JPH11149053A - 画像形成装置 - Google Patents
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- JPH11149053A JPH11149053A JP31700897A JP31700897A JPH11149053A JP H11149053 A JPH11149053 A JP H11149053A JP 31700897 A JP31700897 A JP 31700897A JP 31700897 A JP31700897 A JP 31700897A JP H11149053 A JPH11149053 A JP H11149053A
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Landscapes
- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 被走査面への光書込み時のミラーの振動を低
減し、良好な書込みができる画像形成装置を提供するこ
と。 【解決手段】 光源部11と、この光源部11から照射
される光束を被走査面3に反射するミラー12と、この
ミラー12が取り付けられるフレーム13とを有する光
走査装置10を備えた画像形成装置において、フレーム
13がミラー12を支持する平面部21を有し、ミラー
12の主走査方向における両端部を、板状の部材22と
平面部21とにより挟み込んで、フレーム13に固定し
た。
減し、良好な書込みができる画像形成装置を提供するこ
と。 【解決手段】 光源部11と、この光源部11から照射
される光束を被走査面3に反射するミラー12と、この
ミラー12が取り付けられるフレーム13とを有する光
走査装置10を備えた画像形成装置において、フレーム
13がミラー12を支持する平面部21を有し、ミラー
12の主走査方向における両端部を、板状の部材22と
平面部21とにより挟み込んで、フレーム13に固定し
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、複写
機、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、詳しくは、
この画像形成装置に適用され、被走査面をレーザ光等で
走査して、被走査面に静電潜像を形成する光走査装置に
関するものである。
機、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、詳しくは、
この画像形成装置に適用され、被走査面をレーザ光等で
走査して、被走査面に静電潜像を形成する光走査装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の画像形成装置には、被走査面とし
ての感光体の表面をレーザ光で走査して静電潜像を形成
する光走査装置が備えられている。この光走査装置は、
レーザ光源部、ポリゴンミラー及びFθレンズを有する
光学ユニットと、この光学ユニットから放射されたレー
ザを感光体に向けて反射するミラーと、光学ユニットや
ミラーが固定されるフレームとから主に構成されてい
る。そして、レーザ光源部から発せられたレーザ光は、
高速回転するポリゴンミラーに入射して、このポリゴン
ミラーで走査され、Fθレンズを通過して、ミラーによ
り感光体に向けて反射し、感光体の表面に静電潜像を形
成する。
ての感光体の表面をレーザ光で走査して静電潜像を形成
する光走査装置が備えられている。この光走査装置は、
レーザ光源部、ポリゴンミラー及びFθレンズを有する
光学ユニットと、この光学ユニットから放射されたレー
ザを感光体に向けて反射するミラーと、光学ユニットや
ミラーが固定されるフレームとから主に構成されてい
る。そして、レーザ光源部から発せられたレーザ光は、
高速回転するポリゴンミラーに入射して、このポリゴン
ミラーで走査され、Fθレンズを通過して、ミラーによ
り感光体に向けて反射し、感光体の表面に静電潜像を形
成する。
【0003】ところで、デジタル技術の導入により画質
の向上が進んでいる。画質を向上するためには、レーザ
光による感光体への高精度な書込みが要求され、特に、
レーザ光による1ライン毎の位置精度が厳しく要求され
る。高精度な書込みを阻害する要因の1つとしてレーザ
光が振動するレーザ振動が挙げられ、このレーザ振動を
低減することが高精度な書込みを行うためには必要であ
る。レーザ振動は、ポリゴンミラーを回転駆動するモー
タやこのモータにより駆動されるギヤ等から構成される
駆動系からの振動がフレームやミラーに伝達し、共振す
ることで発生する。このミラーの振動がレーザ振動の主
な原因となる。レーザ振動が発生すると、感光体に照射
されるレーザ光が振動して変動が生じ、感光体への書込
みが乱れ、画質が低下する。
の向上が進んでいる。画質を向上するためには、レーザ
光による感光体への高精度な書込みが要求され、特に、
レーザ光による1ライン毎の位置精度が厳しく要求され
る。高精度な書込みを阻害する要因の1つとしてレーザ
光が振動するレーザ振動が挙げられ、このレーザ振動を
低減することが高精度な書込みを行うためには必要であ
る。レーザ振動は、ポリゴンミラーを回転駆動するモー
タやこのモータにより駆動されるギヤ等から構成される
駆動系からの振動がフレームやミラーに伝達し、共振す
ることで発生する。このミラーの振動がレーザ振動の主
な原因となる。レーザ振動が発生すると、感光体に照射
されるレーザ光が振動して変動が生じ、感光体への書込
みが乱れ、画質が低下する。
【0004】そこで、特開昭60−244921号公報
に、ミラーの非反射面に緩衝部材及び金属部材を張り合
わせることにより、ミラーのたわみ振動を低減する技術
が開示されている。また、特開平2−253274号公
報には、ミラーの中央部において、ミラーとフレームと
