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JPH11133925A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

Info

Publication number
JPH11133925A
JPH11133925A JP29743597A JP29743597A JPH11133925A JP H11133925 A JPH11133925 A JP H11133925A JP 29743597 A JP29743597 A JP 29743597A JP 29743597 A JP29743597 A JP 29743597A JP H11133925 A JPH11133925 A JP H11133925A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
driver
line
signal
scanning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29743597A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Sakamoto
務 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP29743597A priority Critical patent/JPH11133925A/ja
Publication of JPH11133925A publication Critical patent/JPH11133925A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ぼけた画像によって画面上に縞模様が現れるこ
とを防止する。 【解決手段】n進カウンタはn水平周期毎にキャリーア
ウトパルスを出力する。このキャリーアウトパルスは、
Dフリップフロップ25によって1水平期間遅延させる。
セレクタ26はn進カウンタ24からのキャリーアウトパル
スとDフリップフロップ25からのキャリーアウトパルス
とをフィールド毎に切換え選択する。この選択した出力
を用いて水平周期のパルスCPVがYドライバ23に供給
されることを阻止する。これにより、第1フィールドと
第2フィールドとで、1ラインずれた位置で走査信号の
シフトを停止させ、2ライン分の画像信号を1ラインに
表示して間引きを行う。第1,第2フィールド間で1ラ
インずれた位置で間引きを行っているので、解像度の劣
化を低減して、画面上に縞模様が現れることを防止する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶ディスプレイ
等のマトリクス電極を有する平面ディスプレイに好適な
画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶パネルをライトバルブとして
用い、液晶パネルの画面上の映像をレンズを用いてスク
リーン上に拡大投写する液晶プロジェタターが実用化さ
れている。
【0003】図4は一般的な背面投写型液晶プロジェク
ターを示す説明図である。また、図5はスクリーン枠に
対する投写映像の大きさを説明するための説明図であ
る。
【0004】キャビネット1の前面上部側にはフレーネ
ルレンズ又はレンチキュラレンズ等と組み合わせた透過
型のスクリーン2を設けている。キャビネット1の内部
にはショートアークランプ等を用いた光源装置3を設
け、光源装置3の光軸上に透過型の液晶パネル4及び投
写レンズ5を配置する。
【0005】液晶パネル4は図示しない映像回路からの
映像信号によって駆動され、光源装置3からの光の透過
率を映像信号に応じて変化させることにより、映像光を
出射する。この映像光を投写レンズ5を介してキャビネ
ット1背面に取付けられた折り返しミラー6によって反
射させてスクリーン2上に拡大投写する。液晶パネル4
としては、例えば、NTSCの映像を表示するために、
アスペクト比が4:3で、水平及び垂直画素数が640
×480のものを用いる。
【0006】図5はスクリーン2上の投写映像を示して
いる。図5において実線はスクリーン枠を示し、破線は
投写映像の領域を示している。
【0007】一般的には、液晶パネル4、投写レンズ
5、折り返しミラー6及びスクリーン2等の加工精度、
取り付け精度及び調整精度等を考慮して、図5に示すよ
うに、投写映像を5%程スクリーンサイズよりも大きく
拡大役写する。即ち、スクリーン上に表示される画素数
