JPH11147403A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- JPH11147403A JPH11147403A JP9316692A JP31669297A JPH11147403A JP H11147403 A JPH11147403 A JP H11147403A JP 9316692 A JP9316692 A JP 9316692A JP 31669297 A JP31669297 A JP 31669297A JP H11147403 A JPH11147403 A JP H11147403A
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- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 claims abstract description 64
- 239000005060 rubber Substances 0.000 claims abstract description 64
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 claims description 7
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 abstract description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 6
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 3
- 238000013329 compounding Methods 0.000 description 2
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 description 2
- 239000006229 carbon black Substances 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000011038 discontinuous diafiltration by volume reduction Methods 0.000 description 1
- 239000004088 foaming agent Substances 0.000 description 1
- 238000009472 formulation Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
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- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 229920003051 synthetic elastomer Polymers 0.000 description 1
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- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 走行中後期におけるトレッド溝の容積減少に
伴う排水性を低下を防止し、走行中後期まで優れたウエ
ット性能を有する空気入りタイヤを提供することにあ
る。 【解決手段】 トレッド部が、周方向に延びる複数の溝
部とこれら溝部によって区分された複数の陸部とを含む
トレッドパターンを有し、少なくとも1列の該陸部を構
成するトレッドゴム(A)中でベルトまたはブレーカー
上に、該トレッドゴム(A)よりも耐摩耗性が15%低
いゴム(B)が、該トレッドゴム(A)の摩耗中期以降
に該陸部踏面部の一部に露出するように周方向に配設さ
れてなる空気入りタイヤである。
伴う排水性を低下を防止し、走行中後期まで優れたウエ
ット性能を有する空気入りタイヤを提供することにあ
る。 【解決手段】 トレッド部が、周方向に延びる複数の溝
部とこれら溝部によって区分された複数の陸部とを含む
トレッドパターンを有し、少なくとも1列の該陸部を構
成するトレッドゴム(A)中でベルトまたはブレーカー
上に、該トレッドゴム(A)よりも耐摩耗性が15%低
いゴム(B)が、該トレッドゴム(A)の摩耗中期以降
に該陸部踏面部の一部に露出するように周方向に配設さ
れてなる空気入りタイヤである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行によるトレッ
ドの摩耗中後期における湿潤路面に対する排水性能、制
動性能、耐ハイドロプレーニング性など(以下「ウェッ
ト性能」と称する)の低下を抑制した空気入りタイヤに
関するものである。
ドの摩耗中後期における湿潤路面に対する排水性能、制
動性能、耐ハイドロプレーニング性など(以下「ウェッ
ト性能」と称する)の低下を抑制した空気入りタイヤに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、空気入りタイヤのウエット性能を
