JPH11170859A - 自動車のデフロスタ装置 - Google Patents
自動車のデフロスタ装置Info
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- JPH11170859A JPH11170859A JP9362685A JP36268597A JPH11170859A JP H11170859 A JPH11170859 A JP H11170859A JP 9362685 A JP9362685 A JP 9362685A JP 36268597 A JP36268597 A JP 36268597A JP H11170859 A JPH11170859 A JP H11170859A
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- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 16
- 239000005357 flat glass Substances 0.000 claims description 12
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 abstract 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 7
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 5
- 238000000638 solvent extraction Methods 0.000 description 2
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 2
- 108010066114 cabin-2 Proteins 0.000 description 1
- 108010066278 cabin-4 Proteins 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Chemical compound O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 空気量可変手段への操作により、空気ダクト
の吹き出しノズルから吹き出される空気の量が少なくさ
れた場合でも、フロントウィンドガラスの内面がその全
体にわたりほぼ均一に曇り止めされるようにする。 【解決手段】 ヒータユニット14側からの空気15が
空気ダクト16内の空気通路20を通りフロントウィン
ドガラス8の内面に向って吹き出すようにし、上記空気
15の量を可変とする空気量可変手段22を設ける。上
記空気ダクト16の上部を構成する吹き出しノズル19
内の空気通路20を開閉可能とする開閉弁30を設け
る。上記空気量可変手段22により上記空気15の量を
少なくさせるに従って、上記開閉弁30がより閉弁動作
するよう、上記空気量可変手段22に上記開閉弁30を
連動させる。
の吹き出しノズルから吹き出される空気の量が少なくさ
れた場合でも、フロントウィンドガラスの内面がその全
体にわたりほぼ均一に曇り止めされるようにする。 【解決手段】 ヒータユニット14側からの空気15が
空気ダクト16内の空気通路20を通りフロントウィン
ドガラス8の内面に向って吹き出すようにし、上記空気
15の量を可変とする空気量可変手段22を設ける。上
記空気ダクト16の上部を構成する吹き出しノズル19
内の空気通路20を開閉可能とする開閉弁30を設け
る。上記空気量可変手段22により上記空気15の量を
少なくさせるに従って、上記開閉弁30がより閉弁動作
するよう、上記空気量可変手段22に上記開閉弁30を
連動させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体のフロントウ
ィンドガラスの車室側である内面に水蒸気による曇りが
生じないよう、上記ガラスの内面に吹き付けさせる空気
をヒータユニット側から案内する自動車のデフロスタ装
置に関するものである。
ィンドガラスの車室側である内面に水蒸気による曇りが
生じないよう、上記ガラスの内面に吹き付けさせる空気
をヒータユニット側から案内する自動車のデフロスタ装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記自動車のデフロスタ装置には、従
来、実開平2‐82614号公報で示されるものがあ
る。
来、実開平2‐82614号公報で示されるものがあ
る。
【0003】これによれば、車室の前端部で、ヒータユ
ニット側から上方に向って延出する空気ダクトが設けら
れ、この空気ダクトが、その下部を構成する空気ダクト
本体と、この空気ダクト本体の上端から上方に向って延
出し上方に向うに従い車幅方向の寸法が増大すると共に
その上端がフロントウィンドガラスの内面に向って開口
する吹き出しノズルとを備えている。
ニット側から上方に向って延出する空気ダクトが設けら
れ、この空気ダクトが、その下部を構成する空気ダクト
本体と、この空気ダクト本体の上端から上方に向って延
出し上方に向うに従い車幅方向の寸法が増大すると共に
その上端がフロントウィンドガラスの内面に向って開口
する吹き出しノズルとを備えている。
【0004】上記ヒータユニット側からの空気が上記空
気ダクト内の空気通路を通り上記フロントウィンドガラ
スの内面に向って吹き出され、この空気が上記フロント
ウィンドガラスの内面に衝突し、かつ、この内面に沿っ
て流れることにより、上記内面の曇り止めがなされるよ
うになっている。
気ダクト内の空気通路を通り上記フロントウィンドガラ
スの内面に向って吹き出され、この空気が上記フロント
ウィンドガラスの内面に衝突し、かつ、この内面に沿っ
て流れることにより、上記内面の曇り止めがなされるよ
うになっている。
【0005】また、上記構成の場合、吹き出しノズルか
ら吹き出される空気は、上記した曇り止めとして働くと
同時に、車室内に向って吹き出されて、主に、この車室
の温度を変化させるものであるため、乗員等により、上
記空気の量を可変とさせることが求められる。そこで、
従来、一般に、上記空気の量を可変とする空気量可変手
