することにより、斜板3の回転運
動がピストン6の直線運動に変換されて、冷媒ガスの圧
縮が行われるように構成されている。
図面に基づいて説明する。図1は斜板式圧縮機の縦断面
図、図2(a)は両頭形のピストンを示す斜視図、図2
(b)は同ピストンに形成された自転防止用の干渉面を
示す縦断面図であって、対のシリンダブロック1A、1
Bによって駆動軸2が回転自在に支承され、斜板3はシ
リンダブロック1A、1Bの接合界域に形成された斜板
室4内に収容されて、駆動軸2と一体回転可能に結合さ
れている。そして両シリンダブロック1A、1Bに整合
して配設されたボア5内には両頭形のピストン6が共挿
され、各ピストン6はシュー7、7を介して斜板3の摺
接面3a、3aと連係することにより、斜板3の回転運
動がピストン6の直線運動に変換されて、冷媒ガスの圧
縮が行われるように構成されている。
【0011】本実施形態では、シュー7に鉄系金属、シ
リンダブロック1A、1B、斜板3及びピストン6にア
ルミ系金属、例えば過共晶アルミニウム硅素合金などが
使用される。ピストン6は、その両端部に所要の嵌合長
を有してボア5に嵌入する摺接面6a、6aと、斜板3
の外周部を跨ぐ形の凹所6bをもち、その凹所6b内に
は軸方向に対向してシュー7、7のそれぞれと係合する
半球面座6c、6cが設けられ、軸対称に設けられた自
転防止用の干渉面6d、6dが斜板3の外周面3bと衝
接することにより、シュー7を介してピストン6に作用
する回転モ−メント、すなわちピストン6の回動が抑制
されている。
リンダブロック1A、1B、斜板3及びピストン6にア
ルミ系金属、例えば過共晶アルミニウム硅素合金などが
使用される。ピストン6は、その両端部に所要の嵌合長
を有してボア5に嵌入する摺接面6a、6aと、斜板3
の外周部を跨ぐ形の凹所6bをもち、その凹所6b内に
は軸方向に対向してシュー7、7のそれぞれと係合する
半球面座6c、6cが設けられ、軸対称に設けられた自
転防止用の干渉面6d、6dが斜板3の外周面3bと衝
接することにより、シュー7を介してピストン6に作用
する回転モ−メント、すなわちピストン6の回動が抑制
されている。
【0012】一方、図3は可変容量型斜板式圧縮機の縦
断面図、図4(a)は片頭形のピストンを示す正面図、
図4(b)は同ピストンに形成された自転防止用の干渉
面を示す側面図であって、シリンダブロック10の前端
側はフロントハウジング11によって閉塞され、同後端
側は弁板12を介してリヤハウジング13によって閉塞
されるとともに、これらは通しボルトにより共締されて
いる。シリンダブロック10とフロントハウジング11
とによって形成されるクランク室14内には軸心方向に
延在する駆動軸15が収容されて、ラジアル軸受により
回転自在に支持されている。そしてシリンダブロック1
0には該駆動軸15を囲繞する位置に複数個のボア16
が穿設されており、各ボア16には片頭形のピストン1
7がそれぞれ往復動可能に嵌挿されている。
断面図、図4(a)は片頭形のピストンを示す正面図、
図4(b)は同ピストンに形成された自転防止用の干渉
面を示す側面図であって、シリンダブロック10の前端
側はフロントハウジング11によって閉塞され、同後端
側は弁板12を介してリヤハウジング13によって閉塞
されるとともに、これらは通しボルトにより共締されて
いる。シリンダブロック10とフロントハウジング11
とによって形成されるクランク室14内には軸心方向に
延在する駆動軸15が収容されて、ラジアル軸受により
回転自在に支持されている。そしてシリンダブロック1
0には該駆動軸15を囲繞する位置に複数個のボア16
が穿設されており、各ボア16には片頭形のピストン1
7がそれぞれ往復動可能に嵌挿されている。
【0013】クランク室14内において、駆動軸15に
はロータ20がフロントハウジング11との間にスラス
ト軸受を介して同期回転可能に結合され、ロータ20の
後方には斜板18が嵌合されている。そして、該斜板1
8はロータ20との間に介装された押圧ばね21により
常に後方に向け付勢されている。斜板18には、両端面
外周側に平滑な摺接面18aが形成され、該摺接面18
aにはシュー19、19が当接されており、これらシュ
ー19、19のそれぞれはピストン17の半球面座17
c、17cと係合されている。また、斜板18とロータ
20との間には、相対的なヒンジ機構Kが設けられてお
り、屈折状の貫孔18aを介して駆動軸15に嵌合され
ている斜板18は、ピストン17の上死点位置を不動に
保ちながら傾角変位可能に構成されている。
はロータ20がフロントハウジング11との間にスラス
ト軸受を介して同期回転可能に結合され、ロータ20の
後方には斜板18が嵌合されている。そして、該斜板1
8はロータ20との間に介装された押圧ばね21により
常に後方に向け付勢されている。斜板18には、両端面
外周側に平滑な摺接面18aが形成され、該摺接面18
