JPH11165091A - 高速回転破砕装置 - Google Patents
高速回転破砕装置Info
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- JPH11165091A JPH11165091A JP9331693A JP33169397A JPH11165091A JP H11165091 A JPH11165091 A JP H11165091A JP 9331693 A JP9331693 A JP 9331693A JP 33169397 A JP33169397 A JP 33169397A JP H11165091 A JPH11165091 A JP H11165091A
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- JP
- Japan
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- crushed
- blade
- chute
- combustible
- rotary
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E50/00—Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
- Y02E50/30—Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel
Landscapes
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
- Crushing And Pulverization Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 被破砕物中に混入している金属、陶器および
ガラス等の高強度の不燃物を高速回転破砕を実施しなが
ら可燃物と分別する。 【解決手段】 回転刃1および固定刃2の上部を覆うケ
ーシング8の上部には、被破砕物17の投入シュート4
とは別に不燃物回収シュート6が、所定の角度θ傾斜さ
せて設けられている。投入シュート4から投入された被
破砕物17は、回転刃1および固定刃2の剪断力によっ
てスクリーン3の孔の径以下になるまで破砕されスクリ
ーン3の孔を通して落下する。被破砕物17に混入して
いる反発力のある金属、陶器およびガラス等の不燃物1
7aは高速で回転している回転刃1に衝突し反発して上
方に送られ、不燃物回収シュート5から取り出され回収
され、かくして、不燃物と可燃物とが分別される。
ガラス等の高強度の不燃物を高速回転破砕を実施しなが
ら可燃物と分別する。 【解決手段】 回転刃1および固定刃2の上部を覆うケ
ーシング8の上部には、被破砕物17の投入シュート4
とは別に不燃物回収シュート6が、所定の角度θ傾斜さ
せて設けられている。投入シュート4から投入された被
破砕物17は、回転刃1および固定刃2の剪断力によっ
てスクリーン3の孔の径以下になるまで破砕されスクリ
ーン3の孔を通して落下する。被破砕物17に混入して
いる反発力のある金属、陶器およびガラス等の不燃物1
7aは高速で回転している回転刃1に衝突し反発して上
方に送られ、不燃物回収シュート5から取り出され回収
され、かくして、不燃物と可燃物とが分別される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一般廃棄物等の
処理および固形燃料(RDF)化に用いられる回転刃と
固定刃とを備える高速回転破砕装置に関し、詳しくは、
被破砕物を破砕するとともに被破砕物中の不燃物と可燃
物とを分別可能な高速回転破砕装置に関するものであ
る。
処理および固形燃料(RDF)化に用いられる回転刃と
固定刃とを備える高速回転破砕装置に関し、詳しくは、
被破砕物を破砕するとともに被破砕物中の不燃物と可燃
物とを分別可能な高速回転破砕装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】高速回転破砕装置は、廃棄物(一般ご
み)の固形燃料化工程において、廃棄物を一次破砕後、
揺動式分別装置によって堅くて重い物質および小粒径物
質と分別された柔らかく軽い物質を二次破砕するための
設備などに使用されている。図3は、従来の高速回転破
砕装置を示す概略断面図である。図3に示すように、高
速回転破砕装置30は、650rpm近くの高速で矢印
6で示す方向に回転する回転刃1と、回転刃1の回転軌
道の外側に配され固定されている固定刃2とを備えてい
る。回転刃1および固定刃2の下部には、スクリーン3
