JPH1076144A - 中空管状膜による膜分離装置 - Google Patents
中空管状膜による膜分離装置Info
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- JPH1076144A JPH1076144A JP23480796A JP23480796A JPH1076144A JP H1076144 A JPH1076144 A JP H1076144A JP 23480796 A JP23480796 A JP 23480796A JP 23480796 A JP23480796 A JP 23480796A JP H1076144 A JPH1076144 A JP H1076144A
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Landscapes
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 モジュールの内部全体に中空管状膜の束を充
填しながらエアリフト循環流を生じさせ、効率的で、膜
充填面積の大きなエアリフト循環型の中空管状膜による
膜分離装置を得る。 【解決手段】 下半部に小径の下方筒部11、上半部に
大径の気液分離筒部12を同心状に有し、前記下方筒部
の上方に位置して前記気液分離筒部内に設けられた環状
集水座13を備えたモジュール外筒10と、上記環状集
水座に嵌めて固定されるポッティング部21、該ポッテ
ィング部に上端を固定されて前記下方筒部の内部下方ま
で垂下し、下方筒部の内部を二つの流路a,bに仕切る
劃壁22、及び上記ポッティング部に上端を固定され、
中空な上端がポッティング部の上面に開口し、前記隔壁
により仕切られた二つの各流路の内部に垂下する多数本
の外圧型中空管状膜23を有する膜エレメント20とか
らなる。
填しながらエアリフト循環流を生じさせ、効率的で、膜
充填面積の大きなエアリフト循環型の中空管状膜による
膜分離装置を得る。 【解決手段】 下半部に小径の下方筒部11、上半部に
大径の気液分離筒部12を同心状に有し、前記下方筒部
の上方に位置して前記気液分離筒部内に設けられた環状
集水座13を備えたモジュール外筒10と、上記環状集
水座に嵌めて固定されるポッティング部21、該ポッテ
ィング部に上端を固定されて前記下方筒部の内部下方ま
で垂下し、下方筒部の内部を二つの流路a,bに仕切る
劃壁22、及び上記ポッティング部に上端を固定され、
中空な上端がポッティング部の上面に開口し、前記隔壁
により仕切られた二つの各流路の内部に垂下する多数本
の外圧型中空管状膜23を有する膜エレメント20とか
らなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、中空糸膜や、チ
ューブラー型管状膜など中空部を有する外圧型の多数本
の中空管状膜を有する膜エレメントを使用し、各膜の中
空部に吸引ポンプの吸引力を作用させ、その吸引力で膜
を透過して中空部に流入した透過水を採水する中空管状
膜による膜分離装置に関する。
ューブラー型管状膜など中空部を有する外圧型の多数本
の中空管状膜を有する膜エレメントを使用し、各膜の中
空部に吸引ポンプの吸引力を作用させ、その吸引力で膜
を透過して中空部に流入した透過水を採水する中空管状
膜による膜分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本特許出願の発明者は、特願平7−22
2806号にて、縦型の円筒ケースの底部の少し上をポ
ッティング部で塞いでポッティング部の上を分離室とす
ると共に、このポッティング部に中空管状膜の下端を取
付けて膜の中空部の下端をポッティング部の下面に開口
させ、ポッティング部から下に離して円筒ケースの下端
を底板で閉じ、ポッティング部と底板との間に中空管状
膜を透過して中空部に流入した透過水の集水室を形成し
た膜エレメントを使用し、前記円筒ケースの、中空管状
膜を収容したポッティング部上の分離室に気泡を混合し
た原水を加圧して供給し、中空管状膜を透過して集水室
に流下した透過水を吸引ポンプで吸引して採水する中空
管状膜による膜分離装置を提案した。
2806号にて、縦型の円筒ケースの底部の少し上をポ
ッティング部で塞いでポッティング部の上を分離室とす
ると共に、このポッティング部に中空管状膜の下端を取
付けて膜の中空部の下端をポッティング部の下面に開口
させ、ポッティング部から下に離して円筒ケースの下端
を底板で閉じ、ポッティング部と底板との間に中空管状