向上させるには、均一なトレッドゴムを使用し、パター
ン設計により排水性を向上させ、また同時にトレッドの
ゴム質により路面との摩擦係数μを向上させる手法が主
に採られてきた。
向上させるには、均一なトレッドゴムを使用し、パター
ン設計により排水性を向上させ、また同時にトレッドの
ゴム質により路面との摩擦係数μを向上させる手法が主
に採られてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
手法は、走行の初期には目標とするウエット性能を確保
することができても、走行の中後期にかけてゴム物性が
変化(硬化)する他に、トレッドの溝の容積減少に伴う
排水性が低下し、これによるウエット性能の低下は避け
られなかった。
手法は、走行の初期には目標とするウエット性能を確保
することができても、走行の中後期にかけてゴム物性が
変化(硬化)する他に、トレッドの溝の容積減少に伴う
排水性が低下し、これによるウエット性能の低下は避け
られなかった。
【0004】そこで本発明の目的は、走行中後期におけ
るトレッド溝の容積減少に伴う排水性を低下を防止し、
走行中後期まで優れたウエット性能を有する空気入りタ
イヤを提供することにある。
るトレッド溝の容積減少に伴う排水性を低下を防止し、
走行中後期まで優れたウエット性能を有する空気入りタ
イヤを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決すべく鋭意検討した結果、走行中後期において摩耗
によりトレッドゴムより耐摩耗性の低いゴムをトレッド
踏面部に露出させ、踏面内に摩耗速度の違いによる段差
を生ぜしめ、これにより新たな溝を出現させてトレッド
溝の容積減少を補完し、排水性の低下を防止することが
できることを見出し、本発明を完成するに至った。
解決すべく鋭意検討した結果、走行中後期において摩耗
によりトレッドゴムより耐摩耗性の低いゴムをトレッド
踏面部に露出させ、踏面内に摩耗速度の違いによる段差
を生ぜしめ、これにより新たな溝を出現させてトレッド
溝の容積減少を補完し、排水性の低下を防止することが
できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】即ち、本発明の空気入りタイヤは、トレッ
ド部が、周方向に延びる複数の溝部とこれら溝部によっ
て区分された複数の陸部とを含むトレッドパターンを有
する空気入りタイヤにおいて、少なくとも1列の該陸部
を構成するトレッドゴム(A)中でベルトまたはブレー
カー上に、該トレッドゴム(A)よりも耐摩耗性が15
%低いゴム(B)が、該トレッドゴム(A)の摩耗中期
以降に該陸部踏面部の一部に露出するように周方向に配
設されてなることを特徴とするものである。
ド部が、周方向に延びる複数の溝部とこれら溝部によっ
て区分された複数の陸部とを含むトレッドパターンを有
する空気入りタイヤにおいて、少なくとも1列の該陸部
を構成するトレッドゴム(A)中でベルトまたはブレー
カー上に、該トレッドゴム(A)よりも耐摩耗性が15
%低いゴム(B)が、該トレッドゴム(A)の摩耗中期
以降に該陸部踏面部の一部に露出するように周方向に配
設されてなることを特徴とするものである。
【0007】前記ゴム(B)は、好ましくは前記トレッ
ドゴム(A)よりも20%以上耐摩耗性を低くする。ま
た、前記ゴム(B)のタイヤ半径方向の厚さは、好まし
くはベルトまたはブレーカー上からトレッド踏面部まで
の80%以下とする。さらに、前記ゴム(B)のタイヤ
幅方向の幅は、好ましくは0.2〜5mmとする。
ドゴム(A)よりも20%以上耐摩耗性を低くする。ま
た、前記ゴム(B)のタイヤ半径方向の厚さは、好まし
くはベルトまたはブレーカー上からトレッド踏面部まで
の80%以下とする。さらに、前記ゴム(B)のタイヤ
幅方向の幅は、好ましくは0.2〜5mmとする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明においては、図1の(イ)
に示すように、トレッド部1が、周方向に延びる複数の
溝部2aとこれら溝部2aによって区分された複数の陸
部3とを含むトレッドパターンを有し、この陸部3を構
成するトレッドゴム(A)中でベルトまたはブレーカー
4上に、トレッドゴム(A)よりも耐摩耗性の低いゴム
(B)が配設されている。このゴム(B)は、走行によ
るトレッドの摩耗中期以降において、陸部3を構成する
トレッドゴム(A)の踏面部の一部に露出するように周
方向に配設されている。
に示すように、トレッド部1が、周方向に延びる複数の
溝部2aとこれら溝部2aによって区分された複数の陸
部3とを含むトレッドパターンを有し、この陸部3を構
成するトレッドゴム(A)中でベルトまたはブレーカー
4上に、トレッドゴム(A)よりも耐摩耗性の低いゴム
(B)が配設されている。このゴム(B)は、走行によ
るトレッドの摩耗中期以降において、陸部3を構成する
トレッドゴム(A)の踏面部の一部に露出するように周
方向に配設されている。
【0009】走行による摩耗中期以降にトレッドゴム
