JPH11105343A - 画像形成装置及び複写機 - Google Patents
画像形成装置及び複写機Info
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- JPH11105343A JPH11105343A JP9275664A JP27566497A JPH11105343A JP H11105343 A JPH11105343 A JP H11105343A JP 9275664 A JP9275664 A JP 9275664A JP 27566497 A JP27566497 A JP 27566497A JP H11105343 A JPH11105343 A JP H11105343A
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 13
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 abstract description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 4
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 2
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 2
- 108091008695 photoreceptors Proteins 0.000 description 2
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000002123 temporal effect Effects 0.000 description 1
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- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Fax Reproducing Arrangements (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Laser Beam Printer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数レーザを用いた画像形成装置においてあ
るレーザに故障が発生した時にもライン抜けが発生する
ことが防止され、画像形成の続行が可能である画像形成
装置を提供する。 【解決手段】 複数のレーザを用いたレーザ光源からの
画像信号により光変調されたレーザ光を隣接させて像担
持対面上に導光して該像担持体に画像を形成する画像形
成装置において、複数のレーザの各々の故障を検出する
故障検出手段、故障検出手段が複数のレーザの一部の故
障を検出した場合に複数のレーザのうち故障していない
レーザの発光出力強度を高い段階に切り替える手段と、
を備え、複数のレーザの一部が故障した時に故障してい
ないレーザによって該像担持体に形成される電位面積を
大きくする。
るレーザに故障が発生した時にもライン抜けが発生する
ことが防止され、画像形成の続行が可能である画像形成
装置を提供する。 【解決手段】 複数のレーザを用いたレーザ光源からの
画像信号により光変調されたレーザ光を隣接させて像担
持対面上に導光して該像担持体に画像を形成する画像形
成装置において、複数のレーザの各々の故障を検出する
故障検出手段、故障検出手段が複数のレーザの一部の故
障を検出した場合に複数のレーザのうち故障していない
レーザの発光出力強度を高い段階に切り替える手段と、
を備え、複数のレーザの一部が故障した時に故障してい
ないレーザによって該像担持体に形成される電位面積を
大きくする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置に関し、
特にレーザ光源からの画像信号により光変調されたレー
ザ光を感光体や、静電記録媒体等の像担持面上に導光し
て、その面上に例えば静電潜像から成る画像情報を形成
するようにした複写機、レーザビームプリンター、ファ
クシミリ等に好適な画像形成装置に関するものである。
特にレーザ光源からの画像信号により光変調されたレー
ザ光を感光体や、静電記録媒体等の像担持面上に導光し
て、その面上に例えば静電潜像から成る画像情報を形成
するようにした複写機、レーザビームプリンター、ファ