段が設けられている。
ら吹き出される空気は、上記した曇り止めとして働くと
同時に、車室内に向って吹き出されて、主に、この車室
の温度を変化させるものであるため、乗員等により、上
記空気の量を可変とさせることが求められる。そこで、
従来、一般に、上記空気の量を可変とする空気量可変手
段が設けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記吹き出
しノズルからの吹き出される空気の量が多いときには、
上記吹き出しノズルにおける空気の速度は速くなるた
め、この空気は、上記吹き出しノズルの車幅方向におけ
る中央部は勿論、各側部をも通って扇形に吹き出され、
もって、上記フロントウィンドガラスの内面がその全体
にわたりほぼ均一に曇り止めされることとなる。
しノズルからの吹き出される空気の量が多いときには、
上記吹き出しノズルにおける空気の速度は速くなるた
め、この空気は、上記吹き出しノズルの車幅方向におけ
る中央部は勿論、各側部をも通って扇形に吹き出され、
もって、上記フロントウィンドガラスの内面がその全体
にわたりほぼ均一に曇り止めされることとなる。
【0007】しかし、上記空気量可変手段への操作によ
り、空気の量が少なくされたときには、上記吹き出しノ
ズルにおける空気の速度が遅くなって、特に、上記吹き
出しノズルの各側部を通りにくくなり、よって、フロン
トウィンドガラスの内面の各側部における曇り止めが不
十分になって、この曇り止めが不均一になるおそれを生
じる。
り、空気の量が少なくされたときには、上記吹き出しノ
ズルにおける空気の速度が遅くなって、特に、上記吹き
出しノズルの各側部を通りにくくなり、よって、フロン
トウィンドガラスの内面の各側部における曇り止めが不
十分になって、この曇り止めが不均一になるおそれを生
じる。
【0008】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、空気量可変手段への操作により、空気ダ
クトの吹き出しノズルから吹き出される空気の量が少な
くされた場合でも、フロントウィンドガラスの内面がそ
の全体にわたりほぼ均一に曇り止めされるようにするこ
とを課題とする。
されたもので、空気量可変手段への操作により、空気ダ
クトの吹き出しノズルから吹き出される空気の量が少な
くされた場合でも、フロントウィンドガラスの内面がそ
の全体にわたりほぼ均一に曇り止めされるようにするこ
とを課題とする。
【0009】また、上記した空気の量が少ない場合にお
ける均一な曇り止めが、簡単な構成で、かつ、より確実
に達成されるようにすることを課題とする。
ける均一な曇り止めが、簡単な構成で、かつ、より確実
に達成されるようにすることを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の自動車のデフロスタ装置は、次の如くであ
る。
の本発明の自動車のデフロスタ装置は、次の如くであ
る。
【0011】請求項1の発明は、図1、2に例示するよ
うに、ヒータユニット14側から上方に向って延出する
空気ダクト16を設け、この空気ダクト16が、その下
部を構成する空気ダクト本体18と、この空気ダクト本
体18の上端から上方に向って延出し上方に向うに従い
車幅方向の寸法が増大すると共にその上端がフロントウ
ィンドガラス8の内面に向って開口する吹き出しノズル
19とを備え、上記ヒータユニット14側からの空気1
5が上記空気ダクト16内の空気通路20を通り上記フ
ロントウィンドガラス8の内面に向って吹き出すように
し、上記空気15の量を可変とする空気量可変手段22
を設けた自動車のデフロスタ装置において、
うに、ヒータユニット14側から上方に向って延出する
空気ダクト16を設け、この空気ダクト16が、その下
部を構成する空気ダクト本体18と、この空気ダクト本
体18の上端から上方に向って延出し上方に向うに従い
車幅方向の寸法が増大すると共にその上端がフロントウ
ィンドガラス8の内面に向って開口する吹き出しノズル
19とを備え、上記ヒータユニット14側からの空気1
5が上記空気ダクト16内の空気通路20を通り上記フ
ロントウィンドガラス8の内面に向って吹き出すように
し、上記空気15の量を可変とする空気量可変手段22
を設けた自動車のデフロスタ装置において、
【0012】上記吹き出しノズル19内の空気通路20
を開閉可能とする開閉弁30を設け、上記空気量可変手
段22により上記空気15の量を少なくさせるに従っ
て、上記開閉弁30がより閉弁動作するよう、上記空気
量可変手段22に上記開閉弁30を連動させたものであ
る。
を開閉可能とする開閉弁30を設け、上記空気量可変手
段22により上記空気15の量を少なくさせるに従っ
て、上記開閉弁30がより閉弁動作するよう、上記空気
量可変手段22に上記開閉弁30を連動させたものであ
る。
【0013】請求項2の発明は、図3に例示するよう
に、ヒータユニット14側から上方に向って延出する空
気ダクト16を設け、この空気ダクト16が、その下部
を構成する空気ダクト本体18と、この空気ダクト本体
18の上端から上方に向って延出し上方に向うに従い車
幅方向の寸法が増大すると共にその上端がフロントウィ
ンドガラス8の内面に向って開口する吹き出しノズル1
9とを備え、上記ヒータユニット14側からの空気15
が上記空気ダクト16内の空気通路20を通り上記フロ
ントウィンドガラス8の内面に向って吹き出すように
し、上記空気15の量を可変とする空気量可変手段22
を設けた自動車のデフロスタ装置において、
に、ヒータユニット14側から上方に向って延出する空
気ダクト16を設け、この空気ダクト16が、その下部
を構成する空気ダクト本体18と、この空気ダクト本体
18の上端から上方に向って延出し上方に向うに従い車
幅方向の寸法が増大すると共にその上端がフロントウィ
ンドガラス8の内面に向って開口する吹き出しノズル1
9とを備え、上記ヒータユニット14側からの空気15
が上記空気ダクト16内の空気通路20を通り上記フロ
ントウィンドガラス8の内面に向って吹き出すように
し、上記空気15の量を可変とする空気量可変手段22
を設けた自動車のデフロスタ装置において、
【0014】上記吹き出しノズル19内の空気通路20