aにはシュー19、19が当接されており、これらシュ
ー19、19のそれぞれはピストン17の半球面座17
c、17cと係合されている。また、斜板18とロータ
20との間には、相対的なヒンジ機構Kが設けられてお
り、屈折状の貫孔18aを介して駆動軸15に嵌合され
ている斜板18は、ピストン17の上死点位置を不動に
保ちながら傾角変位可能に構成されている。
【0014】そして本実施形態においても、シリンダブ
ロック10、斜板18及びピストン17はアルミ系金
属、例えば過共晶アルミニウム硅素合金が使用され、ピ
ストン17は先端部に所要の嵌合長を有してボア16に
嵌入する摺接面17aと、基端部に斜板18を跨ぐ凹所
17bをもち、該凹所17bの背面側には大きな曲率半
径を有してクランク室14の内壁面14aと衝接する自
転防止用の干渉面17dが設けられている。
ロック10、斜板18及びピストン17はアルミ系金
属、例えば過共晶アルミニウム硅素合金が使用され、ピ
ストン17は先端部に所要の嵌合長を有してボア16に
嵌入する摺接面17aと、基端部に斜板18を跨ぐ凹所
17bをもち、該凹所17bの背面側には大きな曲率半
径を有してクランク室14の内壁面14aと衝接する自
転防止用の干渉面17dが設けられている。
【0015】さて、本発明の最も特徴とする斜板の表面
処理について以下に説明する。なお、両実施形態で示し
た両頭形のピストン6と連係する斜板8及び片頭形のピ
ストン17と連係する斜板18は、前者の斜板3がピス
トン6の自転防止用の干渉面6d、6dと衝接する外周
面3bを有するのに対し、後者の斜板18の外周面は直
接ピストン17と衝接しない点で相違する。したがっ
て、斜板18の外周面にはとくに表面処理の必要はない
ものの、シュー7、19との摺接面3a、18aに対す
る表面処理に関しては本質的に変るところはないので、
専ら斜板3の表面処理についてのみ説明する。
処理について以下に説明する。なお、両実施形態で示し
た両頭形のピストン6と連係する斜板8及び片頭形のピ
ストン17と連係する斜板18は、前者の斜板3がピス
トン6の自転防止用の干渉面6d、6dと衝接する外周
面3bを有するのに対し、後者の斜板18の外周面は直
接ピストン17と衝接しない点で相違する。したがっ
て、斜板18の外周面にはとくに表面処理の必要はない
ものの、シュー7、19との摺接面3a、18aに対す
る表面処理に関しては本質的に変るところはないので、
専ら斜板3の表面処理についてのみ説明する。
【0016】まず斜板ワーク3Wの摺接面3aには予め
固体潤滑剤からなる被膜の密着強度を高めるための前処
理として、例えばショットブラストによって選択的に素
地の粗面加工が行われ、表面粗さは0.4μmRz以上
に調整される。そして粗面加工の有無にかかわらず斜板
ワーク3Wの摺接面3a(必要なら外周面3bも含む)
には、同じく選択的な前処理として錫を主体とした下地
メッキが施されるが、上記粗面加工によって調整された
表面粗さは、この下地メッキによって1.2μmRz程
度まで進行する。なお、切削加工時に素地をある程度粗
面状に形成して、これらの前処理を省略することも可能
である。
固体潤滑剤からなる被膜の密着強度を高めるための前処
理として、例えばショットブラストによって選択的に素
地の粗面加工が行われ、表面粗さは0.4μmRz以上
に調整される。そして粗面加工の有無にかかわらず斜板
ワーク3Wの摺接面3a(必要なら外周面3bも含む)
には、同じく選択的な前処理として錫を主体とした下地
メッキが施されるが、上記粗面加工によって調整された
表面粗さは、この下地メッキによって1.2μmRz程
度まで進行する。なお、切削加工時に素地をある程度粗
面状に形成して、これらの前処理を省略することも可能
である。
【0017】ここで、上述のような前処理を終えた斜板
ワーク3Wの摺接面3aに、固体潤滑剤の被膜を形成す
る転写方式(パッド転写)について以下に説明する。図
5は転写装置を70を示す模式図であって、71は、例
えば二硫化モリブデン、グラファイトからなる固体潤滑
剤及びポリアミドイミド樹脂等未硬化の熱硬化性樹脂を
含む上記被膜材料Cが貯留された貯槽、72は、該貯槽
71の下端開口縁と摺接して矢印方向に水平移動可能な
スライドテーブルであり、該スライドテーブル72上に
は、上記摺接面3aとほぼ適合する表面積をもつ環状の
材料保持溝72aが凹刻されている。そして該貯槽71
からスライドテーブル72の移動方向に所定の間隔を容
した待機位置には、合成ゴムからなる円柱状の転写パッ
ド73が上下動可能に配置され、この待機位置と上記貯
槽71の中心位置との間を材料保持溝72aが往復動し
うるよう、スライドテーブル72の行程が設定されてい
る。
ワーク3Wの摺接面3aに、固体潤滑剤の被膜を形成す
る転写方式(パッド転写)について以下に説明する。図
5は転写装置を70を示す模式図であって、71は、例
