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JPH1035921A - 用紙ホルダー - Google Patents

用紙ホルダー

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Publication number
JPH1035921A
JPH1035921A JP8215045A JP21504596A JPH1035921A JP H1035921 A JPH1035921 A JP H1035921A JP 8215045 A JP8215045 A JP 8215045A JP 21504596 A JP21504596 A JP 21504596A JP H1035921 A JPH1035921 A JP H1035921A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
sheet
static electricity
intermediate tray
sheets
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8215045A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Fushida
晃 鮒子田
Kazumi Iida
一美 飯田
Hiroichi Kitagawa
普一 北川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
Priority to JP8215045A priority Critical patent/JPH1035921A/ja
Publication of JPH1035921A publication Critical patent/JPH1035921A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 静電気による用紙の吸着現象を抑制できるよ
うにした画像形成装置の用紙ホルダーを提供する。 【解決手段】 用紙ホルダー2と用紙5との間に所定
の離間間隔を確保するためのリブ31,41を前記用紙
ホルダー2に突設することにより、集積された用紙5に
帯電する静電気の偏在を少なくし、以って静電気による
用紙の吸着現象の発生を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は静電気による吸着を
防止できるようにした用紙ホルダーに係り、特に、両面
コピーが可能な画像形成装置に設けられる中間トレー等
における静電吸着を防止するための技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】用紙の表裏両面に画像を転写するいわゆ
る両面コピーが可能な画像形成装置では、片面のコピー
が終了した用紙が中間トレーに一旦集積された後、その
裏面側へのコピーのために再給紙される。
【0003】その再給紙は通常下の方から順に給紙され
るいわゆる下取り再給紙方式が採られることが多い。つ
まり最も下に積み重ねられた用紙に対して最初に給紙ロ
ーラの給紙圧を作用させるように構成されることが多
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、その中間ト
レーは通常、その本体が合成樹脂材よりなり、その両側
にアース(接地)された金属の板材よりなる幅寄せ部材
が設けられており、用紙のほぼ全面が合成樹脂材と金属
板に接しており、接触面積が大である。
【0005】一方、その中間トレーに搬入される用紙
は、その片面に静電写真が転写された後に除電されては
いるものの、完全には除電出来ず、また、その後所定の
搬送経路を経由していることから、その途中で静電気が
発生して帯電していることが多い。
【0006】従って、中間トレーに多数枚の用紙が集積
されると、帯電する静電気量が増え、中間トレーに近い
下層程静電気の帯電量が多くなる。そのため最下層の用
紙に再給紙のための給紙圧を作用させても用紙同士ある
いは中間トレーと強く吸着してしまい適正に給紙できな
いという問題点が生じていた。
【0007】このような用紙の吸着は静電気の偏在現象
によるものと考えられる。すなわち、図6に示すよう
に、中間トレーaに接触している側、つまり用紙b下層
程静電気の電荷が密であり帯電量が大となり、静電気が
下の方に偏在する。そのため、特に、一番下の用紙bが
最も強く中間トレーaに吸着しやすくなると考えられる
のである。
【0008】本発明はこのような実情に鑑みてなされ、
静電気による用紙の吸着現象を抑制できるようにした画
像形成装置の用紙ホルダーを提供することを目的として
いる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するための手段を以下のように構成している。すなわ
