JPH1092506A - 多導体ケーブル用コネクタ - Google Patents
多導体ケーブル用コネクタInfo
- Publication number
- JPH1092506A JPH1092506A JP8240735A JP24073596A JPH1092506A JP H1092506 A JPH1092506 A JP H1092506A JP 8240735 A JP8240735 A JP 8240735A JP 24073596 A JP24073596 A JP 24073596A JP H1092506 A JPH1092506 A JP H1092506A
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- Japan
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- connector
- terminal
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- housing
- conductor
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Links
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Landscapes
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 多導体ケーブルへのコネクタの装着を容易、
かつ適切に行えるようにする。 【解決手段】 ハウジング本体12と、このハウジング
本体12を挿着するケース14とからコネクタ10を構
成した。ハウジング本体12には、複数の端子収容部1
6を設けるとともに、各端子収容部16の表面開口部分
を覆う蓋体26を設けた。蓋体26は、蓋本体28と、
これに固着される圧接端子30とから構成した。蓋本体
28には蓋体26の閉操作に伴い接続端子50を前方に
押圧する押圧凸部34を設けた。また、圧接端子30に
は、蓋本体28の先端から蓋体26の閉方向に向かって
延びる垂直部31cを設けた。そして、各端子収容部1
6に接続端子50を収容して蓋体26を閉じた後、ハウ
ジング本体12をケース14に挿着することにより蓋体
26を閉状態に保持するようにした。
かつ適切に行えるようにする。 【解決手段】 ハウジング本体12と、このハウジング
本体12を挿着するケース14とからコネクタ10を構
成した。ハウジング本体12には、複数の端子収容部1
6を設けるとともに、各端子収容部16の表面開口部分
を覆う蓋体26を設けた。蓋体26は、蓋本体28と、
これに固着される圧接端子30とから構成した。蓋本体
28には蓋体26の閉操作に伴い接続端子50を前方に
押圧する押圧凸部34を設けた。また、圧接端子30に
は、蓋本体28の先端から蓋体26の閉方向に向かって
延びる垂直部31cを設けた。そして、各端子収容部1
6に接続端子50を収容して蓋体26を閉じた後、ハウ
ジング本体12をケース14に挿着することにより蓋体
26を閉状態に保持するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールド線や同軸
ケーブル、あるいはこれらの複合電線を導体で一体に包
囲するなどした、いわゆる多導体ケーブルの接続に用い
られる多導体ケーブル用コネクタに関するものである。
ケーブル、あるいはこれらの複合電線を導体で一体に包
囲するなどした、いわゆる多導体ケーブルの接続に用い
られる多導体ケーブル用コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のようなコネクタの一つとし
て、例えば、コネクタハウジングに多数の端子保持部を
形成するとともに、これらの各端子保持部への入口を開
閉可能とする可倒式の圧接端子を設けるようにしたシー
ルド線用のコネクタが提案されている(特開平4−26
4376号公報)。
て、例えば、コネクタハウジングに多数の端子保持部を
形成するとともに、これらの各端子保持部への入口を開
閉可能とする可倒式の圧接端子を設けるようにしたシー
ルド線用のコネクタが提案されている(特開平4−26
4376号公報)。
【0003】このコネクタにおいては、シールド線の中
心導体に取付けられた接続端子が端子保持部に挿入、固
定された後、上記圧接端子が閉じられることにより、こ
の圧接端子によりシールド線の外皮が破られて(すなわ
ち、圧接端子が外皮に食い込んで)圧接端子がシールド
導体に圧接される。そして、本コネクタハウジングが相
手側コネクタハウジングに嵌合させられることにより、
中心導体及びシールド導体が上記接続端子及び圧接端子
を介してそれぞれ相手側コネクタに接続されるようにな
っている。
心導体に取付けられた接続端子が端子保持部に挿入、固
定された後、上記圧接端子が閉じられることにより、こ
の圧接端子によりシールド線の外皮が破られて(すなわ
ち、圧接端子が外皮に食い込んで)圧接端子がシールド
導体に圧接される。そして、本コネクタハウジングが相
手側コネクタハウジングに嵌合させられることにより、
中心導体及びシールド導体が上記接続端子及び圧接端子
を介してそれぞれ相手側コネクタに接続されるようにな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のコネクタに
よれば、圧接端子を倒すだけでシールド導体の端子接続
が達成される、そのため、シールド線へのコネクタの装
着を容易に行うことができるという利点がある。
よれば、圧接端子を倒すだけでシールド導体の端子接続
が達成される、そのため、シールド線へのコネクタの装
着を容易に行うことができるという利点がある。
【0005】しかし、このコネクタの構造では、コネク
タハウジングへの接続端子の固定が不完全なまま圧接端
子が倒されると、圧接端子が外皮に食い込む結果、接続
端子が不完全な挿入状態のままでコネクタハウジングに
保持されることになり、そのため本接続端子と相手側接
続端子とが適切に接続されないといった事態を招く虞れ
がある。従って、これらの点を解決することが望まれ
る。
タハウジングへの接続端子の固定が不完全なまま圧接端
子が倒されると、圧接端子が外皮に食い込む結果、接続
端子が不完全な挿入状態のままでコネクタハウジングに
保持されることになり、そのため本接続端子と相手側接
続端子とが適切に接続されないといった事態を招く虞れ
がある。従って、これらの点を解決することが望まれ
る。
【0006】また、近年では、このようなシールド線や
複数種の電線を一体に導体で被覆して断線検知を行うよ
うにしたケーブル等も頻繁に用いられており、このよう
なケーブルに対しても装着容易なコネクタを提供する必
要がある。
複数種の電線を一体に導体で被覆して断線検知を行うよ
うにしたケーブル等も頻繁に用いられており、このよう
なケーブルに対しても装着容易なコネクタを提供する必
要がある。
【0007】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、多導体ケーブルへの装着を容易、かつ
適切に行うことができる多導体ケーブル用コネクタを提
供することを目的としている。
れたものであり、多導体ケーブルへの装着を容易、かつ
適切に行うことができる多導体ケーブル用コネクタを提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる多導体ケ
ーブル用コネクタは、一乃至複数本の電線からなり、一
乃至複数本の電線を包囲する一乃至多重の外部導体が形
成されてなる多導体ケーブル用のコネクタであって、コ
ネクタハウジングに、上記電線に装着された接続端子を
収容するための上方及びコネクタ接続方向後方に開放さ
れた端子収容部と、この端子収容部の上方の開口部分を
開閉可能とする蓋体とが設けられるとともに、上記蓋体