クシミリ等に好適な画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の画像形成装置に於い
ては、レーザ光発生のために一つのレーザとPDセンサ
ーから構成されるレーザチップを用いており、バイアス
電流源とパルス電流源の2つの電流源を持つことによっ
て、レーザの発光特性の改善を図っている。そして、レ
ーザの発光を安定化する為に、画像形成時のレーザ発光
をPDセンサーからの出力信号を用いて帰還をかけ、パ
ルス電流量の自動制御を行っている(以下、APC(Au
tomaric Power Control)と呼ぶ)。
ては、レーザ光発生のために一つのレーザとPDセンサ
ーから構成されるレーザチップを用いており、バイアス
電流源とパルス電流源の2つの電流源を持つことによっ
て、レーザの発光特性の改善を図っている。そして、レ
ーザの発光を安定化する為に、画像形成時のレーザ発光
をPDセンサーからの出力信号を用いて帰還をかけ、パ
ルス電流量の自動制御を行っている(以下、APC(Au
tomaric Power Control)と呼ぶ)。
【0003】したがって、複数のレーザから構成される
マルチレーザを用いた画像形成装置において図6のよう
な構成を採用している。図6におけるレーザーチップ4
4は、図5における半導体レーザ31の内部構成を示し
たものであり、Aレーザ42、Bレーザ43、PDセン
サ41から構成されるツインレーザである。47はAレ
ーザ42のバイアス電流源、45はAレーザ42のパル
ス電流源であり、画像データとして画像処理部58のD
ATA1から出力される信号によりON/OFFするス
イッチ57によって、Aレーザ42の発光は制御され
る。Bレーザ43の発光の制御もAレーザ42の制御と
同様である。画像データとして画像処理部58のDAT
A2から出力される信号によるON/OFFするスイッ
チ56によって、Bレーザ43の発光は制御される。
マルチレーザを用いた画像形成装置において図6のよう
な構成を採用している。図6におけるレーザーチップ4
4は、図5における半導体レーザ31の内部構成を示し
たものであり、Aレーザ42、Bレーザ43、PDセン
サ41から構成されるツインレーザである。47はAレ
ーザ42のバイアス電流源、45はAレーザ42のパル
ス電流源であり、画像データとして画像処理部58のD
ATA1から出力される信号によりON/OFFするス
イッチ57によって、Aレーザ42の発光は制御され
る。Bレーザ43の発光の制御もAレーザ42の制御と
同様である。画像データとして画像処理部58のDAT
A2から出力される信号によるON/OFFするスイッ
チ56によって、Bレーザ43の発光は制御される。
【0004】また、PDセンサ41の出力信号は電流電
圧変換器49で電圧信号に変換され、S/H回路51を
経てコンパレーター55に入力され、パルス電流源45
を制御する。また、電流電圧変換器49を経たPDセン
サ41の出力信号は、S/H回路50を経てコンパレー
ター54にも入力され、パルス電流源46を制御する。
52,53は各々のパルス電流源制御のための目標値で
ある。58は上記画像データを生成するための画像処理
部、59はこの画像処理部58を制御するシステムコン
トローラーである。
圧変換器49で電圧信号に変換され、S/H回路51を
経てコンパレーター55に入力され、パルス電流源45
を制御する。また、電流電圧変換器49を経たPDセン
サ41の出力信号は、S/H回路50を経てコンパレー
ター54にも入力され、パルス電流源46を制御する。
52,53は各々のパルス電流源制御のための目標値で
ある。58は上記画像データを生成するための画像処理
部、59はこの画像処理部58を制御するシステムコン
トローラーである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来例を用いた2つの
レーザから構成されるマルチレーザの帰還制御引き込み
時の、画像データ出力時のシーケンスを図7に示す。ま
ず、タイミングT1でスイッチ56がOFFにさせBレ
ーザ43を発光させ、更に、S/H回路50をサンプル
状態にし、パルス電流源46が発生するBレーザ43の
パルス電流量ItBを制御して、Bレーザ43のAPC
が完了した後、スイッチ56をONにする直前にS/H
回路50をホルド状態にしてパルス電流ItBを保持す
る。次に、タイミングT2でスイッチ57をOFFにさ
せAレーザ42を発光させ、更に、S/H回路51をサ
ンプル状態にし、パルス電流源45が発生するAレーザ
42のパルス電流量ItAを制御して、レーザ42のA