えば二硫化モリブデン、グラファイトからなる固体潤滑
剤及びポリアミドイミド樹脂等未硬化の熱硬化性樹脂を
含む上記被膜材料Cが貯留された貯槽、72は、該貯槽
71の下端開口縁と摺接して矢印方向に水平移動可能な
スライドテーブルであり、該スライドテーブル72上に
は、上記摺接面3aとほぼ適合する表面積をもつ環状の
材料保持溝72aが凹刻されている。そして該貯槽71
からスライドテーブル72の移動方向に所定の間隔を容
した待機位置には、合成ゴムからなる円柱状の転写パッ
ド73が上下動可能に配置され、この待機位置と上記貯
槽71の中心位置との間を材料保持溝72aが往復動し
うるよう、スライドテーブル72の行程が設定されてい
る。
【0018】転写パッド3は斜板ワーク3Wのボス部に
対する逃げ孔73aを除く下端面73bがわずかに撓屈
しながら材料保持溝72aを埋めつくすように形成さ
れ、また、該転写パッド73は矢印で示すように、隣接
する転写位置との間の水平往復動並びに両位置での上下
動が可能なるよう構成されている。転写位置における転
写パッド73の下方には、斜板ワーク3Wのボス部と整
合する位置決め用の凹部74aを備えた支台74が設け
られ、図示はしないが該支台74は別設された乾燥器と
の間を往復動しうるように構成されている。
対する逃げ孔73aを除く下端面73bがわずかに撓屈
しながら材料保持溝72aを埋めつくすように形成さ
れ、また、該転写パッド73は矢印で示すように、隣接
する転写位置との間の水平往復動並びに両位置での上下
動が可能なるよう構成されている。転写位置における転
写パッド73の下方には、斜板ワーク3Wのボス部と整
合する位置決め用の凹部74aを備えた支台74が設け
られ、図示はしないが該支台74は別設された乾燥器と
の間を往復動しうるように構成されている。
【0019】したがって、図に示す待機位置からスライ
ドテーブル72を左動させて、材料保持溝72aを貯槽
71の中心位置、つまり材料保持溝72aの外郭円を鎖
線てせ示すように貯槽71の下端開口縁と整合させるこ
とにより、材料保持溝72aには貯槽71内の被膜材料
Cが自動的に導入される。この状態からスライドテーブ
ル72を待機位置まで復帰(右動)させたのち、待機姿
勢にある転写パッド73を下降させれば、材料保持溝7
2a内に進入してわずかに撓屈した転写パッド73の下
端面73bに被膜材料Cが付着される。
ドテーブル72を左動させて、材料保持溝72aを貯槽
71の中心位置、つまり材料保持溝72aの外郭円を鎖
線てせ示すように貯槽71の下端開口縁と整合させるこ
とにより、材料保持溝72aには貯槽71内の被膜材料
Cが自動的に導入される。この状態からスライドテーブ
ル72を待機位置まで復帰(右動)させたのち、待機姿
勢にある転写パッド73を下降させれば、材料保持溝7
2a内に進入してわずかに撓屈した転写パッド73の下
端面73bに被膜材料Cが付着される。
【0020】被膜材料Cが付着された転写パッド73
は、上昇に次ぐ右動によって支台74と整合する転写位
置へと移送され、さらにこれを下降させて下端面73b
を支台74上に位置決めされた斜板ワーク3Wの摺接面
3aと圧接させれば、該下端面73b上の被膜材料Cは
移換されて該摺接面3aに被装(転写)される。なお、
被装を終えた斜板ワーク3Wは、必要に応じてこれを支
台74ともども一旦乾燥器内で乾燥し、さらに上記工程
を反復することによって被膜厚さが調整される。そして
反対側の摺接面3aにも同様な被装を施したのち、焼成
工程を経て密着された被膜が形成されることは繰返して
述べるまでもない。
は、上昇に次ぐ右動によって支台74と整合する転写位
置へと移送され、さらにこれを下降させて下端面73b
を支台74上に位置決めされた斜板ワーク3Wの摺接面
3aと圧接させれば、該下端面73b上の被膜材料Cは
移換されて該摺接面3aに被装(転写)される。なお、
被装を終えた斜板ワーク3Wは、必要に応じてこれを支
台74ともども一旦乾燥器内で乾燥し、さらに上記工程
を反復することによって被膜厚さが調整される。そして
反対側の摺接面3aにも同様な被装を施したのち、焼成
工程を経て密着された被膜が形成されることは繰返して
述べるまでもない。
【0021】次いで、斜板ワーク3Wの外周面3bに固
体潤滑剤の被膜を形成する転写方式(ロール転写)につ
いて説明する。図6(a)は転写装置を示す模式図であ
り、図6(b)は斜板ワークとローラ列との関係を示す
模式図である。転写装置80は、例えば二硫化モリブデ
ン、グラファイトからなる固体潤滑剤及びポリアミドイ
ミド樹脂等未硬化の熱硬化性樹脂を含む被膜材料Cが貯
留された貯槽82と、該貯槽82内の被膜材料C中に外
周縁の一部が没入されたメタルローラ83と、該メタル
ローラ83に所定の間隙を容して配置されたコンマロー
ラ84と、斜板ワーク3Wの外周面3bの回転軌跡と整
合する大径部85aが該メタルローラ83に接触配置さ