(A)の陸部踏面部の一部にゴム(B)が露出すると、
該ゴム(B)がトレッドゴム(A)より耐摩耗性が低い
ことから、図1の(ロ)に示すように、ゴム(B)の摩
耗により新たな溝2bが生じる。この結果、摩耗中期以
降においてもトレッド溝の容積減少が補完され、排水性
の低下を防ぐことができ、ハイドロプレーニングの発生
を抑えることができる。
(A)の陸部踏面部の一部にゴム(B)が露出すると、
該ゴム(B)がトレッドゴム(A)より耐摩耗性が低い
ことから、図1の(ロ)に示すように、ゴム(B)の摩
耗により新たな溝2bが生じる。この結果、摩耗中期以
降においてもトレッド溝の容積減少が補完され、排水性
の低下を防ぐことができ、ハイドロプレーニングの発生
を抑えることができる。
【0010】使用するトレッドゴム種の耐摩耗性は、夫
々の単体をトレッドゴムとして使用したときの耐摩耗性
をいうもであり、本発明においてはゴム(B)の耐摩耗
性を、トレッドゴム(A)よりも15%以上、好ましく
は20%以上、より好ましくは30%以上低くする。例
えば、トレッド(A)を1mm摩耗させるのに1000
0km走行を要するとき、ゴム(B)のそれは6000
kmとすることが好適である。
々の単体をトレッドゴムとして使用したときの耐摩耗性
をいうもであり、本発明においてはゴム(B)の耐摩耗
性を、トレッドゴム(A)よりも15%以上、好ましく
は20%以上、より好ましくは30%以上低くする。例
えば、トレッド(A)を1mm摩耗させるのに1000
0km走行を要するとき、ゴム(B)のそれは6000
kmとすることが好適である。
【0011】また、前記ゴム(B)が摩耗中期以降に良
好に出現するようにするには、タイヤ半径方向の厚さ
を、好ましくはベルトまたはブレーカー上からトレッド
踏面部までの80%以下とする。さらに、露出した前記
ゴム(B)の摩耗により生じた溝2bによる排水性を良
好に確保するためには、タイヤ幅方向のゴム(B)の幅
を、好ましくは0.2〜5mmとする。ゴム(B)が複
数列配設されているときは、夫々上述の範囲内の幅とす
ることが好ましい。
好に出現するようにするには、タイヤ半径方向の厚さ
を、好ましくはベルトまたはブレーカー上からトレッド
踏面部までの80%以下とする。さらに、露出した前記
ゴム(B)の摩耗により生じた溝2bによる排水性を良
好に確保するためには、タイヤ幅方向のゴム(B)の幅
を、好ましくは0.2〜5mmとする。ゴム(B)が複
数列配設されているときは、夫々上述の範囲内の幅とす
ることが好ましい。
【0012】本発明においては、複数の陸部の夫々に対
応してゴム(B)を配設しても、あるいは中央の陸部の
みに配設してもよいが、より高いウエット性能を得るた
めには全ての陸部にゴム(B)を配設することが好まし
い。
応してゴム(B)を配設しても、あるいは中央の陸部の
みに配設してもよいが、より高いウエット性能を得るた
めには全ての陸部にゴム(B)を配設することが好まし
い。
【0013】なお、本発明の空気入りタイヤのトレッド
ゴム(A)およびゴム(B)のゴム組成物の各配合系
は、両者の耐摩耗性に上述のような差が生じ得る系であ
ればよく、例えばカーボンブラックの配合量や油展量を
大幅に変える、樹脂、発泡剤の添加等、非補強剤を使用
する等の手法を採用することにより耐摩耗性差を生じさ
せることができ、特に制限されるべきものではなく、従
来より知られている配合系を用いることができる。ま
た、タイヤ自体の構造においても、トレッド部以外は空
気入りタイヤとして既に知られている構造を採用するこ
とができ、特に変更を要するものではない。
ゴム(A)およびゴム(B)のゴム組成物の各配合系
は、両者の耐摩耗性に上述のような差が生じ得る系であ
ればよく、例えばカーボンブラックの配合量や油展量を
大幅に変える、樹脂、発泡剤の添加等、非補強剤を使用
する等の手法を採用することにより耐摩耗性差を生じさ
せることができ、特に制限されるべきものではなく、従
来より知られている配合系を用いることができる。ま
た、タイヤ自体の構造においても、トレッド部以外は空
気入りタイヤとして既に知られている構造を採用するこ
とができ、特に変更を要するものではない。
【0014】
【実施例】次に本発明を実施例に基づいて説明する。タ
イヤトレッド用ゴムとして、下記の表1に示す配合処方
にてゴム組成物AおよびB1〜B6を夫々調製した。こ
れらゴム組成物を夫々単独でトレッドに用いて、サイズ
205/65R15の各種タイヤを試作し、新品時およ
び25000km走行後における下記表1に示す物性値
を測定した。また、平坦路8および山坂2の割合で実車
走行させた際の耐摩耗性(km/mm)を、ゴム種Aを
トレッドに用いたタイヤを100として指数表示した。
得られた結果を下記の表1に示す。
イヤトレッド用ゴムとして、下記の表1に示す配合処方
にてゴム組成物AおよびB1〜B6を夫々調製した。こ
れらゴム組成物を夫々単独でトレッドに用いて、サイズ
205/65R15の各種タイヤを試作し、新品時およ
び25000km走行後における下記表1に示す物性値
を測定した。また、平坦路8および山坂2の割合で実車
走行させた際の耐摩耗性(km/mm)を、ゴム種Aを
