JPH1086707A - シートスライド装置 - Google Patents
シートスライド装置Info
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- JPH1086707A JPH1086707A JP24626396A JP24626396A JPH1086707A JP H1086707 A JPH1086707 A JP H1086707A JP 24626396 A JP24626396 A JP 24626396A JP 24626396 A JP24626396 A JP 24626396A JP H1086707 A JPH1086707 A JP H1086707A
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- JP
- Japan
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- lead screw
- seat
- armature
- rotates
- rotational force
- Prior art date
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- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シートの移動に際し、マイナス負荷がかかる
方向に制動をかけることによって、安定して静粛な作動
を行う。 【解決手段】 駆動部7、8、9、10、11、12が
発生する回転力の方向によって、駆動部7、8、9、1
0、11、12の回転力を制動可能であって、且つ、駆
動部7、8、9、10、11、12の回転力の制動を解
除可能な回転力制御部13、14を備えているシートス
ライド装置1。
方向に制動をかけることによって、安定して静粛な作動
を行う。 【解決手段】 駆動部7、8、9、10、11、12が
発生する回転力の方向によって、駆動部7、8、9、1
0、11、12の回転力を制動可能であって、且つ、駆
動部7、8、9、10、11、12の回転力の制動を解
除可能な回転力制御部13、14を備えているシートス
ライド装置1。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シートを自動的
に移動させるシートスライド装置に関する。
に移動させるシートスライド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シートを自動的に移動させるシートスラ
イド装置は、シートモータに正方向の電源が接続される
と、シートモータに備えたアーマチュアが正回転するこ
とによってリードスクリューが正回転し、リードスクリ
ューが正回転することによって、リードスクリューに噛
合されたナット体がリードスクリュー上を一方側に向け
移動してシートが後退する。これに反して、シートモー
タに逆方向の電源が接続されると、シートモータに備え
たアーマチュアが逆回転することによってリードスクリ
ューが逆回転し、リードスクリューが逆回転することに
よって、リードスクリューに噛合されたナット体がリー
ドスクリュー上を他方側に向け移動してシートが前進す
る。
イド装置は、シートモータに正方向の電源が接続される
と、シートモータに備えたアーマチュアが正回転するこ
とによってリードスクリューが正回転し、リードスクリ
ューが正回転することによって、リードスクリューに噛
合されたナット体がリードスクリュー上を一方側に向け
移動してシートが後退する。これに反して、シートモー
タに逆方向の電源が接続されると、シートモータに備え
たアーマチュアが逆回転することによってリードスクリ
ューが逆回転し、リードスクリューが逆回転することに
よって、リードスクリューに噛合されたナット体がリー
ドスクリュー上を他方側に向け移動してシートが前進す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したシートスライ
ド装置において、シートの前進側が上りで、シートの後
退側が下りに傾斜したものになっていると、シートが後
退する際に、シートの自重が加わって、リードスクリュ
ーを含む駆動ユニットにマイナス負荷(逆負荷)がかか
る。そのため、駆動ユニットに対するマイナス負荷によ
って駆動ユニットから異音が発生したり、リードスクリ
ューの回転が不安定になるという問題点があり、これら
の問題点を解決することが課題になっていた。
ド装置において、シートの前進側が上りで、シートの後
退側が下りに傾斜したものになっていると、シートが後
退する際に、シートの自重が加わって、リードスクリュ
ーを含む駆動ユニットにマイナス負荷(逆負荷)がかか
る。そのため、駆動ユニットに対するマイナス負荷によ
って駆動ユニットから異音が発生したり、リードスクリ
ューの回転が不安定になるという問題点があり、これら
の問題点を解決することが課題になっていた。
【0004】
【発明の目的】この発明に係わるシートスライド装置
は、シートの移動に際し、マイナス負荷がかかる方向に
制動をかけることによって、安定して静粛な作動を行う
ことができるシートスライド装置を提供することを目的
としている。
は、シートの移動に際し、マイナス負荷がかかる方向に
制動をかけることによって、安定して静粛な作動を行う
ことができるシートスライド装置を提供することを目的
としている。
【0005】
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わるシートスライド装置では、車体側に固定されるロア
レールと、ロアレールに沿って移動可能に取付けられ、
シートに固定されるアッパレールと、正方向の電源の接
続により正回転するとともに、逆方向の電源の接続によ
り逆回転するアーマチュアを備え、アッパレールに固定
されたシートモータと、シートモータに備えたアーマチ
ュアの回転によって、アッパレールをシートの前進側ま
たは後退側に移動するための回転力を発生する駆動部
と、駆動部が発生する回転力の方向によって、駆動部の
回転力を制動可能であって、且つ、駆動部の回転力の制
動を解除可能な回転力制御部を備えている構成としたこ
とを特徴としている。
わるシートスライド装置では、車体側に固定されるロア
レールと、ロアレールに沿って移動可能に取付けられ、
シートに固定されるアッパレールと、正方向の電源の接
続により正回転するとともに、逆方向の電源の接続によ
り逆回転するアーマチュアを備え、アッパレールに固定
されたシートモータと、シートモータに備えたアーマチ
ュアの回転によって、アッパレールをシートの前進側ま
たは後退側に移動するための回転力を発生する駆動部
と、駆動部が発生する回転力の方向によって、駆動部の
回転力を制動可能であって、且つ、駆動部の回転力の制
動を解除可能な回転力制御部を備えている構成としたこ
とを特徴としている。
【0007】この発明の請求項2に係わるシートスライ
ド装置では、アッパレールに固定した駆動部には、シー
トモータのアーマチュアに結合された減速部と、この減
速部を収容したギヤボックスと、減速部の出力側に結合
されたリードスクリューと、ロアレールに固定し、リー
ドスクリューに噛合されたナット体とが備えられ、リー
ドスクリューが予め定められた方向に回転している際に
リードスクリューを制動可能にして、且つ、リードスク
リューが予め定められた方向に反する方向に回転してい
る際にリードスクリューへの制動を解除可能な回転力制
御部を備えている構成としたことを特徴としている。
ド装置では、アッパレールに固定した駆動部には、シー
トモータのアーマチュアに結合された減速部と、この減
速部を収容したギヤボックスと、減速部の出力側に結合
されたリードスクリューと、ロアレールに固定し、リー
ドスクリューに噛合されたナット体とが備えられ、リー
ドスクリューが予め定められた方向に回転している際に
リードスクリューを制動可能にして、且つ、リードスク
リューが予め定められた方向に反する方向に回転してい
る際にリードスクリューへの制動を解除可能な回転力制
御部を備えている構成としたことを特徴としている。
【0008】この発明の請求項3に係わるシートスライ
ド装置では、回転力制御部には、リードスクリューの外
