JP2000227569A - 光偏向走査装置 - Google Patents
光偏向走査装置Info
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- JP2000227569A JP2000227569A JP2813999A JP2813999A JP2000227569A JP 2000227569 A JP2000227569 A JP 2000227569A JP 2813999 A JP2813999 A JP 2813999A JP 2813999 A JP2813999 A JP 2813999A JP 2000227569 A JP2000227569 A JP 2000227569A
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Abstract
さく抑えて、出力される画像の品質低下を抑える。 【解決手段】 ポリゴンミラー1により偏向されて、ミ
ラー2,3及び結像素子5を通した光を反射させるミラ
ー6を、その長手方向の両端近傍を板バネ7,8により
押圧付勢して支持部材に押し付けて所定の位置に支持す
る。そして、その板バネ7と8とによる押圧力をF(g
f)、ミラー6の質量をM(g)としたときに、F/M
>14の関係を満たすようにする。
Description
光偏向走査装置に関する。
光偏向走査装置には、通常光源から像担持体である感光
体に至る光路中にミラーが用いられている。このような
ミラーは、例えば図6及び図7に示すような構成により
支持されている。
央の部分が支持部材61,62上に載置された状態で、
装置の固定部50(図7)に間隔を置いて立設された2
個の反射面押え部材66,67のそれぞれ端面に反射面
53aの両端部が接するようになっていて、そのミラー
53の反射面53aと反対側の裏面53bの両端部が、
2つの板バネ68でそれぞれ反射面押え部材66,67
側に押圧されている。そして、その板バネ68は、ネジ
60により固定部50に固定されている。したがって、
ミラー53は、各板バネ68の付勢力により反射面53
aが反射面押え部材66,67のそれぞれ端面に押し当
てられることにより、反射面53aの傾きが定められる
と共に、図7で上下方向の位置が決まるようになってい
る。
ーを支持するものでは、そのミラーの付近に設けられて
いる駆動系が動作したりすると、その駆動系から発生す
る振動がミラーに伝わって、そのミラーが振動しやすい
ということがあった。ミラーが振動してしまうと、その
ミラーによって反射された反射光の感光体上での結像位
置が狙いの位置に対してずれてしまうので、その結果出
力される画像に濃度ムラ等が生じて画像品質が低下して
しまうということがあった。
例えば特許第2806015号公報では、光源と感光体
との間の光路中に設けた反射ミラーの一時共振周波数f
(Hz)と感光体の副走査速度V(mm/sec)との
関係をf/V≧2にするようにしたラスタ走査装置が提
案されている。
許第2806015号公報に記載されているものは、反
射ミラーの支持部が理想的に支持されていることを前提
としたものであるため、現実にはこの技術だけでは十分
とはいえないものがあった。例えば、反射ミラーを支持
部材に押圧する板バネの押圧力が小さい場合には、ミラ
ーの固有振動数が十分に高く、反射ミラー自身が低い周
波数では共振しない場合でも、板バネの部分が比較的低
い周波数で振動し、結果としてやはり反射ミラーからの
反射光の結像位置がずれてしまうようになるので、画像
品質が低下しやすい。図8には、特許第2806015
号公報に記載されているとおりの振動を生じた場合のモ
デルを示した。また、図9には、反射ミラーを支持部材
に押圧する板バネの押圧力が小さい場合の反射ミラーの
挙動モデルを示した。
たものであり、光偏向走査中におけるミラーの位置変動
を小さく抑えることにより、出力される画像の品質低下
を抑えるようにすることを目的とする。
達成するため、光源と、その光源から射出された光を偏
向走査する光偏向器と、その光偏向器により偏向された
光を反射させるミラーと、そのミラーからの光を像担持
体上に結像する結像素子とを備えた光偏向走査装置にお
いて、上記ミラーに対しその反射面に直角な方向に押圧
力を与える弾性体を設けると共に、その弾性体により押
圧される上記ミラーを当接させる支持部材を設け、上記
弾性体の押圧力によりミラーが支持部材に押し当てられ
て所定の位置に支持されるようにし、上記弾性体の押圧
力をF(gf)、ミラーの質量をM(g)としたとき
に、F/M>14の関係を満たすようにしたものであ
る。
面に基づいて説明する。図1はこの発明による光偏向走
査装置の一実施形態例を示す概略構成図、図2は同じく
その光偏向走査装置のミラー付近を光学箱と共に示す斜
視図である。この光偏向走査装置は、図示しない光源
と、その光源から射出された光を偏向走査する光偏向器
であるポリゴンミラー1と、そのポリゴンミラー1によ
り偏向された光を反射させるミラー2,3と、そのミラ
ー3からの光を像担持体である感光体4上に結像するた
めの結像素子5と、その結像素子5を通した光を反射さ
せて感光体4上に結像するミラー6とを備えている。
の所定の位置に取り付けられるようになっており、その
長手方向の両端近傍が弾性部材であって図3にその側面
形状を明示する板バネ7,8により押圧付勢されてい
る。そして、その各板バネ7,8の押圧力は、ミラー6
に対しその反射面6aに直角な矢示A方向に作用するよ
うになっている。
8にそれぞれ対応させて形成してある支持部材として機
能する支持部11,12に、板バネ7,8の押圧力によ
り押し当てられて所定の位置(図3の図示位置)に支持
されるようになっている。そして、その板バネ7と8と
による押圧力をF(gf)、ミラー6の質量をM(g)
としたときに、F/M>14の関係を満たすようにして
いる。
ラー6の質量Mとの関係を、F/M>14にする必要が
ある点を見い出すために行なった実験結果について説明
する。実験は、ミラー6を支持部11,12に押し当て
る押圧力を十分に大きくした状態で、ミラー6の一次共
振周波数f(Hz)と感光体4の副走査速度V(mm/
sec)との関係がf/V≧2となるようにミラー6の
材質、形状を設定して、そのミラー6の質量M(g)を
定めた。
を支持部11,12に押し当てる押圧力F(gf)を適
宜変化させ、その際に出力される画像の品質を官能評価
により評価した。その官能評価は、特に視覚的に一番目
立ちやすいとされている1mm前後のピッチの濃度ムラ
について複数人が7段階の評価を行ない、その平均値を
評価点とした。そして、その評価点が5〜7点のものを
良好な画像とし、評価点4〜5未満のものを許容範囲と
し、評価点が4点に満たないものを不良の判定とした。
