JPH11106347A - 免疫賦活剤 - Google Patents
免疫賦活剤Info
- Publication number
- JPH11106347A JPH11106347A JP10092476A JP9247698A JPH11106347A JP H11106347 A JPH11106347 A JP H11106347A JP 10092476 A JP10092476 A JP 10092476A JP 9247698 A JP9247698 A JP 9247698A JP H11106347 A JPH11106347 A JP H11106347A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rosemary extract
- medicine
- extract
- phase
- activities
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 優れた免疫賦活剤若しくは紫外線による免疫
機能低下改善・防止剤を提供すること。 【構成】 ローズマリー抽出物を含有することを特徴と
する免疫賦活剤若しくは免疫機能低下改善・防止剤であ
る。
機能低下改善・防止剤を提供すること。 【構成】 ローズマリー抽出物を含有することを特徴と
する免疫賦活剤若しくは免疫機能低下改善・防止剤であ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は免疫賦活剤もしくは
免疫機能低下改善・防止剤に関する。
免疫機能低下改善・防止剤に関する。
【0002】
【従来の技術】皮膚は生体の最外層に位置する臓器であ
り、物理的、化学的及び生物学的侵襲を最も強く、直接
的に被る器官であるが、近年、皮膚は最もよく発達した
免疫臓器であることが明らかとなってきた。
り、物理的、化学的及び生物学的侵襲を最も強く、直接
的に被る器官であるが、近年、皮膚は最もよく発達した
免疫臓器であることが明らかとなってきた。
【0003】皮膚は、表皮の角化細胞、ランゲルハンス
細胞、真皮の樹状細胞、血管内皮細胞、マクロファージ
等から構成されているが、ランゲルハンス細胞は抗原処
理、抗原提示能力によって皮膚免疫機能の中心的な役割
を演じているとされ、外部からの異物としての抗原の進
入に対し、すみやかに接触して処理し、リンパ節へ移動
してT細胞にそれを提示し、以後の一連の免疫応答反応
が始まると考えられている。
細胞、真皮の樹状細胞、血管内皮細胞、マクロファージ
等から構成されているが、ランゲルハンス細胞は抗原処
理、抗原提示能力によって皮膚免疫機能の中心的な役割
を演じているとされ、外部からの異物としての抗原の進
入に対し、すみやかに接触して処理し、リンパ節へ移動
してT細胞にそれを提示し、以後の一連の免疫応答反応
が始まると考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、紫外線自体の発
癌性に加えて紫外線により皮膚免疫反応が低下する為に
発癌を助長する可能性が指摘されるようになってきた。
サンスクリーン等の日焼け止め化粧料によって紫外線を
防御することが紫外線発癌の防止に極めて重要である
が、サンスクリーンを日常的に用いない季節でも日々紫
外線を浴び続けることによって免疫抑制作用が現れる可
能性もあり、発癌以外の生体への様々な悪影響も心配さ
れる。
癌性に加えて紫外線により皮膚免疫反応が低下する為に
発癌を助長する可能性が指摘されるようになってきた。
サンスクリーン等の日焼け止め化粧料によって紫外線を
防御することが紫外線発癌の防止に極めて重要である
が、サンスクリーンを日常的に用いない季節でも日々紫
外線を浴び続けることによって免疫抑制作用が現れる可
能性もあり、発癌以外の生体への様々な悪影響も心配さ
れる。
【0005】また、加齢によっても皮膚免疫機能が低下
するように、紫外線以外の様々な原因で皮膚免疫機能が
低下すると考えられている。
するように、紫外線以外の様々な原因で皮膚免疫機能が
低下すると考えられている。
【0006】以上の理由から、日常的に用いることがで
きる免疫賦活作用もしくは免疫機能低下の改善・防止作
用を有する薬剤の開発が急務となっていた。
きる免疫賦活作用もしくは免疫機能低下の改善・防止作
用を有する薬剤の開発が急務となっていた。
【0007】そこで、本発明者らはこれらの問題を解決
するものとして種々の物質について免疫抑制作用に対す
る防止効果を調べた結果、ローズマリー抽出物が顕著な
免疫賦活作用及び免疫機能の低下を改善・防止する作用
を有していることを見い出し、本発明を完成するに至っ
た。
するものとして種々の物質について免疫抑制作用に対す
る防止効果を調べた結果、ローズマリー抽出物が顕著な
免疫賦活作用及び免疫機能の低下を改善・防止する作用
を有していることを見い出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0008】ローズマリー抽出物の免疫賦活作用及び免