側に巻回されているとともに一端部がギヤボックス側に
係止され、リードスクリューが予め定められた方向に回
転するとリードスクリューに巻き付くことによってリー
ドスクリューの回転に制動をかけ、且つ、リードスクリ
ューが予め定められた方向に反する方向に回転するとリ
ードスクリューから離れることによってリードスクリュ
ーに対する制動を解除するねじりコイルばねが備えられ
ている構成としたことを特徴としている。
ド装置では、回転力制御部には、リードスクリューの外
側に巻回されているとともに一端部がギヤボックス側に
係止され、リードスクリューが予め定められた方向に回
転するとリードスクリューに巻き付くことによってリー
ドスクリューの回転に制動をかけ、且つ、リードスクリ
ューが予め定められた方向に反する方向に回転するとリ
ードスクリューから離れることによってリードスクリュ
ーに対する制動を解除するねじりコイルばねが備えられ
ている構成としたことを特徴としている。
【0009】この発明の請求項4に係わるシートスライ
ド装置では、回転力制御部は、シートモータに備えたア
ーマチュアまたは駆動部に設けられている構成としたこ
とを特徴としている。
ド装置では、回転力制御部は、シートモータに備えたア
ーマチュアまたは駆動部に設けられている構成としたこ
とを特徴としている。
【0010】
【発明の作用】この発明の請求項1に係わるシートスラ
イド装置において、アッパレールがシートの下り方向に
移動されると、回転力制御部によって、駆動部に制動が
かけられる。これに反して、アッパレールがシートの上
り方向に移動されると、回転力制御部によって、駆動部
に対する制動が解除される。それ故、シートが上り方向
に移動するときに駆動部の推力を低下させることなく、
シートが下り方向に移動するときに駆動部の推力に制動
をかけることによって駆動部にマイナス負荷がかかるこ
とがない。
イド装置において、アッパレールがシートの下り方向に
移動されると、回転力制御部によって、駆動部に制動が
かけられる。これに反して、アッパレールがシートの上
り方向に移動されると、回転力制御部によって、駆動部
に対する制動が解除される。それ故、シートが上り方向
に移動するときに駆動部の推力を低下させることなく、
シートが下り方向に移動するときに駆動部の推力に制動
をかけることによって駆動部にマイナス負荷がかかるこ
とがない。
【0011】この発明の請求項2に係わるシートスライ
ド装置において、シートを下り方向に後退させるべくリ
ードスクリューが予め定められた方向に回転している
際、回転力制御部によって、リードスクリューの回転に
制動がかけられる。これに反して、シートを上り方向に
前進させるべくリードスクリューが予め定められた方向
に反する方向に回転している際、回転力制御部によっ
て、リードスクリューの回転に制動がかけられない。そ
れ故、リードスクリューは、予め定められた方向に反す
る方向に回転しているときに推力が低下することがな
く、予め定められた方向に回転しているときにマイナス
負荷を受けることがない。
ド装置において、シートを下り方向に後退させるべくリ
ードスクリューが予め定められた方向に回転している
際、回転力制御部によって、リードスクリューの回転に
制動がかけられる。これに反して、シートを上り方向に
前進させるべくリードスクリューが予め定められた方向
に反する方向に回転している際、回転力制御部によっ
て、リードスクリューの回転に制動がかけられない。そ
れ故、リードスクリューは、予め定められた方向に反す
る方向に回転しているときに推力が低下することがな
く、予め定められた方向に回転しているときにマイナス
負荷を受けることがない。
【0012】この発明の請求項3に係わるシートスライ
ド装置において、シートを下り方向に後退させるべくリ
ードスクリューが予め定められた方向に回転すると、ね
じりコイルばねがリードスクリューに巻き付くことによ
ってリードスクリューの回転に制動がかかり、これに反
して、シートを上り方向に前進させるべくリードスクリ
ューが予め定められた方向に反する方向に回転すると、
ねじりコイルばねがリードスクリューから離れることに
よってリードスクリューに対する制動を解除する。それ
故、リードスクリューは、予め定められた方向に反する
方向に回転しているあいだ、ねじりコイルばねが巻き付
かないことによって推力が低下することがなく、予め定
められた方向に回転しているあいだ、ねじりコイルばね
が巻き付けられることによって回転力が抑えられて、下
り方向に移動するシートの自重によるマイナス負荷を受
けることがない。
ド装置において、シートを下り方向に後退させるべくリ
ードスクリューが予め定められた方向に回転すると、ね
じりコイルばねがリードスクリューに巻き付くことによ
ってリードスクリューの回転に制動がかかり、これに反
して、シートを上り方向に前進させるべくリードスクリ
ューが予め定められた方向に反する方向に回転すると、
ねじりコイルばねがリードスクリューから離れることに
よってリードスクリューに対する制動を解除する。それ
故、リードスクリューは、予め定められた方向に反する
方向に回転しているあいだ、ねじりコイルばねが巻き付
かないことによって推力が低下することがなく、予め定
められた方向に回転しているあいだ、ねじりコイルばね
が巻き付けられることによって回転力が抑えられて、下
り方向に移動するシートの自重によるマイナス負荷を受
けることがない。
【0013】この発明の請求項4に係わるシートスライ
ド装置において、アッパレールがシートの下り方向に移
動されると、回転力制御部によって、シートモータのア
ーマチュアまたは駆動部に制動がかけられる。これに反
して、アッパレールがシートの上り方向に移動される
と、回転制御部によって、シートモータのアーマチュア
または駆動部に対する制動が解除される。それ故、シー
トが上り方向に移動するときにシートモータのアーマチ
ュアや駆動部の推力が低下することがなく、シートが下
り方向に移動するときにシートモータのアーマチュアや
駆動部にマイナス負荷がかかることがない。
ド装置において、アッパレールがシートの下り方向に移
動されると、回転力制御部によって、シートモータのア
ーマチュアまたは駆動部に制動がかけられる。これに反
して、アッパレールがシートの上り方向に移動される
と、回転制御部によって、シートモータのアーマチュア
または駆動部に対する制動が解除される。それ故、シー
トが上り方向に移動するときにシートモータのアーマチ
ュアや駆動部の推力が低下することがなく、シートが下
り方向に移動するときにシートモータのアーマチュアや
駆動部にマイナス負荷がかかることがない。
【0014】
【実施例】図1ないし図4にはこの発明に係わるシート
スライド装置の一実施例が示されている。
スライド装置の一実施例が示されている。
【0015】図示されるシートスライド装置1は、主と
して、シートモータ2、右側のロアレール3、左側のロ
アレール4、右側のアッパレール5、左側のアッパレー
ル6、第1のリードスクリュー(右側)7、第2のリー
ドスクリュー(左側)8、第1のギヤボックス(右側)
9、第2のギヤボックス(左側)10、第1のナット体
11(右側)、第2のナット体(左側)12、第1の回
転力制御部13、第2の回転力制御部14から構成され
ている。
して、シートモータ2、右側のロアレール3、左側のロ
アレール4、右側のアッパレール5、左側のアッパレー
ル6、第1のリードスクリュー(右側)7、第2のリー
ドスクリュー(左側)8、第1のギヤボックス(右側)
9、第2のギヤボックス(左側)10、第1のナット体
11(右側)、第2のナット体(左側)12、第1の回
転力制御部13、第2の回転力制御部14から構成され
ている。
【0016】シートモータ2は、第2のギヤボックス1
0側に取付けられており、モータケース2aに収容され
たアーマチュア2bが、正側の電源の接続によって正回
転し、逆側の電源の接続によって逆回転する。このアー
マチュア2bに備えたアーマチュアシャフト2b1に
は、モータケース2aの一端側において、ケーブル15
が結合されているため、ケーブル15を介して第1のギ
ヤボックス9内で後述する第1のウオームギヤ16が結
合されている一方、モータケース2aの他端側において
第2のギヤボックス10内で後述する第2のウオームギ