は、図5に示すように、水平608×垂直456画素と
なる。
【0008】この場合でも、NTSC方式の映像信号を
表示する場合には、特に問題とはならない。しかし、液
晶パネル4をパーソナルコンピュータ(以下、パソコン
という)の標準的規格であるVGA(Video Graphics A
rray)(640×480画素)の映像信号によって駆動
することもある。このような液晶パネルを用いると、投
写映像の周辺の約3万画素の表示がスクリーン2の枠内
を越えてしまい、周辺部の画像を見ることはできない。
しかし、パソコン用の表示は画像の周辺に重要な情報を
配置することが多く、オーバースキャンはパソコン用の
ディスプレイとして好ましくない。
【0009】そこで、スクリーン上に640×480画
素を表示させるために、液晶パネルの画素数を多くして
おくことが考えられる。例えば、光学系の調整精度の余
裕も考慮して、縦横にVGA表示よりも10%多い70
4×528画素の液晶パネルを用いて液晶プロジェクタ
ーを構成するのである。これにより、パソコンからのV
GA規格の640×480画素の画像全てをスクリーン
内に表示させることができる。
【0010】しかしながら、NTSCの有効走査線数は
約480本であることから、704×528画素の液晶
パネルを用いると、NTSC方式の映像信号に基づく画
像を表示した場合には、スクリーンの上下の約20ライ
ンは黒い無画部が表示されてしまう。また、NTSC信
号に文字多重放送用ディジタル信号が多重されている場
合には、文字多重放送用ディジタル信号によるノイズが
無画部部分に表示されてしまう。また、通常のテレビジ
ョン放送ではオーバースキャンを考慮した画像を送出し
ているので、通常の画像に比して表示される画像のサイ
ズが小さくなってしまうという問題もあった。
【0011】また、NTSC信号に基づく表示を行う場
合にのみディジタル信号処理を行って、フレームメモリ
に格納したデータの縦方向を演算して走査線数を増やす
ことで、通常のテレビジョン放送に基づく画像を表示す
る場合と同様のオーバースキャン及び倍率を実現するこ
とも可能である。しかし、必ずしもパソコン用のディス
プレイとして用いるとは限らない装置において、パソコ
ン表示のために多くの画素数を有する液晶パネルを設
け、更に、映像倍率可変回路を設けることは、コストア
ップ及び画質劣化を招来し、得策ではない。
【0012】そこで、本件出願人が先に出願した特開平
6−14280号公報の画像表示装置を流用することが
考えられる。この公報による画像表示装置は、液晶パネ
ル側で走査線を間引くことによって、画像を小さくする
方法を提供している。
【0013】即ち、この従来の画像表示装置は、液晶パ
ネルのゲートドライバ(Yドライバ)のシフト動作を数
水平走査線毎に1回停止させることで、高価なディジタ
ル回路等を用いずに、走査線数を低減させた表示を可能
にしており、例えばNTSC用の液晶パネルにPAL信
号を表示する場合に有効な装置である。
【0014】このような従来の画像表示装置を用いる
と、VGAに対応した液晶パネルの画像を間引いて、4
80ラインから456ライン以下にすることができる。
そうすると、図5のスクリーン枠内の608×456画
素の表示領域に、VGAの画像の全域を表示することが
可能となる。
【0015】図6はこの提案による間引き表示を説明す
るための説明図である。図6(a)は間引き前の画像を
示し、図6(b)は間引き後の画像を示している。ま
た、実線矢印は第1フィールドで間引く走査線を示し、
破線矢印は第2フィールドで間引く走査線を示してい
る。
【0016】パソコンからの出力映像信号は、通常順次
走査(プログレッシブスキャン)信号であるので、奇数
フィールド及び偶数フィールドという区別はないが、所
定のフィールドを第1フィールドとし、次のフィールド
を第2フィールドとして説明する。図6は1ますが1画
素を示し、塗り潰し部分は例えば黒の画素であるものと
する。
【0017】例えば、図6は15ライン当たり1本の走
査線を間引く例を示している。パソコンからの映像信号
は第1フィールドと第2フィールドとは相互に同一であ
る。図6の例では、第1フィールドでは第5,17,2
9ラインを間引き、第2フィールドでは第11,23ラ
インを間引いている。
【0018】例えば、第1フィールドの第5ラインの画
素を間引くことによって、元の第6ラインの画素が第5
ラインに表示される。なお、第2フィールドの第5ライ
ンは間引かれないので、元の位置に表示される。つま
り、間引きを行ったラインでは、元の第1フィールドの
