JPH11139607A - シート材分離装置、給紙装置及び画像形成装置 - Google Patents
シート材分離装置、給紙装置及び画像形成装置Info
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- JPH11139607A JPH11139607A JP9312063A JP31206397A JPH11139607A JP H11139607 A JPH11139607 A JP H11139607A JP 9312063 A JP9312063 A JP 9312063A JP 31206397 A JP31206397 A JP 31206397A JP H11139607 A JPH11139607 A JP H11139607A
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- sheet material
- sheet
- feeding device
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Landscapes
- Handling Of Cut Paper (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 積載されたシート材の束から1枚ずつシート
材を給送する際に、給送すべきシート材と他のシート材
を良好に分離すること。 【解決手段】 積載された複数のシート材から1枚ずつ
シート材を分離するためのシート材分離装置において、
所定の幅、高さ及び厚さを有する本体1cと、該本体の
1面に高さ方向に傾斜して形成された傾斜面と、該傾斜
面に沿って形成された複数の凹凸を具備し互いに並設さ
れた複数の突条部1a、1bとを有し、該複数の突条部
の相隣る凹凸は互いにずれて配置され、即ちシート材側
に突出している部分4とシート材側に対し引っ込んでい
る部分5とが交互に配置され、この凹凸形状により給送
されるべき最上位のシート材と、その下部のシート材と
の間に空間ができて、両者は良好に分離される。
材を給送する際に、給送すべきシート材と他のシート材
を良好に分離すること。 【解決手段】 積載された複数のシート材から1枚ずつ
シート材を分離するためのシート材分離装置において、
所定の幅、高さ及び厚さを有する本体1cと、該本体の
1面に高さ方向に傾斜して形成された傾斜面と、該傾斜
面に沿って形成された複数の凹凸を具備し互いに並設さ
れた複数の突条部1a、1bとを有し、該複数の突条部
の相隣る凹凸は互いにずれて配置され、即ちシート材側
に突出している部分4とシート材側に対し引っ込んでい
る部分5とが交互に配置され、この凹凸形状により給送
されるべき最上位のシート材と、その下部のシート材と
の間に空間ができて、両者は良好に分離される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数枚積載された
シート材から1枚ずつ分離するためのシート材分離装
置、並びにこのシート材分離装置を備えた給紙装置及び
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関
するものである。
シート材から1枚ずつ分離するためのシート材分離装
置、並びにこのシート材分離装置を備えた給紙装置及び
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置のシート材の給紙装
置には、図6に示すように、複数枚積載されたシート材
11から上方のシート材を一枚ずつ分離させるための分
離手段10がシート材11に対して斜めに位置するよう
に設けられており、給送手段12により給送さるシート
材11の先端が分離手段10に接触することで、給紙部
13に搬送される前の段階でシート材11が分離し易い
ようにしていた。
置には、図6に示すように、複数枚積載されたシート材
11から上方のシート材を一枚ずつ分離させるための分
離手段10がシート材11に対して斜めに位置するよう
に設けられており、給送手段12により給送さるシート
材11の先端が分離手段10に接触することで、給紙部
13に搬送される前の段階でシート材11が分離し易い
ようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では以下に述べるような可能性があった。
来例では以下に述べるような可能性があった。
【0004】1.シート材同士の吸着が強い場合は分離
手段の斜面にシート材束を接触させるだけでは、十分な
分離が行われず、図6の給紙部13にシート材が複数枚