が設けられている。回転刃1および固定刃2の上部はケ
ーシング8で覆われ、該ケーシング8の上方には、被破
砕物投入シュート4が設けられている。
み)の固形燃料化工程において、廃棄物を一次破砕後、
揺動式分別装置によって堅くて重い物質および小粒径物
質と分別された柔らかく軽い物質を二次破砕するための
設備などに使用されている。図3は、従来の高速回転破
砕装置を示す概略断面図である。図3に示すように、高
速回転破砕装置30は、650rpm近くの高速で矢印
6で示す方向に回転する回転刃1と、回転刃1の回転軌
道の外側に配され固定されている固定刃2とを備えてい
る。回転刃1および固定刃2の下部には、スクリーン3
が設けられている。回転刃1および固定刃2の上部はケ
ーシング8で覆われ、該ケーシング8の上方には、被破
砕物投入シュート4が設けられている。
【0003】高速回転破砕装置30においては、被破砕
物投入シュート4から投入された紙やフィルム状のプラ
スチック等の柔らかく軽い物質(以下、「被破砕物」と
いう)17を回転刃1と固定刃2との剪断力にて破砕す
るようになっている。図3に示すように下部にスクリー
ン3を設定してある場合は、スクリーン3の孔の径以下
になるまで破砕が行なわれる。破砕された被破砕物17
は、スクリーン3の孔を通して落下するようになってい
る。スクリーン3が設けられていない場合もある。
物投入シュート4から投入された紙やフィルム状のプラ
スチック等の柔らかく軽い物質(以下、「被破砕物」と
いう)17を回転刃1と固定刃2との剪断力にて破砕す
るようになっている。図3に示すように下部にスクリー
ン3を設定してある場合は、スクリーン3の孔の径以下
になるまで破砕が行なわれる。破砕された被破砕物17
は、スクリーン3の孔を通して落下するようになってい
る。スクリーン3が設けられていない場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の高速回転破
砕装置には下記の問題がある。 被破砕物17中には、金属類および陶器、ガラス類
等からなる不燃物が混入している場合がある。この場合
でも、高速で回転刃1が回転しているため、強力な剪断
力が発生し金属等の高強度の異物も破砕可能である。し
かしながら、そのために回転刃1および固定刃2にかか
る負荷が多大になり刃こぼれがおき、刃の寿命が短いと
いった問題がある。また、破砕した被破砕物17を空気
輸送により取り出す場合は、混入されている金属等の高
強度の異物により配管や誘引ファン(図2符号31参
照)が磨耗するといったトラブルを生じる。
砕装置には下記の問題がある。 被破砕物17中には、金属類および陶器、ガラス類
等からなる不燃物が混入している場合がある。この場合
でも、高速で回転刃1が回転しているため、強力な剪断
力が発生し金属等の高強度の異物も破砕可能である。し
かしながら、そのために回転刃1および固定刃2にかか
る負荷が多大になり刃こぼれがおき、刃の寿命が短いと
いった問題がある。また、破砕した被破砕物17を空気
輸送により取り出す場合は、混入されている金属等の高
強度の異物により配管や誘引ファン(図2符号31参
照)が磨耗するといったトラブルを生じる。
【0005】 上記のトラブルを防ぐために、被破砕
物17を高速回転破砕装置30に投入する前に磨耗の原
因となる金属等の高強度の異物を除去する必要がある。
そのためには、該装置30の前段または後段にそれらの
選別装置を設置する必要があり、設備が複雑になり設備
化および運転コストが高くなる。
物17を高速回転破砕装置30に投入する前に磨耗の原
因となる金属等の高強度の異物を除去する必要がある。
そのためには、該装置30の前段または後段にそれらの
選別装置を設置する必要があり、設備が複雑になり設備
化および運転コストが高くなる。
【0006】 更に、被破砕物を固形燃料(RDF)
化するためには、燃料として不適である金属、陶器およ
びガラス類等の不燃物の除去が必要であるため、該装置
30の前段または後段に不燃物を選別する設備を設定す
る必要があり、設備が複雑になり設備化および運転コス
トが高くなる。
化するためには、燃料として不適である金属、陶器およ
びガラス類等の不燃物の除去が必要であるため、該装置
30の前段または後段に不燃物を選別する設備を設定す
る必要があり、設備が複雑になり設備化および運転コス
トが高くなる。
【0007】従って、この発明の目的は、揺動式分別装
置で分別された柔らかく軽い物質等の被破砕物を破砕す
るときに被破砕物から金属、陶器およびガラス等の不燃
物を効率良く回収することができる高速回転破砕装置を
提供することにある。