PCが完了した後、スイッチ57をONにする直前にS
/H回路51をホルド状態にしてパルス電流ItAを保
持する。次に、後述するようにBD受光部36がBDを
検出すると、画像データを出力できる状態となり次に説
明するシーケンスを2ライン毎に繰り返す。
レーザから構成されるマルチレーザの帰還制御引き込み
時の、画像データ出力時のシーケンスを図7に示す。ま
ず、タイミングT1でスイッチ56がOFFにさせBレ
ーザ43を発光させ、更に、S/H回路50をサンプル
状態にし、パルス電流源46が発生するBレーザ43の
パルス電流量ItBを制御して、Bレーザ43のAPC
が完了した後、スイッチ56をONにする直前にS/H
回路50をホルド状態にしてパルス電流ItBを保持す
る。次に、タイミングT2でスイッチ57をOFFにさ
せAレーザ42を発光させ、更に、S/H回路51をサ
ンプル状態にし、パルス電流源45が発生するAレーザ
42のパルス電流量ItAを制御して、レーザ42のA
PCが完了した後、スイッチ57をONにする直前にS
/H回路51をホルド状態にしてパルス電流ItAを保
持する。次に、後述するようにBD受光部36がBDを
検出すると、画像データを出力できる状態となり次に説
明するシーケンスを2ライン毎に繰り返す。
【0006】タイミングT3で前述したAレーザ42の
APCを行い、タイミングT4で同様にBレーザ43の
APCを行う。そして、タイミングT5で走査タイミン
グを検出するためにBD発光し、BD受光部36がこれ
を受光したタイミングを基準にして、画像処理部58が
画像データDATA1、DATA2を出力する。
APCを行い、タイミングT4で同様にBレーザ43の
APCを行う。そして、タイミングT5で走査タイミン
グを検出するためにBD発光し、BD受光部36がこれ
を受光したタイミングを基準にして、画像処理部58が
画像データDATA1、DATA2を出力する。
【0007】この従来例のように例えば2つのレーザ発
光素子があるマルチレーザ(複数レーザ)を用いた画像
形成装置において、画像データDATA1、DATA2
を出力する際に、マルチレーザを構成する複数のレーザ
のうちの一つが故障したときには、その故障したレーザ
が走査すべきラインが抜けた画像が形成されてしまうの
で、正常な画像形成を続行することが不能であった。
光素子があるマルチレーザ(複数レーザ)を用いた画像
形成装置において、画像データDATA1、DATA2
を出力する際に、マルチレーザを構成する複数のレーザ
のうちの一つが故障したときには、その故障したレーザ
が走査すべきラインが抜けた画像が形成されてしまうの
で、正常な画像形成を続行することが不能であった。
【0008】そこで本発明は、複数レーザを用いた画像
形成装置においてあるレーザに故障が発生した時にもラ
イン抜けが発生することが防止され、画像形成の続行が
可能である画像形成装置を提供することを目的とする。
形成装置においてあるレーザに故障が発生した時にもラ
イン抜けが発生することが防止され、画像形成の続行が
可能である画像形成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による画像形成装
置は、複数のレーザを用いたレーザ光源からの画像信号
により光変調されたレーザ光を隣接させて像担持対面上
に導光して該像担持体に画像を形成する画像形成装置に
おいて、前記複数のレーザの各々の故障を検出する故障
検出手段、前記故障検出手段が前記複数のレーザの一部
の故障を検出した場合に前記複数のレーザのうち故障し
ていないレーザの発光出力強度を高い段階に切り替える
手段と、を備え、前記複数のレーザの一部が故障した時
に前記故障していないレーザによって該像担持体に形成
される電位面積を大きくすることを特徴とする。
置は、複数のレーザを用いたレーザ光源からの画像信号
により光変調されたレーザ光を隣接させて像担持対面上
に導光して該像担持体に画像を形成する画像形成装置に
おいて、前記複数のレーザの各々の故障を検出する故障
検出手段、前記故障検出手段が前記複数のレーザの一部
の故障を検出した場合に前記複数のレーザのうち故障し
ていないレーザの発光出力強度を高い段階に切り替える
手段と、を備え、前記複数のレーザの一部が故障した時
に前記故障していないレーザによって該像担持体に形成
される電位面積を大きくすることを特徴とする。
【0010】また、本発明による画像形成装置は、上記
の画像形成装置において、更に、前記故障検出手段が故
障を検出した場合に故障状況に応じて警告表示を切り替
える手段と、装置の制御を切り替える手段と、を備える
