JPH107644A - オルト−置換されたベンゾイルグアニジン、それらの製造方法、医薬または診断薬としてのそれらの使用およびそれらを含有する医薬 - Google Patents
オルト−置換されたベンゾイルグアニジン、それらの製造方法、医薬または診断薬としてのそれらの使用およびそれらを含有する医薬Info
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- JPH107644A JPH107644A JP9047479A JP4747997A JPH107644A JP H107644 A JPH107644 A JP H107644A JP 9047479 A JP9047479 A JP 9047479A JP 4747997 A JP4747997 A JP 4747997A JP H107644 A JPH107644 A JP H107644A
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Abstract
物と、この化合物を有効成分とする医薬の提供。 【解決手段】 この化合物は次の式 具体的には、例えば2−クロロ−4−ヒドロキシベンゾ
イルグアニジン塩酸塩で示される。このオルト−置換ベ
ンゾイルグアニジンは、心臓保護成分を有する抗不整脈
薬剤として、梗塞を予防および治療するのにおよび狭心
症を治療するのに適している。これらの化合物は、また
虚血的に誘発される損傷の発生に関連する、特に虚血的
に誘発される心不整脈の引き金に関連する病理生理学的
プロセスを予防的な方法で阻害する。
Description
塩に関するものである。
l、Br、I、CN、NO2、1、2、3、4、5、
6、7または8個の炭素原子を有するアルキル、1、
2、3、4、5、6、7または8個の炭素原子を有する
アルコキシ、3、4、5、6、7または8個の炭素原子
を有するシクロアルキル、3、4、5、6、7または8
個の炭素原子を有するシクロアルコキシまたはXa−(C
H2)b−(CF2)c−CF3〔式中、Xは、酸素、Sまたは
NR(5)であり、aは、0または1であり、bは、0、
1または2であり、cは、0、1、2または3であり、
R(5)は、H、1、2、3または4個の炭素原子を有す
るアルキルまたは−CdH2dR(6)であり、dは、0、
1、2、3または4であり、R(6)は、3、4、5、
6、7または8個の炭素原子を有するシクロアルキル、
フェニル、ビフェニリルまたはナフチル(芳香族基フェ
ニル、ビフェニリルまたはナフチルは、置換されていな
いかまたはF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよび
NR(7)R(8)からなる群から選択された1〜3個の置
換分により置換されている)であり、R(7)およびR
(8)は、独立して、Hまたは1、2、3または4個の炭
素原子を有するアルキルである〕であるか;またはR
(1)は、−SR(10)、−OR(10)または−CR(10)R(1
1)R(12)〔式中、R(10)は、シクロアルキル環において
3、4、5、6、7または8個の炭素原子を有する−C
fH2f−シクロアルキルまたはフェニル(フェニルは、置
換されていないかまたはF、Cl、CF3、CH3、メト
キシ、ヒドロキシル、アミノ、メチルアミノおよびジメ
チルアミノからなる群から選択された1〜3個の置換分
により置換されている)であり、そしてfは、0、1ま
たは2)であり、R(11)およびR(12)は、相互に独立し
て、R(10)として定義された通りであるかまたは水素ま
たは1、2、3または4個の炭素原子を有するアルキル
である〕であるか;またはR(1)は、フェニル、ナフチ
ル、ビフェニリルまたは環のC原子またはN原子を経て
結合している1、2、3、4、5、6、7、8または9
個の炭素原子を有するヘテロアリール(これらの基は、
それぞれの場合において置換されていないかまたはF、
Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキシル、アミ
ノ、メチルアミノおよびジメチルアミノからなる群から
選択された1〜3個の置換分により置換されている)で
あるか;または
HR(13)、−NR(13)R(14)、−CHR(13)R(15)、−
C〔R(15)R(16)OH〕、−C≡CR(18)、−C〔R(1
9)〕=CHR(18)、または−C〔R(20)R(21)〕k−
(CO)−〔CR(22)R(23)〕l−R(24)〔式中、k
は、0、1、2、3または4であり、lは、0、1、
2、3または4であり、R(13)およびR(14)は、同一ま
たは異なりて、−(CH2)g−(CHOH)h−(CH2)i−
(CHOH)j−R(17)または−(CH2)g−O−(CH2−
CH2O)h−R(24)であり、R(17)は、水素またはメチ
ルであり、g、hおよびiは、同一または異なりて、
0、1、2、3または4であり、jは、1、2、3また
は4であり、R(15)およびR(16)は、同一または異なり
て、水素、1、2、3、4、5または6個の炭素原子を
有するアルキルであるかまたはこれらが結合している炭
素原子と一緒になって、3、4、5、6、7または8個
の炭素原子を有するシクロアルキルであり、R(18)は、
フェニル(これは置換されていないかまたはF、Cl、
CF3、メチル、メトキシおよびNR(25)R(26)からな
る群から選択された1〜3個の置換分により置換されて
おりそしてR(25)およびR(26)はHまたは1、2、3ま
たは4個の炭素原子を有するアルキルである)である
か、R(18)は、フェニルのように置換されていないかま
たは置換されている1、2、3、4、5、6、7、8ま
たは9個の炭素原子を有するヘテロアリールであるか、
R(18)は、置換されていないかまたは1〜3個のOHに
より置換されている1、2、3、4、5または6個の炭
素原子を有するアルキルであるか、またはR(18)は、
3、4、5、6、7または8個の炭素原子を有するシク
ロアルキルであり、R(19)、R(20)、R(21)、R(22)お
よびR(23)は、同一または異なりて、水素またはメチル
であり、R(24)は、H、1、2、3、4、5または6個
