JPH11168202A - メモリセルおよび該メモリセルを形成する方法 - Google Patents
メモリセルおよび該メモリセルを形成する方法Info
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- JPH11168202A JPH11168202A JP10277765A JP27776598A JPH11168202A JP H11168202 A JPH11168202 A JP H11168202A JP 10277765 A JP10277765 A JP 10277765A JP 27776598 A JP27776598 A JP 27776598A JP H11168202 A JPH11168202 A JP H11168202A
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- forming
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- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10B—ELECTRONIC MEMORY DEVICES
- H10B12/00—Dynamic random access memory [DRAM] devices
- H10B12/01—Manufacture or treatment
- H10B12/02—Manufacture or treatment for one transistor one-capacitor [1T-1C] memory cells
- H10B12/03—Making the capacitor or connections thereto
- H10B12/038—Making the capacitor or connections thereto the capacitor being in a trench in the substrate
- H10B12/0383—Making the capacitor or connections thereto the capacitor being in a trench in the substrate wherein the transistor is vertical
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10B—ELECTRONIC MEMORY DEVICES
- H10B12/00—Dynamic random access memory [DRAM] devices
- H10B12/30—DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells
- H10B12/37—DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells the capacitor being at least partially in a trench in the substrate
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 新規なプロセスによって製造されるユニーク
な構造をもつメモリセルを提供する。 【解決手段】 DRAMにおいて使用するためキャパシ
タとしてシリコンの充電されたバーティカルトレンチを
用い、シリコンチップ中のバーティカルトレンチの上に
重ねられたバーティカルトランジスタを用いる。トレン
チ内の充填物最上部にエピタキシャル層が形成され、ト
レンチ内の最初のポリシリコン充填物23に対し種晶が
与えられる。チップ最上面にポリシリコン層が析出さ
れ、トレンチ最上部に開口部が形成され、その側壁が酸
化される。この開口部がエピタキシャルシリコンによっ
て再び充填され、そこには動作時にトランジスタのチャ
ネルとして用いられる反転層と、ワードライン50とし
て用いられる析出されたポリシリコン層が形成される。
さらに別のシリコン層がエピタキシャル層の上に析出さ
れ、これはビットライン36として用いられる。
な構造をもつメモリセルを提供する。 【解決手段】 DRAMにおいて使用するためキャパシ
タとしてシリコンの充電されたバーティカルトレンチを
用い、シリコンチップ中のバーティカルトレンチの上に
重ねられたバーティカルトランジスタを用いる。トレン
チ内の充填物最上部にエピタキシャル層が形成され、ト
レンチ内の最初のポリシリコン充填物23に対し種晶が
与えられる。チップ最上面にポリシリコン層が析出さ
れ、トレンチ最上部に開口部が形成され、その側壁が酸
化される。この開口部がエピタキシャルシリコンによっ
て再び充填され、そこには動作時にトランジスタのチャ
ネルとして用いられる反転層と、ワードライン50とし
て用いられる析出されたポリシリコン層が形成される。
さらに別のシリコン層がエピタキシャル層の上に析出さ
れ、これはビットライン36として用いられる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワードラインとビ
ットラインによりアドレス指定されるシリコンチップの
単結晶バルク部分内におけるメモリセルの行と列から成
るアレイにおいて使用するためのメモリセル、および該
メモリセルを形成する方法に関する。
ットラインによりアドレス指定されるシリコンチップの
単結晶バルク部分内におけるメモリセルの行と列から成
るアレイにおいて使用するためのメモリセル、および該
メモリセルを形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】DRAMは、集積回路ディバイスにおい
て最も重要なものの1つとなっており、絶え間ない研究
や開発のみなもとであって、この場合、殊にその記憶容
量を増やすことおよび読み書き速度を上げることを目標
としている。そしてこのためには、メモリアレイにおい
て使用するためのいっそう小さくかついっそう密に間隔
のおかれたメモリセルを用いることが必要とされてき
た。その際、以下のようなメモリセルの重要性が高まっ
ている。すなわちこのメモリセル内では、シリコンチッ
プ中のポリシリコンで充填されたトレンチによって蓄積
ノードが設けられており、さらにスイッチングトランジ
スタがトレンチの上のチップに配置されたバーティカル
トランジスタによって構成されている。スイッチングト
ランジスタとしてMOSFETを用いるDRAMは公知
である。この場合、トランジスタの2つの出力電流端子
は、蓄積ノードが充電および放電すると、ソースとドレ
インの間で役割を交替する。したがってこれらの端子の
各々は、個々の役割に関して適切であるようにソース/
ドレインとも書けるし、ドレイン/ソースとも書ける。
しかしここでは説明の都合上、これらの端子に関して単
にソース/ドレインと呼ぶことにする。バーティカルト
ランジスタは、セルにより使われるチップ表面面積がバ
ーティカルトレンチにより使われるチップ表面面積と実
質的に同じになるように、蓄積ノードの上に配置され
る。理想的には、バーティカルトランジスタを使用する
セルは、蓄積ノードを成すトレンチの隣りに配置された
横形のスイッチングトランジスタを使用するセルよりも
高い記憶密度を有している。1996年12月20日付
アメリカ合衆国 No.08/770,962 には、バーティカルト
レンチセルの上に配置されたバーティカルトランジスタ
の1つの形式について述べられている。
て最も重要なものの1つとなっており、絶え間ない研究
や開発のみなもとであって、この場合、殊にその記憶容
量を増やすことおよび読み書き速度を上げることを目標
としている。そしてこのためには、メモリアレイにおい
て使用するためのいっそう小さくかついっそう密に間隔
のおかれたメモリセルを用いることが必要とされてき