を開閉可能とする開閉弁30を設け、この開閉弁30を
その閉弁方向に付勢する付勢手段36を設け、上記開閉
弁30が受ける空気15の圧力でこの開閉弁30が上記
付勢手段36に抗して開弁動作するようにしたものであ
る。
を開閉可能とする開閉弁30を設け、この開閉弁30を
その閉弁方向に付勢する付勢手段36を設け、上記開閉
弁30が受ける空気15の圧力でこの開閉弁30が上記
付勢手段36に抗して開弁動作するようにしたものであ
る。
【0015】請求項3の発明は、図3に例示するよう
に、請求項2の発明に加えて、上記空気ダクト本体18
に対し上記吹き出しノズル19が後上方に向って折れ曲
がるよう上記空気ダクト16を側面視でほぼくの字形状
に形成し、上記吹き出しノズル19内の空気通路20を
前、後通路26,27に仕切る仕切板28を設け、この
仕切板28の下側近傍における上記空気ダクト本体18
の前部に上記開閉弁30の下端部を枢支させ、この枢支
部を中心として上記開閉弁30の上端部側が前後に回動
自在となるようにすると共に、この開閉弁30の上端部
が上記仕切板28の上記前通路26側の面に向うよう上
記付勢手段36により付勢させたものである。
に、請求項2の発明に加えて、上記空気ダクト本体18
に対し上記吹き出しノズル19が後上方に向って折れ曲
がるよう上記空気ダクト16を側面視でほぼくの字形状
に形成し、上記吹き出しノズル19内の空気通路20を
前、後通路26,27に仕切る仕切板28を設け、この
仕切板28の下側近傍における上記空気ダクト本体18
の前部に上記開閉弁30の下端部を枢支させ、この枢支
部を中心として上記開閉弁30の上端部側が前後に回動
自在となるようにすると共に、この開閉弁30の上端部
が上記仕切板28の上記前通路26側の面に向うよう上
記付勢手段36により付勢させたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
により説明する。
【0017】(第1の実施の形態)
【0018】図1、2は、第1の実施の形態を示してい
る。
る。
【0019】図において、符号1は自動車の車体で、矢
印Frはその前方を示している。
印Frはその前方を示している。
【0020】上記車体1の内部が車室2であって、上記
車体1を構成するフロントカウル3は上記車室2の前端
で車幅方向に延びている。また、上記フロントカウル3
に沿って車幅方向に延びこのフロントカウル3を車室2
側から全体的に覆うインスツルメントパネル4が設けら
れ、このインスツルメントパネル4は上記フロントカウ
ル3に締結されて車体1に支持されている。上記フロン
トカウル3の上方にフロントウィンド7が設けられ、こ
のフロントウィンド7はフロントウィンドガラス8を有
している。
車体1を構成するフロントカウル3は上記車室2の前端
で車幅方向に延びている。また、上記フロントカウル3
に沿って車幅方向に延びこのフロントカウル3を車室2
側から全体的に覆うインスツルメントパネル4が設けら
れ、このインスツルメントパネル4は上記フロントカウ
ル3に締結されて車体1に支持されている。上記フロン
トカウル3の上方にフロントウィンド7が設けられ、こ
のフロントウィンド7はフロントウィンドガラス8を有
している。
【0021】上記車室2の前部には、自動車に装備され
る空気調和装置10が設けられている。以下、この空気
調和装置10につき説明する。
る空気調和装置10が設けられている。以下、この空気
調和装置10につき説明する。
【0022】上記インスツルメントパネル4の上面には
その車幅方向の車体中央部11に空気吹き出し口12が
貫通するよう形成され、この空気吹き出し口12は上記
フロントウィンドガラス8の下部内面に向って開口して
いる。上記フロントカウル3の下方にファン等を備えた
ヒータユニット14が設けられている。このヒータユニ
ット14から吐出される空気15を上記空気吹き出し口
12にまで案内する樹脂製の空気ダクト16が上記車体
中央部11に設けられている。
その車幅方向の車体中央部11に空気吹き出し口12が
貫通するよう形成され、この空気吹き出し口12は上記
フロントウィンドガラス8の下部内面に向って開口して
いる。上記フロントカウル3の下方にファン等を備えた
ヒータユニット14が設けられている。このヒータユニ
ット14から吐出される空気15を上記空気吹き出し口
12にまで案内する樹脂製の空気ダクト16が上記車体
中央部11に設けられている。
【0023】上記空気ダクト16は上記ヒータユニット
14側から上方に向って延出しており、上記空気ダクト
16はその下部を構成する空気ダクト本体18と、上記
空気ダクト16の上部を構成し上記空気ダクト本体18
の上端から上方に向って一体的に延出し上方に向うに従
い車幅方向の寸法が増大すると共にその上端が上記フロ
ントウィンドガラス8の下部内面に向って開口する吹き
出しノズル19とを備えている。
14側から上方に向って延出しており、上記空気ダクト
16はその下部を構成する空気ダクト本体18と、上記
空気ダクト16の上部を構成し上記空気ダクト本体18
の上端から上方に向って一体的に延出し上方に向うに従
い車幅方向の寸法が増大すると共にその上端が上記フロ
ントウィンドガラス8の下部内面に向って開口する吹き
出しノズル19とを備えている。
【0024】上記空気ダクト本体18と吹き出しノズル
19の各内部が上記ヒータユニット14側を上記空気吹
き出し口12に連通させる空気通路20とされ、上記ヒ
ータユニット14側からの空気15は上記空気通路20
と空気吹き出し口12とを順次通り上記フロントウィン
ドガラス8の内面に向って吹き出すこととされている。
上記吹き出しノズル19の空気通路20は平面視で車幅
方向に長く延びている。
19の各内部が上記ヒータユニット14側を上記空気吹
き出し口12に連通させる空気通路20とされ、上記ヒ
ータユニット14側からの空気15は上記空気通路20
と空気吹き出し口12とを順次通り上記フロントウィン
ドガラス8の内面に向って吹き出すこととされている。
上記吹き出しノズル19の空気通路20は平面視で車幅
方向に長く延びている。
【0025】上記空気通路20を通る空気15の量を可
変とする空気量可変手段22が設けられている。この空
気量可変手段22は、上記ヒータユニット14のファン
