JPH11144798A - 通信プラグ - Google Patents
通信プラグInfo
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- JPH11144798A JPH11144798A JP10248110A JP24811098A JPH11144798A JP H11144798 A JPH11144798 A JP H11144798A JP 10248110 A JP10248110 A JP 10248110A JP 24811098 A JP24811098 A JP 24811098A JP H11144798 A JPH11144798 A JP H11144798A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- jack
- communication plug
- conductor
- strain relief
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Classifications
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R24/00—Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure
- H01R24/60—Contacts spaced along planar side wall transverse to longitudinal axis of engagement
- H01R24/62—Sliding engagements with one side only, e.g. modular jack coupling devices
- H01R24/64—Sliding engagements with one side only, e.g. modular jack coupling devices for high frequency, e.g. RJ 45
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/58—Means for relieving strain on wire connection, e.g. cord grip, for avoiding loosening of connections between wires and terminals within a coupling device terminating a cable
- H01R13/582—Means for relieving strain on wire connection, e.g. cord grip, for avoiding loosening of connections between wires and terminals within a coupling device terminating a cable the cable being clamped between assembled parts of the housing
- H01R13/5829—Means for relieving strain on wire connection, e.g. cord grip, for avoiding loosening of connections between wires and terminals within a coupling device terminating a cable the cable being clamped between assembled parts of the housing the clamping part being flexibly or hingedly connected to the housing
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/646—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00 specially adapted for high-frequency, e.g. structures providing an impedance match or phase match
- H01R13/6461—Means for preventing cross-talk
- H01R13/6464—Means for preventing cross-talk by adding capacitive elements
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
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- H01R13/6461—Means for preventing cross-talk
- H01R13/6467—Means for preventing cross-talk by cross-over of signal conductors
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Multi-Conductor Connections (AREA)
- Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 標準的な丸いケーブルを終端することが可能
であり、少ないアセンブリ時間でケーブル内の導体とプ
ラグ端子との間の直截的なインターフェースを実現し、
同時にケーブルに対するストレインを緩和し、調節によ
ってクロストークを最適化することが可能な通信プラグ
を実現することが本発明の課題である。 【解決手段】 本発明に従って、ジャックインターフェ
ースハウジング及びストレイン緩和ハウジングより構成
される通信プラグが実現される。ジャックインターフェ
ースハウジングは、プラグが挿入されるジャックの型と
相補的であるように設計されており、ストレイン緩和コ
ンポーネントは、終端さるべき導体を保持するケーブル
を受容し、ジャックインターフェースに固着される。そ
の電気的特性が調節可能であるような複数個のブレード
が、プラグがアセンブルされる際に2つのハウジングコ
ンポーネント内で固定される。
であり、少ないアセンブリ時間でケーブル内の導体とプ
ラグ端子との間の直截的なインターフェースを実現し、
同時にケーブルに対するストレインを緩和し、調節によ
ってクロストークを最適化することが可能な通信プラグ
を実現することが本発明の課題である。 【解決手段】 本発明に従って、ジャックインターフェ
ースハウジング及びストレイン緩和ハウジングより構成
される通信プラグが実現される。ジャックインターフェ
ースハウジングは、プラグが挿入されるジャックの型と
相補的であるように設計されており、ストレイン緩和コ
ンポーネントは、終端さるべき導体を保持するケーブル
を受容し、ジャックインターフェースに固着される。そ
の電気的特性が調節可能であるような複数個のブレード
が、プラグがアセンブルされる際に2つのハウジングコ
ンポーネント内で固定される。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブルあるいは
導体を終端するモジュラー通信用プラグに関する。
導体を終端するモジュラー通信用プラグに関する。
【0002】
【従来の技術】通信産業においては、モジュラープラグ
型のコネクタが、例えば電話機やコンピュータ等の利用
者邸内装置(CPE)を、モデムなどの他のCPE、あ
るいは壁に埋め込まれた端末ブロックのジャックに接続
するために広く用いられている。これらモジュラープラ
グは、本質的には、リボン型のケーブルと標準的な丸
い、すなわちシースを有するケーブル、という2種類の
ケーブルあるいはコードを終端するものである。
型のコネクタが、例えば電話機やコンピュータ等の利用
者邸内装置(CPE)を、モデムなどの他のCPE、あ
るいは壁に埋め込まれた端末ブロックのジャックに接続
するために広く用いられている。これらモジュラープラ
グは、本質的には、リボン型のケーブルと標準的な丸
い、すなわちシースを有するケーブル、という2種類の
ケーブルあるいはコードを終端するものである。
【0003】リボン型ケーブルの場合には、その内部を
通っている導体は、実質的に単一平面内に位置するよう
に配置されており、ケーブルの長さ方向全体に亘って実
質的に互いに平行に並んでいる。個々の導体はそれぞれ
絶縁部を有するか、あるいはリボンケーブルそれ自体の
ジャケット(被覆)によって規定されたチャネル(溝)
によって互いに分離されており、このことによって必要
とされる絶縁がリボンケーブルに与えられている。一
方、標準的な丸いケーブルに納められた導体は、それぞ
れねじられたりあるいは互いに包み合ったりケーブルの
長さ方向全体に亘ってそれぞれの相対的な位置を変化さ
せるようにして、ランダムあるいは企図された配置を取
る。
通っている導体は、実質的に単一平面内に位置するよう
に配置されており、ケーブルの長さ方向全体に亘って実
質的に互いに平行に並んでいる。個々の導体はそれぞれ
絶縁部を有するか、あるいはリボンケーブルそれ自体の
ジャケット(被覆)によって規定されたチャネル(溝)
によって互いに分離されており、このことによって必要
とされる絶縁がリボンケーブルに与えられている。一
方、標準的な丸いケーブルに納められた導体は、それぞ
れねじられたりあるいは互いに包み合ったりケーブルの
長さ方向全体に亘ってそれぞれの相対的な位置を変化さ
せるようにして、ランダムあるいは企図された配置を取
る。
【0004】従来技術に係るモジュラープラグは、リボ
ン型ケーブルを終端するのによく適している。通常、こ
れらのプラグは、プラスチックなどの誘電体よりなる構
造を有しており、複数個の端子が、プラグ主体に形成さ
れた複数個のくぼみすなわち溝に、それらに接続される
ケーブルにおける導体の配置に一致するように、並んで
マウントされている。プラグがジャックに挿入される
と、端子は、ジャック内部のスプリングに電気的に噛み
合い、接続が完了する。
ン型ケーブルを終端するのによく適している。通常、こ
れらのプラグは、プラスチックなどの誘電体よりなる構
造を有しており、複数個の端子が、プラグ主体に形成さ
れた複数個のくぼみすなわち溝に、それらに接続される
ケーブルにおける導体の配置に一致するように、並んで
マウントされている。プラグがジャックに挿入される
と、端子は、ジャック内部のスプリングに電気的に噛み
合い、接続が完了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これらのモジュラープ
ラグに見い出される共通の問題は、導体がプラグ構造内
部において端子から外れてしまうことである。このこと
は、間違ってケーブルを引っ張ってしまうことや、プラ
グをジャックから不適切に抜くこと、あるいは単に頻繁
に利用することによって引き起こされる。導体とプラグ
端子との間の接続に係るストレスを軽減するために、従
来技術に係る発明においては、誘電体構造よりなるハウ
ジング内にアンカー材が用いられた。この設計において
は、誘電体構造、すなわちプラグ、は、ケーブルを受容
する空間を有している。ケーブルは、その空間内で、そ
の空間の単一あるいは複数個の壁面とアンカー材とによ
ってケーブル被覆に印加される圧力を介して固定され
る。Fortnerら及びHardestyによる米国特許第5,18
6,649号及び第4,002,392号は、この種の
ストレイン軽減装置例を含んでいる。
ラグに見い出される共通の問題は、導体がプラグ構造内
部において端子から外れてしまうことである。このこと
は、間違ってケーブルを引っ張ってしまうことや、プラ
グをジャックから不適切に抜くこと、あるいは単に頻繁
に利用することによって引き起こされる。導体とプラグ
端子との間の接続に係るストレスを軽減するために、従
来技術に係る発明においては、誘電体構造よりなるハウ
ジング内にアンカー材が用いられた。この設計において
は、誘電体構造、すなわちプラグ、は、ケーブルを受容
する空間を有している。ケーブルは、その空間内で、そ
の空間の単一あるいは複数個の壁面とアンカー材とによ
ってケーブル被覆に印加される圧力を介して固定され
る。Fortnerら及びHardestyによる米国特許第5,18
6,649号及び第4,002,392号は、この種の
ストレイン軽減装置例を含んでいる。