れた合成ゴム製の転写ローラ85と、斜板ワーク3Wを
回転可能に保持するワークホルダ86及び上記ローラ列
83、85をそれぞれ矢印方向へ回転駆動する駆動機構
81とを備えている。
体潤滑剤の被膜を形成する転写方式(ロール転写)につ
いて説明する。図6(a)は転写装置を示す模式図であ
り、図6(b)は斜板ワークとローラ列との関係を示す
模式図である。転写装置80は、例えば二硫化モリブデ
ン、グラファイトからなる固体潤滑剤及びポリアミドイ
ミド樹脂等未硬化の熱硬化性樹脂を含む被膜材料Cが貯
留された貯槽82と、該貯槽82内の被膜材料C中に外
周縁の一部が没入されたメタルローラ83と、該メタル
ローラ83に所定の間隙を容して配置されたコンマロー
ラ84と、斜板ワーク3Wの外周面3bの回転軌跡と整
合する大径部85aが該メタルローラ83に接触配置さ
れた合成ゴム製の転写ローラ85と、斜板ワーク3Wを
回転可能に保持するワークホルダ86及び上記ローラ列
83、85をそれぞれ矢印方向へ回転駆動する駆動機構
81とを備えている。
【0022】したがって、駆動機構81を起動し、ロー
ラ列83、85を回転させると、メタルローラ83の外
周面に付着した被膜材料Cは、コンマローラ84により
膜厚が調整されたのち、接触する転写ローラ85の大径
部85aに移換される。この状態で同様に回転する斜板
ワーク3Wをワークホルダ86を介して転写ローラ85
に接触させると、被膜材料Cは、再度移換されて斜板ワ
ーク3Wの外周面3bに被装(転写)される。被装を終
えて転写ローラ85から離れた斜板ワーク3Wはワーク
ホルダ86から取外され、乾燥工程にて被膜材料C中の
溶剤が除去されたのち、さらに焼成工程を経ることによ
り上記外周面3b上に密着した被膜が形成される。
ラ列83、85を回転させると、メタルローラ83の外
周面に付着した被膜材料Cは、コンマローラ84により
膜厚が調整されたのち、接触する転写ローラ85の大径
部85aに移換される。この状態で同様に回転する斜板
ワーク3Wをワークホルダ86を介して転写ローラ85
に接触させると、被膜材料Cは、再度移換されて斜板ワ
ーク3Wの外周面3bに被装(転写)される。被装を終
えて転写ローラ85から離れた斜板ワーク3Wはワーク
ホルダ86から取外され、乾燥工程にて被膜材料C中の
溶剤が除去されたのち、さらに焼成工程を経ることによ
り上記外周面3b上に密着した被膜が形成される。
【0023】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1〜5記
載の発明は、斜板式圧縮機用斜板の摺接面に形成された
固体潤滑剤の被膜がその優れた潤滑性能を発揮するだけ
でなく、転写方式による被装によって、被膜材料の歩留
りや膜厚の管理など経済性、生産性のいずれの観点から
も頗る有利となる。
載の発明は、斜板式圧縮機用斜板の摺接面に形成された
固体潤滑剤の被膜がその優れた潤滑性能を発揮するだけ
でなく、転写方式による被装によって、被膜材料の歩留
りや膜厚の管理など経済性、生産性のいずれの観点から
も頗る有利となる。
【0024】そして請求項3記載の発明のように、斜板
の摺接面に形成される被膜の素地に粗面加工を施したも
のでは、素地表面の凹凸部に被膜材料がくい込むいわゆ
るアンカー効果により、被膜の密着強度が向上し、しか
も請求項4記載の発明のように、斜板の摺接面及び外周
面に形成される被膜の下層に錫を主体とした下地メッキ
を施したものでは、一層良好な耐久性が保証される。
の摺接面に形成される被膜の素地に粗面加工を施したも
のでは、素地表面の凹凸部に被膜材料がくい込むいわゆ
るアンカー効果により、被膜の密着強度が向上し、しか
も請求項4記載の発明のように、斜板の摺接面及び外周
面に形成される被膜の下層に錫を主体とした下地メッキ
を施したものでは、一層良好な耐久性が保証される。
【図1】本発明の実施形態に係る両頭形斜板式圧縮機の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図2】同圧縮機に使用される両頭形のピストンであっ
て、(a)はその全容を示す斜視図、(b)は自転防止
用の干渉面を示す縦断面図である。
て、(a)はその全容を示す斜視図、(b)は自転防止
用の干渉面を示す縦断面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る片頭形斜板式圧縮機の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図4】同圧縮機に使用される片頭形のピストンであっ
て、(a)は正面図(b)は自転防止用の干渉面を示す
側面図である。
て、(a)は正面図(b)は自転防止用の干渉面を示す
側面図である。
【図5】斜板摺接面の転写装置を示す模式図である。
【図6】斜板外周面の転写装置であって、(a)はその