疫機能低下改善・防止作用等に関する報告はこれまでに
なく、本発明はローズマリー抽出物の免疫賦活作用及び
紫外線による免疫機能の低下を改善・防止するという新
たな効果を見出した結果完成された発明である。
疫機能低下改善・防止作用等に関する報告はこれまでに
なく、本発明はローズマリー抽出物の免疫賦活作用及び
紫外線による免疫機能の低下を改善・防止するという新
たな効果を見出した結果完成された発明である。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、ロ
ーズマリー抽出物を含有することを特徴とする免疫賦活
剤を提供するものである。
ーズマリー抽出物を含有することを特徴とする免疫賦活
剤を提供するものである。
【0010】また、本発明は、ローズマリー抽出物を含
有することを特徴とする免疫機能低下改善・防止剤を提
供するものである。
有することを特徴とする免疫機能低下改善・防止剤を提
供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について詳述
する。
する。
【0012】本発明の免疫賦活剤若しくは免疫機能低下
改善・防止剤に用いるローズマリー抽出物とは、シソ科
植物であるマンネンロウ(Rosmarinus officinalis Linn
e)の水または有機溶媒の抽出物であり、具体的には、例
えば、マンネンロウの葉、もしくは枝、もしくは花、も
しくは種子または果実、もしくは根、もしくは植物全草
等の乾燥粉末または非乾燥裁断物を、水またはメタノー
ル、エタノール、プロピレングリコール、1,3−ブチ
レングリコール、ブタノール、クロロホルム、ジクロル
エタン、四塩化炭素、酢酸エチル、エーテル等もしくは
これらの混液で、30〜70℃の加温下、1〜10時間
攪拌抽出し、もしくは、室温で1日〜20日間抽出し、
濾過し、濾液を濃縮し、さらに減圧濃縮して乾固したも
のを使用することが出来る。本発明において、ローズマ
リー抽出物は、濃縮液の段階でも使用することができる
し、乾固物の段階でも使用することが出来る。
改善・防止剤に用いるローズマリー抽出物とは、シソ科
植物であるマンネンロウ(Rosmarinus officinalis Linn
e)の水または有機溶媒の抽出物であり、具体的には、例
えば、マンネンロウの葉、もしくは枝、もしくは花、も
しくは種子または果実、もしくは根、もしくは植物全草
等の乾燥粉末または非乾燥裁断物を、水またはメタノー
ル、エタノール、プロピレングリコール、1,3−ブチ
レングリコール、ブタノール、クロロホルム、ジクロル
エタン、四塩化炭素、酢酸エチル、エーテル等もしくは
これらの混液で、30〜70℃の加温下、1〜10時間
攪拌抽出し、もしくは、室温で1日〜20日間抽出し、
濾過し、濾液を濃縮し、さらに減圧濃縮して乾固したも
のを使用することが出来る。本発明において、ローズマ
リー抽出物は、濃縮液の段階でも使用することができる
し、乾固物の段階でも使用することが出来る。
【0013】本発明の免疫賦活剤若しくは免疫機能低下
改善・防止剤におけるローズマリー抽出物の配合量は、
免疫賦活剤若しくは免疫機能低下改善・防止剤全量中、
乾燥物として0.0005〜10.0重量%、好ましく
は0.001〜5.0重量%である。0.0005重量
%未満であると、本発明の免疫賦活剤若しくは免疫機能
低下改善・防止効果が十分に発揮されず、10.0重量
%を超えると製剤化が難しいので好ましくない。また、
5.0重量%以上配合してもさほど大きな効果の向上は
みられない。
改善・防止剤におけるローズマリー抽出物の配合量は、
免疫賦活剤若しくは免疫機能低下改善・防止剤全量中、
乾燥物として0.0005〜10.0重量%、好ましく
は0.001〜5.0重量%である。0.0005重量
%未満であると、本発明の免疫賦活剤若しくは免疫機能
低下改善・防止効果が十分に発揮されず、10.0重量
%を超えると製剤化が難しいので好ましくない。また、
5.0重量%以上配合してもさほど大きな効果の向上は
みられない。
【0014】本発明の免疫賦活剤若しくは免疫機能低下
改善・防止剤は、上記必須成分以外に、通常化粧品や医
薬品等の皮膚外用剤に用いられる成分、例えば、美白
剤、保湿剤、酸化防止剤、油性成分、紫外線吸収剤、抗
炎症剤、界面活性剤、増粘剤、アルコール類、粉末成
分、色材、水性成分、水、各種皮膚栄養剤等を必要に応
じて適宜配合することができる。
改善・防止剤は、上記必須成分以外に、通常化粧品や医
薬品等の皮膚外用剤に用いられる成分、例えば、美白
剤、保湿剤、酸化防止剤、油性成分、紫外線吸収剤、抗
炎症剤、界面活性剤、増粘剤、アルコール類、粉末成
分、色材、水性成分、水、各種皮膚栄養剤等を必要に応
じて適宜配合することができる。
【0015】本発明の免疫賦活剤若しくは免疫機能低下
改善・防止剤は、例えば、軟膏、クリーム、乳液、ロー