画像と第2フィールドの画像とが1ラインずれて重なっ
た状態となる。例えば、図6(b)に示すように、第5
ラインは、第5列と第6列とに画素表示が行われる。し
かし、液晶パネルは、第1フィールドと第2フィールド
の画像が1/60秒毎に交互に駆動されることによって
正しく表示されるように構成されており、一方のフィー
ルドのみによる画素は、人間の目の残像特性によって、
人間の目では薄い表示として見える。
【0019】結局、従来の画像表示装置を用いると、図
6(b)に示すように、垂直解像度が低下してぼけた画
像が表示される。そして、ぼけた部分とぼけていない部
分とが、間引く位置に応じて交互に表示されることにな
り、画面上では帯状の縞模様が現れる。
【0020】なお、第1及び第2フィールドで同一位置
の走査線を間引くと情報の欠落が大きく、実用に耐える
ことはできない。例えば、「日」という文字の画像の間
引きを行って、この字の横一線を間引くと、表示される
文字は「口」となってしまう。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
従来の画像表示装置においては、間引きを行った走査線
近傍の垂直解像度が低下して画像がぼけてしまう。ま
た、他の位置の垂直解像度が低下しないので、ぼけた部
分とぼけていない部分とで帯状の縞模様が現れてしまう
という問題点があった。
【0022】本発明は、走査線の間引きを行う場合で
も、画面に縞模様が現れることを防止することができる
画像表示装置を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像表示装
置は、複数の走査線と複数の信号線との交点に対応させ
て画素をマトリクス状に形成して画像表示を行う表示手
段と、走査信号をシフトさせて前記複数の信号線に順次
供給することにより、前記表示手段のアクティブにする
ラインを順次切換えるYドライバと前記複数の信号線を
介して映像信号を供給することにより、前記走査信号に
よってアクティブとなったラインの画素を映像信号に基
づいて駆動するXドライバと、第1フィールドでは、第
(a×m+n)(mは自然数で、a,nは任意の整数)
ラインにおいて前記Yドライバによる走査信号のシフト
動作を停止させ、第2フィールドでは、第(a×m+n
+1)ラインにおいて前記Yドライバによる走査信号の
シフト動作を停止させるYドライバシフト動作停止手段
とを具備したものである。
【0024】本発明において、Yドライバシフト動作停
止手段は、第1フィールドではYドライバの第(a×m
+n)ラインのシフト動作を停止させ、第2フィールド
では、第(a×m+n+1)ラインのシフト動作を停止
させる。これにより、Yドライバは、第1フィールドと
第2フィールドとで1ラインずれた位置で走査信号のシ
フト動作を停止させる。即ち、所定のライン数間隔で、
1ラインずれた位置の映像信号は、表示手段の同一ライ
ンの画素に表示される。これにより、垂直方向の間引き
を行った場合でも、垂直解像度が低下することを抑制し
て、画面品位を向上させる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明に係る
画像表示装置の一実施の形態を示すブロック図である。
【0026】本実施の形態においては、画像を垂直方向
に圧縮するために、所定の走査線数毎に、第1フィール
ドと第2フィールドとで相互に隣接する走査線を間引く
ようになっている。
【0027】液晶パネル20はLCDパネル21、Xドライ
バ22及びYドライバ23によって構成している。液晶パネ
ル20のXドライバ22には、図示しない極性反転回路によ
って所定周期で極性反転された順次走査方式のR,G,
B映像信号を供給する(図示省略)。
【0028】LCDパネル21は水平方向に形成された複
数の走査線と垂直方向に形成された複数のデータ線との
交点に各画素を構成するマトリックス電極を配置してい
る。各電極には薄膜トランジスタ(TFT)を形成して
いる。同一の水平ラインに配列された各TFTは各走査
線に供給された書込み指示を示すゲート信号(走査信
号)によってオンとなり、同一列の各TFTはデータ線
を介して映像信号が供給されて、各画素の液晶を駆動す
る。これにより、各画素の液晶の透過率が映像信号に応
じて変化し、表示画面に映像が映出される。
【0029】Xドライバ22は、LCDパネル21の水平方
向画素数に応じたサンプリングクロックを用いて、入力
された映像信号をサンプリングしてホールドし、1ライ
ン分の映像信号をデータ線を介してLCDパネル21に供