膜を透過して中空部に流入した透過水の集水室を形成し
た膜エレメントを使用し、前記円筒ケースの、中空管状
膜を収容したポッティング部上の分離室に気泡を混合し
た原水を加圧して供給し、中空管状膜を透過して集水室
に流下した透過水を吸引ポンプで吸引して採水する中空
管状膜による膜分離装置を提案した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記膜分離装置は、透
過水の採水の点で所定の効果を達成するが、膜エレメン
トの円筒形のケースの中を気泡によるエアリフト作用で
上向流する濃縮水を円筒ケースの上端から溢流させて下
降流とし、再び分離室内に下から供給して循環させるた
め、円筒ケースを有する膜エレメントを、該円筒ケース
よりも上下方向に長く、且つ円筒ケースとの間に濃縮水
が下向する空間を保つため内径が大きいモジュール外筒
を使用し、そのモジュール外筒内に膜エレメントを同心
状に固定する必要があり、設置スペースが増大すると
か、中空管状膜は膜エレメントの円筒ケース内に設ける
ためモジュール体積当りの膜充填面積が小さいとかの問
題点を有する。
過水の採水の点で所定の効果を達成するが、膜エレメン
トの円筒形のケースの中を気泡によるエアリフト作用で
上向流する濃縮水を円筒ケースの上端から溢流させて下
降流とし、再び分離室内に下から供給して循環させるた
め、円筒ケースを有する膜エレメントを、該円筒ケース
よりも上下方向に長く、且つ円筒ケースとの間に濃縮水
が下向する空間を保つため内径が大きいモジュール外筒
を使用し、そのモジュール外筒内に膜エレメントを同心
状に固定する必要があり、設置スペースが増大すると
か、中空管状膜は膜エレメントの円筒ケース内に設ける
ためモジュール体積当りの膜充填面積が小さいとかの問
題点を有する。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、膜エレ
メントの円筒ケースを廃し、モジュール外筒中に膜エレ
メントを構成する多数本の中空管状膜を収容することに
より上述した先行提案の問題点を解消したのである。
メントの円筒ケースを廃し、モジュール外筒中に膜エレ
メントを構成する多数本の中空管状膜を収容することに
より上述した先行提案の問題点を解消したのである。
【0005】
【発明の実施の形態】このため本発明の中空管状膜によ
る膜分離装置は、下半部に小径の下方筒部、上半部に大
径の気液分離筒部を同心状に有し、前記下方筒部の上方
に位置して前記気液分離筒部内に設けられた環状集水座
を備えたモジュール外筒と、上記環状集水座に嵌めて固
定されるポッティング部、該ポッティング部に上端を固
定されて前記下方筒部の内部下方まで垂下し、下方筒部
の内部を二つの流路に仕切る劃壁、及び上記ポッティン
グ部に上端を固定され、中空な上端がポッティング部の
上面に開口し、前記隔壁により仕切られた二つの各流路
の内部に垂下する多数本の外圧型中空管状膜を有する膜
エレメントとからなり、前記下方筒部の底部には原水の
供給口と、膜エレメントの隔壁で仕切られた二つの流路
に交互に圧縮空気を供給する二つの送気口とを設け、気
液分離筒部内の環状集水座には中空管状膜の中空部に透
過した透過水を吸引ポンプで採水する採水管を接続する
と共に、気液分離筒部には中空管状膜を透過しなかった
濃縮水の取出口を設けたことを特徴とする。この場合、
前記採水管は洗浄水の供給管、原水の供給口は洗浄排水
の排水口を兼ねることが好ましい。
る膜分離装置は、下半部に小径の下方筒部、上半部に大
径の気液分離筒部を同心状に有し、前記下方筒部の上方
に位置して前記気液分離筒部内に設けられた環状集水座
を備えたモジュール外筒と、上記環状集水座に嵌めて固
定されるポッティング部、該ポッティング部に上端を固
定されて前記下方筒部の内部下方まで垂下し、下方筒部
の内部を二つの流路に仕切る劃壁、及び上記ポッティン
グ部に上端を固定され、中空な上端がポッティング部の
上面に開口し、前記隔壁により仕切られた二つの各流路
の内部に垂下する多数本の外圧型中空管状膜を有する膜
エレメントとからなり、前記下方筒部の底部には原水の
供給口と、膜エレメントの隔壁で仕切られた二つの流路
に交互に圧縮空気を供給する二つの送気口とを設け、気
液分離筒部内の環状集水座には中空管状膜の中空部に透
過した透過水を吸引ポンプで採水する採水管を接続する
と共に、気液分離筒部には中空管状膜を透過しなかった
濃縮水の取出口を設けたことを特徴とする。この場合、
前記採水管は洗浄水の供給管、原水の供給口は洗浄排水