の回転数を増減させるよう制御可能とする電子的な制御
手段23と、この制御手段23を操作するレバー式の操
作部24とを備え、この操作部24への操作により、上
記制御手段23を介して上記ヒータユニット14のファ
ンの回転数が制御され、もって、上記空気15の量が任
意に調整可能とされている。
変とする空気量可変手段22が設けられている。この空
気量可変手段22は、上記ヒータユニット14のファン
の回転数を増減させるよう制御可能とする電子的な制御
手段23と、この制御手段23を操作するレバー式の操
作部24とを備え、この操作部24への操作により、上
記制御手段23を介して上記ヒータユニット14のファ
ンの回転数が制御され、もって、上記空気15の量が任
意に調整可能とされている。
【0026】上記空気ダクト本体18は上記ヒータユニ
ット14側から前上方に向って延出し、上記空気ダクト
本体18に対し上記吹き出しノズル19は後上方に向っ
て折れ曲がることとされ、もって、上記空気ダクト16
は側面視でほぼくの字形状となるよう形成されている。
ット14側から前上方に向って延出し、上記空気ダクト
本体18に対し上記吹き出しノズル19は後上方に向っ
て折れ曲がることとされ、もって、上記空気ダクト16
は側面視でほぼくの字形状となるよう形成されている。
【0027】上記吹き出しノズル19内の空気通路20
を前通路26と後通路27とに前後に仕切る仕切板28
が設けられ、この仕切板28は上記吹き出しノズル19
に一体成形されている。このため、上記前通路26と後
通路27の平面視の各開口はそれぞれ車幅方向に細長く
延びている。
を前通路26と後通路27とに前後に仕切る仕切板28
が設けられ、この仕切板28は上記吹き出しノズル19
に一体成形されている。このため、上記前通路26と後
通路27の平面視の各開口はそれぞれ車幅方向に細長く
延びている。
【0028】上記空気通路20の前通路26を開閉可能
としてその開度を調整可能とする開閉弁30が設けら
れ、この開閉弁30は車幅方向に長く延びると共に上下
方向にも延びている。この開閉弁30の下端部は上記仕
切板28の下側近傍における上記空気ダクト本体18の
前部に車幅方向に延びる枢支部である枢支軸31により
枢支され、この枢支軸31を中心として上記開閉弁30
の上端部側が前後に回動自在とされている。上記開閉弁
30を前後に回動させるサーボモータなどの駆動手段3
2が設けられ、この駆動手段32は上記制御手段23に
電気的に接続されている。
としてその開度を調整可能とする開閉弁30が設けら
れ、この開閉弁30は車幅方向に長く延びると共に上下
方向にも延びている。この開閉弁30の下端部は上記仕
切板28の下側近傍における上記空気ダクト本体18の
前部に車幅方向に延びる枢支部である枢支軸31により
枢支され、この枢支軸31を中心として上記開閉弁30
の上端部側が前後に回動自在とされている。上記開閉弁
30を前後に回動させるサーボモータなどの駆動手段3
2が設けられ、この駆動手段32は上記制御手段23に
電気的に接続されている。
【0029】上記駆動手段32の駆動により、上記開閉
弁30の上端部側を前方に回動させれば(図1中一点鎖
線)、上記前通路26が開かれて、上記空気15が上記
後通路27を通過するのに加えて(図1中実線)、上記
前通路26をも通過することとなる(図1中一点鎖
線)。この場合の上記開閉弁30の動作が開弁動作とさ
れる。
弁30の上端部側を前方に回動させれば(図1中一点鎖
線)、上記前通路26が開かれて、上記空気15が上記
後通路27を通過するのに加えて(図1中実線)、上記
前通路26をも通過することとなる(図1中一点鎖
線)。この場合の上記開閉弁30の動作が開弁動作とさ
れる。
【0030】また、上記駆動手段32の駆動により、上
記開閉弁30の上端部側を後方に回動させれば(図1中
実線)、上記開閉弁30の上端部が上記仕切板28の下
端部の上記前通路26側の面に向って当接可能とされ、
これにより、上記前通路26が閉じられて、上記空気1
5は、上記後通路27を通過させられるが、上記前通路
26の通過が規制される。この場合の上記開閉弁30の
動作が閉弁動作とされる。
記開閉弁30の上端部側を後方に回動させれば(図1中
実線)、上記開閉弁30の上端部が上記仕切板28の下
端部の上記前通路26側の面に向って当接可能とされ、
これにより、上記前通路26が閉じられて、上記空気1
5は、上記後通路27を通過させられるが、上記前通路
26の通過が規制される。この場合の上記開閉弁30の
動作が閉弁動作とされる。
【0031】上記操作部24への操作により、上記制御
手段23を介してヒータユニット14のファンを制御
し、上記空気通路20を通る空気15の量を少なくさせ
るとき、これに従って、上記空気量可変手段22の制御
手段23に上記開閉弁30が連動(制御)されてこの開
閉弁30がより閉弁動作させられるようになっている。
手段23を介してヒータユニット14のファンを制御
し、上記空気通路20を通る空気15の量を少なくさせ
るとき、これに従って、上記空気量可変手段22の制御
手段23に上記開閉弁30が連動(制御)されてこの開
閉弁30がより閉弁動作させられるようになっている。
【0032】なお、この場合、上記操作部24に上記開
閉弁30をリンク機構等により機械的に連動連結させ、
上記操作部24への操作で、空気15の量を少なくさせ
るのに従って、上記開閉弁30をより閉弁動作させるよ
うにしてもよい。
閉弁30をリンク機構等により機械的に連動連結させ、
上記操作部24への操作で、空気15の量を少なくさせ
るのに従って、上記開閉弁30をより閉弁動作させるよ
うにしてもよい。
【0033】上記構成によれば、上記空気量可変手段2
2が上記空気15の量を十分に多くさせているときに
は、上記開閉弁30が開弁動作して、上記空気15が上
記開閉弁30によって制限されることなく上記吹き出し
ノズル19の中央部19aと、各側部19bとを通って
扇形に吹き出され、もって、上記フロントウィンドガラ
ス8の内面がその全体にわたりほぼ均一に曇り止めされ
ることとなる。
2が上記空気15の量を十分に多くさせているときに
は、上記開閉弁30が開弁動作して、上記空気15が上
記開閉弁30によって制限されることなく上記吹き出し