の炭素原子を有するアルキル、3、4、5、6、7また
は8個の炭素原子を有するシクロアルキルまたは−Cm
H2m−R(18)であり、mは、1、2、3または4であ
る〕であり;2個の置換分R(2)およびR(3)の一方は
ヒドロキシルでありそして置換分R(2)およびR(3)の
他方は、それぞれの場合において、R(1)として定義さ
れた通りであり;R(4)は、1、2、3または4個の炭
素原子を有するアルキル、1、2、3または4個の炭素
原子を有するアルコキシ、F、Cl、Br、I、または
−(CH2)n−(CF2)o−CF3(式中、nは0または1
でありそしてoは0または1である)である。
N、NO2、1、2、3、4、5、6、7または8個の
炭素原子を有するアルキル、1、2、3、4、5、6、
7または8個の炭素原子を有するアルコキシ、3、4、
5、6、7または8個の炭素原子を有するシクロアルキ
ル、3、4、5、6、7または8個の炭素原子を有する
シクロアルコキシまたはXa−(CF2)c−CF3(式中、
Xは酸素であり、aは0または1であり、cは、0、
1、2または3である)であるか、またはR(1)が−S
R(10)または−OR(10)〔式中、R(10)はシクロアルキ
ル環において3、4、5、6、7または8個の炭素原子
を有する−CfH2f−シクロアルキルまたはフェニル
(フェニルは置換されていないかまたはF、Cl、CF
3、CH3、メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチルア
ミノおよびジメチルアミノからなる群から選択された1
〜3個の置換分により置換されている)であり、fは0
または1である〕であるか;またはR(1)が、フェニ
ル、ナフチル、ビフェニリルまたは環のC原子またはN
原子を経て結合しているヘテロアリール(これらの基
は、置換されていないかまたはF、Cl、CF3、C
H3、メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチルアミノ
およびジメチルアミノからなる群から選択された1〜3
個の置換分により置換されている)であるか;または
HR(13)、−NR(13)R(14)、−C≡CR(18)または−
C〔R(19)〕=CHR(18)〔式中、R(13)およびR(14)
は、同一または異なりて、−(CH2)g−(CHOH)h−
(CH2)i−(CHOH)j−R(17)または−(CH2)g−O
−(CH2−CH2O)h−R(24)であり、R(17)は、水素
またはメチルであり、g、hおよびiは、同一または異
なりて、0、1または2であり、jは、1または2であ
り、R(18)は、フェニル(これは置換されていないかま
たはF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよびNR(2
5)R(26)からなる群から選択された1〜3個の置換分に
より置換されておりそしてR(25)およびR(26)は、Hま
たは1、2、3または4個の炭素原子を有するアルキル
である)であるか、R(18)は、フェニルのように置換さ
れていないかまたは置換されている1、2、3、4、
5、6、7、8または9個の炭素原子を有するヘテロア
リールであるか、R(18)は、置換されていないかまたは
1〜3個のOHにより置換されている1、2、3、4、
5または6個の炭素原子を有するアルキルであるか、ま
たはR(18)は、3、4、5、6、7または8個の炭素原
子を有するシクロアルキルであり、R(19)は、水素また
はメチルである〕であり;置換分R(2)およびR(3)の
一方がヒドロキシルでありそして置換分R(2)およびR
(3)の他方が、それぞれの場合において、R(1)として
定義された通りであり;R(4)が1または2個の炭素原
子を有するアルキル、メトキシ、F、Cl、Br、CN
または−(CH2)n−(CF2)o−CF3(式中、nは0ま
たは1でありそしてoは0または1である)である式I
の化合物およびその医薬的に許容し得る塩が好ましい。
は4個の炭素原子を有するアルキル、1、2、3または
4個の炭素原子を有するアルコキシ、5または6個の炭
素原子を有するシクロアルキル、5または6個の炭素原
子を有するシクロアルコキシまたはXa−(CF2)c−C
F3(Xは酸素であり、aは0または1であり、cは0
または1である)であるか;またはR(1)が−SR(10)
または−OR(10)〔式中、R(10)は、4、5または6個
の炭素原子を有するシクロアルキルまたはフェニル(フ
ェニルは、置換されていないかまたはF、Cl、C
F3、CH3、メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチル
アミノおよびジメチルアミノからなる群から選択された
1〜3個の置換分により置換されている)である〕であ
るか;またはR(1)がキノリル、イソキノリルまたはピ
リジル〔これらの基は、環のC原子またはN原子を経て
結合しておりそしてこれらの基は、置換されていないか
またはF、Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキシ
ル、アミノ、メチルアミノおよびジメチルアミノからな
る群から選択された1〜3個の置換により置換されてい
る〕であるか;またはR(1)が、フェニル(これは置換
されていないかまたはF、Cl、CF3、CH3、メトキ
シ、ヒドロキシル、アミノ、メチルアミノおよびジメチ
ルアミノからなる群から選択された1〜3個の置換分に
より置換されている)であるか;またはR(1)が−C≡
CR(18)(式中、R(18)は、フェニルまたは5または6
個の炭素原子を有するシクロアルキルである)であり;
2個の置換分R(2)およびR(3)の一方がヒドロキシル
でありそして置換分R(2)およびR(3)の他方がそれぞ
れの場合においてR(1)として定義された通りであり;
R(4)がメチル、メトキシ、F、ClまたはCF3であ
る式Iの化合物およびその医薬的に許容し得る塩が非常
に特に好ましい。R(1)がH、F、Cl、1、2、3ま
たは4個の炭素原子を有するアルキル、1、2、3また
は4個の炭素原子を有するアルコキシ、5または6個の