の排水口を兼ねることが好ましい。
【0006】
【実施例】図1〜3に示すとおり、10はプラスチック
で成形したモジュール外筒で、下半部に小径の下方筒部
11、上半部に大径の気液分離筒部12を同心状に有
し、気液分離筒部12は下端の下向きテーパ部12´で
下方筒部11に接続している。そして、気液分離筒部
は、その内部下方に、例えば前記下方筒部11と同径
で、該下方筒部の上方に位置する環状集水座13を備え
ている。
で成形したモジュール外筒で、下半部に小径の下方筒部
11、上半部に大径の気液分離筒部12を同心状に有
し、気液分離筒部12は下端の下向きテーパ部12´で
下方筒部11に接続している。そして、気液分離筒部
は、その内部下方に、例えば前記下方筒部11と同径
で、該下方筒部の上方に位置する環状集水座13を備え
ている。
【0007】20は膜エレメントで、上記環状集水座1
3の内周にOリングを介し嵌めて固定されるポッティン
グ部21と、該ポッティング部に上端を直径方向に固定
されて前記下方筒部の内部下方まで垂下し、下方筒部の
内部を2つの流路aとbに仕切る劃壁22と、上記ポッ
ティング部に上端を固定されて中空な上端がポッティン
グ部の上面に開口し、前記隔壁により仕切られた2つの
流路aとbの内部に垂下する多数本の中空管状膜23を
有する。各中空管状膜23は、図示の実施例では隔壁2
2の下方で上向きに折返し、折返した一半部は隔壁によ
り仕切られた一方の流路a内を上昇し、他半部は他方の
流路b内を上昇し、その各上端部をポッティング部に固
定されたU字形になっているが、ポッティング部に上端
を固定されてその一本宛が流路aと流路b内を垂下し、
その中空部の下端が閉じられたものであってもよい。
3の内周にOリングを介し嵌めて固定されるポッティン
グ部21と、該ポッティング部に上端を直径方向に固定
されて前記下方筒部の内部下方まで垂下し、下方筒部の
内部を2つの流路aとbに仕切る劃壁22と、上記ポッ
ティング部に上端を固定されて中空な上端がポッティン
グ部の上面に開口し、前記隔壁により仕切られた2つの
流路aとbの内部に垂下する多数本の中空管状膜23を
有する。各中空管状膜23は、図示の実施例では隔壁2
2の下方で上向きに折返し、折返した一半部は隔壁によ
り仕切られた一方の流路a内を上昇し、他半部は他方の
流路b内を上昇し、その各上端部をポッティング部に固
定されたU字形になっているが、ポッティング部に上端
を固定されてその一本宛が流路aと流路b内を垂下し、
その中空部の下端が閉じられたものであってもよい。
【0008】図4に示すとおり、劃壁22の両側部と、
下方筒部11の内面の、上記劃壁の両側部が摺接する直
径方向の相対向した部分の一方には上下方向の凹溝、他
方には上下方向の突条からなるスライド係合装置19を
設け、劃壁22を下方筒部の内部に上下方向にスライド
可能に支持する。劃壁22の上部は図2に示したように
大径の気液分離筒部12の下方内部に位置するので、劃
壁により仕切られた下方筒部内の2つの流路a,bは、
劃壁の両側上端部と気液分離筒部の下方の内周との間に
形成される2つの空間c,dで連なる。
下方筒部11の内面の、上記劃壁の両側部が摺接する直
径方向の相対向した部分の一方には上下方向の凹溝、他
方には上下方向の突条からなるスライド係合装置19を
設け、劃壁22を下方筒部の内部に上下方向にスライド
可能に支持する。劃壁22の上部は図2に示したように
大径の気液分離筒部12の下方内部に位置するので、劃
壁により仕切られた下方筒部内の2つの流路a,bは、
劃壁の両側上端部と気液分離筒部の下方の内周との間に
形成される2つの空間c,dで連なる。
【0009】モジュール外筒の下方筒部の底部には原水
の供給口14と、流路aに下から空気を供給する給気口
15a、流路bに下から空気を供給する給気口15bと
が設けてある。又、気液分離筒部12の開放した上端部
の近くには濃縮水の取出口16が設けてある。
の供給口14と、流路aに下から空気を供給する給気口
15a、流路bに下から空気を供給する給気口15bと
が設けてある。又、気液分離筒部12の開放した上端部
の近くには濃縮水の取出口16が設けてある。
【0010】図1〜4の実施例では、環状集水座13を
気液分離筒部12内に同心状に支持するために、環状集
水座13を下に取付けた支持体17を気液分離筒部内に
直径方向に設け、膜エレメントのポッティング部を内周
に嵌めた環状集水座の内周上部を上向きのテーパ付き集
水室13´とし、該集水室13´の頂部に下端が連通