【0006】この種のモジュラープラグはリボン型ケー
ブルに関してはストレイン軽減を実現するために効果的
であるが、標準的な丸いケーブルすなわちコードは、別
のストレイン軽減問題を有している。例えば、4線導体
対を有する丸いケーブルを既存のモジュラープラグで終
端するためには、以下の手順が必要になる: 第一に、
内部の導体にアクセスするために、ケーブルあるいはコ
ードの被覆が除去されなければならない。続いて、導体
対中の導体が通常互いにねじられているため、ねじれが
除去されて導体が必要とされるインターフェースに従っ
て方向付けて配置されなければならない。導体の方向付
け配置には、通常、少なくとも一つの導体対における導
体を分離する段階、及び、これらの導体を他の導体対の
導体の上部あるいは下部を這わせて、全ての導体をある
平面内に方向付けて配置する段階が含まれる。導体は、
ある平面内に配置された後、プラグ内の端子と接続され
る。しかしながら、この方向付け配置プロセスのため
に、相異なった導体対の相異なった導体が互いに交差し
あい、これら導体対間でのクロストークを誘導してしま
う。
ブルに関してはストレイン軽減を実現するために効果的
であるが、標準的な丸いケーブルすなわちコードは、別
のストレイン軽減問題を有している。例えば、4線導体
対を有する丸いケーブルを既存のモジュラープラグで終
端するためには、以下の手順が必要になる: 第一に、
内部の導体にアクセスするために、ケーブルあるいはコ
ードの被覆が除去されなければならない。続いて、導体
対中の導体が通常互いにねじられているため、ねじれが
除去されて導体が必要とされるインターフェースに従っ
て方向付けて配置されなければならない。導体の方向付
け配置には、通常、少なくとも一つの導体対における導
体を分離する段階、及び、これらの導体を他の導体対の
導体の上部あるいは下部を這わせて、全ての導体をある
平面内に方向付けて配置する段階が含まれる。導体は、
ある平面内に配置された後、プラグ内の端子と接続され
る。しかしながら、この方向付け配置プロセスのため
に、相異なった導体対の相異なった導体が互いに交差し
あい、これら導体対間でのクロストークを誘導してしま
う。
【0007】上述されているような丸いケーブルの終端
プロセスは、導体をプラグ端子へ接続する際に著しい可
変性を有しており、導体とプラグ端子との間の接続に新
たなストレインを与える。導体対中の個々の導体はしば
しば互いにねじられており、導体対それ自体もしばしば
互いにねじられているため、ケーブルが切断された際に
作業者が見ることになる導体の配置は、ケーブルの切断
がなされる長さ方向の位置に基づいて変化する。よっ
て、組み立てる毎に、作業者はまずケーブルの方向性を
決定しなければならず、その後に、その方向性を、プラ
グ内の端子の配置に一致するような、一般的には平面状
に並べられたパターンに変換しなければならない。さら
に、これは業界標準であるが、少なくとも一対の導体対
における導体を分離することが必要であって、そのため
に、プラグ端子への接続をする際に間違える、という別
の可能性が生ずる。加えて、導体の位置を本質的に円形
の配置から平面配置へ方向付けするために、導体−端子
間接続に新たなストレスを印加する。
プロセスは、導体をプラグ端子へ接続する際に著しい可
変性を有しており、導体とプラグ端子との間の接続に新
たなストレインを与える。導体対中の個々の導体はしば
しば互いにねじられており、導体対それ自体もしばしば
互いにねじられているため、ケーブルが切断された際に
作業者が見ることになる導体の配置は、ケーブルの切断
がなされる長さ方向の位置に基づいて変化する。よっ
て、組み立てる毎に、作業者はまずケーブルの方向性を
決定しなければならず、その後に、その方向性を、プラ
グ内の端子の配置に一致するような、一般的には平面状
に並べられたパターンに変換しなければならない。さら
に、これは業界標準であるが、少なくとも一対の導体対
における導体を分離することが必要であって、そのため
に、プラグ端子への接続をする際に間違える、という別
の可能性が生ずる。加えて、導体の位置を本質的に円形
の配置から平面配置へ方向付けするために、導体−端子
間接続に新たなストレスを印加する。
【0008】Winfried Schachtebeckによる米国特許第
5,496,196号は、丸いケーブルに保持されてい
る導体の配置により近密に一致するように、コネクタ端
子が円形のパターンに配置されているケーブルコネクタ
を記載している。しかしながら、Schachtebeckによる発
明においては、個々の導体を各々絶縁することを指向し
ており、コネクタによって終端される前に全ての導体対
が分離されることを明らかに要求している。
5,496,196号は、丸いケーブルに保持されてい
る導体の配置により近密に一致するように、コネクタ端
子が円形のパターンに配置されているケーブルコネクタ
を記載している。しかしながら、Schachtebeckによる発
明においては、個々の導体を各々絶縁することを指向し
ており、コネクタによって終端される前に全ての導体対
が分離されることを明らかに要求している。
【0009】モジュラープラグによって終端された全て
の型のケーブルに係る別の問題は、導体対によって担わ
れている通信チャネル間でのクロストークである。ジャ
ックのスプリング、導体、及びジャックのスプリングの
近傍のプラグ端子は、一般的には、互いに非常に近接し
かつ露出されており、あるチャネル、すなわち導体対、
からの電気的信号が他のチャネルに結合される、すなわ
ちクロストークが発生する可能性が存在する。クロスト
ークは、導体対が高周波信号を伝達する場合に特に著し
くなり、信号品質並びに全体としての雑音性能に影響を
与える。
の型のケーブルに係る別の問題は、導体対によって担わ
れている通信チャネル間でのクロストークである。ジャ
ックのスプリング、導体、及びジャックのスプリングの
近傍のプラグ端子は、一般的には、互いに非常に近接し
かつ露出されており、あるチャネル、すなわち導体対、
からの電気的信号が他のチャネルに結合される、すなわ
ちクロストークが発生する可能性が存在する。クロスト
ークは、導体対が高周波信号を伝達する場合に特に著し
くなり、信号品質並びに全体としての雑音性能に影響を
与える。
【0010】加えて、作業者がねじられた導体対を分離
してそれらをプラグ内の適切な端子まで持っていくこと
が必須である、という従来技術の経済的な側面もかなり
重要である。作業者が導体を正確に配列する場合におい
ても、そのような正確さを達成するために費やされる時
間は決して少なくない。よって、労働日数一日当たりに
導体を適切に配置するために費やされる時間は総計では
かなりのものになり、すなわち大量の金銭が費やされる
ことになる。このような接続が、少なくとも数百人の作
業者によって何千となく日々なされているような場合を
考えると、プラグのマウントに費やされる時間を短縮す
ることが、経済的にかなり重要であることが理解され
る。
してそれらをプラグ内の適切な端子まで持っていくこと
が必須である、という従来技術の経済的な側面もかなり
重要である。作業者が導体を正確に配列する場合におい
ても、そのような正確さを達成するために費やされる時
間は決して少なくない。よって、労働日数一日当たりに
導体を適切に配置するために費やされる時間は総計では
かなりのものになり、すなわち大量の金銭が費やされる
ことになる。このような接続が、少なくとも数百人の作
業者によって何千となく日々なされているような場合を
考えると、プラグのマウントに費やされる時間を短縮す
ることが、経済的にかなり重要であることが理解され
る。
【0011】従って、標準的な丸いケーブルを終端する
ことが可能であり、これまでよりかなり少ないアセンブ
リ時間でケーブル内の導体とプラグ端子との間の直截的
なインターフェースを実現し、同時にケーブルに対する
ストレインを緩和するような高周波モジュラープラグに
対する要求が存在する。さらに、この種のプラグにおい
ては、選択的調節によってクロストークを最適化するこ
とが可能であることが望ましい。ここで、最適化とは、
プラグにおけるクロストークの低減、あるいは予想され
るクロストークレベルを除去するように設計されたジャ
ックに関する要求に合致する所定のレベルのクロストー
クの実現、を意味している。
ことが可能であり、これまでよりかなり少ないアセンブ
リ時間でケーブル内の導体とプラグ端子との間の直截的
なインターフェースを実現し、同時にケーブルに対する
ストレインを緩和するような高周波モジュラープラグに
対する要求が存在する。さらに、この種のプラグにおい
ては、選択的調節によってクロストークを最適化するこ
とが可能であることが望ましい。ここで、最適化とは、
プラグにおけるクロストークの低減、あるいは予想され
るクロストークレベルを除去するように設計されたジャ
ックに関する要求に合致する所定のレベルのクロストー
クの実現、を意味している。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述された従
来技術に係る欠点を克服することを目的とする数々の特
徴を有し、前述された要求事項をかなりの範囲まで充足
する、高周波通信プラグを実現するものである。本発明
に従って、その望ましい実施例においては、前述された
欠点が、ジャックインターフェースハウジングコンポー
ネント及びストレイン緩和ハウジングコンポーネントと
いう2つのハウジングコンポーネントより構成される通
信プラグによって克服される。ジャックインターフェー
スハウジングは、プラグが挿入されるジャックの型と相
補的であるように設計されており、その上面にジャック
のスプリングを受容する目的で設けられた複数個のスロ
ット(溝)を有している。ストレイン緩和コンポーネン
トは、終端さるべき導体を保持するケーブルを受容し、
ジャックインターフェースに固着される。その電気的特
性(例えばキャパシタンス及びインダクタンス)が調節
可能であるような複数個の刃(ブレード)が、プラグが
アセンブルされる際に2つのハウジングコンポーネント
内で固定される。これらのブレードはブレードキャリア
によって保持される。ブレードキャリアは、各ブレード
の一端をストレイン緩和ハウジングによって保持される
導体と揃えて配置し、各ブレードの他端をジャックイン
ターフェースハウジング中のそれぞれのスロットに配置
する。
来技術に係る欠点を克服することを目的とする数々の特
徴を有し、前述された要求事項をかなりの範囲まで充足
する、高周波通信プラグを実現するものである。本発明
に従って、その望ましい実施例においては、前述された
欠点が、ジャックインターフェースハウジングコンポー
ネント及びストレイン緩和ハウジングコンポーネントと
いう2つのハウジングコンポーネントより構成される通
信プラグによって克服される。ジャックインターフェー
スハウジングは、プラグが挿入されるジャックの型と相
補的であるように設計されており、その上面にジャック
のスプリングを受容する目的で設けられた複数個のスロ
ット(溝)を有している。ストレイン緩和コンポーネン
トは、終端さるべき導体を保持するケーブルを受容し、
ジャックインターフェースに固着される。その電気的特
性(例えばキャパシタンス及びインダクタンス)が調節
可能であるような複数個の刃(ブレード)が、プラグが
アセンブルされる際に2つのハウジングコンポーネント
内で固定される。これらのブレードはブレードキャリア
によって保持される。ブレードキャリアは、各ブレード
の一端をストレイン緩和ハウジングによって保持される
導体と揃えて配置し、各ブレードの他端をジャックイン
ターフェースハウジング中のそれぞれのスロットに配置
する。
【0013】本発明の特徴に従って、ストレイン緩和ハ
ウジングは、導体を実質的に円形すなわち放射状配置に
分離し、導体間の電気的な干渉を最小にする。さらに、
円形配置は丸いケーブル中の導体のレイアウトに実質的
に従っており、アセンブリ時間を実質的に低減し、より
高い電気的接続を実現し、個々の導体を分離して配列す
ることに関して作業者が費やす時間を最小にする。
ウジングは、導体を実質的に円形すなわち放射状配置に
分離し、導体間の電気的な干渉を最小にする。さらに、
円形配置は丸いケーブル中の導体のレイアウトに実質的
に従っており、アセンブリ時間を実質的に低減し、より
高い電気的接続を実現し、個々の導体を分離して配列す
ることに関して作業者が費やす時間を最小にする。
【0014】本発明の別の特徴に従って、配置バーがジ
ャックインターフェースハウジング中に用いられる。こ
の配置バーは、調節可能ブレードに形成されたノッチと
