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JPH11170601A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH11170601A
JPH11170601A JP33682197A JP33682197A JPH11170601A JP H11170601 A JPH11170601 A JP H11170601A JP 33682197 A JP33682197 A JP 33682197A JP 33682197 A JP33682197 A JP 33682197A JP H11170601 A JPH11170601 A JP H11170601A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exposure
power supply
image
transient response
lighting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33682197A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsumi Horiuchi
立美 堀内
Masayasu Onodera
正泰 小野寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP33682197A priority Critical patent/JPH11170601A/ja
Publication of JPH11170601A publication Critical patent/JPH11170601A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は画像形成装置に関し、色重ねの精度
を維持したまま、電源の過渡応答が重複することを防止
することができる画像形成装置を提供することを目的と
している。 【解決手段】 露光ユニットを感光体の内部に形成した
内部露光型の1回転以内に画像を形成する一括転写方式
の画像形成装置であって、複数の露光素子よりなる露光
手段を一定の露光素子数毎に区切ってセグメントとし、
セグメント単位でダイナミックに点灯するものにおい
て、各セグメント間で、過渡応答による電源の変動期間
以上ずらして点灯ストローブ信号を発生させ、かつ各点
灯ストローブ信号時間は一定とするように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置に関
し、更に詳しくは露光手段の点灯による電源過渡応答の
抑制に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置は、感光体ドラム上にトナ
ー画像を形成し、そのトナー画像をコピー用紙に転写し
て画像を記録する装置である。この種の装置では、画像
データを書き込むのに通常はレーザビームによる書き込
み手段を用いる場合が多いが、近年、レーザビームの代
わりにLEDアレイヘッドを露光手段として用いた画像
形成装置が開発されてきている。
【0003】図14、図15はこの種の装置の構成例を
示す図である。図14は画像形成装置の構成例を示す
図、図15は画像形成装置の要部断面を示す図である。
図において、10はドラム状の像形成体、即ち感光体ド
ラムで、光学ガラス若しくは透明アクリル樹脂等の透明
部材によって形成される円筒状の基体の外周に透明導電
層、有機感光層(OPC)を塗布したものである。
【0004】前記感光体ドラム10は、一方の端部のフ
ランジ10Aが後述するカートリッジ30の備えるガイ
ドピン30Pにより軸受支持され、他方の端部のフラン
ジ10Bが装置本体の基板40の備える複数のガイドロ
ーラ40Rに外嵌して外周の歯車10Gを駆動歯車40
Gに噛合し、その動力により前記の透明導電層を接地し
た状態で時計方向に回転させる。
【0005】11はスコロトロン帯電器で、感光体ドラ
ム10の前記した有機感光体層に対して所定の電位に保
持されたグリッドと放電ワイヤによるコロナ放電とによ
って帯電作用を行ない、感光体ドラム10に対して一様
な電位を与える。12は感光体ドラム10の内部でかつ
軸方向に配列したLEDアレイヘッドとセルフオックレ
ンズとから構成される露光光学系で、図示しない画像読
み取り装置によって読み取られた各色の画像信号がメモ
リより順次読み出されて前記各露光光学系12にそれぞ
れ電気信号として入力される。
【0006】前述した各ライン状をなした露光光学系1
2は、何れも装置本体の基板40に対してガイドピン4
0P1を案内として固定した円柱状の支持部材20に取