ション、パック、浴用剤等の皮膚外用剤の形態として利
用でき、その剤型は特に問わない。本発明の免疫賦活剤
若しくは免疫機能低下改善・防止剤は、免疫賦活化粧料
若しくは免疫機能低下改善・防止化粧料としての利用価
値が高い。
改善・防止剤は、例えば、軟膏、クリーム、乳液、ロー
ション、パック、浴用剤等の皮膚外用剤の形態として利
用でき、その剤型は特に問わない。本発明の免疫賦活剤
若しくは免疫機能低下改善・防止剤は、免疫賦活化粧料
若しくは免疫機能低下改善・防止化粧料としての利用価
値が高い。
【0016】
【実施例】次に実施例によって本発明をさらに詳細に説
明する。尚、本発明はこれにより限定されるものではな
い。配合量は重量%である。
明する。尚、本発明はこれにより限定されるものではな
い。配合量は重量%である。
【0017】ローズマリー抽出物の免疫賦活作用及び紫
外線による免疫機能低下改善・防止作用を、UV照射に
よるランゲルハンス細胞における細胞間接着分子−1
(ICAM−1)発現抑制に対する防御効果から検討し
た。
外線による免疫機能低下改善・防止作用を、UV照射に
よるランゲルハンス細胞における細胞間接着分子−1
(ICAM−1)発現抑制に対する防御効果から検討し
た。
【0018】「ローズマリー抽出物」以下の実施例に用
いたローズマリー抽出物は、マンネンロウの花の細切物
を、50%エタノール中で、50℃加温下、5時間抽出
した後、濾過し、濾液の溶媒を留去した濃縮物を使用し
た。
いたローズマリー抽出物は、マンネンロウの花の細切物
を、50%エタノール中で、50℃加温下、5時間抽出
した後、濾過し、濾液の溶媒を留去した濃縮物を使用し
た。
【0019】「試験方法及び結果:UV照射によるラン
ゲルハンス細胞における細胞間接着分子−1(ICAM
−1)発現抑制に対する防御効果 」ヒト皮膚の表皮を
0.5%トリプシン処理して得られるランゲルハンス細
胞にUVA(5J/cm2、BLBランプ)を照射した
後、RPMI1640/10%FBSで、37℃で24
時間、CO2インキュベーター内で培養した。培養後、
FITC標識した抗MHCクラスII抗体(ファーミゼン
製)とPE標識した抗ICAM−1抗体(ファーミゼン
製)で処理してフローサイトメーター(XL:Epix
社)で3×104個の細胞について解析し、MHCクラ
スII抗原を発現しているランゲルハンス細胞のICAM
−1発現強度を測定した。この結果を図1に示す。図1
の縦軸はICAM−1発現率(%)、横軸はローズマリ
ー抽出物添加の有無(終濃度:重量%)を示している。
図1から、ローズマリー抽出物を添加すると、UVAに
よるランゲルハンス細胞における細胞間接着分子−1
(ICAM−1)発現抑制作用が明らかに防御されてい
ることが分かる。
ゲルハンス細胞における細胞間接着分子−1(ICAM
−1)発現抑制に対する防御効果 」ヒト皮膚の表皮を
0.5%トリプシン処理して得られるランゲルハンス細
胞にUVA(5J/cm2、BLBランプ)を照射した
後、RPMI1640/10%FBSで、37℃で24
時間、CO2インキュベーター内で培養した。培養後、
FITC標識した抗MHCクラスII抗体(ファーミゼン
製)とPE標識した抗ICAM−1抗体(ファーミゼン
製)で処理してフローサイトメーター(XL:Epix
社)で3×104個の細胞について解析し、MHCクラ
スII抗原を発現しているランゲルハンス細胞のICAM
−1発現強度を測定した。この結果を図1に示す。図1
の縦軸はICAM−1発現率(%)、横軸はローズマリ
ー抽出物添加の有無(終濃度:重量%)を示している。
図1から、ローズマリー抽出物を添加すると、UVAに
よるランゲルハンス細胞における細胞間接着分子−1
(ICAM−1)発現抑制作用が明らかに防御されてい
ることが分かる。
【0020】以下に、ローズマリー抽出物を免疫賦活作
用剤若しくは免疫機能低下防止・改善剤として利用した
実施例を示す。
用剤若しくは免疫機能低下防止・改善剤として利用した
実施例を示す。
【0021】 「実施例1 クリーム」 (処方) ステアリン酸 5.0 重量% ステアリルアルコール 4.0 イソプロピルミリステート 18.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 3.0 プロピレングリコール 10.0 ローズマリー抽出物 0.01 パラアミノ安息香酸 0.5 2−エチルヘキシルパラメトキシ桂皮酸 5.0 苛性カリ 0.2 防腐剤 適量 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にプロピレングリコールとローズ
マリー抽出物と苛性カリを加え溶解し、加熱して70℃
に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱融解して70℃
に保つ(油相)。水相に油相を徐々に加え、全部加え終
わってからしばらくその温度に保ち反応を起こさせる。