協調して、ジャックインターフェースハウジングに形成
されたスロット内でブレードを一様な高さに揃えるよう
に機能し、アラインメント不良に起因する偶発的なクロ
ストークを低減する。
ャックインターフェースハウジング中に用いられる。こ
の配置バーは、調節可能ブレードに形成されたノッチと
協調して、ジャックインターフェースハウジングに形成
されたスロット内でブレードを一様な高さに揃えるよう
に機能し、アラインメント不良に起因する偶発的なクロ
ストークを低減する。
【0015】ストレイン緩和ハウジングの頂部には、ケ
ーブルを受容するために当該ハウジングによって規定さ
れた空間に押し下げられるアンカーバーが配置されてお
り、本発明に係る通信プラグの外部においてケーブルに
印加されたストレスが、プラグ内の電気的接続に伝達さ
れないようになっている。
ーブルを受容するために当該ハウジングによって規定さ
れた空間に押し下げられるアンカーバーが配置されてお
り、本発明に係る通信プラグの外部においてケーブルに
印加されたストレスが、プラグ内の電気的接続に伝達さ
れないようになっている。
【0016】プラグをジャックから抜くのを容易にする
ために、ジャックインターフェースハウジングの底部表
面に固着されたラッチ及びラッチアームが、ラッチアー
ムと重複するストレイン緩和ハウジングに形成されたト
リガーによって動作させられる。トリガーは、プラグの
ケーブル端に近接しており、従来技術に係る大部分のプ
ラグ配置におけるものと同様に、ラッチを直接操作する
場合よりもより容易に動作され得る。
ために、ジャックインターフェースハウジングの底部表
面に固着されたラッチ及びラッチアームが、ラッチアー
ムと重複するストレイン緩和ハウジングに形成されたト
リガーによって動作させられる。トリガーは、プラグの
ケーブル端に近接しており、従来技術に係る大部分のプ
ラグ配置におけるものと同様に、ラッチを直接操作する
場合よりもより容易に動作され得る。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明に係る高周波通信プラグの
望ましい実施例が図1に示されている。高周波通信プラ
グ12は、それぞれ適切なプラスチック材料より形成さ
れた、ジャックインターフェースハウジング15及びス
トレイン緩和ハウジング30という2つの主要なハウジ
ングコンポーネントを有している。ジャックインターフ
ェースハウジング15は、壁面ターミナルブロックすな
わちジャックインターフェースを含む他のデバイス(図
3参照)に含まれるジャックスプリングを受容するため
の複数個のスロット17を含み、側部壁面及び上部・下
部壁面を有する実質的に中空のシェルより構成されてい
る。スロット17の個数及びジャックインターフェース
ハウジング15の大きさは、終端及び/あるいは接続さ
るべき導体の個数及びターミナルブロック中のジャック
の形状に依存する。大部分のアプリケーションに関して
は、ジャックインターフェースハウジング15の全体的
な形状はスロットの数に関して矛盾が無く、その全体の
幅は導体の個数に関連して変化する。通信プラグ12を
ジャック中に固定する目的で、ジャックインターフェー
スハウジング15は、その底部表面から延在ずる、弾力
性のあるラッチ19及びラッチアーム21を有してい
る。ラッチ19はその一端のみがジャックインターフェ
ースハウジング15に固定されているため、ロッキング
エッジ23を上昇させたり下降させたりするために、力
がアーム21に加えられる。ジャックインターフェース
ハウジング15がジャックに挿入される場合には、挿入
を容易にする目的で圧力がアーム21に加えられ、その
圧力が解放されると、アーム21及びロッキングエッジ
23がロック位置に戻る。ジャックインターフェースハ
ウジング15がジャック内に配置されると、アーム21
が解放され、ロッキングエッジ23がジャックの正面を
構成するプレートの後方に保持される(このことは、こ
の種のジャックにおいては標準的なことである)。この
ため、接続が固定される。同様に、ジャックインターフ
ェースハウジング15は、ジャックインターフェースハ
ウジング15を解放する目的でジャックプレートの後方
からロッキングエッジ23を自由にするためにアーム2
1に加えられた力によって、解放される。
望ましい実施例が図1に示されている。高周波通信プラ
グ12は、それぞれ適切なプラスチック材料より形成さ
れた、ジャックインターフェースハウジング15及びス
トレイン緩和ハウジング30という2つの主要なハウジ
ングコンポーネントを有している。ジャックインターフ
ェースハウジング15は、壁面ターミナルブロックすな
わちジャックインターフェースを含む他のデバイス(図
3参照)に含まれるジャックスプリングを受容するため
の複数個のスロット17を含み、側部壁面及び上部・下
部壁面を有する実質的に中空のシェルより構成されてい
る。スロット17の個数及びジャックインターフェース
ハウジング15の大きさは、終端及び/あるいは接続さ
るべき導体の個数及びターミナルブロック中のジャック
の形状に依存する。大部分のアプリケーションに関して
は、ジャックインターフェースハウジング15の全体的
な形状はスロットの数に関して矛盾が無く、その全体の
幅は導体の個数に関連して変化する。通信プラグ12を
ジャック中に固定する目的で、ジャックインターフェー
スハウジング15は、その底部表面から延在ずる、弾力
性のあるラッチ19及びラッチアーム21を有してい
る。ラッチ19はその一端のみがジャックインターフェ
ースハウジング15に固定されているため、ロッキング
エッジ23を上昇させたり下降させたりするために、力
がアーム21に加えられる。ジャックインターフェース
ハウジング15がジャックに挿入される場合には、挿入
を容易にする目的で圧力がアーム21に加えられ、その
圧力が解放されると、アーム21及びロッキングエッジ
23がロック位置に戻る。ジャックインターフェースハ
ウジング15がジャック内に配置されると、アーム21
が解放され、ロッキングエッジ23がジャックの正面を
構成するプレートの後方に保持される(このことは、こ
の種のジャックにおいては標準的なことである)。この
ため、接続が固定される。同様に、ジャックインターフ
ェースハウジング15は、ジャックインターフェースハ
ウジング15を解放する目的でジャックプレートの後方
からロッキングエッジ23を自由にするためにアーム2
1に加えられた力によって、解放される。
【0018】第二の主要なハウジングコンポーネントは
ストレイン緩和ハウジング30であり、適切なプラスチ
ック材料より形成されていることが望ましい。ストレイ
ン緩和ハウジング30は、終端さるべき導体を保持して
いるケーブルあるいはコードを受容するための長方形の
開口部36を有している。ストレイン緩和ハウジング4
0の上部表面には開口部40があり、以下に詳細に説明
されるように、ストレイン緩和機能を実現している。2
つの側面開口部25が、ストレイン緩和ハウジング30
をジャックインターフェースハウジング15に固定する
ために用いられる。第二の側面開口部対26は、キャリ
ア84(図2参照)をインターフェースハウジング15
に固定するために用いられる。これらの接続に関して
は、後に議論される。通信プラグ12をジャックから抜
くことを容易にするために、図1に示されているよう
に、トリガー32がストレイン緩和ハウジング30の底
部より延在しており、2つのハウジングコンポーネント
15及び30が互いに組み合わせられた場合にはアーム
21とオーバーラップする。このオーバーラップによ
り、アーム21はトリガー32に加えられた圧力によっ
て機能させられる。この圧力はアーム21をアンロック
位置に押し下げる。これは、通信プラグ12のケーブル
端への位置のために、ユーザにとってより便利である。
便利さのみならず、トリガー32は、アーム21に関す
る障害防止機能を実現している。今日では、複数個のコ
ンピュータあるいは通信デバイスが同時に用いられるこ
とは珍しいことではない。しかしながら、そのために、
しばしばケーブル及び電気コードが絡み合うことにな
る。残念ながら、アーム21は、それ自体とプラグ主体
との間に他のケーブルやコードを挟み込む傾向があり、
アーム21へのダメージやアーム21のプラグからの脱
落が起こり得る。しかしながら、アーム21とオーバー
ラップすることによって、トリガー32は、他のケーブ
ルやコードがアーム21やトリガー32とプラグ主体と
の間に入ることを防止しており、このことが、ダメージ
を与え得る障害を実効的に防止している。
ストレイン緩和ハウジング30であり、適切なプラスチ
ック材料より形成されていることが望ましい。ストレイ
ン緩和ハウジング30は、終端さるべき導体を保持して
いるケーブルあるいはコードを受容するための長方形の
開口部36を有している。ストレイン緩和ハウジング4
0の上部表面には開口部40があり、以下に詳細に説明
されるように、ストレイン緩和機能を実現している。2
つの側面開口部25が、ストレイン緩和ハウジング30
をジャックインターフェースハウジング15に固定する
ために用いられる。第二の側面開口部対26は、キャリ
ア84(図2参照)をインターフェースハウジング15
に固定するために用いられる。これらの接続に関して
は、後に議論される。通信プラグ12をジャックから抜
くことを容易にするために、図1に示されているよう
に、トリガー32がストレイン緩和ハウジング30の底
部より延在しており、2つのハウジングコンポーネント
15及び30が互いに組み合わせられた場合にはアーム
21とオーバーラップする。このオーバーラップによ
り、アーム21はトリガー32に加えられた圧力によっ
て機能させられる。この圧力はアーム21をアンロック
位置に押し下げる。これは、通信プラグ12のケーブル
端への位置のために、ユーザにとってより便利である。
便利さのみならず、トリガー32は、アーム21に関す
る障害防止機能を実現している。今日では、複数個のコ
ンピュータあるいは通信デバイスが同時に用いられるこ
とは珍しいことではない。しかしながら、そのために、
しばしばケーブル及び電気コードが絡み合うことにな
る。残念ながら、アーム21は、それ自体とプラグ主体
との間に他のケーブルやコードを挟み込む傾向があり、
アーム21へのダメージやアーム21のプラグからの脱
落が起こり得る。しかしながら、アーム21とオーバー
ラップすることによって、トリガー32は、他のケーブ
ルやコードがアーム21やトリガー32とプラグ主体と
の間に入ることを防止しており、このことが、ダメージ
を与え得る障害を実効的に防止している。
【0019】図2には、通信プラグ12の内部コンポー
ネントが示されている。2つのハウジングコンポーネン
ト15及び30の間に配置されているのはキャリア84
であり、これには、複数個の調節可能ブレード70を坦
持する目的で、溝が形成されている。キャリア84をジ
ャックインターフェースハウジング15に固定するため
に、キャリア84は、図14に(その一方が)最もよく
示されている一対の捕捉材87を有している。この捕捉
材87は、ジャックインターフェースハウジング15の
開口部26に収容されるように配置されている。調節可
能ブレード70は、ケーブルからの導体と電気的通信を
行なう絶縁配置接続(IDC)端72及びジャック内の
ジャックスプリングと電気的通信を行なうジャックイン
ターフェース端78を有している。調節可能ブレード7
0は、ブレードキャリア84の溝86内に配置されてお
り、IDC端72がストレイン緩和ハウジング30側
に、ジャックインターフェース端78がジャックインタ
ーフェースハウジング15のスロット17に揃えられる
ようにジャックインターフェースハウジング15側に、
それぞれ位置している。図3は、キャリア84がハウジ
ング15に挿入された場合のブレード70の方向を示し
ている。
ネントが示されている。2つのハウジングコンポーネン
ト15及び30の間に配置されているのはキャリア84
であり、これには、複数個の調節可能ブレード70を坦
持する目的で、溝が形成されている。キャリア84をジ
ャックインターフェースハウジング15に固定するため
に、キャリア84は、図14に(その一方が)最もよく
示されている一対の捕捉材87を有している。この捕捉
材87は、ジャックインターフェースハウジング15の
開口部26に収容されるように配置されている。調節可
能ブレード70は、ケーブルからの導体と電気的通信を
行なう絶縁配置接続(IDC)端72及びジャック内の
ジャックスプリングと電気的通信を行なうジャックイン
ターフェース端78を有している。調節可能ブレード7