送られる可能性があった(この現象を以下「重送」と呼
ぶ。)。シート材の2〜3枚程度の重送では紙詰まりは
発生しないが、画像形成されないシート材が画像形成装
置から排出されることになり、シート材の無駄が発生す
る。
手段の斜面にシート材束を接触させるだけでは、十分な
分離が行われず、図6の給紙部13にシート材が複数枚
送られる可能性があった(この現象を以下「重送」と呼
ぶ。)。シート材の2〜3枚程度の重送では紙詰まりは
発生しないが、画像形成されないシート材が画像形成装
置から排出されることになり、シート材の無駄が発生す
る。
【0005】2.上記1の重送によって、例えばシート
材の束5枚が給紙部に搬送されてしまうと、紙詰まりが
発生する。するとユーザーは紙詰まり処理を行なわなけ
ればならず、ユーザーは生産性の低下、時間の無駄等の
被害を被ることになる。
材の束5枚が給紙部に搬送されてしまうと、紙詰まりが
発生する。するとユーザーは紙詰まり処理を行なわなけ
ればならず、ユーザーは生産性の低下、時間の無駄等の
被害を被ることになる。
【0006】3.更に上記2のようなシート材束重送が
発生すると、シート材の搬送ローラー対の間にシート材
束が搬送されて、搬送ローラー対に挟まってしまった
り、シート材ガイド板の変形等装置本体の故障の原因に
なる可能性があった。
発生すると、シート材の搬送ローラー対の間にシート材
束が搬送されて、搬送ローラー対に挟まってしまった
り、シート材ガイド板の変形等装置本体の故障の原因に
なる可能性があった。
【0007】上記従来の問題点に鑑みてなされたもの
で、本出願に係る発明の目的は、複数枚積載されたシー
ト材から1枚ずつシート材を給送するに当たり、シート
材の分離を確実に行なうことにある。
で、本出願に係る発明の目的は、複数枚積載されたシー
ト材から1枚ずつシート材を給送するに当たり、シート
材の分離を確実に行なうことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の代表的構成は、所定の幅、高さ及び厚さを
有する本体と、該本体の1面に高さ方向に傾斜して形成
された傾斜面と、該傾斜面に沿って形成された複数の凹
凸を具備し互いに並設された複数の突条部とを有し、該
複数の突条部の相隣る凹凸は互いにずらした構成のシー
ト材分離装置とした。
に、本発明の代表的構成は、所定の幅、高さ及び厚さを
有する本体と、該本体の1面に高さ方向に傾斜して形成
された傾斜面と、該傾斜面に沿って形成された複数の凹
凸を具備し互いに並設された複数の突条部とを有し、該
複数の突条部の相隣る凹凸は互いにずらした構成のシー
ト材分離装置とした。
【0009】[作用]上記構成によれば、シート先端を
複数の凹凸が形成された傾斜面に当接すると、隣同士で
互いにずれた凹凸により、給送されるシート材とそれ以
外の残留シート材との間に空間が形成されて両者間の吸
着力が低減され、シート材の分離給送が良好に行われ
る。
複数の凹凸が形成された傾斜面に当接すると、隣同士で
互いにずれた凹凸により、給送されるシート材とそれ以
外の残留シート材との間に空間が形成されて両者間の吸
着力が低減され、シート材の分離給送が良好に行われ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の第1実施形態を添
付図面に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施形
態を示す断面図である。図1に於いて1は分離手段で、
その本体部1cは、シート材2の幅に見合う幅と、シー
ト材の積載量に見合う高さと、所定の厚さを有する。
付図面に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施形
態を示す断面図である。図1に於いて1は分離手段で、
その本体部1cは、シート材2の幅に見合う幅と、シー
ト材の積載量に見合う高さと、所定の厚さを有する。
【0011】該本体部1cのシート積載部2e側の面は
傾斜面とされており、図1のように上部給紙の場合は、
該傾斜面は、下部から上方に行くに従い、シート材積載
部から見て外方側、即ち、シート材給送方向前方側へ傾
斜している。下部給紙の場合は、この傾斜は逆になる。
傾斜面とされており、図1のように上部給紙の場合は、
該傾斜面は、下部から上方に行くに従い、シート材積載
部から見て外方側、即ち、シート材給送方向前方側へ傾
斜している。下部給紙の場合は、この傾斜は逆になる。
【0012】1a及び1bはそれぞれ分離手段1の突条
部で、該傾斜面に形成されている。各突条部の外形は、
円弧曲線で形成された複数の凹凸が配列された波形状に