の間に緩衝部材を配設して、ミラーの振動を抑制する技
術が開示されている。さらに、特開平8−2000号公
報には、ポリゴンを回転駆動するモータとミラーとを互
いに分離したフレームにそれぞれ固定して、モータの振
動のミラーへの伝達を防止する技術が開示されている。
これらの公報にそれぞれ開示されている技術では、ミラ
ーへの振動伝達を防止することによって、ミラーの振動
を低減している。
に、ミラーの非反射面に緩衝部材及び金属部材を張り合
わせることにより、ミラーのたわみ振動を低減する技術
が開示されている。また、特開平2−253274号公
報には、ミラーの中央部において、ミラーとフレームと
の間に緩衝部材を配設して、ミラーの振動を抑制する技
術が開示されている。さらに、特開平8−2000号公
報には、ポリゴンを回転駆動するモータとミラーとを互
いに分離したフレームにそれぞれ固定して、モータの振
動のミラーへの伝達を防止する技術が開示されている。
これらの公報にそれぞれ開示されている技術では、ミラ
ーへの振動伝達を防止することによって、ミラーの振動
を低減している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、画像の可視
感度と空間周波数の関係は、人間の視覚系の特性から、
空間周波数が0.2〜2.0line/mmの範囲での
濃度変化が最も目につき易いといわれている。この現象
と感光体の回転速度とを併せ考えると、特に、数Hzか
ら数百Hz程度の周波数領域における振動が、被走査面
への書込みを乱し、画質に悪影響を与えている。また、
ミラーのフレームへの固定に板バネ等を使用すると、ミ
ラーの拘束面積が小さくなり、振動がミラーに伝わっ
て、画質を低下させるおそれがある。
感度と空間周波数の関係は、人間の視覚系の特性から、
空間周波数が0.2〜2.0line/mmの範囲での
濃度変化が最も目につき易いといわれている。この現象
と感光体の回転速度とを併せ考えると、特に、数Hzか
ら数百Hz程度の周波数領域における振動が、被走査面
への書込みを乱し、画質に悪影響を与えている。また、
ミラーのフレームへの固定に板バネ等を使用すると、ミ
ラーの拘束面積が小さくなり、振動がミラーに伝わっ
て、画質を低下させるおそれがある。
【0006】よって、本発明の目的は、被走査面への光
書込み時のミラーの振動を低減し、良好な書込みができ
る画像形成装置を提供することにあり、特に、数Hzか
ら数百Hz程度の周波数領域の振動による悪影響を排除
することである。
書込み時のミラーの振動を低減し、良好な書込みができ
る画像形成装置を提供することにあり、特に、数Hzか
ら数百Hz程度の周波数領域の振動による悪影響を排除
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
光源部と、この光源部から照射される光束を被走査面に
反射するミラーと、このミラーが取り付けられるフレー
ムとを有する光走査装置を備えた画像形成装置におい
て、フレームがミラーを支持する平面部を有し、ミラー
の主走査方向における両端部を、板状の部材と平面部と
により挟み込んで、フレームに固定した構成である。
光源部と、この光源部から照射される光束を被走査面に
反射するミラーと、このミラーが取り付けられるフレー
ムとを有する光走査装置を備えた画像形成装置におい
て、フレームがミラーを支持する平面部を有し、ミラー
の主走査方向における両端部を、板状の部材と平面部と
により挟み込んで、フレームに固定した構成である。
【0008】請求項2記載の発明は、光源部と、この光
源部から照射される光束を被走査面に反射するミラー
と、このミラーが取り付けられるフレームとを有する光
走査装置を備えた画像形成装置において、フレームがミ
ラーを支持する平面部を有し、ミラーの反射面以外の面
を、平面部に固定した構成である。
源部から照射される光束を被走査面に反射するミラー
と、このミラーが取り付けられるフレームとを有する光
走査装置を備えた画像形成装置において、フレームがミ
ラーを支持する平面部を有し、ミラーの反射面以外の面
を、平面部に固定した構成である。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の画像形成装置において、ミラーの形状が三角柱で
ある構成である。
記載の画像形成装置において、ミラーの形状が三角柱で
ある構成である。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1、2また
は3記載の画像形成装置において、フレームからミラー
に伝わる振動を減衰する減衰部材を、ミラーと平面部と
の間に介在した構成である。
は3記載の画像形成装置において、フレームからミラー
に伝わる振動を減衰する減衰部材を、ミラーと平面部と
の間に介在した構成である。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項1、2、3
または4記載の画像形成装置において、ミラーの主走査
方向に長い、ミラーの振動を減衰する減衰部材を、ミラ
ーの内部に設けた構成である。
または4記載の画像形成装置において、ミラーの主走査
方向に長い、ミラーの振動を減衰する減衰部材を、ミラ
ーの内部に設けた構成である。
【0012】
【発明の実施の形態】まず、本発明の光走査装置として
の書込みユニットが適用される画像形成装置について説
明する。なお、本実施形態では、画像形成装置としてレ
ーザプリンタを使用した場合について説明する。図1に
おいて、符号1はレーザプリンタを示す。レーザプリン
タ1では、まず、図示しない給紙カセットから図中、矢
印A方向に給送された用紙Pは、レジストローラ対2に
よってタイミングをとって被走査面であるドラム状の感
光体3に搬送される。感光体3が図中、矢印B方向に回
転駆動されると、その際、帯電チャージャ4によって感