炭素原子を有するシクロアルキル、5または6個の炭素
原子を有するシクロアルコキシまたはCF3であり;置
換分R(2)およびR(3)の一方がヒドロキシルでありそ
して置換分R(2)およびR(3)の他方がそれぞれの場合
においてR(1)として定義された通りであり;そしてR
(4)がメチル、メトキシ、F、ClまたはCF3である
式Iの化合物およびその医薬的に許容し得る塩が特に好
ましい。2,6−ジクロロベンゾイルグアニジン塩酸
塩、3−クロロ−2,6−ジメトキシベンゾイルグアニ
ジン塩酸塩、4−ヒドロキシ−2,3,5,6−テトラフ
ルオロベンゾイルグアニジン塩酸塩、4−ヒドロキシ−
2,5−トリフルオロメチルベンゾイルグアニジン塩酸
塩および4−ヒドロキシ−2−メチル−5−トリフルオ
ロメチルベンゾイルグアニジン塩酸塩からなる群から選
択された式Iの化合物が、特に好ましい。
個の炭素原子を有するヘテロアリールは、1個または2
個以上のCH基がNによって置換されているおよび(ま
たは)少なくとも2個の隣接CH基がS、NHまたはO
によって置換されている(5−員の芳香族環を形成す
る)フェニルまたはナフチルから誘導された基を意味す
るものと理解されるべきである。さらに、二環式基の縮
合部位の1個または2個の原子はN原子であることがで
きる(インドリジニルのように)。フラニル、チエニ
ル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリ
ル、テトラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、
チアゾリル、イソチアゾリル、ピリジル、ピラジニル、
ピリミジニル、ピリダジニル、インドリル、インダゾリ
ル、キノリル、イソキノリル、フタラジニル、キノキサ
リニル、キナゾリニル、シンノリニル、特に、フラニ
ル、チエニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、
トリアゾリル、チアゾリル、ピリジル、インドリル、キ
ノリルおよびイソキノリルが、特に1、2、3、4、
5、6、7、8または9個の炭素原子を有するヘテロア
リールであるとして考えられる。
2個以上の不斉中心を含有する場合は、これらの中心は
SまたはR配置にあることができる。化合物は、光学異
性体として、ジアステレオマーとして、ラセミ体として
またはこれらの混合物として存在することができる。ア
ルキル基は、直鎖状または分枝鎖状であることができ
る。
Lは、求核的に容易に置換することのできる脱離基であ
る)の化合物をグアニジンと反応させることからなる化
合物Iを製造する方法に関するものである。
基、フェノキシ基、フェニルチオ基、メチルチオ基また
は2−ピリジルチオ基、または窒素複素環、好ましくは
1−イミダゾリルである式IIの活性化酸誘導体は、それ
自体既知の方法で、基礎をなすカルボニルクロライド
(式II、L=Cl)から有利に得られる。このカルボニ
ルクロライドは、それ自体既知の方法で、例えば塩化チ
オニルを使用して、基礎をなすカルボン酸(式II、L=
OH)から得ることができる。
ほかに、式IIの他の活性化酸誘導体は、また、それ自体
既知の方法で、基礎をなす安息香酸誘導体(式II、L=
OH)から製造することもできる。例えば、L=OCH3
である式IIのメチルエステルは、メタノール中のガス状
HClで処理することによって得ることができ、L=1
−イミダゾリルである式IIのイミダゾリドは、カルボニ
ルジイミダゾールで処理することによって得ることがで
き〔Staab, Angew. Chem. Int. Ed. Engl.1,351-367
(1962)〕、混成無水物IIは、不活性溶剤中トリエチルア
ミンの存在下においてCl−COOC2H5または塩化ト
シルを使用して得ることができる。これらに加うるに、
また、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)また
はO−〔(シアノ(エトキシカルボニル)−メチレン)
アミノ〕−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムテト
ラフルオロボレート(“TOTU”)〔Weiss and Kromm
er,Chemiker Zeitung 98, 817 (1974)〕による安息香
酸の活性化がある。式IIの活性化カルボン酸誘導体を製
造する一連の適当な方法は、出所文献を引用してJ. Mar
ch, Advanced Organic Chemistry, Third Edition (Joh
n Wiley & Sons,1985)の350頁に記載されている。
ンとの反応は、それ自体既知の方法で、プロトン性また
は非プロトン性の極性の不活性有機溶剤中で行われる。
この点に関して、安息香酸メチル(式II、L=OMe)
をグアニジンと反応させる場合は、20℃〜溶剤の沸騰
温度の温度におけるメタノール、イソプロパノールまた
はTHFが有利であることが証明された。化合物IIと塩
でないグアニジンとの大部分の反応は、非プロトン性の
不活性溶剤、例えばTHF、ジメトキシメタンまたはジ
オキサン中で有利に実施される。しかしながら、NaO
Hのような塩基を使用する場合は、化合物IIをグアニジ
ンと反応させる場合に、水もまた溶剤として使用するこ
とができる。
化水素酸を除去する目的のために、酸捕捉剤の存在下、
例えば過剰のグアニジンの形態において有利に実施され
る。式IIの基礎となる安息香酸誘導体の若干は、既知で
ありそして文献に記載されている。式IIの未知の化合物
は、文献から知られている方法を使用して製造すること
ができる。得られた安息香酸は、上述した種々な方法の
一つを使用して新規な化合物Iに変換する。
換分の導入は、文献から知られている例えば有機スタン
ナン、有機ボロン酸または有機ボランまたは有機銅また
は有機亜鉛化合物とアリールハライドまたはアリールト
リフレートのパラジウム−媒介クロス−カップリングの
方法を使用して達成される。一般に、ベンゾイルグアニ
ジンIは弱塩基でありそして酸と結合して塩を形成する
ことができる。すべての薬理学的に許容し得る酸との
塩、例えばハライド特に塩酸塩、乳酸塩、硫酸塩、クエ
ン酸塩、酒石酸塩、酢酸塩、燐酸塩、メチルスルホン酸