その後、ホモミキサーで均一に乳化し、よくかきまぜな
がら30℃まで冷却する。
マリー抽出物と苛性カリを加え溶解し、加熱して70℃
に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱融解して70℃
に保つ(油相)。水相に油相を徐々に加え、全部加え終
わってからしばらくその温度に保ち反応を起こさせる。
その後、ホモミキサーで均一に乳化し、よくかきまぜな
がら30℃まで冷却する。
【0022】 「実施例2 クリーム」 (処方) ステアリン酸 2.0 重量% ステアリルアルコール 7.0 水添ラノリン 2.0 スクワラン 5.0 2−オクチルドデシルアルコール 6.0 ポリオキシエチレン(25モル)セチルアルコールエーテル 3.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 プロピレングリコール 5.0 2−エチルヘキシルパラメトキシ桂皮酸 10.0 ローズマリー抽出物 0.05 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にプロピレングリコールを加え、
加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱
融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え予備
乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よくか
きまぜながら30℃まで冷却する。
加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱
融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え予備
乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よくか
きまぜながら30℃まで冷却する。
【0023】 「実施例3 クリーム」 (処方) 固形パラフィン 5.0 重量% ミツロウ 10.0 ワセリン 15.0 流動パラフィン 41.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 ポリオキシエチレン(20モル)ソルビタン モノラウリン酸エステル 2.0 石けん粉末 0.1 2−エチルヘキシルパラメトキシ桂皮酸 1.0 硼砂 0.2 ローズマリー抽出物 0.05 アスコルビン酸 2.0 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水に石けん粉末と硼砂を加え、加熱
溶解して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱
融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相をかきまぜ
ながら徐々に加え反応を行う。反応終了後、ホモミキサ
ーで均一に乳化し、乳化後よくかきまぜながら30℃ま
で冷却する。
溶解して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱
融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相をかきまぜ
ながら徐々に加え反応を行う。反応終了後、ホモミキサ
ーで均一に乳化し、乳化後よくかきまぜながら30℃ま
で冷却する。
【0024】 「実施例4 乳液」 (処方) ステアリン酸 2.5 重量% セチルアルコール 1.5 ワセリン 5.0 流動パラフィン 10.0 ポリオキシエチレン(10モル)モノオレイン酸エステル 2.0 ポリエチレングリコール1500 3.0 トリエタノールアミン 1.0 カルボキシビニルポリマー 0.05 (商品名:カーボポール941,B.F.Goodrich Chemical company) ローズマリー抽出物 0.01 パラジメチルアミノ安息香酸オクチル 1.0 アルブチン 3.5 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)少量のイオン交換水にカルボキシビニルポリマ
ーを溶解する(A相)。残りのイオン交換水にポリエチ
レングリコール1500とトリエタノールアミンを加
え、加熱溶解して70℃に保つ(水相)。他の成分を混
合し加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を
加え予備乳化を行い、A相を加えホモミキサーで均一乳
化し、乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
ーを溶解する(A相)。残りのイオン交換水にポリエチ
レングリコール1500とトリエタノールアミンを加
え、加熱溶解して70℃に保つ(水相)。他の成分を混