た。その際、以下のようなメモリセルの重要性が高まっ
ている。すなわちこのメモリセル内では、シリコンチッ
プ中のポリシリコンで充填されたトレンチによって蓄積
ノードが設けられており、さらにスイッチングトランジ
スタがトレンチの上のチップに配置されたバーティカル
トランジスタによって構成されている。スイッチングト
ランジスタとしてMOSFETを用いるDRAMは公知
である。この場合、トランジスタの2つの出力電流端子
は、蓄積ノードが充電および放電すると、ソースとドレ
インの間で役割を交替する。したがってこれらの端子の
各々は、個々の役割に関して適切であるようにソース/
ドレインとも書けるし、ドレイン/ソースとも書ける。
しかしここでは説明の都合上、これらの端子に関して単
にソース/ドレインと呼ぶことにする。バーティカルト
ランジスタは、セルにより使われるチップ表面面積がバ
ーティカルトレンチにより使われるチップ表面面積と実
質的に同じになるように、蓄積ノードの上に配置され
る。理想的には、バーティカルトランジスタを使用する
セルは、蓄積ノードを成すトレンチの隣りに配置された
横形のスイッチングトランジスタを使用するセルよりも
高い記憶密度を有している。1996年12月20日付
アメリカ合衆国 No.08/770,962 には、バーティカルト
レンチセルの上に配置されたバーティカルトランジスタ
の1つの形式について述べられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、新規
なプロセスによって製造されるユニークな構造をもつメ
モリセルを提供することにある。
なプロセスによって製造されるユニークな構造をもつメ
モリセルを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によればこの課題
は、キャパシタが設けられており、該キャパシタはシリ
コンによって充填されたバーティカルトレンチから成
り、該キャパシタはその壁に沿って誘電層を有してお
り、該誘電層によってシリコン充填物がチップのバルク
部分と分離されており、トレンチの上に重ねられたバー
ティカルトランジスタが設けられており、該バーティカ
ルトランジスタは、前記トレンチの最上部においてシリ
コンと結合された第1のソース/ドレイン領域と、中間
シリコン層と、該中間シリコン層とオーバラップした第
2のソース/ドレイン領域と、前記中間シリコン層を取
り囲むゲート誘電層と、該誘電層を取り囲むゲートを有
しており、前記中間シリコン層はトレンチ最上部でシリ
コン充填物と結合されていて第1のソース/ドレインが
形成され、該第1のソース/ドレイン領域内で反転層が
生成されて導電チャネルが形成されることになり、前記
ゲートはチップ表面に沿って延在し、そこから誘電的に
分離されていてワードラインと結合されており、ビット
ラインが設けられており、該ビットラインは前記第2の
ソース/ドレインと電気的に接触しており、他の点では
トレンチ表面の上に延在していてワードラインおよびチ
ップから電気的に絶縁されていることにより解決され
る。
は、キャパシタが設けられており、該キャパシタはシリ
コンによって充填されたバーティカルトレンチから成
り、該キャパシタはその壁に沿って誘電層を有してお
り、該誘電層によってシリコン充填物がチップのバルク
部分と分離されており、トレンチの上に重ねられたバー
ティカルトランジスタが設けられており、該バーティカ
ルトランジスタは、前記トレンチの最上部においてシリ
コンと結合された第1のソース/ドレイン領域と、中間
シリコン層と、該中間シリコン層とオーバラップした第
2のソース/ドレイン領域と、前記中間シリコン層を取
り囲むゲート誘電層と、該誘電層を取り囲むゲートを有
しており、前記中間シリコン層はトレンチ最上部でシリ
コン充填物と結合されていて第1のソース/ドレインが
形成され、該第1のソース/ドレイン領域内で反転層が
生成されて導電チャネルが形成されることになり、前記
ゲートはチップ表面に沿って延在し、そこから誘電的に
分離されていてワードラインと結合されており、ビット
ラインが設けられており、該ビットラインは前記第2の
ソース/ドレインと電気的に接触しており、他の点では
トレンチ表面の上に延在していてワードラインおよびチ
ップから電気的に絶縁されていることにより解決され
る。
【0005】
【発明の実施の形態】このように本発明のメモリセル
は、新規のプロセスにより製造されるユニークな構造を
有している。1つの実施形態によれば半導体チップにま
ずはじめに、セルの蓄積キャパシタの形成に用いられる
バーティカルトレンチが設けられる。トレンチ形成後、
その壁に誘電材料をコーティングすることによってキャ
パシタの誘電体が形成される。キャパシタの蓄積ノード
は、ドープされたポリシリコンをトレンチに充填するこ
とによって形成される。トレンチ最上部には実質的に単
結晶のシリコンが設けられ、これはバーティカルトラン
ジスタの一方のソース/ドレインの形成に適している。
次に、2つの誘電層の間に介在して配置された付加的な
シリコン層がチップ上に析出される。これら3つの層に
はトレンチ上部の領域に開口部が設けられ、これによっ
て充填物の最上部が露出する。典型的にはこの層はポリ
シリコンである。開口部を設けることで露出した付加的
なポリシリコン層が酸化され、トランジスタのゲート誘
電層が形成される。次にこの開口部はシリコンによって
充填され、これはトランジスタの中間層を形成するのに
適したものである。そしてこの中間層には動作中、トラ
ンジスタにおける各ソース/ドレイン領域の間のチャネ
ルを成す反転層が形成されることになる。最終的に、こ
の中間層とともにトランジスタの第2のソース/ドレイ
ン領域を成す付加的なシリコン層が形成される。そして
この層に対しビットラインコネクションが形成され、ワ
ードラインは開口されたポリシリコン層によって形成さ
れる。
は、新規のプロセスにより製造されるユニークな構造を
有している。1つの実施形態によれば半導体チップにま
ずはじめに、セルの蓄積キャパシタの形成に用いられる
バーティカルトレンチが設けられる。トレンチ形成後、
その壁に誘電材料をコーティングすることによってキャ
パシタの誘電体が形成される。キャパシタの蓄積ノード
は、ドープされたポリシリコンをトレンチに充填するこ
とによって形成される。トレンチ最上部には実質的に単
結晶のシリコンが設けられ、これはバーティカルトラン
ジスタの一方のソース/ドレインの形成に適している。
次に、2つの誘電層の間に介在して配置された付加的な
シリコン層がチップ上に析出される。これら3つの層に
はトレンチ上部の領域に開口部が設けられ、これによっ
て充填物の最上部が露出する。典型的にはこの層はポリ
シリコンである。開口部を設けることで露出した付加的
なポリシリコン層が酸化され、トランジスタのゲート誘
電層が形成される。次にこの開口部はシリコンによって
充填され、これはトランジスタの中間層を形成するのに
適したものである。そしてこの中間層には動作中、トラ
ンジスタにおける各ソース/ドレイン領域の間のチャネ
ルを成す反転層が形成されることになる。最終的に、こ
の中間層とともにトランジスタの第2のソース/ドレイ
ン領域を成す付加的なシリコン層が形成される。そして
この層に対しビットラインコネクションが形成され、ワ
ードラインは開口されたポリシリコン層によって形成さ
れる。
【0006】本発明の別の実施形態は、シリコンチップ
の単結晶バルク部分内のメモリセルの行と列から成るメ
モリアレイにおいて用いられ、ワードラインとビットラ
インによってアドレス指定されるメモリセルに関するも
のである。このメモリセルは、キャパシタ、バーティカ
ルトランジスタ、ワードライン、ならびにビットライン
を有している。この場合、キャパシタはシリコンによっ
て充填されたバーティカルトレンチから成り、その壁に
沿って誘電層を有しており、これによってシリコン充填
物がチップのバルク部分と分離される。バーティカルト