ヤ17が結合されている。
0側に取付けられており、モータケース2aに収容され
たアーマチュア2bが、正側の電源の接続によって正回
転し、逆側の電源の接続によって逆回転する。このアー
マチュア2bに備えたアーマチュアシャフト2b1に
は、モータケース2aの一端側において、ケーブル15
が結合されているため、ケーブル15を介して第1のギ
ヤボックス9内で後述する第1のウオームギヤ16が結
合されている一方、モータケース2aの他端側において
第2のギヤボックス10内で後述する第2のウオームギ
ヤ17が結合されている。
【0017】第1のリードスクリュー7は、右側のアッ
パレール5に沿って延びていて軸本体7aの中央に形成
された雄ねじ7a1に、後述する第1のナット体11が
ねじ込まれており、一端側が第1のギヤボックス9内に
結合され、他端側が右側のアッパレール5の端部で回転
可能に支持されている。
パレール5に沿って延びていて軸本体7aの中央に形成
された雄ねじ7a1に、後述する第1のナット体11が
ねじ込まれており、一端側が第1のギヤボックス9内に
結合され、他端側が右側のアッパレール5の端部で回転
可能に支持されている。
【0018】第1のリードスクリュー7には、雄ねじ7
a1の一端部に弾性体製のダンパ18とストッパ19と
が固定されており、雄ねじ7a1の他端部に同じく弾性
体製のダンパ20とストッパ21とが固定されている。
a1の一端部に弾性体製のダンパ18とストッパ19と
が固定されており、雄ねじ7a1の他端部に同じく弾性
体製のダンパ20とストッパ21とが固定されている。
【0019】第1のリードスクリュー7の軸本体7aの
一端寄りには、図2に示されるように、雄ねじ7a1に
比べて小径のヘリカルギヤ取付用軸部7bが形成されて
おり、ヘリカルギヤ取付用軸部7bの先端寄りには、断
面が小判形状をなす回止部7b1が形成されている。そ
して、軸本体7aの一端には、ヘリカルギヤ取付用軸部
7bに比べて小径のねじ部7cが形成されている。
一端寄りには、図2に示されるように、雄ねじ7a1に
比べて小径のヘリカルギヤ取付用軸部7bが形成されて
おり、ヘリカルギヤ取付用軸部7bの先端寄りには、断
面が小判形状をなす回止部7b1が形成されている。そ
して、軸本体7aの一端には、ヘリカルギヤ取付用軸部
7bに比べて小径のねじ部7cが形成されている。
【0020】第1のリードスクリュー7は、ヘリカルギ
ヤ取付用軸部7bの基端側に配置された一方側の平座金
26および先端側に配置された他方側の平座金27を介
して、後述する第1の減速部28の一部を構成する第1
のヘリカルギヤ29が回止部7b1において回り止めら
れて結合され、ヘリカルギヤ取付用軸部7bに装着され
た一方側の平座金26と第1のヘリカルギヤ29と他方
側の平座金27の外側に第1のリードスクリューナット
30がねじ込まれることによって、第1のリードスクリ
ュー7に第1のヘリカルギヤ29が固定されている。
ヤ取付用軸部7bの基端側に配置された一方側の平座金
26および先端側に配置された他方側の平座金27を介
して、後述する第1の減速部28の一部を構成する第1
のヘリカルギヤ29が回止部7b1において回り止めら
れて結合され、ヘリカルギヤ取付用軸部7bに装着され
た一方側の平座金26と第1のヘリカルギヤ29と他方
側の平座金27の外側に第1のリードスクリューナット
30がねじ込まれることによって、第1のリードスクリ
ュー7に第1のヘリカルギヤ29が固定されている。
【0021】第2のリードスクリュー8は、左側のアッ
パレール6に沿って延びていて軸本体8aの中央に形成
された雄ねじ8a1に、後述する第2のナット体12が
ねじ込まれており、一端側が第2のギヤボックス10内
に結合され、他端側が左側のアッパレール6の端部で回
転可能に支持されている。
パレール6に沿って延びていて軸本体8aの中央に形成
された雄ねじ8a1に、後述する第2のナット体12が
ねじ込まれており、一端側が第2のギヤボックス10内
に結合され、他端側が左側のアッパレール6の端部で回
転可能に支持されている。
【0022】第2のリードスクリュー8には、雄ねじ8
a1の一端部に弾性体製のダンパ22とストッパ23と
が固定されており、雄ねじ8a1の他端部に同じく弾性
体製のダンパ24とストッパ25とが固定されている。
a1の一端部に弾性体製のダンパ22とストッパ23と
が固定されており、雄ねじ8a1の他端部に同じく弾性
体製のダンパ24とストッパ25とが固定されている。
【0023】第2のリードスクリュー8の軸本体8aの
一端寄りには、図2に示されるように、雄ねじ8a1に
比べて小径のヘリカルギヤ取付用軸部8bが形成されて
おり、ヘリカルギヤ取付用軸部8bの先端寄りには、断
面が小判形状をなす回止部8b1が形成されている。そ
して、軸本体8aの一端には、ヘリカルギヤ取付用軸部
8bに比べて小径のねじ部8cが形成されている。
一端寄りには、図2に示されるように、雄ねじ8a1に
比べて小径のヘリカルギヤ取付用軸部8bが形成されて
おり、ヘリカルギヤ取付用軸部8bの先端寄りには、断
面が小判形状をなす回止部8b1が形成されている。そ
して、軸本体8aの一端には、ヘリカルギヤ取付用軸部
8bに比べて小径のねじ部8cが形成されている。
【0024】第2のリードスクリュー8は、ヘリカルギ
ヤ取付用軸部8bの基端側に配置された一方側の平座金
31および先端側に配置された他方側の平座金32を介
して、後述する第2の減速部33の一部を構成する第2
のヘリカルギヤ34が回止部8b1において回り止めら
れて結合され、ヘリカルギヤ取付用軸部8bに装着され
た一方側の平座金31と第2のヘリカルギヤ34と他方
側の平座金32の外側に第2のリードスクリューナット
35がそれぞれねじ込まれることによって、第2のリー
ドスクリュー8に第2のヘリカルギヤ34が固定されて
いる。
ヤ取付用軸部8bの基端側に配置された一方側の平座金
31および先端側に配置された他方側の平座金32を介
して、後述する第2の減速部33の一部を構成する第2
のヘリカルギヤ34が回止部8b1において回り止めら
れて結合され、ヘリカルギヤ取付用軸部8bに装着され
た一方側の平座金31と第2のヘリカルギヤ34と他方
側の平座金32の外側に第2のリードスクリューナット
35がそれぞれねじ込まれることによって、第2のリー
ドスクリュー8に第2のヘリカルギヤ34が固定されて
いる。
【0025】第1のギヤボックス9は、右側のアッパレ
ール5の下側に配置されていて、この右側のアッパレー
ル5の上部が図示しないシートに固定されている。
ール5の下側に配置されていて、この右側のアッパレー
ル5の上部が図示しないシートに固定されている。
【0026】第2のギヤボックス10は、右側のアッパ
レール5に平行にして配置されている左側のアッパレー
ル6の下側に配置されていて、この右側のアッパレール
5の上部が図示しないシートに固定されている。
レール5に平行にして配置されている左側のアッパレー
ル6の下側に配置されていて、この右側のアッパレール
5の上部が図示しないシートに固定されている。
【0027】右側のアッパレール5は、右側のロアレー
ル3上を移動可能に組付けられており、図1中の左側が
車両の前方に向けて配置される。
ル3上を移動可能に組付けられており、図1中の左側が
車両の前方に向けて配置される。
【0028】左側のアッパレール6は、左側のロアレー
ル4上を移動可能に組付けられており、図1中の左側が
車両の前方に向けて配置される。
ル4上を移動可能に組付けられており、図1中の左側が
車両の前方に向けて配置される。
【0029】第1のギヤボックス9内には、図2に示さ
れるように、前述の第1のヘリカルギヤ29が軸受3
6、37によって回転可能に支持されているとともに、
この第1のヘリカルギヤ29に対して噛合され、第1の
減速部28の他の一部を構成している第1のウオームギ
ヤ16が回転可能に収容されている。第1のウオームギ
ヤ16は、前述したように、ケーブル15を介してシー
トモータ2に備えたアーマチュアシャフト2b1に結合
されている。
れるように、前述の第1のヘリカルギヤ29が軸受3
6、37によって回転可能に支持されているとともに、
この第1のヘリカルギヤ29に対して噛合され、第1の
減速部28の他の一部を構成している第1のウオームギ
ヤ16が回転可能に収容されている。第1のウオームギ