ノズル19の中央部19aと、各側部19bとを通って
扇形に吹き出され、もって、上記フロントウィンドガラ
ス8の内面がその全体にわたりほぼ均一に曇り止めされ
ることとなる。
【0034】一方、上記空気量可変手段22により上記
空気15の量が少なくされたときには、上記開閉弁30
は閉弁動作させられることから、上記吹き出しノズル1
9の空気通路20の側面視の幅寸法が狭くされることに
より、その断面積が小さくされ、上記開閉弁30を通過
する空気15に所定の速度が与えられる。
空気15の量が少なくされたときには、上記開閉弁30
は閉弁動作させられることから、上記吹き出しノズル1
9の空気通路20の側面視の幅寸法が狭くされることに
より、その断面積が小さくされ、上記開閉弁30を通過
する空気15に所定の速度が与えられる。
【0035】よって、上記空気15は上記開閉弁30を
通過するときに車幅方向に拡散されて上記吹き出しノズ
ル19の中央部19aと、各側部19bとを通ることと
なって扇形に吹き出され、このため、上記したように、
空気15の量が少なくされた場合でも、上記フロントウ
ィンドガラス8の内面がその全体にわたりほぼ均一に曇
り止めされることとなる。
通過するときに車幅方向に拡散されて上記吹き出しノズ
ル19の中央部19aと、各側部19bとを通ることと
なって扇形に吹き出され、このため、上記したように、
空気15の量が少なくされた場合でも、上記フロントウ
ィンドガラス8の内面がその全体にわたりほぼ均一に曇
り止めされることとなる。
【0036】(第2の実施の形態)
【0037】図3は、第2の実施の形態を示している
が、この実施の形態は前記実施の形態と構成、作用にお
いて多くの点で共通しているため、これら共通するもの
については、図面に共通する符号を付してその重複した
説明を省略し、異なる点につき説明する。
が、この実施の形態は前記実施の形態と構成、作用にお
いて多くの点で共通しているため、これら共通するもの
については、図面に共通する符号を付してその重複した
説明を省略し、異なる点につき説明する。
【0038】これによれば、上記開閉弁30は側面視円
弧状の板ばねで構成され、この開閉弁30の下端部は締
結具35によって上記空気ダクト本体18に固着されて
いる。
弧状の板ばねで構成され、この開閉弁30の下端部は締
結具35によって上記空気ダクト本体18に固着されて
いる。
【0039】上記開閉弁30をその閉弁方向に向って付
勢する付勢手段36が設けられている。この付勢手段3
6は、上記開閉弁30の基部自体で構成されている。そ
して、上記開閉弁30が受ける上記空気ダクト本体18
側からの空気15の圧力で、上記開閉弁30が上記付勢
手段36の付勢力に抗して開弁動作することとされてい
る。
勢する付勢手段36が設けられている。この付勢手段3
6は、上記開閉弁30の基部自体で構成されている。そ
して、上記開閉弁30が受ける上記空気ダクト本体18
側からの空気15の圧力で、上記開閉弁30が上記付勢
手段36の付勢力に抗して開弁動作することとされてい
る。
【0040】上記構成によれば、空気量可変手段22が
上記空気15の量を増減させた場合でも、上記吹き出し
ノズル19における上記開閉弁30よりも上流側の空気
通路20の空気15の圧力は、上記付勢手段36の付勢
力に応じて、所定高さに保たれる。
上記空気15の量を増減させた場合でも、上記吹き出し
ノズル19における上記開閉弁30よりも上流側の空気
通路20の空気15の圧力は、上記付勢手段36の付勢
力に応じて、所定高さに保たれる。
【0041】よって、上記空気15は上記開閉弁30を
通過するときに上記圧力により勢いよく拡散させられ上
記吹き出しノズル19の中央部19aと、各側部19b
とを通って扇形に吹き出され、このため、上記したよう
に空気15の量の増減にかかわらず、上記フロントウィ
ンドガラス8の内面がその全体にわたりほぼ均一に曇り
止めされることとなる。
通過するときに上記圧力により勢いよく拡散させられ上
記吹き出しノズル19の中央部19aと、各側部19b
とを通って扇形に吹き出され、このため、上記したよう
に空気15の量の増減にかかわらず、上記フロントウィ
ンドガラス8の内面がその全体にわたりほぼ均一に曇り
止めされることとなる。
【0042】しかも、上記開閉弁30の開閉弁動作は単
に付勢手段36によって得られるものであり、別途の駆
動手段は不要であることから、上記した均一な曇り止め
は簡単な構成によって達成される。
に付勢手段36によって得られるものであり、別途の駆
動手段は不要であることから、上記した均一な曇り止め
は簡単な構成によって達成される。
【0043】また、前記したように、上記空気ダクト本
体18に対し上記吹き出しノズル19は後上方に向って
折れ曲がるよう上記空気ダクト16が側面視でほぼくの
字形状に形成されている。また、上記吹き出しノズル1
9内の空気通路20を前、後通路26,27に仕切る仕
切板28が設けられ、この仕切板28の下側近傍におけ
る上記空気ダクト本体18の前部に上記開閉弁30の下
端部が枢支され、この枢支部を中心として上記開閉弁3
0の上端部側が前後に回動自在とされている。また、こ
の開閉弁30の上端部が上記仕切板28の上記前通路2
6側の面に向うよう上記付勢手段36により付勢されて
いる。
体18に対し上記吹き出しノズル19は後上方に向って
折れ曲がるよう上記空気ダクト16が側面視でほぼくの
字形状に形成されている。また、上記吹き出しノズル1
9内の空気通路20を前、後通路26,27に仕切る仕
切板28が設けられ、この仕切板28の下側近傍におけ
る上記空気ダクト本体18の前部に上記開閉弁30の下
端部が枢支され、この枢支部を中心として上記開閉弁3
0の上端部側が前後に回動自在とされている。また、こ
の開閉弁30の上端部が上記仕切板28の上記前通路2
6側の面に向うよう上記付勢手段36により付勢されて
いる。
【0044】このため、上記開閉弁30は、上記空気ダ
クト本体18内の空気通路20の通路芯に対しより大き
い交角θで対面することとなることから、この空気ダク
ト本体18の空気通路20を通ってきた空気15は上記
開閉弁30に対し、より大きい交角θで衝突してこの空
気15の圧力を上記開閉弁30に十分に与え、これによ
りこの開閉弁30をより確実に開弁動作させる。