ランジスタはトレンチの上に重なっており、トレンチ最
上部におけるシリコンと結合された第1のソース/ドレ
インと、中間シリコン層と、この中間シリコン層の上に
位置する第2のソース/ドレイン領域と、中間シリコン
層を取り囲むゲート誘電層と、ゲート誘電層を取り囲む
ゲートとを有している。その際、中間シリコン層は、ト
レンチ最上部におけるシリコン充填物と結合され、そこ
において導電チャネルを形成するために反転層が生成さ
れる。また、ゲートはチップ表面に沿って延在してお
り、チップに対し誘電的に分離されていて、ワードライ
ンと結合されている。ビットラインは第2のソース/ド
レインと接触しており、その他の点ではトレンチの表面
上に延在しており、ワードラインとチップから電気的に
絶縁されている。
の単結晶バルク部分内のメモリセルの行と列から成るメ
モリアレイにおいて用いられ、ワードラインとビットラ
インによってアドレス指定されるメモリセルに関するも
のである。このメモリセルは、キャパシタ、バーティカ
ルトランジスタ、ワードライン、ならびにビットライン
を有している。この場合、キャパシタはシリコンによっ
て充填されたバーティカルトレンチから成り、その壁に
沿って誘電層を有しており、これによってシリコン充填
物がチップのバルク部分と分離される。バーティカルト
ランジスタはトレンチの上に重なっており、トレンチ最
上部におけるシリコンと結合された第1のソース/ドレ
インと、中間シリコン層と、この中間シリコン層の上に
位置する第2のソース/ドレイン領域と、中間シリコン
層を取り囲むゲート誘電層と、ゲート誘電層を取り囲む
ゲートとを有している。その際、中間シリコン層は、ト
レンチ最上部におけるシリコン充填物と結合され、そこ
において導電チャネルを形成するために反転層が生成さ
れる。また、ゲートはチップ表面に沿って延在してお
り、チップに対し誘電的に分離されていて、ワードライ
ンと結合されている。ビットラインは第2のソース/ド
レインと接触しており、その他の点ではトレンチの表面
上に延在しており、ワードラインとチップから電気的に
絶縁されている。
【0007】別の実施形態によれば、本発明はトレンチ
内に堆積されるポリシリコンに種晶を与えるようにした
新規なセル製造プロセスに関する。この種晶によって、
トランジスタのチャネルを生成可能な半導体中間層を設
けることができるようになる。
内に堆積されるポリシリコンに種晶を与えるようにした
新規なセル製造プロセスに関する。この種晶によって、
トランジスタのチャネルを生成可能な半導体中間層を設
けることができるようになる。
【0008】さらに別の実施形態によれば、本発明はメ
モリセルを形成するための方法に関する。この方法は以
下のステップを有している。すなわち、一方の導電形の
半導体チップにトレンチを形成するステップと、トレン
チ壁上に誘電層を形成するステップと、チップの導電形
とは反対の導電形のポリシリコンによりトレンチを充填
するステップと、第1のソース/ドレインとして用いる
チップの導電形とは反対の導電性の実質的に単結晶のシ
リコンの層をトレンチ頂部上に形成するために十分な厚
さでチップ表面上にエピタキシャルシリコン層を成長さ
せるステップと、第1の誘電層をチップ表面上に形成す
るステップと、この第1の誘電層の表面上にチップの導
電形とは反対の導電形のポリシリコン層を形成するステ
ップと、このポリシリコン層の表面上に第2の誘電層を
形成するステップと、第1および第2の誘電層を貫通し
て開口部をエッチングし、トレンチ最上部上の実質的に
単結晶のシリコンを露出させるステップと、ポリシリコ
ン層における開口部の側壁に沿って選択的にシリコン酸
化物層を形成するステップと、開口部のポリシリコン層
側壁上におけるシリコン酸化物がゲート誘電体として用
いられるバーティカルトランジスタのチャネルが形成さ
れることになる中間層を形成するため、開口部内に前記
の一方の導電形の単結晶シリコンを成長させるステップ
と、第2のソース/ドレインおよびセルのビットライン
として用いるため中間シリコン層と接触したチップ最上
面上に前記の反対の導電形の導体層を堆積させるステッ
プとを有している。
モリセルを形成するための方法に関する。この方法は以
下のステップを有している。すなわち、一方の導電形の
半導体チップにトレンチを形成するステップと、トレン
チ壁上に誘電層を形成するステップと、チップの導電形
とは反対の導電形のポリシリコンによりトレンチを充填
するステップと、第1のソース/ドレインとして用いる
チップの導電形とは反対の導電性の実質的に単結晶のシ
リコンの層をトレンチ頂部上に形成するために十分な厚
さでチップ表面上にエピタキシャルシリコン層を成長さ
せるステップと、第1の誘電層をチップ表面上に形成す
るステップと、この第1の誘電層の表面上にチップの導
電形とは反対の導電形のポリシリコン層を形成するステ
ップと、このポリシリコン層の表面上に第2の誘電層を
形成するステップと、第1および第2の誘電層を貫通し
て開口部をエッチングし、トレンチ最上部上の実質的に
単結晶のシリコンを露出させるステップと、ポリシリコ
ン層における開口部の側壁に沿って選択的にシリコン酸
化物層を形成するステップと、開口部のポリシリコン層
側壁上におけるシリコン酸化物がゲート誘電体として用
いられるバーティカルトランジスタのチャネルが形成さ
れることになる中間層を形成するため、開口部内に前記
の一方の導電形の単結晶シリコンを成長させるステップ
と、第2のソース/ドレインおよびセルのビットライン
として用いるため中間シリコン層と接触したチップ最上
面上に前記の反対の導電形の導体層を堆積させるステッ
プとを有している。
【0009】次に、図面を参照しながら本発明について
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0010】
【実施例】図1には、メモリセル10の電気回路概略図
が示されている。この種のセルはたとえば、ランダムア
クセスメモリ(RAM)集積回路(IC)または集積チ
ップにおいて用いられる。また、この種のセルは、ダイ
ナミックRAM(DRAM)、シンクロナスDRAM
(SDRAM)、または他のメモリチップにおいて使用
できる。このセルは、キャパシタ14と直列に接続され
たMOSトランジスタ12を有している。トランジスタ
12は、第1および第2の出力電流電極12A,12B
ならびにゲート電極12Cを有している。スイッチング
トランジスタのゲート電極12Cは、DRAMアレイの
ワードラインと接続されている。電極12Aがトランジ
スタのドレインとして用いられるのは、正の電流がそこ
からトランジスタ12を通って電極12Bへ流れる場合
であって、このとき電極12Bはソースとして用いられ
る。これは論理情報(データ、信号ビットつまり”1”
または”0”)がメモリセル10に読み込まれるかまた
はメモリセルをリフレッシュするとききに発生する。電
極12Bがドレインとして用いられるのは、情報がメモ
リセル12から読み出されるときであって、この場合、
電流は電極12Bからトランジスタ12を通して電極1
2Aへ流れ、このとき電極12Aはソースとして用いら
れる。
が示されている。この種のセルはたとえば、ランダムア
クセスメモリ(RAM)集積回路(IC)または集積チ
ップにおいて用いられる。また、この種のセルは、ダイ
ナミックRAM(DRAM)、シンクロナスDRAM
(SDRAM)、または他のメモリチップにおいて使用
できる。このセルは、キャパシタ14と直列に接続され
たMOSトランジスタ12を有している。トランジスタ
12は、第1および第2の出力電流電極12A,12B
ならびにゲート電極12Cを有している。スイッチング
トランジスタのゲート電極12Cは、DRAMアレイの
ワードラインと接続されている。電極12Aがトランジ
スタのドレインとして用いられるのは、正の電流がそこ
からトランジスタ12を通って電極12Bへ流れる場合