り付けられて、感光体ドラム10の基体内部に収容さ
れ、各露光光学系12は何れも感光体ドラム10の移動
方向と直交する方向に精度よく直線的に配設されてい
る。
【0007】13Y乃至13Kはイエロー(Y)、マゼ
ンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の各現像
剤を収容する現像器で、それぞれ感光体ドラム10の周
面に対し所定の間隙を保って同方向に回転する現像スリ
ーブ13を備えている。前記各現像器は、前述した帯電
器11による帯電、露光光学系12による像露光により
形成される感光体ドラム10上の静電潜像を現像バイア
ス電圧の印加により非接触の状態で反転現像する。
【0008】次に、本装置におけるカラー画像形成のプ
ロセスについて説明する。原稿画像は、図示しない画像
読み取り装置において、撮像素子により読み取られた画
像或いはコンピュータで編集された画像を、Y,M,C
及びKの各色別の画像信号として一旦メモリに記憶させ
る。
【0009】画像記録のスタートにより感光体駆動モー
タが始動し前記駆動歯車40Gが回動して感光体ドラム
10を時計方向(図の矢印方向)へと回転し、同時に帯
電器11(Y)の帯電作用により感光体ドラム10に電
位が与えられる。感光体ドラム10は、電位が付与され
た後、前記露光光学系12(Y)において第1の色信号
即ちイエロー(Y)の画像信号に対する露光が開始さ
れ、ドラムの回転走査によってその表面の感光層に原稿
画像のイエロー(Y)の画像に対する静電潜像を形成す
る。
【0010】前記潜像は、現像器13(Y)により現像
スリーブ上の現像剤が非接触の状態で反転現像され、感
光体ドラム10の回転に応じてイエロー(Y)のトナー
像が形成される。
【0011】次いで、感光体ドラム10は前記イエロー
(Y)のトナー像の上に更に帯電器11(M)の帯電作
用により電位が付与され、露光光学系12(M)の第2
の色信号即ちマゼンタ(M)の画像信号による露光が行
なわれ、現像器13(M)による非接触の反転現像によ
って、前記イエロー(Y)のトナー像の上にマゼンタ
(M)のトナー像が順次重ね合わせられて形成されてい
く。
【0012】同様のプロセスにより、帯電器11
(C)、露光光学系12(C)及び現像器13(C)に
よって更に第3の色信号のシアン(C)のトナー像が、
また帯電器11(K)、露光光学系12(K)及び現像
器13(K)によって更に第4の色信号のブラック
(K)のトナー像が順次重ね合わせられて形成され、感
光体ドラム10の1回転以内にその周面上にカラーのト
ナー像が形成される。
【0013】これら各露光光学系による感光体ドラム1
0の有機感光層に対する露光は、ドラムの内部より前述
した透明の基体を通して行なわれる。従って、第2、第
3及び第4の色信号に対応する画像の露光は何れも先に
形成されたトナー像の影響を殆ど受けることなく行なわ
れ、第1の色信号に対応する画像とほぼ同等の静電潜像
を形成することが可能となる。
【0014】また、現像器による現像作用に際しては、
それぞれ現像スリーブ13に対して直流或いは更に交流
を加えた現像バイアス電圧が印加され、現像器の収容す
る1成分或いは2成分現像剤によるジャンピング現像が
行なわれて、透明導電層を接地する感光体ドラム10に
対して非接触の反転現像が行われるようになっている。
【0015】かくして、感光体ドラム10の周面上に形
成されたカラーのトナー像は転写器14Aにおいて、給
紙カセット15より搬送されるタイミングローラ16の
駆動に同期して給紙される転写紙に転写される。トナー
像の転写を受けた転写紙は、除電器14Bで除電されて
ドラム周面より分離し、定着装置17でトナーを加熱定
着せた後、排紙ローラ18を介して装置上部のトレイ上
に排出される。
【0016】前述した従来の装置では、露光光学系12
としては、複数の露光素子(例えばLED)を発光させ
ることにより、感光体ドラム上に画像を形成する。この
場合、主走査方向1ライン分の露光素子数としては、例
えば2560個の露光素子を用いる。露光素子としてL
EDを用いた場合、露光手段をLEDアレイヘッドとい
う。
【0017】1主走査ライン分のLED素子を同時に所
定時間点灯させるスタティック点灯方式では、2560
個のLED素子に同時に電流が流れることになり、LE
D素子分の記憶素子と定電流ドライブ回路を必要とし、
高価で大型になるのであまり用いられない。その代わり
に、LED素子をある数毎にセグメントに分割し、分割
したセグメント単位にダイナミックに電流を流して走査
するダイナミック点灯方式が用いられる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】通常、複数のLEDア
