JPH1087215A - エレベータ用鉄塔 - Google Patents
エレベータ用鉄塔Info
- Publication number
- JPH1087215A JPH1087215A JP24591796A JP24591796A JPH1087215A JP H1087215 A JPH1087215 A JP H1087215A JP 24591796 A JP24591796 A JP 24591796A JP 24591796 A JP24591796 A JP 24591796A JP H1087215 A JPH1087215 A JP H1087215A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tower
- depth direction
- elevator
- building
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Types And Forms Of Lifts (AREA)
- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】エレベータの昇降路平面スペースを削減する。
【解決手段】エレベータ用半自立鉄塔において、奥行方
向の横桁の代わりに、左右の鉄塔横桁の一端に取り付け
たL字状の部材を、直角に対向して配置された奥行方向
の建物構造体に数個固定した。
向の横桁の代わりに、左右の鉄塔横桁の一端に取り付け
たL字状の部材を、直角に対向して配置された奥行方向
の建物構造体に数個固定した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は小規模なエレベータ
の昇降路を半自立鉄塔で構成するエレベータ用鉄塔に関
する。
の昇降路を半自立鉄塔で構成するエレベータ用鉄塔に関
する。
【0002】
【従来の技術】エレベータの昇降路は建物自体の構造の
一部として建築されるのが一般的であり、最近用いられ
るようになってきた住宅用小型エレベータでは特開平1
−98584号公報に開示されているように、小規模建造物
であるところから建物内に形成される空間にエレベータ
昇降路用の鉄塔を別に設けている。この新たに設置され
る鉄塔には乗りかごや巻上機等の垂直荷重のみを鉄塔で
支持し地震等の水平荷重は建物によって支持する半自立
形が大半を占めている。
一部として建築されるのが一般的であり、最近用いられ
るようになってきた住宅用小型エレベータでは特開平1
−98584号公報に開示されているように、小規模建造物
であるところから建物内に形成される空間にエレベータ
昇降路用の鉄塔を別に設けている。この新たに設置され
る鉄塔には乗りかごや巻上機等の垂直荷重のみを鉄塔で
支持し地震等の水平荷重は建物によって支持する半自立
形が大半を占めている。
【0003】図3は従来の半自立鉄塔の全体骨組みを示
す斜視図である。
す斜視図である。
【0004】本図に示すように1,2,3,4は鉄塔の
柱で、昇降路構成空間の4隅に垂直に配置されている。
5,6,7,8は鉄塔最下部の、また9,10,11,
12は中間部の、また13,14,15,16は最上部
で、柱1,2,3,4をそれぞれボルトなどにより締結
固定し鉄塔構造を四角形に構成すると同時に建物による
水平方向の支持力を得るように直接固定金具17を介し
て支承される。
柱で、昇降路構成空間の4隅に垂直に配置されている。
5,6,7,8は鉄塔最下部の、また9,10,11,
12は中間部の、また13,14,15,16は最上部
で、柱1,2,3,4をそれぞれボルトなどにより締結
固定し鉄塔構造を四角形に構成すると同時に建物による
水平方向の支持力を得るように直接固定金具17を介し
て支承される。
【0005】図4は中間部におけるエレベータの昇降路
の平面図である。
の平面図である。
【0006】本図で、紙面下は出入口側で乗りかご1
8,釣合いおもり19を配置しており、左右の横桁9,
10は直接固定金具17によりそれぞれ建物の各階床下
大梁20,21に固定される。出入口側の横桁11は乗
場敷居及び出入口枠(図示せず)を垂直方向に支持して
おり、各階床下大梁22とは固定しない。奥行方向の横
桁12も各階床下大梁23とは固定せず、鉄塔組立時の
ねじれ変形防止の役目を担うため、横桁9,10,11
とともに四角形で構成している。
8,釣合いおもり19を配置しており、左右の横桁9,
10は直接固定金具17によりそれぞれ建物の各階床下
大梁20,21に固定される。出入口側の横桁11は乗
場敷居及び出入口枠(図示せず)を垂直方向に支持して
おり、各階床下大梁22とは固定しない。奥行方向の横
桁12も各階床下大梁23とは固定せず、鉄塔組立時の
ねじれ変形防止の役目を担うため、横桁9,10,11
とともに四角形で構成している。
【0007】図5は図4の鉄塔中間部の一部詳細構造を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【0008】本図は鉄塔中間部における建物との締結部
分の奥行方向の詳細を示すもので、鉄塔柱3に四辺形の
一辺を開断面となるC形軽量形鋼を用い、鉄塔柱3の柱
縦方向開口部3aにボルト24を通し柱内部に止めナッ