合し加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を
加え予備乳化を行い、A相を加えホモミキサーで均一乳
化し、乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
【0025】 「実施例5 乳液」 (処方) マイクロクリスタリンワックス 1.0 重量% グルタチオン 1.0 密ロウ 2.0 ラノリン 20.0 流動パラフィン 10.0 パラジメチルアミノ安息香酸オクチル 3.0 2−エチルヘキシルパラメトキシ桂皮酸 5.0 スクワラン 5.0 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 4.0 ポリオキシエチレン(20モル)ソルビタン モノオレイン酸エステル 1.0 プロピレングリコール 7.0 ローズマリー抽出物 10.0 アスコルビン酸リン酸マグネシウム 3.0 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にプロピレングリコールを加え、
加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し、加
熱融解して70℃に保つ(油相)。油相をかきまぜなが
らこれに水相を徐々に加え、ホモミキサーで均一に乳化
する。乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し、加
熱融解して70℃に保つ(油相)。油相をかきまぜなが
らこれに水相を徐々に加え、ホモミキサーで均一に乳化
する。乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
【0026】 「実施例6 ゼリー」 (処方) 95%エチルアルコール 10.0 重量% ジプロピレングリコール 15.0 ポリオキシエチレン(50モル)オレイル アルコールエーテル 2.0 カルボキシビニルポリマー 1.0 (商品名:カーボポール940,B.F.Goodrich Chemical company) 苛性ソーダ 0.15 L−アルギニン 0.1 パラメトキシケイ皮酸イソプロピル 0.1 2−エチルヘキシルパラメトキシ桂皮酸 0.5 酸化チタン 5.0 ローズマリー抽出物 7.0 2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン スルホン酸ナトリウム 0.05 エチレンジアミンテトラアセテート・3ナトリウム・2水 0.05 メチルパラベン 0.2 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にカーボポール940を均一に溶
解し、一方、95%エタノールにローズマリー抽出物、
ポリオキシエチレン(50モル)オレイルアルコールエ
ーテルを溶解し、水相に添加する。次いで、その他の成
分を加えたのち苛性ソーダ、L−アルギニンで中和させ
増粘する。
解し、一方、95%エタノールにローズマリー抽出物、
ポリオキシエチレン(50モル)オレイルアルコールエ
ーテルを溶解し、水相に添加する。次いで、その他の成
分を加えたのち苛性ソーダ、L−アルギニンで中和させ
増粘する。
【0027】 「実施例7 美容液」 (処方) (A相) エチルアルコール(95%) 10.0 重量% ポリオキシエチレン(20モル)オクチルドデカノール 1.0 パントテニールエチルエーテル 0.1 ローズマリー抽出物 1.5 メチルパラベン 0.15 (B相) 水酸化カリウム 0.1 (C相) グリセリン 5.0 ジプロピレングリコール 10.0 カルボキシビニルポリマー 0.2 (商品名:カーボポール940,B.F.Goodrich Chemical company) 精製水 残余 (製法)A相、C相をそれぞれ均一に溶解し、C相にA
相を加えて可溶化する。次いでB相を加えたのち容器に
充填を行う。
相を加えて可溶化する。次いでB相を加えたのち容器に
充填を行う。
【0028】 「実施例8 パック」 (処方) (A相) ジプロピレングリコール 5.0 重量% ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油 5.0 (B相) ローズマリー抽出物 0.01 オリーブ油 5.0 酢酸トコフェロール 0.2 エチルパラベン 0.2 香料 0.2 (C相) ポリビニルアルコール 13.0 (ケン化度90、重合度2,000) エタノール 7.0 精製水 残余 (製法)A相、B相、C相をそれぞれ均一に溶解し、A
相にB相を加えて可溶化する。次いでこれをC相に加え
たのち容器に充填を行う。
相にB相を加えて可溶化する。次いでこれをC相に加え
たのち容器に充填を行う。