光体3の表面が一様に帯電され、書込みユニット10か
らレーザ光を照射して、被走査面としての感光体3上に
静電潜像が形成される。この潜像は、現像装置5を通る
ときトナーによって可視像化され、この可視像は、感光
体3に搬送された用紙に転写チャージャ6によって転写
され、転写した用紙P上の可視像は定着装置7によって
定着される。そして、定着装置7を通過した用紙Pは、
図中、矢印C方向に搬送され、レーザプリンタ1の外部
に排出される。一方、感光体3上の残留トナーは、図示
しないクリーニング装置によって除去される。
の書込みユニットが適用される画像形成装置について説
明する。なお、本実施形態では、画像形成装置としてレ
ーザプリンタを使用した場合について説明する。図1に
おいて、符号1はレーザプリンタを示す。レーザプリン
タ1では、まず、図示しない給紙カセットから図中、矢
印A方向に給送された用紙Pは、レジストローラ対2に
よってタイミングをとって被走査面であるドラム状の感
光体3に搬送される。感光体3が図中、矢印B方向に回
転駆動されると、その際、帯電チャージャ4によって感
光体3の表面が一様に帯電され、書込みユニット10か
らレーザ光を照射して、被走査面としての感光体3上に
静電潜像が形成される。この潜像は、現像装置5を通る
ときトナーによって可視像化され、この可視像は、感光
体3に搬送された用紙に転写チャージャ6によって転写
され、転写した用紙P上の可視像は定着装置7によって
定着される。そして、定着装置7を通過した用紙Pは、
図中、矢印C方向に搬送され、レーザプリンタ1の外部
に排出される。一方、感光体3上の残留トナーは、図示
しないクリーニング装置によって除去される。
【0013】図2に示すように、書込みユニット10
は、光源部としての光学ユニット11と、この光学ユニ
ット11から照射されるレーザ光を感光体3へ反射する
折り返しミラー12と、光学ユニット11及び折り返し
ミラー12が取り付けられるフレーム13とから主に構
成されている。
は、光源部としての光学ユニット11と、この光学ユニ
ット11から照射されるレーザ光を感光体3へ反射する
折り返しミラー12と、光学ユニット11及び折り返し
ミラー12が取り付けられるフレーム13とから主に構
成されている。
【0014】光学ユニット11は、半導体レーザ、カッ
プリングレンズ及びシリンダレンズからなるレーザユニ
ット15と、このレーザユニット15からのレーザ光を
偏向するポリゴンミラー16と、感光体3上での走査速
度を略一定にするFθレンズ17と、レーザユニット1
5、ポリゴンミラー16及びFθレンズ17を収納する
ハウジング18とから構成されている。
プリングレンズ及びシリンダレンズからなるレーザユニ
ット15と、このレーザユニット15からのレーザ光を
偏向するポリゴンミラー16と、感光体3上での走査速
度を略一定にするFθレンズ17と、レーザユニット1
5、ポリゴンミラー16及びFθレンズ17を収納する
ハウジング18とから構成されている。
【0015】次に、書込みユニット10による走査につ
いて簡単に説明する。レーザユニット15から放射した
レーザ光は、ポリゴンミラー16に入射する。ポリゴン
ミラー16は、図示しないスキャンモータにより高速回
転しており、入射したレーザ光を偏向する。そして、レ
ーザ光は、Fθレンズ17により走査速度を略一定にさ
れ、ハウジング18の開孔18aを通過する。さらに、
折り返しミラー12で反射してフレーム13の開孔13
aを通過し、感光体3上で結像する。これにより、レー
ザ光で感光体3の表面に静電潜像が形成される。
いて簡単に説明する。レーザユニット15から放射した
レーザ光は、ポリゴンミラー16に入射する。ポリゴン
ミラー16は、図示しないスキャンモータにより高速回
転しており、入射したレーザ光を偏向する。そして、レ
ーザ光は、Fθレンズ17により走査速度を略一定にさ
れ、ハウジング18の開孔18aを通過する。さらに、
折り返しミラー12で反射してフレーム13の開孔13
aを通過し、感光体3上で結像する。これにより、レー
ザ光で感光体3の表面に静電潜像が形成される。
【0016】以下、本発明の第1の実施形態について説
明する。図3、4に示すように、折り返しミラー12
は、略平板状に形成されている。フレーム13の開孔1
3aの主走査方向における両端部近傍には、折り返しミ
ラー12の両端部を支持する一対の突起部20、20が
設けられている。突起部20には、折り返しミラー12
を支持する平面部21が設けられている。平面部21
は、折り返しミラー12の反射面が感光体3を向くよう
に傾斜されている。
明する。図3、4に示すように、折り返しミラー12
は、略平板状に形成されている。フレーム13の開孔1
3aの主走査方向における両端部近傍には、折り返しミ
ラー12の両端部を支持する一対の突起部20、20が
設けられている。突起部20には、折り返しミラー12
を支持する平面部21が設けられている。平面部21
は、折り返しミラー12の反射面が感光体3を向くよう
に傾斜されている。
【0017】平面部21には、折り返しミラー12の端
部を平面部21に固定する板状の部材としてのブラケッ
ト22がネジ23、23によって締結されている。ブラ
ケット22は、高剛性の金属、例えば、アルミニウムや
鉄等からなり、平面部22aを有している。この平面部
22aと平面部21とにより、折り返しミラー12の端
部を挾持することによって、折り返しミラー12が突起
部20に固定されている。このとき、折り返しミラー1
2は、平面部22aと平面部21とにそれぞれ面接触し
ている。
部を平面部21に固定する板状の部材としてのブラケッ
ト22がネジ23、23によって締結されている。ブラ
ケット22は、高剛性の金属、例えば、アルミニウムや
鉄等からなり、平面部22aを有している。この平面部
22aと平面部21とにより、折り返しミラー12の端