置で分別された柔らかく軽い物質等の被破砕物を破砕す
るときに被破砕物から金属、陶器およびガラス等の不燃
物を効率良く回収することができる高速回転破砕装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
所定の高速回転で回転可能な回転刃と、前記回転刃とに
よって被破砕物を剪断するための固定刃とを備え、剪断
した前記被破砕物を前記回転刃および前記固定刃の下方
に落下せしめる高速回転破砕装置において、前記回転刃
および前記固定刃の上方に不燃物回収シュートを設け、
前記回転刃と反発して上方に送られてくる反発しやすく
比重の大きい不燃物を、前記不燃物回収シュートから回
収して、前記被破砕物中の反発しにくく比重の小さい可
燃物と分別することに特徴を有するものである。
所定の高速回転で回転可能な回転刃と、前記回転刃とに
よって被破砕物を剪断するための固定刃とを備え、剪断
した前記被破砕物を前記回転刃および前記固定刃の下方
に落下せしめる高速回転破砕装置において、前記回転刃
および前記固定刃の上方に不燃物回収シュートを設け、
前記回転刃と反発して上方に送られてくる反発しやすく
比重の大きい不燃物を、前記不燃物回収シュートから回
収して、前記被破砕物中の反発しにくく比重の小さい可
燃物と分別することに特徴を有するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を図
面を参照しながら説明する。図1は、この発明の装置の
実施の形態を示す概略断面図である。図1に示すよう
に、この発明の高速回転破砕装置30は、高速で矢印6
で示す方向に回転する回転刃1と、回転刃1の回転軌道
の外側に設けられ固定されている固定刃2と、回転刃1
の回転の軌跡の下半周部を被うスクリーン3とを備えて
いる。回転刃1および固定刃2の上部を覆うケーシング
8の上部には、被破砕物17の投入シュート4とは別に
不燃物回収シュート6が、その開口を投入シュート4の
開口とほぼ同高さに位置させて、所定の角度θ傾斜して
設けられている。
面を参照しながら説明する。図1は、この発明の装置の
実施の形態を示す概略断面図である。図1に示すよう
に、この発明の高速回転破砕装置30は、高速で矢印6
で示す方向に回転する回転刃1と、回転刃1の回転軌道
の外側に設けられ固定されている固定刃2と、回転刃1
の回転の軌跡の下半周部を被うスクリーン3とを備えて
いる。回転刃1および固定刃2の上部を覆うケーシング
8の上部には、被破砕物17の投入シュート4とは別に
不燃物回収シュート6が、その開口を投入シュート4の
開口とほぼ同高さに位置させて、所定の角度θ傾斜して
設けられている。
【0010】回転刃1と固定刃2とによって、ケーシン
グ8の上方の投入シュート4から投入された被破砕物1
7は、剪断力によってスクリーン3の孔の径以下になる
まで破砕が行なわれ、破砕された被破砕物17はスクリ
ーン3の孔を通して落下し、可燃物として以後の固形燃
料(RDF)化工程に送られる。被破砕物17に混入し
ている反発力のある金属、陶器およびガラス等の不燃物
17aは高速で回転している回転刃1に衝突し反発して
上方に送られ、不燃物回収シュート5から取り出されて
スクリーン3の孔を通過した落下物(可燃物)とは別の
場所に回収される。
グ8の上方の投入シュート4から投入された被破砕物1
7は、剪断力によってスクリーン3の孔の径以下になる
まで破砕が行なわれ、破砕された被破砕物17はスクリ
ーン3の孔を通して落下し、可燃物として以後の固形燃
料(RDF)化工程に送られる。被破砕物17に混入し
ている反発力のある金属、陶器およびガラス等の不燃物
17aは高速で回転している回転刃1に衝突し反発して
上方に送られ、不燃物回収シュート5から取り出されて
スクリーン3の孔を通過した落下物(可燃物)とは別の
場所に回収される。
【0011】回転刃1に衝突しなかったり、スクリーン
3を通過不能な大きさにしか剪断されなかった被破砕物
17は、回転刃1により回転し遠心力により上方に送ら
れるが、比重の軽いもの(可燃物)は投入シュート4か
ら投入される被破砕物17および空気抵抗などに影響さ
れて上方に飛ばず、再度破砕されスクリーン3の下方に
送られる。比重の重いもの(不燃物17a)は、上方の
投入シュート4から投入される被破砕物17および空気
抵抗の影響を受けずに上方に送られ、回収シュート5か
ら取り出される。かくして、可燃物と不燃物とが分別さ
れる。
3を通過不能な大きさにしか剪断されなかった被破砕物
17は、回転刃1により回転し遠心力により上方に送ら
れるが、比重の軽いもの(可燃物)は投入シュート4か
ら投入される被破砕物17および空気抵抗などに影響さ
