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JPH1110750A - 長尺トリム材および製造方法 - Google Patents

長尺トリム材および製造方法

Info

Publication number
JPH1110750A
JPH1110750A JP9167783A JP16778397A JPH1110750A JP H1110750 A JPH1110750 A JP H1110750A JP 9167783 A JP9167783 A JP 9167783A JP 16778397 A JP16778397 A JP 16778397A JP H1110750 A JPH1110750 A JP H1110750A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
width
long
longitudinal direction
resin
along
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9167783A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Tamura
達也 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hashimoto Forming Industry Co Ltd
Original Assignee
Hashimoto Forming Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hashimoto Forming Industry Co Ltd filed Critical Hashimoto Forming Industry Co Ltd
Priority to JP9167783A priority Critical patent/JPH1110750A/ja
Publication of JPH1110750A publication Critical patent/JPH1110750A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1および第2部材の重ね合わせが容易で、
変形が生じにくく、このため優れた外観を有するととも
に、接合強度も大きく、しかも装飾性の高い長尺トリム
材およびその効率的な製造方法を得る。 【解決手段】 長手方向に沿って固定幅部W2および拡
大幅部W1、W3を有する長尺トリム材1であって、一定
の断面形状で片側に第1重合面13を有する第1部材1
1、および一定の断面形状で片側に第2重合面14を有
する第2部材12が、重合した状態でかつその重合部1
5の幅が長手方向に沿って変化するように接合されるこ
とにより固定幅部X2および拡大幅部X1、X3が形成さ
れた長尺重合材2と、第1および第2部材の外表面側の
接合部18を被覆するように形成された樹脂部3とを備
え、長尺重合材の固定幅部および拡大幅部の境界部付近
における第1および第2部材の少なくとも一方の重合面
に、面方向の歪吸収部を有する長尺トリム材1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長手方向に沿って
横断面形状が変化する長尺トリム材、特に外表面部に固
定幅部と拡大幅部を有し車両用装飾部材に適した長尺ト
リム材およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両のルーフパネルの側縁部に沿って設
けられるドリップモールディングは、金属異形材からな
る長尺成形材の側縁部に沿って長手方向に樹脂部が形成
されており、この樹脂部が形成されていない非被覆部は
長尺成形材が露出して異色の光輝部が形成された長尺ト
リム材が使用されている。このような長尺トリム材は装
飾性を高めるために長尺成形材、樹脂部、光輝部等の外
表面側の幅が長手方向に沿って変化するものが求められ
る場合がある。
【0003】このような外表面側の幅が変化する長尺ト
リム材の従来の製造方法として、押出成形により部分的
に樹脂部を形成した第1および第2部材を一部が重なる
ように並べ、重なる部分の幅を長手方向に沿って変化さ
せることにより露出する幅を変化させてシーム溶接した
ものが提案されている(例えば特開平8−282399
号)。
【0004】しかしながらこのような長尺トリム材は、
2種の部材を重ね合わせて複合材とする際、長手方向に
沿って一方の部材を幅方向に移動させて重なる部分の幅
を変化させるため、重ね合わせの作業が困難であるとと
もに、部材の幅方向の移動に伴って歪が発生し、このた
め製品としたときに部分的な浮き上がりや波打現象等の
変形が生じやすい。また接合部が露出するため、汚れが
付いて外観を害しやすく、また接合強度も十分とはいえ
ないなどの問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、第1
および第2部材の重ね合わせが容易で、変形が生じにく
く、また汚れも付きにくく、このため優れた外観を有す
るとともに、接合強度も大きく、しかも装飾性の高い長
尺トリム材およびその効率的な製造方法を得ることであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は次の長尺トリム
材およびその製造方法である。 (1) 長手方向に沿って固定幅部および拡大幅部を有
する長尺トリム材であって、実質的に一定の横断面形状
を有し、かつ長手方向に沿って片側に第1重合面を有す
る第1部材、および実質的に一定の横断面形状を有し、
かつ長手方向に沿って片側に第2重合面を有する第2部
材が、第1および第2重合面が重合した状態で、かつそ
の重合部の幅が長手方向に沿って変化するように接合さ
れることにより、固定幅部および拡大幅部が形成された
長尺重合材と、第1および第2部材の外表面側の接合部
を被覆するように、長手方向に沿って一体的に形成され
た樹脂部とを備え、長尺重合材の固定幅部と拡大幅部と
の境界部付近において少なくとも一方の部材が他方の部
材から離れるように面方向に曲げられて拡大幅部が形成
され、かつ第1および第2部材の少なくとも一方の重合
面に、重合面の面方向の曲げに伴う歪を吸収する歪吸収
部を有することを特徴とする長尺トリム材。 (2) 直線状の第1部材に対し、第2部材が固定幅部
と拡大幅部および/または隣り合う拡大幅部同志との境
界部付近で交差するように蛇行状態で重合することによ
り、重合部分の幅が長手方向に沿って変化している上記
(1)記載の長尺トリム材。 (3) 拡大幅部において樹脂部はその幅が長手方向に
沿って長尺重合材の幅の拡大量に対応して変化し、これ
により第1部材と第2部材の外表面を被覆するととも
に、第2部材の外表面をその一部が一定幅の非被覆部と
して残るように被覆している上記(1)または(2)記
載の長尺トリム材。 (4) 拡大幅部において樹脂部はその幅が長手方向に
沿って長尺重合材の幅の拡大量を超えない幅に変化し、