ことを特徴とする。
の画像形成装置において、更に、前記故障検出手段が故
障を検出した場合に故障状況に応じて警告表示を切り替
える手段と、装置の制御を切り替える手段と、を備える
ことを特徴とする。
【0011】更に、本発明による画像形成装置は、上記
の画像形成装置において、前記故障していないレーザを
駆動する変調信号を、前記複数のレーザの全てが故障し
ていないときに前記複数のレーザを駆動する複数の変調
信号から算出する手段を備えることを特徴とする。
の画像形成装置において、前記故障していないレーザを
駆動する変調信号を、前記複数のレーザの全てが故障し
ていないときに前記複数のレーザを駆動する複数の変調
信号から算出する手段を備えることを特徴とする。
【0012】本発明による複写機は、上記の画像形成装
置を備えることを特徴とする。
置を備えることを特徴とする。
【0013】[作用]本発明では上記構成により、複数
のレーザを用いた画像形成装置においてレーザ故障を検
出したとき、故障していない他のレーザの発光出力強度
を高い段階に切り替えて画像のライン抜けを防ぎ、画像
形成が続行可能となる。
のレーザを用いた画像形成装置においてレーザ故障を検
出したとき、故障していない他のレーザの発光出力強度
を高い段階に切り替えて画像のライン抜けを防ぎ、画像
形成が続行可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】図4に本発明を適用した画像処理
装置を備える複写機全体の断面図を示す。この複写機の
基本的な動作について図4を用いて説明する。
装置を備える複写機全体の断面図を示す。この複写機の
基本的な動作について図4を用いて説明する。
【0015】原稿給紙装置(不図示)上に積載された原
稿は、1枚づつ順次原稿台ガラス面2上に搬送される。
原稿が搬送されると、スキャナー3部分のランプが点灯
し、かつスキャナーユニット4が水平方向に移動して原
稿を照射する。原稿の反射光はミラー5,6,7を介し
てレンズ8で集束され、その後イメージセンサー部に入
力される。イメージセンサー部9に入力された画像信号
は、直接、あるいは、一旦図示しない画像メモリに記憶
され、再び読み出され後、露光制御部10に入力され
る。
稿は、1枚づつ順次原稿台ガラス面2上に搬送される。
原稿が搬送されると、スキャナー3部分のランプが点灯
し、かつスキャナーユニット4が水平方向に移動して原
稿を照射する。原稿の反射光はミラー5,6,7を介し
てレンズ8で集束され、その後イメージセンサー部に入
力される。イメージセンサー部9に入力された画像信号
は、直接、あるいは、一旦図示しない画像メモリに記憶
され、再び読み出され後、露光制御部10に入力され
る。
【0016】露光制御部10は画像信号によって変調さ
れたレーザ光を発射し、光学系を通ったこのレーザ光は
感光体11を照射し、感光体上に潜像が形成される。
れたレーザ光を発射し、光学系を通ったこのレーザ光は
感光体11を照射し、感光体上に潜像が形成される。
【0017】すなわち、図4の露光制御部10のブロッ
ク図である図5を参照して説明すると、半導体レーザ4
4より発せられた光ビームはコリメータレンズ35及び
絞り32によりほぼ平行光にされて、且つ、所定のビー
ム径にされて回転多面鏡33に入射する。回転多面鏡3
3は曲線矢印で示す方向に等角速度の回転を行ってお
り、この回転に伴って、入射した光ビームが連続的に角
度を変える偏向ビームとなって反射される。偏向ビーム
となった光はf−θレンズ34により集光作用を受け
る。一方、f−θレンズ34は同時に走査の時間的な直
線性を保証するような歪曲収差の補正を行う為に、光ビ
ームは、像担持体としての感光体11上に図の直線矢印
の方向に等速で結合走査される。感光体11への画像デ
ータの書き込みは半導体レーザ31の光量制御によって
行われる。
ク図である図5を参照して説明すると、半導体レーザ4
4より発せられた光ビームはコリメータレンズ35及び
絞り32によりほぼ平行光にされて、且つ、所定のビー
ム径にされて回転多面鏡33に入射する。回転多面鏡3
3は曲線矢印で示す方向に等角速度の回転を行ってお
り、この回転に伴って、入射した光ビームが連続的に角
度を変える偏向ビームとなって反射される。偏向ビーム
となった光はf−θレンズ34により集光作用を受け
る。一方、f−θレンズ34は同時に走査の時間的な直
線性を保証するような歪曲収差の補正を行う為に、光ビ
ームは、像担持体としての感光体11上に図の直線矢印
の方向に等速で結合走査される。感光体11への画像デ
