JPH11171812A - ベンジルエーテル系デンドリマー化合物 - Google Patents
ベンジルエーテル系デンドリマー化合物Info
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- JPH11171812A JPH11171812A JP35630397A JP35630397A JPH11171812A JP H11171812 A JPH11171812 A JP H11171812A JP 35630397 A JP35630397 A JP 35630397A JP 35630397 A JP35630397 A JP 35630397A JP H11171812 A JPH11171812 A JP H11171812A
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Abstract
にする中間体として有用な新規なベンジルエーテル系デ
ンドリマー化合物を提供する。 【解決手段】下記一般式(1)で表わされるベンジルエ
ーテル系デンドリマー化合物。 【化1】 [式中、Rは置換もしくは非置換のベンジルオキシ基であ
り、 R1は水素原子又は置換もしくは非置換のベンジル
オキシ基であり、R2、R3及びR4は独立に水素原子、水酸
基、ハロゲン原子、アルキル基、アリール基、アラルキ
ル基、アルカリール基、アルコキシ基、アルケニル基、
アルケニルオキシ基、アシル基、アルコキシカルボニル
基、アルキロイルオキシ基、アリーロイルオキシ基、シ
アノ基又はニトロ基(これらの基は置換基を有していて
もよい)又は置換又は非置換のベンジルオキシ基を表わ
し、但しR2、R3及びR4の少なくとも一つは置換もしくは
非置換のベンジルオキシ基である。]
Description
テル系デンドリマー化合物に関し、詳しくは従来のデン
ドリマー化合物と比較して、より少ない反応段階で高分
子量体を合成することができ、化学分野、医薬分野、電
子材料分野などにおいて期待される種々の高機能材料の
創製に有用なベンジルエーテル系デンドリマー化合物に
関する。
ない構造をもち、広範な分野への応用が期待されてい
る。しかしながらその合成には保護基による保護、反
応、脱保護等の多段階の反応の繰り返しが必要で、これ
が大量合成の際の障害となり、今のところ工業的に実用
化された例はない。
は、中心核に多数の水酸基を有するカリックスレゾルシ
ンアレン類を用いることで、より少ない反応段階で高分
子量体の合成を可能にする中間体として有用な新規なデ
ンドリマー化合物を提供することである。
般式(1)で表わされるベンジルエーテル系デンドリマ
ー化合物(以下、単に「デンドリマー化合物」という)
を提供する。
り、 R1は水素原子又は置換もしくは非置換のベンジル
オキシ基であり、R2、R3及びR4は独立に水素原子、水酸
基、ハロゲン原子、アルキル基、アリール基、アラルキ
ル基、アルカリール基、アルコキシ基、アルケニル基、
アルケニルオキシ基、アシル基、アルコキシカルボニル
基、アルキロイルオキシ基、アリーロイルオキシ基、シ
アノ基又はニトロ基(これらの基は置換基を有していて
もよい)又は置換もしくは非置換のベンジルオキシ基を
表わし、但しR2、R3及びR4の少なくとも一つは置換もし
くは非置換のベンジルオキシ基である。]
表わされるハロゲン原子としては、塩素原子、臭素原子
及びヨウ素原子が例示され、アルキル基としてはメチル
基、エチル基、プロピル基、n-プロピル基、n-ブチル
基、イソブチル基、sec-ブチル基、tert-ブチル基等の
炭素原子数1〜4のアルキル基が例示され、アリール基と
してはフェニル基、ナフチル基等の炭素原子数6〜15
のものが例示され、アラルキル基としてはベンジル基等
の炭素原子数7〜16のものが例示され、アルカリール
基としてはトリル基、キシリル基等の炭素原子7〜16
のものが例示され、アルコキシ基としてはメトキシ基、
エトキシ基、ヒドロキシエトキシ基、プロポキシ基、ヒ
ドロキシプロポキシ基、イソプロポキシ基、n-ブトキシ
基、イソブトキシ基、sec-ブトキシ基、tert-ブトキシ
基等の置換及び非置換の炭素原子数1〜4のアルコキシ基
が例示され、アルケニル基としてはビニル基、プロペニ
ル基、アリル基、ブテニル基等の炭素原子数2〜4のアル
ケニル基が例示され、アルケニルオキシ基としては、ア