0は、ブレードキャリア84の溝86内に配置されてお
り、IDC端72がストレイン緩和ハウジング30側
に、ジャックインターフェース端78がジャックインタ
ーフェースハウジング15のスロット17に揃えられる
ようにジャックインターフェースハウジング15側に、
それぞれ位置している。図3は、キャリア84がハウジ
ング15に挿入された場合のブレード70の方向を示し
ている。
【0020】ストレイン緩和ハウジング 以下、主として図4から図9を参照して、ストレイン緩
和ハウジング30が記述される。ハウジング30は、長
方形開口部36(図1参照)及び開口部34から円形開
口部38(図7参照)を介して、終端さるべき導体を坦
持するケーブルを受容するように適応されている。円形
開口部38は、実質的に円形に配置された導体を坦持す
る丸いケーブルを受容するように設計されている。しか
しながら、長方形開口部36によって、リボン型のケー
ブルも終端され得る。その際には、その外側の被覆が除
去され、坦持されていた導体のみが円形の開口部38を
通過させられる。
和ハウジング30が記述される。ハウジング30は、長
方形開口部36(図1参照)及び開口部34から円形開
口部38(図7参照)を介して、終端さるべき導体を坦
持するケーブルを受容するように適応されている。円形
開口部38は、実質的に円形に配置された導体を坦持す
る丸いケーブルを受容するように設計されている。しか
しながら、長方形開口部36によって、リボン型のケー
ブルも終端され得る。その際には、その外側の被覆が除
去され、坦持されていた導体のみが円形の開口部38を
通過させられる。
【0021】円形開口部38を取り囲み、ストレイン緩
和ハウジングの正面端より延在しているのは、複数個の
分離突起46及び複数個の導体分離突起48である。図
5に最も良好に示されているように、これらの突起は、
ケーブルから、絶縁された導体を受容するための、複数
個の導体制御溝を規定している。図示されている実施例
においては、突起のレイアウトは、4導体対よりなる8
本の導体を終端するように設計されている。各導体対
は、個々のコーナーに向かって自然に整列されており、
導体分離突起48が同一導体対に属する導体を分離し、
分離突起46が導体対を他の導体対から分離している。
分離突起46は、導体対間のクロストーク干渉の可能性
を最小にする目的で、導体分離突起48よりも大きいこ
とが望ましい。突起は、導体制御溝50を規定するのみ
ならず、ケーブルの導体と電気的な接続を実現する調節
可能ブレード70(図11から図15を参照)のIDC
端72を受容するIDC制御溝52をも規定する。調節
可能ブレード70及びIDC端72は、後により詳細に
記述される。
和ハウジングの正面端より延在しているのは、複数個の
分離突起46及び複数個の導体分離突起48である。図
5に最も良好に示されているように、これらの突起は、
ケーブルから、絶縁された導体を受容するための、複数
個の導体制御溝を規定している。図示されている実施例
においては、突起のレイアウトは、4導体対よりなる8
本の導体を終端するように設計されている。各導体対
は、個々のコーナーに向かって自然に整列されており、
導体分離突起48が同一導体対に属する導体を分離し、
分離突起46が導体対を他の導体対から分離している。
分離突起46は、導体対間のクロストーク干渉の可能性
を最小にする目的で、導体分離突起48よりも大きいこ
とが望ましい。突起は、導体制御溝50を規定するのみ
ならず、ケーブルの導体と電気的な接続を実現する調節
可能ブレード70(図11から図15を参照)のIDC
端72を受容するIDC制御溝52をも規定する。調節
可能ブレード70及びIDC端72は、後により詳細に
記述される。
【0022】図5より明らかなように、導体対を個々の
コーナーに向かって配置させることによって、実質的に
放射状すなわち円形の配置ができあがる。この円形の設
計は、一般的に導体が円形に既に配置されているよう
な、丸いケーブルを終端するのに特に便利である。既に
議論されているように、丸いケーブルを終端する際に作
業者が直面する一つの問題は、モジュラーケーブルへ接
続するために、導体対をケーブル内のその元々の位置か
ら直線上の配置にマッピングすることである。本発明に
係る円形のデザインのために、作業者は、導体を互いに
交差させることなく、導体が所定の導体制御溝50に一
致するようにケーブルを回転させるだけでよい。さら
に、この円形のデザインは、制御溝50を通じて個々の
導体の位置を規定することによって、ケーブル終端の際
の可変性が低減される。個々のワイヤ対は相異なった信
号チャネルとして機能し、被覆の色によって容易に識別
可能である。そのため、対応するブレードに接続する目
的で放射状配列に適切に配置され得る(例えば図11及
び図13を参照)。
コーナーに向かって配置させることによって、実質的に
放射状すなわち円形の配置ができあがる。この円形の設
計は、一般的に導体が円形に既に配置されているよう
な、丸いケーブルを終端するのに特に便利である。既に
議論されているように、丸いケーブルを終端する際に作
業者が直面する一つの問題は、モジュラーケーブルへ接
続するために、導体対をケーブル内のその元々の位置か
ら直線上の配置にマッピングすることである。本発明に
係る円形のデザインのために、作業者は、導体を互いに
交差させることなく、導体が所定の導体制御溝50に一
致するようにケーブルを回転させるだけでよい。さら
に、この円形のデザインは、制御溝50を通じて個々の
導体の位置を規定することによって、ケーブル終端の際
の可変性が低減される。個々のワイヤ対は相異なった信
号チャネルとして機能し、被覆の色によって容易に識別
可能である。そのため、対応するブレードに接続する目
的で放射状配列に適切に配置され得る(例えば図11及
び図13を参照)。
【0023】本発明に係るストレイン緩和ハウジング3
0の別の利点は、どの導体対をも分離する必要がない、
ということである。すなわち、制御溝50に対して終端
される際には、導体対の各導体は相異なった位置に配置
される。以下に明らかになるように、調節可能ブレード
70及びキャリア84は、円形の導体配置からジャック
スプリングコンタクトの直線上に並んだ配置への変換を
実現している。作業者が導体対を分離して交差させるこ
との必要性を除去することにより、このようなマッピン
グ段階の無い、より高信頼性を有する接続が実現され
る。ストレイン緩和ハウジング30が円形ケーブルの放
射状の導体配置に対して最小の擾乱しか与えることな
く、分離突起46が導体対を互いに可能な限り分離する
ために用いられているため、導体間のクロストークは最
小に保たれており、導体対に係る信号対雑音比が最大に
保たれる。
0の別の利点は、どの導体対をも分離する必要がない、
ということである。すなわち、制御溝50に対して終端
される際には、導体対の各導体は相異なった位置に配置
される。以下に明らかになるように、調節可能ブレード
70及びキャリア84は、円形の導体配置からジャック
スプリングコンタクトの直線上に並んだ配置への変換を
実現している。作業者が導体対を分離して交差させるこ
との必要性を除去することにより、このようなマッピン
グ段階の無い、より高信頼性を有する接続が実現され
る。ストレイン緩和ハウジング30が円形ケーブルの放
射状の導体配置に対して最小の擾乱しか与えることな
く、分離突起46が導体対を互いに可能な限り分離する
ために用いられているため、導体間のクロストークは最
小に保たれており、導体対に係る信号対雑音比が最大に
保たれる。
【0024】ストレイン緩和ハウジング30は、アンカ
ーバー42を介して、終端されたケーブルに関するスト
レス緩和を実現する。アンカーバー42は、ケーブルに
組み合わされる表面41を有しており、初期状態では、
ストレイン緩和ハウジング30の頂部に形成された開口
部すなわち空間40に配置されている。図6及び図9に
示されているように、アンカーバー42は、この非動作
位置にある場合には、ヒンジ43及び開口部40を形成
している壁面から延在している一時側方タブ(図示せ
ず)によって保持されている。ケーブルが開口部34内
に配置されて固定される準備が整うと、作業者によって
下方への力がアンカーバー42に印加され、アンカーバ
ー42は圧縮されてヒンジ43の回りに回転し、開口部
34の内部に進入して、表面41が、空間34によって
規定される軸と実質的に平行になる(図9参照)。この
位置においては、表面41はケーブルの被覆と噛み合
い、ケーブルは空間34内にしっかりと固定されるが、
ケーブルの構造的な完全性は過度に劣化させられること
はない。ひとたび空間34内に進入させられると、アン
カーバー42はその元の形状を保持する傾向を有してお
り、その一部は空間34を形成している壁面の上部表面
39に噛み合う(図9参照)。アンカーバー42は、そ
の動作位置においては、ストレイン緩和ハウジング30
とハウジングの外部のケーブルとの相対的な動きがハウ
ジング内部のケーブルの位置に影響を与えることを防止
するように機能する。アンカーバーは、Fortnerらによ
る米国特許第5,186,649号に記載されており、
この文献は本発明の参照文献である。
ーバー42を介して、終端されたケーブルに関するスト
レス緩和を実現する。アンカーバー42は、ケーブルに
組み合わされる表面41を有しており、初期状態では、
ストレイン緩和ハウジング30の頂部に形成された開口
部すなわち空間40に配置されている。図6及び図9に
示されているように、アンカーバー42は、この非動作
位置にある場合には、ヒンジ43及び開口部40を形成
している壁面から延在している一時側方タブ(図示せ
ず)によって保持されている。ケーブルが開口部34内
に配置されて固定される準備が整うと、作業者によって
下方への力がアンカーバー42に印加され、アンカーバ
ー42は圧縮されてヒンジ43の回りに回転し、開口部
34の内部に進入して、表面41が、空間34によって
規定される軸と実質的に平行になる(図9参照)。この
位置においては、表面41はケーブルの被覆と噛み合
い、ケーブルは空間34内にしっかりと固定されるが、
ケーブルの構造的な完全性は過度に劣化させられること
はない。ひとたび空間34内に進入させられると、アン
カーバー42はその元の形状を保持する傾向を有してお
り、その一部は空間34を形成している壁面の上部表面
39に噛み合う(図9参照)。アンカーバー42は、そ
の動作位置においては、ストレイン緩和ハウジング30
とハウジングの外部のケーブルとの相対的な動きがハウ
ジング内部のケーブルの位置に影響を与えることを防止
するように機能する。アンカーバーは、Fortnerらによ
る米国特許第5,186,649号に記載されており、
この文献は本発明の参照文献である。
【0025】ストレイン緩和ハウジング30とジャック
インターフェースハウジング15は、ストレイン緩和ハ
ウジング30から延在している位置合わせガイド56
(図4及び図8を参照)と、ジャックインターフェース
ハウジング15に形成された相補的な位置合わせ溝27
(図3参照)との位置を揃えることによって、一体化さ
れる。双方のハウジングの位置が揃えられて一体に押し
つけられると、アタッチメントクリップ54がジャック
インターフェースハウジング15の側方の開口部すなわ
ちロックスリット25に噛み合い、堅固な固定を実現す
る。2つのハウジングを分離するためには、双方のアタ
ッチメントクリップ54に同時に内部方向への圧力を印
加しつつ、2つのハウジングを分離する方向に引っ張る
ことがひつようである。アタッチメントクリップ54が
側方開口部25からはずれると、双方のハウジングは容
易に分離できる。
インターフェースハウジング15は、ストレイン緩和ハ
ウジング30から延在している位置合わせガイド56
(図4及び図8を参照)と、ジャックインターフェース
ハウジング15に形成された相補的な位置合わせ溝27
(図3参照)との位置を揃えることによって、一体化さ
れる。双方のハウジングの位置が揃えられて一体に押し
つけられると、アタッチメントクリップ54がジャック
インターフェースハウジング15の側方の開口部すなわ
ちロックスリット25に噛み合い、堅固な固定を実現す
る。2つのハウジングを分離するためには、双方のアタ
ッチメントクリップ54に同時に内部方向への圧力を印
加しつつ、2つのハウジングを分離する方向に引っ張る
ことがひつようである。アタッチメントクリップ54が
側方開口部25からはずれると、双方のハウジングは容
易に分離できる。
【0026】ストレイン緩和ハウジング30及びジャッ