【0029】 「実施例9 固形ファンデーション」 (処方) タルク 43.1 重量% カオリン 15.0 セリサイト 10.0 亜鉛華 7.0 二酸化チタン 3.8 黄色酸化鉄 2.9 黒色酸化鉄 0.2 スクワラン 8.0 イソステアリン酸 4.0 モノオレイン酸POEソルビタン 3.0 オクタン酸イソセチル 2.0 ローズマリー抽出物 1.0 防腐剤 適量 香料 適量 (製法)タルク〜黒色酸化鉄の粉末成分をブレンダーで
十分混合し、これにスクワラン〜オクタン酸イソセチル
の油性成分、ローズマリー抽出物、防腐剤、香料を加え
良く混練した後、容器に充填、成型する。
十分混合し、これにスクワラン〜オクタン酸イソセチル
の油性成分、ローズマリー抽出物、防腐剤、香料を加え
良く混練した後、容器に充填、成型する。
【0030】 「実施例10 乳化型ファンデーション(クリームタイプ)」 (処方) (粉体部) 二酸化チタン 10.3 重量% セリサイト 5.4 カオリン 3.0 黄色酸化鉄 0.8 ベンガラ 0.3 黒色酸化鉄 0.2 (油相) デカメチルシクロペンタシロキサン 11.5 流動パラフィン 4.5 ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン 4.0 (水相) 精製水 50.0 1,3−ブチレングルコール 4.5 ローズマリー抽出物 1.5 アスコルビン酸グルコシド 1.0 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 3.0 防腐剤 適量 香料 適量 (製法)水相を加熱攪拌後、十分に混合粉砕した粉体部
を添加してホモミキサー処理する。更に加熱混合した油
相を加えてホモミキサー処理した後、攪拌しながら香料
を添加して室温まで冷却する。
を添加してホモミキサー処理する。更に加熱混合した油
相を加えてホモミキサー処理した後、攪拌しながら香料
を添加して室温まで冷却する。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、ローズマリー抽出物の
免疫賦活作用もしくは紫外線による免疫機能低下改善・
防止作用を利用した優れた免疫賦活剤若しくは免疫機能
低下改善・防止剤を提供できる。
免疫賦活作用もしくは紫外線による免疫機能低下改善・
防止作用を利用した優れた免疫賦活剤若しくは免疫機能
低下改善・防止剤を提供できる。
【図1】UV照射によるランゲルハンス細胞の細胞間接
着分子ICAM−1発現の抑制とローズマリー抽出物の
防御効果を示す図である。
着分子ICAM−1発現の抑制とローズマリー抽出物の
防御効果を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畑尾 正人 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内 (72)発明者 山口 賢志 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内 (72)発明者 八木 栄一郎 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内
Claims (2)
- 【請求項1】 ローズマリー抽出物を含有することを特
徴とする免疫賦活剤。 - 【請求項2】 ローズマリー抽出物を含有することを特
徴とする免疫機能低下改善・防止剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10092476A JPH11106347A (ja) | 1997-08-07 | 1998-03-20 | 免疫賦活剤 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22564397 | 1997-08-07 | ||
JP9-225643 | 1997-08-07 | ||
JP10092476A JPH11106347A (ja) | 1997-08-07 | 1998-03-20 | 免疫賦活剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11106347A true JPH11106347A (ja) | 1999-04-20 |
Family
ID=26433898
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10092476A Withdrawn JPH11106347A (ja) | 1997-08-07 | 1998-03-20 | 免疫賦活剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11106347A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001163721A (ja) * | 1999-11-08 | 2001-06-19 | L'oreal Sa | 親水性有効成分を含有する組成物及びその化粧品における使用 |