レイヘッドを使用する場合でも、制御信号は同一の基準
クロックに同期して出力される。また、その制御回路は
全く同一の回路を複数個使用する。タイミングデータ
も、画像の形成開始時刻以外は全く同一である。
【0019】色重ねを精度よく行なうために、複数のL
EDアレイヘッドの露光位置は、感光体上で画素密度の
整数倍となるように設定されている。従って、複数のL
EDアレイヘッドの制御信号は副走査方向に画素密度の
整数倍ずれた全く同一のタイミング信号となる。
【0020】そのために、複数のセグメント間、複数の
LEDアレイヘッド間でのLEDセグメントの点灯スト
ローブタイミングが重複し、電源の過渡変動を大きくし
ていた。このため、電源の過渡応答がより強調され、回
路を誤動作させたり、ノイズ放射(電磁ノイズ)が増加
するおそれがあった。その対策のため、より大容量の電
源を使用してコスト増を招き、また電源とLEDアレイ
ヘッドを近接して配置するために部品配置に制約を受け
ていた。
【0021】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであって、色重ねの精度を維持したまま、電源の過
渡応答が重複することを防止することができる画像形成
装置を提供することを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
第1の発明は、露光ユニットを感光体の内部に形成した
内部露光型の1回転以内に画像を形成する一括転写方式
の画像形成装置であって、複数の露光素子よりなる露光
手段を一定の露光素子数毎に区切ってセグメントとし、
セグメント単位でダイナミックに点灯するものにおい
て、各セグメント間で、過渡応答による電源の変動期間
以上ずらして点灯ストローブ信号を発生させ、かつ各点
灯ストローブ信号時間は一定とすることを特徴としてい
る。
【0023】この発明の構成によれば、セグメント単位
でダイナミックに点灯する場合においても、過渡応答に
よる電源の変動期間以上ずらして点灯ストローブ信号を
発生させるので、電源の過渡応答が小さくなり、色重ね
の精度を維持したまま、電源の過渡応答が重複すること
を防止することができる。
【0024】前記した課題を解決する第2の発明は、露
光ユニットを感光体の内部に形成した内部露光型の1回
転以内に画像を形成する一括転写方式の画像形成装置で
あって、複数の露光素子よりなる露光手段を各色毎に設
け、各色毎の露光手段間で、過渡応答による電源の変動
期間以上ずらして点灯ストローブ信号を発生させ、かつ
各点灯ストローブ信号時間は一定とすることを特徴とし
ている。
【0025】この発明の構成によれば、LEDアレイヘ
ッド単位で点灯する場合においても、過渡応答による電
源の変動期間以上ずらして点灯ストローブ信号を発生さ
せるので、電源の過渡応答が小さくなり、色重ねの精度
を維持したまま、電源の過渡応答が重複することを防止
することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を詳細に説明する。図1は本発明の一実施の
形態例の要部を示すブロック図である。図に示す実施の
形態例は、LEDアレイヘッドを64個毎にセグメント
化し、各セグメントをダイナミック点灯する回路を示し
ている。
【0027】ダイナミック点灯方式のLEDアレイヘッ
ドについて説明する。A4サイズ、又は米国のレター紙
に印字できる画像形成装置に使用する場合を考える。こ
の場合の有効露光長は216mm以上必要である。印字
密度を300dpiとすると、2552個のLED素子
が必要となり、印字密度を600dpiとすると510
4個のLED素子が必要となる。
【0028】LED素子の個数は、2のべき乗の倍数と
すると制御に有利なので、300dpiの場合、256
0個のLED素子が使用され、600dpiの場合、5
120個のLED素子が使用されることが多い。
【0029】1主走査ライン分の画像データをLEDア
レイヘッド内の記憶装置に転送した後、1主走査ライン
分のLED素子を同時に所定時間点灯させるスタティッ
ク点灯方式は、LEDアレイヘッド内にLEDの個数分
の記憶素子と定電流ドライブ回路を必要とし、高価で大
型なのであまり用いられない。
【0030】所定個数のLED素子の組を順次高速で点
灯させ、実用上連続的に点灯しているのと同様な露光を
させるダイナミック点灯方式は、記憶素子の個数と定電
流ドライブ回路の個数がLED素子の個数の約平方根個
と少ないため、低価格と小型化を実現しやすいため、好
んで用いられる。
【0031】一組のLEDの個数は、2560の平方根
約51に近い8の倍数である64個が好んで使用され
る。300dpiの場合は、64個の組を40個使用
し、600dpiの場合は64個×40の回路を2組使
用する。
