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JP2000227569A - 光偏向走査装置 - Google Patents

光偏向走査装置

Info

Publication number
JP2000227569A
JP2000227569A JP2813999A JP2813999A JP2000227569A JP 2000227569 A JP2000227569 A JP 2000227569A JP 2813999 A JP2813999 A JP 2813999A JP 2813999 A JP2813999 A JP 2813999A JP 2000227569 A JP2000227569 A JP 2000227569A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mirror
light
pressing force
image
elastic body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2813999A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoya Osugi
友哉 大杉
Nobuaki Kubo
信秋 久保
Taira Kouchiwa
平 小団扇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2813999A priority Critical patent/JP2000227569A/ja
Publication of JP2000227569A publication Critical patent/JP2000227569A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光偏向走査中におけるミラーの位置変動を小
さく抑えて、出力される画像の品質低下を抑える。 【解決手段】 ポリゴンミラー1により偏向されて、ミ
ラー2,3及び結像素子5を通した光を反射させるミラ
ー6を、その長手方向の両端近傍を板バネ7,8により
押圧付勢して支持部材に押し付けて所定の位置に支持す
る。そして、その板バネ7と8とによる押圧力をF(g
f)、ミラー6の質量をM(g)としたときに、F/M
>14の関係を満たすようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ミラーを用いた
光偏向走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、レーザプリンタ等に用いられる
光偏向走査装置には、通常光源から像担持体である感光
体に至る光路中にミラーが用いられている。このような
ミラーは、例えば図6及び図7に示すような構成により
支持されている。
【0003】すなわち、例えばミラー53は、その略中
央の部分が支持部材61,62上に載置された状態で、
装置の固定部50(図7)に間隔を置いて立設された2
個の反射面押え部材66,67のそれぞれ端面に反射面
53aの両端部が接するようになっていて、そのミラー
53の反射面53aと反対側の裏面53bの両端部が、
2つの板バネ68でそれぞれ反射面押え部材66,67
側に押圧されている。そして、その板バネ68は、ネジ
60により固定部50に固定されている。したがって、
ミラー53は、各板バネ68の付勢力により反射面53
aが反射面押え部材66,67のそれぞれ端面に押し当
てられることにより、反射面53aの傾きが定められる
と共に、図7で上下方向の位置が決まるようになってい
る。
【0004】しかしながら、このような構成によりミラ
ーを支持するものでは、そのミラーの付近に設けられて
いる駆動系が動作したりすると、その駆動系から発生す
る振動がミラーに伝わって、そのミラーが振動しやすい
ということがあった。ミラーが振動してしまうと、その
ミラーによって反射された反射光の感光体上での結像位
置が狙いの位置に対してずれてしまうので、その結果出
力される画像に濃度ムラ等が生じて画像品質が低下して
しまうということがあった。
【0005】そこで、このような問題を解決するため、
例えば特許第2806015号公報では、光源と感光体
との間の光路中に設けた反射ミラーの一時共振周波数f
(Hz)と感光体の副走査速度V(mm/sec)との
関係をf/V≧2にするようにしたラスタ走査装置が提
案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この特
許第2806015号公報に記載されているものは、反
射ミラーの支持部が理想的に支持されていることを前提
としたものであるため、現実にはこの技術だけでは十分
とはいえないものがあった。例えば、反射ミラーを支持
部材に押圧する板バネの押圧力が小さい場合には、ミラ
ーの固有振動数が十分に高く、反射ミラー自身が低い周
波数では共振しない場合でも、板バネの部分が比較的低
い周波数で振動し、結果としてやはり反射ミラーからの
反射光の結像位置がずれてしまうようになるので、画像
品質が低下しやすい。図8には、特許第2806015
号公報に記載されているとおりの振動を生じた場合のモ
デルを示した。また、図9には、反射ミラーを支持部材
に押圧する板バネの押圧力が小さい場合の反射ミラーの
挙動モデルを示した。
【0007】この発明は、上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、光偏向走査中におけるミラーの位置変動
を小さく抑えることにより、出力される画像の品質低下
を抑えるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、光源と、その光源から射出された光を偏
向走査する光偏向器と、その光偏向器により偏向された
光を反射させるミラーと、そのミラーからの光を像担持
体上に結像する結像素子とを備えた光偏向走査装置にお
いて、上記ミラーに対しその反射面に直角な方向に押圧
力を与える弾性体を設けると共に、その弾性体により押
圧される上記ミラーを当接させる支持部材を設け、上記
弾性体の押圧力によりミラーが支持部材に押し当てられ
て所定の位置に支持されるようにし、上記弾性体の押圧
力をF(gf)、ミラーの質量をM(g)としたとき
に、F/M>14の関係を満たすようにしたものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明による光偏向走
査装置の一実施形態例を示す概略構成図、図2は同じく
その光偏向走査装置のミラー付近を光学箱と共に示す斜
視図である。この光偏向走査装置は、図示しない光源
と、その光源から射出された光を偏向走査する光偏向器
であるポリゴンミラー1と、そのポリゴンミラー1によ
り偏向された光を反射させるミラー2,3と、そのミラ
ー3からの光を像担持体である感光体4上に結像するた
めの結像素子5と、その結像素子5を通した光を反射さ
せて感光体4上に結像するミラー6とを備えている。
【0010】ミラー6は、図2に示すような光学箱10
の所定の位置に取り付けられるようになっており、その
長手方向の両端近傍が弾性部材であって図3にその側面
形状を明示する板バネ7,8により押圧付勢されてい
る。そして、その各板バネ7,8の押圧力は、ミラー6
に対しその反射面6aに直角な矢示A方向に作用するよ
うになっている。
【0011】そのミラー6は、光学箱10に板バネ7,
8にそれぞれ対応させて形成してある支持部材として機
能する支持部11,12に、板バネ7,8の押圧力によ
り押し当てられて所定の位置(図3の図示位置)に支持
されるようになっている。そして、その板バネ7と8と
による押圧力をF(gf)、ミラー6の質量をM(g)
としたときに、F/M>14の関係を満たすようにして
いる。
【0012】以下、板バネ7と8とによる押圧力Fとミ
ラー6の質量Mとの関係を、F/M>14にする必要が
ある点を見い出すために行なった実験結果について説明
する。実験は、ミラー6を支持部11,12に押し当て
る押圧力を十分に大きくした状態で、ミラー6の一次共
振周波数f(Hz)と感光体4の副走査速度V(mm/
sec)との関係がf/V≧2となるようにミラー6の
材質、形状を設定して、そのミラー6の質量M(g)を
定めた。
【0013】その上で、板バネ7と8とによりミラー6
を支持部11,12に押し当てる押圧力F(gf)を適
宜変化させ、その際に出力される画像の品質を官能評価
により評価した。その官能評価は、特に視覚的に一番目
立ちやすいとされている1mm前後のピッチの濃度ムラ
について複数人が7段階の評価を行ない、その平均値を
評価点とした。そして、その評価点が5〜7点のものを
良好な画像とし、評価点4〜5未満のものを許容範囲と
し、評価点が4点に満たないものを不良の判定とした。
なお、評価する画像を出力するプリンタは同一のものを
使用し、同一の画像ファイルを使用すると共に、板バネ
7,8以外の部品は全て同一の光偏向走査装置を使用し
た。
【0014】また、板バネ7と8とによる押圧力Fの測
定は、次のようにして行なった。すなわち、ミラー6及
び板バネ7,8を図2及び図3で説明したように所定の
位置にそれぞれ組み付けた状態で、図4(主要な部分の
み図示している)に示すように、ミラー6の反射面6a
の中央部をフォースゲージ20でその反射面6aに対し
て略直角に押圧し、その押圧力を徐々に大きくしていっ
たときにミラー6と支持部11,12との間に隙間がで
きる瞬間にフォースゲージ20が示す値を読み取って、
それを押圧力Fとした。
【0015】図5は上述したような条件で行なった実験
結果を示すものであり、この実験結果によればパラメー
タF/Mが14よりも大きければ目につく濃度ムラの少
ない良好な画像(評価点5以上)が得られることがわか
る。以上、2つの板バネと2つの支持部でミラーを支持
するようにした場合の実施の形態及び実験結果について
説明したが、この発明による光偏向走査装置は板バネと
支持部がそれぞれ2つ以外のものであっても同様に適用
することができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による光
偏向走査装置よれば、光偏向走査中におけるミラーの位
置変動を小さく抑えることができるので、この光偏向走
査装置を用いた画像形成装置で出力される画像の品質低
下を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による光偏向走査装置の一実施形態例
を示す概略構成図である。
【図2】同じくその光偏向走査装置のミラー付近を光学
箱と共に示す斜視図である。
【図3】同じくその光偏向走査装置に設けられているミ
ラーの長手方向の両端部を支持する部分の構成を示す縦
断面図である。
【図4】2つの板バネによる押圧力Fの測定方法を説明
するための斜視図である。
【図5】実験により得たパラメータF/Mと画像の官能
評価結果との関係を示す線図である。
【図6】従来の光偏向走査装置におけるミラーの支持構
造を説明するための斜視図である。
【図7】同じくその支持構造のミラーを支持する部分を
拡大して一部断面状態にして示す側面図である。
【図8】従来の特許公報に記載されているとおりの振動
を生じた場合のモデルを示す模式図である。
【図9】同じくその特許公報に記載されている装置で反
射ミラーを支持部材に押圧する板バネの押圧力が小さい
場合の反射ミラーの挙動モデルを示す模式図である。
【符号の説明】
1:ポリゴンミラー 2,3,6:ミラー 4:感光体(像担持体) 5:結像素子 6a:反射面 7,8:板バネ(弾性体) 11,12:支持部(支持部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小団扇 平 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2C362 BA83 BA87 BA90 DA16 2H045 AA07 AA33 CB32 DA02 DA04