ヤ16は、前述したように、ケーブル15を介してシー
トモータ2に備えたアーマチュアシャフト2b1に結合
されている。
【0030】第2のギヤボックス10内にも、第1のギ
ヤボックス9と同様にして、前述の第2のヘリカルギヤ
34が軸受38、39によって回転可能に支持されてい
るとともに、この第1のヘリカルギヤ34に対して噛合
され、第2の減速部33の他の一部を構成している第2
のウオームギヤ17が回転可能に収容されている。第2
のギヤボックス10は、シートモータ2のモータケース
2aの他端側に結合されているため、第2のウオームギ
ヤ17がシートモータ2に備えたアーマチュアシャフト
2b1に結合されている。
ヤボックス9と同様にして、前述の第2のヘリカルギヤ
34が軸受38、39によって回転可能に支持されてい
るとともに、この第1のヘリカルギヤ34に対して噛合
され、第2の減速部33の他の一部を構成している第2
のウオームギヤ17が回転可能に収容されている。第2
のギヤボックス10は、シートモータ2のモータケース
2aの他端側に結合されているため、第2のウオームギ
ヤ17がシートモータ2に備えたアーマチュアシャフト
2b1に結合されている。
【0031】第1、第2のギヤボックス9、10は、シ
ートモータ2に正側の電源が接続されることによってア
ーマチュアシャフト2b1が正回転すると、第1のギヤ
ボックス9において、ケーブル15を通じて第1のウオ
ームギヤ16が正回転し、第1のヘリカルギヤ29が正
回転して第1のリードスクリュー7を正方向に回転さ
せ、同時に、第2のギヤボックス10において、アーマ
チュアシャフト2b1とともに第2のウオームギヤ17
が正回転し、第2のヘリカルギヤ34が正回転して第2
のリードスクリュー8を正方向に回転させる。
ートモータ2に正側の電源が接続されることによってア
ーマチュアシャフト2b1が正回転すると、第1のギヤ
ボックス9において、ケーブル15を通じて第1のウオ
ームギヤ16が正回転し、第1のヘリカルギヤ29が正
回転して第1のリードスクリュー7を正方向に回転さ
せ、同時に、第2のギヤボックス10において、アーマ
チュアシャフト2b1とともに第2のウオームギヤ17
が正回転し、第2のヘリカルギヤ34が正回転して第2
のリードスクリュー8を正方向に回転させる。
【0032】第1、第2のギヤボックス9、10は、上
記に反して、シートモータ2に逆側の電源が接続される
ことによってアーマチュアシャフト2b1が逆回転する
と、第1のギヤボックス9において、ケーブル15を通
じて第1のウオームギヤ16が逆回転し、第1のヘリカ
ルギヤ29が逆回転して第1のリードスクリュー7を逆
方向に回転させ、同時に、第2のギヤボックス10にお
いて、アーマチュアシャフト2b1とともに第2のウオ
ームギヤ17が逆回転し、第2のヘリカルギヤ34が逆
回転して第2のリードスクリュー8を逆方向に回転させ
る。
記に反して、シートモータ2に逆側の電源が接続される
ことによってアーマチュアシャフト2b1が逆回転する
と、第1のギヤボックス9において、ケーブル15を通
じて第1のウオームギヤ16が逆回転し、第1のヘリカ
ルギヤ29が逆回転して第1のリードスクリュー7を逆
方向に回転させ、同時に、第2のギヤボックス10にお
いて、アーマチュアシャフト2b1とともに第2のウオ
ームギヤ17が逆回転し、第2のヘリカルギヤ34が逆
回転して第2のリードスクリュー8を逆方向に回転させ
る。
【0033】第1のギヤボックス9と第1のリードスク
リュー7とのあいだには第1の回転力制御部13が配置
され、第2のギヤボックス10と第2のリードスクリュ
ー8とのあいだには第2の回転力制御部14が配置され
ている。
リュー7とのあいだには第1の回転力制御部13が配置
され、第2のギヤボックス10と第2のリードスクリュ
ー8とのあいだには第2の回転力制御部14が配置され
ている。
【0034】第1の回転力制御部13は第1のねじりコ
イルばね40から構成され、第2の回転力制御部14は
第2のねじりコイルばね41から構成されている。
イルばね40から構成され、第2の回転力制御部14は
第2のねじりコイルばね41から構成されている。
【0035】第1のねじりコイルばね40は、図3に示
されるように、第1のリードスクリュー7の軸本体7a
の外側に、コイル状のばね本体40aが装着されてお
り、一端部40bが第1のギヤボックス9の端部に取付
けられた係止ピン42に係止され、他端部40cが解放
されている。
されるように、第1のリードスクリュー7の軸本体7a
の外側に、コイル状のばね本体40aが装着されてお
り、一端部40bが第1のギヤボックス9の端部に取付
けられた係止ピン42に係止され、他端部40cが解放
されている。
【0036】第1のねじりコイルばね40は、他端部4
0cから一端部40bに向けたばね本体40aの巻き方
向が図4中の時計方向になっている。そのため、第1の
リードスクリュー7が図4中の時計方向である逆方向に
回転すると、第1のリードスクリュー7の軸本体7aに
対して巻き付かず、これに反して、第1のリードスクリ
ュー7が図4中に矢印で示す反時計方向である正方向に
回転すると、一端部40bが係止ピン42に係止されて
いることによって、第1のリードスクリュー7の回転に
ともなって第1のリードスクリュー7の軸本体7aに対
してばね本体40aが巻き付いて、第1のリードスクリ
ュー7の回転力に制動をかける機能を有する。
0cから一端部40bに向けたばね本体40aの巻き方
向が図4中の時計方向になっている。そのため、第1の
リードスクリュー7が図4中の時計方向である逆方向に
回転すると、第1のリードスクリュー7の軸本体7aに
対して巻き付かず、これに反して、第1のリードスクリ
ュー7が図4中に矢印で示す反時計方向である正方向に
回転すると、一端部40bが係止ピン42に係止されて
いることによって、第1のリードスクリュー7の回転に
ともなって第1のリードスクリュー7の軸本体7aに対
してばね本体40aが巻き付いて、第1のリードスクリ
ュー7の回転力に制動をかける機能を有する。
【0037】第2のねじりコイルばね41は、第1のね
じりコイルばね40と同様にして、図3に示されるよう
に、第2のリードスクリュー8の軸本体8aの外側に、
コイル状のばね本体41aが装着されており、一端部4
1bが第2のギヤボックス10の端部に取付けられた係
止ピン43に係止され、他端部41cが解放されてい
る。
じりコイルばね40と同様にして、図3に示されるよう
に、第2のリードスクリュー8の軸本体8aの外側に、
コイル状のばね本体41aが装着されており、一端部4
1bが第2のギヤボックス10の端部に取付けられた係
止ピン43に係止され、他端部41cが解放されてい
る。
【0038】第2のねじりコイルばね41は、他端部4
1cから一端部41bに向けたばね本体41aの巻き方
向が図4中の時計方向になっている。そのため、第2の
リードスクリュー8が時計方向である逆方向に回転する
と、第2のリードスクリュー8の軸本体8aに対して巻
き付かず、これに反して、第2のリードスクリュー8が
図4中の反時計方向である正方向に回転すると、一端部
41bが係止ピン43に係止されていることによって、
第2のリードスクリュー8の回転にともなって第2のリ
ードスクリュー8の軸本体8aに対してばね本体41a
が巻き付いて、第2のリードスクリュー8の回転力に制
動をかける機能を有する。
1cから一端部41bに向けたばね本体41aの巻き方
向が図4中の時計方向になっている。そのため、第2の
リードスクリュー8が時計方向である逆方向に回転する
と、第2のリードスクリュー8の軸本体8aに対して巻
き付かず、これに反して、第2のリードスクリュー8が
図4中の反時計方向である正方向に回転すると、一端部
41bが係止ピン43に係止されていることによって、
第2のリードスクリュー8の回転にともなって第2のリ
ードスクリュー8の軸本体8aに対してばね本体41a
が巻き付いて、第2のリードスクリュー8の回転力に制
動をかける機能を有する。
【0039】このとき、第1、第2のねじりコイルばね
40、41が第1、第2のリードスクリュー7、8に巻
き付く力は、第1、第2のリードスクリュー7、8の正
方向の回転を拘束するほどの摩擦抵抗をもつものではな