【0032】図1に示す回路は、64個のLED素子を
組とし、この組をダイナミック点灯して、あたかも全L
ED素子2560が同時に点灯しているように見せかけ
るものである。図において、101は64個の記憶素子
と64個の定電流ドライバよりなる回路1、DはLED
素子(付されている数値はLED素子の番号)、102
は40個のカソードドライバと64進カウンタよりなる
回路2である。回路1と回路2には電源が入力されてい
る。つまり、この回路は、回路1と回路2によりある期
間LED素子64個を同時に点灯し、回路1から流れた
電流を回路2で引き込むように動作するものである。図
には示されていないが、回路1は40個存在している。
【0033】回路1には主走査基準信号HSYNC、印
字データ(画像データ)及び制御基準クロックが入力さ
れ、該回路1からは点灯要求信号STREQが出力さ
れ、外部より点灯信号STROBE信号を入力する。回
路2には、主走査基準信号HSYNCと制御基準クロッ
クが入っている。このように構成された回路の動作を説
明する。
【0034】図2は各部の動作を示すタイムチャートで
ある。(a)は主走査基準信号HSYNC(負論理)、
(b)は印字データ、(c)は制御基準クロック、
(d)は電源波形、(e)は点灯要求信号STREQ、
(f)はSTROBE A信号(負論理)、(g)はS
TROBE B信号(負論理)である。
【0035】主走査基準信号HSYNCが図に示すよう
に入力されると、次に(b)に示すように印字データが
入力され記憶される。印字データが記憶されると、回路
1は外部に対して点灯要求信号STREQを出力する。
この点灯要求信号STREQを受けてストローブ信号S
TROBE Aが発生し、64個のLED素子は同時に
点灯する。この時、点灯するLED素子を流れる電流量
は、印字データに応じて異なる。
【0036】次に、STROBE A信号にtxだけ遅
れてSTROBE B信号が入力され、次の64個のL
ED素子セグメントが点灯する。ここで、STROBE
A信号が発生してから、次のSTROBE B信号が
発生するまでの時間txは電源の過渡応答時間以上ずら
した値に設定される。従って、STROBE点灯信号が
オンになる時刻が重なることがなくなり、(d)に示す
ように、電源の過渡応答波形は小さいものとなる。
1、t2(t1=t2)はそれぞれ点灯時間である。前記
遅れ時間txは点灯時間t1、t2に影響を与えない値に
設定される。つまり、点灯時間は一定となるように設定
される。
【0037】回路1に64個の画像データが記憶される
度に、回路2のカウンタは1だけ進み、順次セグメント
を選択する。そして、64個の画像データが記憶される
度に回路2のカウンタは1個進み、順次セグメントを選
択する。そして、64個の画像データに対応するLED
素子を40回点灯させ、合計で2560個の露光を行な
う。
【0038】なお、回路1に64個のLED素子を2組
設けた構成も考えられる。この場合には、それぞれの組
毎にストローブ信号をずらしてやる必要がある。以上、
説明したように、本発明では64個のLED素子よりな
るセグメントを電源の過渡応答時間以上遅れて順次点灯
させていくことにより、以下のような効果が得られる。 制御回路が誤動作しにくくなる。 LEDアレイヘッド内の回路が誤動作しにくくなる。 より小容量の電源が使用できる。 LEDアレイヘッドと電源の接続線がより細くてもよ
い。 電磁波ノイズの放射が少なくなる。 電源が小型化されるので、電源の設置位置の自由度が
増す。
【0039】この実施の形態例によれば、セグメント単
位でダイナミックに点灯する場合においても、過渡応答
による電源の変動期間以上ずらして点灯ストローブ信号
を発生させるので、電源の過渡応答が小さくなり、色重
ねの精度を維持したまま、電源の過渡応答が重複するこ
とを防止することができる。
【0040】次に、300dpiのLEDアレイヘッド
を4本使用する場合の電源の過渡応答を説明する。図3
は4色の画像形成シーケンスを示す図である。1色目か
ら順に、2色、3色、4色と画像が形成されていく。こ
こで、各色毎の画像形成シーケンスがずれているのは、
LEDアレイヘッドの点灯時間、各色の点灯時間差は感
光体ドラムの周辺に配置されたLEDアレイヘッドの露
光位置間の長さに相当している。
【0041】ここで、領域は1色目のLEDアレイヘ
ッドのみが点灯しており、領域は1色目と2色目のL
EDアレイヘッドが点灯しており、領域は1色目、2
色目、3色目のLEDアレイヘッドが点灯しており、領
域は1色目〜4色目全てのLEDアレイヘッドが点灯
しており、領域は2色目、3色目、4色目が点灯して
おり、領域は3色目と4色目が点灯しており、領域
は4色目のLEDアレイヘッドが点灯している。