し、支持体17中を半径方向に貫通して上記濃縮水の取
出口16の下方で気液分離筒の側面に開口する逆L形の
採水管18を設ける。
気液分離筒部12内に同心状に支持するために、環状集
水座13を下に取付けた支持体17を気液分離筒部内に
直径方向に設け、膜エレメントのポッティング部を内周
に嵌めた環状集水座の内周上部を上向きのテーパ付き集
水室13´とし、該集水室13´の頂部に下端が連通
し、支持体17中を半径方向に貫通して上記濃縮水の取
出口16の下方で気液分離筒の側面に開口する逆L形の
採水管18を設ける。
【0011】透過水を採水する採水運転を行うには、採
水管18に接続した吸引管31の吸引ポンプP2 を運転
し、全部の中空管状膜23の中空部に吸引力を作用させ
ると共に、原水の供給口14に接続した給水管32の給
水ポンプP1 を運転し、下方筒部11内に下から原水を
供給し、同時にブロワー、エアコンプレッサーなど圧縮
空気源33を運転し、給気口15aと15bとに接続し
た分岐給気管34a,34bの弁V1 ,V2 のどちら
か、例えば34aのV1 を開にし、給気管34aから給
気口15aを経て劃壁22で仕切られた一方の流路a内
に下から空気を供給する。
水管18に接続した吸引管31の吸引ポンプP2 を運転
し、全部の中空管状膜23の中空部に吸引力を作用させ
ると共に、原水の供給口14に接続した給水管32の給
水ポンプP1 を運転し、下方筒部11内に下から原水を
供給し、同時にブロワー、エアコンプレッサーなど圧縮
空気源33を運転し、給気口15aと15bとに接続し
た分岐給気管34a,34bの弁V1 ,V2 のどちら
か、例えば34aのV1 を開にし、給気管34aから給
気口15aを経て劃壁22で仕切られた一方の流路a内
に下から空気を供給する。
【0012】これにより原水の供給口14から供給され
て流路a内に入っている水は、流路内に下から供給され
る空気の気泡によるエアリフト作用で流路a中を上向流
し、流路の上端に達すると、劃壁の両側上端部と、気液
分離筒部12の下方の内周との間に形成される2つの空
間c,dを通じ他方の流路bの上端部に流入して流路b
中を下向流した後、劃壁の下を潜って流路aの下端に流
入し、かくして下方筒部内に劃壁で形成された流路aと
bの間に循環流が生じ、流路a内を上昇した気泡は気液
分離筒12の液面に浮上する。こうして流路aとbの間
を循環流する原水のうち、一部は中空管状膜の中空部に
作用する吸引力で膜を外から内に透過し、透過水として
中空部に流入して中空部中を上昇し、環状集水座のテー
パ付き集水室13´で合流して採水管18,吸引管3
1、吸引ポンプP2 を経て採水される。一方、流路a中
を気液分離筒の液面に向かって浮上する気泡は、流路a
内に垂下する中空管状膜23の束の隙間を上昇し、膜の
外面に剪断力を作用させ、膜の外面に付着するゲル層を
剥離する。下向流する流路b中の中空管状膜の外面には
ゲル層が付着する。
て流路a内に入っている水は、流路内に下から供給され
る空気の気泡によるエアリフト作用で流路a中を上向流
し、流路の上端に達すると、劃壁の両側上端部と、気液
分離筒部12の下方の内周との間に形成される2つの空
間c,dを通じ他方の流路bの上端部に流入して流路b
中を下向流した後、劃壁の下を潜って流路aの下端に流
入し、かくして下方筒部内に劃壁で形成された流路aと
bの間に循環流が生じ、流路a内を上昇した気泡は気液
分離筒12の液面に浮上する。こうして流路aとbの間
を循環流する原水のうち、一部は中空管状膜の中空部に
作用する吸引力で膜を外から内に透過し、透過水として
中空部に流入して中空部中を上昇し、環状集水座のテー
パ付き集水室13´で合流して採水管18,吸引管3
1、吸引ポンプP2 を経て採水される。一方、流路a中
を気液分離筒の液面に向かって浮上する気泡は、流路a
内に垂下する中空管状膜23の束の隙間を上昇し、膜の
外面に剪断力を作用させ、膜の外面に付着するゲル層を
剥離する。下向流する流路b中の中空管状膜の外面には
ゲル層が付着する。
【0013】圧縮空気源からの空気の供給を給気口15
aに所定時間(例えば30分)行ったら、分岐給気管3
4a,34bの弁V1 ,V2 の開閉を切換え、弁V2 を
開にして給気口15bに空気を供給する。
aに所定時間(例えば30分)行ったら、分岐給気管3
4a,34bの弁V1 ,V2 の開閉を切換え、弁V2 を
開にして給気口15bに空気を供給する。
【0014】これにより原水の供給口14から供給され
て流路b内に入っている水は、流路内に下から供給され