給するようになっている。
【0030】Yドライバ23には、データ端Dに垂直走査
期間の開始タイミングでハイレベル(以下、“H”とい
う)となる垂直走査開始指示パルスSTVを入力し、ク
ロック端CKにシフトパルスを入力する。Yドライバ23
は、パルスSTVの入力によって1番目の走査線への走
査信号の入力を開始し、シフトパルスが入力される毎
に、走査信号を供給する走査線を順次シフトさせるよう
になっている。
【0031】こうして、走査信号が供給された走査線に
接続された各TFTがオンとなって、Xドライバ22から
各データ線を介して供給される映像信号に基づく表示が
行われるようになっている。
【0032】本実施の形態においては、Yドライバ23の
クロック端CKには、Yドライバシフト動作停止装置30
からのシフトパルスを供給するようになっている。
【0033】Yドライバシフト動作停止装置30は、n進
カウンタ24、Dフリップフロップ25、セレクタ26、イン
バータ27、オアゲート28及びアンドゲート29によって構
成している。端子15乃至18には、夫々、モード信号、垂
直走査開始指示パルスSTV、クロックCPV及びパル
スFI を供給する。
【0034】n進カウンタ24は、垂直走査開始指示パル
スSTV及び水平走査毎のクロックであるクロックCP
Vが入力されており、垂直走査開始指示パルスSTVに
よってリセットされて、クロックCPVをカウントアッ
プするようになっている。n進カウンタ24は、n個のC
PVクロック毎にキャリーアウトパルスを発生する。n
進カウンタ24のキャリーアウトパルスはDフリップフロ
ップ25のデータ端D及びセレクタ26に与える。
【0035】Dフリップフロップ25のクロック端CKに
は端子17からのクロックCPVを与える。Dフリップフ
ロップ25は、クロックCPVが入力される毎にデータ端
Dに入力されるキャリーアウトパルスを出力端Qから出
力してセレクタ26に供給するようになっている。即ち、
Dフリップフロップ25は、n進カウンタ24からのキャリ
ーアウトパルスを1水平周期だけ遅延させたパルスをセ
レクタ26に供給することになる。
【0036】セレクタ26にはフィールド毎にレベルが
“H”とローレベル(以下、“L”という)とで切換る
パルスFI が入力されており、セレクタ26は1フィール
ド毎にn進カウンタ24からのキャリーアウトパルスとD
フリップフロップ25からのキャリーアウトパルスとを切
換え選択してインバータ27に出力するようになってい
る。
【0037】インバータ27はセレクタ26の出力を反転さ
せてオアゲート28に出力する。オアゲート28には端子15
からのモード信号も与えている。モード信号は走査線の
間引きを行う場合には“L”で、間引きを行わない場合
には“H”を呈する信号である。オアゲート28は、モー
ド信号が“L”の場合のみインバータ27の出力をアンド
ゲート29に供給し、“H”の場合には常に“H”をアン
ドゲート29に供給するようになっている。
【0038】アンドゲート29にはクロックCPVも与え
る。アンドゲート29は、オアゲート28の出力が“H”と
なることによってクロックCPVをシフトパルスとして
Yドライバ23に供給するようになっている。
【0039】次に、このように構成された実施の形態の
動作について図2及び図3を参照して説明する。図2は
実施の形態の動作を説明するためのタイミングチャート
であり、図3は実施の形態の動作を説明するための説明
図である。図2(a)は垂直走査開始指示パルスSTV
を示し、図2(b)はクロックCPVを示し、図2
(c),(e)はオアゲート28の出力を示し、図2
(d),(f)はシフトパルスを示している。図2はモ
ード信号が“L”の場合を示しており、図2(c),
(d)は第1フィールドを示し、図2(e),(f)は
第2フィールドを示している。また、図3(a)は通常
の走査によって表示される画像を示し、図3(b)は間
引き走査時に表示される画像を示している。図3におい
ても1ますが1画素を示し、塗り潰し部分は例えば黒の
画素であるものとする。また、実線矢印は第1フィール
ドで間引く走査線を示し、破線矢印は第2フィールドで
間引く走査線を示している。
【0040】いま、通常の走査を行うものとする。この
場合には、端子15からのモード信号は“H”である。従
って、オアゲート28の出力は常に“H”であり、アンド
ゲート29は、端子17からのクロックCPV(図2
(b))を常時出力する。クロックCPVは1水平周期
で発生するようになっており、液晶パネル20のYドライ
バ23は1水平周期で走査信号を供給する走査線を順次シ