概要を示す模式図、(b)は斜板ワークとローラ列を示
す展開図である。
概要を示す模式図、(b)は斜板ワークとローラ列を示
す展開図である。
1A、1Bはシリンダブロック、2は駆動軸、3は斜
板、3bは外周面、5はボア、6はピストン、6dは自
転防止用の干渉面
板、3bは外周面、5はボア、6はピストン、6dは自
転防止用の干渉面
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F04B 27/08 A (72)発明者 片山 誠二 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 加藤 崇行 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 池田 勇人 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 多賀 正明 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内
Claims (5)
- 【請求項1】シリンダブロックに並設された複数のボア
と、該ボアに嵌挿されたピストンと、駆動軸と共に回転
しシューを介して該ピストンと連係する斜板とを備えた
斜板式圧縮機において、上記斜板はアルミニウム合金を
母材とし、上記シューとの摺接面には、二硫化モリブデ
ン、二硫化タングステン、グラファイトの少なくとも一
種からなる固体潤滑剤の被膜が転写方式により形成され
ていることを特徴とする斜板式圧縮機。 - 【請求項2】上記ピストンの自転防止用の干渉面と衝接
する上記斜板の外周面には、上記固体潤滑剤の被膜が転
写方式により形成されていることを特徴とする請求項1
記載の斜板式圧縮機。 - 【請求項3】上記斜板の摺接面に形成される上記固体潤
滑剤の被膜の素地には粗面加工が施されていることを特
徴とする請求項1又は2記載の斜板式圧縮機。 - 【請求項4】上記斜板の摺接面及び外周面に形成される
上記固体潤滑剤の被膜の下層には錫を主体とする下地メ
ッキが施されていることを特徴とする請求項2、又は3
記載の斜板式圧縮機。 - 【請求項5】上記斜板の摺接面に形成される上記固体潤
滑剤の被膜の精度が研削加工によって調整されているこ
とを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の斜板式圧
縮機。
Priority Applications (10)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10106703A JPH11173263A (ja) | 1997-10-09 | 1998-04-16 | 斜板式圧縮機 |
KR1019997005047A KR100327084B1 (ko) | 1997-10-09 | 1998-09-29 | 사판식 압축기 |
IDW990492D ID23519A (id) | 1997-10-09 | 1998-09-29 | Kompresor jenis piringan hentak |
CA002274479A CA2274479A1 (en) | 1997-10-09 | 1998-09-29 | Swash plate compressor |
CN98801496A CN1127619C (zh) | 1997-10-09 | 1998-09-29 | 旋转斜盘式压缩机 |
PCT/JP1998/004377 WO1999019625A1 (fr) | 1997-10-09 | 1998-09-29 | Compresseur a plateau oscillant |
EP98944301A EP0943800A4 (en) | 1997-10-09 | 1998-09-29 | SWASH DISC COMPRESSOR |
BR9806308-1A BR9806308A (pt) | 1997-10-09 | 1998-09-29 | Compressor do tipo placa oscilante |
TW087116716A TW430719B (en) | 1997-10-09 | 1998-10-08 | Swash plate type compressor |
US10/091,961 US6694864B2 (en) | 1997-10-09 | 2002-03-06 | Swash plate type compressor |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27765797 | 1997-10-09 | ||
JP9-277657 | 1997-10-09 | ||