る空気の気泡によるエアリフト作用で流路b中を上向流
し、流路の上端に達すると、劃壁の両側上端部と、気液
分離筒部12の下方の内周との間に形成される2つの空
間c,dを通じ他方の流路aの上端部に流入して流路a
中を下向流した後、劃壁の下を潜って流路bの下端に流
入し、かくして下方筒部内に劃壁で形成された流路bと
aの間に循環流が生じ、流路b内を上昇した気泡は気液
分離筒12の液面に浮上する。こうして流路bとaの間
を循環流する原水のうち、一部は中空管状膜の中空部に
作用する吸引力で膜を外から内に透過し、透過水として
中空部に流入して中空部中を上昇し、環状集水座のテー
パ付き集水室13´で合流して採水管18,吸引管3
1、吸引ポンプP2 を経て採水される。一方、流路b中
を気液分離筒の液面に向かって浮上する気泡は、流路b
内に垂下する中空管状膜23の束の隙間を上昇し、膜の
外面に剪断力を作用させ、膜の外面に付着するゲル層を
剥離する。尚、原水が下向流する流路a中の中空管状膜
の外面にはゲル層が付着する。
て流路b内に入っている水は、流路内に下から供給され
る空気の気泡によるエアリフト作用で流路b中を上向流
し、流路の上端に達すると、劃壁の両側上端部と、気液
分離筒部12の下方の内周との間に形成される2つの空
間c,dを通じ他方の流路aの上端部に流入して流路a
中を下向流した後、劃壁の下を潜って流路bの下端に流
入し、かくして下方筒部内に劃壁で形成された流路bと
aの間に循環流が生じ、流路b内を上昇した気泡は気液
分離筒12の液面に浮上する。こうして流路bとaの間
を循環流する原水のうち、一部は中空管状膜の中空部に
作用する吸引力で膜を外から内に透過し、透過水として
中空部に流入して中空部中を上昇し、環状集水座のテー
パ付き集水室13´で合流して採水管18,吸引管3
1、吸引ポンプP2 を経て採水される。一方、流路b中
を気液分離筒の液面に向かって浮上する気泡は、流路b
内に垂下する中空管状膜23の束の隙間を上昇し、膜の
外面に剪断力を作用させ、膜の外面に付着するゲル層を
剥離する。尚、原水が下向流する流路a中の中空管状膜
の外面にはゲル層が付着する。
【0015】こうして、圧縮空気源からの空気の供給
を、30分毎に流路aとbに切換え、原水が下向流する
流路中の中空管状膜の外面に付着したゲル層を交互に剥
離しながら採水運転を行っても、ゲル層の完全剥離は不
可能なため、両流路中の中空管状膜の外面には剥離でき
なかったゲル層が少量ながら付着して残り、それの蓄積
により損失水頭は次第に上昇する。損失水頭が所定値以
上に高まったら給水ポンプP1 による原水の供給と、吸
引ポンプP2 の運転、圧縮空気源による給気を停め、採
水管18にポンプP3 、洗浄水供給管35で洗浄水を加
圧して供給して洗浄を行う。この洗浄水は、採水運転時
に採水した透過水を使用する。これにより洗浄水は、集
水室13´から中空管状膜23の1本宛の中空部に加圧
注入され、膜を内から外に透過する際に膜の外面に付着
したゲル層を剥離する。そして、剥離したゲル層を含む
洗浄廃水は、原水の供給口14に接続した排水管36か
ら排水する。排水管36から排出される液中にゲル層が
認められなかったらポンプP3 の運転を停めて洗浄工程
を終り、前述の透過水の採水運転を再開する。
を、30分毎に流路aとbに切換え、原水が下向流する
流路中の中空管状膜の外面に付着したゲル層を交互に剥
離しながら採水運転を行っても、ゲル層の完全剥離は不
可能なため、両流路中の中空管状膜の外面には剥離でき
なかったゲル層が少量ながら付着して残り、それの蓄積
により損失水頭は次第に上昇する。損失水頭が所定値以
上に高まったら給水ポンプP1 による原水の供給と、吸
引ポンプP2 の運転、圧縮空気源による給気を停め、採
水管18にポンプP3 、洗浄水供給管35で洗浄水を加
圧して供給して洗浄を行う。この洗浄水は、採水運転時
に採水した透過水を使用する。これにより洗浄水は、集
水室13´から中空管状膜23の1本宛の中空部に加圧
注入され、膜を内から外に透過する際に膜の外面に付着
したゲル層を剥離する。そして、剥離したゲル層を含む
洗浄廃水は、原水の供給口14に接続した排水管36か
ら排水する。排水管36から排出される液中にゲル層が
認められなかったらポンプP3 の運転を停めて洗浄工程
を終り、前述の透過水の採水運転を再開する。
【0016】この場合、図1に示したように、採水管1
8には開閉弁V3 を有する吸引管31と、開閉弁V4 を
有する洗浄水供給管35を分岐して接続し、又、原水の
供給口14には開閉弁V5 を有する原水の給気管32
