JPH11145380A - 半導体スタック - Google Patents
半導体スタックInfo
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- JPH11145380A JPH11145380A JP30406997A JP30406997A JPH11145380A JP H11145380 A JPH11145380 A JP H11145380A JP 30406997 A JP30406997 A JP 30406997A JP 30406997 A JP30406997 A JP 30406997A JP H11145380 A JPH11145380 A JP H11145380A
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- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L24/00—Arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies; Methods or apparatus related thereto
- H01L24/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
-
- H—ELECTRICITY
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- H01L23/00—Details of semiconductor or other solid state devices
- H01L23/34—Arrangements for cooling, heating, ventilating or temperature compensation ; Temperature sensing arrangements
- H01L23/40—Mountings or securing means for detachable cooling or heating arrangements ; fixed by friction, plugs or springs
- H01L23/4006—Mountings or securing means for detachable cooling or heating arrangements ; fixed by friction, plugs or springs with bolts or screws
- H01L23/4012—Mountings or securing means for detachable cooling or heating arrangements ; fixed by friction, plugs or springs with bolts or screws for stacked arrangements of a plurality of semiconductor devices
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- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 半導体素子と冷却部材とを交互に積み重ねて
形成される積層体の規定圧接力が増加しても、加圧用押
しボルトの締付トルクの増加を最小限に抑える。 【解決手段】 積層体は、一定の間隔で対向配置されて
いる二枚の押え板10の間に配され、積層体の一方の端
部と一方の押え板10との間には、受け金具6と鋼球7
とが配されている。積層体は、一方の押え板10に捩じ
込まれた加圧用押しボルト8により、鋼球7及び受け金
具6を介して、押されて圧接力が加わる。加圧用押しボ
ルト8の先端部には、鋼球7の一部が入り込む円錐形穴
が形成されており、この円錐形穴の頂角の角度は、10
0°〜170°に設定されている。円錐形穴の角度が1
00〜170に設定されていると、加圧用押しボルト8
と鋼球7との間の摩擦トルクが小さくなり、加圧用押し
ボルト8の締め付けトルクが小さくなる。
形成される積層体の規定圧接力が増加しても、加圧用押
しボルトの締付トルクの増加を最小限に抑える。 【解決手段】 積層体は、一定の間隔で対向配置されて
いる二枚の押え板10の間に配され、積層体の一方の端
部と一方の押え板10との間には、受け金具6と鋼球7
とが配されている。積層体は、一方の押え板10に捩じ
込まれた加圧用押しボルト8により、鋼球7及び受け金
具6を介して、押されて圧接力が加わる。加圧用押しボ
ルト8の先端部には、鋼球7の一部が入り込む円錐形穴
が形成されており、この円錐形穴の頂角の角度は、10
0°〜170°に設定されている。円錐形穴の角度が1
00〜170に設定されていると、加圧用押しボルト8
と鋼球7との間の摩擦トルクが小さくなり、加圧用押し
ボルト8の締め付けトルクが小さくなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の半導体素子
と冷却部材などを積層した半導体スタックに関するもの
である。
と冷却部材などを積層した半導体スタックに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図20は、特開昭50−112736号
公報に示されている従来の半導スタックの正面図であ
る。この半導体スタックは、半導体素子1とこれを冷却
する冷却部材2とを交互に積み重ねて積層体が形成さ
れ、この積層体の両端に電気的絶縁のための絶縁碍子3
が配置されている。一方の絶縁ガラス3には、圧力保持
用の圧縮バネ4、圧縮バネガイド5および圧力目視機構
(圧縮バネガイド移動量目視機構)11,14が取り付
けられ、また、他方の絶縁ガラス3には、集中荷重が加
わるように、鋼球7、この鋼球7を受ける金具6および
加圧用押しボルト8xが設けられている。一方の押え板
10と他方の押え板9xとは、両者が平行に向い合い、
且つ両者間に積層体等を入れられる間隔に維持されるよ
う、複数の押え板支持ボルト12にて固定されている。
加圧用押しボルト8xは、一方の押え板10に捩じ込ま
れている。以上の半導体スタックは、ボルト15でスタ
ック取り付け用碍子13,13に取り付けられている。
図中、Tは、スタック取り付け面である。
公報に示されている従来の半導スタックの正面図であ
る。この半導体スタックは、半導体素子1とこれを冷却
する冷却部材2とを交互に積み重ねて積層体が形成さ
れ、この積層体の両端に電気的絶縁のための絶縁碍子3
が配置されている。一方の絶縁ガラス3には、圧力保持
用の圧縮バネ4、圧縮バネガイド5および圧力目視機構
(圧縮バネガイド移動量目視機構)11,14が取り付
けられ、また、他方の絶縁ガラス3には、集中荷重が加
わるように、鋼球7、この鋼球7を受ける金具6および
加圧用押しボルト8xが設けられている。一方の押え板
10と他方の押え板9xとは、両者が平行に向い合い、
且つ両者間に積層体等を入れられる間隔に維持されるよ
う、複数の押え板支持ボルト12にて固定されている。
加圧用押しボルト8xは、一方の押え板10に捩じ込ま
れている。以上の半導体スタックは、ボルト15でスタ
ック取り付け用碍子13,13に取り付けられている。
図中、Tは、スタック取り付け面である。
【0003】以上の構成で、まず、圧縮バネ4、圧縮バ
ネガイド5、押え板9および圧縮量指示針11を組み立
て、加圧機を用いて、圧縮バネ4を規定圧接力に加圧す
る。次に、この加圧状態のままで、圧縮量目視ボルト1
4を圧縮バネガイド5にネジ込み、圧縮量目視ボルト1
4に予め刻印してある目盛Qが圧縮量指示針11と一致
したら、圧縮量目視ボルト14を接着剤等にて圧縮バネ
ガイド5に固定する。
ネガイド5、押え板9および圧縮量指示針11を組み立
て、加圧機を用いて、圧縮バネ4を規定圧接力に加圧す
る。次に、この加圧状態のままで、圧縮量目視ボルト1
4を圧縮バネガイド5にネジ込み、圧縮量目視ボルト1
4に予め刻印してある目盛Qが圧縮量指示針11と一致
したら、圧縮量目視ボルト14を接着剤等にて圧縮バネ
ガイド5に固定する。
【0004】以上の作業が終ったら、このセットを加圧
機より取り外し、圧縮バネ4の加圧力を零にする。次
に、絶縁碍子3を介して半導体素子1と冷却部材2を交
互に積み重ね積層体を形成し、この上に、絶縁碍子3を
介して、金具6、鋼球7を順に配する。そして、押え板
9xに対して、押え板支持ボルト12により一定の間隔
で対向配置されている押え板10に、加圧用押しボルト
8xを捩じ込む。
機より取り外し、圧縮バネ4の加圧力を零にする。次
に、絶縁碍子3を介して半導体素子1と冷却部材2を交
互に積み重ね積層体を形成し、この上に、絶縁碍子3を
介して、金具6、鋼球7を順に配する。そして、押え板
9xに対して、押え板支持ボルト12により一定の間隔
で対向配置されている押え板10に、加圧用押しボルト
8xを捩じ込む。
【0005】この状態で圧接力は零であるが、加圧用押
しボルト8xをスパナ等により、さらに捩じ込むことに
より、徐々に圧縮バネ4が圧縮され、ついには、最初に
セットした圧縮量目視ボルト14の目盛Qが圧縮量指示
針11と一致し、この時点で、半導体素子1の積層物に
規定圧接力が加わる。
しボルト8xをスパナ等により、さらに捩じ込むことに
より、徐々に圧縮バネ4が圧縮され、ついには、最初に
セットした圧縮量目視ボルト14の目盛Qが圧縮量指示
針11と一致し、この時点で、半導体素子1の積層物に
規定圧接力が加わる。
【0006】以上のように、圧縮バネ4のセットをする
ことにより、他の積み重ね部分の数量、寸法に関係なく
規定圧接力を得られるということは、半導体素子1、冷
却部材2、絶縁碍子3等の積み重ね部品の寸法公差に関
係なく、常に、規定圧接力が得られることを意味してい
る。
ことにより、他の積み重ね部分の数量、寸法に関係なく
規定圧接力を得られるということは、半導体素子1、冷
却部材2、絶縁碍子3等の積み重ね部品の寸法公差に関
係なく、常に、規定圧接力が得られることを意味してい
る。
【0007】また、素子交換作業も同様の作業工程で行
えるが、この時は、圧縮バネのセット工程は不要となる
ので加圧機を必要としない。
えるが、この時は、圧縮バネのセット工程は不要となる
ので加圧機を必要としない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年は、素
子の大容量化・大型化が進んでおり、それに伴って素子
の規定圧接力が非常に大きくなり、当然、スタック圧接
力も増大する傾向にある。加圧用押しボルトのネジ径が
同じ場合、スタック圧接力と加圧用押しボルトの締め付
けトルクとは、比例関係にあり、スタック圧接力が増加
するにしたがって、加圧用押しボルトの締め付けトルク
が大きくなる。
子の大容量化・大型化が進んでおり、それに伴って素子
の規定圧接力が非常に大きくなり、当然、スタック圧接
力も増大する傾向にある。加圧用押しボルトのネジ径が
同じ場合、スタック圧接力と加圧用押しボルトの締め付
けトルクとは、比例関係にあり、スタック圧接力が増加
するにしたがって、加圧用押しボルトの締め付けトルク
が大きくなる。
【0009】また、スタック圧接力の増大に伴って加圧
用押しボルトの強度を上げる必要があり、加圧用押しボ
ルトの径が大きくなる。ボルト径とネジ部の摩擦トルク
は、ほぼ比例するため、加圧用押しボルトの締め付けト
ルクがさらに増大することになる。そのため、このよう
に構成された平形半導体スタックにおいては、加圧用押
しボルトの締め付け作業は、非常に困難で、柄の長い特
殊なスパナ等が必要になるという問題点がある。
用押しボルトの強度を上げる必要があり、加圧用押しボ
ルトの径が大きくなる。ボルト径とネジ部の摩擦トルク
は、ほぼ比例するため、加圧用押しボルトの締め付けト
ルクがさらに増大することになる。そのため、このよう
に構成された平形半導体スタックにおいては、加圧用押
しボルトの締め付け作業は、非常に困難で、柄の長い特
殊なスパナ等が必要になるという問題点がある。
【0010】本発明の目的は、前述の問題点を克服し、
スタック圧接力の増加による加圧用押しボルトの締め付
けトルクの増加を最小限に抑え、組み立て及び/又は素
子交換作業を容易にし、これらの作業に特殊なスパナを
必要としない半導体スタックを得ることである。
スタック圧接力の増加による加圧用押しボルトの締め付
けトルクの増加を最小限に抑え、組み立て及び/又は素
子交換作業を容易にし、これらの作業に特殊なスパナを
必要としない半導体スタックを得ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】(1)前記目的を達成す
るため第1の半導体スタックは、複数の半導体素子及び
冷却部材とを一定の方向に積層した積層体と、互いに向
い合い両者間に該積層体を配置できる間隔に設定されて
いる二つの押え板と、一方の押え板と該積層体との間に
配されている受け具と、他方の押え板と該積層体との間
に配されている弾性体と、該一方の押え板に捩じ込ま
れ、この捩じ込み過程における該他方の押え板の方向へ
の移動で、該受け具と共に該積層体を加圧する加圧部材
である加圧用押しボルトと、を備えている半導体スタッ
クにおいて、前記加圧用押しボルトの先端部と前記受け
具とのうち、一方には、他方の側に突出した半球形部を
有する偏荷重防止部材が、形成され、又は、前記積層体
の積層方向に対して垂直な方向に移動不能に接触させら
れ、他方には、該半球部の一部が入り込む円錐形又は円
錐台形穴が形成され、前記円錐形穴の頂角の角度、又は