フトさせる。これにより、液晶パネル20のLCDパネル
は走査されて、Xドライバ22を介して供給される映像信
号に基づく表示を行う。
【0041】ここで、“L”のモード信号によって垂直
方向の間引きを指示するものとする。この場合には、オ
アゲート28は、インバータ27の出力をそのままアンドゲ
ート29に供給する。
【0042】n進カウンタ24は、垂直走査期間の開始タ
イミングで“H”となる垂直走査開始指示パルスSTV
(図2(a))によってリセットする。n進カウンタ24
は、端子17からのクロックCPVをカウントし、nクロ
ック毎に“H”のキャリーアウトパルスを出力する。こ
のキャリーアウトパルスは、セレクタ26及びDフリップ
フロップ25に供給する。
【0043】いま、第1フィールドであるものとする。
この場合には、セレクタ26はパルスFI によってn進カ
ウンタ24の出力を選択する。n進カウンタ24からのキャ
リーアウトパルスは、図2(c)に示すように、インバ
ータ27によって反転した後、オアゲート28を介してアン
ドゲート29に供給する。
【0044】アンドゲート29には、オアゲート28からn
クロック周期で“L”となる信号が供給されることにな
り、アンドゲート29はこの“L”期間に、クロックCP
Vの出力を停止させる。こうして、アンドゲート29から
は図2(d)に示すシフトパルスが出力される。このシ
フトパルスはnクロック周期で1パルスだけパルスが削
除されており、Yドライバ23はnクロック(水平)周期
で走査信号のシフト動作が停止する。
【0045】例えば、通常の走査によって表示される画
像が図3(a)に示す画像である場合において、図2
(d)に示すシフトパルス中のパルスP1 によって、図
3の第1ラインの走査を行うものとする。そうすると、
図2(d)のパルスP2 乃至P4 によって図3の第2ラ
イン乃至第4ラインの走査を行うことになる。
【0046】次の水平走査期間には、図2(d)に示す
ように、パルスは発生せず、パルスP4 の発生から2水
平期間後にLCDパネル21の第5ラインを駆動するパル
スP5 が発生する。即ち、図3(a)に示す元の画像の
第5ラインの画像はLCDパネル21には表示されず、元
の画像の第6ラインの画像がLCDパネル21の第5ライ
ンによって表示される(図3(b)の斜線部分)。こう
して、nクロック周期で間引いた画像をLCDパネル21
に表示する。
【0047】第2フィールドにおいては、セレクタ26は
Dフリップフロップ25の出力を選択する。Dフリップフ
ロップ25は、n進カウンタ24からのキャリーアウトパル
スを1CPVクロック期間だけ遅延させてセレクタ26に
与えており、オアゲート28の出力は、図2(e)に示す
ように、第1フィールドの場合に対して1水平期間だけ
遅延したタイミングで“L”を呈する。
【0048】従って、アンドゲート29からのシフトパル
スは、図2(f)に示すように、第1フィールドのシフ
トパルスに対して、1水平期間だけ遅延したタイミング
においてパルスが発生しない部分を有する。
【0049】即ち、第2フィールドにおいては、図3
(a)に示す元の画像の第5ラインの画像は、図3
(b)の斜線部分に示すように、LCDパネル21の第5
ラインに表示され、元の画像の第6ラインの画像は、L
CDパネル21には表示されない。
【0050】つまり、元の画像の第1,第2フィールド
の第5及び第6ラインの画像をLCDパネル21の第5ラ
インに表示させることによって、間引きを行っている。
以後同様に間引きを行って、図3では30ラインの画像
を27ラインで表示している。
【0051】図3(b)と図6(b)との比較から明ら
かなように、第1フィールドと第2フィールドとで間引
く位置を1ラインだけずらして間引いていることから、
画像情報の欠落を低減して、垂直方向の解像度低下を抑
制し、ぼけた画像が表示されることを防止することがで
きる。これにより、画面上に、ぼけた画像と鮮明な画像
とによる縞模様が現れることを防止することができる。
【0052】このように、本実施の形態においては、フ
レームメモリ等を用いた高価なディジタル回路を採用す
ることなく、第1フィールドと第2フィールドとで1ラ
インずれた位置を間引くことによって画像を縮小してい
る。これにより、ぼけた画像と鮮明な画像とによる縞模
様が画面上に現れることを防止することができるという
効果を有する。
【0053】なお、水平方向については、Xドライバ22
のサンプリングクロック周波数を低く設定することによ
って、画像を容易に小さくすることが可能である。