であって、このとき電極12Bはソースとして用いられ
る。これは論理情報(データ、信号ビットつまり”1”
または”0”)がメモリセル10に読み込まれるかまた
はメモリセルをリフレッシュするとききに発生する。電
極12Bがドレインとして用いられるのは、情報がメモ
リセル12から読み出されるときであって、この場合、
電流は電極12Bからトランジスタ12を通して電極1
2Aへ流れ、このとき電極12Aはソースとして用いら
れる。
【0011】しかし先に述べたようにここでは簡単にす
るため、各々をトランジスタ12のソース/ドレインと
書くことにする。キャパシタ14は、第1の極板14A
および第2の極板14Bを有している。極板14Bは典
型的には基準電圧と結合されており、これはこの図では
アース17として示されている。いくつかの事例では、
極板14BにおいてVpp/2など何らかの別の基準電
圧を用いるのが望ましい場合もある。トランジスタ12
がスイッチオンされると、電極12Aと接続されたビッ
トライン18からキャパシタ14へ電流が流れる。これ
はビットライン18からキャパシタ14を絶縁するた
め、スイッチオフされる。情報(論理情報)のビットに
対応する信号は、キャパシタ14における電荷として蓄
積される。適切な信号がワードライン19へ供給されビ
ットライン18へ供給されると、データが電荷としてキ
ャパシタ14上に蓄積され、そこにおいて有効な期間に
わたり保持される。蓄積ノード16からの漏れがあるた
めに通常、蓄積されたデータを周期的にリフレッシュす
る必要がある。
るため、各々をトランジスタ12のソース/ドレインと
書くことにする。キャパシタ14は、第1の極板14A
および第2の極板14Bを有している。極板14Bは典
型的には基準電圧と結合されており、これはこの図では
アース17として示されている。いくつかの事例では、
極板14BにおいてVpp/2など何らかの別の基準電
圧を用いるのが望ましい場合もある。トランジスタ12
がスイッチオンされると、電極12Aと接続されたビッ
トライン18からキャパシタ14へ電流が流れる。これ
はビットライン18からキャパシタ14を絶縁するた
め、スイッチオフされる。情報(論理情報)のビットに
対応する信号は、キャパシタ14における電荷として蓄
積される。適切な信号がワードライン19へ供給されビ
ットライン18へ供給されると、データが電荷としてキ
ャパシタ14上に蓄積され、そこにおいて有効な期間に
わたり保持される。蓄積ノード16からの漏れがあるた
めに通常、蓄積されたデータを周期的にリフレッシュす
る必要がある。
【0012】図2には、本発明によるメモリセル11の
構造が示されている。この場合、複数のメモリセルが相
互接続されており、これによってアレイが形成される。
この種のアレイは、DRAM、シンクロナスDRAM
(SDRAM)または他のメモリICなどメモリ集積回
路を形成するために用いられる。図示されているように
メモリセル11は、半導体ウェハなど半導体チップ20
の一部分に形成されている。このウェハはたとえばシリ
コンから成る。シリコン・オン・インシュレータ(SO
I)またはヒ化ガリウムを有する他の半導体ウェハも有
用である。ウェハはドープしなくてもよいし、あるいは
第1の導電形のドーパントによって低濃度または高濃度
でドープすることもできる。1つの実施形態の場合、チ
ップは、有利にはp形単結晶シリコンであるバルク部分
を有している。このメモリセルは、図1に示されている
ような電気回路を有している。バルク単結晶部分21を
有するチップ20は、トレンチ22を有している。1つ
の実施形態によればこのトレンチは、たとえば高濃度で
ドープされたn+形多結晶シリコン23によって充填さ
れたほぼ正方形の断面を有しており、これはメモリセル
11の蓄積ノード16として用いられる。他の横断面を
もつトレンチも有用である。この場合、n+形ポリシリ
コン充填物は、トランジスタ12のソース/ドレイン1
2Bと結合されたキャパシタ14の一方の極板14A
(図1)にも対応する。
構造が示されている。この場合、複数のメモリセルが相
互接続されており、これによってアレイが形成される。
この種のアレイは、DRAM、シンクロナスDRAM
(SDRAM)または他のメモリICなどメモリ集積回
路を形成するために用いられる。図示されているように
メモリセル11は、半導体ウェハなど半導体チップ20
の一部分に形成されている。このウェハはたとえばシリ
コンから成る。シリコン・オン・インシュレータ(SO
I)またはヒ化ガリウムを有する他の半導体ウェハも有
用である。ウェハはドープしなくてもよいし、あるいは
第1の導電形のドーパントによって低濃度または高濃度
でドープすることもできる。1つの実施形態の場合、チ
ップは、有利にはp形単結晶シリコンであるバルク部分
を有している。このメモリセルは、図1に示されている
ような電気回路を有している。バルク単結晶部分21を
有するチップ20は、トレンチ22を有している。1つ
の実施形態によればこのトレンチは、たとえば高濃度で
ドープされたn+形多結晶シリコン23によって充填さ
れたほぼ正方形の断面を有しており、これはメモリセル
11の蓄積ノード16として用いられる。他の横断面を
もつトレンチも有用である。この場合、n+形ポリシリ
コン充填物は、トランジスタ12のソース/ドレイン1
2Bと結合されたキャパシタ14の一方の極板14A
(図1)にも対応する。
【0013】トレンチ22の側壁と底部は誘電層24に
より囲まれており、これはキャパシタ14の誘電体とし
て用いられる。選択的な構成として、誘電層24により
充填物と分離されたトレンチ22の外側が、高濃度でド
ープされたn+形層26によって取り囲まれる。層26
は、キャパシタ14の他方の極板14B(図1)として
用いられる。典型的にはチップ20のp形バルク21は
上述のとおり、基準電位典型的にはアース電位に保持さ
れている。Vpp/2など他の基準電位も有用である。
より囲まれており、これはキャパシタ14の誘電体とし
て用いられる。選択的な構成として、誘電層24により
充填物と分離されたトレンチ22の外側が、高濃度でド
ープされたn+形層26によって取り囲まれる。層26
は、キャパシタ14の他方の極板14B(図1)として
用いられる。典型的にはチップ20のp形バルク21は
上述のとおり、基準電位典型的にはアース電位に保持さ
れている。Vpp/2など他の基準電位も有用である。
【0014】トレンチ22の上にはバーティカルトラン
ジスタが配置されており、これはトランジスタ12に対
応する。この場合、バーティカルMOSFETトランジ
スタはn+形層34および37を有しており、一般にこ
れは各々断面が円形であり、図1のソース/ドレイン1
2Bおよびソース/ドレイン12Aに対応していて、つ
まりはトランジスタにおける2つの出力電流端子を成し
ている。これらの間の部分にはp形層30が延在してお
り、その中にn形反転層(図示せず)が形成されること
になり、これはゲート電圧がトランジスタをその閉成ス
イッチング導電状態におくようなものであるときに、層
34と37の間の導電チャネルとして用いられる。トラ
ンジスタのゲート誘電体は、層30を取り囲むシリコン
酸化物層32によって形成されている。層34は導電層
36と組み合わせられることになり、これはDRAMの
ビットライン52として用いられ、これはトレンチ表面
上を図平面に対し垂直方向に延在している。層37は、
メモリセル10の蓄積ノード16(図1)に対応する。
ジスタが配置されており、これはトランジスタ12に対
応する。この場合、バーティカルMOSFETトランジ
スタはn+形層34および37を有しており、一般にこ
れは各々断面が円形であり、図1のソース/ドレイン1
2Bおよびソース/ドレイン12Aに対応していて、つ
まりはトランジスタにおける2つの出力電流端子を成し
ている。これらの間の部分にはp形層30が延在してお