クインターフェースハウジング15という2つの部材
が、ハウジング15内に配置された、ブレード70を含
むキャリアと共に互いに押しつけられると、ハウジング
30内のそれぞれの溝に配置された線材がそれぞれその
線材を受容するために形成された対応するIDCに押し
入れられ、そのことによって線材と対応するブレード7
0との間の接続が完成される。
クインターフェースハウジング15という2つの部材
が、ハウジング15内に配置された、ブレード70を含
むキャリアと共に互いに押しつけられると、ハウジング
30内のそれぞれの溝に配置された線材がそれぞれその
線材を受容するために形成された対応するIDCに押し
入れられ、そのことによって線材と対応するブレード7
0との間の接続が完成される。
【0027】ストレイン緩和ハウジング30は、本明細
書と同時に出願されたChapmanらによる米国特許出願第
08/922,621号(docket number Chapman 6-1-5
-2-14)の主題である。
書と同時に出願されたChapmanらによる米国特許出願第
08/922,621号(docket number Chapman 6-1-5
-2-14)の主題である。
【0028】調節可能ブレード構造 図10から図13には、高周波通信プラグ12に用いら
れる同調可能ブレード構造よりなるクロストークアセン
ブリが示されている。例示されている実施例は、4つの
導体対I、II、III及びIVとして配置された8本
の導体70a、70b、70c、70d、70e、70
f、70g及び70hを含むケーブルを終端するための
ものである。本発明に係る調節可能ブレード構造は、調
節可能ブレード70を構成する4対の導電対部材よりな
る。調節可能ブレード70は、前述されているように、
ケーブルの導体と電気的接続を実現するICD端72、
及びスプリングに接触するジャックインターフェース端
78を含んでいる。本発明の望ましい実施例において
は、ジャックインターフェース端78は、ジャックすな
わちレセプタクルに保持されたジャックスプリングと電
気的接続を実現し、端部において配置スロットを構成す
る目的で、二股になっていることが望ましい。
れる同調可能ブレード構造よりなるクロストークアセン
ブリが示されている。例示されている実施例は、4つの
導体対I、II、III及びIVとして配置された8本
の導体70a、70b、70c、70d、70e、70
f、70g及び70hを含むケーブルを終端するための
ものである。本発明に係る調節可能ブレード構造は、調
節可能ブレード70を構成する4対の導電対部材よりな
る。調節可能ブレード70は、前述されているように、
ケーブルの導体と電気的接続を実現するICD端72、
及びスプリングに接触するジャックインターフェース端
78を含んでいる。本発明の望ましい実施例において
は、ジャックインターフェース端78は、ジャックすな
わちレセプタクルに保持されたジャックスプリングと電
気的接続を実現し、端部において配置スロットを構成す
る目的で、二股になっていることが望ましい。
【0029】各IDC端72は二股になっており、その
間に狭い間隙76を有する細長い二重突起74を有して
いる。二重突起74の先端は、ケーブルからの、絶縁さ
れた導体の受容を容易にする目的で斜めに切り込まれて
おり、突起の内側のエッジは、導体の絶縁被覆を破るた
めの鋭利なエッジになっている。IDC端は、ストレイ
ン緩和ハウジング30中のIDC制御溝52の配置に一
致するようにブレードキャリア84中に立体的に配置さ
れており(図5及び図7を参照)、以下に記述されるよ
うにキャリア84によって保持される。動作時には、二
重突起74はそれぞれ対応するIDC制御溝中に位置
し、関連する導体制御溝50(図5参照)内に保持され
た導体を挟み込み、その絶縁被覆を破って電気的接続を
実現する。溝76は、その溝76中に導体が受容された
際に二重突起74によって導体の絶縁が破られ、そのこ
とによって二重突起が線材すなわちケーブル中の導体と
電気的接続が実現される、ということを保証するのに充
分である程度に狭い。よって、本発明に従って、導体の
絶縁被覆を実質的にそのままに保持した状態で、高い信
頼性を有する電気的接続が実現される。
間に狭い間隙76を有する細長い二重突起74を有して
いる。二重突起74の先端は、ケーブルからの、絶縁さ
れた導体の受容を容易にする目的で斜めに切り込まれて
おり、突起の内側のエッジは、導体の絶縁被覆を破るた
めの鋭利なエッジになっている。IDC端は、ストレイ
ン緩和ハウジング30中のIDC制御溝52の配置に一
致するようにブレードキャリア84中に立体的に配置さ
れており(図5及び図7を参照)、以下に記述されるよ
うにキャリア84によって保持される。動作時には、二
重突起74はそれぞれ対応するIDC制御溝中に位置
し、関連する導体制御溝50(図5参照)内に保持され
た導体を挟み込み、その絶縁被覆を破って電気的接続を
実現する。溝76は、その溝76中に導体が受容された
際に二重突起74によって導体の絶縁が破られ、そのこ
とによって二重突起が線材すなわちケーブル中の導体と
電気的接続が実現される、ということを保証するのに充
分である程度に狭い。よって、本発明に従って、導体の
絶縁被覆を実質的にそのままに保持した状態で、高い信
頼性を有する電気的接続が実現される。
【0030】前述されているように、導体間のクロスト
ークは、特に高周波領域で用いられる場合に、モジュラ
ープラグにとっては問題になる。しかしながら、本発明
に係る高周波モジュラープラグにおいては、調節可能ブ
レード70が、それらブレード間に形成される静電的及
び誘導的結合を変化させることによって、発生し得るク
ロストークを最適化するように”調節”され得る。調節
可能ブレード70は、図12に示されているように、デ
バイスの電気的特性を調節するための3つの領域、すな
わち静電結合領域92、誘導結合領域94及び絶縁領域
96、を有している。静電結合領域92は、ジャックイ
ンターフェース端78に位置している。この領域におい
ては、各ブレードはプレート領域90を有するように形
成されており、実質的に互いに平行なプレートとなって
いる。電気信号を伝達する際、これらのプレートはキャ
パシタを構成し、ブレード間での信号の静電結合を起こ
して、クロストークを生成する。同様に、導体を並べて
揃える際に導体対中のそれぞれの導体(例えば図11に
おいて70e及び70fで示されている)を分離するこ
とが必要であるため、2つの調節可能ブレード70e及
び70fは他のブレードを交差しなければならず(図1
0及び図11を参照)、このことによって誘導結合を起
こす。これらのブレード70e及び70fは、それぞれ
U字型領域93、95を有するように形成されており、
これらが誘導結合領域94における誘導ループを構成す
る。この誘導ループは、クロストークを発生するように
機能する。絶縁領域96においてはブレードは充分な間
隔を有して配置されていて互いに絶縁されている。この
絶縁領域は、調節可能ブレード70における前記2端の
間の部分をなしている。
ークは、特に高周波領域で用いられる場合に、モジュラ
ープラグにとっては問題になる。しかしながら、本発明
に係る高周波モジュラープラグにおいては、調節可能ブ
レード70が、それらブレード間に形成される静電的及
び誘導的結合を変化させることによって、発生し得るク
ロストークを最適化するように”調節”され得る。調節
可能ブレード70は、図12に示されているように、デ
バイスの電気的特性を調節するための3つの領域、すな
わち静電結合領域92、誘導結合領域94及び絶縁領域
96、を有している。静電結合領域92は、ジャックイ
ンターフェース端78に位置している。この領域におい
ては、各ブレードはプレート領域90を有するように形
成されており、実質的に互いに平行なプレートとなって
いる。電気信号を伝達する際、これらのプレートはキャ
パシタを構成し、ブレード間での信号の静電結合を起こ
して、クロストークを生成する。同様に、導体を並べて
揃える際に導体対中のそれぞれの導体(例えば図11に
おいて70e及び70fで示されている)を分離するこ
とが必要であるため、2つの調節可能ブレード70e及
び70fは他のブレードを交差しなければならず(図1
0及び図11を参照)、このことによって誘導結合を起
こす。これらのブレード70e及び70fは、それぞれ
U字型領域93、95を有するように形成されており、
これらが誘導結合領域94における誘導ループを構成す
る。この誘導ループは、クロストークを発生するように
機能する。絶縁領域96においてはブレードは充分な間
隔を有して配置されていて互いに絶縁されている。この
絶縁領域は、調節可能ブレード70における前記2端の
間の部分をなしている。
【0031】企図されているアプリケーション、及び伝
達されるべき特定の周波数に基づいて、プラグ作製者
は、クロストークの効果を最適化する目的で、ブレード
間に生成されるキャパシタンス及びインダクタンスを操
作することが可能である。例えば、隣接するブレードよ
りなるあらゆる対の間でのキャパシタンスは、容量結合
領域92のブレードプレート90の面積を変化させた
り、ブレードプレート90間の距離を変化させたり、あ
るいは、ブレードプレートを分離している材料を相異な
った誘電率を有する材料に変化させたり、プレート間を
単なる空隙にすること等によって、調節され得る。誘導
結合領域94においては、誘導ループの長さ及びループ
を分離している材料が変更され得る。最後に、容量結合
領域92、誘導結合領域94、及び絶縁領域96の配置
が、電気的特性をさらに調節する目的で変更され得る。
これら種々の調節は、ブレード及びブレードキャリアの
設計及び製造の段階でなされる。よって、これらのコン
ポーネントは、企図された動作周波数に依存して、少し
ずつ異なった一群の製品群に含まれることになる。
達されるべき特定の周波数に基づいて、プラグ作製者
は、クロストークの効果を最適化する目的で、ブレード
間に生成されるキャパシタンス及びインダクタンスを操
作することが可能である。例えば、隣接するブレードよ
りなるあらゆる対の間でのキャパシタンスは、容量結合
領域92のブレードプレート90の面積を変化させた
り、ブレードプレート90間の距離を変化させたり、あ
るいは、ブレードプレートを分離している材料を相異な
った誘電率を有する材料に変化させたり、プレート間を
単なる空隙にすること等によって、調節され得る。誘導
結合領域94においては、誘導ループの長さ及びループ
を分離している材料が変更され得る。最後に、容量結合
領域92、誘導結合領域94、及び絶縁領域96の配置
が、電気的特性をさらに調節する目的で変更され得る。
これら種々の調節は、ブレード及びブレードキャリアの
設計及び製造の段階でなされる。よって、これらのコン
ポーネントは、企図された動作周波数に依存して、少し
ずつ異なった一群の製品群に含まれることになる。
【0032】将来のアプリケーションにおいては通信プ
ラグにおける実質的に全てのクロストークを除去するこ
とが望ましいが、レガシーシステム(すなわち既存のジ
ャック)においては、最適性能を実現するためには所定
の量のクロストークが必要とされる。既存のジャック
は、通信プラグにおけるクロストークを保証するように
エンジニアリングされている。従って、良好に設計され
たプラグにおいては、ジャックにおいて用いられている
ものと相補的なクロストーク(2つのクロストークの組
み合わせが互いに打ち消しあうようなクロストーク)を
生成することが必要である。適切なクロストークを生成
することと加えて、通信プラグは、国際電子技術委員会
(IEC)によって制定された技術標準に記述されてい
るようなある種の終端開回路(TOC)電気特性を満た
すことが必要である。これらの標準は、ブレードすなわ
ちプラグ内の導体の間に生成されるキャパシタンスに実
効的に制限を与える。これらの前提条件の下で、本発明
に係る高周波通信プラグは、レガシージャックに係るア
プリケーションに関して特に有効である。例えば、クロ
ストークを完全に除去する代わりに、動作周波数に基づ
いてプラグが挿入されるジャックによって生成されるク
ロストーク特性を補償するような所定の量のクロストー
クを生成するように、静電結合領域92、容量結合領域
94及び絶縁領域96を調節することが可能である。さ
らに、誘導結合領域94は、誘導結合と静電結合との比
を調節することを可能にするため、静電結合の量をIE
C標準に従うものとすることが可能である。従って、本
発明に係る通信プラグは、既存のジャックとの後方コン
パチビリティを有しており、さらに、将来のジャックあ