を閉状態に維持するロック手段とが設けられ、上記端子
収容部に、接続端子をコネクタ接続方向前方に位置決め
する位置決め部が形成される一方、上記蓋体に、外部に
露出させられている上記ケーブルの外部導体に圧接可能
な外部導体接続用端子と、蓋体の閉動作に伴い上記端子
収容部に収容された接続端子と係合して接続端子をコネ
クタ接続方向前方に押圧する押圧部とが設けられ、上記
蓋体の閉状態で上記コネクタハウジングが相手側コネク
タハウジングに嵌合されることにより上記外部導体接続
用端子が相手側端子に接続されるように上記外部導体接
続用端子が設けられているものである(請求項1)。
ーブル用コネクタは、一乃至複数本の電線からなり、一
乃至複数本の電線を包囲する一乃至多重の外部導体が形
成されてなる多導体ケーブル用のコネクタであって、コ
ネクタハウジングに、上記電線に装着された接続端子を
収容するための上方及びコネクタ接続方向後方に開放さ
れた端子収容部と、この端子収容部の上方の開口部分を
開閉可能とする蓋体とが設けられるとともに、上記蓋体
を閉状態に維持するロック手段とが設けられ、上記端子
収容部に、接続端子をコネクタ接続方向前方に位置決め
する位置決め部が形成される一方、上記蓋体に、外部に
露出させられている上記ケーブルの外部導体に圧接可能
な外部導体接続用端子と、蓋体の閉動作に伴い上記端子
収容部に収容された接続端子と係合して接続端子をコネ
クタ接続方向前方に押圧する押圧部とが設けられ、上記
蓋体の閉状態で上記コネクタハウジングが相手側コネク
タハウジングに嵌合されることにより上記外部導体接続
用端子が相手側端子に接続されるように上記外部導体接
続用端子が設けられているものである(請求項1)。
【0009】このコネクタによれば、上方の開口部分を
介して接続端子を端子収容部に収容した後、蓋体を閉じ
ると、蓋体の押圧部が接続端子に係合しつつ接続端子を
押圧して位置決め部に押し当てるとともに、蓋体に設け
られた外部導体接続用端子が外部露出させられているケ
ーブルの外部導体に圧接される。すなわち、蓋体を閉じ
るだけで接続端子がコネクタ接続方向に位置決めされた
状態でコネクタハウジング内に収容されるとともにケー
ブルの外部導体に対する端子接続が達成される。
介して接続端子を端子収容部に収容した後、蓋体を閉じ
ると、蓋体の押圧部が接続端子に係合しつつ接続端子を
押圧して位置決め部に押し当てるとともに、蓋体に設け
られた外部導体接続用端子が外部露出させられているケ
ーブルの外部導体に圧接される。すなわち、蓋体を閉じ
るだけで接続端子がコネクタ接続方向に位置決めされた
状態でコネクタハウジング内に収容されるとともにケー
ブルの外部導体に対する端子接続が達成される。
【0010】特に、請求項1のコネクタにおいて、上記
端子収容部に区画壁を設け、端子収容部を複数の接続端
子を並べて収容可能にする複数の単位収容部に区画する
とともに、上記蓋体に、各単位収容部に対応する複数の
押圧部を設けるようにすれば(請求項2)、各電線に取
り付けた接続端子を単一の端子収容部に収容することが
でき収納効率が向上する。
端子収容部に区画壁を設け、端子収容部を複数の接続端
子を並べて収容可能にする複数の単位収容部に区画する
とともに、上記蓋体に、各単位収容部に対応する複数の
押圧部を設けるようにすれば(請求項2)、各電線に取
り付けた接続端子を単一の端子収容部に収容することが
でき収納効率が向上する。
【0011】また、請求項1又は2記載のコネクタにお
いて、コネクタハウジングに複数の端子収容部が設けら
れる場合には、各端子収容部の上方の開口部分を一体に
閉塞し得るように蓋体を形成し、この蓋体に各端子収容
部に対応する押圧部及び外部導体接続用端子を一体に設
けるようにすれば(請求項3)、全ての端子収容部を一
度の操作で閉じることができるためコネクタの装着性が
より向上する。
いて、コネクタハウジングに複数の端子収容部が設けら
れる場合には、各端子収容部の上方の開口部分を一体に
閉塞し得るように蓋体を形成し、この蓋体に各端子収容
部に対応する押圧部及び外部導体接続用端子を一体に設
けるようにすれば(請求項3)、全ての端子収容部を一
度の操作で閉じることができるためコネクタの装着性が
より向上する。
【0012】また、コネクタハウジングに複数の端子収
容部が設けられる場合には、蓋体を、一乃至複数の端子
収容部に対応する複数の単位蓋体から構成し、各単位蓋
体に、それぞれ対応する端子収容部についての押圧部及
び外部導体接続用端子を設けるようにしてもよい(請求
項4)。蓋体をこのような分割構造にすれば、蓋体を閉
じる際に蓋体が受ける単位ケーブルからの反力が軽減さ
れ、蓋体の閉操作が容易になる。
容部が設けられる場合には、蓋体を、一乃至複数の端子
収容部に対応する複数の単位蓋体から構成し、各単位蓋
体に、それぞれ対応する端子収容部についての押圧部及
び外部導体接続用端子を設けるようにしてもよい(請求
項4)。蓋体をこのような分割構造にすれば、蓋体を閉
じる際に蓋体が受ける単位ケーブルからの反力が軽減さ
れ、蓋体の閉操作が容易になる。
【0013】さらに、請求項1乃至4のいずれかに記載
のコネクタにおいて、コネクタハウジングの端子収容部
のコネクタ接続方向後方に、上記端子収容部に通じて上
方及びコネクタ接続方向後方に開放されるケーブル収容
部を形成するとともに、このケーブル収容部の上方の開
口部分を開閉可能とする蓋体とを設け、この蓋体に、外
部に露出させられているケーブルの外部導体に圧接可能
な外部導体接続用端子を設けるようにすれば(請求項
5)、複数のシールド線が一体に導体で包囲されている
ようなケーブルへのコネクタの装着をより容易に行うこ
とが可能となる。
のコネクタにおいて、コネクタハウジングの端子収容部
のコネクタ接続方向後方に、上記端子収容部に通じて上
方及びコネクタ接続方向後方に開放されるケーブル収容
部を形成するとともに、このケーブル収容部の上方の開
口部分を開閉可能とする蓋体とを設け、この蓋体に、外
部に露出させられているケーブルの外部導体に圧接可能
な外部導体接続用端子を設けるようにすれば(請求項
5)、複数のシールド線が一体に導体で包囲されている
ようなケーブルへのコネクタの装着をより容易に行うこ
とが可能となる。
【0014】特に、請求項5記載のコネクタにおいて、
上記ケーブル収容部の蓋体に、コネクタ接続方向に複数
の外部導体接続用端子を並設するようにすれば(請求項
6)、複数のシールド線が複数種類の導体で多重に包囲
されているようなケーブルへのコネクタの装着を容易に
行うことが可能となる。
上記ケーブル収容部の蓋体に、コネクタ接続方向に複数
の外部導体接続用端子を並設するようにすれば(請求項
6)、複数のシールド線が複数種類の導体で多重に包囲
されているようなケーブルへのコネクタの装着を容易に
行うことが可能となる。
【0015】また、請求項5又は6記載のコネクタにお
いて、上記ケーブル収容部の蓋体を、上記端子収容部の
蓋体と一体に開閉可能に設ければ(請求項7)、ケーブ
ルへのコネクタの装着性をより向上させることができ
る。
いて、上記ケーブル収容部の蓋体を、上記端子収容部の
蓋体と一体に開閉可能に設ければ(請求項7)、ケーブ
ルへのコネクタの装着性をより向上させることができ
る。
【0016】さらに、請求項1乃至7のいずれかに記載
のコネクタにおいて、上記ロック手段を、コネクタハウ
ジングを挿入する筒状のケースと、このケースに挿入さ
れたコネクタハウジングの先端を相手側コネクタハウジ
ングに嵌合可能な位置に保持する保持手段とから構成す
るようにすれば(請求項8)、簡単な構成で確実に蓋体
を閉状態に保持することが可能となる。
のコネクタにおいて、上記ロック手段を、コネクタハウ
ジングを挿入する筒状のケースと、このケースに挿入さ
れたコネクタハウジングの先端を相手側コネクタハウジ
ングに嵌合可能な位置に保持する保持手段とから構成す
るようにすれば(請求項8)、簡単な構成で確実に蓋体