リロキシ基等の炭素原子数2〜12のアルケニルオキシ基
が例示され、アシル基としてはホルミル基、アセチル
基、プロピオニル基、ブチリル基、バレリル基、イソバ
レリル基、ピバロイル基等の炭素原子数1〜5の脂肪族ア
シル基、及びベンゾイル基、トルオイル基等の芳香族ア
シル基が例示され、アルコキシカルボニル基としてはメ
トキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、n-
ブトキシカルボニル基、イソブトキシカルボニル基、se
c-ブトキシカルボニル基、tert-ブトキシカルボニル基
等の炭素原子数2〜5のアルコキシカルボニル基が例示さ
れ、アルキロイルオキシ基としてはアセトキシ基、プロ
ピオニルオキシ基、ブチリルオキシ基、イソブチリルオ
キシ基、バレリルオキシ基、イソバレリルオキシ基、ピ
バロイルオキシ基などが例示され、アリーロイルオキシ
基としてはベンゾイルオキシ基等が例示される。
換のベンジルオキシ基は、デンドリマーの枝成分を構成
するものであり、分岐を有する構造であれば、特に限定
されない。該置換もしくは非置換のベンジルオキシ基の
具体的な例として、一般式(2)又は(3):
なり、水素原子、水酸基、ハロゲン原子、アルキル基、
アリール基、アラルキル基、アルカリール基、アルコキ
シ基、アルケニル基、アルケニルオキシ基、アシル基、
アルコキシカルボニル基、アルキロイルオキシ基、アリ
ーロイルオキシ基、シアノ基又はニトロ基を表わし、ま
たこれらの基は置換基を有していてもよい。]
子、水酸基、ハロゲン原子、アルキル基、アリール基、
アラルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、アルケニ
ルオキシ基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アル
キロイルオキシ基、アリーロイルオキシ基、シアノ基又
はニトロ基を表わし、またこれらの基は置換基を有して
いてもよい。]で表わされる構造を挙げることができ
る。
ー化合物の具体的なものとして、例えば、一般式(4)
あるいは(5)で表わされる構造を挙げることができ
る。
(3)で表わされる構造を示す。]
で表わされる構造を示す。] さらに、より具体的なデンドリマー化合物の構造とし
て、例えば、一般式(6)〜(9)で表わされる構造を挙
げることができる。
る。] 一般式(6)〜(9)で表わされるデンドリマー化合物の
具体例として、一般式(6)〜(9)において、R5、R7、
R8、R10、R11、R13が水酸基又はアリロキシ基であり、R
6、R9、R12が水素原子であるものを挙げることができ
る。
とえば、次のようにして製造することができる。即ち、
下記の合成経路:
て独立に水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アリー
ル基、アラルキル基、アルカリール基、アルコキシ基、
アルケニル基、アルケニルオキシ基、アシル基、アルコ
キシカルボニル基、アルキロイルオキシ基、アリーロイ
ルオキシ基、シアノ基又はニトロ基(これらの基は置換
基を有していてもよい)であり、式(I)〜(IV)、
(VI)においてX及び水酸基もしくはアリロキシ基
(−OAll)はベンゼン環の3〜5位に結合し、pは0〜3
の整数である。]
(I)が水酸基を有する場合には、これにアリルブロミ
ドを炭酸カリウム、よう化ナトリウムの存在下、有機溶
媒、たとえばアセトン中で反応させ、アリロキシ安息香
酸メチル化合物(II)(但し、ここではpは1〜3の整
数)を得る(行程i)。次に、このアリロキシ安息香酸
メチル化合物(II)をテトラヒドロフラン等の溶媒中に
おいて水素化アルミニウムリチウム等の還元剤で還元
し、ベンジルアルコール化合物(III)(但し、ここで
はpは1〜3の整数)を得る(行程ii)。一方、出発化
合物である安息香酸メチル化合物(I)が水酸基を有し
ない場合にはこれを保護する行程(i)を省略して行程
(ii)を行う。次に、該ベンジルアルコール化合物(II
I)と四臭化炭素とをトリフェニルホスフィンの存在
下、テトラヒドロフラン等の溶媒中で反応させ、ベンジ
ルブロミド化合物(IV)を得る(行程III)。別途、レ
ゾルシノールまたはピロガロールと、これと等モル量の
一般式:
あり、Yと水酸基はベンゼン環の3〜5位に結合してい