く、回転負荷を数kg・f・cm程度加えるものになっ
ている。
40、41が第1、第2のリードスクリュー7、8に巻
き付く力は、第1、第2のリードスクリュー7、8の正
方向の回転を拘束するほどの摩擦抵抗をもつものではな
く、回転負荷を数kg・f・cm程度加えるものになっ
ている。
【0040】第1、第2の回転力制御部13、14は、
図示する第1、第2のリードスクリュー7、8に装着さ
れたものの他に、シートモータ2のアーマチュア2bに
備えたアーマチュアシャフト2b1に装着したものや、
第1、第2の減速部28、33においての第1、第2の
ウオームギヤ16、17あるいは第1、第2の減速部2
8、33においての第1、第2のヘリカルギヤ29、3
4に装着したものでも、上記と同様にして第1、第2の
リードスクリュー7、8の正方向の回転に対して制動を
かけることができる。
図示する第1、第2のリードスクリュー7、8に装着さ
れたものの他に、シートモータ2のアーマチュア2bに
備えたアーマチュアシャフト2b1に装着したものや、
第1、第2の減速部28、33においての第1、第2の
ウオームギヤ16、17あるいは第1、第2の減速部2
8、33においての第1、第2のヘリカルギヤ29、3
4に装着したものでも、上記と同様にして第1、第2の
リードスクリュー7、8の正方向の回転に対して制動を
かけることができる。
【0041】一方、第1のリードスクリュー7の雄ねじ
7a1には、第1のナット体11が噛合され、第2のリ
ードスクリュー8の雄ねじ8a1には、第2のナット体
12が噛合されている。
7a1には、第1のナット体11が噛合され、第2のリ
ードスクリュー8の雄ねじ8a1には、第2のナット体
12が噛合されている。
【0042】第1のナット体11には、第1のリードス
クリュー7の雄ねじ7a1がねじこまれたナット本体1
1aと、ナット本体11aを収容したナットハウジング
11bとが備えられており、ナットハウジング11bは
右側のロアレール3にねじ止められている。
クリュー7の雄ねじ7a1がねじこまれたナット本体1
1aと、ナット本体11aを収容したナットハウジング
11bとが備えられており、ナットハウジング11bは
右側のロアレール3にねじ止められている。
【0043】第1のナット体11は、第1のリードスク
リュー7が正方向に回転すると、ナット本体11aが第
1のリードスクリュー7の雄ねじ7a1に螺挿されなが
ら、第1のギヤボックス9および右側のアッパレール5
を図1中右方である第1のナット体11に対する近付く
側に移動させてシートを後退させ、これに反して、第1
のリードスクリュー7が逆方向に回転すると、ナット本
体11aが第1のリードスクリュー7の雄ねじ7a1に
螺挿されながら、第1のギヤボックス9および右側のア
ッパレール5を図1中左方である第1のナット体11か
ら離れる側に移動させてシートを前進させる。
リュー7が正方向に回転すると、ナット本体11aが第
1のリードスクリュー7の雄ねじ7a1に螺挿されなが
ら、第1のギヤボックス9および右側のアッパレール5
を図1中右方である第1のナット体11に対する近付く
側に移動させてシートを後退させ、これに反して、第1
のリードスクリュー7が逆方向に回転すると、ナット本
体11aが第1のリードスクリュー7の雄ねじ7a1に
螺挿されながら、第1のギヤボックス9および右側のア
ッパレール5を図1中左方である第1のナット体11か
ら離れる側に移動させてシートを前進させる。
【0044】第2のナット体12には、第2のリードス
クリュー8の雄ねじ8a1がねじこまれたナット本体1
2aと、ナット本体12aを収容したナットハウジング
12bとが備えられており、ナットハウジング12bは
左側のロアレール4にねじ止められている。
クリュー8の雄ねじ8a1がねじこまれたナット本体1
2aと、ナット本体12aを収容したナットハウジング
12bとが備えられており、ナットハウジング12bは
左側のロアレール4にねじ止められている。
【0045】第2のナット体12は、第2のリードスク
リュー8が正方向に回転すると、ナット本体12aが第
2のリードスクリュー8の雄ねじ8a1に螺挿されなが
ら、第2のギヤボックス10および左側のアッパレール
6を図中右方である第2のナット体12に対する近付く
側に移動させてシートを後退させ、これに反して、第2
のリードスクリュー8が逆方向に回転すると、ナット本
体12aが第2のリードスクリュー8の雄ねじ8a1に
螺挿されながら、第2のギヤボックス10および左側の
アッパレール6を図1中右方である第2のナット体12
から離れる側に移動させてシートを前進させる。
リュー8が正方向に回転すると、ナット本体12aが第
2のリードスクリュー8の雄ねじ8a1に螺挿されなが
ら、第2のギヤボックス10および左側のアッパレール
6を図中右方である第2のナット体12に対する近付く
側に移動させてシートを後退させ、これに反して、第2
のリードスクリュー8が逆方向に回転すると、ナット本
体12aが第2のリードスクリュー8の雄ねじ8a1に
螺挿されながら、第2のギヤボックス10および左側の
アッパレール6を図1中右方である第2のナット体12
から離れる側に移動させてシートを前進させる。
【0046】このような構造を有するシートスライド装
置1は、右側、左側のアッパレール5、6がシートの下
面に取付けられるとともに、右側、左側のロアレール
3、4がフロアパネルに固定されて車体に組付けられ
る。フロアパネルは前方が後方に対して高くなっている
ため、右側、左側のロアレール3、4および右側、左側
のアッパレール5、6のいずれも、前方が上がり、後方
が下がるように傾斜して車体に組付けられる。
置1は、右側、左側のアッパレール5、6がシートの下
面に取付けられるとともに、右側、左側のロアレール
3、4がフロアパネルに固定されて車体に組付けられ
る。フロアパネルは前方が後方に対して高くなっている
ため、右側、左側のロアレール3、4および右側、左側
のアッパレール5、6のいずれも、前方が上がり、後方
が下がるように傾斜して車体に組付けられる。
【0047】そして、シートモータ2のアーマチュア2
bには電源を接続させるためのコントローラが電気的に
接続される。コントローラはオートドライビングポジシ
ョンシステムに併設されているため、マニュアルスイッ
チの操作によってマニュアル作動用の電流を供給すると
ともに、イグニションスイッチのオン位置からオフ位置
への切換えや、ドアが閉じている状態から開けられた際
に発生する検出信号によってオート作動用の電流を供給
するようになっている。
bには電源を接続させるためのコントローラが電気的に
接続される。コントローラはオートドライビングポジシ
ョンシステムに併設されているため、マニュアルスイッ
チの操作によってマニュアル作動用の電流を供給すると
ともに、イグニションスイッチのオン位置からオフ位置
への切換えや、ドアが閉じている状態から開けられた際
に発生する検出信号によってオート作動用の電流を供給
するようになっている。
【0048】マニュアルスイッチが前進側に切換えられ
ることによって、シートモータ2のアーマチュア2bに
逆側の電源が接続されると、アーマチュアシャフト2b
1が逆回転するため、第1のギヤボックス9内で第1の
ウオームギヤ16が逆回転して第1のヘリカルギヤ29
が逆回転し、第1のリードスクリュー7が逆方向に回転
する。同時に、第2のギヤボックス10内で第2のウオ
ームギヤ17が逆回転して第2のヘリカルギヤ34が逆
回転し、第2のリードスクリュー8が逆方向に回転す
る。これにより、第1、第2のギヤボックス9、10が
第1、第2のナット体11、12から離れる側に上り方
向に右側、左側のアッパレール5、6とともに移動する
ため、シートが前進移動する。
ることによって、シートモータ2のアーマチュア2bに
逆側の電源が接続されると、アーマチュアシャフト2b
1が逆回転するため、第1のギヤボックス9内で第1の
ウオームギヤ16が逆回転して第1のヘリカルギヤ29
が逆回転し、第1のリードスクリュー7が逆方向に回転
する。同時に、第2のギヤボックス10内で第2のウオ
ームギヤ17が逆回転して第2のヘリカルギヤ34が逆
回転し、第2のリードスクリュー8が逆方向に回転す
る。これにより、第1、第2のギヤボックス9、10が
第1、第2のナット体11、12から離れる側に上り方