と、開閉弁V6 を有する洗浄排水の排水管36を分岐し
て接続しておけば、透過水の採水運転時は開閉弁V4 ,
V6 を閉にし、洗浄工程の際は開閉弁V3 ,V5 を閉に
すればよく、吸引管31と洗浄水供給管35を個々に採
水管18に接続したり、原水の給水管32と、洗浄水の
排水管36を個々に原水口14に接続する手数が省け
る。
8には開閉弁V3 を有する吸引管31と、開閉弁V4 を
有する洗浄水供給管35を分岐して接続し、又、原水の
供給口14には開閉弁V5 を有する原水の給気管32
と、開閉弁V6 を有する洗浄排水の排水管36を分岐し
て接続しておけば、透過水の採水運転時は開閉弁V4 ,
V6 を閉にし、洗浄工程の際は開閉弁V3 ,V5 を閉に
すればよく、吸引管31と洗浄水供給管35を個々に採
水管18に接続したり、原水の給水管32と、洗浄水の
排水管36を個々に原水口14に接続する手数が省け
る。
【0017】又、気液分離筒部12を環状集水座13の
下面付近のレベルで、図示の如くフランジ接合12aで
上下に分離可能にしておくと、膜エレメント20の交換
の際、フランジ接合を外し、劃壁22の両側部を下方筒
部のスライド係合装置19内を上向きに摺動して膜エレ
メント毎、上部12bを上方に外し、膜及び隔壁の下端
が下部から上に出たら膜エレメントのポッティング部2
1を集水座13から下に抜き、新しい膜エレメントを上
述の操作を逆に行って容易に交換できる。又、このこと
は装置の完成当初に膜エレメントを組込む作業をも容易
にする。
下面付近のレベルで、図示の如くフランジ接合12aで
上下に分離可能にしておくと、膜エレメント20の交換
の際、フランジ接合を外し、劃壁22の両側部を下方筒
部のスライド係合装置19内を上向きに摺動して膜エレ
メント毎、上部12bを上方に外し、膜及び隔壁の下端
が下部から上に出たら膜エレメントのポッティング部2
1を集水座13から下に抜き、新しい膜エレメントを上
述の操作を逆に行って容易に交換できる。又、このこと
は装置の完成当初に膜エレメントを組込む作業をも容易
にする。
【0018】図5,6の第2実施例は、環状集水座13
の外周に複数の放射状の腕37を突設し、気液分離筒部
12の内周には上記腕37を下から支える環状の支持棚
38を設け、環状の支持棚38上に放射状の腕37を支
持することにより膜エレメント20を内周に取付けた環
状集水座を気液分離筒部12の内部に同心状に支持して
劃壁22と、中空管状膜23を下方筒部11の内部下方
まで垂下させると共に、環状集水座13の集水室13´
の頂部に下端が開口した集水管18を環状集水座の上面
に立設してその上端を気液分離筒部12の開放した上面
から上に位置させ、その上端に吸引ポンプP2 を有する
吸引管31と、ポンプP3 を有する洗浄水供給管35を
接続した点で、図1〜4の第1実施例と構成が相違する
が、第1実施例と同様にして透過水の採水運転と、中空
管状膜の洗浄が行える。
の外周に複数の放射状の腕37を突設し、気液分離筒部
12の内周には上記腕37を下から支える環状の支持棚
38を設け、環状の支持棚38上に放射状の腕37を支
持することにより膜エレメント20を内周に取付けた環
状集水座を気液分離筒部12の内部に同心状に支持して
劃壁22と、中空管状膜23を下方筒部11の内部下方
まで垂下させると共に、環状集水座13の集水室13´
の頂部に下端が開口した集水管18を環状集水座の上面
に立設してその上端を気液分離筒部12の開放した上面
から上に位置させ、その上端に吸引ポンプP2 を有する
吸引管31と、ポンプP3 を有する洗浄水供給管35を
接続した点で、図1〜4の第1実施例と構成が相違する
が、第1実施例と同様にして透過水の採水運転と、中空
管状膜の洗浄が行える。
【0019】第1実施例では気液分離筒部12の内部を
直径方向に横切る支持体17を設け、採水管18を上記
支持体17に半径方向に設けるため、気液分離筒部の上
部は、その下部や下方筒部11と別体に成形してフラン
ジ接合12aで組立てゝモジュール外筒10にしたが、
この第2実施例では、複数の放射状の腕37を気液分離
部の内周の環状の支持棚38上に受止めて環状集水座1
3を気液分離部12内に同心状に支持し、採水管18は
環状集水座13の上面中央に立設したのでモジュール外
筒10はプラスチックで一体成形することができる。
直径方向に横切る支持体17を設け、採水管18を上記
支持体17に半径方向に設けるため、気液分離筒部の上
部は、その下部や下方筒部11と別体に成形してフラン