クト本体18内の空気通路20の通路芯に対しより大き
い交角θで対面することとなることから、この空気ダク
ト本体18の空気通路20を通ってきた空気15は上記
開閉弁30に対し、より大きい交角θで衝突してこの空
気15の圧力を上記開閉弁30に十分に与え、これによ
りこの開閉弁30をより確実に開弁動作させる。
【0045】よって、上記空気15の量が多くされたと
きには、この空気15はより確実に上記前、後通路2
6,27を共に通ることとなって、無用に圧力損失が生
じることが防止され、所定の圧力を保って上記開閉弁3
0を通過させられる。このため、上記空気15は上記開
閉弁30を通過するときに上記圧力により勢いよく拡散
させられて上記吹き出しノズル19の中央部19aと、
各側部19bとを通って扇形に吹き出される。
きには、この空気15はより確実に上記前、後通路2
6,27を共に通ることとなって、無用に圧力損失が生
じることが防止され、所定の圧力を保って上記開閉弁3
0を通過させられる。このため、上記空気15は上記開
閉弁30を通過するときに上記圧力により勢いよく拡散
させられて上記吹き出しノズル19の中央部19aと、
各側部19bとを通って扇形に吹き出される。
【0046】一方、上記空気15の量が少なくされてそ
の圧力が低いときには、上記開閉弁30は上記前通路2
6を閉じるが、後通路27は開いたままに保たれるた
め、上記空気15は上記開閉弁30に邪魔されずに、つ
まり、無用な圧力損失が生じることが防止され、所定の
圧力を保つと共に、上記後通路27を所定の速度で通過
させられる。このため、上記空気15は上記後通路27
を通過するときに勢いよく拡散させられて上記吹き出し
ノズル19の中央部19aと、各側部19bとを通って
扇形に吹き出される。
の圧力が低いときには、上記開閉弁30は上記前通路2
6を閉じるが、後通路27は開いたままに保たれるた
め、上記空気15は上記開閉弁30に邪魔されずに、つ
まり、無用な圧力損失が生じることが防止され、所定の
圧力を保つと共に、上記後通路27を所定の速度で通過
させられる。このため、上記空気15は上記後通路27
を通過するときに勢いよく拡散させられて上記吹き出し
ノズル19の中央部19aと、各側部19bとを通って
扇形に吹き出される。
【0047】即ち、上記したように空気15の増減にか
かわらず、上記フロントウィンドガラス8の内面がその
全体にわたりほぼ均一に曇り止めされることとなり、し
かも、上記したように、空気15の圧力で上記開閉弁3
0がより確実に開弁動作する分、空気15に無用な圧力
損失が生じることが防止されて、上記均一な曇り止めが
より確実に達成される。
かわらず、上記フロントウィンドガラス8の内面がその
全体にわたりほぼ均一に曇り止めされることとなり、し
かも、上記したように、空気15の圧力で上記開閉弁3
0がより確実に開弁動作する分、空気15に無用な圧力
損失が生じることが防止されて、上記均一な曇り止めが
より確実に達成される。
【0048】
【発明の効果】本発明による効果は、次の如くである。
【0049】請求項1の発明は、ヒータユニット側から
上方に向って延出する空気ダクトを設け、この空気ダク
トが、その下部を構成する空気ダクト本体と、この空気
ダクト本体の上端から上方に向って延出し上方に向うに
従い車幅方向の寸法が増大すると共にその上端がフロン
トウィンドガラスの内面に向って開口する吹き出しノズ
ルとを備え、上記ヒータユニット側からの空気が上記空
気ダクト内の空気通路を通り上記フロントウィンドガラ
スの内面に向って吹き出すようにし、上記空気の量を可
変とする空気量可変手段を設けた自動車のデフロスタ装
置において、
上方に向って延出する空気ダクトを設け、この空気ダク
トが、その下部を構成する空気ダクト本体と、この空気
ダクト本体の上端から上方に向って延出し上方に向うに
従い車幅方向の寸法が増大すると共にその上端がフロン
トウィンドガラスの内面に向って開口する吹き出しノズ
ルとを備え、上記ヒータユニット側からの空気が上記空
気ダクト内の空気通路を通り上記フロントウィンドガラ
スの内面に向って吹き出すようにし、上記空気の量を可
変とする空気量可変手段を設けた自動車のデフロスタ装
置において、
【0050】上記吹き出しノズル内の空気通路を開閉可
能とする開閉弁を設け、上記空気量可変手段により上記
空気の量を少なくさせるに従って、上記開閉弁がより閉
弁動作するよう、上記空気量可変手段に上記開閉弁を連
動させてある。
能とする開閉弁を設け、上記空気量可変手段により上記
空気の量を少なくさせるに従って、上記開閉弁がより閉
弁動作するよう、上記空気量可変手段に上記開閉弁を連
動させてある。
【0051】このため、上記空気量可変手段が上記空気
の量を十分に多くさせているときには、上記開閉弁が開
弁動作して、上記空気が上記開閉弁によって制限される
ことなく上記吹き出しノズルの中央部と、各側部とを通
って扇形に吹き出され、もって、上記フロントウィンド
ガラスの内面がその全体にわたりほぼ均一に曇り止めさ
れることとなる。
の量を十分に多くさせているときには、上記開閉弁が開
弁動作して、上記空気が上記開閉弁によって制限される
ことなく上記吹き出しノズルの中央部と、各側部とを通
って扇形に吹き出され、もって、上記フロントウィンド
ガラスの内面がその全体にわたりほぼ均一に曇り止めさ
れることとなる。
【0052】一方、上記空気量可変手段により上記空気
の量が少なくされたときには、上記開閉弁は閉弁動作さ
せられることから、上記吹き出しノズルの断面積が小さ
くされ、このため、上記開閉弁を通過する空気に所定の
速度が与えられる。
の量が少なくされたときには、上記開閉弁は閉弁動作さ
せられることから、上記吹き出しノズルの断面積が小さ
くされ、このため、上記開閉弁を通過する空気に所定の
速度が与えられる。
【0053】よって、上記空気は上記開閉弁を通過する
ときに拡散されて上記吹き出しノズルの中央部と、各側
部とを通ることとなって扇形に吹き出され、このため、
上記したように、空気の量が少なくされた場合でも、上
記フロントウィンドガラスの内面がその全体にわたりほ
ぼ均一に曇り止めされることとなる。
ときに拡散されて上記吹き出しノズルの中央部と、各側
部とを通ることとなって扇形に吹き出され、このため、