前記円錐台形穴の対向し合っている母線のなす角度は、
100°〜170°であることを特徴とするものであ
る。
るため第1の半導体スタックは、複数の半導体素子及び
冷却部材とを一定の方向に積層した積層体と、互いに向
い合い両者間に該積層体を配置できる間隔に設定されて
いる二つの押え板と、一方の押え板と該積層体との間に
配されている受け具と、他方の押え板と該積層体との間
に配されている弾性体と、該一方の押え板に捩じ込ま
れ、この捩じ込み過程における該他方の押え板の方向へ
の移動で、該受け具と共に該積層体を加圧する加圧部材
である加圧用押しボルトと、を備えている半導体スタッ
クにおいて、前記加圧用押しボルトの先端部と前記受け
具とのうち、一方には、他方の側に突出した半球形部を
有する偏荷重防止部材が、形成され、又は、前記積層体
の積層方向に対して垂直な方向に移動不能に接触させら
れ、他方には、該半球部の一部が入り込む円錐形又は円
錐台形穴が形成され、前記円錐形穴の頂角の角度、又は
前記円錐台形穴の対向し合っている母線のなす角度は、
100°〜170°であることを特徴とするものであ
る。
【0012】(2)前記目的を達成するための第2の半
導体スタックは、複数の半導体素子及び冷却部材とを一
定の方向に積層した積層体と、互いに向い合い両者間に
該積層体を配置できる間隔に設定されている二つの押え
板と、一方の押え板と該積層体との間に配されている受
け具と、他方の押え板と該積層体との間に配されている
弾性体と、該一方の押え板に取り付けられ少なくとも一
部が該他方の押え板の方向に移動して、該受け具と共に
該積層体を加圧する加圧手段と、を備えている半導体ス
タックにおいて、前記加圧手段は、前記積層体の積層方
向に移動して前記受け具と共に該積層体を加圧する加圧
部材と、前記一方の押え板に捩じ込まれることで該加圧
部材を該積層方向に移動させる複数のボルトと、有し、
前記加圧手段の前記加圧部材と前記受け具とのうち、一
方には、他方の側に突出した半球形部を有する偏荷重防
止部材が、形成され、又は、前記積層方向に対して垂直
な方向に移動不能に接触させられ、他方には、該半球部
の一部が入り込む円錐形又は円錐台形穴が形成されてい
ることを特徴とするものである。
導体スタックは、複数の半導体素子及び冷却部材とを一
定の方向に積層した積層体と、互いに向い合い両者間に
該積層体を配置できる間隔に設定されている二つの押え
板と、一方の押え板と該積層体との間に配されている受
け具と、他方の押え板と該積層体との間に配されている
弾性体と、該一方の押え板に取り付けられ少なくとも一
部が該他方の押え板の方向に移動して、該受け具と共に
該積層体を加圧する加圧手段と、を備えている半導体ス
タックにおいて、前記加圧手段は、前記積層体の積層方
向に移動して前記受け具と共に該積層体を加圧する加圧
部材と、前記一方の押え板に捩じ込まれることで該加圧
部材を該積層方向に移動させる複数のボルトと、有し、
前記加圧手段の前記加圧部材と前記受け具とのうち、一
方には、他方の側に突出した半球形部を有する偏荷重防
止部材が、形成され、又は、前記積層方向に対して垂直
な方向に移動不能に接触させられ、他方には、該半球部
の一部が入り込む円錐形又は円錐台形穴が形成されてい
ることを特徴とするものである。
【0013】前記目的を達成するための第の半導体スタ
ックは、 (3)前記目的を達成するための第3の半導体スタック
は、前記第2の半導体スタックにおいて、前記加圧部材
は、前記一方の押え板を基準として前記積層体と反対側
に配されているフランジ部と、該フランジ部から前記他
方の押え板の方向に伸び、該一方の押え板を貫通してい
る加圧ロッド部と、を有し、複数の前記ボルトは、それ
ぞれ、前記加圧部材の前記フランジ部を前記積層方向に
貫通し、前記一方の押え板に螺合していることを特徴と
するものである。
ックは、 (3)前記目的を達成するための第3の半導体スタック
は、前記第2の半導体スタックにおいて、前記加圧部材
は、前記一方の押え板を基準として前記積層体と反対側
に配されているフランジ部と、該フランジ部から前記他
方の押え板の方向に伸び、該一方の押え板を貫通してい
る加圧ロッド部と、を有し、複数の前記ボルトは、それ
ぞれ、前記加圧部材の前記フランジ部を前記積層方向に
貫通し、前記一方の押え板に螺合していることを特徴と
するものである。
【0014】(4)前記目的を達成するための第4の半
導体スタックは、前記第2の半導体スタックにおいて、
前記加圧部材は、前記一方の押え板と前記受け具との間
に配され、複数の前記ボルトは、前記一方の押え板に螺
合し、先端部が前記加圧部材に接触することを特徴とす
るものである。
導体スタックは、前記第2の半導体スタックにおいて、
前記加圧部材は、前記一方の押え板と前記受け具との間
に配され、複数の前記ボルトは、前記一方の押え板に螺
合し、先端部が前記加圧部材に接触することを特徴とす
るものである。
【0015】(5)前記目的を達成するための第5の半
導体スタックは、前記第4の半導体スタックにおいて、
前記積層方向に伸び、二つの前記押え板の相互間隔を維
持するための複数の押え板支持ボルトを備え、前記加圧
部材は、複数の前記ボルトの前記先端部が接触するボル
ト当接面が形成されている本体と、複数の押え板支持ボ
ルトがそれぞれ挿通されるガイド孔が形成されているフ
ランジ部とを有することを特徴とするものである。
導体スタックは、前記第4の半導体スタックにおいて、
前記積層方向に伸び、二つの前記押え板の相互間隔を維
持するための複数の押え板支持ボルトを備え、前記加圧
部材は、複数の前記ボルトの前記先端部が接触するボル
ト当接面が形成されている本体と、複数の押え板支持ボ
ルトがそれぞれ挿通されるガイド孔が形成されているフ
ランジ部とを有することを特徴とするものである。
【0016】(6)前記目的を達成するための第6の半
導体スタックは、前記第4又は第5の半導体スタックに
おいて、複数の前記ボルトの先端部は、半球形を成して
いることを特徴とするものである。
導体スタックは、前記第4又は第5の半導体スタックに
おいて、複数の前記ボルトの先端部は、半球形を成して
いることを特徴とするものである。
【0017】(7)前記目的を達成するための第7の半
導体スタックは、複数の半導体素子及び冷却部材とを一
定の方向に積層した積層体と、互いに向い合い両者間に
該積層体を配置できる間隔に設定されている二つの押え
板と、一方の押え板と該積層体との間に配されている受
け具と、他方の押え板と該積層体との間に配されている
弾性体と、該一方の押え板に取り付けられ少なくとも一
部が該他方の押え板の方向に移動して、該受け具と共に
該積層体を加圧する加圧手段と、を備えている半導体ス
タックにおいて、前記加圧手段は、前記一方の押え板を
基準として前記積層体と反対側に配されている加圧用押
しボルト取付板と、該加圧用押しボルト取付板を貫通し
該一方の押え板に螺合して、該加圧用押しボルト取付板
を該一方の押え板に取り付ける複数の取付ボルトと、該
加圧用押しボルト取付板に螺合し且つ該一方の押え板を
貫通して、前記受け具と共に該積層体を加圧する加圧部
材である加圧用押しボルトと、有し、前記加圧用押しボ
ルトの先端部と前記受け具とのうち、一方には、他方の
側に突出した半球形部を有する偏荷重防止部材が、形成
され、又は、前記積層方向に対して垂直な方向に移動不
能に接触させられ、他方には、該半球部の一部が入り込
む円錐形又は円錐台形穴が形成されていることを特徴と
するものである。
導体スタックは、複数の半導体素子及び冷却部材とを一
定の方向に積層した積層体と、互いに向い合い両者間に
該積層体を配置できる間隔に設定されている二つの押え
板と、一方の押え板と該積層体との間に配されている受
け具と、他方の押え板と該積層体との間に配されている
弾性体と、該一方の押え板に取り付けられ少なくとも一
部が該他方の押え板の方向に移動して、該受け具と共に
該積層体を加圧する加圧手段と、を備えている半導体ス
タックにおいて、前記加圧手段は、前記一方の押え板を
基準として前記積層体と反対側に配されている加圧用押
しボルト取付板と、該加圧用押しボルト取付板を貫通し
該一方の押え板に螺合して、該加圧用押しボルト取付板
を該一方の押え板に取り付ける複数の取付ボルトと、該
加圧用押しボルト取付板に螺合し且つ該一方の押え板を
貫通して、前記受け具と共に該積層体を加圧する加圧部
材である加圧用押しボルトと、有し、前記加圧用押しボ
ルトの先端部と前記受け具とのうち、一方には、他方の
側に突出した半球形部を有する偏荷重防止部材が、形成
され、又は、前記積層方向に対して垂直な方向に移動不
能に接触させられ、他方には、該半球部の一部が入り込
む円錐形又は円錐台形穴が形成されていることを特徴と
するものである。
【0018】(8)前記目的を達成するための第8の半
導体スタックは、前記第1、2、3、4、5、6又は7
の半導体スタックにおいて、前記偏荷重防止部材は、球
であり、前記加圧部材と前記受け具とには、それぞれ、
該球の一部が入り込む円錐形又は円錐台形穴が形成され
ていることを特徴とするものである。
導体スタックは、前記第1、2、3、4、5、6又は7
の半導体スタックにおいて、前記偏荷重防止部材は、球
であり、前記加圧部材と前記受け具とには、それぞれ、
該球の一部が入り込む円錐形又は円錐台形穴が形成され
ていることを特徴とするものである。
【0019】(9)前記目的を達成するための第9の半
導体スタックは、前記第1又は7の半導体スタックにお
いて、前記偏荷重防止部材は、球であり、前記加圧部材
である前記加圧用押しボルトの先端部と前記受け具とに
は、それぞれ、該球の一部が入り込む円錐形又は円錐台
形穴が形成され、前記加圧用押しボルトの前記円錐形穴
の頂角の角度、又は前記円錐台形穴の対向し合っている
母線のなす角度は、100°〜170°であり、前記受
け具の前記円錐形穴の頂角の角度、又は前記円錐台形穴
の対向し合っている母線のなす角度は、前記加圧用押し
ボルトの前記円錐形穴又は前記円錐台形穴の該当角度よ
り小さいことを特徴とするものである。
導体スタックは、前記第1又は7の半導体スタックにお
いて、前記偏荷重防止部材は、球であり、前記加圧部材
である前記加圧用押しボルトの先端部と前記受け具とに
は、それぞれ、該球の一部が入り込む円錐形又は円錐台
形穴が形成され、前記加圧用押しボルトの前記円錐形穴
の頂角の角度、又は前記円錐台形穴の対向し合っている
母線のなす角度は、100°〜170°であり、前記受
け具の前記円錐形穴の頂角の角度、又は前記円錐台形穴
の対向し合っている母線のなす角度は、前記加圧用押し
ボルトの前記円錐形穴又は前記円錐台形穴の該当角度よ
り小さいことを特徴とするものである。
【0020】(10)前記目的を達成するための第10
の半導体スタックは、前記第1、2、3、4、5、6又
は7の半導体スタックにおいて、前記偏荷重防止部材
は、前記加圧部材に形成され、前記受け具の方向に突出
した半球形部であり、前記受け部には、前記加圧部材に
形成された前記半球部の一部が入り込む前記円錐形又は
円錐台形穴が形成されていることを特徴とするものであ
る。
の半導体スタックは、前記第1、2、3、4、5、6又
は7の半導体スタックにおいて、前記偏荷重防止部材
は、前記加圧部材に形成され、前記受け具の方向に突出
した半球形部であり、前記受け部には、前記加圧部材に
形成された前記半球部の一部が入り込む前記円錐形又は
円錐台形穴が形成されていることを特徴とするものであ
る。
【0021】(11)前記目的を達成するための第11
の半導体スタックは、前記第1又は7の半導体スタック
において、前記偏荷重防止部材は、前記加圧部材である
前記加圧用押しボルトの先端部に形成され、前記受け具
の方向に突出した半球形部であり、前記受け具には、前
記加圧用押しボルトの先端部に形成された前記半球部の
一部が入り込む前記円錐形又は円錐台形穴が形成され、
前記受け具の前記円錐形穴の頂角の角度、又は前記円錐
台形穴の対向し合っている母線のなす角度は、100°
〜170°であることを特徴とするものである。
の半導体スタックは、前記第1又は7の半導体スタック
において、前記偏荷重防止部材は、前記加圧部材である
前記加圧用押しボルトの先端部に形成され、前記受け具
の方向に突出した半球形部であり、前記受け具には、前
記加圧用押しボルトの先端部に形成された前記半球部の
一部が入り込む前記円錐形又は円錐台形穴が形成され、
前記受け具の前記円錐形穴の頂角の角度、又は前記円錐
台形穴の対向し合っている母線のなす角度は、100°
〜170°であることを特徴とするものである。
【0022】(12)前記目的を達成するための第12
の半導体スタックは、前記第1、2、3、4、5、6又
は7の半導体スタックにおいて、前記偏荷重防止部材
は、頂面が略半球状を成し、前記加圧部材に螺合してい
る袋ナットであり、前記受け具には、前記袋ナットの略
半球状の頂面の一部が入り込む前記円錐形又は円錐台形
穴が形成されていることを特徴とするものである。
の半導体スタックは、前記第1、2、3、4、5、6又
は7の半導体スタックにおいて、前記偏荷重防止部材
は、頂面が略半球状を成し、前記加圧部材に螺合してい
る袋ナットであり、前記受け具には、前記袋ナットの略
半球状の頂面の一部が入り込む前記円錐形又は円錐台形
穴が形成されていることを特徴とするものである。
【0023】(13)前記目的を達成するための第13
の半導体スタックは、前記第1又は7の半導体スタック
において、前記偏荷重防止部材は、頂面が略半球状を成
し、前記加圧部材である加圧用押しボルトの先端部に螺
合している袋ナットであり、前記受け具には、前記袋ナ
ットの略半球状の頂面の一部が入り込む前記円錐形又は