これにより第1部材と第2部材の外表面を被覆するとと
もに、第2部材の外表面をその一部が長手方向に沿って
変化する幅の非被覆部として残るように被覆している上
記(1)または(2)記載の長尺トリム材。 (5) 第2部材が光輝金属材料からなる上記(1)な
いし(4)のいずれかに記載の長尺トリム材。 (6) 第2部材が光輝金属板の異形材からなる上記
(5)記載の長尺トリム材。 (7) 第2部材が非被覆部に沿って第2の樹脂部を有
する上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の長尺ト
リム材。 (8) 固定幅部が車両のドリップモールディングのセ
ンター部に対応し、拡大幅部がフロント部およびリア部
の少なくともいずれか一方に対応する上記(1)ないし
(7)のいずれかに記載の長尺トリム材。 (9) 長手方向に沿って固定幅部および拡大幅部を有
する長尺トリム材の製造方法であって、実質的に一定の
横断面形状を有し、かつ長手方向に沿って片側に第1重
合面を有する第1部材、および実質的に一定の横断面形
状を有し、かつ長手方向に沿って片側に第2重合面を有
する第2部材が、第1および第2重合面が重合した状態
で、かつその重合部の幅が長手方向に沿って変化するこ
とにより、固定幅部および拡大幅部が形成された長尺重
合材の、第1および第2部材の外表面側の接合部を被覆
するように、長手方向に沿って一体的に樹脂部を形成す
る方法であって、前記長尺重合材の固定幅部と拡大幅部
および/または隣り合う拡大幅部同志との境界部付近に
おける第1および第2部材の少なくとも一方の重合面
に、重合面の面方向への曲げの際に発生する歪を吸収す
る歪吸収部を形成することを特徴とする長尺トリム材の
製造方法。 (10) 金属板のロール成形により第1および第2部
材を形成し、それぞれの重合面を重合させて接合し、長
尺重合材を形成するようにした上記(9)記載の方法。 (11) 第1および第2部材の少なくとも一方の重合
面に歪吸収部を形成した後に重合するようにした上記
(9)または(10)のいずれかに記載の方法。 (12) 直線状の第1部材に対して第2部材を蛇行状
態で重合させて長尺重合材を形成するようにした上記
(9)ないし(11)のいずれかに記載の方法。 (13) 長尺重合材を押出成形型に供給し、第1およ
び第2部材の外表面側の接合部に対向して樹脂部を押出
し、樹脂部が軟化状態にある間に接合部を被覆するよう
に一体化する上記(9)ないし(12)のいずれかに記
載の方法。 (14) 押出成形型に可動型を設け、長尺重合材の拡
大幅部の幅の変化に対応して樹脂部の幅を変化させて接
合部を被覆することにより、第2部材の外表面の一部が
一定幅の非被覆部として残るようにした上記(13)に
記載の方法。 (15) 押出成形型に可動型を設け、長尺重合材の幅
の拡大量を超えない幅で変化する幅の樹脂部を押出して
接合部を被覆することにより、第2部材の外表面をその
一部が長手方向に沿って変化する幅の非被覆部として残
るようにした上記(13)記載の方法。 (16) 押出成形型に第2の樹脂部押出口を有する可
動型を設け、第2部材の非被覆部に沿って第2の樹脂部
を形成する上記(13)ないし(15)のいずれかに記
載の方法。
【0007】本発明において、「樹脂」は合成樹脂およ
びゴムを含む意味に用いられる。また「境界部付近」は
固定幅部と拡大幅部、および/または隣り合う拡大幅部
同志との境界部またはその付近を意味する。
【0008】本発明の長尺トリム材は長手方向に沿って
固定幅部および拡大幅部を有する長尺トリム材であっ
て、第1部材と第2部材が重合して固定幅部および拡大
幅部が形成された長尺重合材と、第1および第2部材の
外表面側の接合部を被覆するように、長手方向に沿って
一体的に形成された樹脂部とから形成されたものであ
る。
【0009】第1および第2部材はそれぞれ実質的に一
定の横断面形状を有し、かつ長手方向に沿って片側に第
1または第2重合面を有しており、第1および第2重合
面が重合した状態で、かつその重合部の幅が長手方向に
沿って変化するように接合されることにより、長尺重合
材が形成される。
【0010】この場合、剛性が大きく、直線状の第1部
材に対し、剛性が小さい第2部材が蛇行状態で重合する
ことにより、重合部分の幅が長手方向に沿って変化して
いるのが好ましい。長尺重合材は固定幅部および拡大幅
部の境界部付近における第1および第2部材の少なくと
も一方の重合面に歪吸収部を有しており、これにより重
合面の面方向の曲げの際に発生する歪が吸収される。
【0011】第1部材、第2部材は金属板、硬質樹脂等
の硬質材料により形成されるが、特に第2部材は非被覆
部が形成されるため光輝金属材料からなるのが好まし
い。第1部材は樹脂部により被覆されるため光輝金属で
なくてもよい。第1、第2部材とも金属板の異形材から
なるのが好ましい。
【0012】押出成形あるいは射出成形で形成される樹
脂部は第1部材の外表面を被覆するとともに、樹脂部の
幅を長手方向に沿って長尺重合材の幅の変化と一致させ
ることにより第2部材の外表面をその一部が一定幅の非
被覆部として残るように被覆しているものが装飾性が高
く好ましい。このほか樹脂部は第1部材の外表面を被覆
するとともに、樹脂部の幅を長手方向に沿って長尺重合
材の幅の変化と一致させることにより第2部材の外表面
をその一部が長手方向に沿って変化する幅の非被覆部と
して残るように被覆しているものも装飾性が高く好まし
い。この場合の一例としては樹脂部の幅を長手方向に沿
って一定幅とすれば、非被覆部の幅は長尺重合材の幅の
変化と対応した幅になる。
【0013】本発明の長尺トリム材は、第2部材の非被
覆部の側縁部に沿って非被覆部とは異色で軟質の第2の
樹脂部が形成されているのが好ましい。この場合第2の
樹脂部は第1部材からの距離が変化する第2部材の側縁
に沿って形成されることになり、位置の変化により装飾
性を付与する。第2の樹脂部は一定幅のものが用いられ
るが、幅が変化してもよい。
【0014】本発明の長尺トリム材は例えば車両のドリ
ップモールディングとして用いることができ、この場合
固定幅部が車両のドリップモールディングのセンター部
に対応し、拡大幅部がそれぞれフロント部およびリヤ部
に対応するように軸線曲げを行って車体パネルに取付け
るように構成される。また構成を変えることにより他の
用途、フロントウインドウモールディング、リアウイン
ドウモールディング、ボデーサイドモールディング、ウ
エストモールディング、あるいは側部サンシェード(サ
イドバイザーとも言われる)等にも使用することができ
る。なお、ドリップモールディングにおいて車両のスタ
イリングによってはフロント部とセンター部の組み合
せ、またはセンター部とリア部の組み合せが求められる
場合があり、またフロント部とセンター部とリア部の組
み合せのものでも拡大幅部がフロント部とリア部のいず
れか一方に求められる場合がある。
【0015】本発明の長尺トリム材は上記の長尺重合材
の第1および第2部材の外表面側の接合部を被覆するよ
うに、長手方向に沿って一体的に樹脂部を形成すること
により製造される。長尺重合材は金属板や金属ストリッ