上記したように、空気の量が少なくされた場合でも、上
記フロントウィンドガラスの内面がその全体にわたりほ
ぼ均一に曇り止めされることとなる。
【0054】請求項2の発明は、ヒータユニット側から
上方に向って延出する空気ダクトを設け、この空気ダク
トが、その下部を構成する空気ダクト本体と、この空気
ダクト本体の上端から上方に向って延出し上方に向うに
従い車幅方向の寸法が増大すると共にその上端がフロン
トウィンドガラスの内面に向って開口する吹き出しノズ
ルとを備え、上記ヒータユニット側からの空気が上記空
気ダクト内の空気通路を通り上記フロントウィンドガラ
スの内面に向って吹き出すようにし、上記空気の量を可
変とする空気量可変手段を設けた自動車のデフロスタ装
置において、
上方に向って延出する空気ダクトを設け、この空気ダク
トが、その下部を構成する空気ダクト本体と、この空気
ダクト本体の上端から上方に向って延出し上方に向うに
従い車幅方向の寸法が増大すると共にその上端がフロン
トウィンドガラスの内面に向って開口する吹き出しノズ
ルとを備え、上記ヒータユニット側からの空気が上記空
気ダクト内の空気通路を通り上記フロントウィンドガラ
スの内面に向って吹き出すようにし、上記空気の量を可
変とする空気量可変手段を設けた自動車のデフロスタ装
置において、
【0055】上記吹き出しノズル内の空気通路を開閉可
能とする開閉弁を設け、この開閉弁をその閉弁方向に付
勢する付勢手段を設け、上記開閉弁が受ける空気の圧力
でこの開閉弁が上記付勢手段に抗して開弁動作するよう
にしてある。
能とする開閉弁を設け、この開閉弁をその閉弁方向に付
勢する付勢手段を設け、上記開閉弁が受ける空気の圧力
でこの開閉弁が上記付勢手段に抗して開弁動作するよう
にしてある。
【0056】このため、上記空気量可変手段が上記空気
の量を増減させた場合でも、上記吹き出しノズルにおけ
る上記開閉弁よりも上流側の空気通路の空気の圧力は、
上記付勢手段の付勢力に応じて、所定高さに保たれる。
の量を増減させた場合でも、上記吹き出しノズルにおけ
る上記開閉弁よりも上流側の空気通路の空気の圧力は、
上記付勢手段の付勢力に応じて、所定高さに保たれる。
【0057】よって、上記空気は上記開閉弁を通過する
ときに上記圧力により勢いよく拡散させられ上記吹き出
しノズルの中央部と、各側部とを通って扇形に吹き出さ
れ、このため、上記したように空気の量の増減にかかわ
らず、上記フロントウィンドガラスの内面がその全体に
わたりほぼ均一に曇り止めされることとなる。
ときに上記圧力により勢いよく拡散させられ上記吹き出
しノズルの中央部と、各側部とを通って扇形に吹き出さ
れ、このため、上記したように空気の量の増減にかかわ
らず、上記フロントウィンドガラスの内面がその全体に
わたりほぼ均一に曇り止めされることとなる。
【0058】しかも、上記開閉弁の開閉弁動作は単に付
勢手段によって得られるものであり、別途の駆動手段は
不要であることから、上記した均一な曇り止めは簡単な
構成によって達成される。
勢手段によって得られるものであり、別途の駆動手段は
不要であることから、上記した均一な曇り止めは簡単な
構成によって達成される。
【0059】請求項3の発明は、上記空気ダクト本体に
対し上記吹き出しノズルが後上方に向って折れ曲がるよ
う上記空気ダクトを側面視でほぼくの字形状に形成し、
上記吹き出しノズル内の空気通路を前、後通路に仕切る
仕切板を設け、この仕切板の下側近傍における上記空気
ダクト本体の前部に上記開閉弁の下端部を枢支させ、こ
の枢支部を中心として上記開閉弁の上端部側が前後に回
動自在となるようにすると共に、この開閉弁の上端部が
上記仕切板の上記前通路側の面に向うよう上記付勢手段
により付勢させてある。
対し上記吹き出しノズルが後上方に向って折れ曲がるよ
う上記空気ダクトを側面視でほぼくの字形状に形成し、
上記吹き出しノズル内の空気通路を前、後通路に仕切る
仕切板を設け、この仕切板の下側近傍における上記空気
ダクト本体の前部に上記開閉弁の下端部を枢支させ、こ
の枢支部を中心として上記開閉弁の上端部側が前後に回
動自在となるようにすると共に、この開閉弁の上端部が
上記仕切板の上記前通路側の面に向うよう上記付勢手段
により付勢させてある。
【0060】このため、上記開閉弁は、上記空気ダクト
本体内の空気通路の通路芯に対しより大きい交角で対面
することとなることから、この空気ダクト本体を通って
きた空気は上記開閉弁に対し、より大きい交角で衝突し
てこの空気の圧力を上記開閉弁に十分に与え、これによ
りこの開閉弁をより確実に開弁動作させる。
本体内の空気通路の通路芯に対しより大きい交角で対面
することとなることから、この空気ダクト本体を通って
きた空気は上記開閉弁に対し、より大きい交角で衝突し
てこの空気の圧力を上記開閉弁に十分に与え、これによ
りこの開閉弁をより確実に開弁動作させる。
【0061】よって、上記空気の量が多くされたときに
は、この空気はより確実に上記前、後通路を共に通るこ
ととなって、無用に圧力損失が生じることが防止され、
所定の圧力を保って上記開閉弁を通過させられる。この
ため、上記空気は上記開閉弁を通過するときに上記圧力
により勢いよく拡散させられて上記吹き出しノズルの中
央部と、各側部とを通って扇形に吹き出される。
は、この空気はより確実に上記前、後通路を共に通るこ
ととなって、無用に圧力損失が生じることが防止され、
所定の圧力を保って上記開閉弁を通過させられる。この
ため、上記空気は上記開閉弁を通過するときに上記圧力
により勢いよく拡散させられて上記吹き出しノズルの中
央部と、各側部とを通って扇形に吹き出される。
【0062】一方、上記空気の量が少なくされてその圧
力が低いときには、上記開閉弁は上記前通路を閉じる
が、後通路は開いたままに保たれるため、上記空気は上
記開閉弁に邪魔されずに、つまり、無用な圧力損失が生
じることが防止され、所定の圧力を保つと共に、上記後
通路を所定の速度で通過させられる。このため、上記空
気は上記後通路を通過するときに勢いよく拡散させられ
て上記吹き出しノズルの中央部と、各側部とを通って扇
形に吹き出される。
力が低いときには、上記開閉弁は上記前通路を閉じる
が、後通路は開いたままに保たれるため、上記空気は上
記開閉弁に邪魔されずに、つまり、無用な圧力損失が生