塩およびp−トルエンスルホン酸塩、が酸付加塩として
使用するのに適している。
である。化合物Iと類似している化合物が、欧州公開明
細書612 723 A1(HOE 93/F 054)か
ら知られている。これらの開示された化合物は、すでに
フェニル核における置換分としてヒドロキシル基を含有
しているが、これらの化合物はオルト位に何れの置換分
も含有していない。新規な化合物は、Na+/H+交換の
阻害において、並外れて高い活性度を示しそして水中の
改善された溶解性を示す点において、既知化合物とは異
なっている。
合物は、望ましくないそして不利な塩利尿性(salidiur
etic properties)を有しておらずそしてそれにもかか
わらず、例えば酸素欠乏症候に関連して起こる疾患の治
療に対して重要であるような非常に良好な抗不整脈性を
有している。化合物の薬理学的性質の結果として、本発
明の化合物は、心臓保護成分を有する抗不整脈薬剤とし
て、梗塞の予防および治療に対しておよび狭心症の治療
に対して顕著に適している。そして一方において、化合
物は、また、虚血的に誘発される損傷の発生に関する、
特に虚血的に誘発される心臓不整脈の引き金に関する病
理生理学的プロセスを予防的な方法で阻止するかまたは
強力に減少する。病理学的低酸素および虚血情況に対す
る化合物の保護作用のために、式Iの新規な化合物は、
細胞のNa+/H+交換機構の阻害の結果として、虚血に
より起きるすべての急性または慢性損傷またはこれによ
って一次的または二次的に誘発される疾患の治療に対す
る薬剤として使用することができる。これは、外科手術
介入に対する、例えば器官移植に関連する薬剤としての
化合物の使用に関係する。この場合、化合物は、除去前
および除去中の供与者の器官を保護するために、および
例えば生理学的溶液による処理または該溶液中の貯蔵の
場合そしてまた患者の体に移行する場合の除去された器
官を保護するために使用することが可能である。化合物
は、同様に、例えば心臓および末梢血管に対する血管形
成外科手術介入を実施する場合に使用される保護作用を
有する価値ある薬剤である。虚血的に誘発される損傷に
対する化合物の保護作用に応じて、化合物は、また、神
経系、特にCNSの虚血症を治療する薬剤として使用す
るのに適している。これに関連して、化合物は、例えば
卒中および脳浮腫を治療するのに適している。これに加
うるに、式Iの新規な化合物は、同様に、ショックの形
態、例えばアレルギー性、心臓性、血液量不足および細
菌性ショックを治療するのに適している。
の増殖、例えば線維芽細胞増殖および血管の平滑筋細胞
の増殖に対して強力な阻害作用を示す。このために、式
Iの化合物は、細胞増殖が一次的または二次的原因を構
成する疾患に使用するための価値ある治療剤として適し
ており、そしてそれ故に、抗アテローム性動脈硬化症剤
としておよび糖尿病後発合併症、癌疾患、線維症疾患、
例えば肺線維症、肝線維症または腎線維症、および器官
の肥大および過形成、特に前立腺の過形成または肥大に
対する剤として使用することができる。
圧症、アテローム性動脈硬化症、糖尿病など)におい
て、容易に測定することができる例えば赤血球、血小板
または白血球においても上昇する細胞のナトリウム/プ
ロトン交互輸送機構(Na+/H+交換体)の有効な阻害
剤である。それ故に、新規な化合物は、例えば特定の形
態の高血圧症そしてまたアテローム性動脈硬化症、糖尿
病、増殖性疾患などを確認および鑑別する診断剤として
使用される簡単な且つ顕著に良好な科学的道具(tool)
として使用するのに適している。これに加うるに、式I
の化合物は、高血圧の発生、例えば本態性高血圧の発生
を予防する予防的治療に適している。
は、経口的、非経口的、静脈内的、直腸的または吸入に
よって投与することができそして好ましい投与方法は、
疾患の特定の臨床像に依存する。これに関連して、化合
物Iは、家畜医薬およびヒト医薬の両方において、単独
でまたは医薬補助物質と一緒に使用することができる。
専門的知識を基にして、当業者は、望ましい医薬処方に
適している補助物質に精通している。例えば、溶剤、ゲ
ル化剤、坐剤基剤、錠剤補助物質および他の活性化合物
賦形剤のほかに、抗酸化剤、分散剤、乳化剤、消泡剤、
矯味剤、防腐剤、可溶化剤、または染料を使用すること
ができる。
を、添加剤、例えばこの目的に適した担体物質、安定剤
または不活性希釈剤と混合しそして慣用方法を使用し
て、錠剤、被覆錠剤、硬質ゼラチンカプセルまたは水
性、アルコール性または油性溶液のような適当な投与形
態にする。例えば、アラビアゴム、水酸化マグネシウ
ム、炭酸マグネシウム、燐酸カリウム、ラクトース、グ
ルコースまたは殿粉、特にとうもろこし殿粉を、不活性
賦形剤として使用することができる。これに関連して、
製造は、乾式顆粒としてまたは湿式顆粒として行うこと
ができる。適当な油状担体物質または溶剤の例は、植物
または動物油、例えばヒマワリ油またはタラ肝油であ
る。
合物を、必要に応じてこの目的に対して適当である物
質、例えば可溶化剤、乳化剤または他の補助物質と一緒
に、溶液、懸濁液またはエマルジョンにする。適当な溶
剤の例は、水、生理食塩水またはアルコール、例えばエ
タノール、プロパノールまたはグリセロール、およびさ
らにまた、糖溶液、例えばグルコースまたはマンニトー
ル溶液、または上述した種々の溶剤からなる混合物であ
る。
ルまたは水または溶剤の混合物中の式Iの活性化合物の
溶液、懸濁液またはエマルジョンは、例えばエーロゾル
またはスプレーの形態で投与される医薬処方として使用
するのに適している。必要である場合は、処方は、ま
た、他の医薬補助物質、例えば界面活性剤、乳化剤およ
び安定剤そしてまた発射ガスを含有することもできる。
このような製剤は、慣用的に、約0.1〜10重量%、
特に約0.3〜3重量%の濃度の活性化合物を含有す
る。
び投与の頻度は、使用される化合物の作用の強度および
作用期間に依存し、そしてまた、これらは、処理される
疾患の性質および重篤度および処理される哺乳動物の性
別、年令、体重および個々の応答に依存する。平均し
て、体重約75kgの患者の場合における式Iの化合物の
一日当たりの投与量は、体重1kg当たり少なくとも0.