【0042】図4は領域、における電源の過渡応答
を示す図であり、従来例も本発明も同じ特性である。
(a)は電源波形、(b)は点灯ストローブ信号であ
る。ストローブ信号が入った時の電源波形は、期間1の
間に振幅1の過渡応答が発生する。
【0043】図5は領域、における過渡応答を示す
図(従来の場合)を示している。(a)は電源波形、
(b)は点灯ストローブ信号1、(c)は点灯ストロー
ブ信号2である。この場合には、(b)と(c)のスト
ローブ信号のオン時刻が一致するため、多量の電流が流
れ電源の過渡応答は(a)に示すように大きなものとな
る。この時の電源波形は、期間2の間に振幅2の過渡応
答が1個発生する。
【0044】図6は領域、における過渡応答を示す
図(本発明)である。点灯ストローブ信号1と点灯スト
ローブ信号2とが時間をずらしてオンにされているた
め、電源から流れる電流が分散されるため、電源の過渡
応答は(a)に示すように小さくなる。この時、期間3
の間に振幅3の過渡応答が2個発生する。
【0045】図7は領域、における過渡応答を示す
図(従来の場合)である。この場合には、2個の点灯ス
トローブ信号が同時にオンになるため、図に示すように
期間4の間で振幅4の大きな過渡応答が発生する。
【0046】図8は領域、における過渡応答を示す
図(本発明)である。この場合に、3個の点灯ストロー
ブ信号が時間をずらしてオンになるため、電源の過渡応
答は図に示すように小さくなる。この時の電源波形は、
期間5の間に振幅5の過渡応答が3個発生する。この場
合の振幅は、例えば0.25V以下である。
【0047】図9は領域における過渡応答を示す図
(従来の場合)である。この時には、4個の点灯ストロ
ーブ信号が同時にオンになるため、電源の過渡応答は最
も大きくなり、期間6の間で振幅6となる。その振幅値
は、例えば3V程度となる。
【0048】図10は領域における過渡応答を示す図
(本発明)である。この場合には、4個の点灯ストロー
ブ信号が時間をずらしてオンになるため、電源の過渡応
答は図に示すように小さくなる。この時の電源波形は、
期間7の間に振幅7の過渡応答が4個発生する。
【0049】前述した従来の回路の場合、電源の過渡応
答の振幅はおおよそ、 振幅1=振幅2/2=振幅4/3=振幅6/4 の関係にあり、同時に点灯するLEDアレイヘッドの数
に比例して、同時にオンする電流値が増加するために、
過渡応答の振幅も比例して増大する。これに対して、本
発明では、LEDセグメントの点灯ストローブ時刻を各
LEDアレイヘッド毎にずらすことにより、電源の過渡
応答の振幅を低減することができる。
【0050】以上説明したように、この実施の形態例に
よれば、LEDアレイヘッド単位で点灯する場合におい
ても、過渡応答による電源の変動期間以上ずらして点灯
ストローブ信号を発生させるので、電源の過渡応答が小
さくなり、色重ねの精度を維持したまま、電源の過渡応
答が重複することを防止することができる。
【0051】図11は電源とLEDアレイヘッドの第1
の接続例を示す図である。この実施の形態例は、LED
部分と制御回路を共通の電源で動作させる場合を示す。
図において、110は共通電源、111は該電源110
で動作するLEDアレイヘッド1、112は電源110
で動作するLEDアレイヘッド2、113は電源110
で動作するLEDアレイヘッド3、114は電源110
で動作するLEDアレイヘッド4である。それぞれのL
EDアレイヘッドは、例えば1がイエロー(Y)、2が
マゼンタ(M)、3がシアン(C)、4がブラック
(K)である。各LEDアレイヘッドは、LED素子と
これを制御する制御回路より構成されている。つまり、
各LEDアレイヘッドは、LED素子と制御回路が共に
電源110からパワーを供給されている。
【0052】図12は電源とLEDアレイヘッドの第2
の接続例を示す図である。図11と同一のものは、同一
の符号を付して示す。この実施の形態例は、電源をLE
D素子駆動用110Aと、制御回路駆動用110Bに分
離してそれぞれLED素子と制御回路にパワーを供給す
るものである。
【0053】図13は電源とLEDアレイヘッドの第3
の接続例を示す図である。この実施の形態例は、各LE
Dアレイヘッド単位で電源120A、120B、120
C、120Dを用意し、それぞれの電源が対応するLE
DアレイヘッドのLED素子と制御回路にパワーを供給
するようにしたものである。
【0054】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、第1の発
明によれば、露光ユニットを感光体の内部に形成した内
部露光型の1回転以内に画像を形成する一括転写方式の
画像形成装置であって、複数の露光素子よりなる露光手