トレッドに用いたタイヤを100として指数表示した。
得られた結果を下記の表1に示す。
【0015】
【表1】 (1)商品名:#1500,日本合成ゴム(株)製 (2)24℃にて、JIS K6301の方法に準拠し
て測定した。 (3)JIS K6301の方法に準拠して、引張り速
度500mm/分、温度24℃にて測定した。 (4)ゲージ2mm、幅5mm、長さ20mmの資料を
岩本製作所(株)製スペクトロメータを用いて、初期荷
重160g、動的歪1%、周波数52Hz、温度30℃
にて測定した。
て測定した。 (3)JIS K6301の方法に準拠して、引張り速
度500mm/分、温度24℃にて測定した。 (4)ゲージ2mm、幅5mm、長さ20mmの資料を
岩本製作所(株)製スペクトロメータを用いて、初期荷
重160g、動的歪1%、周波数52Hz、温度30℃
にて測定した。
【0016】上述のトレッド用ゴム組成物を用いて、サ
イズ205/65R15の各種タイヤを試作した。タイ
ヤの作製は、トレッドの各部材毎に押出し、成型工程に
て貼り合わせ加硫した。下記の表2に示す比較例1およ
び実施例1〜5では、図2に示すように、トレッドのタ
イヤ幅方向中央の陸部(高さ10mm)に相当する周方
向にゴムB1〜6を夫々幅3mm±1mm、ベルトから
の高さ3mm±0.2mmにて配設した。また、比較例
2および実施例6,7では、図3に示すように、トレッ
ドのタイヤ幅方向中央の陸部およびその両側の陸部の3
箇所に相当する周方向にゴムB1,3,5を夫々前記と
同じ寸法にて配設した。なお、従来例1,2ではゴムA
のみでトレッドを構成した。
イズ205/65R15の各種タイヤを試作した。タイ
ヤの作製は、トレッドの各部材毎に押出し、成型工程に
て貼り合わせ加硫した。下記の表2に示す比較例1およ
び実施例1〜5では、図2に示すように、トレッドのタ
イヤ幅方向中央の陸部(高さ10mm)に相当する周方
向にゴムB1〜6を夫々幅3mm±1mm、ベルトから
の高さ3mm±0.2mmにて配設した。また、比較例
2および実施例6,7では、図3に示すように、トレッ
ドのタイヤ幅方向中央の陸部およびその両側の陸部の3
箇所に相当する周方向にゴムB1,3,5を夫々前記と
同じ寸法にて配設した。なお、従来例1,2ではゴムA
のみでトレッドを構成した。
【0017】次に、試作タイヤについて、新品時(従来
例1)、および25000km走行後(従来例2,比較
例1,2実施例1〜7)のウエット性能を評価した。実
車試験は直進時のハイドロプレーニング限界速度(km
/h)および湿潤路面での制動性能により評価した。制
動性能は、時速80km/hからの制動距離を新品時の
タイヤ(従来例1)を100として指数で表示した。数
値が小さいほど結果が良好である。なお、本実施例で
は、25000km走行後では、トレッドは表層から8
mm摩耗しており、ゴムBを設けたものはいずれも当該
ゴムBは露出した状態になっていた。得られた結果を下
記の表2に示す。
例1)、および25000km走行後(従来例2,比較
例1,2実施例1〜7)のウエット性能を評価した。実
車試験は直進時のハイドロプレーニング限界速度(km
/h)および湿潤路面での制動性能により評価した。制
動性能は、時速80km/hからの制動距離を新品時の
タイヤ(従来例1)を100として指数で表示した。数
値が小さいほど結果が良好である。なお、本実施例で
は、25000km走行後では、トレッドは表層から8
mm摩耗しており、ゴムBを設けたものはいずれも当該
ゴムBは露出した状態になっていた。得られた結果を下
記の表2に示す。
【0018】
【表2】
【0019】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の空気
入りタイヤにおいては、走行中後期において摩耗により
トレッドゴムより耐摩耗性の低いゴムをトレッド踏面部
に露出させ、踏面内に摩耗速度の違いによる段差が生ず
るようにしたことにより、走行中後期におけるトレッド
溝の容積減少に伴う排水性の低下が防止され、走行中後
期まで優れたウエット性能を有する。
入りタイヤにおいては、走行中後期において摩耗により
トレッドゴムより耐摩耗性の低いゴムをトレッド踏面部
に露出させ、踏面内に摩耗速度の違いによる段差が生ず
るようにしたことにより、走行中後期におけるトレッド
溝の容積減少に伴う排水性の低下が防止され、走行中後
期まで優れたウエット性能を有する。
【図1】本発明の一例空気入りタイヤのトレッド部の走
行末期の摩耗による新たな溝の発生を示す説明図であ
る。
行末期の摩耗による新たな溝の発生を示す説明図であ
る。
【図2】実施例における一例空気入りタイヤのトレッド
部を拡大して示す断面図である。
部を拡大して示す断面図である。
【図3】実施例における他の一例空気入りタイヤのトレ
ッド部を拡大して示す断面図である。
ッド部を拡大して示す断面図である。
1 トレッド部 2a,2b 溝 3 陸部 4 ベルトまたはブレーカー
Claims (4)
- 【請求項1】 トレッド部が、周方向に延びる複数の溝
部とこれら溝部によって区分された複数の陸部とを含む
トレッドパターンを有する空気入りタイヤにおいて、少