部を挾持することによって、折り返しミラー12が突起
部20に固定されている。このとき、折り返しミラー1
2は、平面部22aと平面部21とにそれぞれ面接触し
ている。
【0018】このように、折り返しミラー12の両端部
が平面部22aと平面部21とにより面接触して挟み込
まれて突起部20、20にそれぞれ固定されているの
で、折り返しミラー12の拘束面積が、板バネによる固
定よりも大きくなる。したがって、折り返しミラー12
の拘束面積が大きくなることによって、折り返しミラー
12のたわみ振動の周波数、すなわち、共振周波数が高
くなり、この周波数に依存して現れる画像上の縦模様の
間隔が狭くなる。縦模様の間隔が狭くなると、この縦模
様は、人間の視覚系では画像の乱れと判断不可能とな
る、すなわち、可視化不可能な縦模様となる。よって、
人間の視覚系では画像の乱れを認識することができなく
なり、画像の高画質化が可能になる。
が平面部22aと平面部21とにより面接触して挟み込
まれて突起部20、20にそれぞれ固定されているの
で、折り返しミラー12の拘束面積が、板バネによる固
定よりも大きくなる。したがって、折り返しミラー12
の拘束面積が大きくなることによって、折り返しミラー
12のたわみ振動の周波数、すなわち、共振周波数が高
くなり、この周波数に依存して現れる画像上の縦模様の
間隔が狭くなる。縦模様の間隔が狭くなると、この縦模
様は、人間の視覚系では画像の乱れと判断不可能とな
る、すなわち、可視化不可能な縦模様となる。よって、
人間の視覚系では画像の乱れを認識することができなく
なり、画像の高画質化が可能になる。
【0019】また、折り返しミラー12の拘束面積が大
きくなるので、折り返しミラー12に発生する相対振動
が抑制され、画像に影響を与える折り返しミラー12の
振動を低減できる。
きくなるので、折り返しミラー12に発生する相対振動
が抑制され、画像に影響を与える折り返しミラー12の
振動を低減できる。
【0020】次に、第2の実施形態について図5、6を
参照して説明する。これらの図において、図3、4に示
す部材と同様の部材は、図3、4で用いた符号と同一符
号を付すにとどめてその説明を省略し、相違する点につ
いて説明する。
参照して説明する。これらの図において、図3、4に示
す部材と同様の部材は、図3、4で用いた符号と同一符
号を付すにとどめてその説明を省略し、相違する点につ
いて説明する。
【0021】図5、6に示すように、折り返しミラー3
0は、ガラスからなり、一面に反射面を有する三角柱状
に形成されている。折り返しミラー30は、その一面が
鏡面仕上げになっており、この面が反射面としてしよう
可能であれば、その材質がガラスではなく、アルミニウ
ムや鉄等の金属でもよい。
0は、ガラスからなり、一面に反射面を有する三角柱状
に形成されている。折り返しミラー30は、その一面が
鏡面仕上げになっており、この面が反射面としてしよう
可能であれば、その材質がガラスではなく、アルミニウ
ムや鉄等の金属でもよい。
【0022】折り返しミラー30の両端部は、板状のブ
ラケット31によって突起部20の平面部21にそれぞ
れ固定されている。ブラケット31は、折り返しミラー
30の形状に沿った断面V字状に形成されており、その
両端部がネジ23、23により平面部21締結されてい
る。ブラケット31のV字状の溝部を構成する壁面は、
平面状に形成されている。
ラケット31によって突起部20の平面部21にそれぞ
れ固定されている。ブラケット31は、折り返しミラー
30の形状に沿った断面V字状に形成されており、その
両端部がネジ23、23により平面部21締結されてい
る。ブラケット31のV字状の溝部を構成する壁面は、
平面状に形成されている。
【0023】折り返しミラー30が三角柱状であるの
で、折り返しミラー30の剛性が向上し、折り返しミラ
ー30の変形が低減して、折り返しミラー30の共振周
波数が、平板状の折り返しミラーの共振周波数よりも高
くなる。したがって、この周波数に依存して現れる画像
上の縦模様の間隔が狭くなり、この縦模様が人間の視覚
系では画像の乱れと判断不可能となる、すなわち、可視
化不可能な縦模様となる。よって、人間の視覚系では画
像の乱れを認識することができなくなり、画像の高画質
化が可能になる。
で、折り返しミラー30の剛性が向上し、折り返しミラ
ー30の変形が低減して、折り返しミラー30の共振周
波数が、平板状の折り返しミラーの共振周波数よりも高
くなる。したがって、この周波数に依存して現れる画像
上の縦模様の間隔が狭くなり、この縦模様が人間の視覚
系では画像の乱れと判断不可能となる、すなわち、可視
化不可能な縦模様となる。よって、人間の視覚系では画
像の乱れを認識することができなくなり、画像の高画質
化が可能になる。
【0024】ここで、上述の第1の実施形態における平
板状の折り返しミラー12と、本実施形態における三角
柱状の折り返しミラー30とのたわみ振動が発生する周
波数について説明する。折り返しミラー12と折り返し
ミラー30とをシミュレーション上でそれぞれモデル化
して、両方の折り返しミラー12、30の固有振動数を
計算したときの振動モードを図7、8にそれぞれ示す。
振動モードとは、折り返しミラー12、30がたわみ振
動を発生するときの状態であり、たわみ振動が発生する
周波数とは、共振周波数のことである。
板状の折り返しミラー12と、本実施形態における三角
柱状の折り返しミラー30とのたわみ振動が発生する周
波数について説明する。折り返しミラー12と折り返し
ミラー30とをシミュレーション上でそれぞれモデル化
して、両方の折り返しミラー12、30の固有振動数を
計算したときの振動モードを図7、8にそれぞれ示す。
振動モードとは、折り返しミラー12、30がたわみ振
動を発生するときの状態であり、たわみ振動が発生する
周波数とは、共振周波数のことである。