り、その中にn形反転層(図示せず)が形成されること
になり、これはゲート電圧がトランジスタをその閉成ス
イッチング導電状態におくようなものであるときに、層
34と37の間の導電チャネルとして用いられる。トラ
ンジスタのゲート誘電体は、層30を取り囲むシリコン
酸化物層32によって形成されている。層34は導電層
36と組み合わせられることになり、これはDRAMの
ビットライン52として用いられ、これはトレンチ表面
上を図平面に対し垂直方向に延在している。層37は、
メモリセル10の蓄積ノード16(図1)に対応する。
【0015】部分38A、38Bとして示されているセ
グメント化されたn+形層によってワードライン50が
形成され、これもやはりチップ20の最上面上をビット
ライン36に対し垂直に延在する。これについてはあと
で図3の説明のところで説明する。層部分38A,38
Bは、トランジスタ12のゲート電極12Cとして用い
られる。p+形の中間領域30とゲート誘電層32は実
質的に、ワードライン50の2つのセグメント38Aと
38Bの間で綴じ合わせられている。また、酸化物層4
0によって、ワードライン50の底部がシリコンチップ
20の最上面から分離されている。
グメント化されたn+形層によってワードライン50が
形成され、これもやはりチップ20の最上面上をビット
ライン36に対し垂直に延在する。これについてはあと
で図3の説明のところで説明する。層部分38A,38
Bは、トランジスタ12のゲート電極12Cとして用い
られる。p+形の中間領域30とゲート誘電層32は実
質的に、ワードライン50の2つのセグメント38Aと
38Bの間で綴じ合わせられている。また、酸化物層4
0によって、ワードライン50の底部がシリコンチップ
20の最上面から分離されている。
【0016】ここで望ましいのは、中間領域30がたと
えばNMOS形トランジスタにおける電子のような電荷
キャリアのために高い移動度をもつことである。それと
いうのも、そのポテンシャルはいっそう高いスイッチン
グ速度に対するものだからである。それゆえ、中間領域
が実質的に単結晶であるのが望ましい。本発明の1つの
実施形態によれば、スイッチングトランジスタにおける
一方のソース/ドレイン12A(図1)として用いられ
るトレンチ22の多結晶充填物23と、スイッチングト
ランジスタにおける他方のソース/ドレイン12B(図
1)として用いられる領域30の上のシリコン層34と
の間に、実質的に単結晶の中間領域30が設けられてい
る。図示されているように、中間領域はセルのビットラ
イン36と結合されている。
えばNMOS形トランジスタにおける電子のような電荷
キャリアのために高い移動度をもつことである。それと
いうのも、そのポテンシャルはいっそう高いスイッチン
グ速度に対するものだからである。それゆえ、中間領域
が実質的に単結晶であるのが望ましい。本発明の1つの
実施形態によれば、スイッチングトランジスタにおける
一方のソース/ドレイン12A(図1)として用いられ
るトレンチ22の多結晶充填物23と、スイッチングト
ランジスタにおける他方のソース/ドレイン12B(図
1)として用いられる領域30の上のシリコン層34と
の間に、実質的に単結晶の中間領域30が設けられてい
る。図示されているように、中間領域はセルのビットラ
イン36と結合されている。
【0017】図3には、図2のメモリセルにおける2次
元の方形アレイの平面図が示されている。図3に示され
ているように、ワードライン50の列は垂直方向に延在
しており、ビットライン52の行は水平方向に延在して
いる。この場合、絶縁された交差点が設けられており、
これはさもなければ各ラインの2つのセットが交わって
しまうところに設けられている。傾いた大きい方の矩形
54はバーティカルトレンチ22の輪郭を表しており、
傾いた大きい方の矩形54内に納まっている小さい方の
矩形56は、バーティカルトランジスタの輪郭を表して
いる。
元の方形アレイの平面図が示されている。図3に示され
ているように、ワードライン50の列は垂直方向に延在
しており、ビットライン52の行は水平方向に延在して
いる。この場合、絶縁された交差点が設けられており、
これはさもなければ各ラインの2つのセットが交わって
しまうところに設けられている。傾いた大きい方の矩形
54はバーティカルトレンチ22の輪郭を表しており、
傾いた大きい方の矩形54内に納まっている小さい方の
矩形56は、バーティカルトランジスタの輪郭を表して
いる。
【0018】図4〜図10には、1つの実施形態による
メモリセルを形成するための種々のステップが描かれて
いる。
メモリセルを形成するための種々のステップが描かれて
いる。
【0019】典型的には、複数のメモリICが1つのウ
ェハにおいて同時に並行して製造される。並列処理の
後、次にウェハがダイシングされて、複数のチップが形
成される。各チップは典型的には1つの単一ICを収容
しており、それらの各々には、数千個のセルならびに書
き込み/読み出しおよびリフレッシュのための関連する
補助回路が含まれている。ここでは簡単にするため、処
理の説明を単一のメモリセルに関する説明に限定する。
ェハにおいて同時に並行して製造される。並列処理の
後、次にウェハがダイシングされて、複数のチップが形
成される。各チップは典型的には1つの単一ICを収容
しており、それらの各々には、数千個のセルならびに書
き込み/読み出しおよびリフレッシュのための関連する
補助回路が含まれている。ここでは簡単にするため、処
理の説明を単一のメモリセルに関する説明に限定する。
【0020】典型的にはまずはじめに、素材60として
用いられる半導体基板またはウェハのスライス中にトレ
ンチが形成される。1つの実施形態によれば、ウェハは
p形ドーパントにより低濃度でドープされたシリコン
(p−)から成る。図4に示されているようにまずはじ
めに、シリコン素材(チップ)60の表面上に一般にP
AD酸化物と呼ばれるシリコン酸化物の薄い層62が形
成される。この層は基本的に製造中にスライス60の表
面を保護するために用いられ、製造過程中に除去され
る。PAD酸化物62は通常、PAD窒化物と一般に呼
ばれるシリコン窒化物の層64によって覆われており、
これは基本的に後続の製造ステップのいくつかにおいて
エッチストップとして用いられる。
用いられる半導体基板またはウェハのスライス中にトレ
ンチが形成される。1つの実施形態によれば、ウェハは
p形ドーパントにより低濃度でドープされたシリコン
(p−)から成る。図4に示されているようにまずはじ
めに、シリコン素材(チップ)60の表面上に一般にP
AD酸化物と呼ばれるシリコン酸化物の薄い層62が形
成される。この層は基本的に製造中にスライス60の表
面を保護するために用いられ、製造過程中に除去され
る。PAD酸化物62は通常、PAD窒化物と一般に呼
ばれるシリコン窒化物の層64によって覆われており、
これは基本的に後続の製造ステップのいくつかにおいて
エッチストップとして用いられる。
【0021】次に、シリコン素材60中にトレンチ66
が形成され、これは次にポリシリコンによって充填され
る。ポリシリコンはn形ドーパントにより高濃度でドー
ピングされており(n+)、これはセルの蓄積ノードと
して用いられる。これは通常の手法によって行うことが
でき、その際にスライス表面上に適切にパターニングさ
れたマスクが設けられており、ここでは異方性の反応性
イオンエッチング(RIE)が用いられ、これによって
かなりストレートな側壁をもつトレンチがシリコン中に
形成される。次に、図2におけるn+形層26として表
されているような高濃度でドープされた極板領域(これ
は選択的構成である)を設ける場合には、この領域はた
とえば適切なドーパントをトレンチに導入しそれを基板
へ外方拡散させることによって形成される。この目的で
種々の技術を利用することができ、たとえばトレンチ内
部を窒化物被覆物でコーティングして加熱し、n+形に