なくとも1列の該陸部を構成するトレッドゴム(A)中
でベルトまたはブレーカー上に、該トレッドゴム(A)
よりも耐摩耗性が15%低いゴム(B)が、該トレッド
ゴム(A)の摩耗中期以降に該陸部踏面部の一部に露出
するように周方向に配設されてなることを特徴とする空
気入りタイヤ。 - 【請求項2】 前記ゴム(B)が、前記トレッドゴム
(A)よりも20%以上耐摩耗性が低い請求項1記載の
空気入りタイヤ。 - 【請求項3】 前記ゴム(B)のタイヤ半径方向の厚さ
が、ベルトまたはブレーカー上からトレッド踏面部まで
の80%以下である請求項1または2記載の空気入りタ
イヤ。 - 【請求項4】 前記ゴム(B)のタイヤ幅方向の幅が
0.2〜5mmである請求項1〜3のうちいずれか一項
記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9316692A JPH11147403A (ja) | 1997-11-18 | 1997-11-18 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9316692A JPH11147403A (ja) | 1997-11-18 | 1997-11-18 | 空気入りタイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11147403A true JPH11147403A (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=18079847
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9316692A Pending JPH11147403A (ja) | 1997-11-18 | 1997-11-18 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11147403A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003104009A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りタイヤ |
JP2009292381A (ja) * | 2008-06-06 | 2009-12-17 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
WO2010102975A1 (fr) | 2009-03-11 | 2010-09-16 | Societe De Technologie Michelin | Procede et dispositif de realisation d'entailles non debouchantes dans une bande de roulement non vulcanisee |
KR20200048930A (ko) * | 2018-10-31 | 2020-05-08 | 금호타이어 주식회사 | 공기입 타이어 |
-
1997
- 1997-11-18 JP JP9316692A patent/JPH11147403A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003104009A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りタイヤ |
JP2009292381A (ja) * | 2008-06-06 | 2009-12-17 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
WO2010102975A1 (fr) | 2009-03-11 | 2010-09-16 | Societe De Technologie Michelin | Procede et dispositif de realisation d'entailles non debouchantes dans une bande de roulement non vulcanisee |
JP2012520187A (ja) * | 2009-03-11 | 2012-09-06 | ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン | 未加硫トレッドに非貫通状態の溝を形成する方法及び装置 |
US9511557B2 (en) | 2009-03-11 | 2016-12-06 | Michelin Recherche Et Technique S.A. | Method and device for making blind grooves in an unvulcanized tread |
KR20200048930A (ko) * | 2018-10-31 | 2020-05-08 | 금호타이어 주식회사 | 공기입 타이어 |
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