プ材のロール成形により、あるいはアルミニウム合金の
押出異形材などにより断面異形で長尺な第1および第2
部材を形成し、それぞれの重合面を重合させて接合して
形成することができるが、重合面での面方向の曲げに対
する剛性の大きいほうの部材に対して剛性の小さいほう
の部材を蛇行状態で重合させるのが好ましく、剛性の小
さいほうの部材の重合面に歪吸収部を形成した後に重合
する。但し、両方の部材の重合面を面方向に曲げてもよ
い。
【0016】樹脂部の形成は長尺重合材を押出成形型に
供給し、第1および第2部材の外表面側の接合部に対向
して樹脂部を押出し、樹脂部が軟化状態にある間に接合
部を被覆するように長尺重合材に接着等の固着手段で一
体化する。樹脂部の幅は一定幅の場合もあるが樹脂部の
幅を変えるためには、押出成形型に可動型を設け、長尺
重合材の幅の変化に対応して樹脂部の幅を変化させて接
合部を被覆する。第2の樹脂部を形成するためには、押
出成形型に第2の樹脂部押出口を有する可動型を設け、
第2部材の非被覆部の側縁に沿って第2の樹脂部を形成
する。
【0017】このほか樹脂部を形成する方法としては、
予め所定の長さに切断された長尺重合材を射出成形型に
設置して射出成形を行うこともできる。この場合樹脂部
の形成は、押出成形の場合と同様に、樹脂部の幅が一定
または変化するように、樹脂部の形状に対応したキャビ
ティを有する射出成形型を用いる。第2の樹脂部を形成
する場合もその形状に対応したキャビティを有する射出
成形型を用いる。またドリップモールディングとして使
用する場合は、樹脂部形成の前または後に、固定幅部と
拡大幅部の境界付近で、被取付体である車体パネルの形
状に合わせて、他の部分よりも小さい曲率半径で軸線曲
げを行う。
【0018】上記により製造された長尺複合材は、例え
ば前記ドリップモールディングや側部サンシェードの場
合は軸線曲げされて車両の前側からフロントピラー、ル
ーフパネル、リアピラーの側縁に沿って、ウインドウモ
ールディングの場合には左右のピラーとルーフパネルの
側縁に沿って軸線曲げしたものを取付けることにより使
用される。他の用途の長尺複合材はそれぞれの用途に沿
って使用される。これらは一般的には縁部の装飾および
保護を目的として使用されるものが多いが、これに限定
されず、その形状も軸線曲げをせずほぼ直線状のまま使
用するものもある。
【0019】
【発明の効果】本発明の長尺トリム材は、固定幅部およ
び拡大幅部が形成された長尺重合材の第1および第2部
材の外表面側の接合部を被覆するように、長手方向に沿
って一体的に形成された樹脂部を備えており、長尺重合
材の固定幅部および拡大幅部の境界部付近における第1
および第2部材の少なくとも一方の重合面に、重合面の
面方向の曲げに伴って発生する歪を吸収する歪吸収部を
有するため、第1および第2部材の重ね合わせが容易で
変形が生じにくく、このため正確な形状でかつ優れた外
観を有するとともに、接合強度も大きく、しかも装飾性
の高い長尺トリム材が得られる。
【0020】直線状の第1部材に対し、第2部材が蛇行
状態で重合することにより重合部分の幅が長手方向に沿
って変化している場合は、第1部材を基準として第2部
材の位置が変わり優れた装飾性を有する。第2部材が非
被覆部に沿って第2の樹脂部を有する場合は第1部材か
らの位置が変化する第2部材の側縁に沿って第2の樹脂
部が形成され、優れた外観が付与される。第2部材がス
テンレス鋼やアルミニウム等の光輝金属材料からなる場
合は樹脂部とは異色の光輝金属が非被覆部で露出するこ
とにより、優れた外観が得られる。
【0021】本発明の長尺トリム材の製造方法は、長尺
重合材の第1および第2部材の外表面側の接合部を被覆
するように、長手方向に沿って一体的に樹脂部を形成す
るため、上記のような長尺トリム材を効率よく製造する
ことができる。この場合、金属板のロール成形により第
1および第2部材を形成し、それぞれの重合面を重合さ
せて接合し、長尺重合材を形成することにより、長尺重
合材の形成と樹脂部の形成を一貫して効率よく行うこと
ができる。
【0022】長尺重合材の形成に際して、第1および第
2部材の少なくとも一方の重合面に歪吸収部を形成した
のち重合することにより、歪の発生による変形を防止し
て部分的に変形のない長尺重合材を容易に、かつ正確な
形状で形成することができる。また直線状の第1部材に
対して第2部材を蛇行状態で重合させて長尺重合材を形
成することにより、優れた外観の長尺トリム材を効率よ
く製造することができる。
【0023】拡大幅部で幅が変化する長尺重合材を長手
方向に沿って押出成形型に供給し、第1および第2部材
の外表面側の接合部に対向して樹脂部を押出し、樹脂部
が軟化状態にある間に接合部を被覆するように長尺重合
材に一体化することにより、樹脂部を押出成形により効
率よく形成することができ、これにより優れた外観を有
し、接着強度の大きい樹脂部を形成することができる。
【0024】一定幅の樹脂部を押出して長尺重合材に一
体化すれば、拡大幅部において非被覆部の幅が長尺重合
材の幅の拡大量に対応して変化し装飾性の高い長尺トリ
ム材を形成可能である。一方、押出成形型に可動型を設
け、長尺重合材の幅の変化に対応して樹脂部の幅を変化
させて接合部を被覆することにより、幅の変化する樹脂
部を押出成形により形成し、一定幅の非被覆部を形成す
ることができ、これにより装飾性の高い樹脂部を形成す
ることができる。また押出成形型に第2の樹脂部押出口
を有する可動型を設け第2部材の非被覆部の側縁に沿っ
て第2の樹脂部を形成することにより、押出成形により
第2の樹脂部を第1部材に対して位置を変えて形成可能
であり、これにより装飾性の高い長尺トリム材を形成可
能である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。図1は車両のドリップモールディング
として使用される実施形態の長尺トリム材を示す正面
図、図2(a)は図1のA−A断面図、(b)はB−B
断面図、(c)はC−C断面図、図3(a)は長尺トリ
ム材の軸線曲げ前の正面図、(b)は長尺重合材の軸線
曲げ前の正面図である。図中、1はドリップモールディ
ングとして使用される長尺トリム材であり、長手方向に
沿って横断面形状が変化する長尺重合材2と、この長尺
重合材2の下側(ドア8a、8b側)および上側(ルー
フ6b側)の側縁に沿ってそれぞれ固着された樹脂部3
および第2の樹脂部4とから形成され、長尺重合材2の
非被覆部5は外部に露出して光輝部を形成している。
【0026】長尺トリム材1は車体のフロントピラーパ
ネル6aに沿うフロント部1a、ルーフパネル6bに沿
うセンター部1b、およびリヤピラーパネル6cに沿う
リヤ部1cが一体的に形成されている。センター部1b
は外表面側がほぼ一定の幅および横断面形状に形成され
て、固定幅部となり、フロント部1aおよびリヤ部1c
は外表面側の幅および横断面形状が変化して、端末側に
向けて末広がり状の拡大幅部となっている。7aはフロ
ントウインドウ、7bはリヤウインドウ、8aはフロン
トドア、8bはリヤドア、9aはフロントフェンダパネ
ル、9bはリヤフェンダパネルである。