円錐台形穴が形成され、前記受け具の前記円錐形穴の頂
角の角度、又は前記円錐台形穴の対向し合っている母線
のなす角度は、100°〜170°であることを特徴と
するものである。
の半導体スタックは、前記第1又は7の半導体スタック
において、前記偏荷重防止部材は、頂面が略半球状を成
し、前記加圧部材である加圧用押しボルトの先端部に螺
合している袋ナットであり、前記受け具には、前記袋ナ
ットの略半球状の頂面の一部が入り込む前記円錐形又は
円錐台形穴が形成され、前記受け具の前記円錐形穴の頂
角の角度、又は前記円錐台形穴の対向し合っている母線
のなす角度は、100°〜170°であることを特徴と
するものである。
【0024】(14)前記目的を達成するための第14
の半導体スタックは、前記第1、9、11又は13の半
導体スタックにおいて、前記円錐形穴の頂角の角度、又
は前記円錐台形穴の対向し合っている母線のなす角度
は、120°〜170°であることを特徴とするもので
ある。
の半導体スタックは、前記第1、9、11又は13の半
導体スタックにおいて、前記円錐形穴の頂角の角度、又
は前記円錐台形穴の対向し合っている母線のなす角度
は、120°〜170°であることを特徴とするもので
ある。
【0025】(15)前記目的を達成するための第15
の半導体スタックは、請求項1、7、9、13及び14
のいずれか一項に記載の半導体スタックにおいて、前記
加圧用押しボルトに螺合し、該加圧用押しボルトの前記
積層方向への移動を止めるロックナットを備えているこ
とを特徴とするものである。
の半導体スタックは、請求項1、7、9、13及び14
のいずれか一項に記載の半導体スタックにおいて、前記
加圧用押しボルトに螺合し、該加圧用押しボルトの前記
積層方向への移動を止めるロックナットを備えているこ
とを特徴とするものである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る半導体スタッ
クの各種実施形態について、図面を用いて説明する。
クの各種実施形態について、図面を用いて説明する。
【0027】まず、第1の実施形態としての半導体スタ
ックについて、図1〜図3を用いて説明する。図1は、
この実施形態における半導体スタックの正面図であり、
従来の技術の説明に用いた図20に対応する図である。
なお、図20と同一部分には、同一符号を付している。
図2、3は、図1の部分拡大詳細図である。
ックについて、図1〜図3を用いて説明する。図1は、
この実施形態における半導体スタックの正面図であり、
従来の技術の説明に用いた図20に対応する図である。
なお、図20と同一部分には、同一符号を付している。
図2、3は、図1の部分拡大詳細図である。
【0028】この実施形態の半導体スタックは、半導体
電力変換装置(インバータ/コンバータ)の一部を構成
するものである。半導体スタックは、半導体素子(ゲー
トターンオフ サイリスタ)1とこれを冷却する冷却部
材2を交互に積み重ねて積層体が形成され、この積層体
の両端に電気的絶縁のための絶縁碍子3が配置されてい
る。一方の絶縁ガラス3の下面には、フランジ部及び円
筒部5aを有する圧縮バネガイド5が接触している。こ
の圧縮バネガイド5の円筒部5aは、押え板9に設けら
れた貫通穴9aに遊嵌している。さらに、この圧縮バネ
ガイド5の円筒部5aの外周には、圧縮バネ4が配され
ている。この圧縮バネ4は、圧縮バネガイド5のフラン
ジ部と押え板9とで、挟まれている。他方の絶縁ガラス
3の上面には、受け金具6が接触している。この受け金
具6の上面に、円錐台形穴が形成され、ここに鋼球7が
配されている。この鋼球7は、押え板10に螺合してい
る加圧用押しボルト8のネジ部先端で受けられている。
押え板9と押え板10とは、両者が平行に向い合い、且
つ両者間に積層体等を入れられる間隔L4に維持される
よう、押え板支持ボルト12及びナット16,18で固
定されている。
電力変換装置(インバータ/コンバータ)の一部を構成
するものである。半導体スタックは、半導体素子(ゲー
トターンオフ サイリスタ)1とこれを冷却する冷却部
材2を交互に積み重ねて積層体が形成され、この積層体
の両端に電気的絶縁のための絶縁碍子3が配置されてい
る。一方の絶縁ガラス3の下面には、フランジ部及び円
筒部5aを有する圧縮バネガイド5が接触している。こ
の圧縮バネガイド5の円筒部5aは、押え板9に設けら
れた貫通穴9aに遊嵌している。さらに、この圧縮バネ
ガイド5の円筒部5aの外周には、圧縮バネ4が配され
ている。この圧縮バネ4は、圧縮バネガイド5のフラン
ジ部と押え板9とで、挟まれている。他方の絶縁ガラス
3の上面には、受け金具6が接触している。この受け金
具6の上面に、円錐台形穴が形成され、ここに鋼球7が
配されている。この鋼球7は、押え板10に螺合してい
る加圧用押しボルト8のネジ部先端で受けられている。
押え板9と押え板10とは、両者が平行に向い合い、且
つ両者間に積層体等を入れられる間隔L4に維持される
よう、押え板支持ボルト12及びナット16,18で固
定されている。
【0029】この実施形態において、図20に示した従
来の技術と異なるところは、圧縮量指示針11と圧縮量
目視ボルト14とを使用していないことと、加圧用押し
ボルト8の先端に、その頂角が140゜の円錐形穴を設
けたことである。なお、従来の半導体スタックの加圧用
押しボルト8xの先端に設けられた円錐形穴の角度αは
90゜である。
来の技術と異なるところは、圧縮量指示針11と圧縮量
目視ボルト14とを使用していないことと、加圧用押し
ボルト8の先端に、その頂角が140゜の円錐形穴を設
けたことである。なお、従来の半導体スタックの加圧用
押しボルト8xの先端に設けられた円錐形穴の角度αは
90゜である。
【0030】図2に示すように、圧縮バネ4をスタック
の規定圧接力で加圧したときのバネ高さ寸法L1は、予
め測定されており、押え板9の厚さ寸法L2および圧縮
バネガイド5の円筒部5aの長さL3は、圧縮バネ4の
高さ寸法がL1の時、圧縮バネガイド5の端面Rと押え
板9の端面Sが一致するように製作されている。
の規定圧接力で加圧したときのバネ高さ寸法L1は、予
め測定されており、押え板9の厚さ寸法L2および圧縮
バネガイド5の円筒部5aの長さL3は、圧縮バネ4の
高さ寸法がL1の時、圧縮バネガイド5の端面Rと押え
板9の端面Sが一致するように製作されている。
【0031】次に、加圧用押しボルト8の締め付けトル
クと、加圧用押しボルト8の先端に設けられた円錐形穴
の頂角の角度αの関係を図3により説明する。加圧用押
しボルト8の締め付けトルクTfは、ネジ部の摩擦トル
クTsと先端部の摩擦トルクTbの和である(Tf=Ts+
Tb)。ここで、スタック圧接力をP、加圧用押しボル
ト8と鋼球7の接触力をPn、スタック圧接力Pの水平
方向の分力をPx、鋼球7の直径をDb、加圧用押しボル
ト8と鋼球7の接触径をD、加圧用押しボルト8と鋼球
7の摩擦係数をμ、加圧用押しボルト8と鋼球7の接触
角をβとすると、ボルト先端の摩擦トルクTb、接触力
Pn、接触径D、円錐形穴の角度α、水平方向の分力Px
は、それぞれ、次式のようになる。
クと、加圧用押しボルト8の先端に設けられた円錐形穴
の頂角の角度αの関係を図3により説明する。加圧用押
しボルト8の締め付けトルクTfは、ネジ部の摩擦トル
クTsと先端部の摩擦トルクTbの和である(Tf=Ts+
Tb)。ここで、スタック圧接力をP、加圧用押しボル
ト8と鋼球7の接触力をPn、スタック圧接力Pの水平
方向の分力をPx、鋼球7の直径をDb、加圧用押しボル
ト8と鋼球7の接触径をD、加圧用押しボルト8と鋼球
7の摩擦係数をμ、加圧用押しボルト8と鋼球7の接触
角をβとすると、ボルト先端の摩擦トルクTb、接触力
Pn、接触径D、円錐形穴の角度α、水平方向の分力Px
は、それぞれ、次式のようになる。
【0032】 Tb= Pn×μ× D/2 ・・・・・・・・・(1) Pn= P×secβ ・・・・・・・・・・・・・・・・(2) D= Db×sinβ ・・・・・・・・・・・・・・・・(3) α=180−2β ・・・・・・・・・・・・・・・(4) Px= P×tanβ ・・・・・・・・・・・・・・・・(5) (2)及び(3)式より、βを小さくするほど、接触力
Pnと接触径Dが減少することが理解できる。この現象
を円錐形穴の角度αで、表現すると、(4)式より、円
錐形穴の角度αを大きくするほど、接触力Pnと接触径
Dが減少すると言える。従って、(1)式より、円錐形
穴の角度αを大きくするほど、摩擦トルクTbは小さく
なる。
Pnと接触径Dが減少することが理解できる。この現象
を円錐形穴の角度αで、表現すると、(4)式より、円
錐形穴の角度αを大きくするほど、接触力Pnと接触径
Dが減少すると言える。従って、(1)式より、円錐形
穴の角度αを大きくするほど、摩擦トルクTbは小さく
なる。
【0033】しかし、(5)式より、βを小さくするほ
ど、言い替えると、円錐形穴の角度αを大きくなるほ
ど、水平方向の分力Pxが減少し、加圧用押しボルト8
の先端と鋼球7の位置ずれが発生する恐れがある。その
ため、スタックの配置方向によって、円錐形穴の角度α
を100゜から170゜の範囲内に設定することが好ま
しい。
ど、言い替えると、円錐形穴の角度αを大きくなるほ
ど、水平方向の分力Pxが減少し、加圧用押しボルト8
の先端と鋼球7の位置ずれが発生する恐れがある。その
ため、スタックの配置方向によって、円錐形穴の角度α
を100゜から170゜の範囲内に設定することが好ま
しい。
【0034】また、ボルト締め付け用スパナの長さは、
作業スペース、安全性、運搬等の面から、1mが限界で
あり、スパナの回動力は、作業性や安全性の面から、一
人の作業者の平均的な限界である60kgf上限とな
る。ここで、スパナの回動力Fsとスパナの長さLとボ
ルト締め付けトルクTfとの関係は、(6)式のように
示されるので、スパナの回動力Fsが60kgf以下に
なるためには、円錐形穴の角度が120°以上である必
要がある。
作業スペース、安全性、運搬等の面から、1mが限界で
あり、スパナの回動力は、作業性や安全性の面から、一
人の作業者の平均的な限界である60kgf上限とな
る。ここで、スパナの回動力Fsとスパナの長さLとボ
ルト締め付けトルクTfとの関係は、(6)式のように
示されるので、スパナの回動力Fsが60kgf以下に
なるためには、円錐形穴の角度が120°以上である必
要がある。
【0035】 Fs= Tf/L ・・・・・・・・・・・・・・・・・・(6) 従って、円錐形穴の角度αを120゜から170゜の範
囲内に設定することが、より好ましい。
囲内に設定することが、より好ましい。
【0036】ところで、この実施形態の円錐形穴の角度
は、前述したように、140°であるから、円錐形穴の
角度αとして、最も好ましい120゜から170゜の範
囲内である。このため、円錐形穴の角度が90°の従来
技術に対して、本実施形態は、ネジ部の摩擦トルクTs
は同じであるが、先端部の摩擦トルクTbを約64%減
少させることができ、これにより、加圧用押しボルト8
の締め付けトルクを約30%低減させることができる。
は、前述したように、140°であるから、円錐形穴の
角度αとして、最も好ましい120゜から170゜の範
囲内である。このため、円錐形穴の角度が90°の従来
技術に対して、本実施形態は、ネジ部の摩擦トルクTs
は同じであるが、先端部の摩擦トルクTbを約64%減
少させることができ、これにより、加圧用押しボルト8
の締め付けトルクを約30%低減させることができる。
【0037】なお、受け金具6の円錐台形穴の角度(円
錐台形穴の母線であって、円錐台形穴の中心軸を基準と
して180°の位置関係にある二つの母線の成す角度)
は、本実施形態も従来技術も、90°である。すなわ
ち、受け金具6の円錐台形穴の角度は、本実施形態の加
圧用押しボルト8の円錐形穴の角度α(=140゜)よ
り小さい。このため、加圧用押しボルト8の円錐形穴と
鋼球7との摩擦力は、受け金具6の円錐台形穴と鋼球7
との摩擦力よりも小さく、加圧用押しボルト8を締め付
けている過程では、鋼球7に対する加圧用押しボルト8
の円錐形穴の方が、鋼球7に対する受け金具6の円錐台
形穴の方よりも、先にズレ始める。
錐台形穴の母線であって、円錐台形穴の中心軸を基準と
して180°の位置関係にある二つの母線の成す角度)
は、本実施形態も従来技術も、90°である。すなわ
ち、受け金具6の円錐台形穴の角度は、本実施形態の加
圧用押しボルト8の円錐形穴の角度α(=140゜)よ
り小さい。このため、加圧用押しボルト8の円錐形穴と
鋼球7との摩擦力は、受け金具6の円錐台形穴と鋼球7
との摩擦力よりも小さく、加圧用押しボルト8を締め付
けている過程では、鋼球7に対する加圧用押しボルト8
の円錐形穴の方が、鋼球7に対する受け金具6の円錐台
形穴の方よりも、先にズレ始める。
【0038】以上のように構成された半導体スタックに
おいて、スタック組み立て作業は、まず、押え板9に押
え板支持ボルト12をネジ込みナット16で固定し、貫
通穴17aを有する組立治具17の上に配置する。次
に、圧縮バネ4を介して圧縮バネガイド5、絶縁碍子3
を取り付け、半導体素子1と冷却部材2を交互に積み重
ねて積層体を形成し、その上に絶縁碍子3を介して受け
金具6および鋼球7を組み込む。次に、押え板10を、
押え板9との間隔が所定間隔L4になるようにナット1
8で押え板支持ボルト12に固定する。
おいて、スタック組み立て作業は、まず、押え板9に押
え板支持ボルト12をネジ込みナット16で固定し、貫
通穴17aを有する組立治具17の上に配置する。次