ータの書き込みは半導体レーザ31の光量制御によって
行われる。
【0018】図4に戻り、照射光によって感光体11上
に作られた潜像は、現像器12、あるいは13によって
トナー像に現像される。上記潜像とタイミングを合わせ
て被転写紙積載部14、あるいは15より被転写紙が搬
送され、転写部16に於いて、上記現像されたトナー像
が被転写紙に転写される。転写されたトナー像は定着部
17にて被転写紙に定着された後、被転写紙は排紙部1
8より装置外部に排出される。
に作られた潜像は、現像器12、あるいは13によって
トナー像に現像される。上記潜像とタイミングを合わせ
て被転写紙積載部14、あるいは15より被転写紙が搬
送され、転写部16に於いて、上記現像されたトナー像
が被転写紙に転写される。転写されたトナー像は定着部
17にて被転写紙に定着された後、被転写紙は排紙部1
8より装置外部に排出される。
【0019】このような画像処理装置で用いられる半導
体レーザ44を駆動するレーザ駆動回路の構成を図1に
示す。このレーザ駆動回路は露光制御部10内に設けら
れており、図6に示す従来例と同様な箇所には同一の符
号を符する。構成ブロックにおいて本実施形態が図6に
示す従来例と違うところはレーザをAPCする時にレー
ザの故障を検出するレーザ故障検出部84と、レーザ故
障を検出した際にレーザ出力強度を切り替えるための目
標値73,75、スイッチ80,81、及び表示部85
が加わった点である。
体レーザ44を駆動するレーザ駆動回路の構成を図1に
示す。このレーザ駆動回路は露光制御部10内に設けら
れており、図6に示す従来例と同様な箇所には同一の符
号を符する。構成ブロックにおいて本実施形態が図6に
示す従来例と違うところはレーザをAPCする時にレー
ザの故障を検出するレーザ故障検出部84と、レーザ故
障を検出した際にレーザ出力強度を切り替えるための目
標値73,75、スイッチ80,81、及び表示部85
が加わった点である。
【0020】図1におけるレーザーチップ44は、図5
における半導体レーザ44の内部構成を示したものであ
り、Aレーザ42、Bレーザ43、PDセンサ41から
構成されるマルチレーザである。47はAレーザ42の
バイアス電流源、45はAレーザ42のパルス電流源で
あり、画像データとして画像処理部82のDATA1か
ら出力される信号によりON/OFFするスイッチ57
によって、Aレーザ42の発光は制御される。Bレーザ
43の発光の制御もAレーザ42の制御と同様である。
画像データとして画像処理部82のDATA2から出力
される信号によるON/OFFするスイッチ56によっ
て、Bレーザ43の発光は制御される。
における半導体レーザ44の内部構成を示したものであ
り、Aレーザ42、Bレーザ43、PDセンサ41から
構成されるマルチレーザである。47はAレーザ42の
バイアス電流源、45はAレーザ42のパルス電流源で
あり、画像データとして画像処理部82のDATA1か
ら出力される信号によりON/OFFするスイッチ57
によって、Aレーザ42の発光は制御される。Bレーザ
43の発光の制御もAレーザ42の制御と同様である。
画像データとして画像処理部82のDATA2から出力
される信号によるON/OFFするスイッチ56によっ
て、Bレーザ43の発光は制御される。
【0021】また、PDセンサ41の出力信号は電流電
圧変換器49で電圧信号に変換され、S/H回路51を
経てコンパレーター55に入力され、パルス電流源45
を制御する。また、電流電圧変換器49を経たPDセン
サ41の出力信号は、S/H回路50を経てコンパレー
ター54にも入力され、パルス電流源46を制御する。
72,74の各々は通常時におけるパルス電流源45、
46の各々を制御のための目標値であり、73,75は
レーザ故障をレーザ故障検出部84が検出した際にレー
ザ出力強度を切り替えるための目標値である。目標値7
3,75の値は、例えば、目標値72、74の2倍に設
定しておく。82は上記画像データを生成するための画
像処理部、83はこの画像処理部82を制御するシステ
ムコントローラー、84はレーザ故障検出部であり、A
PC時にPDセンサ41の出力信号と目標値Vref1
1(符号74)及びVref21(符号72)を比較す
ることによりレーザA42又はレーザB43の故障を検
出し、各々の故障を検出した場合に画像処理部82に故
障検出信号であるtrouble1、trouble2
を送る。故障検出信号であるtrouble1又はtr
ouble2を受けた画像処理部82は信号ref1又