【0027】長尺トリム材1のフロント部1a、センタ
ー部1bおよびリヤ部1cにおける外表面側の幅をそれ
ぞれW1、W2、W3、これに対応する樹脂部3の幅をそ
れぞれU1、U2、U3、第2の樹脂部4の幅をそれぞれ
1、V2、V3、非被覆部5の幅をそれぞれY1、Y2
3とすると、樹脂部3のセンター部1bにおける幅U2
は長手方向に沿ってほぼ一定であり、フロント部1aお
よびリヤ部1cにおける幅U1、U3はそれぞれU2の幅
から次第に先端に行くに従ってW1、W3の拡大量に対応
した量だけ拡大しており、横断面形状はそれぞれに対応
して変化している。これにより非被覆部5の幅Y1
2、Y3は全長にわたって一定幅を保っている。
【0028】また、第2の樹脂部4の幅V1、V2
3、は全体を通して同じ幅となっており、横断面形状
もほぼ一定となっている。これにより長尺トリム材1の
幅はW2がほぼ一定幅で、W1、W3がセンター部1bの
幅W2の両側から先端側に向けて次第に拡大する幅にな
っている。但し他の実施形態においてW1〜W3、V1
3、U1〜U3、Y1〜Y3はスタイリングの要求により
適宜変更して組み合せ可能である。例えばスタイリング
の要求によっては、第2の樹脂部4の幅は長手方向に沿
って変化していてもよく、拡大幅部も同じ要求によって
漸次拡大する形状に限らず、固定幅部の幅から途中まで
徐々に拡大し、この拡大した幅で一定の幅を保った形状
であってもよい。
【0029】長尺重合材2はそれぞれ金属異形材からな
る第1部材11と第2部材12が重合して形成され、長
尺トリム材1のフロント部1a、センター部1b、リヤ
部1cに対応して、フロント部2a、センター部2b、
リヤ部2cが形成されている。フロント部2a、センタ
ー部2b、リヤ部2cの外表面側の幅をそれぞれX1
2、X3とした場合、X2は一定でセンター部1bが固
定幅部となり、X1、X 3は幅が端末側に向けて末広がり
状に変化して固定幅部よりも幅の広い拡大幅部となって
いる。
【0030】すなわち長尺重合材2は、実質的に一定の
横断面形状を有しかつ長手方向に沿って上側に第1重合
面13を有する第1部材11と、実質的に一定の横断面
形状を有しかつ長手方向に沿って下側に第2重合面14
を有する第2部材12とが第1および第2重合面13、
14で重合した状態で、かつその重合部15の幅が拡大
幅部において長手方向に沿って変化するように接合され
ることにより、センター部2bに固定幅部、およびフロ
ント部2aおよびリヤ部2cに拡大幅部が形成されてい
る。
【0031】長尺重合材2の固定幅部であるセンター部
2bと、拡大幅部であるフロント部2aおよびリヤ部2
cとの境界部1d、1e付近における第2重合面14
に、第2重合面14の面方向の曲げに伴う歪を吸収する
ために、好ましくは長手方向に複数の切込からなる歪吸
収部16が形成されている。そして、直線状の第1部材
11に対し、第2部材12が蛇行状態で重合することに
より、重合部15の幅が長手方向に沿って変化した状態
で重合し、溶接部17により固着されている。ここで、
第1部材11と第2部材12はどちらを面方向に曲げて
もよく、また両方を曲げてもよいが、本実施形態におい
ては、図3から解るように剛性の大きい第1部材11を
直線状のまま残し、剛性の小さい第2部材12を面方向
に曲げるようにしたものであり、一般的には横断面形状
や使用する材料の物性等を考慮して剛性の小さい側の部
分成形材を曲げるのが好ましい。
【0032】第1部材11および第2部材12はいずれ
も金属板の異形材から形成されている。このうち第2部
材12はステンレス鋼、アルミニウム等の光輝金属板材
料からなる異形材を使用することにより、非被覆部5と
して光輝金属面を露出させ、装飾性を高める構成となっ
ている。なお非被覆部5は光輝金属面として装飾性を高
めるように同一幅の凸状に形成されている。第1部材1
1は樹脂部3で被覆されるため、亜鉛メッキ鋼板等の防
錆鋼板など、ステンレス鋼に比べて低コストの材料を用
いることができる。
【0033】第1部材11および第2部材12の表面色
とは異色の樹脂部3は第1部材11および第2部材12
の外表面側の接合部18を被覆するように、押出成形に
より長手方向に沿って長尺重合材2と一体的に形成され
ている。この場合、樹脂部3は第1部材11の外表面を
被覆するとともに、拡大幅部において第2部材12の外
表面の一部を樹脂部3の幅U1、U3を長手方向に沿って
長尺重合材2の拡大量と一致させ、これにより一定幅の
非被覆部5として残るようにしている。樹脂部3は装飾
性とともに、接合部18にシール性を付与するために、
軟質樹脂により形成するのが好ましい。
【0034】樹脂部3は長尺重合材2のドア8a、8b
側に沿って形成されているが、長尺重合材の反対側、す
なわち第2部材12のルーフパネル6b側には、第2の
樹脂部4が押出成形により一定幅V1、V2、V3でリッ
プ状に形成されている。第2の樹脂部4は第2部材12
とは異色で、長尺トリム材1に見切縁と車体パネルに対
する傷つきを防止する緩衝性を付与するために軟質の樹
脂により形成するのが好ましい。なお樹脂部3、第2の
樹脂部4が形成される部分の長尺重合材2には図示しな
い接着剤層を予め形成し、良好な固着を得るようにする
のが好ましい。
【0035】長尺トリム材1は折曲部10を介して第1
部材11が伸びて、図示しないウエザーストリップを保
持するための保持部19および車体パネルへの取付部2
0が形成されている。これらは全長を通して同一横断面
とされているが、車内側に存在して意匠部を形成しな
い。
【0036】上記の長尺トリム材1は外表面側の意匠部
が固定幅部である幅W2のセンター部1bの両端部側
に、幅W1、W3の拡大幅部であるフロント部1aおよび
リヤ部1cが末広がり状に延び、樹脂部3も長尺重合材
2の拡大幅X1、X3に相当して幅が端末側に向けて末広
がり状に変化する形状を有し、これによって非被覆部5
および第2の樹脂部4は全長にわたって同一幅であり、
しかも非被覆部5は光輝金属が露出し、非被覆部5とは
異色の樹脂部3、4は押出成形により形成されているた
め、優れた美観、意匠性が付与され、樹脂部3により第
1および第2部材11、12の接合部18のシール性や
固着性も強化される。
【0037】図4は実施形態の製造装置を示す系統図、
図5はその一部の平面図、図6(a)は第2部材の部分
斜視図、(b)は図4および図5のE−E断面図、図7
は図4および図5のD−D断面図、図8および図9は図
4および図5のF−F矢視図、図10(a)は図9のG
−G断面図、(b)はH−H断面図である。
【0038】図4および図5において、21、22はア
ンコイラ、23は歪吸収部形成装置、24、25はロー
ル成形装置、26は接合装置、27は固着手段形成装
置、28は活性化装置、29は押出成形型、30は冷却
装置、31は引取装置、32は切断装置、33は制御装
置である。
【0039】長尺トリム材1の製造方法はアンコイラ2
2からピンチローラ35、36によりステンレス鋼板か
らなる金属ストリップ状の第2部材12用素材をx方向
に送り出し、歪吸収部形成装置23においてスリット加
工を施し、固定幅部と拡大幅部との境界部1d、1eと