に、圧縮バネ4を介して圧縮バネガイド5、絶縁碍子3
を取り付け、半導体素子1と冷却部材2を交互に積み重
ねて積層体を形成し、その上に絶縁碍子3を介して受け
金具6および鋼球7を組み込む。次に、押え板10を、
押え板9との間隔が所定間隔L4になるようにナット1
8で押え板支持ボルト12に固定する。
【0039】以上の状態で、加圧用押しボルト8を押え
板10にスパナ等を用いてネジ込むことにより、徐々に
圧縮バネ4が圧縮され、圧縮バネガイド5の端面Rと押
え板9の端面Sが一致すると、積層体に規定圧接力が加
わったことになる。なお、押え板9の端面Sに定規19
を当接させることにより、圧縮バネガイド5の端面Rと
押え板9の端面Sの位置合わせ誤差をほとんどなくする
ことができ、積層体を正確な規定圧接力で締め付けるこ
とができる。スタック締め付け終了後には、ロックナッ
ト31により加圧用押しボルト8を固定する。このよう
に、ロックナット31を用いて加圧用押しボルト8を固
定することにより、スタック圧接力緩和の原因となる加
圧用押しボルト8の緩みを防止でき、終始規定圧接力を
保持できる。
板10にスパナ等を用いてネジ込むことにより、徐々に
圧縮バネ4が圧縮され、圧縮バネガイド5の端面Rと押
え板9の端面Sが一致すると、積層体に規定圧接力が加
わったことになる。なお、押え板9の端面Sに定規19
を当接させることにより、圧縮バネガイド5の端面Rと
押え板9の端面Sの位置合わせ誤差をほとんどなくする
ことができ、積層体を正確な規定圧接力で締め付けるこ
とができる。スタック締め付け終了後には、ロックナッ
ト31により加圧用押しボルト8を固定する。このよう
に、ロックナット31を用いて加圧用押しボルト8を固
定することにより、スタック圧接力緩和の原因となる加
圧用押しボルト8の緩みを防止でき、終始規定圧接力を
保持できる。
【0040】また、半導体電力変換装置が設置された現
地で行う素子交換作業では、まず、圧縮バネ4の高さ寸
法をL1に拘束しておくために、圧縮バネガイド5に設
けられたネジ穴5bにワッシャ20を介してボルト21
をネジ込む。次に、この状態から、加圧用押しボルト8
を緩めて、加圧用押しボルト8の先端と鋼球7の間隔が
素子交換可能になるまで空けて、素子交換を実施する。
なお、素子交換中及び交換後においても、圧縮バネ4の
高さ寸法はL1のままである。素子交換後、加圧用押し
ボルト8の先端が鋼球7に接触するまで、加圧用押しボ
ルト8をネジ込み、次にボルト21を取り外す。この
時、圧縮バネ4の拘束は解除され、圧縮バネ4による加
圧力は、圧縮バネガイド5、スタック内の積層体に伝わ
る。これにより、押え板支持ボルト12には、圧縮バネ
4の加圧力が引っ張り力として作用する。このため、押
え板支持ボルト12の引っ張り力と圧縮バネ4の加圧力
とが、平衡状態になるまで、押え板支持ボルト12は若
干伸びる。つまり、押え板支持ボルト12が伸びた分、
圧縮バネ4が伸びることになり、平形半導体スタックの
圧接力は規定値以下となっており、この時、圧縮バネガ
イド5の端面Rは押え板9の端面Sより若干内側に位置
している。そこで、加圧用押しボルト8を圧縮バネガイ
ド5の端面Rと押え板9の端面Sが一致するまでスパナ
等によりネジ込むことにより、積層体を規定圧接力で締
め付けることができる。
地で行う素子交換作業では、まず、圧縮バネ4の高さ寸
法をL1に拘束しておくために、圧縮バネガイド5に設
けられたネジ穴5bにワッシャ20を介してボルト21
をネジ込む。次に、この状態から、加圧用押しボルト8
を緩めて、加圧用押しボルト8の先端と鋼球7の間隔が
素子交換可能になるまで空けて、素子交換を実施する。
なお、素子交換中及び交換後においても、圧縮バネ4の
高さ寸法はL1のままである。素子交換後、加圧用押し
ボルト8の先端が鋼球7に接触するまで、加圧用押しボ
ルト8をネジ込み、次にボルト21を取り外す。この
時、圧縮バネ4の拘束は解除され、圧縮バネ4による加
圧力は、圧縮バネガイド5、スタック内の積層体に伝わ
る。これにより、押え板支持ボルト12には、圧縮バネ
4の加圧力が引っ張り力として作用する。このため、押
え板支持ボルト12の引っ張り力と圧縮バネ4の加圧力
とが、平衡状態になるまで、押え板支持ボルト12は若
干伸びる。つまり、押え板支持ボルト12が伸びた分、
圧縮バネ4が伸びることになり、平形半導体スタックの
圧接力は規定値以下となっており、この時、圧縮バネガ
イド5の端面Rは押え板9の端面Sより若干内側に位置
している。そこで、加圧用押しボルト8を圧縮バネガイ
ド5の端面Rと押え板9の端面Sが一致するまでスパナ
等によりネジ込むことにより、積層体を規定圧接力で締
め付けることができる。
【0041】なお、ボルト21をネジ込み圧縮バネ4の
高さ寸法をL1に拘束するのは、圧縮バネ4の加圧力が
加圧用ボルト8に加わるのを防ぐことにより、加圧用押
しボルト8の回動力を大幅に減少させ、素子交換作業を
容易にするためでもある。
高さ寸法をL1に拘束するのは、圧縮バネ4の加圧力が
加圧用ボルト8に加わるのを防ぐことにより、加圧用押
しボルト8の回動力を大幅に減少させ、素子交換作業を
容易にするためでもある。
【0042】以上のように、加圧用押しボルト8の先端
に、角度を100゜から170゜の範囲内に設定した円
錐形又は円錐台形穴を設けたことりより、素子の大型化
に伴うスタックの規定圧接力の増加があっても、加圧用
押しボルト8の締め付けトルクの増加を最小限に抑える
ことができ、加圧用押しボルト8の締め付け作業を安全
且つ容易に行うことができる。これにより、組み立てお
よび素子交換時作業が容易で低コストな半導体スタック
を得ることができる。
に、角度を100゜から170゜の範囲内に設定した円
錐形又は円錐台形穴を設けたことりより、素子の大型化
に伴うスタックの規定圧接力の増加があっても、加圧用
押しボルト8の締め付けトルクの増加を最小限に抑える
ことができ、加圧用押しボルト8の締め付け作業を安全
且つ容易に行うことができる。これにより、組み立てお
よび素子交換時作業が容易で低コストな半導体スタック
を得ることができる。
【0043】なお、この実施形態において、鋼球7は、
加圧用押しボルト8の中心軸が積層体の中心軸に対して
傾いたとしても、積層体に偏荷重が係るのを防ぐための
ものであるから、加圧用押しボルト8と受け金具8との
両方に対して摺動可能である必要は無く、いずれか一方
にのみ摺動可能であればよい。従って、鋼球7と同種の
ものが加圧用押しボルト8と一体的であっても、鋼球7
と同種のものが受け金具8に対して摺動可能であればよ
く、また、鋼球7と同種のものが受け金具8と一体的で
あっても、鋼球7と同種のものが加圧用押しボルト8に
対して摺動可能であればよい。そこで、特に、鋼球7と
同種のものが加圧用押しボルトと一体的であるものにつ
いて、第2及び第3の実施形態として説明する。
加圧用押しボルト8の中心軸が積層体の中心軸に対して
傾いたとしても、積層体に偏荷重が係るのを防ぐための
ものであるから、加圧用押しボルト8と受け金具8との
両方に対して摺動可能である必要は無く、いずれか一方
にのみ摺動可能であればよい。従って、鋼球7と同種の
ものが加圧用押しボルト8と一体的であっても、鋼球7
と同種のものが受け金具8に対して摺動可能であればよ
く、また、鋼球7と同種のものが受け金具8と一体的で
あっても、鋼球7と同種のものが加圧用押しボルト8に
対して摺動可能であればよい。そこで、特に、鋼球7と
同種のものが加圧用押しボルトと一体的であるものにつ
いて、第2及び第3の実施形態として説明する。
【0044】次に、第2の実施形態としての半導体スタ
ックについて、図4を用いて説明する。なお、図4は、
この実施形態における半導体スタックの部分拡大詳細図
であり、第1の実施形態の説明で用いた図3と対応する
図である。
ックについて、図4を用いて説明する。なお、図4は、
この実施形態における半導体スタックの部分拡大詳細図
であり、第1の実施形態の説明で用いた図3と対応する
図である。
【0045】この実施形態の半導体スタックにおいて、
第1の実施形態と異なるところは、第1の実施形態にお
ける鋼球7を使用せず、鋼球7と加圧用押しボルト8と
の機能を併せ持つ、先端が半球形の加圧押しボルト8’
を用いていると共に、鋼球受け金具6に代えて、加圧力
受け具6’を設けていることである。この加圧力受け具
6’には、加圧押しボルト8’の半球形の先端部が入り
込む円錐形穴が形成されている。この円錐形穴の角度α
は、第1の実施形態と同様に、100゜から170゜の
範囲内の140°である。なお、この実施形態は、以上
の他の構成に関しては第1の実施形態と同様であり、ス
タック組立作業及び現地で行う素子交換作業も、第1の
実施形態と同様の手順で行なわれる。
第1の実施形態と異なるところは、第1の実施形態にお
ける鋼球7を使用せず、鋼球7と加圧用押しボルト8と
の機能を併せ持つ、先端が半球形の加圧押しボルト8’
を用いていると共に、鋼球受け金具6に代えて、加圧力
受け具6’を設けていることである。この加圧力受け具
6’には、加圧押しボルト8’の半球形の先端部が入り
込む円錐形穴が形成されている。この円錐形穴の角度α
は、第1の実施形態と同様に、100゜から170゜の
範囲内の140°である。なお、この実施形態は、以上
の他の構成に関しては第1の実施形態と同様であり、ス
タック組立作業及び現地で行う素子交換作業も、第1の
実施形態と同様の手順で行なわれる。
【0046】このように構成された本実施形態の半導体
スタックも、第1の実施形態と同様、円錐形穴の角度が
90°の従来技術に対して、ネジ部の摩擦トルクTsは
同じであるが、先端部の摩擦トルクTbを約64%減少
させることができ、これにより、加圧用押しボルト8の
締め付けトルクを約30%低減させることができる。従
って、素子の大型化に伴うスタックの規定圧接力の増加
があっても、加圧用押しボルト8の締め付けトルクの増
加を最小限に抑えることができ、加圧用押しボルト8の
締め付け作業を安全且つ容易に行うことができる。これ
により、組み立ておよび素子交換時作業が容易で低コス
トな半導体スタックを得ることができる。
スタックも、第1の実施形態と同様、円錐形穴の角度が
90°の従来技術に対して、ネジ部の摩擦トルクTsは
同じであるが、先端部の摩擦トルクTbを約64%減少
させることができ、これにより、加圧用押しボルト8の
締め付けトルクを約30%低減させることができる。従
って、素子の大型化に伴うスタックの規定圧接力の増加
があっても、加圧用押しボルト8の締め付けトルクの増
加を最小限に抑えることができ、加圧用押しボルト8の
締め付け作業を安全且つ容易に行うことができる。これ
により、組み立ておよび素子交換時作業が容易で低コス
トな半導体スタックを得ることができる。
【0047】次に、第3の実施形態としての半導体スタ
ックについて、図5を用いて説明する。なお、図5は、
この実施形態における半導体スタックの部分拡大詳細図
であり、第1の実施形態の説明で用いた図3と対応する
図である。
ックについて、図5を用いて説明する。なお、図5は、
この実施形態における半導体スタックの部分拡大詳細図
であり、第1の実施形態の説明で用いた図3と対応する
図である。
【0048】この実施形態の半導体スタックにおいて、
第1の実施形態と異なるところは、第1の実施形態にお
ける鋼球7を使用する代わりに、加圧ボルト8”に螺合
する袋ナット22を用いていると共に、鋼球受け金具6
に代えて、第2の実施形態と同く加圧力受け具6’を設
けていることである。この加圧力受け具6’には、第2
の実施形態と同様、袋ナット22の略半球形の頭部の一
部が入り込む円錐形穴が形成されている。この円錐形穴
の角度αは、第1及び第2の実施形態と同様に、100
゜から170゜の範囲内の140°である。なお、この
実施形態は、以上の他の構成に関しては第1の実施形態
と同様であり、現地で行う素子交換作業も、第1の実施
形態と同様の手順で行なわれる。但し、スタック組立作
業は、基本的に第1の実施形態と同じであるものの、押
え板10に加圧用押しボルト8”を取り付けた後、この
加圧用押しボルト8”の先端に袋ナット22を螺合させ
る作業が追加される。
第1の実施形態と異なるところは、第1の実施形態にお
ける鋼球7を使用する代わりに、加圧ボルト8”に螺合
する袋ナット22を用いていると共に、鋼球受け金具6
に代えて、第2の実施形態と同く加圧力受け具6’を設
けていることである。この加圧力受け具6’には、第2
の実施形態と同様、袋ナット22の略半球形の頭部の一
部が入り込む円錐形穴が形成されている。この円錐形穴
の角度αは、第1及び第2の実施形態と同様に、100
゜から170゜の範囲内の140°である。なお、この
実施形態は、以上の他の構成に関しては第1の実施形態
と同様であり、現地で行う素子交換作業も、第1の実施
形態と同様の手順で行なわれる。但し、スタック組立作
業は、基本的に第1の実施形態と同じであるものの、押
え板10に加圧用押しボルト8”を取り付けた後、この
加圧用押しボルト8”の先端に袋ナット22を螺合させ
る作業が追加される。
【0049】このように構成された本実施形態の半導体
スタックも、第1及び第2の実施形態と同様、円錐形穴
の角度が90°の従来技術に対して、ネジ部の摩擦トル
クTsは同じであるが、先端部の摩擦トルクTbを約64
%減少させることができ、これにより、加圧用押しボル
ト8の締め付けトルクを約30%低減させることができ
る。従って、素子の大型化に伴うスタックの規定圧接力
の増加があっても、加圧用押しボルト8の締め付けトル
クの増加を最小限に抑えることができ、加圧用押しボル
ト8の締め付け作業を安全且つ容易に行うことができ