なお、評価する画像を出力するプリンタは同一のものを
使用し、同一の画像ファイルを使用すると共に、板バネ
7,8以外の部品は全て同一の光偏向走査装置を使用し
た。
定は、次のようにして行なった。すなわち、ミラー6及
び板バネ7,8を図2及び図3で説明したように所定の
位置にそれぞれ組み付けた状態で、図4(主要な部分の
み図示している)に示すように、ミラー6の反射面6a
の中央部をフォースゲージ20でその反射面6aに対し
て略直角に押圧し、その押圧力を徐々に大きくしていっ
たときにミラー6と支持部11,12との間に隙間がで
きる瞬間にフォースゲージ20が示す値を読み取って、
それを押圧力Fとした。
結果を示すものであり、この実験結果によればパラメー
タF/Mが14よりも大きければ目につく濃度ムラの少
ない良好な画像(評価点5以上)が得られることがわか
る。以上、2つの板バネと2つの支持部でミラーを支持
するようにした場合の実施の形態及び実験結果について
説明したが、この発明による光偏向走査装置は板バネと
支持部がそれぞれ2つ以外のものであっても同様に適用
することができる。
偏向走査装置よれば、光偏向走査中におけるミラーの位
置変動を小さく抑えることができるので、この光偏向走
査装置を用いた画像形成装置で出力される画像の品質低
下を抑えることができる。
を示す概略構成図である。
箱と共に示す斜視図である。
ラーの長手方向の両端部を支持する部分の構成を示す縦
断面図である。
するための斜視図である。
評価結果との関係を示す線図である。
造を説明するための斜視図である。
拡大して一部断面状態にして示す側面図である。
を生じた場合のモデルを示す模式図である。
射ミラーを支持部材に押圧する板バネの押圧力が小さい
場合の反射ミラーの挙動モデルを示す模式図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 光源と、その光源から射出された光を偏
向走査する光偏向器と、その光偏向器により偏向された
光を反射させるミラーと、そのミラーからの光を像担持
体上に結像する結像素子とを備えた光偏向走査装置にお
いて、 前記ミラーに対しその反射面に直角な方向に押圧力を与
える弾性体を設けると共に、該弾性体により押圧される
前記ミラーを当接させる支持部材を設け、前記弾性体の
押圧力により前記ミラーが前記支持部材に押し当てられ
て所定の位置に支持されるようにし、前記弾性体の押圧
力をF(gf)、前記ミラーの質量をM(g)としたと
きに、F/M>14の関係を満たすようにしたことを特
徴とする光偏向走査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2813999A JP2000227569A (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | 光偏向走査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2813999A JP2000227569A (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | 光偏向走査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000227569A true JP2000227569A (ja) | 2000-08-15 |
Family
ID=12240446
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2813999A Pending JP2000227569A (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | 光偏向走査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000227569A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1460486A1 (en) * | 2003-03-20 | 2004-09-22 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Electrophotographic apparatus with asymmetric mounting frame for optical scanning device |
EP1762392A1 (en) * | 2005-09-08 | 2007-03-14 | Ricoh Company, Ltd. | An image forming apparatus capable of producing a high-precision light beam |
-
1999
- 1999-02-05 JP JP2813999A patent/JP2000227569A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1460486A1 (en) * | 2003-03-20 | 2004-09-22 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Electrophotographic apparatus with asymmetric mounting frame for optical scanning device |
EP1762392A1 (en) * | 2005-09-08 | 2007-03-14 | Ricoh Company, Ltd. | An image forming apparatus capable of producing a high-precision light beam |
CN100419498C (zh) * | 2005-09-08 | 2008-09-17 | 株式会社理光 | 光扫描装置及图像形成装置 |
US7821678B2 (en) | 2005-09-08 | 2010-10-26 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus capable of producing a high-precision light beam with a simple structure |
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A521 | Written amendment |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051014 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051115 |