ト25を配し横桁10を締結している。奥行方向の横桁
12は横桁10の上に固定しているだけであり、前述し
たように建物構造体とは締結しないためその目的は鉄塔
組立時のねじれ防止の役目のみである。
分の奥行方向の詳細を示すもので、鉄塔柱3に四辺形の
一辺を開断面となるC形軽量形鋼を用い、鉄塔柱3の柱
縦方向開口部3aにボルト24を通し柱内部に止めナッ
ト25を配し横桁10を締結している。奥行方向の横桁
12は横桁10の上に固定しているだけであり、前述し
たように建物構造体とは締結しないためその目的は鉄塔
組立時のねじれ防止の役目のみである。
【0009】図4において奥行方向のスペースは後方に
最も出張っている乗りかご18の背面と奥行方向の建物
の各階床下大梁23との距離(隙間D+横桁12の幅
d)と乗りかご18の外法Wの積となる。隙間Dは乗り
かご18が上下に移動するため揺動及び据付誤差等を考
慮して適切な距離を採る必要があり、また乗りかごの外
法Wは変えられないため、横桁12の幅d分の削減がポ
イントになってくる。なお、出入口側は乗場敷居及び出
入口枠(図示せず)の幅寸法で決まるためデッドスペー
スはない。
最も出張っている乗りかご18の背面と奥行方向の建物
の各階床下大梁23との距離(隙間D+横桁12の幅
d)と乗りかご18の外法Wの積となる。隙間Dは乗り
かご18が上下に移動するため揺動及び据付誤差等を考
慮して適切な距離を採る必要があり、また乗りかごの外
法Wは変えられないため、横桁12の幅d分の削減がポ
イントになってくる。なお、出入口側は乗場敷居及び出
入口枠(図示せず)の幅寸法で決まるためデッドスペー
スはない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記したように各階床
下の大梁部と固定する金具を介して鉄塔の水平荷重を建
物で支持するための横桁と、乗場敷居及び出入口枠を支
持するための横桁を利用して鉄塔組立時のねじれを防止
するために奥行方向の横桁を追加して四角形を構成して
おり、図4に示すようなエレベータ機器が配置されてい
ない奥行方向のデッドスペースまでも必要とするため昇
降路平面スペースを最小限にするには問題があった。
下の大梁部と固定する金具を介して鉄塔の水平荷重を建
物で支持するための横桁と、乗場敷居及び出入口枠を支
持するための横桁を利用して鉄塔組立時のねじれを防止
するために奥行方向の横桁を追加して四角形を構成して
おり、図4に示すようなエレベータ機器が配置されてい
ない奥行方向のデッドスペースまでも必要とするため昇
降路平面スペースを最小限にするには問題があった。
【0011】本発明の目的は、エレベータの昇降路平面
スペースを削減することにある。
スペースを削減することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は各階の水平方向変位を建物構造体で支持す
る半自立鉄塔構造のエレベータ用鉄塔において、L字状
で垂直面を左右の横桁にボルトで固定し、他方の垂直面
を奥行方向の横桁の代わりに奥行方向の建物構造体に締
結させた数個の固定金具を用いる。
め、本発明は各階の水平方向変位を建物構造体で支持す
る半自立鉄塔構造のエレベータ用鉄塔において、L字状
で垂直面を左右の横桁にボルトで固定し、他方の垂直面
を奥行方向の横桁の代わりに奥行方向の建物構造体に締
結させた数個の固定金具を用いる。
【0013】上記構成によれば、奥行方向の横桁の代わ
りに数個のL字状の部材で建物構造体を固定することが
でき、鉄塔組立時は左右の横桁,出入口側の横桁及び建
物構造体で四角形を構成することが可能となるためねじ
れを防止することができる。また鉄塔柱等の位置を変更
することなく奥行方向の横桁分のスペースを削減するこ
とができる。
りに数個のL字状の部材で建物構造体を固定することが
でき、鉄塔組立時は左右の横桁,出入口側の横桁及び建
物構造体で四角形を構成することが可能となるためねじ
れを防止することができる。また鉄塔柱等の位置を変更
することなく奥行方向の横桁分のスペースを削減するこ
とができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図によ
って説明する。
って説明する。
【0015】図1は本発明の実施例の鉄塔中間部構造を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【0016】本図は鉄塔中間部における建物との締結部
分の詳細を示すもので、鉄塔柱3に横桁10を締結し、
L字状で垂直面を横桁10にボルトで固定し、この固定
穴が前後方向に調整可能な長穴26aを有し、他方の垂
直面を奥行方向の建物の各階床下大梁23に固定させた
部材26である。
分の詳細を示すもので、鉄塔柱3に横桁10を締結し、
L字状で垂直面を横桁10にボルトで固定し、この固定
穴が前後方向に調整可能な長穴26aを有し、他方の垂
直面を奥行方向の建物の各階床下大梁23に固定させた
部材26である。
【0017】図2は本発明の実施例のエレベータの昇降
路中間部の構造を示す平面図である。
路中間部の構造を示す平面図である。
【0018】本図において各階床下大梁20,21と直
接固定する数個の金具17を介して鉄塔の水平荷重を建