ち、画像形成装置に設けられる用紙ホルダーにあって、
その用紙ホルダーと用紙との間に所定の離間間隔を確保
するためのリブを前記用紙ホルダーに突設することによ
り、集積された用紙に帯電する静電気の偏在を少なく
し、以って静電気による用紙の吸着現象の発生を抑制し
てなることを特徴としている。
【0010】ストックされた用紙と用紙ホルダーとの接
触面積をできるだけ少なくし、かつその用紙と用紙ホル
ダーとの間に所定の離間間隔を設けることにより、静電
気の分散を図り、その偏在現象の発生を防止することが
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の用紙ホルダーの好
ましい実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1
は両面コピーが可能な静電写真式複写機(画像形成装置
の一例)1(図5参照)に設けられる中間トレー(用紙
ホルダー)2の模式断面図で、3は合成樹脂材よりなる
トレー本体、4は金属材よりなる幅寄せ部材、31はそ
のトレー本体3に突設されたリブであり、約5mm程度
の高さで用紙5の搬送方向に4本配列されている。41
は幅寄せ部材4の上に貼着一体化されたリブで、約5m
m程度の高さで用紙5の搬送方向に突設されており、そ
の幅寄せ部材4には接地(ア−ス)された除電ブラシ6
が当接するように設けられている。なお、rは0.5m
m程度の小さいリブである。
【0012】上述のように中間トレー2を構成したこと
により、用紙5と中間トレー2との接触をきわめて少な
くすることができ、かつその両者間に所定の離間間隔を
確保することができ、これにより図2に示すように、静
電気の分散つまり均一化を図ることができ、静電気の偏
在を効果的に防止して、静電吸着による重送や無紙給等
のトラブルを発生させることなく、正常な再給紙が可能
となる。
【0013】この静電気の分散化による静電吸着の防止
効果については、次のような実験によって確認すること
ができる(図3参照)。その実験では、静電気を強く発
生させるために、定着部を2回通紙させたコピー紙につ
いて引張り試験をおこなった。具体的には、A4サイズ
の新しい用紙(new paper)を50枚カセット
に収納して一度コピーをおこなって中間トレーに積層さ
せ、その用紙を抜き取り再びカセットに再セットし、2
度目のコピーをおこない、再び中間トレーに積層させ、
その積層された用紙を反転させひっくり返して天地を逆
に向け、一枚目が最上面になるように置き換え、その一
枚目の用紙の端部に貼着させた粘着テープをテンション
ゲージで水平に引張りその吸着力を測定した。
【0014】この実験に供した中間トレーは各種の条件
を設定できるようにし、それぞれ異なる条件下で5回テ
ストをおこなった。その選択条件として0.5mmの高
さのリブを用紙の搬送方向に数本有する従来型のもの、
5.0mmの高さのリブを用紙の搬送方向に4本有する
もの、幅寄せ部材に各1本(左右で2本)の5.0mm
の高さのリブを有するもの、および、除電ブラシの有無
等々を適宜に組み合わせてそれぞれ異なる内容の条件を
設定できるようにした(下記表1参照)。なお、温度2
5°C,湿度33%の環境条件であった。
【0015】
【表1】
【0016】第1回目のテストでは、中間トレーの条件
として、0.5mmのリブを有し、除電ブラシのあるも
のを選択した。その測定結果では、テンションゲージに
よる張力は1度目,2度目共、150gfであり、かな
り大きな張力を必要とすることが判った。
【0017】この第1回目のテストにおける中間トレー
の条件は、従来の中間トレーを想定したものであり、そ
の実験結果は、静電吸着が甚しく、しばしば無給紙や重
送などのトラブルが発生することを裏付けるものと判断
できる。
【0018】第2回目のテストでは、中間トレーの条件
として、0.5mmのリブと、5.0mmの4本のリブ
と、幅寄せ部材に5.0mmのリブとを有し、かつ徐電
ブラシを有するものとし、その測定結果では、一度目5
0gfと二度目30gfの張力が検出され、第1回目よ
りもはるかに低い張力で用紙が移動することを確認する
ことができた。
【0019】この第2回目のテストにおける中間トレー
の条件は図1に示されるような本発明の中間トレー2と
同様の構成としたものであり、その張力は第1回目の1
/3以下であり、その測定結果では、給紙時の吸着抵抗
が格段に少なくなっており、無給紙や重送などのトラブ
ルが発生しにくくなっていることが充分証明されてい
る。なお、同様の構成の中間トレー2によって実際に両
面コピーを実施したテストでも無給紙や重送は発生せ
ず、正常な再給紙が可能であることが別途確認されてい
る。
【0020】第3回目のテストでは、第2回目のテスト
におけるトレイ本体の5.0mmの4本のリブを除いた