001mg/kg、好ましくは0.01mg/kg〜せいぜい1
0mg/kg、好ましくは1mg/kgである。疾患の急性の発
生の場合においては、例えば心筋梗塞にかかった直後に
おいては、例えば一日当たり4回分までの用量のより高
いそして特により多い頻度の投与量が必要である。特
に、例えば集中治療の梗塞患者の場合においては、静脈
内使用の場合において一日当たり200mgまでが必要で
ある。
ール 変形方法A:安息香酸(II、 L=OH)から。 式IIの安息香酸誘導体1.0当量を、無水のTHF(5m
l/ミリモル)に溶解または懸濁しそしてそれから、カ
ルボニルジイミダゾール1.1当量を加える。RTで2
時間撹拌した後に、グアニジン5.0当量を、反応溶液
に導入する。この混合物を一夜撹拌した後に、THFを
減圧下(回転蒸発器)で留去し、水を加え、混合物のpH
を2N HClで6〜7に調節しそして相当するベンゾ
イルグアニジン(式I)を濾去する。この方法で得られ
たベンゾイルグアニジンは、水性、メタノール性または
エーテル性塩酸または他の医薬的に許容し得る酸で処理
することによって、相当する塩に変換することができ
る。
般的プロトコール 変形方法B:安息香酸アルキル(II、 L=O−アルキ
ル)から。 式IIの安息香酸アルキル1.0当量およびグアニジン
(遊離塩基)5.0当量をTHFに溶解または懸濁しそ
して変換が完了するまで(薄層クロマトグラフィーによ
り監視)(典型的反応時間2〜5時間)、加熱沸騰す
る。溶剤を減圧下(回転蒸発器)で留去しそして残留物
を、EAにとりそしてこの溶液をNaHCO3の溶液で
3回洗浄する。それから、それをNa2SO4上で乾燥し
そして溶剤を真空中で留去し、残留物を、適当な溶離
剤、例えば5:1のEA/MeOHを使用してシリカゲ
ル上でクロマトグラフィー処理する。 (塩形成:変形方法A参照)。
塩 無色の結晶。 融点247℃。 変形方法Aによって、2−クロロ−4−ヒドロキシ安息
香酸から製造した。
アニジン塩酸塩 無色の結晶。 融点246〜247℃。
存在下におけるメタノール(過剰)によるエステル化に
よって、2−クロロ−4−ヒドロキシ安息香酸から2−
クロロ−4−ヒドロキシ安息香酸メチルを製造した。水
性処理後、結晶化をエーテル/シクロヘキサンから行っ
た。 無色の結晶。 融点128〜130℃。 (b) RTで1.5時間の半濃厚氷酢酸中酢酸ナトリウ
ム10当量の存在下におけるN−クロロスクシンイミド
1.1当量および沃化カリウム2.1当量の混合物との反
応によって、(a)から2−クロロ−4−ヒドロキシ−
5−ヨード安息香酸メチルを製造した。水性処理および
9:1のシクロヘキサン/酢酸エチルを使用したカラム
クロマトグラフィー処理によって、無色の固体として所
望の生成物を得た。 融点191〜192℃。 そしてまた、融点131〜132℃の無色の固体として
2−クロロ−4−ヒドロキシ−3,5−ジヨード安息香
酸メチルを得た。 (c) 変形方法Bによって、2−クロロ−4−ヒドロキ
シ−5−ヨード安息香酸メチル(2b参照)から、2−
クロロ−4−ヒドロキシ−5−ヨードベンゾイルグアニ
ジン塩酸塩を得た。
イルグアニジン塩酸塩 無色の固体。 融点205〜210℃(分解)。 方法Bによって、2−クロロ−4−ヒドロキシ−3,5
−ジヨード安息香酸メチル(2b参照)から製造した。
ベンゾイルグアニジン塩酸塩 無色の固体。 無定形。(M+H)+:282。
リウムの存在下における臭化ベンジル1.1当量との反
応によって、2−クロロ−4−ヒドロキシ−5−ヨード
安息香酸メチルから2−クロロ−4−ベンジルオキシ−
5−ヨード安息香酸メチルを製造した。水性処理後、再
結晶をイソプロパノールから行った。 無色の結晶。 融点102〜108℃。 (b) 沃化銅(I)の存在下においてN−メチル−2−
ピロリジノン中でトリフルオロ酢酸カリウム2当量と一
緒に160℃で5時間加熱することによって、4(a)か
ら2−クロロ−4−ベンジルオキシ−5−トリフルオロ
メチル安息香酸メチルを製造した。水性処理および9:
1のシクロヘキサン/酢酸エチルを使用したカラムクロ
マトグラフィー処理によって、無色の結晶を得た。 融点126〜127℃。
(b)から2−クロロ−4−ベンジルオキシ−5−トリフ
ルオロメチルベンゾイルグアニジンを製造した。 無色の結晶。 融点180℃。 (d) パラジウム/炭素を使用した水素添加およびその
後の塩酸塩形成によって4(c)から2−クロロ−4−ヒ
ドロキシ−5−トリフルオロメチルベンゾイルグアニジ
ン塩酸塩を製造した。 無色の固体。 無定形。(M+H)+:282℃。
ルグアニジン塩酸塩 無色の結晶。 融点211℃。
時間を使用する以外は同様なトリフルオロメチル化によ
って、4(b)から4−ベンジルオキシ−2,5−トリフ
ルオロメチル安息香酸メチルを製造した。 無色の結晶。 融点116℃。 (b) 一般的プロトコールによって、5(a)から4−ベ
ンジルオキシ−2,5−トリフルオロメチルベンゾイル
グアニジン塩酸塩を製造した。 無色の結晶。 融点221℃。 (c) RTでメタノール中における10%パラジウム/
炭素上の水素添加によって、5(b)から4−ヒドロキシ
−2,5−トリフルオロメチルベンゾイルグアニジン塩
酸塩を製造した。
ベンゾイルグアニジン塩酸塩 無色の固体。