ジ接合12aで組立てゝモジュール外筒10にしたが、
この第2実施例では、複数の放射状の腕37を気液分離
部の内周の環状の支持棚38上に受止めて環状集水座1
3を気液分離部12内に同心状に支持し、採水管18は
環状集水座13の上面中央に立設したのでモジュール外
筒10はプラスチックで一体成形することができる。
【0020】従って、この第2実施例の場合は、環状集
水座13を膜エレメント20毎、気液分離筒部12の上
端から上に抜き出し、ポッティング部を環状集水座から
抜いて古い膜エレメントを外し、新しい膜エレメントの
ポッティング部を環状集水座の内周に嵌めて取替え、環
状集水座を新しい膜エレメント毎、気液分離筒の内部に
上端から挿入し、環状集水座の外周から突出する腕37
を気液分離筒の内周の環状の支持棚38上に同心状に受
止めさせればよい。これにより新しい膜エレメントを容
易に交換できると共に、装置の完成当初に膜エレメント
を組込む作業も容易になる。
水座13を膜エレメント20毎、気液分離筒部12の上
端から上に抜き出し、ポッティング部を環状集水座から
抜いて古い膜エレメントを外し、新しい膜エレメントの
ポッティング部を環状集水座の内周に嵌めて取替え、環
状集水座を新しい膜エレメント毎、気液分離筒の内部に
上端から挿入し、環状集水座の外周から突出する腕37
を気液分離筒の内周の環状の支持棚38上に同心状に受
止めさせればよい。これにより新しい膜エレメントを容
易に交換できると共に、装置の完成当初に膜エレメント
を組込む作業も容易になる。
【0021】尚、上記第1、第2の実施例では中空管状
膜を中空糸膜として説明したが、中空管状膜がチューブ
ラー膜の場合は、膜の上端部をポッティング部21に固
定して中空部の上端をポッティング部の上面に開口さ
せ、一部のチューブラー膜を流路a、残部のチューブラ
ー膜を流路bに垂下させ、各チューブラー膜の下端を塞
いだり、ポッティングにより固定して塞げばよい。
膜を中空糸膜として説明したが、中空管状膜がチューブ
ラー膜の場合は、膜の上端部をポッティング部21に固
定して中空部の上端をポッティング部の上面に開口さ
せ、一部のチューブラー膜を流路a、残部のチューブラ
ー膜を流路bに垂下させ、各チューブラー膜の下端を塞
いだり、ポッティングにより固定して塞げばよい。
【0022】
【発明の効果】以上で明らかなように、本発明は、モジ
ュール外筒の下半部を小径の下方筒部、上半部を大径の
気液分離筒部にし、この気液分離筒部内に同心状に設け
た環状集水座に、膜エレメントの上端のポッティングを
嵌めて固定し、ポッティング部に上端を固定した多数本
の中空管状膜を下方筒部内に垂下させたので、モジュー
ル体積当りの膜充填面積を、中空環状膜を膜エレメント
の円筒ケースに設ける場合よりも、著しく大にできる。
そして、ポッティング部に上端を固定されて垂下する劃
壁が下方筒部の内部を、底部を除いて二つの流路a,b
に仕切り、前記管状中空膜の半分は流路a、他の半分は
流路bに位置させ、流路aとbに下から交互に空気を供
給することにより、空気のエアリフト作用で流路aを上
向流、流路bを下向流する循環流と、流路bを上向流、
流路aを下向流する循環流を形成でき、そのどちらの循
環流を行う原水からも透過水を採水することができると
共に、原水を上向流させるための気泡の剪断力によって
中空管状膜の外面に付着するゲル層を剥離することがで
きる。そして、流路a、又はb中で原水を上向流させた
気泡は膜エレメントの上方の気液分離筒の内部で分離さ
れて浮上するので、気泡が流路を下向流する水に巻込ま
れることはなく、気泡のエアリフト作用による循環流を
効率よく生じさせることができる。
ュール外筒の下半部を小径の下方筒部、上半部を大径の
気液分離筒部にし、この気液分離筒部内に同心状に設け
た環状集水座に、膜エレメントの上端のポッティングを
嵌めて固定し、ポッティング部に上端を固定した多数本
の中空管状膜を下方筒部内に垂下させたので、モジュー
ル体積当りの膜充填面積を、中空環状膜を膜エレメント
の円筒ケースに設ける場合よりも、著しく大にできる。
そして、ポッティング部に上端を固定されて垂下する劃
壁が下方筒部の内部を、底部を除いて二つの流路a,b
に仕切り、前記管状中空膜の半分は流路a、他の半分は
流路bに位置させ、流路aとbに下から交互に空気を供
給することにより、空気のエアリフト作用で流路aを上
向流、流路bを下向流する循環流と、流路bを上向流、
流路aを下向流する循環流を形成でき、そのどちらの循
環流を行う原水からも透過水を採水することができると