JP10106703A JPH11173263A (ja) | 1997-10-09 | 1998-04-16 | 斜板式圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11173263A true JPH11173263A (ja) | 1999-06-29 |
Family
ID=26446814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10106703A Pending JPH11173263A (ja) | 1997-10-09 | 1998-04-16 | 斜板式圧縮機 |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0943800A4 (ja) |
JP (1) | JPH11173263A (ja) |
KR (1) | KR100327084B1 (ja) |
CN (1) | CN1127619C (ja) |
BR (1) | BR9806308A (ja) |
CA (1) | CA2274479A1 (ja) |
ID (1) | ID23519A (ja) |
TW (1) | TW430719B (ja) |
WO (1) | WO1999019625A1 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1128066A2 (en) | 2000-02-22 | 2001-08-29 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Swash plate with film coating |
EP1128065A2 (en) | 2000-02-22 | 2001-08-29 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Application of a lubricating film on a compressor swash plate |
JP2002317758A (ja) * | 2001-04-20 | 2002-10-31 | Toyota Industries Corp | 斜板式圧縮機における斜板 |
KR100482020B1 (ko) * | 2001-04-25 | 2005-04-13 | 가부시키가이샤 도요다 지도숏키 | 사판 압축기용 슈 및 이것이 설치된 사판 압축기 |
JP2016536110A (ja) * | 2013-10-07 | 2016-11-24 | プラックセアー エス.ティ.テクノロジー、 インコーポレイテッド | 基板表面上に特定のパターンを有する材料を適用するための改良された、そして新規な方法 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002317757A (ja) * | 2001-04-20 | 2002-10-31 | Toyota Industries Corp | 容量可変型斜板式圧縮機における斜板 |
US6543333B2 (en) | 2001-06-01 | 2003-04-08 | Visteon Global Technologies, Inc. | Enriched cobalt-tin swashplate coating alloy |
JP2003049766A (ja) | 2001-08-03 | 2003-02-21 | Toyota Industries Corp | 摺動部品及び圧縮機 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1981002767A1 (en) * | 1980-03-28 | 1981-10-01 | Taiho Kogyo Co Ltd | Shoe for swash plate type compressor and method for manufacturing the same |
JPS57146070A (en) * | 1981-03-06 | 1982-09-09 | Taiho Kogyo Co Ltd | Swash plate type compressor |
JPS6022080A (ja) * | 1983-07-15 | 1985-02-04 | Taiho Kogyo Co Ltd | 斜板式コンプレツサ |
JP2634617B2 (ja) * | 1988-03-01 | 1997-07-30 | 株式会社リケン | 斜板式圧縮機用シユー |
JPH0697033B2 (ja) * | 1988-11-11 | 1994-11-30 | 株式会社豊田自動織機製作所 | 斜板式圧縮機 |
JP3568061B2 (ja) * | 1995-05-17 | 2004-09-22 | 大豊工業株式会社 | 斜板式コンプレッサーの斜板及び斜板とシューとの組合わせ |