は信号ref2を出力して、故障していないレーザのパ
ルス電流源の制御のための目標値を切り替え、故障して
いないレーザに対し2ラインのデータを1ラインに変換
して送る。また、信号trouble1又はtroub
le2を受けた画像処理部82はシステムコントローラ
ー83に対し、解像度を落として画像形成が続行可能で
ある事を表示部85に表示させるための信号を送る。信
号trouble1及びtrouble2を受けた場合
には、画像処理部82はシステムコントローラー83に
対し、画像形成が不可能である事を表示部85に表示さ
せるための信号を送る。また、システムコントローラ8
3は画像形成の動作を中止するなどの措置をとる。
圧変換器49で電圧信号に変換され、S/H回路51を
経てコンパレーター55に入力され、パルス電流源45
を制御する。また、電流電圧変換器49を経たPDセン
サ41の出力信号は、S/H回路50を経てコンパレー
ター54にも入力され、パルス電流源46を制御する。
72,74の各々は通常時におけるパルス電流源45、
46の各々を制御のための目標値であり、73,75は
レーザ故障をレーザ故障検出部84が検出した際にレー
ザ出力強度を切り替えるための目標値である。目標値7
3,75の値は、例えば、目標値72、74の2倍に設
定しておく。82は上記画像データを生成するための画
像処理部、83はこの画像処理部82を制御するシステ
ムコントローラー、84はレーザ故障検出部であり、A
PC時にPDセンサ41の出力信号と目標値Vref1
1(符号74)及びVref21(符号72)を比較す
ることによりレーザA42又はレーザB43の故障を検
出し、各々の故障を検出した場合に画像処理部82に故
障検出信号であるtrouble1、trouble2
を送る。故障検出信号であるtrouble1又はtr
ouble2を受けた画像処理部82は信号ref1又
は信号ref2を出力して、故障していないレーザのパ
ルス電流源の制御のための目標値を切り替え、故障して
いないレーザに対し2ラインのデータを1ラインに変換
して送る。また、信号trouble1又はtroub
le2を受けた画像処理部82はシステムコントローラ
ー83に対し、解像度を落として画像形成が続行可能で
ある事を表示部85に表示させるための信号を送る。信
号trouble1及びtrouble2を受けた場合
には、画像処理部82はシステムコントローラー83に
対し、画像形成が不可能である事を表示部85に表示さ
せるための信号を送る。また、システムコントローラ8
3は画像形成の動作を中止するなどの措置をとる。
【0022】次に本実施形態の原理についてBレーザが
故障した場合の動作例により説明する。
故障した場合の動作例により説明する。
【0023】図3にその帰還制御引き込み時及び画像デ
ータ出力時のシーケンス示す。まず、タイミングT11
でスイッチ56をOFFにしてBレーザ43を発光させ
る。Bレーザ43のAPC時にレーザ故障検出部84が
タイミングT12でBレーザの故障を検出しtroub
le2信号を画像処理部82に出力する。これを受けた
画像処理部82はref1を出力し、これによりスイッ
チ80がVref21(符号72)からVref22
(符号73)に切り替わり、Aレーザの目標値が変更さ
れる。
ータ出力時のシーケンス示す。まず、タイミングT11
でスイッチ56をOFFにしてBレーザ43を発光させ
る。Bレーザ43のAPC時にレーザ故障検出部84が
タイミングT12でBレーザの故障を検出しtroub
le2信号を画像処理部82に出力する。これを受けた
画像処理部82はref1を出力し、これによりスイッ
チ80がVref21(符号72)からVref22
(符号73)に切り替わり、Aレーザの目標値が変更さ
れる。
【0024】次にAレーザ42のAPCが行われる。す
なわち、タイミングT14でスイッチ57をOFFにし
て、Aレーザ42を発光させる。Aレーザ42のAPC
が完了した後、Aレーザ42のパルス電流源45のパル
ス電流は保持され、画像データを出力できる状態となり
次に説明するシーケンスを2ライン毎に繰り返す。
なわち、タイミングT14でスイッチ57をOFFにし
て、Aレーザ42を発光させる。Aレーザ42のAPC
が完了した後、Aレーザ42のパルス電流源45のパル
ス電流は保持され、画像データを出力できる状態となり
次に説明するシーケンスを2ライン毎に繰り返す。
【0025】タイミングT15でAレーザ42のAPC
を行う。そしてタイミングT16でAレーザがBD受光
部36を照射するために発光し、BD受光部36での受