なる部分、および隣り合う拡大幅部同志との境界部1
f、1fとなる部分の第2重合面14に複数の切込状の
歪吸収部16を形成する。その後ロール成形装置25に
おいて異形断面形状に折曲成形を行って非被覆部5とな
る凸部を形成し、図2における鎖線12aで示す金属異
形材からなる第2部材12を形成する。なお、スリット
加工の様な歪吸収部16の形成は、第1部材11と第2
部材12の接合前であればよく、図6(a)に示すよう
な横断面形状に形成した後に行なってもよい。
【0040】一方アンコイラ21から同様に金属ストリ
ップ状の第1部材11用素材をx方向に送り出し、ロー
ル成形装置24において異形断面形状に折曲成形を行っ
て、図2における鎖線11aで示される金属異形材から
なる第1部材11を形成する。こうしてロール成形した
第1および第2部材11、12は検出装置37、37a
により送り量および歪吸収部16の位置を検出しながら
接合装置26に送り込む。このとき検出器37は第1部
材11の送り量を検出し、検出器37aは第2部材12
の歪吸収部16の位置を検出して検出信号aを制御装置
33に入力する。
【0041】接合装置26では図7に示すように、第1
部材11の長手方向の送りの軸線と一致した位置に固定
して配置された第1部材支持具41の挿通孔42に第1
部材11の取付部20を挿通して支持し、長手方向への
移動は許容するが、回転方向および長手方向と交差する
方向への移動を防止する。そして可動支持装置43の第
2部材支持具44の係合部44aに第2部材12の非被
覆部5となる凸部を係合させ、ガイドローラ45の押え
部45aで押えて支持する。可動支持装置43では制御
装置33からの駆動信号b(検出器37、37aが検出
した長尺重合材2の位置が接合装置26に達する迄の遅
れ時間を制御装置33で演算し、検出信号aよりも所定
時間だけ遅れて送られる信号)によってサーボモータ等
の駆動装置46が回転してねじ軸47が回転し、スライ
ダ48がベース49のガイド溝49aに沿ってy、z方
向に移動する。
【0042】これにより支柱50に支持された第2部材
支持具44およびガイドローラ45が第2部材12と係
合した状態でy方向に移動し、これにより第1および第
2部材11、12の重合面13、14の重合部15の幅
を調整する。このときガイドローラ45は第2部材12
の進行に伴って、軸45bを中心として回転する。第1
および第2部材11、12の進行とともに溶接用の上電
極51および下電極52が重合部15を挟むように回転
し、間欠的に電流を流してスポット溶接により溶接部1
7を形成して重合部15を固着する。この場合常時電流
を流してシーム溶接を行ってもよく、またレーザー溶接
でも可能である。こうして図2(a)、(b)(c)に
示すように、外表面側の幅X1〜X3が長手方向に沿って
変化する長尺重合材2が形成される。
【0043】接合装置26で形成された長尺重合材2は
ロール53を経て固着手段形成装置27に送り込まれ
る。固着手段形成装置27は図6(b)に示すように、
固定塗布装置55および可動塗布装置56間に長尺重合
材2を係合部56aに係合させて挿通し、接着剤供給路
57a、57bから液状接着剤を供給してスポンジやフ
ェルト等の液状接着剤保持材58a、58b、58cに
より、樹脂部3および第2の樹脂部4に対応する接着剤
塗布面59a、59bに接着剤を塗布する。このとき制
御装置33からの駆動信号c(駆動信号bと同様の時間
遅れ信号)により、長尺重合材2の幅X1、X2、X3
変化に合わせてサーボモータ等の駆動装置60が駆動
し、ロッド60aを有して可動塗布装置56をv、w方
向に移動させる。これにより樹脂部3の幅の変化に対応
して変化する接着剤塗布面59aに接着剤を塗布するこ
とができる。
【0044】第2部材12が剛性を有するときは、駆動
装置60を省略しても、可動塗布装置56を剛性ある第
2部材12の位置移動に追随させることにより可動塗布
装置56をv、w方向に移動できる場合がある。固着手
段形成装置27としては長尺重合材2を樹脂部3、4の
固着性を付与できるものであればよく、例えば接着剤の
ほかに複数個の貫通孔の形成により表裏の樹脂部を連通
させて連結するようにしてもよく、また第1、第2部材
11、12に対して接着性の高い樹脂、例えばアイオノ
マー樹脂を樹脂部の材料に使用する場合にはこのような
装置を省略してもよい。
【0045】固着手段形成装置27で液状の接着剤を塗
布した長尺重合材2は活性化装置28において接着剤を
活性化する。活性化装置28は液状接着剤の場合焼付
(乾燥)装置が使用されるが、固着手段に応じて任意の
手段を採用することができる。
【0046】活性化装置28を出た長尺重合材2は押出
成形型29に導入して押出成形を行い、樹脂部3および
第2の樹脂部4を形成一体化して、長尺トリム材1を形
成する。
【0047】押出成形型29は図8ないし9に示すよう
に、固定型61、可動型62および押出成形機の先端に
連結する樹脂供給路63、64を有する。固定型61に
は樹脂流路65、66が形成され、また長尺重合材2の
通路67が設けられている。樹脂流路65は一体化押出
部3a、分離押出部3bを有する樹脂部3を形成する位
置にオリフィス68を有し、樹脂流路66は可動型62
に連絡する。
【0048】可動型62は両側のガイド部材69、69
a、69bにより固定型61に対して摺動可能で、長尺
重合材2の通過方向と直交し、拡大幅部の拡大方向であ
るr、s方向に移動可能とされ、ロッド70aを介して
駆動装置70により前進後退可能とされている。可動型
62には長尺重合材2の第2部材12が長手方向に通過
する通路67aが形成され、係合部67bが第2部材1
2の先端部分と係合している。
【0049】可動型62には樹脂流路71が形成され、
その一端側は固定型61のオリフィス68aに対応する
位置に長穴状の連絡口72となって樹脂流路66に連絡
して、固定オリフィス68aから吐出される樹脂を受け
入れ、他端部は第2の樹脂部4の押出オリフィス73と
なって通路67aに近接して開口している。可動型62
を駆動するための駆動装置70としては制御容易性、正
確性の点からACサーボモータ、ステッピングモータ等
の電動モータが好ましいが、流体圧シリンダでもよい。
【0050】可動型62はオリフィス68から押出され
る樹脂部3の分離押出部3bの押出方向に対向する位置
に横断面変化機構としてカッター74を有し、分離押出
部3bから除去部3cを分離し、樹脂排出口75から排
出するように構成されている。固定型61には図4、5
に示すように、押圧ローラ76がアーム77により取付
けられ、支持部78上を移動する分離押出部3bを長尺
重合材2の重合面13、14に押付けて固着するように
なっている。
【0051】上記の押出成形型29では、検出器37、
37aの検出信号aに対応して制御装置33からの駆動
信号dによって駆動装置70が駆動し、可動型62を
r、s方向に前進、後退させる。このとき検出器37、
37aは第1部材11の送出量と第2部材12の歪吸収
部16の位置を検出し、検出器37、37aと可動型6
2の距離および供給速度から制御装置33が、歪吸収部