れて上方に飛ばず、再度破砕されスクリーン3の下方に
送られる。比重の重いもの(不燃物17a)は、上方の
投入シュート4から投入される被破砕物17および空気
抵抗の影響を受けずに上方に送られ、回収シュート5か
ら取り出される。かくして、可燃物と不燃物とが分別さ
れる。
【0012】
【実施例】次に、この発明を実施例により説明する。図
2は、図1に示すこの発明の高速回転破砕装置を用いた
一般廃棄物の分離、可燃物燃料化工程(RDF製造フロ
ー)を示す工程図である。まず、図2に示すRDF製造
フローの概略を説明すると以下の通りである。
2は、図1に示すこの発明の高速回転破砕装置を用いた
一般廃棄物の分離、可燃物燃料化工程(RDF製造フロ
ー)を示す工程図である。まず、図2に示すRDF製造
フローの概略を説明すると以下の通りである。
【0013】ごみピット21から一次破砕設備23に運
ばれた廃棄物(ごみ)は、該破砕設備23によって一次
破砕される。22はゴミクレーンである。一次破砕され
たごみは、コンベヤ24、56により乾燥機27に運ば
れる。一次破砕直後に、ごみは乾燥機27によって乾燥
される。49は熱風炉、46は燃料タンク、51、69
はポンプ、50は燃料サービスタンク、25は誘引ファ
ン、26は乾燥機サイクロンである。43は、乾燥機の
排ガスを処理する熱交換器、44は冷却塔、42は脱臭
装置、52は脱臭装置誘引ファンである。乾燥されたご
みは、コンベヤ47によって振動コンベヤ28まで運ば
れ、ここでほぐされ、揺動式分別装置29に均一に定量
供給される。
ばれた廃棄物(ごみ)は、該破砕設備23によって一次
破砕される。22はゴミクレーンである。一次破砕され
たごみは、コンベヤ24、56により乾燥機27に運ば
れる。一次破砕直後に、ごみは乾燥機27によって乾燥
される。49は熱風炉、46は燃料タンク、51、69
はポンプ、50は燃料サービスタンク、25は誘引ファ
ン、26は乾燥機サイクロンである。43は、乾燥機の
排ガスを処理する熱交換器、44は冷却塔、42は脱臭
装置、52は脱臭装置誘引ファンである。乾燥されたご
みは、コンベヤ47によって振動コンベヤ28まで運ば
れ、ここでほぐされ、揺動式分別装置29に均一に定量
供給される。
【0014】揺動式分別装置29においては、堅くて反
発しやすい物質15と、小粒径の物質16と、柔らかく
反発しにくい物質17とが分別される。揺動式分別装置
29により分別された柔らかく反発しにくい物質17
は、本発明高速回転破砕装置30によって二次破砕され
るとともに可燃物と不燃物とに分けられ、可燃物は二次
破砕設備誘引ファン31、二次破砕設備サイクロン37
を経てコンベヤ54に運ばれる。一方、不燃物は取り出
されコンテナ7に回収される。
発しやすい物質15と、小粒径の物質16と、柔らかく
反発しにくい物質17とが分別される。揺動式分別装置
29により分別された柔らかく反発しにくい物質17
は、本発明高速回転破砕装置30によって二次破砕され
るとともに可燃物と不燃物とに分けられ、可燃物は二次
破砕設備誘引ファン31、二次破砕設備サイクロン37
を経てコンベヤ54に運ばれる。一方、不燃物は取り出
されコンテナ7に回収される。
【0015】小粒径物質16は、コンベア53により風
力選別機34に運ばれ、ここで可燃物が風力選別され
る。可燃物は、風力選別機サイクロン36を経てコンベ
ヤ54に運ばれる。33はバグフィルター、32は誘引
ファン、64はコンテナである。
力選別機34に運ばれ、ここで可燃物が風力選別され
る。可燃物は、風力選別機サイクロン36を経てコンベ
ヤ54に運ばれる。33はバグフィルター、32は誘引
ファン、64はコンテナである。
【0016】揺動式分別装置29のプレートの傾斜下方
に落ちたごみの多くは堅くて反発しやすい物質15であ
るが、金属等の不燃物と硬質プラスチック等の可燃物と
の複合体である。そこで、分別精度を更に高めるため
に、堅くて反発しやすい物質15は、コンベヤ61等に
より一次破砕設備23に戻され、再度一次破砕設備23
によって破砕粒度を下げられる。この工程を1回または
複数回繰り返すことにより、ごみのほとんど全てが小粒
径物質化する。このようにして小粒径物質化した堅くて
反発しやすい物質は小粒径の物質16とともに、コンベ
ア53により風力選別機34に運ばれ、ここで可燃物が
風力選別され残渣と選別される。そして、可燃物は、風
力選別機サイクロン36を経てコンベヤ54に運ばれ
る。
に落ちたごみの多くは堅くて反発しやすい物質15であ
るが、金属等の不燃物と硬質プラスチック等の可燃物と
の複合体である。そこで、分別精度を更に高めるため
に、堅くて反発しやすい物質15は、コンベヤ61等に