を閉状態に保持することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を用いて説明する。
を用いて説明する。
【0018】図1は、本発明にかかるコネクタの第1の
実施形態を示している。この図に示すコネクタ10は、
シールド線の接続に用いられるものであって、とくに雌
型のコネクタを示している。
実施形態を示している。この図に示すコネクタ10は、
シールド線の接続に用いられるものであって、とくに雌
型のコネクタを示している。
【0019】同図に示すように、コネクタ10はコネク
タハウジング本体12(以下、ハウジング本体12と略
す)と、このハウジング本体12に装着されるケース1
4とから構成されている。
タハウジング本体12(以下、ハウジング本体12と略
す)と、このハウジング本体12に装着されるケース1
4とから構成されている。
【0020】ハウジング本体12には、同図に示すよう
に側壁19及び前端壁20により幅方向(コネクタ接続
方向と平面上で直交する方向)に区画形成される4つの
端子収容部16がハウジング本体12の上面及び下面に
それぞれ設けられており、後述するように、シールド線
Sの中心導体Saに取付けられた接続端子50がこれら
の端子収容部16に収容されるようになっている。
に側壁19及び前端壁20により幅方向(コネクタ接続
方向と平面上で直交する方向)に区画形成される4つの
端子収容部16がハウジング本体12の上面及び下面に
それぞれ設けられており、後述するように、シールド線
Sの中心導体Saに取付けられた接続端子50がこれら
の端子収容部16に収容されるようになっている。
【0021】各端子収容部16は、上方(あるいは下
方)及び後方(コネクタ接続方向後方)に向かって開放
されたスペースとされ、その後端近傍には幅方向に相対
向する一対のリブ24が側壁19に突設されることによ
り絞り部が形成されている。リブ24の間隔は、シール
ド線Sにおける中心導体Saの外皮の径よりわずかに広
い間隔に設定されており、接続端子50が収納される際
には、中心導体Saの外皮部分がこのリブ24間に介装
されることによりシールド線Sが保持され得るようにな
っている。また、各端子収容部16には、前端壁20に
コネクタ接続時に相手側コネクタの雄型端子をハウジン
グ本体12内に導入するための導入孔22(図2)がそ
れぞれ穿設されている。
方)及び後方(コネクタ接続方向後方)に向かって開放
されたスペースとされ、その後端近傍には幅方向に相対
向する一対のリブ24が側壁19に突設されることによ
り絞り部が形成されている。リブ24の間隔は、シール
ド線Sにおける中心導体Saの外皮の径よりわずかに広
い間隔に設定されており、接続端子50が収納される際
には、中心導体Saの外皮部分がこのリブ24間に介装
されることによりシールド線Sが保持され得るようにな
っている。また、各端子収容部16には、前端壁20に
コネクタ接続時に相手側コネクタの雄型端子をハウジン
グ本体12内に導入するための導入孔22(図2)がそ
れぞれ穿設されている。
【0022】上記ハウジング本体12には、さらに端子
収容部16の表面開口部分を覆う蓋体26がそれぞれ各
端子収容部16に対応して設けられ、これらの蓋体26
が前端壁20に回動可能に連結されている。各蓋体26
は、図1及び図2に示すように、板状の蓋本体28の表
面に圧接端子30(外部導体接続用端子)を積層固着し
た構成となっており、蓋本体28の一端側が図外のヒン
ジ部を介して前端壁20に連結されることにより、各蓋
体26が、図1に示すように端子収容部16を開放する
開状態と、端子収容部16を塞ぐ閉状態とに回動可能と
なっている。
収容部16の表面開口部分を覆う蓋体26がそれぞれ各
端子収容部16に対応して設けられ、これらの蓋体26
が前端壁20に回動可能に連結されている。各蓋体26
は、図1及び図2に示すように、板状の蓋本体28の表
面に圧接端子30(外部導体接続用端子)を積層固着し
た構成となっており、蓋本体28の一端側が図外のヒン
ジ部を介して前端壁20に連結されることにより、各蓋
体26が、図1に示すように端子収容部16を開放する
開状態と、端子収容部16を塞ぐ閉状態とに回動可能と
なっている。
【0023】上記圧接端子30は、図2(a)に示すよ
うに蓋本体28表面に沿って固定される平坦部31a
と、蓋本体28の先端(つまり、前端壁20への連結側
と反対側の端部)において上方に突出する隆起部31b
と、蓋本体28の先端から前記平坦部31aと垂直に蓋
体26の閉方向に向かって延びる垂直部31cとを有し
た略L字形の金属製の薄板で、前記垂直部31cの先端
には半円状の圧接部32が形成されている。
うに蓋本体28表面に沿って固定される平坦部31a
と、蓋本体28の先端(つまり、前端壁20への連結側
と反対側の端部)において上方に突出する隆起部31b
と、蓋本体28の先端から前記平坦部31aと垂直に蓋
体26の閉方向に向かって延びる垂直部31cとを有し
た略L字形の金属製の薄板で、前記垂直部31cの先端
には半円状の圧接部32が形成されている。
【0024】また、上記蓋本体28の下面、つまり端子
収容部16に臨む面には、押圧凸部34が一体に形成さ
れており、この押圧凸部34に前方(コネクタ接続方向
前方)から後方に向かって傾斜する傾斜面35が形成さ
れている。この傾斜面35は、蓋体26の閉操作に伴い
端子収容部16に収容された接続端子50に当接しつつ
接続端子50を前方に押圧するとともに、蓋体26が完
全に閉じられた後は、接続端子50と係合して接続端子
50の後方への移動を阻止し得るようにその形状が設定
されている。
収容部16に臨む面には、押圧凸部34が一体に形成さ
れており、この押圧凸部34に前方(コネクタ接続方向
前方)から後方に向かって傾斜する傾斜面35が形成さ
れている。この傾斜面35は、蓋体26の閉操作に伴い
端子収容部16に収容された接続端子50に当接しつつ
接続端子50を前方に押圧するとともに、蓋体26が完
全に閉じられた後は、接続端子50と係合して接続端子
50の後方への移動を阻止し得るようにその形状が設定
されている。
【0025】さらに、ハウジング本体12には、ケース
14への挿入のためのガイド溝36及びフック係合溝3
8がそれぞれハウジング本体12の側面に形成されてい
る。
14への挿入のためのガイド溝36及びフック係合溝3
8がそれぞれハウジング本体12の側面に形成されてい
る。
【0026】一方、上記ケース14は、図1及び図4に
示すように、コネクタ接続方向に貫通する貫通穴13を
有した筒状に形成されている。
示すように、コネクタ接続方向に貫通する貫通穴13を
有した筒状に形成されている。
【0027】ケース14には、その上下各壁部に幅方向
に伸びる一対の係止穴40が形成されているとともに、
その両側壁部の後端部分には切欠き42が形成され、こ
れらの各切欠き42内にそれぞれハンドル44が回動自
在に軸支されている。ハンドル44は、ケース14の外
部に突出するハンドル本体45aと、その先端において
ハンドル本体45aと略垂直に延びるフック部45bと
からなるL字形に形成されており、ハンドル本体45a
とフック部45bとの境部でケース14に対して軸支さ
れている。そして、図4の一点鎖線に示すようにハンド
ル本体45aをケース14側部に引き出すとフック部4
5bが切欠き42内に介装され、一方、ハンドル本体4
5aを切欠き42内に介装させると(同図の実線に示
す)、上記フック部45bがケース14の貫通穴13内
に突出するようになっている。
に伸びる一対の係止穴40が形成されているとともに、
その両側壁部の後端部分には切欠き42が形成され、こ
れらの各切欠き42内にそれぞれハンドル44が回動自
在に軸支されている。ハンドル44は、ケース14の外
部に突出するハンドル本体45aと、その先端において
ハンドル本体45aと略垂直に延びるフック部45bと
からなるL字形に形成されており、ハンドル本体45a