【0025】図7において、折り返しミラー12が通常
の形状(図中、符号X1で示す状態)から変形した(図
中、符号Y1で示す状態)ときに、この折り返しミラー
12にたわみ振動が発生する。このときのたわみ振動が
発生する周波数は、シミュレーション、例えば、有限要
素方法による計算結果により305Hzである。
の形状(図中、符号X1で示す状態)から変形した(図
中、符号Y1で示す状態)ときに、この折り返しミラー
12にたわみ振動が発生する。このときのたわみ振動が
発生する周波数は、シミュレーション、例えば、有限要
素方法による計算結果により305Hzである。
【0026】また、図8において、折り返しミラー30
が通常の形状(図中、符号X2で示す状態)から変形し
た(図中、符号Y2で示す状態)ときに、この折り返し
ミラー30にたわみ振動が発生し、このときのたわみ振
動が発生する周波数は、上述のシミュレーションの計算
結果により782Hzである。
が通常の形状(図中、符号X2で示す状態)から変形し
た(図中、符号Y2で示す状態)ときに、この折り返し
ミラー30にたわみ振動が発生し、このときのたわみ振
動が発生する周波数は、上述のシミュレーションの計算
結果により782Hzである。
【0027】したがって、このシミュレーションの計算
結果によって明らかなように、折り返しミラー30のた
わみ振動の周波数、すなわち、共振周波数が、折り返し
ミラー12の共振周波数よりも高くなる。なお、たわみ
振動が発生する周波数をシミュレーションによる計算に
よって算出したが、上述の周波数を実験的に解析して求
めてもよい。実験的な解析にはモーダル解析方法等があ
る。
結果によって明らかなように、折り返しミラー30のた
わみ振動の周波数、すなわち、共振周波数が、折り返し
ミラー12の共振周波数よりも高くなる。なお、たわみ
振動が発生する周波数をシミュレーションによる計算に
よって算出したが、上述の周波数を実験的に解析して求
めてもよい。実験的な解析にはモーダル解析方法等があ
る。
【0028】さらに、第3の実施形態について図9を参
照して説明する。同図において、図3、4に示す部材と
同様の部材は、図3、4で用いた符号と同一符号を付す
にとどめてその説明を省略し、相違する点について説明
する。
照して説明する。同図において、図3、4に示す部材と
同様の部材は、図3、4で用いた符号と同一符号を付す
にとどめてその説明を省略し、相違する点について説明
する。
【0029】フレーム13の開孔13aの近傍には、こ
の開孔13aの長手方向に沿った平板状のプレート35
がビス36によって固定されている。プレート35の上
面には、平面部35aが形成され、この平面部35aに
は、三角柱状の折り返しミラー37の反斜面以外の一面
が平面部35aに面接触する状態で貼付られて、固定さ
れている。プレート35は、折り返しミラー37の材質
と熱膨張率が近似した材質により構成されている。折り
返しミラー37は、第2の実施形態における折り返しミ
ラー30と同様に、ガラスからなり、一面に反射面を有
している。
の開孔13aの長手方向に沿った平板状のプレート35
がビス36によって固定されている。プレート35の上
面には、平面部35aが形成され、この平面部35aに
は、三角柱状の折り返しミラー37の反斜面以外の一面
が平面部35aに面接触する状態で貼付られて、固定さ
れている。プレート35は、折り返しミラー37の材質
と熱膨張率が近似した材質により構成されている。折り
返しミラー37は、第2の実施形態における折り返しミ
ラー30と同様に、ガラスからなり、一面に反射面を有
している。
【0030】この構成により、折り返しミラー37の平
面部35aに面接触している部分が増大するので、折り
返しミラー37の拘束面積が増大する。したがって、折
り返しミラー37の面積と略同様の面積で折り返しミラ
ー37を拘束することになるので、折り返しミラー37
のたわみ振動の周波数、すなわち、共振周波数を高周波
数帯域まで向上することができ、人間の視覚系では、こ
の周波数に依存して現れる画像上の縦模様を、画像の乱
れと判断不可能となる、すなわち、可視化不可能な縦模
様となる。人間の視覚系では画像の乱れを認識すること
ができなくなり、画像の高画質化を可能とすることがで
きる。本実施形態では、共振周波数が、低いものでも数
kHzとなるので、ミラー振動による画像劣化を大幅に
減少できる。
面部35aに面接触している部分が増大するので、折り
返しミラー37の拘束面積が増大する。したがって、折
り返しミラー37の面積と略同様の面積で折り返しミラ
ー37を拘束することになるので、折り返しミラー37
のたわみ振動の周波数、すなわち、共振周波数を高周波
数帯域まで向上することができ、人間の視覚系では、こ
の周波数に依存して現れる画像上の縦模様を、画像の乱
れと判断不可能となる、すなわち、可視化不可能な縦模
様となる。人間の視覚系では画像の乱れを認識すること
ができなくなり、画像の高画質化を可能とすることがで
きる。本実施形態では、共振周波数が、低いものでも数
kHzとなるので、ミラー振動による画像劣化を大幅に
減少できる。
【0031】さらに、第4の実施形態について図10を
参照して説明する。第4の実施形態は、第3の実施形態
において、折り返しミラー37とプレート35の平面部
35aとの間に、減衰部材38が介在されているもので
ある。減衰部材38について詳述すると、減衰部材38
は、フレーム13から折り返しミラー37に伝わる振動
を減衰するものであり、例えば、ゴム、発泡ウレタン、
アクリル板等の防振性を有する材質から構成されてい
る。また、減衰部材38は、平面部35aの形状と略同
様の形状であり、折り返しミラー37とフレーム13と
の間の熱膨張による歪みを吸収する性質を有している。
参照して説明する。第4の実施形態は、第3の実施形態
において、折り返しミラー37とプレート35の平面部