るいは電気的標準に係る要求を実現するように調節され
得る。
ラグにおける実質的に全てのクロストークを除去するこ
とが望ましいが、レガシーシステム(すなわち既存のジ
ャック)においては、最適性能を実現するためには所定
の量のクロストークが必要とされる。既存のジャック
は、通信プラグにおけるクロストークを保証するように
エンジニアリングされている。従って、良好に設計され
たプラグにおいては、ジャックにおいて用いられている
ものと相補的なクロストーク(2つのクロストークの組
み合わせが互いに打ち消しあうようなクロストーク)を
生成することが必要である。適切なクロストークを生成
することと加えて、通信プラグは、国際電子技術委員会
(IEC)によって制定された技術標準に記述されてい
るようなある種の終端開回路(TOC)電気特性を満た
すことが必要である。これらの標準は、ブレードすなわ
ちプラグ内の導体の間に生成されるキャパシタンスに実
効的に制限を与える。これらの前提条件の下で、本発明
に係る高周波通信プラグは、レガシージャックに係るア
プリケーションに関して特に有効である。例えば、クロ
ストークを完全に除去する代わりに、動作周波数に基づ
いてプラグが挿入されるジャックによって生成されるク
ロストーク特性を補償するような所定の量のクロストー
クを生成するように、静電結合領域92、容量結合領域
94及び絶縁領域96を調節することが可能である。さ
らに、誘導結合領域94は、誘導結合と静電結合との比
を調節することを可能にするため、静電結合の量をIE
C標準に従うものとすることが可能である。従って、本
発明に係る通信プラグは、既存のジャックとの後方コン
パチビリティを有しており、さらに、将来のジャックあ
るいは電気的標準に係る要求を実現するように調節され
得る。
【0033】実際には、静電結合領域92及び誘導結合
領域94をジャックインターフェース端78に最近接さ
せることが最も有効であるということが見出されてい
る。なぜなら、ジャックは、前述されているように、プ
ラグ内で誘導されたクロストークを補償するように設計
されているからである。静電結合領域92及び誘導結合
領域94をジャックインターフェース端78から遠ざけ
ると、プラグにおいて誘導されたクロストークの打ち消
しに好ましくない遅延が生ずる。よって、可能な調節
は、材料的にクロストークを低減するあるいは調節する
ことであるが、前述されているように、導体によって伝
達される信号の周波数に対する依存性が存在する。作業
者は、望ましい場合には、隣接するプレート間のキャパ
シタンスを、一方あるいは双方のプレートに単一あるい
は複数個の穴をあけることによって変化させることが可
能である。このことは、クロストークの除去を図る場
合、あるいはプラグにおいて許容されている静電結合の
量を制限しているIEC標準に従う場合等に、過補償を
回避する目的で静電結合をわずかに減少させる効果を有
している。
領域94をジャックインターフェース端78に最近接さ
せることが最も有効であるということが見出されてい
る。なぜなら、ジャックは、前述されているように、プ
ラグ内で誘導されたクロストークを補償するように設計
されているからである。静電結合領域92及び誘導結合
領域94をジャックインターフェース端78から遠ざけ
ると、プラグにおいて誘導されたクロストークの打ち消
しに好ましくない遅延が生ずる。よって、可能な調節
は、材料的にクロストークを低減するあるいは調節する
ことであるが、前述されているように、導体によって伝
達される信号の周波数に対する依存性が存在する。作業
者は、望ましい場合には、隣接するプレート間のキャパ
シタンスを、一方あるいは双方のプレートに単一あるい
は複数個の穴をあけることによって変化させることが可
能である。このことは、クロストークの除去を図る場
合、あるいはプラグにおいて許容されている静電結合の
量を制限しているIEC標準に従う場合等に、過補償を
回避する目的で静電結合をわずかに減少させる効果を有
している。
【0034】図10及び図11に示されているブレード
アセンブリにおいては、各ブレード70はブレードプレ
ート90を有しており、ブレード70e及び70fはそ
れぞれU字型領域93及び95を有している。領域93
及び95によって形成される誘導ループは、U字型領域
を有さない他のブレードよりも多くのクロストークを生
成する。この誘導ループは、ジャックにおいて発生する
クロストークを補償するための所定の量のクロストーク
を生成するのに有効である。このことは、IEC標準が
プラグにおいて発生するように設計され得る静電結合の
量に対して制限を加えているために、特に重要である。
よって、静電結合の誘導結合に対する比は、希望される
ように調節され得る。
アセンブリにおいては、各ブレード70はブレードプレ
ート90を有しており、ブレード70e及び70fはそ
れぞれU字型領域93及び95を有している。領域93
及び95によって形成される誘導ループは、U字型領域
を有さない他のブレードよりも多くのクロストークを生
成する。この誘導ループは、ジャックにおいて発生する
クロストークを補償するための所定の量のクロストーク
を生成するのに有効である。このことは、IEC標準が
プラグにおいて発生するように設計され得る静電結合の
量に対して制限を加えているために、特に重要である。
よって、静電結合の誘導結合に対する比は、希望される
ように調節され得る。
【0035】本明細書に添付された図面においては、ブ
レード70は、4組の導体対が接続される場合の配置と
してのみ示されている。容易に理解されるように、以上
に議論されてきた独特な特性を有する、本発明に係る調
節可能ブレードの調節可能性は、相異なった個数の導体
対に対する配置においても有効に利用され得る。
レード70は、4組の導体対が接続される場合の配置と
してのみ示されている。容易に理解されるように、以上
に議論されてきた独特な特性を有する、本発明に係る調
節可能ブレードの調節可能性は、相異なった個数の導体
対に対する配置においても有効に利用され得る。
【0036】調節可能ブレード70は、本明細書と同時
に出願されたLarsenらによる米国特許出願第08/92
2,580号(docket number Larsen 6-4-8-13)の主
題である。
に出願されたLarsenらによる米国特許出願第08/92
2,580号(docket number Larsen 6-4-8-13)の主
題である。
【0037】キャリア 調節可能ブレード70をストレイン緩和ハウジング30
に関して、より詳細にはIDC制御溝52に関して適切
な位置に配置させる目的で、図14から17に示されて
いるように、キャリア84が用いられる。キャリア84
は、適切なプラスチックあるいは誘電体材料より構成さ
れることが望ましく、用いられる電気的周波数が異なれ
ばその材質も異なり得る。図14に示されているよう
に、複数個の溝86がブレードキャリア84の上部及び
下部(図示せず)表面に配置されている。図15は、ブ
レードが溝86に受容される際のブレード70のキャリ
ア84に対する関係を示している。前述されているよう
に、キャリア84は、静電結合領域92、誘導結合領域
94及び絶縁領域96(図11から図13を参照)の電
気的特性を調節する手段である。例えば、ブレードキャ
リア84を構成している材料、溝86の間の幅、及び、
静電結合領域、誘導結合領域及び絶縁領域のそれぞれに
対する配置の全てがプラグの電気的特性に影響を及ぼ
し、ブレード70とブレードキャリア84との間の協調
を必要とする。特定のアプリケーションに関しては、プ
ラグ設計者が、所定の電気的応答が実現されるようにブ
レード70とブレードキャリア84の双方の正しい幾何
学的な設計を行なうことが期待されている。例えば、ブ
レード70とキャリア84の代わりに、ワイヤー間の所
定の電気的特性(すなわちキャパシタンス、インダクタ
ンス)が実現されるように曲げられたすなわち配置され
た、ワイヤーリードフレーム構造が用いられることも可
能である。構造あるいは用いられるキャリア、あるいは
用いられる導体のタイプ(すなわちブレード、ワイヤ
ー)に拘わらず、導体は、高周波での動作による過剰な
信号の結合を防止するために、互いに充分に分離されて
いることが必要である。
に関して、より詳細にはIDC制御溝52に関して適切
な位置に配置させる目的で、図14から17に示されて
いるように、キャリア84が用いられる。キャリア84
は、適切なプラスチックあるいは誘電体材料より構成さ
れることが望ましく、用いられる電気的周波数が異なれ
ばその材質も異なり得る。図14に示されているよう
に、複数個の溝86がブレードキャリア84の上部及び
下部(図示せず)表面に配置されている。図15は、ブ
レードが溝86に受容される際のブレード70のキャリ
ア84に対する関係を示している。前述されているよう
に、キャリア84は、静電結合領域92、誘導結合領域
94及び絶縁領域96(図11から図13を参照)の電
気的特性を調節する手段である。例えば、ブレードキャ
リア84を構成している材料、溝86の間の幅、及び、
静電結合領域、誘導結合領域及び絶縁領域のそれぞれに
対する配置の全てがプラグの電気的特性に影響を及ぼ
し、ブレード70とブレードキャリア84との間の協調
を必要とする。特定のアプリケーションに関しては、プ
ラグ設計者が、所定の電気的応答が実現されるようにブ
レード70とブレードキャリア84の双方の正しい幾何
学的な設計を行なうことが期待されている。例えば、ブ
レード70とキャリア84の代わりに、ワイヤー間の所
定の電気的特性(すなわちキャパシタンス、インダクタ
ンス)が実現されるように曲げられたすなわち配置され
た、ワイヤーリードフレーム構造が用いられることも可
能である。構造あるいは用いられるキャリア、あるいは
用いられる導体のタイプ(すなわちブレード、ワイヤ
ー)に拘わらず、導体は、高周波での動作による過剰な
信号の結合を防止するために、互いに充分に分離されて
いることが必要である。
【0038】図16及び図17は、共にブレードキャリ
アアセンブリを示す図である。これらの図は、IDC端
72における実質的に円形の配置からジャックインター
フェース端78における直線配置への移行の様子を最も
よく表わしている。別のケーブルあるいはコードタイプ
が好まれる場合には、ブレード70及びキャリア84が
そのケーブルあるいはコード内の導体配置に一致するよ
うにエンジニアリングされ得る、ということは当業者に
は明らかである。IDC端72に終端する際にケーブル
の導体を比較的乱さないままにしておくことの構造的及
び電気的利点に関しては、前述された通りである。
アアセンブリを示す図である。これらの図は、IDC端
72における実質的に円形の配置からジャックインター
フェース端78における直線配置への移行の様子を最も
よく表わしている。別のケーブルあるいはコードタイプ
が好まれる場合には、ブレード70及びキャリア84が
そのケーブルあるいはコード内の導体配置に一致するよ
うにエンジニアリングされ得る、ということは当業者に
は明らかである。IDC端72に終端する際にケーブル
の導体を比較的乱さないままにしておくことの構造的及
び電気的利点に関しては、前述された通りである。
【0039】溝86の機能及びそこにおけるブレード7
0の配置に関するより明確な理解は図11から図13を
参照してなされ得る。図11はブレード70を示してい
るが、同様に、これはキャリアの上部及び下部表面の双
方に形成された溝を上から見たマップになっている。図
11に示されたブレード配置は、4組の導体対、I、I
I、III及びIVを有するケーブルと共に用いられる
ためのものである。図13より、導体対II及びIII
に係るブレードがキャリア主体84の上部表面に形成さ
れた溝に配置され、導体対I及びIVに係るブレードが
キャリア主体84の下部表面に形成された溝に配置され
ていることが理解される。よって、導体対I及びIVに
係るブレードは、導体対II及びIIIに係るブレード
から、およそキャリア主体84の厚さ分だけ離れてい
る。図11を、キャリア84に形成された溝のマップと
考えると、IDC端72において導体対IVと接続され
るブレード対70g及び70hは、キャリア材84の下
部表面に形成された溝によってジャックスプリングイン
ターフェース端78における平面配置中のそれぞれの位
置である端子7及び端子8に直線的に導かれる。導体対
Iに接続されるブレード対70a及び70bは、図11
に示されているように、キャリア材84の下部表面に形
成された対応する溝によって、端子4及び5に導かれ
る。
0の配置に関するより明確な理解は図11から図13を