ドープするためトレンチのシリコン壁に窒化物を拡散さ
せる。図面を簡単にするため、この図ならびに以下の図
面ではこの層は省略する。
が形成され、これは次にポリシリコンによって充填され
る。ポリシリコンはn形ドーパントにより高濃度でドー
ピングされており(n+)、これはセルの蓄積ノードと
して用いられる。これは通常の手法によって行うことが
でき、その際にスライス表面上に適切にパターニングさ
れたマスクが設けられており、ここでは異方性の反応性
イオンエッチング(RIE)が用いられ、これによって
かなりストレートな側壁をもつトレンチがシリコン中に
形成される。次に、図2におけるn+形層26として表
されているような高濃度でドープされた極板領域(これ
は選択的構成である)を設ける場合には、この領域はた
とえば適切なドーパントをトレンチに導入しそれを基板
へ外方拡散させることによって形成される。この目的で
種々の技術を利用することができ、たとえばトレンチ内
部を窒化物被覆物でコーティングして加熱し、n+形に
ドープするためトレンチのシリコン壁に窒化物を拡散さ
せる。図面を簡単にするため、この図ならびに以下の図
面ではこの層は省略する。
【0022】n+形層が形成された後、トレンチ66の
壁が処理されてその上に誘電層70が形成され、これは
キャパシタの誘電体として用いられることになる。これ
は有利には酸化シリコン、窒化シリコンまたはオキシ窒
化シリコンとすることができる。
壁が処理されてその上に誘電層70が形成され、これは
キャパシタの誘電体として用いられることになる。これ
は有利には酸化シリコン、窒化シリコンまたはオキシ窒
化シリコンとすることができる。
【0023】次にトレンチは、n+形にドープされた多
結晶シリコン(ポリシリコン)72によって充填され
る。良好な充填を得るため、図4に示されているように
トレンチ22が満たされるまで、ポリシリコンは素材6
0の最上面上に形成される。その後、この最上面に対し
化学的機械的研磨(CMP)が施され、素材60の表面
が平坦化される。この処理において、シリコン窒化物層
64を平坦化を達成するためのエッチストップとして用
いることができる。
結晶シリコン(ポリシリコン)72によって充填され
る。良好な充填を得るため、図4に示されているように
トレンチ22が満たされるまで、ポリシリコンは素材6
0の最上面上に形成される。その後、この最上面に対し
化学的機械的研磨(CMP)が施され、素材60の表面
が平坦化される。この処理において、シリコン窒化物層
64を平坦化を達成するためのエッチストップとして用
いることができる。
【0024】次に、トレンチ66内のポリシリコン充填
物72に凹部74を形成するエッチングのために、反応
性イオンエッチング(RIE)が用いられる。RIEは
パッド窒化物および誘電層に対し選択性である。図5に
はその結果が描かれている。凹部74は、その上にシリ
コンを成長させるための種晶(seed information)が与
えられる。
物72に凹部74を形成するエッチングのために、反応
性イオンエッチング(RIE)が用いられる。RIEは
パッド窒化物および誘電層に対し選択性である。図5に
はその結果が描かれている。凹部74は、その上にシリ
コンを成長させるための種晶(seed information)が与
えられる。
【0025】この目的でまずはじめに、PADシリコン
窒化物64とPADと酸化物62の層が剥がされ、素材
60の単結晶シリコン表面が露出する。その後、露出し
た素材のシリコン表面上にn+形シリコン層78をエピ
タキシャル成長させる。エピタキシャル層は、典型的に
は実質的に単結晶であるエピタキシャルシリコンによっ
てトレンチを満たすのに十分な厚さである。さらに、典
型的には1000゜C以上である適切な再結晶温度まで
シリコンを加熱することによって、凹部内に堆積したシ
リコンの少なくとも頂部が、素材における周囲の単結晶
表面上に堆積したものとともに単結晶となる。したがっ
てトレンチのこの部分によって、トランジスタの領域を
成す後続のエピタキシャル成長のための種晶が与えられ
る。その結果は図6に示されている。次に、エピタキシ
ャル成長前のほぼ元のレベルまで素材表面を平坦化する
ためにCMPが用いられる。図7にはその結果が描かれ
ている。
窒化物64とPADと酸化物62の層が剥がされ、素材
60の単結晶シリコン表面が露出する。その後、露出し
た素材のシリコン表面上にn+形シリコン層78をエピ
タキシャル成長させる。エピタキシャル層は、典型的に
は実質的に単結晶であるエピタキシャルシリコンによっ
てトレンチを満たすのに十分な厚さである。さらに、典
型的には1000゜C以上である適切な再結晶温度まで
シリコンを加熱することによって、凹部内に堆積したシ
リコンの少なくとも頂部が、素材における周囲の単結晶
表面上に堆積したものとともに単結晶となる。したがっ
てトレンチのこの部分によって、トランジスタの領域を
成す後続のエピタキシャル成長のための種晶が与えられ
る。その結果は図6に示されている。次に、エピタキシ
ャル成長前のほぼ元のレベルまで素材表面を平坦化する
ためにCMPが用いられる。図7にはその結果が描かれ
ている。
【0026】次に図8に示されているように素材60の
表面上に順次、第1のシリコン酸化物層80とn+形に
ドープされたポリシリコン層82と第2のシリコン酸化
物層84が形成される。ポリシリコン層82はセルのワ
ードラインとして用いられる。
表面上に順次、第1のシリコン酸化物層80とn+形に
ドープされたポリシリコン層82と第2のシリコン酸化
物層84が形成される。ポリシリコン層82はセルのワ
ードラインとして用いられる。
【0027】その後、両方の酸化物層80および84な
らびにポリシリコン層82を貫通しておおよそ、図8に
示した状態が得られるようシリコン充填物78最上部に
形成された単結晶シリコンのレベルまで、開口部がエッ
チングされる。
らびにポリシリコン層82を貫通しておおよそ、図8に
示した状態が得られるようシリコン充填物78最上部に
形成された単結晶シリコンのレベルまで、開口部がエッ
チングされる。
【0028】次に、エッチングにより貫通させられたポ
リシリコン層82の露出表面上に酸化物層86を成長さ
せる。この酸化物層はトランジスタのゲート酸化物とし
て用いられるべきものであって、そのため適切に成長さ
せるようにする。1つの実施形態によればこれは高圧酸
化によって行われ、これによりゲート誘電体としての使
用に適した高品質の層が保証される。シリコン充填物7
8の最上部上に同時に形成される酸化物層が選択的に除
去され、シリコン表面が再び露出する。図9には、ゲー
ト酸化物を含む素材60が示されている。
リシリコン層82の露出表面上に酸化物層86を成長さ
せる。この酸化物層はトランジスタのゲート酸化物とし
て用いられるべきものであって、そのため適切に成長さ
せるようにする。1つの実施形態によればこれは高圧酸
化によって行われ、これによりゲート誘電体としての使
用に適した高品質の層が保証される。シリコン充填物7
8の最上部上に同時に形成される酸化物層が選択的に除
去され、シリコン表面が再び露出する。図9には、ゲー
ト酸化物を含む素材60が示されている。
【0029】次に、トレンチ内における凹部の最上部に
形成された実質的に単結晶の層によって与えられる種晶
を用い、p+形シリコン88のエピタキシャル成長によ
って開口部が充填される。開口部において良好な充填を
保証するため、第2の酸化物層84の表面上にシリコン
も堆積させる。この成長に続いて加熱ステップが行わ
れ、これにより十分に速い再結晶が行われ、シリコン8
8における結晶性が改善される。さらにこれは、下にお
かれたn+形伝導体のソース/ドレイン領域との良好な
チャネル界面を形成するためにも用いられる。
形成された実質的に単結晶の層によって与えられる種晶
を用い、p+形シリコン88のエピタキシャル成長によ
って開口部が充填される。開口部において良好な充填を