る)
ド、例えば、3,5-ジヒドロキシベンズアルデヒドや3,4,
5,-トリヒドロキシベンズアルデヒドを溶媒、例えば水
中で、塩酸等の酸性触媒の存在下で数時間反応させ、カ
リックス[4]レゾルシンアレン化合物(V)(式中、Zは
水素原子または水酸基である)を得る。
合物(IV)とこうして得られたカリックス[4]レゾルシ
ンアレン化合物(V)とを、18-クラウン-6-エーテル及
び炭酸カリウムの存在下、アセトン等の適当な溶媒中で
反応させ、本発明のベンジルエーテル系デンドリマー化
合物(VI)を得る。(行程IV) さらにデンドリマー化合物(VI)がアリル基で保護した
水酸基を有するものである場合には、これを、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン等の溶媒中で、パラジウム等を
含む有機金属化合物を触媒として、ギ酸アンモニウム等
の存在下で反応させることで脱保護を行い、水酸基を有
する本発明のデンドリマー化合物(VII)を得ることが
できる。(行程V) こうして得られるデンドリマー化合物の代表例が一般式
(6)及び一般式(7)で表されるものである。
(VII)が導入されたベンジルオキシ基のベンゼン環に
水酸基を有するものである場合には、これにベンジルブ
ロミド化合物(IV)を行程(IV)と同様にして反応させ
ると、該水酸基の部位にさらにベンジルオキシ基を導入
され、さらに別の本発明のデンドリマー化合物が得られ
る。こうして得られるデンドリマー化合物の代表例が一
般式(8)及び一般式(9)で表わされるデンドリマー化合
物である。
ンドリマー化合物の合成 (1)C-3,5-ジヒドロキシフェニルカリックス[4]レゾル
シンアレンの合成 冷却管及び滴下ろうとを装着した100ml三口フラスコに
レゾルシノール3.6g(33mmol)、3,5-ジヒドロキシベン
ズアルデヒド4.5g(33mmol)、蒸留水90mlを加え、濃塩
酸15mlをゆっくり滴下させた。滴下終了後、80℃で5時
間反応させた。反応終了後、生成した沈殿をろ過し、30
mlの蒸留水で洗浄した。引き続き、アセトン、メタノー
ルで洗浄後、減圧下に乾燥することで、3.6gの固体を得
た。
トルの測定から、下記式(11)で表わされるC-3,5-ジヒ
ドロキシフェニルカリックス[4]レゾルシンアレンであ
ることを確認した。収率48%。1 H-NMRスペクトル: 図1に示す。
ルから求めた分子量は、計算値と一致した。 計算値 948 [M+Na]+ 測定値 920 [M+Na]+
の合成 冷却管を装着した500ml三口フラスコに3,5-ジヒドロキ
シ安息香酸10.8g(70mmol)、メタノール90ml、硫酸1.3
mlを加え、75℃で8時間還流させた。反応終了後、溶媒
を濃縮しジエチルエーテルに溶解させ、水洗した。有機
層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過した後に溶媒を
濃縮し白色の固体として、3,5-ジヒドロキシ安息香酸メ
チルを得た。収率95%。
コに3,5-ジヒドロキシ安息香酸メチル7g(41.7mmol)、
3-ブロモプロペン10.8ml(125mmol)、炭酸カリウム17.
3g(125mmol)、よう化ナトリウム0.18g(1.25mmol)、
アセトン150mlを加え、窒素気流下中、55℃で24時間還
流させた。反応終了後、塩をろ過し、溶媒を濃縮したあ
と、ジエチルエーテルに溶解させ、飽和食塩水、飽和炭
酸ナトリウム水溶液で洗った。有機層を硫酸ナトリウム
で乾燥させ、ろ過した後に溶媒を濃縮し、白色固体とし
て3,5-ジアリロキシ安息香酸メチル9.31g(収率90%)
を得た。
0ml三口フラスコに水素化アルミニウムリチウム1.53g
(40.3mmol)、蒸留したテトラヒドロフランを加え撹拌
した。滴下ろうとにテトラヒドロフランで希釈した前記
3,5-ジアリロキシ安息香酸メチル5g(20.2mmol)を入
れ、ゆっくり滴下した。滴下終了後、窒素気流下中、70
℃で5時間還流させ、その後に室温で一晩撹拌した。反
応終了後、蒸留水9mlをゆっくり加え、塩をろ過した。
溶媒を濃縮した後、ジエチルエーテルに溶解させ炭酸ナ
トリウム水溶液、食塩水で洗った。有機層を硫酸マグネ
シウムで乾燥させ、ろ過した後に溶媒を濃縮し、無色透
明の液体として3,5-ジアリロキシベンジルアルコール3.