条件として、一度目,二度目共に75gfの張力が検出
され、従来よりもかなり低い値になり、幅寄せ部材に各
1本の0.5mmのリブを設けただけでもかなりの吸着
抵抗低減効果が得られることを確認することができた。
【0021】第4回目のテストでは、第1回目のテスト
の信頼性を確認するために第1回目と同じ条件で再度同
じテストをおこなった。その結果、第1回目と全く同じ
結果を得ることができ、この実験方法による信頼性を証
明することができた。
【0022】第5回目のテストでは、従来の中間トレー
を想定した第1回目と第4回目のテスト条件から徐電ブ
ラシを除外した場合についておこなったが、安定した測
定結果を得ることができず、テンションゲージの読みが
激しく変動するとともに画像形成装置本体の制御異常が
発生した。このことから、徐電ブラシが抵抗値の安定化
に大きく寄与することを確認することができた。
【0023】以上の実験結果から、抵抗値の最も低い第
2回目のテスト条件、つまり、図1に示す中間トレー2
の構成が静電吸着の防止に最も効果的であること、ま
た、第3回目のテスト条件でもかなりの効果が得られる
ことを確認することができた。これは、リブ31,41
によって、用紙5とトレー本体3および幅寄せ部材4と
の接触をできるだけ少なくして、その間に所定の間隔を
保持することによって、前述したように用紙5に帯電し
た静電気が均一に分散されることによって静電吸着が効
果的に防止されることの裏付けになるものと判断でき
る。
【0024】また、特に、第3回目のテストの結果か
ら、幅寄せ部材4の改良による抵抗の低減効果がかなり
顕著であることに鑑み、図示は省略するが、幅寄せ部材
4に別途改良を施した実験をおこなった。その実験で
は、幅寄せ部材4に#188のマイラ(絶縁シート)を
貼着し、かつその上に2mm高さ程度の3角柱のリブを
各2本(合計4本)取り付けた場合、その測定結果で
は、45gfの張力が検出され、著しい抵抗低減効果が
得られることを確認することができた。また、上述の3
角柱のリブを取り除いたテスト条件でも、83gfの張
力が検出された。一方、この実験では、従来の中間トレ
ーでは、250gfの張力が検出されている。
【0025】この実験では、金属の幅寄せ部材4に絶縁
部材を施し、かつその上にリブを設けることが吸着抵抗
の低減化に有効であり、また、絶縁装置のみによっても
かなりの抵抗低減効果があることを確認することができ
た。
【0026】上述のような静電吸着の少ない中間トレー
2は、例えば図4および図5に示されるような静電写真
式複写機1に装着される。その構成について説明する
と、静電写真式複写機1は、複写機本体1aと、その頂
部に配設された原稿載置部1bとからなり、複写機本体
1aは、光学機構12、感光体ドラム42を備えた像形
成部13、用紙搬送機構14、反転機構15、および両
面ユニット部16を備えて形成されている。原稿載置部
1bは、複写機本体1aの頂面開口に装着されたコンタ
クトガラス1c面を開閉する原稿押さえ部を有し、マニ
ュアル操作で原稿をセットするようにしたものである。
なお、原稿載置部1bとして、コンタクトガラス1cの
上部であって、積層された原稿を1枚ずつコンタクトガ
ラス1c上に搬入して露光位置にセットし、原稿読み取
り後に搬出する自動原稿送り装置を用いるようにしたも
のでもよい。
【0027】光源211からの光は、コンタクトガラス
上にセットされた原稿に向けて照射され、原稿面で反射
されて原稿像を得る。この原稿像は、図中、一点鎖線で
示すように反射鏡212,221,222で反射され、
レンズ33を経た後、反射鏡223を介して感光体ドラ
ム42の露光位置に導かれる。
【0028】像形成部13は、図略の駆動手段によって
時計方向に定速回転される感光体ドラム42を備えると
ともに、感光体ドラム42の周囲に、その回転方向の上
流側から主帯電部43、現像部44、トナー回収ローラ
部45、転写部46、分離部47およびクリーニング部
48とを備えている。感光体ドラム42は主帯電部43
により表面を均一帯電された後、原稿像が露光されて静
電潜像が形成される。この静電潜像は現像部44でトナ
ーを付着されることによって顕在化され、次いで転写部
46で転写紙に転写される。トナー像が転写された転写
紙は、分離部47で感光体ドラム42から分離された
後、後述する定着部56に導かれる。
【0029】用紙搬送機構14は、複写機本体1aの下
部位置に着脱可能に設けられ、それぞれ積層状態で所定
サイズの用紙転写紙5を収納する複数段の給紙カセット
Cを備えるとともに、搬送方向上流側から用紙5を1枚
ずつ送り出す給紙ローラ411,412、給紙された用
紙5の重送を防止する捌きローラ対421,422、各
搬送ローラ対431〜434,二次給紙のためのレジス
トローラ対54を備える。また、感光体ドラム42の下
流方向には、一対の回転ローラ451,452間に張架