35aとの間に、減衰部材38が介在されているもので
ある。減衰部材38について詳述すると、減衰部材38
は、フレーム13から折り返しミラー37に伝わる振動
を減衰するものであり、例えば、ゴム、発泡ウレタン、
アクリル板等の防振性を有する材質から構成されてい
る。また、減衰部材38は、平面部35aの形状と略同
様の形状であり、折り返しミラー37とフレーム13と
の間の熱膨張による歪みを吸収する性質を有している。
【0032】書込みユニット10が発生する振動がフレ
ーム13に伝達することによって、フレーム13も振動
するが、上述の構成により、フレーム13から折り返し
ミラー37に伝達する振動が減少される。したがって、
折り返しミラー37の振動も減少され、折り返しミラー
37の振動による画像劣化が減少し、高画質化が可能と
なる。
ーム13に伝達することによって、フレーム13も振動
するが、上述の構成により、フレーム13から折り返し
ミラー37に伝達する振動が減少される。したがって、
折り返しミラー37の振動も減少され、折り返しミラー
37の振動による画像劣化が減少し、高画質化が可能と
なる。
【0033】さらに、第5の実施形態について図11を
参照して説明する。フレーム13の開孔13aの近傍に
は、この開孔13aの長手方向に長い三角柱状のミラー
取付部材40が配設されている。ミラー取付部材40の
一面は、フレーム13に面接触するように貼付られてい
る。ミラー取付部材40の開孔13aを向く面40aに
は、平板状の折り返しミラー41が減衰部材42を介し
て貼付られている。減衰部材42は、第4の実施形態に
おける減衰部材38と略同様の材質である。この構成に
よっても、第4の実施形態における効果と略同様の効果
を得ることができる。
参照して説明する。フレーム13の開孔13aの近傍に
は、この開孔13aの長手方向に長い三角柱状のミラー
取付部材40が配設されている。ミラー取付部材40の
一面は、フレーム13に面接触するように貼付られてい
る。ミラー取付部材40の開孔13aを向く面40aに
は、平板状の折り返しミラー41が減衰部材42を介し
て貼付られている。減衰部材42は、第4の実施形態に
おける減衰部材38と略同様の材質である。この構成に
よっても、第4の実施形態における効果と略同様の効果
を得ることができる。
【0034】さらに、第6の実施形態について図11を
参照して説明する。三角柱状の折り返しミラー45は、
ガラスで構成されている。折り返しミラー45の内部に
は、折り返しミラー45の主走査方向に長い断面円形の
棒状の減衰部材46が設けられている。減衰部材46
は、折り返しミラー45の略中心部を挿通しており、折
り返しミラー45の一端から他端まで延在している。減
衰部材46は、折り返しミラー45の振動を減衰するも
のであり、例えば、ゴム、発泡ウレタン等の防振性を有
する材質から構成されている。
参照して説明する。三角柱状の折り返しミラー45は、
ガラスで構成されている。折り返しミラー45の内部に
は、折り返しミラー45の主走査方向に長い断面円形の
棒状の減衰部材46が設けられている。減衰部材46
は、折り返しミラー45の略中心部を挿通しており、折
り返しミラー45の一端から他端まで延在している。減
衰部材46は、折り返しミラー45の振動を減衰するも
のであり、例えば、ゴム、発泡ウレタン等の防振性を有
する材質から構成されている。
【0035】この構成により、折り返しミラー45自体
が振動を低減する性質を有することになり、折り返しミ
ラー45に振動が伝わっても、その振動が低減されて、
振動による画質低下を防止でき、高画質化が可能とな
る。
が振動を低減する性質を有することになり、折り返しミ
ラー45に振動が伝わっても、その振動が低減されて、
振動による画質低下を防止でき、高画質化が可能とな
る。
【0036】外径が図12に示す折り返しミラー45と
同様の形状をして、中央部分、すなわち、減衰部材46
に相当する部分が中空である折り返しミラーの固有振動
数を計算したときの振動モードを図13に示す。このと
きの振動モード、すなわち、たわみ振動が発生する周波
数は、シミュレーションの計算結果により864Hzで
ある。なお、図13において、符号X3で示す状態が折
り返しミラーの通常形状を、符号Y3で示す状態が折り
返しミラーの変形形状をそれぞれ示す。
同様の形状をして、中央部分、すなわち、減衰部材46
に相当する部分が中空である折り返しミラーの固有振動
数を計算したときの振動モードを図13に示す。このと
きの振動モード、すなわち、たわみ振動が発生する周波
数は、シミュレーションの計算結果により864Hzで
ある。なお、図13において、符号X3で示す状態が折
り返しミラーの通常形状を、符号Y3で示す状態が折り
返しミラーの変形形状をそれぞれ示す。
【0037】図12に示す折り返しミラー45は、減衰
部材46の剛性が低いので、折り返しミラー45におけ
るたわみ振動が発生する周波数は、図13に示す折り返
しミラーのたわみ振動が発生する周波数に近いと考えら
れる。よって、折り返しミラー45のたわみ振動が発生
する周波数、すなわち、共振周波数も、864Hz近傍
の周波数であると考えられるので、この周波数に依存し
て現れる画像上の縦模様の間隔が狭くなり、この縦模様
は、人間の視覚系では画像の乱れと判断不可能となる、
すなわち、可視化不可能な縦模様となる。よって、人間
の視覚系では画像の乱れを認識することができなくな
り、画像の高画質化が可能になる。なお、折り返しミラ
ー45は、その断面が四角柱でもよいし、その材質が金
属でもよい。また、減衰部材46の断面形状は、多角形
でもよい。
部材46の剛性が低いので、折り返しミラー45におけ
るたわみ振動が発生する周波数は、図13に示す折り返
しミラーのたわみ振動が発生する周波数に近いと考えら
れる。よって、折り返しミラー45のたわみ振動が発生