向に右側、左側のアッパレール5、6とともに移動する
ため、シートが前進移動する。
【0049】第1、第2のリードスクリュー7、8が逆
方向に回転する際、第1、第2の回転力制御部13、1
4は、第1、第2のねじりコイルばね40、41のばね
本体40a、41aが第1、第2のリードスクリュー
7、8の軸本体7a、8aに対して巻き付かないため、
第1、第2のリードスクリュー7、8の逆方向の回転に
対する推力を抑えることはない。
方向に回転する際、第1、第2の回転力制御部13、1
4は、第1、第2のねじりコイルばね40、41のばね
本体40a、41aが第1、第2のリードスクリュー
7、8の軸本体7a、8aに対して巻き付かないため、
第1、第2のリードスクリュー7、8の逆方向の回転に
対する推力を抑えることはない。
【0050】シートが前進移動され、最前位置に到達し
て、第1、第2のリードスクリュー7、8に取付けられ
たダンパ21、24に第1、第2のナット体11、12
が衝突すると、第1、第2のリードスクリュー7、8の
回転が拘束されるため、コントローラよりの電流供給が
カットオフされることによって、シートモータ2のアー
マチュア2bが回転を中止され、シートが最前位置で停
止する。
て、第1、第2のリードスクリュー7、8に取付けられ
たダンパ21、24に第1、第2のナット体11、12
が衝突すると、第1、第2のリードスクリュー7、8の
回転が拘束されるため、コントローラよりの電流供給が
カットオフされることによって、シートモータ2のアー
マチュア2bが回転を中止され、シートが最前位置で停
止する。
【0051】上記に反して、マニュアルスイッチが後退
側に切換えられることによって、シートモータ2のアー
マチュア2bに正側の電源が接続されると、アーマチュ
アシャフト2b1が正回転するため、第1のギヤボック
ス9内で第1のウオームギヤ16が正回転して第1のヘ
リカルギヤ29が正回転し、第1のリードスクリュー7
が正方向に回転する。同時に、第2のギヤボックス10
内で第2のウオームギヤ17が正回転して第2のヘリカ
ルギヤ34が正回転し、第2のリードスクリュー8が正
方向に回転する。これにより、第1、第2のギヤボック
ス9、10が第1、第2のナット体11、12に近付く
側に下り方向に右側、左側のアッパレール5、6ととも
に移動するため、シートが後退移動を始める。
側に切換えられることによって、シートモータ2のアー
マチュア2bに正側の電源が接続されると、アーマチュ
アシャフト2b1が正回転するため、第1のギヤボック
ス9内で第1のウオームギヤ16が正回転して第1のヘ
リカルギヤ29が正回転し、第1のリードスクリュー7
が正方向に回転する。同時に、第2のギヤボックス10
内で第2のウオームギヤ17が正回転して第2のヘリカ
ルギヤ34が正回転し、第2のリードスクリュー8が正
方向に回転する。これにより、第1、第2のギヤボック
ス9、10が第1、第2のナット体11、12に近付く
側に下り方向に右側、左側のアッパレール5、6ととも
に移動するため、シートが後退移動を始める。
【0052】第1、第2のリードスクリュー7、8が正
方向に回転を始めると、第1、第2の回転力制御部1
3、14は、第1、第2のリードスクリュー7、8の回
転にともなって、第1、第2のねじりコイルばね40、
41のばね本体40a、41aが第1、第2のリードス
クリュー7、8の軸本体7a、8aに対して巻き付いて
いくため、第1、第2のリードスクリュー7、8の回転
力に制動をかける。
方向に回転を始めると、第1、第2の回転力制御部1
3、14は、第1、第2のリードスクリュー7、8の回
転にともなって、第1、第2のねじりコイルばね40、
41のばね本体40a、41aが第1、第2のリードス
クリュー7、8の軸本体7a、8aに対して巻き付いて
いくため、第1、第2のリードスクリュー7、8の回転
力に制動をかける。
【0053】このとき、第1、第2のねじりコイルばね
40、41が第1、第2のリードスクリュー7、8に巻
き付く力は、第1、第2のリードスクリュー7、8の正
方向の回転を拘束するほどの摩擦抵抗をもつものではな
く、回転負荷を数kg・f・cm程度加えるものになっ
ているため、第1、第2のリードスクリュー7、8は、
シートが下り側に移動する際のシートの自重によるマイ
ナス負荷がかけられることなく、第1、第2のナット体
11、12に対して噛合されながら正方向に回転する。
40、41が第1、第2のリードスクリュー7、8に巻
き付く力は、第1、第2のリードスクリュー7、8の正
方向の回転を拘束するほどの摩擦抵抗をもつものではな
く、回転負荷を数kg・f・cm程度加えるものになっ
ているため、第1、第2のリードスクリュー7、8は、
シートが下り側に移動する際のシートの自重によるマイ
ナス負荷がかけられることなく、第1、第2のナット体
11、12に対して噛合されながら正方向に回転する。
【0054】シートが後退移動され、最後位置に到達し
て、第1、第2のリードスクリュー7、8上に取付けら
れたダンパ18、22が第1、第2のナット体11、1
2に衝突すると、第1、第2のリードスクリュー7、8
の回転が拘束されるため、コントローラよりの電流供給
がカットオフされることにより、シートモータ2のアー
マチュア2bが回転を中止され、シートが最後位置で停
止される。
て、第1、第2のリードスクリュー7、8上に取付けら
れたダンパ18、22が第1、第2のナット体11、1
2に衝突すると、第1、第2のリードスクリュー7、8
の回転が拘束されるため、コントローラよりの電流供給
がカットオフされることにより、シートモータ2のアー
マチュア2bが回転を中止され、シートが最後位置で停
止される。
【0055】上記とは異なり、イグニションスイッチが
オン位置からオフ位置へ切換えられ、ドアが閉じている
状態から開けられると、シートモータ2のアーマチュア
2bにコントローラよりオート作動用の電流が供給さ
れ、シートモータ2のアーマチュア2bに正側の電源が
接続されてアーマチュアシャフト2b1が正回転するた
め、第1、第2のリードスクリュー7、8が正方向に回
転されて第1、第2のギヤボックス9、10が第1、第
2のナット体11、12に近付く側に下り方向に右側、
左側のアッパレール5、6とともに移動するため、シー
トが後退移動を始め、シートが予め定められた位置に到
達すると、コントローラによってアーマチュア2bに対
する電流の供給がカットオフされるため、シートを乗員
の乗降をしやすい後退位置に停止させるものとなる。
オン位置からオフ位置へ切換えられ、ドアが閉じている
状態から開けられると、シートモータ2のアーマチュア
2bにコントローラよりオート作動用の電流が供給さ
れ、シートモータ2のアーマチュア2bに正側の電源が
接続されてアーマチュアシャフト2b1が正回転するた
め、第1、第2のリードスクリュー7、8が正方向に回
転されて第1、第2のギヤボックス9、10が第1、第
2のナット体11、12に近付く側に下り方向に右側、
左側のアッパレール5、6とともに移動するため、シー
トが後退移動を始め、シートが予め定められた位置に到
達すると、コントローラによってアーマチュア2bに対
する電流の供給がカットオフされるため、シートを乗員
の乗降をしやすい後退位置に停止させるものとなる。
【0056】このときも、第1、第2のリードスクリュ
ー7、8が正方向に回転を始めると同時に、第1、第2
の回転力制御部13、14によって、第1、第2のリー
ドスクリュー7、8の回転にともない、第1、第2のね
じりコイルばね40、41のばね本体40a、41aが
第1、第2のリードスクリュー7、8の軸本体7a、8
aに対して巻き付いていくため、第1、第2のリードス
クリュー7、8の回転力に制動をかけ、第1、第2のリ
ードスクリュー7、8は、シートが下り側に移動する際
のシートの自重によるマイナス負荷がかけられることな
く、第1、第2のナット体11、12に対して噛合され
ながら正方向に回転する。
ー7、8が正方向に回転を始めると同時に、第1、第2
の回転力制御部13、14によって、第1、第2のリー
ドスクリュー7、8の回転にともない、第1、第2のね
じりコイルばね40、41のばね本体40a、41aが
第1、第2のリードスクリュー7、8の軸本体7a、8
aに対して巻き付いていくため、第1、第2のリードス