25g(収率73%)を得た。
3,5-ジアリロキシベンジルアルコール2.79g(12.7mmo
l)、四臭化炭素5.89g(17.8mmol)、テトラヒドロフラ
ン100mlを入れ撹拌し、トリフェニルホスフィン4.66g
(17.8mmol)を5分毎、5回に分けて加えて室温で3時間
撹拌した。反応終了後、溶液をろ過し溶媒を濃縮した。
精製はカラムクロマトグラフィー(展開溶媒=ジクロロ
メタン:n-ヘキサン=2:3)により行い、黄色の液体と
して式(12)で表される3,5-ジアリロキシベンジルブロ
ミド2.15g(収率60%)を得た。
結果は次の通りである。 ・1H-NMR (DMSO-d6) δ 4.60 (s, 2H, -CH 2Br) 4.53-4.55 (d, 4H, -OCH 2-C) 5.24-5.43 (dd, 4H, -C=CH 2) 5.96-6.08 (m, 2H, -CH=C) 6.49-6.50 (t, 1H, ArH) 6.63-6.64 (d, 2H, ArH)
(11)で表されるC-3,5-ジヒドロキシフェニルカリックス
[4]レゾルシンアレン0.81g(0.88mmol)、上記で合成し
た式(12)で表される3,5-ジアリロキシベンジルブロミド
6.0g(21mmol)、18-クラウン-6-エーテル0.56g(2.1mm
ol)、炭酸カリウム2.9g(21mmol)、アセトン120mlを
加え、窒素雰囲気下で48時間還流させた。反応終了後、
塩をろ過し、溶媒を濃縮した。これをジエチルエーテル
に溶解させ、炭酸ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層
を硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過した後にろ液を濃縮
し黄色の液体を得た。これをクロロホルムに溶解し、メ
タノールに再沈殿して精製した。下記式(13)で表わさ
れるデンドリマー化合物2.9g(収率79%)を得た。1H-N
MR、及びMALDI-TOF-Massスペクトルの測定により、目的
とする構造のデンドリマー化合物得られたことを確認し
た。
クトルの測定結果は次の通りである。 1H-NMR (DMSO-d6) δ 4.0-4.9 (100H, -CH, -OCH 2-C, -OCH 2-Ph) 5.0-5.5 (64H, -C=CH 2) 5.6-6.1 (32H, -CH=C) 6.1-6.8 (68H, ArH) ・MALDI-TOF-Massスペクトルを図4に示す。該スペクト
ルの測定結果は次の通りである。 MALDI-TOF-Mass 計算値 4131 [M+Na]+ 測定値 4239 [M+Na]+
リマー化合物の合成 実施例1で得られた式(13)で表されるデンドリマー化合
物0.50g(0.12mmol)をテトラヒドロフラン20mlに溶解
し、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロ
リド54mg(0.077mmol)、ぎ酸アンモニウム0.97g(15mm
ol)を加え24時間還流した。反応溶液を濃縮した後、10
%水酸化ナトリウム水溶液に溶解し、ジエチルエーテル
で洗浄した。水層に塩酸を徐々に加え、弱酸性とし酢酸
エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し
た後濃縮した。得られた固体を、メタノールに溶解し、
水で再沈殿して精製し、下式(14)で表わされるデンド
リマー化合物を得た。0.27g(収率78%)。該化合物の1
H-NMRスペクトル(図5に示す)の測定結果は次の通り
である。
た分子量は次の通りであり、計算値と一致した。 ・MALDI-TOF-Massスペクトル 計算値 2850 [M+Na]+ 測定値 2898 [M+Na]+
デンドリマー化合物の合成 実施例2で得られた、式(14)で表される水酸基を有する
デンドリマー化合物0.10g(0.035mmol)、上記で合成し
た式(12)で表される3,5-ジアリロキシベンジルブロミド
0.47g(1.7mmol)、18-クラウン-6-エーテル44mg(0.17
mmol)、炭酸カリウム0.23g(1.7mmol)、アセトン30ml
を加え、窒素雰囲気下で72時間還流させた。反応終了
後、実施例1(3)と同様の方法で処理して、下記式(1
5)で表わされるデンドリマー化合物0.13g(収率40%)
を得た。該化合物の1H-NMRスペクトル(図7に示す)の
測定結果を示す。原料の水酸基に由来するシグナルが消
失していること、強度比が計算値と一致することから目