(I)の存在下においてDMF中で80℃で撹拌するこ
とによるメチル亜鉛クロライド(塩化亜鉛(II)/TH
F複合体による金属交換反応によってメチルマグネシウ
ムクロライドから製造)1.2当量とのクロス−カップ
リングによって、2−クロロ−4−ベンジルオキシ−5
−トリフルオロメチル安息香酸メチル(4b)から2−
メチル−4−ベンジルオキシ−5−トリフルオロメチル
安息香酸メチルを製造した。 無色の結晶。 融点105℃。 (b) 一般的プロトコールによって、6(a)から4−ベ
ンジルオキシ−2−メチル−5−トリフルオロメチルベ
ンゾイルグアニジン塩酸塩を製造した。 無色の結晶。 融点255℃。 (c) 5(c)と同様にして、6(b)から4−ヒドロキシ
−2−メチル−5−トリフルオロメチルベンゾイルグア
ニジン塩酸塩を製造した。
/H+交換による赤血球へのNa+流入をフレーム測光法
を使用して測定することを可能にするために、ニュージ
ーランド白色ウサギ(Ivanovas)に6週間2%のコレス
テロールを含有する標準食飼を与えた。血液を、耳動脈
からとり出しそしてヘパリンカリウムの25IUを加え
ることによって非凝血性にした。それぞれの試料の一部
を、遠心分離によるヘマトクリットの二重測定に対して
使用した。それぞれの場合において、100μlのアリ
コートを赤血球中の当初Na+含量を測定するために使
用した。
するために、それぞれの血液試料100μlを、それぞ
れの場合において、高滲透圧塩/スクロース培地(ミリ
モル/リットル:NaCl 140、KCl 3、スクロ
ース150、ウアバイン0.1、トリス(ヒドロキシメ
チル)アミノメタン20)の5ml中でpH7.4および
37℃でインキュベートした。その後、赤血球を氷冷M
gCl2/ウアバイン溶液(ミリモル/リットル:Mg
Cl2 112、ウアバイン0.1)で3回洗浄しそして
蒸留水2.0ml中で溶血した。細胞内のナトリウム含量
をフレーム測光法によって測定した。
値およびインキュベーション後の赤血球のナトリウム含
量の間の差から計算した。アミロリド−阻害ナトリウム
流入は、アミロリド3×10-4モル/リットルを使用し
ておよび使用しないでインキュベーションした後の赤血
球のナトリウム含量の差から得られた。同じ操作を、本
発明の新規な化合物の場合において使用した。
Claims (16)
- 【請求項1】 式I 【化1】 のオルト−置換されたベンゾイルグアニジンおよびその
医薬的に許容し得る塩。 上記式において、 R(1)は、H、F、Cl、Br、I、CN、NO2、
1、2、3、4、5、6、7または8個の炭素原子を有
するアルキル、1、2、3、4、5、6、7または8個
の炭素原子を有するアルコキシ、3、4、5、6、7ま
たは8個の炭素原子を有するシクロアルキル、3、4、
5、6、7または8個の炭素原子を有するシクロアルコ
キシまたはXa−(CH2)b−(CF2)c−CF3〔式中、X
は、酸素、SまたはNR(5)であり、aは、0または1
であり、bは、0、1または2であり、cは、0、1、
2または3であり、R(5)は、H、1、2、3または4
個の炭素原子を有するアルキルまたは−CdH2dR(6)
であり、dは、0、1、2、3または4であり、R(6)
は、3、4、5、6、7または8個の炭素原子を有する
シクロアルキル、フェニル、ビフェニリルまたはナフチ
ル(芳香族基フェニル、ビフェニリルまたはナフチル
は、置換されていないかまたはF、Cl、CF3、メチ
ル、メトキシおよびNR(7)R(8)からなる群から選択
された1〜3個の置換分により置換されている)であ
り、R(7)およびR(8)は、独立して、Hまたは1、
2、3または4個の炭素原子を有するアルキルである〕
であるか;またはR(1)は、−SR(10)、−OR(10)ま
たは−CR(10)R(11)R(12)〔式中、R(10)は、シクロ
アルキル環において3、4、5、6、7または8個の炭
素原子を有する−CfH2f−シクロアルキルまたはフェ
ニル(フェニルは、置換されていないかまたはF、C
l、CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、
メチルアミノおよびジメチルアミノからなる群から選択
された1〜3個の置換分により置換されている)であ
り、そしてfは、0、1または2であり、R(11)および
R(12)は、相互に独立して、R(10)として定義された通
りであるかまたは水素または1、2、3または4個の炭
素原子を有するアルキルである〕であるか;またはR
(1)は、フェニル、ナフチル、ビフェニリルまたは環の
C原子またはN原子を経て結合している1、2、3、
4、5、6、7、8または9個の炭素原子を有するヘテ
ロアリール(これらの基は、それぞれの場合において置
換されていないかまたはF、Cl、CF3、CH3、メト
キシ、ヒドロキシル、アミノ、メチルアミノおよびジメ
チルアミノからなる群から選択された1〜3個の置換分
により置換されている)であるか;またはR(1)は、−
SR(13)、−OR(13)、−NHR(13)、−NR(13)R(1
4)、−CHR(13)R(15)、−C〔R(15)R(16)OH〕、
−C≡CR(18)、−C〔R(19)〕=CHR(18)、または