JP2001163765A (ja) * | 1999-11-08 | 2001-06-19 | L'oreal Sa | 水性相中に有効成分を含有する組成物及びその化粧品における使用 |
KR100349409B1 (ko) * | 1999-10-18 | 2002-08-19 | 학교법인고려중앙학원 | 보체계 활성화 기능을 가지는 백리향 추출물 및 그의 정제방법 |
JP2002534454A (ja) * | 1999-01-15 | 2002-10-15 | ロレアル | 加齢皮膚の徴候を処置するための組成物におけるロスマリヌス属の植物抽出物の使用 |
US20220016196A1 (en) * | 2020-07-09 | 2022-01-20 | Unigen, Inc. | Aloe Based Compositions Comprising Polysaccharides and Polyphenols for Regulation of Homeostasis of Immunity |
-
1998
- 1998-03-20 JP JP10092476A patent/JPH11106347A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002534454A (ja) * | 1999-01-15 | 2002-10-15 | ロレアル | 加齢皮膚の徴候を処置するための組成物におけるロスマリヌス属の植物抽出物の使用 |
KR100349409B1 (ko) * | 1999-10-18 | 2002-08-19 | 학교법인고려중앙학원 | 보체계 활성화 기능을 가지는 백리향 추출물 및 그의 정제방법 |
JP2001163721A (ja) * | 1999-11-08 | 2001-06-19 | L'oreal Sa | 親水性有効成分を含有する組成物及びその化粧品における使用 |
JP2001163765A (ja) * | 1999-11-08 | 2001-06-19 | L'oreal Sa | 水性相中に有効成分を含有する組成物及びその化粧品における使用 |
US20220016196A1 (en) * | 2020-07-09 | 2022-01-20 | Unigen, Inc. | Aloe Based Compositions Comprising Polysaccharides and Polyphenols for Regulation of Homeostasis of Immunity |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0815838B1 (en) | External skin treatment composition | |
US20030086879A1 (en) | Immunopotentiators | |
JPH11263720A (ja) | 抗老化剤 | |
JPH11246347A (ja) | 美白用皮膚外用剤 | |
JPH11315008A (ja) | 抗老化剤 | |
JPH0812560A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JPH1029927A (ja) | 抗老化剤 | |
JPH0812561A (ja) | 美白用皮膚外用剤 | |
JPH11171723A (ja) | 抗酸化剤 | |
JPH11106347A (ja) | 免疫賦活剤 | |
JPH11246396A (ja) | 免疫賦活剤 | |
JPH11246337A (ja) | 抗老化剤 | |
JPH1171295A (ja) | 紫外線皮膚免疫機能低下防止用免疫賦活剤 | |
JPH11292737A (ja) | 免疫賦活剤 | |
JPH1171291A (ja) | 免疫賦活剤 | |
JPH0995436A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JPH11106348A (ja) | 免疫賦活剤 | |
JPH1149696A (ja) | 紫外線皮膚免疫機能低下防止用免疫賦活剤 | |
JPH11106346A (ja) | 免疫賦活剤 | |
JPH11246344A (ja) | 美白用皮膚外用剤 | |
JPH1192331A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP2001039816A (ja) | コラーゲン架橋形成阻害剤 | |
JPH11246388A (ja) | 抗老化剤 | |
JPH0789843A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP3354031B2 (ja) | 皮膚外用剤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050607 |