る。これにより、組み立ておよび素子交換時作業が容易
で低コストな半導体スタックを得ることができる。ま
た、鋼球7や加圧押しボルト8’の先端部の加工が不要
になるので、以上の実施形態よりも、半導体スタック製
造コストを低減させることもできる。
スタックも、第1及び第2の実施形態と同様、円錐形穴
の角度が90°の従来技術に対して、ネジ部の摩擦トル
クTsは同じであるが、先端部の摩擦トルクTbを約64
%減少させることができ、これにより、加圧用押しボル
ト8の締め付けトルクを約30%低減させることができ
る。従って、素子の大型化に伴うスタックの規定圧接力
の増加があっても、加圧用押しボルト8の締め付けトル
クの増加を最小限に抑えることができ、加圧用押しボル
ト8の締め付け作業を安全且つ容易に行うことができ
る。これにより、組み立ておよび素子交換時作業が容易
で低コストな半導体スタックを得ることができる。ま
た、鋼球7や加圧押しボルト8’の先端部の加工が不要
になるので、以上の実施形態よりも、半導体スタック製
造コストを低減させることもできる。
【0050】なお、以上の第2及び第3の実施形態は、
いずれも、鋼球と同種のものが加圧用押しボルトと一体
的で、鋼球と同種のものが受け金具に対して摺動可能で
ある例であるが、前述したように、逆に、鋼球と同種の
ものが受け金具と一体的、つまり、受け金具に一体的な
半球形部を形成し、この半球形部の一部が入り込む円錐
形穴又は円錐台形穴を加圧用押しボルトに形成してもよ
い。
いずれも、鋼球と同種のものが加圧用押しボルトと一体
的で、鋼球と同種のものが受け金具に対して摺動可能で
ある例であるが、前述したように、逆に、鋼球と同種の
ものが受け金具と一体的、つまり、受け金具に一体的な
半球形部を形成し、この半球形部の一部が入り込む円錐
形穴又は円錐台形穴を加圧用押しボルトに形成してもよ
い。
【0051】次に、第4の実施形態としての半導体スタ
ックについて、図6〜図8を用いて説明する。この実施
形態の半導体スタックにおいて、第1の実施形態と異な
るところは、第1の実施形態で、積層体の加圧手段とし
て用いた加圧用押しボルト8の代わりに、積層体の加圧
手段として、加圧ロッド付きの加圧部材23と、この加
圧部材23を押え板10’に締め付ける4つの加圧部材
取付ボルト24とを用いていることである。
ックについて、図6〜図8を用いて説明する。この実施
形態の半導体スタックにおいて、第1の実施形態と異な
るところは、第1の実施形態で、積層体の加圧手段とし
て用いた加圧用押しボルト8の代わりに、積層体の加圧
手段として、加圧ロッド付きの加圧部材23と、この加
圧部材23を押え板10’に締め付ける4つの加圧部材
取付ボルト24とを用いていることである。
【0052】加圧部材23は、図7及び図8に示すよう
に、加圧ロッド23aと、加圧ロット23aの基部が固
定されているフランジ23cとを有している。加圧ロッ
ド23aの先端部には、鋼球7の一部が入り込む円錐台
形穴が形成されている。また、フランジ23cには、4
つの加圧部材取付ボルト24が挿通される貫通孔23b
が形成されている。押え板10’には、加圧部材23の
加圧ロッド23aが挿通される貫通孔10’aと、4つ
の加圧部材取付ボルト24がそれぞれ捩じ込まれるネジ
孔10’bとが形成されている。
に、加圧ロッド23aと、加圧ロット23aの基部が固
定されているフランジ23cとを有している。加圧ロッ
ド23aの先端部には、鋼球7の一部が入り込む円錐台
形穴が形成されている。また、フランジ23cには、4
つの加圧部材取付ボルト24が挿通される貫通孔23b
が形成されている。押え板10’には、加圧部材23の
加圧ロッド23aが挿通される貫通孔10’aと、4つ
の加圧部材取付ボルト24がそれぞれ捩じ込まれるネジ
孔10’bとが形成されている。
【0053】この実施形態における半導体スタックの組
み立て作業は、第1の実施形態と基本的に同じであり、
押え板10’を、押え板9との間隔が所定間隔L4にな
るようにナット18で押え板支持ボルト12に固定した
後、押え板10’の外側に加圧手段である加圧部材23
及び加圧部材取付ボルト24を取り付ける。この加圧手
段取付過程では、まず、加圧部材23の加圧ロッド23
aを押え板10’の貫通孔10’aに挿通させて、鋼球
受け金具6上の鋼球7に、加圧ロッド23aの先端部を
接触させる。次に、4つの加圧部材取付ボルト24を加
圧部材23の挿通孔23bにそれぞれ挿通させ、押し板
10’のネジ孔10’bに捩じ込む。そして、図2に示
すように、圧縮バネガイド5の端面と押え板9の端面が
一致するまで、4つの加圧部材取付ボルト24をそれぞ
れ押え板10’に捩じ込むことにより、積層体を規定圧
接力に締付ける。
み立て作業は、第1の実施形態と基本的に同じであり、
押え板10’を、押え板9との間隔が所定間隔L4にな
るようにナット18で押え板支持ボルト12に固定した
後、押え板10’の外側に加圧手段である加圧部材23
及び加圧部材取付ボルト24を取り付ける。この加圧手
段取付過程では、まず、加圧部材23の加圧ロッド23
aを押え板10’の貫通孔10’aに挿通させて、鋼球
受け金具6上の鋼球7に、加圧ロッド23aの先端部を
接触させる。次に、4つの加圧部材取付ボルト24を加
圧部材23の挿通孔23bにそれぞれ挿通させ、押し板
10’のネジ孔10’bに捩じ込む。そして、図2に示
すように、圧縮バネガイド5の端面と押え板9の端面が
一致するまで、4つの加圧部材取付ボルト24をそれぞ
れ押え板10’に捩じ込むことにより、積層体を規定圧
接力に締付ける。
【0054】また、現地で行う素子交換作業も、第1の
実施形態と基本的に同じであり、圧縮バネ4の高さ寸法
をL1に拘束するために、圧縮バネガイド5に設けられ
たネジ穴5bにワッシャ20を介してボルト21を捩じ
込んだ後、加圧部材取付ボルト24を緩めて、加圧ロッ
ド23aの先端と鋼球7の間隔が素子交換可能になるま
で空けて、素子交換を実施する。
実施形態と基本的に同じであり、圧縮バネ4の高さ寸法
をL1に拘束するために、圧縮バネガイド5に設けられ
たネジ穴5bにワッシャ20を介してボルト21を捩じ
込んだ後、加圧部材取付ボルト24を緩めて、加圧ロッ
ド23aの先端と鋼球7の間隔が素子交換可能になるま
で空けて、素子交換を実施する。
【0055】ここで、加圧部材取付ボルト24の締め付
けトルクについて説明する。本実施形態のように、加圧
部材取付ボルト24を複数にすることより、スタックの
圧接力の負担を各ボルト24に分担することができ、加
圧部材取付ボルト24のネジ径を細くすることができ
る。具体的には、この実施形態では、加圧部材取付ボル
ト24を4本使用しているので、図20に示す従来の技
術の加圧用押しボルト8xと比較して、加圧部材取付ボ
ルト24の1本当たりの分担荷重は1/4となる。これ
により、加圧部材取付用ボルト24の断面積を1/4
に、つまり、ネジ径を約1/2にすることができる。と
ころで、ネジの締め付けトルクは締め付け荷重およびネ
ジ径にほぼ比例することは一般的に知られていることで
ある。従って、本実施形態では、ボルト荷重が1/4に
なり、ボルトネジ径を約1/2することができる結果、
加圧部材取付ボルト24の締め付けトルクは、従来の加
圧用押しボルト8xの約1/8にすることができ、締め
付け作業に特殊なスパナを必要としない。
けトルクについて説明する。本実施形態のように、加圧
部材取付ボルト24を複数にすることより、スタックの
圧接力の負担を各ボルト24に分担することができ、加
圧部材取付ボルト24のネジ径を細くすることができ
る。具体的には、この実施形態では、加圧部材取付ボル
ト24を4本使用しているので、図20に示す従来の技
術の加圧用押しボルト8xと比較して、加圧部材取付ボ
ルト24の1本当たりの分担荷重は1/4となる。これ
により、加圧部材取付用ボルト24の断面積を1/4
に、つまり、ネジ径を約1/2にすることができる。と
ころで、ネジの締め付けトルクは締め付け荷重およびネ
ジ径にほぼ比例することは一般的に知られていることで
ある。従って、本実施形態では、ボルト荷重が1/4に
なり、ボルトネジ径を約1/2することができる結果、
加圧部材取付ボルト24の締め付けトルクは、従来の加
圧用押しボルト8xの約1/8にすることができ、締め
付け作業に特殊なスパナを必要としない。
【0056】以上のように、複数の加圧部材取付ボルト
24で、加圧部材23及び鋼球7を介して、積層体を締
め付けているので、素子の大型化に伴いスタックの規定
圧接力が増加しても、1本当たりの加圧部材取付ボルト
24の締め付けトルクを小さくすることができ、積層体
を規定圧接力に締め付ける作業を容易に行うことができ
る。これにより、組み立ておよび素子交換時作業が容易
で、かつ、組み立ておよび素子交換時作業に特殊なスパ
ナを必要としない半導体スタックを得ることができる。
24で、加圧部材23及び鋼球7を介して、積層体を締
め付けているので、素子の大型化に伴いスタックの規定
圧接力が増加しても、1本当たりの加圧部材取付ボルト
24の締め付けトルクを小さくすることができ、積層体
を規定圧接力に締め付ける作業を容易に行うことができ
る。これにより、組み立ておよび素子交換時作業が容易
で、かつ、組み立ておよび素子交換時作業に特殊なスパ
ナを必要としない半導体スタックを得ることができる。
【0057】なお、この実施形態において、加圧ロッド
23aの先端部に形成されている円錐台形穴の角度を第
1の実施形態と同じく、120°から170°の間に設
定してもよいが、これによって、第1の実施形態のよう
に、加圧部材取付ボルト24の締め付けトルクが減少す
ることはない。これは、第1の実施形態では、加圧用押
しボルト8の円錐形穴の角度を120°から170°の
間に設定することが、加圧用押しボルトを回転させる過
程で、加圧用押しボルト8と鋼球7との間の摩擦力を低
減させることになるが、この第2の実施形態では、積層
体締め付け過程で加圧ロッド23aを回転させないの
で、加圧ロッド23aの円錐台形穴と鋼球7との間の摩
擦力が問題にならないからである。
23aの先端部に形成されている円錐台形穴の角度を第
1の実施形態と同じく、120°から170°の間に設
定してもよいが、これによって、第1の実施形態のよう
に、加圧部材取付ボルト24の締め付けトルクが減少す
ることはない。これは、第1の実施形態では、加圧用押
しボルト8の円錐形穴の角度を120°から170°の
間に設定することが、加圧用押しボルトを回転させる過
程で、加圧用押しボルト8と鋼球7との間の摩擦力を低
減させることになるが、この第2の実施形態では、積層
体締め付け過程で加圧ロッド23aを回転させないの
で、加圧ロッド23aの円錐台形穴と鋼球7との間の摩
擦力が問題にならないからである。
【0058】次に、第5の実施形態としての半導体スタ
ックについて、図9を用いてい説明する。なお、図9
は、この実施形態における半導体スタックの部分拡大詳
細図であり、第4の実施形態の説明で用いた図8に対応
する図である。
ックについて、図9を用いてい説明する。なお、図9
は、この実施形態における半導体スタックの部分拡大詳
細図であり、第4の実施形態の説明で用いた図8に対応
する図である。
【0059】この実施形態の半導体スタックにおいて、
第4の実施形態と異なるところは、第4の実施形態にお
ける鋼球7を使用せず、鋼球7と加圧部材23の機能を
併せ持つ、先端が半球形の加圧ロッド25aを有する加
圧部材25を用いていると共に、鋼球受け金具6に代え
て、加圧力受け具6’を設けていることである。この加
圧力受け具6’には、加圧押しボルト8’の半球形の先
端部が入り込む円錐台形穴が形成されている。すなわ
ち、この実施形態は、第1の実施形態に対する第2の実
施形態の関係を、第4の実施形態に対して実現したもの
である。
第4の実施形態と異なるところは、第4の実施形態にお
ける鋼球7を使用せず、鋼球7と加圧部材23の機能を
併せ持つ、先端が半球形の加圧ロッド25aを有する加
圧部材25を用いていると共に、鋼球受け金具6に代え
て、加圧力受け具6’を設けていることである。この加
圧力受け具6’には、加圧押しボルト8’の半球形の先
端部が入り込む円錐台形穴が形成されている。すなわ
ち、この実施形態は、第1の実施形態に対する第2の実
施形態の関係を、第4の実施形態に対して実現したもの
である。
【0060】従って、この実施形態においても、第4の
実施形態と同様に、図20に示す従来の技術の加圧用押
しボルト8xと比較して、ボルト荷重が1/4になり、
ボルトネジ径を約1/2することができる結果、加圧部
材取付ボルト24の締め付けトルクは、従来の加圧用押
しボルト8xの約1/8にすることができ、締め付け作
業に特殊なスパナを必要としない。このため、素子の大
型化に伴いスタックの規定圧接力が増加しても、1本当
たりの加圧部材取付ボルト24の締め付けトルクを小さ
くすることができ、積層体を規定圧接力に締め付ける作
業を容易に行うことができる。これにより、組み立てお
よび素子交換時作業が容易で、かつ、組み立ておよび素
子交換時作業に特殊なスパナを必要としない半導体スタ
ックを得ることができる。
実施形態と同様に、図20に示す従来の技術の加圧用押
しボルト8xと比較して、ボルト荷重が1/4になり、
ボルトネジ径を約1/2することができる結果、加圧部
材取付ボルト24の締め付けトルクは、従来の加圧用押
しボルト8xの約1/8にすることができ、締め付け作
業に特殊なスパナを必要としない。このため、素子の大
型化に伴いスタックの規定圧接力が増加しても、1本当
たりの加圧部材取付ボルト24の締め付けトルクを小さ
くすることができ、積層体を規定圧接力に締め付ける作