なっている。突条部1aと突条部1bの隣り合う凹凸同
士は交互にずれて位置するように設けてあり、本実施形
態では、位相が180度ずれている。
部で、該傾斜面に形成されている。各突条部の外形は、
円弧曲線で形成された複数の凹凸が配列された波形状に
なっている。突条部1aと突条部1bの隣り合う凹凸同
士は交互にずれて位置するように設けてあり、本実施形
態では、位相が180度ずれている。
【0013】さら詳細に説明すると、図1において突条
部1aの突起がシート材側に突出している部分4では、
突条部1bの突起はシート材側に対して引っ込んでいる
(破線で表示)。逆に、突条部1aの突起がシート材側
に対して引っ込んでいる部分5では、突条部1bの突起
はシート材側に突出している。3aは給送ローラー、3
b,3cは給紙ローラーである。
部1aの突起がシート材側に突出している部分4では、
突条部1bの突起はシート材側に対して引っ込んでいる
(破線で表示)。逆に、突条部1aの突起がシート材側
に対して引っ込んでいる部分5では、突条部1bの突起
はシート材側に突出している。3aは給送ローラー、3
b,3cは給紙ローラーである。
【0014】図2は図1を矢印A方向から見た平面図で
ある。このように突条部1a,1bはシート材進行方向
(矢印B)と平行に複数個設けてあり、かつ隣り合う突
条部同士が交互に位置するようになっている。隣り合う
各突条部は適宜間隔で離隔されているが、間隔を無くし
て隣接するようにしてもよい。
ある。このように突条部1a,1bはシート材進行方向
(矢印B)と平行に複数個設けてあり、かつ隣り合う突
条部同士が交互に位置するようになっている。隣り合う
各突条部は適宜間隔で離隔されているが、間隔を無くし
て隣接するようにしてもよい。
【0015】次に、突条部同士が交互に位置することで
分離を促されることを図3を用いて説明する。図3はシ
ート材2の給送方向先端が突条部1a,1bに接触して
いる様子を示す斜視図である。ここでは説明のために両
突条部1a,1bの数を減らして描写してある。また、
シート材2の先端部で突出している突条部1aとの接触
部分を2a、引っ込んでいる突条部1bとの接触部分を
2bとする。給送ローラ3aにより、シート材が図3の
矢印C方向に給送されて突条部1a,1bに接触する
と、隣り合う突条部同士が交互に位置しているために、
シート材2の先端部の接触部分2a,2bが図3で示す
ように凹凸状に変形する。
分離を促されることを図3を用いて説明する。図3はシ
ート材2の給送方向先端が突条部1a,1bに接触して
いる様子を示す斜視図である。ここでは説明のために両
突条部1a,1bの数を減らして描写してある。また、
シート材2の先端部で突出している突条部1aとの接触
部分を2a、引っ込んでいる突条部1bとの接触部分を
2bとする。給送ローラ3aにより、シート材が図3の
矢印C方向に給送されて突条部1a,1bに接触する
と、隣り合う突条部同士が交互に位置しているために、
シート材2の先端部の接触部分2a,2bが図3で示す
ように凹凸状に変形する。
【0016】すると図4(図1において矢印D方向から
シート材2のみを見た図)で示すように、シート材の先
端部は、シート材の幅方向に凹凸状に変形して給送され
る。これによって給送されるシート材2(最上部の1
枚)と残留すべき2枚目以降のシート材の間に空間2c
ができるので、分離効果が向上し、確実なシート材分離
が可能になる。以上のような構成で分離手段の突条部に
よってシート材は確実に分離、搬送される。シート材の
給送が続き、シート材の載置量の減少に伴い、給送ロー
ラーは下降していく。
シート材2のみを見た図)で示すように、シート材の先
端部は、シート材の幅方向に凹凸状に変形して給送され
る。これによって給送されるシート材2(最上部の1
枚)と残留すべき2枚目以降のシート材の間に空間2c
ができるので、分離効果が向上し、確実なシート材分離
が可能になる。以上のような構成で分離手段の突条部に
よってシート材は確実に分離、搬送される。シート材の
給送が続き、シート材の載置量の減少に伴い、給送ロー
ラーは下降していく。
【0017】なお、上記実施形態において突条部は、分
離装置の幅全体に形成したが、シート材の分離が可能な
範囲で部分的に形成してもよい。
離装置の幅全体に形成したが、シート材の分離が可能な
範囲で部分的に形成してもよい。
【0018】次に上記のようにして分離給送されるシー
ト材の画像形成装置について説明する。
ト材の画像形成装置について説明する。
【0019】図7において、シート材積載部20に載置
されたシート材は、給送ローラー3a及び給紙ローラー
3b、3c等によりレジストローラー21に送られる。