参照してなされ得る。図11はブレード70を示してい
るが、同様に、これはキャリアの上部及び下部表面の双
方に形成された溝を上から見たマップになっている。図
11に示されたブレード配置は、4組の導体対、I、I
I、III及びIVを有するケーブルと共に用いられる
ためのものである。図13より、導体対II及びIII
に係るブレードがキャリア主体84の上部表面に形成さ
れた溝に配置され、導体対I及びIVに係るブレードが
キャリア主体84の下部表面に形成された溝に配置され
ていることが理解される。よって、導体対I及びIVに
係るブレードは、導体対II及びIIIに係るブレード
から、およそキャリア主体84の厚さ分だけ離れてい
る。図11を、キャリア84に形成された溝のマップと
考えると、IDC端72において導体対IVと接続され
るブレード対70g及び70hは、キャリア材84の下
部表面に形成された溝によってジャックスプリングイン
ターフェース端78における平面配置中のそれぞれの位
置である端子7及び端子8に直線的に導かれる。導体対
Iに接続されるブレード対70a及び70bは、図11
に示されているように、キャリア材84の下部表面に形
成された対応する溝によって、端子4及び5に導かれ
る。
【0040】導体対IIIに接続されるブレード対70
e及び70fは、キャリア主体84の上部に形成された
溝によってそれぞれ端子3及び6に導かれ、図示されて
いるように、導体対IIIに係るブレードが導体対Iに
係るブレードを交差する。このようにすることによっ
て、上部表面のブレード70fは下部表面のブレード7
0gを交差し、上部表面のブレード70eは下部表面の
ブレード70a及び70bを交差する。それゆえ、交差
しているブレードはキャリアの厚みによって分離されて
おり、この間隔ゆえに、交差するブレード間の相互作用
がより少なくなる。
e及び70fは、キャリア主体84の上部に形成された
溝によってそれぞれ端子3及び6に導かれ、図示されて
いるように、導体対IIIに係るブレードが導体対Iに
係るブレードを交差する。このようにすることによっ
て、上部表面のブレード70fは下部表面のブレード7
0gを交差し、上部表面のブレード70eは下部表面の
ブレード70a及び70bを交差する。それゆえ、交差
しているブレードはキャリアの厚みによって分離されて
おり、この間隔ゆえに、交差するブレード間の相互作用
がより少なくなる。
【0041】加えて、導体対IIに対応するブレード対
70c及び70dは、キャリア材84の上部表面で直接
端子1及び2に導かれている。このようにすることによ
って、ブレード70dは下部表面のブレード70aを交
差する。
70c及び70dは、キャリア材84の上部表面で直接
端子1及び2に導かれている。このようにすることによ
って、ブレード70dは下部表面のブレード70aを交
差する。
【0042】以上より、キャリア84が、実質的に放射
状の配列から平面配列へのブレードの移行を実現し、そ
れによって、図11に示されているような引き回しを必
要とするこの移行を自ら行なう、という単調で退屈な手
続きから作業者を解放する、ということが理解される。
状の配列から平面配列へのブレードの移行を実現し、そ
れによって、図11に示されているような引き回しを必
要とするこの移行を自ら行なう、という単調で退屈な手
続きから作業者を解放する、ということが理解される。
【0043】ブレードキャリア84と組み合わせられた
調節可能ブレード70よりなるアセンブリは、Linらに
よって本明細書と同時に出願された米国特許出願第08
/923,382号の主題である。
調節可能ブレード70よりなるアセンブリは、Linらに
よって本明細書と同時に出願された米国特許出願第08
/923,382号の主題である。
【0044】配置バー キャリア84にマウントされた際の、そして、キャリア
84がジャックインターフェースハウジング15にマウ
ントされた際のブレード70は、そのジャックインター
フェース端78が、図16に最も良く示されているよう
に、実質的に平面的な配置に揃えられている。このこと
によって、導体よりなる円形配置すなわちグルーピング
から直線上に並んだ導体配置への移行が実現される。ブ
レードがキャリア84中の溝86内に配置されてはいる
がそれに対して固着されていない限りにおいては、端部
78よりなる平面的な配置が、合わせずれなくジャック
スプリングに対する一様なコンタクトの組を実現してい
る、ということを保証する手段が存在することが望まし
い。
84がジャックインターフェースハウジング15にマウ
ントされた際のブレード70は、そのジャックインター
フェース端78が、図16に最も良く示されているよう
に、実質的に平面的な配置に揃えられている。このこと
によって、導体よりなる円形配置すなわちグルーピング
から直線上に並んだ導体配置への移行が実現される。ブ
レードがキャリア84中の溝86内に配置されてはいる
がそれに対して固着されていない限りにおいては、端部
78よりなる平面的な配置が、合わせずれなくジャック
スプリングに対する一様なコンタクトの組を実現してい
る、ということを保証する手段が存在することが望まし
い。
【0045】本発明に従って、ブレード70、より詳細
に述べればブレード端78、の一様に揃えられた配置
が、図18及び図19に最も良く示されているように、
位置揃え/配置バー28によって実現される。バー28
は、ブレード70の端部78を受容するための、一様な
間隔で配置された複数個の溝すなわちリブ101を有し
ている。より詳細に述べれば、各ブレードの位置揃えノ
ッチ80の上部及び下部が、溝すなわちリブ101で位
置揃えバー28と噛み合う。このようにして、ブレード
70が水平方向にずれることが防止される。さらに、ブ
レード70は垂直方向にも位置揃えされている。より適
切に述べれば、単一の溝において複数個のブレード70
の位置揃えノッチ80と噛み合うことがないために、バ
ー28によって垂直方向の位置ずれが防止されている。
よって、位置揃えバー28は、複数個のブレード中の各
ブレードの位置を配置して固定しており、各ジャックス
プリングノード82とその対応するジャックスプリング
との間の適切な電気的接続が保証される。
に述べればブレード端78、の一様に揃えられた配置
が、図18及び図19に最も良く示されているように、
位置揃え/配置バー28によって実現される。バー28
は、ブレード70の端部78を受容するための、一様な
間隔で配置された複数個の溝すなわちリブ101を有し
ている。より詳細に述べれば、各ブレードの位置揃えノ
ッチ80の上部及び下部が、溝すなわちリブ101で位
置揃えバー28と噛み合う。このようにして、ブレード
70が水平方向にずれることが防止される。さらに、ブ
レード70は垂直方向にも位置揃えされている。より適
切に述べれば、単一の溝において複数個のブレード70
の位置揃えノッチ80と噛み合うことがないために、バ
ー28によって垂直方向の位置ずれが防止されている。
よって、位置揃えバー28は、複数個のブレード中の各
ブレードの位置を配置して固定しており、各ジャックス
プリングノード82とその対応するジャックスプリング
との間の適切な電気的接続が保証される。
【0046】ジャックスプリングノード82を配置する
ための本発明に係る方式は、ブレードそれ自体がエンジ
ニアリングされるものと同一の精度によって最終的なブ
レード配置が保証される、という点において、従来技術
に係る方式に対する改良となっている。言い換えれば、
従来技術に係る方式は、アセンブリ用ツールやブレード
の最終的な位置決めを行なう適切なアセンブリテクニッ
クに依存していたことになる。例えば、ブレードが、プ
ラグ主体に形成された溝に配置される絶縁された導体の
端部に対して処理されることになる、絶縁を破るための
突起を有する、ということは一般的である。この技法
は、電気的接続の不良とブレードそれ自体のアラインメ
ント不良の双方の不良の影響を被る傾向がある。
ための本発明に係る方式は、ブレードそれ自体がエンジ
ニアリングされるものと同一の精度によって最終的なブ
レード配置が保証される、という点において、従来技術
に係る方式に対する改良となっている。言い換えれば、
従来技術に係る方式は、アセンブリ用ツールやブレード
の最終的な位置決めを行なう適切なアセンブリテクニッ
クに依存していたことになる。例えば、ブレードが、プ
ラグ主体に形成された溝に配置される絶縁された導体の
端部に対して処理されることになる、絶縁を破るための
突起を有する、ということは一般的である。この技法
は、電気的接続の不良とブレードそれ自体のアラインメ
ント不良の双方の不良の影響を被る傾向がある。
【0047】ジャックスプリングハウジング及び配置バ
ー28は、本明細書と同時に出願された、Reichardらに
よる米国特許出願第08/922,623号(docket n
umber Reichard 11-1)の主題である。
ー28は、本明細書と同時に出願された、Reichardらに
よる米国特許出願第08/922,623号(docket n
umber Reichard 11-1)の主題である。
【0048】本明細書においては、本発明の原理が、本
発明が通信プラグに対して適用された場合の実施例に即
して記述されている。以上より明らかなように、本発明
に係るプラグは、作業者あるいは他のユーザによって、
フラットなリボン型あるいは円形のチューブ型のいずれ
かを問わず、ケーブルを終端する際になされる操作を最
小にするものである。本発明に係るストレイン緩和ハウ
ジングは、最小の操作によってケーブルの端部に適用さ
れる、すなわち接続される。その操作とは、導体対を、
交差させたりすることなく、単に放射状にばらして開く
ことである。ブレードキャリアは調節可能ブレードを保
持し、ケーブルとは逆の端部において直線的な端子配列
を実現する。ブレードは、キャリアアセンブリ内で発生
するクロストークを補償するように調節され得る。キャ
リアがジャックスプリングハウジングに挿入されると、
ブレードが適切な位置に固定されているということを配
置バーが保証し、プラグのアセンブリは、ストレイン緩
和ハウジングとジャックスプリングハウジングとをそれ
ぞれが噛み合うまで単に押し付け合うことによって完了
する。噛み合わせは、ブレードのIDC端がストレイン
緩和ハウジング内に配列された導体に対して電気的に接
続された後に起こる。よって、作業者の操作は、ケーブ
ル中の導体を放射状すなわち円形のパターンに配置して
おくことに制限されている。
発明が通信プラグに対して適用された場合の実施例に即
して記述されている。以上より明らかなように、本発明
に係るプラグは、作業者あるいは他のユーザによって、
フラットなリボン型あるいは円形のチューブ型のいずれ
かを問わず、ケーブルを終端する際になされる操作を最
小にするものである。本発明に係るストレイン緩和ハウ
ジングは、最小の操作によってケーブルの端部に適用さ
れる、すなわち接続される。その操作とは、導体対を、
交差させたりすることなく、単に放射状にばらして開く
ことである。ブレードキャリアは調節可能ブレードを保
持し、ケーブルとは逆の端部において直線的な端子配列
を実現する。ブレードは、キャリアアセンブリ内で発生
するクロストークを補償するように調節され得る。キャ
リアがジャックスプリングハウジングに挿入されると、
ブレードが適切な位置に固定されているということを配
置バーが保証し、プラグのアセンブリは、ストレイン緩
和ハウジングとジャックスプリングハウジングとをそれ
ぞれが噛み合うまで単に押し付け合うことによって完了
する。噛み合わせは、ブレードのIDC端がストレイン
緩和ハウジング内に配列された導体に対して電気的に接
続された後に起こる。よって、作業者の操作は、ケーブ
ル中の導体を放射状すなわち円形のパターンに配置して
おくことに制限されている。
【0049】以上の説明は、本発明の一実施例に関する
もので,この技術分野の当業者であれば、本発明の種々
の変形例が考え得るが、それらはいずれも本発明の技術
的範囲に包含される。
もので,この技術分野の当業者であれば、本発明の種々
の変形例が考え得るが、それらはいずれも本発明の技術
的範囲に包含される。
【0050】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、従
来技術に係る欠点を克服することを目的とする数々の特
徴を有し、前述された要求事項をかなりの範囲まで充足
する、高周波通信プラグが提供される。
来技術に係る欠点を克服することを目的とする数々の特
徴を有し、前述された要求事項をかなりの範囲まで充足
する、高周波通信プラグが提供される。