業を容易に行うことができる。これにより、組み立てお
よび素子交換時作業が容易で、かつ、組み立ておよび素
子交換時作業に特殊なスパナを必要としない半導体スタ
ックを得ることができる。
【0061】次に、第4の実施形態の変形例、及び第5
の実施形態の変形例について、それぞれ、図10、図1
1を用いて説明する。第4の実施形態における加圧部材
23は、加圧ロッド23aとフランジ23cとを一体的
に形成したものであるが、この変形例の加圧部材は、図
10に示すように、加圧ロッド27とフランジ26とを
それぞれ別体で形成した後、加圧ロット27のネジ部2
7aをフランジ26のネジ孔26aに捩じ込んで、両者
を一体化したものである。なお、加圧ロッド27の先端
部にも、第4の実施形態と同様に、円錐台形穴が形成さ
れている。
の実施形態の変形例について、それぞれ、図10、図1
1を用いて説明する。第4の実施形態における加圧部材
23は、加圧ロッド23aとフランジ23cとを一体的
に形成したものであるが、この変形例の加圧部材は、図
10に示すように、加圧ロッド27とフランジ26とを
それぞれ別体で形成した後、加圧ロット27のネジ部2
7aをフランジ26のネジ孔26aに捩じ込んで、両者
を一体化したものである。なお、加圧ロッド27の先端
部にも、第4の実施形態と同様に、円錐台形穴が形成さ
れている。
【0062】また、第5の実施形態における加圧部材2
5は、加圧ロッド25aとフランジ25cとを一体的に
形成したものであるが、この変形例の加圧部材は、図1
1に示すように、加圧ロッド28とフランジ26とをそ
れぞれ別体で形成した後、加圧ロット28のネジ部28
aをフランジ26のネジ孔26aに捩じ込んで、両者を
一体化したものである。なお、加圧ロッド28の先端部
も、第5の実施形態と同様に、半球状に形成されてい
る。
5は、加圧ロッド25aとフランジ25cとを一体的に
形成したものであるが、この変形例の加圧部材は、図1
1に示すように、加圧ロッド28とフランジ26とをそ
れぞれ別体で形成した後、加圧ロット28のネジ部28
aをフランジ26のネジ孔26aに捩じ込んで、両者を
一体化したものである。なお、加圧ロッド28の先端部
も、第5の実施形態と同様に、半球状に形成されてい
る。
【0063】以上のように、第4及び第5の実施形態の
それぞれの変形例は、加圧部材を加圧ロッド27,28
とフランジ26とをそれぞれ別体で形成するので、第4
及び第5の実施形態の加圧部材よりも、加工が容易にな
り、低コストな半導体スタックを得ることができる。な
お、以上の変形例では、加圧ロッド27,28とフラン
ジ26とをネジ接合しているが、溶接、かしめ等により
接合してもよい。
それぞれの変形例は、加圧部材を加圧ロッド27,28
とフランジ26とをそれぞれ別体で形成するので、第4
及び第5の実施形態の加圧部材よりも、加工が容易にな
り、低コストな半導体スタックを得ることができる。な
お、以上の変形例では、加圧ロッド27,28とフラン
ジ26とをネジ接合しているが、溶接、かしめ等により
接合してもよい。
【0064】次に、第6の実施形態としての半導体スタ
ックについて、図12及び図13を用いて説明する。こ
の実施形態の半導体スタックにおいて、第1の実施形態
と異なるところは、押え板10’の外側に、加圧用押し
ボルト取付板29を4つの取付ボルト30で取り付け、
加圧用押しボルト8を加圧用押しボルト取付板29に螺
合させる一方で、押え板10’に単に挿通させているこ
とである。
ックについて、図12及び図13を用いて説明する。こ
の実施形態の半導体スタックにおいて、第1の実施形態
と異なるところは、押え板10’の外側に、加圧用押し
ボルト取付板29を4つの取付ボルト30で取り付け、
加圧用押しボルト8を加圧用押しボルト取付板29に螺
合させる一方で、押え板10’に単に挿通させているこ
とである。
【0065】加圧用押しボルト取付板29には、加圧用
押しボルト8が捩じ込まれるネジ孔29bと、4つの取
付ボルト30がそれぞれ挿通される貫通孔29aとが形
成されている。押え板10’には、加圧用押しボルト8
が挿通される貫通孔10’aと、4つのボルト30がそ
れぞれ捩じ込まれるネジ孔10bとが形成されている。
押しボルト8が捩じ込まれるネジ孔29bと、4つの取
付ボルト30がそれぞれ挿通される貫通孔29aとが形
成されている。押え板10’には、加圧用押しボルト8
が挿通される貫通孔10’aと、4つのボルト30がそ
れぞれ捩じ込まれるネジ孔10bとが形成されている。
【0066】この実施形態における半導体スタックの組
み立て作業は、第1の実施形態と同様に、押え板10’
を、押え板9との間隔が所定間隔L4になるようにナッ
ト18で押え板支持ボルト12に固定した後、押え板1
0’の外側に加圧用押しボルト取付板29を4つの取付
ボルト30で取り付ける。次に、加圧用押しボルト8を
加圧用押しボルト取付板29のネジ孔29bに捩じ込
み、加圧用押しボルト8を押え板10’の貫通孔10’
aに挿通させて、鋼球受け金具6上の鋼球7に、加圧押
しボルト8の先端部を接触させる。そして、図2に示す
ように、圧縮バネガイド5の端面と押え板9の端面が一
致するまで、加圧用押しボルト8を加圧用押しボルト取
付板29に捩じ込むことにより、積層体を規定圧接力に
締付ける。スタック締め付け終了後、ロックナット31
により加圧用押しボルト8を固定する。
み立て作業は、第1の実施形態と同様に、押え板10’
を、押え板9との間隔が所定間隔L4になるようにナッ
ト18で押え板支持ボルト12に固定した後、押え板1
0’の外側に加圧用押しボルト取付板29を4つの取付
ボルト30で取り付ける。次に、加圧用押しボルト8を
加圧用押しボルト取付板29のネジ孔29bに捩じ込
み、加圧用押しボルト8を押え板10’の貫通孔10’
aに挿通させて、鋼球受け金具6上の鋼球7に、加圧押
しボルト8の先端部を接触させる。そして、図2に示す
ように、圧縮バネガイド5の端面と押え板9の端面が一
致するまで、加圧用押しボルト8を加圧用押しボルト取
付板29に捩じ込むことにより、積層体を規定圧接力に
締付ける。スタック締め付け終了後、ロックナット31
により加圧用押しボルト8を固定する。
【0067】また、現地で行う素子交換作業も、第1の
実施形態と同様に、まず、圧縮バネ4の高さ寸法をL1
に拘束するために、図2に示すよう、圧縮バネガイド5
に設けられたネジ穴5bにワッシャ20を介してボルト
21を捩じ込む。次に、加圧用押しボルト8ではなく、
4つの取付ボルト30を緩めて、加圧用押しボルト8の
先端と鋼球7の間隔が素子交換可能になるまで空けて、
素子交換を実施する。素子交換後、4つの取付ボルト3
0を加圧用押しボルト取付板29に捩じ込んで、積層体
を規定圧接力に締め付ける。
実施形態と同様に、まず、圧縮バネ4の高さ寸法をL1
に拘束するために、図2に示すよう、圧縮バネガイド5
に設けられたネジ穴5bにワッシャ20を介してボルト
21を捩じ込む。次に、加圧用押しボルト8ではなく、
4つの取付ボルト30を緩めて、加圧用押しボルト8の
先端と鋼球7の間隔が素子交換可能になるまで空けて、
素子交換を実施する。素子交換後、4つの取付ボルト3
0を加圧用押しボルト取付板29に捩じ込んで、積層体
を規定圧接力に締め付ける。
【0068】以上のように、この実施形態では、現地で
行なう素子交換作業において、第4及び第5の実施形態
と同様、4つの取付ボルト30を捩じって、積層体を規
定圧接力に締め付けているので、圧接力の負担を各ボル
ト30に分担することができ、図20に示す従来の技術
の加圧用押しボルト8xと比較して、ボルト荷重が1/
4になり、ボルトネジ径を約1/2することができる結
果、取付ボルト30の締め付けトルクは、従来の加圧用
押しボルト8xの約1/8にすることができ、締め付け
作業に特殊なスパナを必要としない。
行なう素子交換作業において、第4及び第5の実施形態
と同様、4つの取付ボルト30を捩じって、積層体を規
定圧接力に締め付けているので、圧接力の負担を各ボル
ト30に分担することができ、図20に示す従来の技術
の加圧用押しボルト8xと比較して、ボルト荷重が1/
4になり、ボルトネジ径を約1/2することができる結
果、取付ボルト30の締め付けトルクは、従来の加圧用
押しボルト8xの約1/8にすることができ、締め付け
作業に特殊なスパナを必要としない。
【0069】一方、スタック組立作業では、1つの加圧
用押しボルト8を捩じって、積層体を規定圧接力に締め
付けているので、素子交換作業よりも、ボルト締め付け
トルクが大きくなるものの、このスタック組立作業は一
般的に工場で行なわれるので、特殊なスパナの使用が可
能で、1つの加圧用押しボルト8を捩じって、積層体を
規定圧接力に締め付けることができる。
用押しボルト8を捩じって、積層体を規定圧接力に締め
付けているので、素子交換作業よりも、ボルト締め付け
トルクが大きくなるものの、このスタック組立作業は一
般的に工場で行なわれるので、特殊なスパナの使用が可
能で、1つの加圧用押しボルト8を捩じって、積層体を
規定圧接力に締め付けることができる。
【0070】しかしながら、この実施形態では、工場で
行なわれるスタック組立作業においても、特殊なスパナ
が不要になるよう、図13に示すように、加圧用押しボ
ルト8の先端部の円錐形穴の角度αを、第1の実施形態
と同様に、120゜から170゜の範囲内の140°に
したので、加圧用押しボルト8の締め付けトルクを約3
0%低減させることができる。
行なわれるスタック組立作業においても、特殊なスパナ
が不要になるよう、図13に示すように、加圧用押しボ
ルト8の先端部の円錐形穴の角度αを、第1の実施形態
と同様に、120゜から170゜の範囲内の140°に
したので、加圧用押しボルト8の締め付けトルクを約3
0%低減させることができる。
【0071】以上のように、この実施形態においても、
先に述べた他の実施形態と同様、組立作業及び素子交換
作業の容易な半導体スタックを得ることができる。
先に述べた他の実施形態と同様、組立作業及び素子交換
作業の容易な半導体スタックを得ることができる。
【0072】次に、第7の実施形態としての半導体スタ
ックについて、図14及び図15を用いて説明する。な
お、図14は、この実施形態における半導体スタックの
部分拡大詳細図であり、第6の実施形態の説明で用いた
図12に対応する図である。また、図15は、この実施
形態における加圧用押しボルト周りの拡大小差図であ
り、第6の実施形態の説明で用いた図13と対応する図
である。
ックについて、図14及び図15を用いて説明する。な
お、図14は、この実施形態における半導体スタックの
部分拡大詳細図であり、第6の実施形態の説明で用いた
図12に対応する図である。また、図15は、この実施
形態における加圧用押しボルト周りの拡大小差図であ
り、第6の実施形態の説明で用いた図13と対応する図
である。
【0073】この実施形態の半導体スタックにおいて、
第6の実施形態と異なるところは、第6の実施形態にお
ける鋼球7を使用せず、鋼球7と加圧用押しボルト8と
の機能を併せ持つ、先端が半球形の加圧押しボルト8’
を用いていると共に、鋼球受け金具6に代えて、加圧力
受け具6’を設けていることである。この加圧力受け具
6’には、加圧押しボルト8’の半球形の先端部が入り
込む円錐形穴が形成されている。この円錐形穴の角度α
は、第1の実施形態と同様に、100゜から170゜の
範囲内の140°である。すなわち、この実施形態は、
第1の実施形態に対する第2の実施形態の関係を、第6
の実施形態に対して実現したものである。
第6の実施形態と異なるところは、第6の実施形態にお
ける鋼球7を使用せず、鋼球7と加圧用押しボルト8と
の機能を併せ持つ、先端が半球形の加圧押しボルト8’
を用いていると共に、鋼球受け金具6に代えて、加圧力
受け具6’を設けていることである。この加圧力受け具
6’には、加圧押しボルト8’の半球形の先端部が入り
込む円錐形穴が形成されている。この円錐形穴の角度α
は、第1の実施形態と同様に、100゜から170゜の
範囲内の140°である。すなわち、この実施形態は、
第1の実施形態に対する第2の実施形態の関係を、第6
の実施形態に対して実現したものである。
【0074】従って、この実施形態においても、第6の
実施形態と同様に、図20に示す従来の技術の加圧用押
しボルト8xと比較して、組立作業時には、加圧用押し
ボルト8の締め付けトルクを約30%低減させることが
でき、素子交換作業時には、加圧部材取付ボルト30の
締め付けトルクを約1/8にすることができ、締め付け
作業に特殊なスパナを必要としない。
実施形態と同様に、図20に示す従来の技術の加圧用押
しボルト8xと比較して、組立作業時には、加圧用押し
ボルト8の締め付けトルクを約30%低減させることが
でき、素子交換作業時には、加圧部材取付ボルト30の
締め付けトルクを約1/8にすることができ、締め付け
作業に特殊なスパナを必要としない。
【0075】次に、第8の実施形態としての半導体スタ
ックについて、図16を用いて説明する。なお、図16
は、平形半導体スタックの部分拡大詳細図であり、第7
の実施形態の説明で用いた図15に対応する図である。
この実施形態の半導体スタックにおいて、第7の実施形
態と異なるところは、加圧ボルト8”の先端に、ここに
螺合する袋ナット22を設けたことである。なお、加圧
力受け具6に形成されている円錐形穴の角度αは、第7
の実施形態等と同じく、100゜から170゜の範囲内
の140°である。すなわち、この実施形態は、第2の
実施形態に対する第3の実施形態の関係を、第7の実施
形態に対して実現したものである。