16が可動型62の位置に達する迄の時間を演算してこ
の時間に合わせて駆動信号d(前述の信号bと同様の時
間遅れ信号)を出力し、可動型62の前進、後退動のタ
イミングと移動量を制御するように構成される。なお長
尺重合材2の第2部材12が金属異形材のように剛性を
有し、第2部材12の凸部にカム溝としての作用をさせ
可動型62をカムフォロアーとして前進後退動させるこ
とができるときは、駆動装置70を省略することもでき
る。
【0052】上記のように可動型62を前進、後退させ
ながら、長尺重合材2を押出成形型29の通路67、6
7aを通過させ、樹脂供給路63、64から樹脂を供給
して押出成形を行う。このとき樹脂81は固定型61の
樹脂流路65を通ってオリフィス68から押出され、樹
脂部3を長手方向に連続して形成する。一方、樹脂流路
66を流れる樹脂82は樹脂81より軟質の樹脂が好ま
しく固定型61のオリフィス68aから連絡口72で受
入れて可動型62の樹脂流路71を流れ、オリフィス7
3から押出されて第2部材12に第2の樹脂部4を形成
する。このとき長尺重合材2の進行に伴ってその幅がX
1〜X4の幅で変化するが、その変化に対応しての可動型
62が矢印r、s方向に前進、後退するため、第2部材
12の先端部に第2の樹脂部4が同一横断面形状で形成
される。
【0053】一方、オリフィス68から押出される樹脂
部3は、長尺重合材2の第1部材11に一体化した一体
化押出部3aと、分離して押出される分離押出部3bか
らなる同一横断面形状に押出されるが、r、s方向に前
進、後退する可動型62のカッター74(先端がシャー
プで、固定型61のオリフィス68に接するように設け
たカッターが好ましい)によって、分離押出部3bから
除去部3cが分離される。そして分離押出部3bは図
4、5に示すように押圧ローラ76により押圧されて長
尺重合材2の重合部15付近に一体化し、除去部3cは
樹脂排出口76から排出されて回収される。除去部3c
の分離は樹脂が軟化状態の間に行われるので、除去が容
易でその切口は押出成形面と同様の外観を呈す。
【0054】これにより図3(a)に示す外表面の幅お
よび断面形状が変化する長尺トリム材1が製造される
が、長尺重合材2の最小幅X2の部分が可動型62を通
過している間は、可動型62は図9の位置に前進してセ
ンター部1bが形成される。長尺重合材2が更に進行し
てその幅がX3(またはX1)のように拡大する部分では
可動型62はs方向側に後退し、リヤ部1c(またはフ
ロント部1a)が形成される。長尺重合材2が最大幅X
4になると可動型62は図8の位置まで後退し、この位
置でしばらく押出成形を行って後の軸線曲げ加工のため
のつかみ代部1fが形成される。その後長尺成形材2が
減少幅X1(またはX3)部分になると、可動型62はr
方向側に前進して、フロント部1a(またはリヤ部1
c)が形成される。
【0055】上記により形成された長尺トリム材1は冷
却装置30で冷却して樹脂部3および第2の樹脂部4を
硬化させ、引取装置31で引取るが、その過程でロール
成形機79で後成形を行って横断面形状をさらに変化さ
せる。この場合図2の鎖線11aの位置から、折曲部1
0を中心に第1部材11をn方向に実線位置まで折曲げ
て、折曲部10を鋭角状にする。なおこの実施形態にお
いて鎖線11aの位置の形状の長尺重合材2に樹脂部3
を形成するものとして説明したが、これは、可動型32
が長尺重合材2と干渉するのを防止するために中間形状
の重合材の時点で樹脂を形成したもので、このような干
渉の問題がない場合には、最終形状の長尺重合材で押出
成形型を通過させられるので前記の折り曲げ工程は不要
となる。
【0056】その後長尺複合材1は検出器37bで検出
器37aの場合と同様に位置を検出し、その検出信号a
から制御装置33において演算した駆動信号f、g(前
述の信号bと同様の時間遅れ信号)により駆動される切
断装置32によりフロント部1aの端末側位置(リア部
1cの端末側位置と同じになる)で一定長さに切断す
る。切断装置32はパンチ85およびダイ86が駆動装
置83によりt、u方向に長尺トリム材1の移動と同速
度で移動しながら、駆動装置84によりp、q方向に往
復して切断を行うように構成されており、検出装置37
bとパンチ81の距離から、所定の切断位置で切断する
ように駆動信号gが送られる。切断位置pは図3(a)
の長尺トリム材1の最大幅W4のつかみ代部1fのほぼ
中央位置となるように設定する。
【0057】なお、上記の実施形態では、長尺重合材2
の加工中に長尺重合材2が長手方向に実質的に伸長しな
いか又は予見可能な程度に伸びる場合を前提としたが、
伸びが予見できないときには、切断装置32の直前に検
出器37bを設けて検出信号eを使用して駆動信号f、
gを出すようにするのが好ましい。またこの形態は固着
手段形成装置27、および可動型62についても同様で
ある。
【0058】また長尺トリム材1が車両用ドリップモー
ルディングのように左右に別々に使用されるものでは右
側部品、左側部品と交互に、かつ右側部品のリア部1c
が、つかみ代部1fを介して左側部品のリア部1cに連
続してつながるように形成するのが好ましい。これによ
り、接合装置26、固着手段形成装置27、可動型62
を駆動させるためのプログラムの作成が容易であり、ま
た各駆動装置に急激な変化作動を課すことがない。
【0059】一定長さに切断した長尺複合材1は、その
両端に形成された最大幅W4部分(図3(b)のX4に相
当する部分)のつかみ代部1fをクランプし、フロント
部1aおよびリヤ部1cとセンター部1bの境界付近で
車体の曲率半径に一致する小さい曲率半径になるようス
トレッチベンディングにより軸線曲げを行った後、つか
み代部1fの部分を切断位置Qで切断して図1に示す長
尺複合材1を得る。なお、プレス型を用いて軸線曲げを
する場合には、つかみ代は不要となるので、前述のスリ
ット加工や押出成形もつかみ代不要の形状に合わせるこ
とになる。
【0060】上記の製造方法では、ステンレス鋼板等の
光輝金属ストリップからなる第1および第2部材11、
12の折り曲げ成形により長尺重合材2を形成する例で
あるが、予め所定長さに切断されたアルミニウム合金の
金属押出成形材を用いる場合にはロール成形機24、2
5を省略することもでき、これに代えて金属押出成形材
の押込み供給装置を備えることになる。
【0061】図11は他の実施形態を示す図4および図
5のF−F断面図である。この実施形態では図8および
図9におけるカッター74および樹脂排出口75はな
く、可動型62が固定型61のオリフィス68の一部を
遮蔽することにより、樹脂部3の分離押出部3bの幅を
変えるようになっている。この場合オリフィス68の部
分的遮蔽によりオリフィス68の面積が変わるので、樹
脂供給路65に供給する樹脂81の樹脂量をオリフィス
面積の増減に対応して増減するように制御する必要があ
る。このような制御の一つとしては図示しない押出成形
機のスクリュー回転数を増減する方法が挙げられる。
【0062】図12はさらに他の実施形態において使用
する金属異形材を示す断面図である。80は金属異形材
であって、第1部材11および第2部材12が一体化し