−C〔R(20)R(21)〕k−(CO)−〔CR(22)R(2
3)〕l−R(24)〔式中、kは、0、1、2、3または4
であり、lは、0、1、2、3または4であり、R(13)
およびR(14)は、同一または異なりて、−(CH2)g−
(CHOH)h−(CH2)i−(CHOH)j−R(17)または−
(CH2)g−O−(CH2−CH2O)h−R(24)であり、R
(17)は、水素またはメチルであり、g、hおよびiは、
同一または異なりて、0、1、2、3または4であり、
jは、1、2、3または4であり、R(15)およびR(16)
は、同一または異なりて、水素、1、2、3、4、5ま
たは6個の炭素原子を有するアルキルであるかまたはこ
れらが結合している炭素原子と一緒になって、3、4、
5、6、7または8個の炭素原子を有するシクロアルキ
ルであり、R(18)は、フェニル(これは置換されていな
いかまたはF、Cl、CF3、メチル、メトキシおよび
NR(25)R(26)からなる群から選択された1〜3個の置
換分により置換されておりそしてR(25)およびR(26)は
Hまたは1、2、3または4個の炭素原子を有するアル
キルである)であるか、R(18)は、フェニルのように置
換されていないかまたは置換されている1、2、3、
4、5、6、7、8または9個の炭素原子を有するヘテ
ロアリールであるか、R(18)は、置換されていないかま
たは1〜3個のOHにより置換されている1、2、3、
4、5または6個の炭素原子を有するアルキルである
か、またはR(18)は、3、4、5、6、7または8個の
炭素原子を有するシクロアルキルであり、R(19)、R(2
0)、R(21)、R(22)およびR(23)は、同一または異なり
て、水素またはメチルであり、R(24)は、H、1、2、
3、4、5または6個の炭素原子を有するアルキル、
3、4、5、6、7または8個の炭素原子を有するシク
ロアルキルまたは−CmH2m−R(18)であり、mは、
1、2、3または4である〕であり;2個の置換分R
(2)およびR(3)の一方はヒドロキシルでありそして置
換分R(2)およびR(3)の他方はそれぞれの場合におい
てR(1)として定義した通りであり;R(4)は、1、
2、3または4個の炭素原子を有するアルキル、1、
2、3または4個の炭素原子を有するアルコキシ、F、
Cl、Br、Iまたは−(CH2)n−(CF2)o−CF
3(式中、nは0または1でありそしてoは0または1
である)である。 - 【請求項2】 R(1)が、H、F、Cl、Br、I、C
N、NO2、1、2、3、4、5、6、7または8個の
炭素原子を有するアルキル、1、2、3、4、5、6、
7または8個の炭素原子を有するアルコキシ、3、4、
5、6、7または8個の炭素原子を有するシクロアルキ
ル、3、4、5、6、7または8個の炭素原子を有する
シクロアルコキシまたはXa−(CF2)c−CF3(式中、
Xは酸素であり、aは0または1であり、cは、0、
1、2または3である)であるか、またはR(1)が−S
R(10)または−OR(10)〔式中、R(10)はシクロアルキ
ル環において3、4、5、6、7または8個の炭素原子
を有する−CfH2f−シクロアルキルまたはフェニル
(フェニルは置換されていないかまたはF、Cl、CF
3、CH3、メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチルア
ミノおよびジメチルアミノからなる群から選択された1
〜3個の置換分により置換されている)であり、fは0
または1である〕であるか;またはR(1)が、フェニ
ル、ナフチル、ビフェニリルまたは環のC原子またはN
原子を経て結合しているヘテロアリール(これらの基
は、置換されていないかまたはF、Cl、CF3、C
H3、メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチルアミノ
およびジメチルアミノからなる群から選択された1〜3
個の置換分により置換されている)であるか;またはR
(1)が、−SR(13)、−OR(13)、−NHR(13)、−N
R(13)R(14)、−C≡CR(18)または−C〔R(19)〕=
CHR(18)〔式中、R(13)およびR(14)は、同一または
異なりて、−(CH2)g−(CHOH)h−(CH2)i−(CH
OH)j−R(17)または−(CH2)g−O−(CH2−CH2
O)h−R(24)であり、R(17)は、水素またはメチルであ
り、g、hおよびiは、同一または異なりて、0、1ま
たは2であり、jは、1または2であり、R(18)は、フ
ェニル(これは置換されていないかまたはF、Cl、C
F3、メチル、メトキシおよびNR(25)R(26)からなる
群から選択された1〜3個の置換分により置換されてお
りそしてR(25)およびR(26)は、Hまたは1、2、3ま
たは4個の炭素原子を有するアルキルである)である
か、R(18)は、フェニルのように置換されていないかま
たは置換されている1、2、3、4、5、6、7、8ま
たは9個の炭素原子を有するヘテロアリールであるか、
R(18)は、置換されていないかまたは1〜3個のOHに
より置換されている1、2、3、4、5または6個の炭
素原子を有するアルキルであるか、またはR(18)は、
3、4、5、6、7または8個の炭素原子を有するシク