とフック部45bとの境部でケース14に対して軸支さ
れている。そして、図4の一点鎖線に示すようにハンド
ル本体45aをケース14側部に引き出すとフック部4
5bが切欠き42内に介装され、一方、ハンドル本体4
5aを切欠き42内に介装させると(同図の実線に示
す)、上記フック部45bがケース14の貫通穴13内
に突出するようになっている。
【0028】一方、ケース14の貫通穴13内におい
て、上記ハンドル44の配設箇所よりも前方の箇所に
は、両側壁から相対向して突出する一対の突起46が設
けられている。
て、上記ハンドル44の配設箇所よりも前方の箇所に
は、両側壁から相対向して突出する一対の突起46が設
けられている。
【0029】次に、以上のように構成されたコネクタ1
0をシールド線Sに装着する際の具体的な手順について
図2及び図3を用いて説明する。
0をシールド線Sに装着する際の具体的な手順について
図2及び図3を用いて説明する。
【0030】まず、コネクタ10をシールド線Sに装着
する前提として、シールド線Sに図2(a)に示すよう
に接続端子50(図示の例では雌型端子)を装着してお
く。具体的には、接続端子50のワイヤバレル51bを
シールド線Sの中心導体Saに、インシュレーションバ
レル51cを中心導体外皮にそれぞれかしめることによ
り接続端子50をシールド線Sに装着する。また、シー
ルド線Sにおいて、インシュレーションバレル51cの
かしめ部分より後方(同図では右方)は、シールド導体
外皮を破断することによりシールド導体Sbを露出させ
ておく。この際、シールド導体Sbとインシュレーショ
ンバレル51cとの接触を防止するため、インシュレー
ションバレル51cと中心導体Saの先端との間には適
当な距離を設けておく。
する前提として、シールド線Sに図2(a)に示すよう
に接続端子50(図示の例では雌型端子)を装着してお
く。具体的には、接続端子50のワイヤバレル51bを
シールド線Sの中心導体Saに、インシュレーションバ
レル51cを中心導体外皮にそれぞれかしめることによ
り接続端子50をシールド線Sに装着する。また、シー
ルド線Sにおいて、インシュレーションバレル51cの
かしめ部分より後方(同図では右方)は、シールド導体
外皮を破断することによりシールド導体Sbを露出させ
ておく。この際、シールド導体Sbとインシュレーショ
ンバレル51cとの接触を防止するため、インシュレー
ションバレル51cと中心導体Saの先端との間には適
当な距離を設けておく。
【0031】そして、コネクタ10をシールド線Sに装
着するには、同図に示すようにコネクタ10の各蓋体2
6を開状態として各端子収容部16を開放し、接続端子
50を各端子収容部16内に収容する(図2(a),
(b))。
着するには、同図に示すようにコネクタ10の各蓋体2
6を開状態として各端子収容部16を開放し、接続端子
50を各端子収容部16内に収容する(図2(a),
(b))。
【0032】この際、端子収容部16の略全体が開放さ
れるため、接続端子50を容易に端子収容部16内に収
容することができる。なお、接続端子50を端子収容部
16に収容する際には、図2(b)に示すように、中心
導体外皮のインシュレーションバレル51cより後方の
部分をリブ24間に介装させるのが好ましい。すなわ
ち、リブ24の間隔が上述のように中心導体外皮の外径
よりわずかに広く設定されているため、このように中心
導体外皮の部分をリブ24間に介装させることによって
接続端子50を端子収容部16内に好適に保持すること
ができる。
れるため、接続端子50を容易に端子収容部16内に収
容することができる。なお、接続端子50を端子収容部
16に収容する際には、図2(b)に示すように、中心
導体外皮のインシュレーションバレル51cより後方の
部分をリブ24間に介装させるのが好ましい。すなわ
ち、リブ24の間隔が上述のように中心導体外皮の外径
よりわずかに広く設定されているため、このように中心
導体外皮の部分をリブ24間に介装させることによって
接続端子50を端子収容部16内に好適に保持すること
ができる。
【0033】接続端子50を収容したら、次いで、各蓋
体26を仮閉じし、圧接端子30の垂直部31cをシー
ルド線Sのシールド導体Sbに接触させ、この状態でハ
ウジング本体12をその先端から上記ケース14内に挿
入する(図3(c),(d))。
体26を仮閉じし、圧接端子30の垂直部31cをシー
ルド線Sのシールド導体Sbに接触させ、この状態でハ
ウジング本体12をその先端から上記ケース14内に挿
入する(図3(c),(d))。
【0034】このとき、まず、ケース14の各ハンドル
44を回動させ、図4の一点鎖線に示すようにハンドル
本体45aをケース14外部に引き出すことによりフッ
ク部45bを切欠き42内に介装させておく。次いで、
ハウジング本体12を貫通穴13内に挿入しながら、ケ
ース14に設けられた突起46をハウジング本体12の
ガイド溝36内に介入させる。そして、ハウジング本体
12のフック係合溝38をハンドル44のフック部45
bに対応させた後、ハンドル44を回動させて上記突起
46及びガイド溝36によりガイドしながらハウジング
本体12をケース14に挿着する。この際、ハンドル4
4を回転(図4の矢印に示す方向に回転)させると、フ
ック部45bがフック係合溝38を介してハウジング本
体12と係合し、フック部45bの先端を作用点、ハン
ドル本体45aの先端を力点としたてこの作用により、
ハウジング本体12が容易にケース14内に挿入され
る。
44を回動させ、図4の一点鎖線に示すようにハンドル
本体45aをケース14外部に引き出すことによりフッ
ク部45bを切欠き42内に介装させておく。次いで、
ハウジング本体12を貫通穴13内に挿入しながら、ケ
ース14に設けられた突起46をハウジング本体12の
ガイド溝36内に介入させる。そして、ハウジング本体
12のフック係合溝38をハンドル44のフック部45
bに対応させた後、ハンドル44を回動させて上記突起
46及びガイド溝36によりガイドしながらハウジング
本体12をケース14に挿着する。この際、ハンドル4
4を回転(図4の矢印に示す方向に回転)させると、フ
ック部45bがフック係合溝38を介してハウジング本
体12と係合し、フック部45bの先端を作用点、ハン
ドル本体45aの先端を力点としたてこの作用により、
ハウジング本体12が容易にケース14内に挿入され
る。
【0035】ここで、ハウジング本体12の挿入開始直
後は、シールド線Sの反力により蓋体26が適度に浮き
上がった状態となっているが、ハウジング本体12が挿
入されるに伴い徐々に蓋体26が押えられて完全な閉状
態となる。この際、蓋体26が閉じられるに伴い蓋体2
6に設けられた押圧凸部34が接続端子50の接続部5
1aに当接して接続端子50を前方に押圧し、蓋体26
が完全に閉じられると、接続端子50が端子収容部16
内の基準位置、つまり、接続端子50の先端が前端壁2
0に当接する位置に配置される。
後は、シールド線Sの反力により蓋体26が適度に浮き
上がった状態となっているが、ハウジング本体12が挿
入されるに伴い徐々に蓋体26が押えられて完全な閉状
態となる。この際、蓋体26が閉じられるに伴い蓋体2
6に設けられた押圧凸部34が接続端子50の接続部5
1aに当接して接続端子50を前方に押圧し、蓋体26
が完全に閉じられると、接続端子50が端子収容部16
内の基準位置、つまり、接続端子50の先端が前端壁2
0に当接する位置に配置される。
【0036】また、蓋体26が完全に閉じられることに
より、圧接端子30の垂直部31cがシールド線Sのシ
ールド導体Sbに圧接される。このとき、垂直部31c
に形成された半円状の圧接部32がシールド導体Sbの
外径に沿って圧接されるためにシールド導体Sbを破断
するようなことがない。
より、圧接端子30の垂直部31cがシールド線Sのシ
ールド導体Sbに圧接される。このとき、垂直部31c
に形成された半円状の圧接部32がシールド導体Sbの