された搬送ベルト55、定着部56、搬出ローラ対57
および排紙トレイ58が設けられている。搬送ガイド部
50は、捌きローラ対52から給送された用紙を排出ロ
ーラ対57まで搬送するためのもので、所要幅を有して
対向配置された板状体から構成されている。手差しトレ
イ59は所要サイズの転写紙をマニュアルでセット可能
にするもので、給紙ローラ413及び捌きローラ対42
3を有してなり、その下流側で搬送ガイド部50と合流
している。定着部56は、上側の熱ローラ561と下側
の圧ローラ562とからなり、熱ローラ561は内部に
ヒータが設けられ、圧ローラ562は熱ローラ561側
に所要の圧力で押圧されている。
【0030】給紙カセットC、あるいは手差しトレイ5
9から給紙ローラ411〜413によって繰り出された
用紙5は、それぞれの搬送ローラ対431〜434を経
てレジストローラ対54まで給送される。レジストロー
ラ対54まで搬送された転写紙は、光学機構12の露光
走査の開始タイミングと同期して二次給紙され、転写部
46でトナー像を転写される。トナー像を転写された用
紙5は、搬送ベルト55を経て定着部56に搬送され、
ここでトナー像が用紙5に定着された後、排出ローラ対
57を経て排紙トレイ58に排出される。
【0031】反転機構15は、定着部56と排出ローラ
対57との間の搬送ガイド部50の途中であって、図略
の電磁ソレノイドによって水平軸511回りに、用紙5
を排出ローラ対57の方向に導く回動位置と、後述の両
面ユニット部16の方向に導く回動位置とに切換えられ
る方向切換え板61を有するとともに、方向切換えされ
た用紙5を両面ユニット部16に導くべく対向配置され
た反転用紙ガイド62、反転用紙ガイド62の途中の搬
送ローラ対63、および反転用紙ガイド62の下流端に
設けられた搬出ローラ対64から構成されている。両面
ユニット部16側に方向切換えされた用紙5は、反転用
紙ガイド62に沿って下方に搬送され、搬送ローラ対6
3が設けられた反転用紙ガイド62の湾曲部において、
定着部56で形成されたカールが矯正されて可及的に真
っ直に戻された状態で搬出ローラ対64に導かれる。な
お、上記搬出ローラ対64の直ぐ上流側所定位置には、
用紙センサS1が配置されており、反転用紙ガイド62
を通過する用紙5の有無が検知されるようになってい
る。
【0032】また、上記両面ユニット部16は用紙5の
両面に複写を行うためのもので、ユニット本体70を有
する中間トレイ部17と再給送機構部18とから構成さ
れている。
【0033】先ず、再給送機構部18から説明すると、
この再給送機構部18は、所定間隔を有して対向配置さ
れた板状体からなる再給送ガイド部91を備えるととも
に、中間トレイ2の再給送方向のやや前方側であって、
上部周面を一部露出して設けられた再給紙ローラ92、
その前方に配された反転ローラ93、一対の回転ローラ
941,942間に張架され、反転ローラ93の周面に
接触した状態で再給送方向と逆方向に回転する捌きベル
ト94、および再給送ガイド部91の適所に所定間隔を
置いて配設された再給送ローラ対951〜953を有し
て形成されている。そして、各再給送ローラ対951〜
953の駆動により、再給送ガイド部91を介して像形
成部13に向けて用紙5を給送するようになっている。
また、捌きベルト94の回転ローラ941と反転ローラ
93とが対面する用紙5のニップ位置には、可撓性を有
するシート体が、ユニット部本体70から下方に垂下
し、その下端が反転ローラ93にほぼ接する状態で取り
付けられている。また、再給送ローラ対951〜953
の各上流側には、それぞれ用紙センサS2,S3,S4
が配設され、再給送ガイド部91を通過する用紙5の有
無が検知されるようになっている。
【0034】上記中間トレイ部17は、用紙5を載置し
てストックする中間トレイ2、この中間トレイ2の上方
に配設され、支持軸721を中心に揺動自在に支持され
た用紙はたき部72、支持軸721を中心に揺動自在に
支持されたニップローラ73、用紙ガイド74、および
紙面に自重で当接し、用紙の移送に伴って連れ回りする
回転板75を備えている。用紙はたき部72は、搬出ロ
ーラ対64から中間トレイ2上に転写紙が送られてくる
と、下方に回動して、用紙5の後端側(再給送時には先
端側)を上方から押さえて残存するカールを強制的に真
っ直ぐに規制する。また、上記ニップローラ73は、表
面がゴム性等の材質からなり、支持軸721を中心に下
方に移動し、所定の圧力で転写紙を押さえるとともに、
再給送方向である前送り回転により、用紙5を反転ロー
ラ93とシート体の間の用紙ニップ位置まで移送させ
て、ニップ状態の確保と前端揃えとを行う。この移送状
態は、回転板75の回動軸に設けられた図略のロータリ
エンコーダ等で監視されている。この状態で、再給送、
すなわち裏面複写動作の開始指示があると、再給紙ロー
ラ92、反転ローラ93および捌きベルト94が回転駆