光タイミングを基準として、画像データを出力する。
を行う。そしてタイミングT16でAレーザがBD受光
部36を照射するために発光し、BD受光部36での受
光タイミングを基準として、画像データを出力する。
【0026】なお、無故障時にDATA1から出力する
信号とDATA2から出力する信号とを感光体6に照射
されたときのタイミングを合わせるためのタイミング補
正をした上で平均し、これをDATA1から出力しても
良い。
信号とDATA2から出力する信号とを感光体6に照射
されたときのタイミングを合わせるためのタイミング補
正をした上で平均し、これをDATA1から出力しても
良い。
【0027】このような構成をとる事により、レーザ故
障検出部84がレーザの故障を検出した際に故障してい
ないレーザの出力強度の目標値を切り替えて出力強度を
上げる事により潜像形成時に該像担持体に形成される電
位面積を大きくすることができる。よって1ラインの走
査で2ライン分の潜像形成が可能となる。
障検出部84がレーザの故障を検出した際に故障してい
ないレーザの出力強度の目標値を切り替えて出力強度を
上げる事により潜像形成時に該像担持体に形成される電
位面積を大きくすることができる。よって1ラインの走
査で2ライン分の潜像形成が可能となる。
【0028】また、レーザAが故障している場合には、
タイミングT15で始まるAPCの際にこれが検出でき
るが、検出してから、Bレーザの目標値を、73に切り
替えて、BレーザについてのAPCを再度行えばよい。
タイミングT15で始まるAPCの際にこれが検出でき
るが、検出してから、Bレーザの目標値を、73に切り
替えて、BレーザについてのAPCを再度行えばよい。
【0029】この際、画像処理部82は図2の構成にな
っている。レーザ故障が起きた際にtrouble信号
を受けて信号処理部90で2ラインのデータを1ライン
に変換しスイッチ92,94を切り替えて故障していな
いレーザに信号を送り出し、スイッチ91,93を切り
替えて故障したレーザに対し信号を遮断する処理を行っ
ている。図2に示すのは、2つのレーザが故障していな
い場合のスイッチ位置である。例えば、Bレーザ43が
故障した場合には、スイッチ92は下側に切り替わり、
スイッチ93も下側に切り替わる。
っている。レーザ故障が起きた際にtrouble信号
を受けて信号処理部90で2ラインのデータを1ライン
に変換しスイッチ92,94を切り替えて故障していな
いレーザに信号を送り出し、スイッチ91,93を切り
替えて故障したレーザに対し信号を遮断する処理を行っ
ている。図2に示すのは、2つのレーザが故障していな
い場合のスイッチ位置である。例えば、Bレーザ43が
故障した場合には、スイッチ92は下側に切り替わり、
スイッチ93も下側に切り替わる。
【0030】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、複数のレーザを用いた画像形成装置において、レー
ザ故障が起きた際に画像のライン抜けを防ぎ画像形成が
続行可能となる。
ば、複数のレーザを用いた画像形成装置において、レー
ザ故障が起きた際に画像のライン抜けを防ぎ画像形成が
続行可能となる。
【図1】本発明の実施形態によるマルチレーザの駆動回
路の構成を示す回路図である。
路の構成を示す回路図である。
【図2】本発明の実施形態による図1に示す画像処理部
内の画像切替部のブロック図である。
内の画像切替部のブロック図である。
【図3】本発明の実施形態によるマルチレーザの駆動回
路のAPC時及び画像データ出力時の動作タイミングを
示すタイミングチャートである。
路のAPC時及び画像データ出力時の動作タイミングを
示すタイミングチャートである。
【図4】本発明及び従来例における画像形成装置を備え
る複写機の構成を示す断面図である。
る複写機の構成を示す断面図である。
【図5】本発明及び従来例における図4に示す露光制御
部内の光学系の構成図である。
部内の光学系の構成図である。
【図6】従来例におけるマルチレーザの駆動回路の構成
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図7】従来例によるマルチレーザの駆動回路のAPC
時及び画像データ出力時の動作タイミングを示すタイミ
ングチャートである。
時及び画像データ出力時の動作タイミングを示すタイミ
ングチャートである。