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、その光源から射出された光を偏
    向走査する光偏向器と、その光偏向器により偏向された
    光を反射させるミラーと、そのミラーからの光を像担持
    体上に結像する結像素子とを備えた光偏向走査装置にお
    いて、 前記ミラーに対しその反射面に直角な方向に押圧力を与
    える弾性体を設けると共に、該弾性体により押圧される
    前記ミラーを当接させる支持部材を設け、前記弾性体の
    押圧力により前記ミラーが前記支持部材に押し当てられ
    て所定の位置に支持されるようにし、前記弾性体の押圧
    力をF(gf)、前記ミラーの質量をM(g)としたと
    きに、F/M>14の関係を満たすようにしたことを特
    徴とする光偏向走査装置。
JP2813999A 1999-02-05 1999-02-05 光偏向走査装置 Pending JP2000227569A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1460486A1 (en) * 2003-03-20 2004-09-22 Fuji Xerox Co., Ltd. Electrophotographic apparatus with asymmetric mounting frame for optical scanning device
EP1762392A1 (en) * 2005-09-08 2007-03-14 Ricoh Company, Ltd. An image forming apparatus capable of producing a high-precision light beam

Cited By (4)

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EP1762392A1 (en) * 2005-09-08 2007-03-14 Ricoh Company, Ltd. An image forming apparatus capable of producing a high-precision light beam
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US7821678B2 (en) 2005-09-08 2010-10-26 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus capable of producing a high-precision light beam with a simple structure

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