的の構造のデンドリマー化合物が得られていることを確
認した。
質であり、従来の構造のデンドリマー化合物と比較し
て、より少ない反応段階数で高分子量体を製造すること
ができ、種々の高機能材料の創製に有用なデンドリマー
化合物を容易に製造することができる中間体として有用
である。
ェニルカリックス[4]レゾルシンアレンの1H-NMRスペク
トルを示す。
ェニルカリックス[4]レゾルシンアレンのMALDI-TOF-Mas
sスペクトルを示す。
1H-NMRスペクトルを示す。
MALDI-TOF-Massスペクトルを示す。
1H-NMRスペクトルを示す。
MALDI-TOF-Massスペクトルを示す。
1H-NMRスペクトルを示す。
Claims (4)
- 【請求項1】下記一般式(1)で表わされるベンジルエ
ーテル系デンドリマー化合物。 【化1】 [式中、Rは置換もしくは非置換のベンジルオキシ基であ
り、R1は水素原子又は置換もしくは非置換のベンジルオ
キシ基であり、R2、R3及びR4は独立に水素原子、水酸
基、ハロゲン原子、アルキル基、アリール基、アラルキ
ル基、アルカリール基、アルコキシ基、アルケニル基、
アルケニルオキシ基、アシル基、アルコキシカルボニル
基、アルキロイルオキシ基、アリーロイルオキシ基、シ
アノ基又はニトロ基(これらの基は置換基を有していて
もよい)又は置換又は非置換のベンジルオキシ基を表わ
し、但しR2、R3及びR4の少なくとも一つは置換もしくは
非置換のベンジルオキシ基である。] - 【請求項2】前記置換もしくは非置換のベンジルオキシ
基が、下記一般式(2)又は(3)で表わされる基である
請求項1に記載のベンジルエーテル系デンドリマー化合
物。 【化2】 [ここで、 R5、R6、R7、R8、R9及びR10は、同一又は異
なり、水素原子、水酸基、ハロゲン原子、アルキル基、
アリール基、アラルキル基、アルカリール基、アルコキ
シ基、アルケニル基、アルケニルオキシ基、アシル基、
アルコキシカルボニル基、アルキロイルオキシ基、アリ
ーロイルオキシ基、シアノ基又はニトロ基を表わし、ま
たこれらの基は置換基を有していてもよい。] 【化3】 [ここで、R11、R12及びR13は同一又は異なり、水素原
子、水酸基、ハロゲン原子、アルキル基、アリール基、
アラルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、アルケニ
ルオキシ基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アル
キロイルオキシ基、アリーロイルオキシ基、シアノ基又
はニトロ基を表わし、またこれらの基は置換基を有して
いてもよい。] - 【請求項3】R2及びR4が置換もしくは非置換のベンジル
オキシ基であり、R1及びR3が水素原子であるか、又はR3
が置換もしくは非置換のベンジルオキシ基であり、R1、
R2、R4が水素原子である請求項1に記載のベンジルエー
テル系デンドリマー化合物。 - 【請求項4】式(11): 【化4】 で表されるC-3,5-ジヒドロキシフェニルカリックス[4]
レゾルシンアレン。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35630397A JP4092391B2 (ja) | 1997-12-09 | 1997-12-09 | ベンジルエーテル系デンドリマー化合物 |
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Cited By (3)
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US8728631B2 (en) | 2003-09-12 | 2014-05-20 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Dendrimer compound and organic luminescent device employing the same |
CN113024869A (zh) * | 2021-03-10 | 2021-06-25 | 浙江奋飞科技有限公司 | 用于橡胶型材表面改性的自组装纳米复合涂层及其应用 |
-
1997
- 1997-12-09 JP JP35630397A patent/JP4092391B2/ja not_active Expired - Lifetime
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