ックについて、図16を用いて説明する。なお、図16
は、平形半導体スタックの部分拡大詳細図であり、第7
の実施形態の説明で用いた図15に対応する図である。
この実施形態の半導体スタックにおいて、第7の実施形
態と異なるところは、加圧ボルト8”の先端に、ここに
螺合する袋ナット22を設けたことである。なお、加圧
力受け具6に形成されている円錐形穴の角度αは、第7
の実施形態等と同じく、100゜から170゜の範囲内
の140°である。すなわち、この実施形態は、第2の
実施形態に対する第3の実施形態の関係を、第7の実施
形態に対して実現したものである。
【0076】従って、この実施形態においても、第6及
び第7の実施形態と同様に、図20に示す従来の技術の
加圧用押しボルト8xと比較して、組立作業時には、加
圧用押しボルト8の締め付けトルクを約30%低減させ
ることができ、素子交換作業時には、加圧部材取付ボル
ト30の締め付けトルクを約1/8にすることができ、
締め付け作業に特殊なスパナを必要としない。
び第7の実施形態と同様に、図20に示す従来の技術の
加圧用押しボルト8xと比較して、組立作業時には、加
圧用押しボルト8の締め付けトルクを約30%低減させ
ることができ、素子交換作業時には、加圧部材取付ボル
ト30の締め付けトルクを約1/8にすることができ、
締め付け作業に特殊なスパナを必要としない。
【0077】次に、第9の実施形態としての半導体スタ
ックについて、図17及び図20にを用いて説明する。
この実施形態の半導体スタックにおいて、第1の実施形
態と異なるところは、第1の実施形態で、積層体の加圧
手段として用いた1つの加圧用押しボルト8の代わり
に、積層体の加圧手段として、先端部が半球形の4つの
加圧用押しボルト33と、この4つの加圧用押しボルト
33により押される中間加圧部材32とを用いているこ
とである。
ックについて、図17及び図20にを用いて説明する。
この実施形態の半導体スタックにおいて、第1の実施形
態と異なるところは、第1の実施形態で、積層体の加圧
手段として用いた1つの加圧用押しボルト8の代わり
に、積層体の加圧手段として、先端部が半球形の4つの
加圧用押しボルト33と、この4つの加圧用押しボルト
33により押される中間加圧部材32とを用いているこ
とである。
【0078】中間加圧部材33は、鋼球7の一部が入り
込む円錐台形穴が形成されている本体32cと、押え板
支持ボルト12が挿通されるガイド孔32aが形成され
ているフランジ32bとを有している。中間加圧部材3
3の本体32cには、円錐台形穴の反対側に、4つの加
圧用押しボルト33の半球形先端部が接触するボルト当
接面32bが形成されている。押え板10”には、4つ
の加圧用押しボルト33がそれぞれ捩じ込まれるネジ孔
10”bが形成されている。
込む円錐台形穴が形成されている本体32cと、押え板
支持ボルト12が挿通されるガイド孔32aが形成され
ているフランジ32bとを有している。中間加圧部材3
3の本体32cには、円錐台形穴の反対側に、4つの加
圧用押しボルト33の半球形先端部が接触するボルト当
接面32bが形成されている。押え板10”には、4つ
の加圧用押しボルト33がそれぞれ捩じ込まれるネジ孔
10”bが形成されている。
【0079】この実施形態における半導体スタックの組
み立て作業では、第1の実施形態と同様に、押え板1
0”を、押え板9との間隔が所定間隔L4になるように
ナット18で押え板支持ボルト12に固定する。次に、
4つの加圧用押しボルト33を押え板10”に捩じ込
み、各加圧用押しボルト33の半球形先端部を中間加圧
部材32のボルト当接面32dに接触させる。そして、
図2に示すように、圧縮バネガイド5の端面と押え板9
の端面が一致するまで、4つの加圧用押しボルト33を
それぞれ押え板10”にさらに捩じ込むことにより、積
層体を規定圧接力に締付ける。スタック締め付け終了後
には、ロックナット34により各加圧用押しボルト33
を固定する。
み立て作業では、第1の実施形態と同様に、押え板1
0”を、押え板9との間隔が所定間隔L4になるように
ナット18で押え板支持ボルト12に固定する。次に、
4つの加圧用押しボルト33を押え板10”に捩じ込
み、各加圧用押しボルト33の半球形先端部を中間加圧
部材32のボルト当接面32dに接触させる。そして、
図2に示すように、圧縮バネガイド5の端面と押え板9
の端面が一致するまで、4つの加圧用押しボルト33を
それぞれ押え板10”にさらに捩じ込むことにより、積
層体を規定圧接力に締付ける。スタック締め付け終了後
には、ロックナット34により各加圧用押しボルト33
を固定する。
【0080】また、現地で行う素子交換作業では、第1
の実施形態と同様に、圧縮バネ4の高さ寸法をL1に拘
束するために、圧縮バネガイド5に設けられたネジ穴5
bにワッシャ20を介してボルト21を捩じ込んだ後、
各加圧用押しボルト33を緩めて、加圧用押しボルト3
3の先端と鋼球7の間隔が素子交換可能になるまで空け
て、素子交換を実施する。
の実施形態と同様に、圧縮バネ4の高さ寸法をL1に拘
束するために、圧縮バネガイド5に設けられたネジ穴5
bにワッシャ20を介してボルト21を捩じ込んだ後、
各加圧用押しボルト33を緩めて、加圧用押しボルト3
3の先端と鋼球7の間隔が素子交換可能になるまで空け
て、素子交換を実施する。
【0081】スタック組立作業及び素子交換作業におい
て、4つの加圧用押しボルト33をそれぞれ押え板1
0”に捩じ込み、中間加圧部材32を移動させる過程
で、中間加圧部材32は、2本の押え板支持ボルト12
でガイドされているために、平行移動し傾くことはな
い。このため、締め付け時における積層体の横ズレを防
止することができる。
て、4つの加圧用押しボルト33をそれぞれ押え板1
0”に捩じ込み、中間加圧部材32を移動させる過程
で、中間加圧部材32は、2本の押え板支持ボルト12
でガイドされているために、平行移動し傾くことはな
い。このため、締め付け時における積層体の横ズレを防
止することができる。
【0082】ここで、加圧用押しボルト33の締め付け
トルクについて説明する。この実施形態においても、加
圧用押しボルト33を4本用いていることで、第4及び
第5の実施形態と同様に、1本当たりの加圧用押しボル
ト33の締め付けトルクは、従来の加圧用押しボルト8
xの約1/8にすることができる。
トルクについて説明する。この実施形態においても、加
圧用押しボルト33を4本用いていることで、第4及び
第5の実施形態と同様に、1本当たりの加圧用押しボル
ト33の締め付けトルクは、従来の加圧用押しボルト8
xの約1/8にすることができる。
【0083】ところで、加圧用押しボルト33の締め付
けトルクは、ネジ部の摩擦トルクと先端部の摩擦トルク
との和である。また、先端部の摩擦トルクは、先端部の
接触径に比例する。このため、この実施形態のように、
加圧用押しボルト33の先端部が半球形で、接触径が0
に近い場合には、先端部の摩擦トルクを最小にすること
ができる。従って、この実施形態では、1本当たりの加
圧用押しボルト33の締め付けトルクは、結局、従来の
加圧用押しボルト8xの約1/8未満にすることができ
る。
けトルクは、ネジ部の摩擦トルクと先端部の摩擦トルク
との和である。また、先端部の摩擦トルクは、先端部の
接触径に比例する。このため、この実施形態のように、
加圧用押しボルト33の先端部が半球形で、接触径が0
に近い場合には、先端部の摩擦トルクを最小にすること
ができる。従って、この実施形態では、1本当たりの加
圧用押しボルト33の締め付けトルクは、結局、従来の
加圧用押しボルト8xの約1/8未満にすることができ
る。
【0084】以上のように、この実施形態においても、
組立作業及び素子交換作業時のボルト締め付けトルクを
小さくすることができるので、特殊なスパナを用いなく
ても、容易に組立作業及び素子交換作業を行なうことが
できる。
組立作業及び素子交換作業時のボルト締め付けトルクを
小さくすることができるので、特殊なスパナを用いなく
ても、容易に組立作業及び素子交換作業を行なうことが
できる。
【0085】次に、第9の実施形態の変形例について、
図19を用いて説明する。第9の実施形態における中間
加圧部材32は、本体32cとフランジ32bとを一体
的に形成したものであるが、この変形例の中間加圧部材
は、本体35とフランジ36とをそれぞれ別体で形成し
た後、ネジ37でフランジ36を本体35に取り付け、
両者を一体化したものである。この変形例の本体35に
も、円錐台形穴及びボルト当接面35dが形成され、フ
ランジ36にも、ガイド孔36aが形成されている。
図19を用いて説明する。第9の実施形態における中間
加圧部材32は、本体32cとフランジ32bとを一体
的に形成したものであるが、この変形例の中間加圧部材
は、本体35とフランジ36とをそれぞれ別体で形成し
た後、ネジ37でフランジ36を本体35に取り付け、
両者を一体化したものである。この変形例の本体35に
も、円錐台形穴及びボルト当接面35dが形成され、フ
ランジ36にも、ガイド孔36aが形成されている。
【0086】以上のように、中間加圧部材を加工し易い
2部品で形成したので、第9の実施形態よりも、中間加
圧部材の加工が容易になり、低コストな半導体スタック
を得ることができる。なお、以上の変形例では、本体3
5とフランジ36とをネジ接合しているが、溶接等によ
り接合してもよい。
2部品で形成したので、第9の実施形態よりも、中間加
圧部材の加工が容易になり、低コストな半導体スタック
を得ることができる。なお、以上の変形例では、本体3
5とフランジ36とをネジ接合しているが、溶接等によ
り接合してもよい。
【0087】
【発明の効果】本発明では、加圧手段である加圧用押し
ボルトの先端の円錐形又は円錐台形穴の角度を100゜
から170゜の範囲内に設定したことにより、素子の大
型化に伴うスタックの規定圧接力が増加しても、加圧用
押しボルトの締め付けトルクの増加を最小限に抑えるこ
とができ、加圧用押しボルトの締め付け作業が容易に行
える。これにより、組み立ておよび素子交換時作業を容
易に行なうことができる。
ボルトの先端の円錐形又は円錐台形穴の角度を100゜
から170゜の範囲内に設定したことにより、素子の大
型化に伴うスタックの規定圧接力が増加しても、加圧用
押しボルトの締め付けトルクの増加を最小限に抑えるこ
とができ、加圧用押しボルトの締め付け作業が容易に行
える。これにより、組み立ておよび素子交換時作業を容
易に行なうことができる。
【0088】また、他の発明では、押え板に捩じ込まれ
ることで加圧部材を積層方向に移動させる複数のボルト
を設けたので、積層体に対する圧接力の負担を各ボルト
に分担することができ、素子の大型化に伴うスタックの
規定圧接力が増加しても、先の発明と同様に、ボルトの
締め付けトルクの増加を最小限に抑えることができ、加
圧用押しボルトの締め付け作業が容易に行える。これに
より、組み立ておよび素子交換時作業を容易に行なうこ
とができる。
ることで加圧部材を積層方向に移動させる複数のボルト
を設けたので、積層体に対する圧接力の負担を各ボルト
に分担することができ、素子の大型化に伴うスタックの
規定圧接力が増加しても、先の発明と同様に、ボルトの
締め付けトルクの増加を最小限に抑えることができ、加
圧用押しボルトの締め付け作業が容易に行える。これに
より、組み立ておよび素子交換時作業を容易に行なうこ
とができる。
【図1】本発明に係る第1の実施形態としての半導体ス
タックの正面図である。
タックの正面図である。
【図2】本発明に係る第1の実施形態としての半導体ス
タックの圧縮バネ及びバネガイド周りの詳細断面図であ
る。
タックの圧縮バネ及びバネガイド周りの詳細断面図であ
る。
【図3】本発明に係る第1の実施形態としての加圧用押
しボルト周りの要部切欠き正面図である。
しボルト周りの要部切欠き正面図である。
【図4】本発明に係る第2の実施形態としての加圧用押
しボルト周りの要部切欠き正面図である。
しボルト周りの要部切欠き正面図である。
【図5】本発明に係る第3の実施形態としての加圧用押
しボルト周りの要部切欠き正面図である。
しボルト周りの要部切欠き正面図である。
【図6】本発明に係る第4の実施形態としての半導体ス
タックの正面図である。
タックの正面図である。
【図7】本発明に係る第4の実施形態としての半導体ス
タックの平面図である。
タックの平面図である。
【図8】本発明に係る第4の実施形態としての加圧部材
周りの要部切欠き正面図である。
周りの要部切欠き正面図である。
【図9】本発明に係る第5の実施形態としての加圧部材
周りの要部切欠き正面図である。
周りの要部切欠き正面図である。
【図10】本発明に係る第4の実施形態の変形例として
の加圧部材周りの要部切欠き正面図である。
の加圧部材周りの要部切欠き正面図である。
【図11】本発明に係る第5の実施形態の変形例として
の加圧部材周りの要部切欠き正面図である。
の加圧部材周りの要部切欠き正面図である。
【図12】本発明に係る第6の実施形態としての加圧手
段周りの要部切欠き正面図である。
段周りの要部切欠き正面図である。
【図13】本発明に係る第6の実施形態としての加圧用
押しボルト周りの正面図である。
押しボルト周りの正面図である。
【図14】本発明に係る第7の実施形態としての加圧手
段周りの要部切欠き正面図である。
段周りの要部切欠き正面図である。
【図15】本発明に係る第7の実施形態としての加圧用
押しボルト周りの正面図である。
押しボルト周りの正面図である。
【図16】本発明に係る第8の実施形態としての加圧用
押しボルト周りの正面図である。
押しボルト周りの正面図である。