41 PDセンサ 42 Aレーザ 43 Bレーザ 44 レーザチップ 45、46 パルス電流源 49 電流電圧変換器 50、51 S/H回路 54、55 コンパレータ 72、73、74、75 目標値 82 画像処理部 83 システムコントローラ 84 レーザ故障検出部 85 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鍜治 一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 佐藤 勇 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 複数のレーザを用いたレーザ光源からの
画像信号により光変調されたレーザ光を隣接させて像担
持対面上に導光して該像担持体に画像を形成する画像形
成装置において、 前記複数のレーザの各々の故障を検出する故障検出手
段、 前記故障検出手段が前記複数のレーザの一部の故障を検
出した場合に前記複数のレーザのうち故障していないレ
ーザの発光出力強度を高い段階に切り替える手段と、 を備え、前記複数のレーザの一部が故障した時に前記故
障していないレーザによって該像担持体に形成される電
位面積を大きくすることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の画像形成装置におい
て、 更に、前記故障検出手段が故障を検出した場合に故障状
況に応じて警告表示を切り替える手段と、 装置の制御を切り替える手段と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項3】 前記故障していないレーザを駆動する変
調信号を、前記複数のレーザの全てが故障していないと
きに前記複数のレーザを駆動する複数の変調信号から算
出する手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に
記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 請求項1乃至3に記載の画像形成装置を
備えることを特徴とする複写機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9275664A JPH11105343A (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | 画像形成装置及び複写機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9275664A JPH11105343A (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | 画像形成装置及び複写機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11105343A true JPH11105343A (ja) | 1999-04-20 |
Family
ID=17558638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9275664A Pending JPH11105343A (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | 画像形成装置及び複写機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11105343A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013239776A (ja) * | 2012-05-11 | 2013-11-28 | Seiko Epson Corp | 原子発振器の制御方法及び原子発振器 |
JP2016179553A (ja) * | 2015-03-23 | 2016-10-13 | 株式会社東芝 | 画像形成装置 |
-
1997
- 1997-10-08 JP JP9275664A patent/JPH11105343A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013239776A (ja) * | 2012-05-11 | 2013-11-28 | Seiko Epson Corp | 原子発振器の制御方法及び原子発振器 |
JP2016179553A (ja) * | 2015-03-23 | 2016-10-13 | 株式会社東芝 | 画像形成装置 |
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