外径に沿って圧接されるためにシールド導体Sbを破断
するようなことがない。
【0037】そして、ハンドル44をさらに回転させ
て、ハンドル本体45aをケース14の切欠き42内に
介装させると(図4の実線に示す状態)、上記蓋体26
の圧接端子30に形成されている隆起部31bがケース
14の係止穴40に突入し、これによりハウジング本体
12の移動が阻止され、シールド線Sへのコネクタ10
の装着が完了する。
て、ハンドル本体45aをケース14の切欠き42内に
介装させると(図4の実線に示す状態)、上記蓋体26
の圧接端子30に形成されている隆起部31bがケース
14の係止穴40に突入し、これによりハウジング本体
12の移動が阻止され、シールド線Sへのコネクタ10
の装着が完了する。
【0038】そして、このように装着が完了した状態で
は、ハウジング本体12の先端がケース14の先端から
所定量だけ突出しており、この突出部分に相手側コネク
タハウジングが嵌合させられることにより相手側コネク
タの端子が上記導入孔22を介して各端子収容部16内
に挿入され、これにより各シールド線Sの中心導体Sa
の接続が達成される。また、上記圧接端子30の平坦部
31aに相手側端子が圧接されることにより各シールド
線Sのシールド導体Sbの接続が達成される。
は、ハウジング本体12の先端がケース14の先端から
所定量だけ突出しており、この突出部分に相手側コネク
タハウジングが嵌合させられることにより相手側コネク
タの端子が上記導入孔22を介して各端子収容部16内
に挿入され、これにより各シールド線Sの中心導体Sa
の接続が達成される。また、上記圧接端子30の平坦部
31aに相手側端子が圧接されることにより各シールド
線Sのシールド導体Sbの接続が達成される。
【0039】以上説明したコネクタ10によれば、上述
のように蓋体26を開状態にして端子収容部16に接続
端子50を収容して蓋体26を閉じた後、ハウジング本
体12をケース14に挿着して蓋体26を完全に閉状態
とすることでシールド導体Sbの端子接続が達成され
る。そのため、シールド線Sへのコネクタ10の装着を
極めて簡単に行うことができる。
のように蓋体26を開状態にして端子収容部16に接続
端子50を収容して蓋体26を閉じた後、ハウジング本
体12をケース14に挿着して蓋体26を完全に閉状態
とすることでシールド導体Sbの端子接続が達成され
る。そのため、シールド線Sへのコネクタ10の装着を
極めて簡単に行うことができる。
【0040】特に、上記コネクタ10では、端子収容部
16に接続端子50をセットして蓋体26を閉じれば、
蓋体26に設けられた押圧凸部34により各接続端子5
0が押圧されて端子収容部16内の基準位置に接続端子
50が配置されるため、接続端子50をハウジング本体
12に対して不完全な状態で収容することがなく、しか
も、外部露出されているシールド導体Sbに対して圧接
端子30を圧接させる構成なので、従来技術で説明した
この種のコネクタのように、コネクタハウジングへの接
続端子の固定が不完全な状態のままでシールド導体に圧
接端子が圧接させられ、これにより接続端子と相手側接
続端子との接続に支障をきたすといった事態を招く虞れ
がない。従って、上記コネクタ10によれば、シールド
線Sへのコネクタ10への装着を簡単に、しかも適切に
行うことができる。
16に接続端子50をセットして蓋体26を閉じれば、
蓋体26に設けられた押圧凸部34により各接続端子5
0が押圧されて端子収容部16内の基準位置に接続端子
50が配置されるため、接続端子50をハウジング本体
12に対して不完全な状態で収容することがなく、しか
も、外部露出されているシールド導体Sbに対して圧接
端子30を圧接させる構成なので、従来技術で説明した
この種のコネクタのように、コネクタハウジングへの接
続端子の固定が不完全な状態のままでシールド導体に圧
接端子が圧接させられ、これにより接続端子と相手側接
続端子との接続に支障をきたすといった事態を招く虞れ
がない。従って、上記コネクタ10によれば、シールド
線Sへのコネクタ10への装着を簡単に、しかも適切に
行うことができる。
【0041】なお、上記コネクタ10では、各端子収容
部16毎に蓋体26を設けるようにしているが、例え
ば、全ての端子収容部16を一体に覆うこのできる蓋体
を設け、この蓋体に各端子収容部16に対応する押圧凸
部34や圧接端子30を一体に設けるようにしてもよ
い。このような構成によれば、各端子収容部16の表面
開口部分を一度に閉じることができるため、コネクタ1
0のシールド線Sへの装着性がさらに向上する。但し、
この構成の場合、より多くの端子収容部16をハウジン
グ本体12に設けると、シールド線Sからの反力により
蓋体を閉じ難くなる場合があるので、このような場合に
は、例えば2つ、あるいは3つ等、適当な複数の端子収
容部16に対応するように蓋体を設けるようにしてもよ
い。
部16毎に蓋体26を設けるようにしているが、例え
ば、全ての端子収容部16を一体に覆うこのできる蓋体
を設け、この蓋体に各端子収容部16に対応する押圧凸
部34や圧接端子30を一体に設けるようにしてもよ
い。このような構成によれば、各端子収容部16の表面
開口部分を一度に閉じることができるため、コネクタ1
0のシールド線Sへの装着性がさらに向上する。但し、
この構成の場合、より多くの端子収容部16をハウジン
グ本体12に設けると、シールド線Sからの反力により
蓋体を閉じ難くなる場合があるので、このような場合に
は、例えば2つ、あるいは3つ等、適当な複数の端子収
容部16に対応するように蓋体を設けるようにしてもよ
い。
【0042】次に、本発明にかかるコネクタの第2の実
施形態について図5及び図6を用いて説明する。なお、
以下の説明において、上記第1実施形態のコネクタ10
と同一機能を果たすものについては同一符号を付し、以
下、上記コネクタ10との相違点について詳細に説明す
ることにする。
施形態について図5及び図6を用いて説明する。なお、
以下の説明において、上記第1実施形態のコネクタ10
と同一機能を果たすものについては同一符号を付し、以
下、上記コネクタ10との相違点について詳細に説明す
ることにする。
【0043】図5に示すように、第2実施形態のコネク
タ10Aも、ハウジング本体12及びケース14から構
成されている点で上記コネクタ10と共通している。し
かし、このコネクタ10Aは、シールド線及びその他の
電線等、種類や線径の異なる複数種の電線を一体に導体
で被覆したケーブルの接続に用いられるもので、そのた
め、上記第1実施形態のハウジング本体12及びケース
14とは以下の点において構成が相違している。
タ10Aも、ハウジング本体12及びケース14から構
成されている点で上記コネクタ10と共通している。し
かし、このコネクタ10Aは、シールド線及びその他の
電線等、種類や線径の異なる複数種の電線を一体に導体
で被覆したケーブルの接続に用いられるもので、そのた
め、上記第1実施形態のハウジング本体12及びケース
14とは以下の点において構成が相違している。
【0044】すなわち、第2実施形態のハウジング本体
12は、サイズの異なる接続端子を収容可能とするため
に、図5及び図6に示すように、幅及び前後方向の寸法
が異なる複数種類の端子収容部16A,16B,16C
及び16Dが並設されているとともに、各端子収容部1
6A,16B,16C及び16Dの後方には、各端子収
容部16A,16B,16C及び16Dに通じるケーブ
ル収容部15が設けられている。特に、中央の端子収容
部16B内には区画壁21が立設され、これにより端子
収容部16Bのリブ24より前方の部分が単位収容部1
7a,17bに分割されている。
12は、サイズの異なる接続端子を収容可能とするため
に、図5及び図6に示すように、幅及び前後方向の寸法
が異なる複数種類の端子収容部16A,16B,16C
及び16Dが並設されているとともに、各端子収容部1