た形状を有し、金属ストリップのロール成形により形成
される。この金属異形材80を切断位置Rで長手方向に
連続してスリットして分離させることにより第1部材1
1および第2部材12を形成する。以降の工程、操作は
前記実施例と同様にして長尺トリム材1を製造すること
ができる。なお、歪吸収部の形成は前記長手方向のスリ
ット形成前に行なっておくのが好ましい。この実施形態
の場合には実質的に1つの金属ストリップ材からスター
トするのでロール成形が容易で装置も簡略化できる。
【0063】図13はさらに他の実施形態の長尺トリム
材を示す正面図である。この実施形態では樹脂部3およ
び第2の樹脂部4はフロント部1a、センター部1bお
よびリヤ部1cを通してほぼ一定幅とされており、これ
により非被覆部5はセンター部1bにおいてほぼ一定と
なっているが、フロント部1a、およびリヤ部1cでは
末広がり状に幅が拡大する拡大幅部となっている。この
実施形態では樹脂部3の幅が全長にわたって一定の例を
示したが、拡大幅部における樹脂部3の拡大量と長尺重
合材2の拡大幅部における拡大量とを組み合せることに
より多様な形態が得られる。拡大幅部において重合材2
の拡大量と樹脂部3の拡大量が等しいときは非被覆
部5の幅は一定になり、>のときには非被覆部5の
幅は端末側に向けて大きくなり、<のときには逆に
端末側に向けて小さくなる。
【0064】上記各形態のうち、樹脂部3の幅が一定幅
の長尺トリム材1は前記製造方法において、樹脂部3を
固定型61から押出し、可動型62による幅の変更を行
うことなく第1部材11に一体化し、可動型62は第2
の樹脂部4を押出して第2部材12に一体化するためだ
けに用いることにより製造することができる。
【0065】上記の長尺トリム材1は、センター部2b
に固定幅部、フロント部2aおよびリヤ部2cに拡大幅
部が形成された長尺重合材2の第1および第2部材1
1、12の外表面側の接合部18を被覆するように、長
手方向に沿って一体的に形成された樹脂部3、4を備え
ており、長尺重合材2の固定幅部および拡大幅部の境界
部2d、2e付近における第2部材12の重合面14
に、面方向の曲げに伴って発生する歪を吸収する歪吸収
部16を有するため、幅を変化させるように第1および
第2部材11、12の重ね合わせが容易で変形が生じに
くく、このため優れた外観を有するとともに、接合強度
も大きく、しかも装飾性の高い長尺トリム材1が得られ
る。
【0066】この場合、直線状の第1部材11に対し、
第2部材12が第1部材11と交差するように蛇行状態
で重合することにより重合部16の幅が長手方向に沿っ
て変化しているため、第1部材11を基準として第2部
材12の位置が変わり優れた装飾性を有する。また第2
部材12が非被覆部5に沿って第2の樹脂部4を有する
ため、第1部材11からの位置が変化する第2部材12
の側縁に沿って第2の樹脂部4が形成され、優れた外観
が付与される。さらに第2部材12が光輝金属材料から
なるため、光輝金属が非被覆部5で露出することによ
り、優れた外観が得られる。
【0067】上記の長尺トリム材1の製造方法では、長
尺重合材2の第1および第2部材11、12の外表面側
の接合部18を被覆するように、押出成形により長手方
向に沿って一体的に樹脂部3、4を形成するため、上記
のような長尺トリム材1を効率よく製造することができ
る。この場合、金属板のロール成形により第1および第
2部材11、12を形成し、それぞれの重合面13、1
4を重合させて接合し、長尺重合材2を形成することに
より、長尺重合材2の形成と樹脂部3、4の形成を一貫
して効率よく行うことができる。
【0068】長尺重合材の形成に際して、第1および第
2部材の少なくとも一方の重合面に歪吸収部を形成した
のち重合することにより、重合部の面方向の曲げに伴う
歪の発生による変形を防止して容易に幅の変化する長尺
重合材2を形成することができる。また第1部材に対し
て第2部材を蛇行状態で重合させて長尺重合材を形成す
ることにより、優れた外観の長尺トリム材を効率よく製
造することができる。
【0069】押出成形に際しては、長尺重合材を押出成
形型29に供給し、第1および第2部材11、12の外
表面側の接合部18に対向して樹脂部3を押出し、樹脂
部3が軟化状態にある間に接合部を被覆するように一体
化することにより、樹脂部3を押出成形により効率よく
形成することができ、これにより優れた外観を有し、接
着強度の大きい樹脂部3を形成することができる。
【0070】この場合押出成形型29に可動型62を設
け、長尺重合材2の幅の変化に対応して樹脂部3の幅を
変化させて接合部18を被覆することにより、幅の変化
する樹脂部3を押出成形により形成することができ、こ
れにより装飾性の高い樹脂部3を形成することができ
る。また押出成形型29に第2の樹脂部押出オリフィス
73を有する可動型62を設け第2部材12の非被覆部
5の側縁に沿って第2の樹脂部4を形成することによ
り、押出成形により第1部材11に対して第2の樹脂部
4を位置を変えて形成可能であり、これにより装飾性の
高い長尺トリム材1を形成することが可能である。
【0071】樹脂部3、第2の樹脂部4を射出成形で形
成するときには押出成形型、冷却装置は不要になる。ま
た樹脂部の幅が長手方向に変化する場合でも正確な形状
に形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態における長尺トリム材を示す正面図で
ある。
【図2】(a)は図1のA−A断面図、(b)はB−B
断面図、(c)はC−C断面図である。
【図3】(a)は長尺トリム材の軸線曲げ前の正面図、
(b)は長尺重合材の軸線曲げ前の正面図である。
【図4】実施形態の製造方法を示す系統図である。
【図5】図4の一部の正面図である。
【図6】(a)は第2部材の斜視図、(b)は図4およ
び図5のE−E断面図である。
【図7】図4および図5のD−D断面図である。
【図8】図4および図5のF−F断面図である。
【図9】図8の異なる状態を示す図である。
【図10】(a)は図9のG−G断面図、(b)はH−
H断面図である。
【図11】他の実施形態を示す図4および図5のF−F
断面図である。
【図12】さらに他の実施形態の金属異形材を示す断面
図である。
【図13】さらに他の実施形態の長尺トリム材を示す正
面図である。
【符号の説明】