より一次破砕設備23に戻され、再度一次破砕設備23
によって破砕粒度を下げられる。この工程を1回または
複数回繰り返すことにより、ごみのほとんど全てが小粒
径物質化する。このようにして小粒径物質化した堅くて
反発しやすい物質は小粒径の物質16とともに、コンベ
ア53により風力選別機34に運ばれ、ここで可燃物が
風力選別され残渣と選別される。そして、可燃物は、風
力選別機サイクロン36を経てコンベヤ54に運ばれ
る。
【0017】コンベヤ54によりホッパー62に集合し
た可燃物は、消石灰供給機39から供給される消石灰が
添加され、混合機40によって混合される。次いで、圧
縮成型装置41によって圧縮されて固形燃料(RDF)
化される。そして、RDFは、コンベヤ55によって運
ばれ梱包66がなされる。更に、RDFにより発生する
臭いは脱臭装置59により脱臭される。58はバグフィ
ルター、67はコンテナ、60は脱臭装置サイクロンで
ある。
た可燃物は、消石灰供給機39から供給される消石灰が
添加され、混合機40によって混合される。次いで、圧
縮成型装置41によって圧縮されて固形燃料(RDF)
化される。そして、RDFは、コンベヤ55によって運
ばれ梱包66がなされる。更に、RDFにより発生する
臭いは脱臭装置59により脱臭される。58はバグフィ
ルター、67はコンテナ、60は脱臭装置サイクロンで
ある。
【0018】このような、図2に示す実施例のRDF製
造フローにおいて、揺動式分別装置29によって分別さ
れた柔らかく反発しにくい物質17を、この発明の高速
回転破砕装置30の使用条件を下記のように設定して二
次破砕し、可燃物と不燃物とを分別した。
造フローにおいて、揺動式分別装置29によって分別さ
れた柔らかく反発しにくい物質17を、この発明の高速
回転破砕装置30の使用条件を下記のように設定して二
次破砕し、可燃物と不燃物とを分別した。
【0019】使用条件: 回転刃の回転数:650rpm 回転刃枚数:5枚 固定刃枚数:2枚 スクリーンの孔径:φ20mm 図1中の距離L1(回転刃の回転半径):510mm 図1中の距離L2(固定刃から不燃物回収シュートの開
口までの高さ):2100mm 図1中の角度θ(不燃物回収シュートの傾斜角度):4
5度 そして、不燃物回収シュートから回収した不燃物中の金
属の含有率を調べた。その結果、回収した不燃物中の金
属の含有率は約70%と高い数値であり、分別精度が高
いことを確証した。
口までの高さ):2100mm 図1中の角度θ(不燃物回収シュートの傾斜角度):4
5度 そして、不燃物回収シュートから回収した不燃物中の金
属の含有率を調べた。その結果、回収した不燃物中の金
属の含有率は約70%と高い数値であり、分別精度が高
いことを確証した。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、被破砕物中に混入している金属、陶器およびガラス
等の高強度の不燃物を高速回転破砕を実施しながら高効
率で分別することができ、金属等の高強度の物質による
回転刃や固定刃の刃こぼれ等の損傷が減少し刃の寿命が
延び、本装置以後の配管や誘因ファンの磨耗がなくな
り、固形燃料(RDF)へ不燃物が混入しないので品質
劣化が防止され、また、別途に不燃物選別装置を設ける
必要がないので設備化および運転コストが低くなって経
済上有利であり、かくして、有用な効果がもたらされ
る。
ば、被破砕物中に混入している金属、陶器およびガラス
等の高強度の不燃物を高速回転破砕を実施しながら高効
率で分別することができ、金属等の高強度の物質による
回転刃や固定刃の刃こぼれ等の損傷が減少し刃の寿命が
延び、本装置以後の配管や誘因ファンの磨耗がなくな
り、固形燃料(RDF)へ不燃物が混入しないので品質
劣化が防止され、また、別途に不燃物選別装置を設ける
必要がないので設備化および運転コストが低くなって経
済上有利であり、かくして、有用な効果がもたらされ
る。
【図1】この発明の装置の実施の形態を示す概略断面図
である。
である。
【図2】この発明の装置の実施例に係る一般廃棄物の分
離、可燃物燃料化工程を示す工程図である。
離、可燃物燃料化工程を示す工程図である。
【図3】従来の高速回転破砕装置の一例を示す概略断面
図である。
図である。