6A,16B,16C及び16Dの後方には、各端子収
容部16A,16B,16C及び16Dに通じるケーブ
ル収容部15が設けられている。特に、中央の端子収容
部16B内には区画壁21が立設され、これにより端子
収容部16Bのリブ24より前方の部分が単位収容部1
7a,17bに分割されている。
【0045】また、ハウジング本体12には、各端子収
容部16A,16B,16C及び16Dに対応した蓋体
26A、26B,26C及び26Dが設けられるととも
に、これら以外に上記ケーブル収容部15の表面開口部
分を覆う蓋体27が設けられている。この蓋体27は、
図1に示すように蓋体26A〜26Dを包囲するように
平面視でコ字型に形成されている。
容部16A,16B,16C及び16Dに対応した蓋体
26A、26B,26C及び26Dが設けられるととも
に、これら以外に上記ケーブル収容部15の表面開口部
分を覆う蓋体27が設けられている。この蓋体27は、
図1に示すように蓋体26A〜26Dを包囲するように
平面視でコ字型に形成されている。
【0046】各蓋体26A〜26Dは、それぞれ押圧凸
部34を有した蓋本体28の表面に圧接端子30が積層
固着された構成とされている点で共通するが、端子収容
部16Bに対応する蓋体26Bについては、各単位収容
部17a,17bに対応して2つの押圧凸部34が蓋本
体28に並設されている。なお、蓋体27については、
蓋本体28及び圧接端子30が共に平面視でコ字型に形
成されているとともに、圧接端子30の垂直部31c及
び圧接部32は後記ケーブルKの幹部に被覆される短絡
検知用の包括導体Kaに圧接し得るように充分に幅を有
した形状となっている。
部34を有した蓋本体28の表面に圧接端子30が積層
固着された構成とされている点で共通するが、端子収容
部16Bに対応する蓋体26Bについては、各単位収容
部17a,17bに対応して2つの押圧凸部34が蓋本
体28に並設されている。なお、蓋体27については、
蓋本体28及び圧接端子30が共に平面視でコ字型に形
成されているとともに、圧接端子30の垂直部31c及
び圧接部32は後記ケーブルKの幹部に被覆される短絡
検知用の包括導体Kaに圧接し得るように充分に幅を有
した形状となっている。
【0047】一方、ケース14は基本的には上記第1実
施形態のケース14と同一の構成となっているが、各蓋
体26A〜26D及び27にそれぞれ対応する多数の係
止穴40A〜40Dが設けられている点において上記第
1実施形態のケース14と構成が相違している。
施形態のケース14と同一の構成となっているが、各蓋
体26A〜26D及び27にそれぞれ対応する多数の係
止穴40A〜40Dが設けられている点において上記第
1実施形態のケース14と構成が相違している。
【0048】第2実施形態のコネクタ10Aは、例え
ば、図6に示すようなケーブルKの接続用として用いら
れる。
ば、図6に示すようなケーブルKの接続用として用いら
れる。
【0049】ケーブルKは、同図に示すように、2本の
シールド線S1、一対の中心導体S2aを有するシール
ド線S2及び電線L1,L2を一体に断線検知用の包括
導体Kaで包囲したケーブルで、各シールド線S1,S
2の各中心導体S1a,S2a及び電線L1,L2の各
導体にはそれぞれ接続端子54,56,58及び60が
装着されている。また、各シールド線S1,S2につい
ては、各接続端子54,56の中心導体外皮へのかしめ
部分より後方の部分においてシールド導体外皮が破断さ
れ、これによりシールド導体S1bが露出させられてい
る。また、これよりさらに後方のケーブルKの幹部で
は、包括導体外皮が破断されることにより包括導体Ka
が露出させられている。
シールド線S1、一対の中心導体S2aを有するシール
ド線S2及び電線L1,L2を一体に断線検知用の包括
導体Kaで包囲したケーブルで、各シールド線S1,S
2の各中心導体S1a,S2a及び電線L1,L2の各
導体にはそれぞれ接続端子54,56,58及び60が
装着されている。また、各シールド線S1,S2につい
ては、各接続端子54,56の中心導体外皮へのかしめ
部分より後方の部分においてシールド導体外皮が破断さ
れ、これによりシールド導体S1bが露出させられてい
る。また、これよりさらに後方のケーブルKの幹部で
は、包括導体外皮が破断されることにより包括導体Ka
が露出させられている。
【0050】コネクタ10AのケーブルKへの装着は、
まず、図6に示すように、各コネクタ54,56,58
及び60をそれぞれ端子収容部16A〜16Dに収容す
る。この際、シールド線S2の各接続端子56は、端子
収容部16内の各単位収容部17a,17bに収容す
る。そして、端子収容後は、各蓋体26A〜26D及び
27を閉じ、ハウジング本体12をケース14に装着す
る。これによりケーブルKへのコネクタ10Aの装着が
完了する。
まず、図6に示すように、各コネクタ54,56,58
及び60をそれぞれ端子収容部16A〜16Dに収容す
る。この際、シールド線S2の各接続端子56は、端子
収容部16内の各単位収容部17a,17bに収容す
る。そして、端子収容後は、各蓋体26A〜26D及び
27を閉じ、ハウジング本体12をケース14に装着す
る。これによりケーブルKへのコネクタ10Aの装着が
完了する。
【0051】このコネクタ10Aによれば、各蓋体26
A〜26D及び27を閉じると、蓋体26A,26B及
び27の各圧接端子30がそれぞれシールド線S1,S
2の各シールド導体S1a,S2a及び包括導体Kaに
圧接される。つまり、多導体ケーブルKのシールド線S
1,S2の各シールド導体S1a,S2aの端子接続の
みならず包括導体Kaの端子接続までもが達成される。
勿論、各蓋体26A〜26Dが閉じられる際には、各蓋
体26A〜26Dの押圧凸部34により各コネクタ5
4,56,58及び60が前方に向かって押圧され、こ
れにより各コネクタ54,56,58及び60が適切に
前端壁20に当接した基準位置に配設される。
A〜26D及び27を閉じると、蓋体26A,26B及
び27の各圧接端子30がそれぞれシールド線S1,S
2の各シールド導体S1a,S2a及び包括導体Kaに
圧接される。つまり、多導体ケーブルKのシールド線S
1,S2の各シールド導体S1a,S2aの端子接続の
みならず包括導体Kaの端子接続までもが達成される。
勿論、各蓋体26A〜26Dが閉じられる際には、各蓋
体26A〜26Dの押圧凸部34により各コネクタ5
4,56,58及び60が前方に向かって押圧され、こ
れにより各コネクタ54,56,58及び60が適切に
前端壁20に当接した基準位置に配設される。
【0052】なお、上記ケーブルKにおいて、電線L
1,L2にはシールド導体のような外部導体が形成され
ておらず、そのためハウジング本体12の蓋体26C,
26Dの構成においては、必ずしも圧接端子30を設け
る実益がない。従って、このような場合には、圧接端子
30を省略した構成としてもよいが、例えば、圧接端子
30に代え、これと同一形状の樹脂製の押え部材を蓋本
体28に固着してこの押え部材により電線L1,L2を
押えるようにしてもよい。
1,L2にはシールド導体のような外部導体が形成され
ておらず、そのためハウジング本体12の蓋体26C,
26Dの構成においては、必ずしも圧接端子30を設け
る実益がない。従って、このような場合には、圧接端子
30を省略した構成としてもよいが、例えば、圧接端子
30に代え、これと同一形状の樹脂製の押え部材を蓋本
体28に固着してこの押え部材により電線L1,L2を
押えるようにしてもよい。
【0053】ところで、上記各実施形態のコネクタ1
0、10Aは、本発明にかかるコネクタの代表的な例で
あって、その具体的な構成は本発明の要旨を逸脱しない
範囲で適宜変更可能である。
0、10Aは、本発明にかかるコネクタの代表的な例で
あって、その具体的な構成は本発明の要旨を逸脱しない
範囲で適宜変更可能である。
【0054】例えば、図7に示すように、第1実施形態