ロアルキルであり、R(19)は、水素またはメチルであ
る〕であり;置換分R(2)およびR(3)の一方がヒドロ
キシルでありそして置換分R(2)およびR(3)の他方が
それぞれの場合において、R(1)として定義された通り
であり;R(4)が1または2個の炭素原子を有するアル
キル、メトキシ、F、Cl、Br、CNまたは−(C
H2)n−(CF2)o−CF3(式中、nは0または1であり
そしてoは0または1である)である請求項1記載の式
Iの化合物。 - 【請求項3】 R(1)が、H、F、Cl、1、2、3ま
たは4個の炭素原子を有するアルキル、1、2、3また
は4個の炭素原子を有するアルコキシ、5または6個の
炭素原子を有するシクロアルキル、5または6個の炭素
原子を有するシクロアルコキシまたはXa−(CF2)c−
CF3(Xは酸素であり、aは0または1であり、cは
0または1である)であるか;またはR(1)が−SR(1
0)または−OR(10)〔式中、R(10)は、4、5または6
個の炭素原子を有するシクロアルキルまたはフェニル
(フェニルは、置換されていないかまたはF、Cl、C
F3、CH3、メトキシ、ヒドロキシル、アミノ、メチル
アミノおよびジメチルアミノからなる群から選択された
1〜3個の置換分により置換されている)である〕であ
るか;またはR(1)がキノリル、イソキノリルまたはピ
リジル〔これらの基は、環のC原子またはN原子を経て
結合しておりそしてこれらの基は、置換されていないか
またはF、Cl、CF3、CH3、メトキシ、ヒドロキシ
ル、アミノ、メチルアミノおよびジメチルアミノからな
る群から選択された1〜3個の置換により置換されてい
る〕であるか;またはR(1)が、フェニル(これは置換
されていないかまたはF、Cl、CF3、CH3、メトキ
シ、ヒドロキシル、アミノ、メチルアミノおよびジメチ
ルアミノからなる群から選択された1〜3個の置換分に
より置換されている)であるか;またはR(1)が−C≡
CR(18)(式中、R(18)は、フェニルまたは5または6
個の炭素原子を有するシクロアルキルである)であり;
2個の置換分R(2)およびR(3)の一方がヒドロキシル
でありそして置換分R(2)およびR(3)の他方がそれぞ
れの場合において、R(1)として定義された通りであ
り;R(4)がメチル、メトキシ、F、ClまたはCF3
である請求項1または2記載の式Iの化合物。 - 【請求項4】 R(1)がH、F、Cl、1、2、3また
は4個の炭素原子を有するアルキル、1、2、3または
4個の炭素原子を有するアルコキシ、5または6個の炭
素原子を有するシクロアルキル、5または6個の炭素原
子を有するシクロアルコキシまたはCF3であり;置換
分R(2)およびR(3)の一方がヒドロキシルでありそし
て置換分R(2)およびR(3)の他方が、それぞれの場合
においてR(1)として定義された通りであり;そしてR
(4)がメチル、メトキシ、F、ClまたはCF3である
請求項1〜3の1項または2項以上に記載の式Iの化合
物。 - 【請求項5】 2,6−ジクロロベンゾイルグアニジン
塩酸塩、3−クロロ−2,6−ジメトキシベンゾイルグ
アニジン塩酸塩、4−ヒドロキシ−2,3,5,6−テト
ラフルオロベンゾイルグアニジン塩酸塩、4−ヒドロキ
シ−2,5−トリフルオロメチルベンゾイルグアニジン
塩酸塩および4−ヒドロキシ−2−メチル−5−トリフ
ルオロメチルベンゾイルグアニジン塩酸塩からなる群か
ら選択された請求項1記載の式Iの化合物。 - 【請求項6】 虚血状態によって起こる疾患の治療また
は予防のための医薬を製造するための請求項1記載の化
合物Iの使用。 - 【請求項7】 心筋梗塞の治療または予防のための医薬
を製造するための請求項1記載の化合物Iの使用。 - 【請求項8】 狭心症の治療または予防のための医薬を
製造するための請求項1記載の化合物Iの使用。 - 【請求項9】 心臓の虚血状態の治療または予防のため
の医薬を製造するための請求項1記載の化合物Iの使
用。 - 【請求項10】 末梢および中枢神経系の虚血状態およ
び卒中の治療または予防のための医薬を製造するための
請求項1記載の化合物Iの使用。 - 【請求項11】 末梢器官および四肢の虚血状態の治療
または予防のための医薬を製造するための請求項1記載
の化合物Iの使用。 - 【請求項12】 ショック状態の治療のための医薬を製
造するための請求項1記載の化合物Iの使用。 - 【請求項13】 外科手術および器官移植に使用する医
薬を製造するための請求項1記載の化合物Iの使用。 - 【請求項14】 外科操作のための移植片の防腐および
貯蔵のための医薬を製造するための請求項1記載の化合
物Iの使用。 - 【請求項15】 細胞増殖が一次的または二次的原因で
ある疾患の治療用の医薬を製造するための請求項1記載
の化合物Iの使用、そして結果として、抗アテローム性
動脈硬化症剤または糖尿病後発合併症、癌疾患、線維症
疾患、例えば肺線維症、肝線維症または腎線維症、また
は前立腺過形成に対する剤を製造するためのこれらの化
合物の使用。 - 【請求項16】 請求項1〜5に記載の式Iの化合物の
有効含量を含有する医薬。
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