【図1】 本発明に係る高周波通信プラグの全体像を示
す図。
す図。
【図2】 ジャックインターフェースハウジング、スト
レイン緩和ハウジング、ブレードキャリア及び調節可能
ブレードを明示するための、本発明に係る高周波通信プ
ラグの分解図。
レイン緩和ハウジング、ブレードキャリア及び調節可能
ブレードを明示するための、本発明に係る高周波通信プ
ラグの分解図。
【図3】 ジャックインターフェースハウジングを示す
図。
図。
【図4】 ストレイン緩和ハウジングを示す図。
【図5】 個々の導体及びブレードを受容するチャネル
を明示するための、ストレイン緩和ハウジングの正面
図。
を明示するための、ストレイン緩和ハウジングの正面
図。
【図6】 アンカーバーの位置を明示するための、スト
レイン緩和ハウジングの側面図。
レイン緩和ハウジングの側面図。
【図7】 ケーブルあるいはコードがハウジングに挿入
される端部を明示するための、ストレイン緩和ハウジン
グの裏面図。
される端部を明示するための、ストレイン緩和ハウジン
グの裏面図。
【図8】 ストレイン緩和ハウジングの頂部を示す平面
図。
図。
【図9】 アンカーバーがケーブルあるいはコードと噛
み合わされた様子を示す詳細な断面図。
み合わされた様子を示す詳細な断面図。
【図10】 ジャックインターフェースハウジング内と
同一の方向に配置された調節可能ブレードの全体像を示
す図。
同一の方向に配置された調節可能ブレードの全体像を示
す図。
【図11】 調節可能ブレードの平面図。
【図12】 ブレードの配置バーに対する関係に沿った
電気的に重要な領域を明示するための、調節可能ブレー
ドの側面図。
電気的に重要な領域を明示するための、調節可能ブレー
ドの側面図。
【図13】 ブレードの導体接続インターフェース端を
示す正面図。
示す正面図。
【図14】 ブレードを保持するブレードキャリアの全
体像を示す図。
体像を示す図。
【図15】 調節可能ブレードとブレードキャリアとの
関係を示す図。
関係を示す図。
【図16】 ブレードキャリアに配置された調節可能ブ
レードを後方からみた図。
レードを後方からみた図。
【図17】 ブレードキャリアに配置された調節可能ブ
レードの全体像を示す図。
レードの全体像を示す図。
【図18】 ジャックスプリングハウジングの断面図。
【図19】 本発明に係るジャックスプリングハウジン
グの正面図。
グの正面図。
10 通信プラグ 15 ジャックインターフェースハウジング 17 スロット 19 ラッチ 21 アーム 23 ロッキングエッジ 25 ロックスリット 27 位置合わせ溝 28 位置揃え/配置バー 30 ストレイン緩和ハウジング 32 トリガー 34 開口部 36 開口部 38 円形開口部 39 上部表面 40 開口部 41 表面 42 アンカーバー 43 ヒンジ 46 分離突起 48 導体分離突起 50 導体制御溝 52 IDC制御溝 54 アタッチメントクリップ 56 位置合わせガイド 70 調節可能ブレード 72 絶縁配置接続(IDC)端 74 二重突起 76 空隙 78 ジャックインターフェース端 80 位置揃えノッチ 82 ジャックスプリングノード 84 ブレードキャリア 86 溝 92 静電結合領域 94 誘導結合領域 96 絶縁領域 101 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 596077259 600 Mountain Avenue, Murray Hill, New Je rsey 07974−0636U.S.A. (72)発明者 チェン−チェイ リン アメリカ合衆国,46229 インディアナ, インディアナポリス,フェアハーヴェン ドライブ 1908 (72)発明者 ジョージ ダブリュー.レイチャード ジ ュニア アメリカ合衆国,46033 インディアナ, カーメル,ヒルクレスト ドライブ 1206 (72)発明者 テッド イー.スティール アメリカ合衆国,46226 インディアナ, ローレンス,マッキントッシュ レイン 7035 アパートメント 1シー
Claims (19)
- 【請求項1】 複数個の導体を内包するケーブルを終端
する通信プラグにおいて、当該通信プラグが、 ジャックスプリングを受容する目的の複数個のスロット
を有する外部表面を持つ第一壁面を有するジャックイン
ターフェースハウジング;ここで、前記ハウジングは、
開放端を有する空隙をその内部に有している;前記ジャ
ックインターフェースハウジングにマウントされる中心
端を有するストレイン緩和ハウジング;ここで、前記ス
トレイン緩和ハウジングは、前記ストレイン緩和ハウジ
ングを貫いて延在する前記ケーブルを受容する目的の空
間を有している;前記ケーブル中の前記個々の導体を所
定のパターンに方向付けして保持する手段;ここで、前
記手段は前記中心端に形成されており、前記導体の各々
は隣接する導体から離れて配置されている;前記ジャッ
クインターフェースハウジングの前記空隙内における複
数個の導電性材;ここで、前記導電性材の各々は導体イ
ンターフェース端及びジャックインターフェース端を有
しており、前記導電性材の前記導体インターフェース端
は前記導体の前記所定のパターンに対応するパターンに
配置されており、前記導体インターフェース端は各々対
応する前記ケーブル内の前記導体に接続される;を有し
ており、前記ジャックインターフェース端の各々が対応
するジャックスプリングに導電的に接続されるように配
置されていることを特徴とする通信プラグ。 - 【請求項2】 前記低クロストークアセンブリが、さら
に、導体インターフェース端、ジャックインターフェー
ス端、及び一方の端部から他方の端部へ延在する溝、を
有するキャリア材を有しており、前記溝の各々が前記導
電性材のうちの一つを保持するように適応されているこ
とを特徴とする請求項1記載の通信プラグ。 - 【請求項3】 前記導電性材の各々が導電性ブレードで
あることを特徴とする請求項1記載の通信プラグ。 - 【請求項4】 前記ジャックインターフェースハウジン
グ内に配置され前記溝内の前記導電性ブレードの位置揃
えを行なう配置バーをさらに有することを特徴とする請
求項1記載の通信プラグ。 - 【請求項5】 前記ジャックインターフェースハウジン
グが底部表面を有しており、さらに、 前記底部表面に固着された中心端及び前記中心端から離
れた遠位端をラッチ材;及び、 前記ストレイン緩和ハウジングに固着された中心端及び
前記中心端から離れた遠位端を有するトリガー手段;こ
こで、前記トリガー手段の前記遠位端は前記ラッチ材の
前記遠位端とオーバーラップしている;を有することを
特徴とする請求項1記載の通信プラグ。 - 【請求項6】 前記ブレードの各々が、それら自体の前
記導体インターフェース端に絶縁除去コネクタを有する
ことを特徴とする請求項1記載の通信プラグ。 - 【請求項7】 前記ストレイン緩和ハウジングが開口部
を持つ上部表面を有しており、さらに、前記開口部に配
置され、前記空間と組み合わせられて、前記導体と前記
ブレードとのa間の接続に係るストレスを緩和する目的
で前記ケーブルを前記開口部内に固定するアンカーバー
を有することを特徴とする請求項1記載の通信プラグ。 - 【請求項8】 前記開口部端から前記空隙内に延在す
る、前記ジャックインターフェースハウジング内の第一
ガイド手段;前記ストレイン緩和ハウジングの前記中心
端に形成された第二ガイド手段;ここで、前記第一及び
第二ガイド手段は前記ストレイン緩和ハウジングの前記
ジャックスプリングハウジングに対する相対的な位置を
一致させるように適応されている;をさらに有すること
を特徴とする請求項1記載の通信プラグ。 - 【請求項9】 前記第一ガイド手段が溝を有し、前記第
二ガイド手段が前記ストレイン緩和ハウジングの前記中
心端から延在する位置合わせガイドを有しており、前記
位置合わせガイドが前記溝内に合致する大きさを有して
いることを特徴とする請求項8記載の通信プラグ。 - 【請求項10】 前記ジャックインターフェースハウジ
ングが、第一側方壁面及び前記第一側方壁面から延在し
ている第二側方壁面;ここで、少なくとも前記側方壁面
のいずれかにはロッキングスロットが形成されている;
及び、前記ストレイン緩和ハウジングの前記中心端から
延在し、前記ストレイン緩和ハウジングの前記ジャック
スプリングハウジングに対する位置を固定する目的で前
記ロッキングスロットと噛み合う手段;を有しているこ
とを特徴とする請求項1記載の通信プラグ。 - 【請求項11】 複数個の導体を有するケーブルを終端
する通信プラグにおいて、当該通信プラグが、開放端、
閉端、上部壁面、下部壁面、及びその内部に空隙を構成
する第一及び第二側方壁面を有するジャックインターフ
ェースハウジング;ここで、前記空隙は前記開放端にお
いて開放されていて前記閉端において閉じられている;
前記空隙の前記開放端に隣接した中心端及び終端さるべ
きケーブルを受容する穿孔を有する遠位端を有するスト
レイン緩和ハウジング;ここで、前記ストレイン緩和ハ
ウジングは、その中心端にケーブル中の導体を所定のパ
ターンを有する配列に配置する手段を有している;前記
ジャックインターフェースハウジングの前記空隙内に配
置された複数個の導電性ブレード;ここで、前記各導電
性ブレードは、ジャックインターフェース端とその導体
インターフェース端に形成された導体接続手段とを有し
ており、前記複数個のブレードの前記導体接続手段は、
前記導体配置手段の前記所定のパターンを有する前記配
列に対応する所定のパターンを有する配列に配置されて
いる;及び、 前記ストレイン緩和ハウジングを前記中心端において前
記ジャックスプリングハウジングの前記開放端と接続す
る手段;を有することを特徴とする通信プラグ。 - 【請求項12】 導体インターフェース端及びジャック
インターフェース端を有し、前記ブレードを前記ストレ
イン緩和ハウジングから前記ジャックインターフェース
ハウジング内の前記空隙の前記閉端に導く、前記空隙内
に配置されたブレードキャリアをさらに有することを特
徴とする請求項11記載の通信プラグ。 - 【請求項13】 前記ジャックスプリングインターフェ
ースハウジングの前記開放端上及び前記ストレイン緩和
ハウジングの前記中心端上にそれぞれ形成され、前記ジ
ャックスプリングインターフェースハウジングと前記ス
トレイン緩和ハウジングとの位置揃えを行なう第一及び
第二ガイド手段をさらに有することを特徴とする請求項
11記載の通信プラグ。 - 【請求項14】 前記ストレイン緩和ハウジングを前記
ジャックスプリングハウジングへ接続する前記手段が、
前記ジャックスプリングハウジングの前記側方壁面のう
ちの少なくとも一つにロッキングスロットと、及び前記
ストレイン緩和ハウジングの前記中心端から延在し、前
記ロッキングスロットと噛み合うように適合された少な
くとも一つのアタッチメントクリップとを有することを
特徴とする請求項11記載の通信プラグ。 - 【請求項15】 前記空隙内の前記閉端に隣接し、前記
ジャックスプリングインターフェース端から突き出した
前記ブレードの前記二股になった端部を、ある間隔を有
して配置された導電性ブレードよりなる実質的に平面上
の配列に維持する配置手段をさらに有することを特徴と
する請求項11記載の通信プラグ。 - 【請求項16】 前記配置手段が、前記空隙を越えて前
記側方壁面から延在するバーを有すること;ここで、前
記バーは、前記二股になった端部によって構成される前
記配置溝内に収まる大きさを有している;を有すること
を特徴とする請求項15記載の通信プラグ。 - 【請求項17】 前記バーが、前記導電性ブレードの前
記二股になった端部の間隔を維持する手段を有するこ
と;ここで、前記手段は、前記バーにある間隔を有して
形成された複数個の溝よりなり、各々の溝は前記導電性
ブレードの前記二股になった端部を受容するように適合
されている;を特徴とする請求項16記載の通信プラ
グ。 - 【請求項18】 前記ジャックインターフェースハウジ
ングの前記底面に固着された中心端を有し、その遠位端
が前記開放端に向かって延在している長いラッチ材をさ
らに有することを特徴とする請求項11記載の通信プラ
グ。 - 【請求項19】 前記ストレイン緩和ハウジングに対し
てその遠位端に隣接して固着された中心端及び前記中心
端方向に延在している遠位端を有する長いトリガー材;
ここで、前記トリガー材は前記ラッチ材の前記遠位端と
オーバーラップしている;をさらに有することを特徴と
する請求項18記載の通信プラグ。
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