【0054】従って、NTSC放送時にはモード信号を
“H”にして通常の走査を行うことによって、オーバー
スキャンした画像を映出し、パソコン表示時には、サン
プリング周波数を低くすると共に、モード信号を“L”
にすることによって、画質の劣化を抑制しながら画像の
全域をスクリーン内に表示することができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、走
査線の間引きを行う場合でも、画面に縞模様が現れるこ
とを防止することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像表示装置の一実施の形態を示
すブロック図。
【図2】実施の形態の動作を説明するためのタイミング
チャート。
【図3】実施の形態の動作を説明するための説明図。
【図4】一般的な背面投写型液晶プロジェクターを示す
説明図。
【図5】スクリーン枠に対する投写映像の大きさを説明
するための説明図。
【図6】従来例における課題を説明するための説明図。
【符号の説明】
21…LCDパネル、22…Xドライバ、23…Yドライバ、
24…n進カウンタ、25…Dフリップフロップ、26…セレ
クタ、27…インバータ、28…オアゲート、29…アンドゲ
ート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の走査線と複数の信号線との交点に
    対応させて画素をマトリクス状に形成して画像表示を行
    う表示手段と、 走査信号をシフトさせて前記複数の信号線に順次供給す
    ることにより、前記表示手段のアクティブにするライン
    を順次切換えるYドライバと前記複数の信号線を介して
    映像信号を供給することにより、前記走査信号によって
    アクティブとなったラインの画素を映像信号に基づいて
    駆動するXドライバと、 第1フィールドでは、第(a×m+n)(mは自然数
    で、a,nは任意の整数)ラインにおいて前記Yドライ
    バによる走査信号のシフト動作を停止させ、第2フィー
    ルドでは、第(a×m+n+1)ラインにおいて前記Y
    ドライバによる走査信号のシフト動作を停止させるYド
    ライバシフト動作停止手段とを具備したことを特徴とす
    る画像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記Yドライバシフト動作停止手段を動
    作させるか否かを制御するモード決定手段を具備したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記Yドライバシフト動作停止手段を動
    作させる場合には、前記映像信号は順次走査信号である
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
JP29743597A 1997-10-29 1997-10-29 画像表示装置 Pending JPH11133925A (ja)

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JP29743597A JPH11133925A (ja) 1997-10-29 1997-10-29 画像表示装置

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JP29743597A JPH11133925A (ja) 1997-10-29 1997-10-29 画像表示装置

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ID=17846493

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JP29743597A Pending JPH11133925A (ja) 1997-10-29 1997-10-29 画像表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11133925A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7106628B2 (en) 2004-10-29 2006-09-12 Fujitsu Limited Semiconductor device having enhanced breakdown voltage

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