物で支持するための左右の横桁9,10と、乗場敷居及
び出入口枠(図示せず)を支持するための横桁11を利
用して鉄塔組立時のねじれを防止するために数個の部材
26を介して奥行方向の各階床下大梁23により四角形
を構成することができる。
接固定する数個の金具17を介して鉄塔の水平荷重を建
物で支持するための左右の横桁9,10と、乗場敷居及
び出入口枠(図示せず)を支持するための横桁11を利
用して鉄塔組立時のねじれを防止するために数個の部材
26を介して奥行方向の各階床下大梁23により四角形
を構成することができる。
【0019】本実施例によれば、従来の奥行方向の横桁
の代わりに各階の床下大梁を利用できるため、出入口の
ない奥行方向のスペースは乗りかご18の背面と奥行方
向の各階床下大梁23との隙間Dと乗りかご18の外法
Wの積のみとなり、横桁分の平面スペースを削減するこ
とができる。
の代わりに各階の床下大梁を利用できるため、出入口の
ない奥行方向のスペースは乗りかご18の背面と奥行方
向の各階床下大梁23との隙間Dと乗りかご18の外法
Wの積のみとなり、横桁分の平面スペースを削減するこ
とができる。
【0020】なお、本実施例は鉄塔中間部について述べ
たが、鉄塔最上部及び鉄塔最下階の床下部についても同
様な効果が得られる。
たが、鉄塔最上部及び鉄塔最下階の床下部についても同
様な効果が得られる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、数個のL字状の部材を
介して奥行方向の建物構造体の大梁に固定することによ
り、鉄塔組立時のねじれ防止を図ることができ、鉄塔の
鉄塔横桁が不要となるから省スペースエレベータ用昇降
路を提供することになり自由度が高く、効率の良い建屋
とする効果が得られる。
介して奥行方向の建物構造体の大梁に固定することによ
り、鉄塔組立時のねじれ防止を図ることができ、鉄塔の
鉄塔横桁が不要となるから省スペースエレベータ用昇降
路を提供することになり自由度が高く、効率の良い建屋
とする効果が得られる。
【図1】本発明の実施例の鉄塔中間部の斜視図。
【図2】本発明の実施例のエレベータ昇降路中間部の平
面図。
面図。
【図3】従来の半自立鉄塔の斜視図。
【図4】従来の鉄塔中間部の平面図。
【図5】従来のエレベータ昇降路中間部の斜視図。
1〜4…鉄塔柱、9〜11…横桁、17…直接固定金
具、23…各階床下大梁、26…部材。
具、23…各階床下大梁、26…部材。
Claims (2)
- 【請求項1】水平方向の変位を建物構造体で支持する半
自立鉄塔構造のエレベータ鉄塔において、左右の鉄塔横
桁の一端に取り付けた各々の部材を、直角に対向して配
置された奥行方向の建物構造体に各々固定したことを特
徴とするエレベータ鉄塔。 - 【請求項2】前記部材をL字状で形成し取り付け穴を長
穴で構成した請求項1のエレベータ鉄塔。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24591796A JPH1087215A (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | エレベータ用鉄塔 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24591796A JPH1087215A (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | エレベータ用鉄塔 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1087215A true JPH1087215A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=17140767
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24591796A Pending JPH1087215A (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | エレベータ用鉄塔 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1087215A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6425463B1 (en) * | 2000-03-15 | 2002-07-30 | Frederick Kenneth Broyan | Non-personnel lifting device |
-
1996
- 1996-09-18 JP JP24591796A patent/JPH1087215A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6425463B1 (en) * | 2000-03-15 | 2002-07-30 | Frederick Kenneth Broyan | Non-personnel lifting device |
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