保証するため、第2の酸化物層84の表面上にシリコン
も堆積させる。この成長に続いて加熱ステップが行わ
れ、これにより十分に速い再結晶が行われ、シリコン8
8における結晶性が改善される。さらにこれは、下にお
かれたn+形伝導体のソース/ドレイン領域との良好な
チャネル界面を形成するためにも用いられる。
【0030】これに続いてCMPが行われ、余分なシリ
コンが除去されて第2の酸化物層84のレベルになるま
で表面が平坦化され、その結果、素材60の状態は図1
0に示されたようになる。
コンが除去されて第2の酸化物層84のレベルになるま
で表面が平坦化され、その結果、素材60の状態は図1
0に示されたようになる。
【0031】そして新たに形成された単結晶シリコン8
8の上にビットラインが形成され、図2に示した構造に
到達する。
8の上にビットラインが形成され、図2に示した構造に
到達する。
【0032】この目的で、図11に示されているように
n+形ポリシリコン90が素材60の表面上に析出され
る。次に、ビットラインとして用いられることになるこ
のポリシリコンの導電性を高めるため、これを典型的に
はタングステン、モリブデンまたはチタンから成る層9
2によって被覆するのが有利である。次にこの2重の層
90,92は、ポリシリコン領域88の上にのみ選択的
に延在するよう通常のやりかたでパターニングされる。
この場合、トランジスタに対するビットラインのアライ
メントは比較的クリティカルである。一般に有利である
のは、これをアニーリングを行ってから完成させること
であり、これによりポリシリコンに対し金属が焼結され
て金属シリサイドが形成され、ポリシリコン層のドーパ
ントが拡散して、チャネルを伴うn+形ソース/ドレイ
ン領域が形成される。この場合、層82の厚さとアニー
リングステップを、所望のようにドレイン/ソースのオ
ーバラップを調整するために利用できる。
n+形ポリシリコン90が素材60の表面上に析出され
る。次に、ビットラインとして用いられることになるこ
のポリシリコンの導電性を高めるため、これを典型的に
はタングステン、モリブデンまたはチタンから成る層9
2によって被覆するのが有利である。次にこの2重の層
90,92は、ポリシリコン領域88の上にのみ選択的
に延在するよう通常のやりかたでパターニングされる。
この場合、トランジスタに対するビットラインのアライ
メントは比較的クリティカルである。一般に有利である
のは、これをアニーリングを行ってから完成させること
であり、これによりポリシリコンに対し金属が焼結され
て金属シリサイドが形成され、ポリシリコン層のドーパ
ントが拡散して、チャネルを伴うn+形ソース/ドレイ
ン領域が形成される。この場合、層82の厚さとアニー
リングステップを、所望のようにドレイン/ソースのオ
ーバラップを調整するために利用できる。
【0033】この結果、基本的な詳細部分について図2
に示されているセルに対応するセルが形成される。
に示されているセルに対応するセルが形成される。
【0034】既述の特有の実施形態は本発明の一般的な
原理の実例にすぎず、本発明の枠から逸脱することなく
種々の変形を行えることは自明である。たとえば、メモ
リセルの形成される単結晶シリコンを、たとえばサファ
イアなど異質の材料の適切な結晶上にエピタキシャル成
長させたシリコン層とすることができる。また、特定の
導電形を逆にすることも可能であり、この場合、種々の
シリコン層の導電性は当業者に知られているようにして
変化する。さらに、エッチングや堆積など用いられる種
々のプロセスステップを変形することができる。これま
で半導体としてシリコンについて説明してきたが(これ
は目下のところ有利な選択である)、他の種類の基板も
有用である。このように本発明の範囲は上述の説明によ
って定まるもののではなく、特許請求の範囲によっての
み定められる。
原理の実例にすぎず、本発明の枠から逸脱することなく
種々の変形を行えることは自明である。たとえば、メモ
リセルの形成される単結晶シリコンを、たとえばサファ
イアなど異質の材料の適切な結晶上にエピタキシャル成
長させたシリコン層とすることができる。また、特定の
導電形を逆にすることも可能であり、この場合、種々の
シリコン層の導電性は当業者に知られているようにして
変化する。さらに、エッチングや堆積など用いられる種
々のプロセスステップを変形することができる。これま
で半導体としてシリコンについて説明してきたが(これ
は目下のところ有利な選択である)、他の種類の基板も
有用である。このように本発明の範囲は上述の説明によ
って定まるもののではなく、特許請求の範囲によっての
み定められる。
【図1】DRAMで用いられる種類のトランジスタとキ
ャパシタとを含む標準的なメモリセルの電気回路図であ
る。
ャパシタとを含む標準的なメモリセルの電気回路図であ
る。
【図2】図1のセルの電気回路を有するメモリセルを含
むシリコンチップの一部分を示す断面図であって、本発
明によるキャパシタおよび重ねられたバーティカルトラ
ンジスタのためのバーティカルトレンチが設けられてい
る。
むシリコンチップの一部分を示す断面図であって、本発
明によるキャパシタおよび重ねられたバーティカルトラ
ンジスタのためのバーティカルトレンチが設けられてい
る。
【図3】本発明によるバーティカルトレンチ上に重ね合
わせられたバーティカルトランジスタを使用したメモリ
アレイを示す図である。
わせられたバーティカルトランジスタを使用したメモリ
アレイを示す図である。
【図4】本発明によるプロセスによって図2に示した種
類のメモリセルを形成する際の種々の段階におけるシリ
コンチップの部分図である。
類のメモリセルを形成する際の種々の段階におけるシリ
コンチップの部分図である。
【図5】本発明によるプロセスによって図2に示した種
類のメモリセルを形成する際の種々の段階におけるシリ
コンチップの部分図である。
類のメモリセルを形成する際の種々の段階におけるシリ
コンチップの部分図である。
【図6】本発明によるプロセスによって図2に示した種
類のメモリセルを形成する際の種々の段階におけるシリ
コンチップの部分図である。
類のメモリセルを形成する際の種々の段階におけるシリ
コンチップの部分図である。
【図7】本発明によるプロセスによって図2に示した種
類のメモリセルを形成する際の種々の段階におけるシリ
コンチップの部分図である。
類のメモリセルを形成する際の種々の段階におけるシリ
コンチップの部分図である。
【図8】本発明によるプロセスによって図2に示した種
類のメモリセルを形成する際の種々の段階におけるシリ
コンチップの部分図である。
類のメモリセルを形成する際の種々の段階におけるシリ
コンチップの部分図である。
【図9】本発明によるプロセスによって図2に示した種
類のメモリセルを形成する際の種々の段階におけるシリ
コンチップの部分図である。
類のメモリセルを形成する際の種々の段階におけるシリ
コンチップの部分図である。
【図10】本発明によるプロセスによって図2に示した
種類のメモリセルを形成する際の種々の段階におけるシ
リコンチップの部分図である。
種類のメモリセルを形成する際の種々の段階におけるシ
リコンチップの部分図である。
【図11】本発明によるプロセスによって図2に示した
種類のメモリセルを形成する際の種々の段階におけるシ
リコンチップの部分図である。
種類のメモリセルを形成する際の種々の段階におけるシ
リコンチップの部分図である。
11 メモリセル 20 半導体チップ 21 バルク単結晶部分 22 トレンチ 23 n+ポリシリコン 24 誘電層(キャパシタ誘電体) 26 キャパシタの他方の極板 30 p形層(中間層) 32 シリコン酸化物層(ゲート誘電体) 34 n+形層 36 導電層(ビットライン) 37 n+形層 38A,38B ゲート 40 酸化物層 50 ワードライン
Claims (10)
- 【請求項1】 ワードラインとビットラインによりアド