動を開始し、用紙はたき部72による上方からの押圧作
用によって最下位の熱転写から順に1枚ずつ繰り出さ
れ、再給送ガイド部91を介して像形成部13に導かれ
る。そして、裏面にトナー像が転写された用紙5は、排
出ローラ対57を経て、排紙トレイ58に排出される。
【0035】このような構成の静電写真式複写機1にあ
って、中間トレイ2に搬入される片面コピーが終了した
用紙5は通常搬送過程で帯電しているが、その中間トレ
イ2に積層された状態では、リブ31,41によって、
最下層の用紙5がトレイ本体3および幅寄せ部材4との
間に、所定の間隔が保持されており、前述のように、静
電気が均一に分散され、いわゆる静電気の偏在現象は発
生せず、再給紙ローラ92による給紙圧が作用すると、
正常な再給紙を開始することができ、無給紙や重送が発
生することなく、用紙5の両面に健全なコピーをおこな
うことができる。
【0036】なお、本実施形態では、両面コピー用の中
間トレー2について説明したが、本発明は中間トレー2
に限られることなく、一般の給紙カセットや手差し給紙
部その他自動原稿送り装置の用紙ホルダー等々用紙を積
載保持する用紙ホルダーであれば、本発明を適用できる
のはいうまでもない。勿論、その用紙は転写紙に限られ
ることなく、原稿用紙であってもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の用紙ホル
ダーによれば、用紙ホルダーと用紙との間に所定の離間
間隔を確保するためのリブをその用紙ホルダーに突設す
ることにより、集積された用紙に帯電する静電気の偏在
を少なくし、以って静電気による用紙の吸着現象の発生
を抑制しているので、無給紙や重送等のトラブルの発生
を効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の用紙ホルダーの一実施形態を示す縦断
正面図である。
【図2】同用紙ホルダー上の用紙に帯電した静電気が均
一に分散されいる状態の模式的説明図である。
【図3】同静電吸着による用紙の抵抗を測るための実験
方法の説明図である。
【図4】同中間トレイ部の拡大構成図である。
【図5】同両面コピーが可能な画像形成装置の全体構成
図である。
【図6】従来の用紙ホルダー(中間トレー)上の用紙に
おける静電気の偏在現象を説明するための模式図であ
る。
【符号の説明】
1…画像形成装置、2…用紙ホルダー、31,41…リ
ブ、5…用紙。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置に設けられる用紙ホルダー
    であって、その用紙ホルダーと用紙との間に所定の離間
    間隔を確保するためのリブを前記用紙ホルダーに突設す
    ることにより、集積された用紙に帯電する静電気の偏在
    を少なくし、以って静電気による用紙の吸着現象の発生
    を抑制してなることを特徴とする用紙ホルダー。
JP8215045A 1996-07-27 1996-07-27 用紙ホルダー Pending JPH1035921A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8215045A JPH1035921A (ja) 1996-07-27 1996-07-27 用紙ホルダー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8215045A JPH1035921A (ja) 1996-07-27 1996-07-27 用紙ホルダー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1035921A true JPH1035921A (ja) 1998-02-10

Family

ID=16665850

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8215045A Pending JPH1035921A (ja) 1996-07-27 1996-07-27 用紙ホルダー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1035921A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008308245A (ja) * 2007-06-12 2008-12-25 Ricoh Elemex Corp シート給送装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008308245A (ja) * 2007-06-12 2008-12-25 Ricoh Elemex Corp シート給送装置

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