一方、電子写真感光体ドラム等の感光体22は図におい
て時計方向に回転する。一次帯電器23によって感光体
22表面は一様に帯電され、後述のように露光により静
電潜像が形成され、該潜像は、現像ユニット24にて現
像剤であるトナーにより現像される。
されたシート材は、給送ローラー3a及び給紙ローラー
3b、3c等によりレジストローラー21に送られる。
一方、電子写真感光体ドラム等の感光体22は図におい
て時計方向に回転する。一次帯電器23によって感光体
22表面は一様に帯電され、後述のように露光により静
電潜像が形成され、該潜像は、現像ユニット24にて現
像剤であるトナーにより現像される。
【0020】現像されて顕画像化されたトナー像は、転
写ユニット部25により、レジストローラー21により
タイミングをとって送られてきた紙等のシート材に転写
される。像担持体としての感光体22は、転写後クリー
ニングユニット26によって残留トナーを取り除かれ、
また、前露光ランプ27により残留電位が除電され、再
び画像形成が行われるというプロセスが繰り返される。
画像が転写された転写材は搬送ユニット28の搬送ベル
ト上にのって、定着ユニット30に送られる。定着ユニ
ット30は、駆動ローラ31、テンションローラ32、
加圧ローラ33の3個のローラを有する。ヒーターには
セラミック基板上に抵抗体を印刷したヒーター34を用
い、このヒーター34は耐熱性のプラスチックサポータ
35にサポートされている。さらにプラスチックサポー
タ35には金属のステーを取付、強固にしている。
写ユニット部25により、レジストローラー21により
タイミングをとって送られてきた紙等のシート材に転写
される。像担持体としての感光体22は、転写後クリー
ニングユニット26によって残留トナーを取り除かれ、
また、前露光ランプ27により残留電位が除電され、再
び画像形成が行われるというプロセスが繰り返される。
画像が転写された転写材は搬送ユニット28の搬送ベル
ト上にのって、定着ユニット30に送られる。定着ユニ
ット30は、駆動ローラ31、テンションローラ32、
加圧ローラ33の3個のローラを有する。ヒーターには
セラミック基板上に抵抗体を印刷したヒーター34を用
い、このヒーター34は耐熱性のプラスチックサポータ
35にサポートされている。さらにプラスチックサポー
タ35には金属のステーを取付、強固にしている。
【0021】また、駆動ローラ31、テンションローラ
32、ヒーター35には、エンドレスの耐熱性フィルム
36がかけられている。前記金属ステーには温度検出素
子(サーミスタ)37が取り付けてあり、温度検出素子
37は直接ヒーター34の裏面に接触させてある。もう
一つの温度検出素子38も、温度検出素子37と同様に
金属ステーに取付てある。ヒーター34、プラスチック
サポータ35、金属ステーを有するヒーター部に対し、
エンドレスフィルム36を加圧ローラ33により加圧し
ている。
32、ヒーター35には、エンドレスの耐熱性フィルム
36がかけられている。前記金属ステーには温度検出素
子(サーミスタ)37が取り付けてあり、温度検出素子
37は直接ヒーター34の裏面に接触させてある。もう
一つの温度検出素子38も、温度検出素子37と同様に
金属ステーに取付てある。ヒーター34、プラスチック
サポータ35、金属ステーを有するヒーター部に対し、
エンドレスフィルム36を加圧ローラ33により加圧し
ている。
【0022】定着ユニット30を通過した転写材は排紙
ローラ40によって定着ユニット30から排出され、排
紙トレー41上に納められる。
ローラ40によって定着ユニット30から排出され、排
紙トレー41上に納められる。
【0023】前記感光体への潜像形成は次のように行わ
れる。露光ランプ系50〜53は原稿ガラス54上の原
稿を図1の左端から右方向に走査移動し、原稿画像を第
1ミラー51、第2ミラー52、第3ミラー53、ズー
ムレンズ55、第4ミラー56、第5ミラー57、第6
ミラー58を介して電子写真感光体22への原稿露光を
実行する。
れる。露光ランプ系50〜53は原稿ガラス54上の原
稿を図1の左端から右方向に走査移動し、原稿画像を第
1ミラー51、第2ミラー52、第3ミラー53、ズー
ムレンズ55、第4ミラー56、第5ミラー57、第6
ミラー58を介して電子写真感光体22への原稿露光を
実行する。
【0024】[他の実施形態]次に本発明の第2実施形
態について述べる。図5は本発明の第2実施形態を示す
断面図である。これは手差し用の給紙装置に適用した実
施形態である。ここで6は中板でシート材が使用され、
枚数が少なくなると中板6は上方(矢印E方向)に移動