レス指定されるシリコンチップの単結晶バルク部分内に
おけるメモリセルの行と列から成るアレイにおいて使用
するためのメモリセルにおいて、 キャパシタが設けられており、該キャパシタはシリコン
によって充填されたバーティカルトレンチから成り、該
キャパシタはその壁に沿って誘電層を有しており、該誘
電層によってシリコン充填物がチップのバルク部分と分
離されており、 トレンチの上に重ねられたバーティカルトランジスタが
設けられており、該バーティカルトランジスタは、前記
トレンチの最上部においてシリコンと結合された第1の
ソース/ドレイン領域と、中間シリコン層と、該中間シ
リコン層とオーバラップした第2のソース/ドレイン領
域と、前記中間シリコン層を取り囲むゲート誘電層と、
該誘電層を取り囲むゲートを有しており、前記中間シリ
コン層はトレンチ最上部でシリコン充填物と結合されて
いて第1のソース/ドレインが形成され、該第1のソー
ス/ドレイン領域内で反転層が生成されて導電チャネル
が形成されることになり、前記ゲートはチップ表面に沿
って延在し、そこから誘電的に分離されていてワードラ
インと結合されており、 ビットラインが設けられており、該ビットラインは前記
第2のソース/ドレインと電気的に接触しており、他の
点ではトレンチ表面の上に延在していてワードラインお
よびチップから電気的に絶縁されていることを特徴とす
る、 メモリセル。 - 【請求項2】 前記ワードラインはポリシリコン層であ
る、請求項1記載のメモリセル。 - 【請求項3】 前記シリコン充填物はトレンチ底部では
ポリシリコンであり、前記中間シリコン層は実質的に単
結晶のシリコンである、請求項2記載のメモリセル。 - 【請求項4】 前記チップのバルク部分は第1の導電形
であり、前記トレンチのシリコン充填物は第1の導電形
とは逆の第2の導電形であり、前記中間層は第1の導電
形であり、両方のソース/ドレイン領域は第2の導電形
である、請求項1記載のメモリセル。 - 【請求項5】 トレンチ内のポリシリコン充填物を取り
囲む誘電層の外側のまわりに、ポリシリコン充填物の導
電形と同じ導電形の層が設けられており、該層はチップ
のバルク部分と整流性接合を成す、請求項4記載のメモ
リセル。 - 【請求項6】 メモリセルを形成する方法において、 一方の導電形のシリコンチップ中にトレンチを形成する
ステップと、 該トレンチの壁の上に誘電層を形成するステップと、 前記チップの導電形とは反対の導電形のポリシリコンで
トレンチを充填するステップと、 チップ表面上にエピタキシャルシリコン層を成長させる
ステップが設けられており、該エピタキシャルシリコン
層は、トレンチ最上部の上に実質的に単結晶のシリコン
の層を形成するのに十分な厚さを有しており、該単結晶
シリコン層は、第1のソース/ドレインとして用いられ
るチップの導電形とは反対の導電形であり、 チップ表面に第1の誘電層を形成するステップと、 該第1の誘電層の表面上に、前記チップの導電形とは反
対の導電形を有するポリシリコン層を形成するステップ
と、 該ポリシリコン層の表面に第2の誘電層を形成するステ
ップと、 前記の第1および第2の誘電層とポリシリコン層を貫通
させて開口部をエッチングし、トレンチ最上部上に実質
的に単結晶のシリコンを形成するステップと、 前記ポリシリコン層における開口部の側壁に沿って選択
的にシリコン酸化物層を形成するステップと、 前記開口部内に一方の導電形の単結晶シリコンを成長さ
せるステップが設けられており、これにより中間層を形
成し、該中間層内にバーティカルトランジスタのチャネ
ルが形成されることになり、該バーティカルトランジス
タにおいて、前記開口部におけるポリシリコン層の側壁
上のシリコン酸化物層がゲート誘電体として用いられ、 チップ最上面上に反対の導電形の導電層を堆積させ、該
層を前記中間シリコン層と接触させ、第2のソース/ド
レインおよびセルのビットラインとして用いることを特
徴とする、 メモリセルを形成する方法。 - 【請求項7】 トレンチ壁上に誘電層を形成するステッ
プよりも前に、トレンチ壁上にチップの導電形とは逆の
導電形の層を形成し、誘電層の形成後、シリコンチップ
の導電形とは逆の導電形の多結晶シリコンによって前記
トレンチを充填する、請求項6記載の方法。 - 【請求項8】 ワードラインとビットラインによりアク
セスされ、行と列に配置されたメモリセルのアレイを有
するメモリにおいて有用であるメモリセルを形成する方
法において、 一方の導電形のチップの単結晶シリコン層内にバーティ
カルトレンチを形成し、 該トレンチの壁の上に誘電層を形成し、 前記一方の導電形とは反対の導電形の多結晶シリコンで
トレンチを充填するステップと、 トレンチ内のポリシリコン充填物の最上部を除去するス
テップと、 チップの単結晶シリコン表面上に実質的にエピタキシャ
ルでシリコンを成長させ、トレンチ内のシリコンに種晶
を与えるため反対の導電形のシリコンでトレンチを充填
するステップと、 シリコン層上に、第1の誘電層と前記一方の導電形の中
間ポリシリコン層と第2の誘電層を形成するステップ
と、 前記の第1の誘電層と中間ポリシリコン層と第2の誘電
層とを貫通して、トレンチ最上部におけるシリコン層ま
で開口部を形成するステップと、 該開口部により露出した中間ポリシリコン層の表面上に
酸化物層を形成するステップと、 トレンチ内におけるシリコンの種晶を利用して前記開口
部を前記一方の導電形のエピタキシャルシリコンで充填
するステップと、 前記一方の導電形のエピタキシャルシリコン上に反対の
導電形の層を形成するステップと、 該反対の導電形の層の上に導電層を形成するステップを
有することを特徴とする、 メモリセルを形成する方法。 - 【請求項9】 前記第1の誘電層と第2の誘電層との間
に形成されたポリシリコン層はセルのワードラインであ
り、シリコンの上に最後に形成された導電層はセルのビ
ットラインであり、開口部の充填に用いられた一方の導
電形のエピタキシャルシリコンを、動作中にバーティカ
ルトランジスタのチャネルが生成されるシリコンの層と
して用いる、請求項8記載の方法。 - 【請求項10】 行と列に配置されワードラインとビッ
トラインによりアクセスされるメモリセルのアレイを有
するメモリにおいて使用するためのトランジスタとキャ
パシタを備えたメモリセルを形成する方法において、 一方の導電形の単結晶シリコン層中にバーティカルトレ
ンチを形成するステップと、 該トレンチの壁の上に誘電層を形成するステップと、 前記一方の導電形とは反対の導電形のドープされたポリ
シリコンでトレンチを充填するステップと、 トレンチ最上部に単結晶層を形成するため、ポリシリコ
ン層の最上面上に前記反対の導電形のエピタキシャルシ
リコン層を形成するステップと、 チップ最上面上に、第1の誘電層と、ワードラインとし
て使用するのに適した前記反対の導電形のポリシリコン
から成る中間層と、第2の誘電層とを堆積させるステッ
プと、 前記第1および第2の誘電層ならびにポリシリコンの中
間層とを貫通させて、トレンチ最上部における単結晶層
まで開口部を形成するステップと、 中間ポリシリコン層を貫通する前記開口部の側壁上にゲ
ート酸化物層を形成するステップと、 前記一方の導電形のエピタキシャルシリコンで前記開口
部を充填するステップが設けられており、該エピタキシ
ャルシリコンは、動作中にメモリセルにおけるトランジ
スタのチャネルの生成される層として使用するのに適し
ており、該層は、下に位置するトランジスタのシリコン
との第1のソース/ドレインの界面を成し、 前記一方の導電形のエピタキシャル層の上に、反対の導
電形の第2のソース/ドレイン層を形成するステップ
と、 メモリセルのビットラインとして使用するために、第2
のドレイン/ソース層の上に導電層を形成するステップ
を有することを特徴とする、 メモリセルを形成する方法。
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