する周波数、すなわち、共振周波数も、864Hz近傍
の周波数であると考えられるので、この周波数に依存し
て現れる画像上の縦模様の間隔が狭くなり、この縦模様
は、人間の視覚系では画像の乱れと判断不可能となる、
すなわち、可視化不可能な縦模様となる。よって、人間
の視覚系では画像の乱れを認識することができなくな
り、画像の高画質化が可能になる。なお、折り返しミラ
ー45は、その断面が四角柱でもよいし、その材質が金
属でもよい。また、減衰部材46の断面形状は、多角形
でもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、ミラーの拘束面積が大きくなることによって、
ミラーのたわみ振動の周波数、すなわち、共振周波数が
高くなり、この周波数に依存して現れる画像上の縦模様
の間隔が狭くなるので、この縦模様は、人間の視覚系で
は画像の乱れと判断不可能となる、すなわち、可視化不
可能な縦模様となる。したがって、人間の視覚系では画
像の乱れを認識することができなくなり、画像の高画質
化を可能とすることができる。また、ミラーの拘束面積
が大きくなるので、ミラーに発生する相対振動が抑制さ
れ、画像に影響を与えるミラーの振動を低減できる。
よれば、ミラーの拘束面積が大きくなることによって、
ミラーのたわみ振動の周波数、すなわち、共振周波数が
高くなり、この周波数に依存して現れる画像上の縦模様
の間隔が狭くなるので、この縦模様は、人間の視覚系で
は画像の乱れと判断不可能となる、すなわち、可視化不
可能な縦模様となる。したがって、人間の視覚系では画
像の乱れを認識することができなくなり、画像の高画質
化を可能とすることができる。また、ミラーの拘束面積
が大きくなるので、ミラーに発生する相対振動が抑制さ
れ、画像に影響を与えるミラーの振動を低減できる。
【0039】請求項2の発明によれば、ミラーの面積と
略同様の面積でミラーを拘束することになるので、ミラ
ーのたわみ振動の周波数、すなわち、共振周波数を高周
波数帯域まで向上することができ、人間の視覚系では、
この周波数に依存して現れる画像上の縦模様を、画像の
乱れと判断不可能となる、すなわち、可視化不可能な縦
模様となる。したがって、人間の視覚系では画像の乱れ
を認識することができなくなり、画像の高画質化を可能
とすることができる。
略同様の面積でミラーを拘束することになるので、ミラ
ーのたわみ振動の周波数、すなわち、共振周波数を高周
波数帯域まで向上することができ、人間の視覚系では、
この周波数に依存して現れる画像上の縦模様を、画像の
乱れと判断不可能となる、すなわち、可視化不可能な縦
模様となる。したがって、人間の視覚系では画像の乱れ
を認識することができなくなり、画像の高画質化を可能
とすることができる。
【0040】請求項3の発明によれば、ミラーが三角柱
状であるので、ミラーの剛性が向上し、ミラーのたわみ
振動の周波数、すなわち、共振周波数が平板状の折り返
しミラーの共振周波数よりも高くなり、人間の視覚系で
は、共振周波数に依存して現れる画像上の縦模様を、画
像の乱れと判断不可能となる、すなわち、可視化不可能
な縦模様となる。したがって、人間の視覚系では画像の
乱れを認識することができなくなり、画像の高画質化が
可能になる。
状であるので、ミラーの剛性が向上し、ミラーのたわみ
振動の周波数、すなわち、共振周波数が平板状の折り返
しミラーの共振周波数よりも高くなり、人間の視覚系で
は、共振周波数に依存して現れる画像上の縦模様を、画
像の乱れと判断不可能となる、すなわち、可視化不可能
な縦模様となる。したがって、人間の視覚系では画像の
乱れを認識することができなくなり、画像の高画質化が
可能になる。
【0041】請求項4の発明によれば、フレームからミ
ラーに伝達する振動が減少されるので、ミラーの振動も
減少され、ミラーの振動による画像劣化が減少し、高画
質化できる。
ラーに伝達する振動が減少されるので、ミラーの振動も
減少され、ミラーの振動による画像劣化が減少し、高画
質化できる。
【0042】請求項5の発明によれば、ミラー自体が振
動を低減する性質を有することになり、ミラーに振動が
伝わっても、その振動が低減されて、ミラー振動による
画質低下を防止でき、高画質化が可能となる。また、ミ
ラーのたわみ振動が発生する周波数、すなわち、共振周
波数も向上できるので、この周波数に依存して現れる画
像上の縦模様の間隔が狭くなり、人間の視覚系では、こ
の縦模様を画像の乱れと判断不可能となる。したがっ
て、人間の視覚系では画像の乱れを認識することができ
なくなり、画像の高画質化できる。
動を低減する性質を有することになり、ミラーに振動が
伝わっても、その振動が低減されて、ミラー振動による
画質低下を防止でき、高画質化が可能となる。また、ミ
ラーのたわみ振動が発生する周波数、すなわち、共振周
波数も向上できるので、この周波数に依存して現れる画
像上の縦模様の間隔が狭くなり、人間の視覚系では、こ
の縦模様を画像の乱れと判断不可能となる。したがっ
て、人間の視覚系では画像の乱れを認識することができ
なくなり、画像の高画質化できる。
【図1】レーザプリンタの概略構成図である。
【図2】光走査装置の概略構成を示す斜視図である。
【図3】折り返しミラーのフレームへの取付部分の拡大
斜視図である。
斜視図である。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態を示す折り返しミラー
のフレームへの取付部分の拡大斜視図である。
のフレームへの取付部分の拡大斜視図である。
【図6】図5のVI−VI断面図である。
【図7】平板状の折り返しミラーの振動モードを示すシ
ミュレーション解析図である。
ミュレーション解析図である。
【図8】三角柱状の折り返しミラーの振動モードを示す
シミュレーション解析図である。
シミュレーション解析図である。
【図9】本発明の第3の実施形態を示す折り返しミラー