段を一定の露光素子数毎に区切ってセグメントとし、セ
グメント単位でダイナミックに点灯するものにおいて、
各セグメント間で、過渡応答による電源の変動期間以上
ずらして点灯ストローブ信号を発生させ、かつ各点灯ス
トローブ信号時間は一定とすることにより、セグメント
単位でダイナミックに点灯する場合においても、過渡応
答による電源の変動期間以上ずらして点灯ストローブ信
号を発生させるので、電源の過渡応答が小さくなり、色
重ねの精度を維持したまま、電源の過渡応答が重複する
ことを防止することができる。
【0055】第2の発明によれば、露光ユニットを感光
体の内部に形成した内部露光型の1回転以内に画像を形
成する一括転写方式の画像形成装置であって、複数の露
光素子よりなる露光手段を各色毎に設け、各色毎の露光
手段間で、過渡応答による電源の変動期間以上ずらして
点灯ストローブ信号を発生させ、かつ各点灯ストローブ
信号時間は一定とすることにより、LEDアレイヘッド
単位で点灯する場合においても、過渡応答による電源の
変動期間以上ずらして点灯ストローブ信号を発生させる
ので、電源の過渡応答が小さくなり、色重ねの精度を維
持したまま、電源の過渡応答が重複することを防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態例の要部を示すブロック
図である。
【図2】各部の動作を示すタイムチャートである。
【図3】4色の画像形成シーケンスを示す図である。
【図4】領域、における過渡応答を示す図である。
【図5】領域、における過渡応答を示す図である
(従来の場合)。
【図6】領域、における過渡応答を示す図である
(本発明)。
【図7】領域、における過渡応答を示す図である
(従来の場合)。
【図8】領域、における過渡応答を示す図である
(本発明)。
【図9】領域における過渡応答を示す図である(従来
の場合)。
【図10】領域における過渡応答を示す図である(本
発明)。
【図11】電源とLEDアレイヘッドの第1の接続例を
示す図である。
【図12】電源とLEDアレイヘッドの第2の接続例を
示す図である。
【図13】電源とLEDアレイヘッドの第3の接続例を
示す図である。
【図14】画像形成装置の構成例を示す図である。
【図15】画像形成装置の要部断面を示す図である。
【符号の説明】
101 回路1 102 回路2 D LED発光素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03G 15/043 15/04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光ユニットを感光体の内部に形成した
    内部露光型の1回転以内に画像を形成する一括転写方式
    の画像形成装置であって、 複数の露光素子よりなる露光手段を一定の露光素子数毎
    に区切ってセグメントとし、セグメント単位でダイナミ
    ックに点灯するものにおいて、 各セグメント間で、過渡応答による電源の変動期間以上
    ずらして点灯ストローブ信号を発生させ、かつ各点灯ス
    トローブ信号時間は一定とすることを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 露光ユニットを感光体の内部に形成した
    内部露光型の1回転以内に画像を形成する一括転写方式
    の画像形成装置であって、 複数の露光素子よりなる露光手段を各色毎に設け、各色
    毎の露光手段間で、過渡応答による電源の変動期間以上
    ずらして点灯ストローブ信号を発生させ、かつ各点灯ス
    トローブ信号時間は一定とすることを特徴とする画像形
    成装置。
JP33682197A 1997-12-08 1997-12-08 画像形成装置 Pending JPH11170601A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7573495B2 (en) 2004-09-29 2009-08-11 Seiko Epson Corporation Pixel circuit, light-emitting device, and image forming apparatus

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US7573495B2 (en) 2004-09-29 2009-08-11 Seiko Epson Corporation Pixel circuit, light-emitting device, and image forming apparatus

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