1 長尺トリム材 1a、2a フロント部 1b、2b センター部 1c、2c リヤ部 1d、1f つかみ代部 2 長尺重合材 2d、2e 境界部 3 樹脂部 3a 一体化押出部 3b 分離押出部 3c 除去部 4 第2の樹脂部 5 非被覆部 6a フロントピラーパネル 6b ルーフパネル 6c リヤピラーパネル 7a フロントウインドウ 7b リヤウインドウ 8a フロントドア 8b リヤドア 9a フロントフェンダパネル 9b リヤフェンダパネル 10 折曲部 11 第1部材 11a 鎖線 12 第2部材 12a 鎖線 13 第1重合面 14 第2重合面 15 重合部 16 歪吸収部 17 溶接部 18 接合部 19 ウェザーストリップ保持部 20 取付部 21、22 アンコイラ 23 歪吸収部形成装置 24、25 ロール成形装置 26 接合装置 27 固着手段形成装置 28 活性化装置 29 押出成形型 30 冷却装置 31 引取装置 32 切断装置 33 制御装置 35、36 ピンチローラ 37、37a、37b 検出器 41 第1部材支持具 42 挿通孔 43 可動支持装置 44 第2部材支持具 44a 係合部 45 ガイドローラ 45a 押え部 45b 軸 46、60、70、83、84 駆動装置 47 ねじ軸 48 スライダ 49 ベース 49a ガイド溝 50 支柱 51 上電極 52 下電極 53 ロール 55 固定塗布装置 56 可動塗布装置 56a、67b 係合部 57a、57b 接着剤供給路 58a、58b、58c 接着剤保持材 59a、59b 接着剤塗布面 60a、70a ロッド 61 固定型 62 可動型 63、64 樹脂供給路 65、66、71 樹脂流路 67、67a 通路 67b 係合部 68、68a、73 オリフィス 69、69a、69b ガイド部材 71 可動型の樹脂流路 72 連絡口 74 カッター 75 樹脂排出口 76 押圧ローラ 77 アーム 78 支持部 79 ロール成形機 80 金属異形材 82 樹脂 85 パンチ 86 ダイ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に沿って固定幅部および拡大幅
    部を有する長尺トリム材であって、 実質的に一定の横断面形状を有し、かつ長手方向に沿っ
    て片側に第1重合面を有する第1部材、および実質的に
    一定の横断面形状を有し、かつ長手方向に沿って片側に
    第2重合面を有する第2部材が、 第1および第2重合面が重合した状態で、かつその重合
    部の幅が長手方向に沿って変化するように接合されるこ
    とにより、固定幅部および拡大幅部が形成された長尺重
    合材と、 第1および第2部材の外表面側の接合部を被覆するよう
    に、長手方向に沿って一体的に形成された樹脂部とを備
    え、 長尺重合材の固定幅部と拡大幅部との境界部付近におい
    て少なくとも一方の部材が他方の部材から離れるように
    面方向に曲げられて拡大幅部が形成され、かつ第1およ
    び第2部材の少なくとも一方の重合面に、重合面の面方
    向の曲げに伴う歪を吸収する歪吸収部を有することを特
    徴とする長尺トリム材。
  2. 【請求項2】 直線状の第1部材に対し、第2部材が固
    定幅部と拡大幅部および/または隣り合う拡大幅部同志
    との境界部付近で交差するように蛇行状態で重合するこ
    とにより、重合部分の幅が長手方向に沿って変化してい
    る請求項1記載の長尺トリム材。
  3. 【請求項3】 拡大幅部において樹脂部はその幅が長手
    方向に沿って長尺重合材の幅の拡大量に対応して変化
    し、これにより第1部材と第2部材の外表面を被覆する
    とともに、第2部材の外表面をその一部が一定幅の非被
    覆部として残るように被覆している請求項1または2記
    載の長尺トリム材。
  4. 【請求項4】 拡大幅部において樹脂部はその幅が長手
    方向に沿って長尺重合材の幅の拡大量を超えない幅に変
    化し、これにより第1部材と第2部材の外表面を被覆す
    るとともに、第2部材の外表面をその一部が長手方向に
    沿って変化する幅の非被覆部として残るように被覆して
    いる請求項1または2記載の長尺トリム材。
  5. 【請求項5】 第2部材が光輝金属材料からなる請求項
    1ないし4のいずれかに記載の長尺トリム材。
  6. 【請求項6】 第2部材が光輝金属板の異形材からなる
    請求項5記載の長尺トリム材。
  7. 【請求項7】 第2部材が非被覆部に沿って第2の樹脂
    部を有する請求項1ないし6のいずれかに記載の長尺ト
    リム材。
  8. 【請求項8】 固定幅部が車両のドリップモールディン
    グのセンター部に対応し、拡大幅部がフロント部および
    リア部の少なくともいずれか一方に対応する請求項1な
    いし7のいずれかに記載の長尺トリム材。
  9. 【請求項9】 長手方向に沿って固定幅部および拡大幅
    部を有する長尺トリム材の製造方法であって、 実質的に一定の横断面形状を有し、かつ長手方向に沿っ
    て片側に第1重合面を有する第1部材、および実質的に
    一定の横断面形状を有し、かつ長手方向に沿って片側に
    第2重合面を有する第2部材が、 第1および第2重合面が重合した状態で、かつその重合
    部の幅が長手方向に沿って変化することにより、固定幅
    部および拡大幅部が形成された長尺重合材の、 第1および第2部材の外表面側の接合部を被覆するよう
    に、長手方向に沿って一体的に樹脂部を形成する方法で
    あって、 前記長尺重合材の固定幅部と拡大幅部および/または隣
    り合う拡大幅部同志との境界部付近における第1および
    第2部材の少なくとも一方の重合面に、重合面の面方向
    への曲げの際に発生する歪を吸収する歪吸収部を形成す
    ることを特徴とする長尺トリム材の製造方法。
  10. 【請求項10】 金属板のロール成形により第1および
    第2部材を形成し、それぞれの重合面を重合させて接合
    し、長尺重合材を形成するようにした請求項9記載の方
    法。
  11. 【請求項11】 第1および第2部材の少なくとも一方
    の重合面に歪吸収部を形成した後に重合するようにした
    請求項9または10のいずれかに記載の方法。
  12. 【請求項12】 直線状の第1部材に対して第2部材を
    蛇行状態で重合させて長尺重合材を形成するようにした
    請求項9ないし11のいずれかに記載の方法。
  13. 【請求項13】 長尺重合材を押出成形型に供給し、第
    1および第2部材の外表面側の接合部に対向して樹脂部
    を押出し、樹脂部が軟化状態にある間に接合部を被覆す
    るように一体化する請求項9ないし12のいずれかに記
    載の方法。
  14. 【請求項14】 押出成形型に可動型を設け、長尺重合
    材の拡大幅部の幅の変化に対応して樹脂部の幅を変化さ
    せて接合部を被覆することにより、第2部材の外表面の
    一部が一定幅の非被覆部として残るようにした請求項1
    3に記載の方法。
  15. 【請求項15】 押出成形型に可動型を設け、長尺重合
    材の幅の拡大量を超えない幅で変化する幅の樹脂部を押
    出して接合部を被覆することにより、第2部材の外表面
    をその一部が長手方向に沿って変化する幅の非被覆部と
    して残るようにした請求項13記載の方法。
  16. 【請求項16】 押出成形型に第2の樹脂部押出口を有
    する可動型を設け、第2部材の非被覆部に沿って第2の
    樹脂部を形成する請求項13ないし15のいずれかに記
    載の方法。
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