のフレームへの取付部分の拡大斜視図である。
のフレームへの取付部分の拡大斜視図である。
【図10】本発明の第4の実施形態を示す折り返しミラ
ーのフレームへの取付部分の拡大斜視図である。
ーのフレームへの取付部分の拡大斜視図である。
【図11】本発明の第5の実施形態を示す折り返しミラ
ーのフレームへの取付部分の拡大斜視図である。
ーのフレームへの取付部分の拡大斜視図である。
【図12】本発明の第6の実施形態を示す折り返しミラ
ーの一部破断の拡大斜視図である。
ーの一部破断の拡大斜視図である。
【図13】内部に中空部分を有する三角柱状の折り返し
ミラーの振動モードを示すシミュレーション解析図であ
る。
ミラーの振動モードを示すシミュレーション解析図であ
る。
3 感光体(被走査面) 10 書込みユニット(光走査装置) 11 光学ユニット(光源部) 12 折り返しミラー 13 フレーム 20 突起部 21 平面部 22 ブラケット(板状の部材) 38、46 減衰部材
Claims (5)
- 【請求項1】光源部と、この光源部から照射される光束
を被走査面に反射するミラーと、このミラーが取り付け
られるフレームとを有する光走査装置を備えた画像形成
装置において、 上記フレームが、上記ミラーを支持する平面部を有し、 上記ミラーの主走査方向における両端部を、板状の部材
と上記平面部とにより挟み込んで、上記フレームに固定
したことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】光源部と、この光源部から照射される光束
を被走査面に反射するミラーと、このミラーが取り付け
られるフレームとを有する光走査装置を備えた画像形成
装置において、 上記フレームが、上記ミラーを支持する平面部を有し、 上記ミラーの反射面以外の面を、上記平面部に固定した
ことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項3】請求項1または2記載の画像形成装置にお
いて、 上記ミラーの形状が、三角柱であることを特徴とする画
像形成装置。 - 【請求項4】請求項1、2または3記載の画像形成装置
において、 上記フレームから上記ミラーに伝わる振動を減衰する減
衰部材を、上記ミラーと上記平面部との間に介在したこ
とを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項5】請求項1、2、3または4記載の画像形成
装置において、 上記ミラーの主走査方向に長い、上記ミラーの振動を減
衰する減衰部材を、上記ミラーの内部に設けたことを特
徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31700897A JPH11149053A (ja) | 1997-11-18 | 1997-11-18 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31700897A JPH11149053A (ja) | 1997-11-18 | 1997-11-18 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11149053A true JPH11149053A (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=18083391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31700897A Pending JPH11149053A (ja) | 1997-11-18 | 1997-11-18 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11149053A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6750997B2 (en) | 2001-11-30 | 2004-06-15 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Scanning device and image forming apparatus |
CN100430773C (zh) * | 2004-12-18 | 2008-11-05 | 三星电子株式会社 | 反光镜支承装置和使用该装置的光学扫描装置 |
US11108930B2 (en) * | 2019-03-13 | 2021-08-31 | Canon Kabushiki Kaisha | Image reading unit and image reading apparatus |
-
1997
- 1997-11-18 JP JP31700897A patent/JPH11149053A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6750997B2 (en) | 2001-11-30 | 2004-06-15 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Scanning device and image forming apparatus |
CN100430773C (zh) * | 2004-12-18 | 2008-11-05 | 三星电子株式会社 | 反光镜支承装置和使用该装置的光学扫描装置 |
US11108930B2 (en) * | 2019-03-13 | 2021-08-31 | Canon Kabushiki Kaisha | Image reading unit and image reading apparatus |
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