のコネクタ10のハウジング本体12において、各端子
収容部16の底部及び側部にわたって導体64を埋設し
てその両端を外部露出させ、そこに接触部65a及び6
5bを形成する一方、蓋体26に固着される圧接端子3
0の幅方向両縁を下方に折曲、延設することにより一対
の端子部66a,66bを形成し、蓋体26の閉状態に
おいてこれらの端子部66a,66bを上記接触部65
a,65bに接触させるように構成してもよい。このよ
うな構成によれば、蓋体26の閉状態では、圧接端子3
0及び導体64により端子収容部16が包囲されて端子
収容部16に対するシールド効果が得られる。そのた
め、ノイズの影響を受け易い種類の信号線等の接続につ
いてはこのような構成を採用するのが望ましい。特に、
複数種類の電線を接続する上記第2実施形態のコネクタ
10Aでは、各種信号線の接続端子と電源線の接続端子
等を隣合わせに収容する場合もあり、このような場合に
は上記のような構成を採用するのが好ましい。
のコネクタ10のハウジング本体12において、各端子
収容部16の底部及び側部にわたって導体64を埋設し
てその両端を外部露出させ、そこに接触部65a及び6
5bを形成する一方、蓋体26に固着される圧接端子3
0の幅方向両縁を下方に折曲、延設することにより一対
の端子部66a,66bを形成し、蓋体26の閉状態に
おいてこれらの端子部66a,66bを上記接触部65
a,65bに接触させるように構成してもよい。このよ
うな構成によれば、蓋体26の閉状態では、圧接端子3
0及び導体64により端子収容部16が包囲されて端子
収容部16に対するシールド効果が得られる。そのた
め、ノイズの影響を受け易い種類の信号線等の接続につ
いてはこのような構成を採用するのが望ましい。特に、
複数種類の電線を接続する上記第2実施形態のコネクタ
10Aでは、各種信号線の接続端子と電源線の接続端子
等を隣合わせに収容する場合もあり、このような場合に
は上記のような構成を採用するのが好ましい。
【0055】また、第1実施形態のコネクタ10では、
蓋体26が、蓋本体28に圧接端子30を積層固着し、
蓋本体28に押圧凸部34を一体に設けた構成となって
いるが、例えば、図8(a)に示すように、押圧凸部3
4を備えていない平坦な板状の蓋本体72を用いるとと
もに、圧接端子として、蓋本体72の表面に固着される
平坦部75aと、その先端から蓋本体28の下面に折り
返されてできるばね部75bとを備えた圧接端子74を
用い、この圧接端子74のばね部先端に樹脂製の押圧カ
バー76を装着したような蓋体70を構成することもで
きる。これによれば、蓋体70を閉じると、図8(b)
に示すように、上記ばね部75bがシールド線Sのシー
ルド導体Sbに圧接されてシールド導体Sbの端子接続
が達成されるとともに、ばね部75bが圧縮されて押圧
カバー76が前方に押し出されることにより接続端子5
0が押圧され、これにより接続端子50が端子収容部1
6内の基準位置、つまり、先端を前端壁20に当接させ
た位置に配置される。従って、この構成においても上記
第1及び第2実施形態のコネクタ10,10Aと同様の
作用効果を得ることができる。
蓋体26が、蓋本体28に圧接端子30を積層固着し、
蓋本体28に押圧凸部34を一体に設けた構成となって
いるが、例えば、図8(a)に示すように、押圧凸部3
4を備えていない平坦な板状の蓋本体72を用いるとと
もに、圧接端子として、蓋本体72の表面に固着される
平坦部75aと、その先端から蓋本体28の下面に折り
返されてできるばね部75bとを備えた圧接端子74を
用い、この圧接端子74のばね部先端に樹脂製の押圧カ
バー76を装着したような蓋体70を構成することもで
きる。これによれば、蓋体70を閉じると、図8(b)
に示すように、上記ばね部75bがシールド線Sのシー
ルド導体Sbに圧接されてシールド導体Sbの端子接続
が達成されるとともに、ばね部75bが圧縮されて押圧
カバー76が前方に押し出されることにより接続端子5
0が押圧され、これにより接続端子50が端子収容部1
6内の基準位置、つまり、先端を前端壁20に当接させ
た位置に配置される。従って、この構成においても上記
第1及び第2実施形態のコネクタ10,10Aと同様の
作用効果を得ることができる。
【0056】さらに、上記各コネクタ10、10Aで
は、各蓋体26を閉状態に保持するロック手段としてい
ずれもハウジング本体12をケース14に挿着するよう
にしているが、例えば、各蓋体26にフック部を、各端
子収容部16の縁部に前記フック部に係合可能な係止部
を設け、各蓋体26を閉じて上記フック部を係止部に係
合させることにより各蓋体26を閉状態に保持するよう
なロック手段を採用するようにしてもい。このような構
成によれば、ケース14が不要となる分、コネクタ10
の構造が簡略化されるとともに、ハウジング本体12を
ケース14へ挿入する手間が省ける分、コネクタ10の
装着性をより向上させることが可能となる。
は、各蓋体26を閉状態に保持するロック手段としてい
ずれもハウジング本体12をケース14に挿着するよう
にしているが、例えば、各蓋体26にフック部を、各端
子収容部16の縁部に前記フック部に係合可能な係止部
を設け、各蓋体26を閉じて上記フック部を係止部に係
合させることにより各蓋体26を閉状態に保持するよう
なロック手段を採用するようにしてもい。このような構
成によれば、ケース14が不要となる分、コネクタ10
の構造が簡略化されるとともに、ハウジング本体12を
ケース14へ挿入する手間が省ける分、コネクタ10の
装着性をより向上させることが可能となる。
【0057】なお、上記コネクタ10及び10Aは、い
ずれも雌型コネクタを例に説明しているが、勿論、雄型
コネクタの場合も同様に構成することができる。
ずれも雌型コネクタを例に説明しているが、勿論、雄型
コネクタの場合も同様に構成することができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、コネク
タハウジングに上方に開放された端子収容部と、この端
子収容部の上方の開口部分を開閉可能とする蓋体とを設
け、接続端子を端子収容部に収容した後、蓋体を閉じる
と、蓋体に設けられた押圧部が接続端子を押圧して位置
決め部に押し当てられるとともに、蓋体に設けられた外
部導体接続用端子が外部露出させられているケーブルの
外部導体に圧接されるようにしたので、多導体ケーブル
への装着を容易、かつ適切に行うことができる。
タハウジングに上方に開放された端子収容部と、この端
子収容部の上方の開口部分を開閉可能とする蓋体とを設
け、接続端子を端子収容部に収容した後、蓋体を閉じる
と、蓋体に設けられた押圧部が接続端子を押圧して位置
決め部に押し当てられるとともに、蓋体に設けられた外
部導体接続用端子が外部露出させられているケーブルの
外部導体に圧接されるようにしたので、多導体ケーブル
への装着を容易、かつ適切に行うことができる。
【0059】特に、コネクタハウジングにおいて、端子
収容部のコネクタ接続方向後方に、上記端子収容部に通
じるケーブル収容部を形成するとともに、このケーブル
収容部を開閉可能とする蓋体を設け、この蓋体に外部導
体接続用端子を設けるようにすれば、シールド線がさら
に導体で被覆されているような多導体ケーブルへのコネ
クタの装着を容易に行うことができる。
収容部のコネクタ接続方向後方に、上記端子収容部に通
じるケーブル収容部を形成するとともに、このケーブル
収容部を開閉可能とする蓋体を設け、この蓋体に外部導
体接続用端子を設けるようにすれば、シールド線がさら
に導体で被覆されているような多導体ケーブルへのコネ
クタの装着を容易に行うことができる。
【図1】本発明に係るコネクタの第1実施形態を示す斜
視図である。
視図である。
【図2】コネクタをシールド線に装着する手順を説明す
る断面図で、(a)はコネクタハウジング本体に接続端
子を収容する前の状態、(b)はコネクタハウジング本