する。この間にシート材端が突条部1a,1bに接触し
ながら移動するので、上記本発明の第1実施形態同様に
シート材の間に空間2cが形成され、分離効果を更に高
めることができる。本実施形態は、画像形成装置本体内
に装填されるカセットにも適用することができる。
態について述べる。図5は本発明の第2実施形態を示す
断面図である。これは手差し用の給紙装置に適用した実
施形態である。ここで6は中板でシート材が使用され、
枚数が少なくなると中板6は上方(矢印E方向)に移動
する。この間にシート材端が突条部1a,1bに接触し
ながら移動するので、上記本発明の第1実施形態同様に
シート材の間に空間2cが形成され、分離効果を更に高
めることができる。本実施形態は、画像形成装置本体内
に装填されるカセットにも適用することができる。
【0025】次に本発明の第3実施形態について述べ
る。本実施形態は、上記実施形態の分離手段1を、画像
形成を施したシート材を再給紙するための給紙装置、即
ち両面コピーや多重コピーの際の再給紙装置に適用した
ものであり、特に給紙信頼性を要する再給紙装置には効
果的である。
る。本実施形態は、上記実施形態の分離手段1を、画像
形成を施したシート材を再給紙するための給紙装置、即
ち両面コピーや多重コピーの際の再給紙装置に適用した
ものであり、特に給紙信頼性を要する再給紙装置には効
果的である。
【0026】更に本発明の第4実施形態について説明す
る。第4実施形態は前記分離手段1を可動にしたもので
ある。可動手段としてソレノイド、カム機構等を用い、
該可動手段により、シート材の進行方向又は進行方向と
直交方向の振動を印加する。このように分離手段を可動
にすることによりシート材の間に空間形成が促進され更
なる分離効果の向上を図れる。
る。第4実施形態は前記分離手段1を可動にしたもので
ある。可動手段としてソレノイド、カム機構等を用い、
該可動手段により、シート材の進行方向又は進行方向と
直交方向の振動を印加する。このように分離手段を可動
にすることによりシート材の間に空間形成が促進され更
なる分離効果の向上を図れる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
所定の幅、高さ及び厚さを有する本体1面に高さ方向に
傾斜する傾斜面を形成し、該傾斜面に沿って複数の凹凸
を具備し複数の突条部を並設し、該複数の突条部の相隣
る凹凸は互いにずらした構成としたので、給送されるシ
ート材は、その先端が該凹凸に当接することにより、残
留するシート材との間に空間が形成され、良好に分離さ
れる。その結果、重送によるシート材の無駄が無くな
る、重送原因の紙詰まり処理によるユーザーの生産性の
低下、時間の無駄等を防止できる、シート材束が搬送ロ
ーラー対に挟まる、シート材ガイド板が変形する等の装
置本体の故障を回避できる、などの効果を奏することが
できる。
所定の幅、高さ及び厚さを有する本体1面に高さ方向に
傾斜する傾斜面を形成し、該傾斜面に沿って複数の凹凸
を具備し複数の突条部を並設し、該複数の突条部の相隣
る凹凸は互いにずらした構成としたので、給送されるシ
ート材は、その先端が該凹凸に当接することにより、残
留するシート材との間に空間が形成され、良好に分離さ
れる。その結果、重送によるシート材の無駄が無くな
る、重送原因の紙詰まり処理によるユーザーの生産性の
低下、時間の無駄等を防止できる、シート材束が搬送ロ
ーラー対に挟まる、シート材ガイド板が変形する等の装
置本体の故障を回避できる、などの効果を奏することが
できる。
【図1】本発明に係る給紙装置の第1実施形態を示す断
面図。
面図。
【図2】図1を矢印A方向から見た平面図。
【図3】シート材が突条部に接触している様子を示す斜
視図。
視図。
【図4】図1において矢印D方向からシート材のみを見
た図。
た図。
【図5】本発明の第2実施形態を示す断面図。
【図6】従来例を示す断面図。
【図7】本発明の1実施形態の画像形成装置全体を示す
図。
図。
1…分離手段 1a…突条部 1b…突条部 1c…本体部 2…シート材 2a、2b…シート材2の先端部の接触部分 3a…給送ローラー 3b、3c…給紙ローラー 20…シート材積載部 22…感光体 24…現像ユニット 30…定着ユニット
Claims (10)
- 【請求項1】 積載された複数のシート材から1枚ずつ
シート材を分離するためのシート材分離装置において、
所定の幅、高さ及び厚さを有する本体と、該本体の1面
に高さ方向に傾斜して形成された傾斜面と、該傾斜面に
沿って形成された複数の凹凸を具備し互いに並設された
複数の突条部とを有し、該複数の突条部の相隣る凹凸は