共に、原水を上向流させるための気泡の剪断力によって
中空管状膜の外面に付着するゲル層を剥離することがで
きる。そして、流路a、又はb中で原水を上向流させた
気泡は膜エレメントの上方の気液分離筒の内部で分離さ
れて浮上するので、気泡が流路を下向流する水に巻込ま
れることはなく、気泡のエアリフト作用による循環流を
効率よく生じさせることができる。
【図1】本発明による膜分離装置の一実施例の縦断側面
図である。
図である。
【図2】図1のII−II線での断面図である。
【図3】図1のIII−III線での断面図である。
【図4】図1のIV−IV線での断面図である。
【図5】本発明による膜分離装置の他の一実施例の縦断
側面図である。
側面図である。
【図6】図5のVI−VI線での断面図である。
10 モジュール外筒 11 モジュール外筒の下方筒部 12 モジュール外筒の気液分離筒部 13 モジュール外筒の環状集水座 13´ モジュール外筒の集水室 14 原水の供給口 15a 給気口 15b 給気口 16 濃縮水の取出口 18 採水管 20 膜エレメント 21 膜エレメントのポッティング部 22 膜エレメントの隔壁 23 膜エレメントの中空管状膜 31 透過水の吸引管 32 原水の給水管 33 圧縮空気源 35 洗浄水の供給管 36 洗浄排水の排水管 37 腕 38 支持棚 a 劃壁により仕切られた下方筒部内の一方の流路 b 劃壁により仕切られた下方筒部内の他方の流路 C 劃壁の上部で流路a,bを連通する空間 D 劃壁の上部で流路a,bを連通する空間 P1 原水の供給ポンプ P2 透過水の吸引ポンプ P3 洗浄水の供給ポンプ
Claims (1)
- 【請求項1】 下半部に小径の下方筒部、上半部に大径
の気液分離筒部を同心状に有し、前記下方筒部の上方に
位置して前記気液分離筒部内に設けられた環状集水座を
備えたモジュール外筒と、上記環状集水座に嵌めて固定
されるポッティング部、該ポッティング部に上端を固定
されて前記下方筒部の内部下方まで垂下し、下方筒部の
内部を二つの流路に仕切る劃壁、及び上記ポッティング
部に上端を固定され、中空な上端がポッティング部の上
面に開口し、前記隔壁により仕切られた二つの各流路の
内部に垂下する多数本の外圧型中空管状膜を有する膜エ
レメントとからなり、前記下方筒部の底部には原水の供
給口と、膜エレメントの隔壁で仕切られた二つの流路に
交互に圧縮空気を供給する二つの送気口とを設け、気液
分離筒部内の環状集水座には中空管状膜の中空部に透過
した透過水を吸引ポンプで採水する採水管を接続すると
共に、気液分離筒部には中空管状膜を透過しなかった濃
縮水の取出口を設けたことを特徴とする中空管状膜によ
る膜分離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23480796A JPH1076144A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 中空管状膜による膜分離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23480796A JPH1076144A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 中空管状膜による膜分離装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1076144A true JPH1076144A (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=16976707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23480796A Pending JPH1076144A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 中空管状膜による膜分離装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1076144A (ja) |
Cited By (25)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1996
- 1996-09-05 JP JP23480796A patent/JPH1076144A/ja active Pending
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