US5655432A (en) * | 1995-12-07 | 1997-08-12 | Ford Motor Company | Swash plate with polyfluoro elastomer coating |
-
1998
- 1998-04-16 JP JP10106703A patent/JPH11173263A/ja active Pending
- 1998-09-29 CA CA002274479A patent/CA2274479A1/en not_active Abandoned
- 1998-09-29 BR BR9806308-1A patent/BR9806308A/pt not_active IP Right Cessation
- 1998-09-29 KR KR1019997005047A patent/KR100327084B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1998-09-29 CN CN98801496A patent/CN1127619C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1998-09-29 WO PCT/JP1998/004377 patent/WO1999019625A1/ja not_active Application Discontinuation
- 1998-09-29 ID IDW990492D patent/ID23519A/id unknown
- 1998-09-29 EP EP98944301A patent/EP0943800A4/en not_active Withdrawn
- 1998-10-08 TW TW087116716A patent/TW430719B/zh active
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1128066A2 (en) | 2000-02-22 | 2001-08-29 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Swash plate with film coating |
EP1128065A2 (en) | 2000-02-22 | 2001-08-29 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Application of a lubricating film on a compressor swash plate |
US6487958B2 (en) | 2000-02-22 | 2002-12-03 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Method for forming a film on a constituent part in a compressor |
JP2002317758A (ja) * | 2001-04-20 | 2002-10-31 | Toyota Industries Corp | 斜板式圧縮機における斜板 |
JP4496662B2 (ja) * | 2001-04-20 | 2010-07-07 | 株式会社豊田自動織機 | 斜板式圧縮機における斜板 |
KR100482020B1 (ko) * | 2001-04-25 | 2005-04-13 | 가부시키가이샤 도요다 지도숏키 | 사판 압축기용 슈 및 이것이 설치된 사판 압축기 |
JP2016536110A (ja) * | 2013-10-07 | 2016-11-24 | プラックセアー エス.ティ.テクノロジー、 インコーポレイテッド | 基板表面上に特定のパターンを有する材料を適用するための改良された、そして新規な方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1127619C (zh) | 2003-11-12 |
BR9806308A (pt) | 2000-03-14 |
ID23519A (id) | 2000-04-27 |
KR100327084B1 (ko) | 2002-03-06 |
EP0943800A1 (en) | 1999-09-22 |
CA2274479A1 (en) | 1999-04-22 |
KR20000069345A (ko) | 2000-11-25 |
WO1999019625A1 (fr) | 1999-04-22 |
CN1241245A (zh) | 2000-01-12 |
EP0943800A4 (en) | 2001-06-06 |
TW430719B (en) | 2001-04-21 |
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