互いにずれていることを特徴とするシート材分離装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記複数の突条部の
相隣る凹凸は、位相が互いに180度ずれていることを
特徴とするシート材分離装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、前記相隣る突
条部の間には間隔が設けられていることを特徴とするシ
ート材分離装置。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかにおいて、前
記突条部の凹凸は、円弧曲線で形成されていることを特
徴とするシート材分離装置。 - 【請求項5】 複数のシート材を積載するシート材積載
部と、該シート材積載部の一端部に配設された請求項1
乃至4のいずれかのシート材分離装置とを有し、該シー
ト材分離装置の幅は積載されるシートの幅より大とさ
れ、該シート材分離装置の傾斜面は、シート材積載部内
方を向き、かつ下部から上部に行くに従いシート材積載
部外方側へ傾斜していることを特徴とする給紙装置。 - 【請求項6】 請求項5において、前記給紙装置は、シ
ート材を載置する中板を有し、手差し用給紙装置とされ
たことを特徴とする給紙装置。 - 【請求項7】 請求項5又は6において、前記分離装置
に振動を印可する可動手段を設けたことを特徴とする給
紙装置。 - 【請求項8】 請求項7において、前記可動手段は、シ
ート材の面に略平行又は垂直方向の振動を印加すること
を特徴とする給紙装置。 - 【請求項9】 請求項8において、前記可動手段は、ソ
レノイド又はカムを有することを特徴とする給紙装置。 - 【請求項10】 請求項5乃至9のいずれかの給紙装置
と、該給紙装置からシート材を給送する給送手段と、該
給送手段により給送されるシート材に画像を形成する画
像形成手段を有することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9312063A JPH11139607A (ja) | 1997-11-13 | 1997-11-13 | シート材分離装置、給紙装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9312063A JPH11139607A (ja) | 1997-11-13 | 1997-11-13 | シート材分離装置、給紙装置及び画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11139607A true JPH11139607A (ja) | 1999-05-25 |
Family
ID=18024791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9312063A Pending JPH11139607A (ja) | 1997-11-13 | 1997-11-13 | シート材分離装置、給紙装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11139607A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008013335A (ja) * | 2006-07-07 | 2008-01-24 | Canon Inc | 給紙装置及び画像形成装置 |
CN100371229C (zh) * | 2004-05-14 | 2008-02-27 | 兄弟工业株式会社 | 馈纸器 |
JP2011057444A (ja) * | 2009-09-15 | 2011-03-24 | Ricoh Co Ltd | シート材給送装置及びこれを備えた画像形成装置 |
-
1997
- 1997-11-13 JP JP9312063A patent/JPH11139607A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100371229C (zh) * | 2004-05-14 | 2008-02-27 | 兄弟工业株式会社 | 馈纸器 |
JP2008013335A (ja) * | 2006-07-07 | 2008-01-24 | Canon Inc | 給紙装置及び画像形成装置 |
JP2011057444A (ja) * | 2009-09-15 | 2011-03-24 | Ricoh Co Ltd | シート材給送装置及びこれを備えた画像形成装置 |
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