クリュー7、8の回転力に制動をかけ、第1、第2のリ
ードスクリュー7、8は、シートが下り側に移動する際
のシートの自重によるマイナス負荷がかけられることな
く、第1、第2のナット体11、12に対して噛合され
ながら正方向に回転する。
【0057】上述したように、第1、第2のリードスク
リュー7、8が予め定められた正方向に回転する際、第
1、第2の回転力制御部13、14の第1、第2のねじ
りコイルばね40、41により、第1、第2のリードス
クリュー7、8に対し、第1、第2のリードスクリュー
7、8の回転に制動をかけることによって、シートが下
り方向に移動する際の自重によるマイナス負荷を第1、
第2のリードスクリュー7、8および第1、第2のナッ
ト体11、12にかけない状態で、第1、第2のリード
スクリュー7、8が第1、第2のナット体11、12に
噛合するものとなる。
リュー7、8が予め定められた正方向に回転する際、第
1、第2の回転力制御部13、14の第1、第2のねじ
りコイルばね40、41により、第1、第2のリードス
クリュー7、8に対し、第1、第2のリードスクリュー
7、8の回転に制動をかけることによって、シートが下
り方向に移動する際の自重によるマイナス負荷を第1、
第2のリードスクリュー7、8および第1、第2のナッ
ト体11、12にかけない状態で、第1、第2のリード
スクリュー7、8が第1、第2のナット体11、12に
噛合するものとなる。
【0058】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1に係わるシートスライド装置によれば、アッパレ
ールがシートの下り方向に移動されると、回転力制御部
によって、駆動部に制動がかけられる。これに反して、
アッパレールがシートの上り方向に移動されると、回転
力制御部によって、駆動部に対する制動が解除される。
それ故、シートが上り方向に移動するときに駆動部の推
力を低下させることなく、シートが下り方向に移動する
ときに駆動部の推力に制動をかけることによって駆動部
にマイナス負荷がかかることがない。よって、シートの
移動に際し、マイナス負荷がかかる方向に制動をかける
ことによって、安定して静粛な作動を行うことができる
という優れた効果を奏する。
求項1に係わるシートスライド装置によれば、アッパレ
ールがシートの下り方向に移動されると、回転力制御部
によって、駆動部に制動がかけられる。これに反して、
アッパレールがシートの上り方向に移動されると、回転
力制御部によって、駆動部に対する制動が解除される。
それ故、シートが上り方向に移動するときに駆動部の推
力を低下させることなく、シートが下り方向に移動する
ときに駆動部の推力に制動をかけることによって駆動部
にマイナス負荷がかかることがない。よって、シートの
移動に際し、マイナス負荷がかかる方向に制動をかける
ことによって、安定して静粛な作動を行うことができる
という優れた効果を奏する。
【0059】この発明の請求項2に係わるシートスライ
ド装置によれば、シートを下り方向に後退させるべくリ
ードスクリューが予め定められた方向に回転している
際、回転力制御部によって、リードスクリューの回転に
制動がかけられる。これに反して、シートを上り方向に
前進させるべくリードスクリューが予め定められた方向
に反する方向に回転している際、回転力制御部によっ
て、リードスクリューの回転に制動がかけられない。そ
れ故、リードスクリューは、予め定められた方向に反す
る方向に回転しているときに推力が低下することがな
く、予め定められた方向に回転しているときにマイナス
負荷を受けることがない。よって、シートの移動に際
し、マイナス負荷がかかる方向に制動をかけることによ
って、安定して静粛な作動を行うことができるという優
れた効果を奏する。
ド装置によれば、シートを下り方向に後退させるべくリ
ードスクリューが予め定められた方向に回転している
際、回転力制御部によって、リードスクリューの回転に
制動がかけられる。これに反して、シートを上り方向に
前進させるべくリードスクリューが予め定められた方向
に反する方向に回転している際、回転力制御部によっ
て、リードスクリューの回転に制動がかけられない。そ
れ故、リードスクリューは、予め定められた方向に反す
る方向に回転しているときに推力が低下することがな
く、予め定められた方向に回転しているときにマイナス
負荷を受けることがない。よって、シートの移動に際
し、マイナス負荷がかかる方向に制動をかけることによ
って、安定して静粛な作動を行うことができるという優
れた効果を奏する。
【0060】この発明の請求項3に係わるシートスライ
ド装置によれば、シートを下り方向に後退させるべくリ
ードスクリューが予め定められた方向に回転すると、ね
じりコイルばねがリードスクリューに巻き付くことによ
ってリードスクリューの回転に制動がかかり、これに反
して、シートを上り方向に前進させるべくリードスクリ
ューが予め定められた方向に反する方向に回転すると、
ねじりコイルばねがリードスクリューから離れることに
よってリードスクリューに対する制動を解除する。それ
故、リードスクリューは、予め定められた方向に反する
方向に回転しているあいだ、ねじりコイルばねが巻き付
かないことによって推力が低下することがなく、予め定
められた方向に回転しているあいだ、ねじりコイルばね
が巻き付けられることによって回転力が抑えられて、下
り方向に移動するシートの自重によるマイナス負荷を受
けることがない。よって、シートの移動に際し、マイナ
ス負荷がかかる方向に制動をかけることによって、安定
して静粛な作動を行うことができるという優れた効果を
奏する。
ド装置によれば、シートを下り方向に後退させるべくリ
ードスクリューが予め定められた方向に回転すると、ね
じりコイルばねがリードスクリューに巻き付くことによ
ってリードスクリューの回転に制動がかかり、これに反
して、シートを上り方向に前進させるべくリードスクリ
ューが予め定められた方向に反する方向に回転すると、
ねじりコイルばねがリードスクリューから離れることに
よってリードスクリューに対する制動を解除する。それ
故、リードスクリューは、予め定められた方向に反する
方向に回転しているあいだ、ねじりコイルばねが巻き付
かないことによって推力が低下することがなく、予め定
められた方向に回転しているあいだ、ねじりコイルばね
が巻き付けられることによって回転力が抑えられて、下
り方向に移動するシートの自重によるマイナス負荷を受
けることがない。よって、シートの移動に際し、マイナ
ス負荷がかかる方向に制動をかけることによって、安定
して静粛な作動を行うことができるという優れた効果を
奏する。
【0061】この発明の請求項4に係わるシートスライ
ド装置によれば、アッパレールがシートの下り方向に移
動されると、回転力制御部によって、シートモータのア
ーマチュアまたは駆動部に制動がかけられる。これに反
して、アッパレールがシートの上り方向に移動される
と、回転力制御部によって、シートモータのアーマチュ
アまたは駆動部に対する制動が解除される。それ故、シ
ートが上り方向に移動するときにシートモータのアーマ
チュアや駆動部の推力が低下することがなく、シートが
下り方向に移動するときにシートモータのアーマチュア
や駆動部にマイナス負荷がかかることがない。よって、
シートの移動に際し、マイナス負荷がかかる方向に制動
をかけることによって、安定して静粛な作動を行うこと
ができるという優れた効果を奏する。
ド装置によれば、アッパレールがシートの下り方向に移
動されると、回転力制御部によって、シートモータのア
ーマチュアまたは駆動部に制動がかけられる。これに反
して、アッパレールがシートの上り方向に移動される
と、回転力制御部によって、シートモータのアーマチュ
アまたは駆動部に対する制動が解除される。それ故、シ
ートが上り方向に移動するときにシートモータのアーマ
チュアや駆動部の推力が低下することがなく、シートが
下り方向に移動するときにシートモータのアーマチュア
や駆動部にマイナス負荷がかかることがない。よって、
シートの移動に際し、マイナス負荷がかかる方向に制動
をかけることによって、安定して静粛な作動を行うこと
ができるという優れた効果を奏する。
【図1】この発明に係わるシートスライド装置の一実施
例の部分破断平面図である。