【図17】本発明に係る第9の実施形態としての加圧手
段周りの要部切欠き正面図である。
段周りの要部切欠き正面図である。
【図18】本発明に係る第9の実施形態としての半導体
スタックの平面図である。
スタックの平面図である。
【図19】本発明に係る第9の実施形態の変形例として
の加圧手段周りの要部切欠き正面図である。
の加圧手段周りの要部切欠き正面図である。
【図20】従来の半導体スタックの正面図である。
1…半導体素子、2…冷却部材、3…絶縁碍子、4…圧
縮バネ、5…圧縮バネガイド、6…鋼球受け金具、6’
…加圧力受け具、7…鋼球、8,8’,8”,33…加
圧用押しボルト、9,10,10’,10”…押え板、
11…圧縮量指示針、12…押え板支持ボルト、13…
スタック取付用碍子、14…圧縮量目視ボルト、15…
スタック取付用ボルト、16,18…ナット、17…組
立治具、19…定規、20…ワッシャ、21…圧縮バネ
拘束用ボルト、22…袋ナット、23,25…加圧部
材、24…加圧部材取付用ボルト、23c,25c,2
6…加圧部材のフランジ、23a,25a,27,28
…加圧部材の加圧ロッド、29…加圧用押しボルト取付
板、30…取付ボルト、31,34…ロックナット、3
2…中間加圧部材、32c,35…中間加圧部材の本
体、32b,36…中間加圧部材のフランジ。
縮バネ、5…圧縮バネガイド、6…鋼球受け金具、6’
…加圧力受け具、7…鋼球、8,8’,8”,33…加
圧用押しボルト、9,10,10’,10”…押え板、
11…圧縮量指示針、12…押え板支持ボルト、13…
スタック取付用碍子、14…圧縮量目視ボルト、15…
スタック取付用ボルト、16,18…ナット、17…組
立治具、19…定規、20…ワッシャ、21…圧縮バネ
拘束用ボルト、22…袋ナット、23,25…加圧部
材、24…加圧部材取付用ボルト、23c,25c,2
6…加圧部材のフランジ、23a,25a,27,28
…加圧部材の加圧ロッド、29…加圧用押しボルト取付
板、30…取付ボルト、31,34…ロックナット、3
2…中間加圧部材、32c,35…中間加圧部材の本
体、32b,36…中間加圧部材のフランジ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飛世 正博 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内
Claims (15)
- 【請求項1】複数の半導体素子及び冷却部材とを一定の
方向に積層した積層体と、互いに向い合い両者間に該積
層体を配置できる間隔に設定されている二つの押え板
と、一方の押え板と該積層体との間に配されている受け
具と、他方の押え板と該積層体との間に配されている弾
性体と、該一方の押え板に捩じ込まれ、この捩じ込み過
程における該他方の押え板の方向への移動で、該受け具
と共に該積層体を加圧する加圧部材である加圧用押しボ
ルトと、を備えている半導体スタックにおいて、 前記加圧用押しボルトの先端部と前記受け具とのうち、
一方には、他方の側に突出した半球形部を有する偏荷重
防止部材が、形成され、又は、前記積層体の積層方向に
対して垂直な方向に移動不能に接触させられ、他方に
は、該半球部の一部が入り込む円錐形又は円錐台形穴が
形成され、 前記円錐形穴の頂角の角度、又は前記円錐台形穴の対向
し合っている母線のなす角度は、100°〜170°で
あることを特徴とする半導体スタック。 - 【請求項2】複数の半導体素子及び冷却部材とを一定の
方向に積層した積層体と、互いに向い合い両者間に該積
層体を配置できる間隔に設定されている二つの押え板
と、一方の押え板と該積層体との間に配されている受け
具と、他方の押え板と該積層体との間に配されている弾
性体と、該一方の押え板に取り付けられ少なくとも一部
が該他方の押え板の方向に移動して、該受け具と共に該
積層体を加圧する加圧手段と、を備えている半導体スタ
ックにおいて、 前記加圧手段は、前記積層体の積層方向に移動して前記
受け具と共に該積層体を加圧する加圧部材と、前記一方
の押え板に捩じ込まれることで該加圧部材を該積層方向
に移動させる複数のボルトと、有し、 前記加圧手段の前記加圧部材と前記受け具とのうち、一
方には、他方の側に突出した半球形部を有する偏荷重防
止部材が、形成され、又は、前記積層方向に対して垂直
な方向に移動不能に接触させられ、他方には、該半球部
の一部が入り込む円錐形又は円錐台形穴が形成されてい
ることを特徴とする半導体スタック。 - 【請求項3】請求項2に記載の半導体スタックにおい
て、 前記加圧部材は、前記一方の押え板を基準として前記積
層体と反対側に配されているフランジ部と、該フランジ
部から前記他方の押え板の方向に伸び、該一方の押え板
を貫通している加圧ロッド部と、を有し、 複数の前記ボルトは、それぞれ、前記加圧部材の前記フ
ランジ部を前記積層方向に貫通し、前記一方の押え板に
螺合していることを特徴とする半導体スタック。 - 【請求項4】請求項2に記載の半導体スタックにおい
て、 前記加圧部材は、前記一方の押え板と前記受け具との間
に配され、 複数の前記ボルトは、前記一方の押え板に螺合し、先端
部が前記加圧部材に接触することを特徴とする半導体ス
タック。 - 【請求項5】請求項4に記載の半導体スタックにおい
て、 前記積層方向に伸び、二つの前記押え板の相互間隔を維
持するための複数の押え板支持ボルトを備え、 前記加圧部材は、複数の前記ボルトの前記先端部が接触
するボルト当接面が形成されている本体と、複数の押え
板支持ボルトがそれぞれ挿通されるガイド孔が形成され
ているフランジ部とを有することを特徴とする半導体ス
タック。 - 【請求項6】請求項4及び5のいずれか一項に記載の半
導体スタックにおいて、 複数の前記ボルトの先端部は、半球形を成していること
を特徴とする半導体スタック。 - 【請求項7】複数の半導体素子及び冷却部材とを一定の
方向に積層した積層体と、互いに向い合い両者間に該積
層体を配置できる間隔に設定されている二つの押え板
と、一方の押え板と該積層体との間に配されている受け
具と、他方の押え板と該積層体との間に配されている弾
性体と、該一方の押え板に取り付けられ少なくとも一部
が該他方の押え板の方向に移動して、該受け具と共に該
積層体を加圧する加圧手段と、を備えている半導体スタ
ックにおいて、 前記加圧手段は、前記一方の押え板を基準として前記積
層体と反対側に配されている加圧用押しボルト取付板
と、該加圧用押しボルト取付板を貫通し該一方の押え板
に螺合して、該加圧用押しボルト取付板を該一方の押え
板に取り付ける複数の取付ボルトと、該加圧用押しボル
ト取付板に螺合し且つ該一方の押え板を貫通して、前記
受け具と共に該積層体を加圧する加圧部材である加圧用
押しボルトと、有し、 前記加圧用押しボルトの先端部と前記受け具とのうち、
一方には、他方の側に突出した半球形部を有する偏荷重
防止部材が、形成され、又は、前記積層方向に対して垂
直な方向に移動不能に接触させられ、他方には、該半球
部の一部が入り込む円錐形又は円錐台形穴が形成されて
いることを特徴とする半導体スタック。 - 【請求項8】請求項1から7のいずれか一項に記載の半
導体スタックにおいて、 前記偏荷重防止部材は、球であり、 前記加圧部材と前記受け具とには、それぞれ、該球の一
部が入り込む円錐形又は円錐台形穴が形成されているこ
とを特徴とする半導体スタック。 - 【請求項9】請求項1及び7のいずれか一項に記載の半
導体スタックにおいて、 前記偏荷重防止部材は、球であり、 前記加圧部材である前記加圧用押しボルトの先端部と前
記受け具とには、それぞれ、該球の一部が入り込む円錐
形又は円錐台形穴が形成され、 前記加圧用押しボルトの前記円錐形穴の頂角の角度、又
は前記円錐台形穴の対向し合っている母線のなす角度
は、100°〜170°であり、 前記受け具の前記円錐形穴の頂角の角度、又は前記円錐
台形穴の対向し合っている母線のなす角度は、前記加圧
用押しボルトの前記円錐形穴又は前記円錐台形穴の該当
角度より小さいことを特徴とする半導体スタック。 - 【請求項10】請求項1から7のいずれか一項に記載の
半導体スタックにおいて、 前記偏荷重防止部材は、前記加圧部材に形成され、前記
受け具の方向に突出した半球形部であり、 前記受け部には、前記加圧部材に形成された前記半球部
の一部が入り込む前記円錐形又は円錐台形穴が形成され
ていることを特徴とする半導体スタック。 - 【請求項11】請求項1及び7に記載の半導体スタック
において、 前記偏荷重防止部材は、前記加圧部材である前記加圧用
押しボルトの先端部に形成され、前記受け具の方向に突
出した半球形部であり、 前記受け具には、前記加圧用押しボルトの先端部に形成
された前記半球部の一部が入り込む前記円錐形又は円錐
台形穴が形成され、 前記受け具の前記円錐形穴の頂角の角度、又は前記円錐
台形穴の対向し合っている母線のなす角度は、100°
〜170°であることを特徴とする半導体スタック。 - 【請求項12】請求項1から7のいずれか一項に記載の
半導体スタックにおいて、 前記偏荷重防止部材は、頂面が略半球状を成し、前記加
圧部材に螺合している袋ナットであり、 前記受け具には、前記袋ナットの略半球状の頂面の一部
が入り込む前記円錐形又は円錐台形穴が形成されている
ことを特徴とする半導体スタック。 - 【請求項13】請求項1及び7のいずれか一項に記載の
半導体スタックにおいて、 前記偏荷重防止部材は、頂面が略半球状を成し、前記加
圧部材である加圧用押しボルトの先端部に螺合している
袋ナットであり、 前記受け具には、前記袋ナットの略半球状の頂面の一部
が入り込む前記円錐形又は円錐台形穴が形成され、 前記受け具の前記円錐形穴の頂角の角度、又は前記円錐
台形穴の対向し合っている母線のなす角度は、100°
〜170°であることを特徴とする半導体スタック。 - 【請求項14】請求項1、9、11及び13のいずれか
一項に記載の半導体スタックにおいて、 前記円錐形穴の頂角の角度、又は前記円錐台形穴の対向
し合っている母線のなす角度は、120°〜170°で
あることを特徴とする半導体スタック。 - 【請求項15】請求項1、7、9、13及び14のいず
れか一項に記載の半導体スタックにおいて、 前記加圧用押しボルトに螺合し、該加圧用押しボルトの
前記積層方向への移動を止めるロックナットを備えてい
ることを特徴とする半導体スタック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30406997A JPH11145380A (ja) | 1997-11-06 | 1997-11-06 | 半導体スタック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30406997A JPH11145380A (ja) | 1997-11-06 | 1997-11-06 | 半導体スタック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11145380A true JPH11145380A (ja) | 1999-05-28 |
Family
ID=17928664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30406997A Pending JPH11145380A (ja) | 1997-11-06 | 1997-11-06 | 半導体スタック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11145380A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004040112A (ja) * | 2002-07-15 | 2004-02-05 | Abb Schweiz Ag | 差込み可能な電気機器、特に過電圧誘導体 |
JP2015130718A (ja) * | 2014-01-06 | 2015-07-16 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 電力変換装置 |
JP2015522943A (ja) * | 2012-05-07 | 2015-08-06 | フォノニック デバイセズ、インク | 保護用熱拡散蓋および最適な熱界面抵抗を含む熱電熱交換器部品 |
CN109119407A (zh) * | 2018-09-19 | 2019-01-01 | 常州博瑞电力自动化设备有限公司 | 一种晶闸管换流阀大组件硅堆结构 |
US10458683B2 (en) | 2014-07-21 | 2019-10-29 | Phononic, Inc. | Systems and methods for mitigating heat rejection limitations of a thermoelectric module |
-
1997
- 1997-11-06 JP JP30406997A patent/JPH11145380A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2004040112A (ja) * | 2002-07-15 | 2004-02-05 | Abb Schweiz Ag | 差込み可能な電気機器、特に過電圧誘導体 |
JP4567305B2 (ja) * | 2002-07-15 | 2010-10-20 | アーベーベー・シュヴァイツ・アクチエンゲゼルシャフト | 差込み可能な電気機器 |
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