体に接続端子を収容した状態を示す図である。
る断面図で、(a)はコネクタハウジング本体に接続端
子を収容する前の状態、(b)はコネクタハウジング本
体に接続端子を収容した状態を示す図である。
【図3】コネクタをシールド線に装着する手順を説明す
る断面図で、(c)はコネクタハウジング本体の蓋体を
閉じた状態(仮閉じ)、(d)はコネクタハウジング本
体をケースに挿入する直前の状態、(e)はコネクタハ
ウジング本体のケースへの挿着が完了した状態を示す図
である。
る断面図で、(c)はコネクタハウジング本体の蓋体を
閉じた状態(仮閉じ)、(d)はコネクタハウジング本
体をケースに挿入する直前の状態、(e)はコネクタハ
ウジング本体のケースへの挿着が完了した状態を示す図
である。
【図4】コネクタハウジング本体をケースに挿着した状
態を示す断面略図である。
態を示す断面略図である。
【図5】本発明に係るコネクタの第2実施形態を示す斜
視図である。
視図である。
【図6】第2実施形態のコネクタのコネクタハウジング
本体に多導体ケーブルを装着した状態を示す平面略図で
ある。
本体に多導体ケーブルを装着した状態を示す平面略図で
ある。
【図7】第1実施形態のコネクタにおけるコネクタハウ
ジング本体の変形例を示す断面図である。
ジング本体の変形例を示す断面図である。
【図8】第1実施形態のコネクタにおけるコネクタハウ
ジング本体の変形例を示す図で、(a)は蓋体を開いた
状態、(b)は蓋体を閉じた状態(仮閉じ)を示す図で
ある。
ジング本体の変形例を示す図で、(a)は蓋体を開いた
状態、(b)は蓋体を閉じた状態(仮閉じ)を示す図で
ある。
10 コネクタ 12 コネクタハウジング本体 14 ケース 16 端子収容部 26 蓋体 28 蓋本体 30 圧接端子 31a 平坦部 31b 隆起部 31c 垂直部 34 押圧凸部 50 接続端子 S シールド線 Sa 中心導体 Sb シールド導体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01R 23/02 H01R 23/02 D (72)発明者 平井 宏樹 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内
Claims (8)
- 【請求項1】 一乃至複数本の電線を有し、一乃至複数
本の電線を包囲する一乃至多重の外部導体が形成されて
なる多導体ケーブル用のコネクタであって、コネクタハ
ウジングに、上記電線に装着された接続端子を収容する
ための上方及びコネクタ接続方向後方に開放された端子
収容部と、この端子収容部の上方の開口部分を開閉可能
とする蓋体とが設けられるとともに、上記蓋体を閉状態
に維持するロック手段とが設けられ、上記端子収容部
に、接続端子をコネクタ接続方向前方に位置決めする位
置決め部が形成される一方、上記蓋体に、外部に露出さ
せられている上記ケーブルの外部導体に圧接可能な外部
導体接続用端子と、蓋体の閉動作に伴い上記端子収容部
に収容された接続端子と係合して接続端子をコネクタ接
続方向前方に押圧する押圧部とが設けられ、上記蓋体の
閉状態で上記コネクタハウジングが相手側コネクタハウ
ジングに嵌合されることにより上記外部導体接続用端子
が相手側端子に接続されるように上記外部導体接続用端
子が設けられていることを特徴とする多導体ケーブル用
コネクタ。 - 【請求項2】 上記端子収容部は、区画壁により複数の
接続端子を並べて収容可能にする複数の単位収容部に区
画され、上記蓋体には各単位収容部に対応する複数の押
圧部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の
多導体ケーブル用コネクタ。 - 【請求項3】 上記コネクタハウジングに複数の端子収
容部が設けられるものであって、上記蓋体が各端子収容
部の上方の開口部分を一体に閉塞し得るように形成され
るとともに、この蓋体に各端子収容部に対応する押圧部
及び外部導体接続用端子が一体に設けられていることを
特徴とする請求項1又は2記載の多導体ケーブル用コネ
クタ。 - 【請求項4】 上記コネクタハウジングに複数の端子収
容部が設けられるものであって、上記蓋体が一乃至複数
の端子収容部に対応する複数の単位蓋体からなり、各単
位蓋体にはそれぞれ対応する端子収容部についての押圧
部及び外部導体接続用端子が設けられていることを特徴
とする請求項1又は2記載の多導体ケーブル用コネク
タ。 - 【請求項5】 上記コネクタハウジングには、上記端子
収容部のコネクタ接続方向後方に、上記端子収容部に通
じて上方及びコネクタ接続方向後方に開放されるケーブ
ル収容部が形成されるとともに、このケーブル収容部の
上方の開口部分を開閉可能とする蓋体とが設けられ、こ
の蓋体に、外部に露出させられている上記ケーブルの外
部導体に圧接可能な外部導体接続用端子が設けられてい
ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の
多導体ケーブル用コネクタ。 - 【請求項6】 上記ケーブル収容部の蓋体には、コネク
タ接続方向に複数の外部導体接続用端子が並設されてい
ることを特徴とする請求項5記載の多導体ケーブル用コ
ネクタ。 - 【請求項7】 上記ケーブル収容部の蓋体は、上記端子
収容部の蓋体と一体に開閉可能に設けられていることを
特徴とする請求項5又は6記載の多導体ケーブル用コネ
クタ。 - 【請求項8】 上記ロック手段は、上記コネクタハウジ
ングを挿入する筒状のケースと、このケースに挿入され
た上記コネクタハウジングの先端を相手側コネクタハウ
ジングに嵌合可能な位置にコネクタハウジングを保持す
る保持手段とから構成されていることを特徴とする請求
項1乃至7のいずれかに記載の多導体ケーブル用コネク
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8240735A JPH1092506A (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | 多導体ケーブル用コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8240735A JPH1092506A (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | 多導体ケーブル用コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1092506A true JPH1092506A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=17063928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8240735A Withdrawn JPH1092506A (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | 多導体ケーブル用コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1092506A (ja) |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100434230B1 (ko) * | 2002-03-26 | 2004-06-04 | 한국몰렉스 주식회사 | 고속통신용 케이블 커넥터 어셈블리 |
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-
1996
- 1996-09-11 JP JP8240735A patent/JPH1092506A/ja not_active Withdrawn
Cited By (19)
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031202 |