1:回転刃 2:固定刃 3:スクリーン 4:被破砕物投入シュート 5:不燃物回収シュート 6:回転刃の回転方向 7:不燃物回収コンテナ 8:ケーシング 15:堅くて反発しやすい物質 16:小粒径の物質 17:柔らかく反発しにくい物質 17a:不燃物 21:ごみピット 22:ごみクレーン 23:一次破砕設備 24:コンベヤ 25:誘引ファン 26:乾燥機サイクロン 27:乾燥機 28:振動コンベヤ 29:揺動式分別装置 30:高速回転破砕装置 31:二次破砕設備誘引ファン 32:ファン 33:バグフィルター 34〜35:風力選別機 36:風力選別機サイクロン 37:二次破砕設備サイクロン 38:コンテナ 39:消石灰 40:混合機 41:圧縮成型装置 42:脱臭装置 43:熱交換器 44:冷却塔 45:二次破砕設備 46:燃料タンク 47:コンベヤ 49:熱風炉 50:燃料サービスタンク 51:ポンプ 52:脱臭装置誘引ファン 53〜57:コンベヤ 58:バグフィルター 59:脱臭装置 60:脱臭装置誘引ファン 61:コンベヤ 62:ホッパー 63:サイクロン 64、65:コンテナ 66:RDF梱包 67:コンテナ 68:コンテナ 69:ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥山 契一 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 浅野 幹之 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 所定の高速回転で回転可能な回転刃と、
前記回転刃とによって被破砕物を剪断するための固定刃
とを備え、剪断した前記被破砕物を前記回転刃および前
記固定刃の下方に落下せしめる高速回転破砕装置におい
て、前記回転刃および前記固定刃の上方に不燃物回収シ
ュートを設け、前記回転刃と反発して上方に送られてく
る反発しやすく比重の大きい不燃物を、前記不燃物回収
シュートから回収して、前記被破砕物中の反発しにくく
比重の小さい可燃物と分別することを特徴とする高速回
転破砕装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9331693A JPH11165091A (ja) | 1997-12-02 | 1997-12-02 | 高速回転破砕装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9331693A JPH11165091A (ja) | 1997-12-02 | 1997-12-02 | 高速回転破砕装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11165091A true JPH11165091A (ja) | 1999-06-22 |
Family
ID=18246534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9331693A Pending JPH11165091A (ja) | 1997-12-02 | 1997-12-02 | 高速回転破砕装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11165091A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013215721A (ja) * | 2012-03-13 | 2013-10-24 | Jfe Steel Corp | スラグ中の金属回収設備および回収方法 |
CN107825625A (zh) * | 2017-10-19 | 2018-03-23 | 连炳华 | 铜米机上的物料粉碎分选装置 |
CN108237228A (zh) * | 2016-12-23 | 2018-07-03 | 宁波创润新材料有限公司 | 金属的破碎方法 |
-
1997
- 1997-12-02 JP JP9331693A patent/JPH11165091A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013215721A (ja) * | 2012-03-13 | 2013-10-24 | Jfe Steel Corp | スラグ中の金属回収設備および回収方法 |
CN108237228A (zh) * | 2016-12-23 | 2018-07-03 | 宁波创润新材料有限公司 | 金属的破碎方法 |
CN107825625A (zh) * | 2017-10-19 | 2018-03-23 | 连炳华 | 铜米机上的物料粉碎分选装置 |
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Date | Code | Title | Description |
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