じることが防止され、所定の圧力を保つと共に、上記後
通路を所定の速度で通過させられる。このため、上記空
気は上記後通路を通過するときに勢いよく拡散させられ
て上記吹き出しノズルの中央部と、各側部とを通って扇
形に吹き出される。
【0063】即ち、上記したように空気の増減にかかわ
らず、上記フロントウィンドガラスの内面がその全体に
わたりほぼ均一に曇り止めされることとなり、しかも、
上記したように、空気の圧力で上記開閉弁がより確実に
開弁動作する分、空気に無用な圧力損失が生じることが
防止されて、上記均一な曇り止めがより確実に達成され
る。
らず、上記フロントウィンドガラスの内面がその全体に
わたりほぼ均一に曇り止めされることとなり、しかも、
上記したように、空気の圧力で上記開閉弁がより確実に
開弁動作する分、空気に無用な圧力損失が生じることが
防止されて、上記均一な曇り止めがより確実に達成され
る。
【図1】第1の実施の形態で、デフロスタ装置の側面断
面図である。
面図である。
【図2】第1の実施の形態で、デフロスタ装置を車室側
から見た背面図である。
から見た背面図である。
【図3】第2の実施の形態で、図1に相当する図であ
る。
る。
1 車体 2 車室 4 インスツルメントパネル 8 フロントウィンドガラス 10 空気調和装置 11 車体中央部 14 ヒータユニット 15 空気 16 空気ダクト 18 空気ダクト本体 19 吹き出しノズル 19a 中央部 19b 側部 20 空気通路 22 空気量可変手段 26 前通路 27 後通路 28 仕切板 30 開閉弁 31 枢支軸 32 駆動手段 36 付勢手段
Claims (3)
- 【請求項1】 ヒータユニット側から上方に向って延出
する空気ダクトを設け、この空気ダクトが、その下部を
構成する空気ダクト本体と、この空気ダクト本体の上端
から上方に向って延出し上方に向うに従い車幅方向の寸
法が増大すると共にその上端がフロントウィンドガラス
の内面に向って開口する吹き出しノズルとを備え、上記
ヒータユニット側からの空気が上記空気ダクト内の空気
通路を通り上記フロントウィンドガラスの内面に向って
吹き出すようにし、上記空気の量を可変とする空気量可
変手段を設けた自動車のデフロスタ装置において、 上記吹き出しノズル内の空気通路を開閉可能とする開閉
弁を設け、上記空気量可変手段により上記空気の量を少
なくさせるに従って、上記開閉弁がより閉弁動作するよ
う、上記空気量可変手段に上記開閉弁を連動させた自動
車のデフロスタ装置。 - 【請求項2】 ヒータユニット側から上方に向って延出
する空気ダクトを設け、この空気ダクトが、その下部を
構成する空気ダクト本体と、この空気ダクト本体の上端
から上方に向って延出し上方に向うに従い車幅方向の寸
法が増大すると共にその上端がフロントウィンドガラス
の内面に向って開口する吹き出しノズルとを備え、上記
ヒータユニット側からの空気が上記空気ダクト内の空気
通路を通り上記フロントウィンドガラスの内面に向って
吹き出すようにし、上記空気の量を可変とする空気量可
変手段を設けた自動車のデフロスタ装置において、 上記吹き出しノズル内の空気通路を開閉可能とする開閉
弁を設け、この開閉弁をその閉弁方向に付勢する付勢手
段を設け、上記開閉弁が受ける空気の圧力でこの開閉弁
が上記付勢手段に抗して開弁動作するようにした自動車
のデフロスタ装置。 - 【請求項3】 上記空気ダクト本体に対し上記吹き出し
ノズルが後上方に向って折れ曲がるよう上記空気ダクト
を側面視でほぼくの字形状に形成し、上記吹き出しノズ
ル内の空気通路を前、後通路に仕切る仕切板を設け、こ
の仕切板の下側近傍における上記空気ダクト本体の前部
に上記開閉弁の下端部を枢支させ、この枢支部を中心と
して上記開閉弁の上端部側が前後に回動自在となるよう
にすると共に、この開閉弁の上端部が上記仕切板の上記
前通路側の面に向うよう上記付勢手段により付勢させた
請求項2に記載の自動車のデフロスタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9362685A JPH11170859A (ja) | 1997-12-13 | 1997-12-13 | 自動車のデフロスタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9362685A JPH11170859A (ja) | 1997-12-13 | 1997-12-13 | 自動車のデフロスタ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11170859A true JPH11170859A (ja) | 1999-06-29 |
Family
ID=18477491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9362685A Pending JPH11170859A (ja) | 1997-12-13 | 1997-12-13 | 自動車のデフロスタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11170859A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021084613A (ja) * | 2019-11-29 | 2021-06-03 | トヨタ自動車株式会社 | デフロスタ構造 |
-
1997
- 1997-12-13 JP JP9362685A patent/JPH11170859A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021084613A (ja) * | 2019-11-29 | 2021-06-03 | トヨタ自動車株式会社 | デフロスタ構造 |
US11766994B2 (en) | 2019-11-29 | 2023-09-26 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Defroster structure |
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