例の部分破断平面図である。
【図2】図1に示したシートスライド装置においてのギ
ヤボックスの縦断正面図である。
ヤボックスの縦断正面図である。
【図3】図1に示したシートスライド装置においてのギ
ヤボックスの側面図である。
ヤボックスの側面図である。
【図4】図1に示したシートスライド装置においての回
転力制御部の外観斜視図である。
転力制御部の外観斜視図である。
1 シートスライド装置 2 シートモータ 2b アーマチュア 3 (ロアレール)右側のロアレール 4 (ロアレール)右側のロアレール 5 (アッパレール)右側のアッパレール 6 (アッパレール)左側のアッパレール 7 (駆動部)(リードスクリュー)第1のリードスク
リュー 8 (駆動部)(リードスクリュー)第2のリードスク
リュー 9 (駆動部)ギヤボックス 10 (駆動部)ギヤボックス 11 (駆動部)(ナット体)第1のナット体 12 (駆動部)(ナット体)第2のナット体 13 (回転力制御部)第1の回転力制御部 14 (回転力制御部)第2の回転力制御部 28 (減速部)(駆動部)第1の減速部 33 (減速部)(駆動部)第2の減速部 40 (ねじりコイルばね)第1のねじりコイルばね 41 (ねじりコイルばね)第2のねじりコイルばね
リュー 8 (駆動部)(リードスクリュー)第2のリードスク
リュー 9 (駆動部)ギヤボックス 10 (駆動部)ギヤボックス 11 (駆動部)(ナット体)第1のナット体 12 (駆動部)(ナット体)第2のナット体 13 (回転力制御部)第1の回転力制御部 14 (回転力制御部)第2の回転力制御部 28 (減速部)(駆動部)第1の減速部 33 (減速部)(駆動部)第2の減速部 40 (ねじりコイルばね)第1のねじりコイルばね 41 (ねじりコイルばね)第2のねじりコイルばね
Claims (4)
- 【請求項1】 車体側に固定されるロアレールと、 上記ロアレールに沿って移動可能に取付けられ、シート
に固定されるアッパレールと、 正方向の電源の接続により正回転するとともに、逆方向
の電源の接続により逆回転するアーマチュアを備え、上
記アッパレールに固定されたシートモータと、 上記シートモータに備えたアーマチュアの回転によっ
て、アッパレールをシートの前進側または後退側に移動
するための回転力を発生する駆動部と、 上記駆動部が発生する回転力の方向によって、上記駆動
部の回転力を制動可能であって、且つ、該駆動部の回転
力の制動を解除可能な回転力制御部を備えていることを
特徴とするシートスライド装置。 - 【請求項2】 アッパレールに固定した駆動部には、シ
ートモータのアーマチュアに結合された減速部と、この
減速部を収容したギヤボックスと、該減速部の出力側に
結合されたリードスクリューと、ロアレールに固定し、
該リードスクリューに噛合されたナット体とが備えら
れ、 上記リードスクリューが予め定められた方向に回転して
いる際に該リードスクリューを制動可能にして、且つ、
該リードスクリューが上記予め定められた方向に反する
方向に回転している際に該リードスクリューへの制動を
解除可能な回転力制御部を備えていることを特徴とする
請求項1に記載のシートスライド装置。 - 【請求項3】 回転力制御部には、リードスクリューの
外側に巻回されているとともに一端部がギヤボックス側
に係止され、該リードスクリューが予め定められた方向
に回転すると該リードスクリューに巻き付くことによっ
てリードスクリューの回転に制動をかけ、且つ、該リー
ドスクリューが予め定められた方向に反する方向に回転
すると該リードスクリューから離れることによってリー
ドスクリューに対する制動を解除するねじりコイルばね
が備えられていることを特徴とする請求項2に記載のシ
ートスライド装置。 - 【請求項4】 回転力制御部は、シートモータに備えた
アーマチュアまたは駆動部に設けられていることを特徴
とする請求項1に記載のシートスライド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24626396A JPH1086707A (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | シートスライド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24626396A JPH1086707A (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | シートスライド装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1086707A true JPH1086707A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=17145927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24626396A Pending JPH1086707A (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | シートスライド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1086707A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009179203A (ja) * | 2008-01-31 | 2009-08-13 | Mitsuba Corp | シート用駆動装置 |
JP2011031788A (ja) * | 2009-08-04 | 2011-02-17 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両用シートスライド装置 |
JP2013063772A (ja) * | 2012-12-10 | 2013-04-11 | Shiroki Corp | 車両用シートのパワースライド装置 |
JP2018075999A (ja) * | 2016-11-10 | 2018-05-17 | アスモ株式会社 | パワーシートモータ、及びパワーシートシステム |
WO2024005205A1 (ja) * | 2022-06-30 | 2024-01-04 | テイ・エス テック株式会社 | スライド装置及びスライド装置の組み立て方法 |
CN118242398A (zh) * | 2024-05-27 | 2024-06-25 | 宁波双林汽车部件股份有限公司 | 一种座椅驱动器 |
-
1996
- 1996-09-18 JP JP24626396A patent/JPH1086707A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009179203A (ja) * | 2008-01-31 | 2009-08-13 | Mitsuba Corp | シート用駆動装置 |
JP2011031788A (ja) * | 2009-08-04 | 2011-02-17 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両用シートスライド装置 |
CN101987584A (zh) * | 2009-08-04 | 2011-03-23 | 爱信精机株式会社 | 用于车辆的座椅滑动设备 |
JP2013063772A (ja) * | 2012-12-10 | 2013-04-11 | Shiroki Corp | 車両用シートのパワースライド装置 |
JP2018075999A (ja) * | 2016-11-10 | 2018-05-17 | アスモ株式会社 | パワーシートモータ、及びパワーシートシステム |
WO2024005205A1 (ja) * | 2022-06-30 | 2024-01-04 | テイ・エス テック株式会社 | スライド装置及びスライド装置の組み立て方法 |
CN118242398A (zh) * | 2024-05-27 | 2024-06-25 | 宁波双林汽车部件股份有限公司 | 一种座椅驱动器 |
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